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脂肪酸化合物、その製造方法及びその用途

阅读:950发布:2024-02-03

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脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩であって、 前記脂肪酸化合物は、一般式IIで示す構造を有し、 ここで、R1およびR2はそれぞれ個別にH、C1〜C4アルキル又はフェニルであり、 R3、R4、R5およびR6はそれぞれ個別にC1〜C4アルキル又はフェニルであり、 又は、R5及びR6は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルキルを形成するか、又は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルケニルを形成し、 又は、R3及びR4は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルキルを形成するか、又は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルケニルを形成し、 m、nはそれぞれ個別に1、2、3、4、5又は6であり、 二重結合は、シス又はトランスである。前記脂肪酸化合物は、下記の化合物から選択される、ことを特徴とする請求項1に記載の脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩。請求項1に記載の脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩の製造方法であって、 (1)置換用の酢酸エチルA1とジブロモアルカンA2とを、リチウムジイソプロピルアミド及び有機溶媒の存在下で縮合させて、中間体A3を取得し、同じ条件下で、A1を で置換して、A2と反応させてA4を取得することと、 (2)同当量のA3及びA4とp−トルエンスルホニルメチルイソシアニドとを、NaH、ヨウ化テトラブチルアンモニウム、ジメチルスルホキシドが存在する条件下で反応させて、化合物A5を取得することと、 (3)濃塩酸でA5のシアン化素を除去し、p−トルエンスルホン酸と反応させて、A6を取得することと、 (4)A6をアルカリ条件下で脱エステル化し、希塩酸で酸性化してA7を取得することと、 (5)A7をさらに水素化ホウ素ナトリウムで酸性化してA8を取得することと、 (6)A8を、触媒下で、p−トルエンスルホン酸のトルエン溶液中で還流させて、化合物A9又はA10を取得することと、 を含み、 R3、R4、R5、R6、n及びmに対する定義は、請求項1と同じである、脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩の製造方法。請求項1に記載の脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩の製造方法であって、 (1)ナトリウムアセチリドA11とブロモA12とを、DMF中で反応させて、中間体A13を取得することと、 (2)A13アルキニル化合物と臭素化物質A2とを、n−ブチルリチウム及びヘキサメチルリン酸トリアミドの条件下で縮合させて、中間体A14を取得することと、 (3)中間体A14を、有機溶媒中で臭化リチウムで還流させて、中間体A15に変換させることと、 (4)A15とA16又はA17とを、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)下で縮合させて、中間体A18を取得することと、 (5)A18を水素化して、中間体A19を取得することと、 (6)A19をアルカリ性条件下で脱エステル化し、希塩酸で酸性化してA20を取得することと、 を含み、 R3、R4、R5、R6、m及びnに対する定義は、請求項1と同じである、脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩の製造方法。中間体A15は、 (1)1−アルキニル−オール化合物A21から、ピリジンp−トルエンスルホネート(PPTS)と2−テトラヒドロピラン(THP)との存在下で、中間体A23を取得し、1−ヒドロキシル−ブロモ化物A22から、ピリジンp−トルエンスルホネートと2−テトラヒドロピラン(THP)との存在下で、中間体A24を取得するステップと、 (2)A23とA24とを、N−ブチルリチウム及びHMPAの条件下で縮合させて、中間体A25を取得するステップと、 (3)A25は、p−トルエンスルホン酸(TsOH)と有機溶媒との存在下で、脱保護されて、中間体A26が取得するステップと、 (4)A26を、四臭化炭素及びトリフェニルホスフィン(PPh3)を用いて、中間体A15に変換するステップと、 により製造され、m及びnに対する定義は、請求項1と同じである、請求項4に記載の脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩の製造方法。請求項1に記載の脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩の製造方法であって、 (1)中間体A18とピナコールボレートとは、トリフェニルホスフィン白金の触媒下で、中間体A26’を生成することと、 (2)A26’とヨウ化物R1I又はR2Iとをカップリングさせて、中間体A27を取得することと、 (3)A27は、アルカリ性条件下で脱エステル化され、希塩酸を経て一般式IIの化合物が取得されることと、 を含み、 ここで、R3、R4、R5、R6、m及びnに対する定義は、請求項1と同じである、脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩の製造方法。請求項1又は請求項2に記載の脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩の、肥満又は糖尿病の治療用の医薬物の製造における使用。肥満又は糖尿病等の治療用の医薬組成物であって、 請求項1又は請求項2に記載の脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩の一種類又は複数種類を、活性成分、及び薬学的に許容される補助材料として含有する、肥満又は糖尿病等の治療用の医薬組成物。

说明书全文

本発明は、医薬品化学の分野に関し、脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩及びその製造方法、並びに当該類の化合物を含有する医薬組成物に関する。当該類の化合物は、ヒトHepG2肝癌細胞におけるAMPKを活性化し、C57b1/6jマウスの初代肝細胞グルコースの出を阻害する活性を有し、肥満及び糖尿病等の疾患の治療用の医薬物の製造に利用することができる。

糖尿病(dIabetes mellItus)は、膵島機能の低下、インスリン抵抗性等の要因による一連の代謝異常症候群であり、遺伝的要因、免疫不全及び精神的要因のいずれによっても、糖尿病を引き起こす可能性がある。2011年の世界保健機関(WHO)の統計によると、世界中の糖尿病患者数は既に3億6,600万人に達し、糖尿病は、心血管疾患及び悪性腫瘍を除いて、3番目に重大な病気になっている。中国は世界最大の糖尿病国となり、罹患率は9.7%であって、既に世界平均を上回り、患者総数は9,240万に達して、世界の最前線である。

現在、メトホルミン、スルホニルウレア類、DPP−4阻害剤、PPARγアゴニスト、αグルコシダーゼー阻害剤、インスリン及びGLP−1類似体等を含む2型糖尿病治療用の薬物がたくさんある。しかしながら、既存の医薬物は効果が顕著ではなく、作用持続時間が短く、いくつかの医薬物は、低血糖症、体重増加、浮腫、骨折、乳酸アシドーシス、及び胃腸の不快感等の副作用を有している。

アデノシン一リン酸活性化タンパク質キナーゼ(AMPK)は、体内の糖脂質代謝において主導的役割を果たし、細胞内のエネルギー状態の変化を反映するエネルギーメーター及び代謝主スイッチである。AMPK活性化は、2型糖尿病のグルコース及び脂質代謝の障害を有意に改善し、体内のインスリン感受性を高め、2型糖尿病を治療できる2型糖尿病の新たな標的として確認されている。低血糖及び脂質低下作用を有するメトホルミン、TZDs類及びベルベリン等の臨床薬は、細胞レベルでAMPKを活性化できることが証明され、AMPKを抗糖尿病薬の新たな標的とするために基礎を築いている。

本発明者らは、脂肪酸化合物を設計且つ合成し、これら化合物は、細胞レベルでAMPKを有意に活性化する能力と、マウス初代肝細胞のグルコースの出力を阻害する能力とを有する。ここで、一部の化合物は、非常に良好なAMPKを活性化する活性を有し、細胞レベルで濃度勾配がAMPK、ACCのリン酸化に対する刺激に依存することを有意に示し、化合物の多くは、糖出力に対して有意な阻害効果を有し、糖尿病の治療薬として良好な開発可能性を有する。

本発明者らは、脂肪酸化合物を設計且つ合成し、これら化合物は、APMKを活性化する活性と、マウス初代肝細胞のグルコースの出力を阻害する能力とを有する。一般式I〜IVで示す化合物は、AMPKを活性化する活性を有し、用量に依存して、HepG2細胞におけるAMPK及びACCのリン酸化を有意に促進することができ、糖出力に対して有意な阻害効果を有する。

従って、本発明の目的は、新型のAMPKを活性化する活性を有する脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩を提供することである。

本発明の他の目的は、このようなAMPK活性化する活性を有する脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩の製造方法を提供することである。

本発明の更に他の目的は、AMPK活性化する活性を有する脂肪酸化合物の医薬組成物を提供することであり、当該組成物は、治療に有効な量の本発明に係る脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩を含有して、活性成分及び薬学的に許容される補助材料とする。

本発明のさらなる目的は、AMPK活性剤としての医薬物の製造における当該脂肪酸化合物又はその薬学的に許容される塩及びその医薬組成物の用途を提供し、特に、肥満又は糖尿病の治療用の医薬物の製造における用途を提供することである。

本発明で示す脂肪酸化合物は、下記の一般式Iで示す化合物であって、

ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6はそれぞれ個別にH、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルケニル、C1〜C4アルキニル、C3〜C7シクロアルキル、C3〜C7シクロアルケニル、フェニル又はベンジルであって、R1、R2、R3、R4、R5、R6はそれぞれ個別にH、C1〜C3アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルケニル又はフェニルであることが好ましく、

又は、R1及びR2は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルキルを形成するか、又は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルケニルを形成し、

又は、R3及びR4は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルキルを形成するか、又は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルケニルを形成し、

又は、R5及びR6は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルキルを形成するか、又は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルケニルを形成し、

m、nはそれぞれ個別に1、2、3、4、5又は6であって、2、3、4又は5であることが好ましく、

Y1及びY2はそれぞれ個別に−OH、−COOH、−COOR7、−SO3H、−SO2NHR、−PO(OH)OEt、−CONHCN、

であり、ここで、R7はメチル又はエチルであり、Rはメチル又はエチルであり、好ましくは、Y1及びY2はそれぞれ個別に−COOHであり、

は、二重結合又は単結合を示し、

二重結合は、シス又はトランスである。

本発明では以下のように定義する。上記アルキルは、直鎖状又は分岐状のアルキルを含み、上記アルケニルは、直鎖状又は分岐状のアルケニルである。

好ましい実施形態において、本発明で示す脂肪酸化合物は、下記の一般式IIで示す化合物であって、

ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6はそれぞれ個別にH、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルケニル、C1〜C4アルキニル、C3〜C7シクロアルキル、C3〜C7シクロアルケニル、フェニル又はベンジルであって、R1、R2、R3、R4、R5、R6はそれぞれ個別にH、C1〜C3アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルケニル又はフェニルであることが好ましく、R1及びR2は、Hであって、R3、R4、R5、R6はそれぞれ個別にH、C1〜C3アルキル又はフェニルであることが更に好ましく、

又は、R5及びR6は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルキルを形成するか、又は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルケニルを形成し、

又は、R3及びR4は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルキルを形成するか、又は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルケニルを形成し、

m、nはそれぞれ個別に1、2、3、4、5又は6であって、2、3、4又は5であることが好ましく、

二重結合は、シス又はトランスである。

他の好ましい実施形態において、本発明で示す脂肪酸化合物は、下記の一般式IIIで示す化合物であって、

ここで、R3、R4、R5、R6はそれぞれ個別にH、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルケニル、C1〜C4アルキニル、C3〜C7シクロアルキル、C3〜C7シクロアルケニル、フェニル又はベンジルであって、R3、R4、R5、R6はそれぞれ個別にH、C1〜C3アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルケニル又はフェニルであることが好ましく、

又は、R5及びR6は、これらに隣接するCとともにC3〜C7シクロアルキルを形成するか、又は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルケニルを形成し、

又は、R3及びR4は、これらに隣接するCとともにC3〜C7シクロアルキルを形成するか、又は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルケニルを形成し、

m、nはそれぞれ個別に1、2、3、4、5又は6であって、2、3、4又は5であることが好ましい。

他の好ましい実施形態において、本発明で示す脂肪酸化合物は、下記の一般式IVで示す化合物であって、

ここで、R3、R4、R5、R6はそれぞれ個別にH、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルケニル、C1〜C4アルキニル、C3〜C7シクロアルキル、C3〜C7シクロアルケニル、フェニル又はベンジルであって、R3、R4、R5、R6はそれぞれ個別にH、C1〜C3アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルケニル又はフェニルであることが好ましく、

又は、R5及びR6は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルキルを形成するか、又は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルケニルを形成し、

又は、R3及びR4は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルキルを形成するか、又は、これらに隣接する炭素原子とともにC3〜C7シクロアルケニルを形成し、

m、nはそれぞれ個別に1、2、3、4、5又は6であって、2、3、4又は5であることが好ましく、

pは1、2又は3であって、2であることが好ましい。

本発明で示すAMPKを活性化する活性を有する脂肪酸化合物は、最も好ましくは、下記の化合物である。

本発明に係る一般式I〜IVで示す化合物又はその薬学的に許容される塩は、常用の有機化学反応で製造される。一般式I〜IIIで示す化合物は、下記のルートで実現することが可能である。

ルート1:

(1)置換用の酢酸エチルA1とジブロモアルカンA2とを、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)及び有機溶媒の存在下で縮合させて、中間体A3を取得する。同じ条件下で、A1を

で置換して、A2と反応させてA4を取得する。前記有機溶媒は、テトラヒドロフラン(THF)であることが好ましい。

(2)同当量のA3及びA4とp−トルエンスルホニルメチルイソシアニドとを、NaH、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(TBAI)、ジメチルスルホキシド(DMSO)が存在する条件下で反応させて、化合物A5を取得する。

(3)濃塩酸でA5のシアン化素を除去し、p−トルエンスルホン酸と反応させて、A6を取得する。反応は有機溶媒下で行われ、有機溶媒はジクロロメタン(DCM)であることが好ましい。

(4)A6をアルカリ条件下で脱エステル化し、希塩酸で酸性化してA7を取得し、前記アルカリ性条件はKOHであることが好ましく、前記脱エステル化の反応はエタノールのような有機溶媒の存在下で行うことが好しい。

(5)A7をさらに水素化ホウ素ナトリウムで酸性化してA8を取得する。

(6)A8を、触媒下で、p−トルエンスルホン酸のトルエン溶液中で還流させて、化合物A9又はA10を取得する。

ルート2:

(1)ナトリウムアセチリドA11とブロモA12とを、DMF中で反応させて、中間体A13を取得する。

(2)A13アルキニル化合物と臭素化物質A2とを、n−ブチルリチウム及びヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPA)の条件下で縮合させて、中間体A14を取得する。

(3)中間体A14を、有機溶媒中で臭化リチウムで還流させて、中間体A15に変換させ、前記有機溶媒はアセトンであることが好ましい。

(4)A15とA16又はA17とを、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)下で縮合させて、中間体A18を取得する。

(5)A18を水素化して、中間体A19を取得する。

(6)A19をアルカリ性条件下で脱エステル化し、希塩酸で酸性化してA20を取得し、前記アルカリ性条件はKOHであることが好ましく、前記脱エステル化の反応はエタノールのような有機溶媒の存在下で行うことが好しい。

ルート2の中間体A15は更にルート3で製造できる。

ルート3:

(1)1−アルキニル−オール化合物A21から、ピリジンp−トルエンスルホネート(PPTS)と2−テトラヒドロピラン(THP)との存在下で、中間体A23を取得し、1−ヒドロキシル−ブロモ化物A22から、ピリジンp−トルエンスルホネートと2−テトラヒドロピラン(THP)との存在下で、中間体A24を取得する。

(2)A23とA24とを、N−ブチルリチウム及びHMPAの条件下で縮合させて、中間体A25を取得する。

(3)A25は、p−トルエンスルホン酸(TsOH)と有機溶媒との存在下で、脱保護されて、中間体A26が取得され、前記有機溶媒はメタノールであることが好ましい。

(4)A26を、四臭化炭素及びトリフェニルホスフィン(PPh3)を用いて、中間体A15に変換する。

ルート1〜3において、反応式におけるR3、R4、R5、R6、n及びmに対する定義は、上記と同じである。

一般式IIで示す化合物は、下記のルート4で実現できる。

ルート4:

(1)中間体A18とピナコールボレートとは、トリフェニルホスフィン白金の触媒下で、中間体A26を生成する。

(2)A26とヨウ化物R1I又はR2Iとをカップリングさせて、中間体A27を取得する。

(3)A27は、アルカリ性条件下で脱エステル化され、希塩酸を経て一般式IIの化合物が取得される。

ここで、R3、R4、R5、R6、m及びnに対する定義は、上記と同じである。

一般式IIIで示す化合物は、下記のルート5で製造できる。

ルート5:

中間体A20にヨウ化メチル及びエチル亜鉛試薬を添加して、中間体A28を取得し、A28はアルカリ性条件下で脱エステル化され、希塩酸を経て一般式IIIの化合物を取得される。

ここで、R3、R4、R5、R6、m及びnに対する定義は、上記と同じである。

一般式IVで示す化合物は、下記のルート6で実現できる。

ルート6:

(1)最初に、化合物A29をブロモオレフィン中間体A30に変換する。

(2)中間体A30を、ヨウ化カリウムとヨウ化第一銅との条件下で中間体A31に変換する。

(3)A31を、さらにホウ素試薬A32及びA33とカップリングさせて、中間体A34を取得する。

(4)A34をアルカリ性条件下で脱エステル化し、希塩酸で酸性化して一般式IVの化合物を取得し、前記アルカリ性条件はKOHであることが好ましく、前記脱エステル化の反応はエタノールのような有機溶媒の存在下で行うことが好しい。

ここで、R3、R4、R5、R6、m、n及びpに対する定義は、上記と同じである。

本発明で提供するAMPKを活性化する活性化合物は、細胞レベル及び全動物レベルで糖脂質代謝を改善し、肥満又は糖尿病の治療用の医薬物の製造に利用できる。

本発明は、肥満又は糖尿病等の治療用の医薬組成物を提供し、当該組成物は、治療に有効な量の一般式Iで示す化合物その薬学的に許容される塩の一種類又は複数種類を、例えば、分散剤、賦形剤、崩壊剤、酸化防止剤、甘味剤、コーティング剤等のような、活性成分、及び薬学的に許容される補助材料として含有する。当該組成物は、医薬分野における従来の調製方法に従って製造することが可能であり、例えば、錠剤、被覆錠剤、カプセル剤、散剤等のような従来の剤形に調製することが可能である。

図1は、ヒトHepG2肝癌細胞におけるAMPKリン酸化を促進する化合物のヒストグラムであった。

図2は、ヒトHepG2肝癌細胞におけるACCリン酸化を促進する化合物のヒストグラムであった。

図3は、マウス初代肝細胞からの糖出力を阻害する化合物のヒストグラムであった。

以下、具体的な実施例と組み合わせて、本発明を更に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。

化合物の製造実施例 下記の製造実施例において、NMRは、VarIan製のMercury−Vx 300M装置で測定され、NMR較正は、δH 7.26ppm(CDCl3)であった。質量分析は、AgIlent 1200Quadrupole LC/MS液体クロマトグラフィーを用いて測定された。試薬は主に、上海化学試薬社から提供された。TLC薄層クロマトグラフィーシリカゲルプレートは、山東煙台会友シリコーン開発有限会社で製造され、モデルはHSGF 254であった。化合物精製用の順相カラムクロマトグラフィーシリコーンは、山東青島海洋化工場で製造され、モデルはzcx−11であって、200〜300メッシュであった。

製造実施例1 1−(5−(6−オキソ−7−ヘテロ[4.8]トリデック−8−イル)ペンチル)シクロペンタンカーボネート(化合物5)

(1)1−(5−ブロモペンチル)シクロペンタンメチルカーボネート(化合物B3)

アルゴンガスの雰囲気で、1.28g(10mmol)エチルシクロペンチルカルボキシレートと2.49g(11mmol)1,5−ジブロモペンタンとを反応瓶へ添加し、50mLテトラヒドロフランで溶解させ、0℃まで冷却させた後、LDA(0.467mmol)を約1時間ゆっくり滴下し、添加した後に室温で一晩放置し、翌日にTLCで反応の完了を監視した。飽和塩化アンモニウム溶液を添加して反応を終了させ、酢酸エチルで3回抽出し、有機相を飽和食塩水で洗った後に、無水Na2SO4で乾燥させ、減圧下で回転で溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE:EA(体積比)=100:1であり、ライトイエローの液体である1.7gの化合物B3が得られ,収率は62%であった。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ3.63(s,3H),3.36(t,2H),2.05−2.09(m,2H),1.78−1.83(m,2H),1.54−1.60(m,6H),1.35−1.44(m,4H),1.18−1.21ppm(m,2H)。

(2)6−カルボニル−ウンデカン−1,11−メチルジシクロペンタンカルボキシレート(化合物B4)

アルゴンガスの雰囲気で、化合物B3(1.7g,6.2mmol)、p−トルエンスルホニルメチルイソシアニド(0.64g,3.1mmol)及びヨウ化テトラブチルアンモニウム(0.23g,0.62mmol)を10mLのDMSO中に溶解させ、0℃まで冷却させた後に水素化ナトリウム(60%)(0.3g,7.4mmol)を幾つかの回数に分けて添加し、添加した後に室温で一晩放置し、翌日にTLCで反応の完了を監視した。水を添加して反応を終了させ、ジクロロメタンで3回抽出し、有機相を飽和食塩水で洗った後に、無水Na2SO4で乾燥させ、減圧下で回転と蒸発で溶媒を除去して、粗生成物を取得した。直接に次の反応を行った。粗生成物へ20mLのDCMを添加した後、4mLの濃塩酸を添加し,室温で1時間攪拌し、水を添加して希釈させ、その後、ジクロロメタンで3回抽出し、有機相を飽和食塩水で洗った後に、無水Na2SO4で乾燥させ、減圧下で回転と蒸発で溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE:EA(体積比)=30:1であり、ライトイエロー液体である850mgの化合物B4が得られ,収率は65%であった。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ3.63(s,6H),2.33(t,4H),2.04−2.09(m,4H),1.52−1.58(m,16H),1.40−1.52(m,4H),1.17−1.23ppm(m,8H)。

(3)6−カルボニル−ウンデカン−1,11−ジシクロペンタンカルボン酸(化合物B5)

化合物B4(422mg,1mmol)を10mLエタノール中に溶解させ、KOH(500mg,8.9mmol)の水溶液(2mL)を添加し、3時間加熱で還流させ、TLCで反応の完了を監視した。反応液を冷却した後に、ほとんどのエタノールを回転と蒸発で除去し、水を添加して希釈させ、その後、DCMで抽出して少量の不純物を除去した。2N HCl を添加して酸性に調整し、ジクロロメタンで3回抽出し、有機相を飽和食塩水で洗い、無水Na2SO4で乾燥させ、減圧下で回転で溶媒を除去して、粗生成物300mgを取得した。直接に次の反応を行った。

(4)6−ヒドロキシ−ウンデカン−1,11ジシクロペンタンカルボン酸(化合物B5)

化合物B5(366mg,1mmol)を10mLメタノール中に溶解させ、0℃まで冷却させた後に、水素化ナトリウム(76mg,2mmol)を添加して、0.5h攪拌し、また、304mg(8mmol)の硼水素化ナトリウムを幾つかの回数に分けて添加し,添加した後に室温で1h攪拌し、TLCで反応の完了を監視した。水を添加して希釈させ、2N HClを添加して酸性に調整し、ジクロロメタンで3回抽出し、有機相を飽和食塩水で洗い、無水Na2SO4で乾燥させ、減圧下で回転で溶媒を除去して、カラムクロマトグラフィーで分離させ、DCM:MeOH(体積比)=50:1〜20:1であり、320mgのB6が取得され,収率は87%であった。

1H NMR(300MHz,CDCl3)δ3.56−3.58(m,1H),2.10−2.15(m,4H),1.62−1.68(m,16H),1.45−1.52(m,8H),1.17−1.23ppm(m,8H)。

(5)1−(5−(6−オキソ−7−ヘテロ[4.8]トリデック−8−イル)ペンチル)シクロペンタンカーボネート(化合物5)

化合物B6(40mg,0.22mmol)を80mLトルエンで溶解させ、30mgのp−トルエンスルホン酸を添加し、2日間還流させた後、TLCで反応の完了を監視した。減圧下で回転で溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィーで分離させ、DCM:MeOH(体積比)=100:1であり、30mgの化合物B7が取得され、収率は85%であった。

1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.33−5.34(m,1H),2.15−2.17(m,4H),1.97−2.09(m,4H),1.62−1.64(m,12H),1.40−1.49(m,6H),1.26−1.29ppm(m,10H)。

同じ方法で、以下の化合物を取得した。

エチルイソプロピレートで反応物B1を代えて化合物1を取得した。

1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.34−5.36(m,2H),1.95−1.98(m,4H),1.50−1.55(m,4H),1.21−1.42(m,10H),1.18ppm(s,12H)。

エチルイソプロピレートで反応物B1を代え、1,6−ジブロモヘキサンで反応物B2を代えて、化合物2を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.34−5.35(m,2H),1.96−1.98(m,4H),1.50−1.52(m,4H),1.21−1.42(m,14H),1.17ppm(s,12H)。

エチルイソプロピレートで反応物B1を代え、1,4−ジブロモブタンで反応物B2を代えて、化合物3を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.29−5.38(m,2H),1.92−1.95(m,4H),1.43−1.52(m,4H),1.21−1.42(m,6H),1.13ppm(s,12H)。

エチルイソプロピレートで反応物B1を代え、1,7−ジブロモヘプタンで反応物B2を代えて、化合物4を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.34−5.35(m,2H),1.94−1.95(m,4H),1.48−1.52(m,6H),1.21−1.42(m,16H),1.17ppm(s,12H)。

1,6−ジブロモヘキサンで反応物B2を代えて、化合物6を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.33−5.34(m,2H),2.12−2.16(m,4H),1.94−2.02(m,4H),1.62−1.64(m,12H),1.40−1.49(m,6H),1.26−1.29ppm(m,12H)。

1,4−ジブロモブタンで反応物B2を代えて、化合物7を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.33−5.42(m,2H),2.14−2.18(m,4H),1.96−1.99(m,4H),1.62−1.64(m,10H),1.40−1.49(m,6H),1.26−1.29ppm(m,6H)。

1,7−ジブロモヘプタンで反応物B2を代えて、化合物8を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.33−5.36(m,2H),2.12−2.16(m,4H),1.96−1.99(m,4H),1.62−1.64(m,12H),1.40−1.49(m,6H),1.26−1.29ppm(m,16H)。

2−フェニル−プロピオン酸エチルエステルで反応物B1を代えて、化合物9を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ7.26−7.36(m,10H),5.34−5.36(m,2H),2.02−2.22(m,4H),1.86−2.03(m,4H),1.54(s,6H),1.22−1.42(m,10H)。

エチルシクロヘキシルカルボキシレートで反応物B1を代えて、化合物10を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.32−5.34(m,2H),2.06−2.09(m,4H),1.94−1.98(m,4H),1.45−1.65(m,10H),1.15−1.45(m,18H),0.88−0.96ppm(m,2H)。

エチルシクロブチレートで反応物B1を代えて、化合物10を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.32−5.34(m,2H),2.43−2.45(m,4H),1.96−1.99(m,4H),1.81−1.92(m,10H),1.76−1.1.82(m,4H),1.25−1.36ppm(m,8H)。

化合物12 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.34−5.36(m,2H),2.36−2.43(t,4H),1.96−2.05(m,4H),1.53−1.65(m,4H),1.22−1.40(m,10H)。

エチルシクロブチレートで反応物B1を代え、1,6−ジブロモヘキサンで反応物B2を代えて、化合物13を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.33−5.35(m,2H),2.43−2.45(m,4H),1.96−1.99(m,4H),1.81−1.92(m,10H),1.75−1.1.82(m,4H),1.11−1.28ppm(m,12H)。

2−メチル酪酸メチルで反応物B1を代えて、化合物14を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.33−5.35(m,2H),1.96−2.02(m,4H),1.60−1.78(m,4H),1.38−1.58(m,4H),1.22−1.40(m,8H),1.11(s,6H),0.85ppm(t,6H)。

エチルシクロペンタンカルボキシレートで反応物B1を代え、1,6−ジブロモヘキサンで反応物B2を代えて、化合物15を取得した。

1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.60(S,4H),5.32−5.34(m,2H),2.88−2.94(d,J=16Hz,4H),2.27−2.32(d,J=16Hz,4H),1.94−1.96(m,4H),1.67−1.72(m,4H),1.19−1.38ppm(m,18H)。

エチルシクロペンタンカルボキシレートで反応物B1を代えて、化合物16を取得した。

1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.60(S,4H),5.32−5.34(m,2H),2.88−2.93(d,J=16Hz,4H),2.27−2.32(d,J=16Hz,4H),1.96−1.99(m,4H),1.67−1.73(m,4H),1.25−1.38ppm(m,14H)。

2−フェニル−プロピオン酸エチルエステルで反応物B1を代え、1,6−ジブロモヘキサンで反応物B2を代えて、化合物17を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ7.26−7.40(m,10H),5.34−5.36(m,2H),2.02−2.22(m,4H),1.86−2.03(m,4H),1.55(s,6H),1.18−1.42(m,14H)。

2−フェニル−プロピオン酸エチルエステルで反応物B1を代え、1,7−ジブロモヘプタンで反応物B2を代えて、化合物18を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ7.23−7.38(m,10H),5.34−5.36(m,2H),2.02−2.22(m,4H),1.86−2.03(m,4H),1.55(s,6H),1.18−1.42(m,18H)。

2−メチル酪酸メチルで反応物B1を代え、1,6−ジブロモヘキサンで反応物B2を代えて、化合物19を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.33−5.35(m,2H),1.96−2.02(m,4H),1.58−1.78(m,4H),1.38−1.58(m,4H),1.22−1.40(m,14H),1.11(s,6H),0.86ppm(t,6H)。

2−メチル酪酸メチルで反応物B1を代え、1,7−ジブロモヘプタンで反応物B2を代えて、化合物20を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.33−5.35(m,2H),1.96−2.02(m,4H),1.58−1.70(m,4H),1.38−1.50(m,4H),1.22−1.40(m,18H),1.11(s,6H),0.86ppm(t,6H)。

エチルシクロヘキシルカルボキシレートで反応物B1を代え、1,6−ジブロモヘキサンで反応物B2を代えて、化合物21を取得した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.32−5.34(m,2H),2.04−2.05(m,4H),1.94−1.98(m,4H),1.45−1.65(m,12H),1.15−1.45(m,22H)。

エチルシクロヘキシルカルボキシレートで反応物B1を代え、1,7−ジブロモヘプタンで反応物B2を代えて、化合物22を取得した。

1H NMR(300MHz,CDCl3)δ5.32−5.34(m,2H),2.04−2.08(m,4H),1.96−2.01(m,4H),1.45−1.65(m,12H),1.23−1.45(m,26H)。

製造実施例2 (Z)−2,2,14,14−テトラメチル−−7−アルケニル−ペンタデカン二酸の製造(化合物24)

(1)2−(ヘキス−5−イニルオキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(B8)の製造

化合物5−アルキン−1−ヘキサノール(9g,91mmol)及びp−トルエンスルホン酸ピリジン塩(25.1g,100mmol)を100mLのDCM中に溶解させ、テトラヒドロピラン(12.5mL,126mmol)を添加して、室温で一晩攪拌した。TLCで反応の完了を監視した。ほとんどのDCMを除去して、約30mLを残し、約100mLのエーテルを添加して0.5h攪拌し、固体を濾過して、固体へエーテルを添加して一回洗い、濾過液を濃縮して、カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA(体積比)=50/1であり、18gの油状物質である生成物B8が取得され、収率>100%であった。

(2)2−(5−ブロモペンチル)テトラヒドロ−2H−ピラン(B9)の製造

化合物5−ブロモ−1−ペンタノール(15.1g,91mmol)及びp−トルエンスルホン酸ピリジン塩(25.1g,100mmol)を100mLのDCM中に溶解させ、テトラヒドロピラン(12.5mL,126mmol)を添加して、室温で一晩攪拌した。TLCで反応の完了を監視した。ほとんどのDCMを除去して、約30mLを残し、約100mLのエーテルを添加して0.5h攪拌し、固体を濾過して、固体へエーテルを添加して一回洗い、濾過液を濃縮して、カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA(体積比)=50/1であり、18gの化合物B9が取得され、収率は79%であった。

(3)2,2’−(ウンデシル−5−アルキニル−1,11−ジビス(オキシ))ビス(テトラヒドロ−2H−ピラン)(B10)の製造

化合物B8(5.4g,30mmol)を40mL 無水THF中に溶解させ、−40℃まで冷却させた後に、N−ブチルリチウム(19mL,30.4mmol)(約0.5h添加する)を滴下し、また、10mLのHMPAを添加し、この温度下で1h攪拌した後に、化合物B9(7.78g,31mmol)の10mLのTHF溶液を添加した。この温度を1h維持した後に、ゆっくり室温まで昇温させて一晩放置した。飽和塩化アンモニウム溶液を添加して反応を終了させ、分層させ、水相を再度酢酸エチルで1回抽出した後、有機相をまとめ、水及び飽和食塩水を添加して洗浄した。乾燥し濃縮させ、カラムクロマトグラフィーで分離させ,PE/EA(体積比)=20/1→10/1→5/1であり、8.5の生成物B10が取得され、収率は80%であった。

(4)ウンデシル−5−アルキニル−1,11−ジオール(B11)の製造

化合物B10(3g,8.5mmol)を100mLメタノール及び10mL中に溶解させ、p−トルエンスルホン酸(300mg)を添加して、室温で攪拌しながら一晩放置した。TLCで反応の完了を監視した。濃縮してほとんどのメタノールを除去し、水を添加して希釈し、エーテルで2回抽出し、有機相をまとめ、水及び飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させ、カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA(体積比)=2/1→1/1→1/2であり、1.1gの生成物B11が取得され、収率は70%であった。

(5)1,11−ジブロモ−ウンデシル−5−アルキニル(B12)の製造

化合物B11(1.1g,5.9mmol)及び四臭化炭素(5.95g,17.9mmol)を30mLの無水DCM中に溶解させ、0℃まで冷却させた後、トリフェニルホスフィン(4.7g,17.9mmol)の10mLのDCM溶液を滴下し、室温で1h攪拌した後に、反応を完了させた。約15mLまで濃縮した後に、50mLのエーテルを添加して0.5h攪拌し、固体を濾過して、濾過液を濃縮し、カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA=30/1であり、1.84gの臭素化物質B12が取得され、収率は100%であった。

(6)ジエチル−2,2,14,14−テトラメチル−7−アルキニル−ペンタデカン二酸(B13)の製造

化合物B12(1.84g,5.9mmol)及びイソ酪酸エチル(2.73g,23.6mmol)を50mLの無水THF中に溶解させ、0℃まで冷却させ、LDA(15.7mL,23.6mmol)を滴下し、(約0.5h添加する)、この温度を1h維持した後に、室温まで昇温させて一晩攪拌した。TLCで反応の完了を監視した。飽和塩化アンモニウム溶液を添加して反応を完了させ、分層させ,水相にEAを添加して2回抽出した後、有機相をまとめ、水、飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた。カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA(体積比)=50/1→20/1であり、1.8gの生成物B13が取得され、収率は80%であった。

(7)ジエチル−(Z)−2,2,14,14−テトラメチル−7−アルケニル−ペンタデシルカーボネート(B14)の製造

1気圧のH2下で、酢酸ニッケル(749mg,3mmol)を20mL 無水エタノールに懸濁させ、硼水素化ナトリウム(114mg,3mmol)を迅速に添加し、水素ガスを2回交換し、溶液は黒になった。室温で15分間攪拌した後に、エチレンジアミン(0.45mL,6mmol)を添加し、その後に化合物B13(1.8g,4.7mmol)の10mL 無水エタノール溶液を添加した。室温で2h攪拌した後に、TLCで反応の完了を監視した。50mLのエーテルを添加して希釈させ、珪藻土で濾過させた後、濾過液を濃縮してカラムクロマトグラフィーで分離させ、カラムクロマトグラフィーによる分離でPE/EA(体積比)=50/1であり、1.7gの生成物B14が取得され、収率は95%であった。

(8)(Z)−2,2,14,14−テトラメチル−−7−アルケニル−ペンタデカン二酸の製造(化合物24)の製造

化合物B14(1.7g,4.45mmol)を50mlエタノール中に溶解させ、KOH(2g,35mmol)の10mLの水溶液を添加し、6h加熱還流させた後、TLCで反応の完了を監視した。冷却後に回転と蒸発でほとんどのエタノールを除去し、水(40ml)を添加して希釈させ、エーテルで2回抽出して不純物を除去した。水に2NのHClを添加して酸性に調整し、DCMで4回抽出した後、有機相をまとめ,水及び飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた。カラムクロマトグラフィーで分離させ、DCM/MeOH(体積比)=100/1であり、1.1gが取得された。

化合物24 1H NMR(600MHz,DMSO)δ5.31−5.32(m,2H),1.96−1.98(m,4H),1.40−1.44(m,4H),1.22−1.30(m,4H),1.18−1.22(m,6H),1.06ppm(s,12H)。

化合物23 1H NMR(300MHz,CD3Cl)δ5.31−5.32(m,2H),1.96−1.98(m,4H),1.40−1.44(m,4H),1.18−1.22(m,8H),1.06ppm(s,12H)。

化合物25 1H NMR(300MHz,CD3Cl)δ5.30−5.32(m,2H),1.96−1.98(m,4H),1.40−1.45(m,4H),1.18−1.22(m,12H),1.06ppm(s,12H)。

製造実施例3 (E)−2,2,14,14−テトラメチル−−7−アルケニル−ペンタデカン二酸の製造(化合物30)

(1)(E)−2−(6−ヨードヘキセン−5−アルケニルオキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(B16)の製造

化合物B8(460mg,2.5mmol)を20mLの無水THF中に溶解させ、schWanz試薬(ジシクロペンタジエニル水素ジルコニウムクロライド)(1.63g,6.3mmol)を添加した後に、室温で2h攪拌し、0℃まで冷却させた後、飽和I2/DCM(30mL)溶液を添加し、0℃で10min攪拌した後に、飽和Na2S2O3溶液 20mLを添加して反応を終了させ、DCMで2回抽出した後に、有機相をまとめ,水及び飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた。カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA(体積比)=50/1→20/1であり、450mgの生成物B16が取得され、収率は58%であった。

(2)(E)−エチル−2,2−ジメチル−13−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−オキソ)トリデセス−8−オレイン酸メチルエステル(B18)の製造

アルゴンガスの雰囲気で、化合物B15(60mg,0.35mmol)中に2mL 0.5Mの9−BBN THF溶液を添加し、室温で2時間攪拌した後に、化合物B16の2mLのDMF溶液を添加し、また、Cs2CO3(156mg)、AsPh3(24mg)及び1mLの水を順番に添加し、アルゴンガスを交換して5min後に、Pd(dppf)Cl2(20mg)を添加し、室温で攪拌しながら一晩放置した。30mLのエーテルを添加して希釈させ、水及び飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた。カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA(体積比)=50/1→20/1であり、54mgの生成物B18が取得され、収率は90%であった。

(3)(E)−エチル−13−ヒドロキシル−2,2−ジメチルトリデセス−8−オレイン酸メチルエステル(B19の製造)

化合物B19(350mg,0.95mmol)を10mL メタノール及び11mL中に溶解させ、p−トルエンスルホン酸(25mg)を添加して、室温で攪拌しながら一晩放置した。TLCで反応の完了を監視した。濃縮してほとんどのメタノールを除去し、水を添加して希釈させ、エーテルで2回抽出した後、有機相をまとめ、水及び飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させ、カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA(体積比)=4/1であり、200gの生成物B19が取得され、収率は78%であった。

(4)(E)−エチル−13−ブロモ−2,2−ジメチルトリデセス−8−オレイン酸メチルエステル(B20)の製造

化合物B19(200mg,0.7mmol)及び四臭化炭素(302mg,0.91mmol)を10mLの無水DCM中に溶解させ、0℃まで冷却させた後、トリフェニルホスフィン(256g,0.98mmol)の2mLのDCM溶液を滴下し、室温で1h攪拌した後、反応を完了させた。濃縮させて、カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA(体積比)=20/1であり、206mgの臭素化物質B20が取得され、収率は87%であった。

(5)ジエチル−(E)−2,2,14,14−テトラメチル−7−アルケニル−ペンタデシルカーボネート(B21)の製造

化合物B20(200mg,0.57mmol)及びイソ酪酸エチル(100mg,0.86mmol)を10mLの無水THF中に溶解させ、0℃まで冷却させた後、LDA(0.6mL,0.9mmol)を滴下し(約0.5h添加する)、この温度を1h維持した後、室温まで昇温させ、攪拌しながら一晩放置した。TLCで反応の完了を監視した。飽和塩化アンモニウム溶液を添加して反応を完了させ、分層させ,水相にEAを添加して2回抽出した後、有機相をまとめ,水、飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた。カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA(体積比)=50/1であり、177mgの生成物B21が取得され、収率は80%であった。

(6)(E)−2,2,14,14−テトラメチル−7−アルケニル−ペンタデカン二酸の製造(化合物30)の製造

化合物B21(107mg,0.28mmol)を10mlエタノール中に溶解させ、KOH(200mg,3.5mmol)の2mL水溶液を添加し、6h加熱還流させた後、TLCで反応の完了を監視した。冷却後に回転と蒸発でほとんどのエタノールを除去し、水(10ml)を添加して希釈させ、エーテルで2回抽出して不純物を除去した。水層に2NのHClを添加して酸性に調整し、DCMで4回抽出した後、有機相をまとめ,水及び飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた。カラムクロマトグラフィーで分離させ、DCM/MeOH(体積比)=100/1であり、70mgが取得された。

化合物30

1H NMR(600MHz,DMSO)δ5.35−5.36(m,2H),1.92−1.94(m,4H),1.40−1.43(m,4H),1.27−1.29(m,4H),1.17−1.19(m,6H),1.18ppm(s,12H)。

製造実施例4 (Z)−2,2,7,8,14,14−ヘキサメチルペンタデセン−7−ブテンジオン酸(化合物28)

(1)(Z)−ジエチル−2,2,14,14−テトラメチル−7,8−双(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル) ヘキサデカカーボン−7−エンカルボン酸(B22)の製造

ピナコールボレート(483mg,1.9mmol)及びテトラトリフェニルホスフィン白金(70mg)を25mLの丸底フラスコ中に置き、アルゴンガスを3回交換した後に、B13(660mg,1.74mmol)の10mLのDMF溶液中に滴下し、80℃で反応させながら一晩放置した。水を添加して希釈させ、エーテルで抽出した後、有機相をまとめ、水、飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた。カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA(体積比)=10/1であり、1gの生成物B22が取得され、収率は90%であった。

1H NMR(300MHz,CDCl 3)δ4.08−4.11(m,4H),2.13−2.16(m,4H),1.40−1.43(m,4H),1.25−1.33(m,10H),1.27(m,24H),1.17−1.19(t,6H),1.13ppm(s,12H)。

(2)(Z)−ジエチル−2,2,7,8,14,14−ヘキサメチルペンタデセン−7−ブテンジオン酸エステル(B23)の製造

化合物B22(150mg,0.23mmol)、ヨウ化メチル(0.1mL)及びトリフェニルホスフィン(10mg)を1mLのジオキサン中に溶解させ、アルゴンガスを3回交換した後に、酢酸パラジウム(20mg)、KOH(40mg)の0.2mL水溶液を添加し、90℃で12h反応させ、水及び酢酸エチルを添加して希釈させ、酢酸エチルで3回抽出した後、有機相をまとめ、水、飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた。カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA=50/1であり、30mgの生成物B23が取得され、収率は31%であった。

(3)(Z)−2,2,7,8,14,14−ヘキサメチルペンタデセン−7−ブテンジオン酸(化合物28)の製造

化合物B23(30mg,0.07mmol)を5ml エタノール中に溶解させ、KOH(50mg,0.89mmol)の1mLの水溶液を添加し、6h加熱還流させた後、TLCで反応の完了を監視した。冷却後に回転と蒸発でほとんどのエタノールを除去し、水(4ml)を添加して希釈させ、エーテルで2回抽出して不純物を除去した。水層に2NのHClを添加して酸性に調整し、DCMで4回抽出した後、有機相をまとめ、水及び飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた。カラムクロマトグラフィーで分離させ、DCM/MeOH(体積比)=100/1であり、15mgが取得された。

化合物28 1H NMR(300MHz,CDCl 3)δ1.94−1.96(m,4H),1.58(s,6H),1.48−1.50(m,4H),1.25−1.33(m,12H),1.13ppm(s,12H)。

製造実施例5 7−(2−(5−カルボキシル−5−メチルヘキシル)シクロプロピル)−2,2−ジメチルヘプタン酸の製造(化合物29)

(1)エチル−7−(2−(6−エトキシ−5,5−ジメチル−6−オキソヘキシル)シクロプロピル)−2,2−ジメチルヘプタン酸エステル(B24)の製造

窒素ガスの雰囲気で、20mL反応瓶中に乾燥のDCM 1mLを添加し、ジエチル亜鉛試薬(1mL,1mmol)を添加した後、−40℃まで冷却させ、5min後に、ジヨードメタン(0.54g,2mmol)の0.5mLのDCM溶液を滴下し、−40℃で1h反応させた後に、トリクロロ酢酸(16mg,0.1mmol)及びDME(45mg,0.5mmol)を添加し、添加した後に−15℃まで昇温させて1h反応させ、B14(193mg,0.5mmol)の0.5mLのDCM溶液を添加した後に、室温で攪拌しながら一晩放置した。飽和塩化アンモニウム溶液を添加して反応を完了させ、酢酸エチルで3回抽出した後、有機相をまとめ、水、飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた。カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA(体積比)=50/1であり、120mgの生成物B24が取得され、収率は60%であった。

(2)7−(2−(5−カルボキシル−5−メチルヘキシル)シクロプロピル)−2,2−ジメチルヘプタン酸(化合物29)の製造

化合物B24(100mg,0.25mmol)を5mlエタノール中に溶解させ、KOH(10mg,0.18mmol)の1mL水溶液を添加した後に、6h加熱還流させた後、TLCで反応の完了を監視した。冷却後に回転と蒸発でほとんどのエタノールを除去し、水(4ml)を添加して希釈させ、エーテルで2回抽出して不純物を除去した。水層に2NのHClを添加して酸性に調整し、DCMで4回抽出した後、有機相をまとめ、水及び飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた。カラムクロマトグラフィーで分離させ、DCM/MeOH(体積比)=100/1であり、65mgが取得された。

化合物29 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ1.1.45−1.52(m,4H),1.21−1.43(m,16H),1.18(s,12H),0.65−0.70ppm(m,2H)。

製造実施例6 (Z)−2,2,17,17−テトラメチル−オクタデカ−9−ブテンジオン酸(化合物26)

(1)8−クロロ−オクタ−1−アルキニル(B26)の製造

化合物B25(1.6g,8mmol)を8mL 無水DMF中に溶解させ、0℃まで冷却させた後に、ナトリウムアセチリドのキシレン溶液(18%溶液,12mmol)を添加し、添加した後に、室温で攪拌しながら一晩放置した。エーテル及び水を添加して分層させ、有機相に水、飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させ、減圧下で蒸留して、1.2gのB26を取得した。

(2)1,14−ジクロロ−テトラデカ−7−アルキニル(B27)の製造

化合物B26(1.2g,8mmol)を15mL無水THF中に溶解させ、−40℃まで冷却させた後に、N−ブチルリチウム(5.2mL,1.6M,8.3mmol)を滴下し、その後にHMPA(4mL)を添加し、1h攪拌した後に、B25(1.6g,8.2mmol)の5mLのTHF溶液を添加し、室温で攪拌しながら一晩放置した。飽和塩化アンモニウム溶液を添加して反応を終了させ、分層させ,水相に酢酸エチルを用いて1回抽出した後、有機相をまとめ、水及び飽和食塩水を添加して洗浄した。乾燥し濃縮させ、カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA=100/1であり、1.6gの生成物B27が取得され、収率は80%であった。

(3)1,14−ジブロモ−テトラデカ−7−アルキニル(B28)の製造

化合物B27(100mg,0.4mmol)及び臭化リチウム(688mg,8mmol)を3−ペンタノン(7mL)中に溶解させ、120℃の油浴で6h反応させ、減圧下でペンタノンを除去し、酢酸エチル及び水を添加して分層させ、飽和食塩水を添加して洗浄させ、乾燥し濃縮させて、120mgを取得し、直接に次の反応に使用した。

(4)ジエチル−2,2,17,17−テトラメチル−7−アルキニル−オクタデカ−ジカルボキシレート(B29)の製造

化合物B28(120mg,0.34mmol)及びイソ酪酸エチル(238g,2mmol)を5mL 無水THF中に溶解させ、0℃まで冷却させた後に、LDA(1.3mL,2mmol)を滴下し(約0.5h添加する)、この温度で1h維持した後に、昇温して室温で攪拌しながら一晩放置した。TLCで反応の完了を監視した。飽和塩化アンモニウム溶液を添加して反応を終了させ、分層させ、水相にEAを添加して2回抽出した後、有機相をまとめ、水、飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた。カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA(体積比)=50/1であり、80gの生成物B29が取得され、収率は56%であった。

(5)(Z)−ジエチル−2,2,17,17−テトラメチル−7−アルケニル−オクタデカ−ジカルボキシレート(B30)の製造

1気圧のH2下で、酢酸ニッケル(25mg,0.1mmol)を1mL無水エタノールに懸濁させ、硼水素化ナトリウム(7mg,0.18mmol)を迅速に添加し、水素ガスを2回交換し、溶液は黒になった。室温で15分間攪拌した後に、エチレンジアミン(15L)を添加し、その後に化合物B29(75mg,0.17mmol)の1mLの無水エタノール溶液を添加した。室温で2h攪拌した後に、TLCで反応の完了を監視した。10mLのエーテルを添加して希釈させ、珪藻土で濾過させた後、濾過液を濃縮してカラムクロマトグラフィーで分離させ、カラムクロマトグラフィーによる分離でPE/EA(体積比)=50/1であり、45mgの生成物B30が取得され、収率は60%であった。

(6)(Z)−2,2,17,17−テトラメチル−7−アルケニル−オクタデカ−二酸の製造(化合物26)の製造

化合物B30(40mg,0.01mmol)を5mlエタノール中に溶解させ、KOH(100mg,1.7mmol)の1mL水溶液を添加し、6h加熱還流させた後に、TLCで反応の完了を監視した。冷却後に回転と蒸発でほとんどのエタノールを除去し、水(4ml)を添加して希釈させ、エーテルで2回抽出して不純物を除去した。水層に2NのHClを添加して酸性に調整し、DCMを添加して4回抽出した後、有機相をまとめ、水及び飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた。カラムクロマトグラフィーで分離させ、DCM/MeOH(体積比)=100/1であり、20mgを取得した。

化合物26

1H NMR(300MHz,CD3Cl)δ5.30−5.32(m,2H),1.98−2.02(m,4H),1.48−1.53(m,4H),1.18−1.22(m,16H),1.06ppm(s,12H)。

製造実施例7 6,6’−(シクロヘキセン−1,2−ジイル)ビス(2,2−ジメチルヘキサン酸)(化合物27)

(1)1,2−ジブロモ−1−クロロシクロヘキサン

ホスホペンテート(4.37g,21mmol)を10mL クロロホルム中に懸濁させ、0℃まで冷却させた後、化合物B31(1.96g,20mmol)の10mLのクロロホルム溶液を滴下し、添加した後に室温で2h攪拌させ、また、2h還流させた後に、50gの氷中に入れ、固体NaHCO3を添加し、有機相を分離させ、DCMで1回抽出した後、有機相をまとめ、またそれぞれ重炭酸ナトリウム溶液、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥し濃縮させた後、5mLのDCMを添加し、−5℃まで冷却させた後、液体臭素(2.08g,13mmol)をゆっくり滴下し、滴下した後に−5℃で10min攪拌し、その後それぞれ10%チオ硫酸ナトリウム溶液、飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させ、直接に石油エーテルのカラムクロマトグラフィーで分離させて、2.2の化合物B32を取得した。

(2)1,2−ジブロモシクロヘキセ−1−エン

還流用のKOH(1g,18mmol)、メタノール(8mL)溶液中に、化合物B32(2.2g)の8mLメタノール溶液を添加し、3h還流した後、冷却させ、6NのHClを添加して酸性に調整し、水、DCMを添加して2回抽出した後、有機相をまとめ、飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた後、直接に石油エーテルのカラムクロマトグラフィーで分離させて、1.1gの化合物B33を取得し、収率は二段階で23%であった。

(3)1,2−ジヨードシクロヘキセ−1−エン

化合物B33(700mg,2.9mmol)、ヨウ化カリウム(4.9g,30mmol)及びヨウ化第一銅(2.85g,15mmol)を8mLのHMPA中に置き、120℃の油浴で15h反応させ、室温まで冷却させた後、20mLの2NHCl及び20mLのベンゼンを添加し、分層させ、更にベンゼンを添加して1回抽出した後、有機相をまとめ、それぞれ10% チオ硫酸ナトリウム溶液、飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させ、直接に石油エーテルのカラムクロマトグラフィーで分離させて、828mg の化合物B34を取得し、収率は85%であった。

(4)ジエチル−6,6’−(シクロヘキセン−1,2−ジイル)ビス(2,2−ジメチルヘキシル)

アルゴンガスの雰囲気で、化合物B1535(100mg,0.58mmol)中に3.5mL且つ0.5Mの9−BBN THF溶液を添加し、室温で2時間攪拌した後、化合物B34(50mg,0.15mmol)の2mLのDMF溶液を添加し、更に、Cs2CO(156mg)、AsPh(24mg)及び1mLの水を順番に添加し、アルゴンバブリングを交換して5min後に、Pd(dppf)Cl2(30mg)を添加し、室温で攪拌しながら一晩放置した。30mLのエーテルを添加して希釈させ、水及び飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた。カラムクロマトグラフィーで分離させ、PE/EA(体積比)=50/1であり、70mgの生成物B37が取得され、収率は70%であった。

(5)6,6’−(シクロヘキセン−1,2−ジイル)ビス(2,2−ジメチルヘキサン酸(化合物27)の製造

化合物B30(40mg,0.01mmol)を5mlエタノール中に溶解させ、KOH(100mg,1.7mmol)の1mLの水溶液を添加し、6h加熱還流させた後、TLCで反応の完了を監視した。冷却後に回転と蒸発でほとんどのエタノールを除去し、水(4ml)を添加して希釈させ、エーテルで2回抽出して不純物を除去した。水層に2NのHClを添加して酸性に調整し、DCMで4回抽出した後、有機相をまとめ、水及び飽和食塩水を添加して洗浄し、乾燥し濃縮させた。カラムクロマトグラフィーで分離させ、DCM/MeOH(体積比)=100/1であり、20mgが取得された。

化合物27 1H NMR(300MHz,CD3Cl)δ1.89−1.91(m,8H),1.52−1.54(m,8H),1.19−1.22(m,8H),1.06ppm(s,12H)。

実験実施例 1.ヒトHepG2肝癌細胞におけるAMPKシグナル伝達経路に対する化合物の影響の評価 (1)検出目的:ヒト肝癌細胞株HepG2上で、このような脂肪酸化合物が、AMPKαサブユニットのT172部位のリン酸化及びAMPK古典的下流のACC1S79部位のリン酸化を促進する低分子化合物を有するか否かを検出する。 (2)実験原理:細胞上で、低分子化合物は、AMPKを活性化し、そのαサブユニットのT172部位及び下流基質アセチル−CoAカルボキシラーゼ(ACC)Ser−79のリン酸化を促進する。 (3)検出試薬:Total AMPK、phospho−AMPKα(T172)、phospho−ACC(S79)、Total ACC抗体はいずれもCell SIgnalIng Technologyから購入された。

(4)実験方法: 1)ヒト肝癌細胞HepG2細胞を30万個/mlの密度で24ウェルプレートに接種し、12時間付着させた後、無血清高糖培地で12時間飢餓状態にし、それぞれ本発明で製造された化合物1〜30へ添加して6時間処理(1‰ DMSO,50μM)後に(1‰ DMSOを陽性対照とする)、回収した細胞を予め冷却したPBSで1回洗浄し、1×SDSゲルローディングバッファー(50mM TrIs−HCl(pH6.8),100mM DTT,2%SDS,10%グリセロール,0.1%ブロモフェノールブルー)を添加して、細胞を氷上で10min溶解させた(24ウェルプレート中ウェル当たり100μl)。

2)サンプルを1.5mlのEPチューブに置き、100℃で10分間加熱した後、12000gで10分間遠心分離し、その後、上清を取って、濃縮ゲル:80V、分離ゲル:120Vの条件下で、SDS−PAGE電気泳動に行った。

3)電気泳動の終了後、BIorad湿式回転システムを用いて、タンパク質をニトロセルロース膜(定圧100V、100min)に移した。標的ストリップを切断した後、ストリップをブロッキング溶液(5%BSA含有のTBST)中に室温で1時間放置した。次いで、ストリップを一次抗体溶液(1:1000、TBSTに溶解)中で、4℃で一晩インキュベートした。

4)翌日、標的ストリップをTBSTに置き、室温で3×10分間洗浄した。次いで、ストリップを二次抗体溶液(ヤギ抗ウサギ及びヤギ抗マウスはいずれも1:5000であって、TBSTに溶解されている)中で室温で1時間インキュベートし、続いてTBSTで3x10分間洗浄した後、ECL試薬で曝露した。

(5)実験結果: 図1、2に示すように、得られた脂肪酸化合物のうち、多数の化合物(50μM)は、AMPK及びACCのリン酸化を有意に促進することができた。そのうち、化合物4,5,8,18,19,20等は、AMPKリン酸化を促進する作用が陰性対照の4倍を超え、化合物4,8,18,20,21,22等は、ACCリン酸化を促進作用が陰性対照の4倍を超えていた。

2.C57b1/6jマウスの初代肝細胞のグルコース輸出能力に対する化合物の影響 (1)検出目的:C57b1/6jマウスの初代肝細胞上で、このような脂肪酸化合物が肝細胞グルコースの出力を阻害できるか否かを検出する。 (2)実験原理:低分子化合物は、マウスの初代肝細胞に作用し、糖新生を阻害し、更に細胞グルコースの培地への出力に影響を及ぼす。異なる化合物で細胞を処理した後培地中のグルコースの濃度を検出することにより、糖新生に対する化合物の影響を評価する。 (3)検出試薬:グルコース検出キットは、上海名典生物工程有限会社から購入されたものである。

(4)実験方法: 1)C57b1/6jマウスの初代肝細胞を分離して、24ウェルプレートに30万個/mlの密度で接種し、6時間付着させた後、無血清低糖培地中で12時間飢餓状態にし、それぞれ本発明により製造された化合物1〜30で6時間処理(1μM DMSO、50μM)した後(1‰ DMSOを陰性対照とする)、培地を静かに混合し、1ウェルあたり50μlの上清を採取し、グルコースオキシダーゼ法検出キットで、グルコースの濃度を測定した。

2)培地を捨て、細胞をPBSで1回洗浄し、乾燥させた後、200μlの250mM 水酸化ナトリウム水溶液を添加し、細胞を30分間溶解させた後、溶解物を取り、クマシーブリリアントブルー法でタンパク質の濃度を測定した。

3)タンパク質の濃度で細胞グルコースの出力量を修正し、肝細胞の糖出力に対する化合物の効果を比較した。

(5)実験結果: 得られた化合物で初代肝細胞を処理した後、肝細胞の形態及びタンパク質濃度の明らかな異常は発見されず、これにより、セカンダリー用量及び処置時間で有意な毒性作用が示されないことが分かった。図3に示すこのように、これらの脂肪酸化合物のほとんどは、糖出力に対して有意な阻害効果を有し、そのうち、化合物1,2,6,13,15,20等の糖新生阻害作用は、陰性対照の50%を超えていた(図3)。

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