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Fuel vapor diffusion preventive device for internal combustion engine

阅读:171发布:2021-06-25

专利汇可以提供Fuel vapor diffusion preventive device for internal combustion engine专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To prevent the diffusion of fuel vapor by feeding excessive fuel returned from an internal combustion engine back to a main tank and a sub- tank through a return piping by means of a distributing valve controlled based on the distribution amount determined according to a burning temperature in the sub-tank. CONSTITUTION:A fuel tank 3 is composed of a main tank part 5 and the sub- tank part 4. Excessive fuel returned from an internal combustion engine 8 is fed back to the tank parts 5, 4 through a return passage 7. A distributing valve 6 is arranged on the return passage 7 for controlling distribution of the fuel respectively fed back to the main tank part 5 and the sub-tank part 4. A CPU 21 determines the distribution amount according to a burning temperature of the sub-tank 4 detected by a burning temperature sensor 2, and controls the distributing valve 6 based on the determined amount. It is thus possible to keep the burning temperature in the sub-tank 4, and prevent discharge of the fuel vapor to atmosphere by the high burning temperature in the sub-tank.,下面是Fuel vapor diffusion preventive device for internal combustion engine专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 メインタンク部とサブタンク部とからなる燃料タンクと、 前記メインタンク部と前記サブタンク部とに内燃機関から戻る余剰燃料を戻すリターン配管と、 前記リターン配管に設けられ、前記メインタンク部と前記サブタンク部とに前記余剰燃料を分配する分配弁と、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、 前記運転状態検出手段の検出結果に応じて前記分配弁を制御することにより前記余剰燃料を分配する分配量を変化させる分配量制御手段とを備えることを特徴とする内燃機関の燃料蒸気蒸散防止装置。
  • 【請求項2】 メインタンク部とサブタンク部とからなる燃料タンクと、 前記メインタンク部と前記サブタンク部とに内燃機関から戻る余剰燃料を戻すリターン配管と、 前記サブタンク内の燃温を検出する燃温検出手段と、 前記リターン配管に設けられ、前記メインタンク部と前記サブタンク部とに前記余剰燃料を分配する分配弁と、 前記燃温検出手段により検出された前記サブタンク内の燃温に応じて前記分配弁を制御することにより前記余剰燃料を分配する分配量を変化させる分配量制御手段とを備えることを特徴とする内燃機関の燃料蒸気蒸散防止装置。
  • 【請求項3】 前記分配量制御手段は前記サブタンク部内の燃温が燃料の沸点近傍の所定温度より低いときには前記余剰燃料を全て前記サブタンク部に戻し、前記所定温度より高いときには前記余剰燃料を前記サブタンク部と前記メインタンク内とに戻すことを特徴とする請求項2記載の内燃機関の燃料蒸気蒸散防止装置。
  • 【請求項4】 前記分配量制御手段は、前記サブタンク部内の燃温が所定温度より高い間は所定期間毎に前記余剰燃料が前記メインタンクに戻る割合が増加するように前記分配弁を制御することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の内燃機関の燃料蒸気蒸散防止装置。
  • 【請求項5】 内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段を備える内燃機関の燃料蒸気蒸散防止装置において、 前記分配量制御手段は、前記運転状態検出手段の検出結果に応じて前記余剰燃料を前記サブタンク部と前記メインタンク部とに戻すことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の内燃機関の燃料蒸気蒸散防止装置。
  • 【請求項6】 前記サブタンク部内の燃温が所定温度以上から所定温度未満になったときの運転状態と前記分配弁の弁開度とを検出する状態検出手段と、 前記状態検出手段の検出結果にもとづいて、前記分配量制御手段が前記運転状態検出手段の検出結果にもとづいて前記余剰燃料を前記各タンク部に戻す割合を補正する補正手段とを備えることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の燃料蒸気蒸散防止装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、特に自動車用内燃機関の燃料蒸気の蒸散を防止する装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】一般に、自動車用燃料タンク内には燃料ポンプが一体に設けられている。 さらに、米国特許第4
    672937号明細書に示されているような、燃料タンク液位の低下時にも十分な液位を維持するサブタンク部を燃料タンク内に設け、さらに、このサブタンク部内に燃料ポンプを設けることにより液位低下による燃料ポンプのベーパロックを防止するというものがある。

    【0003】また、実公平3−46219号公報では、
    燃料系統における燃料の気化によるベーパロックの発生を防止するために、内燃機関から戻ってきた揮発性の低い燃料をサブタンク部へ貯蔵し、高温時に機関へ送るようにしたものがある。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来技術では、内燃機関から戻ってきた高温(揮発性の低い)の余剰燃料を燃料タンク内の一部(サブタンク部)
    に貯蔵するため、その一部の燃料の温度が上昇し、これが液体燃料の沸点を越えると燃料蒸気の発生が急増するという問題がある。

    【0005】さらに、メインタンク部とサブタンク部内の液体燃料に温度差が生じていると、車両の旋回時等で低温燃料(メインタンク部燃料)が高温燃料(サブタンク部燃料)内に落下すると、燃料蒸気が急激に発生するいわゆる燃料スプラッシュが発生するという問題がある。 この結果、燃料蒸気を吸着するキャニスタがオーバーフローをおこし、燃料蒸気の大気への放出を招く。

    【0006】本発明は、燃料蒸気の蒸散を防止する装置を提供することを目的とする。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】そこで本発明は、例えば図1に示したような、メインタンク部とサブタンク部とからなる燃料タンクと、前記メインタンク部と前記サブタンク部とに内燃機関から戻る余剰燃料を戻すリターン配管と、前記サブタンク部内の燃温を検出する燃温検出手段と、前記リターン配管に設けられ、前記メインタンク部と前記サブタンク部とに前記余剰燃料を分配する分配弁と、前記燃温検出手段により検出された前記サブタンク部内の燃温に応じて前記分配弁を制御することにより前記余剰燃料を分配する分配量を変化させる分配量制御手段とを備えることを特徴とする内燃機関の燃料蒸気蒸散防止装置を提供する。

    【0008】

    【作用】内燃機関から戻される余剰燃料はリターン配管を通って燃料タンクのメインタンク部とサブタンク部とに戻される。 このとき、これらのタンクに戻されるリターン燃料の分配量は前記サブタンク部の燃温に応じて、
    分配量制御手段によって前記リターン配管に設けられている分配弁が制御されることにより変化させられる。

    【0009】

    【実施例】以下、この発明を用いた実施例を図面に従って説明する。 図2は本発明の実施例である内燃機関の燃料蒸気蒸散防止装置を示したものである。 この図において、燃料タンク3はメインタンク部5とサブタンク部4
    とから構成されている。 メインタンク部5には給油口2
    4から液体燃料が給油される。 また、メインタンク部5
    とサブタンク部4とはサブタンク部4の側面下方に設けられている連通口25を介して連通している。 さらにサブタンク部4の内面側壁にはサブタンク部4内の燃温を検出する燃温センサ2が設置されている。

    【0010】燃料ポンプ1はサブタンク部4内に配置されており、内燃機関(エンジン)8に液体燃料を供給する。 燃料ポンプ1より吸入された液体燃料はフューエルフィルタ9を通った後、燃料噴射弁18からエンジン8
    に供給される。 また、燃料噴射弁18からの余剰燃料はリターン通路7を通り燃料タンク3に戻される。 このリターン通路7は分配弁6を介してリターン燃料をメインタンク部5に戻すメイン通路72と、サブタンク部4に戻すサブ通路71とから構成されている。 そして、サブ通路71はサブタンク部4の上方開口部から、メイン通路72もメインタンク部5の上方からリターン燃料を戻すような構成となっている。 また、このリターン通路7
    中には燃料圧をエンジン8の吸気負圧に応じた一定の差圧に保つためのプレッシャレギュレータ10が設置されている。 さらに、燃料タンク3内で発生した燃料蒸気はパージ管11によりキャニスタ13に吸着されたあと、放出通路15,パージ制御弁16により吸気管12
    へパージされる。

    【0011】CPU21はスロットル弁17の開度を検出するスロットルセンサ22からのスロットル開度信号と、エンジン8の回転数を検出する回転数センサ(図示せず)からのエンジン回転数信号と、スロットル弁17
    を通過した吸入空気の圧力を検出する吸気圧センサ19
    からの吸気圧信号(吸入空気量センサからの吸入空気量信号でもよい)と、エンジン冷却の温度を検出する水温センサ23からの冷却水温信号と、吸入空気温度を検出する吸気温センサ(図示せず)からの吸気温信号と、
    燃温センサ2からの信号とを入力する。

    【0012】そして、燃料タンク3に戻るリターン通路7の出口には余剰燃料をメインタンク部5とサブタンク部4とに分配する分配弁(電磁弁)6が設けられている。 分配弁6は図3(a)〜(c)に示したような構成からなる。 つまり、リターン通路7とサブ通路71とは弁室60を介して連通しており、メイン通路72はこれらの通路に対して垂直に設けられている。 このメイン通路72も弁室60を介してリターン通路7およびサブ通路71と連通している。 そして、弁室60の中には一端が図示しないロータリアクチュエータに接続されている軸部61とこの軸部に固設されている弁体62とが収納されている。

    【0013】弁体62はロータリアクチュエータに駆動電流が流れていないときには図3(a)に示したA位置にある。 このとき、リターン燃料は全てサブタンク部4
    に戻される。 そして、ロータリアクチュエータに電流が流れると、軸部61が回転し、それに伴い弁体62が図3(b)に示したように、サブ通路71の方向に回転する。 このときの弁位置は図3(d)に示したように、ロータリアクチュエータに流れる電流のデューティ比により決めら、最大、図3(c)に示したB位置まで回転移動する。 さらに、このデューティ比はサブタンク部4内の燃温に応じてCPU21により制御される。

    【0014】例えば、サブタンク部4の燃温が所定温度T 0 (例えば、液体燃料(ガソリン)の沸点(60℃)
    近傍の値)より低いとき、CPU21は分配弁6を駆動するためのロータリアクチュエータへの励磁電流のデューティ比を0%に設定し、弁位置をサブタンク部4にのみリターン燃料が供給されるA位置に設定する。 そして、サブタンク部4の燃温が所定温度以上になると、サブタンク部4の燃温を低くするために励磁電流のデューティ比を高くし、分配弁6の弁開度をB位置の方向に、
    例えば図3(b)に示した位置に開く。 図3(d)はデューティ比と弁開度との関係を示した特性図であり、デューティ比が高くなるに従って、サブタンク部4側の開度が小さくなり、メインタンク部5側の開度が大きくなるようになっている。

    【0015】CPU21による分配弁6の制御処理を示したフローチャートが図4〜図6,図8,図9,図1
    1,図13である。 これらのフローチャートはエンジンスイッチがオンされると、所定時間ごとに実行される割り込みプログラムであり、常に最新の情報にもとづいて分配弁6を制御するものである。 以下、これらのフローチャートに従って説明する。

    【0016】まず、CPU21による分配弁6の制御処理の第1の実施例について図4に従って説明する。 この実施例では、サブタンク部燃温Tが所定温度T 0 (例えば、60℃)以上のとき(T≧T 0のとき)、分配弁6
    の弁開度を所定開度θ 1に設定する処理を行う。 まず、
    エンジンスイッチがオンされると、ステップS101においてサブタンク部燃温Tを検知する。 次にステップS
    102では所定温度T 0との比較を行い、所定温度T 0
    以上であればステップS104に進み、所定温度T 0未満であればステップS103進む。

    【0017】ステップS104では、分配弁6の弁開度を所定開度θ 1に設定し、リターン燃料をメインタンク部5とサブタンク部4とに分配し、このルーチンを終了する。 ステップS103では分配弁6の弁開度をθ 0に設定する。 ここで、弁開度θ 0とはリターン燃料が全部サブタンク部4に戻るような開度である。 この処理が終了すると本ルーチンを終了する。

    【0018】また、ステップS104にて分配弁6の弁開度をθ 1とした結果、サブタンク部燃温が所定温度T
    0未満となったときには、所定周期後に本ルーチンを実行されるときにステップS103にて分配弁6の弁開度をθ 0に戻す。 以上の処理を行うことにより、内燃機関の熱により高温となったリターン燃料がサブタンク部4
    内に戻され、サブタンク部4内の燃温が上昇したとき、
    リターン燃料の一部をメインタンク部5内に戻すことができる。 これにより、サブタンク部4内に戻されるリターン燃料の量が減少し、サブタンク部4内の燃温が下がるので、サブタンク部4内の燃温が燃料の沸点を越えて燃料蒸気が発生することを抑制することができる。 また、メインタンク部5内にもリターン燃料の一部が戻されるため、メインタンク部5内の燃温とサブタンク部4
    内の燃温との差が小さくなる。 これにより、車両の旋回時等にメインタンク部5内の低温燃料が高温燃料が貯蓄されているサブタンク部4内にサブタンク部4の上方開口部から落下して発生する燃料スプラッシュを抑制することができる。

    【0019】本実施例において、燃温センサ2が燃温検出手段に、ステップS102,ステップS103,ステップS104が分配量制御手段にそれぞれ相当し、機能する。 次に、分配弁6の制御処理の第2実施例について、図5に従って説明する。 なお、図4と同様の処理を実行するステップについては同じステップ番号を付し、
    説明を省略する。 この実施例では、T≧T 0のとき、始めは弁開度を所定開度θ 1として、その後、燃温Tが所定温度T 0より低くならないときには徐々に弁開度を大きくしていく(B位置側にしていく)処理を実行する。

    【0020】エンジンスイッチがオンされると、ステップS101とステップS102の処理が実行される。 ステップS102において所定温度T 0以上のときには、
    ステップS106に進み、このルーチンの実行回数を第1のカウンタN 1によりカウントする。 そして、次のステップS107では、第1のカウンタN 1の値が「1」
    であるかを判定し、「1」であればステップS104
    に、「1」でなければステップS108に進む。 ステップS104では先に述べたように弁開度をθ 1として本ルーチンを終了する。 ステップS1041では分配弁6
    の弁開度を前回の弁開度θに所定開度αを加えた開度とし、本ルーチンを終了する。

    【0021】ステップS102において、所定温度T 0
    未満であると判定されたときにはステップS103に進み、弁開度をθ 0とする。 そして、次のステップS10
    6で第1のカウンタN 1の値をリセットして本ルーチンを終了する。 以上の処理を行うことにより、サブタンク部4内の燃温が所定値T 0より下がらないときには、ルーチン実行毎にリターン燃料がメインタンク部5に戻る割合が多くなるように分配弁6の弁開度が制御される。
    よって、サブタンク部4内に高温のリターン燃料が戻る割合が減少するので、より早くサブタンク部燃温を下げることができ、燃料蒸気の発生をより抑えることができる。

    【0022】次に、分配弁6の制御処理の第3実施例について、図6に従って説明する。 なお、上記各実施例と同様の処理を実行するステップについては同じステップ番号を付し、説明を省略する。 この実施例では、T≧T
    0のとき、このときのエンジン回転数N eと吸気管圧力PMとから決まる弁開度θ n (本実施例においてθ nとは、常にリターン燃料の内25%がメインタンク部5
    に、75%がサブタンク部4に戻される弁開度のこととする)に分配弁6の弁開度を設定する処理を実行する。

    【0023】エンジンスイッチがオンされると、ステップS101とステップS102の処理が実行される。 ステップS102において所定温度T 0未満のときには、
    ステップS103に進み、弁開度をθ 0として本ルーチンを終了する。 所定温度T 0以上のときには、ステップS109に進む。 ステップS109ではエンジン回転数N eを読み込み、ステップS110に進む。 ステップS
    110では、吸気管圧力PMを読み込む。 そして、次のステップS111において、図7に示した弁開度マップからステップS109,ステップS110で読み込んだエンジン回転数N eと吸気管圧力PMとに応じた弁開度θ nを読み込む。 そして、分配弁6の弁開度をこのθ n
    に設定し、リターン燃料をメインタンク部5とサブタンク部4とに分配し、このルーチンを終了する。

    【0024】また、図7に示したマップにおいて、θ n
    はθ 1 <θ 2 <─<θ 7 <θ 8の関係となっている。 これはエンジン回転数N eと吸気管圧力PMとが高い高負荷状態では燃料消費量が多いためリターン燃料が少なくなり、また、逆にエンジン回転数と吸気管圧力が小さいアイドル状態では燃料消費量が少ないためリターン燃料が多くなる。 よって、リターン燃料量が変化しても一定の分配率を保つために弁開度を制御している。 すなわち、本実施例においてθ nとはリターン燃料量が変化しても分配率が一定となる弁開度である。

    【0025】以上の処理を実行することにより、エンジン回転数N eや吸気管圧力PMが変化してリターン燃料量が変化しても、常に一定の割合でリターン燃料をサブタンク部4とメインタンク部5とに戻すことができる。
    次に、分配弁6の制御処理の第4実施例について、図8
    に従って説明する。 なお、上記各実施例と同様の処理を実行するステップについては同じステップ番号を付し、
    説明を省略する。 この実施例は、弁開度マップを補正する処理を実行するもので、例えば第3実施例と組み合わせて用いられる。 このフローチャートはエンジンスイッチがオンされると一度補正処理が行われるまで実行される。

    【0026】エンジンスイッチがオンされると、上述したステップS101〜ステップS110までの処理が実行される。 つまり、サブタンク部4の燃温を検知し、この燃温Tが所定温度T 0未満のときは、分配弁6の弁開度をθ 0とし、第1のカウンタN 1をリセットして本ルーチンを終了する。 また、燃温Tが所定温度T 0以上のときには第1のカウンタN 1のカウント値を1つインクリメントする。 そして、この第1のカウンタN 1のカウント値が「1」のときには分配弁6の弁開度をθ 1に設定し、「1」以外のときには前回の弁開度よりαだけ大きい開度に設定する。 さらに、エンジン回転数N eと吸気管圧力PMとを読み込み、ステップS112に進む。

    【0027】ステップS112では第2のカウンタN 2
    のカウント値を1つインクリメントする。 そして、次のステップS113では第2のカウンタN 2の値が所定値B以上であるかを判定し、所定値B未満のときには再びステップS113に戻る。 所定値B以上になると、次のステップS114に進む。 つまり、これらステップS1
    12,ステップS113ではサブタンク部4内の燃温が安定するような所定時間が経過するまで次のステップに進まないようにしている。

    【0028】ステップS114では再びサブタンク部4
    内の燃温Tを検知し、ステップS115に進む。 ステップS115で再び所定温度T 0と比較して、所定温度T
    0以上のときにはステップS118に進み、所定温度T
    0未満のときにはステップS116に進む。 ステップS
    116では現在の弁開度θと現運転状態の弁開度マップ値θ nとの偏差Δθを算出し、ステップS117で、図7の各運転状態での弁開度マップ値θ nを偏差Δθをもとに書き換えて、ステップS118に進む。 ステップS
    118では第2のカウンタN 2のカウント値をリセットして本ルーチンを終了する。

    【0029】これにより各内燃機関の固体間の特性の違いが補正できるため、より正確にサブタンク部4の燃温の上昇を抑えることができる。 次に、分配弁6の制御処理の第5実施例について、図9に従って説明する。 なお、上記各実施例と同様の処理を実行するステップについては同じステップ番号を付している。 本実施例では、
    サブタンク部内4の燃温を直接検出することなく、エンジン回転数N eと吸気管圧力PMとから、分配弁6の弁開度θ nを設定する処理を実行する。

    【0030】エンジンスイッチがオンされると、ステップS108においてエンジン回転数N eを読み込む。 次にステップS109で吸気管圧力PMを読み込み、ステップS120に進む。 ステップS120ではステップS
    108,ステップS109で読み込んだエンジン回転数N eと吸気管圧力PMとに応じた弁開度θ nを図10に示したマップより読み込む。 このマップは実験等により求めた運転状態(エンジン回転数N e ,吸気管圧力P
    M)とリターン燃料の燃温との関係にもとづいて作成されている。 そして、分配弁6の弁開度をこのθ nに設定し、本ルーチンを終了する。

    【0031】以上の処理を実行することにより、実験等の結果より作成したマップにもとづいて、運転状態からリターン燃料の燃温を予測し、サブタンク部4内の燃温が所定値を越えないように分配弁6の弁開度を制御するため、燃温センサ2を用いることなく、第3実施例で述べた効果を得ることができる。 次に、図11に示したフローチャートに従って、本発明の第6実施例について説明する。 なお、上記各実施例と同様の処理を実行するステップには同じステップ番号を付し、説明を省略する。
    この実施例では、分配弁6の弁開度をサブタンク部内4
    の燃温Tと所定温度T 0との差に応じて設定する処理を実行する。

    【0032】ステップS101,ステップS102において、T≧T 0であると判断されると、ステップS12
    0において、ΔTを算出する。 このΔTは次式より算出される。

    【0033】

    【数1】ΔT=T−T 0そして、ステップS121において、このΔTに応じた弁開度θ nを図12に示したマップから読み取り、この開度だけ分配弁6の開弁制御を実行する。 以上の処理を実行することにより、サブタンク部燃温に応じてリターン燃料の分配率を制御することができる。

    【0034】次に、図13に示したフローチャートにしたがって、本発明の第7実施例について説明する。 なお、第1実施例と同様の処理を実行するステップには同じステップ番号を付し、説明を省略する。 この実施例では、弁開度制御条件にヒステリシス特性をもたせたものである。 ステップS101において、サブタンク部燃温を検知する。 そして、ステップS122では、サブタンク部燃温TがT 0のとき弁開度をθ 0からθ 1に、
    0 'のときに弁開度をθ 1からθ 0に制御するようにするヒステリシス特性にしたがって、それぞれステップS103とステップS104とに進む。 そして、ステップS103では弁開度をθ 0としてこのルーチンを終了し、ステップS104では弁開度をθ 1としてこのルーチンを終了する。

    【0035】この処理を実行することにより、所定温度T 0 'において、弁開度をθ 0に戻しても、すぐに再びT≧T 0となることがないので、弁開度の制御回数を減らすことができる。 以上の実施例では図3に示した分配弁6を用いているが、これに限らず、例えば図14,図15,図16に示したような弁を用いてもよい。

    【0036】例えば、図14においては、リターン燃料をメインタンク部に戻すメイン通路72内に調量弁63
    を設けている。 この調量弁63はステップモータ64により駆動される。 さらに、このステップモータ64はC
    PU21により制御されている。 CPU21は、サブタンク部4の燃温が所定温度T 0未満のときには、リターン通路7からサブ通路71を通ってリターン燃料が全てサブタンク部4に供給されるように調量弁63の弁開度が全閉状態となるようにステップモータ64を制御する。 そして、燃温Tが所定温度T 0を越えたときには、
    設定条件に応じてCPU21は調量弁63の弁開度をステップモータ64を制御することにより決定する。

    【0037】また、図15においては、リターン通路7
    とサブ通路71とがサブ側バルブ65を介して、またリターン通路7とメイン通路72とがメイン側バルブ66
    を介してそれぞれ連通するように設置されている。 (図15(a))。 これらのバルブ65,66の構成断面図を示したものが図15(b)である。 弁体67はコイル68に励磁電流を流すことにより弁孔69を開閉する。
    このとき、コイル68への通電量はCPU21によりデューティ制御されている。 なお、弁体67の駆動周波数は低周波でも高周波でもよい。 このデューティ比とバルブ開度との関係を示した特性図が図15(c)である。
    この図からわかるように、デューティ比が高くなるにしたがってバルブ開度も大きくなる。

    【0038】CPU21は、サブタンク部4の燃温がT
    0未満のときには、リターン燃料が全てサブタンク部4
    に戻されるような弁開度(θ 0 )となるようにサブ側バルブ65とメイン側バルブ66とのデューティ比を制御する。 そして、サブタンク部4の燃温がT 0以上になると、上記各実施例に示した処理にしたがって、両弁の弁開度が制御される。

    【0039】例えば、図15(a)において、サブ側バルブ65を開制御し、メイン側バルブ66を全閉にすると(図15(c)のデューティ比0%の状態)、リターン燃料を全てサブタンク部4側に戻すことができ、サブ側バルブ65を開制御したまま、メイン側バルブ66を開制御するとメインタンク部5側にもリターン燃料を分配することができる。 この分配割合はそれぞれのバルブ65,66のコイルに通電する電流のデューティ比により制御できる。 さらに、サブ側バルブ65を全閉にすると、リターン燃料を全てメインタンク部5側に供給することができる。

    【0040】また、分配弁6としてバイメタル弁600
    を設けてもよい。 ここでは、図16のように、バイメタル弁600のハウジング605は仕切り部606によりメイン通路72と弁体604とを備える弁室602と、
    バイメタル部材601を備えるバイメタル室603とからなる。 また、このバイメタル室603はサブ通路71
    に流れるリターン燃料の燃温がバイメタル部材601に伝えられるように、サブ通路71に設置されている。

    【0041】以上の構成を持つバイメタル弁600の作動を次に説明する。 バイメタル部材601はサブ通路7
    1を流れるリターン燃料の燃温が所定温度(例えば57
    ℃)に達すると図16の点線で示した形状から実線で示した形状に変化する。 これよにり、弁体604はバイメタル部材601側に引かれるため、メイン通路72を連通させる。 なお、メイン通路72を連通させる温度はガソリンの沸点である60℃付近に設定することが望ましい。

    【0042】以上の構成により、CPU21の負荷を軽減できる。 また、分配弁6のフェイル時にもサブタンク部4には常にリターン燃料が供給させるため、リターン配管内の燃温上昇によるプレッシャレギュレータの調圧不足を回避できる。

    【0043】

    【発明の効果】以上のような構成を採ることにより、本発明によれば、内燃機関から戻る余剰燃料はリターン配管を通って燃料タンクのメインタンク部とサブタンク部とに戻される。 このとき、これらのタンクに戻されるリターン燃料の分配量は前記サブタンク部の燃温に応じて、分配量制御手段によって変化させられる。

    【0044】これにより、サブタンク部内の燃温を適温に保つことができるので、サブタンク部内の燃温が高くなり燃料蒸気が大気に放出されるのを防止することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の構成要件を示したブロック図である。

    【図2】本実施例の構成図である。

    【図3】(a)〜(c)は本実施例に用いた分配弁の構成図である。 (d)は分配弁の作動特性図である。

    【図4】CPUにて実行される第1実施例のフローチャートである。

    【図5】CPUにて実行される第2実施例のフローチャートである。

    【図6】CPUにて実行される第3実施例のフローチャートである。

    【図7】第3実施例のROMに記憶されている吸気管圧力およびエンジン回転数と弁開度との関係を示したマップである。

    【図8】CPUにて実行される第4実施例のフローチャートである。

    【図9】CPUにて実行される第5実施例のフローチャートである。

    【図10】第5実施例のROMに記憶されている吸気管圧力およびエンジン回転数と弁開度との関係を示したマップである。

    【図11】CPUにて実行される第6実施例のフローチャートである。

    【図12】第6実施例のROMに記憶されているサブタンク部燃温と所定温度との差と弁開度との関係を示したマップである。

    【図13】CPUにて実行される第7実施例のフローチャートである。

    【図14】他の実施例の分配弁の構成を示した構成図である。

    【図15】(a)は他の実施例の分配弁の配置を示した構成図である。 (b)は分配弁の構成断面図である。
    (c)は分配弁の作動特性図である。

    【図16】他の実施例の分配弁の構成を示した構成図である。

    【符号の説明】 2 燃温センサ 3 燃料タンク 4 サブタンク部 5 メインタンク部 6 分配弁 7 リターン通路 8 エンジン 21 CPU

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