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Display controller and display control method

阅读:674发布:2024-01-16

专利汇可以提供Display controller and display control method专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To optimize scrolling speed according to response speed of an operator.
SOLUTION: The display controller 10 includes: a scroll display control part 152 that switches scrolling speeds between at least two levels according to user operation; and a measurement part 154 measuring the amount scrolled at one (low speed) of the scrolling speeds. The scroll display control part 152, based on one scrolling amount measured by the measurement part, changes another scrolling speed different from the one scrolling speed.
COPYRIGHT: (C)2011,JPO&INPIT,下面是Display controller and display control method专利的具体信息内容。

  • ユーザ操作に応じて、少なくとも2段階以上のスクロール速度を切り替えてスクロール表示するスクロール表示制御部と、
    前記スクロール速度のうち、一のスクロール速度でスクロールされたスクロール量を測定する測定部と、
    を備え、
    前記スクロール表示制御部は、前記測定部により測定された前記一のスクロール量に基づいて、前記一のスクロール速度とは異なる他のスクロール速度を変更する、表示制御装置。
  • 前記スクロール表示制御部は、前記測定部により測定された前記一のスクロール量が増加した場合に前記他のスクロール速度を加速させ、前記一のスクロール量が減少した場合に前記他のスクロール速度を減速する、請求項1に記載の表示制御装置。
  • 前記スクロール表示制御部は、前記測定部により測定された前記一のスクロール量が所定の閾値よりも大きい場合に前記他のスクロール速度を加速する、請求項1に記載の表示制御装置。
  • 前記測定部により測定された前記一のスクロール量の履歴を記憶媒体に記録する記録部と、
    前記記録部により記録された前記一のスクロール量の履歴を統計処理する統計処理部と、
    を備え、
    前記スクロール表示制御部は、前記統計処理部により統計処理された前記スクロール量に基づいて前記他のスクロール速度を変更する、請求項1または2のいずれかに記載の表示制御装置。
  • 前記測定部は、前記他のスクロール速度でスクロールされたスクロール量を測定し、
    前記スクロール表示制御部は、前記測定部により測定された前記他のスクロール量に基づいて、前記他のスクロール速度を変更する、請求項1〜3のいずれかに記載の表示制御装置。
  • 前記記録部は、前記測定部により測定された前記他のスクロール量の履歴を記憶媒体に記録し、
    前記統計処理部は、前記記録部により記録された前記他のスクロール量の履歴を統計処理する、請求項4に記載の表示制御装置。
  • 前記統計処理部は、前記記録部により記録された前記一のスクロール量または前記他のスクロール量の履歴を単純平均または加重平均することにより統計処理する、請求項3または5のいずれかに記載の表示制御装置。
  • スクロール表示制御部は、前記一のスクロール速度である低速スクロールと、前記他のスクロール速度である高速スクロールとを切り替えてスクロール表示する、請求項1〜6のいずれかに記載の表示制御装置。
  • スクロール表示制御部は、ユーザ操作に応じて所定方向に高速でスクロールする高速スクロールと、前記高速スクロール後に、ユーザ操作に応じて前記所定方向と逆方向に低速でスクロールする低速スクロールとを切り替えてスクロール表示し、
    前記測定部は、ユーザ操作に応じて、前記所定方向と逆方向にスクロールされた低速スクロール量を測定し、
    前記スクロール表示制御部は、前記低速スクロール量に基づいて前記高速スクロールの速度を変更する、請求項7に記載の表示制御装置。
  • 前記測定部は、前記高速スクロールの開始位置から前記高速スクロールの終了位置までの移動量を前記高速スクロール量として測定し、
    前記スクロール表示制御部は、前記高速スクロール量に基づいて前記高速スクロールの速度を変更する、請求項8に記載の表示制御装置。
  • 前記測定部は、前記高速スクロールの開始位置から前記低速スクロールの終了位置までの移動量を前記高速スクロール量として測定し、
    前記スクロール表示制御部は、前記高速スクロール量に基づいて前記高速スクロールの速度を変更する、請求項8に記載の表示制御装置。
  • 前記測定部は、前記スクロール表示制御部によりスクロール可能なスクロール可能量を測定し、
    前記スクロール表示制御部は、前記測定部により測定された前記スクロール可能量が増加した場合に前記一のスクロール速度を加速し、前記スクロール可能量が減少した場合に前記一のスクロール速度を減速する、請求項1に記載の表示制御装置。
  • 前記測定部は、ユーザ操作に応じて前記スクロール表示制御部によりスクロールが停止されるスクロール停止位置の確率分布を算出して、前記スクロール停止位置の確率分布から前記一のスクロール量を予測し、
    前記表示制御部は、前記測定部により予測された前記一のスクロール量が増加した場合に前記一のスクロール速度を加速し、前記一のスクロール量が減少した場合に前記一のスクロール速度を減速する、請求項1に記載の表示制御装置。
  • ユーザ操作に応じて、少なくとも2段階以上のスクロール速度を切り替えてスクロール表示する表示制御装置において、
    前記スクロール速度のうち、一のスクロール速度でスクロールされたスクロール量を測定するステップと、
    前記測定するステップにより測定された前記一のスクロール量に基づいて、前記一のスクロール速度とは異なる他のスクロール速度を変更するステップと、
    を含む、表示制御方法。
  • コンピュータを、
    ユーザ操作に応じて、少なくとも2段階以上のスクロール速度を切り替えてスクロール表示するスクロール表示制御部と、
    前記スクロール速度のうち、一のスクロール速度でスクロールされたスクロール量を測定する測定部と、
    を備え、
    前記スクロール表示制御部は、前記測定部により測定された前記一のスクロール量に基づいて、前記一のスクロール速度とは異なる他のスクロール速度を変更する、表示制御装置として機能させるための、プログラム。
  • 说明书全文

    本発明は、表示制御装置および表示制御方法に関し、特に、スクロール表示を制御する表示制御装置および表示制御方法に関する。

    従来、複数のコンテンツを一覧する際などに、ユーザ操作に応じて一連のコンテンツの表示位置を上下左右にずらしながら表示して、一画面に収まらない情報を連続で表示させるスクロール表示が利用されている。 ユーザは、マウス等を長押ししたり、短押ししたりすることにより、表示画面をスクロールさせて所望のコンテンツを選択する。 このとき、スクロール速度が速すぎると目的のコンテンツを通り過ぎてしまうため、無駄な往復をしなければならず、スクロール速度が遅すぎると目的のコンテンツに到達するまでに時間がかかってしまうという問題があった。

    上記のような問題を解決するために、スクロール後の無駄な往復を避ける方法として、次のようなものが挙げられる。 例えば、特許文献1では、ユーザ操作に応じてスクロールを停止した時点は目的の停止位置より越えていると予想し、停止時点から所定の項目数だけスクロールを戻す方法が記載されている。 しかし、特許文献1では、戻す項目数をいくつに設定すべきかはコンテンツ数やユーザ操作により異なるため、目的の項目を選択するまでにかえって時間がかかってしまうという問題があった。

    また、スクロール速度を自動的に調整する方法として、特許文献2〜4が挙げられる。 特許文献2では、コンテンツの再生回数やコンテンツが再生してからの経過時間等の情報に基づいてスクロール速度を調整する方法が記載されている。 また、特許文献3では、過去に着目したコンテンツと関連のあるコンテンツ上でスクロール速度を減速する方法が記載されている。 また、特許文献4では、文字が大きい等読みやすい場合にはスクロール速度を加速し、文字が小さい等読みにくい場合にはスクロール速度を減速する方法が記載されている。

    特開平2−146591号公報

    特開2006−11690号公報

    特開2008−157974号公報

    特開2008−90313号公報

    しかし、上記特許文献では、あらかじめ決められたスクロール速度にしたがってスクロールが実行されたり、表示されているコンテンツの内容に応じてスクロール速度が調整されたりするのみで、スクロール操作を行う各操作者に適したスクロール速度に調整することは困難であるという問題があった。
    そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、操作者の応答速度に応じて、スクロール速度を最適化することが可能な、新規かつ改良された表示制御装置および表示制御方法を提供することにある。

    上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ユーザ操作に応じて、少なくとも2段階以上のスクロール速度を切り替えてスクロール表示するスクロール表示制御部と、スクロール速度のうち、一のスクロール速度でスクロールされたスクロール量を測定する測定部と、を備え、スクロール表示制御部は、測定部により測定された一のスクロール量に基づいて、一のスクロール速度とは異なる他のスクロール速度を変更する、表示制御装置が提供される。

    かかる構成によれば、スクロール表示制御部は、高速スクロールと低速スクロールの2段階のスクロール速度を切り替えてスクロール表示し、測定部は、低速でスクロールされたスクロール量を測定する。 そして、スクロール表示制御部は、測定された低速スクロールのスクロール量に基づいて、高速スクロールのスクロール速度を変更する。

    低速でスクロールされたスクロール量は、スクロール操作を行う操作者の反応速度によって異なる。 そのため、低速スクロールのスクロール量に基づいて高速スクロールのスクロール速度を調整することにより、操作者の応答速度に応じてスクロール速度を最適化することが可能となる。

    また、スクロール表示制御部は、測定部により測定された一のスクロール量が増加した場合に他のスクロール速度を加速させ、一のスクロール量が減少した場合に他のスクロール速度を減速するようにしてもよい。 また、スクロール表示制御部は、測定部により測定された一のスクロール量が所定の閾値よりも大きい場合に他のスクロール速度を加速するようにしてもよい。

    また、測定部により測定された一のスクロール量の履歴を記憶媒体に記録する記録部と、記録部により記録された一のスクロール量の履歴を統計処理する統計処理部と、を備え、スクロール表示制御部は、統計処理部により統計処理されたスクロール量に基づいて他のスクロール速度を変更するようにしてもよい。

    また、測定部は、他のスクロール速度でスクロールされたスクロール量を測定し、スクロール表示制御部は、測定部により測定された他のスクロール量に基づいて、他のスクロール速度を変更するようにしてもよい。

    また、記録部は、測定部により測定された他のスクロール量の履歴を記憶媒体に記録し、統計処理部は、記録部により記録された他のスクロール量の履歴を統計処理するようにしてもよい。

    また、統計処理部は、記録部により記録された一のスクロール量または他のスクロール量の履歴を単純平均または加重平均することにより統計処理するようにしてもよい。

    また、スクロール表示制御部は、一のスクロール速度である低速スクロールと、他のスクロール速度である高速スクロールとを切り替えてスクロール表示するようにしてもよい。

    また、スクロール表示制御部は、ユーザ操作に応じて所定方向に高速でスクロールする高速スクロールと、高速スクロール後に、ユーザ操作に応じて所定方向と逆方向に低速でスクロールする低速スクロールとを切り替えてスクロール表示し、測定部は、ユーザ操作に応じて、所定方向と逆方向にスクロールされた低速スクロール量を測定し、スクロール表示制御部は、低速スクロール量に基づいて高速スクロールの速度を変更するようにしてもよい。

    また、測定部は、高速スクロールの開始位置から高速スクロールの終了位置までの移動量を高速スクロール量として測定し、スクロール表示制御部は、高速スクロール量に基づいて高速スクロールの速度を変更するようにしてもよい。

    また、測定部は、高速スクロールの開始位置から低速スクロールの終了位置までの移動量を高速スクロール量として測定し、スクロール表示制御部は、高速スクロール量に基づいて高速スクロールの速度を変更するようにしてもよい。

    また、測定部は、スクロール表示制御部によりスクロール可能なスクロール可能量を測定し、スクロール表示制御部は、測定部により測定されたスクロール可能量が増加した場合に一のスクロール速度を加速し、スクロール可能量が減少した場合に一のスクロール速度を減速するようにしてもよい。

    また、測定部は、ユーザ操作に応じてスクロール表示制御部によりスクロールが停止されるスクロール停止位置の確率分布を算出して、スクロール停止位置の確率分布から一のスクロール量を予測し、表示制御部は、測定部により予測された一のスクロール量が増加した場合に一のスクロール速度を加速し、一のスクロール量が減少した場合に一のスクロール速度を減速するようにしてもよい。

    また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ユーザ操作に応じて、少なくとも2段階以上のスクロール速度を切り替えてスクロール表示する表示制御装置において、スクロール速度のうち、一のスクロール速度でスクロールされたスクロール量を測定するステップと、測定するステップにより測定された一のスクロール量に基づいて、一のスクロール速度とは異なる他のスクロール速度を変更するステップと、を含む、表示制御方法が提供される。

    また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、ユーザ操作に応じて、少なくとも2段階以上のスクロール速度を切り替えてスクロール表示するスクロール表示制御部と、スクロール速度のうち、一のスクロール速度でスクロールされたスクロール量を測定する測定部と、を備え、スクロール表示制御部は、測定部により測定された一のスクロール量に基づいて、一のスクロール速度とは異なる他のスクロール速度を変更する、表示制御装置として機能させるための、プログラムが提供される。

    以上説明したように本発明によれば、操作者の応答速度に応じて、スクロール速度を最適化することができる。

    本発明の一実施形態にかかる表示制御装置におけるスクロール表示制御の概要について説明する説明図である。

    同実施形態にかかる表示制御装置のハードウェア構成の一例を示した説明図である。

    同実施形態にかかる表示制御装置の機能構成を示すブロック図である。

    同実施形態にかかる高速スクロール速度の調整について説明する説明図である。

    同実施形態にかかるユーザに依存する人間の応答速度について説明する説明図である。

    同実施形態にかかる目標までの移動距離nの算出方法について説明する説明図である。

    同実施形態にかかる目標までの移動距離nの算出方法について説明する説明図である。

    同実施形態にかかる表示制御装置によるスクロール制御処理の詳細を示すフローチャートである。

    同実施形態にかかる表示制御装置によるスクロール制御処理の詳細を示すフローチャートである。

    従来のスクロール制御処理を説明する説明図である。

    従来のスクロール制御処理を説明する説明図である。

    従来のスクロール制御処理を説明する説明図である。

    従来のスクロール制御処理を説明する説明図である。

    以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。 なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。

    また、以下に示す順序に従って、当該「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
    〔1〕本実施形態の目的〔2〕表示制御装置におけるスクロール表示制御の概要〔3〕表示制御装置のハードウェア構成〔4〕表示制御装置の機能構成〔5〕表示制御装置によるスクロール表示制御処理の詳細

    〔1〕本実施形態の目的 まず、本実施形態の目的について説明する。 従来、複数のコンテンツを一覧する際などに、ユーザ操作に応じて一連のコンテンツの表示位置を上下左右にずらしながら表示して、一画面に収まらない情報を連続で表示させるスクロール表示が利用されている。 ユーザは、マウス等を長押ししたり、短押ししたりすることにより、表示画面をスクロールさせて所望のコンテンツを選択する。 このとき、スクロール速度が速すぎると目的のコンテンツを通り過ぎてしまうため、無駄な往復をしなければならず、スクロール速度が遅すぎると目的のコンテンツに到達するまでに時間がかかってしまうという問題があった。

    上記のような問題を解決するために、スクロール後の無駄な往復を避ける方法として、例えば、図10に示したように、ユーザ操作に応じてスクロールを停止した時点は目的の停止位置より越えていると予想し、停止時点から所定の項目数だけスクロールを戻す方法が挙げられる。 しかし、この方法では、戻す項目数をいくつに設定すべきかはコンテンツ数やユーザ操作により異なるため、目的の項目を選択するまでにかえって時間がかかってしまうという問題があった。

    また、スクロール速度を自動的に調整する方法として、以下の方法が挙げられる。 例えば、図11に示したように、コンテンツの再生回数やコンテンツが再生してからの経過時間等の情報に基づいてスクロール速度を調整する方法である。 また、図12に示したように、過去に着目したコンテンツと関連のあるコンテンツ上でスクロール速度を減速する方法も挙げられる。 さらに、図13に示したように、文字が大きい等読みやすい場合にはスクロール速度を加速し、文字が小さい等読みにくい場合にはスクロール速度を減速する方法なども挙げられる。

    しかし、上記方法では、あらかじめ決められたスクロール速度にしたがってスクロールが実行されたり、表示されているコンテンツの内容に応じてスクロール速度が調整されたりするのみで、スクロール操作を行う各操作者に適したスクロール速度に調整することは困難であるという問題があった。 そこで、上記のような事情を一着眼点として、本発明の実施形態にかかる表示制御装置10が創作されるに至った。 本実施形態にかかる表示制御装置10によれば、操作者の応答速度に応じて、スクロール速度を最適化することが可能となる。

    〔2〕表示制御装置におけるスクロール表示制御の概要 次に、図1を参照して、表示制御装置10におけるスクロール表示制御の概要について説明する。 図1は、表示制御装置10におけるスクロール表示制御の概要について説明する説明図である。 図1に示したように、最近では、表示画面例301のように、クロスメディアバー(登録商標)等により、ユーザ操作により表示画面を上下左右に自在にスクロールできるようになっている。

    図1の説明図302に示したように、ユーザは、マウスのボタン等を押下したり離したりすることによりスクロール操作を行う。 例えば、表示制御装置10では、ボタン等が長押しされている場合には、スクロール速度を速くして、ボタン等が短押しされる場合にはスクロール速度を遅くしたりしてスクロール表示を制御する。

    例えば、表示例301において、上下に多数のコンテンツの一覧が並んでいる場合には、ユーザは、ボタン等を長押しして、目的のコンテンツまでスクロール表示させる。 ユーザ操作によりボタン等が長押しされた場合には、上下のスクロールを高速スクロールとすることにより、ユーザ所望のコンテンツに素早く到達することが可能となる。 しかし、スクロール速度が速過ぎると、ユーザが選択したい項目を通り過ぎてしまう。 この場合、ユーザは、高速スクロールされた方向とは逆方向に何回かボタン等を短押しして、目的のコンテンツまでスクロール表示させることとなる。

    したがって、ユーザが選択したい項目に到達するまでの所要時間(以下、単に所要時間とも称する。)は、ユーザがボタン等を長押しする時間(以下、単に長押し時間とも称する。)とユーザがボタン等を短押しする時間(以下、単に短押し時間とも称する。)により以下の計算式で表すことができる。
    所要時間=(長押し時間)+(短押し時間)

    また、スクロール速度と長押しの時間と短押しの時間との関係は、以下のように表すことができる。

    表1に示したように、スクロール速度が速い場合には、長押しにより目標位置まで到達する時間は短いが、スクロール速度が速すぎた場合には目標位置を大きく通り過ぎてしまうため、短押し回数が多くなり、短押しの時間が長くなる。 一方、スクロール速度が遅い場合には、長押しにより目標位置まで到達する時間は長いが、目標位置を大きく通り過ぎてしまうことはなく、短押し回数が少なくなり、短押しの時間が短くなる。

    そこで、本実施形態にかかる表示制御装置10では、スクロール速度を適切に調整して、上記した所要時間、すなわち、長押し時間と短押し時間の和を最小とする(方法1)ことを可能とした。 また、目標位置から大きく通り過ぎたところでしかスクロールを止められないとすれば、ユーザのスクロール速度に対する不満が増加すると考えられる。 そこで、表示制御装置10では、スクロール速度を適切に調整して、短押し時間を所定の値以下にする(方法2)ことを可能とした。

    〔3〕表示制御装置のハードウェア構成 以上、表示制御装置10におけるスクロール表示制御の概要について説明した。 次に、図2を参照して、表示制御装置10のハードウェア構成について説明する。 図2は、本実施形態にかかる表示制御装置10のハードウェア構成の一例を示した説明図である。 表示制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、ホストバス104と、ブリッジ105と、外部バス106と、インタフェース107と、入装置108と、出力装置109と、ストレージ装置(HDD)110と、ドライブ111と、通信装置112とを備える。

    CPU101は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って表示制御装置10内の動作全般を制御する。 また、CPU101は、マイクロプロセッサであってもよい。 ROM102は、CPU101が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。 RAM103は、CPU101の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。 これらはCPUバスなどから構成されるホストバス104により相互に接続されている。

    ホストバス104は、ブリッジ105を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス106に接続されている。 なお、必ずしもホストバス104、ブリッジ105および外部バス106を分離構成する必要はなく、一のバスにこれらの機能を実装してもよい。

    入力装置108は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイク、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU101に出力する入力制御回路などから構成されている。 表示制御装置10のユーザは、該入力装置108を操作することにより、表示制御装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。

    出力装置109は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Display)装置およびランプなどの表示装置と、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置で構成される。 出力装置109は、例えば、再生されたコンテンツを出力する。 具体的には、表示装置は再生された映像データ等の各種情報をテキストまたはイメージで表示する。 一方、音声出力装置は、再生された音声データ等を音声に変換して出力する。

    ストレージ装置110は、本実施形態にかかるサーバ装置10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置であり、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含むことができる。 ストレージ装置110は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。 このストレージ装置110は、ハードディスクを駆動し、CPU101が実行するプログラムや各種データを格納する。

    ドライブ111は、記憶媒体用リーダライタであり、サーバ装置10に内蔵、あるいは外付けされる。 ドライブ111は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体120に記録されている情報を読み出して、RAM103に出力する。

    通信装置112は、例えば、通信網50に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。 また、通信装置112は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、ワイヤレスUSB対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。 この通信装置112は、クライアント20との間で、通信網50を介して、設定情報などの各種データを送受信する。

    〔4〕表示制御装置の機能構成 以上、表示制御装置10のハードウェア構成例について説明した。 次に、図3を参照して、表示制御装置10の機能構成について説明する。 図3は、表示制御装置10の機能構成を示すブロック図である。 図3に示したように、表示制御装置10は、スクロール表示制御部152、測定部154、記録部156、記憶媒体158、統計処理部160、速度算定部162などを備える。

    リモコン20は、上記した入力装置108により構成され、表示装置30は、上記した出力装置109により構成される。 また、コンテンツ蓄積装置40は、上記したストレージ装置110により構成される。 なお、表示装置30およびコンテンツ蓄積装置40は、表示制御装置10とは別体の装置としたが、表示制御装置10と一体の装置として構成してもよい。

    スクロール表示制御部152は、ユーザ操作に応じて、表示装置30に表示されたコンテンツのスクロール表示を制御する機能を有する。 ユーザは、リモコン20の方向指示ボタン21や決定指示ボタン22を押下することにより、表示装置30に表示されたコンテンツのスクロール指示を行う。 スクロール表示制御部152は、リモコン20を介して実行されたユーザ操作に応じて、少なくとも2段階以上のスクロール速度を切り替えてスクロール表示する機能を有する。

    以下では、スクロール表示制御部152は、高速スクロールと低速スクロールの2段階のスクロール速度を切り替えてスクロール表示する場合について説明するが、かかる例に限定されない。 また、以下では、スクロール表示制御部152は、ユーザ操作によりリモコン20の方向指示ボタン21が押下された場合に表示画面のスクロールを行い、方向指示ボタン21の押下が止められた場合に表示画面のスクロールを止めるようにする。 そして、スクロール表示制御部152は、ユーザ操作により、方向指示ボタン21が長押しされている場合に高速で表示画面をスクロール(高速スクロール)し、方向指示ボタン21が短押しされている場合に低速で表示画面をスクロール(低速スクロール)する。 また、決定指示ボタン22を押下してコンテンツ等を選択する。

    測定部154は、低速スクロールでスクロールされたスクロール量を測定したり、高速スクロールでスクロールされたスクロール量を測定したりする機能を有する。 測定部154により測定されるスクロール量は、多数のコンテンツが表示画面に表示されている場合には、スクロールされたコンテンツの個数であってもよい。 また、スクロールされた表示画面の相対位置を測定するようにしてもよい。

    上記したスクロール表示制御部152は、測定部154により測定された低速スクロールのスクロール量に基づいて、高速スクロールの速度を変更する。 図1に示したように、ユーザにより方向指示ボタン21が長押しされて、高速スクロールで目標位置まで表示画面をスクロールする。 そして、目標位置を通り過ぎた場合には、ユーザにより方向指示ボタン21が短押しされて、低速スクロールで目標位置まで表示画面を戻して目標位置に到達する。

    このとき、低速スクロールのスクロール量が多いほど、目標位置から大きく通り過ぎていることとなり、高速スクロールの速度が速すぎるといえる。 したがって、スクロール表示制御部152は、低速スクロールのスクロール量が多い場合に、高速スクロールの速度を減速する。 これは、上記したスクロール速度調整方法の方法1の一例である。 低速スクロール量と高速スクロールの速度との関係については、後で詳細に説明する。

    また、スクロール表示制御部152は、測定部152により測定された低速スクロール量が所定の閾値よりも大きい場合に、高速スクロール速度を加速する。 ユーザ操作により高速スクロールした場合には、通常、目標位置を超えてスクロールを停止する。 その後、ユーザは低速スクロールにより目標位置まで表示画面をスクロールする。 このとき、スクロール表示制御部152は、低速スクロールにより表示画面をスクロールする量を所定の閾値以下となるように、高速スクロールを調整する。 これは、上記したスクロール速度調整方法の方法2の一例である。 所定の閾値と高速スクロールの速度との関係については、後で詳細に説明する。

    ここで、図4を参照して、高速スクロール速度の調整について説明する。 図4は、高速スクロール速度の調整について説明する説明図である。 図4に示したように、ユーザ操作に応じて表示画面に表示されたアイテム(item)をスクロールする際の変数は以下のように示される。

    f:高速スクロール時のスクロール速度[item/sec]
    s:低速スクロール時のスクロール速度[item/sec]
    n:目標までの移動距離[item]
    e:高速スクロール停止時の目標からのずれ[item]
    t:目標を選択するまでの所要時間[sec]
    r:人間の応答速度(小→速い、大→遅い)[sec]

    また、上記変数を用いて所要時間t(高速スクロール所要時間+低速スクロール所要時間)のモデルを以下のように示すことができる。
    t=((n+e)/f)+(e/s)・・・(数式1)
    また、応答速度rのモデルを以下のように示すことができる。
    e=r・f・・・(数式2)
    数式2を数式1に代入すると、以下の数式となる。
    t=(n/f)+r+(r・f/s)・・・(数式3)

    所要時間tを最短にするための速度f bestは、微分dt/df=0の条件より、以下の数式4により算出することができる。
    dt/df=−(n/f )+(r/s)=0
    best =sqrt(s・n/r)・・・(数式4)

    次に、上記した変数の値について考察すると、以下のようになる。
    f:高速スクロール時のスクロール速度[item/sec]→可変 s:低速スクロール時のスクロール速度[item/sec]→固定 n:目標までの移動距離[item]→状況に依存 e:高速スクロール停止時の目標からのずれ[item]
    t:目標を選択するまでの所要時間[sec]→最小化する r:人間の応答速度(小→速い、大→遅い)[sec]→ユーザに依存

    ここで、図5を参照して、ユーザに依存する人間の応答速度について説明する。 図5は、ユーザに依存する人間の応答速度について説明する説明図である。 図5は、上記した数式3に目標までの移動距離n=50、低速スクロール時のスクロール速度s=1を代入して、応答速度rを変化させて、所要時間tと高速スクロール速度との関係を表したグラフである。

    図5のグラフ350に示したように、応答速度が速い人(r=0.25)の所要時間tと高速スクロール速度fとの関係はline1によって表される。 line1によれば、応答速度が速い人(r=0.25)は、高速スクロール速度f=14付近のときにもっとも短い時間で目標を選択している。 同様に、応答速度がr=0.5の人は、高速スクロール速度f=10付近のときにもっとも短い時間で目標を選択している。 そして、応答速度が遅い人(r=1)は、高速スクロール速度f=7付近のときにもっとも短い時間で目標を選択している。

    図5のグラフ350によれば、応答速度の速さに応じて高速スクロール速度を調整することにより、もっとも短い時間で目標を選択することが可能となることがわかる。 すなわち、応答速度が速い人は、高速スクロール速度が遅すぎると目標を選択するまでの所要時間が多くかかってしまう。 また、応答速度が遅い人は、高速スクロール速度が速すぎるとかえって、目標を選択するまでの所要時間が多くかかってしまうことがわかる。

    以上、ユーザに依存する人間の応答速度について説明した。 図4に戻り、高速スクロール速度の調整について説明する。 上記数式4と数式2から以下の数式5を得ることができる。
    best =sqrt(s・n・f now /e) ・・・(数式5)
    なお、数式5は、数式2を以下のように変形して数式4に代入して得られる。
    r=e/f now・・・(数式6)
    数式5によれば、eとnを推測することにより、f bestを求めることができることがわかる。 数式5は、長押し時間と短押し時間の和を最小とする方法により高速スクロール速度を調整する上記方法1の算出方法の一例である。

    また、数式4と数式6、ユーザがボタン等を短押しして目的位置まで戻る時間の閾値W(e/s)から以下の数式7を得ることができる。
    next =W・s/r=f now・W・s/e ・・・(数式7)
    数式7によれば、eを推測して、Wを所定の閾値以下とすることにより、f nextを求めることができる。 数式7は、短押し時間を所定の値以下にする方法により高速スクロール速度を調整する上記方法2の算出方法の一例である。 以上より、最適なスクロール速度fを求めるためには、最適なe、n、Wを求めることが必要となることがわかる。 最適なe、n、Wを求める方法については、後で詳細に説明する。

    図3に戻り、引き続き、表示制御装置10の機能構成について説明する。 記録部156は、測定部154により測定された低速スクロール量の履歴を記憶媒体158に記録する機能を有する。 また、測定部154により測定された高速スクロール量の履歴を記憶媒体158に記録してもよい。

    統計処理部160は、記憶媒体158に記憶されている低速スクロール量の履歴を統計処理する機能を有する。 また、記憶媒体158に記憶されている高速スクロール量の履歴を統計処理するようにしてもよい。 統計処理部160によるスクロール量の履歴の統計処理としては、例えば、低速スクロール量の履歴の平均値を算出する処理を例示できる。

    ここで、測定部154および統計処理部160による、最適なe、n、Wを求める方法について説明する。 まず、高速スクロール停止時の目標からのずれeを求める方法について説明する。 低速スクロールのスクロール量は、高速スクロールの処理後ボタン等が短押しされることにより実行される。 したがって、低速スクロールのスクロール量は、上記した高速スクロール停止時の目標からのずれeであるといえる。 したがって、低速スクロール量の履歴の平均を求めることにより、現在のスクロール速度fに対する目標からのずれeを求めることが可能となる。

    また、統計処理部160による統計処理は上記した単純平均以外に、加重平均や直近に記録されたスクロール量の数回分の平均を算出してもよい。 ここで加重平均は、記憶媒体158に記憶されている低速スクロール量が記憶された時期に応じて行われるようにしてもよい。 例えば、記憶媒体158に記憶されている低速スクロール量の履歴のうち、過去の履歴ほど加重を小さくし、最近の履歴ほど加重を大きくして加重平均を行ってもよい。 高速スクロールの速度fと人の反応速度rが一定である場合には、上記した数式2より、目標からのずれeはほぼ一定の値となることが期待される。 したがって、スクロール量を平均化した値を用いることにより、測定部154による測定誤差を減らして、期待される目標からのずれeを求めることが可能となる。

    次に、目標までの移動距離nを求める方法について説明する。 測定部154は、高速スクロールの開始から高速スクロールの終了までの移動量を測定してもよい。 高速スクロールの開始から終了までの移動量は、目標までの移動距離+目標からのずれ(n+e)となる。 eがnに比較して小さい値であれば(n>>e)、n+eをnとみなすことができる。 したがって、高速スクロールの開始から終了までの移動量をnとすることができる。

    また、測定部154は、高速スクロールの開始から低速スクロールの終了までの移動量を測定してもよい。 高速スクロールの開始から低速スクロールの終了までの移動量を測定することは、直接nを測定していることとなる。 また、上記方法により測定したスクロール量の履歴の平均を将来のスクロール量nとみなしてもよい。 上記したnの算出方法は、スクロール量の履歴の分散(ばらつき)が小さい場合に有効な方法である。

    次に、図6および図7を参照して、他の、目標までの移動距離nの算出方法について説明する。 以下の数式8に示したように、目標までの移動距離nを、可能量n max上の半分の値とする。
    n=0.5・n max・・・(数式8)

    数式8を上記した数式5に代入すると、スクロール可能量n maxが大きければスクロール速度f bestは速いほうがよいことがわかる。

    例えば、図6の説明図401に示したように、全体のスクロール量が14で、フォーカス位置が上方へのスクロール可能量2と下方へのスクロール可能量12の位置にある場合には、スクロール可能量が2の場合にはスクロール速度が遅いほうがよく、スクロール可能量が12の場合にはスクロール速度が速いほうがよいことがわかる。 また、説明図402に示したように、全体の項目数が15で、フォーカス位置が上方へのスクロール可能量7と下方へのスクロール可能量7の位置にある場合には、上方、下方へのスクロール速度は普通の速度でよいことがわかる。

    また、説明図403に示したように、全体の項目数が15で、フォーカス位置が上方へのスクロール可能量12と下方へのスクロール可能量2の位置にある場合には、スクロール可能量が12の場合にはスクロール速度が遅いほうがよく、スクロール可能量が2の場合にはスクロール速度が遅いほうがよいことがわかる。 そこで、上記数式8に示したように、スクロール可能量に定数0.5を乗じた値をもっともらしいスクロール量nとして決定する。

    次に、図7を参照して、他の、目標までの移動nの算出方法について説明する。 測定部154は、各スクロール方向について、コンテンツが選択される確率分布を算出する。 例えば、コンテンツの再生回数や経過時間に基づいて確率分布を算出するようにしてもよい。 また、過去に着目したコンテンツと関連のあるコンテンツの生起確率を高いとみなして確率分布を算出してもよい。 さらに、過去にコンテンツが選択された選択履歴に基づいて、頻繁に選択されるコンテンツの生起確率を高いとみなして確率分布を算出してもよい。 さらに、特定のジャンルに属するコンテンツの生起確率を高いとみなして確率分布を算出してもよい。 さらに、頻繁に再生するコンテンツを生起確率が高いとみなしもよい。

    上記方法によりコンテンツが選択される確率分布を算出して、確率分布を積分することにより、確率が50%となる位置までの移動量を予想される移動量nとみなしてもよい。 図7の説明図411に示したように、生起確率の累積が50%となる位置(コンテンツ5)までをもっともらしいスクロール量nとして決定する。

    すなわち、確率分布が一様の場合には、スクロール可能量の半分の位置がスクロール量nとなる。 また、図7の説明図412に示したように、生起確率の累積が50%となる位置(コンテンツ2)までをもっともらしいスクロール量nとして決定する。 すなわち、確率分布に偏りがある場合においても、確率分布の積分が50%となる位置までの移動量を、もっともらしいスクロール量と見なすことができる。

    次に、閾値Wの決定方法について説明する。 上記したように、閾値Wは、ユーザが短押しして低速スクロールにより目標位置まで戻る時間である。 閾値Wには、予め定めた固定値を割り当てる。 閾値Wに割り当てる固定値は、スクロール操作を行うユーザが不満を感じない程度の数値を設定する。 ユーザが不満を感じない程度の数値とは、例えば、1秒などを設定する。 このように、閾値Wには、ユーザが不満を感じない程度の数値を設定するため、閾値Wを固定値としてしまっても、十分実用性があると考えられる。 また、ユーザ操作により、閾値Wの値を変更するようにしてもよい。

    以上、最適なe、n、Wを求める方法について説明した。 図3に戻り、表示制御装置10の機能構成を引き続き説明する。 速度算定部162は、統計処理部160により処理された結果に基づいて、高速スクロール速度fを算出する機能を有する。 スクロール表示制御部152は、速度算定部162により算定された速度fとなるように、高速スクロール速度を調整する。 上記数式により速度fを求めることにより、目的となる項目を選択するまでにかかる時間を短縮することが可能となる。 また、スクロール操作を行う各ユーザに適したスクロール速度を設定することが可能となる。

    また、スクロール速度を定性的に調整するだけでなく、スクロール速度を定量的に調整することが可能となる。 すなわち、本実施形態にかかる表示制御装置10によれば、コンテンツの量に応じて定性的にスクロール速度を調整するだけではなく、人の応答速度や目標までの移動距離目標からのずれなどを加味して、定量的にスクロール速度を調整することが可能となる。

    〔5〕表示制御装置によるスクロール制御処理の詳細 以上、表示制御装置10の機能構成について説明した。 次に、図8および図9を参照して、表示制御装置10によるスクロール制御処理の詳細について説明する。 図8は、目標からのずれeと目標までの移動距離nを決定して、高速スクロール速度を調整する方法を示すフローチャートである。

    図8に示したように、まず、測定部154は、目標までの移動距離nと目標位置からのずれeを測定する(S102)。 そして、記録部156は、ステップS102において測定された目標までの移動距離nと目標位置からのずれeの履歴を記録する(S104)。 そして、統計処理部160は、ステップS104において記録された目標までの移動距離nと目標位置からのずれeの履歴を統計処理する(S106)。

    ステップS106における統計処理は、上記したように、記憶媒体158に記録されたnとeの単純平均や加重平均を算出する処理である。 そして、速度算定部162は、ステップS106において統計処理したn、eと現在の高速スクロール速度fと低速スクロール速度sから、上記数式5を用いて、最適な高速スクロール速度f bestを算出する(S108)。

    そして、スクロール表示制御部152は、ステップS108において算出された最適な高速スクロール速度f bestと、現在のスクロール速度fを比較する(S110)。 ステップS110の比較の結果、現在のスクロール速度fが最適な高速スクロール速度f bestよりも遅いと判定された場合には、高速スクロール速度を加速して、f bestとなるように調整する(S112)。

    一方、ステップS110の比較の結果、現在のスクロール速度fが最適な高速スクロール速度f bestよりも速いと判定された場合には、高速スクロール速度を減速して、f bestとなるように調整する(S114)。

    以上、目標からのずれeと目標までの移動距離nを決定して、高速スクロール速度を調整する方法について説明した。 次に、目標からのずれと閾値Wを決定して、高速スクロール速度を調整する方法について説明する。 図9に示したように、まず、測定部154は、目標位置からのずれeを測定する(S202)。

    そして、記録部156は、ステップS202において測定された目標位置からのずれeの履歴を記録する(S204)。 そして、統計処理部160は、ステップS204において記録された目標位置からのずれeの履歴を統計処理する(S206)。

    ステップS206における統計処理は、上記したように、記憶媒体158に記録されたeの単純平均や加重平均を算出する処理である。 そして、低速スクロール所要時間の閾値Wを決定する(S208)。 閾値Wは、スクロール操作をするユーザが不満を感じない程度の数値、例えば1秒などに決定する。

    そして、速度算定部162は、ステップS206において統計処理した目標位置からのずれeと、ステップS208において決定した閾値Wと、現在の高速スクロール速度f、低速スクロール速度sから、上記数式7を用いて、最適な高速スクロール速度f bestを算出する(S210)。

    そして、スクロール表示制御部152は、ステップS210において算出された最適な高速スクロール速度f bestと、現在のスクロール速度fを比較する(S212)。 ステップS212の比較の結果、現在のスクロール速度fが最適な高速スクロール速度f bestよりも遅いと判定された場合には、高速スクロール速度を加速して、f bestとなるように調整する(S214)。

    一方、ステップS110の比較の結果、現在のスクロール速度fが最適な高速スクロール速度f bestよりも速いと判定された場合には、高速スクロール速度を減速して、f bestとなるように調整する(S216)。

    以上、目標からのずれeと目標までの移動距離nを決定して、高速スクロール速度を調整する方法について説明した。 上記実施形態によれば、スクロール表示制御部152は、高速スクロールと低速スクロールの2段階のスクロール速度を切り替えてスクロール表示し、測定部154は、低速でスクロールされたスクロール量を測定する。 そして、スクロール表示制御部152は、測定された低速スクロールのスクロール量に基づいて、高速スクロールのスクロール速度を変更する。

    低速でスクロールされたスクロール量は、スクロール操作を行う操作者の反応速度によって異なる。 そのため、低速スクロールのスクロール量に基づいて高速スクロールのスクロール速度を調整することにより、操作者の応答速度に応じてスクロール速度を最適化することが可能となる。

    以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。 本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

    10 表示制御装置 20 リモコン 30 表示装置 40 コンテンツ蓄積装置 152 スクロール表示制御部 154 測定部 156 記録部 158 記憶媒体 160 統計処理部 162 速度算定部

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