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抗葉酸受容体アルファ抗体およびその使用

阅读:1047发布:2020-05-27

专利汇可以提供抗葉酸受容体アルファ抗体およびその使用专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且本明細書において、葉酸受容体アルファに特異的である 抗体 およびその 抗原 結合性断片、関連するポリヌクレオチド、発現ベクター、ならびに記載される抗体を発現する細胞が記載される。記載される抗体およびその抗原結合性断片、ならびに関連するキットを使用して葉酸受容体アルファを検出する方法も提供される。本明細書において、記載される抗体およびその抗原結合性断片を使用して、葉酸受容体アルファ発現がんを診断するための方法も提供される。方法は、被験体に由来する試料中の葉酸受容体アルファの量を決定すること、およびこのレベルを、対照試料または参照試料中の葉酸受容体アルファのレベルと比較することを含む。,下面是抗葉酸受容体アルファ抗体およびその使用专利的具体信息内容。

葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である、単離された抗体またはその抗原結合性断片であって、以下: a.IMGTの方法によって規定される、配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号3のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号8のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号9のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号10のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3;または、 b.KABATの方法によって規定される、配列番号4のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号3のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号11のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号12のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号13のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3 を含む、単離された抗体またはその抗原結合性断片。前記抗体がマウスの抗体である、請求項1に記載の単離された抗体または抗原結合性断片。前記抗体のアイソタイプがIgGである、請求項1または2に記載の単離された抗体または抗原結合性断片。前記抗体がキメラである、請求項1に記載の単離された抗体または抗原結合性断片。前記抗体がヒト化されている、請求項1に記載の単離された抗体または抗原結合性断片。a.(a)の抗体または抗原結合性断片は、配列番号6のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、および配列番号14のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域を有する;または b.(b)の抗体または抗原結合性断片は、配列番号6のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、および配列番号14のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域を有する、 請求項1〜5のいずれか一項に記載の単離された抗体または抗原結合性断片。前記軽鎖可変領域が配列番号6のアミノ酸配列を有し、前記重鎖可変領域が配列番号14のアミノ酸配列を有する、請求項6に記載の単離された抗体または抗原結合性断片。葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的であり、配列番号6のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域および配列番号14のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含む単離された抗体またはその抗原結合性断片。葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的であり、配列番号7のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号15のアミノ酸配列を有する重鎖を含む単離された抗体またはその抗原結合性断片。受託番号PTA−123090を有するATCCに寄託された細胞系によって生成される、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的な単離された抗体。配列番号21および配列番号29のヌクレオチド配列を含む単離されたポリヌクレオチド。配列番号22および配列番号30のヌクレオチド配列を含む単離されたポリヌクレオチド。軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドであって、前記軽鎖可変領域は配列番号6のアミノ酸配列を含み、前記重鎖可変領域は配列番号14のアミノ酸配列を含む、単離されたポリヌクレオチド。軽鎖および重鎖を含む抗体をコードする単離されたポリヌクレオチドであって、前記軽鎖は配列番号7のアミノ酸配列を含み、前記重鎖は配列番号15のアミノ酸配列を含む、単離されたポリヌクレオチド。葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチド配列であって、 a.コードされる前記抗体の軽鎖CDR1は配列番号1のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の軽鎖CDR2は配列番号2のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の重鎖CDR1は配列番号8のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の重鎖CDR2は配列番号9のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の重鎖CDR3は配列番号10のアミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定され;または、 b.コードされる前記抗体の軽鎖CDR1は配列番号4のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の軽鎖CDR2は配列番号5のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の重鎖CDR1は配列番号11のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の重鎖CDR2は配列番号12のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の重鎖CDR3は配列番号13のアミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される、 単離されたポリヌクレオチド配列。a.配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号23、配列番号24および配列番号25;または b.配列番号19、配列番号20、配列番号18、配列番号26、配列番号27および配列番号28 のヌクレオチド配列を含む単離されたポリヌクレオチド。葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体軽鎖または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチド配列であって、 a.コードされる前記抗体の軽鎖CDR1は配列番号1のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の軽鎖CDR2は配列番号2のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定され;または b.コードされる前記抗体の軽鎖CDR1は配列番号4のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の軽鎖CDR2は配列番号5のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される、 単離されたポリヌクレオチド配列。葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体重鎖または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチド配列であって、 a.コードされる前記抗体の重鎖CDR1は配列番号8のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の重鎖CDR2は配列番号9のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の重鎖CDR3は配列番号10のアミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定され;または、 b.コードされる前記抗体の重鎖CDR1は配列番号11のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の重鎖CDR2は配列番号12のアミノ酸配列を含み、コードされる前記抗体の重鎖CDR3は配列番号13のアミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される、 単離されたポリヌクレオチド配列。請求項11〜18のいずれか一項に記載の単離されたポリヌクレオチドを含むベクター。請求項19に記載のベクターを含む組換え細胞。真核生物細胞、酵母細胞、植物細胞または細菌である、請求項20に記載の組換え細胞。前記真核生物細胞がCHO細胞である、請求項21に記載の組換え細胞。生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)を検出する方法であって、請求項1〜10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合性断片に前記試料を曝露させること、およびFRαを検出することを含む、方法。前記生体試料が、尿、血液、血清、血漿、唾液、腹、循環細胞、循環腫瘍細胞、組織関連でない細胞、組織、外科的に切除された腫瘍組織、生検材料、細針吸引試料または組織学的調製物に由来する、請求項23に記載の方法。前記生体試料がヒトまたは非ヒト霊長類に由来する、請求項23または24に記載の方法。前記抗体または抗原結合性断片が標識されている、請求項23〜25のいずれか一項に記載の方法。前記標識が、放射性標識、エピトープタグ、ビオチン、発色団標識、フルオロフォア標識、電気化学発光(ECL)標識または酵素である、請求項26に記載の方法。前記電気化学発光(ECL)標識がスルホ−タグである、請求項27に記載の方法。請求項1〜10のいずれか一項に記載の第2の抗体または抗原結合性断片に前記試料を曝露させることをさらに含む、請求項23〜28のいずれか一項に記載の方法。前記第2の抗体または抗原結合性断片が固体支持体に固定化されている、請求項29に記載の方法。前記第2の抗体または抗原結合性断片がビオチン化され、前記固体支持体がストレプトアビジンでコーティングされ、単離された前記抗体または抗原結合性断片がビオチンのストレプトアビジンへの結合によって前記固体支持体に固定化されている、請求項30に記載の方法。前記試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の存在が、ウェスタンブロット、免疫組織化学、免疫蛍光法、フローサイトメトリー、ラジオイムノアッセイ、免疫沈降、電気化学発光イムノアッセイ(ECLIA)またはELISAを使用して検出される、請求項23〜31のいずれか一項に記載の方法。前記試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の検出の前に前記試料が希釈される、請求項23〜32のいずれか一項に記載の方法。前記試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の検出の前に前記試料が遠心分離されるか、ボルテックスされるかまたはその両方が行われる、請求項23〜33のいずれか一項に記載の方法。前記試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)のレベルが定量化される、請求項23〜34のいずれか一項に記載の方法。前記試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の検出の前に前記試料がMORAb−003に曝露させられる、請求項23〜35のいずれか一項に記載の方法。生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)を検出する方法であって、 a.請求項1(a)、請求項1(b)もしくは請求項10の第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片、ならびに、配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を有する第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片、もしくは受託番号PTA−11884を有する単離された抗体に前記試料を曝露させること、または、 b.配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を有する第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片、もしくは受託番号PTA−11884を有する単離された抗体、ならびに請求項1(a)、請求項1(b)もしくは請求項10の第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片に前記試料を曝露させること を含み、前記第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、前記第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている、方法。前記生体試料が、尿、血液、血清、血漿、唾液、腹水、循環細胞、循環腫瘍細胞、組織関連でない細胞、組織、外科的に切除された腫瘍組織、生検材料、細針吸引試料または組織学的調製物に由来する、請求項37に記載の方法。前記生体試料がヒトまたは非ヒト霊長類に由来する、請求項37または38に記載の方法。前記試料中のFRαの検出の前に前記試料が希釈される、請求項37〜39のいずれか一項に記載の方法。前記試料中のFRαの検出の前に前記試料が遠心分離されるか、ボルテックスされるかまたはその両方が行われる、請求項37〜40のいずれか一項に記載の方法。前記標識が、放射性標識、エピトープタグ、ビオチン、発色団標識、フルオロフォア標識、電気化学発光(ECL)標識または酵素である、請求項37〜41のいずれか一項に記載の方法。前記電気化学発光(ECL)標識がスルホ−タグである、請求項42に記載の方法。前記第1の単離された抗体または抗原結合性断片がビオチン化され、前記固体支持体がストレプトアビジンでコーティングされ、前記第1の単離された抗体または抗原結合性断片がビオチンのストレプトアビジンへの結合によって前記固体支持体に固定化されている、請求項37〜43のいずれか一項に記載の方法。前記試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の存在が、ウェスタンブロット、免疫組織化学、免疫蛍光法、フローサイトメトリー、ラジオイムノアッセイ、免疫沈降、電気化学発光イムノアッセイ(ECLIA)またはELISAを使用して検出される、請求項37〜44のいずれか一項に記載の方法。前記試料中のFRαのレベルが定量化される、請求項37〜45のいずれか一項に記載の方法。前記試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の検出の前に前記試料がMORAb−003に曝露させられる、請求項37〜46のいずれか一項に記載の方法。被験体において葉酸受容体アルファ(FRα)発現がんを診断する方法であって、 a.前記被験体の生体試料を: i.請求項1から10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合性断片、または ii.請求項1から10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片 に曝露させること、 b.前記抗体または抗原結合性断片が結合する、前記試料中に存在するFRαの量を定量化すること; c.前記試料中に存在するFRαの量を公知の標準と比較すること;および d.前記被験体のFRαレベルが、がんに関連したFRαのレベルの範囲内に入るかどうか決定すること を含む、方法。被験体において葉酸受容体アルファ(FRα)発現がんをモニタリングする方法であって、 a.前記被験体の生体試料を: i.請求項1から10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合性断片、または ii.請求項1から10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片 に曝露させること、 b.前記抗体または抗原結合性断片が結合する、前記試料中に存在するFRαの量を定量化すること; c.前記試料中に存在するFRαの量を、 i.公知の標準、または ii.より早い時点で前記被験体から得られる生体試料と比較すること;および d.前記被験体のFRαレベルが、がんの進行、退縮または安定病態を示すかどうか決定すること を含む、方法。被験体において葉酸受容体アルファ(FRα)発現がんを処置する方法であって、 a.前記被験体の生体試料を: i.請求項1から10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合性断片、または ii.請求項1から10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片 に曝露させること、 b.前記抗体または抗原結合性断片が結合する、前記試料中に存在するFRαの量を定量化すること; c.前記試料中に存在するFRαの量を公知の標準と比較すること; d.前記被験体のFRαレベルが、がんに関連したFRαのレベルの範囲内に入るかどうか決定すること;および e.前記がんのための処置を前記被験体に投与するかまたは処方すること を含む、方法。前記抗体または抗原結合性断片が固体支持体に固定化されている、請求項48〜50のいずれか一項に記載の方法。前記抗体または抗原結合性断片がビオチン化され、前記固体支持体がストレプトアビジンでコーティングされ、単離された前記抗体または抗原結合性断片がビオチンのストレプトアビジンへの結合によって前記固体支持体に固定化されている、請求項48〜50のいずれか一項に記載の方法。前記被験体の生体試料を: a.請求項1から10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合性断片、または b.請求項1から10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片、 に曝露させるステップが、第2の抗体または抗原結合性断片に前記被験体の前記生体試料を曝露させることをさらに含む、請求項48〜52のいずれか一項に記載の方法。前記第2の抗体または抗原結合性断片が、配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3、または受託番号PTA−11884を有する単離された抗体もしくは抗原結合性断片を含む、請求項53に記載の方法。前記第2の抗体または抗原結合性断片が標識されている、請求項53または54に記載の方法。前記標識が、放射性標識、エピトープタグ、ビオチン、発色団標識、フルオロフォア標識、電気化学発光(ECL)標識または酵素である、請求項55に記載の方法。前記電気化学発光(ECL)標識がスルホ−タグである、請求項56に記載の方法。前記試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の存在が、ウェスタンブロット、免疫組織化学、免疫蛍光法、フローサイトメトリー、ラジオイムノアッセイ、免疫沈降、電気化学発光イムノアッセイ(ECLIA)またはELISAを使用して検出される、請求項48〜57のいずれか一項に記載の方法。前記FRα発現がんが卵巣がんである、請求項48〜58のいずれか一項に記載の方法。MORAb−003によるがんのための前記被験体の処置の後に実行される、請求項48〜59のいずれか一項に記載の方法。生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)の存在を検出するためのキットであって、 a.請求項1から10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合性断片、または b.請求項1から10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片、および c.配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を有する単離された抗体または抗原結合性断片、あるいは受託番号PTA−11884を有する単離された抗体もしくは抗原結合性断片;ならびに 不使用時に前記抗体を含有するための容器、および前記抗体の使用についての指示 を含む、キット。生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)の存在を検出するためのキットであって、 a.請求項1から10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合性断片、または b.請求項1から10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片、および c.配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を有する単離された抗体または抗原結合性断片、あるいは受託番号PTA−11884を有する単離された抗体もしくは抗原結合性断片 を含み、前記抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定されている、キット。生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)の存在を検出するためのキットであって、 a.請求項1から10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合性断片、または b.請求項1から10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片、および c.配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を有する単離された抗体または抗原結合性断片、あるいは受託番号PTA−11884を有する単離された抗体もしくは抗原結合性断片 を含み、前記抗原結合性断片は検出可能に標識されている、キット。

说明书全文

関連出願への相互参照 この出願は、2016年11月23日に出願された米国仮特許出願第62/425,752号(この全体は、参考として本明細書に援用される)の利益を主張する。

本明細書で提供される主題は、葉酸受容体アルファ(FRα)特異的抗体、ならびにこの抗体を使用してFRαを検出する方法およびFRα発現がんを診断、モニタリングまたは処置する方法に関する。

ヒトでは、葉酸に対する高親和性受容体には、4つのアイソフォーム:アルファ、ベータ、ガンマおよびデルタがある。アルファ、ベータおよびデルタの形態は、グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)アンカーによって細胞の膜に一般的に結合している。それらは細胞外およびエンドサイトーシスコンパートメントの間で再循環し、葉酸を細胞に輸送することが可能である。葉酸受容体の可溶性形態は、膜アンカー葉酸受容体に及ぼすプロテアーゼまたはホスホリパーゼの作用によって派生することがある。

葉酸受容体アルファ(FRα、FR−アルファ、FOLR−1またはFOLR1とも呼ばれる)は、脈絡叢、、甲状腺、腎臓、子宮、乳房、ファローピウス管、精巣上体および唾液腺のものを含む、様々な上皮組織において発現される。Weitman, S Dら、Cancer Res52巻:3396〜3401頁(1992年);Weitman S Dら、Cancer Res52巻:6708〜6711頁(1992年)。FRαの過剰発現は、様々ながん、例えば、肺がん(例えば、カルチノイド腫瘍および非小細胞肺がん、例えば腺癌);中皮腫;卵巣がん;腎臓がん;脳がん(例えば、未分化上衣細胞腫、小脳若年性重細胞性星状細胞腫および脳転移);子宮頸がん;鼻咽頭がん;中胚葉由来腫瘍;頭頸部の扁平上皮癌;子宮体がん;卵巣の乳頭状漿液性および類内膜腺癌、卵巣の漿液性嚢胞腺癌、乳がん;膀胱がん;膵臓がん;骨がん(例えば、高度骨肉腫);下垂体がん(例えば、下垂体腺腫);結腸直腸がんおよび髄質甲状腺がんにおいて観察されている。例えば、米国特許第7,754,698号;米国特許出願公開第2005/0232919号;国際公開番号WO2009/132081;Bueno Rら、J of Thoracic and Cardiovascular Surgery、121巻(2号):225〜233頁(2001年);Elkanat HおよびRatnam M. Frontiers in Bioscience、11巻、506〜519頁(2006年);Basalら、PLoS ONE、4巻(7号):6292頁(2009年);Fisher R E J Nucl Med、49巻:899〜906頁(2008年);Franklin, W Aら、Int J Cancer, 補遺8号:89〜95頁(1994年);Hartmann L Cら、Int J Cancer121巻:938〜942頁(2007年);Iwakiri Sら、Annals of Surgical Oncology、15巻(3号):889〜899頁(2008年);欧州特許公開第EP2199796号、Parker N.ら、Analytical Biochemistry、338巻:284〜293頁(2005年);Weitman, S Dら、Cancer Res52巻:3396〜3401頁(1992年);Saba N Fら、Head Neck、31巻(4号):475〜481頁(2009年);Yang Rら、Clin Cancer Res13巻:2557〜2567頁(2007年)を参照。一部のタイプのがん(例えば、頭頸部の扁平上皮癌)では、高レベルのFRα発現が不良な予後に関連しているが、他のタイプのがん(例えば、非小細胞肺がん)では、より高いレベルのFRα発現がより良好な予後に関連している。例えば、Iwakiri Sら、Annals of Surgical Oncology、15巻(3号):889〜899頁;Saba N Fら、Head Neck、31巻(4号):475〜481頁(2009年)を参照。 がんの早期検出は、生存率および生活の質を向上させる。早期検出および処置の可能性を向上させるために、FRα発現がんを診断するための、および既存のFRα発現がんをモニタリングするための非侵襲的方法への切迫した必要性が存在する。

Iwakiri Sら、Annals of Surgical Oncology、15巻(3号):889〜899頁

Saba N Fら、Head Neck(2009年)31巻(4号):475〜481頁

本明細書で、FRαに特異的に結合する抗体が提供される。提供される抗体をコードすることが可能な関連するポリヌクレオチド、提供される抗体を発現する細胞、ならびに関連するベクターおよび検出可能な抗体標識も記載される。さらに、FRαを検出し、卵巣がんを診断、モニタリングまたは処置するために提供される抗体を使用する方法が記載される。例えば、提供される抗体は、被験体において葉酸受容体アルファ発現がんを診断、モニタリングまたは処置するために使用することができる。

葉酸受容体アルファ(FRα)特異的抗体 本明細書において、FRαに特異的に結合する単離された抗体および抗原結合性断片が記載される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号9のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号10と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号4と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号4と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号5と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号11と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号12のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号13と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合断片は、マウス、IgG、キメラまたはヒト化されたものである。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号6のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号14のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含み、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

配列番号6のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号14のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号4と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

配列番号6と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号14と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号6と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号14と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。

配列番号7と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号15と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号7と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列、および配列番号15と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。

一部の実施形態では、FRα抗体は、受託番号PTA−123090を割り当てられた、2016年5月5日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される。

配列番号21と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号29と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号21と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号29と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号22と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号30と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号22と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号30と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

軽鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号6と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、重鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号14と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号6と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖可変領域アミノ酸配列は配列番号14と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖を含む抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号7と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、重鎖アミノ酸配列は、配列番号15と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖および重鎖を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号7と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖アミノ酸配列は配列番号15と実質的に同じであるかまたは同一である。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号1のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号9のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号10のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号1のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号9のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号10のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号4のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号5のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号11のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号12のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号13のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号4のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号5のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号11のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号12のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号13のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号23、配列番号24および配列番号25と実質的に類似しているかまたは同じである、単離されたポリヌクレオチドヌクレオチド配列が記載される。他の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号19、配列番号20、配列番号18、配列番号26、配列番号27および配列番号28と実質的に類似しているかまたは同じである。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号1のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号1のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号4のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号5のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号4のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号5のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号9のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号10のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号9のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号10のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号11のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号12のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号13のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号11のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号12のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号13のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

一部の実施形態では、本明細書で提供されるドメインをコードすることが可能な単離されたポリヌクレオチドは、抗体または抗原結合性断片を生成するために、同じかまたは異なるベクターに含まれてもよい。記載されるベクターを発現することが可能な細胞も、提供される。細胞は、真核生物細胞、酵母細胞、植物細胞または細菌であってよい。好ましい実施形態では、真核生物細胞は、CHO細胞である。

生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)を検出するための方法 本明細書で、生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)を検出するための方法が提供される。一部の実施形態では、本方法は、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つに試料を曝露させること、およびFRαを検出することを含む。一部の実施形態では、生体試料は、尿、血液、血清、血漿、唾液、腹、循環細胞、循環腫瘍細胞、組織関連でない細胞、組織、外科的に切除された腫瘍組織、生検材料、細針吸引試料または組織学的調製物に由来する。一部の実施形態では、生体試料は、ヒトまたは非ヒト霊長類に由来する。一部の実施形態では、抗体は標識されている。一部の実施形態では、標識は、放射性標識、エピトープタグ、ビオチン、発色団標識、フルオロフォア標識、電気化学発光(ECL)標識または酵素である。好ましい実施形態では、電気化学発光(ECL)標識は、スルホ−タグ(sulfo−tag)である。一部の実施形態では、本方法は、記載される抗体のうちのいずれか1つの第2の抗体または抗原結合性断片に試料を曝露させることをさらに含む。一部の実施形態では、第2の抗体または抗原結合性断片は、固体支持体に固定化されている。好ましい実施形態では、第2の抗体または抗原結合性断片はビオチン化され、固体支持体はストレプトアビジンでコーティングされ、単離された抗体または抗原結合性断片は、ビオチンのストレプトアビジンへの結合によって固体支持体に固定化されている。一部の実施形態では、試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の存在は、ウェスタンブロット、免疫組織化学、免疫蛍光法、フローサイトメトリー、ラジオイムノアッセイ、免疫沈降、電気化学発光イムノアッセイ(ECLIA)またはELISAを使用して検出される。一部の実施形態では、試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の検出の前に、試料は希釈される。一部の実施形態では、試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の検出の前に、試料は遠心分離されるか、ボルテックスされるか、またはその両方が行われる。一部の実施形態では、試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)のレベルが定量化される。一部の実施形態では、試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の検出の前に、試料はMORAb−003に曝露させられる。

本明細書で、生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)を検出するための方法も提供される。一部の実施形態では、本方法は、配列番号1と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む第1の単離された抗体または抗原結合性断片、または、配列番号4と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123090を割り当てられた、2016年5月5日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体、ならびに、配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を含む第2の単離された抗体または抗原結合性断片、または、受託番号PTA−11884を割り当てられた、2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される第2の単離された抗体に試料を曝露させることを含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、本方法は、配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を含む第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−11884を割り当てられた、2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体、ならびに、配列番号1と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号4と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123090を割り当てられた、2016年5月5日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される第2の単離された抗体に試料を曝露させることを含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

一部の実施形態では、生体試料は、尿、血液、血清、血漿、唾液、腹水、循環細胞、循環腫瘍細胞、組織関連でない細胞、組織、外科的に切除された腫瘍組織、生検材料、細針吸引試料または組織学的調製物に由来する。一部の実施形態では、生体試料は、ヒトまたは非ヒト霊長類に由来する。一部の実施形態では、抗体は標識されている。一部の実施形態では、標識は、放射性標識、エピトープタグ、ビオチン、発色団標識、フルオロフォア標識、電気化学発光(ECL)標識または酵素である。好ましい実施形態では、電気化学発光(ECL)標識は、スルホ−タグである。一部の実施形態では、第1の単離された抗体または抗原結合性断片はビオチン化され、固体支持体はストレプトアビジンでコーティングされ、単離された抗体または抗原結合性断片は、ビオチンのストレプトアビジンへの結合によって固体支持体に固定化されている。一部の実施形態では、試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の存在は、ウェスタンブロット、免疫組織化学、免疫蛍光法、フローサイトメトリー、ラジオイムノアッセイ、免疫沈降、電気化学発光イムノアッセイ(ECLIA)またはELISAを使用して検出される。一部の実施形態では、試料中のFRαのレベルが定量化される。一部の実施形態では、試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の検出の前に、試料はMORAb−003に曝露させられる。

葉酸受容体アルファ(FRα)発現がんを診断、モニタリングおよび処置するための方法 本明細書で、被験体において葉酸受容体アルファ(FRα)発現がんを診断するための方法が提供される。一部の実施形態では、記載される方法は、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つに被験体の生体試料を曝露させることを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つが結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片に、被験体の生体試料を曝露させることを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、抗体または抗原結合性断片が結合する、試料中に存在するFRαの量を定量化することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、試料中に存在するFRαの量を公知の標準と比較することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、被験体のFRαレベルががんに関連したFRαのレベルの範囲内に入るかどうか決定することを含む。

本明細書で、被験体において葉酸受容体アルファ(FRα)発現がんをモニタリングするための方法も記載される。一部の実施形態では、記載される方法は、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つに被験体の生体試料を曝露させることを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片に、被験体の生体試料を曝露させることを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、抗体または抗原結合性断片が結合する、試料中に存在するFRαの量を定量化することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、試料中に存在するFRαの量を公知の標準と比較することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、試料中に存在するFRαの量を、より早い時点で被験体から得られた生体試料と比較することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、被験体のFRαレベルががんの進行、退縮または安定病態を示すかどうか決定することを含む。

本明細書で、被験体において葉酸受容体アルファ(FRα)発現がんを処置するための方法も提供される。一部の実施形態では、記載される方法は、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つに被験体の生体試料を曝露させることを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つが結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片に、被験体の生体試料を曝露させることを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、抗体または抗原結合性断片が結合する、試料中に存在するFRαの量を定量化することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、試料中に存在するFRαの量を公知の標準と比較することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、被験体のFRαレベルががんに関連したFRαのレベルの範囲内に入るかどうか決定することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、がんのための処置を被験体に投与するかまたは処方することを含む。

本明細書に記載される方法の一部の実施形態では、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片が標識されている。一部の実施形態では、標識は、放射性標識、エピトープタグ、ビオチン、発色団標識、フルオロフォア標識、電気化学発光(ECL)標識または酵素である。好ましい実施形態では、電気化学発光(ECL)標識は、スルホ−タグである。

本明細書に記載される方法の一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体または抗原結合性断片である。本明細書に記載される方法の一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号4と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体または抗原結合性断片である。一部の実施形態では、FRα抗体は、受託番号PTA−123090を割り当てられた、2016年5月5日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号31と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号32と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号33と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号35と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号36と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号37と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を有する単離された抗体または抗原結合性断片、または、受託番号PTA−11884を割り当てられた、2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体もしくは抗原結合性断片である。

本明細書に記載される方法の一部の実施形態では、被験体の生体試料を、本明細書に記載される抗体もしくは抗原結合性断片のいずれか1つの抗体もしくは抗原結合性断片、または、本明細書に記載される抗体もしくは抗原結合性断片のいずれか1つの抗体もしくは抗原結合性断片が結合する葉酸受容体アルファ(FRα)のエピトープに結合することが可能な抗体もしくは抗原結合性断片に曝露させるステップは、FRαに結合することが可能な第2の抗体または抗原結合性断片に被験体の生体試料を曝露させることをさらに含む。

本明細書に記載される方法の一部の実施形態では、第2の抗体または抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。本明細書に記載される方法の一部の実施形態では、第2の抗体または抗原結合性断片は、配列番号4と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。本明細書に記載される方法の一部の実施形態では、第2の抗体または抗原結合性断片は、受託番号PTA−123090を割り当てられた、2016年5月5日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される、単離された抗体または抗原結合性断片である。一部の実施形態では、第2の抗体または抗原結合性断片は、配列番号31と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号32と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号33と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号35と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号36と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号37と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を有する単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−11884を割り当てられた、2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体もしくは抗原結合性断片である。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号31と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号32と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号33と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号35と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号36と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号37と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−11884を割り当てられた、2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体もしくは抗原結合性断片であり、第2の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片;配列番号4と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片であり;または、抗原結合性断片は、受託番号PTA−123090を割り当てられた、2016年5月5日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される、単離された抗体もしくは抗原結合性断片である。

一部の実施形態では、第2の抗体または抗原結合性断片は、固体支持体に固定化されている。一部の実施形態では、第2の抗体または抗原結合性断片はビオチン化され、固体支持体はストレプトアビジンでコーティングされ、単離された抗体または抗原結合性断片は、ビオチンのストレプトアビジンへの結合によって固体支持体に固定化されている。一部の実施形態では、試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の存在は、ウェスタンブロット、免疫組織化学、免疫蛍光法、フローサイトメトリー、ラジオイムノアッセイ、免疫沈降、電気化学発光イムノアッセイ(ECLIA)またはELISAを使用して検出される。一部の実施形態では、FRα発現がんは、卵巣がんである。一部の実施形態では、本方法は、MORAb−003によるがんのための被験体の処置の後に実行される。

発明のキット 本明細書で、生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)の存在を検出するためのキットが提供される。一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つを含有することができる。一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つが結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片を含有することができる。一部の実施形態では、キットは、配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−11884を割り当てられた、2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 UniversityBlvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体もしくは抗原結合性断片を含有することができる。一部の実施形態では、キットは、不使用時に抗体を含有するための容器、および抗体の使用についての指示を含有することができる。

本明細書で、生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)の存在を検出するためのキットも提供される。一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片を含有することができ、ここで、抗体または抗原結合性断片は、固体支持体に固定されている。一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片を含有することができ、ここで、抗体または抗原結合性断片は、固体支持体に固定されている。一部の実施形態では、キットは、配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−11884を割り当てられた、2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体もしくは抗原結合性断片を含有することができ、ここで、抗体または抗原結合性断片は、固体支持体に固定されている。

本明細書で、生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)の存在を検出するためのキットも記載される。一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片を含有することができ、ここで、抗体または抗原結合性断片は、検出可能に標識されている。一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片を含有することができ、ここで、抗体または抗原結合性断片は、検出可能に標識されている。一部の実施形態では、キットは、配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−11884を割り当てられた、2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体もしくは抗原結合性断片を含有することができ、ここで、抗体または抗原結合性断片は、検出可能に標識されている。

図1は、非還元条件下のSDS−PAGEによる葉酸受容体アルファ(FRαまたはFOLR1)の泳動パターンを示す。FRαは、生来の(レーン2)または還元およびアルキル化された(レーン3)形態において評価した。

図2Aは、13個の捕捉抗体および13個の検出抗体のペアワイズ組み合わせからもたらされる光強度カウントを示す。

図2Bは、13個の捕捉抗体および13個の検出抗体のペアワイズ組み合わせからもたらされる平均のシグナル対バックグラウンド(S/B)値を示す。

図3Aは、500pg/mLの濃度のタグ無しの組換え精製FRαを含有する対照キャリブレータ溶液中の、13個の捕捉抗体および13個の検出抗体のペアワイズ組み合わせについての、10μg/mLのMORAb−003を加えた後のパーセント干渉/薬物抑制を示す。

図3Bは、血清試料中の、13個の捕捉抗体および13個の検出抗体のペアワイズ組み合わせについての、10μg/mLのMORAb−003を加えた後のパーセント干渉/薬物抑制を示す。比較のために、陽性対照を右上のに置く。パーセント干渉=(MORAb−003有りのシグナル − ブランク)/(MORAb−003無しのシグナル − ブランク)。

図4は、他の抗体対と比較したときの、24H8.D3および19D4.B7を捕捉および検出抗体の両方として使用したときの希釈線形性(dilution linearity)の例を示す。希釈調整濃度は1:20希釈の濃度に正規化し、灰色部分はスクリーニングの間に考慮されなかった抗体組み合わせを表す。

図5Aおよび5Bは、FRαの標準曲線およびヒルスロープを示す。図5Aは、規定の捕捉抗体のための濃度に対してプロットされ、4つの検出抗体のうちの1つと対にされたシグナルのグラフを示す。図5Bは、試験した抗体対の標準曲線およびヒルスロープデータを示す。

図5Aおよび5Bは、FRαの標準曲線およびヒルスロープを示す。図5Aは、規定の捕捉抗体のための濃度に対してプロットされ、4つの検出抗体のうちの1つと対にされたシグナルのグラフを示す。図5Bは、試験した抗体対の標準曲線およびヒルスロープデータを示す。

図6は、標準試料の濃度(pg/mL)に対してプロットされた、6回の連続した試行にわたるFRα標準試料の光強度カウントのグラフを示す。

図7A〜7Dは、5個の血清試料および5個の尿試料のFRαシグナルおよびFRα希釈線形性曲線を図示する。図7Aは、10、20、40、80、160および320倍の希釈時における、8個の標準FRα試料および5個の血清試料(x軸)の光強度カウント(y軸)のグラフを示す。図7Bは、5つ全ての血清試料(x軸)についての希釈倍率に対してプロットされたパーセント正規化回収(y軸)のグラフを示す。図7Cは、10、20、40、80、160および320倍の希釈時における、8個の標準FRα試料および5個の尿試料(x軸)の光強度カウント(y軸)のグラフを示す。図7Dは、5つ全ての尿試料(x軸)についての希釈倍率に対してプロットされた%正規化回収(y軸)のグラフを示す。

図8Aおよび8Bは、FRαの血清および尿のスパイク回収値を図示する。5個の血清試料および5個の尿試料は、高(H)、中(M)および低(L)レベルのFRαキャリブレータでスパイクし、対照希釈剤を用いて試行した。パーセント正規化回収は、予想回収値と比較してy軸にプロットし、スパイクレベルはx軸にプロットした。図8Aは、5個の血清試料からの結果を示し、図8Bは、5個の尿試料からの結果を示す。

図9は、二連での尿および血清/血漿試料のパーセント変動係数(CV)値を示す。

図10Aは、100μg/mLのMORAb−003有り無しの血漿および血清試料中のFRαレベルのパーセント阻害を図示し、ここで、パーセント阻害=(希釈剤 − MORAb−003)/希釈剤である。図10Bは、対照の希釈剤処理血清または血漿試料におけるFRαレベル(x軸)に対する、100μg/mLのMORAb−003で処理した血清または血漿試料におけるFRαレベル(y軸)のプロットであり、図10Cは、図10Bの曲線のボックス内の下端の拡大図である。血清および血漿についてのR

2値も、図10Cに提供される。

図11は、8個の標準試料、MORAb−003有り無しの血清および血漿試料、ならびにスポットおよびAM尿試料(x軸)のFRα光強度カウント(y軸)のグラフを示す。

図12Aおよび12Bは、24H8.D3(図12A)および19D4.B7(図12B)のための抗体特徴付けプロファイルを、毛細管等電点電気泳動(cIEF)、動的光散乱(DLS)およびexperion自動電気泳動特徴付け試験からの結果と一緒に示す。

以下の記載は、FRαに特異的に結合する抗体を特徴付ける。提供される抗体をコードすることが可能な関連するポリヌクレオチド、提供される抗体を発現する細胞、ならびに関連するベクターおよび検出可能な抗体標識も記載される。さらに、FRαを検出し、卵巣がんを診断、モニタリングまたは処置するために提供される抗体を使用する方法が記載される。例えば、提供される抗体は、被験体において葉酸受容体アルファ発現がんを診断、モニタリングまたは処置するために使用することができる。

定義 記載の態様に関する様々な用語が、明細書および特許請求の範囲全体で使用される。そのような用語は、別途指示がない限り当技術分野でのそれらの通常の意味が与えられる。他の具体的に定義される用語は、本明細書で提供される定義と一貫して解釈されるべきである。

本明細書および添付の特許請求の範囲で使用されるように、内容が明らかに他のものを指示しない限り、単数形「a」、「an」および「the」は複数形を含む。したがって、例えば、「細胞」への言及は、2つまたはそれよりも多くの細胞の組み合わせなどを含む。

本明細書で使用される場合、用語「約」は、量、時間的期間などの測定可能な値を指すときは、指定された値から最高±10%の変動を包含するものである;なぜなら、そのような変動が開示される方法を実行するのに適当であるからである。別途指示がない限り、成分の量、特性、例えば本明細書および特許請求の範囲で使用される分子量、反応条件などを表す全ての数字は、全ての場合において用語「約」によって修飾されることを理解するべきである。したがって、反対の指示がない限り、以下の明細書および添付の特許請求の範囲で示される数字パラメーターは、本発明によって得ようとする所望の特性によって異なってもよい近似値である。少なくとも、および均等の原則の適用を特許請求の範囲に限定しようとするものではないが、各数字パラメーターは、少なくとも報告される有効桁数に照らして、および通常の丸め技術を適用することによって解釈されるべきである。

本発明の広い範囲を示す数値範囲およびパラメーターは近似値であるにもかかわらず、具体的な実施例に示す数値はできるだけ正確に報告される。しかし、いかなる数値も、それらのそれぞれの試験測定値で見られる標準偏差から必然的に生じる一定の誤差を本来的に有する。

「単離された」は、生体構成成分(核酸、ペプチドまたはタンパク質など)が、その構成成分が天然に存在する生物体の他の生体構成成分、すなわち他の染色体および染色体外のDNAおよびRNA、ならびにタンパク質から実質的に分離されているか、別個に生成されているか、または精製されていることを意味する。したがって、「単離された」核酸、ペプチドおよびタンパク質には、標準の精製方法によって精製された核酸およびタンパク質が含まれる。「単離された」核酸、ペプチドおよびタンパク質が組成物の一部であってもそのような組成物がその核酸、ペプチドまたはタンパク質の生来の環境の一部でないならば、それらは単離されている、ということもあり得る。本用語は、宿主細胞での組換え発現によって調製される核酸、ペプチドおよびタンパク質、ならびに化学合成される核酸も包含する。

「核酸分子」または「核酸」と同義的に呼ばれる「ポリヌクレオチド」は、任意のポリリボヌクレオチドまたはポリデオキシリボヌクレオチドを指し、それらは非改変RNAもしくはDNAまたは改変RNAもしくはDNAであってよい。「ポリヌクレオチド」には、限定されずに、一本鎖および二本鎖のDNA、一本鎖および二本鎖の領域の混合物であるDNA、一本鎖および二本鎖のRNA、ならびに一本鎖および二本鎖の領域の混合物であるRNA、一本鎖であるか、より一般的には二本鎖であるか、または一本鎖および二本鎖の領域の混合物であってよい、DNAおよびRNAを含むハイブリッド分子が含まれる。さらに、「ポリヌクレオチド」は、RNAまたはDNAまたはRNAおよびDNAの両方を含む三本鎖の領域を指す。用語ポリヌクレオチドには、安定性のためにまたは他の理由のために1つまたは複数の改変された塩基を含有するDNAまたはRNAおよび改変された主鎖を有するDNAまたはRNAも含まれる。「改変された」塩基には、例えば、トリチル化塩基および非通常塩基、例えばイノシンが含まれる。様々な改変をDNAおよびRNAに加えることができる;したがって、「ポリヌクレオチド」は、天然に一般的に見出されるような化学的、酵素的または代謝的に改変された形態のポリヌクレオチド、ならびにウイルスおよび細胞に特徴的なDNAおよびRNAの化学形態を包含する。「ポリヌクレオチド」は、しばしばオリゴヌクレオチドと呼ばれる比較的短い核酸鎖も包含する。

「実質的に同じ」の意味は、その用語が使用される場面によって異なることができる。重鎖および軽鎖ならびにそれらをコードする遺伝子の間に存在する可能性がある天然の配列変動のために、本明細書に記載されるアミノ酸配列または抗体もしくは抗原結合性断片をコードする遺伝子の中に、それらの固有の結合特性(例えば、特異性および親和性)にほとんどまたは全く影響しない、多少のレベルの変動が見出されることが予想されるであろう。そのような予想は、ひとつには遺伝子コードの縮重、ならびにコードされるタンパク質の性質をあまり変更しない、保存的なアミノ酸配列の変動の進化上の成功のせいである。したがって、核酸配列との関連で、「実質的に同じ」は、2つまたはそれよりも多くの配列の間の少なくとも65%の同一性を意味する。好ましくは、この用語は、2つまたはそれよりも多くの配列の間の少なくとも70%の同一性、より好ましくは少なくとも75%の同一性、より好ましくは少なくとも80%の同一性、より好ましくは少なくとも85%の同一性、より好ましくは少なくとも90%の同一性、より好ましくは少なくとも91%の同一性、より好ましくは少なくとも92%の同一性、より好ましくは少なくとも93%の同一性、より好ましくは少なくとも94%の同一性、より好ましくは少なくとも95%の同一性、より好ましくは少なくとも96%の同一性、より好ましくは少なくとも97%の同一性、より好ましくは少なくとも98%の同一性、およびより好ましくは少なくとも99%またはそれよりも高い同一性を指す。そのような同一性は、nBLASTアルゴリズムを使用して決定することができる(Altschulら、(1990年)Proc. Natl. Acad. Sci. USA87巻:2264〜8頁;KarlinおよびAltschul(1993年)Proc. Natl. Acad. Sci. USA90巻:5873〜7頁)。

タンパク質機能に実質的な影響を及ぼさずにタンパク質のアミノ酸配列の中に存在することができる変動の程度は、核酸配列のそれよりもかなり低い。なぜなら、同じ縮重原理がアミノ酸配列に適用されないからである。したがって、抗体または抗原結合性断片との関連で、「実質的に同じ」は、記載される抗体または抗原結合性断片と90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%または99%の同一性を有する抗体または抗原結合性断片を意味する。他の実施形態は、本明細書に記載される抗体および抗原結合性断片と有意な同一性を共有しないが、本明細書に記載されるそのような配列と90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%または99%同一である、結合を付与するのに必要である1つまたは複数のCDRまたは他の配列が組み込まれているフレームワーク、足場、または他の非結合性領域を有するFRα特異的抗体または抗原結合性断片を含む。

「ベクター」は、別の核酸セグメントを作動可能に挿入してそのセグメントの複製または発現をもたらすことができる、プラスミド、ファージ、コスミドまたはウイルスなどのレプリコンである。

DNAなどの外因性または異種の核酸が細胞内に導入されているとき、細胞は「形質転換」されている。形質転換性のDNAは、細胞のゲノムに組み込まれても(共有結合する)、組み込まれなくてもよい。例えば原核生物、酵母および哺乳動物の細胞では、形質転換性のDNAはプラスミドなどのエピソームエレメントの上で維持することができる。真核生物に関しては、安定的に形質転換された細胞または「安定した細胞」は、形質転換性のDNAを含有する娘細胞の集団を含む細胞系またはクローンを樹立する真核細胞の能によって実証される。「クローン」は、有糸分裂によって単一の細胞または共通の先祖から派生する、細胞の集団である。「細胞系」は、多世代にわたって安定したin vitro増殖が可能である、初代細胞のクローンである。本明細書で提供される一部の例では、細胞にDNAをトランスフェクトすることによって、細胞は形質転換される。

用語「発現する」および「生成する」は、本明細書において同義的に使用され、遺伝子産物の生合成を指す。これらの用語は、RNAへの遺伝子の転写を包含する。これらの用語は、1つまたは複数のポリペプチドへのRNAの翻訳も包含し、全ての天然に存在する転写後および翻訳後の改変をさらに包含する。抗体またはその抗原結合性断片の発現または生成は、細胞の細胞質の中でのものであってよく、または細胞培養の増殖培地などの細胞外環境の中へのものであってもよい。

用語「処置する」または「処置」は、任意の客観的または主観的なパラメーター、例えば、症状の軽減、寛解、減少、または患者にとって状態をより耐容性にすること、変性または減退の速度の減速、変性の最終時点をより消耗性でないものにすること、被験体の肉体的もしくは精神的な健康を向上させること、または生存期間を延長することを含む、損傷、病理または状態の減弱または好転におけるあらゆる成功または成功の指標を指す。処置は、身体検査、神経学的検査または精神医学的な評価の結果を含む、客観的または主観的なパラメーターによって評価することができる。

特に明記しない限り、「抗体」は、各アイソタイプの様々なモノマーおよびポリマー形態を含む免疫グロブリンの全てのアイソタイプ(IgG、IgA、IgE、IgM、IgDおよびIgY)を指す。

抗原結合性断片は、特定の抗原への結合親和性を示すことができる任意のタンパク性構造体である。一部の抗原結合性断片は、親抗体分子の抗原結合特異性を保持する、インタクトな抗体の部分で構成される。例えば、抗原結合性断片は、特定の抗原に結合することが公知である抗体の少なくとも1つの可変領域(重鎖または軽鎖可変領域)または1つまたは複数のCDRを含むことができる。適する抗原結合性断片の例には、限定されずに、ダイアボディ(diabody)および単鎖分子、ならびにFab、F(ab’)2、Fc、FabcおよびFv分子、単鎖(Sc)抗体、個々の抗体軽鎖、個々の抗体重鎖、抗体鎖またはCDRと他のタンパク質の間のキメラ融合、タンパク質足場、重鎖モノマーまたはダイマー、軽鎖モノマーまたはダイマー、1本の重鎖および1本の軽鎖からなるダイマーなどが含まれる。抗原結合性断片を生成するために、全ての抗体アイソタイプを使用することができる。さらに、抗原結合性断片は、目的の所与の抗原への親和性を付与する配向でポリペプチドセグメントを首尾よく組み込むことができる、タンパク質足場などの非抗体タンパク性フレームワークを含むことができる。抗原結合性断片は、組換えで生成することができるか、インタクトな抗体の酵素的または化学的切断によって生成することができる。「抗体またはその抗原結合性断片」という句は、所与の抗原結合性断片にその句で言及される抗体の1つまたは複数のアミノ酸セグメントが組み込まれていることを意味するために使用することができる。本発明のCDR配列は、KABATの方法(Kabat, E. A.ら、Sequences of Proteins of Immunological Interest、第5版、U.S. Department of Health and Human Services、U.S. Government Printing Office (1991年))またはinternational ImMunoGeneTics(IMGT)の方法(Lefranc, M.−P.ら(2005年)。IMGT、international ImMunoGeneTics information system(登録商標)。Nucl. Acids Res.33巻、D593〜D597頁)を使用して規定される。

抗体または抗体断片との関連で使用されるとき、「特異的結合」は、目的のタンパク質の1つまたは複数のエピトープへの免疫グロブリン遺伝子または免疫グロブリン遺伝子の断片によってコードされるドメインを通した結合を表すが、それは、抗原性分子の混合した集団を含有する試料中の他の分子を実質的に認識して結合することはない。一般的に、表面プラズモン共鳴アッセイまたは細胞結合アッセイによって測定したとき、抗体は、約1×10−8M未満のKdで同族の抗原に結合する。

用語「被験体」は、ヒトおよび非ヒト動物、例えば、全ての脊椎動物、例えば哺乳動物および非哺乳動物、例えば非ヒト霊長類、マウス、ウサギ、ヒツジ、イヌ、ネコ、ウマ、ウシ、ニワトリ、両生類および爬虫類を指す。記載される方法の多くの実施形態では、被験体はヒトである。

本明細書で使用される場合、用語「葉酸受容体アルファ」(FRα、FR−アルファ、FOLR−1またはFOLR1とも呼ばれる)は、葉酸に対する高親和性受容体のアルファアイソフォームを指す。膜結合FRαは、グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)アンカーによって、細胞表面に付着している。FRαの可溶性形態は、膜アンカー葉酸受容体に及ぼすプロテアーゼまたはホスホリパーゼの作用によって導くことができる。ヒトFRαのアミノ酸配列は、本明細書において配列番号293で示される。バリアント、例えば、少なくとも1つのアミノ酸置換を含有する天然に存在する対立遺伝子のバリアントまたは配列は、本明細書で使用する用語に包含される。当業者によって認められるように、ヒトFRαの細胞関連および非細胞関連の形態は、配列番号293のバリアント形態を包含することができる。

本明細書で使用される場合、用語「試料」は、被験体から単離された類似の流体、細胞または組織の収集物(例えば、外科的に切除された腫瘍組織、生検材料、例えば細針吸引)、ならびに被験体の中に存在する流体、細胞または組織を指す。一部の実施形態では、試料は体液である。体液は一般的に生理的温度の液体であり、被験体または生物学的供給源に存在する、それから引き抜かれる、発現される、さもなければ抽出される、天然に存在する流体を含むことができる。ある特定の体液は特定の組織、臓器または局在化された領域に由来し、ある特定の他の体液は被験体または生物学的供給源により全般的に、または全身的に位置してもよい。体液の例には、血液、血清および漿膜液(serosal fluid)、血漿、リンパ液、尿、唾液、嚢胞液(cystic fluid)、涙液、糞便、痰、分泌組織および臓器の粘膜分泌物、膣分泌物、腹水液、例えば非固形腫瘍と関連するもの、胸膜、心膜、腹膜、腹部および他の体腔の流体、気管支洗浄によって採集される流体などが含まれる。

体液には、被験体または生物学的供給源と接触した液体溶液、例えば、細胞および臓器培養培地、例えば細胞または臓器馴化培地、洗浄液などを含めることもできる。本明細書で使用される場合、用語「試料」は、被験体から除去される物質または被験体に存在する物質を包含する。

FRα発現がんの進行との関連で使用される用語「進行」は、より重篤ではない状態からより重篤な状態へのがんの変化を含む。これは、腫瘍の数または重症度、転移程度、がんが増殖または拡散する速度の増加などを含むことができる。例えば、「卵巣がんの進行」は、そのようながんのより重篤ではない状態からより重篤な状態への進行、例えばステージIからステージII、ステージIIからステージIIIなどへの進行を含む。

FRα発現がんの退縮との関連で使用される用語「退縮」は、より重篤な状態からより重篤ではない状態へのがんの変化を含む。これは、腫瘍の数または重症度、転移程度、がんが増殖または拡散する速度の低下などを含むことができる。例えば、「卵巣がんの退縮」は、そのようながんのより重篤な状態からより重篤ではない状態への退縮、例えばステージIIIからステージII、ステージIIからステージIなどへの進行を含む。

安定したFRα発現がんとの関連で使用される用語「安定した」は、臨床的に関連する期間にわたって進行性のがんまたは退縮性のがんと考えるのに有意に十分に変化しないまたは変化していない疾患状態を記載するものである。

本明細書に記載される実施形態は、特定の方法、試薬、化合物、組成物または生物システムに限定されず、それらは、当然ながら異なることができる。

FRα特異的抗体および抗原結合性断片 本明細書において、FRαに特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体または抗原結合性断片が記載される。抗体分子の一般的な構造は、重鎖および軽鎖を含む抗原結合性ドメイン、ならびに補体結合および抗体受容体への結合を含む様々な機能を果たすFcドメインを含む。

記載される抗体または抗原結合性断片には、全てのアイソタイプ、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgM、ならびに4鎖免疫グロブリン構造の合成多量体が含まれる。記載される抗体または抗原結合性断片には、雌鶏または七面鳥の血清および雌鶏または七面鳥の卵黄で一般的に見出されるIgYアイソタイプも含まれる。

本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片は、様々な形態で存在することができるが、表1に示す抗体可変ドメインセグメントまたはCDRの1つまたは複数を含む。

本明細書において、FRαに特異的に結合する単離された抗体および抗原結合性断片が記載される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号9のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号10と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号4と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号4と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号5と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号11と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号12のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号13と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、FRαに特異的に結合する単離された抗体および抗原結合性断片が記載される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号55と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号56と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号62と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号63と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号64と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号55と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号56と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号57と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号62と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号63のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号64と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号58と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号59と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号65と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号66と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号64と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号58と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号59と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号57と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号65と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号66のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号64と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、FRαに特異的に結合する単離された抗体および抗原結合性断片が記載される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号84と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号85と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号86と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号90と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号91と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号92と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号84と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号85と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号86と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号90と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号91のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号92と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号87と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号32と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号86と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号93と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号94と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号95と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号87と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号32と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号86と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号93と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号94のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号95と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、FRαに特異的に結合する単離された抗体および抗原結合性断片が記載される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号112と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号113と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号118と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号119と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号120と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号112と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号113と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号118と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号119のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号120と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号114と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号115と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号113と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号121と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号122と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号123と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号114と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号115と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号113と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号121と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号122のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号123と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、FRαに特異的に結合する単離された抗体および抗原結合性断片が記載される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号55と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号140と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号141と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号145と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号146と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号147と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号55と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号140と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号141と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号145と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号146のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号147と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号58と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号142と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号141と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号148と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号149と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号150と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号58と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号142と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号141と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号148と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号149のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号150と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、FRαに特異的に結合する単離された抗体および抗原結合性断片が記載される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号55と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号56と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号168と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号169と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号170と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号55と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号56と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号57と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号168と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号169のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号170と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号58と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号59と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号171と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号172と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号173と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号58と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号59と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号57と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号171と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号172のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号173と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、FRαに特異的に結合する単離された抗体および抗原結合性断片が記載される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号187と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号188と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号194と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号195と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号196と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号187と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号188と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号189と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号194と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号195のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号196と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号190と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号191と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号197と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号198と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号199と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号190と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号191と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号189と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号197と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号198のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号199と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、FRαに特異的に結合する単離された抗体および抗原結合性断片が記載される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号217と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号188と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号194と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号221と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号196と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号217と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号188と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号189と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号194と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号221のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号196と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号218と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号191と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号197と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号222と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号199と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号218と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号191と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号189と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号197と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号222のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号199と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、FRαに特異的に結合する単離された抗体および抗原結合性断片が記載される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号233と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号234と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号235と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号194と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号195と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号240と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号233と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号234と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号235と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号194と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号195のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号240と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号236と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号237と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号235と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号241と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号198と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号242と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号236と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号237と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号235と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号241と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号198のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号242と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、FRαに特異的に結合する単離された抗体および抗原結合性断片が記載される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号257と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号188と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号258と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号262と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号263と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号257と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号188と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号258と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号262のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号263と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号259と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号191と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号258と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号264と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号265と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号266と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号259と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号191と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号258と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号264と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号265のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号266と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、FRαに特異的に結合する単離された抗体および抗原結合性断片が記載される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号9のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号10と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号4と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号115と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号4と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号115と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号11と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号12のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号13と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

実施例のセクションに開示される抗体または抗原結合性断片は、マウスに由来する。組換え手段によって、類似の抗体を任意の種から導くことができる。例えば、抗体または抗原結合性断片は、キメラのラット、ヤギ、ウマ、ブタ、ウシ、ニワトリ、ウサギ、ラクダ科の動物、ロバ、ヒトなどのものであってよい。ヒトへの投与で使用するために、非ヒト由来の抗体または抗原結合性断片を、ヒト患者への投与の際に抗原性がより低いように、遺伝子的にまたは構造的に変更することができる。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片はキメラである。本明細書で使用される場合、用語「キメラ」は、非ヒト哺乳動物、齧歯類または爬虫類の抗体アミノ酸配列に由来する少なくとも1つの可変ドメインの少なくとも一部の部分を有するが、抗体またはその抗原結合性断片の残りの部分はヒトに由来する、抗体またはその抗原結合性断片を指す。例えば、キメラ抗体は、マウス抗原結合性ドメインとヒトFcまたは他のそのような構造ドメインとを含むことができる。

一部の実施形態では、抗体は、ヒト化抗体である。ヒト化抗体は、非ヒト免疫グロブリンに由来する最小限の配列を有する、キメラ免疫グロブリン、その免疫グロブリン鎖または断片(例えば、抗体のFv、Fab、Fab’、F(ab’)2または他の抗原結合性部分配列)であってよい。ほとんどの場合、ヒト化抗体は、レシピエントの相補性決定領域(CDR)からの残基が、所望の特異性、親和性および能力を有する、マウス、ラットまたはウサギなどの非ヒトの種のCDR(ドナー抗体)からの残基によって置き換えられる、ヒト免疫グロブリン(レシピエント抗体)である。一般に、ヒト化抗体は少なくとも1つの、および一般的に2つの可変ドメインの実質的に全てを含み、ここで、CDR領域の全てまたは実質的に全ては非ヒト免疫グロブリンのそれらに相当し、フレームワーク領域の全てまたは実質的に全てはヒト免疫グロブリン配列のそれらである。ヒト化抗体は、免疫グロブリン定常領域(Fc)、一般的にヒト免疫グロブリンのそれの、少なくとも一部を含むことができる。

配列番号6のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号14のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

配列番号6のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号14のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号4と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

配列番号47のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号49のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

配列番号47のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号49のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号4と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

配列番号60のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号67のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号55と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号56と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号62と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号63と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号64と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

配列番号60のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号67のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号58と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号59と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号65と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号66と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号64と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

配列番号88のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号96のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号84と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号85と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号86と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号90と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号91と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号92と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

配列番号88のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号96のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号87と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号32と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号86と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号93と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号94と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号95と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

配列番号116のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号124のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号112と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号113と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号118と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号119と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号120と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

配列番号116のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号124のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号114と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号115と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号113と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号121と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号122と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号123と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

配列番号143のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号151のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号55と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号140と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号141と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号145と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号146と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号147と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

配列番号143のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号151のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号58と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号142と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号141と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号148と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号149と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号150と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

配列番号166のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号174のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号55と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号56と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号168と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号169と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号170と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

配列番号166のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号174のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号58と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号59と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号171と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号172と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号173と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

配列番号192のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号200のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号187と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号188と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号194と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号195と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号196と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

配列番号192のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号200のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号190と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号191と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号197と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号198と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号199と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

配列番号219のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号223のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号217と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号188と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号194と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号221と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号196と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

配列番号219のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号223のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号218と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号191と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号197と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号222と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号199と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

配列番号238のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号243のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号233と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号234と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号235と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号194と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号195と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号240と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

配列番号238のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号243のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号236と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号237と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号235と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号241と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号198と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号242と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

配列番号260のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号267のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号257と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号188と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号258と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号262と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号263と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

配列番号260のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号267のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号259と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号191と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号258と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号264と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号265と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号266と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

配列番号282のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号284のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

配列番号282のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号284のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域アミノ酸配列を含む抗体または抗原結合性断片も開示され、ここで、抗体または抗原結合性断片は、配列番号4と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号115と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

配列番号6と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号14と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号6と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号14と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。

配列番号7と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号15と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号7と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列、および配列番号15と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。

配列番号47と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号49と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号47と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号49と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。

配列番号48と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号50と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号48と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列、および配列番号50と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。

配列番号60と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号67と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号60と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号67と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。

配列番号61と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号68と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号61と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列、および配列番号68と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。

配列番号88と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号96と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号88と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号96と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。

配列番号89と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号97と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号89と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列、および配列番号97と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。

配列番号116と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号124と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号116と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号124と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。

配列番号117と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号125と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号117と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列、および配列番号125と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。

配列番号143と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号151と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号143と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号151と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。

配列番号144と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号152と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号144と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列、および配列番号152と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。

配列番号166と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号174と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号166と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号174と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。

配列番号167と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列を含むことができる、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号175と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号167と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列、および配列番号175と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。

配列番号192と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号200と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号192と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号200と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。

配列番号193と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号201と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号193と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列、および配列番号201と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。

配列番号219と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号223と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号219と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号223と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。

配列番号220と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号224と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号220と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列、および配列番号224と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。

配列番号238と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号243と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号238と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号243と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。

配列番号239と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号244と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号239と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列、および配列番号244と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。

配列番号260と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号267と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号260と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号267と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。

配列番号261と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号268と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号261と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列、および配列番号268と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。

配列番号282と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号284と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号282と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号284と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖可変領域アミノ酸配列を含む。

配列番号283と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列を含む、FRαに特異的である単離された抗体または抗原結合性断片も開示される。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号285と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片は、配列番号283と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖アミノ酸配列、および配列番号285と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖アミノ酸配列を含む。

一部の実施形態では、FRα抗体は、受託番号PTA−123090を割り当てられた、2016年5月5日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される。一部の実施形態では、FRα抗体は、受託番号PTA−123097を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される。一部の実施形態では、FRα抗体は、受託番号PTA−123091を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される。一部の実施形態では、FRα抗体は、受託番号PTA−123098を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される。一部の実施形態では、FRα抗体は、受託番号PTA−123093を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される。一部の実施形態では、FRα抗体は、受託番号PTA−123094を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される。一部の実施形態では、FRα抗体は、受託番号PTA−123092を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される。一部の実施形態では、FRα抗体は、受託番号PTA−123098を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される。一部の実施形態では、FRα抗体は、受託番号PTA−123095を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される。一部の実施形態では、FRα抗体は、受託番号PTA−123101を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される。一部の実施形態では、FRα抗体は、受託番号PTA−123096を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される。一部の実施形態では、FRα抗体は、受託番号PTA−123100を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される。一部の実施形態では、抗体またはその抗原結合性断片は、寄託された抗体産生細胞によって生成される抗体のFRαへの結合親和性を有する。一部の実施形態では、開示される抗体またはその抗原結合性断片は、寄託された抗体産生細胞によって生成される抗体の軽鎖および重鎖CDRを含む。一部の実施形態では、抗体またはその抗原結合性断片は、寄託された抗体産生細胞によって生成される抗体の軽鎖および重鎖可変領域を含む。

配列番号21と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号29と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号21と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号29と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号22と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号30と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号22と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号30と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号51と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号53と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号51と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号53と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号52と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号54と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号52と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号54と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号74と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号82と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号74と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号82と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号75と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号83と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号75と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号83と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号102と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号110と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号102と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号110と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号103と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号111と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号103と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号111と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号130と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号138と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号130と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号138と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号131と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号139と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号131と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号139と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号156と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号164と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号156と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号164と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号157と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号165と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号157と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号165と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号177と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号185と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号177と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号185と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号178と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号186と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号178と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号186と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号207と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号215と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号207と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号215と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号208と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号216と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号208と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号216と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号227と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号231と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号227と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号231と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号228と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号232と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号228と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号232と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号250と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号255と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号250と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号255と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号251と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号256と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号251と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号256と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号272と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号280と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号272と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号280と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号273と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号281と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号273と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号281と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号286と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号291と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号286と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号291と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

配列番号287と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する、単離されたポリヌクレオチドも開示される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号292と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号287と実質的に同じであるか同一のヌクレオチド配列、および配列番号292と実質的に同じであるかまたは同一のヌクレオチド配列を有する。

軽鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号6と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、重鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号14と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号6と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖可変領域アミノ酸配列は配列番号14と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖を含む抗体をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号7と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖を含む抗体をコードし、ここで、重鎖アミノ酸配列は、配列番号15と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖および重鎖を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号7と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖アミノ酸配列は配列番号15と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号47と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、重鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号49と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号47と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖可変領域アミノ酸配列は配列番号49と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖を含む抗体をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号48と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖を含む抗体をコードし、ここで、重鎖アミノ酸配列は、配列番号50と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖および重鎖を含む抗体をコードし、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号48と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖アミノ酸配列は、配列番号50と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号60と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、重鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号67と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号60と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖可変領域アミノ酸配列は配列番号67と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖を含む抗体をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号61と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖を含む抗体をコードし、ここで、重鎖アミノ酸配列は、配列番号68と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖および重鎖を含む抗体をコードし、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号61と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖アミノ酸配列は、配列番号68と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号88と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、重鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号96と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号88と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖可変領域アミノ酸配列は配列番号96と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖を含む抗体をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号89と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖を含む抗体をコードし、ここで、重鎖アミノ酸配列は、配列番号97と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖および重鎖を含む抗体をコードし、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号89と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖アミノ酸配列は、配列番号97と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号116と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、重鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号124と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号116と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖可変領域アミノ酸配列は配列番号124と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖を含む抗体をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号117と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖を含む抗体をコードし、ここで、重鎖アミノ酸配列は、配列番号125と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖および重鎖を含む抗体をコードし、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号117と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖アミノ酸配列は、配列番号125と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号143と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、重鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号151と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号143と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖可変領域アミノ酸配列は配列番号151と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖を含む抗体をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号144と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖を含む抗体をコードし、ここで、重鎖アミノ酸配列は、配列番号152と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖および重鎖を含む抗体をコードし、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号144と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖アミノ酸配列は、配列番号152と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号166と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、重鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号174と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号166と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖可変領域アミノ酸配列は配列番号174と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖を含む抗体をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号167と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖を含む抗体をコードし、ここで、重鎖アミノ酸配列は、配列番号175と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖および重鎖を含む抗体をコードし、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号167と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖アミノ酸配列は、配列番号175と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号192と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、重鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号200と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号192と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖可変領域アミノ酸配列は配列番号200と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖を含む抗体をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号193と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖を含む抗体をコードし、ここで、重鎖アミノ酸配列は、配列番号201と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖および重鎖を含む抗体をコードし、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号193と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖アミノ酸配列は、配列番号201と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号219と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、重鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号223と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号219と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖可変領域アミノ酸配列は配列番号223と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖を含む抗体をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号220と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖を含む抗体をコードし、ここで、重鎖アミノ酸配列は、配列番号224と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖および重鎖を含む抗体をコードし、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号220と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖アミノ酸配列は、配列番号224と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号238と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、重鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号243と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号238と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖可変領域アミノ酸配列は配列番号243と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖を含む抗体をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号239と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖を含む抗体をコードし、ここで、重鎖アミノ酸配列は、配列番号244と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖および重鎖を含む抗体をコードし、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号239と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖アミノ酸配列は、配列番号244と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号260と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、重鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号267と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号260と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖可変領域アミノ酸配列は配列番号267と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖を含む抗体をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号261と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖を含む抗体をコードし、ここで、重鎖アミノ酸配列は、配列番号268と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖および重鎖を含む抗体をコードし、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号261と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖アミノ酸配列は、配列番号268と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号282と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、重鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号284と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号282と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖可変領域アミノ酸配列は配列番号284と実質的に同じであるかまたは同一である。

軽鎖を含む抗体をコードする単離されたポリヌクレオチドも開示され、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号283と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、重鎖を含む抗体をコードし、ここで、重鎖アミノ酸配列は、配列番号285と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖および重鎖を含む抗体をコードし、ここで、軽鎖アミノ酸配列は、配列番号283と実質的に同じであるかまたは同一であり、重鎖アミノ酸配列は、配列番号285と実質的に同じであるかまたは同一である。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号1のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号9のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号10のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号1のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号9のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号10のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号4のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号5のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号11のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号12のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号13のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号4のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号5のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号11のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号12のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号13のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号55のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号56のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号62のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号63のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号64のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号55のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号56のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号62のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号63のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号64のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号58のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号59のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号65のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号66のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号64のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号58のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号59のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号65のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号66のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号64のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号84のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号85のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号86のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号90のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号91のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号92のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号84のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号85のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号86のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号90のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号91のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号92のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号87のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号32のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号86のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号93のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号94のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号95のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号87のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号32のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号86のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号93のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号94のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号95のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号112のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号113のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号118のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号119のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号120のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号112のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号113のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号118のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号119のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号120のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号114のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号115のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号113のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号121のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号122のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号123のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号114のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号115のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号113のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号121のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号122のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号123のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号55のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号140のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号141のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号145のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号146のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号147のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号55のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号140のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号141のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号145のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号146のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号147のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号58のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号142のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号141のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号148のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号149のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号150のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号58のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号142のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号141のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号148のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号149のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号150のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号55のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号56のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号168のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号169のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号170のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号55のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号56のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号168のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号169のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号170のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号58のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号59のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号171のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号172のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号173のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号58のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号59のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号171のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号172のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号173のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号187のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号188のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号194のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号195のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号196のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号187のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号188のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号194のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号195のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号196のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号190のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号191のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号197のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号198のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号199のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号190のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号191のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号197のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号198のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号199のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号217のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号188のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号194のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号221のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号196のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号217のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号188のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号194のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号221のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号196のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号218のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号191のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号197のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号222のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号199のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号218のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号191のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号197のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号222のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号199のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号233のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号234のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号235のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号194のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号195のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号240のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号233のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号234のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号235のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号194のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号195のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号240のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号236のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号237のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号235のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号241のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号198のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号242のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号236のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号237のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号235のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号241のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号198のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号242のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号257のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号188のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号258のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号262のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号263のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号257のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号188のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号258のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号262のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号263のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号259のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号191のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号258のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号264のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号265のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号266のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号259のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号191のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号258のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号264のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号265のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号266のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号1のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号9のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号10のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号1のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号9のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号10のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドが記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号4のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号115のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号11のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号12のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号13のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号4のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号115のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号11のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号12のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号13のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号23、配列番号24および配列番号25と実質的に類似しているかまたは同じである、単離されたポリヌクレオチドヌクレオチド配列が記載される。他の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号19、配列番号20、配列番号18、配列番号26、配列番号27および配列番号28と実質的に類似しているかまたは同じである。

本明細書において、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号76、配列番号77および配列番号78と実質的に類似しているかまたは同じである、単離されたポリヌクレオチドヌクレオチド配列が記載される。他の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号72、配列番号73、配列番号71、配列番号79、配列番号80および配列番号81と実質的に類似しているかまたは同じである。

本明細書において、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号104、配列番号105および配列番号106と実質的に類似しているかまたは同じである、単離されたポリヌクレオチドヌクレオチド配列が記載される。他の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号101、配列番号40、配列番号100、配列番号107、配列番号108および配列番号109と実質的に類似しているかまたは同じである。

本明細書において、配列番号126、配列番号17、配列番号127、配列番号132、配列番号133および配列番号134と実質的に類似しているかまたは同じである、単離されたポリヌクレオチドヌクレオチド配列が記載される。他の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号128、配列番号129、配列番号127、配列番号135、配列番号136および配列番号137と実質的に類似しているかまたは同じである。

本明細書において、配列番号69、配列番号153、配列番号154、配列番号158、配列番号159および配列番号160と実質的に類似しているかまたは同じである、単離されたポリヌクレオチドヌクレオチド配列が記載される。他の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号72、配列番号155、配列番号154、配列番号161、配列番号162および配列番号163と実質的に類似しているかまたは同じである。

本明細書において、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号179、配列番号180および配列番号181と実質的に類似しているかまたは同じである、単離されたポリヌクレオチドヌクレオチド配列が記載される。他の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号72、配列番号73、配列番号176、配列番号182、配列番号183および配列番号184と実質的に類似しているかまたは同じである。

本明細書において、配列番号202、配列番号203、配列番号204、配列番号209、配列番号210および配列番号211と実質的に類似しているかまたは同じである、単離されたポリヌクレオチドヌクレオチド配列が記載される。他の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号205、配列番号206、配列番号204、配列番号212、配列番号213および配列番号214と実質的に類似しているかまたは同じである。

本明細書において、配列番号225、配列番号203、配列番号204、配列番号209、配列番号229および配列番号211と実質的に類似しているかまたは同じである、単離されたポリヌクレオチドヌクレオチド配列が記載される。他の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号226、配列番号206、配列番号204、配列番号212、配列番号230および配列番号214と実質的に類似しているかまたは同じである。

本明細書において、配列番号245、配列番号246、配列番号247、配列番号209、配列番号210および配列番号252と実質的に類似しているかまたは同じである、単離されたポリヌクレオチドヌクレオチド配列が記載される。他の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号248、配列番号249、配列番号247、配列番号253、配列番号213および配列番号254と実質的に類似しているかまたは同じである。

本明細書において、配列番号269、配列番号203、配列番号270、配列番号274、配列番号275および配列番号276と実質的に類似しているかまたは同じである、単離されたポリヌクレオチドヌクレオチド配列が記載される。他の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号271、配列番号206、配列番号270、配列番号277、配列番号278および配列番号279と実質的に類似しているかまたは同じである。

本明細書において、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号288、配列番号24および配列番号25と実質的に類似しているかまたは同じである、単離されたポリヌクレオチドヌクレオチド配列が記載される。他の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号19、配列番号129、配列番号18、配列番号289、配列番号290および配列番号28と実質的に類似しているかまたは同じである。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号1のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号1のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号4のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号5のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号4のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号5のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号9のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号10のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号9のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号10のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号11のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号12のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号13のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号11のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号12のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号13のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号55のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号56のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号55のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号56のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号58のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号59のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号58のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号59のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号62のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号63のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号64のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号62のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号63のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号64のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号65のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号66のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号64のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号65のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号66のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号64のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号84のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号85のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号86のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号84のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号85のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号86のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号87のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号32のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号86のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号87のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号32のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号86のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号90のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号91のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号92のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号90のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号91のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号92のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号93のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号94のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号95のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号93のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号94のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号95のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号112のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号113のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一である。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号112のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号113のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号114のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号115のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号113のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号114のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号115のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号113のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号118のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号119のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号120のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号118のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号119のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号120のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号121のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号122のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号123のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号121のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号122のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号123のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号55のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号140のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号141のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号55のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号140のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号141のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号58のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号142のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号141のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号58のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号142のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号141のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号145のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号146のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号147のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号145のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号146のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号147のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号148のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号149のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号150のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号148のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号149のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号150のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号55のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号56のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号55のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号56のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号58のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号59のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号58のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号59のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号57のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号168のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号169のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号170のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号168のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号169のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号170のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号171のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号172のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号173のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号171のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号172のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号173のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号187のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号188のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号187のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号188のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号190のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号191のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号190のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号191のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号194のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号195のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号196のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号194のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号195のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号196のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号197のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号198のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号199のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号197のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号198のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号199のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号217のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号188のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号217のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号188のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号218のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号191のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号218のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号191のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号189のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号194のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号221のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号196のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号194のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号221のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号196のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号197のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号222のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号199のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号197のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号222のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号199のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号233のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号234のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号235のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号233のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号24のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号235のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号236のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号237のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号235のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号236のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号237のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号235のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号194のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号195のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号240のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号194のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号195のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号240のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号241のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号198のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号242のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号241のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号198のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号242のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号257のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号188のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号258のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号257のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号188のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号258のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号259のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号191のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号258のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号259のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号191のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号258のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号262のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号263のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号262のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号263のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号264のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号265のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号266のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号264のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号265のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号266のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号1のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号1のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号2のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号4のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号115のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号4のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号115のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号3のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号9のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号10のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号8のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号9のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号10のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定される。

本明細書において、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチドも記載され、ここで、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号11のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号12のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号13のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一であり、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号11のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号12のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。一部の実施形態では、単離されたポリヌクレオチドは、配列番号13のアミノ酸配列と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3を含む抗体または抗原結合性断片をコードし、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される。

操作された抗原結合性タンパク質をコードするポリヌクレオチドも、本開示の範囲内にある。一部の実施形態では、記載されるポリヌクレオチド(および、それらがコードするペプチド)は、リーダー配列を含む。当技術分野で公知である任意のリーダー配列を用いることができる。リーダー配列は、限定されずに、制限部位または翻訳開始部位を含むことができる。

本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片は、記載される抗体または抗原結合性断片の生物学的特性(例えば、結合親和性または免疫エフェクター活性)を保持する、単一のまたは複数のアミノ酸置換、欠失または付加を有するバリアントを含む。当業者は、単一のまたは複数のアミノ酸置換、欠失または付加を有するバリアントを生成することができる。これらのバリアントには、以下を含めることができる:(a)1つまたは複数のアミノ酸残基が保存的または非保存的なアミノ酸で置換されるバリアント、(b)1つまたは複数のアミノ酸がポリペプチドに付加されるか、それから欠失されるバリアント、(c)1つまたは複数のアミノ酸が置換基を含むバリアント、および(d)ポリペプチドが、例えば抗体のためのエピトープ、ポリヒスチジン配列、ビオチン部分などの、ポリペプチドに有用な特性を付与することができる別のペプチドまたはポリペプチド、例えば融合パートナー、タンパク質タグまたは他の化学部分に融合されるバリアント。本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片は、保存または非保存位置において、1つの種に由来するアミノ酸残基が、別の種の対応する残基の代わりに使用されるバリアントを含むことができる。他の実施形態では、非保存位置のアミノ酸残基は、保存的または非保存的残基で置換される。遺伝子的(抑制、欠失、変異など)、化学的および酵素的技術を含む、これらのバリアントを得るための技術は、当業者に公知である。

本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片は、いくつかの抗体アイソタイプ、例えばIgM、IgD、IgG、IgAおよびIgEを具体化することができる。抗体またはその抗原結合性断片の特異性は、CDRのアミノ酸配列および配置によってほとんど決定される。したがって、1つのアイソタイプのCDRは、抗原特異性を変更することなく、別のアイソタイプに移転させることができる。あるいは、抗原特異性を変更することなく、ハイブリドーマに1つの抗体アイソタイプの生成から別のアイソタイプの生成に切り替えさせる技術(アイソタイプスイッチ)が確立されている。したがって、そのような抗体アイソタイプは、記載される抗体または抗原結合性断片の範囲内にある。

一部の実施形態では、本明細書で提供されるドメインをコードすることが可能な単離されたポリヌクレオチドは、抗体または抗原結合性断片を生成するために、同じかまたは異なるベクターに含まれてもよい。ベクターは、発現ベクターであってよい。したがって、目的のポリペプチドをコードする配列を含有する組換え発現ベクターは、この開示の範囲内にあると考える。発現ベクターは、1つまたは複数のさらなる配列、例えば限定されずに、調節配列(例えば、プロモーター、エンハンサー)、選択マーカーおよびポリアデニル化シグナルを含有することができる。多種多様な宿主細胞を形質転換するためのベクターは周知であり、限定されずに、プラスミド、ファージミド、コスミド、バキュロウイルス、バクミド、細菌人工染色体(BAC)、酵母人工染色体(YAC)、ならびに他の細菌、酵母およびウイルスのベクターがある。

記載の範囲内の組換え発現ベクターは、適する調節エレメントに作動可能に連結することができる少なくとも1つの組換えタンパク質をコードする、合成、ゲノムまたはcDNA由来の核酸断片を含む。そのような調節エレメントには、転写プロモーター、適するmRNAリボソーム結合部位をコードする配列、ならびに転写および翻訳の終止を制御する配列を含めることができる。発現ベクター、特に哺乳動物の発現ベクターは、1つまたは複数の非転写エレメント、例えば複製起点、発現される遺伝子に連結される適するプロモーターおよびエンハンサー、他の5’もしくは3’に隣接する非転写配列、5’もしくは3’非翻訳配列(必要なリボソーム結合部位など)、ポリアデニル化部位、スプライスドナーおよびアクセプター部位、または転写終止配列を含むこともできる。宿主において複製する能力を付与する複製起点を組み込むこともできる。

脊椎動物細胞の形質転換で使用する発現ベクター中の転写および翻訳制御配列は、ウイルス供給源が提供することができる。例示的なベクターは、OkayamaおよびBerg、3 Mol. Cell. Biol.280巻(1983年)に記載のように構築することができる。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片をコードする配列は、強力な構成的プロモーター、例えば以下の遺伝子のためのプロモーターの制御下に置かれる:ヒポキサンチンホスホリボシルトランスフェラーゼ(HPRT)、アデノシンデアミナーゼ、ピルビン酸キナーゼ、ベータ−アクチン、ヒトミオシン、ヒトヘモグロビン、ヒト筋肉クレアチンその他。さらに、多くのウイルスプロモーターが真核生物の細胞において構成的に機能し、記載される実施形態での使用に適する。そのようなウイルスプロモーターには、限定されずに、サイトメガロウイルス(CMV)最初期プロモーター、SV40の初期および後期プロモーター、マウス乳腺癌ウイルス(MMTV)プロモーター、マロニー白血病ウイルスの末端反復配列(LTR)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、エプスタインバーウイルス(EBV)、ラウス肉腫ウイルス(RSV)および他のレトロウイルス、および単純ヘルペスウイルスのチミジンキナーゼプロモーターが含まれる。一実施形態では、抗体またはその抗原結合性断片のコード配列は、誘導可能なプロモーター、例えば、メタロチオネインプロモーター、テトラサイクリンによって誘導可能なプロモーター、ドキシサイクリンによって誘導可能なプロモーター、プロテインキナーゼR2’,5’−オリゴアデニレートシンテターゼ、Mx遺伝子、ADAR1などの1つまたは複数のインターフェロン応答配列(ISRE)を含有するプロモーターの制御下に置かれる。

本明細書に記載されるベクターは、1つまたは複数のリボソーム内部進入部位(IRES)を含有することができる。融合ベクターへのIRES配列の組入れは、一部のタンパク質の発現を強化するのに有益である可能性がある。一部の実施形態では、ベクター系は1つまたは複数のポリアデニル化部位(例えば、SV40)を含み、それは前記の核酸配列のいずれかの上流または下流であってよい。ベクター構成成分は、連続的に連結することができるか、または、遺伝子産物を発現するために最適な間隔を提供する様式で(すなわち、ORF間への「スペーサー」ヌクレオチドの導入による)並べることができるか、または別の方法で配置することができる。IRESモチーフなどの調節エレメントは、発現のために最適な間隔を提供するように並べることもできる。

ベクターは、選択マーカーを含むことができ、それは当技術分野で周知である。選択マーカーには、正負の選択マーカー、例えば、抗生物質耐性遺伝子(例えば、ネオマイシン耐性遺伝子、ハイグロマイシン耐性遺伝子、カナマイシン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性遺伝子、ペニシリン耐性遺伝子)、グルタミン酸シンターゼ(sythase)遺伝子、HSV−TK、ガンシクロビル選択のためのHSV−TK誘導体または6−メチルプリン選択のための細菌プリンヌクレオシドホスホリラーゼ遺伝子が含まれる(Gadiら、7 Gene Ther.1738〜1743頁(2000年))。選択マーカーまたはクローニング部位をコードする核酸配列は、目的のポリペプチドまたはクローニング部位をコードする核酸配列の上流または下流であってよい。

本明細書に記載されるベクターは、記載される抗体または抗原結合性断片をコードする遺伝子で様々な細胞を形質転換するために使用することができる。例えば、ベクターは、抗体または抗原結合性断片産生細胞を生成するために使用することができる。したがって、別の態様は、FRαに特異的に結合する抗体またはその抗原結合性断片、例えば本明細書に記載および例示される抗体または抗原結合性断片をコードする核酸配列を含むベクターで形質転換された宿主細胞を特徴とする。

細胞への外来遺伝子の導入のために多数の技術が当技術分野で公知であり、本明細書に記載および例示される様々な実施形態に従って、記載される方法を実行するために組換え細胞を構築するために使用することができる。異種遺伝子配列が、細胞後代によって遺伝可能かつ発現可能であるように、またレシピエント細胞の必要な発生および生理機能が破壊されないように、使用する技術は、宿主細胞への異種遺伝子配列の安定した移入を可能にするべきである。使用することができる技術には、限定されずに、染色体移入(例えば、細胞融合、染色体媒介遺伝子移入、微小細胞媒介遺伝子移入(micro cell mediated gene transfer))、物理的方法(例えば、トランスフェクション、スフェロプラスト融合、マイクロインジェクション、エレクトロポレーション、リポソーム担体)、ウイルスベクター移入(例えば、組換えDNAウイルス、組換えRNAウイルス)などが含まれる(Cline、Pharmac. Ther. 29巻、69〜92頁(1985年)に記載される)。細胞を形質転換するために、リン酸カルシウム沈殿およびポリエチレングリコール(PEG)誘導による細菌プロトプラストの哺乳動物細胞との融合を使用することもできる。

記載されるベクターを発現することが可能な細胞も、提供される。細胞は、真核生物細胞、酵母細胞、植物細胞または細菌であってよい。本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片の発現で使用するのに適する細胞は、好ましくは真核生物の細胞、より好ましくは植物、齧歯類またはヒト起源の細胞、例えば中でも、限定されずに、NSO、CHO、CHOK1、perC.6、Tk−ts13、BHK、HEK293細胞、COS−7、T98G、CV−1/EBNA、L細胞、C127、3T3、HeLa、NS1、Sp2/0骨髄腫細胞およびBHK細胞系である。さらに、抗体の発現は、ハイブリドーマ細胞を使用して達成することができる。好ましい実施形態では、真核生物の細胞は、CHO細胞である。ハイブリドーマを生成するための方法は、当技術分野で十分に確立されている。

本明細書に記載される発現ベクターで形質転換される細胞は、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片の組換え発現について選択またはスクリーニングすることができる。組換え陽性細胞を増殖させ、所望の表現型、例えば高レベル発現、強化された増殖特性、または、タンパク質改変もしくは変更された翻訳後改変のために所望の生化学特性を有するタンパク質を与える能力を示すサブクローンについてスクリーニングする。これらの表現型は、所与のサブクローンの固有の特性によるか、または変異によることがある。変異は、化学物質、UV波長光、放射線、ウイルス、挿入変異原、DNAミスマッチ修復の阻害の使用、またはそのような方法の組み合わせを通して実行することができる。

生体試料においてFRαを検出するための方法 本明細書で、生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)を検出するための方法が提供される。一部の実施形態では、本方法は、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つに試料を曝露させること、およびFRαを検出することを含む。一部の実施形態では、生体試料は、尿、血液、血清、血漿、唾液、腹水、循環細胞、循環腫瘍細胞、組織関連でない細胞、組織、外科的に切除された腫瘍組織、生検材料、細針吸引試料または組織学的調製物に由来する。一部の実施形態では、生体試料は、ヒトまたは非ヒト霊長類に由来する。一部の実施形態では、抗体は標識されている。一部の実施形態では、標識は、放射性標識、エピトープタグ、ビオチン、発色団標識、フルオロフォア標識、電気化学発光(ECL)標識または酵素である。好ましい実施形態では、電気化学発光(ECL)標識は、スルホ−タグである。一部の実施形態では、本方法は、記載される抗体のうちのいずれか1つの第2の抗体または抗原結合性断片に試料を曝露させることをさらに含む。一部の実施形態では、第2の抗体または抗原結合性断片は、固体支持体に固定化されている。好ましい実施形態では、第2の抗体または抗原結合性断片はビオチン化され、固体支持体はストレプトアビジンでコーティングされ、単離された抗体または抗原結合性断片は、ビオチンのストレプトアビジンへの結合によって固体支持体に固定化されている。一部の実施形態では、試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の存在は、ウェスタンブロット、免疫組織化学、免疫蛍光法、フローサイトメトリー、ラジオイムノアッセイ、免疫沈降、電気化学発光イムノアッセイ(ECLIA)またはELISAを使用して検出される。一部の実施形態では、試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の検出の前に、試料は希釈される。一部の実施形態では、試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の検出の前に、試料は遠心分離されるか、ボルテックスされるか、またはその両方が行われる。一部の実施形態では、試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)のレベルが定量化される。一部の実施形態では、試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の検出の前に、試料はMORAb−003に曝露させられる。

表2に示すように、試料中のFRαを検出するために、抗体またはその抗原結合性断片の様々な組み合わせを使用することができる。

一部の実施形態では、本方法は、配列番号1と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む第1の単離された抗体または抗原結合性断片、または、配列番号4と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む第1の単離された抗体または抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123090を割り当てられた、2016年5月5日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体、ならびに、配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を有する第2の単離された抗体または抗原結合性断片、または、受託番号PTA−11884を割り当てられた、2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体に試料を曝露させることを含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、本方法は、配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を有する第1の単離された抗体または抗原結合性断片、あるいは受託番号PTA−11884を割り当てられた、2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体、ならびに、配列番号1と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号4と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123090を割り当てられた、2016年5月5日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される第2の単離された抗体に試料を曝露させることを含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片または第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)、または配列番号4と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または受託番号PTA−123090を割り当てられた、2016年5月5日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含む。

他の実施形態では、第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片または第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号31のアミノ酸配列、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3、または、受託番号PTA−11884を割り当てられた、2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含む。

他の実施形態では、第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片または第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)、または配列番号4と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または受託番号PTA−123097を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含む。

他の実施形態では、第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片または第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号55と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号56と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号62と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号63と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号64と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)、または、配列番号58と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号59と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号65と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号66と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号64と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123091を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片または第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号84と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号85と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号86と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号90と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号91と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号92と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)、または配列番号87と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号32と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号86と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号93と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号94と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号95と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123098を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片または第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号112と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号113と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号118と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号119と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号120と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号114と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号115と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号113と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号121と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号122と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号123と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123093を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片または第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号55と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号140と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号141と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号145と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号146と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号147と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号58と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号142と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号141と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号148と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号149と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号150と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123094を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片または第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号55と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号56と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号168と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号169と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号170と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号58と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号59と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号171と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号172と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号173と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123092を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片または第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号187と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号188と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号194と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号195と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号196と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号190と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号191と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号197と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号198と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号199と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123098を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片または第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号217と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号188と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号194と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号221と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号196と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号218と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号191と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号197と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号222と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号199と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123095を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片または第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号233と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号234と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号235と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号194と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号195と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号240と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号236と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号237と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号235と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号241と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号198と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号242と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123101を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片または第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号257と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号188と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号258と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号262と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号263と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号259と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号191と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号258と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号264と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号265と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号266と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123096を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片または第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号4、配列番号115と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123100を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

試料中のFRαを検出するために、抗体またはその抗原結合性断片の様々な組み合わせを使用することができる。例えば、段落[0297]から[0309]までの任意の第1の単離された抗体または抗体断片は、段落[0297]から[0309]までの任意の第2の単離された抗体または抗体断片と対にすることができる。好ましい実施形態では、第1の単離された抗体または抗原結合性断片と第2の単離された抗体または抗原結合性断片は異なる。

一部の実施形態では、生体試料は、尿、血液、血清、血漿、唾液、腹水、循環細胞、循環腫瘍細胞、組織関連でない細胞、組織、外科的に切除された腫瘍組織、生検材料、細針吸引試料または組織学的調製物に由来する。一部の実施形態では、生体試料は、ヒトまたは非ヒト霊長類に由来する。一部の実施形態では、抗体は標識されている。記載される抗体および抗原結合性断片は、検出可能に標識されている。一部の実施形態では、標識された抗体および抗原結合性断片は、本明細書に記載される方法によるFRα検出を促進することができる。多くのそのような標識は、当業者に容易に知られる。例えば、適する標識には、それらに限定されると考えるべきでないが、放射性標識、蛍光性標識(DyLight(登録商標)649など)、エピトープタグ、ビオチン、発色団標識、ECL標識または酵素が含まれる。より具体的には、記載される標識には、ルテニウム、111In−DOTA、111In−ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)、ホースラディッシュペルオキシダーゼ、アルカリ性ホスファターゼおよびベータ−ガラクトシダーゼ、ポリヒスチジン(HISタグ)、アクリジン色素、シアニン色素、フルオロン色素、オキサジン色素、フェナントリジン色素、ローダミン色素、Alexafluor(登録商標)色素などが含まれる。一部の実施形態では、標識は、放射性標識、エピトープタグ、ビオチン、発色団標識、フルオロフォア標識、電気化学発光(ECL)標識または酵素である。好ましい実施形態では、電気化学発光(ECL)標識は、スルホ−タグである。

一部の実施形態では、第1の単離された抗体または抗原結合性断片はビオチン化され、固体支持体はストレプトアビジンでコーティングされ、単離された抗体または抗原結合性断片は、ビオチンのストレプトアビジンへの結合によって固体支持体に固定化されている。一部の実施形態では、試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の存在は、ウェスタンブロット、免疫組織化学、免疫蛍光法、フローサイトメトリー、ラジオイムノアッセイ、免疫沈降、電気化学発光イムノアッセイ(ECLIA)またはELISAを使用して検出される。一部の実施形態では、試料中のFRαのレベルが定量化される。

本明細書に記載される一部の実施形態では、被験体におけるFRα発現がん細胞の検出は、FRαに対する治療剤で被験体を処置することができることを決定するために使用することができる。一部の実施形態では、FRαに対する治療剤は、ファルレツズマブ(MORAb−003)などの抗体であってよい。一部の実施形態では、試料中のFRαの検出の前に、試料はMORAb−003に曝露させられる。

葉酸受容体アルファ(FRα)発現がんを診断、モニタリングおよび処置するための方法 本明細書で、被験体において葉酸受容体アルファ(FRα)発現がんを診断するための方法が提供される。FRα発現がんには、被験体の上皮起源の、卵巣、乳房、甲状腺、結腸直腸、子宮内膜、卵管または肺のがんが含まれる。一部の実施形態では、上記の通り、組織学的試料、細針吸引液試料、切除された腫瘍組織、循環細胞、循環腫瘍細胞などの試料中のFRαを検出することは、その試料が得られた被験体においてがんを診断する能力を提供する。一部の実施形態では、試料が得られた被験体ががんを有することが既に知られていてもよいが、被験体を侵しているがんのタイプはまだ診断されていないかまたは予備的診断は不明確であってもよく、したがって、被験体から得られる試料においてFRαを検出することは、がんの診断を可能にするかまたは明確にすることができる。

一部の実施形態では、記載される方法は、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つに被験体の生体試料を曝露させることを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つが結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片に、被験体の生体試料を曝露させることを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、抗体または抗原結合性断片が結合する、試料中に存在するFRαの量を定量化することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、試料中に存在するFRαの量を公知の標準と比較することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、被験体のFRαレベルががんに関連したFRαのレベルの範囲内に入るかどうか決定することを含む。

本明細書で、被験体において葉酸受容体アルファ(FRα)発現がんをモニタリングするための方法も記載される。一部の実施形態では、記載される方法は、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つに被験体の生体試料を曝露させることを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片に、被験体の生体試料を曝露させることを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、抗体または抗原結合性断片が結合する、試料中に存在するFRαの量を定量化することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、試料中に存在するFRαの量を公知の標準と比較することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、試料中に存在するFRαの量を、より早い時点で被験体から得られた生体試料と比較することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、被験体のFRαレベルががんの進行、退縮または安定病態を示すかどうか決定することを含む。

本明細書で、被験体において葉酸受容体アルファ(FRα)発現がんを処置するための方法も提供される。一部の実施形態では、記載される方法は、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つに被験体の生体試料を曝露させることを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片に、被験体の生体試料を曝露させることを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、抗体または抗原結合性断片が結合する、試料中に存在するFRαの量を定量化することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、試料中に存在するFRαの量を公知の標準と比較することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、被験体のFRαレベルががんに関連したFRαのレベルの範囲内に入るかどうか決定することを含む。一部の実施形態では、記載される方法は、がんのための処置を被験体に投与するかまたは処方することを含む。

記載される方法の一部の実施形態では、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片が標識されている。一部の実施形態では、標識は、放射性標識、エピトープタグ、ビオチン、発色団標識、フルオロフォア標識、電気化学発光(ECL)標識または酵素である。好ましい実施形態では、電気化学発光(ECL)標識は、スルホ−タグである。

本明細書に記載される方法の一部の実施形態では、被験体の生体試料を、本明細書に記載される抗体もしくは抗原結合性断片のいずれか1つの抗体もしくは抗原結合性断片、または、本明細書に記載される抗体もしくは抗原結合性断片のいずれか1つの抗体もしくは抗原結合性断片が結合する葉酸受容体アルファ(FRα)のエピトープに結合することが可能な抗体もしくは抗原結合性断片に曝露させるステップは、FRαに結合することが可能な第2の抗体または抗原結合性断片に被験体の生体試料を曝露させることをさらに含む。

本明細書に記載される方法の一部の実施形態では、抗体もしくは抗原結合性断片または第2の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体または抗原結合性断片である。本明細書に記載される方法の一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号4と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかまたは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかまたは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体または抗原結合性断片である。本明細書に記載される方法の一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、受託番号PTA−123090を割り当てられた、2016年5月5日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される、単離された抗体または抗原結合性断片である。

本明細書に記載される方法の一部の実施形態では、抗体もしくは抗原結合性断片または第2の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号31と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号32と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号33と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号35と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号36と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号37と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−11884を割り当てられた、2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体もしくは抗原結合性断片である。

他の実施形態では、抗体もしくは抗原結合性断片または第2の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)、または配列番号4と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または受託番号PTA−123097を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含む。

他の実施形態では、抗体もしくは抗原結合性断片または第2の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号55と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号56と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号62と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号63と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号64と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)、または、配列番号58と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号59と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号65と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号66と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号64と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123091を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、抗体もしくは抗原結合性断片または第2の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号84と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号85と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号86と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号90と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号91と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号92と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)、または、配列番号87と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号32と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号86と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号93と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号94と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号95と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123098を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、抗体もしくは抗原結合性断片または第2の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号112と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号113と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号118と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号119と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号120と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号114と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号115と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号113と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号121と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号122と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号123と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123093を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、抗体もしくは抗原結合性断片または第2の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号55と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号140と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号141と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号145と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号146と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号147と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号58と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号142と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号141と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号148と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号149と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号150と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123094を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、抗体もしくは抗原結合性断片または単離された抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号55と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号56と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号168と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号169と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号170と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号58と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号59と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号57と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号171と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号172と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号173と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123092を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、抗体もしくは抗原結合性断片または第2の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号187と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号188と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号194と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号195と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号196と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号190と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号191と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号197と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号198と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号199と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123098を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、抗体もしくは抗原結合性断片または第2の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号217と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号188と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号194と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号221と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号196と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号218と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号191と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号189と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号197と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号222と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号199と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123095を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、抗体もしくは抗原結合性断片または第2の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号233と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号234と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号235と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号194と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号195と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号240と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号236と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号237と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号235と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号241と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号198と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号242と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123101を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、抗体もしくは抗原結合性断片または第2の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号257と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号188と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号258と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号262と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号263と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号259と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号191と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号258と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号264と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号265と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号266と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123096を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

他の実施形態では、抗体もしくは抗原結合性断片または第2の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、配列番号4と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号115と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を有する単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−123100を割り当てられた、2016年5月4日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体を含み、ここで、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている。

一部の実施形態では、抗体または抗原結合性断片は、配列番号31と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号32と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号33と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号35と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号36と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号37と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−11884を割り当てられた、2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体もしくは抗原結合性断片であり、第2の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号1と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号2と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号8と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号9と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号10と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはIMGTの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片;配列番号4と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号5と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR2アミノ酸配列、配列番号3と実質的に同じであるかもしくは同一の軽鎖CDR3アミノ酸配列、配列番号11と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR1アミノ酸配列、配列番号12と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR2アミノ酸配列、および配列番号13と実質的に同じであるかもしくは同一の重鎖CDR3アミノ酸配列(CDRはKABATの方法によって規定される)を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片であり;または、抗原結合性断片は、受託番号PTA−123090を割り当てられた、2016年5月5日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される、単離された抗体もしくは抗原結合性断片である。

試料中のFRαの量を定量化するために、抗体またはその抗原結合性断片の様々な組み合わせを使用することができる。例えば、段落[0320]から[0333]までの任意の単離された抗体または抗体断片は、段落[0320]から[0333]までの任意の第2の単離された抗体または抗体断片と対にすることができる。好ましい実施形態では、単離された抗体または抗原結合性断片と第2の単離された抗体または抗原結合性断片は異なる。

一部の実施形態では、第2の抗体または抗原結合性断片は、固体支持体に固定化されている。一部の実施形態では、第2の抗体または抗原結合性断片はビオチン化され、固体支持体はストレプトアビジンでコーティングされ、単離された抗体または抗原結合性断片は、ビオチンのストレプトアビジンへの結合によって固体支持体に固定化されている。一部の実施形態では、試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の存在は、ウェスタンブロット、免疫組織化学、免疫蛍光法、フローサイトメトリー、ラジオイムノアッセイ、免疫沈降、電気化学発光イムノアッセイ(ECLIA)またはELISAを使用して検出される。一部の実施形態では、FRα発現がんは、卵巣がんである。一部の実施形態では、本方法は、MORAb−003によるがんのための被験体の処置の後に実行される。

記載される診断方法の様々な実施形態では、対照試料が使用される。対照試料は、使用するアッセイが適切に作用することを確実にする、陽性または陰性のアッセイ対照であってよい;例えば、この性質のアッセイ対照は、免疫組織化学アッセイのために一般的に使用することができる。あるいは、対照試料は、健康な被験体におけるFRαの標準化された対照量であってよい。一部の実施形態では、試験被験体の観察されたFRαレベルは、FRα発現がんを有することが知られている対照被験体からの試料において観察されるFRαレベルと比較することができる。

本明細書で提供される診断方法は、被験体が診断後に5年間生き延びる比較的高いまたは低い可能性を有するかどうかについて予測することを可能にするための基礎も提供する。一部の実施形態では、記載される方法は、腺癌を有する被験体の良好な転帰を予測するために使用することができ、ここで、良好な転帰とは増加した5年生存率を有すると規定される。本明細書で提供されるデータが示すように、FRαを発現しないステージIまたはステージII腺癌を有すると決定される被験体は、5年以内に死亡する可能性がFRαを発現するステージIまたはステージII腺癌を有すると決定される被験体より約2倍高い。したがって、がんを有すると決定される被験体のために5年生存の可能性を予測する方法を可能にするために、本明細書に記載される診断方法をこの知識と組み合わせることができる。一部の実施形態では、本方法は、腺癌を有すると決定される被験体のために5年生存の可能性を予測するために使用される。

一部の実施形態では、記載される予後診断方法は:被験体の生体試料をFRα特異的抗体またはその抗原結合性断片(例えば、表1に提供される抗体および断片から誘導可能であるもの)と接触させること、抗体またはその抗原結合性断片が結合する、試料中に存在するFRαの量を定量化すること;試料中に存在するFRαの量を公知の標準と比較すること;および被験体のFRαレベルがFRα発現がんの存在を示すかどうか決定し、それによって、被験体ががんと診断されてから5年後に生存する可能性に関して予測することを可能にすることを含む。一部の実施形態では、被験体は、腺癌を有することが知られているかまたは有すると決定される。一部の実施形態では、被験体は、ヒトである。

一部の実施形態では、記載される方法は、被験体に由来する試験試料中に存在する細胞または組織に関連したFRαの量を決定することによって、FRα発現がんが進行しているか、退縮しているか、または安定したままでいるか評価すること;および観察されたFRαの量を、より早い時点で同様に被験体から得られた試料中のFRαの量と比較することを含み、ここで、試験試料と初期の試料のFRαの量の間の差は、がんが進行しているか、退縮しているか、または安定したままでいるかどうかの指標を提供する。この点に関して、初期の試料で観察された量と比較してFRαの量が増加した試験試料は、FRα発現がんの進行を示すことができる。反対に、初期の試料で観察された量と比較してFRαの量が減少した試験試料は、FRα発現がんの退縮を示すことができる。したがって、初期の試料で観察された量と比較してFRαの量の差が有意ではない試験試料は、FRα発現がんの安定病態の状態を示すことができる。一部の実施形態では、被験体に由来する試料中のFRαの量は、本明細書に記載される抗体などのFRαに結合する抗体と試料を接触させることによって評価される。FRαの存在について評価される試料は、循環細胞、循環腫瘍細胞、組織関連でない細胞(すなわち、遊離細胞)、組織(例えば、外科的に切除された腫瘍組織、生検材料、例えば細針吸引)、組織学的調製物などであってよい。

一部の実施形態では、記載される方法は:被験体に由来する試験試料中に存在する細胞または組織に関連していないFRαの量を決定することによって、FRα発現がんが進行しているか、退縮しているかまたは安定したままでいるか評価すること;および観察されたFRαの量を、より早い時点で同様に被験体から得られた試料中のFRαの量と比較することを含み、ここで、試験試料と初期の試料のFRαの量の間の差は、がんが進行しているか、退縮しているか、または安定したままでいるかどうかの指標を提供する。この点に関して、初期の試料で観察された量と比較してFRαの量が増加した試験試料は、FRα発現がんの進行を示すことができる。反対に、初期の試料で観察された量と比較してFRαの量が減少した試験試料は、FRα発現がんの退縮を示すことができる。したがって、初期の試料で観察された量と比較してFRαの量の差が有意ではない試験試料は、FRα発現がんの安定病態の状態を示すことができる。一部の実施形態では、被験体に由来する試料中のFRαの量は、本明細書に記載される抗体などのFRαに結合する抗体と試料を接触させることによって評価される。FRαの存在について評価される試料は、尿、血液、血清、血漿、唾液、腹水、組織学的調製物などであってよい。

発明のキット 本明細書で、生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)の存在を検出するためのキットが提供される。一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片を含有することができる。一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片を含有することができる。一部の実施形態では、キットは、配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を含む単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または、受託番号PTA−11884を割り当てられた、2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Va.20110−2209)に寄託された抗体産生細胞によって生成される単離された抗体もしくは抗原結合性断片を含有することができる。一部の実施形態では、キットは、不使用時に抗体を含有するための容器、および抗体の使用についての指示を含有することができる。

本明細書で、生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)の存在を検出するためのキットも提供される。一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片を含有することができ、ここで、抗体または抗原結合性断片は、固体支持体に固定されている。一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片を含有することができ、ここで、抗体または抗原結合性断片は、固体支持体に固定されている。例えば、キットは、段落[0081]から[0102]までに記載される抗体または抗原結合性断片を含有することができる。

本明細書で、生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)の存在を検出するためのキットも提供される。一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片を含有することができ、ここで、抗体または抗原結合性断片は、固体支持体に固定されている。一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片を含有することができ、ここで、抗体または抗原結合性断片は、固体支持体に固定されている。例えば、キットは、段落[0081]から[0102]までに記載される抗体または抗原結合性断片を含有することができる。

本明細書で、生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)の存在を検出するためのキットも記載される。一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片を含有することができ、ここで、抗原結合性断片は、検出可能に標識されている。一部の実施形態では、キットは、本明細書に記載される抗体または抗原結合性断片のいずれか1つの抗体または抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体または抗原結合性断片を含有することができ、ここで、抗原結合性断片は、検出可能に標識されている。例えば、キットは、段落[0081]から[0102]までに記載される抗体または抗原結合性断片を含有することができる。

提供される抗体または抗原結合性断片は、溶液中にあってもよく;凍結乾燥されてもよく;基材(substrate)、担体もしくはプレートに固定されてもよく;または、検出可能な標識にコンジュゲートされてもよい。

記載されるキットは、本明細書に記載される方法を実行するのに有益なさらなる構成成分を含むこともできる。例として、キットは、被験体に由来する試料、対照試料、例えば、進行の遅いがんを有する被験体および/もしくはがんを有していない被験体に由来する試料を得るための手段、1つまたは複数の試料コンパートメントならびに/または発明の方法および組織特異的対照/標準の性能を記載する説明資料を含むことができる。

FRαのレベルを決定するための手段は、例えば、FRαのレベルを決定するためのアッセイで使用するための緩衝液または他の試薬をさらに含むことができる。指示は、例えば、アッセイを実行するための印刷された指示および/またはFRαの発現レベルを評価するための指示であってよい。

記載されるキットは、被験体から試料を単離するための手段を含むこともできる。これらの手段は、被験体から流体または組織を得るために使用することができる、装置または試薬の1つまたは複数の物品を含むことができる。被験体から試料を得るための手段は、血液試料から血清などの血液構成成分を単離するための手段を含むこともできる。好ましくは、キットは、ヒト被験体での使用のために設計される。

記載されるキットは、一次または二次抗体の非特異的結合を減少させるために試料に適用することができる、ブロッキング試薬を含むこともできる。ブロッキング試薬の例はウシ血清アルブミン(BSA)であり、それは使用前に緩衝液に希釈することができる。他の市販のブロッキング試薬、例えばBlock AceおよびELISA Synblock(AbD serotec)、Background Punisher(BIOCARE MEDICAL)およびStartingBlock(Thermo Fisher Scientific)が、当技術分野で公知である。記載されるキットは、抗体ベースの検出アッセイにおいて陽性結果を与えるのに十分にFRαに結合しない、陰性対照一次抗体を含むこともできる。さらに、記載されるキットは、抗体24H8.D3、抗体19D4.B7、抗体24H8.F3または抗体1C6.E12.G8などの、FRα一次抗体に結合することが可能な二次抗体を含むことができる。一部の実施形態では、試料に結合している一次抗体の検出を可能にするために、二次抗体は、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)またはフルオロフォアなどの検出可能な標識にコンジュゲートすることができる。記載されるキットは、試料の上で結合した二次抗体の存在の検出を可能にする、比色または化学発光基質を含むこともできる。一部の実施形態では、比色または化学発光基質は、2,2’−アジノ−ビス(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸)(ABTS);3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン(TMB);3,3’−ジアミノベンジジン(DAB);SuperSignal(Thermo Fisher Scientific);ECL試薬(Thermo Fisher Scientific)または当業者に公知である他のそのような試薬であってよい。

以下の実施例は、前の開示を補足し、本明細書に記載される主題のより優れた理解を提供するために提供される。これらの実施例は、記載される主題を限定するものとみなすべきでない。本明細書に記載される実施例および実施形態は例示目的のためだけであり、それに照らして様々な修正または変更が当業者に明らかになり、本発明の範囲から逸脱することなくそれに含まれ、および加えることができることが理解される。

(実施例1−組換えヒト葉酸受容体アルファの発現および精製) 本明細書に記載される研究に関連した実験を実行するために、FRα発現細胞基材を生成するために、または精製された組換えヒトFRαタンパク質を生成するために、いくつかの葉酸受容体アルファ(「FRα」または「FOLR1」)発現細胞システムまたは細胞系を作製した。使用した1つの発現系は、バキュロウイルスを通して組換えヒトFRαを発現したSf9昆虫細胞系であった。この系は、昆虫細胞発現のために最適化されたリーダー配列、N末端6×ヒスチジン(6×his)エピトープタグおよびインタクトな生来のGPI付着部位を含有するヒトFRα配列を使用して調製された。細胞は1L振盪フラスコの中で次にインキュベートし、Sf9昆虫細胞の対数期培養物を<1の感染多重度(MOI)で組換えバキュロウイルスに感染させた。30Lの培養物からの細胞を収集し、溶解し、10mMの3−[(3−コールアミドプロピル)ジメチルアンモニオ]−1−プロパンスルホネート(CHAPS)を含有する1×リン酸緩衝食塩水(PBS)で2回抽出した。NaCl濃度を300mMに調整し、0.2μmメンブランを通して濾過した。透明になった上清は、2MのNaCl、1mMのCHAPSを含む1×PBS、pH7.4を洗浄緩衝液として使用して親和性クロマトグラフィーによって精製し、その後、10mMの3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸(MOPS)、3MのMgCl2、1mMのCHAPS、pH6.8で溶出した。ピーク画分を1×PBS、pH7.4に対して十分に透析し、SDS−PAGEによって純度について分析し、ビシンコニン酸アッセイ(BCA)アッセイによって定量化し、アリコートに分けて、摂氏−80度で保存した。

ヒトFRαを安定して発現し、分泌するチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞系は、ヒト免疫グロブリンカッパリーダー配列およびGPI付着部位を置き換えるC末端6×hisエピトープタグを含有するヒト葉酸受容体アルファ(FRα)配列を使用して生成した。一度生成したら、FRα発現CHO細胞は、ウェーブバッグの中において25Lスケールで増殖させた。分泌されたFRαタンパク質を精製するために、深層濾過によって細胞上清から細胞デブリを除去し、次に接線流濾過によって10倍に濃縮し、50mMリン酸ナトリウム、300mM NaCl、1mMイミダゾール、pH8.0にダイアフィルトレーションした。これを、FPLCを使用して事前充填Talon(登録商標)IMACカラムにロードした。未結合の物質は50mMリン酸ナトリウム、300mM NaCl、5mMイミダゾール、pH8.0を使用して洗い流し、結合したタンパク質は、50mMリン酸ナトリウム、300mM NaCl、pH8.0、の中の5mM〜100mMイミダゾールの直線濃度勾配を使用して溶出した。ピーク画分を1×PBS、pH7.4に対して十分に透析し、SDS−PAGEによって純度について分析し、BCAアッセイによって定量化し、アリコートに分けて、摂氏−80度で保存した。

類似の細胞システムは、ヒト葉酸受容体ベータ(FRβ)、ヒト葉酸受容体ガンマ(FRγ)およびヒト葉酸受容体デルタ(FRδ)のためにも生成された。簡潔には、293F細胞の1L培養物を一時的にトランスフェクトするために、ヒト免疫グロブリンカッパリーダー配列およびGPI付着部位を置き換えるC末端6×hisエピトープタグを含有するFRβ、FRγまたはFRδのいずれかの構築物を使用した。ヒトFRαのために上に記載の通りに、組換えFRタンパク質を精製した。

多くの研究でメソテリンが陰性対照の役目を果たしたので、ヒト免疫グロブリンカッパリーダー配列およびGPI付着部位を置き換えるC末端6×hisエピトープタグを含有する、ヒトメソテリン配列を安定して発現し、分泌するチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞系も調製した。ヒトメソテリン発現CHO細胞は、ウェーブバッグの中において25Lスケールで増殖させた。分泌されたメソテリンタンパク質を精製するために、中空繊維濾過によって細胞上清からデブリを除去し、透明になった上清は接線流濾過によって10倍に濃縮した。上清のNaCl濃度を、300mMのNaClおよび0.5mMのイミダゾールに調整した。これは、FPLCを使用して事前充填Talon(登録商標)IMACカラムにロードした。未結合の物質は50mMリン酸ナトリウム、300mM NaCl、3mMイミダゾール、pH8.0を使用して洗い流し、結合したタンパク質は、50mMリン酸ナトリウム、300mM NaCl、150mMイミダゾール、pH8.0を使用して溶出した。ピーク画分は、50mMリン酸カリウム、pH7.5に対して十分に透析した。硫酸アンモニウムを1Mの最終濃度まで加え、次に、50mMリン酸カリウム、pH7.5、の中の1M〜0Mの硫酸アンモニウムの段階勾配を使用して、事前充填フェニルセファロースカラムの上で最終精製を実行した。ピーク画分を1×PBS、pH7.4に対して十分に透析し、SDS−PAGEによって純度について分析し、BCAアッセイによって定量化し、アリコートに分けて、摂氏−80度で保存した。

(実施例2−精製された還元およびアルキル化されたFRαの生成) FRαの還元およびアルキル化された抗原性の形態を生成するための努力がなされた。タンパク質を還元するために、遠心濾過機(Amicon Ultra、3kDa MWの限界)を使用して、リン酸緩衝食塩水(pH7.4)の中で精製されたFRαを2mg/mLまで濃縮した。タンパク質濃度は、BCAアッセイ(Thermo Scientific)を使用して決定した。生じたFRαを8M尿素/PBS中で1:1に希釈して、4M尿素を含有するPBSの中で1mg/mLのFRαの最終濃度を生成した。ジチオスレイトール溶液(PBS中500mM)を、10mMの最終濃度まで加えた。溶液を摂氏65度で1時間インキュベートし、室温に冷却した。

次に、リン酸緩衝食塩水中の1Mのヨードアセトアミド溶液を、還元された葉酸受容体溶液の中に10mMの最終濃度まで加え、反応を暗所の中で30分の間室温に保った。これらの条件の下で、タンパク質は可溶性のままであった。免疫化のために使用する最終の還元されたFRαは、4Mの尿素、10mMのDTTおよび10mMのヨードアセトアミドを含有するリン酸緩衝食塩水に保存した。

図1は、非還元条件下のSDS−PAGEによって分析した、生来のFRαタンパク質ならびにそのタンパク質の還元およびアルキル化された形態の差次的泳動を示す。

(実施例3−FRαへのハイブリドーマの生成) 8週齢の雌Balb/cマウスを、ヘキサヒスチジンタグ付きのFRαタンパク質(n=5)または還元およびアルキル化されたFRαタンパク質(n=5)で免疫化した。0日目に投与された最初の腹腔内免疫化は、完全フロイントアジュバント(Rockland、Cat#D614−0050)と1:1(v:v)に混合されたそれぞれの免疫原の50μgを含んでいた。次に、14日後におよびその後21日ごとに腹腔内に投与された、不完全フロイントアジュバント(Rockland、Cat#D615−0050)と1:1(v:v)に混合された50μgの免疫原でマウスを追加免疫した。最初の免疫化から24日後およびその後21日ごとに、免疫化されたマウスから血液試料を採集した。

採集した血液試料は、FRαに対する直接酵素結合イムノアッセイ(EIA)によって分析した。FRαタンパク質(PBS、0.02Mリン酸カリウム、0.15M塩化ナトリウム、pH7.2中の1μg/mL溶液の100μl)でプレートをコーティングし、4℃で一晩インキュベートし、0.2%Tween(登録商標)−20を含有するPBS(PBST;Rockland、Cat#MB−075−1000)で洗浄し、室温で1時間、3%フィッシュゲル(fish gel)(Sigma)でブロックした。個々のマウス血清試料の3倍希釈系列を室温で1時間結合させ、次にプレートをPBSTで3回洗浄し、その後37℃で30分の間、1:2500のHRPコンジュゲートウサギ抗マウス抗体(Rockland、Cat#610−4320)でプローブした。TMB基質(Rockland、Cat#TMBE−100)を加え、反応は、100mLの1M HClの追加によって30分後に停止し、その後450nmで吸光度を読み取った(マイクロプレートリーダー「ベンチマーク」;Biorad)。全ての試料は、陰性対照としてヘキサヒスチジンタグ付きの組換えメソテリン(メソテリン−His6)タンパク質に対してカウンタースクリーニングした。

最も高い抗原特異性力価を示すマウスに由来する脾臓を収集し、脾細胞とSp2/0 Ag14骨髄腫細胞(ATTC CRL1581)との電気融合(Hybrimune(商標)モデルCEEF−50B波形発生器;Cellectis、Romainville、France)によってハイブリドーマを調製した。その後、陽性の親融合細胞系を選択するために、上記の通りFRαおよび組換えメソテリン−His6に対してハイブリドーマ上清をELISAによってスクリーニングした。

組換えヒトFRα(rhFRα)に反応性の抗体を生成すると決定された、選択された親細胞系を、限界希釈によって次にサブクローニングした。これらの細胞によって生成された抗体は、次にClonetyping(商標)システム(SouthernBiotech、Birmingham、AL)を使用してFRα結合について再試験し、アイソタイプ決定した(isotype)。これらのクローンに由来する上清は、受容体特異性を決定するために、ヒト葉酸受容体の3つのさらなるアイソフォーム(FRβ、FRγおよびFRδ)に対して、直接ELISAによってさらにスクリーニングした。それぞれのFRアイソフォームの1μg/mL溶液の100μLによりプレートを4℃で一晩コーティングし、0.2%Tween(登録商標)−20を含有するPBS(Rockland、Cat#MB−075−1000)で洗浄し、3%フィッシュゲル(Sigma)でブロックした。培養上清の3倍希釈系列を室温で1時間結合させ、その後、上記の通りプレートを洗浄し、HRPコンジュゲート抗マウス抗体でプローブした。FRβ、FRγまたはFRδに反応性の抗体を生成するクローンは、さらなる分析のために選択されなかった。

表3に列挙される生来の/非還元のまたは還元/アルキル化された葉酸受容体アルファで免疫化されたマウスから生成されたハイブリドーマクローン、24H8.D3、1C6.E12.G8、1D2.D8.G10、6A2.G7、19D2.G9、26A9.C4、2F11.F8、5C12.H8、24H8.F3、28H12.G9、30G6.G6.G4.E9および1A8.G11.E7を、さらなる分析のために選択した。2016年5月4日に、クローンをAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.Manassas、Virginia 20110−2209)に寄託し、以下のATCC受託番号を割り当てられた:24H8.D3(PTA−123090)、1C6.E12.G8(PTA−123091)、1D2.D8.G10(PTA−123098)、6A2.G7(PTA−123093)、19D2.G9(PTA−123094)、26A9.C4(PTA−123092)、2F11.F8(PTA−123098)、5C12.H8(PTA−123095)、24H8.F3(PTA−123097)、28H12.G9(PTA−123101)、30G6.G6.G4.E9(PTA−123096)および1A8.G11.E7(PTA−123100)。

(実施例4−精製されたモノクローナル抗体の生成) マイコプラズマ検査キット(Rockland、Cat#MAB−012)を使用して、選択された細胞系をマイコプラズマについて試験し、その後、無血清培地(Invitrogen、Cat#12045−076)および5%の低IgG FBS(0.1μg/ml)(Gibco、Cat#16250−078)を含有する1Lローラーボトルに0.5×105細胞/mLで播種した。培養は37℃で14日間または21日間増殖させ、その後、上清を収集し、50kDa濾過メンブランを通して概ね10倍に濃縮し(Spectrum Labs、Rancho Dominguez CA)、次にプロテインAクロマトグラフィー(Rockland、Cat#PA50−00−0025)を使用して精製した。結合した抗体は、抗体アイソタイプによって0.1Mクエン酸ナトリウム、pH3.5/4.5で溶出し、12〜14kDa膜状チューブ(Spectrum Labs、Rancho Dominguez CA)を使用した透析によって緩衝液をPBSに対して交換した。精製された抗体は、0.22μmのExpress(商標)PLUS Stericups(Millipore、Billerica MA)を使用して滅菌濾過し、さらなる試験のために4℃で保存した。

ハイブリドーマクローンの重鎖および軽鎖を配列決定するため、努力がなされた。先ず、製造業者のプロトコールに従ってRNAqueous(登録商標)キット(Ambion)を使用して、ハイブリドーマ細胞系(各々1×103から1×105細胞数の細胞ペレット)から全RNAを単離した。NanoDrop(商標)8000分光計(Thermo Scientific)を使用して、RNAを定量化した。

単離したRNAは、Mastercycler(登録商標)EP勾配サーモサイクラー(Eppendorf)により各ハイブリドーマのために三連で実行した多重RT−PCRを通して次に増幅した。先ず、どのIg重鎖および軽鎖遺伝子がIg再配列の間に使用されたか決定するために、各ハイブリドーマ(≦1μg RNA/反応)のために2つの別個の遺伝子特異的cDNA増幅を実行した。各カクテルは、潜在的マウスIg V遺伝子ファミリー(IgHv、IgKv)およびIg定常領域遺伝子(IgHcGamma、IgKc)のいずれかにアニールするように設計された、固有のファミリー特異的プライマーからなった。cDNAの生成および増幅は、SuperScript(登録商標)III一段階RT−PCRシステムを、Platinum(登録商標)Taq High Fidelity(Invitrogen)と以下の条件で使用して実行した:55℃で30分間および95℃で2分間、続いて40サイクルの95℃で1分間、55℃で1分間、68℃で1分間および最後の68℃で10分間の完了ステップ。DNA生成物は、2%アガロースゲルの電気泳動にかけた。適切なバンドを切り出し、製造業者のプロトコールに従ってQIAquick(登録商標)ゲル抽出キット(Qiagen)を使用してゲル精製した。各ハイブリドーマによって発現される生殖系列遺伝子セグメントを決定するために、精製したDNAを配列決定(GENEWIZ,Inc.、South Plainfield、NJ)に送った。

上と同じRNA供給源および遺伝子特異的プライマー(多重RT−PCR混合物において使用されたファミリー特異的プライマーと対照的に)を使用して、ハイブリドーマのために同定された特定の遺伝子に適しているさらなるRT−PCR分析を次に実行した。クローニングを促進するために、増幅したIg cDNAをIn−Fusion(IF)発現ベクターに入れ、各遺伝子特異的プライマーは相同的クロスオーバーを可能にするであろうベクター適合リンカー配列も含有した。全ての他の試薬およびサーモサイクラー条件は、上記の多重RT−PCR実験のために使用されたものと同じである。

(実施例5−対照葉酸受容体アルファアッセイにおけるMORAb−003干渉) 血清、血漿および尿における葉酸受容体アッセイの検出について米国特許第8,475,795号に開示されている、以前に記載されたECLアッセイは、治療用モノクローナル抗体ファルレツズマブ(MORAb−003)の存在下で干渉を受け、それによって、治療応答をモニタリングする、すなわち治療用のMORAb−003の存在下でモニタリングするためのその使用を不要にする(obviate)ことが実証された。表4は、標準曲線にわたって捕捉としてMAb9F3.H9.H3.H3.B5.G2(「9F3」)で、および検出としてMAb24F12.B1(「24F12」)で構成されるアッセイのための、2つの濃度のMORAb−003による干渉のパターンを示す。米国特許第8,475,795号に開示されるように、抗体9F3および24F12は、2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Virginia 20110−2209)に寄託し、ATCC受託番号PTA−11887およびPTA−11886をそれぞれ割り当てられた。アッセイは、MORAb−003濃度依存性の干渉パターンを実証する。したがって、内因性MORAb−003に非感受性である捕捉/検出組み合わせを識別するために、さらなるMAbをスクリーニングした。

(実施例6−MORAb−003抗体対スクリーニングから最低の干渉を有するMAb対を選択すること) どの対が優れたアッセイ性能をもたらして、MORAb−003による最低の干渉を示したかについて決定するために、抗体対を評価した。全ての抗体が捕捉および検出抗体としてスクリーニングされるように、13個のモノクローナル抗体でスクリーニングを実行した。米国特許第8,475,795号に開示された抗体対である26B3.F2(捕捉)および19D4.B7(検出)を、陽性対照として使用した。抗体26B3.F2および19D4.B7は、以前に2011年5月19日にAmerican Type Culture Collection(10801 University Blvd.、Manassas、Virginia 20110−2209)に寄託され、受託番号PTA−11885およびPTA−11884をそれぞれ割り当てられた。MSDにより提供された血清試料を使用した。血清試料は10μg/mLのMORAb−003と一晩インキュベートし、1:20の希釈で試験した。対照として血清試料を希釈剤の中で一晩インキュベートし、1:20および1:80の希釈で試験した。キャリブレータも10μg/mLのMORAb−003で一晩処理した。24H8.D3は捕捉抗体および検出抗体の両方として試験し、高いシグナル対バックグラウンド(S/B)レベルのために有望であると同定された。

図2Aは、13個の捕捉抗体および13個の検出抗体のペアワイズ組み合わせからもたらされる光強度カウントを示す。図2Bは、13個の捕捉抗体および13個の検出抗体のペアワイズ組み合わせからもたらされる平均のシグナル対バックグラウンド(S/B)値を示す。

MORAb−003干渉の影響を、10μg/mLで評価した。どの抗体組み合わせが低いシグナルに基づいてMORAb−003による最低の干渉を示したかについて決定するために、抗体対を評価した。

特異的シグナルが1000未満であった場合、全ての組み合わせはマスキングした。MAb 30G6.G6.G4.E9は、抗原の内因性レベルを検出することができなかった。式%薬物干渉=(薬物有りのシグナル − ブランク)/(薬物無しのシグナル − ブランク)を使用して、パーセント薬物干渉を計算した。図3Aは、500pg/mLの濃度の組換え精製FRαを含有する対照キャリブレータ溶液中の、13個の捕捉抗体および13個の検出抗体のペアワイズ組み合わせについての、10μg/mLのMORAb−003を加えた後のパーセント干渉/薬物抑制を示す。図3Bは、血清試料中の、13個の捕捉抗体および13個の検出抗体のペアワイズ組み合わせについての、10μg/mLのMORAb−003を加えた後のパーセント干渉/薬物抑制を示す。比較のために、陽性対照を右上の角に置く。パーセント干渉=(MORAb−003有りのシグナル − ブランク)/(MORAb−003無しのシグナル − ブランク)。

(実施例7:2つの血清試料の希釈線形性および標準曲線性能に基づく抗体対の評価およびスクリーニング) 下に列挙される様々な抗体対の希釈線形性プロファイルおよび標準曲線性能を、2つの血清試料を使用して評価した。評価した抗体は、1A8.G11.E7、24H8.D3、9F3、19D4.B7および19D2.G9であった。図4は、他の抗体対と比較したときの、24H8.D3および19D4.B7を捕捉および検出抗体の両方として使用したときの希釈線形性の例を示す。希釈調整濃度は1:20希釈の濃度に正規化し、灰色部分はスクリーニングの間に考慮されなかった抗体組み合わせである。

次に、選択された抗体対のために、標準曲線の性能および勾配を評価した。図5Aおよび図5Bに示すように、上部の勾配(1.09)に基づき、アッセイのために選択された最終的な抗体対および最良の構成は、捕捉抗体として24H8.D3を、および検出体として19D4.B7を含んでいた。それらは同じように振る舞い、お互いと協働しないので、1A8.G11.E7および24H8.D3は、同じかまたは類似のエピトープをおそらく認識する。図5Aは、規定の捕捉抗体のための濃度に対してプロットされ、4つの検出抗体のうちの1つと対にされたシグナルのグラフを示す。図5Bは、試験した抗体対の標準曲線およびヒルスロープ(hill slope)データを示す。19D4.B7は、捕捉として使用したときよりも検出体としてより良好に働いた。

(実施例8:最終葉酸受容体アルファ電気化学発光(ECL)アッセイプロトコール/構成) 小スポットストレプトアビジン(ss−SAV)プレートを、振盪下の室温で30分の間、150μLのMeso Scale Discovery(登録商標)(MSD)ブロッカーAでブロックした。各ウェルは、0.5μg/mLのビオチンコンジュゲート24H8.D3捕捉抗体の25μLでコーティングした。プレートは、振盪下の室温で1時間インキュベートした。プレートを、PBSTで3回洗浄した。次に、25μLの試料/キャリブレータを各ウェルに加えた。振盪下の室温で2時間、試料をインキュベートした。プレートを次にPBSTで3回洗浄した。25μLのSULFO−TAG(Meso Scale Diagnostics、LLCから)コンジュゲート19D4.B7検出抗体を、1μg/mLの濃度で各ウェルに加えた。プレートは、振盪下の室温で1時間インキュベートした。プレートをPBSTで3回洗浄した。プレートは、2×読み取り緩衝液Tで直ちに読み取った。表5に示すように、標準曲線のために組換え精製FRαをゼロキャリブレータで使用して標準を生成した。

(実施例9−葉酸受容体アルファアッセイ性能および試料マトリクス評価) 参照範囲 FRα ECLアッセイのために参照範囲を確立するために、40個のヒト患者試料(20人の健康な正常患者および20人の卵巣がん患者)を使用した。各試料タイプの性能および適合性を評価するために、各患者は4タイプの試料(血清、血漿、朝一番の尿およびスポット尿)を提供した。3人の患者は、スポット尿試料が入手可能でなかった。試料を、100μg/mLのMORAb−003でスパイクした。研究をコントロールするために、試料をアッセイ希釈剤でスパイクし、MORAb−003薬物処理試料と並行して試行した。

表6は、6回の連続した試行にわたって0pg/mLから5000pg/mLの範囲内の濃度の、8つのFRα標準試料の光強度カウントを示す。図6にグラフの形態で図示されてもいるデータは、標準曲線が全6回の試行について曲線の範囲にわたって優れた再現性を示したことを実証する。

希釈線形性は、血清および尿試料を使用して評価した。5個の血清および5個の尿試料を、6つの異なる希釈で試験した。血清試料は標準曲線の範囲内に入ったが、尿試料はわずかにより高いFRαレベルを示した(図7A〜7D)。図7Aは、10、20、40、80、160および320倍の希釈時における、8個の標準FRα試料および5個の血清試料(x軸)の光強度カウント(y軸)のグラフを示す。図7Bは、5つ全ての血清試料(x軸)についての希釈倍率に対してプロットされたパーセント正規化回収(y軸)のグラフを示し、概ね10%の分散で優れた希釈線形性を実証する。図7Cは、10、20、40、80、160および320倍の希釈時における、8個の標準FRα試料および5個の尿試料(x軸)の光強度カウント(y軸)のグラフを示す。図7Dは、5つ全ての尿試料(x軸)についての希釈倍率に対してプロットされたパーセント正規化回収(y軸)のグラフを示し、許容される希釈線形性(概ね20%分散の範囲内)を実証する。

葉酸受容体アルファスパイク回収 5個の血清および5個の尿試料を高(H)、中(M)および低(L)レベルのFRαキャリブレータでスパイクし、対照として希釈剤と比較して試行した。図8Aおよび図8Bでは、パーセント正規化回収は、予想回収値と比較してy軸にプロットし、スパイクレベルはx軸にプロットした。図8Aは、5個の血清試料からの結果を示し、図8Bは、5個の尿試料からの結果を示す。わずかに高いが許容される回収値が、血清試料において見られた。

葉酸受容体アルファアッセイ精度(%CV) 全ての血清、血漿および尿試料を二連で試験することによって、精度または変動係数(coefficient of variance)を評価した。血清および血漿の結果は、CVが一般的に≦5%で一貫していた。図9に示すように、尿のCV%結果は、曲線の検出可能な範囲にわたって血清および血漿よりも一般的に高く、より変動していた。

(実施例10−MORAb−003の存在下での葉酸受容体アルファECLアッセイ性能) FRα ECLアッセイの性能に及ぼすMORAb−003の作用を、血清および血漿において評価した。処置を受けた患者におけるおよその予想レベルである100μg/mLのレベルで患者試料にスパイクされたMORAb−003有り無しの試料中のFRαレベルを試験した。パーセント阻害は、%阻害=(希釈剤/薬物)/希釈剤として計算し、ここで、薬物はMORAb−003である。アッセイは、血清および血漿試料において最小限の干渉を示し、血清は、干渉がより低く最良の試料マトリクスである。図10A〜10Cに示すように、パーセント阻害メジアン血清値は3%で、その範囲は−10%〜14%であった。血漿メジアン血清値は4%で、その範囲は−32%〜27%であった。血清における阻害が21%であって、血漿における阻害が10%であったので、試料#DLSO−015は相関分析から除外された。図10Aは、100μg/mLのMORAb−003有り無しの血漿および血清試料中のFRαレベルのパーセント阻害を図示する。図10Bは、対照の希釈剤処置血清または血漿試料におけるFRαレベル(x軸)に対する、100μg/mLのMORAb−003で処置した血清または血漿試料におけるFRαレベル(y軸)のプロットであり、図10Cは、図10Bの曲線のボックス内の下端の拡大図である。血清および血漿についてのR2値も、図10Cに提供される。

MORAb−003を加えた試料マトリクスの試験および性能 FRα ECLアッセイにおける血清、血漿および尿の性能を評価するために、40個のヒト患者試料(20人の健康な正常患者および20人の卵巣がん患者)を特定した。スポット尿試料無しの3人の患者を除いて、各患者で4つの試料タイプを評価した(血清、血漿、朝一番の尿およびスポット尿)。各試料タイプの性能および適合性ならびに血清および血漿試料におけるMORAb−003の可能な干渉を評価するために、MORAb−003の追加有り無しで血清および血漿試料を標準曲線とともに試行した。

血清および血漿試料は検出可能であったが、曲線の範囲内では、尿の結果は血清および血漿の値より一般的に高く、2、3の尿試料は、この評価で使用した希釈における曲線の範囲を超えた値を有した。血清および血漿は優れた一致を示し、MORAb−003の追加で値の変化はほとんど示さなかった。これらの分析の結果は、表7に示し、そして図11にグラフで示す。図11のグラフは、8つの標準試料、血清および血漿試料(MORAb−003有り無し)、ならびにスポット尿試料および朝一番の(AM)尿試料の光強度カウントをプロットする。

(実施例11:アッセイ抗体の分析的特徴付け) アッセイ開発において使用した抗体の選択には、各抗体の物理的特性の分析が含まれた。抗体は、それらが分析前に捕捉または検出抗体として意図される使用のために最適な緩衝液中にあることを確実にするように処理された。抗体は、以下の方法を使用して評価した:(1)pIピークおよび範囲ならびにピークプロファイルを確立するための毛細管等電点電気泳動(cIEF);(2)凝集を評価するための動的光散乱(DLS);(3)純度を評価し、重鎖対軽鎖比を確立するためのexperion自動電気泳動(還元性および非還元性)。分析結果は、図12Aおよび図12Bに示す。L/Pは、タンパク質あたりのビオチン標識を表す。 実施形態 以下の実施形態のリストは、先の記載を置換したり取って代わったりするものではなく、むしろ補うものである。 実施形態1。葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的であり、 a.配列番号1のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号3のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号8のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号9のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号10のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3(CDRはIMGTの方法によって規定される);または、 b.配列番号4のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号3のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号11のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号12のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号13のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3(CDRはKABATの方法によって規定される) を含む単離された抗体またはその抗原結合性断片。 実施形態2。抗体がマウスの抗体である、実施形態1に記載の単離された抗体または抗原結合性断片。 実施形態3。抗体のアイソタイプがIgGである、実施形態1または2に記載の単離された抗体または抗原結合性断片。 実施形態4。抗体がキメラである、実施形態1から3のいずれか1つに記載の単離された抗体または抗原結合性断片。 実施形態5。抗体がヒト化されている、実施形態1から4のいずれか1つに記載の単離された抗体または抗原結合性断片。 実施形態6。a.(a)の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号6のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、および配列番号14のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域を有する;または b.(b)の抗体もしくは抗原結合性断片は、配列番号6のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、および配列番号14のアミノ酸配列と少なくとも90%同一である重鎖可変領域を有する、 実施形態1から5のいずれか1つに記載の単離された抗体または抗原結合性断片。

実施形態7。軽鎖可変領域が配列番号6のアミノ酸配列を有し、重鎖可変領域が配列番号14のアミノ酸配列を有する、実施形態6に記載の単離された抗体または抗原結合性断片。 実施形態8。葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的であり、配列番号6のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域および配列番号14のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含む単離された抗体またはその抗原結合性断片。 実施形態9。葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的であり、配列番号7のアミノ酸配列を有する軽鎖および配列番号15のアミノ酸配列を有する重鎖を含む単離された抗体またはその抗原結合性断片。 実施形態10。受託番号PTA−123090を含むATCCに寄託された細胞系によって生成される、葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的な単離された抗体。 実施形態11。配列番号21および配列番号29のヌクレオチド配列を含む単離されたポリヌクレオチド。 実施形態12。配列番号22および配列番号30のヌクレオチド配列を含む単離されたポリヌクレオチド。 実施形態13。軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含み、軽鎖可変領域は配列番号6のアミノ酸配列を含み、重鎖可変領域は配列番号14のアミノ酸配列を含む、抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチド。 実施形態14。軽鎖および重鎖を含み、軽鎖は配列番号7のアミノ酸配列を含み、重鎖は配列番号15のアミノ酸配列を含む、抗体をコードする単離されたポリヌクレオチド。 実施形態15。葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチド配列であって、 a.コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号1のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号2のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号8のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号9のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号10のアミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定され;または、 b.コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号4のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号5のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号11のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号12のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号13のアミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される、 単離されたポリヌクレオチド配列。 実施形態16。a.配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号23、配列番号24および配列番号25;または b.配列番号19、配列番号20、配列番号18、配列番号26、配列番号27および配列番号28 のヌクレオチド配列を含む単離されたポリヌクレオチド。 実施形態17。葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体軽鎖または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチド配列であって、 a.コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号1のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号2のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定され;または b.コードされる抗体の軽鎖CDR1は配列番号4のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の軽鎖CDR2は配列番号5のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の軽鎖CDR3は配列番号3のアミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される、 単離されたポリヌクレオチド配列。 実施形態18。葉酸受容体アルファ(FRα)に特異的である抗体重鎖または抗原結合性断片をコードする単離されたポリヌクレオチド配列であって、 a.コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号8のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号9のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号10のアミノ酸配列を含み、ここで、CDRはIMGTの方法によって規定され;または、 b.コードされる抗体の重鎖CDR1は配列番号11のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の重鎖CDR2は配列番号12のアミノ酸配列を含み、コードされる抗体の重鎖CDR3は配列番号13のアミノ酸配列を含み、ここで、CDRはKABATの方法によって規定される、 単離されたポリヌクレオチド配列。 実施形態19。実施形態11から18のいずれか1つに記載の単離されたポリヌクレオチドを含むベクター。 実施形態20。実施形態19に記載のベクターを含む組換え細胞。 実施形態21。真核生物細胞、酵母細胞、植物細胞または細菌である、実施形態20に記載の組換え細胞。 実施形態22。真核生物細胞がCHO細胞である、実施形態21に記載の組換え細胞。 実施形態23。生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)を検出する方法であって、実施形態1から10のいずれか1つに記載の抗体または抗原結合性断片に試料を曝露させること、およびFRαを検出することを含む、方法。 実施形態24。生体試料が、尿、血液、血清、血漿、唾液、腹水、循環細胞、循環腫瘍細胞、組織関連でない細胞、組織、外科的に切除された腫瘍組織、生検材料、細針吸引試料または組織学的調製物に由来する、実施形態23に記載の方法。 実施形態25。生体試料がヒトまたは非ヒト霊長類に由来する、実施形態23または24に記載の方法。 実施形態26。抗体が標識されている、実施形態23から25のいずれか1つに記載の方法。 実施形態27。標識が、放射性標識、エピトープタグ、ビオチン、発色団標識、フルオロフォア標識、電気化学発光(ECL)標識または酵素である、実施形態26に記載の方法。 実施形態28。電気化学発光(ECL)標識がスルホ−タグである、実施形態27に記載の方法。 実施形態29。実施形態1から10のいずれか1つに記載の第2の抗体または抗原結合性断片に試料を曝露させることをさらに含む、実施形態23から28のいずれか1つに記載の方法。 実施形態30。第2の抗体または抗原結合性断片が固体支持体に固定化されている、実施形態29に記載の方法。 実施形態31。第2の抗体または抗原結合性断片がビオチン化され、固体支持体がストレプトアビジンでコーティングされ、単離された抗体または抗原結合性断片がビオチンのストレプトアビジンへの結合によって固体支持体に固定化されている、実施形態30に記載の方法。 実施形態32。試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の存在が、ウェスタンブロット、免疫組織化学、免疫蛍光法、フローサイトメトリー、ラジオイムノアッセイ、免疫沈降、電気化学発光イムノアッセイ(ECLIA)またはELISAを使用して検出される、実施形態23から31のいずれか1つに記載の方法。 実施形態33。試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の検出の前に試料が希釈される、実施形態23から32のいずれか1つに記載の方法。 実施形態34。試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の検出の前に試料が遠心分離されるか、ボルテックスされるかまたはその両方が行われる、実施形態23から33のいずれか1つに記載の方法。 実施形態35。試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)のレベルが定量化される、実施形態23から34のいずれか1つに記載の方法。 実施形態36。試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の検出の前に試料がMORAb−003に曝露させられる、実施形態23から35のいずれか1つに記載の方法。 実施形態37。生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)を検出する方法であって、試料を以下: a.実施形態1(a)、実施形態1(b)もしくは実施形態10の第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片、ならびに、配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を有する第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片、もしくは受託番号PTA−11884を有する単離された抗体、または、 b.配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を有する第1の単離された抗体もしくは抗原結合性断片、もしくは受託番号PTA−11884を有する単離された抗体、ならびに実施形態1(a)、実施形態1(b)もしくは実施形態10の第2の単離された抗体もしくは抗原結合性断片 に曝露させることを含み、第1の単離された抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定化され、第2の単離された抗体または抗原結合性断片は標識されている、方法。 実施形態38。生体試料が、尿、血液、血清、血漿、唾液、腹水、循環細胞、循環腫瘍細胞、組織関連でない細胞、組織、外科的に切除された腫瘍組織、生検材料、細針吸引試料または組織学的調製物に由来する、実施形態37に記載の方法。 実施形態39。生体試料がヒトまたは非ヒト霊長類に由来する、実施形態37または38に記載の方法。 実施形態40。試料中のFRαの検出の前に試料が希釈される、実施形態37から39のいずれか1つに記載の方法。 実施形態41。試料中のFRαの検出の前に試料が遠心分離されるか、ボルテックスされるかまたはその両方が行われる、実施形態37から40のいずれか1つに記載の方法。 実施形態42。標識が、放射性標識、エピトープタグ、ビオチン、発色団標識、フルオロフォア標識、電気化学発光(ECL)標識または酵素である、実施形態37から41のいずれか1つに記載の方法。 実施形態43。電気化学発光(ECL)標識がスルホ−タグである、実施形態42に記載の方法。 実施形態44。第1の単離された抗体または抗原結合性断片がビオチン化され、固体支持体がストレプトアビジンでコーティングされ、第1の単離された抗体または抗原結合性断片がビオチンのストレプトアビジンへの結合によって固体支持体に固定化されている、実施形態37から43のいずれか1つに記載の方法。 実施形態45。試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の存在が、ウェスタンブロット、免疫組織化学、免疫蛍光法、フローサイトメトリー、ラジオイムノアッセイ、免疫沈降、電気化学発光イムノアッセイ(ECLIA)またはELISAを使用して検出される、実施形態37から44のいずれか1つに記載の方法。 実施形態46。試料中のFRαのレベルが定量化される、実施形態37から45のいずれか1つに記載の方法。 実施形態47。試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の検出の前に試料がMORAb−003に曝露させられる、実施形態37から46のいずれか1つに記載の方法。 実施形態48。被験体において葉酸受容体アルファ(FRα)発現がんを診断する方法であって、 a.被験体の生体試料を: i.実施形態1から10のいずれか1つに記載の抗体もしくは抗原結合性断片、または ii.実施形態1から10のいずれか1つに記載の抗体もしくは抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体もしくは抗原結合性断片 に曝露させること、 b.抗体または抗原結合性断片が結合する、試料中に存在するFRαの量を定量化すること; c.試料中に存在するFRαの量を公知の標準と比較すること;および d.被験体のFRαレベルが、がんに関連したFRαのレベルの範囲内に入るかどうか決定すること を含む、方法。 実施形態49。被験体において葉酸受容体アルファ(FRα)発現がんをモニタリングする方法であって、 a.被験体の生体試料を: i.実施形態1から10のいずれか1つに記載の抗体もしくは抗原結合性断片、または ii.実施形態1から10のいずれか1つに記載の抗体もしくは抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体もしくは抗原結合性断片 に曝露させること、 b.抗体または抗原結合性断片が結合する、試料中に存在するFRαの量を定量化すること; c.試料中に存在するFRαの量を、 i.公知の標準、または ii.より早い時点で被験体から得られる生体試料と比較すること;および d.被験体のFRαレベルが、がんの進行、退縮または安定病態を示すかどうか決定すること を含む、方法。 実施形態50。被験体において葉酸受容体アルファ(FRα)発現がんを処置する方法であって、 a.被験体の生体試料を: i.実施形態1から10のいずれか1つに記載の抗体もしくは抗原結合性断片、または ii.実施形態1から10のいずれか1つに記載の抗体もしくは抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体もしくは抗原結合性断片 に曝露させること、 b.抗体または抗原結合性断片が結合する、試料中に存在するFRαの量を定量化すること; c.試料中に存在するFRαの量を公知の標準と比較すること; d.被験体のFRαレベルが、がんに関連したFRαのレベルの範囲内に入るかどうか決定すること;および e.がんのための処置を被験体に投与するかまたは処方すること を含む、方法。 実施形態51。抗体または抗原結合性断片が固体支持体に固定化されている、実施形態48から50のいずれか1つに記載の方法。 実施形態52。抗体または抗原結合性断片がビオチン化され、固体支持体がストレプトアビジンでコーティングされ、単離された抗体または抗原結合性断片がビオチンのストレプトアビジンへの結合によって固体支持体に固定化されている、実施形態48から50のいずれか1つに記載の方法。 実施形態53。被験体の生体試料を: a.実施形態1から10のいずれか1つに記載の抗体もしくは抗原結合性断片、または b.実施形態1から10のいずれか1つに記載の抗体もしくは抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体もしくは抗原結合性断片、 に曝露させるステップが、第2の抗体または抗原結合性断片に被験体の生体試料を曝露させることをさらに含む、実施形態48から52のいずれか1つに記載の方法。 実施形態54。第2の抗体または抗原結合性断片が、配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3、または受託番号PTA−11884を有する単離された抗体もしくは抗原結合性断片を含む、実施形態53に記載の方法。 実施形態55。第2の抗体または抗原結合性断片が標識されている、実施形態53または54に記載の方法。 実施形態56。標識が、放射性標識、エピトープタグ、ビオチン、発色団標識、フルオロフォア標識、電気化学発光(ECL)標識または酵素である、実施形態55に記載の方法。 実施形態57。電気化学発光(ECL)標識がスルホ−タグである、実施形態56に記載の方法。 実施形態58。試料中の葉酸受容体アルファ(FRα)の存在が、ウェスタンブロット、免疫組織化学、免疫蛍光法、フローサイトメトリー、ラジオイムノアッセイ、免疫沈降、電気化学発光イムノアッセイ(ECLIA)またはELISAを使用して検出される、実施形態48から57のいずれか1つに記載の方法。 実施形態59。FRα発現がんが卵巣がんである、実施形態48から58のいずれか1つに記載の方法。 実施形態60。MORAb−003によるがんのための被験体の処置の後に実行される、実施形態48から59のいずれか1つに記載の方法。 実施形態61。生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)の存在を検出するためのキットであって、 c.実施形態1から10のいずれか1つに記載の抗体もしくは抗原結合性断片、または d.実施形態1から10のいずれか1つに記載の抗体もしくは抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体もしくは抗原結合性断片、および e.配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を有する単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または受託番号PTA−11884を有する単離された抗体もしくは抗原結合性断片;ならびに 不使用時に抗体を含有するための容器、および抗体の使用についての指示 を含む、キット。 実施形態62。生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)の存在を検出するためのキットであって、 f.実施形態1から10のいずれか1つに記載の抗体もしくは抗原結合性断片、または g.実施形態1から10のいずれか1つに記載の抗体もしくは抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体もしくは抗原結合性断片、ならびに h.配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を有する単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または受託番号PTA−11884を有する単離された抗体もしくは抗原結合性断片 を含み、抗体または抗原結合性断片は固体支持体に固定されている、キット。 実施形態63。生体試料において葉酸受容体アルファ(FRα)の存在を検出するためのキットであって、 i.実施形態1から10のいずれか1つに記載の抗体もしくは抗原結合性断片、または j.実施形態1から10のいずれか1つに記載の抗体もしくは抗原結合性断片が結合するFRαのエピトープに結合することが可能な抗体もしくは抗原結合性断片、ならびに k.配列番号31のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、配列番号33のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3、配列番号35のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2および配列番号37のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3を有する単離された抗体もしくは抗原結合性断片、または受託番号PTA−11884を有する単離された抗体もしくは抗原結合性断片 を含み、抗原結合性断片は検出可能に標識されている、キット。

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