Game machine

阅读:129发布:2024-02-20

专利汇可以提供Game machine专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent a game ball flowing down along a shooting rail from being caught while suppressing an increase in the number of component parts in a game machine.SOLUTION: A Pachinko game machine includes a game area for performing a game by driving a game ball. The Pachinko game machine also includes: a game board body 60 formed of a synthetic resin where a game area is formed on a surface; a second start pocket 122 (first start pocket 121) that is provided in the game area and permits the entry of the game ball; a shooting rail 112 that is provided in the game board body 60, and guides the game ball driven by the shooting device for shooting a game ball toward the game area; a path nail 127G comprising a group of game nails for guiding a game ball in a direction of the second start pocket 122 (first start pocket 121); and a guidance part 30 that is integrally formed with the game board body 60 is positioned at an upstream side of the path nail 127G, and guides the game ball flowing down along a side of a game area 111 of the shooting rail 112 toward the path nail 127G.,下面是Game machine专利的具体信息内容。

  • 遊技球が打ち込まれて遊技が行われる遊技領域を有する遊技機において、
    表面に前記遊技領域が形成される合成樹脂製の遊技板と、
    前記遊技領域に設けられ遊技球が入賞する入賞口と、
    前記遊技板に設けられ、遊技球を発射する発射装置によって打ち込まれる遊技球を前記遊技領域に向けて案内する発射レールと、
    前記入賞口の方向に遊技球を案内する遊技くぎ群からなる道釘と、
    射出成形によって前記遊技板と一体成形され、当該遊技板の前記表面から遊技者側に向けて突出した板形状を有する部材であって、前記発射レールの前記遊技領域側の面に接触または近接して設けられるとともに、前記道釘の上流側に位置して当該発射レールの当該遊技領域側に沿って流下する遊技球を当該道釘に向けて案内する案内部と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  • 遊技球が打ち込まれて遊技が行われる遊技領域を有する遊技機において、
    表面に前記遊技領域が形成される合成樹脂製の遊技板と、
    前記遊技領域に設けられ遊技球が入賞する入賞口と、
    前記遊技板に設けられ、遊技球を発射する発射装置によって打ち込まれる遊技球を前記遊技領域に向けて案内する発射レールと、
    前記入賞口の方向に遊技球を案内する遊技くぎ群からなる道釘と、
    前記遊技板と一体成形され、前記道釘の上流側に位置し、前記発射レールの遊技領域側に沿って流下する遊技球を当該道釘に向けて案内する案内部と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  • 前記案内部は、前記遊技板の前記表面から遊技者側に向けて突出した板形状を有する部材であることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  • 前記案内部は、前記発射レールの前記遊技領域側の面に接触または近接して設けられることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  • 前記遊技板と前記案内部とは、射出成形によって一体成形されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
  • 说明书全文

    本発明は、遊技球の入賞によって大当たりの抽選を行う遊技機に関するものである。

    パチンコ遊技機等の遊技機では、遊技領域に向けて発射された遊技球が始動口等の役物に入賞することにより大当たりの抽選が行われる。 そして、大当たりに当選した場合には、遊技機は、大入賞口が開放されて、多くの賞球を獲得し得る大当たり遊技状態となる。 従って、遊技者は、遊技機を大当たり遊技状態にすべく、遊技球を打つことで入賞による大当たりの抽選が行われるように遊技を行う。

    また、遊技機には、発射装置によって発射された遊技球を遊技領域に向けて案内する発射レールが設けられる。 例えば特許文献1には、遊技盤に遊技領域を囲うように取り付けられた外ガイドレール及び内ガイドレールと、外ガイドレール及び内ガイドレールの間に区画され、遊技領域に遊技球を案内するガイド通路と、遊技領域に臨む内ガイドレールの先端に設けられ、遊技領域に案内された遊技球がガイド通路に戻ることを防止する球戻り防止部材と、を少なくとも備える遊技機が開示されている。

    特開2011−83350号公報

    ところで、入賞口に向けて遊技球を案内するように配置された遊技くぎが設けられる場合がある。 このような遊技くぎは、発射レールの近傍にも形成される。 ここで、発射レールに沿って移動する遊技球は、発射レールと遊技くぎと間に挟まって引っ掛かり易い。 発射レールと遊技くぎとの距離が短いほど遊技球が引っ掛かり易くはなるが、発射レールに遊技くぎをより近接させて取り付けるのは困難である。 一方で、遊技くぎ以外の別部材を用いて発射レール近傍において入賞口へと遊技球を案内するように構成する場合には、部品点数の増加に伴って取り付け作業等の工数が増えてしまう。
    本発明は、遊技機における構成部品の部品点数の増加を抑制しつつ、発射レールに沿って流下する遊技球の引っ掛かりを防止することを目的とする。

    上記の目的を達成する本発明は、遊技球が打ち込まれて遊技が行われる遊技領域111を有する遊技機100において、表面に遊技領域111が形成される合成樹脂製の遊技板60と、遊技領域111に設けられ遊技球が入賞する入賞口(121,122)と、遊技板60に設けられ、遊技球を発射する発射装置によって打ち込まれる遊技球を遊技領域111に向けて案内する発射レール112と、入賞口(121,122)の方向に遊技球を案内する遊技くぎ群からなる道釘127Gと、射出成形によって遊技板60と一体成形され、遊技板60の表面から遊技者側に向けて突出した板形状を有する部材であって、発射レール112の遊技領域111側の面に接触または近接して設けられるとともに、道釘127Gの上流側に位置して発射レール112の遊技領域111側に沿って流下する遊技球を道釘127Gに向けて案内する案内部30と、を備えることを特徴とする遊技機100である。

    また、上記の目的を達成する本発明は、遊技球が打ち込まれて遊技が行われる遊技領域111を有する遊技機100において、表面に遊技領域111が形成される合成樹脂製の遊技板60と、遊技領域111に設けられ遊技球が入賞する入賞口(121,122)と、遊技板60に設けられ、遊技球を発射する発射装置によって打ち込まれる遊技球を遊技領域111に向けて案内する発射レール112と、入賞口(121,122)の方向に遊技球を案内する遊技くぎ群からなる道釘127Gと、遊技板60と一体成形され、道釘127Gの上流側に位置し、発射レール112の遊技領域111側に沿って流下する遊技球を道釘127Gに向けて案内する案内部30と、を備えることを特徴とする遊技機100である。

    ここで、案内部30は、遊技板60の表面から遊技者側に向けて突出した板形状を有する部材であることを特徴とすることができる。
    また、案内部30は、発射レール112の遊技領域111側の面に接触または近接して設けられることを特徴とすることができる。
    さらに、遊技板60と案内部30とは、射出成形によって一体成形されることを特徴とすることができる。

    なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。

    本発明によれば、遊技機における構成部品の部品点数の増加を抑制しつつ、発射レールに沿って流下する遊技球の引っ掛かりを防止することができる。

    本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。

    本実施の形態のパチンコ遊技機の部分平面拡大図である。

    本実施の形態の制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。

    枠部材の構成を説明する斜視図である。

    遊技盤本体の構成を説明するための図である。

    遊技盤本体の構成を説明するための図である。

    本実施の形態の案内部を説明するための図である。

    本実施の形態のステージおよび侵入防止部を説明するための図である。

    本実施の形態の第2の侵入防止部を説明するための図である。

    以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
    〔遊技機の基本構成〕
    図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
    同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。 このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150とを備えている。 遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。

    遊技盤110は、前面側F(遊技者側)に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成する発射レールの一例としてのレール部材112と、遊技領域111の右側に遊技球を案内する案内部材113とを備えている。
    本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。 この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像を表示したりする。
    また、遊技盤110には、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。 可動役物115は、遊技盤110上で動作することにより各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。

    遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための遊技くぎ127および風車128等が配設されている。 また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。 また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。
    また、遊技領域111には、後述の第2始動口122に向けて遊技球を案内する遊技くぎ群を有する道釘127Gが形成される。 そして、本実施の形態では、その道釘127Gに向けて遊技球を案内する案内部30を有している。

    本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121および第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動するゲート124と、が遊技盤110に配設されている。 ここにいう第1始動口121および第2始動口122とは、予め定められた1の特別図柄表示器を作動させることとなる遊技球の入賞に係る入賞口をいう。
    第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。 電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球が第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。 そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。

    なお、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選において大当たりに当選する大当たり確率が変動する場合(低確状態(例えば300分の1)から高確状態(例えば30分の1)への変動)がある。 また、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間が短縮されたり、普通図柄抽選時の当選する確率が高まったり、普通図柄抽選時の普通図柄変動時間が短縮されたり、電動チューリップ123の羽根の開時間が延長されたり、電動チューリップ123の羽根が開く回数が増えたりする場合がある。

    また、本実施の形態では、入賞や抽選に関するその他の役物として、特別図柄抽選の結果に応じて開放する特別電動役物としての大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選が始動しない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。
    なお、本実施の形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例やさらに他の始動口を配設する構成例も考えられる。 また、本実施の形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
    本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。

    さらに、遊技盤110は、第1始動口121の上方に配置されて遊技球を一旦受けた後に遊技球を第1始動口121側へと落下させるステージ40を備えている。 また、遊技盤110には、図1に示すように、上方にて受け入れた遊技球をステージ40へと送る通路を形成するワープ通路45が取り付けられている。
    さらにまた、本実施の形態では、遊技盤110は、遊技盤110の背面側Bに設けられる画像表示部114や可動役物115などの演出部への遊技球の侵入を防止する侵入防止部80を設けている。

    枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作度に応じた打球にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。 また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで不図示の発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、不図示の供給装置が不図示の発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく上皿153(図2参照)と、を備えている。 この上皿153には、例えば払い出しユニット560(図4参照)による払出球が払い出される。
    また、枠部材150は、上皿153が遊技球でいっぱいになったときに、あふれた遊技球を一時的に溜めておくことが可能な下皿160を備えている。 下皿160は上皿153よりも下側に位置する。 本実施の形態では、上皿153と下皿160とを分離する構成を採用しており、上下皿一体とする構成を採用していない。 このため、賞球としての遊技球をより多く溜めることが可能になる。
    なお、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。

    また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、上皿153に溜まっている遊技球を下皿160に落下させるための上球抜きボタン163と、下皿160に溜まっている遊技球を箱に落下させて取り出すための下球抜きボタン164と、を備えている。
    また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。 スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。 なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
    枠部材150は、枠ランプ157とは別の枠ランプ171,172,173と、光源を内蔵して駆動力により収納および展開が相互に切り替え可能な枠駆動演出部180と、を備えている。 枠ランプ171,172,173は、連続的に配置されている。
    また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板159を備えている。 透明板159は、遊技盤110の盤面を覆っている。

    図2は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を説明する図であり、(a)は、遊技盤110の右下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図である。
    パチンコ遊技機100の表示器130は、図2(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。 第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。 第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。 普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。 第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって各抽選結果を表す図柄が表示される。

    また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。 第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。

    ここで、保留について説明する。 特別図柄や普通図柄の変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに他の遊技球による入賞があると、その入賞した遊技球に対する図柄の変動表示動作は、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、規定個数(例えば4個)を限度に保留される。 このような保留がなされていることおよびその保留の数(未抽選数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。

    パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。 図2(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接し、略十字に配列された押しボタンである4つのキーからなる演出キー162と、が枠部材150に配設されている。 演出ボタン161は、上皿153の近傍に位置し、また、演出キー162は、演出ボタン161と上皿153との間に位置する。 遊技者は、4つのキーを操作することにより、例えば画像表示部114に表示されている複数の画像のいずれかを選ぶことが可能である。

    〔制御ユニットの構成〕
    次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
    図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。 図3に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。 また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。

    〔遊技制御部の構成・機能〕
    遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
    遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。 また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
    さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。 また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
    また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。 さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。

    さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。 例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部400に指示命令(コマンド)を送る。 なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部400に指示しない。
    払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。 それにより、払い出した賞球の個数を管理する。

    遊技制御部200には、図2に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
    さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。

    また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器218と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器219と、ゲート124への遊技球の通過により始動した普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
    さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224と、が接続されている。

    そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。 また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223および状態表示器224に送られる。 それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。

    さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。 そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。

    〔演出制御部の構成・機能〕
    演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
    演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。 その際、演出ボタン等(演出ボタン161および演出キー162)を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。 その際、演出ボタン等を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。 この場合、例えば演出ボタン等のコントローラ(不図示)から操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される操作内容を演出の設定に反映させる。 また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
    さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
    また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。

    〔画像/音響制御部の構成・機能〕
    画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
    そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
    具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。 さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。 CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。 さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
    そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。 また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。

    〔ランプ制御部の構成・機能〕
    ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
    そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。 また、可動役物115の動作を制御する。
    具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。 CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。 そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157の発光を制御する。
    また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。 CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
    また、ランプ制御部320は、枠ランプ171,172,173および枠駆動演出部180の制御を行う。

    〔払出制御部の構成・機能〕
    払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
    そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
    具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。 そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。 ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。

    また、払出制御部400には、払出駆動部411により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部412と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部413と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される下皿160が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部414と、が接続されている。 そして、払出制御部400は、払出球検出部412、球有り検出部413および満タン検出部414にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
    さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。 そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。 また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。

    〔枠部材150の構成〕
    次に、パチンコ遊技機100の枠部材150の構成について説明する。
    図4は、枠部材150の構成を説明する斜視図である。
    図4に示すように、枠部材150は、縦長の所謂フレーム構造である枠部材本体としての外枠10と、外枠10に開閉自在に装着される前面枠(内枠)20とを備えている。

    外枠10は、4つの金属製の枠部材である右縦枠部材11、左縦枠部材12、上横枠部材13および下横枠部材14と、外枠10の四隅に位置し、隣り合う枠部材を相互に連結する角部材15とを有する。
    外枠10の前面下部には、下横枠部材14と同じ方向(横方向、左右方向)に延びる幕板16が取り付けられている。 なお、幕板16の上端の縦方向の位置は、下横枠部材14の上端の縦方向の位置と略同一である。 また、幕板16の前面側Fの面には、例えば社名やロゴ等を付すことで意匠的な装飾を施すことが可能である。
    また、外枠10は、前面枠20が開閉する際に前面枠20と摺動する樹脂製の摺動部17を有する。 より具体的には、この摺動部17は、下横枠部材14に取り付けられている。 また、摺動部17は、下横枠部材14の上面に位置し、かつ、前面枠20の回転軸が位置する側とは反対側(図4中右側)に片寄って位置している。 そして、摺動部17は、前面枠20の遊技盤保持枠22が閉じている状態で遊技盤保持枠22の下面と当接して前面枠20を保持する。 このため、前面枠20が閉じている状態には、前面枠20と幕板16との間に、隙間が形成されることになる。

    前面枠20は、上下方向に回転軸が延びるように一側部(図1中左側)が外枠10に取り付けられている。 前面枠20は、透明板159(図1参照)を所定位置に保持する透明板保持枠21と、遊技盤110を所定位置に保持する遊技盤保持枠22と、を備えている。 そして、図4に示すように、閉めた状態の透明板保持枠21および遊技盤保持枠22を一体で外枠10に対して回転させて開けることが可能である。 また、後述するように、透明板保持枠21および遊技盤保持枠22を閉めた状態において、遊技盤保持枠22を単独で外枠10および遊技盤保持枠22に対して回転させて開けることが可能である(図4参照)。
    なお、前面枠20の遊技盤保持枠22には、外枠10の右縦枠部材11と係合して前面枠20が開かないように施錠するための施錠部材23,24,25が設けられている。 この施錠部材23,24,25は、パチンコ遊技機100の前面側Fに配設されている鍵穴158(図1参照)に鍵を差し込んで所定の方向に回転することで、連動して施錠動作および開錠動作を行う。

    図4に示すように、各種の基板、画像表示部114、および可動役物115は、ベース部材500を介して、後述する遊技盤本体60の背面側B(遊技者側とは反対側)に取り付けられる。 ベース部材500には、取り付けのための突起部が設けられている。 そして、ベース部材500は、設けられた突起部が遊技盤本体60の背面側Bに形成されるボス73の穴73aに嵌められることによって遊技盤本体60に取り付けられる。

    図4に示すように、遊技盤110の背面側Bには、メイン基板およびサブ基板が設けられる。 具体的には、遊技盤110の背面側Bに、ベース部材500を介して、メイン基板として、内部抽選および当選の判定等を行う遊技制御部が構成された遊技制御基板520が配設されている。 この遊技制御基板520は、開封することにより痕跡が残るように透明部材で構成されたメイン基板ケース540に密封されている。

    また、遊技盤110の背面側Bには、ベース部材500を介して、サブ基板として演出を統括的に制御する演出制御部が構成された演出制御基板530、画像および音による演出を制御する画像/音響制御部が構成された画像制御基板(不図示)、および各種のランプおよび可動役物115による演出を制御するランプ制御部が構成されたランプ制御基板(不図示)等が設けられる。 また、これら演出制御基板530などは、内部が視認可能な透明のカバー部材510によって覆われている。

    さらにまた、遊技盤110の背面側Bには、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源550が配設されている。
    さらに、払出球の払い出し制御を行う払出制御部が構成された払出制御基板(不図示)と、払出制御基板により制御され、外部から補給された補給球を一時的に溜めておき、賞球の払い出しや貸し球の払い出しを行う払い出しユニット560と、が枠部材150の前面枠20に配設されている。

    〔遊技盤本体60の構成・機能〕
    図5および図6は、遊技盤本体60の構成を説明するための図である。
    なお、図5では、枠部材150に取り付けられた状態にて前面側Fから見た遊技盤本体60を示している。 また、図6は、枠部材150に取り付けられた状態にて遊技者側とは反対側となる背面側Bから見た遊技盤本体60を示している。
    本実施の形態に係る遊技盤110は、遊技板の一例としての遊技盤本体60を有する。 遊技盤本体60は、例えばポリカーボネート(PC)やアクリルなどの合成樹脂を材料に用いることができる。 また、本実施の形態の遊技盤本体60は、少なくとも可視光領域の光を透過する透光性を有するように構成している。

    そして、遊技盤本体60は、盤面や、案内部30、ステージ40、侵入防止部80、リブやボスなどの凹凸構造、切り欠き構造等を一体成形によって形成している。 また、本実施の形態では、射出成形によって遊技盤本体60を形成している。
    例えば、遊技盤本体60の前面側Fに相当する側を成形する型と、遊技盤本体60の背面側Bに相当する側を成形する型を有する一組の型を用いる。 本実施の形態では、一組の型は、遊技盤本体60の外形、盤面、案内部30、ステージ40、侵入防止部80、リブやボスなどの凹凸構造、切り欠き構造等を形作る形状を有している。 そして、型締めさせた型の内側に軟化させた合成樹脂を射出して型内に合成樹脂を充填させる。 合成樹脂を冷却させた後、その型を開くことによって合成樹脂の成形体を得る。 なお、必要に応じて、成形後の合成樹脂の成形体に対し、小径穴の加工、ゲートカット処理および遊技くぎ127の下穴加工などの加工を行う。
    上述の射出成形は、比較的複雑な形状の成形体が製造可能であり高生産性を有することから、本実施の形態のように遊技盤本体60と各種部材とを一体成形するには特に好ましい成形方法である。

    また、本実施の形態の遊技盤本体60の材料には、ポリカーボネートを用いている。 ポリカーボネートは、射出成形に用いる材料として扱いやすい。 さらに、ポリカーボネートは、成形後の変形がほとんどなく、外気の温度や湿度の管理を例えばアクリルと比較して厳密な管理が要求されない。 このため、ポリカーボネートは、例えばアクリルと比較して成形後の管理が容易である。 また、ポリカーボネートは、例えばアクリルと比べて材料自体が比較的に安価である。

    さらにまた、ポリカーボネートを採用した場合、例えばアクリルと比較して成形後の弾力性が高く、成形体に遊技くぎ127を打ち込む際に遊技くぎに伝わる衝撃を吸収し易いため、遊技くぎを比較的に折れにくくすることができる。 そのため、ポリカーボネートを採用した場合には、遊技くぎの打ち直しなどの工程が発生することが抑制され製造効率の低下を防止できる。

    なお、本実施の形態に係る遊技盤本体60の材料としてアクリルを用いても良い。 そして、アクリルを材料とした遊技盤本体60において、盤面や、案内部30、ステージ40、侵入防止部80、リブやボスなどの凹凸構造、切り欠き構造等を一体成形により形成しても良い。
    ただし、アクリルを材料に用いて遊技盤本体60を成形する場合、一般的に、押出成形および機械加工の組み合わせにより行われる。 即ち、押し出し成形によってアクリル等の合成樹脂を板状の成形体に成形する。 その後、板状の成形体に対して、外形加工、大径穴小径穴の加工、ルーター加工、遊技くぎの下穴加工および外形面取りなどの機械加工を行う。 また、機械加工が施された部分に対しては、研磨などの表面処理を施す。
    従って、アクリルなどの合成樹脂を用いた押出成形は、射出成形と比較して、外形加工や大径孔の加工などの機械加工が必要となる。 そのため、押し出し成形法によって遊技盤本体60を形成する場合は、射出成形を用いる場合と比較して工数が著しく増加する。

    続いて、遊技盤本体60に形成する形状や構造について詳細に説明する。
    図6に示すように、遊技盤本体60は、各種役物等を取り付けるための切欠き形状や開口を有する。 例えば、遊技盤本体60には、画像表示部114や可動役物115を設ける位置に対向するように形成した開口部61や、第1始動口121および第2始動口122取り付け用の開口部62、大入賞口125取り付け用の開口部63等が形成されている。 これらの開口部61,62,63は、遊技盤本体60の前面側Fから背面側Bへ貫通している。 また、遊技盤本体60は、ゲート124取り付け用の貫通孔61aを有する。 さらに、遊技盤本体60は、遊技盤本体60の前面側Fから取り付けられるレール部材112(図1参照)を取り付けるための貫通穴ボス64を有している。

    また、図5(a)に示すように、遊技盤本体60は、縁部に沿って全周にわたって延びる縁リブ71を備えている。 この縁リブ71は、前面側Fから後方に向けて立設して形成されている。 縁リブ71は、遊技盤本体60の厚さ方向に突出している。 このような縁リブ71を備える構造を採用することで、本実施の形態では、遊技盤本体60に各種役物等の部品を取り付ける際に縁リブ71を利用することで作業性を向上させている。

    図5(a)に示すように、遊技盤本体60は、縁リブ71に連続するように形成された2つの特定領域72を備えている。 一方の特定領域72は、遊技盤本体60の上側に配設され、他方の特定領域72は、下側に配設されている。 これら2つの特定領域72は、枠部材150に保持されるのに縁リブ71と共に用いられる領域である。 2つの特定領域72の位置は、遊技盤本体60が枠部材150に保持される際の取り付けの位置に対応している。
    特定領域72は、縁リブ71により囲まれた場所に位置する。 より具体的には、特定領域72は、遊技盤110の左側部分に位置している。 そして、特定領域72は、扉のように開閉可能に設けられる枠部材150の回転軸が設けられる側と同じ側に形成されている。

    特定領域72は、縁リブ71が延びる方向と交差する方向に延びる3つのリブ構造部72a,72b,72cを含んで構成されている。 リブ構造部72a〜72cは、縁リブ71と同じく、前面側Fから背面側Bに向けて立設するように形成されている。 すなわち、リブ構造部72a〜72cは、遊技盤本体60の厚さ方向に突出している。

    リブ構造部72a,72b,72cは、互いに離間すると共に、互いに略平行に配設されている。 なお、本実施の形態では、3つのリブ構造部72a〜72cで特定領域72を構成しているが、これに限られずに2つまたは4つ以上の数をもって構成しても良い。

    図5(b)に示すように、特定領域72において、リブ構造部72a,72b,72cが縁リブ71と接続する部分の各々に切欠き部72dが形成されている。 本実施の形態では、切欠き部72dを形成することにより、リブ構造部72a,72b,72cの端面側が変形し易くなり、また、リブ構造部72a〜72cが縁リブ71に対して変位し易くなる。 なお、切欠き部72dは、製造時の成形を考慮したものでもある。

    遊技盤本体60の上側に配設された特定領域72に近接して、ボス73が形成されている。 このボス73は、遊技盤本体60の背面側Bに取り付けるベース部材500を保持させるための穴(凹部)73aを有する。 ボス73は、縁リブ71と同じく、前面側Fから背面側Bに向けて突出するように形成されている。
    なお、特定領域72を、3つのリブ構造部72a,72b,72cのみならずボス73を含めて構成しても良い。

    このように、合成樹脂の遊技盤本体60が形成されることで、遊技盤本体60の厚さTが確保される。 ここにいう厚さTは、遊技盤本体60の前面Fから背面Bとの間の離間距離をいう。 より詳しくは、遊技盤本体60の背面側Bは、上述の縁リブ71の端面や、リブ構造部72a,72b,72cの端面、ボス73の端面により画定される。 言い換えると、縁リブ71の端面や、リブ構造部72a〜72cの端面、ボス73の端面は互いに、ほぼ面一に形成されている。
    また、遊技盤本体60の厚さTは、従来から用いられているベニヤ製の遊技盤の厚さと同じ(19mm)に設定している。 このため、ベニヤ製の遊技盤が取り付けられる枠部材に本実施の形態の遊技盤本体60を同様に取り付けることができる。 そのため、通常のベニヤ製の遊技盤を用いる場合と、本実施の形態が適用される合成樹脂の遊技盤本体60を用いる場合とで、枠部材150の共用化を図ることが可能となる。

    また、合成樹脂の遊技盤本体60では、背面側Bをくり抜いた形にすることにより、遊技領域111(図1参照)を形成する背面側Bの遊技領域形成部分65を板厚t1とし、それ以外の背面側Bの部分を板厚t2としている(t2<t1<T)。
    遊技盤本体60の縁部に縁リブ71を形成し、かつ、縁リブ71で囲まれた部分の背面側Bをへこませている。 そして、縁リブ71で囲まれた部分の板厚(t1,t2)を、縁リブ71の厚さTよりも薄くしている。 また、遊技領域形成部分65には、例えば遊技くぎ127などが打ち込まれるため、遊技くぎ127の埋設部分を形成できる板厚t1に設定している。

    このように、本実施の形態では、遊技盤本体60における縁リブ71の厚さTは遊技盤本体60の強度を確保できる厚さに設定し、遊技領域形成部分65の板厚t1は例えば遊技くぎ127を打ち込むことが可能な厚さに設定し、その他の部分(板厚t2)については比較的に薄くしている。 このように、本実施の形態の遊技盤本体60では、各領域部分の機能に応じて厚さを変えることで、例えば遊技盤本体60全体を全て同じ厚みにした場合と比較して軽量化を図っている。

    さらに、板厚t1に形成された遊技盤本体60の遊技領域形成部分65を前面側Fに寄せて配置することにより、遊技盤本体60の背面側Bのスペースをより広く確保している。 これにより、本実施の形態では、例えば遊技盤本体60の背面側Bに設けられる各種の機構部品等の設計条件の自由度を高めている。

    (案内部30の構成・機能)
    図7は、本実施の形態の案内部30を説明するための図である。
    なお、図7(a)は遊技盤本体60における案内部30周辺の拡大図であり、図7(b)は図7(a)に示すVIIb−VIIb断面図である。
    案内部30は、図7(a)に示すように板状の外形をしている。 そして、案内部30は、遊技盤本体60の前面側Fの面から壁状に立ち上がるように形成される。 この案内部30は、例えば射出成形を用いて、図7(b)に示すように、遊技盤本体60と一体に形成している。

    図7(a)に示すように、案内部30は、上方に向いて設けられて遊技球が移動する移動面31と、図7中左側に位置する左側端部31Lと、図7中右側に位置する右側端部31Rとを有している。 案内部30は、左側端部31Lがレール部材112側に位置するように形成する。 案内部30の左側端部31Lの角は、図7(a)に示すように、鋭角になっている。 これは、案内部30の左側端部31Lの面を、レール部材112の面の傾きに沿って形成しているためである。 これによって、案内部30の左側端部31Lにおいて、レール部材112との間に遊技球が挟み込まれないようにしている。

    また、案内部30は、右側端部31Rが第2始動口122に向けて遊技球を案内する複数の遊技くぎ127にて構成される道釘127Gの上流端に対向するように形成する。 このように、案内部30は、レール部材112と道釘127Gとの間に挟まれるように配置される。 つまり、案内部30は、第2始動口122から見て、道釘127Gの延長線上に沿って道釘127Gの上流端側からレール部材112まで設けられる。

    そして、案内部30の移動面31は、左側端部31Lが右側端部31Rよりも低くなるように傾斜している。 従って、案内部30は、レール部材112に沿って落下してきた遊技球を移動面31によって道釘127G側に案内する。

    ここで、遊技盤110に設けられるレール部材112の付近においては、遊技球がレール部材112と遊技くぎ127との間に挟まりやすい。 レール部材112と遊技くぎ127との距離が短いほど、レール部材112と遊技くぎ127との間に遊技球が引っ掛かり難くなる。 ただし、遊技盤110に遊技くぎ127を打ち込む際、レール部材112付近においては、例えば遊技盤本体60に遊技くぎ127を打ち込む機器がぶつかるなど、レール部材112に近接させて遊技くぎ127を打ち込み難くなっている。

    これに対して、本実施の形態では、遊技盤本体60と案内部30とを一体成形しているため、レール部材112が設けられる位置に合わせて、遊技盤本体60に案内部30を予め形成することができる。 このため、レール部材112と案内部30との距離を短くし、レール部材112との間に遊技球を引っ掛かり難く構成することができる。

    また、通常、レール部材112の下側(遊技領域側)では、レール部材112自体の傾斜が緩くなる。 そのため、レール部材112の下側では、レール部材112と遊技くぎ127との間に遊技球が特に引っ掛かり易い。 そして、入賞口(本実施の形態では第2始動口122)に向けて遊技球を案内する経路を形成する必要があるが、入賞口は一般的に遊技機の下方に配置されるため、遊技球を案内する経路も下方に設けられる。 そして、本実施の形態では第2始動口122へと案内する道釘127Gの上流端に向けて遊技球を案内する案内部30をレール部材112の下方に設けることで、遊技球が引っ掛かりにくい入賞口への遊技球の流路の形成を行うことができる。

    また、本実施の形態では、図7(a)および(b)に示すように、案内部30の左側端部31Lがレール部材112の遊技領域側の面に接触または近接するように形成する。 これによって、本実施の形態では、案内部30がレール部材112の位置決めをし、さらにはレール部材112の一部を支持する。 本実施の形態では、案内部30を遊技盤本体60と一体成形し、遊技盤本体60において案内部30は比較的に強固に設けられる。 従って、案内部30は、レール部材112を安定して支持することができる。
    なお、レール部材112に対して案内部30を接触させた場合には、常に、案内部30がレール部材112を支持することができる。 また、レール部材112に対して案内部30を近接させる場合においても、例えば、遊技球の通過に伴ってレール部材112が振動したときに接触し、案内部30がレール部材112を支持することができる。

    特に、レール部材112の下方は、発射装置によって発射されたばかりの比較的に勢いのある遊技球が接触する領域である。 そして、本実施の形態のように、案内部30をレール部材112の下側に配置し、さらに案内部30の左側端部31Lを接触させることによってレール部材112をより安定して支持することが可能となる。

    さらに、図1に示すように、本実施の形態が適用される遊技盤110では、案内部30を風車128の直下に設けている。 例えば風車128の周囲においては、他の領域と比較して特に遊技球が引っ掛かり易く、いわゆるブドウ球が発生する可能性が高い。 また、風車128の下側に遊技くぎ127を配置した場合には、当初はブドウ球が発生しないように遊技くぎ127を調整していたにも関わらず、多くの遊技球の通過に伴って遊技くぎ127の角度が変わりブドウ球が発生し易くなる場合がある。
    これに対し、本実施の形態では、風車128の下側には案内部30を配置している。 案内部30は、合成樹脂製の材料によって形成される板状の部材であり、遊技球の衝突を受けては変形し難い。 そのため、本実施の形態では、案内部30と風車128との相対的な位置関係が変化し難い。 以上のように、本実施の形態では、風車128の下側に案内部30を設けることによって、ブドウ球発生などの障害を低減している。

    なお、案内部30を複数箇所に形成しても良い。 この場合、例えば、本実施の形態の案内部30の上方に更に別の案内部30を設ける。 この別の案内部30は、例えば第1始動口121に向けて遊技球を案内する遊技くぎ列の上流側に配置する。 そして、この別の案内部30によって、レール部材112に沿って遊技領域内を流下してきた遊技球を案内するように構成しても良い。
    また、この場合には、この別の案内部30のレール部材112の端がレール部材112の遊技領域側の面に接触または近接するように形成する。 これによって、案内部30と更に追加した別の案内部30とによってレール部材112を複数箇所にて位置決めおよび支持することができる。

    なお、案内部30は、内部に空間を持たせた中空部分を設ける構成を採用しても良い。 このように構成した場合、案内部30は、落下してきた遊技球を弾力的に受けることができ遊技球の落下の勢いを吸収する。 これによって、例えば内部まで合成樹脂で満たして中実に成形する場合と比較して、案内部30が遊技球の衝突を受けることによる衝撃を和らげ、案内部30の耐久を向上させることができる。

    また、案内部30は、遊技盤110の上方を向いて設けられ遊技球を案内する移動面31を有していれば良く、移動面31の反対側の部分の形状は特に限定されない。 例えば、案内部30の移動面31の反対側を遊技盤本体60の下方に向けてさらに突出させて厚みを増し、案内部30の強度を高めても良い。 また、この場合に、案内部30の移動面の反対側の厚みを増した部分をレール部材112に沿わせて形成することで、レール部材112の支持をより安定して行うようにしても良い。

    (ステージ40の構成・機能)
    図8は、本実施の形態のステージ40および侵入防止部80を説明するための図である。
    図8(a)は遊技盤本体60におけるステージ40および侵入防止部80周辺の拡大図であり、図8(b)は図8(a)に示すVIIIb−VIIIb断面図である。
    ステージ40は、背面側Bから前面側Fに向けて低くなるように傾斜したステージ主面41を有している。 また、ステージ主面41は、遊技盤本体60に形成される開口部61の下側の縁に沿って形成される。 ステージ主面41は、図8(a)に示すように、外形が波形の面であり、両端部が中央部と比較して高くなっている。 また、ステージ40は、例えば射出成形を用いて、図8(b)に示すように、遊技盤本体60と一体に成形されている。

    ステージ主面41は、両端側が他の部分と比較して高くなっている。 また、ステージ主面41は、中央凹部42C、左側凹部42Lおよび右側凹部42Rを有している。 中央凹部42Cは、本実施の形態では第1始動口121の上方に設けられる部分である。 そして、中央凹部42Cは、背面側Bから前面側Fに向けて低くなるように傾斜した凹状の溝である。 中央凹部42Cの溝の幅は、遊技球の直径を大きく超えない程度に設定している。
    また、左側凹部42Lおよび右側凹部42Rは、中央凹部42Cを挟んで左右にそれぞれ形成される。 左側凹部42Lおよび右側凹部42Rは、それぞれ湾曲した凹状に形成されている。 なお、左側凹部42Lおよび右側凹部42Rの直下には、第1始動口121が配置されていない。

    そして、ステージ40には、ステージ主面41にワープ通路45における遊技球の出口が臨むように設けられる。 ステージ40においては、ワープ通路45を通じて受けた遊技球は、ステージ主面41において転動しながら、その後に背面側Bから前面側Fへと転がってステージ主面41から落下する。 ここで、例えばステージ主面41の中央凹部42Cの位置において前面側Fへと転がる場合には、第1始動口121に入り易くなっている。 一方、ステージ主面41の左側凹部42Lや右側凹部42Rの位置において前面側Fへと転がる場合には、第1始動口121には入り難くなっている。

    ここで、本実施の形態のように第1始動口121の上方に位置するステージ40では、例えば本実施の形態のように第1始動口121と中央凹部42Cとステージ40との位置関係やステージ主面41の傾きなどによって遊技球の挙動が大きく左右される。 従って、ステージ40の遊技盤本体60に対する取り付け角度の設定や取り付け位置の設定を慎重に行う必要がある。 そして、本実施の形態では、ステージ40を遊技盤本体60に予め一体成形しており、ステージ40を別部材にて構成し遊技盤本体60に組み付ける場合と比較して、遊技盤本体60に対するステージ40の位置関係を安定して定めることができる。

    また、ステージ40は、ステージ主面41が背面側Bから前面側Fに向けて傾斜している。 ここで、本実施の形態では、射出成形において、遊技盤本体60の背面側Bの面と遊技盤本体60の前面側Fの面に対応する一組の型を用いる。 このような型を用いて射出成形を行った場合、前面側Fと背面側Bに向けて型開きを行う。 従って、この型開きの方向に対して、ステージ主面41が傾斜していることとなる。 即ち、ステージ40が形成される部分においては、所謂抜き勾配が形成されることとなる。 従って、本実施の形態の遊技盤本体60の製造においては、型抜きが容易になり、型抜け不良による成形品の欠損が抑制される。
    以上のように、ステージ40は、射出成形による一体成形による製造方法を十分に活かすことができる構成部品となっている。 そして、本実施の形態では、ステージ40を遊技盤本体60に一体成形することによって、製造効率の低下を抑制している。

    (侵入防止部80)
    侵入防止部80は、壁部81と壁部81から前面側Fへと延びる鍔部82とを有している。 本実施の形態では、図8(b)に示すように、壁部81は、ステージ主面41の背面側Bにて上方に向けて立ち上がるように延びて形成される。 そして、鍔部82は、壁部81の上端側にて背面側Bから前面側Fに向けて延びて設けられる。 鍔部82は、前面側Fが透明板159の近傍に達するように設定されている。
    そして、侵入防止部80は、遊技者が前面側Fから背面側Bに設けられる画像表示部114などの演出部を見ることができるように透明に構成している。 なお、侵入防止部80は、本実施の形態ではステージ40を介して、遊技盤本体60と一体に形成されている。 また、侵入防止部80についても、遊技盤本体60を製造する際に射出成形によって形成される。

    本実施の形態では、ステージ40の背面側Bには、画像表示部114や可動役物115が設けられている。 ステージ40の背面側Bへと遊技球が入り込んでしまうと、例えば画像表示部114に接触して傷ついたり可動役物115に侵入して動作を止めてしまったりする可能性がある。 これに対して、本実施の形態の侵入防止部80は、壁部81によって、例えばステージ40における遊技球が背面側Bへと向かうのを抑制する。 また、鍔部82によって、例えば、ステージ上にて跳ねた遊技球がステージ40を越えて背面側Bへと向かうのを防止する。

    なお、図8に示すように、本実施の形態では、侵入防止部80は、ステージ40に連続して形成されているが、これに限定されるものではない。 例えば、ステージ40を設けない構成であれば、ステージ40を介さずに、遊技盤本体60に侵入防止部80を一体に形成すれば良い。

    続いて、図8を参照しながら説明した侵入防止部80の変形例である第2の侵入防止部280について説明する。
    (第2の侵入防止部280)
    図9は、本実施の形態の第2の侵入防止部280を説明するための図である。
    なお、図9(a)は、第2の侵入防止部280を有する遊技盤本体60を前面側Fから見た図であり、図9(b)は、図9(a)に示すIXb−IXb断面図である。
    第2の侵入防止部280は、図9(a)に示すように、画像表示部114や可動役物115(図1参照)などの演出部と対向する位置に面的に形成する。 第2の侵入防止部280は、遊技者が前面側Fから背面側Bに設けられる画像表示部114などの演出部を見ることができるように透明に構成している。 第2の侵入防止部280は、一般的な遊技機の遊技盤において、画像表示部が設けられる位置に対向する開口部(本実施の形態では図6に示すように遊技盤本体60の開口部61)を埋めるようにして形成される面状の部位である。

    第2の侵入防止部280の厚みは、図9(b)に示すように、例えば遊技領域形成部分65よりも薄肉に形成する。 また、第2の侵入防止部280の厚みは、遊技球の衝突を受けた場合であっても破損しない程度の強度を有するように設定している。
    そして、第2の侵入防止部280は、例えば射出成形を用いて、図9(b)に示すように、遊技盤本体60と一体に形成している。

    以上のように構成される第2の侵入防止部280は、遊技盤本体60の前面側Fに形成される遊技領域111を流下する遊技球が、遊技盤本体60の背面側Bへと向かうのを防止することができる。

    なお、図9に示すように、第2の侵入防止部280は、面状に設けられているが、下方にステージを形成するような場合や、上方に何らかの部材を設けるような場合には、一部に開口が設けられていても構わない。 また、第2の侵入防止部280は、例えば上側半分には形成せずに、下側半分のみに形成するように構成しても良い。

    以上のように、本実施の形態では、案内部30、ステージ40、侵入防止部80、第2の侵入防止部280などの部材を遊技盤本体60と一体成形することによって、パチンコ遊技機100の構成部品の部品点数の増加を抑制しながら、各種機能を実現することができる。

    30…案内部、40…ステージ、60…遊技盤部材、80…侵入防止部、100…パチンコ遊技機、280…第2の侵入防止部

    上記の目的を達成する本発明は、 遊技球が打ち込まれて遊技が行われる遊技領域111を有する遊技機100において、表面に遊技領域111が形成される合成樹脂製の遊技板60と、遊技領域111に設けられ遊技球が入賞する入賞口(121,122)と、遊技板60とは別体にて構成されて遊技板60に取り付けられ、遊技球を発射する発射装置によって打ち込まれる遊技球を遊技領域111に向けて案内する発射レールと、入賞口(121,122)の方向に遊技球を案内する遊技くぎ群からなる道釘127Gと、遊技板60と一体成形され、道釘127Gの上流側に位置し、発射レールの遊技領域111側の面に沿った形状を有する形状部が遊技領域111側の面に接触または近接して設けられ、発射レールの遊技領域111側に沿って流下する遊技球を道釘127Gに向けて案内する案内部と、を備えることを特徴とする遊技機100である。

    ここで、案内部30は、遊技板60の表面から遊技者側に向けて突出した板形状を有する部材であって中空状に形成されていることを特徴とすることができる。
    また、遊技板60と案内部30とは、射出成形によって一体成形されることを特徴とすることができる。

    また、上記の目的を達成する本発明は、遊技球が打ち込まれて遊技が行われる遊技領域111を有する遊技機100において、表面に遊技領域111が形成される合成樹脂製の遊技板60と、遊技領域111に設けられ遊技球が入賞する入賞口(121,122)と、遊技板60とは別体にて構成され遊技板60に取り付けられて、遊技球を発射する発射装置によって打ち込まれる遊技球を遊技領域111に向けて案内する発射レールと、入賞口(121,122)の方向に遊技球を案内する遊技くぎ群からなる道釘127Gと、射出成形によって遊技板60と一体成形され、遊技板60の表面から遊技者側に向けて突出した板形状を有する部材であって、発射レールの遊技領域111側の面に沿った形状を有する形状部が遊技領域111側の面に接触または近接して設けられるとともに、道釘127Gの上流側に位置して発射レールの遊技領域111側に沿って流下する遊技球を道釘127Gに向けて案内する案内部30と、を備えることを特徴とする遊技機100。

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