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Method for manufacturing refrigerator door, refrigerator door and refrigerator

阅读:1021发布:2020-10-10

专利汇可以提供Method for manufacturing refrigerator door, refrigerator door and refrigerator专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method for manufacturing a refrigerator door which facilitates improvement in sealing property for an urethane leak while preventing an increase in cost for primary adhesion or the like.SOLUTION: A manufacturing method uses: a panel member formed in a substantially-flat plate shape; and a frame member having a frame to which the panel member is fitted from the front and which surrounds the peripheral edge of the panel member and a projection which is protruded laterally from the rear side of the inner peripheral surface of the frame so that the front surface thereof faces an opening of the frame. The method includes: a positioning step of fitting the panel member to the frame and positioning the panel member; and an adhesion step of adhesively fixing the positioned panel member to the frame member by filling a space making the rear surface of the positioned panel member contact with urethane foam. The front surface of the projection includes a recess which is formed in such a manner that a gap with the positioned panel member becomes large compared with a portion close to the tip so that the urethane foam entering the gap in the adhesion step flows into the recess.,下面是Method for manufacturing refrigerator door, refrigerator door and refrigerator专利的具体信息内容。

  • 略平板状に形成されたパネル部材と、
    前記パネル部材が前方から嵌め込まれて該パネル部材の周縁を囲む枠部、および、前記枠部の内周面の後側から側方へ突出し前面が前記枠部の開口部に対向する突出部を有するフレーム部材と、が用いられ、
    前記パネル部材を前記枠部に嵌め込み、該パネル部材を位置決めする位置決め工程と、
    前記位置決めされたパネル部材の後面に接する空間を発泡ウレタンで満たし、該パネル部材を前記フレーム部材に接着固定する接着工程と、
    を含む冷蔵庫の扉の製造方法であって、
    前記突出部の前面には、
    先端寄りの部分に比べて前記位置決めされたパネル部材との隙間が大きくなるように形成された、凹部が設けられており、
    前記接着工程において前記隙間に進入した前記発泡ウレタンが、前記凹部へ流れ込むようにしたことを特徴とする製造方法。
  • 前記位置決め工程において、
    前記突出部の前面における前記凹部以外の部分の全体または一部である1次接着部が、両面テープを用いて前記パネル部材に接着されることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  • 前記1次接着部は、
    前記凹部より根元寄りの部分であることを特徴とする請求項2に記載の製造方法。
  • 前記パネル部材は、
    透明なガラス板の後側に意匠が施され、該意匠が該ガラス板を介して見える形態となっていることを特徴とする請求項3に記載の製造方法。
  • 請求項1から請求項4の何れかに記載の製造方法によって製造されたことを特徴とする、冷蔵庫の扉。
  • 請求項5に記載の扉を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  • 说明书全文

    本発明は、冷蔵庫の扉の製造方法、当該製造方法により製造された冷蔵庫の扉、および当該扉を用いた冷蔵庫に関する。

    従来、冷蔵庫の扉として、ガラス等で形成されたパネル部材を用いたものがある。 またこのような冷蔵庫の扉の製造方法として、パネル部材をフレーム部材に嵌め込んで位置決めし、接着固定する工程を含む方法がある。 当該製造方法の一例について、図10を参照して以下に簡潔に説明する。

    図10は、パネル部材131が位置決めされた状態を、概略的に示している。 なおフレーム部材132は、パネル部材131が嵌め込まれる枠部132a、および、枠部132aの後側から側方へ突出した突出部132cを有している。 パネル部材131は平板状となっており、枠部132aへ前方から挿入され、突出部132cに当たる位置で位置決めされる。 なおこのとき、突出部132cとパネル部材131の間には両面テープ135が設けられ、パネル部材131とフレーム部材132の間の接着(1次接着)がなされる。

    このように位置決めがなされた後、パネル部材131の裏側の空間には発泡ウレタンが満たされる。 これにより、パネル部材131とフレーム部材132の間の接着(2次接着)がなされる。 このようにしてパネル部材131は、1次接着と2次接着によって、フレーム部材132に強く接着される。

    米国特許出願公開第2011/0089790号明細書

    上述した2次接着が行われる際、図10に白色矢印で示すように、パネル部材131とフレーム部材132(突出部132c)の隙間に発泡ウレタンが進入し、ウレタン漏れ(製品外観部等への発泡ウレタンのリーク)が生じる虞がある。 ウレタン漏れが生じると、漏れた発泡ウレタンの除去や廃棄といった処理が必要となり、製造コストが増大してしまう。 扉の製造工程においてはこのような不具合を防ぐため、ウレタン漏れに対するシール性が十分であることが要求される。

    なお上述した1次接着に用いられる両面テープ135は、ウレタン漏れを抑えるシール材として一定の役割を果たす。 しかしこのようなシール材を用いるだけでは、ウレタン漏れに対するシール性が十分とはならない場合がある。 また、シール性を向上させるためにシール材を過剰に使用すること等は、1次接着のコスト増大を招く要因となる。

    本発明は上述した問題に鑑み、発泡ウレタンを用いてパネル部材をフレーム部材に接着固定する工程を含む冷蔵庫の扉の製造方法であって、1次接着のコスト増大等を抑えつつ、ウレタン漏れのシール性を向上させることが容易となる製造方法の提供を目的とする。 また本発明は、当該製造方法により製造された扉および冷蔵庫の提供を目的とする。

    上記目的を達成するため、本発明に係る冷蔵庫の扉の製造方法は、略平板状に形成されたパネル部材と、前記パネル部材が前方から嵌め込まれて該パネル部材の周縁を囲む枠部、および、前記枠部の内周面の後側から側方へ突出し前面が前記枠部の開口部に対向する突出部を有するフレーム部材と、が用いられ、前記パネル部材を前記枠部に嵌め込み、該パネル部材を位置決めする位置決め工程と、前記位置決めされたパネル部材の後面に接する空間を発泡ウレタンで満たし、該パネル部材を前記フレーム部材に接着固定する接着工程と、を含む冷蔵庫の扉の製造方法であって、前記突出部の前面には、先端寄りの部分に比べて前記位置決めされたパネル部材との隙間が大きくなるように形成された、凹部が設けられており、前記接着工程において前記隙間に進入した前記発泡ウレタンが、前記凹部へ流れ込むようにした製造方法とする。

    本製造方法によれば、1次接着のコスト増大等を抑えつつ、ウレタン漏れのシール性を向上させることが容易となる。

    また上記製造方法としてより具体的には、前記位置決め工程において、前記突出部の前面における前記凹部以外の部分の全体または一部である1次接着部が、両面テープを用いて前記パネル部材に接着される製造方法としてもよい。

    また上記製造方法としてより具体的には、前記1次接着部は、前記凹部より根元寄りの部分であるようにしてもよい。 また上記製造方法において、前記パネル部材は、透明なガラス板の後側に意匠が施され、該意匠が該ガラス板を介して見える形態となっているようにしてもよい。

    また本発明に係る冷蔵庫の扉は、上記の製造方法によって製造されたものとする。 また本発明に係る冷蔵庫は、当該扉を備えたものとする。

    本発明に係る冷蔵庫の扉の製造方法によれば、1次接着のコスト増大等を抑えつつ、ウレタン漏れのシール性を向上させることが容易となる。

    本発明の実施形態に係る冷蔵庫の斜視図である。

    本発明の実施形態に係る冷蔵庫の扉を閉じた状態の正面図である。

    本発明の実施形態に係る冷蔵庫の扉を開いた状態の正面図である。

    本発明の実施形態に係る扉の構成図である。

    本発明の実施形態に係る扉の構成に関する説明図である。

    本発明の実施形態に係るフレーム部材の構成に関する説明図である。

    本発明の実施形態に係る扉の製造方法に関する説明図である。

    本発明の実施形態に係る扉の製造方法に関する説明図である。

    本発明の実施形態に係る扉の製造方法に関する説明図である。

    従来の冷蔵庫の扉の製造方法の一例に関する説明図である。

    本発明の実施形態について、各図面を参照しながら以下に説明する。

    [冷蔵庫の全体構成]
    図1は本実施形態の冷蔵庫1を示す斜視図である。 なお本願において、冷蔵庫1やその構成部材(後述するフレーム部材やパネル部材など)についての前後や上下左右の方向は、特に断りのない限り、図1に矢印で示す通りとする。 また上下左右の方向を「側方」と総称することがある。 また図2は、冷蔵庫1の扉を閉じた状態の正面図である。

    冷蔵庫1は、断熱箱体2の前方の上下それぞれに、観音開き式の扉を備えている。 すなわち断熱箱体2の前側かつ上側には、左側の扉3aと右側の扉3bが、断熱箱体2の前側かつ下側には、左側の扉3cと右側の扉3dが、それぞれ取り付けられている。 なお左上側の扉3aには、冷蔵庫1の状態等を表示する表示部4(例えば液晶表示パネル)が設けられている。

    これらの扉(3a〜3d)(以下、扉3と総称することがある)は、何れも断熱仕様の断熱扉として別々に製造され、断熱箱体2に取り付けられている。 このように冷蔵庫1は、前側に扉3が設けられ、その後側に断熱筺体2が設けられた形態となっている。 なお、扉3のより詳細な構成や製造方法については、改めて説明する。

    上側の扉(3a、3b)は後述する冷蔵室5(図3参照)の前面を開閉し、下側の扉(3c、3d)は後述する冷凍室6(図3参照)の前面を開閉する。 また図3は、扉3を開いたとき(但し、下側の扉(3c、3d)の表示は省略している)の冷蔵庫1を示す正面図である。

    断熱箱体2の上部には冷蔵室5が設けられ、断熱箱体2の下部には冷蔵室5に対して断熱壁7を介して冷凍室6が設けられている。 冷蔵室5は貯蔵物が冷蔵保存され、冷凍室6は貯蔵物が冷凍保存される。 以下、冷蔵室5及び冷凍室6について夫々説明する。

    冷蔵室5の奥壁5aには、その中央部において上下方向に延びる金属製の冷却パネル8が設けられている。 この冷却パネル8は、奥壁5aとともに冷気が流通する不図示の冷気通路(ダクト)を形成する。 冷気は冷気通路の下方から上方に向かって流通し、冷気通路の上部に設けられる吐出口から側方に向かって冷蔵室5内に吐出される。 吐出口から吐出された冷気は冷蔵庫の奥壁5aに沿って流通し、左右の端部で向きを変えて冷蔵室5の側壁5b,5cに沿って前方に流通する。

    冷蔵室5の側壁5b,5cに沿って流通する冷気は流速が低下し、冷蔵室の前部から中心部に到達して貯蔵物を冷却する。 これにより、貯蔵物に直接当たる冷気を低減して貯蔵物の乾燥を抑制することができる。 また、冷蔵室5内において上部の温度よりも下部の温度を高くすることができ、貯蔵物の適正保存温度に応じて適切な位置に貯蔵物を保存することができる。

    また冷却パネル8は、それ自体が冷気通路を流通する冷気によって冷却されることで、冷気通路の吐出口から吐出される冷気とともに冷蔵室5内に保存される貯蔵物を冷却する。 従って、冷却効果が上昇して冷却のために必要な消費電を抑制することができ、省エネルギーを図ることができる。

    冷蔵室5の下部にはタンク室13、野菜室14、フルーツケース15、チルド室(フレッシュケース)16が設けられている。 タンク室13は製氷用のタンクを収納する。 野菜室14は冷蔵室5の上部に対して隔離され、野菜が収納される。 フルーツケース15は冷蔵室5の上部に対して隔離され、フルーツが収納される。

    野菜室14及びフルーツケース15は、冷蔵室5の上部から吐出して下方に流通した冷気によって冷却されるため、周囲よりも高温の野菜やフルーツの保存に適した温度に維持される。 チルド室16は、冷蔵室5の上部に対して隔離され、冷気通路の下部から冷気が吐出されるため周囲よりも低温に維持される。

    野菜室14内には収納ケース21がスライド自在に配されている。 また野菜室14の上端部には、収納ケース21の前壁と野菜室14の上壁を形成する仕切板9との間を開閉する蓋部22が枢支されている。 収納ケース21は上面を開口して設けられており、その後方は野菜室14の上壁によって覆われている。

    一方、収納ケース21の上面開口の前方は、収納ケース21が野菜室14内に差し込まれている状態において蓋部22によって覆われる。 つまり蓋部22は収納ケース21の出入動作(スライド)に応じて回動し、収納ケース21の前壁と野菜室14の上壁との間を開閉するものである。

    冷凍室6には自動製氷機を備える氷保管箱10、3つの小冷凍ケース11、2つの大冷凍ケース12が設けられている。 氷保管箱10は、タンク室13(水タンク)の水を用いて不図示の自動製氷機によって製氷された氷を貯える。 小冷凍ケース11及び大冷凍ケース12には、任意の貯蔵物が冷凍保存される。

    [扉の構成]
    次に扉3の構成についてより詳細に説明する。 なお以下の説明では、便宜上、左上側の扉3aの構成について説明するが、他の扉(3b〜3d)についても基本的には同様である。

    図4は、前方視点による扉3aの構成図であり、フレーム部材32等を透過させて表示したものである。 なお以下の説明では便宜上、図4に点線で囲む部分のうち、左寄りの部分を「左部」、上寄りの所定部分を「上部」、右寄りの所定部分を「右部」、下寄りの所定部分を「下部」と各々称することがある。

    また図5は、図4に二点鎖線で示す断面をAで示す方向に見たときの扉3aの断面図であって、部分的に左部の近傍を表示したものである(なお後述する図7〜図9も、図5と同等の視点による図となっている)。 これらの図に示すように扉3aは、パネル部材31、およびフレーム部材32等を用いて形成されている。

    パネル部材31は、周縁が矩形である平板状に形成されており、前面が前方を向くように、フレーム部材32に支持される格好で設けられる。 またパネル部材31は、透明なガラス板(ガラスパネル)の裏面に意匠を施した印刷を行い、更にその印刷の上に、飛散防止のフィルムを張り付けた構成となっている。 これによりパネル部材31は、透明なガラス板の後側に意匠が施され、この意匠がガラス板を介して見える形態となっている。 なおパネル部材31はその他、例えば、ガラス板の裏面に所定のシート(前側に印刷された意匠が施されている)が張り付けられた構成であっても良い。 また扉3aの前側は、パネル部材31の前面(ガラス板)が露出した形態となっている。 これにより扉3aは、デザイン性などが優れた仕様となっている。

    また図6は、左部の近傍におけるフレーム部材32の断面図を示している。 より具体的には、図6の下側は、図4に二点鎖線で示す断面をAで示す方向に見たときの断面図を示し、図6の上側は、図6に二点鎖線で示す断面をBで示す方向に見たときの断面図を示している。 図4〜図6に示すように、フレーム部材32は、ABS樹脂等の成形により形成されており、枠部32a、側壁部32b、突出部32c、表示基板支持部32d、および補強リブ32e等を有している。

    枠部32aは、前方が開口した枠状となっており、パネル部材31を前方から嵌め込むことが可能となるように、パネル部材31の周縁のサイズに合わせて(開口の大きさがパネル部材31の周縁と同等、或いは、やや大き目となるように)形成されている。 別の見方をすれば、枠部32aは、左部、上部、右部、および下部の各々に配された板状体が、端部同士において互いに連結された形状となっている。 枠部32aの内周面は、パネル部材31の周縁を囲む形態となっている。

    側壁部32bは、左部、上部、右部、および下部の各々において、枠部32aの後側から後方へ伸びる形態となっている。 別の見方をすれば、側壁部32bは、左部、上部、右部、および下部の各々に配された板状体が、端部同士において互いに連結された形状となっている。 このことから側壁部32bは、パネル部材31の後面に接する空間を、上下左右方向から囲む形態となっている。

    なお側壁部32bの後側には、冷蔵庫1の庫内壁を形成するドアライナー等が設けられており、パネル部材31の後面に接する空間は閉空間となっている。 そして当該空間には、発砲ウレタン36が満たされている。 発泡ウレタン36は、断熱材の役割を果たす他、パネル部材31とフレーム部材32を接着する接着剤の役割を果たす。

    突出部32cは、前方を向く平面(前面)と後方を向く平面(後面)を有する略板状となっており、左部、上部、右部、および下部の各々において、枠部32aの内周面の後側(換言すれば、側壁部32bの内周面の前側)から、前面が枠部32aの開口部に対向するように側方へ突出する形態となっている。 つまり突出部32cのうち、左部のものはほぼ右方に、上部のものはほぼ下方に、右部のものはほぼ左側に、下部のものはほぼ上方に、それぞれ突出する形態となっている。

    そのため突出部32cの前面は、パネル部材31の後面に対向している。 なお突出部32cにおける突出方向の位置については、図6の下側に示すように、当該突出の先端に近いことを「先端寄り」と称し、逆に根元に近いことを「根元寄り」と称することがある。

    また突出部32cには、その前面の一部が後側に凹む形態となっている凹部32c1が設けられている。 凹部32c1は、左部、上部、右部、および下部の各々において、突出方向に見て所定幅Wの一定領域に設けられている。 別の見方をすれば、凹部32c1は、突出部32cの突出方向に対し垂直方向へ伸びる溝を形成するように設けられている。

    すなわち凹部32c1は、左部および右部においては上下方向に伸びた溝を形成するように、上部および下部においては左右方向に伸びた溝を形成するように、それぞれ設けられている。 凹部32c1は、主に、接着工程でのウレタン漏れに対するシール性を向上させる役割を果たす。 この点については、改めて詳細に説明する。

    表示基板支持部32dは、先述した表示部4を搭載した表示基板41を、支持するための部分である。 表示基板41は、表示部4が前方を向くように、表示基板支持部32dによって図4に示されている位置に支持される。 扉3aの前方に居る使用者は、表示部4の表示を見ることが可能である。

    補強リブ32eは、側壁部32bの内周面と突出部32cの後面の何れにも垂直な方向(左部にある場合は、前後左右方向)に広がる板状に形成されており、外縁が、側壁部32bに接する辺と突出部32cに接する辺を二辺とする三形になっている。 補強リブ32eは、側壁部32bと突出部32cによって形成されるコーナーに、所定間隔で配置されている。 補強リブ32eは、主に突出部32cを補強する役割を果たす。

    [扉の製造方法]
    次に扉3の製造方法について説明する。 なお以下の説明では、便宜上、左上側の扉3aの製造方法について説明するが、他の扉(3b〜3d)についても基本的には同様である。

    扉3aを製造する工程には、パネル部材31をフレーム部材32の枠部32aに嵌め込んで位置決めする工程(位置決め工程)が含まれる。

    位置決め工程では、図7に示すようにパネル部材31とフレーム部材32が用いられ、パネル部材31が枠部32aに嵌め込まれる。 この際、突出部32cの前面とパネル部材31の後面との間に両面テープ35を介在させておき、パネル部材31とフレーム部材32の間での接着(「1次接着」とする)が行われるようにしておく。

    1次接着により、パネル部材31がある程度の接着力で固定され、枠部32aの内側に適切に位置決めされる。 また1次接着は、後述する発泡ウレタンを用いた接着(2次接着)の補助的な役割をも果たし、パネル部材31の接着固定をより強固なものとする。

    突出部32cの前面における1次接着がなされる部分(1次接着部)は、凹部32c1より根元寄りの部分(凹部以外の部分)となっている。 1次接着がなされる部分はこのように限定されているため、位置決め工程での両面テープ35の使用量は、比較的抑えられるようになっている。 但し、凹部32c1より先端寄りの部分においても、1次接着が行われるようにしても構わない。

    位置決め工程では、パネル部材31は枠部32aに挿入され、直接或いは両面テープ35を介して突出部32cの前面に当たる位置で位置決めされる。 このように突出部32cは、位置決め工程の際に、パネル部材31の位置を決める役割を果たしていると言える。 なお当該位置決めがなされたとき、パネル部材31の後面は後方を向いている。

    図8は、パネル部材31の位置決めがなされた状態であって、後述の接着工程が行われる前の状態を表している。 なお図8における右上の部分は、実線で囲まれた部分(パネル部材31と突出部32cの隙間の近傍部分)の拡大図を表している。

    図8に示すように、パネル部材31の後面と突出部32cの前面の隙間(以下、便宜的に「隙間X」と称する)の大きさは、凹部32c1と凹部32c1より先端寄りの部分との間で異なっている。 より具体的には、凹部32c1における隙間Xの大きさX1は、凹部32c1より先端寄りの部分における隙間Xの大きさX2に比べて、十分に大きくなっている。

    また扉3aを製造する工程には、発泡ウレタンを利用して、位置決め工程により位置決めされたパネル部材31をフレーム部材32に接着固定する工程(接着工程)が含まれる。

    接着工程では、パネル部材31を位置決めしておいたフレーム部材32の内側の空間(上下左右の側壁部32bの内側面、突出部32cの後面、パネル部材31の後面、およびドアライナー等に囲まれた空間)を発泡ウレタンで満たすことにより、パネル部材31はフレーム部材32へ強固に接着(2次接着)される。

    より具体的には、図9に示すように、発泡前の発泡ウレタン36(加熱により発泡して膨張する)を当該空間の中央付近に予め設けておき、金型等を用いて各部材(パネル部材31、フレーム部材32およびドアライナー等)を固定した状態で加熱を行う。 これにより、発泡ウレタン36は当該空間内において膨張し、最終的に当該空間は発泡ウレタン36で満たされる。

    発泡ウレタン36が膨張する際、図9に白色矢印で示すように、発泡ウレタン36の一部が、突出部32cの先端側から隙間Xへ進入することがある。 隙間Xへ進入した発泡ウレタン36は、凹部32c1の位置に到達すると凹部32c1へ流れ込む。 ここで凹部32c1は、凹部32c1より先端寄りの部分に比べて隙間Xにより形成される空間(容量)が十分に大きくなっており、隙間Xへ進入してきた発泡ウレタン36を大量に蓄積することが可能である。

    そのため、隙間Xへ進入してきた発泡ウレタン36は凹部32c1に留まり、凹部32c1より根元寄りの部分に進入することは極力回避される。 これにより、接着工程におけるウレタン漏れ(隙間Xへ進入した発泡ウレタン36が、凹部32c1より根元寄りの部分を介して外へ漏れること)は、極力防がれるようになっている。

    このように本実施形態では、凹部32c1が設けられていない場合(図10に例示する場合)に比べて、ウレタン漏れに対するシール性が向上している。 なお本実施形態では、凹部32c1において隙間Xが大きくなるため、隙間Xへ進入してきた発泡ウレタンが毛細管現象によって進み易くなることは回避される。 本実施形態ではこの点からも、ウレタン漏れに対するシール性が向上していると言える。

    [その他]
    以上に説明した通り、本発明の実施形態に係る冷蔵庫の扉の製造方法は、平板状に形成されたパネル部材31と、パネル部材31が前方から嵌め込まれてパネル部材31の周縁を囲む枠部32a、および、枠部32aの内周面の後側から側方へ突出し前面が枠部32aの開口部に対向する突出部32cを有するフレーム部材32と、が用いられ、パネル部材31を枠部32aに嵌め込んで位置決めする位置決め工程と、位置決めされたパネル部材31の後面に接する空間を発泡ウレタン36で満たし、パネル部材31をフレーム部材32に接着固定する接着工程、を含む方法となっている。

    また突出部32cの前面には、先端寄りの部分に比べて位置決めされたパネル部材31との隙間Xが大きくなるように形成された、凹部32c1が設けられており、接着工程において隙間Xに進入した発泡ウレタン36が、凹部32c1へ流れ込むようにされている。

    そのため当該製造方法は、発泡ウレタンを用いてパネル部材をフレーム部材に接着固定する工程を含む製造方法であって、1次接着のコスト増大を抑えつつ、ウレタン漏れのシール性を向上させることが容易となっている。

    また本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。 すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。 本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。

    本発明は、冷蔵庫の製造工程等に利用することができる。

    1 冷蔵庫 2 断熱箱体 3、3a〜3d 扉 4 表示部 41 表示基板 5 冷蔵室 6 冷凍室 7 断熱壁 8 冷却パネル 9 仕切板 10 氷保管箱 11 小冷凍ケース 12 大冷凍ケース 13 タンク室 14 野菜室 15 フルーツケース 16 チルド室 21 ケース 22 蓋部 31 パネル部材 32 フレーム部材 32a 枠部 32b 側壁部 32c 突出部 32c1 凹部 32d 表示基板支持部 32e 補強リブ 35 両面テープ 36 発泡ウレタン

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