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Brilliant resin molded product

阅读:122发布:2023-12-29

专利汇可以提供Brilliant resin molded product专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a brilliant resin molded product capable of developing a brilliant feeling of the same degree as that of coating. SOLUTION: A brilliant resin molded product is provided wherein a skin layer 2 is provided on a surface of a core layer 3. The core layer 3 contains coloring pigment and synthetic resin. The skin layer 2 contains a brilliant material 1, the coloring pigment and the synthetic resin. A CR (Contrast Ratio) value of the skin layer is under 99%.,下面是Brilliant resin molded product专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 コア層の表面にスキン層を設けてなる光輝性樹脂成形体であって,上記コア層は着色顔料と合成樹脂とを含有し,上記スキン層は光輝材と着色顔料と合成樹脂とを含有してなり,かつ,上記スキン層のCR
    (Contrast Ratio)値は99%未満であることを特徴とする光輝性樹脂成形体。
  • 【請求項2】 請求項1において,上記スキン層と上記コア層との色差ΔE *は10以下であることを特徴とする光輝性樹脂成形体。
  • 【請求項3】 請求項1又は2において,上記スキン層の厚みは,0.1〜2mmであることを特徴とする光輝性樹脂成形体。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【技術分野】本発明は,自動車のサイドモールなどに用いる樹脂成形体に関し,特に,メタリック感を有する光輝性樹脂成形体に関する。

    【0002】

    【従来技術】従来から,自動車の側面などに取付けるサイドモールには,メタリック感を有する塗料を樹脂成形体の表面に塗装することが行われている。 しかし,塗装処理は,手間がかかり,製造工程を複雑にしていた。

    【0003】そこで,近年,リサイクル性の向上,及び製造工程の合理化を目的として,樹脂成形体自体にメタリック感を付与して,塗装処理を回避することが考えられている。 メタリック感を有する樹脂成形体を製造するにあたっては,コア層の表面に,顔料成分及び光輝材を含むスキン層を被覆する。 顔料成分及び光輝材は,目的とする色調に応じて適宜選択して用いる。

    【0004】

    【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の光輝性樹脂成形体によっては,塗装と同程度のメタリック感,光輝感を発現させることは困難であった。 そこで,
    スキン層に含まれる顔料成分及び光輝材の配合を調整することによって,成形体の色調を改良することが考えられる。 具体的には,光輝材の粒径及びその添加量の調整,樹脂コーティングまたは無機金属酸化物等による表面処理などがある。 しかし,依然として,塗装と同程度のメタリック感,光輝感を発現させることはできない。

    【0005】本発明はかかる従来の問題点に鑑み,塗装と同程度の光輝感を発現させることができる光輝性樹脂成形体を提供しようとするものである。

    【0006】

    【課題の解決手段】請求項1の発明は,コア層の表面にスキン層を設けてなる光輝性樹脂成形体であって,上記コア層は着色顔料と合成樹脂とを含有し,上記スキン層は光輝材と着色顔料と合成樹脂とを含有してなり,かつ,上記スキン層のCR(Contrast Rati
    o)値は99%未満であることを特徴とする光輝性樹脂成形体である。

    【0007】本発明において,スキン層のCR値とは,
    スキン層の透明度を表す指標をいう。 CR値が小さいほどスキン層の透明度が高くなり,CR値が大きいほどスキン層の透明度が低くなる。

    【0008】本発明においては,スキン層のCR値は,
    99%未満である。 そのため,スキン層に透明性を付与することができ,内部のコア層の色彩を光輝性樹脂成形体の表面に発現させることができる。

    【0009】即ち,スキン層に透明性を付与することにより,スキン層自体のメタリック感,色の深み感が向上すると共に,更にスキン層を透過した光が,着色顔料により着色されたコア層の表面で反射等の作用を受けて,
    光輝性樹脂成形体に,高い光沢,光輝感,深み感のある色調を付与することができる。 また,光輝材は,スキン層内に入射された光やコア層により反射された光を受けて,光輝く。 そのため,上記の透明性のあるスキン層の高い光沢,光輝感,深み感のある色調を,更に増強させることができる。

    【0010】好ましくは,スキン層のCR値は95%未満である。 これにより,内部のコア層の色彩を光輝性樹脂成形体表面に効果的に発現させることができる。 スキン層のCR値の下限は,0.1%であることが好ましく,望ましくは20%である。 これにより,スキン層及びコア層の色彩の調和を図ることができる。

    【0011】また,樹脂成形体は,コア層とスキン層とからなる2層構造を有している。 そのため,樹脂成形体は,コア層により耐衝撃性及び剛性が付与されるとともに,スキン層により意匠性及び耐久性が付与される。 以上のように,本発明によれば,外観に奥行き,深み感を与えて,光輝感,高級感,光沢感に優れ,かつ強度及び耐久性にも優れた光輝性樹脂成形体を得ることができる。

    【0012】次に,スキン層のCR値の測定方法について説明する。 まず,JIS−Z−8721の明度スケールでN2.0(ブラック)相当の標準板Aと,JIS−
    Z−8721の明度スケールでN9.5(ホワイト)相当の標準板Bとを準備する。

    【0013】また,スキン層単独の材料からなるシートを成形し,これを被測定物とする。 被測定物であるシートの裏面に,上記標準板A,Bを密着させ,「JIS−
    Z−8722」の分光測定器で被測定物の表面の色を測定する。 被測定物の色は,条件C(d−8)でD 65光源を用い,10度視野で測定する。 測定結果により,「J
    IS−Z−8701」に基づく物体色の三刺激値の内のY値を用いて,下記の算出式によりCR値を求める。

    【0014】CR(%)=〔(標準板A上でのY値)/
    (標準板B上でのY値)〕×100

    【0015】以上の測定方法より,CR値が小さい場合にはスキン層の透明性が高くなり,逆にCR値が大きい場合にはスキン層の透明性が低くなる。 そして,CR値が0%の場合は,スキン層は完全透明となり,100%
    で完全隠蔽となる。

    【0016】更には,請求項2の発明のように,上記スキン層と上記コア層との色差ΔE *は10以下であることが好ましい。 これにより,樹脂成形体全体の色調に調和がとれて,スキン層とコア層との差異が目立たなくなる。 それゆえ,スキン層に含まれている光輝材の存在感が増大する。 従って,優れた光輝感を発揮することができる。 また更に好ましくは,上記色差ΔE *は5以下である。 これにより,更にスキン層とコア層との差異が目立たなくなり,更に優れた光輝感を発揮することができる。

    【0017】また,光輝材は,照射された光の一部又は全部を反射することにより樹脂成形体に輝き,光沢,光輝感を発現させるものである。 特に,光輝材は,可視光線を透過することが好ましい。 具体的には,光輝材は,
    可視光線に対して,1〜99%の光透過率を有することが好ましい。 これにより,樹脂成形体の外観に奥行き,
    深みを与えて,高級感のある光輝感を発現することができる。

    【0018】一方,光輝材の光透過率が1%未満の場合には,光輝材の反射率が高くなり,光輝材がスキン層の中で孤立して存在するように見え,ギラギラとした粗い光輝感が発現されて,高級感が低下する場合がある。 また,光輝材の光透過率が99%を超える場合には,反射光が少なくなり,光輝感が低下する場合がある。

    【0019】上記の色差ΔE *は,例えば,JIS−Z
    −8722「物体色の測定方法」によって測定され,J
    IS−Z−8730「色差表示方法」によって計算される値である。

    【0020】また,請求項3の発明のように,スキン層の厚みは0.1〜2mmであることが好ましい。 これにより,樹脂成形体に意匠性,耐久性を付与することができる。 また,光輝感を発現するに十分な量の光輝材をスキン層に添加することができるとともに,また比較的高価な光輝材の使用量を少なくすることができる。 一方,
    スキン層の厚みが0.1mm未満の場合には,スキン層の意匠性および耐久性が低下する場合がある。 また,2
    mmを超える場合には,高価な光輝材の使用量が増えて,樹脂成形体の製造コストが高くなる場合がある。

    【0021】また,樹脂成形体は,コア層とスキン層とからなる2層構造を有している。 そのため,樹脂成形体は,コア層により耐衝撃性及び剛性が付与されるとともに,スキン層により意匠性及び耐久性が付与される。 従って,本発明の光輝性樹脂成形体は,強度及び外観に優れている。

    【0022】上記スキン層に含まれる光輝材としては,
    例えば,マイカ,パールマイカ,ガラスフレーク,アルミ粉,ステンレス粉,真鍮粉,金属メッキ粉,金属コーティング粉末,アルミフレーク,アルミ箔,亜鉛,及びブロンズ粉のグループから選ばれる1種又は2種以上を用いることが好ましい。 これにより,優れた光輝感を発現させることができる。

    【0023】中でも,マイカ,パールマイカ,ガラスフレーク等の,可視光線の透過性の高い光輝材を用いることが好ましい。 これにより,スキン層自体の光輝感,色の深み感が更に向上するとともに,スキン層を透過した光がコア層の表面により反射等の作用を受けて光輝性樹脂成形体表面に高い光沢,深み感,光輝感のある色調を効果的に付与することができる。

    【0024】スキン層及びコア層に含まれる上記着色顔料は,いずれも,例えば,フタロシアニンブルー,シアニングリーン,インダスレン系,アゾ系,アンスラキノン系,ペリレン系,ペリノン系,キナクリドン系,イソインドリノン系,チオインジゴ系,ジオキサジン系等の有機顔料,酸化チタン,チタンイエロー,弁柄,焼成顔料,カーボンブラック等の無機顔料,フタロシアニン系,アンスラキノン系,ペリレン系,ペリノン系等の染料のグループから選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。

    【0025】スキン層及びコア層に含まれる合成樹脂としては,ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリメチルペンテン,ポリスチレン,AS(アクリロニトリルスチレン樹脂),ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂),AES(アクリロニトリルエチレンスチレン樹脂),AAS(アクリロニトリルアクリル酸エステルスチレン),ポリアミド,アクリル,ポリカーボネート,ポリアセタール,PVC(ポリ塩化ビニルアルコール),PPO(ポリプロピレンオキサイド),PET
    (ポリエチレンテレフタレート),PBT(ポリブチレンテレフタレート),アイオノマー等の1種類の他,ポリプロピレン/ポリアミド,ポリカーボネート/AB
    S,ポリカーボネート/AES,PPO/ポリスチレン,ポリカーボネート/AAS,ポリカーボネート/P
    BT,PET(ポリエチレンテレフタレート)等を用いることができ,複数の樹脂を混合した場合も含む。 なかでも,成形性及びコスト面よりポリプロピレンが好ましい。

    【0026】また,コア層に用いる合成樹脂がポリプロピレン樹脂である場合には,無機質の補強材,増量材,
    ゴム成分などを添加することが好ましい。 ゴム成分の添加により,樹脂成形体に適度な柔軟性を付与することができ,無機充填材により,より高い剛性を付与することができるからである。

    【0027】無機質の補強材,増量材としては,タルク,マイカ,クレー,シリカ,アルミナ,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,炭酸亜鉛,酸化カルシウム,酸化マグネシウム,酸化カルシウム,水酸化マグネシウム,水酸化アルミニウム,硫酸カルシウム,硫酸バリウム,塩基性硫酸マグネシウム,ケイ酸カルシウム,ガラス,チタン酸カルシウム,ホウ酸アルミニウム等の繊維,ウイスカー,フレーク,またはパウダー等を用いることができる。

    【0028】ゴムとしては,EDM(エチレンプロピレンゴム),EBM(エチレンブテンゴム),EOM(エチレンオクテンゴム)等のエチレンα−オレフィンゴム,SBR(スチレンブタジエンゴム),SBS(スチレンブタジエンスチレン樹脂),SIS(スチレンイソプレンスチレン樹脂),SEBS(スチレンエチレンブチレンスチレン樹脂),SEPS(スチレンエチレンプロピレンスチレン樹脂)等のスチレン系ゴム及びその水素添加物等を用いることができる。

    【0029】本発明の光輝性樹脂成形体の成形に際しては,各成分が最終成形型物中に必要な量になるように配合したものを直接成形してもよいし,押出機でコンパウンドを作製した後,成形してもよい。 また,ドライカラーやマスターバッチを作製し,これを樹脂で希釈して成形することもできる。

    【0030】本発明にかかる光輝性樹脂成形体は,例えばバンパー,サイドモール,ホイールキャップ等の自動車外装プラスチック部品,パソコン,ワープロ,電話,
    ファクシミリ等のOA機器やマルチメディア端末機の筐体,ビデオデッキ,TV,ラジカセ,オーディオアンプ,スピーカーボックス等のAV機器,更には冷蔵庫,
    洗濯機,掃除機,炊飯器,湯沸かし器,コーヒー沸かし器等の電化製品のハウジング等,広範囲の樹脂成形品に適用することができる。

    【0031】

    【発明の実施の形態】

    実施形態例 本発明の実施形態例に係る光輝性樹脂成形体について,
    図1〜図7を用いて,比較例とともに説明する。 まず,
    表1に示すごとく,スキン層用原料(原料SA,SB)
    と,コア層用原料(原料CC,CD,CE)とを調製した。 スキン層用原料は,ホモポリプロピレン樹脂,平均粒径40μmのパールマイカ,焼成イエロー,カーボンブラック及び酸化チタンからなる。

    【0032】コア層用原料(原料CD,CE)は,複合ポリプロピレン樹脂に,焼成イエロー,カーボンブラック又は酸化チタンの少なくとも一種以上の着色顔料を添加したものである。 コア層用原料(原料CC)は,複合ポリプロピレン樹脂からなり,この中には着色顔料は含まれていない。 原料CC,CD,CEに含まれる複合ポリプロピレン樹脂は,ブロックポリプロピレン樹脂60
    重量%と,エチレン・プロピレンゴム30重量%と,タルク10重量%とからなる。

    【0033】次いで,図1に示すごとく,コア層用原料及びスキン層用原料を用いて,サンドイッチ成形機にて,コア層3の表面にスキン層2を被覆してなる,自動車用のサイドモール9を成形した。 表2に示すごとく,
    コア層用原料,スキン層用原料は,表1に示した上記各種原料の中から選択した。 スキン層用原料とコア層用原料との色差ΔE * ,及びスキン層の厚みを変化させた。
    得られたサイドモールは,実施例1〜4,比較例1〜3
    とした。

    【0034】次に,これらのサイドモールについて,目視にて外観検査を行った。 検査項目は,表2に示すごとく,光輝感及び色調である。 光輝感は,ギラギラ感と緻密感とから評価し,これらの評価は,良好な場合を○,
    不良の場合を×として示した。 色調は,サンドイッチ成形品がコア層の影響が小さく,スキン層単体と比較して違和感がない場合を○,違和感が有る場合を×と示した。

    【0035】また,製造コストについても評価した。 製造コストが高い場合には「高」,中程度の場合には「中」,低い場合には「低」として示した。 また,スキン層のCR値を測定した。 CR値は各種スキン層単独の材料からなるシート成形し,これを上述の方法により測定した。 これらの測定の結果を表2に示した。

    【0036】

    【表1】

    【0037】

    【表2】

    【0038】上記検査,評価の結果,実施例1〜4の場合には,高級感のある光輝感が得られ,色調も良好であった。 この中でも,特に,光輝材の使用量の多い実施例4は,光輝感がより強調された外観を有していた。 一方,比較例1は,CR値が99以上と透明性が低く,光輝感も小さい。 また,高価な光輝材を多量に用いたため,コストが高くなった。 比較例2は,ギラギラ感が低下して,緻密感が目立ち,光輝感がぼやけた。 比較例3
    は,CR値が99以上であり透明性が低く,光輝感も小さい。 また,スキン層が厚く,多くの光輝材を用いたため,製造コストが高かった。

    【0039】次に,上記の測定結果を考察する。 まず,
    実施例1〜4の場合には,図2に示すごとく,スキン層2に入射した入射光7は,その一部が光輝材1又は,光輝材を除くスキン層2の成分(主に着色顔料)により反射される。 また,入射光7の他の一部がスキン層2を通過してコア層3に到達する。 コア層3に到達した光は,
    コア層3(主に着色顔料)により反射されて,再度スキン層2を通過する。 そして,これら光輝材反射光71,
    顔料反射光74,スキン層反射光72,コア層反射光7
    3は,全体として看者の目により認識される。

    【0040】そして,実施例1〜4においては,コア層3は,スキン層2の擬似色(パールマイカ抜き)で着色されているため,両者は違和感なく一体品として認識される。 そのため,これらの実施例においては,光輝感を発現することができるものと考えられる。 また,コア層3は,高い耐衝撃性及び剛性を有するため,サイドモールの全体の強度が高い。

    【0041】次に,比較例1においては,図3に示すごとく,スキン層2の原料からのみから成形されたものであるため,コア層の色調の影響は全くなく,スキン層2
    の原料の色調が外観に大きく影響する。 スキン層2は,
    光輝材1を含み,また単一層色であるため,優れた光輝感を発現できる。 しかし,多量の光輝材1を使用することとなるため,製造コストが高くなる。 また,コア層の原料を用いていないため,耐衝撃性及び剛性が低い。

    【0042】また,比較例2においては,図4に示すごとく,コア層3は着色顔料が添加されていないため,複合ポロプロピレン本来の乳白色を有する。 そのため,スキン層2を通過した入射光7がコア層3の表面で反射して,そのコア層反射光73が強くなる。 このため,コア層反射光73によって,光輝材反射光71がぼやけてしまい,光輝感が低くなる。

    【0043】また,比較例3においては,図5に示すごとく,コア層3の色が濃く着色されているが,スキン層が厚いために光がコア層まで十分に到達せず,比較例1
    と同様の効果を奏する。 また,スキン層2が厚いため,
    多量の光輝材1を使用することとなるため,製造コストが高くなる。 また,スキン層厚みが厚いため,耐衝撃性及び剛性が低くなる。

    【0044】以上のことから,スキン層2の厚みは0.
    1〜2mmであること,スキン層2のCR値が99%未満であること,コア層3が着色顔料で着色されていることによって,光輝感の高い,安価な光輝性樹脂成形体を得ることができることが分かる。

    【0045】(実験例)本例においては,スキン層の厚みとCR値の関係について評価した。 スキン層のCR値は,スキン層単独の材料からなるシートを成形し,これを用いて上述の方法により測定した。 また,CR値の測定に供するシートの厚み,及びシートの色調を変えた。
    シートの成分は,表1記載のホモポリプロピレンを使用して着色顔料と光輝材との種類を種々に変えている。 上記の測定結果を図6,図7に示した。 図6は,スキン層が淡色系の色調の場合を示し,図7はスキン層が濃色系の色調の場合を示す。

    【0046】これらの結果より,シート厚み,即ちスキン層の厚みが厚くなると,CR値も増加すること,濃色系の色調は淡色系の色調よりも薄いシート厚みでCR値が100%に近くなることがわかる。

    【0047】例えば,スキン層がホワイトパール(淡色系)の場合には厚みが約1.5mmで約99%のCR値となる(図6)。 一方,スキン層がダークグリーン,パール/メタリック(濃色系)の場合には厚みが約0.6
    mmで約99%のCR値となる(図7)。

    【0048】以上より,スキン層の色調の濃淡により厚みを変えることにより,スキン層のCR値を99%未満にすることができ,これによりスキン層の透明度の調整が可能となることがわかる。 また,着色顔料及び光輝材の添加量の増減によってもCR値の調整が可能である。

    【0049】

    【発明の効果】本発明によれば,塗装と同程度の光輝感を発現させることができ,かつ,外観に奥行き,深み感を与えて,高級感,光沢感に優れ,かつ強度及び耐久性にも優れた光輝性樹脂成形体を提供することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】実施形態例における,サイドモールの斜視図。

    【図2】実施例1〜4の説明図。

    【図3】比較例1の説明図。

    【図4】比較例2の説明図。

    【図5】比較例3の説明図。

    【図6】実験例における,淡色系の着色顔料を含むスキン層のCR値を示す線図。

    【図7】実験例における,濃色系の着色顔料を含むスキン層のCR値を示す線図。

    【符号の説明】

    1. . . 光輝材, 2. . . スキン層, 3. . . コア層, 7. . . 照射光, 71. . . 光輝材反射光, 72. . . スキン層反射光, 73. . . コア層反射光, 74. . . 顔料反射光,

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 順二 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 伊藤 克志 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 浅野 次郎 愛知県小牧市光ケ丘1丁目71番2号 (72)発明者 山内 拓夫 埼玉県上尾市平塚2丁目15番地 (72)発明者 礒道 光弘 大阪府高槻市別所本町17番3−420号

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