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Method for drying coated web and its apparatus

阅读:276发布:2021-06-26

专利汇可以提供Method for drying coated web and its apparatus专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To provide an improved method for controlling the operation of a convection air drier used in a coated web drying system and its apparatus. CONSTITUTION: A web 18 is passed through the inside of a closed drier 10 through the inlet slot 14 and outlet slot 16 communicated with each other. A drying gas is circulated between the drier and a heater 22 and through their insides, the drying gas passing in the heater is hit against the web to vaporize the carried liq., and heat energy is given in variable amts. to the drying gas passing in the heater to heat the gas to a specified temp. The gas is transferred or exhausted at a flow rate between the specified maximum and minimum values, a makeup gas is added to the circulating flow at a flow rate between specified maximum and minimum values, the change of state of the first treating condition is detected to set a first set value to the first treating condition, and one of the flow rates is adjusted to maintain the first treating condition at the first set value.,下面是Method for drying coated web and its apparatus专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 (a)互いに連通する入口側および出口側スロットを介して密閉したドライヤ内にウェブを通過させることと、(b)前記ドライヤとこれに付設された加熱器との間およびそれらの中に乾燥用ガスを循環して流し、さらに、該ドライヤ内を通過する加熱ガスを前記ウェブに当てて該ウェブに担持される液体を蒸散することと、(c)前記加熱器内を通過する乾燥用ガスに熱エネルギを可変量的に与えて該乾燥用ガスを所望の温度に加熱することと、(d)前記乾燥用ガスの循環流から、
    所定の最大値および最小値間で任意に定められる流量で、ガスを転送あるいは排気することと、(e)前記循環流に、所定の最大値および最小値間で任意に定められる流量で、補給ガスを加えることと、(f)少なくとも第1処理条件の変化を検知することと、(g)前記第1
    処理条件に対して第1設定値を設定することと、(h)
    前記第1処理条件を前記第1設定値に維持するために前記流量の一方を調節し、さらに、当該流量の他方を該一方の流量に対応し、かつ、該一方の流量が所定の最大値および最小値で定まる範囲を超えないように調節することとから成ることを特徴とする連続的に移送される液体を担持するウェブの乾燥方法。
  • 【請求項2】 前記第1処理条件がドライヤ内部のガス圧であり、前記第1設定値が前記入口側および出口側スロットを介するガスの流入及び/または流出が平衡状態を成すように制御し得るガス圧であることを特徴とする請求項1の方法。
  • 【請求項3】 前記補給ガスおよび排気ガスの流量がそれぞれ第1及び第2調節装置によって制御され、さらに、該第1調節装置は前記第1処理条件と第1設定値との差に対応して調節され、前記第2調節装置は第1調節装置の設定により生ずる変化に対応して調節されることを特徴とする請求項2の方法。
  • 【請求項4】 前記第1及び第2調節装置がダンパから成ることを特徴とする請求項3の方法。
  • 【請求項5】 前記第1ダンパが前記乾燥用ガスの加熱に要する熱エネルギの量を最小にするためにほとんど閉じた状態に維持され、さらに、前記第2ダンパが、補給ガスの継続的付加を実現し得る割合で排気ガスを排出するように、当該第1ダンパの設定に対応して調節されることを特徴とする請求項4の方法。
  • 【請求項6】 さらに、第2の処理条件を検知することと、該第2処理条件に対して第2設定値を設定することと、該第2処理条件を第2設定値に維持するように前記第2調節装置を調節することとから成ることを特徴とする請求項3の方法。
  • 【請求項7】 さらに、前記調節装置の両方あるいは一方を最大あるいは最小の流量となるように調節することなしに、前記第2処理条件が前記第2設定値に制御し得ない場合に、該第2設定値を第2処理条件の実際値に設定し直すことから成ることを特徴とする請求項3の方法。
  • 【請求項8】 さらに、第3の処理条件を決定することと、該第3処理条件の上限値および下限値を設定することと、該第3処理条件の上限値および下限値を超えない範囲で、前記第2処理条件が前記第2設定値に制御し得ない場合に、該第2設定値を第2処理条件の実際値に設定し直すこととから成ることを特徴とする請求項7の方法。
  • 【請求項9】 さらに、前記設定値および前記流量をそれらの上限値および下限値を超えることなく自動的に変更することによって、非乾燥動作モードに対応する段階から成ることを特徴とする請求項1の方法。
  • 【請求項10】 前記流量がそれらの最大値に自動的に設定し直されることを特徴とする請求項9の方法。
  • 【請求項11】 (a)乾燥室を囲い、かつ、該乾燥室内でのウェブの通過を可能にする入口側および出口側スロットを有するハウジングと、(b)加熱室と、(c)
    前記乾燥室および前記加熱室の間およびそれらの中に乾燥用ガスを循環させる手段と、(d)前記乾燥用ガスを加熱するために、前記加熱室を通過する乾燥用ガスに熱エネルギを可変量的に与える手段と、(e)前記循環流に補給ガスを付加し、かつ、当該補給ガスの流量を所定の最大値および最小値の範囲内に制御する第1調節装置を含む補給手段と、(f)前記循環流からガスを転送および排気し、かつ、該排気ガスの流量を所定の最大値および最小値の範囲内に制御する第2調節装置を含む排気手段と、(g)少なくとも第1処理条件をモニタし、かつ、当該第1処理条件の状態を示す第1入力信号を発生するための手段と、(h)前記第1入力信号と所定の第1設定値とに対応して、当該第1処理条件の状態と第1
    設定値との差を決定し、かつ、該差を示す第1出力信号を発生するための制御手段と、(i)前記第1出力信号に対応して、前記第1調節装置を調節することにより前記第1処理条件を前記第1設定値に制御するために補給ガスの流量を変化させる手段と、(j)前記制御手段が、さらに前記第1出力信号と所定の第2設定値とに対応して、前記第1調節装置の実際の設定値と該所定の第2設定値との間の差を示す第2出力信号を発生することと、(k)前記第2出力信号に対応して、前記第2調節装置を調節することにより補給ガスの流量を所定の最大値および最小値の範囲内に補正するように排気ガスの流量を制御する手段とから成ることを特徴とする連続的に移送される液体を担持するウェブの乾燥装置。
  • 【請求項12】 前記第1処理条件がドライヤ内部のガス圧であり、前記第1処理条件をモニタする手段が前記乾燥室内に延出する圧力プローブを含むことを特徴とする請求項11の装置。
  • 【請求項13】 前記調節装置がそれぞれダンパから成ることを特徴とする請求項11の装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は塗工ウェブの乾燥システムに関し、特に当該システムにおいて使用する対流式エアドライヤの動作を制御する改良された方法およびその装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来の浮遊式対流エアドライヤを図1の参照数字10により概略的に示す。 このドライヤは連通する入出孔スロット14、16をともなう乾燥室12を定める絶縁されたハウジング11から成る。 すなわち、
    当該ドライヤ10においては、塗工ウェブ18がスロット14からハウジング11内に送られ、乾燥室12を通過して、スロット16からハウジング11外に送出される。 この際、加熱された空気が供給ダクト20を介してドライヤ10内のウェブ18の上方および下方にそれぞれ供給される。 なお、各供給ダクト20は複数の加熱器22に連通しており、これらの加熱器はそれぞれ24で模式的に示される複数のノズルに交互に連通する。 そして、当該ノズル24から加熱された乾燥用空気が上記ウェブ18の両面に供給される。 この空気は、26で示す排出ダクトから除去されるまでに、ウェブ18に含まれる分を奪う。 その後、ウェブ18から奪った水分を担持する空気は集められ、部分的に転送あるいは排出され、また、部分的に再利用される。 なお、再利用される空気は供給ダクト20を介してドライヤ10に帰還する前に予め加熱処理される。

    【0003】なお、上記ノズル24をいわゆる千鳥足状に配列することにより、ウェブ18はドライヤ10内を通過する際にサインカーブ状の形状を成す。 また、このような形状となることにより、送り方向と垂直な方向に対して適当な剛性が発生し、うねりを抑制するとともに端部に発生するカールを低減することできる。

    【0004】さらに、図1に示す上記ドライヤ10は、
    通常、図2により概略的に示されるような外部エアシステムを備える。 該エアシステムは燃焼室28あるいはこれに類似する加熱器を含み、この燃焼室28には燃焼用の空気(Mca)および燃料(MF)が供給される。 なお、加熱された乾燥用空気は燃焼室28から循環用ファン30により送出され、導管32、34を介して上記供給ダクト20に送られる。 一方、上記水分を担持する空気は排出ダクト26から導管36、38を介して燃焼室28に送られる。 また、排出用ファン40が導管42を介して導管38に連通しており、当該エアシステムから排出すべき空気(ME)を転送し除去する。 さらに、上記燃焼室28には、補給用の空気(MMU)が導管44
    を介して供給される。 また、流量制御装置(ダンパ)4
    6、48、50が上記補給空気、乾燥空気および排出空気の流量を制御するためにそれぞれ設けられている。

    【0005】ドライヤ10内の空気圧(共通に「箱体の内圧」と称する)が大気圧を超えるような場合は、加熱空気が上記入口側および出口側のスロット14、16を介してドライヤ10から流出あるいは吹き出る。 逆に、
    該箱体の内圧が大気圧よりも低くなると、冷たい空気がスロット14、16を介してドライヤ10内に流入する。 このような空気の流入あるいは流出をMIで示し、
    また、ウェブから蒸散する水分をMWで示す。 なお、上記のような入出スロット14、16を介する空気の流入あるいは流出のない場合は、ドライヤ10は「平衡状態にある」とする。

    【0006】しかしながら、上記の空気の流出は処理領域に送るべき熱処理用空気の放出を余儀なくする。 この状態は容易に認識することができ、しばしば、内圧を意図的に減少することによって解消し、逆に、空気が流入するようにしている。 一方、上記の空気の流入も燃料の浪費、ドライヤ10の処理能および紙質の低下等の問題をひきおこす。 これまで、当業者はこのような空気流入に起因する問題を正しく理解していなかったか、あるいは、上記空気の流出を回避するために不可避の問題として受け入れて来た。

    【0007】なお、ドライヤ10を平衡状態に保つためには前述した排出空気および補給空気のダンパ46、4
    8、50を注意深く連係して調節する必要がある。 しかし、従来技術の大半においては、このような調節を満足におこなうことは非常に困難である。 つまり、この加うなダンパ46、48、50は、しばしば、手動で調節するものであり、取り扱いに手間がかかり、最適に動作状態を維持することが難しい。

    【0008】そこで、ここ10年間にわたり、上記補給空気および排出空気用ダンパの自動制御に関する技術開発がおこなわれてきた。 例えば、ウィップル(原文:W
    hipple)他による米国特許第4,591,517
    号によれば、大気圧を基準とするドライヤ10の内圧の上下変動に対応して、補給空気用ダンパの調節が一つの制御ループによって自動的に制御され、他の処理条件、
    例えばウェブに使用されたインク又は他の液体材料の量等、の変化に対応して、排出用ダンパが別の制御ループにより自動的に制御される。

    【0009】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これらの制御ループは統括して制御されていないので、ダンパのどちらかが完全に開いた状態かあるいは完全に閉鎖した状態となることが起こり得る。 後で詳細に説明するが、このような状態になると、エアシステムはもはや正常に動作しなくなり、ドライヤの平衡状態を維持することが困難になる。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】本発明の目的は、上記ドライヤを連続的かつ自動的に平衡状態に保つための改良された方法および装置を提供することによって、上記の従来技術における問題点を解消することである。

    【0011】また、本発明の他の目的は、上記補給空気用および排出用ダンパのいずれかが完全開放または完全閉鎖等の極限状態となることを回避するようにして、これらダンパ等の流量制御装置を連係的に調節することである。

    【0012】本発明のさらに他の目的は、上記ドライヤを自動的に平衡状態に保つと同時に、例えば燃費あるいはウェブ温度等の他の処理条件を自動的に制御するための方法および装置を提供することである。

    【0013】さらに、本発明の他の目的は、補給空気用及び/または排出空気用の流量制御装置を極限状態に設定することを別の方法で要求できるようにするため、あるいは、これら流量制御装置を、他の処理条件の値が予め設定した上限値あるいは下限値を超えるように、調節することを要求できるようにするために、処理条件の設定値を自動的に再調節するための方法および制御システムを提供することである。

    【0014】また、本発明の他の目的は、例えば浄化処理等において非乾燥動作モードとなった場合に、補給空気用及び/または排出空気用の流量制御装置の設定値をそれまでの設定値から異なる値に変更するための方法および制御システムを提供することである。

    【0015】以下、上記および上記以外の本発明の目的および利点を添付図面に基づいてさらに詳細説明する。

    【0016】

    【実施例】まず、図2に基づいて説明する。 この場合、
    ドライヤを平衡状態にするために六種類の空気の流れが関与している。

    【0017】すなわち、ME(排出空気)、MF(燃料(通常ガス状態である))、MCA(燃焼用空気)、M
    W(ウェブからの水分の蒸散)、MMU(補給空気)、
    +MI(流入空気(スロット経由))および−MI(流出空気(スロット経由))である。

    【0018】さらに、これらの空気量の関係は以下の式で表せる。

    【0019】 ME=MF+MCA+MW+MMU±MI (1) ただし、最終項はドライヤ10の平衡状態が不完全である場合、すなわち空気流入が過剰であるとか、空気流出が不足である場合に、上式に関与するものである。 そこで、本発明の目的はこの最終項を上式において最小にし、その影響をできるだけ除去することである。 さらに、乾燥用空気のうちの循環空気がスチームコイル等の非燃焼式手段によって過熱されている場合は、MFおよびMCAの項は上式(1)より除去することができる。

    【0020】また、同式(1)から明らかなように、ドライヤ10の平衡状態をすべての動作モードで維持するためには、上記補給空気用および排出空気用のダンパ4
    6、50が協同で動作する必要がある。 例えば、乾燥速度を上げるということは、燃料、燃焼空気および水分の蒸散の量を増やすということである。 したがって、ある一定の排気量の下では、補給空気の量を乾燥速度の増加に対応して減らさなければならない。 つまり、排気ダンパの所定の設定条件にしたがって、補給空気用ダンパが調節される必要がある。 さもなければ、上記の空気流入あるいは空気流出による問題が発生する。

    【0021】このようにドライヤ10を平衡状態に維持することは乾燥システムが好適に動作するための最優先条件ではあるが、他の処理条件、例えば、燃費、ウェブの温度およびドライヤ内の湿度等にも注意を払う必要がある。 燃費については、当該システムに供給される未加熱の補給空気量を制御することによって調節できる。 また、ドライヤ10内の湿度は、ウェブ温度に影響を与える反面、システムから除去される排出空気の量の変化に左右される。 もちろん、乾燥処理の環境が変化すれば、
    大気の温度、投入されるウェブの温度およびウェブから蒸散される液体の量等が変化し、そのために、補給空気用および排気用ダンパをその初期設定状態を基準として連続的に変更させる必要がある。 例えば、図3における曲線74で示すように、燃費効率を上げるために、補給空気用ダンパを「ほとんど閉じた状態」で運転した場合、当該ダンパが補給空気の流量を制御している限り、
    システムは制御可能な状態にあるといえる。 しかしながら、点74aと74bとの間では、該ダンパは完全に閉じた状態であり、このために、システムは制御不能となる。 また、同図における曲線76で示すように、同ダンパが「ほとんど完全に開いた状態」である場合にも同様の運転状態が現出する。 そして、この場合においても、
    点76aと76bとの間で当該ダンパは完全に開いた状態となり、システムは制御不能となる。

    【0022】そこで、本発明は、システムを常に制御可能な状態に保つために、処理環境の諸条件に対応する場合において、上記補給空気用および排気用ダンパが完全に開いたり、あるいは、閉じた状態にならないように自動的に制御することを目的とする。

    【0023】図4はこの目的を達成するための機構を示す。 同図から理解されるように、本発明は、接続線54
    および電流/圧力変換器58を介して上記補給空気用ダンパ46を調節するための線形アクチュエータ62に接続するマイクロプロセッサを主体とする制御装置52を有する制御システムを含む。 該制御装置52はまた、接続線54および電流/圧力変換器58を介して排気ダンパ50を調節するための線形アクチュエータ64に接続している。 また、圧力変換器66のプローブ65はドライヤ10の内圧を感知する。 該圧力変換器66の出力は接続線68を介して制御装置52に送られる。

    【0024】このような制御システムによれば、補給空気用および排気用ダンパ46、50の自動調節によって、例えば、燃費、ウェブ温度および湿度等の二次的あるいは三次的物理量の上限および下限の範囲内でドライヤを連続的に平衡状態に保つことができる。 この場合の調節の度合は比例積分微分(PID)アルゴリズムを基準にして上記制御装置52によって決定される。 すなわち、該制御装置52は一つの処理条件の値とそれについて予め設定した値とを比較し、その差あるいは誤差を決定する。 その後、当該誤差を除去するために、適当なダンパに対して制御信号を出力する。

    【0025】なお、上記PIDアルゴリズムは以下のように表現できる。

    【0026】 0=PE+I∫Edt+D(dE/dt)+O pただし、上式においては、Oは出力、O pは従来出力、
    Eはある処理条件の実際値とその初期設定値との間の誤差、PはEに係わる調整用変数、IはEの時間についての積分項に係わる調整用変数、さらに、DはEの時間についての微分項に係わる調整用変数である。

    【0027】上記の如く、本発明の主眼はドライヤ10
    を乾燥モードにおいて連続的に平衡状態に保つことであるが、以下は、種々の動作状態における二次的あるいはその他の目的についての重要性について言及する。 なお、これらについては、二つの乾燥モードにおける動作例および一つの非乾燥モードにおける動作例に基づいて説明する。

    【0028】図5はドライヤを平衡状態に保つことを主目的とし、燃費の最適化を二次的な目的とする上記制御システムの動作モードを示すフローチャートである。 図示の如く、該フローチャートはセットアップの段階と動作段階とに別れている。

    【0029】セットアップの段階では、まず機能ブロック80で示すように、運転者は初期的にドライヤを平衡状態にし、第1処理条件の初期設定値(SP 1 )として当該ドライヤの内部圧力を測定し、記録する。 この場合の操作では、通常、入口側および出口側スロット14、
    16からの空気の出入りをスモークスティック等を使用することによって検知しながら、補給空気用および排気用ダンパを手動で調節する。

    【0030】次いで、機能ブロック82で示すように、
    補給空気用ダンパ46を自動運転モードに切り替え、手動により排気用ダンパ50による排気量を低減する。 この際、補給空気用ダンパは自動運転モードになっているので、ドライヤを平衡状態にするために、その流量も制御システムによって自動的に低減される。 なお、排気用ダンパの排気量の手動による低下は補給空気用ダンパが「ほとんど閉じた状態」になるまで続けられ、これによって、未加熱の冷たい補給空気がシステムに供給されるのを抑制し、その結果、燃料の消費量をできるだけ少なくすることができる。 また、この際の補給空気用ダンパ46の設定値が第2処理条件の初期設定値(SP 2 )として制御装置52に記録される。

    【0031】なお、該制御装置52は情報処理をし、かつ、所定のPIDアルゴリズムにしたがって制御信号を出力するようにプログラムされている。 さらに、乾燥システムの連続動作の間に、機能ブロック84で示す如く、プローブ65が上記ドライヤ10の内部圧力を測定し、圧力変換器66が対応する信号を第1処理条件の実際値(PV 1 )として制御装置に伝達する。

    【0032】次いで、機能ブロック86で示す如く、制御装置52は上記SP 1およびPV 1の間の差あるいは誤差E 1に基づいてPID演算を実行し、適当な出力O
    1を得る。 さらに、機能ブロック88で示すように、該O 1に基づいて補給空気用ダンパ46の設定値がPV 1
    とSP 1を等しくするように、すなわちドライヤが平衡状態に維持されるように、補正される。 もちろん、E=
    0であれば、O 1とO pは等しくなり、補給空気用ダンパの設定値は維持されることになる。

    【0033】つまり、上記制御装置52は圧力プローブ65および圧力変換器66とともに上記電流/圧力変換器58および線形アクチュエータ62に基づいて動作して、補給空気用ダンパ46を調節するためにドライヤ1
    0の内圧の変動に対応して動作する第1制御ループを形成することにより、当該ドライヤ10を平衡状態に保つ。 この場合、補給空気用ダンパ46は燃料を節約するために意図的にほとんど閉じた状態に設定されているので、完全に閉じた状態(図3における点74aと74b
    との間で示される状態)に移行するおそれがある。

    【0034】そこで、このような事態を回避するために、機能ブロック90で示すように、上記出力O 1は制御システムによって補給空気用ダンパの現在における状態の指示値としてみなされ、上記制御装置において第2
    処理条件の実際値(PV 2 )として扱われる。

    【0035】その後、制御装置52は、機能ブロック9
    2において、上記SP 2およびPV 2の間の差あるいは誤差E 2に基づいてPID演算を実行し、第2出力O 2
    を得る。 なお、該出力値O 2は排気用ダンパ50に対して必要となる補正のために用いられる。 すなわち、当該補正においては、排気用ダンパ50が開かれ、完全に閉じられようとする補給空気用ダンパ46に対して補給空気を増やすような要求が出される。 つまり、図3に基づいて説明すると、この補正によって上記曲線74が部分的に点線で示す曲線74'を描くようになり、これによって、ドライヤ10は「制御可能」領域に維持されることになる。

    【0036】すなわち、制御装置52は電流/圧力変換器60および線形アクチュエータ64に基づいて動作して、排気用ダンパ50を調整する際に、上記第1制御ループの出力に対応して動作する第2制御ループを形成する。 さらに、これら二制御ループは、補給空気用ダンパ46が完全に閉じた状態になることを回避するように、
    互いに協同して動作する。 なお、上記の説明から、上記と同様の論理および操作手順によって、排気用ダンパの流量を低減することにより、補給空気用ダンパ46が完全に開いた状態になることを回避することができ、この場合、図3に示す曲線76は部分的に点線部76'を描くことが理解できる。

    【0037】図6は上記と異なる動作モードを示し、ここでは、予め設定されたウェブ温度を維持することが第2の目的であり、第1の目的はドライヤを平衡状態に保つことである。 本実施例では、図4に示すように、上記制御システムがドライヤ10の出口側スロットの近傍にウェブ温度センサ70を備えている。 該センサ70はウェブ温度を示す信号を制御装置52に信号線72を介して送信する。 なお、図6においては、機能ブロック96
    においてドライヤ10が手動で平衡状態にされ、当該平衡状態におけるドライヤ10の内部圧力が第1処理条件の初期設定値SP 1として記録される。 次いで、その他の初期設定値SP 2およびSP 3が機能ブロック98において選定される。 これらの設定値はそれぞれ上記補給空気用ダンパ46のほとんど閉じた状態およびほとんど完全に開いた状態を示す。 その後、機能ブロック100
    に示すように、所望のウェブ温度が選定され第4処理条件の初期設定値SP 4として記録される。

    【0038】さらに、動作段階においては、機能ブロック102において上記制御ループが、上記と同様にドライヤ10の内部圧力を第1処理条件の実際値PV 1として測定し、その測定結果を示す信号を制御装置52に送る。 その後、制御装置52は機能ブロック104においてE(SP 1 −PV 1 )を決定し、さらに、PID演算により第1出力O 1を得る。 ついで、該出力O 1に基づいて、機能ブロック106において、上記ドライヤ10
    を平衡状態に保つべく補給空気用ダンパ46が補正される。

    【0039】また、機能ブロック108においては、出力O 1が補給空気用ダンパ46の現在の設定値を示す第2処理条件の実際値PV 2として制御装置52により取り扱われ、当該PV 2が上記SP 2およびSP 3によって定められた限界値のいずれかに到達しているかが判断される。 もし「到達している」と判断される場合、機能ブロック110において、ウェブ温度を上記所望値SP
    4とすると、ドライヤの平衡状態が損なわれることを警告する旨の信号が運転者に対して発せられる。 そして、
    現在のウェブ温度PV 3が機能ブロック112において測定され、SP 4が機能ブロック114において該PV
    3と同値に設定される。 以下、同様の動作が繰り返される。

    【0040】一方、機能ブロック108において「到達せず」と判断された場合、ウェブ温度PV 3が機能ブロック116において測定され、SP 4とPV 3との差E
    2が決定される。 次いで、機能ブロック118において、当該E 2に基づいてPID演算が実行され、第2出力O 2が得られる。 さらに、該O 2に基づいて排気用ダンパ50の設定値が機能ブロック120において補正される。 以下、同様の処理が繰り返される。

    【0041】つまり、本動作例においては、平衡状態に保たれたドライヤ10を第1の目的とし、所定のウェブ温度の維持が第2の目的であり、かつ、後者が、第1目的の実現困難時に、自動的に設定し直される。

    【0042】なお、本実施例の論理構成を、例えば、湿度、燃料使用量等の第3の処理条件の上限および下限値を予め選定し、これらを上記機能ブロック108において使用する補給空気用ダンパ46の限界値として取り扱うように拡張することも可能である。 このような場合、
    ドライヤを平衡状態に保つことが第1目的、第3の処理条件の上限および下限値を超えないようにすることが第2目的、さらに、所定のウェブ温度を保つことが第3目的となる。 なお、該ウェブ温度は上記第1および第2目的の実現が困難である場合に自動的に設定し直される。

    【0043】もちろん、「休止」、「環境浄化」および「バイパス使用」等によりドライヤが非乾燥モードとなる場合がある。 図7は環境浄化の場合の動作手順を概略的に示している。 この場合、循環する乾燥空気を加熱するための燃料に着火する前に、送気系統および燃焼室に新鮮な空気を供給してドライヤを浄化することが第1目的である。

    【0044】まず、同図示の機能ブロック122において、上記浄化処理が必要であるか否かが決定される。
    「必要なし」の場合はループが繰り返され、「必要あり」の場合は、機能ブロック124において、上記補給空気用ダンパ46および排気用ダンパ50の動作信号O
    1およびO 2が調節され、両方のダンパが完全にひらかれて、システム全体に流通する新鮮な空気の量が最大になる。 ついで、機能ブロック126において上記浄化処理が完了したか否かが決定される。 「完了せず」の場合は、機能ブロック124の浄化処理が繰り返される。
    「処理完了」と判断された場合は、機能ブロック128
    において燃料が点火され、機能ブロック130において通常の動作が再開される。

    【0045】すなわち、このような場合は、上記補給空気用および排気用ダンパの状態を設定する制御信号が支障のない限りにおいて当該ダンパを完開するように変更される。 以上述べた如く「環境浄化」処理が行われるが、当業者によれば、その他の「休止」および「バイパス使用」等による非乾燥動作モードが同様に実現できることが容易に理解される。

    【0046】さらに、上記のことから、当業者により、
    本発明の精神および範囲を逸脱することなく上記実施例を変更することが可能である。 例えば、上記ダンパの調節による空気量の制御に代えて、可変速度のファンを用いることも可能である。 また、ダンパを用いる場合には、各ファンの上流側および下流側のいずれにも設けることができる。 該ダンパの調節はピストンシリンダ機構よりはむしろにモータにより行うほうがよい。 また、乾燥用媒体としては、空気の代わりに窒素ガスを用いることも可能である。

    【0047】

    【発明の効果】以上のことから、本発明は、従来技術に比して、優れた乾燥システムの制御が実現できる。

    【0048】すなわち、本発明によれば、ドライヤの平衡状態が他の処理条件を制御しながら維持され、かつ、
    それらの条件設定値が乾燥システムを制御不能としない範囲において自動的に変更可能になる。 さらに、該条件設定値は非乾燥モードへの移行時に、乾燥モード時に必要とされる設定値から非乾燥モード時に必要とされるシステムの状態に適応した設定値に、自動的に変更され得る。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】従来の浮遊式ドライヤの概略図である。

    【図2】図1に示すドライヤに関する外部システムの概略図である。

    【図3】補給空気用ダンパの設定条件の変化を表すグラフである。

    【図4】本発明に従う制御システムの概略図である。

    【図5】本発明の制御システムの一動作モードを示すフローチャートである。

    【図6】本発明の制御システムの他の動作モードを示すフローチャートである。

    【図7】本発明の制御システムのさらに他の動作モードを示すフローチャートである。

    【符号の説明】

    10 ドライヤ 12 乾燥室 14 入口側スロット 16 出口側スロット 18 ウェブ 28 加熱室 30 循環ファン 40 排気ファン 46 補給空気用ダンパ 50 排気用ダンパ 52 制御装置 58、60 電流/圧力変換器 62、64 線形アクチュエータ, 65 プローブ 66 圧力変換器 Mca 燃焼空気 MF 燃料 MMU 補給空気 ME 排出空気 MI 流入または流出空気 MW ウェブから蒸散する水分

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケネス ジー. ヘイガン アメリカ合衆国 04107 メーン州 ケイ プ エリザベス ラウンダバウト レイン 9 (72)発明者 ジェイムズ アール. ボウデン アメリカ合衆国 02857 ロードアイラン ド州 ノース スィテュエイト メイプル ロック ロード 11

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