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Liquid crystal display device

阅读:837发布:2024-01-23

专利汇可以提供Liquid crystal display device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent an active matrix type liquid crystal panel which does not correspond to driving at double speed or more but has a storage capacitor in each pixel from having horizontal stripes generated on a screen even if driven at the double speed by a two-line inversion drive system.SOLUTION: A liquid crystal display device includes a storage capacitor line provided for each line. One end of the storage capacitor is connected to a pixel electrode of the each pixel, and the other end of the storage capacitor is connected to the storage capacitor line. When two line inversion drive is carried out while driving the liquid crystal panel at the double speed or more, a voltage applied to the storage capacitor line of the each line is adjusted to solve a difference in a charging degree of a liquid crystal capacitor generated between the pixels adjacent on the same line, each of which constitutes two lines adjacently having the same polarity.,下面是Liquid crystal display device专利的具体信息内容。

  • 所定速度以上の駆動に対応しておらず、各画素に蓄積容量を備えたアクティブマトリックス方式の液晶パネルを備えた液晶表示装置において、
    各行ごとに設けられた蓄積容量線を備えており、
    上記蓄積容量の一端が上記各画素の画素電極に接続され、
    上記蓄積容量の他端が上記蓄積容量線に接続され、
    上記所定速度以上で上記液晶パネルを駆動しつつnライン反転駆動を行うにあたって、各行の蓄積容量線に印加する電圧を調整することにより、隣接して同極性となるn行を構成する画素であって同一列上で隣接する画素の間に発生する液晶容量の充電度の相違を解消する駆動回路を備えることを特徴とする液晶表示装置(nは2以上の整数)。
  • 上記所定速度は倍速であり、
    上記駆動回路は、倍速以上の速度で上記液晶パネルを駆動しつつ2ライン反転駆動を行うにあたって、各行の蓄積容量線に印加する電圧を調整することにより、隣接して同極性となる2行を構成する画素であって同一列上で隣接する画素の間に発生する液晶容量の充電度の相違を解消する請求項1に記載の液晶表示装置。
  • 上記駆動回路は、隣接して同極性となる2行のうちで最初にスキャンされる行の蓄積容量線に対して、上記液晶容量の共通電極に印加されるコモン電圧を当該行の極性と反対方向に所定量だけシフトさせた電圧を印加するとともに、隣接して同極性となる2行のうちで2番目にスキャンされる行の蓄積容量線に対して、上記液晶容量の共通電極に印加されるコモン電圧を当該行の極性と同じ方向に所定量だけシフトさせた電圧を印加することにより、隣接して同極性となる2行を構成する画素であって同一列上で隣接する画素の間に発生する液晶容量の充電度の相違を解消する請求項2に記載の液晶表示装置。
  • 上記駆動回路は、上記液晶パネルの蓄積容量電極に印加する電圧を行ごとに制御する蓄積容量電圧生成部を備えており、
    上記蓄積容量電圧生成部は、
    隣接して正極性となる2行のうちで最初にスキャンされる行の蓄積容量線に対して、上記液晶容量の共通電極に印加されるコモン電圧に基いて当該コモン電圧を上記所定量だけ低下させた第1電圧を印加し、
    隣接して正極性となる2行のうちで2番目にスキャンされる行の蓄積容量線に対して、上記液晶容量の共通電極に印加されるコモン電圧に基いて当該コモン電圧を上記所定量だけ上昇させた第2電圧を印加し、
    隣接して負極性となる2行のうちで最初にスキャンされる行の蓄積容量線に対して上記第2電圧を印加し、
    隣接して負極性となる2行のうちで2番目にスキャンされる行の蓄積容量線に対して上記第1電圧を印加する請求項2または請求項3に記載の液晶表示装置。
  • 上記液晶パネルは倍速駆動以上の駆動速度に対応しておらず、
    倍速で上記液晶パネルを駆動しつつ2ライン反転駆動を行うにあたって上記液晶パネルの蓄積容量電極に印加する電圧を行ごとに制御することにより隣接して同極性となる2行を構成する画素であって同一列上で隣接する画素の間に発生する液晶容量の充電度の相違を解消する蓄積容量電圧生成部を備えた駆動回路を備え、
    上記蓄積容量電圧生成部は、倍速で上記液晶パネルを駆動しつつ2ライン反転駆動を行うにあたって、隣接して正極性となる2行のうちで最初にスキャンされる行の蓄積容量線に対して、上記液晶容量の共通電極に印加されるコモン電圧を当該行の極性と反対方向に所定量だけシフトさせた第1電圧を印加し、隣接して正極性となる2行のうちで2番目にスキャンされる行の蓄積容量線に対して、上記液晶容量の共通電極に印加されるコモン電圧当該行の極性と同じ方向に所定量だけシフトさせた第2電圧を印加し、隣接して負極性となる2行のうちで最初にスキャンされる行の蓄積容量線に対して上記第2電圧を印加し、隣接して負極性となる2行のうちで2番目にスキャンされる行の蓄積容量線に対して上記第1電圧を印加する請求項1に記載の液晶表示装置。
  • 说明书全文

    本発明は、液晶表示装置に関し、特に、所定速度以上での駆動に対応しておらず、各画素に蓄積容量を備えたアクティブマトリックス方式の液晶パネルを備えた液晶表示装置に関する。

    液晶表示装置の画面に生じる映像の乱れには、様々な原因が指摘されている。 その1つとして、特許文献1には、1フィールドの映像信号を倍速変換によって擬似的に1フレームの映像信号に変換して表示させる際に、複数本の映像信号群ごとに例えば1本の割合で映像信号を間引いて表示し、表示画面の上下部分の映像信号のみが欠落することを防止することについて開示されている。

    また、特許文献2には、液晶表示装置のフレーム反転倍速駆動におけるフリッカの発生を抑制することを目的として、正極性の映像データに基く表示画像の明るさを調整するための特性データを予め格納されたLUTと、負極性の映像データに基く表示画像の明るさを調整するための特性データを格納されたLUTとを有し、映像データの極性に応じてこれらLUTを切替えて、正極性および負極性の映像データに基く表示画像の明るさを調整するようにすることについて開示されている。

    特開平5−236435号公報

    特開2007−304325号公報

    近年、液晶パネルの動画ブレを改善するために、駆動速度を120Hzとした倍速駆動方式が普及してきている。 また、この倍速駆動と同時に、画素電極に与える電圧の正負を共通電極に対して交互に反転する反転駆動方式が利用されることがある。 反転駆動方式には、ゲートライン単位で各ラインをスキャンするたびに極性を反転させるライン反転、画素単位で極性を反転させるドット反転、1フレーム単位で極性を反転させるフレーム反転、などの方式が知られている。

    これら反転駆動方式のうち、ライン反転駆動方式には、1ゲートライン毎に正負を反転する1ライン反転駆動、2ゲートライン毎に正負を反転する2ライン反転駆動、等がある。 ここで、本発明の発明者は、液晶パネルのコスト削減や消費電削減のため、倍速駆動に対応していない液晶パネルを利用して倍速駆動を試みた。 すると、倍速駆動に対応していない液晶パネルを利用して2ライン反転駆動方式で倍速駆動を行うと、画面上に横筋が発生するという課題を発見した。

    本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、所定速度以上での駆動に対応しておらず、各画素に蓄積容量を備えたアクティブマトリックス方式の液晶パネルを、nライン反転駆動方式(nは2以上の整数)により上記所定速度以上で駆動しても画面上に横筋が発生しないようにすることを目的とする。

    上記課題を解決するために、本発明の請求項1にかかる発明では、所定速度以上の駆動に対応しておらず、各画素に蓄積容量を備えたアクティブマトリックス方式の液晶パネルを備えた液晶表示装置において、各行ごとに設けられた蓄積容量線を備えており、上記蓄積容量の一端が上記各画素の画素電極に接続され、上記蓄積容量の他端が上記蓄積容量線に接続され、上記所定速度以上で上記液晶パネルを駆動しつつnライン反転駆動を行うにあたって、各行の蓄積容量線に印加する電圧を調整することにより、隣接して同極性となるn行を構成する画素であって同一列上で隣接する画素の間に発生する液晶容量の充電度の相違を解消する駆動回路を備えることを特徴とする構成としてある(nは2以上の整数)。

    上記構成において、液晶パネルは各画素に液晶容量と並列に蓄積容量を備えており、液晶容量の共通電極にはコモン電圧が印加され、蓄積容量において液晶容量の画素電極に接続されない側の電極は蓄積容量線に接続されている。 蓄積容量線は、液晶パネルの各行毎に設けられており、各行の蓄積容量線は個別の電圧を印加できるようになっている。

    このように構成された液晶パネルを駆動する駆動回路は、上記所定速度以上で上記液晶パネルを駆動しつつnライン反転駆動を行うにあたって、各行の蓄積容量線に印加する電圧を調整することにより、隣接して同極性となるn行を構成する画素であって同一列上で隣接する画素の間に発生する液晶容量の充電度の相違を解消する。 よって、隣接して同極性となるn行を構成する画素の間で充電度の相違が解消され、画面上に横筋が発生しないようになる。

    以上説明したように本発明によれば、所定速度以上での駆動に対応しておらず、各画素に蓄積容量を備えたアクティブマトリックス方式の液晶パネルを、nライン反転駆動方式(nは2以上の整数)により上記所定速度以上で駆動しても画面上に横筋が発生しないようにすることが可能な液晶表示装置を提供することができる。
    請求項2にかかる発明によれば、倍速以上の駆動速度に対応しない液晶パネルを倍速以上の駆動速度で2ライン反転駆動で駆動しても、画面上に横筋が発生しないようにすることができる。
    請求項3にかかる発明によれば、隣接して同極性となる2行の間に発生する充電度の相違を解消するに当たり蓄積容量線に印加する電圧を、コモン電圧から必要最小限のシフト量で実現することが出来る。
    請求項4にかかる発明によれば、隣接して同極性となる2行の間に発生する充電度の相違を解消するに当たり蓄積容量線に印加する電圧について、コモン電圧からのシフト量を必要最小限に止めつつ、全ての行に対して共通の所定量をシフト量として利用することが出来る。
    請求項5のような、より具体的な構成において、上述した請求項1〜請求項4の各発明と同様の作用を奏することはいうまでもない。

    液晶表示装置の構成図である。

    液晶パネルの等価回路を示す要部回路図である。

    1ライン反転方式と2ライン反転方式とにおける各行の充電量の違い説明する図である。

    倍速駆動に対応しない液晶パネルを倍速駆動しつつ2ライン反転方式で駆動したときの画素容量の充電量を示す図である。

    CS電圧生成部の構成を示す要部回路図である。

    本発明の選択的な一態様として、上記所定速度は倍速であり、上記駆動回路は、上記所定速度以上の速度で上記液晶パネルを駆動しつつ2ライン反転駆動を行うにあたって、各行の蓄積容量線に印加する電圧を調整することにより、隣接して同極性となる2行を構成する画素であって同一列上で隣接する画素の間に発生する液晶容量の充電度の相違を解消する構成としてある。 当該構成によれば、倍速以上の駆動速度に対応しない液晶パネルを倍速以上の駆動速度で2ライン反転駆動で駆動しても、画面上に横筋が発生しないようにすることができる。

    本発明の選択的な一態様として、上記駆動回路は、隣接して同極性となる2行のうちで最初にスキャンされる行の蓄積容量線に対して、上記液晶容量の共通電極に印加されるコモン電圧を当該行の極性と反対方向に所定量だけシフトさせた電圧を印加するとともに、隣接して同極性となる2行のうちで2番目にスキャンされる行の蓄積容量線に対して、上記液晶容量の共通電極に印加されるコモン電圧を当該行の極性と同じ方向に所定量だけシフトさせた電圧を印加することにより、隣接して同極性となる2行を構成する画素であって同一列上で隣接する画素の間に発生する液晶容量の充電度の相違を解消する構成としてある。 当該構成によれば、隣接して同極性となる2行の間に発生する充電度の相違を解消するに当たり蓄積容量線に印加する電圧を、コモン電圧から必要最小限のシフト量で実現することが出来る。

    本発明の選択的な一態様として、上記駆動回路は、上記液晶パネルの蓄積容量電極に印加する電圧を行ごとに制御する蓄積容量電圧生成部を備えており、上記蓄積容量電圧生成部は、隣接して正極性となる2行のうちで最初にスキャンされる行の蓄積容量線に対して、上記液晶容量の共通電極に印加されるコモン電圧に基いて当該コモン電圧を上記所定量だけ低下させた第1電圧を印加し、隣接して正極性となる2行のうちで2番目にスキャンされる行の蓄積容量線に対して、上記液晶容量の共通電極に印加されるコモン電圧に基いて当該コモン電圧を上記所定量だけ上昇させた第2電圧を印加し、隣接して負極性となる2行のうちで最初にスキャンされる行の蓄積容量線に対して上記第2電圧を印加し、隣接して負極性となる2行のうちで2番目にスキャンされる行の蓄積容量線に対して上記第1電圧を印加する構成としてある。 当該構成によれば、隣接して同極性となる2行の間に発生する充電度の相違を解消するに当たり蓄積容量線に印加する電圧について、コモン電圧からのシフト量を必要最小限に止めつつ、全ての行に対して共通の所定量をシフト量として利用することが出来る。

    本発明の選択的な一態様として、上記液晶パネルは倍速駆動以上の駆動速度に対応しておらず、倍速で上記液晶パネルを駆動しつつ2ライン反転駆動を行うにあたって上記液晶パネルの蓄積容量電極に印加する電圧を行ごとに制御することにより隣接して同極性となる2行を構成する画素であって同一列上で隣接する画素の間に発生する液晶容量の充電度の相違を解消する蓄積容量電圧生成部を備えた駆動回路を備え、上記蓄積容量電圧生成部は、倍速で上記液晶パネルを駆動しつつ2ライン反転駆動を行うにあたって、隣接して正極性となる2行のうちで最初にスキャンされる行の蓄積容量線に対して、上記液晶容量の共通電極に印加されるコモン電圧を当該行の極性と反対方向に所定量だけシフトさせた第1電圧を印加し、隣接して正極性となる2行のうちで2番目にスキャンされる行の蓄積容量線に対して、上記液晶容量の共通電極に印加されるコモン電圧当該行の極性と同じ方向に所定量だけシフトさせた第2電圧を印加し、隣接して負極性となる2行のうちで最初にスキャンされる行の蓄積容量線に対して上記第2電圧を印加し、隣接して負極性となる2行のうちで2番目にスキャンされる行の蓄積容量線に対して上記第1電圧を印加する構成としてある。

    以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
    (1)液晶表示装置の構成:
    (2)液晶パネルの構成:
    (3)ライン反転における充電量:
    (4)蓄積容量電圧の調整:
    (5)まとめと変形例:

    (1)液晶表示装置の構成:
    図1は、液晶表示装置の構成図である。 同図に示すように、液晶表示装置100は、矩形の液晶パネル10と、液晶パネル10の駆動回路20と、駆動回路20に各種の制御信号を入力するタイミングコントローラーT−conと、液晶パネル10に対してコモン電圧を供給するコモン電圧生成部11と、液晶パネル10に対して蓄積容量電圧を供給するCS電圧生成部12と、を備える。 液晶パネル10は、アクティブマトリックス方式である。 液晶表示装置100は、その他、不図示の筐体や電源回路等の液晶表示装置を実現するために必要な構成を備えている。

    同図において、液晶表示装置100のタイミングコントローラーT−conは、映像処理部200から、映像データや平垂直同期信号等の液晶パネル10の駆動に必要な各種の制御信号を入力されている。 映像処理部200は、液晶表示装置100の内部構成であっても外部機器として構成されてもよい。 例えば、液晶テレビジョンであれば映像処理部200は、チューナー回路等により構成される液晶表示装置100の内部構成としたり、外部入力端子に接続された外付けのDVDプレーヤとしたりすることができる。

    駆動回路20は、液晶パネル10のデータ線を駆動するためのデータドライバー20aと、液晶パネル10のゲート配線を駆動するためのゲートドライバー20bを備える。 タイミングコントローラーT−conの出力する制御信号には、ゲートドライバー20bがゲート配線の駆動に利用する制御信号としてゲートスタートパルスGSPとゲートクロックGCKを出力し、データドライバー20aがデータ線の駆動に利用する制御信号としてデータスタートパルスDSPとデータクロックDCKと極性信号POLとを含んでいる。

    極性信号POLは、データドライバー20aが各行のスキャン時に印加するソース信号の極性を示すものであり、1ライン反転駆動方式では1行ごとに極性が反転され、2ライン反転駆動方式では2行ごとに極性が反転される。 ライン反転は、1ライン毎に行ってもよいし、2ライン毎に行ってもよいし、2以上のnライン毎に行ってもよい。 すなわち、隣接して同極性となる行数は適宜に選択可能である。

    (2)液晶パネルの構成:
    図2は、液晶パネル10の等価回路を示す要部回路図である。 液晶パネル10は、複数のゲート線と複数のデータ線を格子状に交差させることによりマトリクス状に形成される領域ごとに画素が、アレイ基板上に形成されている。 各画素は、薄膜トランジスタTFTと、1画素分の液晶と、当該液晶の画素電極や対向電極、並びに蓄積容量とを備えている。 薄膜トランジスタTFTは、ゲート端子が当該画素を制御するためのゲート配線に接続され、ソース端子が当該画素を制御するためのデータ配線に接続され、ドレイン端子が当該画素を構成する液晶の画素電極に接続されている。 この液晶の対向電極は図1に示すコモン電圧生成部11に接続されており、コモン電圧Vcomが供給されている。 薄膜トランジスタTFTとアレイ基板の内面に形成された対向電極との間には液晶素材が挟持されており、この薄膜トランジスタTFTと対向電極の間に液晶容量LCが形成されている。 なお、図2では、各画素の蓄積容量を区別するために、各構成のあとに括弧書きで行番号と列番号を付記して示してあり、以降の説明では各要素を区別する場合には行番号や列番号を付記し、各要素をまとめて説明する場合は行番号や列番号を付記しない。

    液晶パネル10のアレイ基板の内面には、各ゲート配線と平行に独立の蓄積容量線が形成されている。 この蓄積容量線と薄膜トランジスタTFTとの間には蓄積容量CSが接続されている。 蓄積容量CSは、その一端が画素電極PXLに接続されており、他端が当該画素の対応するCS電圧供給ラインに接続されており、CS電圧生成部から蓄積容量電圧Vcsが供給されている。

    各蓄積容量線は、CS電圧生成部12に接続されている。 CS電圧生成部12は、各行毎に形成されている蓄積容量線ごとに蓄積容量電圧を生成して印加できる。 より具体的には、CS電圧生成部12は、ゲートドライバー20bに対して供給されるゲートスタートパルスGSPやクロック信号GCKに基いてゲート配線に対してゲート信号が出力されるタイミングに同期して各蓄積容量線に適切な蓄積容量電圧を生成し、各蓄積容量線に印加する。

    各蓄積容量線に最適な蓄積容量電圧とは、蓄積容量CSに充電される電圧を調節することにより各行の画素容量の充電度が同程度になるように調整された電圧を言う。 なお、充電度とは、いずれかの液晶容量において極性を完全に反転したときの充電量に対する実際の充電量の割合である。

    以上のように構成された液晶パネル10対し、ゲートドライバー20bは、制御信号を利用して各ゲート配線にゲート制御信号を順次的に供給する。 液晶パネル10は、ゲート制御信号に応答して薄膜トランジスタTFTが水平ライン単位で駆動される。 同様に、データドライバー20aは、タイミングコントローラーT−conから画素データを入力されており、この画像データをアナログ画素信号に変換し、制御信号を利用して1水平期間毎に1水平ライン分の画素信号をデータ配線に入力する。

    このとき、データドライバー20aは、上述した極性信号POLに従って、ライン反転駆動方式で画像データの画像信号をデータ配線に入力する。 すなわち、複数のデータ配線のそれぞれに供給する画像信号電圧の極性を、極性信号POLに基いて正極性又は負極性として供給する。

    (3)ライン反転における充電量:
    図3は、1ライン反転方式と2ライン反転方式とにおける各行の充電量の違い説明する図である。 同図に示すように、倍速駆動に対応しない液晶パネルを倍速駆動しつつ1ライン反転方式で駆動すると、極性を反転してから液晶容量の充電量が決定するまでの時間(極性反転〜ゲート信号の立ち下がり)としてゲート信号のパルス1つ分の時間しか与えられないため、極性の反転が不十分な状態で画素容量LCの充電量が決定されてしまう。 ただし、1ライン反転方式では、1行ごとに極性を反転するため全ての行で同程度に充電が不足するため、全ての行の充電量は同程度である。 従って、1ライン反転方式であれば、各ライン間で輝度に不連続が生じず、横筋が発生することはない。

    一方、倍速駆動に対応しない液晶パネルを倍速駆動しつつ1ライン反転方式で駆動すると、極性反転してから最初にスキャンされる行では、極性反転されて液晶容量の充電量が決定するまでの時間(極性反転〜ゲート信号の立ち下がり)としてゲート信号のパルス1つ分の時間しか与えられないため、極性反転が不十分な状態で画素容量LCの充電量が決定されてしまう。 これに対し、次にスキャンされる行では、極性反転されて液晶容量の充電量が決定するまでの時間(極性反転〜ゲート信号の立ち下がり)としてゲート信号のパルス2つ分の時間が与えられるため、極性反転が十分な状態で画素容量LCの充電量が決定される。 従って、2ライン反転方式では、隣接して同極性でスキャンされる1組の2行のうち、最初にスキャンされる行では充電量が不足するが、次にスキャンされる行では充電量が充足する。 このように2ライン反転方式では、隣接2ラインで充電度に差が生じるため、同極性の隣接する2ラインの間で輝度に不連続が生じ、その結果、画面に横筋が発生する。

    本実施形態では、このような2ライン反転方式における横筋を防止するために、液晶容量LCにおける充電量の過不足を各行ごとに補うように、CS電圧生成部12が蓄積容量電圧を調整する。

    (4)蓄積容量電圧の調整:
    図4は、倍速駆動に対応しない液晶パネルを倍速駆動しつつ2ライン反転方式で駆動したときの画素容量LCの充電量を示す図である。 同図では、n〜n+3行の画素における充電量を示しており、各行について、ゲート信号のパルス、ソース信号の充電量、画素容量の共通電極に印加されるコモン電圧Vcom、蓄積容量線に印加される蓄積容量電圧Vcs、を示してある。

    同図に示すように、nラインの画素容量LC(n)にゲート信号の立ち下がりの時点で印加されている画素電極の電圧P(n)とコモン電圧Vcomとの差分Diff(n)と、n+1ラインの画素容量LC(n+1)にゲート信号の立ち下がりの時点で印加されている画素電極の電圧P(n+1)とコモン電圧Vcomとの差分Diff(n+1)と、は異なる。 同様に、n+2ラインの画素容量LC(n+2)にゲート信号の立ち下がりの時点で印加されている画素電極の電圧P(n+2)とコモン電圧Vcomとの差分Diff(n+2)と、n+3ラインの画素容量LC(n+3)にゲート信号の立ち下がりの時点で印加されている画素電極の電圧P(n+3)とコモン電圧Vcomとの差分Diff(n+3)とは異なる。

    同図では、CS電圧生成部12は、充電量の不足するnライン目の蓄積容量線に印加する電圧をコモン電圧VcomよりもΔCS(n)だけ低電圧側にシフトさせ、充電量が十分なn+1ライン目の蓄積容量線に印加する電圧をコモン電圧VcomよりもΔCS(n+1)だけ高電圧側にシフトさせている。 ここで、ΔCS(n)やΔCS(n+1)は、Vsrc(n)−(Vcom−ΔCS(n))=Vsrc(n+1)−(Vcom+ΔCS(n+1))、という関係を満たすように選択される。 その結果、蓄積容量線に印加する電圧によって、nライン目の差分Diff(n)とn+1ライン目の差分Diff(n+1)と間の相違が解消することになる。

    同様に、CS電圧生成部12は、充電量の不足するn+2ライン目の蓄積容量線に印加する電圧をコモン電圧VcomよりもΔCS(n+2)だけ高電圧側にシフトさせ、充電量が十分なn+3ライン目の蓄積容量線に印加する電圧をコモン電圧VcomよりもΔCS(n+3)だけ低電圧側にシフトさせる。 ここで、ΔCS(n+2)やΔCS(n+3)は、Vsrc(n+2)−(Vcom+ΔCS(n+2))=Vsrc(n+3)−(Vcom−ΔCS(n+3))、という関係を満たすように選択される。 その結果、蓄積容量線に印加する電圧によって、n+2ライン目の差分Diff(n+2)とn+3ライン目の差分Diff(n+3)との間の相違が解消することになる。

    図5は、CS電圧生成部12の構成を示す要部回路図である。 同図において、CS電圧生成部12は、CS電圧生成回路12aとカウンター回路12bとを備えている。 CS電圧生成回路12aは、コモン電圧Vcomを入力され、このコモン電圧Vcomをシフト量Vrefだけ上昇させた電圧Vsh(=Vcom+Vref)と、コモン電圧Vcomをシフト量Vrefだけ低下させた電圧Vsl(=Vcom−Vref)を出力する。 このシフト量Vrefは、作業者が半固定抵抗R1の抵抗値を調整することにより適宜調整可能である。 (Vrefは正の数)

    なお、上述したCS電圧生成回路12aでは、半固定抵抗R2,R3を同じ抵抗値にしてあるが、半固定抵抗R2,R3を調整することにより、コモン電圧Vcomを上昇させるときのシフト量とコモン電圧を低下させるときのシフト量を微調整することもできる。

    カウンター回路12bは、ゲートクロックGCKを入力されており、スキャンされているライン番号をカウントしている。 カウンター回路12bは、カウント値に基いて隣接する同極性の2行のいずれがスキャン中であるかを判断したり、各行のスキャン開始タイミングを判断することができる。 また、カウンター回路12bは、各行の極性を示す信号(例えば、極性信号POL)を入力されている。 カウンター回路12bは、極性を示す信号に基づいて、スキャンされる行の画素に印加されるソース信号の極性を判断することができる。

    そして、カウンター回路12bは、正極性の隣接する2行について、最初の行のスキャンが開始されると当該最初の行の蓄積容量線に電圧Vslを印加し、次の行のスキャンが開始されると当該次の行の蓄積容量線に電圧Vshを印加する。 一方、カウンター回路12bは、負極性の隣接する2行について、最初の行のスキャンが開始されると当該最初の行の蓄積容量線に電圧Vshを印加し、次の行のスキャンが開始されると当該次の行の蓄積容量線に電圧Vslを印加する。

    以上のように蓄積容量電圧を印加することにより、第n行と第n+1行の蓄積容量線に印加する電圧によって第n行の充電不足を補完し、第n+2行と第n+3行の蓄積容量線に印加する電圧によって第n+2行の充電不足を補完することができる。

    (5)まとめと変形例:
    以上説明した実施形態によれば、各行ごとに設けられた蓄積容量線を備えており、上記蓄積容量の一端が上記各画素の画素電極に接続され、上記蓄積容量の他端が上記蓄積容量線に接続され、倍速以上で上記液晶パネルを駆動しつつ2ライン反転駆動を行うにあたって、各行の蓄積容量線に印加する電圧を調整することにより、隣接して同極性となる2行を構成する画素であって同一列上で隣接する画素の間に発生する液晶容量の充電度の相違を解消することができる。 よって、倍速以上の駆動に対応しておらず、各画素に蓄積容量を備えたアクティブマトリックス方式の液晶パネルを、2ライン反転駆動方式により倍速駆動しても画面上に横筋が発生しないようにすることができる。

    なお、上述した実施形態では、倍速駆動に対応しない液晶パネルを倍速駆動する場合を例にとって説明したが、所定速度以下の駆動速度に対応した液晶パネルを当該所定速度よりも高速で駆動しつつ2ライン反転駆動を行う場合にも有効であることは言うまでもない。

    なお、上述した実施形態では、隣接する同極性の2行において、最初にスキャンされる行の蓄積容量線に印加する電圧をコモン電圧Vcomから高電圧側にシフトさせ、次にスキャンされる行の蓄積容量線に印加する電圧をコモン電圧Vcomから低電圧側にシフトさせることにより、これら2行の間に発生していた充電ムラを解消するようにしたが、隣接する同極性の2行のどちらか一方の蓄積容量線に印加する電圧をシフトさせることにより、充電ムラを解消するようにしてもよい。

    なお、上述した実施形態では2ライン反転方式を例にとって説明したが、mライン反転駆動方式(mは2以上の整数)で液晶パネルを駆動する場合にも本発明を適用することができる。 mライン反転駆動方式で液晶パネルを駆動する場合は、同極性となる隣接した複数行の中で、最大の充電量と最小の充電量との差分を補完するように、同極性となる隣接した複数行の各蓄積容量線に印加する蓄積容量電圧を決定すればよい。

    なお、上述したCS電圧生成部12の構成は一例であり、CS電圧生成回路12aを専用のIC(Integrated Circuit1)で実現したり、ソフトウェア的に実現したりすることも出来る。

    なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。 当業者であれば言うまでもないことであるが、
    ・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用することは本発明の一実施例として開示されるものである。

    10…液晶パネル、11…コモン電圧生成部、12…CS電圧生成部、12a…CS電圧生成回路、12b…カウンター回路、20…駆動回路、20a…データドライバー、20b…ゲートドライバー、100…液晶表示装置、200…映像処理部、DCK…データクロック、DSP…データスタートパルス、Diff…差分、GCK…ゲートクロック、GSP…ゲートスタートパルス、R1…半固定抵抗、R2…半固定抵抗、R3…半固定抵抗、TFT…薄膜トランジスタ、T−con…タイミングコントローラー、Vcs…蓄積容量電圧、Vsh…電圧、Vsl…電圧、Vcom…コモン電圧

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