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洗濯洗剤組成物

阅读:0发布:2021-12-03

专利汇可以提供洗濯洗剤組成物专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且【課題】全体量をより少なくしつつも、より低濃度の処方物と同じ洗浄効果を全体としてもたらすコンパクトな液体洗濯洗剤組成物の提供。 【解決手段】液体洗濯洗剤組成物であって、線状アルキルベンゼンスルホネートを含む、アニオン性界面活性剤と、エトキシ化アルコール非イオン性界面活性剤と、組成物の5.5重量%を超える 水 と、を含み、全アニオン性界面活性剤:非イオン性界面活性剤の重量比が、11:1〜23:1であり、線状アルキルベンゼンスルホネート:非イオン性界面活性剤の重量比が、11:1〜15:1であり、全界面活性剤の水に対する重量比が、3:1〜20:1である、液体洗濯洗剤組成物。 【選択図】なし,下面是洗濯洗剤組成物专利的具体信息内容。

液体洗濯洗剤組成物であって、 線状アルキルベンゼンスルホネートを含む、アニオン性界面活性剤と、 エトキシ化アルコール非イオン性界面活性剤と、 前記組成物の5重量%を超えると、 を含み、 全アニオン性界面活性剤:非イオン性界面活性剤の重量比が、11:1〜23:1であり、 線状アルキルベンゼンスルホネート:非イオン性界面活性剤の重量比が、11:1〜15:1であり、 全界面活性剤の水に対する重量比が、3:1〜20:1であり、 ここで、「全アニオン性界面活性剤」とは、前記液体洗濯洗剤組成物中に存在する全てのアニオン性界面活性剤の合計を意味し、「全界面活性剤」とは、全てのアニオン性、非イオン性及びカチオン性界面活性剤を含むがこれらに限定されない、前記液体洗濯洗剤組成物中に存在する全ての界面活性剤の濃度を意味し、「界面活性剤」は、脂肪酸又はその中和された等価物を含まない、液体洗濯洗剤組成物。20〜42重量%、又は更に25〜40重量%、又は更に30〜40重量%のアニオン性界面活性剤を含む、請求項1に記載の組成物。前記アニオン性界面活性剤が、アルキルエトキシレートサルフェートを含む、請求項1又は2に記載の組成物。15重量%〜25重量%の線状アルキルベンゼンスルホネートを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。0.5重量%〜7.5重量%、又は更に1重量%〜5重量%の非イオン性界面活性剤を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。前記非イオン性界面活性剤が、式R(EO)n(式中、Rは、4〜30個の炭素原子のアルキル鎖を表し、(EO)は、1単位のエチレンオキシドモノマーを表し、nは、0.5〜20の平均値を有する)の脂肪アルコールエトキシレートを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。5重量%〜15重量%の脂肪酸、又は更に8重量%〜15重量%の脂肪酸を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。5.5重量%〜20重量%の水を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。洗濯用洗剤補助剤成分を含み、前記洗濯用洗剤補助剤成分が、漂白剤、漂白触媒、染料、色相剤、洗浄ポリマー、アルコキシル化ポリアミン、ポリエチレンイミン、アルコキシル化ポリエチレンイミン、汚れ放出ポリマー、両親媒性グラフトポリマー、界面活性剤、溶媒、移染阻害剤、キレート剤、酵素、香料、カプセル化香料、香料送達剤、抑泡剤、増白剤、ポリカルボキシレート、構造剤、酸化防止剤、付着助剤及びこれらの混合物から選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。アルコール、ジオール、モノアミン誘導体、グリコール又はこれらの混合物から選択される溶媒を含み、全溶媒の全界面活性剤に対するモル比は、1:1〜1:3、又は更に1:4〜1:2.5である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。水溶性フィルムと、請求項1〜10のいずれか一項に記載の液体洗濯洗剤組成物と、を含む、水溶性単位用量物品。少なくとも2つ又は更に少なくとも3つの区画を含む、請求項11に記載の水溶性単位用量物品。前記区画が、重なり合った向き又は並んだ向きに配置される、請求項12に記載の水溶性単位用量物品。

液体洗濯洗剤組成物であって、 線状アルキルベンゼンスルホネートを含む、アニオン性界面活性剤と、 エトキシ化アルコール非イオン性界面活性剤と、 前記組成物の5重量%を超える水と、 を含み、 全アニオン性界面活性剤:非イオン性界面活性剤の重量比が、11:1〜23:1であり、 線状アルキルベンゼンスルホネート:非イオン性界面活性剤の重量比が、11:1〜15:1であり、 全界面活性剤の水に対する重量比が、3:1〜20:1であり、 ここで、「全アニオン性界面活性剤」とは、前記液体洗濯洗剤組成物中に存在する全てのアニオン性界面活性剤の合計を意味し、「全界面活性剤」とは、全てのアニオン性、非イオン性及びカチオン性界面活性剤を含むがこれらに限定されない、前記液体洗濯洗剤組成物中に存在する全ての界面活性剤の濃度を意味し、「界面活性剤」は、脂肪酸又はその中和された等価物を含まず、 前記アニオン性界面活性剤が、アルキルエトキシレートサルフェートを含む、 液体洗濯洗剤組成物。20〜42重量%のアニオン性界面活性剤を含む、請求項1に記載の組成物。15重量%〜25重量%の線状アルキルベンゼンスルホネートを含む、請求項1又は2に記載の組成物。0.5重量%〜7.5重量%の非イオン性界面活性剤を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。前記非イオン性界面活性剤が、式R(EO)n(式中、Rは、4〜30個の炭素原子のアルキル鎖を表し、(EO)は、1単位のエチレンオキシドモノマーを表し、nは、0.5〜20の平均値を有する)の脂肪アルコールエトキシレートを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。5重量%〜15重量%の脂肪酸を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。5.5重量%〜20重量%の水を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。洗濯用洗剤補助剤成分を含み、前記洗濯用洗剤補助剤成分が、漂白剤、漂白触媒、染料、色相剤、洗浄ポリマー、アルコキシル化ポリアミン、ポリエチレンイミン、アルコキシル化ポリエチレンイミン、汚れ放出ポリマー、両親媒性グラフトポリマー、界面活性剤、溶媒、移染阻害剤、キレート剤、酵素、香料、カプセル化香料、香料送達剤、抑泡剤、増白剤、ポリカルボキシレート、構造剤、酸化防止剤、付着助剤及びこれらの混合物から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。アルコール、ジオール、モノアミン誘導体、グリコール又はこれらの混合物から選択される溶媒を含み、全溶媒の全界面活性剤に対するモル比は、1:1〜1:3である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。水溶性フィルムと、請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体洗濯洗剤組成物と、を含む、水溶性単位用量物品。少なくとも2つの区画を含む、請求項10に記載の水溶性単位用量物品。前記区画が、重なり合った向き又は並んだ向きに配置される、請求項11に記載の水溶性単位用量物品。

说明书全文

界面活性剤を含む洗濯洗剤組成物

コンパクトな液体洗濯洗剤組成物が処方される傾向がある。これらのコンパクトな処方物は、全体量をより少なくしつつも、より低濃度の処方物と同じ洗浄効果を全体としてもたらすことを目的にしたものである。そのため、洗浄液に加える組成物の量をより少なくすることができるため、使用を要する包装も小さくなり、包装材料、スペース、輸送コストなどが節減され、より環境にやさしい組成物となる。

しかしながら、コンパクトな処方物には、新しい技術を組み込める空間がほとんど残っていないという課題が伴う。処方者が新しい成分を加えようとする場合、大抵は、他の成分のうちの少なくとも1つの濃度を下げなければならないため、その成分によって得られる効果が損なわれる。

多くの場合、新しい成分を加えるために、洗剤界面活性剤の濃度を減らす必要がある。これは、洗濯洗剤組成物によってもたらされる洗浄効果に負の影響をもたらすものである。

したがって、優れた洗浄を確保すると同時に、更に、新しい成分の組み込みを可能にするように界面活性剤濃度が最適化されたコンパクトな洗濯洗剤組成物が当該技術分野にて依然として必要とされている。

本発明は、液体洗濯洗剤組成物に関し、この組成物は、 −線状アルキルベンゼンスルホネートを含む、アニオン性界面活性剤と、 −エトキシ化アルコール非イオン性界面活性剤と、 −組成物の5重量%を超えると、を含み、 全アニオン性界面活性剤:非イオン性界面活性剤の重量比が、11:1〜23:1であり、 線状アルキルベンゼンスルホネート:非イオン性界面活性剤の重量比が、11:1〜15:1であり、 全界面活性剤の水に対する重量比が、3:1〜20:1である。

本発明はまた、水溶性フィルムと、本発明による液体洗濯洗剤組成物と、を含む、水溶性単位用量物品である。

液体洗濯洗剤組成物 本発明の組成物は、液体洗濯洗剤組成物である。「液体洗濯洗剤組成物」という用語は、家庭用洗濯機内で、布地を濡らし、処理すること、例えば、衣類を洗浄することが可能な液体を含む、任意の洗濯洗剤組成物を意味し、限定するものではないが、液体、ゲル、ペースト、分散液などが挙げられる。液体組成物は、固体又は気体を適宜分割された形態で含み得るものであるが、液体組成物としては、錠剤又は顆粒などの、全体として非流動性の形態は除外する。

液体組成物は、単位用量物品に処方され得る。本発明の単位用量物品は、少なくとも1つの区画に液体組成物を完全に封入する水溶性フィルムを含む。好適な単位用量物品については、以下により詳細に記載する。

液体洗濯洗剤組成物は、完全に処方された消費者製品として使用されてもよいし、1つ以上の更なる成分に添加して完全に処方された消費者製品を形成してもよい。液体洗濯洗剤組成物は、布地を洗浄液に加える前に、布地、好ましくは布地の染みに加える「前処理」組成物であってもよい。

液体洗濯洗剤組成物は、布地手洗い操作に使用されてもよいし、自動洗濯機での布地洗濯操作に使用されてもよい。

本発明の液体洗濯洗剤組成物は、アニオン性界面活性剤を含む。アニオン性界面活性剤は、線状アルキルベンゼンスルホネートを含む。好適なアニオン性界面活性剤については、以下により詳細に記載する。液体洗濯洗剤組成物は、20重量%〜42重量%、又は更に25重量%〜40重量%、又は更に30重量%〜40重量%のアニオン性界面活性剤を含み得る。液体洗濯洗剤組成物は、15重量%〜25重量%の線状アルキルベンゼンスルホネートを含み得る。

本発明の液体洗濯洗剤組成物は、エトキシ化アルコール非イオン性界面活性剤を含む。好適なエトキシ化アルコール非イオン性界面活性剤については、以下により詳細に記載する。液体洗濯洗剤組成物は、0.5重量%〜7.5重量%、又は更に1重量%〜5重量%のエトキシ化アルコール非イオン性界面活性剤を含み得る。

液体洗濯洗剤組成物は、水を含む。液体洗濯洗剤組成物は、0.5重量%〜20重量%の水を含み得る。

液体洗濯洗剤組成物中の全アニオン性界面活性剤:非イオン性界面活性剤の重量比は、11:1〜23:1である。液体洗濯洗剤組成物中のアニオン性界面活性剤の非イオン性界面活性剤に対する重量比は、5:1〜20:1、又は更に5:1〜15:1であってよい。「重量比」とは、本明細書において、組成物中に存在する第1の成分の重量と組成物中に存在する第2の成分の重量との比を意味する。

「全アニオン性界面活性剤」とは、本明細書において、液体洗濯洗剤組成物中に存在する全てのアニオン性界面活性剤の合計を意味する。

液体洗濯洗剤組成物中の線状アルキルベンゼンスルホネート:非イオン性界面活性剤の比は、11:1〜15:1である。

液体洗濯洗剤組成物中の全界面活性剤の水に対する比は、3:1〜20:1である。「全界面活性剤」とは、本明細書において、全てのアニオン性、非イオン性及びカチオン性界面活性剤を含むがこれらに限定されない、液体洗濯洗剤組成物中に存在する全ての界面活性剤の濃度を意味する。

「界面活性剤」という用語は、脂肪酸又はその中和された等価物を含まないことを理解されたい。液体洗濯洗剤組成物は、5重量%〜15重量%の脂肪酸、又は更に8重量%〜15重量%の脂肪酸を含み得る。

液体洗濯洗剤組成物は、洗剤補助成分を含み得る。好適な洗剤補助成分については、以下により詳細に記載する。

液体洗濯洗剤組成物は、溶媒を含み得る。好適な溶媒については、以下に詳述する。「溶媒」という用語は、水を包含しない。全溶媒の全界面活性剤に対するモル比は、1:1〜1:3、又は更に1:4〜1:2.5であり得る。「全溶媒」とは、本明細書において、液体洗濯洗剤組成物中に存在する全ての溶媒を意味する。「全界面活性剤」とは、本明細書において、全てのアニオン性、非イオン性及びカチオン性界面活性剤を含むがこれらに限定されない、液体洗濯洗剤組成物中に存在する全ての界面活性剤の濃度を意味する。モル比とは、本明細書において、組成物中に存在する全溶媒のモル数と全界面活性剤のモル数との比を意味する。

本組成物は、5〜10、好ましくは6〜9のpHを有し得る。

水溶性単位用量物品 本発明はまた、水溶性フィルムと、本発明による液体洗濯洗剤組成物と、を含む、水溶性単位用量物品である。

本発明の単位用量パウチは、少なくとも1つの区画に液体組成物を完全に封入する水溶性フィルムを含む。

本明細書の単位用量物品は、典型的には、閉鎖構造であり、液体洗濯洗剤組成物を含む内容量を封入している水溶性フィルム製である。パウチは、例えば、パウチが水に接触する前にパウチから組成物を放出することなく、組成物を保持し、保護するために好適な、任意の形態及び形状であってよい。正確な実施は、例えば、パウチ内の組成物の種類及び量、パウチ内の区画の数、組成物を保持、保護、並びに放出するために水溶性フィルムに必要とされる特性などの要素に依存する。単位用量物品は、実質的に、正方形、長方形、長円形、楕円形、超楕円形、又は円形の形状を有してよい。形状は、2つ以上のフィルムが互いに封止される位置にフランジ又はスカートとして存在する任意の余剰の材料を含んでもよいし、含まなくてもよい。「実質的に」とは、本明細書において、形状が、例えば、正方形であるという全体的な印象を有することを意味する。例えば、丸みのある及び/又は直線ではない辺を有してよいが、全体として正方形であるという印象を与えるものである。

液体組成物は、好ましくは、存在する場合、いかなる固形添加物も除外するが、任意の気泡を含み、0.9〜1.3グラム/立方センチメートル、より好ましくは1.0〜1.1グラム/立方センチメートルの範囲の密度を有する。

単位用量物品は、少なくとも1つの区画に液体組成物を完全に封入する水溶性フィルムを含む。単位用量物品は、所望により更なる区画を含んでよく、この更なる区画は、追加の組成物を含んでよい。この追加の組成物は、液体、固体又はこれらの混合物であってよい。あるいは、任意の追加の固体成分を液体入り区画に懸濁させてもよい。各区画は、同一又は異なる組成物を有してもよい。多区画単位用量形態は、化学的に非相溶性の成分を分ける場合、又は成分の一部を先に若しくは後に洗液に放出するのが望ましい場合などの理由から、望ましいことがある。単位用量物品は、少なくとも1つ、又は更に少なくとも2つ、又は更に少なくとも3つ、又は更に少なくとも4つ、又は更に少なくとも5つの区画を含み得る。単位用量物品は、2つの区画を有してよく、この場合、第1の区画は、区画の5重量%〜20重量%のキレート剤を含み、好ましくは、キレート剤は固形である。

複数の区画を任意の好適な配列に配置することができる。例えば、単位用量物品は、下部区画と少なくとも第1の上部区画とを含み得、上部区画は下部区画の上に置かれる。単位用量物品は、下部区画と、少なくとも第1及び第2の上部区画と、を含み得、これらの上部区画は、並んで配置され、下部区画の上に置かれる。好ましくは、この物品は、下部区画と、少なくとも第1、第2及び第3の上部区画と、を含み、これらの上部区画は、並んで配置され、下部区画の上に置かれる。

あるいは、これらの区画は、全てが並んだ向きで配置されてもよい。このような配置において、区画は、互いに連結され、隔壁を共有してもよいし、又は実質的に分離され、単にコネクタ若しくはブリッジによって結合されてもよい。あるいは、区画は、「タイヤ・リム」配列、すなわち、第1の区画が第2の区画の隣に位置し、第1の区画は少なくとも部分的に第2の区画を囲むが、完全には第2の区画を包んでいない配列に配置されてもよい。

単位用量物品のフィルムは、水に可溶性であるか、又は分散性であり、20マイクロメートルの最大孔径を有するガラスフィルターを用いた後に本明細書で示される方法によって測定する場合に、好ましくは少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、又は更に少なくとも95%の水溶性を有する: 予め秤量した400mLビーカーに、50グラム±0.1グラムのフィルム材料を入れ、245mL±1mLの蒸留水を添加する。これを、600rpmに設定した磁気撹拌機上で30分間激しく撹拌する。その後、混合物を、上記で定義した孔径(最大20マイクロメートル)の折り畳んだ定性分析用焼結ガラス濾紙で濾過する。回収した濾液から任意の従来の方法によって水を乾燥させ、残った材料の重量を測定する(これが溶解又は分散画分である)。その後、溶解度(%)又は分散度(%)を計算することができる。

好ましいフィルム材料は、好ましくはポリマー材料である。フィルム材料は、例えば、当分野において公知の、ポリマー材料のキャスティング、吹込み成形、押出成形又は吹込押出成形により得ることができる。

パウチ材料としての使用に好適な好ましいポリマー、コポリマー又はそれらの誘導体は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリ酢酸ビニル、ポリカルボン酸及び塩、ポリアミノ酸又はペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー、デンプンなどのポリサッカライド及びゼラチン、キサンタン及びカラガムなどの天然ガムから選択される。より好ましいポリマーは、ポリアクリレート及び水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートから選択され、最も好ましくは、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールコポリマー及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、並びにこれらの組合せから選択される。好ましくは、パウチ材料中のポリマー、例えばPVAポリマーの濃度は、少なくとも60%である。ポリマーは、任意の重量平均分子量、好ましくは、約1000〜1,000,000、より好ましくは、約10,000〜300,000、更により好ましくは、約20,000〜150,000を有することができる。

ポリマーの混合物は、フィルム材としても使用可能である。これは、区画又はパウチの機械的特性及び/又は溶解特性を、これらの用途及び必要とされるニーズに応じて、調節するのに有用であり得る。好適な混合物には、例えば、あるポリマーが他のポリマーよりもより高い水溶性を有する混合物、及び/又はあるポリマーが他のポリマーよりもより高い機械的強度を有する、混合物が含まれる。異なる重量平均分子量を有するポリマーの混合物、例えば、重量平均分子量が約10,000〜40,000、好ましくは20,000前後のPVA又はそのコポリマーと、重量平均分子量が約100,000〜300,000、好ましくは150,000前後のPVA又はそのコポリマーとの混合物も、好適である。ポリマーブレンド組成物、例えば、加水分解で分解可能で水溶性のポリマーブレンド(ポリラクチド及びポリビニルアルコールを混合することにより得られ、典型的に約1〜35重量%のポリラクチド、及び約65〜99重量%のポリビニルアルコールを含む、ポリラクチドとポリビニルアルコールのポリマーブレンドなど)を含むポリマーブレンド組成物も、本明細書において好適である。本明細書での使用に好ましいポリマーは、材料の溶解特性を改善するために約60%〜約98%加水分解された、好ましくは約80%〜約90%加水分解されたポリマーである。

好ましいフィルムは、冷水(蛇口から直接得た加熱していない水を意味する)中で、良好な溶解を示す。好ましくは、このようなフィルムは、25℃未満、より好ましくは21℃未満、より好ましくは15℃未満の温度で、良好な溶解を示す。良好な溶解とは、上述した最大孔径20マイクロメートルのガラスフィルターを用いて、以降に記載する方法によって測定した場合、フィルムが少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、又は更に少なくとも95%の水溶性を示すことを意味する。

好適なフィルムは、Monosolが商品照会名M8630、M8900、M8779、M8310で供給するもの、米国特許第6 166 117号及び米国特許第6 787 512号に記載のフィルム、並びに対応する溶解度及び変形特性を有するPVAフィルムである。更に好ましいフィルムは、米国特許出願公開第2006/0213801号、国際公開第2010/119022号、米国特許出願公開第2011/0188784号及び米国特許第6787512号に記載されている。

好ましい水溶性フィルムは、1種類以上のPVAポリマーを含む樹脂であり、好ましくは、当該水溶性フィルム樹脂は、PVAポリマーのブレンドを含む。例えば、PVA樹脂は、少なくとも2種類のPVAポリマーを含むことができ、本明細書で使用するとき、第1のPVAポリマーは第2のPVAポリマーより小さい粘度を有する。第1のPVAポリマーは、少なくとも約8cP(cPは、センチポアズを意味する)、10cP、12cP、又は13cP、多くとも40cP、20cP、15cP、又は13cP、例えば、約8cP〜約40cP、又は10cP〜約20cP、又は約10cP〜約15cP、又は約12cP〜約14cPの範囲、又は13cPの粘度を有していてもよい。更に、第2のPVAポリマーは、少なくとも約10cP、20cP、又は22cP、多くとも約40cP、30cP、25cP、又は24cP、例えば、約10cP〜約40cP、又は20〜約30cP、又は約20〜約25cP、又は約22〜約24cPの範囲、又は約23cPの粘度を有していてもよい。PVAポリマーの粘度は、British Standard EN ISO 15023−2:2006 Annex E Brookfield Test methodに記載されるように、ULアダプタを備えたBrookfield LV型粘度計を使用して、新たに作製した溶液を測定することにより決定される。4%水性ポリビニルアルコール溶液の20℃における粘度を指定することが国際的な慣行である。本明細書においてcPで明記されている全ての粘度は、特に指定のない限り、20℃における4%のポリビニルアルコール水溶液の粘度を指すと理解すべきである。同様に、樹脂が特定の粘度を有する(又は有しない)と記載されるとき、特に言及しない限り、指定された粘度は、対応する分子量分布を固有に有する、樹脂の平均粘度であることが意図されている。

PVA樹脂の加水分解度が本明細書に記載の範囲内にある限り、個々のPVAポリマーは、任意の好適な加水分解度を有し得る。任意選択的に、PVA樹脂は、追加的又は代替的に、約50,000〜約300,000ダルトン、又は約60,000〜約150,000ダルトンの範囲のMwを有する第1のPVAポリマーと、約60,000〜約300,000ダルトン、又は約80,000〜約250,000ダルトンの範囲のMwを有する第2のPVAポリマーと、を含み得る。

PVA樹脂は、約10〜約40cPの範囲の粘度及び約84%〜約92%の範囲の加水分解度を有する、1種類以上の追加のPVAポリマーを更に含むことができる。

PVA樹脂が約11cP未満の平均粘度及び約1.8〜約2.3の範囲内の多分散度を有する第1のPVAポリマーを含む場合、ある種の実施形態では、このPVA樹脂は、約30重量%未満の第1のPVAポリマーを含有する。同様に、PVA樹脂が約11cP未満の平均粘度及び約1.8〜約2.3の範囲内の多分散度を有する第1のPVAポリマーを含む場合、別の非限定的な種類の実施形態では、このPVA樹脂は、約70,000ダルトン未満のMwを有するPVAポリマーを約30重量%未満含有する。

本明細書に記載するフィルム中のPVA樹脂の総含有量のうち、PVA樹脂は、約30〜約85重量%の第1のPVAポリマー、又は約45〜約55重量%の第1のPVAポリマーを含み得る。例えば、PVA樹脂は、各PVAポリマーを約50重量%ずつ含有することができ、その場合、第1のPVAポリマーの粘度は約13cPであり、第2のPVAポリマーの粘度は約23cPである。

ある種の実施形態は、約10〜約15cPの範囲の粘度及び約84%〜約92%の範囲の加水分解度を有する第1のPVAポリマーを約40〜約85重量%含むPVA樹脂によって特徴付けられる。別の種類の実施形態は、約10〜約15cPの範囲の粘度及び約84%〜約92%の範囲の加水分解度を有する第1のPVAポリマーを約45〜約55重量%含むPVA樹脂によって特徴付けられる。PVA樹脂は、約20〜約25cPの範囲の粘度及び約84%〜約92%の範囲の加水分解度を有する第2のPVAポリマーを約15〜約60重量%含み得る。1つの考えられる種類の実施形態は、約45〜約55重量%の第2のPVAポリマーを含むPVA樹脂によって特徴付けられる。PVA樹脂が複数のPVAポリマーを含む場合、PVA樹脂のPDI値は、含まれている、いずれの個々のPVAポリマーのPDI値よりも大きい。任意選択で、PVA樹脂のPDI値は、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.5、又は5.0より大きい。

本明細書のフィルム材料は、1種類以上の添加剤成分を含むことができる。例えば、可塑剤、例えば、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、及びそれらの混合物を添加することが有益となり得る。他の添加剤としては、水及び洗浄水に送達される水を含めた機能性洗剤添加剤、例えば有機ポリマー分散剤などが挙げられる。

フィルムは、不透明、半透明又は透明であってよい。フィルムは、印刷領域を含み得る。印刷領域は、フィルムの表面の10〜80%、又は区画の内部空間に接触するフィルムの表面の10〜80%、又はフィルムの表面の10〜80%及び区画の表面の10〜80%の範囲であってよい。

印刷領域は、フィルムの連続した部分に広がるものであってもよいし、フィルムの複数の部分に広がるものであってもよく、すなわち、より小さい印刷領域を含み、その合計は、フィルムの表面若しくは区画の内部空間に接触するフィルムの表面又はその両方の10〜80%である。

印刷領域は、インク、顔料、染料、青味剤又はこれらの混合物を含み得る。印刷領域は、不透明、半透明又は透明であってよい。

印刷領域は、単一の色を含み得、又は複数の色、更に3つの色を含み得る。印刷領域は、白、黒、青、赤の各色又はこれらの組み合わせを含み得る。印刷は、フィルム表面上の層として存在してもよいし、フィルム中に少なくとも部分的に浸透していてもよい。フィルムは、第1の側と、第2の側と、を含むことになる。印刷領域は、フィルムのいずれの側にあってもよく、フィルムの両側にあってもよい。あるいは、印刷領域は、少なくとも部分的にフィルム自体の内部に含まれ得る。

印刷領域はインクを含み得、インクは顔料を含む。フィルム上に印刷するためのインクは、好ましくは、所望の水中分散グレードを有する。インクは、白、赤及び黒など、いかなる色であってもよい。インクは、10重量%〜80重量%又は20重量%〜60重量%又は25重量%〜45重量%の水を含む水性インクであってよい。インクは、20重量%〜90重量%又は40重量%〜80重量%又は50重量%〜75重量%の固体を含み得る。

インクは、1000s−1のせん断速度で20℃にて測定した場合、1〜600cPs又は50〜350cPs又は100〜300cPs又は150〜250cPsの粘度を有し得る。測定値は、TA instrumentsのAR−550レオメーターでコーンプレート形状を用いて得ることができる。

印刷領域は、フレキソ印刷又はインクジェット印刷などの標準的な技術を用いて行うことができる。好ましくは、印刷領域は、フレキソ印刷により行われ、フィルムに印刷がなされた後、開口した区画の形状に成形される。次いで、この区画に洗剤組成物が充填され、この区画の上に第2のフィルムが配置され、第1のフィルムに対して封止される。印刷領域は、フィルムのいずれかの側又は両側にあってよい。

あるいは、フィルムの全て又は少なくとも一部が着色されるように、フィルムの製造中にインク又は顔料を添加してもよい。

フィルムは、嫌悪剤、例えば、苦味剤を含み得る。好適な苦味剤には、ナリンジン、オクタアセチルスクロース、塩酸キニーネ、安息香酸デナトニウム、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。任意の好適な濃度の嫌悪剤をフィルムに用いることができる。好適な濃度は、1〜5000ppm、又は更に100〜2500ppm、又は更に250〜2000rpmが挙げられるが、これらに限定されない。

アニオン性界面活性剤 アニオン性界面活性剤は、線状アルキルベンゼンスルホネート、アルキルエトキシレートサルフェート及びこれらの組み合わせから選択され得る。

本明細書で有用である好適なアニオン性界面活性剤は、液体洗剤製品で典型的に使用される従来のアニオン性界面活性剤のいかなる種類をも含むことができる。これらには、アルキルベンゼンスルホン酸及びこれらの塩、並びにアルコキシル化又は非アルコキシル化アルキルサルフェート物質が挙げられる。

代表的なアニオン性界面活性剤は、C10〜C16のアルキルベンゼンスルホン酸、又はC11〜C14のアルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩である。一態様では、アルキル基は直鎖であり、そのような線状アルキルベンゼンスルホネートは「LAS」として知られている。アルキルベンゼンスルホネート(特にLAS)は、当該技術分野において周知である。このような界面活性剤及びその作製の説明が、例えば、米国特許第2,220,099号及び第2,477,383号になされている。特に有用なものは、アルキル基の炭素原子の平均数が約11〜14である、線状の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、カリウム及びアミンである。ナトリウムC11〜C14、例えば、C12、LASは、このような界面活性剤の具体例である。

具体的には、本明細書で有用なアニオン性界面活性剤の非限定的な例としては:a)C11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(LAS);b)C10〜C20第1級分枝鎖及びランダムアルキルサルフェート(AS)(主にC12アルキルサルフェートを含む);c)C10〜C18第2級(2,3)アルキルサルフェート(好適なカチオンの非限定的な例は、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、アミン及びこれらの組み合わせが挙げられる);d)C10〜C18アルキルアルコキシサルフェート(AExS)(式中、xは、1〜30である);e)C10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート(一態様では1〜5個のエトキシ単位を含む);f)米国特許第6,020,303号及び米国特許第6,060,443号で議論されるような中鎖分枝アルキルサルフェート;g)米国特許第6,008,181号及び米国特許第6,020,303号で議論されるような中鎖分枝アルキルアルコキシサルフェート;h)国際公開第99/05243号、同99/05242号、同99/05244号、同99/05082号、同99/05084号、同99/05241号、同99/07656号、同00/23549号、及び同00/23548号で述べられているような変性アルキルベンゼンスルホネート(MLAS)、i)メチルエステルスルホネート(MES);及びj)α−オレフィンスルホネート(AOS)の酸又は塩の形態が挙げられる。

好適なアニオン性洗浄界面活性剤は、アルキルC16が主であるアルキル中鎖分枝型サルフェートである。アルキルC16が主であるアルキル中鎖分枝型サルフェートに好適な原料(feedstock)はBioFene(商標)(Amyris(Emeryville,California)により供給)などのβ−ファルネセンである。

エトキシ化アルコール非イオン性界面活性剤 エトキシ化非イオン性界面活性剤は、例えば、一級及び二級アルコールエトキシレート、特にアルコール1モル当たり平均1〜50モル又は更に20モルのエチレンオキシドでエトキシ化されたC8〜C20脂肪族アルコール、より特にアルコール1モル当たり平均1〜10モルのエチレンオキシドでエトキシ化されたC10〜C15一級及び二級脂肪族アルコールであってよい。非エトキシ化アルコール非イオン性界面活性剤としては、アルキルポリグリコシド、グリセロールモノエーテル、及びポリヒドロキシアミド(グルカミド)が挙げられる。

エトキシ化アルコール非イオン性界面活性剤は、例えば、3〜8モルのエチレンオキシドと、9〜15個の炭素原子を有する1モルの一級アルコールとの縮合生成物であり得る。

非イオン性界面活性剤は、式R(EO)nの脂肪アルコールエトキシレートを含み得、式中、Rは、4〜30個の炭素原子のアルキル鎖を表し、(EO)は、1単位のエチレンオキシドモノマーを表し、nは、0.5〜20の平均値を有する。

補助剤成分 洗濯用洗剤補助剤成分は、漂白剤、漂白触媒、染料、色相剤、洗浄ポリマー、アルコキシル化ポリアミン、ポリエチレンイミン、アルコキシル化ポリエチレンイミン、汚れ放出ポリマー、両親媒性グラフトポリマー、界面活性剤、溶媒、移染阻害剤、キレート剤、酵素、香料、カプセル化香料、香料送達剤、抑泡剤、増白剤、ポリカルボキシレート、構造剤、酸化防止剤、付着助剤及びこれらの混合物から選択され得る。

色相染料:液体洗濯洗剤組成物は、色相染料を含み得る。本洗濯ケア組成物に使用される色相染料は、ポリマー性若しくは非ポリマー性染料、顔料又はこれらの混合物を含み得る。好ましくは、色相染料は、発色団成分及びポリマー性成分を含む、ポリマー性染料を含む。発色団成分は、光に曝露すると、青、赤、スミレ色、紫、又はこれらの組み合わせの範囲の波長の光を吸収するものであると特徴付けられる。一態様では、発色団成分は、水及び/又はメタノール中で最大約520ナノメートル〜約640ナノメートルの吸収スペクトルを示し、他の態様では、水及び/又はメタノール中で約560ナノメートル〜約610ナノメートルの吸収スペクトルを示す。

任意の好適な発色団を用いることができるが、染料発色団は、好ましくは、ベンゾジフラン、メチン、トリフェニルメタン、ナフタルイミド、ピラゾール、ナフトキノン、アントラキノン、アゾ、オキサジン、アジン、キサンテン、トリフェノジオキサジン及びフタロシアニン染料発色団から選択される。モノ及びジアゾ染料発色団が好ましい。

色相染料は、少なくとも3個の連続する繰り返し単位のうちの1つ以上に共有結合した発色団を含む染料ポリマーを含み得る。繰り返し単位自体が発色団を含む必要がないことを理解されたい。染料ポリマーは、少なくとも5、又は少なくとも10、又は更に少なくとも20個の連続する繰り返し単位を含み得る。

繰り返し単位は、オキシアルキレンオキシ及びポリオキシアルキレンオキシと組み合わせたフェニルジカルボキシレートなどの有機エステルから誘導することができる。繰り返し単位は、アルケン、エポキシド、アジリジン、炭水化物から誘導することができ、これらには、変性セルロース、例えば、ヒドロキシアルキルセルロース;ヒドロキシプロピルセルロース;ヒドロキシプロピルメチルセルロース;ヒドロキシブチルセルロース;及びヒドロキシブチルメチルセルロース又はこれらの組み合わせを含む単位が挙げられる。繰り返し単位は、アルケン若しくはエポキシド又はこれらの混合物から誘導され得る。繰り返し単位は、C2〜C4アルキレンオキシ基(アルコキシ基と呼ばれることもある)であってよく、好ましくはC2〜C4アルキレンオキシドから誘導され得る。繰り返し単位は、C2〜C4アルコキシ基、好ましくはエトキシ基であり得る。

本発明の目的のため、少なくとも3つの連続する繰り返し単位がポリマー性成分を形成する。ポリマー性成分は、発色団基に直接共有結合していてもよいし、連結基を介して間接的に共有結合していてもよい。好適なポリマー性成分の例としては、複数の繰り返し単位を有するポリオキシアルキレン鎖が挙げられる。一態様では、ポリマー性成分は、2個〜約30個の繰り返し単位、2個〜約20個の繰り返し単位、2個〜約10個の繰り返し単位、更には約3又は4個〜約6個の繰り返し単位を有するポリオキシアルキレン鎖を含む。ポリオキシアルキレン鎖の非限定例には、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、グリシドールオキシド、ブチレンオキシド、及びこれらの混合物が挙げられる。

キレート剤:本明細書の組成物はまた、任意で、1つ以上の銅、鉄、及び/又はマンガンキレート剤を含有してよい。使用される場合、キレート剤は、一般に本明細書の組成物の約0.1重量%〜約15重量%、又は更には本明細書の組成物の約3.0重量%〜約15重量%含まれるであろう。好適なキレート剤は、ジエチレントリアミン五酢酸、ジエチレントリアミンペンタ(メチルホスホン酸)、エチレンジアミン−N’N’−二コハク酸、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ヒドロキシエタンジ(メチレンホスホン酸)、及びこれらの任意の組み合わせから選択されてよい。好適なキレート剤は、エチレンジアミン−N’N’−二コハク酸(EDDS)及び/又はヒドロキシエタンジホスホン酸(HEDP)である。洗濯洗剤組成物は、エチレンジアミン−N’N’−二コハク酸、又はその塩を含み得る。エチレンジアミン−N’N’−二コハク酸は、S,Sエナンチオマー形態であってよい。組成物は4,5−ジヒドロキシ−m−ベンゼンジスルホン酸二ナトリウム塩、グルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)及び/又はそれらの塩、2−ヒドロキシピリジン−1−オキシド、Trilon P(商標)(BASF(Ludwigshafen,Germany)から入手可能)を含み得る。炭酸カルシウム結晶成長阻害剤も好適なキレート剤である。好適な炭酸カルシウム結晶成長阻害剤は、1−ヒドロキシエタンジホスホン酸(HEDP)及びその塩;N,N−ジカルボキシメチル−2−アミノペンタン−1,5−二酸及びその塩;2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸及びその塩;並びにこれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。

組成物は、炭酸カルシウム結晶成長阻害剤を含み得、例えば、1−ヒドロキシエタンジホスホン酸(HEDP)及びその塩;N,N−ジカルボキシメチル−2−アミノペンタン−1,5−二酸及びその塩;2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸及びその塩;並びにこれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。

ポリマー:好適なポリマーとしては、カルボキシレートポリマー、ポリエチレングリコールポリマー、テレフタレートポリマーなどのポリエステル汚れ放出ポリマー、アミンポリマー、セルロース系ポリマー、移染阻害ポリマー、任意選択的に1:4:1の比率のイミダゾールとエピクロロヒドリンとの縮合によって生成される縮合オリゴマーなどの染料固定ポリマー、ヘキサメチレンジアミン誘導体ポリマー、及びこれらの任意の組み合わせが挙げられる。

他のポリマーとしては、ヒドロキシエチルセルロースポリマーが挙げられる。好ましくは、ヒドロキシエチルセルロースポリマーは、トリメチルアンモニウム置換エポキシドで誘導体化される。セルロースポリマーは、100,000〜800,000ダルトンの分子量を有し得る。ヒドロキシエチルセルロースポリマーは、粒子として組成物に添加され得る。粒子の組成物中に存在してもよいし、液体又はその混合物として存在してもよい。

酵素:組成物は、洗浄性能及び/又は布地ケア効果を提供する1種類以上の洗浄性酵素を含んでよい。好適な酵素の例としては、限定するものではないが、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、βグルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、及びアミラーゼ、又はこれらの混合物が挙げられる。典型的な組み合わせは、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ及び/又はセルラーゼのような従来の適用可能な酵素をアミラーゼと組み合わせた混液である。

脂肪酸:本発明の組成物は、脂肪酸又は脂肪酸塩を含み得る。脂肪酸は、飽和又は不飽和のいずれかである、長い非分枝脂肪族末端を有することが多いカルボン酸である。本発明に好適な脂肪酸又は脂肪酸の塩は、好ましくはナトリウム塩、好ましくはC12〜C18飽和及び/又は不飽和脂肪酸、より好ましくはC12〜C14飽和及び/又は不飽和脂肪酸、並びにアルカリ若しくはアルカリ土類金属の炭酸塩、好ましくは炭酸ナトリウムである。

好ましくは、脂肪酸は、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、先端(topped)パーム核脂肪酸、ヤシ脂肪酸、及びこれらの混合物からなる群から選択される。

組成物は、組成物の2重量%〜18重量%の脂肪酸、又は更に組成物の4重量%〜13重量%の脂肪酸、最も好ましくは組成物の5重量%〜10重量%の脂肪酸を含み得る。

理論に束縛されるものではないが、驚くべきことに、脂肪酸の存在により、更なる泡の減少効果がもたらされ、これにより、洗浄が改善することが見出された。

溶媒:本組成物は、溶媒を含み得る。溶媒は、好ましくは1500未満、より好ましくは1000未満、更により好ましくは700未満の分子量を有する。溶媒は、好ましくは10を超え、より好ましくは100を超える分子量を有する。溶媒は、好ましくは−1.0を超え、より好ましくは+10未満のcLog Pを有する。溶媒は、好ましくは20.5未満であり、好ましくは10を超える水素結合成分(δh)を有する。

溶媒は、アルコール、ジオール、モノアミン誘導体、グリコール又はこれらの混合物から選択され得る。好適なグリコールは、ポリアルキラングリコール(polyalkylane glycol)、ポリアルキレングリコール又はこれらの混合物から選択され得る。好適なポリアルキレングリコールには、ポリエチレングリコールが挙げられる。好適なジオールには、プロパンジオール、好ましくは1,2−プロパンジオールが挙げられる。モノアミン誘導体には、モノエタノールアミンが含まれ得る。

溶媒は、300〜600の分子量を有するポリエチレングリコール(PEG)ポリマー、ジプロピレングリコール(DPG)、nブトキシプロポキシプロパノール(nBPP)及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。より好ましくは、溶媒は、400〜600の分子量を有するポリエチレングリコール(PEG)ポリマー、ジプロピレングリコール(DPG)、nブトキシプロポキシプロパノール(nBPP)及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。

構造剤:組成物は、構造剤を含み得る。任意の好適な構造剤を用いることができるが、市販のThixcinなどの硬化ヒマシ油構造剤が好ましい。構造剤は、非ポリマー性又はポリマー性構造剤から選択され得る。構造剤は、非ポリマー性構造剤、好ましくは結晶性グリセリドであり得る。構造剤は、ポリマー性構造剤、好ましくは繊維系ポリマー性構造剤、より好ましくはセルロース系繊維系構造剤であり得る。

他のポリマー性構造剤は、疎水変性エトキシ化ウレタン(HEUR)、疎水変性アルカリ膨潤性エマルション(HASE)、及びこれらの混合物からなる群から選択される。

抑泡剤:組成物は、抑泡剤、好ましくはシロキサン系ポリマー抑泡剤(本明細書では、単に「抑泡剤」とも呼ぶ)を含み得る。抑泡剤は、オルガノ修飾シロキサンポリマーであってよい。オルガノ修飾シロキサンポリマーは、シリコーン樹脂及び/又は修飾シリカと任意選択的に結合させたアリール又はアルキルアリール置換基を含み得る。一実施形態では、抑泡剤は、シリコーン樹脂、及び任意選択で、一次充填剤と結合したアリール又はアルキルアリール置換基を有するオルガノ修飾シリコーンポリマーから選択される。米国特許第6,521,586 B1号、同第6,521,587 B1号、米国特許出願第2005 0239908 A1号、同第2007 01673 A1号(Dow Corning Corp.)、及び米国特許出願第2008 0021152 A1号(Wacker Chemie AG)に記載されるような、シリコーン樹脂及び修飾シリカと結合したアリール又はアルキルアリール(alkyaryl)置換基を有するオルガノ修飾シリコーンポリマーからなるシリコーン抑泡剤化合物が特に好ましい。

酸化防止剤:液体洗濯洗剤組成物は、酸化防止剤を含み得る。酸化防止剤は、好ましくは、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、トリメトキシ安息香酸(TMBA)、α,β,λ及びδトコフェノール(ビタミンE酢酸塩)、6ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラ−メチルクロマン−2−カルボン酸(トロロクス)、1,2,ベンズイソチアゾリン−3−オン(proxel GLX)、タンニン酸、没食子酸(galic acid)、Tinoguard AO−6、Tinoguard TS、アスコルビン酸、アルキル化フェノール、エトキシキノン2,2,4トリメチル、1−2−ジヒドロキノリン、2,6ジ又はtert又はブチルヒドロキノン、tert、ブチル、ヒドロキシルアニソール、リグノスルホン酸及びその塩類、ベンゾフラン、ベンゾピラン、トコフェノールソルベート、ブチル化ヒドロキシル安息香酸及びその塩類、没食子酸及びそのアルキルエステル、尿酸並びにその塩類及びアルキルエステル、ソルビン酸及びその塩類、ジヒドロキシフマル酸及びその塩類、並びにこれらの混合物からなる群から選択される。好ましい酸化防止剤は、アルカリ及びアルカリ土類金属の亜硫酸塩及び硫化水素酸塩、より好ましくは亜硫酸ナトリウム又は硫化水素酸ナトリウムからなる群から選択されるものである。

水:液体洗濯洗剤組成物は、組成物の5重量%を超える水を含む。液体洗濯洗剤組成物は、組成物の6重量%超、又は更に7重量%超、又は更に8重量%超の水を含み得る。

液体洗濯洗剤組成物は、50重量%未満、又は更に40重量%未満、又は更に30重量%未満の水を含み得る。液体洗濯洗剤組成物は、組成物の5.5重量%〜30重量%、又は更に5.5重量%〜20重量%又は更に6重量%〜15重量%の水を含み得る。

製造プロセス: 任意の好適なプロセスを使用して、本発明の組成物を製造することができる。当業者であれば、当該技術分野にて既知の好適なプロセスを知っているであろう。

使用方法 本発明の組成物又は単位用量物品は、洗濯物が既に存在しているか、又は洗濯物が加えられる洗浄液に加えることができる。自動洗濯機操作にて使用し、ドラム又は投入引き出しに直接添加してもよい。柔軟仕上げ剤又は染み除去剤などの他の洗濯洗剤組成物と組み合わせて使用してもよい。洗浄液に加える前の染み前処理組成物として使用してもよい。

本明細書で開示する寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるとして理解されるべきではない。それよりむしろ、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

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