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Manufacture of cr-ni stainless steel sheet having excellent workability

阅读:992发布:2024-01-06

专利汇可以提供Manufacture of cr-ni stainless steel sheet having excellent workability专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To manufacture a hot rolled steel sheet and cold rolled steel sheet having excellent ductility and moreover preventing roping from the Cr-Ni stainless steel thin cast slab manufactured by a continuous casting method.
SOLUTION: In the method feeding 18% Cr-8% Ni stainless molten steel between a pair of rolls to continuously cast into a thin cast slab, the total concentration of oxygen and sulfur in the steel is specified to be 0.001-0.005 vol.%, the temperature of the molten steel between rolls is specified to be 1450-1500°C, hot rolling of 15-35% in draft is applied to the thin cast slab in succession to continuous casting to obtain a hot rolled steel sheet, the heat treatment maintaining for 15-110 sec under the temperature zone of 1200-900°C is applied in succession to this hot rolling, thereafter coiling is executed under the temperature zone of 550-300°C, descaling, cold rolling, annealing/pickling or brilliant annealing are successively executed after coiling, thereafter skin pass rolling is executed if necessary, and whereby the cold rolled steel sheet is obtained.
COPYRIGHT: (C)1998,JPO,下面是Manufacture of cr-ni stainless steel sheet having excellent workability专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 一対のドラムの間にCr−Ni系ステンレス溶鋼を供給して薄鋳片に連続鋳造する方法において、前記鋼中の酸素と硫黄の合計濃度を0.001〜
    0.005mass%とし、前記ドラム間の溶鋼温度を1450〜1500℃とし、前記連続鋳造に引き続いて薄鋳片に圧下率15〜35%の熱間圧延を行い、該熱間圧延に引き続いて1200〜900℃の温度域に15〜
    110秒間維持する熱処理を行い、その後に550〜3
    00℃の温度域で巻取ることを特徴とする加工性に優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法。
  • 【請求項2】 前記巻取り後に、デスケーリング、冷間圧延、焼鈍酸洗あるいは光輝焼鈍を順に行い、その後に必要に応じて調質圧延を行うことを特徴とする加工性に優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、Cr−Ni系ステンレス鋼を板厚10mm以下の薄鋳片に連続鋳造し、鋳造に引き続いて熱間圧延し、その後冷間圧延するプロセスにおいて、加工性の優れた(ローピングの発生がなく、
    延性の優れた)冷延鋼板を製造する方法に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】近年、溶鋼から連続鋳造によって直接的に板厚10mm以下の薄鋳片を得る技術として、例えば双ドラム式連続鋳造法が開発され、実機規模の試験がなされるに至っている。 この新しい技術によれば、熱延工程を簡略あるいは省略することが可能になる。

    【0003】従来は、板厚が100mmを超えるスラブを熱間圧延ミルによって多大なエネルギーを費やして熱延しており、熱間圧延工程が簡略あるいは省略されるメリットは製造コストを下げるだけでなく、環境面からも望まれるものである。 以下、溶鋼から板厚10mm以下の薄鋳片を製造する工程を含むプロセスを新プロセスと呼び、スラブを熱間圧延して薄帯板を製造する工程を含むプロセスを現行プロセスと呼ぶ。

    【0004】18%Cr−8%Ni鋼に代表されるCr
    −Ni系ステンレス鋼の冷延板を新プロセスによって製造すると、板表面にローピングが生じて表面品質が低下し、また、結晶粒が細粒になって延性が低下することが知られている。

    【0005】たとえば、日新製鋼技法第62号62頁に記載された論文には、新プロセスで製造したSUS30
    4冷延鋼板の表面にはオレンジピール状の肌荒れ(本発明ではローピングと呼ぶ)が発生することや、延性が現行プロセス材に比べて劣っていることが記載されている。

    【0006】具体的には、薄鋳片の粗大な結晶粒によって製品表面にオレンジピール状の肌荒れが生じること。
    オレンジピール状肌荒れ改善のためには、鋳造後の溶体化処理前に室温では圧下率10%、500℃では11
    %、1200℃では17%の圧延を行うことで、冷間圧延前の結晶粒径を30〜40μm 程度の再結晶組織にすることが必要と記載されている。

    【0007】また、延性の低下については、δフェライトに起因する結晶組織の不均一やNi偏析が原因と考えられており、組織均質化のためには冷間圧延前に115
    0℃で3時間の熱処理を行うか、中間焼鈍を挟んで2回の冷間圧延を行うか、冷間圧延前に1200℃で圧下率5%の熱間圧延を行うことが有効と記載されている。

    【0008】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、新プロセスによって、より高い加工性を有するCr−Ni系ステンレス冷延鋼板を製造するためには、上記技術だけでは不十分である。 そのため本発明者等は、連続鋳造に続いて1200〜900℃の温度域で圧下率10〜50%
    の熱間圧延を行い、続いて1200〜900℃の温度域で5秒以上の熱処理を行った後、600℃以下で巻き取ることにより結晶粒を微細化してローピングの防止を図り、また、MnSの析出を促進させることで延性の向上を図る技術を特願平6−76197号によって出願した。

    【0009】しかしながら、上記対策を採っても現行材に較べてローピング及び延性の改善は不十分であった。
    そこで本発明は、連続鋳造によって製造したCr−Ni
    系ステンレス鋼の薄鋳片から冷延鋼板を製造する方法において、冷延鋼板のローピング発生を防止するとともに延性の向上を図ることを目的とする。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するために、鋳片での酸化物や硫化物の析出を低減することで冷延板焼鈍時の粒成長を促進させて延性の向上を図り、熱延板での結晶粒を再結晶により微細化することでローピングの発生を防止するように構成したものである。 その特徴は、一対のドラムの間にCr−Ni系ステンレス溶鋼を供給して薄鋳片に連続鋳造する方法において、前記鋼中の酸素と硫黄の合計濃度を0.001〜
    0.005mass%とし、前記ドラム間の溶鋼温度を1450〜1500℃とする。 鋼中の酸素を低減すること及び溶鋼温度を1500℃以下とすることで、急冷凝固時に晶出する酸化物が低減し、また鋼中の硫黄を低減することで同様に析出する硫化物が低減し、これら酸化物および硫化物の低減により冷延板焼鈍時の粒成長を促進させて延性の向上を図る。

    【0011】更に、得られた薄鋳片に圧下率15〜35
    %の熱間圧延を行い、引き続いて1200〜900℃の温度域に15〜110秒間維持する熱処理を行うことで結晶粒を再結晶により微細化しローピングの発生を防止する。 また、前記熱処理を行うこと及び前記鋼中の硫黄を低減することにより微細なMnSの析出を防止し、これによって冷延板焼鈍時の粒成長を促進させることで延性の向上を図る。

    【0012】熱処理を行った後に、550〜300℃の温度域で巻取ることにより、粒界へのクロム炭化物の析出を防止し、クロム炭化物による酸洗時の粒界腐食および粒界腐食による冷延板の光沢不良を防止する。 巻取り後は、通常の条件でデスケーリング、冷間圧延、焼鈍酸洗あるいは光輝焼鈍を順に行い、その後に必要に応じて調質圧延を行うことで、ローピングの発生がなく延性の優れた冷延板が得られる。

    【0013】

    【発明の実施の形態】次に、本発明における構成要件の限定理由を説明する。 本発明が対象とする鋼種を18%
    Cr−8%Ni鋼に代表されるCr−Ni系ステンレス鋼を対象としたのは、この鋼種について効果を確認しているからである。 鋼中の酸素と硫黄の合計濃度を0.0
    01〜0.005mass%とした理由は、合計濃度を0.005mass%以下とすることで、急冷凝固時に析出する微細な酸化物や硫化物(MnSなど)を低減し、これら微細析出物の低減によって冷延板焼鈍時の粒成長を促進させて延性の向上を図るためである。 また、
    0.001%未満ではその効果が飽和するためである。

    【0014】ドラムの間の溶鋼溜まり部における溶鋼温度を1450〜1500℃とした理由は、溶鋼温度が1
    500℃を超えると、急冷凝固時に晶出する酸化物が増加することで冷延板焼鈍時の粒成長を阻害し、その結果、延性が低下するためである。 なお、溶鋼温度が14
    50℃未満では安定鋳造が得られないためである。

    【0015】連続鋳造に引き続いて行う薄鋳片の熱間圧延における圧下率を15〜35%とした理由は、圧下率が15%未満であると再結晶粒径が大きくなり、冷延時にローピングが発生する。 圧下率が15%以上であればローピングは発生しないが、圧下率が35%を超えても再結晶粒径は小さくならないのに変形抵抗が増加して熱間圧延機の負荷が急激に大きくなり無駄となるためである。 より望ましい圧下率は25〜32%である。

    【0016】熱間圧延に引き続いて行う熱延板の熱処理条件を、1200〜900℃の温度域で15〜110秒間維持するとした理由は、熱処理の温度が1200℃を超えるか熱処理時間が110秒を超えると、板表面の粒界酸化が激しくなり、酸洗時に粒界腐食が生じて表面光沢が低下する。 また、熱処理温度が900℃未満であるか、熱処理時間が15秒未満であると再結晶が十分に進まないためにローピングが発生するためである。 より望ましい熱処理温度は1130℃〜1050℃で熱処理時間は20〜60秒である。

    【0017】なお、熱間圧延後の熱延板に十分な熱処理を行わず、その温度が800℃以下に下がると、微細な硫化物が析出して冷延板焼鈍時の粒成長が阻害されるため、製品の結晶粒径が細粒になり延性が低下する。

    【0018】熱処理を行った熱延板の巻取温度を550
    〜300℃とした理由は、巻取温度が550℃を超えると、粒界にクロム炭化物が生成して鋭敏化し、酸洗時に粒界腐食が生じて製品の表面光沢を損ねるためである。
    また、300℃未満では、コイル形状が乱れやすくなるので、これ以上とした。

    【0019】鋳片の板厚は2〜6mmが望ましい。 鋳片の板厚が6mmを超えると凝固時の結晶粒が粗大になり、粗大な結晶粒を熱延再結晶によって微細化するためには、
    板厚6mm以下の鋳片で必要な圧下率よりも高い圧下率が必要になる。 そのため、圧延機を複数設置するか、単数の場合は巨大な熱延機とする必要があり、経済的に不利になる。 また、鋳片厚みが2mm未満では形状制御が難しくなる。 より望ましい板厚範囲は3.0〜5.0mmである。 以下に本発明の実施例について説明する。

    【0020】

    【実施例】

    実施例1 図1に、冷延板の延性に及ぼす鋼中の酸素と硫黄の合計濃度(mass%)と鋳造温度の影響を示す。 図1は、
    双ドラム式の連続鋳造機を用いてO+S濃度の異なる数種のSUS304ステンレス鋼を鋳造温度を変化させて、板厚4.3mmの薄鋳片に鋳造し、引き続いて11
    50℃で圧下率15%の熱間圧延を行い、引き続いて9
    00℃で15秒間の熱処理を行った後、550℃で巻取った。 熱延板はデスケーリング、冷間圧延、焼鈍酸洗、
    調質圧延を順に行って冷延板とし、延性として伸び率を評価した結果であり、図中○は伸び率48%以上(伸び良好)、×は48%未満(伸び不良)である。 この図で、斜線部は伸びが良好な範囲で、GSN(結晶粒度番号)〈9.0、伸び〉48%が得られた。

    【0021】O+S濃度が0.001〜0.005%
    で、鋳造温度を1450〜1500℃の範囲に制御して鋳造した場合、良好な延性が得られたが、本発明範囲外の鋳造条件では良好な延性は得られなかった。

    【0022】実施例2 18%Cr−8%Ni鋼を基本とする成分のCr−Ni
    系ステンレス鋼の溶鋼を、双ドラム式連続鋳造機によって板厚4.3mmの薄鋳片を鋳造し、鋳造に続いて鋳造機の下流側に配設された圧延機によって熱間圧延を行った。 引き続いて熱間圧延機の下流側に配設された熱処理炉によって熱処理を行った後、コイル状に巻き取った。
    巻き取った熱延鋼板は、通常の条件で酸洗し、冷間圧延し焼鈍酸洗し、調質圧延を行って板厚0.6mmの冷延鋼板に製造し、表面品質及び機械的性質を調査した。

    【0023】表1および表2に、製造条件及び冷延鋼板の表面品質と延性(伸び)を示す。 表1および表2に示すように、本発明例では製造条件が適切であるため、良好な表面品質および延性が得られている。 一方、比較例では複数の製造条件のうち、何れかが不適切であるため、表面品質または延性が不良であった。

    【0024】

    【表1】

    【0025】

    【表2】

    【0026】

    【発明の効果】本発明はCr−Ni系ステンレス鋼の薄鋳片を成分組成を制御し、鋳造温度を最適化して連続鋳造によって製造し、連続鋳造に引き続いて行う熱間圧延、熱処理、さらには巻き取り条件を制御することによって、良好な表面品質および延性を有する冷延鋼板の製造を可能にするものである。 従って、その工業的効果は大である。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】冷延製品の延性に及ぼすO+S(%)および鋳造温度の影響を示す図である。

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