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Temperature regulation system

阅读:3发布:2021-08-18

专利汇可以提供Temperature regulation system专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a temperature regulation system that can appropriately regulate articles stored in article storage to a desirable temperature condition.
SOLUTION: The temperature regulation system, which comprises a circulation unit 40 for circulating air inside and outside article storages 5a to 5c storing articles W, and a cooling unit 20 for cooling the air circulated by the circulation unit 40 by means of cold heat generated in a Stirling refrigerator 10 arranged outside the article storages 5a to 5c, and regulates the articles W stored in the article storages 5a to 5c to a desirable temperature condition, is provided with inner blower fans F for blowing the internal atmosphere cooled by the cooling unit 20 to hit directly against the articles W stored in a lower area in the article storages 5a to 5c.
COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT,下面是Temperature regulation system专利的具体信息内容。

  • 商品を収容した商品収容庫の内部雰囲気を、該商品収容庫の内部と外部との間で循環させる内部雰囲気循環手段と、
    商品収容庫の外部に配設されたスターリング冷凍機で発生した冷熱を利用して、前記内部雰囲気循環手段によって循環させた内部雰囲気を冷却する内部雰囲気冷却手段と を備え、
    前記商品収容庫に収容された商品を所望の温度状態に調整するようにした温度調整装置において、
    前記内部雰囲気冷却手段により冷却された内部雰囲気を、前記商品収容庫に収容された商品のうち下段領域にあるものに直接衝突させる態様で送風する送風手段を備えたことを特徴とする温度調整装置。
  • 前記送風手段は、ファンを送風元として備えたことを特徴とする請求項1に記載の温度調整装置。
  • 前記送風手段は、前記商品を搬出するための搬出シュータに形成された複数の孔部を通過させる態様で、前記内部雰囲気を送風するものであり、
    前記複数の孔部は、前記送風手段から離れるにしたがって開口面積が徐々に大きくなる態様で形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の温度調整装置。
  • 前記送風手段は、送風する内部雰囲気の風量分布を均一にするためのルーバーを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の温度調整装置。
  • 前記送風手段は、前記ファンが、前記商品収容庫に収容された商品のうち最下段にあるものにより形成された収容方向に対して略平行となる態様で配設されてなることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の温度調整装置。
  • 前記送風手段は、前記商品収容庫への内部雰囲気の風向を調整するための風向調整部材を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の温度調整装置。
  • 前記風向調整部材には、内部雰囲気を通過させるための通風孔が開閉可能に配設してあることを特徴とする請求項6に記載の温度調整装置。
  • 前記商品収容庫の内部温度に応じて、前記通風孔を開閉させる開閉制御部を備えたことを特徴とする請求項7に記載の温度調整装置。
  • 前記内部雰囲気冷却手段による冷却が停止している場合に駆動して、前記内部雰囲気循環手段によって循環させた内部雰囲気を加熱するヒータを備え、
    前記送風手段は、前記ヒータにより加熱された内部雰囲気を、前記商品収容庫に収容された商品のうち最下段にあるものに直接衝突させる態様で送風することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の温度調整装置。
  • 前記ヒータは、前記商品収容庫の外部から内部に向けて流れる内部雰囲気を加熱することを特徴とする請求項9に記載の温度調整装置。
  • 说明书全文

    本発明は、温度調整装置に関し、より詳細には、例えば自動販売機等における商品収容庫に収容された商品を、スターリング冷凍機で発生した冷熱を利用して冷却、あるいはヒータを利用して加熱することにより、所望の温度状態に調整するようにした温度調整装置の改良に関する。

    図9は、一般的な自動販売機を示した正面断面図であり、図10は、図9に示した自動販売機の側断面図である。 これら図9および図10において、自動販売機は、本体キャビネット1を備えている。

    本体キャビネット1は、前面が開口した直方状の断熱筐体として形成されたものである。 この本体キャビネット1には、その前面に外扉2と内扉3とが設けられており、その内部に例えば2つの断熱仕切板4a,4bによって仕切られた3つの独立した商品収容庫5a,5b,5cが左右に並んだ態様で設けられている。 より詳細に説明するとつぎのようになる。 外扉2は、本体キャビネット1の前面開口1aを開閉するためのものである。 内扉3は、商品収容庫5a,5b,5cの前面を開閉するためのものである。 商品収容庫5a,5b,5cは、飲料缶やペットボトルを所望の温度に維持した状態で収容するためのものである。

    商品収容庫5a,5b,5cには、それぞれ、商品収納ラック6、搬出機構7および商品搬出シュータ8が設けられている。 商品収納ラック6は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品Wを上下方向に沿って並ぶ態様で収納するためのものである。 搬出機構7は、商品収納ラック6の下部に設けられており、この商品収納ラック6に収納された商品群のうち最下部にある商品Wを一つずつ搬出するためのものである。 商品搬出シュータ8は、搬出機構7から搬出された商品Wを外扉2に設けた商品取出口2aに導くためのものである。

    上記本体キャビネット1の内部において商品収容庫5a,5b,5cの外部となる機械室9には、冷凍機の構成機器である圧縮機81、庫外送風ファン82、凝縮器(庫外熱交換器)83および膨張機構84等が設けられている。 商品収容庫5a,5b,5cの内部には、それぞれ、同冷凍機の構成機器である蒸発器(庫内熱交換器)85、庫内送風ファン86が設けられているとともに、該蒸発器85の背面側に循環ダクト87が設けられている。 また、商品収容庫5a,5b,5cには、加熱用のヒータ88が設けられている。

    そのような自動販売機では、つぎのようにして商品Wを冷却することができる。 ヒータ88をオフにした後、冷凍機および庫内送風ファン86を駆動させる。 これにより、蒸発器85に熱交換されて得られた冷気は、庫内送風ファン86で商品搬出シュータ8の下側から吹き出され、図中の矢印のように循環することになる。 つまり、冷気は、商品収納ラック6の下部にある商品Wを冷却した後、循環ダクト87を経て蒸発器85に戻ることになる。 このように冷気が商品収容庫5a,5b,5cの内部で循環するよう冷凍機および庫内送風ファン86を断続的に駆動させることにより、商品収納ラック6の商品Wの温度を販売適温(約5℃)に冷却することができる。

    特開2001−34828号公報

    ところで、上述のような従来の自動販売機の冷凍機においては、例えばR407c等のフロン系ガスが用いられていた。 そのようなフロン系ガスは大気中に放出されると、温室効果による地球温暖化を助長する。 そのため、環境保護の観点からフロン系ガスの使用が世界的に規制される趨勢にある。

    そのような背景において、近年、スターリング冷凍機が注目されている。 スターリング冷凍機は、外部に圧縮機や凝縮器等を備えていない自己冷却型の冷凍機であり、内部のガスを往復圧縮機で圧縮、膨張させることで、低温の冷熱部と、高温の高熱部とを発生するものである。 ここに、ガスとしては、ヘリウムガス等の自然冷媒が用いられており、フロン系ガスを用いないので、スターリング冷凍機は地球環境に優しいものである。 また、スターリング冷凍機は小型であり、高エネルギー効率を有することも周知である。

    ところが、スターリング冷凍機は、ガスの圧縮および膨張による冷凍効果を利用するものであるため、圧縮・膨張空間の構造に制約があり、冷熱部の面積が僅かな部分に限られている。 そのため、かかるスターリング冷凍機を用いて商品収容庫の内部の商品を冷却する場合に、スターリング冷凍機の冷熱部から得た冷熱を各商品収容庫の内部に効率よく伝達し、商品を冷却するための手段が求められている。 その一方、商品を加熱する場合おいても、ヒータからの温熱を各商品収容庫の内部に効率よく伝達し、商品を加熱するための手段が求められている。

    特に、従来の自動販売機では、商品収容庫5a,5b,5cの設置空間に制約がある関係上、庫内送風ファン86を該商品収容庫5a,5b,5cの底面に対して垂直に配設していた。 そのため、該庫内送風ファン86から送風された空気は、一旦平方向に流れて正面の壁に衝突した後、商品収容庫5a,5b,5cの下部から上方に向けて移動して商品Wと熱交換を行っていた。 したがって、蒸発器85やヒータ88から得た熱が、壁に衝突することにより損失してしまい、熱損失が発生していた。 また、一旦正面の壁に衝突した後の空気で商品Wと熱交換を行っていたために、商品収容庫5a,5b,5cにおける正面側から背面側に向かって商品Wの温度に温度バラツキが発生してした。

    本発明は、上記実情に鑑みて、商品収容庫に収容された商品を所望の温度状態に良好に調整することができる温度調整装置を提供することを目的とする。

    上記目的を達成するために、本発明の請求項1にかかる温度調整装置は、商品を収容した商品収容庫の内部雰囲気を、該商品収容庫の内部と外部との間で循環させる内部雰囲気循環手段と、商品収容庫の外部に配設されたスターリング冷凍機で発生した冷熱を利用して、前記内部雰囲気循環手段によって循環させた内部雰囲気を冷却する内部雰囲気冷却手段とを備え、前記商品収容庫に収容された商品を所望の温度状態に調整するようにした温度調整装置において、前記内部雰囲気冷却手段により冷却された内部雰囲気を、前記商品収容庫に収容された商品のうち下段領域にあるものに直接衝突させる態様で送風する送風手段を備えたことを特徴とする。

    また、本発明の請求項2にかかる温度調整装置は、上記請求項1において、前記送風手段は、ファンを送風元として備えたことを特徴とする。

    また、本発明の請求項3にかかる温度調整装置は、上記請求項1または上記請求項2において、前記送風手段は、前記商品を搬出するための搬出シュータに形成された複数の孔部を通過させる態様で、前記内部雰囲気を送風するものであり、前記複数の孔部は、前記送風手段から離れるにしたがって開口面積が徐々に大きくなる態様で形成されたことを特徴とする。

    また、本発明の請求項4にかかる温度調整装置は、上記請求項1〜3のいずれか一つにおいて、前記送風手段は、送風する内部雰囲気の風量分布を均一にするためのルーバーを備えたことを特徴とする。

    また、本発明の請求項5にかかる温度調整装置は、上記請求項2〜4のいずれか一つにおいて、前記送風手段は、前記ファンが、前記商品収容庫に収容された商品のうち最下段にあるものにより形成された収容方向に対して略平行となる態様で配設されてなることを特徴とする。

    また、本発明の請求項6にかかる温度調整装置は、上記請求項1〜5のいずれか一つにおいて、前記送風手段は、前記商品収容庫への内部雰囲気の風向を調整するための風向調整部材を備えたことを特徴とする。

    また、本発明の請求項7にかかる温度調整装置は、上記請求項6において、前記風向調整部材には、内部雰囲気を通過させるための通風孔が開閉可能に配設してあることを特徴とする。

    また、本発明の請求項8にかかる温度調整装置は、上記請求項7において、前記商品収容庫の内部温度に応じて、前記通風孔を開閉させる開閉制御部を備えたことを特徴とする。

    また、本発明の請求項9にかかる温度調整装置は、上記請求項1〜8のいずれか一つにおいて、前記内部雰囲気冷却手段による冷却が停止している場合に駆動して、前記内部雰囲気循環手段によって循環させた内部雰囲気を加熱するヒータを備え、前記送風手段は、前記ヒータにより加熱された内部雰囲気を、前記商品収容庫に収容された商品のうち最下段にあるものに直接衝突させる態様で送風することを特徴とする。

    また、本発明の請求項10にかかる温度調整装置は、上記請求項9において、前記ヒータは、前記商品収容庫の外部から内部に向けて流れる内部雰囲気を加熱することを特徴とする。

    本発明の温度調整装置によれば、送風手段が、商品収容庫に収容された商品のうち下段領域にあるものに直接衝突させる態様で、内部雰囲気冷却手段により冷却された内部雰囲気を送風するので、従来構造のように壁に衝突することによる熱損失を招来することなく商品を冷却、あるいは加熱することができ、しかも、該下段領域にある商品に温度バラツキが発生することを抑制することができる。 したがって、熱損失の低減だけでなく、商品の加熱、あるいは加熱に要する時間の短縮化を図ることができ、商品収容庫に収容された商品を所望の温度状態に良好に調整することができるという効果を奏する。

    以下に添付図面を参照して、本発明にかかる温度調整装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。 尚、以下においては、説明の便宜上、自動販売機に適用される温度調整装置について詳細に説明する。

    <実施の形態1>
    図1および図2は、それぞれ本発明の実施の形態1における温度調整装置が適用された自動販売機の構成を示したものであり、図1は、側面断面図であり、図2は、正面断面図である。 尚、図9および図10に示した自動販売機の構成と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。

    図1および図2において、温度調整装置は、スターリング冷凍機10と、冷却ユニット20と、放熱ユニット30と、循環ユニット40と、ヒータHとを備えて構成してある。

    スターリング冷凍機10は、本体キャビネット1の機械室9に横置きに載置してあり、稼動することにより冷熱を発生する低温部11と、高温排熱を発生する高温部12とを有している。

    冷却ユニット20は、本体キャビネット1の機械室9の内部に配設してある。 この冷却ユニット20は、スターリング冷凍機10の低温部11から発生した冷熱を、循環ユニット40を構成する複数の断熱容器41のそれぞれまで移送して、それぞれの断熱容器41の内部の空気を冷却するものである。 冷却ユニット20についてより詳細に説明するとつぎのようになる。

    冷却ユニット20は、複数の冷媒循環流路を有してなり、本実施の形態では、3つの独立した冷媒循環流路を有してなるものである。 各冷媒循環流路は、それぞれ、内部に冷媒を封入してあり、凝縮熱交換器21、蒸発熱交換器22、液体配管23および気体配管24を備えて構成してある。 ここに、冷媒としては、例えば二酸化炭素等のように常温では気体であって、スターリング冷凍機10の低温部11からの冷熱では凍らないもの(不凍冷媒)が用いられている。

    凝縮熱交換器21は、スターリング冷凍機10の低温部11に熱的に接続してある。 この凝縮熱交換器21では、低温部11から得た冷熱により冷媒が凝縮されて凝縮液になる。

    蒸発熱交換器22は、凝縮熱交換器21から所定の距離だけ離隔した位置に配設してある。 より詳細には、蒸発熱交換器22は、各商品収容庫5a,5b,5cの下方に配設された断熱容器41のそれぞれの内部に収容してある。 この蒸発熱交換器22は、各商品収容庫5a,5b,5cの空気(内部雰囲気)を冷却するためのものである。 このような蒸発熱交換器22では、詳細は後述するが、外部から得た熱により冷媒が蒸発して蒸気になる。 換言すると、蒸発熱交換器22の周辺領域である断熱容器41の内部空気は、冷媒が蒸発することによって熱が奪われることになり冷却される。

    液体配管23は、凝縮熱交換器21と蒸発熱交換器22とを繋ぐ管路である。 この液体配管23は、凝縮熱交換器21で凝縮した冷媒を、該凝縮熱交換器21から蒸発熱交換器22まで移動させるためのものである。

    気体配管24は、上記液体配管23とは別個に、凝縮熱交換器21と蒸発熱交換器22とを繋ぐ管路である。 この気体配管24は、蒸発熱交換器22で蒸発した冷媒を、該蒸発熱交換器22から凝縮熱交換器21まで移動させるためのものである。

    液体配管23と気体配管24との配置関係は、気体配管24が液体配管23の上方に位置するようになっている。 これは、気体配管24を通る冷媒の密度の方が、液体配管23を通る冷媒の密度よりも小さいためである。 このような構成は、上述のように、液体配管23と気体配管24とが別個に設けられており、ループ型サーモサイフォン式ヒートパイプと呼ばれるものである。

    放熱ユニット30は、スターリング冷凍機10の高温部12から得た高温排熱を自動販売機の外部に放出するためのものである。 この放熱ユニット30は、内部に冷媒を封入してあり、放熱熱交換器31、空気熱交換器32、第1輸送ライン33および第2輸送ライン34を備えて構成してある。 ここに、冷媒としては種々のものを用いることができるが、一例としては不凍液が用いられる。 以下においては、冷媒の一例として不凍液が用いられた場合について説明する。

    放熱熱交換器31は、スターリング冷凍機10の高温部12に熱的に接続してある。 この放熱熱交換器31は、内部の冷媒に高温部12からの高温排熱を受熱させるものである。

    空気熱交換器32は、スターリング冷凍機10(放熱熱交換器31)から所定の距離だけ離隔した位置に配設してある。 この空気熱交換器32は、内部の冷媒に放熱させるものである。 この空気熱交換器32では、詳細は後述するが、冷媒は、放熱熱交換器31で受熱した高温排熱を周囲空気へ放熱することになる。 これにより、周囲空気は、高温排熱により加熱される。 そして、空気熱交換器32の周囲の所定個所には、庫外送風ファン35が設けてある。 庫外送風ファン35は、空気熱交換器32の内部に送り込まれた外気を外部に放出するためのものである。

    第1輸送ライン33は、放熱熱交換器31と空気熱交換器32とを繋ぐ管路である。 この第1輸送ライン33は、放熱熱交換器31で高温排熱を受熱した冷媒を空気熱交換器32に移動させるためのものである。

    第2輸送ライン34は、上記第1輸送ライン33とは別個に、放熱熱交換器31と空気熱交換器32とを繋ぐ管路である。 この第2輸送ライン34は、空気熱交換器32で放熱した冷媒を放熱熱交換器31に移動させるためのものである。 また、第2輸送ライン34には、図には明示しないが、冷媒を循環させるための循環ポンプが配設してある。 したがって、放熱ユニット30では、冷媒が放熱熱交換器31と空気熱交換器32との間で循環ポンプの作用により循環することになる。

    循環ユニット40は、上記断熱容器41と、背面ダクト42と、庫内送風ファンFとを備えて構成してある。 断熱容器41は、図2に示したように、対応する商品収容庫5a,5b,5cの底面に接する態様で配設してある。 より詳細には、断熱容器41は、複数設けてあり、それぞれが対応する商品収容庫5a,5b,5cの底面に接する態様で配設してある。 そして、断熱容器41は、送気管路411と吸気管路412とを有しており、送気管路411は、対応する商品収容庫5a,5b,5cの底面と断熱構造を保持する態様で連設してあり、吸気管路412は、対応する商品収容庫5a,5b,5cの背面ダクト42と断熱構造を保持する態様で連設してある。 送気管路411は、下流側が上流側に比して拡径となる構造を有しており、下流側の拡径部413には、対応する商品収容庫5a,5b,5cの内部との境界にガス送気口414が設けてある。 吸気管路412には、背面ダクト42との境界にガス吸気口415が設けてある。 したがって、各断熱容器41は、ガス送気口414およびガス吸気口415を通じて、対応する商品収容庫5a,5b,5cに連通している。

    背面ダクト42は、各商品収容庫5a,5b,5cの内部の背面側に配設してあり、図には明示しないが、各商品収容庫5a,5b,5cの下部から商品収納ラック6に収納された商品群の所定の高さに対応する位置、すなわち該商品群の略中間領域に対応する位置まで延設してある。

    庫内送風ファンFは、送気管路411の拡径部413に配設してある。 より詳細には、庫内送風ファンFは、拡径部413において、ガス送気口414近傍に水平となる態様で配設してある。 したがって、庫内送風ファンFは、ガス送気口414を通じて空気を上方に向けて放射状に送風することができる。 この庫内送風ファンFが、送風元として駆動することにより、商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気を循環させることができる。

    ここで、図1および図2中の符号8′は、搬出機構7から搬出された商品Wを外扉2に設けた商品取出口2aに導くための商品搬出シュータであるが、かかる商品搬出シュータ8′に形成されている複数の孔部8aは、図2に示すように、背面側から前方側に向けて開口面積が徐々に大きくなっている。 より詳細には、商品搬出シュータ8′の複数の孔部8aは、庫内送風ファンFから離れるにしたがって開口面積が徐々に大きくなる態様で形成されている。

    ヒータHは、上記拡径部413に配設してあり、より詳細には、商品収容庫5a,5b,5cに対応する断熱容器41を構成する送気管路411の拡径部413において、庫内送風ファンFの上流側に配設してある。 このヒータHは、駆動することにより周辺空気を加熱して加熱された空気を発生するものである。

    以上のような構成を有する温度調整装置は、つぎのようにして商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wを冷却、あるいは加熱する。 まず、すべての商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wを冷却する場合について説明する。 この場合において、各ヒータHは駆動していないものとする。

    温度調整装置を構成する冷却ユニット20の各冷媒循環流路では、スターリング冷凍機10の低温部11からの冷熱をつぎのようにして蒸発熱交換器22まで移送して、各断熱容器41の内部空気を冷却する。 低温部11に熱的に接続している凝縮熱交換器21において急激に冷却されて凝縮液になった冷媒が、その重により液体配管23を通じて蒸発熱交換器22まで移動する。 この蒸発熱交換器22において、冷媒は、該蒸発熱交換器22を収容する断熱容器41の内部空気の熱により蒸発して蒸気になる。 つまり、断熱容器41の内部空気は熱が奪われることになり、これにより、断熱容器41の内部空気は冷却される。 ところで、蒸発熱交換器22において蒸発して蒸気になった冷媒は、気体配管24を通じて凝縮熱交換器21まで移動し、該凝縮熱交換器21で再び凝縮液になって上記サイクルを繰り返すことになる。

    冷却装置の放熱ユニット30では、スターリング冷凍機10の高温部12からの高温排熱をつぎのようにして自動販売機の外部に放出する。 高温部12に熱的に接続している放熱熱交換器31において受熱した冷媒が、第1輸送ライン33を通じて空気熱交換器32まで移動し、該空気熱交換器32で放熱する。 つまり、空気熱交換器32の周囲の空気は、加熱される。 そして、加熱された空気は、庫外送風ファン35によって自動販売機の外部に放出されることになる。 従って、スターリング冷凍機10の高温部12からの高温排熱は、放熱ユニット30によって自動販売機の外部に放出される。 ところで、空気熱交換器32で放熱した冷媒は、第2輸送ライン34を通じて放熱熱交換器31まで移動し、該放熱熱交換器31で再び受熱することにより上記サイクルを繰り返すことになる。

    上述したように、各断熱容器41とそれぞれに対応する商品収容庫5a,5b,5cが連通しているので、商品収容庫5a,5b,5cの空気は、庫内送風ファンFの作用により、背面ダクト42、断熱容器41および商品収容庫5a,5b,5cの内部を循環する。 より詳細に説明すると、商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気は、庫内送風ファンFの作用により、背面ダクト42に進入し、ガス吸気口415を通じて断熱容器41の内部に至る。 断熱容器41の内部に至った冷媒は、該断熱容器41の内部を通過中に蒸発熱交換器22により冷却される。 冷却された空気は、ガス送気口414を通じて商品収容庫5a,5b,5cの内部を図1中の矢印方向に沿って送風される。 つまり、冷却された空気は、商品搬出シュータ8′の各孔部8aを通過した後、商品収納ラック6に収納された商品群のうち下方にある商品群に直接衝突する態様で送風される。 換言すると、庫内送風ファンFは、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wのうち下段領域にあるものに直接衝突させる態様で、冷却された空気を送風する。 このように冷却された空気が商品収納ラック6の下方にある商品群に直接衝突する態様で送風されることにより、冷却された空気と商品Wとの間で熱交換が行われ、該商品Wが冷却されることになる。

    商品Wとの間で熱交換が行われて温められた空気は、再び背面ダクト42に進入して、ガス吸気口415を通じて断熱容器41に至る。 そして、該断熱容器41で再び冷却され、上述した循環を繰り返す。

    このように断熱容器41とそれに対応する商品収容庫5a,5b,5cとの間で空気を循環させることにより、該商品収容庫5a,5b,5cの内部における空気の温度を例えば0℃に保持することができ、これにより、商品Wを販売適温となる例えば5℃にすることができる。

    つぎに、例えば商品収容庫5cに収容された商品Wを加熱する場合には、温度調整装置は、つぎのようにして該商品Wを加熱する。

    ヒータHを駆動させることにより、ヒータHに加熱された空気(温熱)は、庫内送風ファンFの作用により、ガス送気口414を通じて商品収容庫5cの内部を図1中の矢印方向に沿って送風される。 つまり、加熱された空気は、商品搬出シュータ8′の各孔部8aを通過した後、商品収納ラック6に収納された商品群のうち下方にある商品群に直接衝突する態様で送風される。 換言すると、庫内送風ファンFは、商品収容庫5cに収容された商品Wのうち下段領域にあるものに直接衝突させる態様で、加熱された空気を送風する。 このように加熱された空気が商品収納ラック6の下方にある商品群に直接衝突する態様で送風されることにより、加熱された空気と商品Wとの間で熱交換が行われ、該商品Wが加熱されることになる。

    商品Wとの間で熱交換が行われて冷やされた空気は、再び背面ダクト42に進入して、ガス吸気口415を通じて断熱容器41に至る。 そして、送気管路411を通過中にヒータHに再び加熱され、上述した循環を繰り返す。 このように断熱容器41とそれに対応する商品収容庫5cとの間でヒータHにより加熱された空気を循環させることにより、商品Wの温度を販売適温(例えば55℃)にすることができる。

    以上説明したような温度調整装置によれば、庫内送風ファンFが、スターリング冷凍機10により発生した冷熱を利用して冷却された空気、あるいはヒータHにより加熱された空気を、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wのうち下段領域にあるものに直接衝突させる態様で送風するので、従来構造のように壁に衝突することによる熱損失を招来することなく商品Wを冷却、あるいは加熱することができ、しかも、該下段領域にある商品Wに温度バラツキが発生することを抑制することができる。 したがって、熱損失の低減だけでなく、商品Wの加熱、あるいは加熱に要する時間の短縮化を図ることができ、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wを所望の温度状態に良好に調整することができる。 適用される自動販売機の信頼性向上も図ることができる。

    また、商品搬出シュータ8′の複数の孔部8aは、庫内送風ファンFから離れるにしたがって開口面積が徐々に大きくなる態様で形成してあるので、庫内送風ファンFから送風される空気を均等な風量で商品Wにより確実に衝突させることができ、これにより、商品収容庫5a,5b,5cの正面側から背面側に向けて商品Wに温度バラツキが生ずることがない。 これにより、商品Wの冷却、あるいは加熱に要する時間の短縮化を図ることができるだけでなく、過冷却または過加熱の商品の発生を抑制して消費電力の低減化を図ることができ、結果として省エネルギー化を図ることができる。 したがって、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wを所望の温度状態に良好に調整することができる。

    さらに、ヒータHを送気管路411の拡径部413に配設、換言すると、ヒータHは送気管路411を流れる空気を加熱するものであるので、ヒータHにより加熱された空気が商品Wと熱交換を行うことなく直接断熱容器41に進入する虞れがない。 したがって、冷媒循環流路における配管内の圧力が急激に上昇することを防止することができる。

    <実施の形態2>
    図3は、本発明の実施の形態2における温度調整装置が適用された自動販売機の構成を示した側面断面図である。 尚、上記実施の形態1にかかる温度調整装置の構成と同一の構成を有するもの、ならびに図9および図10に示した自動販売機の構成と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。

    図3において、温度調整装置は、スターリング冷凍機10と、冷却ユニット20と、放熱ユニット30と、循環ユニット40と、ヒータHと、ルーバーRとを備えて構成してある。 ルーバーRは、商品収容庫5a,5b,5cの内部におけるガス送気口414近傍に配設してある。 このルーバーRは、庫内送風ファンFにより送風される空気(冷却空気、あるいは加熱空気)の風量分布を、商品収容庫5a,5b,5cの正面側から背面側にわたり均一にするものである。

    このような温度調整装置においては、商品収容庫5a,5b,5cの空気は、庫内送風ファンFの作用により、背面ダクト42、断熱容器41および商品収容庫5a,5b,5cの内部を循環する。 より詳細に説明すると、商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気は、庫内送風ファンFの作用により、背面ダクト42に進入し、ガス吸気口415を通じて断熱容器41の内部に至る。 断熱容器41の内部に至った冷媒は、該断熱容器41の内部を通過中に蒸発熱交換器22により冷却される。 冷却された空気は、ガス送気口414を通じて商品収容庫5a,5b,5cの内部を図3中の矢印方向に沿って送風される。 つまり、冷却された空気は、ルーバーRにより商品収容庫5a,5b,5cの正面側から背面側にわたる風量分布が均一となる態様で送風される。 これにより、商品搬出シュータ8の各孔部8aを通過した後、商品収納ラック6に収納された商品群のうち下方にある商品群に直接衝突する態様で送風される。 このように冷却された空気が商品収納ラック6の下方にある商品群に直接衝突する態様で送風されることにより、冷却された空気と商品Wとの間で熱交換が行われ、該商品Wが冷却されることになる。

    商品Wとの間で熱交換が行われて温められた空気は、再び背面ダクト42に進入して、ガス吸気口415を通じて断熱容器41に至る。 そして、該断熱容器41で再び冷却され、上述した循環を繰り返す。

    このように断熱容器41とそれに対応する商品収容庫5a,5b,5cとの間で空気を循環させることにより、該商品収容庫5a,5b,5cの内部における空気の温度を例えば0℃に保持することができ、これにより、商品Wを販売適温となる例えば5℃にすることができる。

    つぎに、例えば商品収容庫5cに収容された商品Wを加熱する場合には、温度調整装置は、つぎのようにして該商品Wを加熱する。

    ヒータHを駆動させることにより、ヒータHに加熱された空気(温熱)は、庫内送風ファンFの作用により、ガス送気口414を通じて商品収容庫5cの内部を図3中の矢印方向に沿って送風される。 つまり、加熱された空気は、ルーバーRにより商品収容庫5cの正面側から背面側にわたる風量分布が均一となる態様で送風される。 これにより、商品搬出シュータ8の各孔部8aを通過した後、商品収納ラック6に収納された商品群のうち下方にある商品群に直接衝突する態様で送風される。 このように加熱された空気が商品収納ラック6の下方にある商品群に直接衝突する態様で送風されることにより、加熱された空気と商品Wとの間で熱交換が行われ、該商品Wが加熱されることになる。

    商品Wとの間で熱交換が行われて冷やされた空気は、再び背面ダクト42に進入して、ガス吸気口415を通じて断熱容器41に至る。 そして、送気管路411を通過中にヒータHに再び加熱され、上述した循環を繰り返す。 このように断熱容器41とそれに対応する商品収容庫5cとの間でヒータHにより加熱された空気を循環させることにより、商品Wの温度を販売適温(例えば55℃)にすることができる。

    本発明の実施の形態2にかかる温度調整装置によれば、ルーバーRが、庫内送風ファンFから送風される空気の風量分布を、商品収容庫5a,5b,5cの正面側から背面側にわたり均一にすることができるので、庫内送風ファンFから送風される空気を均等な風量で商品Wにより確実に衝突させることができ、これにより、商品収容庫5a,5b,5cの正面側から背面側に向けて商品Wに温度バラツキが生ずることがない。 これにより、商品Wの冷却、あるいは加熱に要する時間の短縮化を図ることができるだけでなく、過冷却または過加熱の商品の発生を抑制して消費電力の低減化を図ることができ、結果として省エネルギー化を図ることができる。 したがって、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wを所望の温度状態に良好に調整することができる。

    <実施の形態3>
    図4は、本発明の実施の形態3における温度調整装置が適用された自動販売機の構成を示した側面断面図である。 尚、上記実施の形態1および実施の形態2にかかる温度調整装置の構成と同一の構成を有するもの、ならびに図9および図10に示した自動販売機の構成と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。

    図4において、温度調整装置は、スターリング冷凍機10と、冷却ユニット20と、放熱ユニット30と、循環ユニット50と、ヒータHとを備えて構成してある。

    循環ユニット50は、断熱容器51と、背面ダクト42と、庫内送風ファンFとを備えて構成してある。 断熱容器51は、対応する商品収容庫5a,5b,5cの底面に接する態様で配設してある。 より詳細には、断熱容器51は、複数設けてあり、それぞれが対応する商品収容庫5a,5b,5cの底面に接する態様で配設してある。 そして、断熱容器51は、送気管路511と吸気管路512とを有しており、送気管路511は、対応する商品収容庫5a,5b,5cの底面と断熱構造を保持する態様で連設してあり、吸気管路512は、対応する商品収容庫5a,5b,5cの背面ダクト42と断熱構造を保持する態様で連設してある。 送気管路511は、下流側が上流側に比して拡径となる構造を有しており、下流側の拡径部513には、対応する商品収容庫5a,5b,5cの内部との境界にガス送気口514が設けてある。 吸気管路512には、背面ダクト42との境界にガス吸気口515が設けてある。 したがって、各断熱容器51は、ガス送気口514およびガス吸気口515を通じて、対応する商品収容庫5a,5b,5cに連通している。

    庫内送風ファンFは、送気管路511の拡径部513に配設してある。 より詳細には、庫内送風ファンFは、拡径部513において、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wのうち最下段にあるものにより形成された収容方向、すなわち図4中において水平方向に対して度θとなる方向に略平行となる態様で配設してある。

    ヒータHは、上記拡径部513に配設してあり、より詳細には、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wのうち最下段にあるものにより形成された収容方向、すなわち図4中において水平方向に対して角度θとなる方向に略平行となる態様で、かつ庫内送風ファンFの上流側に配設してある。

    このような温度調整装置においては、商品収容庫5a,5b,5cの空気は、庫内送風ファンFの作用により、背面ダクト42、断熱容器51および商品収容庫5a,5b,5cの内部を循環する。 より詳細に説明すると、商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気は、庫内送風ファンFの作用により、背面ダクト42に進入し、ガス吸気口515を通じて断熱容器51の内部に至る。 断熱容器51の内部に至った冷媒は、該断熱容器51の内部を通過中に蒸発熱交換器22により冷却される。 冷却された空気は、ガス送気口514を通じて商品収容庫5a,5b,5cの内部を図4中の矢印方向に沿って送風される。 つまり、冷却された空気は、風量分布が商品収容庫5a,5b,5cの正面側から背面側にわたって略均一となる態様で送風される。 これにより、商品搬出シュータ8の各孔部8aを通過した後、商品収納ラック6に収納された商品群のうち下方にある商品群に直接衝突する態様で送風される。 このように冷却された空気が商品収納ラック6の下方にある商品群に直接衝突する態様で送風されることにより、冷却された空気と商品Wとの間で熱交換が行われ、該商品Wが冷却されることになる。

    商品Wとの間で熱交換が行われて温められた空気は、再び背面ダクト42に進入して、ガス吸気口515を通じて断熱容器51に至る。 そして、該断熱容器51で再び冷却され、上述した循環を繰り返す。

    このように断熱容器51とそれに対応する商品収容庫5a,5b,5cとの間で空気を循環させることにより、該商品収容庫5a,5b,5cの内部における空気の温度を例えば0℃に保持することができ、これにより、商品Wを販売適温となる例えば5℃にすることができる。

    つぎに、例えば商品収容庫5cに収容された商品Wを加熱する場合には、温度調整装置は、つぎのようにして該商品Wを加熱する。

    ヒータHを駆動させることにより、ヒータHに加熱された空気(温熱)は、庫内送風ファンFの作用により、ガス送気口514を通じて商品収容庫5a,5b,5cの内部を図4中の矢印方向に沿って送風される。 つまり、加熱された空気は、風量分布が商品収容庫5cの正面側から背面側にわたって略均一となる態様で送風される。 これにより、商品搬出シュータ8の各孔部8aを通過した後、商品収納ラック6に収納された商品群のうち下方にある商品群に直接衝突する態様で送風される。 このように加熱された空気が商品収納ラック6の下方にある商品群に直接衝突する態様で送風されることにより、加熱された空気と商品Wとの間で熱交換が行われ、該商品Wが加熱されることになる。

    商品Wとの間で熱交換が行われて冷やされた空気は、再び背面ダクト42に進入して、ガス吸気口515を通じて断熱容器51に至る。 そして、送気管路511を通過中にヒータHに再び加熱され、上述した循環を繰り返す。 このように断熱容器51とそれに対応する商品収容庫5cとの間でヒータHにより加熱された空気を循環させることにより、商品Wの温度を販売適温(例えば55℃)にすることができる。

    本発明の実施の形態3にかかる温度調整装置によれば、庫内送風ファンFが、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wのうち最下段にあるものにより形成された収容方向(図4中において水平方向に対して角度θとなる方向)に略平行となる態様で配設してあるので、送風される空気の風量分布を、商品収容庫5a,5b,5cの正面側から背面側にわたって略均一にすることができるので、庫内送風ファンFから送風される空気を均等な風量で商品Wにより確実に衝突させることができ、これにより、正面側から背面側に向けて商品Wに温度バラツキが生ずることがない。 これにより、商品Wの冷却、あるいは加熱に要する時間の短縮化を図ることができるだけでなく、過冷却または過加熱の商品の発生を抑制して消費電力の低減化を図ることができ、結果として省エネルギー化を図ることができる。 したがって、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wを所望の温度状態に良好に調整することができる。

    <実施の形態4>
    図5は、本発明の実施の形態4における温度調整装置が適用された自動販売機の構成を示した側面断面図である。 尚、上記実施の形態1〜3にかかる温度調整装置の構成と同一の構成を有するもの、ならびに図9および図10に示した自動販売機の構成と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。

    図5において、温度調整装置は、スターリング冷凍機10と、冷却ユニット20と、放熱ユニット30と、循環ユニット60と、ヒータHとを備えて構成してある。

    循環ユニット60は、断熱容器61と、背面ダクト42と、庫内送風ファンFと、風向板63とを備えて構成してある。 断熱容器61は、対応する商品収容庫5a,5b,5cの底面に接する態様で配設してある。 より詳細には、断熱容器61は、複数設けてあり、それぞれが対応する商品収容庫5a,5b,5cの底面に接する態様で配設してある。 そして、断熱容器61は、送気管路611と吸気管路612とを有しており、送気管路611は、対応する商品収容庫5a,5b,5cの底面と断熱構造を保持する態様で連設してあり、吸気管路612は、対応する商品収容庫5a,5b,5cの背面ダクト42と断熱構造を保持する態様で連設してある。 送気管路611は、下流側が上流側に比して拡径となる構造を有しており、下流側の拡径部613には、対応する商品収容庫5a,5b,5cの内部との境界にガス送気口614が設けてある。 ガス送気口614は、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wのうち最下段にあるものにより形成された収容方向、すなわち図5中において水平方向に対して角度θとなる方向に略平行となる態様で形成してある。 吸気管路612には、背面ダクト42との境界にガス吸気口615が設けてある。 したがって、各断熱容器61は、ガス送気口614およびガス吸気口615を通じて、対応する商品収容庫5a,5b,5cに連通している。

    風向板63は、複数の通風孔63aが形成された板状体であり、ガス送気口614を覆う態様で配設してある。 より詳細には、風向板63は、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wのうち最下段にあるものにより形成された収容方向、すなわち図5中において水平方向に対して角度θとなる方向に略平行となる態様で配設してある。 本実施の形態においては、この風向板63の通風孔63aは、図6に示すように、中心領域にある通風孔63aの開口面積が小さく、外方に向けて徐々に通風孔63aの開口面積が大きくなるように形成してある。 これにより、風向板63の通風孔63aを通過する空気の風量を全域にわたって均等にすることができる。

    本実施の形態における温度調整装置は、上記実施の形態3にかかる温度調整装置に比して、ガス送気口614の形態が異なり、かかるガス送気口614に風向板63が配設されている点が異なるだけである。

    このような温度調整装置においては、商品収容庫5a,5b,5cの空気は、庫内送風ファンFの作用により、背面ダクト42、断熱容器61および商品収容庫5a,5b,5cの内部を循環する。 より詳細に説明すると、商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気は、庫内送風ファンFの作用により、背面ダクト42に進入し、ガス吸気口615を通じて断熱容器61の内部に至る。 断熱容器61の内部に至った冷媒は、該断熱容器61の内部を通過中に蒸発熱交換器22により冷却される。 冷却された空気は、ガス送気口614を通じて商品収容庫5a,5b,5cの内部を図5中の矢印方向に沿って送風される。 つまり、冷却された空気は、風向板63の各通風孔63aを通過する結果、風量分布が商品収容庫5a,5b,5cの正面側から背面側にわたって略均一となる態様で送風される。 これにより、商品搬出シュータ8の各孔部8aを通過した後、商品収納ラック6に収納された商品群のうち下方にある商品群に直接衝突する態様で送風される。 このように冷却された空気が商品収納ラック6の下方にある商品群に直接衝突する態様で送風されることにより、冷却された空気と商品Wとの間で熱交換が行われ、該商品Wが冷却されることになる。

    商品Wとの間で熱交換が行われて温められた空気は、再び背面ダクト42に進入して、ガス吸気口615を通じて断熱容器61に至る。 そして、該断熱容器61で再び冷却され、上述した循環を繰り返す。

    このように断熱容器61とそれに対応する商品収容庫5a,5b,5cとの間で空気を循環させることにより、該商品収容庫5a,5b,5cの内部における空気の温度を例えば0℃に保持することができ、これにより、商品Wを販売適温となる例えば5℃にすることができる。

    つぎに、例えば商品収容庫5cに収容された商品Wを加熱する場合には、温度調整装置は、つぎのようにして該商品Wを加熱する。

    ヒータHを駆動させることにより、ヒータHに加熱された空気(温熱)は、庫内送風ファンFの作用により、ガス送気口614を通じて商品収容庫5cの内部を図5中の矢印方向に沿って送風される。 つまり、加熱された空気は、風向板63の各通風孔63aを通過する結果、風量分布が商品収容庫5cの正面側から背面側にわたって略均一となる態様で送風される。 これにより、商品搬出シュータ8の各孔部8aを通過した後、商品収納ラック6に収納された商品群のうち下方にある商品群に直接衝突する態様で送風される。 このように加熱された空気が商品収納ラック6の下方にある商品群に直接衝突する態様で送風されることにより、加熱された空気と商品Wとの間で熱交換が行われ、該商品Wが加熱されることになる。

    商品Wとの間で熱交換が行われて冷やされた空気は、再び背面ダクト42に進入して、ガス吸気口615を通じて断熱容器61に至る。 そして、送気管路611を通過中にヒータHに再び加熱され、上述した循環を繰り返す。 このように断熱容器61とそれに対応する商品収容庫5cとの間でヒータHにより加熱された空気を循環させることにより、商品Wの温度を販売適温(例えば55℃)にすることができる。

    本発明の実施の形態4にかかる温度調整装置によれば、風向板63が、庫内送風ファンFの作用により送風される空気を通過させることにより、該空気の風量分布を、商品収容庫5a,5b,5cの正面側から背面側にわたって略均一にすることができるので、庫内送風ファンFから送風される空気を均等な風量で商品Wにより確実に衝突させることができ、これにより、正面側から背面側に向けて商品Wに温度バラツキが生ずることがない。 これにより、商品Wの冷却、あるいは加熱に要する時間の短縮化を図ることができるだけでなく、過冷却または過加熱の商品の発生を抑制して消費電力の低減化を図ることができ、結果として省エネルギー化を図ることができる。 したがって、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wを所望の温度状態に良好に調整することができる。

    <実施の形態5>
    図7は、本発明の実施の形態5における温度調整装置が適用された自動販売機の構成を示した側面断面図である。 尚、上記実施の形態1〜4にかかる温度調整装置の構成と同一の構成を有するもの、ならびに図9および図10に示した自動販売機の構成と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。

    図7において、温度調整装置は、スターリング冷凍機10と、冷却ユニット20と、放熱ユニット30と、循環ユニット60′と、ヒータHと、制御装置70とを備えて構成してある。

    循環ユニット60′は、断熱容器61と、背面ダクト42と、庫内送風ファンFと、風向板64とを備えて構成してある。 風向板64は、複数の通風孔64aが形成された板状体であり、ガス送気口614を覆う態様で配設してある。 より詳細には、風向板64は、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wのうち最下段にあるものにより形成された収容方向、すなわち図7中において水平方向に対して角度θとなる方向に略平行となる態様で配設してある。 本実施の形態においては、この風向板64の通風孔64aは、図8に示すように、開口面積が均等に形成してあり、かつ上記制御装置70により開閉される構造となっている。

    制御装置70は、風向板64の通風孔64aの開閉を制御するものである。 より詳細に説明すると、制御装置70は、各商品収容庫5a,5b,5cに複数(本実施の形態では3つ)配設されている温度センサ71,72,73の検知温度に基づき、風向板64の通風孔64aの開閉を制御するものである。 温度センサ71,72,73は、最下段に収容された商品Wより下方であり、かつ商品搬出シュータ8より上方の領域において、該商品収容庫5a,5b,5cの正面側、中央側、背面側に配設されている。

    そして、制御装置70は、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wを冷却する場合において、例えば正面側に配設された温度センサ71により検知された検知温度が予め設定された閾値より高いときには、商品収容庫5a,5b,5cの正面側に向けて冷却された空気を通過させることとなる通風孔64aのみを開成状態にするものである。 その一方、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wを加熱する場合において、例えば中央側に配設された温度センサ72により検知された検知温度が予め設定された閾値より低いときには、商品収容庫5a,5b,5cの中央側に向けて加熱された空気を通過させることとなる通風孔64aのみを開成状態にするものである。

    本発明の実施の形態5にかかる温度調整装置によれば、制御装置70が、各商品収容庫5a,5b,5cに配設された温度センサ71,72,73の検知温度に基づいて風向板64の通風孔64aの開閉を制御するので、例えば商品補充等がなされた場合に、補充された商品Wのみに対して冷却、あるいは加熱された空気を直接衝突させる態様で送風することができ、補充された商品Wのみを冷却、あるいは加熱することができる。 これにより、商品Wの冷却、あるいは加熱に要する時間の短縮化を図ることができるだけでなく、過冷却または過加熱の商品の発生を抑制して消費電力の低減化を図ることができ、結果として省エネルギー化を図ることができる。 したがって、商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wを所望の温度状態に良好に調整することができる。

    以上のように、本発明に係る温度調整装置は、例えば自動販売機等における商品収容庫に収容された商品Wを所望の温度状態に調整するのに有用である。

    本発明の実施の形態1における温度調整装置が適用された自動販売機の構成を示した側面断面図である。

    本発明の実施の形態1における温度調整装置が適用された自動販売機の構成を示した正面断面図である。

    本発明の実施の形態2における温度調整装置が適用された自動販売機の構成を示した側面断面図である。

    本発明の実施の形態3における温度調整装置が適用された自動販売機の構成を示した側面断面図である。

    本発明の実施の形態4における温度調整装置が適用された自動販売機の構成を示した側面断面図である。

    図5における風向板の構成を示した説明図である。

    本発明の実施の形態5における温度調整装置が適用された自動販売機の構成を示した側面断面図である。

    図7における風向板の構成を示した説明図である。

    一般的な自動販売機を示した正面断面図である。

    図9に示した自動販売機の側断面図である。

    符号の説明

    10 スターリング冷凍機 11 低温部 12 高温部 20 冷却ユニット 21 凝縮熱交換器 22 蒸発熱交換器 23 液体配管 24 気体配管 30 放熱ユニット 31 放熱熱交換器 32 空気熱交換器 33 第1輸送ライン 34 第2輸送ライン 35 庫外送風ファン 40,50,60,60′ 循環ユニット 41,51,61 断熱容器 42 背面ダクト 63,64 風向板 63a,64a 通風孔 70 制御装置 71,72,73 温度センサ F 庫内送風ファン H ヒータ R ルーバー W 商品

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