Core or reactor

阅读:983发布:2020-07-10

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CONSTITUTION: In a core of a reactor charged with fuel assemblies 10 prepared by assembling fuel rods packed with a fuel element formed of a mixture of plutonium and uranium in the shape of a lattice, uranium fuel rods 1 to 4 and MOX fuel rods M and P are charged in the ratio of 1 to 1 substantially. The MOX fuel rod P is identical in the degree of enrichment of a plutonium oxide with the MOX fuel rod M and different therefrom in the enrichment of uranium U-235 mixed with the plutonium. Even when plutonium being different in isotopic composition is supplied, an initial burnup is attained without worsening a void coefficient, by regulating only the enrichment of the U-235 in the uranium in the MOX fuel rods M and P, without changing the degree of enrichment in the MOX fuel rods M and P.
COPYRIGHT: (C)1993,JPO&Japio,下面是Core or reactor专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 プルトニウムとウランの混合物からなる燃料要素を充填した燃料棒を格子状に束ねた燃料集合体を装荷する原子炉の炉心において、プルトニウムと混合して前記燃料要素を構成するウラン中のU-235 濃度が互いに異なる複数種類の燃料集合体を装荷したことを特徴とする原子炉の炉心。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は原子炉の炉心に係り、特にプルトニウムを富化した燃料棒を有する燃料集合体を装荷した原子炉の炉心に関する。

    【0002】

    【従来の技術】資源の有効利用やエネルギーセキュリティなどの観点から、使用済み燃料から再処理によって回収されたプルトニウムを軽炉でMOX燃料として利用するプルサーマルが行なわれることが計画されている。

    【0003】しかしながらプルトニウムは天然には存在せず、ウラン燃料の使用済み燃料再処理によって得られるもので、プルトニウムは、その同位体としてPu-238,
    Pu-239, Pu-240, Pu-241, Pu-242等で構成されている。
    これらプルトニウム同位体の構成割合(同位体組成)
    は、ウラン燃料の初期濃縮度、取出燃焼度、取出し後の経過時間、原子炉の種類等の条件で異なることから、燃料資源としての確保と品質管理については種々の制約がある。

    【0004】表1はプルトニウム同位体組成の例で(Am
    -241はPu-241のβ崩壊によって再処理後に生成されたもの)、プルトニウム同位体のうちPu-229とPu-241は熱中性子で核分裂を起こす特性を有しており、U-235 と同様に燃料としての役割を果たす。

    【0005】一方、その他のプルトニウム同位体は、熱中性子では核分裂を起こさず、中性子の共鳴吸収を起こし易い。 従って、プルトニウムを富化したMOX燃料では、プルトニウムの同位体組成が燃料の反応度特性に大きな影響を与える。 表1において、組成H及び組成L
    は、各々核分裂性プルトニウム同位体の多い例及び少ない例である。

    【0006】

    【表1】

    【0007】ウラン燃料の場合には、使用する燃料のU-
    235 濃縮度は極めて厳しく管理されており、U-235 濃縮度を規定すればウランの同位体組成は一定なものとなっている。 これに対してMOX燃料の場合には、プルトニウムが種々の条件によって異なる同位体組成を持つため、例えば核分裂性プルトニウム濃度を規定しても、個々のプルトニウム同位体の濃度が異なっていれば反応度特性が異なることになり、MOX燃料及びこれを装荷した炉心の設計や運転管理を複雑なものとする。 MOX燃料を設計する場合にプルトニウムの富化度は、所期の燃焼度が達成できるように決められる。

    【0008】図2は取出燃焼度 38GWd/tが達成できるように設計されたMOX燃料集合体の横断面図の一例で、
    中央のウォータロッド1と、その周囲にMOX燃料棒2
    (P 1 ,P 2 ,P 3 ,P 4 ,P 5 ,P 6 )及びガドリニア入り燃料棒3(G)を格子状に配置されていて、さらに外周をチャンネルボックス4で覆っている。 これら60
    本の各燃料棒(P 1 〜P 6 ,G)のプルトニウム富化度は、表2に示す通りである。

    【0009】なお、この例におけるプルトニウム同位体組成は表1の組成Hが用いられており、バーナブルポイズンであるガドリニアを添加した燃料棒以外の燃料棒にプルトニウムを富化している。

    【0010】これはMOX燃料棒にガドリニアを添加すると、プルトニウムの中性子吸収断面積がウランよりも大きいため、ガドリニアの反応度制御能を劣らせるからである。 また通常、MOX燃料棒2もガドリニア入り燃料棒3も、各々他の燃料棒とは独立したラインで製造されているから、ガドリニア入りMOX燃料棒を製造するには、さらに新規な別ラインで行なうことになるので、その設備や作業を行うことは経済的に不利なものとなる。

    【0011】

    【表2】

    【0012】

    【発明が解決しようとする課題】上記のMOX燃料3に対して、表1における組成Lのプルトニウムが供給された場合を考えると、一般に燃料反応度特性は核分裂性物質の濃度で決まるから、核分裂性プルトニウムの富化度が保存されるように、酸化物としてプルトニウム富化度を高めてやればよい。 ところがこの場合に、中性子の共鳴吸収を起こし易いPu-238,Pu-240,Pu-242等も同時に増えるから、核分裂性プルトニウムの富化度を一定としただけでは反応度が不足して所期の燃焼度を達成することができない。 従って、所期の燃焼度を達成するには、組成Lのプルトニウムを用いた場合には、核分裂性プルトニウムの富化度を表2よりも、さらに高めなければならないことになる。 ところが、プルトニウムの富化度が高くなり過ぎると、ボイド係数がより負側に大きくなるという問題が生じてくる。

    【0013】原子炉は、出力が増加して冷却材中のボイド率が増加すると安全のために炉心反応度が下がるように、すなわちボイド係数が負になるように設計されなければならない。 しかしながら、ボイド係数があまりに負側であると、小さな出力変化に対して反応度の応答が大き過ぎることになり、原子炉の運転制御性が悪くなってしまう。 プルトニウムの富化度が高くなると、熱中性子吸収断面積が大きくなるので中性子スペクトルが硬くなり、共鳴中性子の反応度への寄与が相対的に大きくなる。

    【0014】ここで、プルトニウムの富化度が高くなって、特に1eVに非常に大きな共鳴準位を持つPu-240の濃度が増すと、ボイド率の変化に伴なう中性子スペクトルの変化によって、この共鳴準位に吸収される中性子の割合が大きく変化を受けることになり、それが反応度変化、即ち、ボイド係数の絶対値を大きくすることになる。

    【0015】また原子炉の燃料交換は、通常約1年に1
    回行なわれ、 200体前後の燃料集合体が炉心から取出されて、同数の新燃料が炉心に装荷される。 本格的なプルサーマル利用の際には少なくともその1/3以上がMO
    X燃料となる予定であるから、数十体以上のMOX燃料が一度に必要となる。

    【0016】しかしながら、再処理工場には種々の使用済み燃料が搬入され、また再処理の時期や再処理後の経過時間も異なるので、これらをすべて同一組成のプルトニウムで賄うことは困難となる。 さらに、仮に、ある年の燃料交換で必要となるMOX燃料の全てを同一組成のプルトニウムで賄うことができたとしても、次の年の燃料交換で必要となるMOX燃料を前年に使用したものと同一組成のプルトニウムで賄うことはほとんど不可能である。 従って、本格的なプルサーマル利用の際には、炉心に同位体組成の異なるプルトニウムが富化された異種のMOX燃料を装荷するという課題がある。

    【0017】またMOX燃料棒の製造は、プルトニウムからのα線が強いため密閉管理や厳重な遮蔽設備が必要で、さらに臨界管理も厳しいことから、製造ラインの増加や製造工程の変更は不経済となる。

    【0018】本発明の目的とするところは、プルサーマル利用を行う際に、種々の条件で異なる同位体組成のプルトニウムが供給された場合に、プルトニウム同位体組成が異なっていても、同一の炉心に装荷できるように、
    燃焼度及びボイド係数が同等なMOX燃料として、ボイド係数を大幅に悪化させることなく、所期の燃焼度を達成することのできるMOX燃料集合体による原子炉の炉心を提供することにある。

    【0019】

    【課題を解決するための手段】プルトニウムとウランの混合物からなる燃料要素を充填した燃料棒を格子状に束ねた燃料集合体を装荷した原子炉の炉心において、プルトニウムと混合して前記燃料要素を構成するウラン中の
    U-235 濃度が互いに異なる複数種類の燃料集合体を装荷する。

    【0020】

    【作用】本発明のMOX燃料を原子炉の炉心に装荷することにより、燃焼度の達成はプルトニウムと混合されるウランの濃縮度の調整によって実現しており、プルトニウムの同位体組成が異なっていてもプルトニウムの総含有量が等しいのでボイド係数の特性は略等しい。

    【0021】またMOX燃料棒の製造は、プルトニウムからのα線が強いため密閉管理や厳重な遮蔽設備が必要で、さらに臨界管理も厳しいから、製造工程の変更は容易ではない。 本発明によれば、どのような同位体組成のプルトニウムが供給されようとプルトニウムの富化度は変わらないから、MOX燃料棒の製造工程を変更する必要はなく、MOX燃料棒の製造工場に供給するウランの濃縮度を外部の工場で調整すればよい。

    【0022】

    【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

    【0023】図1は原子炉炉心の1/4部を示す横断面図で、例えば電気出力80万kWの原子炉の炉心を表す。 燃料集合体10は全て図2に示した断面を有するものである。 また符号11は制御棒を示す。 ここではウラン燃料棒(無印)と、MOX燃料棒(M及びP)とが略1対1の割合で装荷されている。 なお、Mで示されるMOX燃料棒は表1における組成Hのプルトニウムを用いたもので、各燃料棒の構成は表2に示されている。

    【0024】一方、Pで示されるMOX燃料棒は表1における組成Lプルトニウムを用いたもので、各燃料棒の構成は表3に示している。 即ち、MOX燃料棒Pは、M
    OX燃料Mと酸化プルトニウム富化度が同じで、プルトニウムと混合されるウランU-235 濃縮度が異なる。

    【0025】図1で燃料集合体につけられている数字は各々の炉内滞在期間を表しており、本一実施例では過去3回の燃料交換の際には組成Hのプルトニウムが入手され、最近の燃料交換では組成Lのプルトニウムが入手された。

    【0026】これらのMOX燃料棒の無限増倍率の燃焼変化は、図3の特性図で示すように、MOX燃料棒Mは特性曲線12、及びMOX燃料棒Pは特性曲線13で示すように略等しい特性を示しており、従って取出燃焼度も略等しい特性を有している。

    【0027】ボイド係数は、MOX燃料棒Mでは-8.05*
    10 -4 Δk/k%v 、MOX燃料棒Pでは-8.03*10 -4 Δk/k%v
    であり、組成の異なるプルトニウムを使用しながらも、
    同等のボイド係数を得ることができた。 なお、MOX燃料棒PはMOX燃料棒Mに比べて全プルトニウム量は等しいが、熱中性子断面積が大きいPu-239とPu-241が少ないため、中性子スペクトルは柔らかくなっており、その結果ボイド係数の絶対値はやや小さくなっている。

    【0028】

    【表3】

    【0029】一方、MOX燃料棒Pとして、表1における組成Lのプルトニウムを用いて各燃料棒の構成として表4に示されているものを用いたMOX燃料棒では、図3の特性曲線14に示すように、MOX燃料棒Mと等しい燃焼度特性は有するが、ボイド係数は-8.20*10 -4 Δk/k%
    v となり、約2%の増大となる。 従って、本発明によってボイド係数の悪化を大幅に緩和することができた。

    【0030】なお、MOX燃料棒Pとして、核分裂性プルトニウム富化度をMOX燃料棒Mと等しくなるように酸化物としてプルトニウム富化度をMOX燃料棒Mよりも高くしてもよい。 その場合にはMOX燃料棒中のウランのU-235濃縮度は表3と表4との中間の値となり、ボイド係数も中間の値となる。

    【0031】

    【表4】

    【0032】上記の一実施例では過去3回の燃料交換において同一組成のプルトニウムが供給されているが、現実的には、毎回の燃料交換毎に供給されるプルトニウムの同位体組成は異なるものと考える方がむしろ自然である。 そのような場合を本発明の他の実施例として、図4
    の原子炉炉心の1/4部を示す横断面図にて示す。

    【0033】この原子炉も前記一実施例と同様に電気出力80万kWのものである。 本他の実施例では、前記一実施例におけるMOX燃料棒M 2 、M 3 、M 4が、表1のいずれとも異なる同位体組成のプルトニウムで構成されたMOX燃料棒Q 2 、R 3 、S 4に置き変わっている。 但し、各MOX燃料棒毎の反応度の調整は、プルトニウムと混合されるウラン濃縮度で行なわれており、プルトニウム富化度はMOX燃料棒MやPと同じである。 さらに本他の実施例では、最近の燃料交換の際に表1の組成H
    と組成Lの2種のプルトニウムが供給され、夫々を用いて製造したMOX燃料棒MとMOX燃料棒Pが同体数装荷されている。

    【0034】

    【発明の効果】以上本発明によれば、同位体組成が異なるプルトニウムが供給された場合においても、MOX燃料棒におけるプルトニウム富化度を変更することなくM
    OX燃料棒のウラン中のU-235 濃度のみを調整しているので、ボイド係数を悪化させることなく所期の燃焼度を達成することが可能となる。

    【0035】また、どのような同位体組成のプルトニウムが供給されてもプルトニウムの富化度は変わらないから、MOX燃料棒の製造工程を変更する必要がない。 従って、本格的(大規模)なプルサーマル利用が可能となり、資源の有効利用及びエネルギーセキュリティに資する効果が大きい。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施例の原子炉炉心の1/4部を示す横断面図。

    【図2】本発明のMOX燃料集合体の一例の横断面図。

    【図3】本発明のMOX燃料集合体の無限増倍率の燃焼変化の特性図。

    【図4】本発明の他の実施例の原子炉炉心の1/4部を示す横断面図。

    【符号の説明】

    1…ウォータロッド、2…MOX燃料棒、3…ガドリニア入り燃料棒、4…チャンネルボックス、10…燃料集合体、11…制御棒、12…MOX燃料棒Mの特性曲線、13,
    14…MOX燃料棒Pの特性曲線。

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