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Floating melting apparatus

阅读:722发布:2021-05-28

专利汇可以提供Floating melting apparatus专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To reduce a cost by reducing a Joule loss generated in a coil conductor in which a high frequency current flows and decreasing capacities of a coil cooler and a high frequency power source.
CONSTITUTION: A current flows in an opposite direction to that of a coil 3 by an electromagnetic induction on an outer peripheral surface 14, a current is concentrated on an opposed surface 34 opposed thereto due to a skin effect to form a current concentrating part 32. The surface 34 opposed to a crucible of a conductor 30 of the coil 3 is disposed in parallel with the surface 14 of the crucible 1 thereby to increase a sectional length of the part 32 to substantially increase the sectional area of the part 32 in which the current flows and to decrease a current density, thereby reducing a generating amount of Joule loss. Thus, capacities of the cooler of the coil 3 and an inverter as a high frequency power source can be reduced to decrease its cost.
COPYRIGHT: (C)1994,JPO&Japio,下面是Floating melting apparatus专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】上に開いた漏斗状部を有し良導電性金属からなるるつぼと、このるつぼの外径側に配置され高周波電流が流されるコイルとを備えた浮揚溶解装置において、コイルを構成する導体のるつぼに対向する面が、るつぼの外径面に平行であることを特徴とする浮揚溶解装置。
  • 【請求項2】導体の断面形状が長方形であり、その1つの面がるつぼの外径面に平行であることを特徴とする請求項1記載の浮揚溶解装置。
  • 【請求項3】導体の断面が長方形の一辺を円弧状にした形状であり、この円弧の辺に対向する直線の面がるつぼの外径面に平行であることを特徴とする請求項1記載の浮揚溶解装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】この発明は、良導電性金属からなるるつぼの外径側に高周波電源で供給される電流が流されるコイルが設けられ、金属などの被溶解物を入れてこれをるつぼから浮揚させ、その状態で溶解する浮揚溶解装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】図3はるつぼが冷されるコールドクルーシブルと呼ばれる浮揚溶解装置の縦断面図である。 この図において、浮揚溶解装置はるつぼ1、コイル3A及び図示しない高周波電源や冷却装置などからなっていて、図示のようにるつぼ1は複数のセグメント10に分割されている。 セグメント10は銅などの良導電性の金属からなっている。 この図では手前のセグメント10を取り除いてある。 隣同士のセグメント10の間には間隙があって図示しない絶縁物が挿入されて隣合うセグメント10同士が接触しないようにしてある。 セグメント1
    0には後述するように50kHz 程度の高周波電流が流れて大きなジュール熱が発生して温度が上昇するので、後述するように中に冷却孔が設けられていて出入口である41,42を介して冷却水が流される。 前述の名称の「コールド」は冷却のためにるつぼ1の温度が低い状態で使用されるからであり「クルーシブル」とは「るつぼ」の英単語である。 それぞれのセグメント10は下部で絶縁架台5に止めピン51で固定されている。

    【0003】コイル3Aは中に冷却孔31が設けられた一辺が10mmレベルの大きな断面積の長方形の導体30
    Aが巻回されてなっていて、図では3ターンからなり、
    るつぼ1の外形側形状に合わせてそれぞれのターンを構成する導体30Aの半径が変えられている。 るつぼ1は図示のように下が半径の小さな管状部11とその上に向かって広がる漏斗状部12とからなっている。 コイル3
    Aに高周波電流が流れると、セグメント10内に誘導電圧が発生し水平断面内を巡回する渦電流が流れる。 そして、コイル3Aに対向する側の外径面13ではコイル3
    の電流とは逆の方向に流れ、これに伴って内径側にはコイル3Aと同じ方向の電流が流れる。 このセグメント1
    0の内径側に流れる電流によってるつぼ1内に高周波磁界が発生するが、その分布は管状部11で絞られ漏斗状部12で上に向かって拡散する分布となる。 漏斗状部1
    2内に金属があると、漏斗状部12内の磁界によって金属内に渦電流が発生し、この渦電流と漏斗状部12内の磁界との電磁作用によって上向きの電磁が働き、この電磁力が金属の自重を上回ると浮き上がる。 と同時に、
    渦電流によるジュール熱で金属は加熱され、浮揚した状態では冷却効果が悪いことも手伝って、溶解温度を越えて溶解しその状態で浮揚する。 このような状態では浮揚溶解している金属にるつぼ1の材料などの異種金属が混入する恐れがないことから純度の高い溶解金属を生成することができるので、これを図示しない別の装置を用いて鋳型に流し込むことによって純度の高い良質な製品を製造することができるという特長を持っている。 このような浮揚溶解による鋳造が適用される金属には、チタニウム、シリコンなどがある。

    【0004】浮揚溶解装置では、直径が20cm程度のるつぼ1のコイル3Aに100kw近い電力を供給して分レベルの短時間に金属の浮揚状態で溶解させるものなので、導体3Aの電流密度は非常に大きな値に設定して寸法が大きくならないようにしている。 したがって、コイル3Aが発生する熱は非常に大きいのでこれを冷却するためには冷却効率の最も優れた水冷が採用される、コイル3Aに設けられた後述の冷却孔に冷却水が流されて冷却される。

    【0005】図4は図3のセグメント10の断面図であり、その中を下から上に貫通する冷却孔43が設けられていて、前述の出入口41,42につながっていて冷却水が流される。 図5はコイル3Aを構成する導体30A
    の中を流れる電流の分布を説明するための断面図である。 この図において、コイル3Aに流れる電流によって生ずる磁束分布を磁束線100でその概略を示してある。 図示のように、導体30Aのるつぼ1側の表面近傍に沿って磁束線13が通る傾向がある。 導体30Aの中を流れる電流はよく知られている表皮効果と呼ばれている現象によって、電流が反対方向に流れる導体に近い側に電流が偏った分布になる。 図の電流集中部32Aはるつぼ1に面する側に電流が集中して電流密度が大きくなっている断面部を表し、その他の断面部である電流排除部33Aでは電流が殆ど流れない断面部を表している。
    実際には電流密度は連続的に変化しているので電流集中部32Aと電流排除部33Aの境界がはっきりしている訳ではなく、この図はあくまでも模式的な表現である。
    ちなみに、導体30Aに電気銅が使用された場合、浸透深さは0.5mm程度であり、導体30Aの断面寸法に比べてはるかに小さな値である。

    【0006】るつぼ1の斜めの外径面13に対して導体30Aは1つの部が対向して配置されているために、
    この角部に電流が集中して電流集中部32Aの断面積が小さい。 したがって、同じ電流値に対してジュール損が大きくなるという問題がある。 ただ、導体30Aの内径側は同一半径なので、断面が階段状で順次半径が変わる巻枠を用いて巻回すれば、導体30Aをよじることなく巻回することができるので、巻回作業が容易であるとともに、あらかじめ被覆絶縁を施した導体30Aを用いて巻回することが可能である。

    【0007】図6は導体の断面形状が円の場合の電流の分布の説明図である。 この図において、導体30Bは円形なのでるつぼ1の辺13に対向する側は円形となるので、電流の集中が緩和され電流集中部32Bの面積が図5の電流集中部32Aに比べて大きくなるので、ジュール損が小さくなる。 また、巻回作業においては図5のコイル3Aと同様によじることなく巻回することができしたがってあらかじめ被覆絶縁を施しておくことも可能である。

    【0008】

    【発明が解決しようとする課題】前述のように、るつぼ1の漏斗状部12の外径側に従来の巻回法で巻回したコイル3Aを配置するとき、コイル3Aを構成する導体の角部がるつぼ1の斜めの外径面13に対向するので、表皮効果によって導体の前述の角部近傍に電流が集中する電流集中部32Aの断面積が小さく、結果的にコイル3
    Aに流れる電流によるジュール損が大きくなってコイル3を冷却するための冷却装置の容量が大きくなるばかりでなく、ジュール損分はコイル3から投入する高周波電力に加算されるものなので、投入電力が増大することによる高周波電源容量が大きくなるためにコストアップにつながるという問題がある。 図6に示すように、導体断面形状を円形にし導体30Bを使用したコイル3Bの場合は、図5の断面形状が長方形の導体30Aに比べて幾分なりと改善されるが充分ではない。

    【0009】この発明の目的はこのような問題を解決し、コイル導体に生ずるジュール損を低減することのできる浮揚溶解装置を提供することにある。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、この発明によれば、上に開いた漏斗状部を有し良導電性金属からなるるつぼと、このるつぼの外径側に配置され高周波電流が流されるコイルとを備えた浮揚溶解装置において、コイルを構成する導体のるつぼに対向する面が、るつぼの外径面に平行であるものとし、また、導体の断面形状が長方形であり、その1つの面がるつぼの外径面に平行であるものとし、また、導体の断面が長方形の一辺を円弧状にした形状であり、この円弧の辺に対向する直線の面がるつぼの外径面に平行であるものとする。

    【0011】

    【作用】この発明の構成において、コイルの導体のるつぼの外径面に対向する面をるつぼの外径面に平行にすることによって、電磁誘導作用によってコイル導体の電流とは反対方向に電流が流れるるつぼの外径面対向する導体の面に表皮効果によって電流が集中し電流集中部を形成するが、この電流集中部の断面の表面に沿う長さが長くなって電流集中部内の電流密度が低減されてジュール損の発生量が低減する。

    【0012】また、導体の断面形状を長方形として、その1つの面をるつぼの外径面に平行にすることによって前述と同じ作用が生ずる。 また、るつぼに対向する直線の面とは別の面の断面が円弧状の導体を使用してよい。

    【0013】

    【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
    図1はこの発明の実施例を示す断面図であり、図3と同じ部材には共通の符号を付けて詳しい説明を省く。 この図において、コイル3を構成する導体30は長方形断面をしており、その断面の1つの辺である対向面34をるつぼ1の断面の外形側の外径面13に平行になるように導体30を配置してある。

    【0014】図2は図1のコイル3を構成する導体30
    の中を流れる電流の分布を説明するための断面図であり、前述の図5や図6と類似である。 この図において、
    導体30の断面の1つの辺となる対向面34がるつぼ1
    の外径面13に平行になるようにそれぞれのターンを構成する導体30が配置されているために、電流集中部3
    2は対向面34に一様に分布する。 磁束線100も導体30とるつぼ1との間の空間を略一様にかつそれぞれの辺13,34に平行に通る分布となる。 その結果、電流集中部32の断面積が大きくなるのでジュール損は図5
    のコイル3Aは勿論図6のコイル3Bに比べても大幅に低減する。

    【0015】コイル3を製作するには、前述のコイル3
    Aのように、単にターンごとに半径を変えて巻回するだけではなく、導体30を所定の角度だけ傾けた状態で巻回する必要がある。 これに使用する巻枠は円錐状のものが妥当であり、その表面に導体30の1つの面が密着するように巻回する。 このとき導体30にはよじりの力を加える必要がある。 巻枠が円錐状なので各ターンの半径寸法も変化する。 導体30の断面寸法は10mm角程度なので、このように円錐形の巻枠に密着させるためによじる変形を与えながら巻回するのは常温では困難であり、
    バーナーで加熱して柔らかくしながら巻回する必要がある。 そして巻回後常温に戻ったときには図1に示すような形に巻き癖が付いた状態になるので、これに絶縁被覆を施し図示しない所定の固定具に取付けることでコイル3として完成したことになる。

    【0016】図1、図2では導体30を正方形の中央に冷却孔31を設けた断面形状として図示してあるが、これにこだわるものではない。 るつぼ1に面する側の対向面34が直線であれば他の辺の形状は本質的には任意である。 実際に大電流を流し冷却孔31を持つ導体として、図示のような正方形を含む長方形のものが実用されており、また、電流集中部32とは反対側の2つの角を落として丸みを持たせた形状のものも大容量の誘導炉用コイルなどに使用されている。 前述のように、電流集中部32の厚みは1mm以下なので、その他の導体30の断面部である電流排除部33は電流の通路としては必要ではなく冷却孔34を設けるためにあると言ってもよく、
    この電流排除部33の形状をこの発明によって制約されることはない。 ただ、対向面34の長さをなるべく大きくするためには対向面34の幅と導体30Aの最大幅とを実質的に一致せるのが妥当である。

    【0017】

    【発明の効果】この発明は前述のように、コイルに高周波電流が流れると、るつぼを構成するセグメントには電磁誘導作用によってその表面に電流が流れ、コイル導体と対向するるつぼの外径面にはコイルとは反対方向に電流が流れる効果によって電流が集中し電流集中部を形成するが、コイルの導体のるつぼに対向する面がるつぼの外径面に平行になるように導体を配置することによって、この電流集中部の断面長さが長くなって実質上の電流が流れる電流集中部の断面積が大きくなって電流密度が小さくなりジュール損の発生量が低減するという効果が得られる。 この損失が低減することによってコイルの冷却装置が小さくてよくなるとともに、投入する電力も減ることになり、その分高周波電源としてのインバータの容量が小さくすることができることによるコストダウンが計られる。

    【0018】また、導体の断面形状を長方形として、その1つの面をるつぼの外径面に平行に配置すること、また、るつぼに対向する直線の面とは別の面の断面が円弧状の導体を使用することによっても前述と同じ効果を得ることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】この発明の実施例を示す浮揚溶解装置の縦断面図

    【図2】図1のコイル導体の中の電流分布を説明のための断面図

    【図3】従来の浮揚溶解装置の縦断面図

    【図4】図3のセグメントの断面図

    【図5】図3のコイル導体の中の電流分布を説明するための断面図

    【図6】導体の断面形状が円の場合の導体の中の電流分布を説明するための断面図

    【符号の説明】

    1 るつぼ 12 漏斗状部 13 外径面 3 コイル 30 導体 32 電流集中部 33 電流排除部 34 対向面

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻谷 和之 東京都目黒区中目黒2丁目3番12号 科学 技術庁金属材料技術研究所内 (72)発明者 渡邉 敏昭 東京都目黒区中目黒2丁目3番12号 科学 技術庁金属材料技術研究所内 (72)発明者 岩崎 智 東京都目黒区中目黒2丁目3番12号 科学 技術庁金属材料技術研究所内 (72)発明者 山崎 素央 浜松市半田町4937−3 (72)発明者 森田 公 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 武 達男 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 藤田 満 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

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