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Low safa puff pastry fat

阅读:879发布:2021-02-15

专利汇可以提供Low safa puff pastry fat专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide the subject fat capable of showing an excellent behavior as an accumulating fat by including a liquid oil and a triglyceride in a specific rate without damaging the structurizing characteristic, and decreasing the content of a highly saturated triglyceride. SOLUTION: The subject fat contains (A) 70-85 wt.% liquid oil (preferably, a sunflower oil and an olive oil) and (B) >= 15 wt.% (H2 M+H3 ) triglyceride (H is a 16-24C saturated fatty acid; M is a 6-14C saturated fatty acid), and is a fat blend having =150 g S20 (Stevens hardness at 20 deg.C) and >1 wt.% total content of arachidic acid and behenic acid.,下面是Low safa puff pastry fat专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 70乃至85重量%、好ましくは75乃至80重量%の液状油と、15重量%以上、好ましくは15重量%超又は15乃至30重量%の(H 2 M+H 3
    トリグリセリド(ここで、Hは、16乃至24の炭素原子を有する飽和脂肪酸であり、Mは、6乃至14の炭素原子を有する飽和脂肪酸である)を含む脂肪ブレンドであって、SAFA含量(これは、存在する脂肪酸総量中の飽和及びトランス脂肪酸の総量の割合である)は、5
    0重量%未満、好ましくは40重量%未満、最も好ましくは33重量%以下であり、N 35 (これは、非安定化脂肪について、35℃でNMRパルスによって測定した脂肪の固体脂含量である)は、35未満、好ましくは30
    未満、最も好ましくは27未満であり、N 20 (これは、
    非安定化脂肪について、20℃でNMRパルスによって測定した脂肪の固体脂含量である)は、15乃至40、
    好ましくは17乃至30、最も好ましくは18乃至28
    であり、S 20 (これは、20℃におけるスティーブンス硬度を示す)は、150g以上、好ましくは150g
    超、より好ましくは250g超、最も好ましくは300
    g超であり、総アラキジン酸及びベヘン酸含量(これは、ブレンド中の(H 2 M+H 3 )成分、特にH 3成分の存在によって制御される)は、1重量%超、好ましくは3重量%超、最も好ましくは5重量%超である、脂肪ブレンド。
  • 【請求項2】 請求項1の脂肪ブレンドであって、脂肪ブレンドが、5重量%未満、特に2.5重量%未満のS
    2 Uトリグリセリド(ここで、Sは16乃至18の炭素原子を有する飽和脂肪酸残基であり、Uは不飽和脂肪酸残基である)を含む、脂肪ブレンド。
  • 【請求項3】 請求項1又は2の脂肪ブレンドであって、脂肪ブレンドが、(S 15 −S 25 )/S 20 (ここで、
    15 、S 20 、及びS 25は、それぞれ、15℃、20℃、
    及び25℃におけるスティーブンス硬度である)が−1
    乃至+1、特に−0.5乃至+0.5であるような硬度特性を示す、脂肪ブレンド。
  • 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1請求項の脂肪ブレンドであって、液状油が、5未満のN 5 (ここで、N 5は、非安定化脂肪について、5℃でNMRパルスによって測定した脂肪の固体脂含量である)を示し、
    好ましくは、ヒマワリ油、高オレインヒマワリ油、オリーブ油、大豆油、菜種油、紅花油、高オレイン紅花油、
    トウモロコシ油からなる群から選択される、脂肪ブレンド。
  • 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1請求項の脂肪ブレンドであって、脂肪ブレンドが150乃至800
    gのS 20を示す、脂肪ブレンド。
  • 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1請求項の脂肪ブレンドであって、150g以上のS 20が、より低いS 20を有する脂肪ブレンドの後処理の結果として得られた値である、脂肪ブレンド。
  • 【請求項7】 パフペストリー脂肪組成物であって、4
    0乃至100重量%の脂肪及び残部の水及び添加剤(脂肪の機能性をさらに改良するための成分を含む)を含み、ここにおいて脂肪相の70重量%超が、請求項1乃至6の脂肪ブレンドからなる、パフペストリー脂肪組成物。
  • 【請求項8】 脂肪相を含むパフペストリーであって、
    脂肪相が、請求項7のパフペストリー脂肪組成物である、パフペストリー。
  • 【請求項9】 請求項7の組成を有するパフペストリー脂肪組成物を製造する方法であって、60乃至80℃の温度において脂肪組成物の成分からプレミックスを製造し、それから、冷却ユニット(A−ユニット)の後、1
    0℃未満、好ましくは5℃未満、最も好ましくは0℃未満の温度が得られ、かつ、晶析ユニット(C−ユニット)の後、制御されずに上昇した出口温度が適用されるように、冷却ユニット及び晶析ユニットの配列を用いてプレミックスを冷却し、かつ晶析させる、方法。
  • 【請求項10】 請求項7の組成を有するパフペストリー脂肪組成物を製造する方法であって、スプリット・ストリーム・クリスタリゼーション・プロセス(別流結晶化プロセス、SSCP)を使用して、混合及び請求項9
    の方法に従う加工の前に、脂肪ブレンドの高溶融(N 35
    >20)及び中間溶融(N 35 <10)部分を別々に晶析させ又は冷却し(ここにおいて、水相は好ましくは高溶融脂肪相と予め混合されている)、その後、請求項9の方法と同様の冷却方法(ここにおいて、中間溶融相は、
    A及びCユニットにおいては冷却されず、好ましくは、
    高速度のCユニットを使用し、液状で、適度の温度において混合される)を行う、方法。
  • 【請求項11】 請求項9の方法において、0.1乃至100kg/時の処理量が適用される、方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、SAFA含量の少ない脂肪ブレンド、当該脂肪ブレンドを含むパフペストリー脂肪組成物及びその製造方法、及びパフペストリーに関する。

    【0002】

    【従来の技術】本願発明者らの特許出願である国際公開第94/19953号において、本願発明者らは、パフペストリー又はドゥーの一部として使用することが可能なベーカリー脂肪を開示している。 この脂肪は5乃至50重量%
    のS 2 Uトリグリセリド、35重量%より多くの(U 2
    +U 3 )トリグリセリド、0乃至37重量%のS 3トリグリセリドを含んでおり、一方、そのSAFA含量は40
    重量%未満、そのトランス含量は5重量%未満であり、
    かつ、その脂肪は20℃において10より大きい固体脂含量(非安定化、NMRパルス)を示す。 飽和脂肪酸残基Sは、12乃至24の炭素原子を含む。

    【0003】上記の脂肪は、ドゥーに使用する場合には良好に挙動するものの、一つの主な欠点を未だに有する。 すなわち、その脂肪はパフペストリー脂肪に最適の硬度を付与しない。 これは、低いSAFA含量を有する構造化脂肪成分が十分に存在しないためである。 さらに、その脂肪は、非常に温度に依存する硬度を示す。 最適な使用のためには、ペストリーが製造される場合の温度範囲、すなわち、約15乃至30℃において、脂肪がほぼ一定の硬度を示すことが理想的である。 このような脂肪では、パフペストリーが製造される場所の温度が規制されることがなく、その脂肪を、種々の国々、又は一つの国における種々の季節に存在する全ての異なる温度条件下で使用することが可能である。 国際公開第94/199
    53号の開示の他の制限的要素は、例えば実施例3における場合のように、脂肪組成物中にベヘン酸が存在するならば、そのベヘン酸は、S 2 U及び/又はSU 2脂肪の一部として組成物中に組み込まれていることである。

    【0004】国際公開第95/30366号より、以下の脂肪酸組成、すなわち、 C 12 :9乃至45%、 C 14 :1乃至5%、 C 16 :3乃至7%、 C 18 :>40%、 その他合計:≦10% を有し、一方、トリグリセリド分布が、 H 3 :0乃至35%、 HHM:20乃至80%、 MHM:10乃至60%、 M 3 :0乃至10% である、十分に硬化された脂肪である脂肪組成物が周知である。

    【0005】これらの脂肪はスプレッドに使用するために開発された。 これをパフペストリーに使用することに関しては、全く開示されていないが、これは、スプレッド用の脂肪及びパフペストリー用の脂肪は、特に、wr
    t硬度に関して、完全に異なる要求を満たさなければならないためであると理解され得る。

    【0006】実施例4には、ハードストック脂肪が、9
    又は82%の量の液状油とブレンドされ得ることが開示されている。 実施例4に開示されている脂肪組成物(すなわち、91%のハード脂肪及び9%の液状油のブレンド又は18%のハード脂肪及び82%の液状油のブレンド)の脂肪酸組成物等を計算してみると、実施例4で得られる脂肪ブレンドが本発明の脂肪の要求を満たしていないことがわかる。 例えば、そのC 20+の飽和脂肪酸含量は低すぎ、及び/又は、その液状油含量は高すぎ、及び/又は、そのH 2 M+H 3含量は低すぎる。

    【0007】従って、本発明の脂肪組成物は、この刊行物の開示事項から判断すると、新規である。 この国際公開第95/30366号の脂肪又は脂肪ブレンドの適用は、本発明とは異なるため、この刊行物は、上に述べた問題を解決する方法を何ら教示しない。

    【0008】本願発明者らの国際公開第93/24017号に従って、以下の成分、すなわち、 A. 5.5乃至95重量%の(H 2 M+M 2 H)(ここで、Hは、少なくとも16の炭素原子を有する飽和脂肪酸を意味する)、 B. 0乃至94.5重量%の液状油、及び、 C. 0乃至94.5重量%の、N 20が15より大きい脂肪 を含み、但し、(B+C)の総計が0より大きい脂肪混合物であって、15乃至55のN 20及び2乃至30のN
    30を示す、クッキーのドゥーの脂肪が製造され得る。 上記の配合の結果、ベヘン酸が脂肪組成物中に存在する場合、ベヘン酸は、H 2 M+M 2 H成分の一部となり得る。
    さらに、本願発明者らの新規な発明の組成に最も近い実施例、すなわち、実施例6及び7は、30%のH 2 M+
    2 H及び70%のパームオレイン画分のブレンドであって、約61重量%のSAFA含量を有するブレンドを開示しているが、このSAFA含量は、健康的な脂肪ブレンドと看されるものに対する近年の要求からみると著しく高すぎる。 さらに、この刊行物からは、その脂肪をパフペストリーの目的に使用することについては、何も見出され得ない。

    【0009】本願発明者らの国際公開第95/07619号において、本願発明者らはスプレッドに使用するのに適する健康的な脂肪を開示している。 その脂肪は5乃至45重量%のS 2 Uトリグリセリド、0乃至60重量%のSU 2
    トリグリセリド、5乃至95重量%のU 3トリグリセリド、及び0乃至8重量%のS 3トリグリセリドを含む(ここにおいて、Sは16乃至24の炭素原子を有する飽和脂肪酸であり得る)。 この国際公開第95/07619号の組成物は、35%未満のSAFA含量及び12乃至30
    のN 5 、7未満のN 35 、及び、10未満のN 5 −N 20を示す。 さらに、脂肪は5%未満のジグリセリドを含有し、
    かつ、(C 18乃至C 24 )/C 16比が少なくとも0.3である。

    【0010】ベヘン酸を含みかつ使用し得る成分として、BOO、BOB、BBO、BBLn、BLnB、P
    BLn、PBOなどが示されている。 有用な脂肪酸ブレンドが記載されている表には、BLnB及びBOBとしてベヘン酸を含む脂肪のみが示されている。

    【0011】この刊行物には、その脂肪をパフペストリー脂肪として使用することに関する示唆は見受けられない。 さらに、その組成物は、最少量のS 2 U成分が存在することを要求しているが、脂肪の硬度については何も示唆していない。 しかし、スプレッド脂肪としての使用が意図されているために、これらの脂肪の硬度は幾分低い、すなわち、少なくとも積層脂肪(laminating fat)
    としての使用には不適なレベルであると考えるべきである。

    【0012】ベヘン酸を適量含む脂肪は、さらに、本願発明者らの特許出願である国際公開第95/14392号及び欧州特許第688,505号の一部である。 しかし、これらの脂肪は、積層の目的のために使用されることはない。

    【0013】

    【発明が解決しようとする課題】従って、本願発明者らは、比較的低いSAFA含量を示し、そして良好な構造化特性(硬度が良好な基準となる)を示す、卓越する積層特性を有する積層脂肪を発見するために、研究を行った。 SAFA含量を低下させるため、脂肪は、より少量の高SAFA脂肪成分を含むことが必要である。 しかし、これらの成分は、要求される構造化特性を得るために、必須であると考えられていた。 従って、構造化特性を損なうことなく、高飽和トリグリセリドの含量を減少させなければならないため、当業者は苦境に立っていた。

    【0014】

    【課題を解決するための手段】本願発明者らは、上記の問題を解決した。 この解決は、基本的には、アラキジン酸及びベヘン酸、特にベヘン酸のような長鎖脂肪酸(その基(ラジカル)がAと略される、アラキジン酸、及びその基(ラジカル)がBと略されるベヘン酸)を、本発明のトリグリセリドに最少量で使用すること、そして、
    これらのアラキジン酸及びベヘン酸を(H 2 M+H 3 )トリグリセリドタイプのトリグリセリドに組み入れることにより、比較的SAFA含量が低い脂肪であって、同時に積層脂肪としても非常に良好な挙動を示し、かつ、
    (S 15 −S 25 )/S 20で表わされる硬度の平坦さも有する脂肪が得られ得ることにある。

    【0015】従って、本発明の第一の態様は、脂肪ブレンドに関する。 その脂肪ブレンドは、70乃至85重量%、好ましくは75乃至80重量%の液状油と、15重量%以上、好ましくは15重量%超又は15乃至30重量%の(H 2 M+H 3 )トリグリセリド(ここで、Hは、
    16乃至24の炭素原子を有する飽和脂肪酸であり、M
    は、6乃至14の炭素原子を有する飽和脂肪酸である)
    を含む脂肪ブレンドであって、SAFA含量(これは、
    存在する脂肪酸総量中の飽和及びトランス脂肪酸の総量の割合である)は、50重量%未満、好ましくは40重量%未満、最も好ましくは33重量%以下であり、N 35
    (これは、非安定化脂肪について、35℃でNMRパルスによって測定された脂肪の固体脂含量である)は、3
    5未満、好ましくは30未満、最も好ましくは27未満であり、N 20 (これは、非安定化脂肪について、20℃
    でNMRパルスによって測定された脂肪の固体脂含量である)は、15乃至40、好ましくは17乃至30、最も好ましくは18乃至28であり、S 20 (これは、20
    ℃におけるスティーブンス硬度を示す)は、150g以上、好ましくは150g超、より好ましくは250g
    超、最も好ましくは300g超であり、総アラキジン酸及びベヘン酸含量(これは、ブレンド中の(H 2 M+
    3 )成分、特にH 3成分の存在によって制御される)
    は、1重量%超、好ましくは3重量%超、最も好ましくは5重量%超である、脂肪ブレンドである。 また、その脂肪ブレンドは、70乃至85重量%、好ましくは75
    乃至80重量%の液状油、15重量%超、好ましくは1
    5乃至30重量%の(H 2 M+H 3 )トリグリセリドを含み、このブレンドは、50重量%未満、好ましくは40
    重量%未満、最も好ましくは33重量%以下のSAFA
    含量、35未満、好ましくは30未満、最も好ましくは27未満のN 35 、15乃至40、好ましくは17乃至3
    0、最も好ましくは18乃至28のN 20 、150g超、
    好ましくは250g超、最も好ましくは300g超である、20℃におけるスティーブンス硬度(=S 20 )を示し、このブレンドは、1重量%超、好ましくは3重量%
    超、最も好ましくは5重量%超である総アラキジン酸及びベヘン酸含量を有し、この総アラキジン酸及びベヘン酸含量は、ブレンド中のH 2 M+H 3成分、特にH 3成分の存在によって制御され、Hは16乃至24の炭素原子を有する飽和脂肪酸であり、Mは6乃至14の炭素原子を有する飽和脂肪酸であり、SAFAは、存在する脂肪酸中の飽和脂肪酸及びトランス脂肪酸の総量であり、N
    Tは非安定化脂肪について、示された温度において、N
    MRパルスによって測定された脂肪の固体脂含量であるものである。

    【0016】N 35及びN 20 (ここで、35と20は、それぞれ温度を示し、従って、これらは、N Tと示すこともある)の測定については、次の方法が使用される。 すなわち、脂肪を80℃において溶解させ、それを0℃へ冷却し、1時間0℃で保存し、測定温度(N 35の場合は、35℃、N 20の場合は20℃)まで加熱し、その温度で1/2時間保存する。 スティーブンス硬度として定義される硬度は、スティーブンス−LFRAテクスチャーアナライザー(Stevens-LFRA Texture Analyzer)
    (英国、ダンモアの、スティーブンス アドバンスト ウエイニング システムズ(Stevens Advanced Weighing S
    ystems)の製品)で、直径4.4mmのシリンダーを使用し、10mmの針入深度に設定し、及び2.0mm/
    秒の針入速度で「標準」で操作して測定する。

    【0017】本発明の第二の態様は、40乃至100重量%の脂肪及び残部の及び添加剤(脂肪の機能性をさらに改良するための成分を含む)を含むパフペストリー脂肪組成物であって、ここにおいて、脂肪相の70重量%超が、本発明の第一の態様の脂肪ブレンドからなる、
    パフペストリー脂肪組成物に関する。 本発明第三の態様は、脂肪相を含むパフペストリーであって、脂肪相が本発明第二の態様のパフペストリー脂肪組成物を含むパフペストリーに関する。 本発明第四の態様は、本発明第二の態様のパフペストリー脂肪組成物を製造する方法であって、60乃至80℃の温度において脂肪組成物の成分からプレミックスを製造し、それから、冷却ユニット(A−ユニット)の後、10℃未満、好ましくは5℃未満、最も好ましくは0℃未満の温度が得られ、かつ、晶析ユニット(C−ユニット)の後、制御されずに上昇した出口温度が適用されるように、冷却ユニット及び晶析ユニットの配列を用いてプレミックスを冷却し、かつ晶析させる方法である。 本発明第五の態様は、本発明第二の態様のパフペストリー脂肪組成物を製造する方法であって、スプリット・ストリーム・クリスタリゼーション・プロセス(別流結晶化プロセス、SSCP)を使用して、混合及び本発明第四の態様の方法に従う加工の前に脂肪ブレンドの高溶融(N 35 >20)及び中間溶融(N
    35 <10)部分を別々に晶析させ又は冷却し(ここにおいて、水相は好ましくは高溶融脂肪相と予め混合されている)、その後本発明第四の態様の方法と同様の冷却方法(ここにおいて、中間溶融相は、A及びCユニットにおいては冷却されず、好ましくは、高速度のCユニットを使用し、液状で、適度の温度において混合される)を行う方法である。

    【0018】

    【発明の実施の形態】本発明の第一の態様において、実際、最良の結果は、5重量%未満、特に2.5重量%未満のS 2 Uトリグリセリドを含む脂肪ブレンドで得られた。 ここにおいて、Sは16乃至18の炭素原子を有する飽和脂肪酸残基、Uは不飽和脂肪酸残基である。

    【0019】本発明において得られる脂肪ブレンドは、
    好ましくは(S 15 −S 25 )/S 20が−1乃至+1、特に−0.8乃至+0.8、最も好ましくは−0.5乃至+0.
    5であるような硬度特性を示す。 絶対的な意味では、本発明の新規なブレンドの20℃における硬度、すなわち、S 20は、好ましくは150乃至800gである。

    【0020】本発明のブレンドは、現行の加工ラインから直接得る場合に、正確な硬度を有し得る。 しかし、加工ラインから直接得られるブレンドは、積層脂肪としての適用に要求される値よりも低い硬度(S 20 )を有することも又、可能である。 その場合、ブレンドを他の種類の製造工程にさらすことによって、脂肪の硬度を正確な(より高い)値へ調整することが可能である。

    【0021】この他の種類の製造工程は、適切なトリグリセリドの完全な結晶化を得るために、(1) 2又は3工程の晶析工程、及び/又は、(2) 晶析装置(C−ユニット)における、延長された滞留時間、及び/又は、(3)
    生産ラインを通じての、低下された温度特性、及び/又は、(4) 新鮮な生成物を、20℃において、少なくとも1週間、より好ましくは3週間超の延長された貯蔵期間にさらすこと、を含む。

    【0022】本発明の新規なブレンドに用いる液状油は、5未満のN 5を示し、好ましくは、ヒマワリ油、高オレインヒマワリ油、オリーブ油、大豆油、菜種油、紅花油、高オレイン紅花油、トウモロコシ油からなる群から選択され得る。

    【0023】前記したように、本発明は、本発明第二の態様のパフペストリー脂肪組成物、二種類の製造方法も又含む。 これらの方法では、冷却ユニット(A−ユニット)として、例えば、キサゲ面(スクレープド・サーフェイス)熱交換器が用いられる。 また、晶析ユニット(C−ユニット)では、温度制御がなされないために、
    結晶化熱及び摩擦熱の発生のために、出口温度は上昇する。 これらの方法において、実験室規模の装置では、
    1.0乃至4kg/時の総処理量が適用され得るが、パイロット・プラント規模の装置では、30乃至100k
    g/時の処理量が適用される。

    【0024】

    【実施例】以下の脂肪ブレンドを製造した:

    【0025】

    【表1】

    【0026】上記の脂肪ブレンドは以下の特性を示した。

    【0027】

    【表2】

    【0028】上記の脂肪ブレンドを、以下に示す条件が適用されたパフペストリー脂肪組成物の製造に使用した。

    【0029】組成物VIIIは、他の工程条件を適用することによって、VIII'、VIII''、VIII'''、及びVI''''としても又使用される。

    【0030】結果は以下の通りである。

    【0031】

    【表3】

    【0032】

    【表4】

    【0033】

    【表5】

    【0034】実施例IXの組成物には、以下の条件を使用するスプリット・ストリーム・プロセスが適用された。

    【0035】

    【表6】

    【0036】使用する略称の説明は、以下の通りである。

    【0037】Rp H −70=38.8%のB(ベヘン酸基)及び7.8%のA(アラキジン酸基)を含む、融点70℃の硬化された高エルカ菜種油、SF=ヒマワリ油、PO−58=融点58℃の硬化されたパーム油、i
    nEs−45=融点41℃のエステル交換されたパーム核油画分と融点58℃の硬化されたパーム油の、47:
    53の混合物、wf−inEs−mid=inEs−4
    5の二度の湿式分別の後に得られる中間画分、indi
    r SF=直接的にエステル交換されたヒマワリ油、i
    n(20 OV/80Rp H −70)=エステル交換されたオリーブ油と硬化された高エルカ菜種油、融点70
    ℃、Fat A=Rp H及びラウリン脂肪の、十分に硬化され、酵素的にエステル交換された混合物の二度の湿式分別の後の中間画分であり、25.8%のC 48 、10.
    7%のC 50及び36.8%のC 52 、残部はその他を含む。

    【0038】A=キサゲ面(スクレープド・サーフェイス)熱交換器、 B=休止管、 C=ピンローターを有する晶析器。

    【0039】他の一連の実験において、本願発明者らは、本発明の脂肪の性能を比較例の脂肪の性能と比較した。 脂肪は両方とも、8.3重量%の飽和長鎖脂肪酸(C 20 +C 22 )を含んでいた。 本発明の脂肪中に、この(C 20 +C 22 )は、H 3トリグリセリドとして組み込まれており、比較例の脂肪には、H 2 Uトリグリセリドとして組み込まれている。 このようにするためには、比較例の脂肪中の液状油の量は、65%まで低下されねばならない。 脂肪組成、その性能及び加工中に適用された条件は、以下の実施例XII及びXIIIに記載されている。 結果より、本発明の脂肪(実施例XIII)を使用することのみが、良好なペストリー脂肪をもたらすということが結論付けられ得る。

    【0040】

    【表7】

    【0041】

    【表8】

    【0042】ここで、OVはオリーブ油、RPは菜種油、Rp H −70とPO−58は前記の通りである。

    【0043】

    【表9】

    【0044】

    【表10】

    【0045】

    【発明の効果】本発明の脂肪組成物は、比較的SAFA
    含量が低いにもかかわらず、積層脂肪としても良好に挙動し、かつ、(S 15 −S 25 )/S 20で表わされる、硬度の平坦さをも有する。 製品の機能を損なうことなく、S
    AFA含量を低下させるために、これらの例においては、結果として、MUFA(一不飽和脂肪酸)及び/又はPUFA(多不飽和脂肪酸)及び他のEFA(必須脂肪酸)のレベルを十分に増大させることが可能である。
    EFAはヒトの健康に対する明白な効果が周知である。

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