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Method of manufacturing magnetoresistive effect element

阅读:1022发布:2020-07-14

专利汇可以提供Method of manufacturing magnetoresistive effect element专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To avoid processing damage.SOLUTION: In the method of manufacturing a magnetoresistive effect element, a first insulation layer 32 and a second insulation layer 33 are formed on a substrate. A second hole 34 penetrating the second insulation layer, and a first hole 35 penetrating the first insulation layer are formed. Diameter of the first hole is set larger than that of the second hole. A first magnetic layer 37 is formed on the substrate in the first hole, and the second insulation layer on the outside of the first and second holes, so as to be separated from each other. Diameters of the first hole and second hole are enlarged. The first magnetic layer on the outside of the first and second holes is removed. On the first magnetic layer in the first hole, a tunnel barrier layer 38 is formed to cover the first magnetic layer in the first hole. A second magnetic layer 39 is formed on the tunnel barrier layer in the first hole.,下面是Method of manufacturing magnetoresistive effect element专利的具体信息内容。

  • 基板上に、第1絶縁層を形成する工程と、
    前記第1絶縁層上に、第2絶縁層を形成する工程と、
    前記第2絶縁層を貫通する第2孔を形成した後、前記第2孔に連接し、かつ前記第1絶縁層を貫通する第1孔を形成する工程と、
    前記第1孔の径が前記第2孔の径よりも大きくなるように前記第1絶縁層および前記第2絶縁層を加工する工程と、
    前記第1孔内の前記基板上、および前記第1孔および前記第2孔外の前記第2絶縁層上に、互いに分離するように第1磁性層を形成する工程と、
    前記第1孔の径および前記第2孔の径が大きくなるように前記第1絶縁層および前記第2絶縁層を加工する工程と、
    前記第1孔および前記第2孔外の前記第1磁性層を除去する工程と、
    前記第1孔内の前記第1磁性層上、および前記第1孔および前記第2孔外の前記第2絶縁層上に、互いに分離するように、かつ前記第1孔内の前記第1磁性層を覆うようにトンネルバリア層を形成する工程と、
    前記第1孔内の前記トンネルバリア層上、および前記第1孔および前記第2孔外の前記トンネルバリア層上に、互いに分離するように第2磁性層を形成する工程と、
    前記第1孔および前記第2孔外の前記第2磁性層および前記トンネルバリア層を除去する工程と、
    を具備することを特徴とする磁気抵抗効果素子の製造方法。
  • 前記第1絶縁層はシリコン酸窒化膜で構成され、前記第2絶縁層はシリコン酸化膜で構成されることを特徴とする請求項1に記載の磁気抵抗効果素子の製造方法。
  • 前記第1絶縁層および前記第2絶縁層の加工は、ウェットエッチングにより行われることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁気抵抗効果素子の製造方法。
  • 前記トンネルバリア層の形成は、膜面に対して垂直方向からのスパッタリング法により行われることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の磁気抵抗効果素子の製造方法。
  • 前記第1孔内の前記トンネルバリア層上に形成された前記第2磁性層の径は、前記第1孔内の前記基板上に形成された前記第1磁性層の径よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の磁気抵抗効果素子の製造方法。
  • 前記第2磁性層を形成した後、前記第1孔および前記第2孔を埋め込むように、第3絶縁層を形成する工程をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の磁気抵抗効果素子の製造方法。
  • 前記第3絶縁層の形成は、塗布法により行われることを特徴とする請求項6に記載の磁気抵抗効果素子の製造方法。
  • 说明书全文

    本発明の実施形態は、磁気抵抗効果素子の製造方法に関する。

    抵抗変化メモリの製造プロセスでは、下部電極層、可変抵抗層、上部電極層を堆積した後、リソグラフィ技術でレジストパターンを形成し、そのレジストパターンをマスクとして上部電極層、可変抵抗層、下部電極層をエッチングすることで、可変抵抗素子を形成する。

    MRAM(Magnetic Random Access Memory)では、可変抵抗素子として磁気抵抗効果素子(Magnetoresistive element)が用いられる。 磁気抵抗効果素子は、第1磁性層、中間層(トンネルバリア層)、第2磁性層を含む磁気トンネル接合(MTJ)素子で構成される。

    このMTJ素子における磁性層は、腐食耐性を有さない。 このため、磁性層のエッチングとして一般的な塩素ガスを用いたRIE(Reactive Ion Etching)を行うと、エッチング後に吸着している残留塩素により磁性層が吸湿し、腐食してしまう。

    この対策として、磁性層をIBE(Ion Beam Etching)等の物理エッチングにより、エッチングする方法が提案されている。 しかし、物理エッチングを行うと、磁性層のエッチング端部に加工ダメージが生じる。 このため、素子の微細化に伴い磁性層端部のダメージの影響が大きくなり、磁気特性が劣化してしまう。

    特開2002−26421号公報

    加工ダメージを回避する磁気抵抗効果素子の製造方法を提供する。

    本実施形態によれば、磁気抵抗効果素子の製造方法が提供される。 磁気抵抗効果素子の製造方法においては、基板上に、第1絶縁層を形成する。 前記第1絶縁層上に、第2絶縁層を形成する。 前記第2絶縁層を貫通する第2孔を形成した後、前記第2孔に連接し、かつ前記第1絶縁層を貫通する第1孔を形成する。 前記第1孔の径が前記第2孔の径よりも大きくなるように前記第1絶縁層および前記第2絶縁層を加工する。 前記第1孔内の前記基板上、および前記第1孔および前記第2孔外の前記第2絶縁層上に、互いに分離するように第1磁性層を形成する。 前記第1孔の径および前記第2孔の径が大きくなるように前記第1絶縁層および前記第2絶縁層を加工する。 前記第1孔および前記第2孔外の前記第1磁性層を除去する。 前記第1孔内の前記第1磁性層上、および前記第1孔および前記第2孔外の前記第2絶縁層上に、互いに分離するように、かつ前記第1孔内の前記第1磁性層を覆うようにトンネルバリア層を形成する。 前記第1孔内の前記トンネルバリア層上、および前記第1孔および前記第2孔外の前記トンネルバリア層上に、互いに分離するように第2磁性層を形成する。 前記第1孔および前記第2孔外の前記第2磁性層および前記トンネルバリア層を除去する。

    MARMのメモリセルを示す回路図。

    MARMのメモリセルの構造を示す断面図。

    第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の構造を示す断面図。

    第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図4に続く、第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図5に続く、第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図6に続く、第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図7に続く、第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図8に続く、第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図9に続く、第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    第2の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の構造を示す断面図。

    第2の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図12に続く、第2の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図13に続く、第2の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図14に続く、第2の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図15に続く、第2の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図16に続く、第2の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図17に続く、第2の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    第3の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の構造を示す断面図。

    第3の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図21に続く、第3の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図21に続く、第3の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図22に続く、第3の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図23に続く、第3の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図24に続く、第3の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    第4の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の構造を示す断面図。

    第4の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図27に続く、第4の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図28に続く、第4の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図29に続く、第4の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図30に続く、第4の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図31に続く、第4の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    図32に続く、第4の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の製造工程を示す断面図。

    本実施形態を以下に図面を参照して説明する。 図面において、同一部分には同一の参照符号を付す。 また、重複する説明は、必要に応じて行う。

    <MRAM構成例>
    図1および図2を用いて、MARMの構成例について説明する。

    図1は、MARMのメモリセルを示す回路図である。

    図1に示すように、メモリセルアレイMA内のメモリセルは、磁気抵抗効果素子MTJとスイッチ素子(例えば、FET)Tとの直列接続体を備える。 直列接続体の一端(磁気抵抗効果素子MTJの一端)は、ビット線BLAに接続され、直列接続体の他端(スイッチ素子Tの一端)は、ビット線BLBに接続される。 スイッチ素子Tの制御端子、例えば、FETのゲート電極は、ワード線WLに接続される。

    ワード線WLの電位は、第1の制御回路11により制御される。 また、ビット線BLA,BLBの電位は、第2の制御回路12により制御される。

    図2は、MARMのメモリセルの構造を示す断面図である。

    図2に示すように、メモリセルは、半導体基板21上に配置されたスイッチ素子Tおよび磁気抵抗効果素子MTJで構成される。

    半導体基板21は、例えば、Si(シリコン)基板であり、その導電型は、P型でもN型でもどちらでもよい。 半導体基板21内には、素子分離絶縁層22として、例えば、STI構造のシリコン酸化膜が配置される。

    半導体基板21の表面領域、具体的には、素子分離絶縁層22により取り囲まれた素子領域(アクティブエリア)内には、スイッチ素子Tが配置される。 本例では、スイッチ素子Tは、FETであり、半導体基板21内の2つのソース/ドレイン拡散層23と、それらの間のチャネル領域上に配置されるゲート電極24とを有する。 ゲート電極24は、ワード線WLとして機能する。

    スイッチ素子Tは、層間絶縁層により覆われる。 コンタクトホールは、層間絶縁層内に設けられ、コンタクトビア(CB)26は、そのコンタクトホール内に配置される。 コンタクトビア26は、例えば、W(タングステン)、Cu(銅)などの金属材料から形成される。

    コンタクトビア26の下面は、スイッチ素子に接続される。 本例では、コンタクトビア26は、ソース/ドレイン拡散層23に直接接触している。

    コンタクトビア26上には、下部電極(LE)27が配置される。 下部電極27は、例えば、TiN(チタンナイトライド)で構成される。

    下部電極27上、すなわち、コンタクトビア26の直上には、磁気抵抗効果素子MTJが配置される。 本実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの詳細については、後述する。

    磁気抵抗効果素子MTJ上には、上部電極(UE)28が配置される。 上部電極28は、例えばTiNで構成される。 上部電極28は、ビア(例えば、Cu)29を介して、ビット線(例えば、Cu)BLAに接続される。

    <第1の実施形態>
    図3乃至図10を用いて、第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJについて説明する。 第1の実施形態では、第2絶縁層33に第2孔34を形成し、第1絶縁層32に第2孔34よりも大きい径(平面における径)を有する第1孔35を形成する。 そして、第2孔34を介したスパッタリング法により、第1孔35内の底部に磁気抵抗効果素子MTJを形成する。 これにより、エッチングをすることなく、磁気抵抗効果素子MTJを形成することができ、磁気抵抗効果素子MTJの加工ダメージを回避することができる。 以下に、第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJについて詳説する。

    [第1の実施形態の構造]
    まず、図3を用いて、第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの構造について説明する。

    図3は、第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの構造を示す断面図である。 なお、図3において、図2におけるビア29は省略している。

    図3に示すように、磁気抵抗効果素子MTJは、記憶層37、トンネルバリア層38、および参照層39等を備える。

    記憶層37は、下部電極27上(上面上)に、図示せぬ下地層を介して形成される。 下部電極27は、配線間絶縁層31内に形成されたコンタクトビア26上に接して形成され、半導体基板21に電気的に接続される。 記憶層37は、磁化方向が可変の強磁性層であり、膜面(上面/下面)に対して垂直またはほぼ垂直となる垂直磁化を有する。 ここで、磁化方向が可変とは、所定の書き込み電流に対して磁化方向が変わることを示す。 また、磁化方向が垂直またはほぼ垂直とは、膜面に対して、45°<θ≦90°の範囲内にあることを意味する。

    また、記憶層37は、例えばCo(コバルト)、またはFe(鉄)のうち1つ以上の元素を含む強磁性体で構成される。 また、飽和磁化、または結晶磁気異方性などを調整する目的で、強磁性体にB(ホウ素)、C(炭素)、またはSiなどの元素を添加してもよい。

    トンネルバリア層38は、記憶層37上(上面上)に形成される。 トンネルバリア層38は、非磁性層であり、例えばMgO(酸化マグネシウム)で構成される。

    参照層39は、トンネルバリア層38上(上面上)に形成される。 参照層39は、磁化方向が不変の強磁性層であり、膜面に対して垂直またはほぼ垂直となる垂直磁化を有する。 ここで、磁化方向が不変とは、所定の書き込み電流に対して磁化方向が変わらないことを示す。 すなわち、参照層39は、記憶層37よりも磁化方向の反転閾値が大きい。

    また、参照層39は、例えばCo、Fe、B、Ni(ニッケル)、Ir(イリジウム)、Pt(白金)、Mn(マンガン)、またはRuのうち1つ以上の元素を含む強磁性体で構成される。

    参照層39上(上面上)には、上部電極28が形成される。 この上部電極28上には、図示せぬビアを介してビット線BLAが形成される。 これにより、上部電極28は、ビット線BLAに電気的に接続される。

    記憶層37、トンネルバリア層38、および参照層39を備える磁気抵抗効果素子MTJの平面形状は、例えば円形である。 また、記憶層37、トンネルバリア層38、および参照層39の径は、例えば同程度である。 すなわち、磁気抵抗効果素子MTJは、円柱状に形成される。 また、下部電極27および上部電極28は、これらと同様の平面形状および径を有する。 なお、磁気抵抗効果素子MTJの平面形状は、円形に限らない。 磁性層として面内磁化膜を使用する場合、磁気抵抗効果素子MTJの平面形状は、楕円形状であってもよい。

    なお、図示はしないが、参照層39とトンネルバリア層38との界面に、界面層が形成されてもよい。 界面層は、下部で接するトンネルバリア層38との間で格子整合性を図る。 界面層は、例えば、参照層39と同一材料で構成されるが、その組成比は異なっていてもよい。

    また、参照層39上に、図示せぬスペーサ層(例えば、Ru等)を介してシフト調整層が形成されてもよい。 シフト調整層は、磁化方向が不変の磁性層であり、膜面に対して垂直またはほぼ垂直となる垂直磁化を有する。 また、その磁化方向は、参照層39の磁化方向と反対方向である。 これにより、シフト調整層は、記憶層37にかかる参照層39からの漏洩磁界を打ち消すことができる。 言い換えると、シフト調整層は、参照層39からの漏れ磁場による記憶層37に対する反転特性のオフセットを逆方向へ調整する効果を有する。 このシフト調整層は、例えば、Ni、Fe、Co等の磁性材料とCu、Pd、Pt等の非磁性材料との積層構造からなる人工格子などから構成される。

    また、記憶層37と参照層39は配置が逆になっていてもよい。 すなわち、下部電極27上に順に、参照層39、トンネルバリア層38、および記憶層37が形成されてもよい。

    磁気抵抗効果素子MTJ、下部電極27、および上部電極28の側面上には、第3絶縁層40が形成される。 言い換えると、第3絶縁層40は、磁気抵抗効果素子MTJ、下部電極27、および上部電極28の周囲を囲うように形成される。 この第3絶縁層40は、例えばシリコン酸化膜またはシリコン窒化膜で構成される。

    第3絶縁層40の側面上には、第1絶縁層32が形成される。 言い換えると、第1絶縁層32は、第3絶縁層40の周囲を囲うように形成される。 また、第1絶縁層32の下面は下部電極27の下面と同じ高さに形成され、第1絶縁層32の上面は上部電極28の上面と同じ高さまたはそれよりも高く形成される。 この第1絶縁層32は、例えばシリコン酸化膜で構成される。

    このように、第1絶縁層32に形成された後述する第1孔35の側壁として第3絶縁層40が形成され、第1孔35内における第3絶縁層40の側面上に磁気抵抗効果素子MTJ、下部電極27、および上部電極28が形成される。

    第1絶縁層32の上面上には、第2絶縁層33が形成される。 この第2絶縁層33は、第1絶縁層32よりも窒素濃度が高く、例えばシリコン酸窒化膜で構成される。

    第1絶縁層32および第2絶縁層33を構成する材料は、上記材料に限らない。 後述するウェットエッチングプロセスにおいて、第1絶縁層32のほうが第2絶縁層33よりもエッチングレートが大きくなるような絶縁材料で構成されればよい。 例えば、第1絶縁層32は窒素濃度の低いシリコン酸窒化膜で構成され、第2絶縁層33は窒素濃度の高いシリコン酸窒化膜で構成されてもよい。 また、第1絶縁層32はシリコン酸窒化膜で構成され、第2絶縁層33はシリコン窒化膜で構成されてもよい。

    次に、磁気抵抗効果素子MTJの動作例について説明する。

    磁気抵抗効果素子MTJは、例えばスピン注入型の磁気抵抗効果素子である。 したがって、磁気抵抗効果素子MTJにデータを書き込む場合、または磁気抵抗効果素子MTJからデータを読み出す場合、磁気抵抗効果素子MTJは、膜面(積層面)に垂直な方向において、双方向に電流が通電される。

    より具体的には、磁気抵抗効果素子MTJへのデータの書き込みは、以下のように行われる。

    上部電極28側から電子(参照層39から記憶層37へ向かう電子)が供給される場合、参照層39の磁化方向と同じ方向にスピン偏極された電子が記憶層37に注入される。 この場合、記憶層37の磁化方向は、参照層39の磁化方向と同じ方向に揃えられる。 これにより、参照層39の磁化方向と記憶層37の磁化方向とが、平行配列となる。 この平行配列のとき、磁気抵抗効果素子MTJの抵抗値は最も小さくなる。 この場合を例えばデータ“0”と規定する。

    一方、下部電極27側から電子(記憶層37から参照層39へ向かう電子)が供給される場合、参照層39により反射されることで参照層39の磁化方向と反対方向にスピン偏極された電子とが記憶層37に注入される。 この場合、記憶層37の磁化方向は、参照層39の磁化方向と反対方向に揃えられる。 これにより、参照層39の磁化方向と記憶層37磁化方向とが、反平行配列となる。 この反平行配列のとき、磁気抵抗効果素子MTJの抵抗値は最も大きくなる。 この場合を例えばデータ“1”と規定する。

    また、データの読み出しは、以下のように行われる。

    磁気抵抗効果素子MTJに、読み出し電流が供給される。 この読み出し電流は、記憶層32の磁化方向が反転しない値(書き込み電流よりも小さい値)に設定される。 この時の磁気抵抗効果素子MTJの抵抗値の変化を検出することにより、メモリ動作可能な半導体装置となる。

    [第1の実施形態の製造方法]
    次に、図4乃至図10を用いて、第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの製造方法について説明する。

    図4乃至図10は、第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの製造工程を示す断面図である。

    まず、図4に示すように、セルトランジスタ(スイッチ素子T)が形成された半導体基板21上に配線間絶縁層31が形成される。 この配線間絶縁層31内にコンタクトホールが形成され、このコンタクトホール内に例えばWで構成されるコンタクトビア26が形成される。 これにより、後に形成される磁気抵抗効果素子MTJと半導体基板21とを電気的に接続することができる。 なお、以下の説明において、コンタクトビア26が形成された配線間絶縁層31を基板と称する場合がある。

    次に、図5に示すように、例えばPECVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)法により、コンタクトビア26が形成された配線間絶縁層31上に、第1絶縁層32が形成される。 この第1絶縁層32は、例えばシリコン酸化膜で構成される。 また、第1絶縁層32の膜厚は、後に形成される下部電極27、磁気抵抗効果素子MTJ、および上部電極28の積算膜厚よりも厚い。

    次に、例えばPECVD法により、第1絶縁層32上に、第2絶縁層33が形成される。 この第2絶縁層33は、第1絶縁層32よりも窒素濃度が高く、例えばシリコン酸窒化膜で構成される。

    次に、リソグラフィ技術により、第2絶縁層33上に、図示せぬレジストパターンが形成される。 このレジストパターンをマスクとして、例えばRIEにより、第2絶縁層33および第1絶縁層32に、その上面から下面まで貫通する貫通孔36が形成される。 貫通孔36は、第2絶縁層33を貫通する第2孔34と、第2孔34に連接し、第1絶縁層32を貫通する第1孔35とで構成される。 これにより、貫通孔36(第1孔35)の底面において、基板、特にコンタクトビア26の上面が露出する。 また、貫通孔36の平面形状は、例えば円形である。

    次に、図6に示すように、例えば希釈されたフッ酸溶液を用いたウェットエッチングにより、第1絶縁層32および第2絶縁層33が等方的にエッチングされる。 このとき、第2絶縁層33の上面は図示せぬレジストパターンで覆われているため、第1絶縁層32および第2絶縁層33の側面がエッチングされる。

    このとき、シリコン酸化膜からなる第1絶縁層32のほうが、それよりも多くの窒素を含むシリコン酸窒化膜からなる第2絶縁層33よりもエッチングレートが大きい。 このため、第1孔35における第1絶縁層32の側面のほうが、第2孔34における第2絶縁層33の側面よりもエッチングされる。 これにより、第1孔35の径(貫通孔36の上部側の径)が第2孔34の径(貫通孔36の下部側の径)よりも大きくなる。 言い換えると、第2絶縁層33は、第1絶縁層32よりも貫通孔36の円柱中心軸に向かって突出する。 そして、第2絶縁層33の突出部下の第1孔35内には、隙間60が形成される。 すなわち、平面でみると、第2孔34の円形状は、第1孔35の円形状内に含まれる。 その後、図示せぬレジストパターンが除去される。

    次に、図7に示すように、例えばスパッタリング法により、例えばTiNで構成される下部電極27が堆積される。 このとき、例えばコリメータ等を用いた膜面に対して垂直成分の高い(垂直方向またはほぼ垂直方向からの)スパッタリング法が行われる。 これにより、下部電極27は、第2孔34内における第2絶縁層33の側面上にほとんど成膜されない。 また、第1孔35には隙間60が設けられているため、下部電極27は、第1孔35内における第1絶縁層32の側面上にも形成されない。

    なお、垂直方向またはほぼ垂直方向からのスパッタリング法とは、堆積膜が第2孔34内における第2絶縁層33の側面上に実質的に形成されない程度の方向から堆積分子を飛来させるスパッタリング法である。

    その結果、下部電極27は、隙間60を空けて、第1孔35内におけるコンタクトビア26上、すなわち、第1孔35内の底面上に形成される。 また、同時に、下部電極27は、貫通孔36外における第2絶縁層33上にも形成される。 このとき、第1孔35内のコンタクトビア26上の下部電極27と、貫通孔36外における第2絶縁層33上の下部電極27とは互いに分離するように形成される。

    また、下部電極27は第2孔34を介したスパッタリング法により形成されるため、下部電極27の平面形状は第2孔34の平面形状と同程度となる。 また、下部電極27の径は、第2孔34の径と同程度となる。

    次に、例えば下部電極27の場合と同様のスパッタリング法により、記憶層37、トンネルバリア層38、参照層39、および上部電極28が順に堆積される。 このとき、記憶層37、トンネルバリア層38、参照層39、および上部電極28は、第2孔34内における第2絶縁層33の側面上にほとんど成膜されない。 また、第1孔35には隙間60が設けられているため、記憶層37、トンネルバリア層38、参照層39、および上部電極28は、第1孔35内における第1絶縁層32の側面上にも形成されない。

    その結果、隙間60を空けて、第1孔35内における下部電極27上(上面上)に、記憶層37、トンネルバリア層38、参照層39、および上部電極28が順に形成される。 また、同時に、記憶層37、トンネルバリア層38、参照層39、および上部電極28は、貫通孔36外における下部電極27上にも形成される。 このとき、第1孔35内の下部電極27上の記憶層37、トンネルバリア層38、参照層39、および上部電極28と、貫通孔36外における下部電極27上の記憶層37、トンネルバリア層38、参照層39、および上部電極28とはそれぞれ互いに分離するように形成される。

    また、記憶層37、トンネルバリア層38、参照層39、および上部電極28は第2孔34を介したスパッタリング法により形成されるため、記憶層37、トンネルバリア層38、参照層39、および上部電極28の平面形状は第2孔34(下部電極27)の平面形状と同程度となる。 また、記憶層37、トンネルバリア層38、参照層39、および上部電極28の径は、第2孔34(下部電極27)の径と同程度となる。

    記憶層37は、例えばCo、またはFeのうち1つ以上の元素を含む強磁性体で構成される。 トンネルバリア層38は、非磁性層であり、例えばMgOで構成される。 参照層39は、例えばCo、Fe、B、Ni、Ir、Pt、Mn、またはRuのうち1つ以上の元素を含む強磁性体で構成される。 上部電極28は、例えばTiNで構成される。

    このようにエッチングをすることなく、貫通孔35内に、下部電極27、磁気抵抗効果素子MTJ、および上部電極28が形成される。

    次に、図8に示すように、例えばスピン塗布法により、第1孔35および第2孔34を埋め込むように、第3絶縁層40が形成される。 この第3絶縁層40は、例えばシリコン酸化膜またはシリコン窒化膜で構成される。 なお、第3絶縁層40の形成方法は、スピン塗布法に限らず、磁気抵抗効果素子MTJへの酸化作用を有さない成膜方法であればよい。 また、後工程において磁気抵抗効果素子MTJへの酸素の侵入を抑制するため、第3絶縁層40は例えばシリコン窒化膜で構成されることが望ましい。

    次に、図9に示すように、例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)により、貫通孔36外の第2絶縁層33上に形成された上部電極28、参照層39、トンネルバリア層38、記憶層37、および下部電極27が除去される。 また、第3絶縁層40の上部側の一部も除去される。

    次に、図10に示すように、リソグラフィ技術により、第2絶縁層33(および第3絶縁層40)上に、図示せぬレジストパターンが形成される。 このレジストパターンをマスクとして、例えばRIEにより、第1絶縁層32、第2絶縁層33、および第3絶縁層40に配線溝41が形成される。 これにより、配線溝41の底面において上部電極28の上面が露出する。

    次に、図3に示すように、例えばスパッタリング法により、全面に図示せぬCuシード層を形成した後、例えば電解めっき技術により、Cuシード層上にCu層が形成される。 その後、配線溝41外の第2絶縁層33上に形成されたCu層が除去され、配線溝41内にCuで構成されるビット線BLAが形成される。

    このようにして、第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJ、およびそれに接続される配線電極等が形成される。

    [第1の実施形態の効果]
    上記第1の実施形態によれば、第1絶縁層32および第2絶縁層33を積層した後、第2絶縁層33に第2孔34を形成し、第1絶縁層32に第2孔34よりも大きい径を有する第1孔35を形成する。 そして、第2孔34を介したスパッタリング法により、第1孔35内の底部に下部電極27、磁気抵抗効果素子MTJ(記憶層37、トンネルバリア層38、および参照層39)、および上部電極28を形成する。 これにより、エッチングをすることなく、磁気抵抗効果素子MTJを形成することができる。 したがって、エッチングを行うことで生じていた磁気抵抗効果素子MTJの加工ダメージを回避することができる。

    <第2の実施形態>
    図11乃至図18を用いて、第2の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJについて説明する。 第2の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、記憶層37を形成した後、第2孔34の径を大きくすることで、その後に形成されるトンネルバリア層38で記憶層37の上面および側面を覆う例である。 以下に、第2の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJについて詳説する。

    なお、第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同様の点については説明を省略し、主に異なる点について説明する。

    [第2の実施形態の構造]
    まず、図11を用いて、第2の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの構造について説明する。

    図11は、第2の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの構造を示す断面図である。 なお、図11において、図2におけるビア29は省略している。

    図11に示すように、第2の実施形態において、上記第1の実施形態と異なる点は、トンネルバリア層38が、記憶層37の上面および側面、下部電極27の側面を覆うように形成される点である。

    より具体的には、下部電極27は、配線間絶縁層31内に形成されたコンタクトビア26上に形成される。 この下部電極27上(上面上)に、下部電極27と同程度の平面形状および径を有する記憶層37が形成される。 これら記憶層37の上面および側面、および下部電極27の側面を覆うように、トンネルバリア層38が形成される。 言い換えると、トンネルバリア層38は、記憶層37の上面上および側面上、および下部電極27の側面上に連接して形成される。 これにより、記憶層37の端部はトンネルバリア層38によって覆われ、参照層39との間でリークを防ぎ、これらを絶縁分離することができる。 また、トンネルバリア層38は、基板上(コンタクトビア26上および配線間絶縁層31上)まで連接して形成されてもよい。

    トンネルバリア層38上(上面上)には、参照層39が形成される。 このとき、トンネルバリア層38が記憶層37の側面上にも形成されている分、参照層39は記憶層37よりも径が大きく形成される。 これにより、記憶層37に対する参照層39からの漏洩磁場の影響を抑制することができ、記憶層37の反転効率の向上を図ることができる。 なお、参照層39がトンネルバリア層38の側面上まで連接して形成されてもよい。

    参照層39上(上面上)には、上部電極28が形成される。 このとき、上部電極28は、参照層39と同程度の平面形状および径を有する。 なお、上部電極28が参照層39の側面上または/およびトンネルバリア層38の側面上まで連接して形成されてもよい。

    [第2の実施形態の製造方法]
    次に、図12乃至図18を用いて、第2の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの製造方法について説明する。

    図12乃至図18は、第2の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの製造工程を示す断面図である。

    まず、第1の実施形態に係る図4乃至図6の工程が行われる。 すなわち、第1絶縁層33および第2絶縁層32に対してウェットエッチングを行うことで、第1孔35の径を第2孔34の径よりも大きくする。

    次に、図12に示すように、例えばスパッタリング法により、例えばTiNで構成される下部電極27が堆積される。 このとき、例えばコリメータ等を用いた膜面に対して垂直成分の高い(垂直方向またはほぼ垂直方向からの)スパッタリング法が行われる。 これにより、下部電極27は、隙間60を空けて、第1孔35内におけるコンタクトビア26上、すなわち、第1孔35内の底面上に形成される。 また、同時に、下部電極27は、貫通孔36外における第2絶縁層33上にも、第1孔35内のコンタクトビア26上とは分離するように形成される。

    次に、例えば下部電極27の場合と同様のスパッタリング法により、記憶層37が堆積される。 これにより、記憶層37は、第1孔35内における下部電極27上に形成される。 また、同時に、記憶層37は、貫通孔36外における下部電極27上にも、第1孔35内の下部電極27上とは分離するように形成される。

    次に、図13に示すように、例えば希釈されたフッ酸水溶液を用いたウェットエッチングにより、第1絶縁層32および第2絶縁層33が等方的にエッチングされる。 このとき、第2絶縁層33の上面は下部電極27および記憶層37で覆われているため、第1絶縁層32および第2絶縁層33の側面がエッチングされる。 これにより、第1孔35の径および第2孔34の径がそれぞれ大きくなる。

    次に、図14に示すように、貫通孔36外における第2絶縁層33上に形成された記憶層37および下部電極27が除去される。 貫通孔36外の記憶層37および下部電極27の除去は、例えば、これらをターゲットにしたRFスパッタリング法(逆スパッタリング法)によって行われる。

    次に、例えば下部電極27の場合と同様のスパッタリング法により、トンネルバリア層38が堆積される。 このとき、トンネルバリア層38は、記憶層37の形成時よりも大きい径を有する第2孔34を介したスパッタリング法によって形成される。 このため、トンネルバリア層38は、第1孔35内において、記憶層37の形成領域よりも大きい領域に形成される。 言い換えると、トンネルバリア層38の径は、記憶層37の径より大きくなる。

    その結果、トンネルバリア層38は、第1孔35内における記憶層37の側面および上面、および下部電極27の側面を覆うように形成される。 言い換えると、トンネルバリア層38は、記憶層37の上面上および側面上、および下部電極27の側面上に連接して形成される。 これにより、記憶層37の端部を覆うことができる。

    また、同時に、トンネルバリア層38は、貫通孔36外における第2絶縁層33上にも形成される。 このとき、第1孔35内の記憶層37上のトンネルバリア層38と、貫通孔36外における第2絶縁層33上のトンネルバリア層38とは、互いに分離するように形成される。

    次に、図15に示すように、例えば下部電極27の場合と同様のスパッタリング法により、参照層39および上部電極28が順に堆積される。 これにより、参照層39および上部電極28は、第1孔35内におけるトンネルバリア層38上(上面上)に順に形成される。 このとき、トンネルバリア層38が記憶層37の側面上にも形成されている分、参照層39および上部電極28は記憶層37よりも径が大きく形成される。 なお、参照層39および上部電極28がトンネルバリア層38の側面上まで連接して形成されてもよい。

    また、同時に、参照層39および上部電極28は、貫通孔36外におけるトンネルバリア層38上にも形成される。 このとき、第1孔35内のトンネルバリア層38上の参照層39および上部電極28と、貫通孔36外におけるトンネルバリア層38上の参照層39および上部電極28とはそれぞれ、互いに分離するように形成される。

    次に、図16に示すように、例えばスピン塗布法により、第1孔35および第2孔34を埋め込むように、第3絶縁層40が形成される。 この第3絶縁層40は、例えばシリコン酸化膜またはシリコン窒化膜で構成される。

    次に、図17に示すように、例えばCMPにより、貫通孔36外の第2絶縁層33上に形成された上部電極28、参照層39、およびトンネルバリア層38が除去される。 また、第3絶縁層40の上部側の一部も除去される。

    次に、図18に示すように、リソグラフィ技術により、第2絶縁層33(および第3絶縁層40)上に、図示せぬレジストパターンが形成される。 このレジストパターンをマスクとして、例えばRIEにより、第1絶縁層32、第2絶縁層33、および第3絶縁層40に配線溝41が形成される。 これにより、配線溝41の底面において上部電極28の上面が露出する。

    次に、図11に示すように、例えばスパッタリング法により、全面に図示せぬCuシード層を形成した後、例えば電解めっき技術により、Cuシード層上にCu層が形成される。 その後、配線溝41外の第2絶縁層33上に形成されたCu層が除去され、配線溝41内にCuで構成されるビット線BLAが形成される。

    このようにして、第2の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJ、およびそれに接続される配線電極等が形成される。

    [第2の実施形態の効果]
    上記第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。

    さらに、第2の実施形態では、記憶層37を形成した後、第2孔34の径を大きくする。 そして、記憶層37の形成時よりも径が大きい第2孔34を介したスパッタリング法により、第1孔35内の記憶層37の上面および側面を覆うように、トンネルバリア層38を形成する。 これにより、成膜されにくい記憶層37の端部付近にもトンネルバリア層38を十分な膜厚で形成することができる。 したがって、特に端部付近における、記憶層37とその後に形成される参照層39との間のリークを抑制し、これらの間を絶縁分離することができる。

    ところで、孔内に形成された記憶層を覆うようにトンネルバリア層を形成する方法として、垂直方向ではなく、傾斜を付けたスパッタリング法により成膜する方法が挙げられる。 しかし、傾斜を付けたスパッタリング法によりトンネルバリア層を形成する場合、記憶層の端部、特に側面において十分な膜厚を確保することができない。 このため、記憶層と参照層との間でリークが生じる場合がある。 この問題は、素子の微細化が進むとより顕著になる。

    これに対し、第2の実施形態では、記憶層37の端部、すなわち側面にも十分な膜厚のトンネルバリア層38を形成することが可能である。 このため、素子の微細化が進んでも、記憶層37と参照層39との間のリークの抑制を図ることができる。

    <第3の実施形態>
    図19乃至図25を用いて、第3の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJについて説明する。 第3の実施形態では、第1絶縁層32に第1孔35を形成した後、第1孔35の内面上にカバレッジの悪い第4絶縁層51を形成する。 これにより、第1孔35の径を上部側から下部側に向かって大きくする。 この第1孔35を介したスパッタリング法により、第1孔35内の底部に磁気抵抗効果素子MTJを形成する。 これにより、第1の実施形態と同様に効果を得ることができる。 以下に、第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJについて詳説する。

    なお、第3の実施形態において、上記各実施形態と同様の点については説明を省略し、主に異なる点について説明する。

    [第3の実施形態の構造]
    まず、図19を用いて、第3の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの構造について説明する。

    図19は、第3の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの構造を示す断面図である。 なお、図19において、図2におけるビア29は省略している。

    図19に示すように、第3の実施形態において、上記各実施形態と異なる点は、磁気抵抗効果素子MTJ、下部電極27、および上部電極28の側面上に、第3絶縁層40、第4絶縁層51、および第1絶縁層32が形成される点である。

    より具体的には、磁気抵抗効果素子MTJ、下部電極27、および上部電極28の側面上には、第3絶縁層40が形成される。 言い換えると、第3絶縁層40は、磁気抵抗効果素子MTJ、下部電極27、および上部電極28の周囲を囲うように形成される。 この第3絶縁層40は、例えばシリコン酸化膜またはシリコン窒化膜で構成される。 また、第3絶縁層40は、上部側から下部側に向かって、その膜厚が厚くなるように形成される。

    第3絶縁層40の側面上には、第4絶縁層51が形成される。 言い換えると、第4絶縁層51は、第3絶縁層40の周囲を囲うように形成される。 この第4絶縁層51は、例えばシリコン酸化膜で構成されるが、これに限らない。 第4絶縁層51は、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜、またはhigh-k膜等の種々の絶縁膜で構成されてもよい。 また、第4絶縁層51は、上部側から下部側に向かって、その膜厚が薄くなるように形成される。 これにより、磁気抵抗効果素子MTJ、下部電極27、および上部電極28の側面上に形成された第4絶縁層51と第3絶縁層40との積算膜厚は、一定となる。

    第4絶縁層51の側面上には、第1絶縁層32が形成される。 言い換えると、第1絶縁層32は、第4絶縁層51の周囲を囲うように形成される。

    このように、第1絶縁層32に形成された第1孔35の側壁として第4絶縁層51および第3絶縁層40が順に形成され、第1孔35内における第3絶縁層40の側面上に磁気抵抗効果素子MTJ、下部電極27、および上部電極28が形成される。

    第1絶縁層32の上面上には、第4絶縁層51が形成される。 第1絶縁層32の側面上の第4絶縁層51と、第1絶縁層32の上面上の第4絶縁層51とは、連接して形成されてもよいし、ビット線BLA(配線溝41)の形成によって分離されてもよい。

    [第3の実施形態の製造方法]
    次に、図20乃至図25を用いて、第3の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの製造方法について説明する。

    図20乃至図25は、第3の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの製造工程を示す断面図である。

    まず、第1の実施形態における図4の工程が行われる。 すなわち、配線間絶縁層31内に図示せぬコンタクトホールが形成され、このコンタクトホール内にコンタクトビア26が形成される。

    次に、図20に示すように、例えばPECVD法により、コンタクトビア26が形成された配線間絶縁層31上に、第1絶縁層32が形成される。 この第1絶縁層32は、例えばシリコン酸化膜で構成される。

    次に、リソグラフィ技術により、第1絶縁層32上に、図示せぬレジストパターンが形成される。 このレジストパターンをマスクとして、例えばRIEにより、第1絶縁層32に、その上面から下面まで貫通する第1孔35が形成される。

    次に、例えばPECVD法により、第4絶縁層51が堆積される。 このとき、PECVD法は、堆積膜が拡散律速となる条件で行われる。 これにより、第1絶縁層32上および基板上に、カバレッジの悪い第4絶縁層51が形成される。

    より具体的には、第4絶縁層51は、第1孔35内における第1絶縁層32の側面上、第1孔35内における基板の上面上、および第1孔35外における第1絶縁層32の上面上に形成される。 この第4絶縁層51は、第1孔35内における第1絶縁層32の側面上において、上部側から下部側に向かって膜厚が薄くなるように形成される。 これにより、第1孔35の径が上部側から下部側に向かって大きくなるように形成される。

    第4絶縁層51は、例えばシリコン酸化膜で構成されるが、これに限らない。 第4絶縁層51は、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜、またはhigh-k膜等の種々の絶縁膜で構成されてもよい。

    次に、図21に示すように、例えばRIEにより、第1孔35内における基板の上面上に形成された第4絶縁層51が除去され、基板が露出する。 このとき、第1孔35外における第1絶縁層32の上面上に形成された第4絶縁層51も除去されるが、膜厚が厚いために残存する。

    次に、図22に示すように、例えばスパッタリング法により、例えばTiNで構成される下部電極27が堆積される。 このとき、例えばコリメータ等を用いた膜面に対して垂直成分の高い(垂直方向またはほぼ垂直方向からの)スパッタリング法が行われる。 このとき、第1孔35が下部側に向かって大きくなる径を有するため、下部電極27は第1孔35内における第4絶縁層51の側面上には形成されない。 これにより、下部電極27は、第1孔35内におけるコンタクトビア26上、すなわち、第1孔35内の底面上に形成される。 また、同時に、下部電極27は、第1孔35外における第4絶縁層51上にも、第1孔35内のコンタクトビア26上とは分離するように形成される。

    また、下部電極27は、径が最も小さい第1孔35の最上部を介したスパッタリング法により形成される。 このため、下部電極27の平面形状は第1孔35の最上部の平面形状と同程度となる。 また、下部電極27の径は、第1孔35の最上部の径と同程度となる。

    次に、例えば下部電極27の場合と同様のスパッタリング法により、記憶層37、トンネルバリア層38、参照層39、および上部電極28が順に堆積される。 このとき、第1孔35が下部側に向かって大きくなる径を有するため、記憶層37、トンネルバリア層38、参照層39、および上部電極28は第1孔35内における第4絶縁層51の側面上には形成されない。 これにより、第1孔35内における下部電極27上(上面上)に、記憶層37、トンネルバリア層38、参照層39、および上部電極28が順に形成される。 また、同時に、記憶層37、トンネルバリア層38、参照層39、および上部電極28は、第1孔35外における下部電極27上にも第1孔35内における下部電極27上とはそれぞれ互いに分離するように形成される。

    次に、図23に示すように、例えばスピン塗布法により、第1孔35を埋め込むように、第3絶縁層40が形成される。 この第3絶縁層40は、例えばシリコン酸化膜またはシリコン窒化膜で構成される。

    次に、図24に示すように、例えばCMPにより、第1孔35外の第4絶縁層51上に形成された上部電極28、参照層39、トンネルバリア層38、記憶層37、および下部電極27が除去される。 また、第3絶縁層40の上部側の一部も除去される。

    次に、図25に示すように、リソグラフィ技術により、第4絶縁層51(および第3絶縁層40)上に、図示せぬレジストパターンが形成される。 このレジストパターンをマスクとして、例えばRIEにより、第4絶縁層51、第1絶縁層32、および第3絶縁層40に配線溝41が形成される。 これにより、配線溝41の底面において上部電極28の上面が露出する。

    次に、図19に示すように、例えばスパッタリング法により、全面に図示せぬCuシード層を形成した後、例えば電解めっき技術により、Cuシード層上にCu層が形成される。 その後、配線溝41外の第4絶縁層51上に形成されたCu層が除去され、配線溝41内にCuで構成されるビット線BLAが形成される。

    このようにして、第3の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJ、およびそれに接続される配線電極等が形成される。

    [第3の実施形態の効果]
    上記第3の実施形態によれば、第1絶縁層32に第1孔35を形成した後、第1孔35の内面上にカバレッジの悪い第4絶縁層51を形成する。 これにより、第1孔35の径を上部側から下部側に向かって大きくする。 そして、径が最も小さい第1孔35の最上部を介したスパッタリング法により、第1孔35内の底部に磁気抵抗効果素子MTJを形成する。 これにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。

    また、第3の実施形態では、リソグラフィ技術の限界寸法で第1絶縁層32に第1孔35を形成し、その後、表面に第4絶縁層51を形成することで第1孔35の径をリソグラフィ技術の限界寸法よりも小さくする。 すなわち、リソグラフィ技術の限界寸法以下の磁気抵抗効果素子MTJを形成することができる。

    <第4の実施形態>
    図26乃至図33を用いて、第4の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJについて説明する。 第4の実施形態は、第3の実施形態の変形例であり、記憶層37を形成した後、第1孔35の径を大きくすることで、その後に形成されるトンネルバリア層38で記憶層37の上面および側面を覆う例である。 すなわち、第4の実施形態は、第3の実施形態に第2の実施形態を組み合わせたものである。 以下に、第4の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJについて詳説する。

    なお、第4の実施形態において、上記各実施形態と同様の点については説明を省略し、主に異なる点について説明する。

    [第4の実施形態の構造]
    まず、図26を用いて、第4の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの構造について説明する。

    図26は、第4の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの構造を示す断面図である。 なお、図26において、図2におけるビア29は省略している。

    図26に示すように、第4の実施形態において、上記各実施形態と異なる点は、トンネルバリア層38が記憶層37の上面および側面、下部電極27の側面を覆うように形成され、かつ磁気抵抗効果素子MTJ、下部電極27、および上部電極28の周囲を囲うように第3絶縁層40、第4絶縁層51、および第1絶縁層32が形成される点である。

    より具体的には、下部電極27は、配線間絶縁層31内に形成されたコンタクトビア26上に形成される。 この下部電極27上(上面上)に、記憶層37が形成される。 これら記憶層37の上面および側面、および下部電極27の側面を覆うように、トンネルバリア層38が形成される。 言い換えると、トンネルバリア層38は、記憶層37の上面上および側面上、および下部電極27の側面上に連接して形成される。

    トンネルバリア層38上(上面上)には、参照層39が形成される。 このとき、トンネルバリア層38が記憶層37の側面上にも形成されている分、参照層39は記憶層37よりも径が大きく形成される。 また、参照層39上(上面上)には、上部電極28が形成される。

    磁気抵抗効果素子MTJ、下部電極27、および上部電極28の周囲を囲うように、第3絶縁層40が形成される。 すなわち、第3絶縁層40は、記憶層37の側面を覆うトンネルバリア層38、参照層39、および上部電極28の側面上に形成される。 また、第3絶縁層40は、上部側から下部側に向かって、その膜厚が厚くなるように形成される。

    第3絶縁層40の側面上には、第4絶縁層51が形成される。 言い換えると、第4絶縁層51は、第3絶縁層40の周囲を囲うように形成される。 また、第4絶縁層51は、上部側から下部側に向かって、その膜厚が薄くなるように形成される。 これにより、磁気抵抗効果素子MTJ、下部電極27、および上部電極28の側面上に形成された第4絶縁層51と第3絶縁層40との積算膜厚は、一定となる。

    第4絶縁層51の側面上には、第1絶縁層32が形成される。 言い換えると、第1絶縁層32は、第4絶縁層51の周囲を囲うように形成される。

    [第4の実施形態の製造方法]
    次に、図27乃至図33を用いて、第4の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの製造方法について説明する。

    図27乃至図33は、第4の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJの製造工程を示す断面図である。

    まず、第3の実施形態における図20および図21の工程が行われる。 すなわち、第1絶縁層32に第1孔35を形成した後、カバレッジの悪い第4絶縁層51が第1絶縁層32の側面上および第1孔35外における第1絶縁層32の上面上に形成される。

    次に、図27に示すように、例えばスパッタリング法により、例えばTiNで構成される下部電極27が堆積される。 このとき、例えばコリメータ等を用いた膜面に対して垂直成分の高い(垂直方向またはほぼ垂直方向からの)スパッタリング法が行われる。 これにより、下部電極27は、第1孔35内におけるコンタクトビア26上、すなわち、第1孔35内の底面上に形成される。 また、同時に、下部電極27は、第1孔35外における第4絶縁層51上にも、第1孔35内のコンタクトビア26上とは分離するように形成される。

    次に、例えば下部電極27の場合と同様のスパッタリング法により、記憶層37が堆積される。 このとき、第1孔35が下部側に向かって大きくなる径を有するため、記憶層37は第1孔35内における第4絶縁層51の側面上には形成されない。 これにより、第1孔35内における下部電極27上(上面上)に、記憶層37が形成される。 また、同時に、記憶層37は、第1孔35外における下部電極27上にも第1孔35内における下部電極27上とは互いに分離するように形成される。

    次に、図28に示すように、例えば希釈されたフッ酸水溶液を用いたウェットエッチングにより、第4絶縁層51が等方的にエッチングされる。 このとき、第4絶縁層51の上面は下部電極27および記憶層37で覆われているため、第4絶縁層51の側面がエッチングされる。 これにより、第1孔35の径が大きくなる。

    次に、図29に示すように、第1孔35外における第4絶縁層51上に形成された記憶層37および下部電極27が除去される。

    次に、例えば下部電極27の場合と同様のスパッタリング法により、トンネルバリア層38が堆積される。 このとき、トンネルバリア層38は、記憶層37の形成時よりも大きい径を有する第1孔35を介したスパッタリング法によって形成される。 このため、トンネルバリア層38は、第1孔35内において、記憶層37の形成領域よりも大きい領域に形成される。

    その結果、トンネルバリア層38は、第1孔35内における記憶層37の側面および上面、および下部電極27の側面を覆うように形成される。 言い換えると、トンネルバリア層38は、記憶層37の上面上および側面上、および下部電極27の側面上に連接して形成される。 これにより、記憶層37の端部を覆うことができる。

    また、同時に、トンネルバリア層38は、第1孔35内における第4絶縁層51にも形成される。 このとき、第1孔35内の記憶層37上のトンネルバリア層38と、第1孔35外における第4絶縁層51上のトンネルバリア層38とは、互いに分離するように形成される。

    次に、図30に示すように、例えば下部電極27の場合と同様のスパッタリング法により、参照層39および上部電極28が順に堆積される。 これにより、参照層39および上部電極28は、第1孔35内におけるトンネルバリア層38上(上面上)に順に形成される。 このとき、トンネルバリア層38が記憶層37の側面上にも形成されている分、参照層39および上部電極28は記憶層37よりも径が大きく形成される。

    また、同時に、参照層39および上部電極28は、第1孔35外におけるトンネルバリア層38上にも形成される。 このとき、第1孔35内のトンネルバリア層38上の参照層39および上部電極28と、第1孔35外におけるトンネルバリア層38上の参照層39および上部電極28とはそれぞれ、互いに分離するように形成される。

    次に、図31に示すように、例えばスピン塗布法により、第1孔35を埋め込むように、第3絶縁層40が形成される。 この第3絶縁層40は、例えばシリコン酸化膜またはシリコン窒化膜で構成される。

    次に、図32に示すように、例えばCMPにより、第1孔35外の第4絶縁層51上に形成された上部電極28、参照層39、およびトンネルバリア層38が除去される。 また、第3絶縁層40の上部側の一部も除去される。

    次に、図33に示すように、リソグラフィ技術により、第4絶縁層51(および第3絶縁層40)上に、図示せぬレジストパターンが形成される。 このレジストパターンをマスクとして、例えばRIEにより、第4絶縁層51、第1絶縁層32、および第3絶縁層40に配線溝41が形成される。 これにより、配線溝41の底面において上部電極28の上面が露出する。

    次に、図26に示すように、例えばスパッタリング法により、全面に図示せぬCuシード層を形成した後、例えば電解めっき技術により、Cuシード層上にCu層が形成される。 その後、配線溝41外の第2絶縁層33上に形成されたCu層が除去され、配線溝41内にCuで構成されるビット線BLAが形成される。

    このようにして、第4の実施形態に係る磁気抵抗効果素子MTJ、およびそれに接続される配線電極等が形成される。

    [効果]
    上記第4の実施形態によれば、第2の実施形態および第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。

    なお、上記各実施形態では、MRAMの磁気抵抗効果素子MTJに適用する例を示したが、これに限らない。 上記各実施形態は、円柱状に形成される素子であればReRAM(Resistance Random Access Memory)、PRAM(Phase-change Random Access Memory)の可変抵抗素子にも適用可能である。

    その他、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形することが可能である。 さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。 例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。

    26…コンタクトビア、31…配線間絶縁層、32…第1絶縁層、33…第2絶縁層、34…第2孔、35…第1孔、37…記憶層、38…トンネルバリア層、39…参照層、40…第3絶縁層

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