专利汇可以提供Field effect transistor专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To obtain a field effect transistor having a hetero junction with a large conduction band energy discontinuity by forming a hetero interface with an InAlGaP/InGaAs hetero junction.
CONSTITUTION: An undope GaAs layer 112 is grown to a thickness of 200nm on a semi-insulating GaAs substrate 111. Then, an undope In
0.2 Ga
0.8 As channel layer 113 is formed to the thickness of 15nm. Also, an In
0.5 (Al
0.3 Ga
0.7 )
0.5 P electron supply layer 114 which is Si-doped in N-type to a concentration of 2×10
18 cm
-3 is formed to the thickness of 30nm. A GaAs cap layer 115 which is Si-doped in N-type to the concentration of 2×10
18 cm
-3 is crystal-grown to the thickness of 60nm by a MOCVD. A two-dimensional electron gas is retained in a quantum well formed in this undope In
0.2 Ga
0.8 As layer 113, and this electron operates as a carrier.
COPYRIGHT: (C)1994,JPO&Japio,下面是Field effect transistor专利的具体信息内容。
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次元電子ガス電界効果トランジスタの結晶構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ヘテロ界面での2次元電子ガスを利用した電界効果トランジスタが、衛星通信,移動体通信等の分野で盛んに利用されるようになっている。
【0003】電子の走行するチャネル層をInGaAs
で形成するAlGaAs/InGaAs2次元電子ガス電界効果トランジスタは、例えばケッターソンら(Ke
tterson et al. )によりアイ・イー・イー・イー・エレクトロン・デバイス・レターズ、198
5年,第6巻,628頁(IEEE ELECTRON
DEVICE LETTERS,1985,VOL.
6,P. 628)に報告されている。 図4にその主たる構造を示す。 この電界効果トランジスタは、半絶縁性G
aAs基板411、アンドープGaAs層412、アンドープInGaAs層413、n−AlGaAs層41
4、n−GaAs層415、オーミック電極416,4
17、ゲート電極418により構成されている。
【0004】InGaAsがGaAsに比べ電子輸送デバイスに適した材料である要因としては、電子の低電界移動度が高い、電子のピーク速度が大きい、電子速度のより大きなオーバーシュートが期待できる、谷間散乱に起因する雑音が小さい、AlGaAs/In
GaAsヘテロ界面の伝導帯エネルギー不連続が大きく量子井戸に電子が多く溜ると同時に量子井戸の外にしみ出す電子の割合が小さい、などが挙げられる。 これらの要因のために、AlGaAs/GaAsを用いた2次元電子ガス電界効果トランジスタに比べて、高遮断周波数特性,高出力特性,低雑音動作等の特性向上が達成されている。
【0005】また、InGaP/GaAsヘテロ界面を利用した2次元電子ガス電界効果トランジスタの研究も行われている。 これについては、例えばチャンら(CH
ANet al. )がアイ・イー・イー・イー・トランザクションズ・オン・エレクトロン・デバイスィズ、1
990年,第37巻,第10号,2141頁(IEEE
TRANSACTIONS ON ELECTRON
DEVICES,1990,VOL. 37,NO. 1
0,P. 2141)に報告している。 この報告によれば、この系を用いた電界効果トランジスタでは、特に低温での直流特性等が優れていることが指摘されている。
【0006】InAlGaP/GaAsヘテロ界面を利用した電界効果トランジスタについては、特開昭62−
252975号公報に記載されている。 それによると、
電子供給層として用いられるIn 0.5 (Al x G
a 1-x ) 0.5においてAlの組成比xが0.3程度より小さい場合、ドナー準位が比較的浅い位置に形成されるため高濃度のキャリアが蓄積される。 またキャリアの熱的安定性にも優れ、光照射による特性の変化もないとしている。
【0007】また、特開昭63−274181号公報には、アンドープのInAlGaPとアンドープのGaA
sヘテロ接合面に形成される2次元電子ガスを利用した電界効果トランジスタが記載されている。 この構造では、不純物ドープされた層がないにもかかわらず、キャリアが十分蓄積されることを基本動作原理としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】2次元電子ガス電界効果トランジスタにおいては、ヘテロ界面での伝導帯エネルギー不連続がより大きい程、2次元電子ガスのシート濃度が増加し、量子井戸での電子の良好な閉じ込め効果を得ることができる。 しかし、伝導帯エネルギー不連続の値は材料で決まっている。
【0009】表1は、GaAs基板上に形成できる主なヘテロ接合材料の伝導帯エネルギー不連続の値を示している。 これらの値はコルチンら(S.W.CORZIN
Eet al. )によるアプライド・フィジックス・レターズ、1990年,第57巻,第26号,2835頁(APPLIED PHYSICS LETTERS,
1990,VOL. 57,NO. 26,P. 283
5)、渡辺ら(M.O.WATANABE et a
l. )によるアプライド・フィジックス・レターズ、1
987年,第50巻,第14行,906頁(APPLI
ED PHYSICS LETTERS,1987,V
OL. 50,NO. 14,P. 906)の報告に基づく。
【0010】
【表1】
【0011】表1によれば、伝導帯エネルギー不連続の値は、従来の系の中で大きい値が得られるAl 0.2 Ga
0.8 As/In 0.2 Ga 0.8 Asにおいても0.28e
Vであり、さらに伝導帯エネルギー不連続が大きいヘテロ接合材料が望まれている。
【0012】本発明の目的は、伝導帯エネルギー不連続の大きいヘテロ接合を有する電界効果トランジスタを提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、高性能化合物半導体ヘテロ接合電界効果トランジスタを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘテロ界面での2次元電子ガスを利用した電界効果トランジスタにおいて、前記ヘテロ界面が、InAlGaP/InGaA
sヘテロ接合で構成されることを特徴とする。
【0015】また本発明は、半絶縁性GaAs基板上に、電子親和力の大きい第1の半導体層と、この第1の半導体層に比べて電子親和力が小さい第2の半導体層が、この順に積層された電界効果トランジスタにおいて、前記第1の半導体層がアンドープのInGaAsで形成され、かつ前記第2の半導体層がn型に不純物ドープされたInAlGaPで形成されていることを特徴とする。
【0016】また本発明は、半絶縁性GaAs基板上に、電子親和力の大きい第1の半導体層と、この第1の半導体層に比べて電子親和力が小さい第2の半導体層が、この順に積層された電界効果トランジスタにおいて、前記第1の半導体層がInGaAsで形成されており、前記第1の半導体層の少なくとも一部分がn型に不純物ドープされており、かつ前記第2の半導体層がn型に不純物ドープされたInAlGaPで形成されていることを特徴とする。
【0017】
【作用】InAlGaP/InGaAsヘテロ接合における伝導帯エネルギー不連続の値は、GaAs基板上に作られる従来の系の伝導帯エネルギー不連続の値に比較して大きい。 表1においてAl 0.2 Ga 0.8 As/Ga
AsとAl 0.2 Ga 0.8 As/In 0.2 Ga 0.8 Asの伝導帯エネルギー不連続の差は0.13eVである。 これをIn 0.5 (Al 0.3 Ga 0.7 ) 0.5 P/GaAsの伝導帯エネルギー不連続の値に加えることにより、In
0.5 (Al 0.3 Ga 0.7 ) 0.5 P/In 0.2 Ga 0.8 A
sの伝導帯エネルギー不連続の値を求めると0.41e
Vとなる。
【0018】以上述べたように伝導帯エネルギー不連続の増加により、従来に比べ2次元電子ガスの良好な閉じ込め効果と、より高いキャリア濃度が期待できる。 またデバイスの性能の面からみれば、相互コンダクタンス,
遮断周波数,最大出力電流などの特性向上が期待できる。
【0019】また本発明の電界効果トランジスタは、本発明の特徴である高キャリア濃度を最大限に生かすため、チャネル層の少なくとも一部分をn型に不純物ドープしたものである。 その結果、相互コンダクタンス、最大出力電流の改善が期待できる。
【0020】さらに本発明の電界効果トランジスタは、
本発明の特徴である高キャリア濃度を最大限に生かすため、チャネル層の両側にInAlGaP電子供給層を設けているので、最大出力電流等の改善が期待できる。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】(実施例1)図1に本発明の半導体装置の構造の一例を表す要部断面図を示す。
【0023】半絶縁性GaAs基板111の上に、アンドープGaAs層112が200nmの厚さで、アンドープのIn 0.2 Ga 0.8 Asチャネル層113が15n
mの厚さで、2×10 18 cm -3の濃度にn型にSiドープされたIn 0.5 (Al 0.3 Ga 0.7 ) 0.5 P電子供給層114が30nmの厚さで、2×10 18 cm -3の濃度にn型にSiドープされたGaAsキャップ層115が60nmの厚さで、それぞれ有機金属化学堆積法(MO
CVD)により順次結晶成長され、前記n型キャップ層上にソース電極116,ドレイン電極117が、AuG
eとNiの蒸着およびそれに続く熱処理アロイ工程により形成されており、このオーミック電極間に前記n型にドープされたIn 0.5 (Al 0.3 Ga 0.7 ) 0.5 P電子供給層114の途中までエッチング除去されたリセス内部にTiとPtとAuにより形成されるショットキーゲート電極118が形成されている。 ゲート長は0.5μ
mである。
【0024】本実施例の電界効果トランジスタにおいては、アンドープIn 0.2 Ga 0.8 As層113に形成される量子井戸に2次元電子ガスが溜り、この電子をキャリアとして動作する。
【0025】本実施例による電界効果トランジスタの特性として、最大相互コンダクタンス360mS/mm、
遮断周波数38GHz、最大出力電流330mA/mm
が得られている。 これは図4の従来例における電界効果トランジスタで得られた最大相互コンダクタンス300
mS/mmおよび遮断周波数29GHz,最大出力電流290mA/mmに比べて優れた特性が得られている。
【0026】(実施例2)図2に本発明の半導体装置の構造の他の例を表す要部断面図を示す。
【0027】半絶縁性GaAs基板211の上に、アンドープGaAs層212が200nmの厚さで、アンドープのIn 0.2 Ga 0.8 Asチャネル層213が15n
mの厚さであり、このアンドープInGaAsチャネル層中に面密度5×10 12 cm -2で基板方向から10nm
の位置にn型不純物Siがプレーナードープされており(214)、2×10 18 cm -3の濃度にn型にSiドープされたIn 0.5 (Al 0.3 Ga 0.7 ) 0.5 P電子供給層215が30nmの厚さで、2×10 18 cm -3の濃度にn型にSiドープされたGaAsキャップ層216が60nmの厚さで、それぞれ有機金属化学堆積法(MO
CVD)により順次結晶成長され、前記n型キャップ層上にソース電極217,ドレイン電極218が、AuG
eとNiの蒸着およびそれに続く熱処理アロイ工程により形成されており、このオーミック電極間に前記n型にドープされたIn 0.5 (Al 0.3 Ga 0.7 ) 0.5 P電子供給層215の途中までエッチング除去されたリセス内部にTiとPtとAuにより形成されるショットキーゲート電極219が形成されている。 ゲート長は0.5μ
mである。
【0028】本実施例の電界効果トランジスタにおいては、アンドープIn 0.2 Ga 0.8 As層213に形成される量子井戸に2次元電子ガスが溜り、この電子をキャリアとして動作する。
【0029】本実施例による電界効果トランジスタの特性として、最大相互コンダクタンス400mS/mm、
遮断周波数30GHz、最大出力電流480mA/mm
が得られている。 これは図4の従来例における電界効果トランジスタに比べて、特に最大相互コンダクタンスと最大出力電流が優れている。
【0030】(実施例3)図3に本発明の半導体装置の構造のさらに他の例を表す要部断面図を示す。
【0031】半絶縁性GaAs基板311の上に、アンドープGaAs層312が200nmの厚さで、2×1
0 18 cm -3の濃度にn型にSiドープされた第1のIn
0.5 (Al 0.3 Ga 0.7 ) 0.5 P電子供給層313が5
nmの厚さで、アンドープのIn 0.2 Ga 0.8 Asチャネル層314が15nmの厚さで、2×10 18 cm -3の濃度にn型にSiドープされた第2のIn 0.5 (Al
0.3 Ga 0.7 ) 0.5 P電子供給層315sが30nmの厚さで、2×10 18 cm -3の濃度にn型にSiドープされたGaAsキャップ層316が60nmの厚さで、それぞれ有機金属化学堆積法(MOCVD)により順次結晶成長され、前記n型キャップ層上にソース電極31
7,ドレイン電極318が、AuGeとNiの蒸着およびそれに続く熱処理アロイ工程により形成されており、
このオーミック電極間に前記n型にドープされたIn
0.5 (Al 0.3 Ga 0.7 ) 0.5 P電子供給層315の途中までエッチング除去されたリセス内部にTiとPtとAuにより形成されるショットキーゲート電極319が形成されている。 ゲート長は0.5μmである。
【0032】本実施例の電界効果トランジスタにおいては、アンドープIn 0.2 Ga 0.8 As層314に形成される量子井戸に2次元電子ガスが溜り、この電子をキャリアとして動作する。
【0033】本実施例による電界効果トランジスタの特性として、最大相互コンダクタンス310mS/mm、
遮断周波数36GHz、最大出力電流410mA/mm
が得られている。 これらの特性は図4の従来例における電界効果トランジスタに比べ優れている。
【0034】以上、実施例1,実施例2および実施例3
で本発明の具体例を提示した。
【0035】表2は、実施例1,実施例2,実施例3および従来例の最大相互コンダクタンス、遮断周波数および最大出力電流の値を示す表である。
【0036】
【表2】
【0037】以上に述べた実施例においては具体的な素子構造とその特性を示したが、構造,材料,数字等はここで示したものに限られない。 例えばゲート電極を用いる金属として使用できるものはTi/Pt/Auに限らずショットキー接合を形成するものであれば良く、この金属組成が本発明の本質的な効果に変化をもたらせるものではない。 また、各層の厚さは、必ずしもここに例として示したものに限られない。
【0038】本実施例においては、電子供給層の不純物分布は一様ドープとしているが、これに限られるものではなく、例えば深さ方向に階段状に不純物濃度が変化したり、不純物分布を局在させたり(例えばプレーナードープ)、電子供給層とチャネル層との間にアンドープのスペーサ層を設けたりすることなども可能である。 さらにInGaAsチャネル層の組成比または深さ方向での組成比分布等に関しても、ここで示したものに限定されない。
【0039】実施例2では、チャネル層にプレーナードープを施しているが、一様ドープやステップドープなど不純物濃度の深さ方向に関する分布を変化させることもできる。
【0040】
【発明の効果】本発明によるInAlGaP/InGa
Asヘテロ接合を用いた2次元電子ガス電界効果トランジスタでは、従来に比べて顕著に優れたDC,RF特性並びに電流駆動能力等のデバイス特性を得ることができる。 したがって、本発明による電界効果トランジスタは、マイクロ波ミリ波帯における低雑音増幅器や高出力増幅器を構成する基本素子として、および超高速ディジタル集積回路を構成する基本素子として広く応用することが可能である。
【図1】本発明の電界効果トランジスタの実施例1の構造を示す図である。
【図2】本発明の電界効果トランジスタの実施例2の構造を示す図である。
【図3】本発明の電界効果トランジスタの実施例3の構造を示す図である。
【図4】従来例における構造を示す図である。
111,211,311,411 半絶縁性GaAs基板 112,212,312,412 アンドープGaAs
層 113,213,313,413 アンドープIn 0.2
Ga 0.8 Asチャネル層 114,215 実施例1,2におけるn型ドープIn
0.5 (Al 0.3 Ga 0.7 ) 0.5 P電子供給層 115,216,316,415 n型ドープGaAs
キャップ層 116,217,317,416 ソース電極 117,218,318,417 ドレイン電極 118,219,319,418 ゲート電極 214 実施例2におけるn型不純物 313 実施例3における第1のIn 0.5 (Al 0.3 G
a 0.7 ) 0.5 P電子供給層 315 実施例3における第2のn型ドープIn
0.5 (Al 0.3 Ga 0.7 ) 0.5 P電子供給層 414 従来例におけるn型ドープIn 0.2 Ga 0.8 A
s電子供給層
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