首页 / 专利库 / 植物学 / 腋芽 / Method for proliferating turf of genus zoysia

Method for proliferating turf of genus zoysia

阅读:499发布:2021-11-27

专利汇可以提供Method for proliferating turf of genus zoysia专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To simply proliferate a turf of the genus Zoysia in large amount by culturing a tissue of the genus Zoysia and obtaining the seedlings through a shoot primordium-like body.
CONSTITUTION: A tissue (embryo tissue of full-ripe seeds, embryo tissue of unripe seeds, growing point of apical bud, growing point of axillary bud or shoot tip tissue) of a turf of the genus Zoysia such as Zoysia japonica, Zoysia macrostachya, Zoysia matrella or Zoysia tenuifolia is cultured to provide seedling through a shoot primordium-like body. The seedling is transplanted to a field and cultured to provide a turf of the genus Zoysia. Since this method does not require a field having large area in order to obtain seedling, the turf can be produced in large amounts in plants, etc., without depending on weather, etc.
COPYRIGHT: (C)1995,JPO,下面是Method for proliferating turf of genus zoysia专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】ゾイシア属の組織から苗条原基様体を経由させて苗を得るゾイシア属の増殖方法。
  • 【請求項2】ゾイシア属の組織から苗条原基様体を経由し、さらにこの苗条原基様体を繰り返して分割増殖させて苗を得るゾイシア属の増殖方法。
  • 【請求項3】前記ゾイシア属がコウシュンシバである請求項1または2記載のゾイシア属の増殖方法。
  • 【請求項4】前記苗条原基様体に対して、紫外線照射処理、X線照射処理、γ線照射処理、突然変異物質による浸漬処理から選んだ1種または2種以上の処理を組合わせて処理する請求項1、2または3記載のゾイシア属の増殖方法。
  • 【請求項5】前記ゾイシア属の組織が、完熟種子の胚組織、未熟種子の胚組織、頂芽の成長点、腋芽の成長点から選んだ少なくとも1種以上のものから培養させる請求項1、2、3または4記載のゾイシア属の増殖方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、ゾイシア属の組織を培養して苗条原基様体を経由して苗を得ることによりゾイシア属を簡単に且つ大量に増殖させるゾイシア属の増殖方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来、ノシバ、コウライシバ、コウシュンシバ等の栄養繁殖型や洋芝等の種子繁殖型は、栄養繁殖や種子繁殖により増殖させている。 その栄養繁殖型の増殖方法は、整地した広い面積の土地である植床に、マット状の芝を細長く切り取って、線状に植え込むか、撒芝を行っている。 このような線状に植え込んだり、撒芝により、種芝の植付けを行い、さらに施肥や刈り込みや転圧並びに薬剤撒布等をした後に、目土を撒布することにより芝を成育させていた。 そして、出荷時には、ある程度の根茎が残るように、厚さ1〜2cm、平面視で3
    0〜40cmに表層部を剥ぎ取ったマット状のソッドマットを作成していた。 そして根茎が残ることから、1
    年後には、再び芝マットを作る程度に繁殖をさせて、これを再びソッドマットを作るという方式を複数回繰り返す増殖方法である。

    【0003】また後者の種子繁殖型の増殖方法は、主として洋芝について行われており、整地された植床に洋芝の種子を砂と混合して播種し、これを転圧して放置することにより、発芽及び発根させて苗を得て、これをそのまま成長させて使用したり、他のところに転植させている方法である。

    【0004】また、このような従来の増殖方法に加えて、本発明者等は、更に天候などに左右されずにカルスを誘導して増殖させる方法を、特開平5−316893
    号公報に、その一例として提案している。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】そのために、様々な問題があった。 従来の芝の増殖方法、殊に栄養繁殖型に於いては、病原菌や雑草、異種芝の混入や害虫の食害は完全に防止することができず、収穫も年一回前後に限られている。 そして、その年1回の収穫期には、大量の作業員が必要で、しかも集中的に作業させねばならない条件下で多雨に見舞われれば出荷できない状況が発生する等、その生産における効率及び供給の安定性に問題があり、芝の品質が自然条件に左右されるのみならず、収穫した前記芝を輸送途上や在庫中に品質を低下させるという問題点もある。

    【0006】また、種子繁殖型では、植床に種子をまかねばならず、その後の成長過程では、施肥や農薬散布の必要性がある等の問題があり、さらに広い面積の土地が必要があるうえに、天候条件の影響を受けるという問題もある。

    【0007】また、本発明者らの方法による技術でゾイシア属を増殖させると、天候には左右されずに増殖させることは可能だが、手間やコストがかかる割りには、カルスから芝への再生率が0.001%〜0.002%しか得られず、時には全く芝へ再生しないときも見受けられ、工業的に増殖させることはできなかった。

    【0008】

    【課題を解決する為の手段】本発明は、このような広大な面積の圃場や人手が係らず、また、手間も係らずにコスト的にも安価で大量増殖が可能なゾイシア属の増殖方法を提供せんとするものである。

    【0009】本発明に用いられるゾイシア属としては、
    ノシバ(Zoysia japonica)、オニシバ(Zoysia macrostachya)、コウシュンシバ(Zoysia matrella)、コウライシバ(Zoysia tenuifolia)等が挙げられる。

    【0010】このようなゾイシア属の組織から苗条原基様体を経由させて苗を得ることにより本発明の課題は解決される。 さらに、ゾイシア属の組織から苗条原基様体を経由して、この苗条原基様体を繰り返して分割増殖させて苗を得ること、即ち、苗条原基様体を分割させて採取させて、培養もしくは増殖させることでも苗条原基様体に成長させることができる。

    【0011】即ち、ここで苗条原基様体を得るために用いられる培地としては、ムラシゲ・スクーグ培地、リンスマイヤー・スクーグ培地、N6培地、ガンボルグらの培地、ヘラーの培地、AA培地などの液体培地、固体培地であり、このような培地に植物成長調節物質としては2,4−ジクロロフェノキシ酢酸、インドール−3−酢酸、1−ナフタレン酢酸、ゼアチン、6−ベンジルアデニン、カイネチン、ジベレリン、アブシジン酸から選んだ1種または2種以上のものを組合わせたものを前記培地に添加して、ゾイシア属の組織を培養しても良い。 好ましくは、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸を前記培地1000mlに対して3.5mg〜6mgを添加するのが良く、3.5mg未満であるとカルスが誘導されて苗条原基様体の誘導ができず、また、6mgより多く添加しても苗条原基様体が誘導されずカルスが誘導されるのみなので、前記範囲の添加量にするのが良い。

    【0012】加えて、培地を静置あるいは振動を与えて無菌状態で培養して、苗条原基様体を得られるものである。 さらに、明条件下や暗条件下で培養させることも可能であり、15℃〜40℃の温度条件下で培養することも提案される。 このようにして得られた苗条原基様体は、表層構造を形成したドームを有して茎頂と葉の基となる葉原基との器官分化が認められないもので、表層構造を形成していないカルスとは本質的に異なるものである。 また、この苗条原基様体は、苗条原基様体を得た条件で培養を続けることによって、この苗条原基様体に発生するドームが増加して集塊を形成し、一部は葉原基へと変化して、さらに、これを植物生長調節物質を含まない前記固体培地に植床して培養をつづけることにより、
    不定根を誘導させて苗となり、芝へと再生もしくは成長していくものである。

    【0013】前記苗条原基様体に対して、紫外線照射処理、X線照射処理、γ線照射処理、突然変異物質による浸漬処理から選んだ1種または2種以上の処理を組合わせて処理することによっても前記課題は解決される。 そして、ここで用いられる各処理においては、紫外線照射処理にあっては、200nm〜400nmの波長のものを、X線照射処理では1pm〜10nmのものを、γ線照射処理では0.1オングストローム以上のものを、夫々照射することを意味する。 また、突然変異物質による浸漬処理とは、液体培地や緩衝液等に突然変異物質を添加溶解して、前記苗条原基様体を浸漬させて突然変異を誘発するものである。 その変異を誘発する突然変異物質には、5−ブロモ−2'−デオキシウリジン、エチルメタンサルホネート(EMS)、エチレンイミン(E
    I)、N−メチル−N'−ニトロ−N−ニトロソグアニジン(MMNG)、N−ニトロソ−N−メチル−ウレア(MNH)、ジエチル硫酸、1,2−エポキシブタン、
    2,3−エポキシプロピオニックアルデヒド、8−アザグアニン、5−ブロモウラシル、アクリジンオレンジ、
    ICR−10、アクリフラビン等が用いられる。 このような処理によって耐病性、冬枯れ耐性、耐塩性のある苗条原基様体が得られ、前記課題を解決することもできる。 耐病性に関する病気としては、ラージパッチ(葉腐病)、ピシウム性春はげ症、葉枯病、さび病、しずみ症、ダラースポット、フェアリーリング、黒色小粒菌核病、褐色小粒菌核病、大粒菌核病、紅色腐病、褐色雪腐病、萎黄病、黄化症、ほこりかび病などがある。

    【0014】

    【作用】ゾイシア属の完熟種子の胚組織、未熟種子の胚組織、頂芽の成長点、腋芽の成長点、茎頂組織をアルコールや塩素系の殺菌剤により殺菌した後に、細胞組織を採取し、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸やインドール酢酸などの植物成長調節物質を添加したムラシゲ・スクーグ培地、リンスマイヤー・スクーグ培地、N6培地、
    ガンボルグらの培地、ヘラーの培地、AA培地などに植床し、無菌状態で暗条件もしくは明条件により、前記培地を静置あるいは振動を与えて培養することで苗条原基様体が得られ、さらに、これを前記ムラシゲ・スクーグ培地、リンスマイヤー・スクーグ培地、N6培地などに植床して、培養を継続すると発根、発芽を促して苗を得る。 この苗を圃場に移して培養するとゾイシア属の芝が得られる。

    【0015】さらに、紫外線照射処理、X線照射処理、
    γ線照射処理、突然変異物質による浸漬処理から選んだ1種または2種以上の処理を組合わせて施すことにより、ゾイシア属の持つ遺伝情報を変化させて突然変異を誘発できるので、前記培地に移しても苗が得られ、それを圃場に移しても従来のものとは形質の異なる芝となる。

    【0016】

    【実施例】

    (実験)コウシュンシバの茎頂組織が含まれるほふく茎を採取し、70%(V/V)のエチルアルコール溶液並びに1%(V/V)次亜塩素酸ソーダ水溶液により殺菌し、無菌水で水洗した後、無菌室で無菌操作により、
    この茎頂組織を無菌状態の容器中の固体培地に植えつけた。 その固体培地としては、ムラシゲ・スクーグ培地1
    000mlにショ糖30gと寒天7gとを加えた基本培地に、表1に示すような2,4−ジクロロフェノキシ酢酸を表1に示す1.0mg〜10.5mgの添加量で、
    pHを5.8に調整したムラシゲ・スクーグ固体培地を用いて行った。 そして25℃の温度条件で、しかも暗条件下の室内で培養した。 培養開始後、約2週間で誘導体としての苗条原基様体及びカルスを得た。 さらに芝へと成長させるために、苗条原基様体は、同培地で培養を続けて、ドームを葉原基へと変化させて、茎葉の生長とともに不定根を誘導させるために植物成長調節物質を含まないムラシゲ・スクーグ固体培地に植床し、28℃、3
    000ルクスの明条件下で培養を続け、不定根を誘導し、苗を経由した後に、芝へと成長した。 また、カルスも同様の操作を行い、芝へと成長させた。 その結果を表1に示した。 表1より、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸を1.0mg〜3.0mgの添加量ではカルスが、
    3.5mg〜6.0mgの添加量では苗条原基様体及びカルスが、6.5mg以上の添加量ではカルスが、夫々誘導された。 また、表1に示すように芝への再生率は、
    1.0mg〜3.0mgでカルスは、0.001%であり、殆どのものが再生できず、3.5mg〜6.0mg
    では苗条原基様体のみが芝へと再生し、その再生率は0.2%であった。 さらに、6.5mg以上の添加量で得られたカルスは、1.0mg〜3.0mgで得られたカルスとは異なったカルスが得られたが、全てのものは芝にはならなかった。 以上のことにより、芝への再生率は、苗条原基様体を得たものが、カルスを得たものよりも100倍も高かった。

    【0017】

    【表1】

    【0018】(実施例1)前記実験で4mgの2,4−
    ジクロロフェノキシ酢酸を含む固体培地で形成した苗条原基様体に、固体培地に植床した状態で、3分間の紫外線照射(254nm)処理を施し、実施例1としての苗条原基様体を得た。 そして、植物成長調節物質を含まないムラシゲ・スクーグ固体培地に移して植床し、28
    ℃、3000ルクスの明条件下で培養を続け、不定根を誘導させて、苗を経由した後に芝を得た。

    【0019】(実施例2)全線量8GyのX線を照射する以外は全く、実施例1と同様の処理行い、実施例2としての苗条原基様体を得た。 そして、その苗条原基様体を実施例1と同様の条件で培養を行い苗を経由した後に芝を得た。

    【0020】(実施例3)実施例1で用いた苗条原基様体を、滅菌した100ml容量の遠心管に入れ、突然変異物質として、エチルメタンサルホネート(以下EMS
    と称す)が0.25%(W/V)含む、pH7に調整した0.01Mリン酸緩衝液と、50mlのムラシゲ・スクーグ液体培地を加えて、25℃で2時間程処理した。
    処理終了後、滅菌したパスツールピペットで上澄みを除去した。 さらに、50mlのムラシゲ・スクーグ液体培地を前記遠心管に添加して、回転数600rpmで3分間の遠心処理(商品名:H−18 国産遠心器株式会社製)を3回程行いEMSを除去して、実施例3としての苗条原基様体を得た。 さらに、その苗条原基様体を、実施例1と同様の条件で培養を行い苗を経由した後に芝を得た。

    【0021】そこで、実施例1、2、3の突然変異が誘発しているかどうかを確認するために、夫々の苗条原基様体について、葉の色及び長さ、耐病性、冬枯れ耐性、
    耐塩性について調査した。

    【0022】(葉の色及び長さについて)実施例1、
    2、3の苗条原基様体を芝に成長させたものが各々10
    株づつを任意に選択して、葉の色及び葉の長さについて一株づつ肉眼で調査した。 長さについては、従来の芝と変わらないもの、短いもの、長いものについて夫々の株数を表2に示した。 また、色についても従来のものと変わらないもの、緑が濃いもの、薄いものについて夫々の株数を表2に示した。 外観上に明らかな差が見られた。

    【0023】

    【表2】

    【0024】(冬枯れ耐性について)実施例1、2、3
    から苗条原基様体を、苗を経由して、芝に成長させたものを夫々10株づつ任意に選び、冬枯れ耐性について確認を行った。 そして、冬枯れしない株数を表3に示した。

    【0025】

    【表3】

    【0026】(耐塩性)耐塩性については、0.2%
    (W/V)、0.4%(W/V)、0.6%(W/
    V)、1.0%(W/V)、1.5%(W/V)、2.
    0%(W/V)の計6種類の塩分濃度に調整したムラシゲ・スクーグ固体培地に、実施例1、2、3の処理を施した苗条原基様体を夫々10株づつ培養した後に苗までに成長させ、さらに圃場に移して芝となったものについての株数を表4に示した。

    【0027】

    【表4】

    【0028】その結果、表2、表3、表4より、夫々の処理したものから葉の色及び長さ、耐病性、冬枯れ耐性、耐塩性が得られた。

    【0029】

    【発明の効果】ゾイシア属の完熟種子の胚組織、未熟種子の胚組織、頂芽の成長点、腋芽の成長点の中から選ばれた少なくとも1種以上のものから苗条原基様体を経由させた後に、苗を得ることで、自然条件の左右を受けずに、ゾイシア属の大量増殖が可能となり、広大な面積を必要とせずに工場での多量生産が可能となることに加えて、農薬も不要となり、従来年1回の生産であったのが、多数回収穫が可能となり、収穫時の人手もいらずに生産ができる。 また、苗条原基様体から芝に再生することにより、従来のカルスからの再生と比較すると、再生率が100倍〜200倍も高くなるので、タンク培養が可能となり、工業的に生産ができる。

    【0030】さらに、この前記苗条原基様体に対して、
    紫外線照射処理、X線照射処理、γ線照射処理、突然変異物質により浸漬処理から選んだ1種または2種以上を組合わせて処理しても、前記の方法と同様に大量増殖が可能となり、前記同様にすぐれた効果が得られる。 そして、さらには優良品種に改良することで、葉の色、長さ、耐病性、耐塩性など、種々の優れた性質をもった品種を得ることができる。 以上のように本発明では、、様々な環境に強いゾイシア属が得られるので、芝の生産管理に手間が係らず、コスト面でも従来の方法から比べると遙に安価になる。

    高效检索全球专利

    专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

    我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

    申请试用

    分析报告

    专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

    申请试用

    QQ群二维码
    意见反馈