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Start-time fuel feeding controller of internal combustion engine

阅读:668发布:2021-06-23

专利汇可以提供Start-time fuel feeding controller of internal combustion engine专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To control fuel feeding properly by restricting over-rich tendency of an internal combustion engine provided with a canister at the time of starting, for the start-time fuel feeding controller of the internal combustion engine.
CONSTITUTION: Evapotranspiration gas from a canister is directly taken into an intake channel by means of engine negative pressure via a purge introduction route. This internal combustion engine is provided with a start time fuel feeding control means 76 for controlling the amount of fuel fed at the time of starting the internal combustion engine, and also is provided with an engine intake temperature parameter detection means 18 for detecting a parameter correlating with the engine intake air temperature, and when the engine intake air temperature correlated parameter detected by an engine intake air temperature parameter detection means 18 is greater than a judged value, fuel feeding to the start- time fuel feeding control means 76 is inhibited by a fuel feeding inhibiting means 72 until at least one air intake stroke is completed at the time of starting.
COPYRIGHT: (C)1995,JPO,下面是Start-time fuel feeding controller of internal combustion engine专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 キャニスタからの蒸散ガスが機関負圧によりパージ導入路を介して直接吸気通路へ吸入される内燃機関において、 内燃機関始動時の燃料供給量を制御する始動時燃料供給制御手段をそなえるとともに、 機関吸気温度と相関するパラメータを検出する機関吸気温度パラメータ検出手段をそなえ、 該始動時燃料供給制御手段に、 該機関吸気温度パラメータ検出手段で検出された機関吸気温度相関パラメータが判定値よりも大きい場合は、始動時に少なくとも1回の吸気行程が終了するまでの間燃料供給を禁止する燃料供給禁止手段が設けられていることを特徴とする、内燃機関の始動時燃料供給制御装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の始動時燃料供給制御装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】内燃機関において、燃料タンク内の蒸散ガスを回収するキャニスタを設けて、このキャニスタからの蒸散ガスをパージ導入路を介して直接吸気通路内へ導入するように構成したものがある。 この場合、蒸散ガスは、吸気通路の負圧(機関負圧)を利用して吸気通路内へ吸入されるようになっており、スロットルバルブの開度に応じて蒸散ガスが導入される。 また、アイドリング時や低速時には、空燃比がオーバリッチにならないように蒸散ガスの導入を規制するために、パージ導入路は、通常、吸気通路内のスロットルバルブの直上流部へ接続されている。

    【0003】この一方で、内燃機関の始動時には、燃料の霧化が行なわれにくく通常の燃料供給では燃焼が不安定になるので、一般に、燃機関始動時の燃料供給量を増量側へ制御して、始動時に十分な燃料を供給することで燃焼を改善して始動性を向上させている。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来のキャニスタをそなえた内燃機関の始動時燃料供給については、キャニスタがフル吸着の状態でエンジンが停止すると、キャニスタから高濃度の蒸散ガスが吸気通路内へ流入する。 このため、この後の始動時(クランキング開始直後)に、機関始動時の燃料供給の増量に更にこのキャニスタから流入した燃料が加わって、空燃比がオーバリッチとなって、高温吸気時には、燃焼が不安定になり始動時間が長くなるという不具合がある。

    【0005】本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、キャニスタをそなえた内燃機関の始動時の燃料供給を適切に制御できるようにして、始動時の燃焼を安定させて始動時間を短くできるようにした、内燃機関の始動時燃料供給制御装置を提供することを目的とする。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】このため、本発明の始動時燃料供給制御装置は、キャニスタからの蒸散ガスが機関負圧によりパージ導入路を介して直接吸気通路へ吸入される内燃機関において、内燃機関始動時の燃料供給量を制御する始動時燃料供給制御手段をそなえるとともに、機関吸気温度と相関するパラメータを検出する機関吸気温度パラメータ検出手段をそなえ、該始動時燃料供給制御手段に、該機関吸気温度パラメータ検出手段で検出された機関吸気温度相関パラメータが判定値よりも大きい場合は、始動時に少なくとも1回の吸気行程が終了するまでの間燃料供給を禁止する燃料供給禁止手段が設けられていることを特徴としている。

    【0007】

    【作用】上述の本発明の内燃機関の始動時燃料供給制御装置では、始動時燃料供給制御手段が、内燃機関始動時の燃料供給量を制御するが、この始動時燃料供給制御手段では、該機関吸気温度パラメータ検出手段で検出された機関吸気温度相関パラメータが判定値よりも大きい場合は、燃料供給禁止手段により、始動時に少なくとも1
    回の吸気行程が終了するまでの間燃料供給を禁止する。

    【0008】これにより、機関吸気温度が高い場合の始動時には、始動前に機関負圧によりパージ導入路を介して吸気通路へ吸入されていたキャニスタからの蒸散ガスが、本来機関始動時に供給される燃料の変わりに用いられ、始動時の、空燃比のオーバリッチ化が抑制されて、
    安定した燃焼が実現する。

    【0009】

    【実施例】以下、図面により、本発明の実施例について説明する。 図1〜図7は本発明の一実施例としての内燃機関の始動時燃料供給制御装置を示すもので、図1は本装置の制御ブロック図、図2は本装置を有するエンジンシステムの全体構成図、図3〜5は本装置の動作を説明するためのフローチャート、図6は本装置の動作を説明するためのタイムチャートである。

    【0010】さて、本装置を装備する自動車用のエンジンは、所要の運転条件下では理論空燃比(ストイキオ)
    よりも希薄側空燃比(リーン)での希薄燃焼運転(リーンバーン運転)を行なうリーンバーンエンジンとして構成されているが、このエンジンシステムは、図2に示すようになる。 すなわち、この図2において、エンジン(内燃機関)1は、その燃焼室2に通じる吸気通路3および排気通路4を有しており、吸気通路3と燃焼室2とは吸気弁5によって連通制御されるとともに、排気通路4と燃焼室2とは排気弁6によって連通制御されるようになっている。

    【0011】また、吸気通路3には、その上流側から順に、エアクリーナ7,スロットル弁8および電磁式燃料噴射弁(インジェクタ)9が設けられており、排気通路4には、その上流側から順に、三元触媒10および図示しないマフラ(消音器)が設けられている。 なお、インジェクタ9は、エンジン1の各気筒毎に設けられている。 また、吸気通路3には、サージタンク3aが設けられている。

    【0012】また、三元触媒10は、ストイキオ運転状態で、CO,HC,NOxを浄化するもので、公知のものである。 さらに、スロットル弁8は、ワイヤケーブルを介してアクセルペダル(図示せず)に連結されており、このアクセルペダルの踏込み量に応じて開度を調整されるようになっている。

    【0013】また、吸気通路3には、スロットル弁8をバイパスする第1バイパス通路11Aが設けられ、この第1バイパス通路11Aには、ISC弁として機能するステッパモータ弁(以下、STM弁という)12が介装されている。 なお、この第1バイパス通路11Aには、
    エンジン冷却温に応じて開度が調整されるワックスタイプのファーストアイドルエアバルブ13もSTM弁1
    2に併設されている。

    【0014】ここで、STM弁12は、第1バイパス通路11A中に形成された弁座部に当接しうる弁体12a
    と、この弁体位置を調整するためのステッパモータ(I
    SC用アクチュエータ)12bと、弁体を弁座部に押圧する方向(第1バイパス通路11Aを塞ぐ方向)へ付勢するバネ12cとから構成されている。 そして、ステッパモータ12bにより、弁座部に対する弁体12aの位置の段階的な調整(ステップ数による調整)を行なうことで、弁座部と弁体12aとの開度つまりSTM弁12
    の開度が調整されるようになっている。

    【0015】従って、このSTM弁12の開度を後述する電子制御ユニット(ECU)25にて制御することにより、運転者によるアクセルペダルの操作とは関係なく、第1バイパス通路11Aを通して吸気をエンジン1
    に供給することができ、その開度を変えることでスロットルバイパス吸気量を調整することができるようになっている。

    【0016】なお、ISC用アクチュエータとしては、
    ステッパモータ12bの代わりに、DCモータを用いてもよい。 また、吸気通路3におけるスロットル弁8の直上流側部分には、パージ導入路74を介してキャニスタ75が接続されており、図示しない燃料タンク内からキャニスタ75に吸着された蒸散ガスが機関負圧により直接吸気通路3へ吸入されるようになっている。

    【0017】なお、図2において、15は燃料圧調節器で、この燃料圧調節器15は、吸気通路3中の負圧を受けて動作し、図示しないフュエルポンプからフュエルタンクへ戻る燃料量を調節することにより、インジェクタ9から噴射される燃料圧を調節するようになっている。
    また、このエンジンシステムを制御するために、種々のセンサが設けられている。 まず、図2に示すように、エアクリーナ7を通過した吸気が吸気通路3内に流入する部分には、吸入空気量をカルマン渦情報から検出するエアフローセンサ(吸気量センサ)17や吸気温センサ(機関吸気温度パラメータ検出手段)18,大気圧センサ19がそなえられている。

    【0018】また、吸気通路3におけるスロットル弁8
    の配設部分には、スロットル弁8の開度を検出するポテンショメータ式のスロットルポジションセンサ20のほかに、アイドルスイッチ21がそなえられている。 さらに、排気通路4側における三元触媒10の上流側部分に、排気ガス中の酸素濃度(O 2濃度)を検出する酸素濃度センサ(以下、単に「O 2センサ」という)22がそなえられるほか、その他のセンサとして、エンジン1
    用の冷却水の温度を検出する水温センサ23や、図3に示すクランク度を検出するクランク角センサ24(このクランク角センサ24はエンジン回転数Neを検出する回転数センサとしての機能も兼ねている)や車速センサ30などがそなえられている。

    【0019】そして、これらのセンサやスイッチからの検出信号は、図1に示すようなECU25へ入されるようになっている。 このECU25のハードウェア構成は、図示しないが、その主要部としてCPU(演算装置)をそなえたコンピュータとして構成されており、C
    PUには、吸気温センサ18,大気圧センサ19,スロットルポジションセンサ20,リニアO 2センサ22,
    水温センサ23等からの検出信号が、入力インタフェースおよびアナログ/ディジタルコンバータを介して、入力されるようになっている。

    【0020】また、このCPUには、エアフローセンサ17,アイドルスイッチ21,クランク角センサ24,
    車速センサ(図示略)等からの検出信号が、入力インタフェース35を介して直接入力されるようになっている。 さらに、このCPUは、バスラインを介して、プログラムデータや固定値データのほか各種データを記憶するROM(記憶手段)や更新して順次書き替えられるR
    AMとの間でデータの授受を行なうようになっている。

    【0021】また、CPUによる演算の結果、ECU2
    5からは、エンジン1の運転状態を制御するための信号、例えば、燃料噴射制御信号,点火時期制御信号,I
    SC制御信号等の各種制御信号が出力されるようになっている。 ここで、燃料噴射制御信号(空燃比制御)は、
    CPUから噴射ドライバ(図示略)を介して、インジェクタ9を駆動させるための図示しないインジェクタソレノイド(正確にはインジェクタソレノイド用のトランジスタ)へ出力されるようになっており、点火時期制御信号は、CPUから点火ドライバ(図示略)を介して、パワートランジスタ(図示略)へ出力され、このパワートランジスタから点火コイル(図示略)を介しディストリビュータ(図示略)により各点火プラグ(図示略)に順次火花を発生させるようになっている。

    【0022】また、ISC制御信号は、CPUからIS
    Cドライバ(図示略)を介して、ステッパモータ12b
    へ出力されるようになっている。 今、燃料噴射制御(空燃比制御)に着目すると、この燃料噴射制御(インジェクタ駆動時間制御)のために、ECU25は、図1に示すように、基本駆動時間決定手段50,その他補正係数設定手段54の各機能に加えて、始動時駆動時間設定手段71,燃料供給禁止手段としての選択制御手段72,
    選択スイッチ手段73からなり、内燃機関始動時の燃料供給量を制御する始動時燃料供給制御手段76の機能も有している。

    【0023】ここで、基本駆動時間決定手段50は、インジェクタ9のための基本駆動時間T Bを決定するもので、このため、この基本駆動時間決定手段50はエアフローセンサ17からの吸入空気量A情報とクランク角センサ(エンジン回転数センサ)24からのエンジン回転数Ne情報とからエンジン1回転あたりの吸入空気量A
    /N情報を求め、この情報に基づき基本駆動時間T Bを決定するようになっている。

    【0024】その他補正係数設定手段54は、エンジン冷却水温,吸気温,大気圧等に応じた補正係数Kを設定するものである。 始動時駆動時間設定手段71は、始動時にインジェクタ9のための駆動時間T Sを設定する。
    つまり、始動時には特定気筒(通常、第1気筒)を識別できないので、始動後、気筒を識別できるまでは、全気筒同時に燃料噴射(非同期噴射)する。 そして、この後には、気筒の識別に基づいて、各気筒毎に所要の燃料を噴射するように上述のように駆動時間(K×T B )を設定する。

    【0025】なお、各気筒に同時に行なわれる始動時の非同期噴射の燃料噴射量は、エンジン冷却水温等に基づいて設定される、更に、非同期噴射の初回の燃料噴射は増量されている。 これは、始動時の燃料の霧化不足による燃料不足を補うようにするためである。 選択制御手段72は、吸気温センサ18からの吸気温度情報と、クランク角センサ(図示略)からのパルス信号やエンジン冷却水温等に基づいて、基本駆動時間決定手段50,他補正係数設定手段54で設定した通常駆動時間モードと、
    始動時駆動時間設定手段71で設定した始動時駆動時間モードと、吸気温センサ18からの吸気温度を予め設定された判定値との比較に基づいて始動時非同期噴射モード又は通常駆動時間モードを停止する始動時駆動停止モードとのいずれかを選択制御する。 即ち、始動時において、吸気温度が判定値よりも大きい場合には、少なくとも各気筒の吸気行程が終了するまでは、始動時駆動停止モードを選択して、燃料噴射を完全に停止する。 もちろん、この間(少なくとも各気筒の吸気行程が終了するまでの間)、吸気温度が判定値よりも大きくない場合には、気筒を識別できるまでは始動時非同期噴射の駆動時間を設定し、気筒を識別できてからは通常駆動時間を設定する。

    【0026】また、選択スイッチ手段73は、選択制御手段72からの選択信号に応じて、通常駆動時間モード選択時には対応する信号連絡路A1にスイッチングし、
    始動時駆動時間モード選択時には対応する信号連絡路A
    2にスイッチングし、始動時駆動停止モード選択時には対応する信号連絡路A3にスイッチングする。 そして、
    選択された駆動信号がインジェクタ9へ出力されるようになっている。

    【0027】つまり、燃料噴射時間T INJは、通常駆動時間モード選択時にはT B ×K、始動時駆動時間モード選択時にはT S 、始動時駆動停止モード選択時には0となって、この時間T INJで燃料が噴射されるようになっているのである。 次に、燃料噴射制御(空燃比制御)について、図3〜5に示すフローチャートを用いて説明する。

    【0028】まず、図3は初期設定ルーチンであり、イグニッションスイッチがオンに入れられた時に作動して、各データを初期化し、クランク回転数Nを0にリセットをするとともに、始動噴射禁止フラグをリセットする(ステップA1)。 図4は始動噴射禁止フラグ設定ルーチンであり、スタータスイッチがオンに入れられた時に起動して、吸気温度(TA)を読み込み(ステップB
    1)、この吸気温度(TA)が判定値αよりも大きいかを判断して(ステップB2)、吸気温度(TA)が判定値αよりも大きくないと始動噴射禁止フラグはリセットしたままで1回だけ増量された始動時初期噴射(非同期噴射)を実行する(ステップB3)が、吸気温度(T
    A)が判定値αよりも大きいと始動噴射禁止フラグをセットする(ステップB4)。

    【0029】図5はインジェクタ駆動時間を設定するクランクパルス割込みルーチンであり、クランクパルスのカウント値Nが、全気筒で吸気行程が終了したかどうかを判断するカウント値β(4気筒なら4)以下かを判定して(ステップC1)、カウント値Nが値β以下なら、
    カウント値Nをインクリメントして(ステップC2)、
    始動噴射禁止フラグがセットされているかを判定する(ステップC3)。

    【0030】始動噴射禁止フラグがセットされていれば、インジェクタ9の駆動信号は出力しないで、インジェクタ9の駆動を行なわない。 始動噴射禁止フラグがセットされていない場合、及び、カウント値Nが値β以下でない場合には、ステップC4へ進み、気筒識別が完了したかを判定して、気筒識別が完了していなければ、全気筒同時噴射(即ち、非同期噴射)を実行する。 気筒識別が完了したら、選択された気筒にそれぞれのタイミングでそれぞれの量(噴射時間)で燃料噴射を実行する。

    【0031】なお、図4に示すステップB3を省略して、図5に示すようなステップC7,C8を追加するように構成してもよい。 つまり、始動噴射禁止フラグ設定ルーチンでは、始動噴射禁止フラグのみを設定し、図5
    のクランクパルス割込みルーチンで、始動噴射禁止フラグがセットされていない場合に、クランクパルスのカウント値Nが始動時の第1回目であるか(N=1)を判断して(ステップC7)、N=1のときには、始動時初期噴射(非同期噴射)を実行する(ステップC8)。 なお、この場合も、N=2以降は、気筒判別が完了するまでの間は、全気筒同時噴射が実行され、気筒判別が完了すると、選択された気筒への燃料噴射を実行する。

    【0032】このような内燃機関の始動時燃料供給の制御の一例を図6のタイムチャートを参照して説明すると、始動後、各気筒は例えば図6(A)に示すようにそれぞれ吸気,圧縮,爆発,排気を繰り返し、この間、本来は、各気筒の爆発行程の終わりから排出行程の始めにかけて燃料噴射を行ないたい。 なお、図中、♯1,♯
    2,♯3,♯4はそれぞれ第1,第2,第3,第4の各気筒を示す。

    【0033】しかし、実際には、通常、気筒判別が完了するまでの間は全気筒同時噴射が実行され、気筒判別が完了すると、このような選択された気筒への燃料噴射が実行される。 これに対して、本装置では、吸気温が高ければ、図6の(C)に示すように、始動時には各気筒の吸気が少なくとも1回は完了するまでは各気筒とも何ら噴射を行なわない。 この時には、キャニスタから吸気通路内へ流入していた高濃度の蒸散ガスが、始動時に必要な燃料量を満たすようになり、始動時の非同期噴射にこのキャニスタから流入した燃料が加わることで空燃比がオーバリッチとなる不具合が解消されて、燃焼が安定して始動時間が短くなる。

    【0034】もちろん、吸気温が低ければ、始動時の気筒識別の完了する前には、図6の(B)に示すように、
    全気筒同時噴射(始動時非同期噴射)を行なう。 特に、
    1回目の噴射は増量して、始動時の燃料の霧化不足を補い、燃焼を安定させる。 なお、機関吸気温度と相関するパラメータとして、機関吸気温度自体を用いずに、吸気の周囲(雰囲気)の温度等を採用してもよい。

    【0035】

    【発明の効果】以上詳述したように、本発明の始動時燃料供給制御装置は、キャニスタからの蒸散ガスが機関負圧によりパージ導入路を介して直接吸気通路へ吸入される内燃機関において、内燃機関始動時の燃料供給量を制御する始動時燃料供給制御手段をそなえるとともに、機関吸気温度と相関するパラメータを検出する機関吸気温度パラメータ検出手段をそなえ、該始動時燃料供給制御手段に、該機関吸気温度パラメータ検出手段で検出された機関吸気温度相関パラメータが判定値よりも大きい場合は、始動時に少なくとも1回の吸気行程が終了するまでの間燃料供給を禁止する燃料供給禁止手段が設けられるという構成により、始動時のキャニスタからの流入燃料による空燃比のオーバリッチ化が解消されて始動時の燃料供給を適切に制御できるようになり、始動時の燃焼を安定させて始動時間を短くできる利点がある。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施例としての内燃機関の始動時燃料供給制御装置の制御ブロック図である。

    【図2】本装置を有するエンジンシステムの全体構成図である。

    【図3】本装置の動作を説明するためのフローチャート(初期設定ルーチン)である。

    【図4】本装置の動作を説明するためのフローチャート(始動禁止フラグ設定ルーチン)である。

    【図5】本装置の動作を説明するためのフローチャート(インジェクタ駆動時間を設定するクランクパルス割込みルーチン)である。

    【図6】本装置の効果を説明するためのタイムチャートである。

    【符号の説明】

    1 エンジン(内燃機関) 1A クランク軸 1B フライホイール 2 燃焼室 3 吸気通路 3a サージタンク 4 排気通路 5 吸気弁 6 排気弁 7 エアクリーナ 8 スロットル弁 9 電磁式燃料噴射弁(インジェクタ) 9a インジェクタソレノイド 10 三元触媒 11A 第1バイパス通路 12 ステッパモータ弁(STM弁) 12a 弁体 12b ステッパモータ(ISC用アクチュエータ) 12c バネ 13 ファーストアイドルエアバルブ 14 エアバイパス弁 14a 弁体 14b ダイアフラム式アクチュエータ 15 燃料圧調節器 16 点火プラグ 17 エアフローセンサ(吸気量センサ) 18 吸気温センサ(機関吸気温度パラメータ検出手段) 19 大気圧センサ 20 スロットルポジションセンサ 21 アイドルスイッチ 22 リニアO 2センサ 23 水温センサ 24 クランク角センサ(エンジン回転数センサ) 25 ECU 71 始動時駆動時間設定手段 72 燃料供給禁止手段としての選択制御手段 73 選択スイッチ手段 74 パージ導入路 75 キャニスタ 76 始動時燃料供給制御手段

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