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Catalyst for the iron oxide as the main ingredient, its use in the preparation, and the dehydrogenation step

阅读:753发布:2024-01-11

专利汇可以提供Catalyst for the iron oxide as the main ingredient, its use in the preparation, and the dehydrogenation step专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且酸化 鉄およびランタニド化合物を主要成分とする触媒であって、前記酸化鉄の少なくとも一部分はハロゲン化鉄の熱分解を含む方法により作製され、前記ランタニドは、前記触媒中に存在するFe
2 O
3 として計算して酸化鉄1モル当たり、0.07〜0.15モルの範囲の量である触媒を提供すること。 前記触媒を調製する方法を提供すること。 アルキル 芳香族化合物 の脱 水 素方法であって、アルキル芳香族化合物を含む供給原料を前記触媒と 接触 させる方法を提供すること。 およびポリマーまたはコポリマーを作製するためにアルケニル芳香族化合物を利用する方法であって、アルケニル芳香族化合物が脱水素方法により調製された方法を提供すること。,下面是Catalyst for the iron oxide as the main ingredient, its use in the preparation, and the dehydrogenation step专利的具体信息内容。

  • 酸化鉄およびランタニド化合物を主要成分とし、前記酸化鉄の少なくとも一部はハロゲン化鉄の熱分解を含む方法により作製され、Fe として計算して触媒中に存在する酸化鉄1モル当たり、0.07〜0.15モルの範囲の量のランタニドを含む触媒。
  • ハロゲン化鉄の熱分解を含む方法により作製された前記酸化鉄が、10〜3000重量ppm、特に50〜2000重量ppmのハロゲン化物を含有する請求項1に記載の触媒。
  • 酸化鉄およびランタニド化合物を主要成分とし、前記酸化鉄の少なくとも一部分が残留ハロゲン化物を含み、Fe として計算して触媒中に存在する酸化鉄1モル当たり、0.07〜0.15モルの範囲の量のランタニドを含む触媒。
  • 前記残留ハロゲン化物含有量が、残留ハロゲン化物を含有する酸化鉄部分の重量に対するハロゲンの重量として計算して、10〜3000重量ppm、特に50〜2000重量ppmの範囲にある請求項3に記載の触媒。
  • ランタニドがセリウムを含む請求項1から4のいずれか一項に記載の触媒。
  • アルカリ金属、特にカリウムの化合物を主要成分とし、合計量で、Fe として計算して触媒中に存在する酸化鉄1モル当たり、少なくとも0.45モル、特に、Fe として計算して、触媒中に存在する酸化鉄1モル当たり、0.55〜5モルの範囲の量のアルカリ金属をさらに含む請求項1から5のいずれか一項に記載の触媒。
  • アルカリ土類金属、特にカルシウムおよび/またはマグネシウム、より具体的にはカルシウムを主要成分とし、合計量で、Fe として計算して触媒中に存在する酸化鉄1モル当たり、0.01〜0.2モルの範囲、特に、Fe として計算して、触媒中に存在する酸化鉄1モル当たり、0.02〜0.13モルの範囲のアルカリ土類金属をさらに含む請求項1から6のいずれか一項に記載の触媒。
  • モリブデン、タングステン、バナジウム、銅および/またはクロムの化合物、特にモリブデンおよび/またはタングステンの化合物を主要成分とし、合計量で、Fe として計算して、触媒中に存在する酸化鉄1モル当たり、0.001〜0.1モルの範囲、特に、Fe として計算して、触媒中に存在する酸化鉄1モル当たり、0.005〜0.05モルの範囲のモリブデン、タングステン、バナジウム、銅および/またはクロムをさらに含む請求項1から7のいずれか一項に記載の触媒。
  • 3000Å未満、特に1200〜2800Åの中央細孔径を有する請求項1から8のいずれか一項に記載の触媒。
  • さらに鉄黄を主要成分とする請求項1から9のいずれか一項に記載の触媒。
  • 触媒中に存在するFe と見なした酸化鉄の全重量に対して、Fe の重量として計算して50%wまで、特に1〜30%wの範囲の前記鉄黄を使用する請求項10に記載の触媒。
  • 少なくとも酸化鉄およびランタニド化合物を十分な量含む混合物を調製すること、および前記混合物を仮焼することを含む請求項1から11のいずれか一項に記載の触媒を調製するための方法。
  • 仮焼温度が、600〜1200℃の範囲、特に700〜1100℃の範囲である請求項12に記載の方法。
  • アルキル芳香族化合物を含む供給原料を、請求項1から11のいずれか一項に記載の触媒と接触させることを含む、アルキル芳香族化合物を脱水素する方法。
  • アルキル芳香族化合物に対するモル比が10より小さい水の存在下で操作する請求項14に記載の方法。
  • アルキル芳香族化合物がエチルベンゼンを含む請求項14または15に記載の方法。
  • 請求項14から16のいずれか一項に記載のアルキル芳香族化合物を脱水素する方法で調製されたアルケニル芳香族化合物を重合させて、アルケニル芳香族化合物から誘導されるモノマー単位を含むポリマーまたはコポリマーを形成することを含む、ポリマーまたはコポリマーを作製するために、アルケニル芳香族化合物を使用する方法。
  • 说明书全文

    本発明は、酸化鉄を主要成分とする触媒およびこの触媒を調製する方法に関する。 本発明はまた、アルキル芳香族化合物を含む供給原料を、本発明による触媒と接触させることを含む、アルキル芳香族化合物を脱素する方法に関する。

    酸化鉄を主要成分とする触媒は、対応するアルケニル芳香族化合物を所望の主生成物として生成するために、アルキル芳香族化合物の脱水素に使用される。

    しかし、酸化鉄を主要成分とする触媒をアルキル芳香族化合物の脱水素に使用すると、いくつかの副反応が生じ、それによってアルケニル芳香族化合物の収率が低下し、その結果プロセスの経済性に好ましくない影響が及ぶ。 そうした副反応の1つは、触媒上にコークスが形成することであり、それによって触媒の寿命が短くなる。 他の副反応には、アルキニル芳香族化合物、メチル芳香族化合物、および脱アルキル芳香族化合物の形成がある。 たとえば、エチルベンゼンの脱水素化では、望ましい主生成物はスチレンであり、望ましくない副生産物はコークス、フェニルアセチレン、トルエンおよびベンゼンである。

    アルケニル芳香族化合物の適用可能性および用途を考慮して、アルキニル芳香族化合物は、しばしば、少なくともある程度は、脱水素反応生成物から除去される。 一般に、この除去には、一般に、選択的水素化触媒を使用した、アルケニル芳香族化合物への水素化を含む、別のプロセス段階が必要である。

    米国特許第5190906号および欧州特許出願公開第1027928号には、酸化鉄触媒に使用する酸化鉄の供給源として、ハロゲン化鉄の熱分解を含む方法があり得ると開示されている。 本来、ハロゲン化鉄の熱分解によって作製された、こうした酸化鉄触媒は、残存ハロゲン化鉄を含んでいる。

    たとえば、脱水素触媒は、アルキル芳香族化合物の脱水素反応に商業的に使用されており、かかる触媒はハロゲン化鉄の熱分解によって作製された酸化鉄を主要成分とし、さらに少量の、たとえば、Fe として計算した酸化鉄1モル当たり0.066モルのランタニドを含有する。

    アルキル芳香族化合物の脱水素反応にこうした市販の触媒を利用すると、アルキニル芳香族化合物が同時に生成する。 共生成するアルキニル芳香族化合物に対する選択性を低下させることができれば、大いに望ましい。 本明細書では、ある特定の化合物に対する選択性とは、転換されたアルキル芳香族化合物のうちで、その特定の化合物をもたらす割合を意味する。

    ハロゲン化鉄の熱分解によって得た酸化鉄を主要成分とする、本来、ハロゲン化物を含有する触媒を使用すると、本明細書で述べるように、その触媒がある限定された量のランタニドを含む場合は、アルキニル芳香族化合物に対する選択性が低下する。

    この結果は自明のことではない。 他の供給源による酸化鉄を主成分とした触媒中にランタニドが同じように存在しても、アルキニル芳香族化合物に対する選択性が著しく低下することはないからである。 上記の一般に認められている従来技術の文書では、その供給源および/またはハロゲン化物の存在という点から見て、明らかに酸化鉄に依存している、アルキニル芳香族化合物に対する選択性に及ぼすランタニドの特別な影響については、何も述べられていない。

    したがって、本発明は、酸化鉄およびランタニド化合物を主要成分とする触媒を提供するものであって、その酸化物の少なくとも一部分はハロゲン化鉄の熱分解を含む方法によって作製され、その触媒は、Fe として計算した、触媒中に存在する酸化鉄1モル当たり、0.07〜0.15モルの量のランタニドを含有する。

    本発明はまた、酸化鉄およびランタニド化合物を主要成分とする触媒を提供するものであり、その酸化鉄の少なくとも一部分は残留ハロゲン化物を含み、その触媒は、Fe として計算して触媒中に存在する酸化鉄1モル当たり、0.07〜0.15モルの量のランタニドを含有する。 この実施形態では、残留ハロゲン化物含有量は、酸化鉄の前記部分の重量に対するハロゲンの相対重量として計算して、特に10〜3000重量ppm(ppmw)の範囲にあり、より具体的には50〜2000ppmwの範囲にある。

    本発明はまた、酸化鉄、およびFe として計算して触媒中に存在する酸化鉄1モル当たり、0.07〜0.15モルの量のランタニドを含む触媒の調製方法を提供するものであり、この方法は、酸化鉄およびランタニド化合物を含む混合物を調製すること、およびその混合物を仮焼することを含み、その酸化物の少なくとも一部分は、ハロゲン化鉄の熱分解を含むプロセスによって作製される。

    本発明は、さらに、酸化鉄、およびFe として計算して触媒中に存在する酸化鉄1モル当たり、0.07〜0.15モルの量のランタニドを含む触媒の調製方法を提供するものであり、この方法は、酸化鉄およびランタニド化合物を含む混合物を調製すること、およびその混合物を仮焼することを含み、その酸化物の少なくとも一部分は、酸化鉄の前記部分の重量に対するハロゲンの重量として計算して、特に10〜3000重量ppm(ppmw)の範囲、より具体的には50〜2000ppmwの範囲にある残留ハロゲン化物を含有する。

    本発明は、さらに、アルキル芳香族化合物の脱水素の方法を提供するものであり、この方法はアルキル芳香族化合物を含む供給原料を、本発明による触媒と接触させることを含む。

    本発明は、さらに、ポリマーまたはコポリマーを作製するために、アルケニル芳香族化合物を使用する方法を提供するものであり、この方法は、アルケニル芳香族化合物を重合させて、アルケニル芳香族化合物から誘導されるモノマー単位を含むポリマーまたはコポリマーを形成することを含み、アルケニル芳香族化合物は、本発明によるアルキル芳香族化合物の脱水素方法で調製されたものである。

    本明細書では、別の定義がなされない限り、鉄成分を除く、触媒および前駆体混合物中の金属元素の量は、Fe として計算した触媒中に存在する酸化鉄の全モル数に対するその金属のモル数として示される。

    本発明の触媒は、場合によっては鉄(II)を鉄(III)に酸化する酸化性雰囲気を用いた、ハロゲン化鉄の熱分解によって得られる酸化鉄を主要成分とする。 ハロゲン化物は、塩化物および/または臭化物を含むことができる。 通常は、ハロゲン化鉄は二塩化鉄、特に三塩化鉄を含む。 熱分解は、参照により本明細書に組み込まれている米国特許第5911967号に開示された、ハロゲン化鉄溶液をノズルから、直接加熱されている反応チャンバに噴霧する、噴霧焙焼を含むことができる。 代替熱分解法では、ハロゲン化鉄を気体としてまたは固体として使用する。 通常は、ハロゲン化鉄溶液は、いわゆる廃酸液である。 ハロゲン化鉄製品の熱分解によって得られる酸化鉄は、本発明で使用する前に、ハロゲン化鉄の含有量を減少させるためにさらに処理することも、しないこともある。 適切な処理方法は、参照によって本発明に組み込まれている、米国特許第5401485号および同第5597547号に開示されている。

    本発明で使用される、ハロゲン化鉄の熱分解によって得られる酸化鉄は、酸化鉄の重量に対するハロゲンの重量として計算して、3000ppmw未満、より一般的には2000ppmw未満、さらに具体的には1500ppmw未満の、残留ハロゲン化物を含む。 一般に、残留ハロゲン化物の含有量は低い方が好ましい。 他方、本発明を実施するときは、残留ハロゲン化物は、酸化鉄の重量に対するハロゲンの重量として計算して、しばしば10ppmwを超え、よりしばしば50ppmwを超えることがある。

    ハロゲン化鉄の熱分解によって得られる酸化鉄と鉄黄を組み合わせることによって、好ましい触媒が得られる。 鉄黄が水和酸化鉄であり、しばしばα−FeOOHまたはFe ・H Oと記述されることは、当業者の理解するところである。 鉄黄は、触媒中に存在するFe として換算した酸化鉄の全重量に対するFe の重量として計算して、50%wまでの量で、適切に利用することができる。 好都合には、鉄黄を、同じ基準に基づいて、少なくとも1%w、特に5〜30%w、たとえば、8.8%w、10%w、15%w、17%wまたは20%wの量で利用できる。

    少量の他の酸化鉄または酸化鉄を供給する化合物を、ハロゲン化鉄の熱分解によって得られる酸化鉄と組み合わせることも可能であるが、これは一般に好ましくない。 そのような他の酸化鉄の例は、鉄黒およびベンガラである。 ベンガラの例は、いわゆるPennimanのベンガラ、すなわち、たとえば米国特許第1368748号に開示されている、Pennimann法によって作製された酸化鉄である。 酸化鉄を供給する化合物の例には、針鉄鉱、赤鉄鉱、磁鉄鉱、マグヘマイト、リン繊石およびそれらの組合せがある。

    一般に、ハロゲン化鉄の熱分解によって得られる酸化鉄の量は、触媒中に存在する、Fe として換算した酸化鉄の全重量に対するFe として計算して、少なくとも50%w、特に少なくとも70%wから100%wであることが好ましい。

    ランタニドは、通例、原子番号が57〜66(57と66を含む)の範囲のランタニドである。 好ましくは、ランタニドは、ランタン、特にセリウムである。 通例、ランタニドは、酸化鉄1モル当たり、少なくとも0.08モル、特に少なくとも0.1モルの量で使用する。 ランタニドは、所望のアルケニル芳香族化合物に対する全体的選択性を改善する傾向があるので、酸化鉄1モル当たり、一般に多くとも0.15モル、より典型的には多くとも0.14モルの量で使用する。 たとえば、ランタニドは、酸化鉄1モル当たり、0.09モル、または0.113モル、または0.116モル、または0.12モル、または0.122モル、または0.123モル、または0.126モル、または0.15モルの量で使用できる。

    通常は、モリブデン、タングステン、バナジウム、銅および/またはクロムの1種または複数種の化合物が、添加成分として触媒中に存在してもよい。 前記金属の化合物は、触媒の脱水素活性を高める傾向がある。 好ましい実施形態では、タングステン、特にモリブデンが使用できる。 モリブデン、タングステン、バナジウム、銅またはクロムのうちの1種または複数種の合計量は、酸化鉄1モル当たり、典型的には少なくとも0.001モル、より典型的には少なくとも0.005モルであり得る。 通常は、合計量は、酸化鉄1モル当たり、多くとも0.1モル、より典型的には、多くとも0.05モル、特に多くとも0.02モルである。 たとえば、タングステンは、酸化鉄1モル当たり、0.0075モル、または0.0135モル、または0.0275モルの量で使用できる。 モリブデンは、酸化鉄1モル当たり、0.011モル、または0.018モル、または0.019モルの量で使用できる。 クロムは、酸化鉄1モル当たり、0.0085モル、または0.035モルの量で使用できる。 バナジウムは、酸化鉄1モル当たり、0.01モル、または0.043モル、または0.045モル、または0.046モル、または0.047モルの量で使用できる。 銅は、酸化鉄1モル当たり、0.006モル、または0.081モルの量で使用できる。

    通常は、1種または複数種のアルカリ金属化合物が、添加成分として触媒中に存在することができる。 前記金属化合物は、脱水素反応中にコークスが触媒表面に析出するのを減少させる傾向があり、したがって、触媒の寿命を延ばす傾向がある。 これらの金属化合物はまた、所望のアルケニル芳香族化合物に対する選択性を増大させる傾向がある。 好ましい実施形態では、アルカリ金属は、セシウムまたはルビジウム、特にカリウムである。 アルカリ金属は、酸化鉄1モル当たりの合計量として、一般に、少なくとも0.2モル、より典型的には、少なくとも0.25モル、特に少なくとも0.3モル、より具体的には少なくとも0.45モル、最も具体的には少なくとも0.55モルを使用することができ、さらに、酸化鉄1モル当たりの量として、一般に、多くとも5モル、より典型的には多くとも1モルの量を使用することができる。 たとえば、アルカリ金属は、酸化鉄1モル当たりの合計量として、0.525モル、0.534モル、または0.575モル、または0.615モル、または0.623モル、または0.629モル、または0.643モル、または0.85モルの量を使用できる。

    通常は、1種または複数種のアルカリ土類金属化合物が、添加成分として触媒中に存在することができる。 前記金属化合物は、所望のアルケニル芳香族化合物に対する選択性を高め、触媒活性の劣化速度を低下させる。 好ましい実施形態では、アルカリ土類金属は、マグネシウム、特にカルシウムである。 アルカリ土類金属は、酸化鉄1モル当たりの量として、一般的に少なくとも0.01モル、より典型的には、少なくとも0.02モル、特に少なくとも0.03モル、かつ、酸化鉄1モル当たりの合計量として、典型的には多くとも1モル、より典型的には多くとも0.2モル、特に多くとも0.13モル、より具体的には多くとも0.1モルを使用できる。 たとえば、アルカリ土類金属は、酸化鉄1モル当たりの合計量として、0.025モル、または0.026モル、または0.075モル、または0.076モル、または0.078モル、または0.079モル、または0.138モル、または0.14モルを使用できる。

    ランタニド、モリブデン、タングステン、クロム、銅、バナジウム、アルカリ金属またはアルカリ土類金属化合物のどれを使用するかは、本発明にとって本質的なことではない。 適切には、前記化合物は、水酸化物;重炭酸塩;炭酸塩;カルボン酸塩、たとえば、ギ酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩およびクエン酸塩;硝酸塩;酸化物;モリブデン酸塩;タングステン酸塩;クロム酸塩;バナジン酸塩から、独立に選択できる。 モリブデン酸塩、タングステン酸塩、クロム酸塩、バナジン酸塩などの酸素化化合物は、酸として、またはカリウム、カルシウム、マグネシウムまたはすべてのアンモニウムの塩など、適切な塩として、使用できる。 カルボン酸塩は、一般に、10個までの炭素原子(10を含む)、より典型的には、1〜6個の炭素原子(1と6を含む)を有するカルボン酸塩から誘導される。 より一般的には、仮焼後に、金属化合物は、通常、対応する金属酸化物として触媒中に存在し、したがって、使用する金属化合物は、好ましくは適切な金属酸化物の前駆体である。

    触媒を調製する方法は、本発明にとって本質的なものではない。 通常、触媒は、十分な量の、酸化鉄と上述の任意の金属化合物など別の成分との混合物を調製し、その混合物を仮焼することにより調製できる。 十分な量は、調製すべき触媒の組成から計算できる。 参照により本明細書に組み込まれている、米国特許第5689023号、第5171914号、第5190906号、第6191065号、および欧州特許出願公開第1027928号中で、適用できる方法の例を見つけることができる。

    仮焼前に、混合物を、錠剤(タブレット)、球形、丸薬(ピル)、サドル、3葉形、4葉形、輪形、星形、円筒形、円柱形など、適当ないずれの形のペレットにでも成形することができる。 混合物に適当な量の水、たとえば、混合物の重量に基づいて計算して30%wまで、典型的には2〜20%wの水を添加すると、ペレットに成形しやすくなる。 水を添加したとき、少なくともその一部分は、仮焼前に取り除かれることになる。 適切な成形法は、ペレタイジング、押出し成形、加圧成形、スプレーおよびスプレードライ法である。 望むなら、スプレードライを拡張して仮焼を含むようにすることもできる。

    成形助剤または押出し助剤を使用することができ、たとえば、(パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などの)飽和もしくは不飽和脂肪酸またはそれらの塩、あるいは多糖から誘導された酸またはそれらの塩、あるいは黒鉛、澱粉、またはセルローズを使用できる。 脂肪酸またはセルローズから誘導された酸のいずれの塩も使用でき、たとえば、アンモニウム塩または上述したどの金属の塩でも使用できる。 脂肪酸は、6〜30個(両端を含む)の炭素原子、好ましくは10〜25個(両端を含む)の炭素原子を含むことができる。 脂肪酸または多糖から誘導された酸を使用すると、その酸は、触媒を調製する際に使用した金属塩と結合して脂肪酸または多糖から誘導された酸の塩を形成する。 成形または押出し助剤の適量は、たとえば、成形される混合物の重量に対して1%wまで、特に0.001〜0.5%wである。

    仮焼は、一般に不活性または酸化性雰囲気、たとえば、窒素、ヘリウム、または空気、酸素富化空気または酸素/不活性ガス混合物などの酸素含有ガス中で、混合物を加熱することを含む。 仮焼温度は、一般的に少なくとも600℃、好ましくは700℃である。 より高温で仮焼すると、触媒のアルケニル芳香族化合物に対する選択性が向上することを見いだした。 本発明を実施する場合は、仮焼温度は、適切には、高くとも1200℃、より適切には高くとも1100℃ということになる。 たとえば、仮焼は、725℃、または767℃、または845℃、または860℃、または921℃、または925℃、または950℃で実行される。 一般に、仮焼の持続期間は、5分〜12時間、より典型的には10分〜6時間、たとえば15分、または1.5時間、または3時間、または5時間である。

    通常は、細孔容積、中央細孔径および表面積から見た触媒の表面構造は、広い範囲内で選択することができる。 仮焼温度および時間を選択すること、および押出し助剤を使用することにより、表面構造に影響を与えることができることは当業者には周知である。

    適切には、細孔容積は、少なくとも0.01ml/g、より適切には少なくとも0.05ml/gである。 適切には、細孔容積は少なくとも0.5、好ましくは0.2を超えず、詳しくは多くとも0.18ml/g、より具体的には多くとも0.16ml/gである。 たとえば、細孔容積は0.118ml/g、または0.122ml/g、または0.143ml/gでよい。 適切には、中央細孔径は、少なくとも500Å、特に少なくとも1000Åである。 適切には、中央細孔径は、多くとも5000Å、特に3000Å未満である。 好ましい実施形態では、中央細孔径は1200〜2800Åの範囲にある。 たとえば、中央細孔径は、1360Å、または2080Å、または2670Åでよい。 本明細書では、Micromeretics Autopore 9420型(接触130°、表面張0.473N/mの水銀)を使用して、ASTM−D4282−92に従い、水銀圧入法により6000psia(4.2×10 Pa)の絶対圧力まで、細孔容積および中央細孔径を測定する。 本明細書では、中央細孔径は、水銀の圧入容積が50%に到達する点での細孔径として定義する。

    触媒の表面積は、適切には、0.01〜20m /g、より適切には、0.1〜10m /gの範囲にあり、たとえば、2.6m /g、または3.4m /g、または4.9m /g、または5m /gである。 本明細書では、表面積は、Journal of the American Chemical Society 60(1938)pp. 309〜316に記載されているBET(Brunauer、Emmett and Teller)法によって求められた表面積を指すものと解釈する。

    触媒の粉砕強さは、適切には少なくとも10N/mm、より適切には、20〜100N/mmの範囲にあり、たとえば、約55または60N/mmである。

    アルケニル芳香族化合物を調製するための本方法(以後「脱水素方法」と呼ぶ)は、アルキル芳香族化合物を含む供給原料を、本発明による触媒と接触させることを含む。 脱水素方法は、しばしば気相プロセスであり、反応物を含む気相供給原料を固相触媒と接触させる。 触媒は、適切には、触媒粒子の流動層の形で、より適切には、充填層の形で存在する。 このプロセスは、バッチプロセスとして実行される。 しかし、より適切には、脱水素方法は連続プロセスを実行する。 水素が、脱水素方法のさらに追加された生成物であり、議論している脱水素が非酸化性脱水素であることが当業者には理解されよう。 脱水素方法を実行するための、利用可能な方法の例は、参照により本明細書に組み込まれている、米国特許第5689023号、第5171914号、第5190906号、第6191065号、および欧州特許出願公開第1027928号で見つけることができる。

    アルキル芳香族化合物は、一般にアルキル置換されたベンゼンであるが、アルキル置換されたナフタレン、アントラセンまたはピリジンなど他の芳香族化合物も、同様に利用することができる。 アルキル置換基は、2以上、たとえば6までの(両端を含む)、どの数の炭素原子を有してもよい。 適切なアルキル置換基は、プロピル(−CH −CH −CH )、2−プロピル(すなわち、1−メチルエチル、−CH(−CH )、ブチル(−CH −CH −CH −CH )、2−メチル−プロピル(−CH −CH(−CH )およびヘキシル(−CH −CH −CH −CH −CH −CH )、特にエチルベンゼンである。 適切なアルキル芳香族化合物の例は、ブチル−ベンゼン、ヘキシルベンゼン、(2−メチルプロピル)ベンゼン、(1−メチルエチル)ベンゼン(すなわち、クメン)、1−エチル−2−メチル−ベンゼン、1,4−ジメチルベンゼン、特にエチルベンゼンである。

    供給原料の添加成分として水を、好ましくは蒸気の形態で利用することが有利である。 水が存在すると、脱水素プロセス中に触媒表面にコークスが析出する速度が低下する。 通常は、水と供給原料中のアルキル芳香族化合物のモル比は、1〜50、より典型的には、3〜30、たとえば、5または10である。

    脱水素方法は、一般に、500〜700℃の、より一般には、550〜650℃の範囲の温度、たとえば、600℃または630℃で実行される。 一実施形態では、脱水素方法は、等温下で実行される。 他の実施形態では、脱水素方法は、断熱下で実行され、この場合は述べた温度は、反応器入口の温度であるが、脱水素反応が進行するにつれて、温度は一般に150℃までの温度分、より典型的には10〜120℃の温度分、低下する。 絶対圧力は、一般に、10〜300kPa、より典型的には、20〜200kPaの範囲にあり、たとえば、50kPaまたは120kPaである。

    望むなら、1台、2台またはそれ以上の台数の反応器、たとえば、3または4台の反応器を使用することができる。 反応器は、直列または並列で稼働できる。 前記反応器は、互いに独立に稼働しても、しなくてもよく、それぞれの反応器は、同一条件または異なった条件で稼働できる。

    脱水素方法を、固定層反応器を使用して、気相プロセスとして操作するときは、LHSVは、好ましくは、0.01〜10l/(l.h)、より好ましくは、0.1〜2l/(l.h)の範囲であり得る。 本明細書では、「LHSV」という用語は、液空間速度(Liquid Hourly Space Velocity)を表し、標準状態(すなわち、0℃および1絶対バール)で測定した供給炭化水素の液体容積流量を、触媒層の容積、または2層以上の触媒層があるときは触媒層の合計容積で割ったものである。

    好ましい実施形態では、脱水素方法の条件は、アルキル芳香族化合物の変換が、30〜80モル%の範囲に、より好ましくは、35〜75モル%の範囲に、たとえば、40モル%または67モル%になるように、選択される。

    アルケニル芳香族化合物は、脱水素方法の生成物から、知られているどの手段によっても、回収することができる。 たとえば、脱水素方法は、分別蒸留または反応蒸留を含むことができる。 望むなら、脱水素方法は水素化ステップを含むことができ、このステップで生成物の少なくとも一部は水素化され、アルキニル芳香族化合物の少なくとも一部は、もしいくらかでも存在すれば、アルケニル芳香族化合物に変換される。 水素化される生成物の部分は、アルキニル芳香族化合物中に濃縮された生成物の一部であろう。 かかる水素化は当技術分野で知られている。 たとえば、参照によって本明細書に組み込まれている米国特許第5504268号、第5156816号、および第4822936号から知ることができる方法は、本発明に容易に適用できる。

    水素化生成物中に存在するアルキニル芳香族化合物の量が、たとえ存在するにしても、本発明を実施しない場合より少なく、したがって、水素化ステップを適用する必要がより少ないこと、または供給原料に対してより少ない触媒で、またはより穏やかな条件で、水素化ステップを実行できることは、本発明の予期せざる利益である。 本発明の予期せざる利益はまた、選択性が一定なら活性が向上し、活性が一定なら選択性が向上する結果が脱水素方法で得られることであり、特に、アルカリ金属を比較的多く使用するとき、たとえば、酸化鉄1モル当たり少なくとも0.45モル、特に0.55モル、好ましくは、多量のランタニド、たとえば、酸化鉄1モル当たり少なくとも0.07モル、特に少なくとも0.1モルのランタニドと組み合わせて使用したとき前記結果が得られる。 さらに、このような触媒は、アルキル芳香族化合物に対する水のモル比が小さく、たとえば10より小さく、特に多くとも7である脱水素方法中で使用されるときは、安定性が向上する傾向がある。

    本発明の脱水素方法によって生成したアルケニル芳香族化合物は、重合プロセスまたは共重合プロセスでモノマーとして使用できる。 たとえば、得られたスチレンは、ポリスチレン、スチレン/ジエンゴムなどの製造に使用できる。 本発明によって触媒性能が向上したことは、アルケニル芳香族化合物製造用のより魅力的なプロセスのみならず、同時に、アルケニル芳香族化合物を製造し、得られたアルケニル芳香族化合物を、アルケニル芳香族化合物のモノマー単位を含むポリマー並びにコポリマーの製造で、引き続き使用することを含むより魅力的なプロセスをもたらす。 適用可能な重合触媒、重合プロセス、および得られたポリマーの用途については、参照により本明細書に組み込まれている、H F Marks、et al. (Ed.)、「Encyclopedia of Polymer Science and Engineering」、2nd Edition、 New York、Volume 16、pp。 1〜246、およびそこで引用された文献を参照されたい。

    本発明を、以下の、非限定的な例によって例示する。

    以下の成分を混合してペーストを作製した:ハロゲン化鉄の熱分解によって作製した酸化鉄(Hoogovens Regenerated酸化鉄、タイプRIO−250)、鉄黄(Bayer、タイプ920Z)、炭酸セリウム、炭酸カリウム、3酸化モリブデン、炭酸カルシウム、および水(約10%w、乾燥混合物の重量に対して)。 ペーストを押出成形して直径3mmの円柱とし、6mmの長さに切断した。 ペレットを空気中で170℃、15時間乾燥し、続いて空気中で825℃、1時間仮焼した。 仮焼後の触媒の組成は、酸化鉄1モル当たり、カリウム0.615モル、セリウム0.12モル、モリブデン0.0175モル、カルシウム0.025モルであり、すべて、存在するFe としての酸化鉄1モル当たりの量であった。 鉄黄の量は、触媒中に存在するFe としての酸化鉄の合計量(モル数)に対して、Fe として8.8%であった。

    連続操業用に設計された反応器中で等温試験条件のもとで、エチルベンゼンからスチレンを調製するために、3個の触媒試料を使用した。 試料は、3回の別々の試験に使用した。 それぞれの試験条件は以下の通りである:絶対圧力は76kPa、蒸気のエチルベンゼンに対するモル比は10、LHSVは0.65l/l. h。 それぞれの試験で、400時間後に安定条件に到達し、それぞれの試験でエチルベンゼンの70%モルの転換が達成されるように、温度を選択した。 3回の試験で、温度は、584.4℃、582.6℃、および584.6℃であり、すなわち平均で583.9℃であった。 スチレンに対する選択性は、平均で94.4%モルであった。

    触媒の3個の試料を、前節で述べたように、3回の別々の試験でエチルベンゼンからスチレンを調製するのに使用した。 試験条件の相違は、蒸気のエチルベンゼンに対するモル比が、10の代わりに5であったこと、および絶対圧力が76kPaから40kPaに低下したことであった。 3回の試験で、温度は、596.8℃、597.4℃、および596.8℃であり、すなわち、平均で597.0℃であった。 スチレンに対する選択性は、平均で96.2%モルであった。

    最初の実験計画を立て、実施例1に記載の実験手順により、実行した。 この実験計画は、以下の量的な変動を含んでいた:
    −カリウム:0.515、0.565、および0.615モル/モルFe
    −カルシウム:0.025、0.050、および0.075モル/モルFe
    −セリウム:0.050、0.085、および0.120モル/モルFe
    −モリブデン:0.005、0.0175、および0.030モル/モルFe
    −銅:0、0.050、および0.100モル/モルFe
    −クロム:0、0.050、および0.100モル/モルFe
    −鉄黄:0、10、および20%w(酸化鉄の合計量に対して)、および−仮焼温度:725、825、および925℃。
    エチルベンゼンからのスチレンの調製に及ぼす効果を試験した。

    セリウムの量が増加すると、フェニルアセチレンに対する選択性が著しく低下することを発見した。

    モリブデンの量を0.0175モル/モルFe に固定し、銅およびクロムが存在しないという点で、第1の実験計画とは異なった第2の実験計画を立て、実行することにより、この結果を確認した。

    比較のために、同様の実験計画を立てて実行したが、この計画では、ハロゲン化鉄の熱分解によって作製した酸化鉄の代わりに、Pennimanのベンガラを使用した。 この実験計画は、以下の量的変動を含んでいた:
    −カルシウム:0.025、0.075、および0.125モル/モルFe
    −セリウム:0.050、0.075、および0.100モル/モルFe 、および−モリブデン:0.010、0.030、および0.050モル/モルFe
    カリウムの量は0.550モル/モルFe 、銅およびクロムは存在せず、仮焼温度は825℃であった。 セリウムの量が増加しても、フェニルアセチレンの選択性は、著しく減少することはないことを発見した。

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