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Quantum device

阅读:683发布:2024-01-02

专利汇可以提供Quantum device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To enable modulating intensity of tunnel coupling between quantum structures. CONSTITUTION:Quantum fine lines QW are formed in an array type, in which fine-line-shaped I-type GaAs layers 1 serve as quantum well layers, and I-type AlGaAs layers 2 serve as barrier layers. An N-type AlGaAs layer 3 is formed on one end surface of the quantum fine lines QW, and a gate electrode G is formed on the layer 3. Electrons supplied from the N-type AlGaAs to the I-type GaAs layer 1 are 3-dimensionally confined in the I-type GaAs layer 1 in the vicinity of a hetero interface of the N-type AlGaAs layer 3 and the I-type GaAs layer 1. The intensity of electron cofinement in the axial direction of the I-type GaAs layer 1 is modulated by a voltage applied to a gate electrode G.,下面是Quantum device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 複数の柱状の量子井戸部と、 上記量子井戸部の一端に間隔をおいて設けられた制御電極とを有する量子素子。
  • 【請求項2】 上記量子井戸部の一端に電子供給層または絶縁層を介して上記制御電極が設けられていることを特徴とする請求項1記載の量子素子。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】この発明は、量子素子に関し、特に、量子構造間での電子の量子学的トンネリングを利用する量子素子に関する。

    【0002】

    【従来の技術】近年、量子波エレクトロニクスにおいては、電子のド・ブロイ波長と同程度の断面寸法を有する極微細線や極微箱構造のような量子構造が注目されている。 これらの極微細線および極微箱構造はそれぞれ量子細線および量子箱と呼ばれ、その構造内に閉じ込められた1次元または0次元の電子が示す量子効果に大きな関心がもたれている。

    【0003】上述のような量子構造を複数近接させて配列すると、これらの量子構造は、それらの間で電子の量子力学的トンネリングが起きることにより相互に結合することが可能である。 そこで、これらの量子構造間で電子を量子力学的トンネリングにより伝導させて電子分布を変化させることにより、情報処理を行うことが考えられる。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】上述のように複数の量子構造間で電子を量子力学的トンネリングにより伝導させることにより情報処理を行う場合、これらの量子構造間のトンネル結合の強度を変調することができれば、多様な情報処理を行うことが可能である。

    【0005】このトンネル結合の強度は量子構造間での電子のトンネル透過率(またはトンネル確率)によって決まるが、このトンネル透過率を決める要素としては、
    量子構造間の相対距離、量子構造間の障壁高さ、量子構造内の電子の有効質量などがある。 しかしながら、量子構造を形成する材料を決めれば有効質量を変えることは不可能であり、量子構造をヘテロ接合で形成すれば相対距離を変えることも難しい。 残る方法は量子構造間の障壁高さを変えることであるが、これを実際に行うことは従来は困難であった。

    【0006】従って、この発明の目的は、制御電極に電圧を印加して量子構造間の障壁高さを実効的に変えることにより量子構造間のトンネル結合の強度を変調することができる量子素子を提供することにある。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、この発明の第1の発明は、複数の柱状の量子井戸部(1)と、量子井戸部(1)の一端に間隔をおいて設けられた制御電極(G)とを有する量子素子である。

    【0008】この発明の第2の発明は、この発明の第1
    の発明による量子素子において、量子井戸部(1)の一端に電子供給層(3)または絶縁層を介して制御電極(G)が設けられている量子素子である。

    【0009】

    【作用】第1の発明による量子素子によれば、量子井戸部(1)の一端に間隔をおいて設けられた制御電極(G)に電圧を印加することにより、この制御電極(G)側の部分の量子井戸部(1)におけるこの量子井戸部(1)の軸方向の電子の閉じ込めの強さを変調し、
    それによって量子井戸部(1)の配列面内における量子井戸部(1)間、すなわち量子構造間の障壁高さを実効的に変えることにより、量子構造間のトンネル結合の強度を変調することができる。

    【0010】第2の発明による量子素子によれば、第1
    の発明による量子素子と同様に、量子井戸部(1)の一端に電子供給層(3)または絶縁層を介して設けられた制御電極(G)に電圧を印加することにより、量子構造間のトンネル結合の強度を変調することができる。 ここで、電子供給層(3)を介して制御電極(G)が設けられている場合には、この電子供給層(3)から量子井戸部(1)に電子が供給され、この電子が制御電極(G)
    側の部分の量子井戸部(1)内に3次元的に閉じ込められる。

    【0011】

    【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照しながら説明する。

    【0012】図1はこの発明の第1実施例による量子素子を示す。

    【0013】図1に示すように、この第1実施例による量子素子においては、z軸方向に延びる複数の細線状のi型(真性)GaAs層1がx−y平面内に互いに近接してかつ互いに平行に配列され、これらのi型GaAs
    層1の間の部分がi型AlGaAs層2により埋められている。 そして、これによって、これらのi型AlGa
    As層2およびi型GaAs層1をそれぞれ障壁層および量子井戸層とする量子細線QWのアレイが形成されている。

    【0014】これらの量子細線QWのそれぞれの一端面上には電子供給層としてのn型AlGaAs層3が形成され、このn型AlGaAs層3上に例えばこのn型A
    lGaAs層3とショットキー接合を形成する金属から成るゲート電極Gが形成されている。

    【0015】次に、上述のように構成されたこの第1実施例による量子素子の製造方法について説明する。

    【0016】まず、図2に示すように、図示省略した例えば半絶縁性GaAs基板のような基板上に、有機金属化学気相成長(MOCVD)法や分子線エピタキシー(MBE)法によりi型GaAs層1をエピタキシャル成長させた後、このi型GaAs層1のうちの量子井戸部となる部分の上にこの量子井戸部の断面形状と同一の形状のマスク4を形成する。 このマスク4は、例えば、
    図示省略した電子ビーム照射装置の真空室内に所定の原料ガスを導入し、この原料ガス雰囲気中でi型GaAs
    層1の表面に十分に細く絞った電子ビームを選択的に照射し、この照射部に原料ガスの分解生成物を堆積させることにより形成することができる。

    【0017】次に、上述のようにして形成されたマスク4を用いてi型GaAs層1を例えばCl系のエッチングガスを用いた反応性イオンエッチング(RIE)法のようなドライエッチング法により基板表面と垂直方向に異方性エッチングし、図3に示すように、i型GaAs
    層1を細線状にパターニングする。

    【0018】次に、マスク4をエッチング除去した後、
    図4に示すように、上述と同様な方法によりi型AlG
    aAs層2をエピタキシャル成長させて細線状のi型G
    aAs層1の間を埋める。 このi型AlGaAs層2の表面は、細線状のi型GaAs層1の上端面とほぼ同一の高さになるようにする。

    【0019】次に、図1に示すように、上述と同様な方法により全面にn型AlGaAs層3をエピタキシャル成長させた後、このn型AlGaAs層3上にこのn型AlGaAs層3とショットキー接合を形成する金属膜を例えば真空蒸着法により形成し、この金属膜を必要に応じてパターニングしてゲート電極Gを形成し、目的とする量子素子を完成させる。

    【0020】図5はz軸方向におけるi型GaAs層1、n型AlGaAs層3およびゲート電極Gのエネルギーバンド図を示し、図6はx−y平面内におけるi型GaAs層1およびi型AlGaAs層2のエネルギーバンド図を示す。 この第1実施例による量子素子においては、n型AlGaAs層3と量子井戸層としてのi型GaAs層1とによる変調ドープ構造により、n型Al
    GaAs層3中の電子がi型GaAs層1に供給される。 この場合、このn型AlGaAs層3からi型Ga
    As層1に供給された電子は、i型AlGaAs層2とi型GaAs層1とから成るヘテロ接合によりx軸方向およびy軸方向に閉じ込められるほか、n型AlGaA
    s層3とi型GaAs層1とから成るヘテロ接合によりz軸方向にも閉じ込められる。 すなわち、n型AlGa
    As層3からi型GaAs層1に供給された電子は、n
    型AlGaAs層3とi型GaAs層1とのヘテロ界面の近傍の部分のi型GaAs層1中に3次元的に閉じ込められる。 従って、この場合、各量子細線QW内に閉じ込められた電子は、量子箱内に閉じ込められた電子と同等である。

    【0021】図5および図6に示すように、量子細線Q
    W内での電子の3次元的な閉じ込めにより上昇する基底エネルギー準位のシフト幅ΔEは、i型AlGaAs層2とi型GaAs層1とから成るヘテロ接合によるx軸方向およびy軸方向の閉じ込めによるエネルギー上昇分ΔE xyと、ゲート電極Gに印加するバイアス電圧、すなわちゲート電圧V gの関数であるz軸方向の閉じ込めによるエネルギー上昇分ΔE z (V g )との和である。
    すなわち、 ΔE(V g )=ΔE xy +ΔE z (V g ) (1) となる。

    【0022】このときの量子細線QW間での電子のトンネル透過率をPとすると、これはWKB(Wentzel-Kram
    ers-Brillouin)近似の範囲で次式のように表される。 P〜exp[−2L{2m e (V 0 −ΔE(V g ))} 1/2 /(h/2π)] (2) ただし、m eは電子の有効質量、V 0はAlGaAs/
    GaAsヘテロ界面における伝導帯のバンド不連続の大きさ、Lは量子細線QW間の距離である。 (2)式から、ゲート電圧V gによりトンネル透過率Pを制御することができることがわかる。

    【0023】いま、ゲート電圧がV g1であるときとV g2
    であるときとのトンネル透過率の比をRとすると、これは R〜exp[2L(2m e1/2 {(V 0 −ΔE(V g1 )) 1/2 −(V 0 −ΔE(V g2 )) 1/2 }/(h/2π)] (3) のように表される。 ここで、典型的な例として、i型A
    lGaAs層2およびn型AlGaAs層3がそれぞれi型Al 0.4 Ga 0.6 As層およびn型Al 0.4 Ga
    0.6 As層である場合を考えると、L〜10nm、m e
    〜0.10m 0 (ただし、m 0は電子の静止質量)、V
    0 〜0.3eV、ΔE(V g1 )〜0.1eVとして、Δ
    E(V g2 )を変調したときには、 ΔE(V g2 ) R 0.15eV 7.1 0.20eV 71.7 0.25eV 1482.9 のようにトンネル透過率の比Rを変調することができる。 すなわち、ゲート電圧V gにより、量子細線QW間のトンネル透過率の比Rを3桁もの範囲で変調することができることがわかる。

    【0024】以上のように、この第1実施例によれば、
    複数の量子細線QWのそれぞれの一端面に電子供給層としてのn型AlGaAs層3を介して設けられたゲート電極Gにゲート電圧V gを印加することにより量子細線QW中の電子のz軸方向の閉じ込めによるエネルギー上昇分ΔE z (V g )を変調して量子細線QW間のトンネル透過率Pを変調することにより、量子細線QW間のトンネル結合の強度を変調することができる。 そして、このように量子細線QW間のトンネル結合の強度を変調することができることから、例えば、量子細線QW間で電子を量子力学的トンネリングにより伝導させて電子分布を変化させることにより情報処理を行う場合、多様な情報処理を行うことができる。

    【0025】なお、量子細線QWが周期的に配列されているとすると、この人工的な周期構造によりサブバンドが形成されるが、このサブバンドの幅は量子細線QW間のトンネル結合の強度に比例する。 従って、ゲート電圧V gでこのトンネル結合の強度を変調することにより、
    図7に示すように、サブバンドの変調が可能となる。 このサブバンド変調により電子や正孔の有効質量も変わるため、このサブバンド変調技術は、例えば速度変調型トランジスタへの応用が可能である。

    【0026】次に、この発明の第2実施例について説明する。 この第2実施例においては、ペトロフ(Petroff)
    らにより提案され、実験的にも確認されている縦型超格子の形成方法(Appl. Phys. Lett. 45(1984)620)を利用して第1実施例による量子素子と同等な構造の量子素子を製造する場合について説明する。

    【0027】すなわち、この第2実施例においては、図8に示すように、低指数面から微小度オフした、原子ステップが互いに平行に存在する主面を有する半絶縁性GaAs基板11上に、例えばMOCVD法により、供給する原料ガスの成分を調節しながら、i型AlGaA
    s層12、i型GaAs層13およびi型AlGaAs
    層14を必要な層数だけ繰り返しエピタキシャル成長させ、z軸方向に延びるAlGaAs/GaAsヘテロ接合による量子細線QWを形成する。

    【0028】次に、このようにして形成された量子細線QWを例えばRIE法により、図9に示すように、z軸方向に対して斜めにエッチングする。

    【0029】次に、図10に示すように、少なくともこの斜めにエッチングされた面上にn型AlGaAs層1
    5をエピタキシャル成長させた後、この斜めの部分のn
    型AlGaAs層15上にゲート電極Gを形成する。 これによって、第1実施例による量子素子と実質的に同等な構造を有する量子素子が完成される。

    【0030】次に、この発明の第3実施例による量子素子について説明する。

    【0031】図11に示すように、この第3実施例による量子素子においては、例えば半絶縁性のGaSb基板21上に、ゲート電極として用いられるn型InAs層22が形成され、このn型InAs層22上に実質的に絶縁層であるp -型AlSb層23が形成されている。
    そして、このp -型AlSb層23上に、量子井戸部を構成する細線状のi型InAs層24が複数配列されている。 図示は省略するが、これらのi型InAs層24
    の間の部分は例えばi型AlGaAs層により埋められる。

    【0032】この第3実施例による量子素子においては、例えば、図11中上側から、選択されたi型InA
    s層24に光を入射させて電子−正孔対を生成することにより入力を行うことができる。 この場合、この電子−
    正孔対のうちの電子を量子細線QW間で量子力学的トンネリングにより伝導させて電子分布を変化させることにより、情報処理を行うことができる。

    【0033】以上、この発明の実施例について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。

    【0034】例えば、上述の第1実施例および第2実施例におけるn型AlGaAs層3の代わりに絶縁層であるi型AlGaAs層を用いてもよく、さらにはこのn
    型AlGaAs層3やi型AlGaAs層を設けず、量子細線QWの一端に間隔をおいてゲート電極Gを設けるようにしてもよい。

    【0035】さらに、上述の第1実施例および第2実施例においては、AlGaAs(障壁層)/GaAs(井戸層)ヘテロ接合により量子細線QWを形成しているが、このAlGaAs/GaAsヘテロ接合の代わりに例えばGaSb(障壁層)/InAs(井戸層)ヘテロ接合により量子細線QWを形成してもよい。

    【0036】

    【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、複数の柱状の量子井戸部の一端に間隔をおいて設けられた制御電極に電圧を印加して量子井戸部の軸方向の電子の閉じ込めの強さを変調することにより、量子構造間のトンネル結合の強度を変調することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】この発明の第1実施例による量子素子を示す斜視図である。

    【図2】この発明の第1実施例による量子素子の製造方法を説明するための断面図である。

    【図3】この発明の第1実施例による量子素子の製造方法を説明するための断面図である。

    【図4】この発明の第1実施例による量子素子の製造方法を説明するための断面図である。

    【図5】この発明の第1実施例による量子素子の動作を説明するためのエネルギーバンド図である。

    【図6】この発明の第1実施例による量子素子の動作を説明するためのエネルギーバンド図である。

    【図7】この発明の第1実施例による量子素子におけるサブバンドの変調を説明するためのエネルギーバンド図である。

    【図8】この発明の第2実施例による量子素子の製造方法を説明するための斜視図である。

    【図9】この発明の第2実施例による量子素子の製造方法を説明するための斜視図である。

    【図10】この発明の第2実施例による量子素子の製造方法を説明するための斜視図である。

    【図11】この発明の第3実施例による量子素子を示す断面図である。

    【符号の説明】

    1 i型GaAs層 2 i型AlGaAs層 3 n型AlGaAs層 QW 量子細線 G ゲート電極 11 半絶縁性GaAs基板 12、14 i型AlGaAs層 13 i型GaAs層

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