专利汇可以提供Silicon wafer and its manufacture专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To provide a silicon wafer having further stable quality and a manufacturing method thereof by adjusting BMD density of an inside of a wafer.
CONSTITUTION: In the title method for manufacturing a silicon wafer 11, a heat history initiallization process for controlling a density of ultrafine oxygen precipitation (embryo) by using a wafer formed of single-crystal silicon ingot and a nucleus control growth treatment process for forming reprecipitation nucleus while controlling it are executed. A silicon wafer is obtained, wherein a BMD density adjustment layer 3 which is formed by this method and has BMD density of 10
6 /cm
3 or more and 10
10 /cm
3 or less is formed in an inside of a wafer.
COPYRIGHT: (C)1996,JPO,下面是Silicon wafer and its manufacture专利的具体信息内容。
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体デバイス用のシリコンウエーハ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリコンウエーハは、単結晶シリコンインゴットから切り出される。
【0003】シリコン単結晶は、チョクラルスキー法によって製造することができる。 すなわち、原料ポリシリコンを石英ガラス(SiO 2 )質のルツボに入れ、これを加熱・溶融し、種結晶を用いてシリコン単結晶を引き上げるのである。
【0004】一般に、チョクラルスキー法で製造したシリコン単結晶中には、酸素が固溶している。 そして、単結晶引上げ後の冷却過程において、シリコン単結晶は1
420℃の凝固温度から室温まで温度履歴(冷却履歴)
を受け、それぞれの温度において結晶内欠陥が形成される。
【0005】その中でも、500〜450℃の降温過程では、0.6〜0.9nmの超微小酸素析出物(エンプリオ)が発生する。 エンプリオは、引上げ後に行う熱処理工程、例えばデバイス工程において、析出核となり酸素析出物(BMD)として成長する。 このBMDは、ウエーハ表面に析出すると、デバイスの欠陥原因となり、
望ましくない。
【0006】しかしながら、ウエーハ内部に発生したB
MDは、汚染金属をトラップするため、有用な欠陥となる。 これが、いわゆるイントリンシックゲッタリング(IG)効果である。
【0007】HIウエーハ(商品名)は、このような構造をデバイス工程前に積極的に導入した高品質のウエーハである。 HIウエーハは、スライス加工後のミラーウエーハを1100〜1300℃の水素雰囲気中で0.1
〜数時間処理することにより、ウエーハ内部にBMD層を形成し、かつ表層にDZ層を形成したものである。 D
Z層とは、大きさが20nm以上の酸素酸素析出物の密度が10 3個/cm 3以下の無欠陥層のことである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】BMDの析出核となるエンプリオ、すなわち超微小酸素析出物の密度や大きさは、単結晶引上げ時の熱履歴やシリコン融液の状態によって大きく影響される。 このため、水素処理工程で、エンプリオを核として成長するBMDのサイズや密度も、
これらの条件によって大きく変化してしまう。 従って、
製品として得られたシリコンウエーハの品質にもバラツキが生じる。
【0009】しかしながら、単結晶引上げ条件を厳密に制御することは、技術的に非常に難しいことである。 それゆえ、エンプリオを核として成長するBMDのサイズや密度を正確に制御し、シリコンウエーハの品質を向上することは、困難であると考えられていた。
【0010】以上のような従来技術の問題点に鑑み、本発明は、BMD密度を調整することによって、品質のより安定したシリコンウエーハ及びその製造方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願第1発明は、単結晶シリコンインゴットから形成したウエーハを用い、超微小酸素析出物(エンプリオ)の密度を制御するための熱履歴初期化工程と、再析出核を制御しつつ成長させるための核制御成長処理工程を行うことを特徴とするシリコンウエーハの製造方法を要旨としている。
【0012】本願第2発明は、単結晶シリコンインゴットから形成されるシリコンウエーハにおいて、熱履歴初期化処理を施して超微小酸素析出物(エンプリオ)の密度を制御し、核制御成長処理を施して再析出核を制御しつつ成長させ、酸素析出物(BMD)の密度が10 6個/cm 3以上で10 10個/cm 3以下であるBMD密度調整層をウエーハ内部に形成したことを特徴とするシリコンウエーハを要旨としている。
【0013】
【作用】熱履歴初期化工程によって、超微小酸素析出物(エンプリオ)の密度を制御する。 また、核制御成長処理工程によって、析出核を再度制御しつつ成長させる。
【0014】
【実施例】本発明のシリコンウエーハの製造方法では、
単結晶シリコンインゴットをスライスしたウエーハを用い、超微小酸素析出物(エンプリオ)の密度を制御するための熱履歴初期化工程と、再度析出核を制御しつつ成長させるための核制御成長処理工程を行う。 これらの工程によって、エンプリオの大きさを制御することも可能である。
【0015】熱履歴初期化工程と核制御成長処理工程によって、酸素析出物(BMD)の密度を10 6個/cm
3以上で10 10個/cm 3以下の範囲に調整したBMD
密度調整層を、ウエーハ内部に形成する。 酸素析出物密度のさらに好ましい範囲は10 7個/cm 3以上で10
9個/cm 3以下である。 このように密度を限定する理由は、10 6個/cm 3未満ではIG効果が少なくなり、10 10個/cm 3を越えるとウエーハの機械的強度が低下してスリップが発生しやすくなるからである。
【0016】単結晶シリコンインゴットをスライスしたウエーハの結晶内酸素濃度([0 i ])は、1.2〜
1.8×10 18 atoms/cm 3であることが望ましい。 結晶内酸素濃度がこの範囲にない場合には、熱履歴初期化工程と核制御成長処理工程を行っても、BMD密度を十分に大きくすることが難しい。 従って、十分なI
G効果を得ることができない。
【0017】熱履歴初期化工程は、望ましくは水素、H
e、Arの少なくとも1つからなる雰囲気において、7
00〜1000℃の温度範囲を、15〜1000℃/m
inの昇温速度で加熱昇温する熱処理工程である。 昇温速度が15℃/min未満及び1000℃/minを超える場合には、エンプリオの密度や大きさのバラツキを確実に初期化することができない。 すなわち、エンプリオを溶態化させ、熱履歴を初期化することができないのである。
【0018】核制御成長処理工程は、望ましくは水素、
He、Arの少なくとも1つからなる雰囲気において、
850〜980℃の温度範囲で0.5〜60分間保持する熱処理工程である。 このように核制御成長処理工程で再度析出核を制御成長させることにより、BMDを安定して析出させることができる。
【0019】熱履歴初期化工程と核制御成長処理工程の後で、水素、He、Arの少なくとも1つからなる雰囲気において、1000〜1300℃の温度範囲を0.5
〜5℃/minの昇温速度で加熱昇温する熱処理工程と、1100〜1300℃の温度範囲で5分間以上滞在させる熱処理工程を行うことによって、ウエーハ内部でBMDを安定析出(成長)させ、かつウエーハ表面にD
Z層を形成することができる。
【0020】DZ層は、大きさが20nm以上の酸素析出物(BMD)密度が10 3個/cm 3以下である無欠陥層である。 DZ層は、ウエーハ表面から少なくとも3
μmの肉厚で形成することが望ましい。 DZ層の肉厚が3μm未満の場合には、デバイス工程でのリーク等の不良発生という不具合が生じ、高品質のシリコンウエーハを得ることができない。
【0021】図1は、本発明方法の熱処理工程を示す説明図である。 熱履歴初期化工程は、昇温速度1で示されている。 また、核制御成長処理工程は、保持温度1(保持時間1)として示されている。 また、昇温速度2と処理温度3(処理時間3)で示された工程においては、ウエーハ内部でBMDが安定析出(成長)し、ウエーハ表面にDZ層が形成される。
【0022】図2は、本発明のシリコンウエーハの実施例を概念的に示す断面図である。 シリコンウエーハ11
は、内部のBMD密度調整層13と表面のDZ層12から構成されている。 また、両者の間には、通常、中間的な層(図示せず)が形成される。
【0023】本発明方法によって、実際にシリコンウエーハを製造した。 また、従来法でも同様にシリコンウエーハを製造して、両者の比較を行った。
【0024】まず、幾つかの異なる引上げ条件で単結晶シリコンインゴットを引上げ、これをスライスしてウエーハを形成した。 その酸素濃度を調べたところ、表1の結果が得られた。
【0025】これらのウエーハを用いて、表2に示す処理条件で熱処理を行った。 各例では、それぞれ5枚のウエーハを準備し、5枚一緒に熱処理を行った。 なお、従来例では、850〜980℃の昇温途中で保持工程を行わなかった。
【0026】熱処理終了後、得られたシリコンウエーハのBMD密度を調べた。 その結果を表3に示した。 表3
で、BMD密度の単位は、×10 8 /cm 3 、DZ層の単位はμmである。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
表3から分かるように、インゴットからスライスした時点で酸素濃度が等しいウエーハであっても、従来法で熱処理した場合には、BMDのバラツキが50%以上もあり、極端な例では数倍以上バラツキがあった。 【0030】これに対して、本発明の実施例では、酸素濃度が等しいウエーハであれば、BMD密度はおよそ1
5%以内のバラツキに収まることが分かる。 本発明の実施例におけるBMD密度のバラツキは、最悪の場合でも40%以内にすることができた。
【0031】また、本発明方法によれば、ウエーハ内部でBMDが大体均一に分布し、従って同一ウエーハ内におけるBMD密度のバラツキも非常に小さくできるものと予想される。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、熱履歴初期化工程と核制御成長処理工程によって、ウエーハ内部のBMD密度が調整される。 従って、IG効果が大きく品質の安定したシリコンウエーハを製造することができる。
【図1】本発明のシリコンウエーハの製造方法を説明するための説明図。
【図2】本発明のシリコンウエーハを概念的に示す断面図。
11 シリコンウエーハ 12 DZ層 13 BMD密度調整層
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