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Breeding and preparation of macrocellular yeast of genus torulaspora

阅读:699发布:2020-12-25

专利汇可以提供Breeding and preparation of macrocellular yeast of genus torulaspora专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To obtain an auxotrophic cell strain free from artificial mutant genotype by regenerating a protoplast of a yeast of genus Torulaspora in the presence of dimethyl sulfoxide and/or a small amount of magnesium. CONSTITUTION:A regeneration medium for the protoplast of a yeast of genus Torulaspora is added with dimethyl sulfoxide and/or,下面是Breeding and preparation of macrocellular yeast of genus torulaspora专利的具体信息内容。

  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】トルラスポラ属に属する酵母のプロトプラストをジメチルスルホキシドおよび/または0.5mM以下のマグネシウムの存在下、再生させる事により栄養要求性の人為的突然変異形質を染色体上に持たずに、染色体が二倍体性を有する株を造成・分離してトルラスポラ属に属する大型細胞酵母株を取得することを特徴とする酵母の製法。 【請求項2】トルラスポラ属に属する酵母がトルラスポラ・デルブルッキY−134−5(徴工研菌寄第905
    号)である特許請求の範囲第1項記載の製法。 【請求項3】トルラスポラ属に属する大型細胞酵母がトルラスポラ・デルブルッキSANK51884(微工研菌寄第7896号)またはトルラスポラ・デルブルッキSANK51984(微工研菌寄第7897号)である特許請求の範囲第1項または第2項記載の製法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は染色体が二倍体性を有するトルラスポラ属(Torulaspora)に属する大型冷凍耐性パン酵母の製法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】トルラスポラ属に属する酵母、例えばトルラスポラ・デルブルッキ(Torulaspora delbrueckii
    : 旧名サッカロミセス・ロゼイ Saccharomyces rosei
    は分類学的に消滅し、新名となった。 「JA Barnett等著、Yeasts : Characteristicsand Identification ,5
    08頁,Cambridge University Press, Cambridge,19
    83年」及び「NJW Kreger-van Rij 編著,The Yeas
    ts, 第3改訂版,435頁,Elsevier Science Publish
    ers, Amsterdam, 1984年」参照)は糖濃度の高い菓子パン製造に優れ(特公昭54−13491号)、又、
    冷凍耐性のある酵母(特開昭56−144036号)として市販されている。 冷凍耐性とは発酵用酵母菌体を含むパン生地をあらかじめ混捏し若干時間発酵させるか又はそのまま−20℃以下に冷凍保存しておき、必要に応じ解凍し再発酵させパンを焼成しうる性質である。 冷凍保存できるという性質は早朝からパン製造にとりかからねばならぬという過程を省略せしめ、又、需要を察知してパンを焼成できるという利点をもたらす。 しかし、トルラスポラ・デルブルッキは一般に菌体細胞が小さいため培養後の集菌、洗浄、脱等の作業に時間がかかるという欠点がある。 従来、トルラスポラ・デルブルッキの二倍体酵母としては、染色体上に栄養要求性等の人為的突然変異遺伝形質を有する酵母がプロトプラスト融合法によって得られている(特開昭58−155083
    号)。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロトプラスト融合法による二倍体酵母は、パン酵母としての性質が劣ると言う欠点を有する。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】本発明者らはトルラスポラ属に属する酵母のプロトプラストを調製し、これを再生させる際、ジメチルスルホキシドを再生培地に添加したり、再生の際に0.5 mM 以下のマグネシウムを含む培地を用いたところ、染色体の二倍体化しているが、染色体上に栄養要求性の人為的突然変異遺伝形質を有しない大型細胞株を得ることができた。 トルラスポラ・デルブルッキは通常一倍体で増殖する酵母である(前記のN.
    JW Kreger-van Rij, The Yeasts,434頁参照)。

    【0005】

    【作用】本発明により得られた二倍体大型細胞株はパン酵母としての性質は変わらずに、その倍数性を安定に維持し、冷凍耐性はそのままであった。 又、倍数性の増加に伴ないパン生地膨張価も若干向上した。 しかも上記作業時間を大幅に短縮する事ができた。 本法にて得られる二倍体株は直接染色体倍数化(direct diploidizatio
    n)であり、いわゆるブロトプラスト融合とは異なる。

    【0006】なお、本発明に用いる親酵母株は野生型であり、あらかじめ栄養要求性または薬剤耐性マーカー付与等の変異処理を必要としない。 従って、得られた二倍体酵母株は栄養要求性等の人為的突然変異遺伝形質を染色体上に持たない。 そのため、胞子を形成させる等の分離(セグリゲーション)を人為的または自然におこして一倍体にもどっても、栄養要求性等の変異遺伝形質を有する子孫株を生じない。 また、いわゆる変異処理の操作が必要でないため、対象とする酵母の良い遺伝形質に損傷を与えるおそれがなく、得られる二倍体酵母はパン生地試験でも良好な結果を与える。

    【0007】

    【実施例】以下に、トルラスポラ・デルブルッキを用いた場合の二倍体株造成の実施例と得られた菌株の性質について述べる。 本発明に用いた親株トルラスポラ・デルブルッキY−134−5の細胞体積は約18μm 3であるが、下記のようにして造成した菌株は50〜60μm 3であり約3倍大きい。

    【0008】実施例 (1) ジメチルスルホキシド処理による大型細胞株の造成 トルラスポラ・デルブルッキY−134−5(微工研菌寄第905号)をYPD(1%酵母エキス、1%ポリペプトン、2%グルコース)培地に30℃で好気的に培養した。 対数生育期菌体を遠心にて集め、高張液A(0.
    6 M KCl ,20 mM Tris , HClにて pH 7. 5)にて洗浄後、5 ml の高張液Aに懸濁した。 この際、菌数は約 4×10 8 cells /mlとなるように調節した。 2−メルカプトエタノールを菌懸濁液1 ml あたり15μl 加え、30℃にて30分間インキュベートした。 処理菌体を遠心にて集め、高張液Aにて2回洗浄し、2−メルカプトエタノールを完全に除去した。 菌体を5 ml の高張液に懸濁し、Zymolyase60000 (麒麟麦酒(株)社製)
    を3 mg 加え、1時間インキュベートすると99%以上プロトプラスト化した。 プロトプラスト形成率は懸濁液を1滴ずつスライドグラス上に2個所のせ、片方に10
    %N−ラウロイルザルコシン・ナトリウム溶液を1μl
    添加し、双方を検鏡比較することにより目算した。 生成したプロトプラストは500×G、10分間の遠心により集めた。 高張液Aにて2回同様な遠心条件にて洗浄後、プロトプラストを高張液A5mlに懸濁し、同A液にて10倍ずつ何段階かに希釈した。 その 0.2 ml を採取し、45℃の溶融寒天(Yeast Nitrogen Base With
    out Amino Acids (Difco社製品)に1%グルコース,
    0.6M塩化カリウム,2%寒天を添加したもの)8ml
    に混入し、あらかじめ固めてある同様の組成の寒天平板培地(15ml)上に重層した。 この重層寒天平板上にジメチルスルホキシドをしみこませた抗生物質用ペーパーディスクを置き、30℃で3日間培養した。 培養後、ペーパーディスクの周辺に再生出現したコロニーを採取・
    検鏡し、大型細胞化したものを、常法により2回単一コロニー分離をくり返し、精製した。 ペーパーディスクを置く代わりにジメチルスルホキシドを寒天再生培地にあらかじめ2.5%均一に含有させても同じ結果が得られた。

    【0009】(2) 0.5 mM 以下のマグネシウムを含む培地を用いる大型細胞(倍数体)株の造成 実施例(1) と操作は全く同じで有るが、プロトプラストを再生させる寒天培地のマグネシウム濃度を低くした。
    即ち、実施例(1) で培地構成分として用いたYeast Nitr
    ogen Base Without Amino Acids のマグネシウム濃度は該製品製造元の記述(Difco Manual, 第10改訂版,1
    136頁,Difco Laboratories Inc., Michigan, USA)
    に従って溶解すると2.03mMとなる。 硫酸マグネシウム(MgSO 4・7H 2 O)を1/10量とした以外はDifco 社製品と全く同じ組成の培地を自分で作り、これをプロトプラスト再生寒天培地の構成分として用いた。 換言すればマグネシウム濃度のみ0.2mMとなっている。 このような寒天培地でプロトプラストから再生させたコロニーには大型細胞化したものがあった。 これを前述と同様にして釣菌・検鏡し、精製した。 なお、低マグネシウム培地にてジメチルスルホキシドを添加しておくと、大型細胞株の出現頻度は上昇した。

    【0010】(3) 得られた大型細胞株の諸性質 (1) の方法によりプロトプラストを再生させて得られた大型細胞株のうち、パン生地膨張試験、冷凍耐性に優れていた株の1株をトルラスポラ・デルブルッキSANK
    51884(微工研菌寄第7896号)と命名した。 同様に0.5mM以下のマグネシウムを含む培地にてプロトプラストを再生させることにより得られた大型細胞株のうち、優れた性質の株をトルラスポラ・デルブルッキS
    ANK51984(微工研菌寄第7897号)と命名した。 これら菌株の細胞体積は表1および表2から明かの如く、親株Y−134−5に較べ約3倍大きく、細胞内DNA含量も約2倍となっている。

    【0011】

    【表1】

    【0012】細胞の長軸および短軸は長軸を2a,短軸を2bとし、50ケの細胞について写真より計測し平均値及び標準偏差を算出した。 体積は細胞が完全な楕円球と仮定し、公式V=4/3 πab 2より計算した。

    【0013】

    【表2】

    【0014】仔胸腺DNAを標準とし、ジフェニルアミンを用いる比色定量にて測定した。 Y−134−5
    のDNA含量は約23fg/cell (fg=10 -15 g)。

    【0015】大型化した株は胞子形成が良好であり、胞子形成用寒天平板培地(1%酢酸カリウム,0.1%酵母エキス,0.05%グルコース,2%寒天)上、2日間、30℃にて培養すると多数の細胞が1ないし2ケ、
    稀に3ケないし4ケの胞子を保有するようになった。 これら子嚢を含む菌体を集め、前記とほぼ同様な操作によりプロトプラスト化し、これを低張液に入れ破裂させることにより胞子を得ることができる。 この胞子を培養するともはや細胞は親株Y−134−5とほぼ同じ大きさになっており、一倍体に戻ることが確認された。 しかし通常の培養を続ける限り、大型細胞株SANK5188
    4及びSANK51984は細胞の大きさを維持する安定な菌株であり、大規模培養が可能である。 表3から明かの如く、SANK51884及びSANK51984
    の生育速度(doubling time)はYPD培地、30℃好気的条件下で84分であり、親株Y−134−5に較べ遜色なく、最終菌体収量も劣らない。

    【0016】

    【表3】

    【0017】更に、表4から明らかのごとく、炭素化合物資化性はSANK51884及びSANK51984
    とY−134−5は全く同じであった。 表4 炭素化合物資化性 試験菌株:Y−134−5,SANK51884およびSANK51984 資化性有:グルコース,イヌリン,乳酸,D−マンニット,ラフィノース,D−ソルビット,L−ソルボース,
    シュクロース,トレハロース 資化性無:D−アラビノース,L−アラビノース,セロビオース,クエン酸,エリスリット,ガラクチット,ガラクトース,ラクトース,マルトース,メレジトース,
    メリビオース,α−メチル−D−グルコシド,ラムノース,アドニット,D−リボース,サリシン,デンプン,
    コハク酸,D−キシロース 。

    【0018】細胞の大きさ、細胞内DNA含量から、得られた大型細胞株SANK51884及びSANK51
    984は二倍体と結論した。 その他の菌学的性質は一倍体酵母のそれと一致するが(前記の NJW Kreger-van
    Rij, The Yeasts, 435頁参照)、胞子形成に際し偽接合管を形成しないこと、および細胞がそのまま胞子嚢に変換する点において異なる。

    【0019】なお、一般に親株は培養の際、条件が悪いと凝集し、集菌・脱水が不可能となることがある。 一方、大型化した細胞株SANK51884及びSANK
    51984には凝集性はほとんどなかった。

    【0020】(4) 直接二倍体化の証明 ジメチルスルホキシドの存在下又は0.5 mM 以下のマグネシウムを含む培地でのプロトプラスト再生により生ずる大型細胞株が、いわゆるプロトプラスト融合でなく、細胞分裂の攪乱により生じた直接二倍体化であることは以下のようにして証明した。 まずトルラスポラ・デルブルッキY−134−5をエチルメタンスルホネート処理の常法(石川辰夫編,微生物遺伝学実験法,195
    頁,共立出版,東京,1982年)により、栄養要求変異株を造成した。 即ちトルラスポラ・デルブルッキSA
    NK52184(Ade - Ura - ) とSANK52284 (Ar
    g - Met - ) の二重要求株である。 これら菌株から栄養要求解除(野生型表現形質)株は検出されず、復帰変異率は10 -10以下と推定される。 この2株を培養集菌後、1
    対1に混合し、(1) と同様にしてプロトプラストとし、
    (2) の如き0.5mM以下のマグネシウムを含む寒天培地及びこれに(1) の如く2.5%ジメチルスルホキシドを均一に添加した培地にて再生させた。 この際、培地中には各種栄養要求物をあらかじめ添加した。 各要求物を加えた寒天培地での再生コロニー数を表5Aに示した。

    【0021】即ち、SANK52184及びSANK5
    2284共、再生する。 大型細胞形成培地に再生したコロニーを拾い検鏡すると、かなりの割合で大型細胞株の出現が認められる。 この大型細胞株の要求性を調べると表5Bにみる如くAde - Ura -又はArg - Met -のどちらかであり、プロトプラストが融合した場合期待される栄養要求解除株は全く出現しなかった。

    【0022】

    【表5】

    【0023】(A) プロトプラスト再生至適培地に要求物を加え、プロトプラストよりの再生コロニー数を計数。 SANK52184(Ade - Ura - ) 及びSANK52
    284(Arg - Met - ) 共、再生している。 (B) 低マグネシウム濃度(0.2mM) 再生培地に要求物等を加え、プロトプラストを再生させた。 そのコロニーを釣菌・検鏡し、大型細胞化した株の栄養要求性を調べた。 注1 Ade :アデニン,Ura ; ウラシル,Arg :アルギニン,Met :メチオニンの略。 注2 Ade - Ura - :アデニン及びウラシル要求性,Arg - Me
    t - :アルギニン及びメチオニン要求性,none:要求性無し。

    【0024】

    【発明の効果】参考例 (1) 大型細胞株SANK51884よりケーキ酵母の調製 パン用酵母はケーキ状にして市販されている。 ケーキ調製に要する時間を大型細胞株SANK51884及び親株Y−134−5について比較試験した。 SANK51
    884とY−134−5を同じ条件下で培養した。 即ち、種・生酵母35kgを10トン培養槽に入れ、廃糖蜜、尿素、第二リン酸ナトリウムを添加供給しながら温度30℃、 pH 5.0〜5.5、通気1v.vmにて16
    時間通気攪拌培養した。 酵母菌体を遠心集菌し、4回洗浄、濃縮して、酵母クリーム1000リットル(生酵母520kg含有)を得た。 食塩溶液にて処理し回転真空脱水機(デハイドレーター,Alfa-Laval社製)にてケーキ酵母にした。 表6に示すように回転真空脱水機の処理面積8m 2あたり、1時間に処理しうるクリーム酵母量はY
    −134−5が1000リットルであるに対し、SAN
    K51884は2600リットルであり単位面積・時間あたり得られるケーキ酵母量は2.6倍となっている。
    即ち、脱水に要する作業時間は1/2.6 と大幅に短縮された。

    【0025】

    【表6】

    【0026】(2) 大型細胞株SANK51884の冷凍耐性 上記の如く得られたケーキ酵母を用い、表7に示す配合と工程でパン生地を作成し、−20℃にて冷凍後8日目および19日目にとり出して解凍し、パン焼成を行なった。 表7. 冷凍貯蔵−解凍後パン焼成体積及びその工程 [配合] 小 麦 粉 100 砂 糖 4 食 塩 2 生地改良剤 1.2 ショートニング 4 酵 母 6 水 63 [工程] 混 捏 時 間:低速3分,中速3分,ショートニング 低速2分,中速5分,高速3分 捏 上 温 度:28℃ 前 発 酵 :30℃,30分→ガス抜き,成型 冷 凍:−30℃,60分急速冷凍,→−20℃貯蔵 解 凍:26℃,90分 ホ イ ロ :38℃,湿度90%,90分 焼 成:220℃,25分 結果を表8に示す。

    【0027】

    【表8】

    【0028】*1 ホイロは定容積の金属箱に入れて行なう。 箱上面より突出するパン生地の高さを測り、発酵能の指標とする。 *2 比容積は焼成パン体積を重量にて除した数値。 表8から明かの如く、SANK51884を用いた場合、
    焼成パン体積は冷凍19日後でも2187mlあり、親株Y−134−5による2065mlに勝った。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 5識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:645)

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