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Maleic acid hydrazide derivative

阅读:426发布:2021-11-29

专利汇可以提供Maleic acid hydrazide derivative专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To provide the subject derivative separated and purified from tobacco sprayed with maleic acid hydrazide, exhibiting plant growth suppressing effect having especially excellent durability of the effect and useful as an axillary bud suppressing agent for tobacco, new bud suppressing agent for potato tuber, etc.
CONSTITUTION: An aqueous solution of maleic acid hydrazide diluted 50 times is sprayed to a tobacco plant at a rate of 30ml of the solution for each plant immediately after topping. After 21 days, raw tobacco leaves are collected, dried to a water-content of about 15% by hot-air drying, etc., and crushed. The crushed leaf tobacco is extracted with 70% methanol under stirring, the extract is filtered under reduced pressure and passed through an ion exchange resin column and the adsorbed component is eluted with 0.1N acetic acid solution. The eluate is concentrated to dryness, dissolved in methanol and fractionated with a column packed with acidic alumina and the active fraction is purified by high-performance liquid chromatography to obtain the maleic acid hydrazide derivative expressed by formula and exhibiting sustained plant growth suppressing effect.
COPYRIGHT: (C)1994,JPO,下面是Maleic acid hydrazide derivative专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 下記一般式(I)で示されるマレイン酸ヒドラジド誘導体。 【化1】
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、マレイン酸ヒドラジド誘導体に関する。

    【0002】

    【従来の技術とその課題】従来、たばこのわき芽抑制剤又はジャガイモ塊茎の新芽抑制剤としてマレイン酸ヒドラジド)(1,2-ジヒドロ-3,6- ピリダジンジオン,以下、MHという)が利用されている。 このように、MH
    は、植物生育抑制効果を有することが知られている。

    【0003】しかし、MHは、容易に植物の系外に排泄されていしまうために、その効果の持続性が短いという難点がある。 このため、効果を持続させるためには何度も散布しなければならず、作物の生産コストの高騰および環境への悪影響が憂慮されている。

    【0004】本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、植物生育抑制効果を有する新規な化合物、特に効果の持続性に優れているマレイン酸ヒドラジド誘導体を提供することを目的とする。

    【0005】

    【発明が解決するための手段】本発明者は、上述の課題を解決すべく、有効な化合物について広く検索を行った結果、MHを散布した葉たばこ中より抽出されたMHの代謝産物の一つであるマレイン酸誘導体がたばこのわき芽抑制のような植物生育抑制効果を有すると共にその効果を長期間にわたって維持できることを見出し、本発明を完成した。

    【0006】すなわち、本発明は、一般式(I)で示されるマレイン酸ヒドラジド誘導体を提供する。

    【0007】

    【化2】

    以下、本発明について詳細に説明する。

    【0008】上記一般式(I)で示されるマレイン酸ヒドラジド誘導体[ 1-(1-β-D- グルコピラノシル)-1,2
    - ジヒドロ-3,6- ピリダジンジオン;以下、MH-N-Gluと記す]は、MHを散布した葉たばこに含まれており、特に、栽培種のたばこ、黄色葉、バーレー葉、トルコ葉、
    在来葉等に含まれていることが判明した。

    【0009】このMH-N-Gluは、MHを散布した葉たばこを、例えば、アセトン、メタノール、エタノールまたはイソプロパノールのような有機溶媒に浸析して抽出した後、抽出物を濃縮する。 次に、得られた濃縮物を、イオン交換樹脂カラムに付し、次いで、酸性アルミナカラムを用いたカラムクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィに順次付してMH-N-Gluを分離することにより得られる。

    【0010】従来、たばこに吸収されたMHは、 3-(1-
    β-D- グルコピラノシル)-1,2- ジヒドロ-3,6- ピリダジンジオン(以下、MH-O-Gluと記す)を代謝産物として生成することが判っている(Towers. Nature,181,1535-
    1536,1958,Biswas,plantarum,20,819-824,1967,Noodem,
    plant physiol,45,46-52,1970)。

    【0011】このMH-O-Gluは、このままでは活性を示さない。 しかし、たばこ中に存在するβ−グルコシダーゼによって、MHおよびグルコースに容易に分解されて活性を示す。 しかしながら、β−グルコシダーゼは、たばこ中に大量に存在するため、MH-O-Gluは短期間でMHに代謝されてしまう。 そして、MHは上述のようにたばこ系外に排出されやすいので、その植物生育抑制効果も短期間しか持続できない。

    【0012】これに対して、MH-N-Gluは、MH-O-Gluのようにβ−グルコシダーゼでは分解されず、たばこ中に存在する他の酵素によって徐々に分解される。 これにより、MH-N-Gluは、たばこ系内に比較的長期間にわたって存在し、徐々に分解されてMHとなり活性を示す。 この結果、植物生育抑制効果を長期間持続することができる。

    【0013】例えば、MH-N-Gluをたばこのわき芽抑制に用いる場合には、MH-N-Gluを例えば0.6〜1.2 W/V
    %含有するMH-N-Glu溶液を、たばこ1株当たり10〜
    30mlの割合で、例えばスプレーにより散布することにより行うことができる。

    【0014】以上、たばこのわき芽抑制を例に挙げて説明したが、たばこだけに限定されるものではなく、例えば、レタス、カラスムギ、ジャガイモ(特に、ジャガイモ塊茎の新芽抑制)のような各種植物の伸長抑制に用いることができる。 また、例えば、タマネギや砂糖大根(ビート)の貯蔵中の発芽抑制またはトマトやペピーノ(果実)のわき芽抑制に使用できる。 さらに、ニンジン、山芋、ゴボウ等の根菜類は貯蔵中に切り口から芽を出すため鮮度が落ちるが、これを防止するために、収穫前に本発明のMH-N-Gluを散布することが有効である。

    【0015】

    【実施例】以下、実施例によりこの発明をさらに詳細に説明する。

    【0016】実施例1 以下、本発明の化合物の製造方法の一例を説明する。

    【0017】まず、芯止めした直後のたばこ(黄色種つくば1号)に、O−MH(商品名;大塚化学社製;MH
    として30%含有)の50倍水溶液を、1株当たり30
    mlの割合でスプレーで散布した。 21日経過後、たばこの生葉を収穫し、黄色種たばこの通常の乾燥方法(熱風乾燥方法)によって、水分が15%程度になるまで生葉を乾燥した。 この葉たばこを粉砕して、以下の試験において使用した。

    【0018】葉たばこ粉砕試料100gに対して2リットルの割合の70%メタノールに浸析した。 これを撹拌して抽出した後に減圧瀘過した。 得られた抽出液500
    mlをイオン交換樹脂カラム(2cm×30cm、Do
    wex 1×8 100−200メッシュ 酢酸型イオン交換樹脂を70ml充填した)に流した後、70%メタノ−ル150mlで洗い流した。 次に、0.1Nの酢酸溶液で容出を行った。 溶出液は、最初の100mlは捨て、次の150mlを取った。 これを濃縮乾固した後、少量のメタノ−ルに溶解した。 このメタノール溶液を、酸性アルミナ充填カラム(1.2cm×30cm)
    に流し込み、ジクロロメタン/メタノ−ル/酢酸/水混合溶液(60:30:0.5:5,v/v/v/v)で溶出を行った。 溶出液は、最初の100mlは捨て、次の150mlを採取し、濃縮乾固した。 得られた濃縮物を高速液体クロマトグラフィーの溶離液(0.4%酢酸/5%メタノール溶液)に溶解した。 この溶液を、逆相型ローバーカラムを用いた以下の条件の高速液体クロマトグラフィーに付した。 これにより、保持時間8分で溶出する画分を採取した。 この画分を減圧濃縮して本化合物0.03gを得た。

    【0019】高速液体クロマトグラフィーの条件 溶離液:0.06N酢酸/5%メタノール、 流速:1.2ml/min カラム:Zorbax ODS 2cm x 25cm この本化合物を含有する画分は、薄層クロマトグラフィ−(TLC)に付したところ、1スポットを示した(R
    f=0.33,薄層板;プレコーテッド シリカゲル
    G Art 5626(メルク社製,厚さ;0.25m
    m),展開溶媒;ジクロロメタン/メタノール/水=6
    0/30/5/,v/v/v)。 また、アンスロン硫酸試薬により緑色を呈した。 このことから、糖の存在が示唆された。 また、本化合物は塩酸により加水分解されて、MHとグルコースとを生成していることが推定された。

    【0020】塩酸加水分解による本化合物の同定 本化合物0.5mgを、5N塩酸1mlに溶解した後に沸騰水中で1時間加熱して加水分解させた。 減圧乾固後、得られた残渣を少量のメタノールに溶解した。 このメタノール溶液を薄層板上に滴下し、ジクロロメタン/
    メタノール/水混合溶液(60:30:5,v/v/
    v)で2回展開した。 この結果、Rf値0.77にUV
    吸収があり、MHの標準品と同じRf値を示した。 また、Rf値0.30にアンスロン硫酸試薬で陽性のスポットが確認された。 このスポットはグルコースの標準品と同じRf値を示した。

    【0021】酵素による加水分解 本化合物とβ−グルコシダーゼを反応させた。 pH4.
    5のリン酸緩衝液0.05モルにβ−グルコシダーゼ1
    mgを溶解した酵素調製液を調製した。 これらの酵素調製液に本化合物0.5mgを夫々添加した。 次に、これらの酵素調製液を、37℃で60分間加温した後、沸騰水中で2分間加熱して、酵素を不活化し、直ちに流水で冷却した。 これらの反応液を濃縮乾固した後、得られた残渣を少量のメタノールに溶解して試料溶液とした。 薄層板に各試料溶液を滴下した後にジクロロメタン/メタノール/水混合溶液(60:30:5,v/v/v)を用いて展開した。 この結果、β−グルコシダーゼによって、本化合物の分解は認められなかった。

    【0022】これらの結果から、本化合物は、β−グルコシダーゼにより加水分解されるMHのO−グルコシドではなくて、MHのN−グルコシドであることが示唆された。

    【0023】次に、本化合物について、 1 H−NMR、
    13 C−NMR、MS、IRおよびUVの各種分析を行った。 これらの結果は次の通りであった。

    【0024】 1 H−NMR(D 2 O) δppm;5.85
    (g1 J 12 =9Hz),4.07(g2),3.71
    (g3),3.54(g4),3.68(g5),3.
    76(g6),3.90(g6´) ,7.11(M
    H),7.27(MH) 13 C−NMR(D 2 O) δppm;83.3(g1),6
    9.9(g2),76.5(g3),69.3(g4) 78.8(g5),60.6(g6),129.2(M
    H),133.1(MH),154.4(MH),16
    1.6(MH) MS(f.a.b.−m.s.); m/z275(M
    +H) + IR(kBr,CM -1 );3500,3414,167
    1,1599,1548,1468,1235,116
    3,1095,1057,992,833 UV(CH 3 OH); λmax 312nm 以上の結果から、本化合物はMH-N-Gluと同定された。

    【0025】実施例2 レタスの根部伸長阻害活性 実施例1で得られたMH-N-Gluの根部伸長阻害活性は次のようにして調べた。 まず、レタス[品種;シスコ(商品名;タキイ種苗製)]を、70%エタノールで5分間、
    1%アンチホルミンで10分間順次処理した。 次に、これらの種子を殺菌蒸留水で3回洗浄した。 この後、レタス種子を湿らせた瀘紙上に並べ、27℃明下で24時間培養した。 レタス種子のうち、発芽の徴候が見られたものを選び、以下の試験に用いた。

    【0026】MH-N-Gluを蒸留水で表1に示す所定濃度に調整した。 各希釈液1mlを、内部に上述のレタス種子を並べた直径3cmのペトリ皿に分注した後、27℃暗黒下で48時間培養し、レタスの根の長さを測定した。
    コントロールとしては、MH-N-Gluを含まない蒸留水のみを添加して同様の条件下で培養したレタスの根の長さを測定した。

    【0027】MH-N-Gluの根部伸長阻害活性は、コントロールの場合のレタスの根の伸長を100%とし、これとの相対比で評価した。

    【0028】

    【表1】

    表1に示すように、MH-N-Gluが1×10

    -3 mol 以上の濃度である場合に根部伸長阻害効果が認められた。

    【0029】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明のマレイン酸ヒドラジド誘導体は、植物生育抑制効果を有し、特に効果の持続性に優れている。 これにより、植物への散布の回数および使用量を軽減できる。 この結果、作物の生産コストを低減できると共に、環境への悪影響を与える心配が少ない等顕著な効果を奏する。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 秀幸 栃木県小山市大字出井1900 日本たばこ産 業株式会社葉たばこ研究所内

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