专利汇可以提供Quantitative analysis method of methyl tertiary-butyl ether within gasoline专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To enable methyl tertiary butyl ether(MTBE) which are mixed within gasoline to be measured easily by any person at a shop or on a road. CONSTITUTION:A compound with a luminous group is added to gasoline for enabling only MTBE within it to be dissolved and then a solubility at that time is detected as a color in a color development aqueous solution such as acid and alkali aqueous solutions. It is compared with a standard color or is subjected to spectral photoelectric photometric meter, thus enabling an amount of mixed MTBE within gasoline to be measured.,下面是Quantitative analysis method of methyl tertiary-butyl ether within gasoline专利的具体信息内容。
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガソリン中のメチル・ターシャリ・ブチールエーテル(以下、MTBEという)の定量分析法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、石油業界においては、MTBE混入ガソリンの開発が積極的に進められている。 これは、
MTBEをガソリンに混入すると、ガソリンのオクタン価が高くなるだけでなく、排気ガス中の炭化水素(H
C)、一酸化炭素(CO)の量が低下し、排気ガスによる環境の悪化を防止することができる、という理由によるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、既にMTB
Eの混入量の多い不良ガソリンが出回っている例が報告されている。 このため、現在では、設備のある試験所などにおいて、ガスクロマトによる正確な定量分析を行って不良ガソリンを市場から排除するようにしている。
【0004】しかし、このような定量分析法による場合は、MTBEの混入量の正確な測定は可能であるが、測定場所が限定され、分析操作が大掛りになるため、店頭や路上において、誰でも簡単に測定することができなかった。
【0005】この発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたもので、店頭や路上において、誰でも簡単に実施することができるガソリン中のMTBE
の定量分析法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明が提供するガソリン中のMTBEの定量分析法は、次の3つの方法である。
【0007】(1)次のa〜cの工程を備えた定量分析法(以下、第1の定量分析法という)。 a. メチル・ターシャリ・ブチールエーテルには溶解するが、ガソリンとその含有成分には不溶または難溶の発色基を有する化合物をガソリンに添加する工程。 b. 発色基を有する化合物を添加したガソリンを、酸水溶液,アルカリ水溶液,酸のメタノール溶液,アルカリのメタノール溶液の何れかに添加して発色させる工程。 c. 発色した色を標準色と比較して、または発色液を分光光電光度計にかけてメチル・ターシャリ・ブチールエーテルの含有量を測定する工程。
【0008】(2)第1の定量分析法における酸水溶液,アルカリ水溶液,酸のメタノール溶液,アルカリのメタノール溶液に、溶液中の水分の蒸散を防止する湿潤剤を添加する定量分析法(以下、第2の定量分析法という)。
【0009】(3)次のa〜cの工程を備えた定量分析法(以下、第3の定量分析法という)。 a. メチル・ターシャリ・ブチールエーテルには溶解するが、ガソリンとその含有成分には不溶または難溶の発色基を有する化合物をガソリンに添加する工程。 b. 発色基を有する化合物を添加したガソリンを、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の酸化物,水酸化物または炭酸塩の粉末またはそれらの混合物の何れかに添加して発色させる工程。 c. 発色した色を標準色と比較して、または発色液を分光光電光度計にかけてメチル・ターシャリ・ブチールエーテルの含有量を測定する工程。
【0010】上記発色基を有する化合物とは、代表的にはpH指示薬が知られている。 pH指示薬としては、例えば、フェノールフタレイン,チモールブルー等のフタレイン系染料,フェノールレッド,クレゾールレッド等のスルフォフタレイン系染料,メチールレッド等のカルボキシアゾ系染料,ペンタメトキシレッド,ヘキサメトキシレッド等のカルビノール系染料等を挙げることができる。
【0011】酸水溶液,アルカリ水溶液,酸のメタノール溶液,アルカリのメタノール溶液としては、例えば、
各種標準緩衝液,0.1%炭酸ナトリウム水溶液,0.
1%炭酸水素ナトリウム水溶液,0.1%水酸化ナトリウム水溶液,0.1%塩酸水溶液,0.1%硫酸水溶液,0.1%酢酸水溶液,0.1%シュウ酸水溶液,
0.1%酒石酸水溶液およびそれぞれのメタノール溶液等を挙げることができる。 また、上記ナトリウムに代えてカリウム,リチウム等のアルカリ金属を使用したものも使用できる。
【0012】湿潤剤としては、例えば、グリセリン等の多価アルコール類、及びエチレングリコール,ジェチレングリコール等のグリコール類のエーテル化合物等を挙げることができる。
【0013】アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の酸化物,水酸化物または炭酸塩の粉末としては、例えば、酸化カルシウム,酸化バリウム,酸化ストロンチウム,水酸化カルシウム,水酸化バリウム,水酸化ストロンチウム,炭酸ナトリウム,炭酸カリウム,炭酸リチウム,炭酸カルシウム,炭酸バリウム,炭酸ストロンチウム等を挙げることができる。
【0014】
【作用】発色基を有する化合物をガソリンに添加すると、MTBEには溶解するが、他の成分には不溶または溶けても微量である。 従って、発色基を有する化合物を添加したガソリンを酸水溶液,アルカリ水溶液,酸のメタノール溶液,アルカリのメタノール溶液の何れかに添加したとき(第1の定量分析法)、または発色基を有する化合物を添加したガソリンを、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の酸化物,水酸化物または炭酸塩の粉末またはそれらの混合物の何れかに添加したとき(第3
の定量分析法)、発色すればMTBEの存在することが判り、発色しなければMTBEが存在しないことが判る。 存在する場合には、発色した色を標準色と比較することによって、あるいは発色水溶液を分光光電光度計にかけることによって、MTBEの混入量を知ることができる。
【0015】第2の定量分析法において、酸水溶液,アルカリ水溶液等を試験紙等に含浸させておく場合には、
前記溶液にあらかじめ湿潤剤を添加しておけば、溶液中の水分の蒸散を防止して溶液の乾固を防止できる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。 実施例1〜3は第1の定量分析法の実施例であり、実施例4は第2の定量分析法の実施例であり、実施例5は第3の定量分析法の実施例である。 各実施例は、何れも室温下で行ったものである。
【0017】(実施例1)10個の50mlエルレンマイヤーフラスコそれぞれに、フェノールフタレイン0.1
gをとり、これらにMTBEの含有量がそれぞれ0%,
5%,10%,12%,15%,20%,40%,60
%,80%,100%(MTBEそのもの)のガソリン5mlをそれぞれ加え、それぞれをタッチミキサーにて3
分間攪拌し、メンブランフィルター(遠心分離沈澱法によることもできる)にて不溶のフェノールフタレインを除去し、それぞれその1mlを、予め0.1%炭酸ナトリウム水溶液5mlを入れた試験管個々に添加し、タッチミキサーにて1分間攪拌反応させたところ、MTBEの含有率に応じて、それぞれ発色した。 下層の発色した0.
1%炭酸ナトリウム水溶液を分取したところ、MTBE
の含有率に応じた濃度差のある赤色の着色液が系列的に得られた。
【0018】得られた各着色液の色を、上述と同様の操作によってMTBEの既知の含有率ごとに予め作成しておいた標準色と目視により比較したところ、上記各ガソリンのMTBE含有率を正確に測定することができた。
【0019】一方、同じ着色液を分光光電光度計により測定したところ、図1に示す透過率曲線が得られた。 また、この液を0.1%炭酸ナトリウム水溶液にて50倍に稀釈した上、分光光電光度計にて測定したところ、図2に示す透過率曲線が得られた。
【0020】(実施例2)10個の50mlエルレンマイヤーフラスコそれぞれに、チモールブルー0.1gをとり、これらにMTBEの含有率がそれぞれ0%,5%,
10%,12%,15%,20%,40%,60%,8
0%,100%(MTBEそのもの)のガソリン5mlをそれぞれ加え、それぞれをタッチミキサーにて3分間攪拌し、メンブランフィルターにて不溶のチモールブルーを除去し、それぞれその1mlを、予め0.1%炭酸ナトリウム水溶液5mlを入れた試験管個々に添加し、タッチミキサーにて1分間攪拌反応させたところ、MTBEの含有率に応じて、それぞれ発色した。 下層の発色した0.1%炭酸ナトリウム水溶液を分取したところ、MT
BEの含有率に応じた濃度差のある青色の着色液が系列的に得られた。
【0021】得られた各着色液の色を、上述と同様の操作によってMTBEの既知の含有率ごとに予め作成しておいた標準色と目視により比較したところ、上記各ガソリンのMTBE含有率を正確に測定することができた。
【0022】一方、同じ着色液を分光光電光度計により測定したところ、図3に示す透過率曲線が得られた。 また、この液を0.1%炭酸ナトリウム水溶液にて50倍に稀釈した上、分光光電光度計にて測定したところ、図4に示す透過率曲線が得られた。
【0023】(実施例3)10個の50mlエルレンマイヤーフラスコそれぞれに、チモールブルー0.1gをとり、これらにMTBEの含有率がそれぞれ0%,5%,
10%,12%,15%,20%,40%,60%,8
0%,100%(MTBEそのもの)のガソリン5mlをそれぞれ加え、それぞれをタッチミキサーにて3分間攪拌し、メンブランフィルターにて不溶のチモールブルーを除去し、それぞれその1mlを、予め0.1%塩酸メタノール溶液5mlを入れた試験管個々に添加し、タッチミキサーにて1分間攪拌反応させたところ、MTBEの含有率に応じて、それぞれ発色した溶液が得られた。 この発色した溶液は、MTBEの含有率に応じた濃度差のある赤色の着色液であり、系列的に得られた。
【0024】得られた各着色液を分光光電光度計により測定したところ、図5に示す透過率曲線が得られた。 また、この液を0.1%塩酸メタノール溶液にて50倍に稀釈した上、分光光電光度計にて測定したところ、図6
に示す透過率曲線が得られた。
【0025】(実施例4)10個の50mlエルレンマイヤーフラスコそれぞれに、チモールブルー0.1gをとり、これらにMTBEの含有率がそれぞれ0%,5%,
10%,12%,15%,20%,40%,60%,8
0%,100%(MTBEそのもの)のガソリン5mlをそれぞれ加え、それぞれをタッチミキサーにて3分間攪拌し、メンブランフィルターにて不溶のチモールブルーを除去してチモールブルーを添加したガソリンを得た。
【0026】ついで、それぞれのガソリン1mlを、湿潤剤としてグリセリンを添加した0.1%炭酸ナトリウム水溶液を予め含浸させておいた試験紙に滴下したところ、MTBEの含有率に応じて、それぞれ発色した。
【0027】得られた各着色試験紙の色を、上述と同様の操作によってMTBEの既知の含有率ごとに予め作成しておいた標準色と目視により比較したところ、上記各ガソリンのMTBE含有率を正確に測定することができた。
【0028】(実施例5)10個の50mlエルレンマイヤーフラスコそれぞれに、フェノールフタレイン0.1
gをとり、これらにMTBEの含有率がそれぞれ0%,
5%,10%,12%,15%,20%,40%,60
%,80%,100%(MTBEそのもの)のガソリン5mlをそれぞれ加え、それぞれをタッチミキサーにて3
分間攪拌し、メンブランフィルター(遠心分離沈澱法によることもできる)にて不溶のフェノールフタレインを除去し、それぞれその1mlを、予め目皿に入れた水酸化カルシウムの粉末に添加したところ、MTBEの含有率に応じて、それぞれ発色した。
【0029】得られた各着色粉末の色を、上述と同様の操作によってMTBEの既知の含有率ごとに予め作成しておいた標準色と目視により比較したところ、上記各ガソリンのMTBE含有率を正確に測定することができた。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、発色基をガソリンに添加してその中のMTBEのみに溶解させ、そのときの溶解度を発色水溶液または発色粉末で色として検出し、これを標準色と比較し、あるいは分光光電光度計におけることによってMTBEの混入量を測定することができるので、発色基を有する化合物と発色水溶液または発色粉末と試験管,フラスコ等の簡単な器具があれば、店頭や路上であっても、誰でも簡単にガソリン中のMTBEの混入量を測定することができる。
【図1】 実施例1における着色液の透過率曲線を示すグラフ。
【図2】 実施例1における着色液を50倍に稀釈したときの透過率曲線を示すグラフ。
【図3】 実施例2における着色液の透過率曲線を示すグラフ。
【図4】 実施例2における着色液を50倍に稀釈したときの透過率曲線を示すグラフ。
【図5】 実施例3における着色液の透過率曲線を示すグラフ。
【図6】 実施例3における着色液を50倍に稀釈したときの透過率曲線を示すグラフ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】(3)次のa〜cの工程を備えた定量分析法(以下、第3の定量分析法という)。 a. メチル・ターシャリ・ブチールエーテルには溶解するが、ガソリンとその含有成分には不溶または難溶の発色基を有する化合物をガソリンに添加する工程。 b. 発色基を有する化合物を添加したガソリンを、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の酸化物,水酸化物または炭酸塩の粉末またはそれらの混合物の何れかに添加して発色させる工程。 c. 発色した色を標準色と比較して、または発色粉末を分光光電光度計にかけてメチル・ターシャリ・ブチールエーテルの含有量を測定する工程。
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