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Gain combined distributed feedback semiconductor laser and manufacture thereof

阅读:753发布:2024-01-03

专利汇可以提供Gain combined distributed feedback semiconductor laser and manufacture thereof专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To provide a gain combined distributed feedback semiconductor laser which performs single mode operation by gain combination and a method for the manufacture thereof wherein the manufacture of such semiconductor laser is facilitated; a re-growth boundary can be located away from an active, layer, and the recombination current is minimized at the re-growth boundary; and a quantum well structure can be used for the active layer, and the degree of freedom in designing is increased.
CONSTITUTION: If impurities of a IV-group element, such as Si, is used in epitaxial growth on a cyclic shape 109 enclosed by planes 110, 111 and 112 having a different index, both of the p and n conductivity types are obtained depending on the orientation of growth plane. The above-mentioned phenomena is taken advantage of. A layer 114 and 115 where a first and a second conductivity types are alternately placed, is formed in proximity to an active layer 105. Using the resultant layer as an injected current narrowing layer 113, a current is unevenly injected to the active layer 105 to obtain the cyclic structure of gain. This obtains a distributed feedback laser structure which performs gain combination operation.
COPYRIGHT: (C)1994,JPO&Japio,下面是Gain combined distributed feedback semiconductor laser and manufacture thereof专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 導波路に沿って、p型とn型の半導体を、光の伝播方向に、周期的に配列して電流狭窄層とし、これによって利得結合分布帰還動作をすることを特徴とする利得結合分布帰還型半導体レーザ。
  • 【請求項2】 前記p型とn型の半導体を、光の伝播方向に、導波路を伝播する光の波長の1/2あるいはその整数倍を周期として配列して電流狭窄層とすることを特徴とする請求項1記載の利得結合分布帰還動作をする利得結合分布帰還型半導体レーザ。
  • 【請求項3】 請求項1記載の利得結合分布帰還型半導体レーザの作製方法において、異なる面指数を持った複数種の面からなる凹凸を形成し、その上に気相の結晶成長法を用いてp型部とn型部を同時に作製することで電流狭窄層を形成することを特徴とする半導体レーザの作製方法。
  • 【請求項4】 p型部とn型部を同時に作製するための気相の成長方法が、MBE法あるいはCBE法、MOM
    BE法、GSMBE法であり、不純物として、両性不純物のIV族を使用することを特徴とする請求項3記載の半導体レーザの作製方法。
  • 【請求項5】 p型部とn型部を同時に作製するための気相の成長方法が、MOVPE法であり、不純物として、両性不純物のIV族を使用することを特徴とする請求項3記載の半導体レーザの作製方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は単一モード動作する分布帰還型半導体レーザに関し、特に利得結合によって単一モード動作をする利得結合分布帰還型半導体レーザ構造とその作製方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】単一モードレーザとしては、分布帰還型レーザが知られている。 導波路の等価屈折率が周期Λで変調を受けたブラッグ導波路においては、ブラッグ波長近傍の光は前進波と後進波が結合し、反射される。 この導波路に利得がある場合、レーザ発振が起こるが、その波長はブラッグ波長とはならず、ストップバンドの外側の縦モードでの単一モード発振をすることになる。

    【0003】より安定な単一モード動作を実現するために、レーザ中央部において回折格子の位相をシフトさせる構造を導入して、ブラッグ条件の波長のモードを発振させる方法が知られている。 位相シフト量はブラッグ波長の1/4になるように決めることが多いが、位相シフト回折格子の作製には複雑な工程が必要となるという問題があった。

    【0004】また、以上に述べてきた屈折率結合分布帰還型レーザには以下に述べるような、原理的な問題点が存在している。 分布帰還レーザの単一モード動作は空間的ホールバーニングや端面の反射によって影響を受け易く、また戻り光による影響も受け易い。 また、高速変調時にはチャーピングを受け、線幅の増大を招いてしまう。

    【0005】これらの問題点を解決するために、利得結合分布帰還型レーザが提案されている。 利得結合の利点は、位相シフト構造を導入することなくブラッグ条件での単一モード動作が可能であること、戻り光に対して屈折率結合と比べて影響を受けにくいこと、チャープ量が少なくなること、ファセット面の位相位置による分留まりの低下がないことである。 たとえば、活性層上部に吸収体を周期的に作製し、周期的な吸収損失を与えることで、利得結合動作をさせる構造が、Applied P
    hysics Letters. Vol. 55,N
    o. 16,pp. 1606−1608において提案されている。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】しかし、平均的損失の増大によって発振しきい値が上昇するという問題点があった。 また、IEEE Journal of qua
    ntum electronics. Vol. 27,
    No. 6,pp. 1724−1731においては、Al
    GaAs系の2次の回折格子の上にバッファ層と活性層を再成長して作製した利得結合分布帰還型レーザが提案されている。 しかし、この構造においては、再成長界面が活性層近傍にあるために低しきい値化が容易でない、
    活性層に量子井戸構造を導入することが難しいなどの問題点を有していた。

    【0007】よって、本発明の目的は、容易に作製でき、再成長界面を活性層から離れたところに設定できるので再成長界面における再結合電流を少なくでき、また活性層に量子井戸構造を用いることができるので設計の自由度が大きい、利得結合によって単一モード動作をする利得結合分布帰還型半導体レーザ、及びその作製方法を提供することにある。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明は、異なる指数を持つ面で囲まれた第1の周期形状の上にエピタキシャル成長を行う際に、Si等のIV族元素を不純物として用いると成長の面方位によってpとn両方の導電型が現れることを利用して、活性層近傍に第1の導電型と第2の導電型の交互に配列した層を設け、この層を注入電流狭窄層として用いて活性層への電流注入を不均一に行い、
    利得の周期構造を形成することで、利得結合動作する分布帰還レーザ構造とすることに特徴がある。 また、本発明はその作製法である。

    【0009】より具体的には、レーザ干渉露光法によって少なくとも2つ以上の異なる指数を持った結晶面からなる回折格子を形成し、ここに気相のエピタキシャル成長法を用いて再成長を行う。 ここで不純物として両性不純物として知られるIV族元素を用いて、成長条件を制御することで、下地の面方位に応じてpとn両方の導電型が得られるので、この層を電流狭窄層としてレーザ構造を形成する。 電流狭窄層の周期は回折格子の周期によって定まり、これによって電流注入時のキャリア密度は導波方向に沿って周期的に変調を受ける。 キャリア密度の変調によって、導波路の屈折率と利得に周期的な変調が与えられるので、導波路はブラッグ導波路となり、発振しきい値以上で単一モード動作する。

    【0010】また、本発明によれば、活性層として、量子井戸構造を利用できるので、従来の構造に比べて低しきい値化が可能である、量子井戸のパラメータを制御することで発振波長のチューニングができる、TMモードでの発振を抑圧できる、歪構造の導入による狭スペクトル化が可能である、という利点を有している。

    【0011】

    【実施例】図1は、本発明の第1の実施例として埋込みヘテロ構造の単一モード分布帰還レーザを示す。 以下に、詳細な構造と作製法について図面を用いて説明する。

    【0012】先ず、図1(a)に示す様に、Siドープのn−GaAs(001)基板101上に、0.5μm
    のn−GaAsバッファ層102が形成され、その上にSiドープAl 0.5 Ga 0.5 Asクラッド層103を1.
    5μm形成している。 次に、100nm厚の光閉じ込め領域であるSiドープAl 0.3 Ga 0.7 As104を積層し、この上に活性層である多重量子井戸105が形成されている。 この多重量子井戸105は、10nm厚のアンドープAl 0.3 Ga 0.7 Asのバリア層と6nm厚のアンドープGaAsの井戸層の5回ずつの繰り返しからなる。 この上に上部の光閉じ込め領域であるBeドープA
    0.3 Ga 0.7 As層106を100nm形成し、さらにBeドープAl 0.4 Ga 0.6 Asのキャリアブロック層1
    07を40nm形成している。 この上に光ガイド層としてBeドープのAl 0.15 Ga 0.85 As層108を形成し、第1回目の成長を終了する。

    【0013】ここに、図1(b)に示す様に、レーザ干渉露光法によって、ピッチ250nmのレジストパターンを形成し、エッチングによってグレーティング109
    を形成する。 これは、発振波長830nm付近のAlG
    aAs系レーザにとっては2次の回折格子となる。 このとき、グレーティング109の溝の方向は(1−10)
    方向とし、硫酸系のエッチャントを用いたウエットエッチング、あるいはドライエッチング後の硫酸系のエッチャントによる軽いウエットエッチングによって、図1
    (b)に示したように、(111)A面110、111
    からなる傾斜部と(001)面112からなる平坦部を形成する。

    【0014】MBEチャンバ内でのサーマルクリーニングとECR(electron cyclotron
    resonance)素プラズマ処理によって、レジスト残渣と表面の酸化物を除去した後、この上に、原料に有機金属とAsH 3とを用い、ドーパントとして固体Siを用いたCBE(chemical beamep
    itaxy)法でSiドープのAl 0.15 Ga 0.85 As層を0.2μm成長させて電流狭窄層113とする(図1
    (c))。 成長条件を選べば、SiドープのAlGaA
    s層は下地の面方位に従って導電型が異なる。 すなわち、(100)面上ではn型114となり、(111)
    A面上ではp型115となるので、図1(c)に示したように、回折格子109のピッチと同じピッチでp型とn型のAlGaAs層115、114を並べることができる。 この上にBeドープAl 0.5 GaAs 0.5クラッド層116を1.5μm形成し、この上にBeドープGa
    Asのキャップ層117を0.5μm形成する。

    【0015】さらに、図2に示したように、通常のフォトリソグラフィ手法を用いて、エッチングによりストライプを形成し、サイド部をp−Al 0.4 Ga 0.6 As11
    8とn−Al 0.4 Ga 0.6 As119で埋込み、上部p側電極120と下部n側電極121を形成し、横方向の閉じ込めを行って横単一モード化を実現している。

    【0016】次に本実施例の動作について説明する。 電流注入時に電流狭窄層のp型部115は電流の経路となり、n型部114は電流阻止部として働く。 また、p−
    n接合部のポテンシャルの曲がりは、上部光ガイド層1
    08と活性層105のポテンシャルをわずかに曲げるので、活性層105へ注入される正孔は拡散によって広がるもののポテンシャル差によって弱く閉じ込められており、不均一に注入されることになり、周期的に変調を受けた密度分布を持つ。

    【0017】図1(d)に活性層105におけるキャリア密度の分布を示す。 キャリアの密度分布によって、活性層105の利得と等価屈折率は変調を受けることになる。 また、電流狭窄層113とクラッド層116界面の凹凸によって導波路の等価屈折率は変調を受けている。
    また、電流狭窄層113における導電型の違いも屈折率の違いを招くが、この違いは構造的な変調による屈折率変調量に比べて小さい。 こうして、構造的要因と、不均一注入によってブラッグ導波路が形成され、安定した単一縦モード発振が実現される。

    【0018】本実施例においては、素子長500μm、
    メサ幅2μmの素子において、発振しきい値が約10m
    Aとなり、波長835nmの単一モード発振が確認された。 本実施例においては、キャリアブロック層107が再成長界面での再結合を防ぎ、低しきい値化に貢献している。

    【0019】本実施例においては、横方向の閉じ込めに、埋め込みヘテロ構造を用いたが、量子井戸構造の活性層を持つレーザに適用できる、その他の公知のキャリア閉じ込め型導波構造を形成しても良い。 また、2次の回折格子109の形状は、図1(b)に示した形状に限定されるものではなく、n−AlGaAsとp−AlG
    aAsを同時に成長できるような異なる結晶面を露出していれば良く、たとえば図3に示したような形状であっても良い。 図3では、図1の各部を示す番号に100を加えた番号で、図1の各部に対応する部分を示している。

    【0020】

    【他の実施例】図4は、本発明の第2の実施例として、
    活性層よりも下に電流狭窄層をもうけた構造の利得結合分布帰還型半導体レーザを示す。 以下に、詳細な構造と作製法を説明する。

    【0021】先ず、図4(a)に示す様に、Siドープのn−GaAs(001)基板301上に、0.5μm
    のn−GaAsバッファ層302が形成され、その上にSiドープAl 0.5 Ga 0.5 Asクラッド層303を1.
    5μm形成している。 次に、100nm厚のSiドープAl 0.2 Ga 0.8 As光ガイド層304を積層する。

    【0022】ここに、図4(b)に示す様に、レーザ干渉露光法によって、ピッチ250nmのレジストパターンを形成し、エッチングによって2次グレーティング3
    05を形成する。 このとき、グレーティングの溝の方向は(1−10)方向とし、硫酸系のエッチャントを用いたウエットエッチング、あるいはドライエッチング後の硫酸系のエッチャントによる軽いウエットエッチングによって、図4(b)に示したように(111)A面からなる傾斜部306、307と(001)面からなる平坦部308を形成することは、第1の実施例と同じである。

    【0023】続いて、MBEチャンバ内でサーマルクリーニングとプラズマ処理によって、レジスト残渣と表面の酸化物を除去した後、この上にMBE法でSiドープのAl 0.2 Ga 0.8 As層を0.2μm成長させて電流狭窄層309とする(図4(c))。 成長条件を選べば、
    SiドープのAlGaAs層は下地の面方位に従って導電型が異なるので、(100)面上ではn型導電層31
    0、(111)A面上ではp型ブロック層311が形成される。

    【0024】この上に、下側の光閉じ込め領域であるS
    nドープのAl 0.2 Ga 0.2 As層312を0.2μm形成し、さらに活性層であるノンドープGaAs層313
    が0.1μm形成されている。 この上に、上部の光閉じ込め領域であるBeドープAl 0.2 Ga 0.8 As層314
    を100nm形成し、さらにBeドープAl 0.5 Ga 0.5
    Asのクラッド層315を1.5μm形成している。 この上に、BeドープGaAsのキャップ層316を0.
    5μm形成している(図4(c))。

    【0025】SnドープAlGaAsは、面方位によらずn型となるので、下側の光閉じ込め層312の導電型はn型となっている。

    【0026】このウェハに、第1の実施例と同様の横方向の導波構造と、キャリアの閉じ込め構造、上部p電極、下部n電極を形成し、単一モードレーザとしている。

    【0027】本実施例においては、p層がキャリアブロック層311になっており、注入される電子に対して電流狭窄をおこなうことが特徴である。 また、活性層31
    3に凹凸が生じるので、第1の実施例に比べて屈折率結合係数の変調も同時に大きくなっている。 単一モード動作の作用については第1の実施例と同じである。

    【0028】図5は、本発明の第3の実施例として、A
    lGaAs系半導体レーザにおいて1次の結合をする分布帰還型半導体レーザを示す。 以下に、詳細な構造と作製法について説明していく。

    【0029】先ず、図5(a)に示す様に、Siドープのn−GaAs(001)基板401上に0.5μmのn−GaAsバッファ層402が形成され、その上にS
    iドープAl 0.5 Ga 0.5 Asクラッド層403を1.5
    μm形成している。 次に、404は100nm厚の光閉じ込め領域であるSiドープAl 0.3 Ga 0.7 Asであり、この上に活性層である多重量子井戸405が形成されている。 この多重量子井戸405は、10nmのアンドープAl 0.3 Ga 0.7 Asのバリア層と6nmのアンドープGaAsの井戸層の5回ずつの繰り返しからなる。
    この上に、上部の光閉じ込め領域であるBeドープAl
    0.3 Ga 0.7 As層406を100nm形成し、さらにB
    eドープAl 0.4 Ga 0.6 Asのキャリアブロック層40
    7を40nm形成している。 この上に、光ガイド層としてBeドープのAl 0.15 Ga 0.85 As層408を形成し、第1回目の成長を終了する。

    【0030】ここに、図5(b)に示す様に、レーザ干渉露光法によって、ピッチ250nmのレジストパターンを形成し、エッチングによって2次グレーティング4
    09を形成する。 溝の方向は(1−10)方向とする。
    本実施例においては、ドライエッチング後の硫酸系のエッチャントによる軽いウエットエッチングによって、図5(b)に示したように(111)A面410、411
    からなる傾斜部と(001)面412、413からなる平坦部を形成し、全体として台形形状のグレーティング409とする。 ここでキャリアの拡散の効果を考慮にいれて、上側の平坦部413を下側の平坦部412よりも広くなるようにエッチング条件を制御している。

    【0031】MBEチャンバ内でサーマルクリーニングとプラズマ処理によって、レジスト残渣と表面の酸化物を除去した後、この上に、原料に有機金属とアルシンA
    sH 3を用いたCBE法でSiドープのAl 0.2 Ga 0.8
    As層を0.2μm成長させて電流狭窄層414とする。

    【0032】下地の面方位に従って異なる導電型が出現し、p型415とn型416のAlGaAs層を並べることができるのは第1の実施例と同じ(図5(c)参照)であるが、図5(d)に示したように、電流注入時のキャリア密度の変調の周期λがもとの回折格子の周期Λの1/2となるのが本実施例の特徴である。

    【0033】更に、この上に、BeドープAl 0.5 Ga
    0.5 Asクラッド層417を1.5μm形成し、この上にBeドープGaAsのキャップ層418を0.5μm
    形成する。 このウェハに、第1の実施例と同様の横方向の導波構造と、キャリアの閉じ込め構造、上部p電極、下部n電極を形成し、単一モードレーザとしている。

    【0034】図6は、本実施例の第4の実施例として、
    (111)A基板を用いたAlGaAs系半導体レーザに対して本発明を適用した分布帰還型半導体レーザを示す。 以下に、詳細な構造と作製法について説明していく。

    【0035】先ず、図6(a)に示すように、Siドープのn−GaAs(111)基板501上に、0.5μ
    mのn−GaAsバッファ層502が形成され、その上にSiドープAl 0.5 Ga 0.5 Asクラッド層503を1.5μm形成している。 次に、504は100nm厚の光閉じ込め領域であるSiドープAl 0.3 Ga 0.7 As
    であり、この上に活性層である多重量子井戸505が形成されている。 この多重量子井戸は、10nmのアンドープAl 0.3 Ga 0.7 Asのバリア層と6nmのアンドープGaAsの井戸層の5回ずつの繰り返しからなる。 この上に、上部の光閉じ込め領域であるBeドープAl
    0.3 Ga 0.7 As層506を100nm形成し、さらにB
    eドープAl 0.4 Ga 0.6 Asキャリアブロック層507
    を40nm形成している。 この上に、光ガイド層としてBeドープのAl 0.15 Ga 0.85 As層508を形成し、
    第1回目の成長を終了する。

    【0036】ここに、図6(b)に示すように、レーザ干渉露光法によって、ピッチ250nmのレジストパターンを形成し、エッチングによって2次グレーティング509を形成する。 溝の方向は(1−10)方向とする。 本実施例においては、ドライエッチング後の硫酸系のエッチャントによる軽いウエットエッチングによって、図6(b)に示すように、(001)面からなる傾斜部510と(110)面からなる傾斜部511と(1
    11)面からなる平坦部512を形成し、全体として非対称形状のグレーティング509とする。

    【0037】続いて、MBEチャンバ内でサーマルクリーニングとプラズマ処理によって、レジスト残渣と表面の酸化物を除去した後、この上に、原料に有機金属とアルシンを用いたCBE法でSiドープのAl 0.2 Ga 0.8
    As層を0.2μm成長させて電流狭窄層513とする。

    【0038】下地の面方位に従って異なる導電型が出現し、p型514とn型515のAlGaAs層を並べることができるのは第1の実施例と同じであるが、平坦部上にp型層514が形成されて電流の経路となる点が本実施例の特徴である。

    【0039】この上にBeドープAl 0.5 Ga 0.5 Asクラッド層516を1.5μm形成し、この上にBeドープGaAsのキャップ層517を0.5μm形成する。
    このウェハに、第1の実施例と同様の横方向の導波構造と、キャリアの閉じ込め構造、上部p電極、下部n電極を形成し、単一モードレーザとしている。

    【0040】図7は、本発明の第5の実施例として、A
    lGaAs系単一モード分布帰還レーザの別の形態を示す。 以下に、詳細な構造と作製法について説明していく。

    【0041】先ず、図7(a)に示すように、Siドープのn−GaAs(001)基板601上に、0.5μ
    mのn−GaAsバッファ層602が形成され、その上にSiドープAl 0.5 Ga 0.5 Asクラッド層603を1.5μm形成している。 次に、604は100nm厚の光閉じ込め領域であるSiドープAl 0.3 Ga 0.7 As
    であり、この上に活性層である多重量子井戸605が形成されている。 この多重量子井戸605は、10nmのアンドープAl 0.3 Ga 0.7 Asのバリア層と6nmのアンドープGaAsの井戸層の5回ずつの繰り返しからなる。 この上に、上部の光閉じ込め領域であるBeドープAl 0.3 Ga 0.7 As層606を100nm形成し、さらにBeドープAl 0.4 Ga 0.6 Asのキャリアブロック層607を120nm形成して第1回目の成長を終了する。

    【0042】ここに、図7(b)に示すように、レーザ干渉露光法によって、ピッチ250nmのレジストパターンを形成し、エッチングによって2次グレーティング608を形成する。 溝の方向は(1−10)方向とする。 硫酸系のエッチャントにウエットエッチングによって、図7(b)に示したように、(111)A面60
    9、610からなる傾斜部と上部光閉じ込め層606の露出した(001)面611からなる平坦部を形成し、
    グレーティングとする。 このとき、光閉じ込め層606
    のAl混晶比とキャリアブロック層607のAl混晶比の違いによって、エッチングレートが変わるのでグレーティング形状の作製がきわめて容易である。

    【0043】MBEチャンバ内でサーマルクリーニングとプラズマ処理によって、レジスト残渣と表面の酸化物を除去した後、この上に、原料に有機金属とアルシンを用いたCBE法でSiドープのAl 0.4 Ga 0.6 As層を0.2μm成長させて電流狭窄層612とする。

    【0044】下地の面方位に従って異なる導電型が出現し、p型AlGaAsの電流注入部613とn型AlG
    aAsの電流阻止層614を並べることができるのは第1の実施例と同じ(図7(c))であるが、再成長界面での再結合は以下の機構によって抑えられる。 (11
    1)A面上にp型AlGaAsを成長した電流注入部6
    13では、キャリアブロック層607の働きで再成長界面に電子が注入されるのを阻止している。 上部光閉じ込め領域部606上にn型AlGaAsを成長した電流阻止部614では、再成長界面にp−n接合が形成され内部電界によってキャリアが吐き出されているので、再結合が少なくなっている。

    【0045】この上に、BeドープAl 0.5 Ga 0.5 As
    クラッド層615を1.5μm形成し、この上に、Be
    ドープGaAsのキャップ層616を0.5μm形成する。 このウェハに第1の実施例と同様の横方向の導波構造と、キャリアの閉じ込め構造、上部p電極、下部n電極を形成し、単一モードレーザとしている。

    【0046】以上、いずれの実施例においても、n−G
    aAs基板上の結晶成長をもちいて、AlGaAs系半導体レーザを形成する例を説明してきた。 しかし、p−
    GaAs基板上にレーザを構成しても、電流狭窄層でのブロック層と電流透過部が入れ替わるだけであり、その構成、動作については以上の説明から容易に理解できる。 また、AlGaAs系半導体レーザに限って説明してきたが、本発明の構成はIII−V族化合物半導体によるレーザであって、MBE法あるいはMOMBE法で気相成長できる材料系であればよく、たとえば、InG
    aAsP系レーザ、InAlGaP系レーザ、InGa
    As系レーザ、InAlGaAs系レーザにも適用できることは明らかである。 また、添加不純物もSiに限らず、成長面に応じてp型とn型を発現させるIV族の両性不純物を用いれば良いことも自明である。 また、成長法として、IV族を不純物として用いたMOVPE法などを使用してもよい。

    【0047】

    【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、利得結合によって単一モード動作をする利得結合分布帰還レーザを容易に作製でき、さらに再成長界面を活性層から離れたところに設定できるので、再成長界面における再結合電流の少ないレーザを実現できる。 また、活性層に量子井戸構造を用いることができるので、設計の自由度が大きい。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の第1の実施例として埋込みヘテロ構造の単一モード分布帰還レーザの構造等を示す図である。

    【図2】第1実施例の一部破断斜視図である。

    【図3】光ガイド層上に形成される回折格子の変形例を示す断面図である。

    【図4】本発明の第2の実施例の構造等を示す図である。

    【図5】本発明の第3の実施例の構造等を示す図である。

    【図6】本発明の第4の実施例の構造等を示す図である。

    【図7】本発明の第5の実施例の構造等を示す図である。

    【符号の説明】

    101,201,301,401,501,601
    Siドープのn−GaAs(001)基板 104,204,404,504,604 下部光閉じ込め領域 105,205,405,505,605 活性層である多重量子井戸 106,206,406,506,606 上部光閉じ込め領域 107,207,407,507,607 キャリアブロック層 108,208,304,408,508 光ガイド層 109,209,305,409,509,608
    グレーティング 110,111,306,307,410,411
    (111)A面 112,308,412,413,510,511
    (001)面 113,309,414,513 電流狭窄層 114,310,416,515 n−AlGaA
    s 115,311,415,514 p−AlGaA
    s 312 GaAs活性層 512 (111)面 609,610 (111)A面 611 (001)面 612 電流狭窄層 613 p−AlGaAs 614 n−AlGaAs

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