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モバイル・ネットワーク・ベースのジオフェンシング

阅读:169发布:2022-11-30

专利汇可以提供モバイル・ネットワーク・ベースのジオフェンシング专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且【課題】ネットワークにおいてモバイル・デバイスのジオフェンスを管理するためのシステム、方法、コンピュータ・プログラム製品及びコンピュータ・プログラムを提供する。【解決手段】モバイル・デバイスと共に動作可能な第1のアプリケーションを含み、第1のアプリケーションは、モバイル・デバイス又はモバイル・デバイスのユーザと関連したジオフェンスを識別し、ジオフェンスを識別することに応答して、識別されたジオフェンスをネットワーク・コンポーネントに登録するように動作可能であり、ネットワーク・コンポーネントは、識別されたジオフェンスについての第1の 位置 を第1の粒度で識別し、モバイル・デバイスの位置を第2の粒度で監視し、第1の粒度は第2の粒度よりも粒子が粗く、モバイル・デバイスがジオフェンスをトリガすることに応答して、アプリケーションに通知をプッシュ配信するように動作可能であり、第1のアプリケーションは、通知を受信することに応答して、ジオフェンスと関連した操作を実施するようにさらに動作可能である、ネットワークにおいてモバイル・デバイスのジオフェンスを管理するためのシステム、方法、コンピュータ・プログラム製品、及びコンピュータ・プログラムである。【選択図】図4,下面是モバイル・ネットワーク・ベースのジオフェンシング专利的具体信息内容。

ネットワークにおいてモバイル・デバイスのジオフェンスを管理するためのシステムであって、 前記モバイル・デバイスと共に動作可能な第1のアプリケーションを含み、 前記第1のアプリケーションは、 前記モバイル・デバイス又は前記モバイル・デバイスのユーザと関連した前記ジオフェンスを識別し、 前記ジオフェンスを識別することに応答して、前記識別されたジオフェンスをネットワーク・コンポーネントに登録する、 ように動作可能であり、 前記ネットワーク・コンポーネントは、 前記識別されたジオフェンスについての第1の位置を第1の粒度で識別し、 前記モバイル・デバイスの位置を第2の粒度で監視し、前記第1の粒度は前記第2の粒度よりも粒子が粗く、 前記モバイル・デバイスが前記ジオフェンスをトリガすることに応答して、前記アプリケーションに通知をプッシュ配信する、 ように動作可能であり、 前記第1のアプリケーションは、 前記通知を受信することに応答して、前記ジオフェンスと関連した動作を実施する、 ようにさらに動作可能である、システム。前記第1のアプリケーションは、 前記識別されたジオフェンスを登録することに応答して、前記アプリケーション又はモバイル・デバイスを節電状態にする、 ようにさらに動作可能である、請求項1に記載のシステム。前記第1のアプリケーションは、 前記通知を前記受信することに応答して、前記アプリケーション又はモバイル・デバイスを前記節電状態から起動させる、 ようにさらに動作可能である、請求項2に記載のシステム。前記システムは、 前記ジオフェンスを前記ネットワークのジオフェンス・コアに登録するようにさらに動作可能な前記第1のアプリケーションをさらに含み、 前記ネットワーク・コンポーネントは、 前記ジオフェンスの前記登録を受け入れ、 前記第1の位置を前記第1の粒度で識別し、 前記識別されたジオフェンスを含む要求を、ジオフェンス・エッジ・デバイスに配信し、 前記ジオフェンス・エッジ・デバイスから警告を受信することに応答して、前記モバイル・デバイスに前記通知をプッシュ配信する、 ための前記ジオフェンス・コアと、 前記要求を受け入れ、 前記モバイル・デバイスの前記位置を前記第2の粒度で監視し、 前記モバイル・デバイスが前記ジオフェンスをトリガすることに応答して、前記ジオフェンス・コアにイベントを送信する、 ように動作可能な前記ジオフェンス・エッジ・デバイスと、 をさらに含む、前記請求項のいずれかに記載のシステム。前記ジオフェンス・エッジ・デバイスの組をさらに含み、 前記ジオフェンス・コアは、 前記第1の位置の範囲をカバーする前記ジオフェンス・エッジ・デバイスの組の各々に要求を配信するようにさらに動作可能である、請求項4に記載のシステム。前記ネットワーク・コンポーネントは、 前記識別されたジオフェンスについての前記第1の位置を第1の領域粒度で識別し、 前記モバイル・デバイスの前記位置を第2の領域粒度で監視する、 ようにさらに動作可能であり、前記第1の粒度の領域は、前記第2の粒度の領域よりも広い領域をカバーする、前記請求項のいずれかに記載のシステム。前記ネットワーク・コンポーネントは、 前記識別されたジオフェンスについての前記第1の位置を第1の時間粒度で識別し、 前記モバイル・デバイスの前記位置を第2の時間粒度で監視する、 ようにさらに動作可能であり、前記第1の時間粒度は前記第2の時間粒度よりも頻度が少ない、請求項6に記載のシステム。前記第1のアプリケーションは、前記ジオフェンスを作成するようにさらに動作可能である、前記請求項のいずれかに記載のシステム。前記第1のアプリケーションは、前記ユーザと対話するようにさらに動作可能である、前記請求項のいずれかに記載のシステム。前記第1のアプリケーションは、前記モバイル・デバイス上で動作可能である、前記請求項のいずれかに記載のシステム。前記第1のアプリケーションは、前記モバイル・デバイスと関連したサーバ・デバイス上で動作可能である、前記請求項のいずれかに記載のシステム。第2のアプリケーションをさらに含み、前記第1のアプリケーションが前記動作を実施することに応答して、前記モバイル・デバイスにメッセージを送信する、前記請求項のいずれかに記載のシステム。前記第1のアプリケーションは、前記モバイル・デバイス又は前記ユーザの第2の位置と関連した前記ジオフェンスを識別するようにさらに動作可能である、前記請求項のいずれかに記載のシステム。前記第1のアプリケーションは、前記第2の位置の変更に応答して、前記変更された第2の位置と関連したジオフェンスを識別するためのプッシュ配信要求を受信するように動作可能である、請求項13に記載のシステム。ネットワークにおいてモバイル・デバイスのジオフェンスを管理するための方法であって、 前記モバイル・デバイスと共に動作可能な第1のアプリケーションにより、前記モバイル・デバイス又は前記モバイル・デバイスのユーザと関連した前記ジオフェンスを識別するステップと、 前記ジオフェンスを識別することに応答して、前記第1のアプリケーションにより、前記識別されたジオフェンスをネットワーク・コンポーネントに登録するステップと、 前記ネットワーク・コンポーネントにより、前記識別されたジオフェンスについての第1の位置を第1の粒度で識別することと、 前記ネットワーク・コンポーネントにより、前記モバイル・デバイスの位置を第2の粒度で監視するステップであって、前記第1の粒度は前記第2の粒度よりも粒度が粗い、監視するステップと、 前記モバイル・デバイスが前記ジオフェンスをトリガすることに応答して、前記ネットワーク・コンポーネントにより、前記アプリケーションに通知をプッシュ配信するステップと、 前記通知を受信することに応答して、前記第1のアプリケーションにより、前記ジオフェンスと関連した動作を実施するステップと、 を含む、方法。前記方法は、前記識別されたジオフェンスを登録することに応答して、前記第1のアプリケーションにより、前記アプリケーション又はモバイル・デバイスを節電状態にするステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。前記方法は、前記通知を受信することに応答して、前記第1のアプリケーションにより、前記アプリケーション又はモバイル・デバイスを前記節電状態から起動させるステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。前記方法は、 前記第1のアプリケーションにより、前記ジオフェンスを前記ネットワークのジオフェンス・コアに登録するステップと、 前記ジオフェンス・コアにより、前記ジオフェンスについての前記登録を受け入れるステップと、 前記ジオフェンス・コアにより、前記第1の位置を前記第1の粒度で識別するステップと、 前記ジオフェンス・コアにより、前記識別されたジオフェンスを含む要求をジオフェンス・エッジ・デバイスに配信するステップと、 前記ジオフェンス・エッジ・デバイスから警告を受信することに応答して、前記ジオフェンス・コアにより、前記モバイル・デバイスに前記通知をプッシュ配信するステップと、 前記ジオフェンス・エッジ・デバイスにより、前記要求を受け入れるステップと、 前記ジオフェンス・エッジ・デバイスにより、前記モバイル・デバイスの前記位置を前記第2の粒度で監視するステップと、 前記モバイル・デバイスが前記ジオフェンスをトリガすることに応答して、前記ジオフェンス・エッジ・デバイスにより、前記ジオフェンス・コアにイベントを送信するステップと、 をさらに含む、請求項15から請求項17までのいずれかに記載の方法。前記方法は、 前記ジオフェンス・コアにより、前記第1の位置の範囲をカバーする前記ジオフェンス・エッジ・デバイスの組の各々に要求を配信するステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。前記方法は、 前記ネットワーク・コンポーネントにより、前記識別されたジオフェンスについての前記第1の位置を第1の領域粒度で識別するステップと、 前記ネットワーク・コンポーネントにより、前記モバイル・デバイスの前記位置を第2の領域粒度で監視するステップと、 をさらに含み、前記第1の粒度の領域は前記第2の粒度の領域よりも広い領域をカバーする、請求項15から請求項19までのいずれかに記載の方法。前記方法は、 前記ネットワーク・コンポーネントにより、前記識別されたジオフェンスについての前記第1の位置を第1の時間粒度で識別するステップと、 前記ネットワーク・コンポーネントにより、前記モバイル・デバイスの前記位置を第2の時間粒度で監視するステップと、 をさらに含み、前記第1の時間粒度は前記第2の時間粒度よりも頻度が少ない、請求項20に記載の方法。前記方法は、前記第1のアプリケーションにより、前記ジオフェンスを作成するステップをさらに含む、請求項15から請求項21までのいずれかに記載の方法。前記方法は、前記第1のアプリケーションにより、前記ユーザと対話するステップをさらに含む、請求項15から請求項22までのいずれかに記載の方法。前記第1のアプリケーションは、前記モバイル・デバイス上で動作可能である、請求項15から請求項23までのいずれかに記載の方法。前記第1のアプリケーションは、前記モバイル・デバイスと関連したサーバ・デバイス上で動作可能である、請求項15から請求項24までのいずれかに記載の方法。前記方法は、前記第1のアプリケーションが前記動作を実施することに応答して、第2のアプリケーションにより、前記モバイル・デバイスにメッセージを送信するステップをさらに含む、請求項15から請求項25までのいずれかに記載の方法。前記方法は、前記第1のアプリケーションにより、前記モバイル・デバイス又は前記ユーザの第2の位置と関連したジオフェンスを識別するステップをさらに含む、請求項15から請求項26までのいずれかに記載の方法。前記方法は、前記第2の位置の変更に応答して、前記第1のアプリケーションにより、前記変更された第2の位置と関連したジオフェンスを識別するためのプッシュ配信要求を受信するステップをさらに含む、請求項27に記載の方法。ネットワークにおいてモバイル・デバイスのジオフェンスを管理するためのコンピュータ・プログラムであって、 請求項15から請求項28までのいずれかに記載の方法を実施するための命令を含む、コンピュータ・プログラム。コンピュータ可読媒体上に格納され、デジタル・コンピュータの内部メモリ内にロード可能なコンピュータ・プログラムであって、前記プログラムがコンピュータ上で実行されたとき、請求項15から請求項28までのいずれかの方法を実施するためのソフトウェア・コード部分を含む、コンピュータ・プログラム。

说明书全文

本発明は、一般に、ネットワークにおけるモバイル・デバイスのジオロケーション(geolocation)機能に向けられる。特定的には、本発明は、モバイル・デバイスのジオロケーションと関連付けられたジオフェンス(geofence)を管理するのに適したシステム及び方法を提供する。

携帯電話は、写真撮影、音楽再生、及びより複雑な計算タスクの実行といった種々のリッチメディア目的にますます使用されるようになっている。従って、外部会社は今や、モバイル・プラットフォームを、付加価値のあるターゲット型サービスをユーザに提供するための媒体として見ている。ターゲッティングは、ユーザ自身のコンテキスト(context)に基づくことができ、位置依存とすることもできる。ユーザのコンテキストは、ユーザの属性、ユーザの好み、状態、ステータス、ユーザが現在何をしているか、モバイル・デバイス及びネットワークのコンテキスト、バッテリ状態、無線信号状態、3次元の位置、移動、交通手段等を含むことができる。

モバイル・データ・トラフィックの継続的増大、スマートフォンの浸透、及び「モノのインターネット(Internet of things)」の実現により、インフラストラクチャがもともとは対応するように設計されていなかったことが、モバイル・ネットワーク・インフラストラクチャに対して要求されている。モバイル・ネットワークのエッジに更なるインテリジェンスを付加することにより、オペレータが、そのインフラストラクチャを最適化し、前例のないトラフィック量を処理し、データ・サービスを加速するための革新的機能を迅速に配信し、価値に直接つながり得る完全に一意のモバイル・ブロードバンド体験を可能にすることができるようになる。

最近のネットワーク・エッジ(edgeof network)機能の例は、IBM(登録商標)WebSphere(登録商標)のアプリケーション・サービス・プラットフォーム(ASPN)によって提供されるものである。これは、IBMのASPNネットワーク・エッジ機能を利用するものであり、以下に説明される。 http://www-01.ibm.com/common/ssi/cgi-bin/ssialias?subtype=WH&infotype=SA&appname=SWGE_WS_WS_USEN&htmlfid=WSW14201USEN&attachment=WSW14201USENPDF (2013年6月22日付けでインターネットから取得)

モバイル・デバイス・アプリケーション(app)の事業主は、ユーザが特定の狭い、明確に定義された地理的領域(geographic area)に入ったときに、appのユーザにサービスを提供したいと思っている。例えば、ユーザが店に入ったときに、そのユーザにバウチャーを提供することができる。

1つの問題は、ユーザが、デバイスのバッテリ寿命を節約するために、位置ベースのappを定期的にディスエーブルにすることである。従って、ジオフェンス機能に関して、既存の位置ベースのappは役に立たない。

ジオフェンスは、実世界の地理的領域のための仮想境界線である。指定されたユーザ又はデバイスがその領域に入ると(代替的に、そこを出ると)、ジオフェンスはアクティブになる。

ジオフェンシングAPIは、アクティブなジオフェンスに関するイベントを感知又は生成するための手段を提供する。従って、コンテキスト型アプリケーション(contextual application)及び使用事例に対応できるようになる。既知のジオフェンスAPIとして、デバイス内で動作するGoogleのもの、及びネットワーク内で動作するSprintのものが挙げられる。

ユーザが地理的領域に入ったときにアクションをとる解決法は、ジオフェンス・ベースの解決法として知られる。

実際的なジオフェンス解決法は、2つの技術:すなわち、i)ジオロケーション(モバイル・デバイスがどこにあるかを見つける)、及びii)ジオフェンシング(geofencing)(モバイル・デバイスが所定の領域内にあるかどうかを判断する)の結合を必要とする。

今日の技術を用いる際、ジオロケーションを実施するのに2つの方法、すなわち、モバイル・デバイス・ベースのジオロケーション及びネットワーク・ベースのジオロケーションが存在する。

モバイル・デバイス・ベースのジオロケーションにおいては、ジオフェンシングの実施は、例えば、全地球測位システム(GPS)、WiFi MaCアドレスの監視、セル識別子、又はセル三測量を含む、モバイル・デバイス・ベースの位置特定方法の1つにより、常にモバイル・デバイスの位置を監視しなければならない。これらの方法は全て、デバイスが常に情報をアクティブに処理することを必要とし、その多くは、デバイスにおいて、電を大量に消費するハードウェアをオンにすることを必要とする。これらは、バッテリを非常に迅速に消耗させる傾向がある。これらの技術はバッテリを非常に迅速に消耗させるので、ユーザは通常、これらのタイプのアプリケーションを長時間実行したままにはしない。典型的には、ユーザは、アプリケーションが有用である場合に、それらをオンにすることを思い出そうとするが、典型的には、これは、有用な解決法の提供が可能な時点で、アプリケーションが実行されていないことを意味する。

近年、粗いスケール(coarse-scale)の位置を用いておおよその位置を決定し、次に、微細なスケール(fine-scale)の位置が必要な場合にのみGPSをイネーブルにする2層システムを実装することによって、バッテリ使用量を削減しようとする技術が実施されている。しかしながら、この技術は依然としてモバイル・デバイス上のバッテリを使用し、その結果、消費者はバッテリを使用可能にしたがらない。他のモバイル・デバイス・アプリケーション技術は、モバイル・デバイス上の1つのプロセッサを用いて、粗い粒度(coarse granularity)の位置を決定し、別のプロセッサを用いて微細な粒度(finegranularity)の位置を決定する。

特許文献1(Grainger,M.他による「Beacon−based Geofencing」、2013年3月12日)は、モバイル・デバイスの粗い位置を監視するベースバンド・サブシステムを開示する。次に、アプリケーション・サブシステムが、微細な粒子のジオロケーションを実施する。

代替的に、ネットワーク・ベースのジオロケーションを用いることもできる。従来のネットワーク・ベースのジオロケーションは、ネットワーク制御プレーンから抽出された情報を用いて、デバイスの位置を判断する。このような情報は、セルのハンドオーバ又は経路指定領域のハンドオーバを示す通話データ記録(CDR:call data redord)を含む。しかしながら、こうした技術は、一般的には、セルラー通信システ内のせいぜい1つのセルのある粒度までしか、ユーザの位置を特定することができない。セルの直径は数キロメートルになり得るので、これは極めて低い粒度のシステムである。

近年、セルラー・ネットワーク内の位置を計算するための新しい技術が現れた。「無線周波数パターン・マッチング」(RFPM:radio frequency pattern matching)と呼ばれることもある1つのこうした技術は、モバイル・デバイスからネットワークに送られる定期的なネットワーク管理レポート(NMR)をインターセプトすることを含む。これらのNMRは、モバイル・デバイスによって見られるような、複数のトランシーバからの信号強度についての詳細情報を含む。RFPM技術は、NMRを作成したモバイル・デバイスの既知の真位置(true position)と相関性がある多くのそうした観察のデータベースを作成する。この場合の真位置は、GPS又は何らかの他の高精度技術からもたらされる。ひとたびこの観察のデータベースが構築されると、モバイル・デバイスが生成するNMRを、以前に収集されたNMRのデータベースと比較することによって、モバイル・デバイスの位置を2次元又は3次元で求めることが可能である。こうした相関関係は、特に、室内又は壁及び建物によって生じる特徴的な反射及び減衰を示す密集した都市環境において高精度の位置決定をもたらす。この技術は、時間経過に伴うユーザの移動を追跡し、多くの気象条件及び無線条件における様々の種類のデバイスからのNMRを示す大容量データベースを構築することにより、さらに正確になる。

既存のジオフェンシング解決法に関連する欠点がある。既存のデバイス・ベースの解決法は、デバイスのバッテリを消耗させる傾向があり、典型的には、建物内で動作しているときに高精度のGPSを用いることができない。既存のネットワーク・ベースのジオフェンシングの実装は、低粒度(つまり、粗いスケール)の位置を用いる。セルidベースのジオフェンシングは、ユーザを、半径1乃至5kmになり得るセルの領域まで特定する。今日、微細なスケールのネットワーク・ベース・ジオロケーションをジオフェンシングと結合して、数十メートルの直径を有するジオフェンスを作成する解決法は存在しない。

さらに、こうしたシステムを作成するための最も明白なアーキテクチャは、微細なスケールのジオロケーション(無線周波数パターン・マッチング)を、ネットワークのコアにある大容量コンピュータ・サーバ又はクラスタ上のジオロケーションと接続するものである。この明白な解決法に関連する問題は、最大50,000個の携帯電話の基地局(cell tower)のネットワーク内の百万より多いユーザの、毎秒のリアルタイムの位置を追跡すること、及び、各々のユーザがそのユーザについてのアクティブなジオフェンスの1つをトリガしたかどうかを判断することは、膨大な計算タスクであるという点である。

米国特許第8,396,485B2号明細書

従って、当技術分野において、上述の問題に対処する必要性が存在する。

第1の態様から見ると、本発明は、ネットワークにおいてモバイル・デバイスのジオフェンスを管理するためのシステムであって、モバイル・デバイスと共に動作可能な第1のアプリケーションを含み、第1のアプリケーションは、モバイル・デバイス又はモバイル・デバイスのユーザと関連したジオフェンスを識別し、ジオフェンスを識別することに応答して、識別されたジオフェンスをネットワーク・コンポーネントに登録するように動作可能であり、ネットワーク・コンポーネントは、識別されたジオフェンスについての第1の位置を第1の粒度で識別し、モバイル・デバイスの位置を第2の粒度で監視し、第1の粒度は第2の粒度よりも粒子が粗く、モバイル・デバイスがジオフェンスをトリガすることに応答して、アプリケーションに通知をプッシュ配信するように動作可能であり、第1のアプリケーションは、通知を受信することに応答して、ジオフェンスと関連した動作を実施するようにさらに動作可能である、システムを提供する。

更に別の態様から見ると、本発明は、ネットワークにおいてモバイル・デバイスのジオフェンスを管理するための方法であって、モバイル・デバイスと共に動作可能な第1のアプリケーションにより、モバイル・デバイス又はモバイル・デバイスのユーザと関連したジオフェンスを識別するステップと、ジオフェンスを識別することに応答して、第1のアプリケーションにより、識別されたジオフェンスをネットワーク・コンポーネントに登録するステップと、ネットワーク・コンポーネントにより、識別されたジオフェンスについての第1の位置を第1の粒度で識別するステップと、ネットワーク・コンポーネントにより、モバイル・デバイスの位置を第2の粒度で監視するステップと、モバイル・デバイスがジオフェンスをトリガすることに応答して、ネットワーク・コンポーネントにより、アプリケーションに通知をプッシュ配信するステップと、通知を受信することに応答して、第1のアプリケーションにより、ジオフェンスと関連した動作を実施するステップとを含む、方法を提供する。

本発明は、第1のアプリケーションは、識別されたジオフェンスを登録することに応答して、アプリケーション又はモバイル・デバイスを節電状態にするようにさらに動作可能である、システムを提供することが好ましい。本発明は、第1のアプリケーションが、通知を受信することに応答して、アプリケーション又はモバイル・デバイスを節電状態から起動させるようにさらに動作可能である、システムを提供することが好ましい。

本発明は、ジオフェンスをネットワークのジオフェンス・コアに登録するようにさらに動作可能な第1のアプリケーションをさらに含み、ネットワーク・コンポーネントは、ジオフェンスの登録を受け入れ、第1の位置を第1の粒度で識別し、識別されたジオフェンスを含む要求を、ジオフェンス・エッジ・デバイスに配信し、ジオフェンス・エッジ・デバイスから警告を受信することに応答して、モバイル・デバイスに通知をプッシュ配信するためのジオフェンス・コアと、要求を受け入れ、モバイル・デバイスの位置を第2の粒度で監視し、モバイル・デバイスがジオフェンスをトリガすることに応答して、ジオフェンス・コアにイベントを送信するように動作可能なジオフェンス・エッジ・デバイスとをさらに含む、システムを提供することが好ましい。

本発明は、ジオフェンス・エッジ・デバイスの組をさらに含み、ジオフェンス・コアは、第1の位置の範囲をカバーするジオフェンス・エッジ・デバイスの組の各々に要求を配信するようにさらに動作可能である、システムを提供することが好ましい。本発明は、ジオフェンス・エッジ・デバイスの組をさらに含み、ジオフェンス・コアは、第1の位置の範囲をカバーするジオフェンス・エッジ・デバイスの組の各々に要求を配信するようにのみさらに動作可能である、システムを提供することが好ましい。

本発明は、ネットワーク・コンポーネントが、識別されたジオフェンスについての第1の位置を第1の領域粒度で識別し、モバイル・デバイスの位置を第2の領域粒度で監視するようにさらに動作可能であり、第1の領域粒度は第2の領域粒度よりも広い領域をカバーする、システムを提供することが好ましい。

本発明は、ネットワーク・コンポーネントが、識別されたジオフェンスついての第1の位置を第1の時間粒度で識別し、モバイル・デバイスの位置を第2の時間粒度で監視するようにさらに動作可能であり、第1の時間粒度は第2の時間粒度よりも頻度が少ない、システムを提供することが好ましい。

本発明は、第1のアプリケーションが、ジオフェンスを作成するようにさらに動作可能である、システムを提供することが好ましい。本発明は、第1のアプリケーションが、ユーザと対話するようにさらに動作可能である、システムを提供することが好ましい。本発明は、第1のアプリケーションがモバイル・デバイス上で動作可能である、システムを提供することが好ましい。本発明は、第1のアプリケーションが、モバイル・デバイスと関連したサーバ・デバイス上で動作可能である、システムを提供することが好ましい。

本発明は、第2のアプリケーションをさらに含み、第1のアプリケーションが動作を実施することに応答して、モバイル・デバイスにメッセージを送信する、システムを提供することが好ましい。本発明は、第1のアプリケーションが、モバイル・デバイス又はユーザの第2の位置と関連したジオフェンスを識別するようにさらに動作可能である、システムを提供することが好ましい。本発明は、第1のアプリケーションが、第2の位置の変更に応答して、変更された第2の位置と関連したジオフェンスを識別するためのプッシュ配信要求を受信するように動作可能である、システムを提供することが好ましい。

本発明は、識別されたジオフェンスを登録することに応答して、第1のアプリケーションにより、アプリケーション又はモバイル・デバイスを節電状態にすることをさらに含む、方法を提供することが好ましい。

本発明は、通知を受信することに応答して、第1のアプリケーションにより、アプリケーション又はモバイル・デバイスを節電状態から起動させるステップをさらに含む、方法を提供することが好ましい。

本発明は、第1のアプリケーションにより、ジオフェンスをネットワークのジオフェンス・コアに登録するステップと、ジオフェンス・コアにより、ジオフェンスの登録を受け入れるステップと、ジオフェンス・コアにより、第1の位置を第1の粒度で識別するステップと、ジオフェンス・コアにより、識別されたジオフェンスを含む要求をジオフェンス・エッジ・デバイスに配信するステップと、ジオフェンス・エッジ・デバイスから警告を受信することに応答して、ジオフェンス・コアにより、モバイル・デバイスに通知をプッシュ配信するステップと、ジオフェンス・エッジ・デバイスにより、要求を受け入れるステップと、ジオフェンス・エッジ・デバイスにより、モバイル・デバイスの位置を第2の粒度で監視するステップと、モバイル・デバイスがジオフェンスをトリガすることに応答して、ジオフェンス・エッジ・デバイスにより、ジオフェンス・コアにイベントを送信するステップとを含む、方法を提供することが好ましい。

本発明は、ジオフェンス・コアにより、第1の位置の範囲をカバーするジオフェンス・エッジ・デバイスの組の各々に要求を配信することをさらに含む、方法を提供することが好ましい。

本発明は、ジオフェンス・コアにより、第1の位置の範囲をカバーするジオフェンス・エッジ・デバイスの組の各々にのみ要求を配信するステップをさらに含む、方法を提供することが好ましい。有利なことに、これにより、ネットワーク・コアが、ジオフェンスの領域をカバーしない他のエッジ・デバイスに関与するよりも、ジオフェンスの領域をカバーするエッジ・デバイスのみに関与することが可能になる。

本発明は、ジオフェンス・エッジ・デバイスの組をさらに含み、ジオフェンス・コアは、第1の位置の範囲をカバーするジオフェンス・エッジ・デバイスの組の各々に要求を配信するステップをさらに含む、方法を提供することが好ましい。

本発明は、ネットワーク・コンポーネントにより、識別されたジオフェンスについての第1の位置を第1の領域粒度で識別するステップと、ネットワーク・コンポーネントにより、モバイル・デバイスの位置を第2の領域粒度で監視するステップとをさらに含み、第1の領域粒度は第2の領域粒度よりも広い領域をカバーする、方法を提供することが好ましい。

本発明は、ネットワーク・コンポーネントにより、識別されたジオフェンスについての第1の位置を第1の時間粒度で識別するステップと、ネットワーク・コンポーネントにより、モバイル・デバイスの位置を第2の時間粒度で監視するステップとをさらに含み、第1の時間粒度は第2の時間粒度よりも頻度が少ない、方法を提供することが好ましい。

本発明は、第1のアプリケーションにより、ジオフェンスを作成するステップをさらに含む、方法を提供することが好ましい。本発明は、第1のアプリケーションにより、ユーザと対話するステップをさらに含む、方法を提供することが好ましい。本発明は、第1のアプリケーションがモバイル・デバイス上で動作可能である、方法を提供することが好ましい。本発明は、第1のアプリケーションがモバイル・デバイスと関連したサーバ・デバイス上で動作可能である、方法を提供することが好ましい。

本発明は、第1のアプリケーションが動作を実施することに応答して、第2のアプリケーションにより、モバイル・デバイスにメッセージを送信するステップをさらに含む、方法を提供することが好ましい。本発明は、第1のアプリケーションにより、モバイル・デバイス又はユーザの第2の位置と関連したジオフェンスを識別するステップをさらに含む、方法を提供することが好ましい。

本発明は、第2の位置の変更に応答して、第1のアプリケーションにより、変更された第2の位置と関連したジオフェンスを識別するためのプッシュ配信要求を受信するステップをさらに含む、方法を提供することが好ましい。

更に別の態様から見ると、本発明は、処理回路により読み出し可能であり、本発明のステップを実施するための方法を実行するための、処理回路により実行される命令を格納する、コンピュータ可読ストレージ媒体を含む、ジオフェンスを管理するためのコンピュータ・プログラム製品を提供する。

更に別の態様から見ると、本発明は、コンピュータ可読媒体上に格納され、デジタル・コンピュータの内部メモリ内にロード可能なコンピュータ・プログラムであって、プログラムがコンピュータ上で実行されたとき、本発明のステップを実施するためのソフトウェア・コード部分を含む、コンピュータ・プログラムを提供する。

有利なことに、本発明の実施形態は、タスクをネットワーク内に配信することによってスケーリング問題に対処することにより実装される、微細なスケールのネットワーク・ベースのジオフェンシングAPIを提供する。

本発明の実施形態を用いると、モバイル・アプリケーションは、狭いジオフェンスを定めることができる。例えば、デバイスの所有者が午前10時にコーヒーを飲む人物であった場合、ユーザの現在位置付近のコーヒーショップに近いジオフェンスを定めることは価値がある。

以下の説明において、携帯電話基地局という言葉は、別名、3GネットワークにおけるBTS若しくはNodeB、又はLTEネットワークにおけるeNodeBとして知られる、セルラー・ネットワーク・トランシーバを意味する。

有利なことに、ジオフェンスがネットワーク内に登録され、次に、アプリケーションは、モバイル・デバイス上で、スリープする又は低電力の休眠状態に入る。モバイル・デバイスの例は、移動電話としても知られる携帯電話である。ネットワークは、ジオフェンスを、ジオフェンスによって定められる領域をカバーする携帯電話基地局に配信する。どの携帯電話基地局が特定のジオフェンスをカバーするかを識別する1つの方法は、携帯電話基地局とジオフェンスを定める領域との間の距離を計算することによるものである。別の技術は、モバイル・ネットワーク・オペレータが利用可能な詳細なネットワーク計画マップ及びデータを用いることである。これらの携帯電話基地局は、モバイル・デバイスの微細なスケールの位置をリアルタイムに監視する。ジオフェンスのいずれか1つがアクティブになると、次に、デバイス上のアプリケーションが、プッシュ通知によって起動される。デバイスが起動されると、恐らくは振動又は音を出すことにより、ユーザに警告することができる。

有利なことに、デバイスのバッテリを減らすことなく、微細なスケールのジオフェンシングを用いるモバイル・アプリケーションを実装することができる。これは、アプリケーションを常にイネーブルにしたままにできることを意味する。これは、アプリケーションが、販売促進、クーポン、又はリアルタイムの警告に対し、劇的に改善された応答速度を得ることができることを意味する。さらに、アプリケーションは、例えば空港において、列が最短であるどの制限区域を通るべきかといった、位置に敏感な事柄に関しての、タイムリーでコンテキストに敏感なアドバイスを与えることができる。

個々のユーザをリアルタイムに追跡することができ、ジオフェンスが作動した際の最初のプッシュ通知によってアプリケーションを起動させることができる、拡大縮小可能なネットワーク内でのジオフェンシング方法、システム、及びAPIの使用である。

ネットワーク・ジオフェンシング及びプッシュ通知の個々の概念は新しいものではない。しかしながら、概念の組み合わせることにより、要求される計算能力をネットワークにもたらし、微細なスケールのジオロケーション及びジオフェンスの管理を可能にすることができる。

ここで、以下の図に示されるような好ましい実施形態を参照して、単なる一例として、本発明を説明する。

本発明の好ましい実施形態を実装することができる、従来技術による電話システムを示すブロックである。

本発明の好ましい実施形態を実装することができる、従来技術による町のマップを示すブロック図である。

同じく、本発明の好ましい実施形態を実装することができる、従来技術による町のユーザ・マップを示すブロック図である。

本発明の好ましい実施形態による、ジオフェンスを管理するための動作の方法ステップを示す高レベルの例示的な概略流れ図である。

本発明の好ましい実施形態による、ジオフェンス・システムを示すブロック図である。

本発明の好ましい実施形態による、ユーザについての関連するジオフェンスの識別に用いられるマッピングを示す図600である。

本発明の好ましい実施形態を実装することができる、従来技術による、粗い粒子の携帯電話セルの識別を示す図である。

本発明の代替的な実施形態における、IBM ASPNプラットフォームにより提供されるジオフェンス・エッジ・デバイスの機能を示す。

図1は、本発明の好ましい実施形態を実装することができる、従来技術による電話システム100を示すブロック図である。図面全体を通じて、同じ特徴の符号は、本発明の同じ特徴に関連する。電話システム100は、有線ネットワーク110又は無線ネットワーク112を含むことができるネットワーク114を通じて接続可能な、電話115及び携帯情報端末(PDA)118などのモバイル・デバイスを含む。モバイル・デバイスの別の例は、自動車の外部にあるデバイス(例えば、satnav、GPSデバイス)と対話するように動作可能な、自動車内の統合されたモバイル・システムである。他の例として、コンピュータ・タブレット・デバイス、ラップトップ、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)デバイス、スマートフォン等が挙げられる。電話システム100はまた、テレフォニー・セル125を含む。パーソナル電子デバイス115、118は、無線塔(radio mast)155又は衛星160を通じ、ネットワーク114を通して接続可能である。パーソナル電子デバイス115、118はまた、有線又は無線とすることができるピア・ツー・ピア(P2P)接続116を通しても接続可能である。電話115は、携帯電話又は有線電話とすることができる。パーソナル電子デバイス115はまた、代替的な通信手段を通して、例えば無線(Wi−Fi)、Bluetooth(登録商標)、又は他の無線短距離接続プロトコルを通して互いに接続可能である。電話115はまた、ジオロケーション・サービスのために全地球測位システム162と共に動作可能である。代替的に、近隣のWi−Fiシステム(図示せず)又は無線塔155におけるネットワーク・トランシーバ/レシーバに、ジオロケーション・サービスを提供することもできる。他のローカル電子デバイスを特定するための及び位置カバー範囲情報を収集するための他の方法が可能であることは、当業者には明らかであろう。例えば、GPSネットワーク(図示せず)を使用して、GPS対応である場合には、ローカル電子デバイス118の位置、並びに携帯電話115の位置を特定することもできる。これは、使用可能な携帯電話115についてのGPS座標を記録することによって達成することができる。

Bluetoothは、電子デバイス間で短距離にわたってデータを交換するための無線技術標準である。例えば、携帯電話、腕時計、モデム、ヘッドセット、メモリ・デバイス、及び車載の電子システムのような多数の電子デバイスには、Bluetooth技術が組み込まれている。

典型的には、オペレーティング・システム(OS)120は、パーソナル電子デバイス115上で動作可能である。クライアント側アプリケーション(app)130は、パーソナル電子デバイス115上で動作可能である。典型的には、携帯電話のappはクライアント側及びサーバ側の両方の態様を有し、クライアント側app130は、ネットワークに利用可能なサーバ140上で動作可能なサーバ側アプリケーション135と相互運用する。

誤解を避けるために、本説明及び特許請求の範囲の全体を通じて本明細書で用いられる場合、「アプリケーション」130、530、135、535という用語は、単にクライアント側アプリケーション130、単にサーバ側アプリケーション135、又はクライアント側アプリケーション130とサーバ側アプリケーション135の両方の組み合わせとし得るアプリケーション130、135として解釈すべきである。

図2は、図3と併せて読まれるべきであり、従来技術による、本発明の好ましい実施形態を実装することができる、町のマップ200を示すブロック図である。マップ200は、建物のブロック205、及び4本の交差する道路212、214、216、218のイメージを含む。

図3もまた、従来技術による、本発明の好ましい実施形態を実装することができる、町のユーザ・マップ300を示すブロック図である。ユーザ・マップ300は、町の建物及び道路を示す。ユーザ105は、1本の道路212内に位置するように示される。同じく示されるのは、4つの定められたジオフェンス305、310、315、320である。直線のエッジを有するように示されるが、当業者であれば、ジオフェンスは、いずれの形状又はサイズを有するようにも定めることができることを認識するであろう。

図4は、図5乃至図7と併せて読まれるべきであり、本発明の好ましい実施形態による、ジオフェンスを管理するための動作の方法ステップを示す高レベルの例示的な概略流れ図400である。図5は、本発明の好ましい実施形態によるジオフェンス・システム500を示すブロック図である。図6は、本発明の好ましい実施形態による、ユーザについての関連したジオフェンスの識別に用いられるマッピングを示す図である。図7は、従来技術による、本発明の好ましい実施形態を実装することができる、携帯電話セルの粗い粒子の識別を示す図である。

方法400は、ステップ405から開始する。ステップ410において、ユーザ105の携帯電話115と共に動作するアプリケーション130、135は、ユーザ105に関連するジオフェンス305、315を識別する。関連するジオフェンス305、315の識別は、当技術分野において周知の多数の方法で実行することができる。例えば、ユーザ・プリファレンス630のリストを、カテゴリ635のリストと照合することができる。図6の図において、ユーザ105のユーザ・プリファレンス630は、「自動車を好む」605、「年齢25才」610及び「コーヒーを飲む」615として示される。ユーザ・プリファレンス630のリストは、クライアント側app530と関連して格納することができる。ユーザ・プリファレンス630のリストは、ユーザ105によって直接ポピュレートすることができる。代替的な実施形態において、リストは、ソーシャル・ネットワークの設定、ユーザ・プロファイル、又はユーザ105の人口統計データ(例えば、年齢)のような代替的手段に基づいてポピュレートされる。

カテゴリ・リスト635は、サーバ側app135上に格納することができる。図6の図において、カテゴリ・リスト635は、「自動車ディーラー」655、「コーヒーショップ」665、及び「映画館」660を含むように示される。示されるカテゴリ655、660、665の各々は、町のマップ200と関連付けられる。カテゴリ・リスト635のカテゴリ655、660、665の各々は、関連した組のジオフェンス305、310、315を有する。図6は、少なくとも1つの関連付けられたジオフェンス305、310、315、320を有するものとしてカテゴリ655、660、665の各々を示すが、他のカテゴリ(図示せず)は、いずれの関連したジオフェンスも有していない場合がある。逆に、カテゴリ655、660、665の1つより多くを、同じジオフェンス305、310、315、320と関連付けることができる。例えば、コーヒーショップを収容する書店について定められたジオフェンスを、「書店」のカテゴリ及び「コーヒーショップ」のカテゴリと関連付けることができる。当業者であれば、ユーザ・プリファレンス630及びカテゴリ・リスト635はまた、クライアント側app130及びサーバ側app135以外の異なる位置に格納できることも認識するであろう。

図6は、ユーザ・プリファレンス「自動車を好む」605が、カテゴリ「自動車ディーラー」655と照合され、ユーザ・プリファレンス「コーヒーを飲む」615が、カテゴリ「コーヒーショップ」665と照合されることを示す。しかしながら、ユーザ・プリファレンス「年齢25才」610又はカテゴリ「映画館」660についての一致は存在しない。照合の結果として、一致したユーザ・プリファレンス605、615と関連したジオフェンス305、315が、ユーザ105に関連するものとして識別される。

ステップ415において、アプリケーション130、135は、識別されたジオフェンス310、315をネットワーク114に登録する。好ましい実施形態において、アプリケーション130、135は、識別されたジオフェンス305、315をジオフェンス・コア520に登録する。

ステップ420において、アプリケーション130、135は、例えば、「スリープ」モードを作動させること、GPS機能をオフにすること、又はアプリケーション・プロセッサの電源を切ることにより、アプリケーションを節電モードにする。GPSをオフにすることにより、電力が節約される。アプリケーション・プロセッサをオフにし、(低電力の)ベースバンド・プロセッサの実行のみを残すことにより、さらに電力を節約することができる。

ステップ425において、ジオフェンスの登録を受け付けたジオフェンス・コア520は、例えば、どの携帯電話セルが、識別された既知の位置305、315を広範囲にカバーするかなど、ジオフェンスの第1の位置の粗い粒子の識別を実行する。図7は、従来技術による、本発明の好ましい実施形態を実装することができる、町の中の可能なセル・カバー範囲(cell coverage)700を示す。第1のジオフェンス305は、WXYZとして示される第1のセル710によってカバーされる。第2のジオフェンス315は、第1のセル710、及びABCDとして示される第2のセル720の両方によってカバーされる。第1のセル710は、第1の無線塔555によってカバーされ、第2のセル720は、第2の無線塔560によってカバーされる。システム500の第3の無線塔565は第3のセル730をカバーするが、第1のジオフェンス305も、第2のジオフェンス315もカバーしない。

セルのカバー範囲は、一般的には、カバーされる地理的領域が変動し得るという点で、動的なものである。この変動は、大気条件の変化といった自然的理由に起因する場合がある。変動はまた、「セル・ブリージング(cell breathing)」のプロセスを通してネットワーク・オペレータにより構成される場合もある。セル・ブリージングは、セルのサービス領域の地理的領域を変えることによって、過負荷状態のセルが、加入者トラフィックを近隣セルにオフロード(offload)することを可能にする。過負荷状態になると、セルは小さくなり、近隣セルは大きくなり得る。図7は、セル・カバー範囲におけるこのような動的変化を示す。セル・ブリージングの結果として、第1のセル712は、WXY’Z’としてより小さく示され、第2のセル722は、ABC’D’としてより大きく示される。第1のジオフェンス305は、依然として第1のセル712によってカバーされるが、第2のジオフェンス315は、今や第2のセル722のみによってカバーされる。図示されていないが、セル・ブリージング又は自然的変化に起因して第3のセルが拡大した場合、システム500の第3の無線塔565は、第1のセルのジオフェンス305及び/又は第2のジオフェンス315をカバーすることができる。ジオフェンス・コア520において、位置情報は粒子がより粗く、更新の頻度はより少ない。ユーザ105を、そのセルID又は経路指定領域(セルの群)に位置させることができる。

当業者であれば、どのセルがどのジオフェンスをカバーするかを識別するために用いることができる多数のアルゴリズムが存在することを理解するであろう。

別の好ましい実施形態において、ジオフェンス・コア520は、粗い粒子のジオロケーションを繰り返し実行し、識別されたセル710、720が依然として適切であるかどうか、及び、ジオフェンス305、310、315、320の第1の位置が依然として有効であるかどうかをチェックする。別の好ましい実施形態において、識別されたセル710、720は、例えばジオフェンスをカバーしているセルに対する近隣セルも識別することにより、セル・ブリージングを考慮に入れて識別される。

ステップ430において、ジオフェンス・コア520は、要求を、識別されたセル710、712、720、722にサービスを提供しているジオフェンス・エッジ・デバイスに配信する。エッジ・デバイスは、コア・ネットワーク内へのエントリ・ポイントを提供するデバイスである。エッジ・デバイスを提供するために、多数の異なる技術を用いることができる。

例えば、ルータ、無線塔、無線ネットワーク・コントローラ、及び他のアグリゲーション・ポイント(pointof aggregation)である。他の技術として、基地局(base station)、携帯電話の塔、基地局サイト、ベース・トランシーバ・ステーション(BTS)、セル・サイト、携帯電話基地局が挙げられる。典型的なセルは、1〜5km2の面積をカバーする。しかしながら、技術の改善に伴って、典型的な面積は増減し得る。しかしながら、セルによりカバーされる面積がどれだけ広くても、粗い粒子の識別の利点は、関心ある位置を第1のレベルの粒度、例えば、1〜5km2の面積の識別されたセル710、712、720、722の範囲内、又は、少数のセルによりカバーされる面積の範囲内まで狭めることである。粗い粒子のジオロケーションは、ジオロケーション情報を、第1の粒度のジオロケーション精度で明らかにする。第1の時間粒度の例は、セル領域に対するものである。このことは、微細な粒子のジオロケーション処理において、最小数のエッジ・デバイスしか関与する必要がないことを意味する。

ステップ435において、ジオフェンス・エッジ・デバイス510、及び関連した無線塔555、560は、微細な粒子のジオロケーションによりユーザ105のジオロケーションを監視する。ジオフェンス・エッジ・デバイス510において、全てのユーザについて、ジオロケーションを、毎秒ベースでリアルタイムに明らかにすることが可能である。これは、通常は数十メートルの精度であるが、数メートルの精度であることもあるネットワークの位置である(GPSではない)。微細な粒子のジオロケーションは、ジオロケーション情報を、第2の粒度のジオロケーション精度で明らかにする。第2の粒度のジオロケーション精度は、第1の粒度のジオロケーション精度を上回る。例えば、第2の粒度のジオロケーション精度は、数十メートルとすることができ、対応する第1の粒度のジオロケーション精度は、5km2(すなわち、セルの面積)とすることができる。第2の粒度は、微細な粒子の粒度である。第1の粒度は粗い粒子の粒度である。第1の粒度は、第2の粒度より粒子が粗い。

ステップ440において、ジオフェンス・エッジ・デバイス510は、ユーザ105がジオフェンス305、315の1つに入ったことを識別する。ジオフェンス305、315に入ることにより、ジオフェンス305、315がトリガされる。

ステップ445において、ジオフェンス・エッジ・デバイス510は、ユーザ105がジオフェンス305、315をトリガしたことを、ジオフェンス・コア520に警告する。ジオフェンス305、315のトリガにより、ユーザ105は、ジオフェンス305、315をアクティブ化する。

ステップ450において、ジオフェンス・コア520は、第1のプッシュ通知をアプリケーション530、535に送信する。

ステップ455において、アプリケーション530、535は、第1のプッシュ通知を受信し、アプリケーション530、535をそのスリープ・モードから起動させる(wake up)。例えば、GPS機能を再びイネーブルにすることができる。

ステップ460において、アプリケーション530、535は、ジオフェンス305、315と関連したアクションをトリガする。例えば、コーヒー小売業者は、微細な粒子のネットワーク・ジオフェンス機能を利用する、モバイル・デバイス115のためのアプリケーション530、535を提供する。ユーザ105は、アプリケーション530、535を自分の電話115にインストールし、何らかのプロファイル・データを小売業者と共有する。バッテリ電力を浪費することから、ユーザ105がアプリケーションをイネーブルにしないので、アプリケーション530、135は、電話上の位置特定機能を使用しない。アクティブなジオフェンス305、315に関する第1のプッシュ通知により起動されると、アプリケーション530、535は、例えば、音又は振動を用いてユーザ105に警告し、20分間有効なコーヒー50%オフのバウチャーを提供する。

ステップ499において、方法は終了する。

アクションの別の例は、ユーザ105が現時点で空いているコーヒーショップに近づいたときに、コーヒーショップに関するバウチャーを有するSMSをユーザ105に送信するが、コーヒーショップが現在いっぱいの場合には送信せず、コーヒーショップのスタッフを最大限に活用することである。

アクションの別の例は、空港の南の制限区域に接近するユーザ105に対し、より迅速に飛行機に乗るために、列がより短いので北の制限区域に行くべきであるというメッセージを送信することである。

本発明の代替的な実施形態において、粗い粒子のジオロケーションは、ジオロケーション情報を、第1の時間粒度及び第1の粒度のジオロケーション精度で明らかにする。第1の時間粒度の例は、毎分である。ネットワーク・コア・コンポーネントの粗い粒子のジオロケーションは、ジオフェンスのジオロケーションを毎分チェックすることができる。微細な粒子のジオロケーションは、ジオロケーション情報を、第2の時間粒度及び第2の粒度のジオロケーション精度で明らかにする。第2の時間粒度は、第1の時間粒度より短く、第2の粒度のジオロケーション精度は、第1の粒度のジオロケーション精度より大きい。例えば、第2の時間粒度は毎秒とすることができ、対応する第1の時間粒度は毎分とすることができる。同様に例えば、第2の粒度のジオロケーション精度は数十メートルとし、対応する第1の粒度のジオロケーションは5km2(すなわち、セルの面積)とすることができる。第2の粒度は微細な粒子の粒度である。第1の粒度は粗い粒子の粒度である。第1の粒度は、第2の粒度よりも粒子が粗い。

本発明の代替的な実施形態において、ジオロケーションは3次元で実施され、その結果、第1の粒度及び第2の粒度は容積にも関する。

代替的な実施形態において、システム500はまた、加入者コンテキスト(subscriber context)コンポーネント550も含む。パートナからのジオフェンシング・アプリケーションをイネーブルにするために、オペレータは、何らかの加入者情報をパートナに明らかにする必要がある。これは、高度に匿名とすることができるが、アプリケーションが、ジオフェンス305、315を作動させたユーザ105に、ショート・メッセージ・サービス(SMS)のメッセージを送信し、場合によってはユーザ105について何らかのコンテキスト情報を見つけることを可能にするには十分である。

代替的な実施形態において、アプリケーション530、535は、粗い粒子のジオロケーションが変更するたびに、第2のプッシュ通知を登録する。例えば、ユーザ105が1つのセル又はセルの群から別のものに移動したときである。

代替的な実施形態において、アプリケーション530、535は、ジオフェンスが粗い粒子のセル位置で構成される場合にのみ第2のプッシュ通知を登録し、appの活動を最小化してバッテリを節約する。粗い位置の変更を示すプッシュ通知によって起動されると、アプリケーション530、535は、携帯電話デバイス115及びサーバ・バックエンド140からのコンテキストを用いて、この位置におけるこのコンテキストのこの時点で、どのジオフェンスがユーザ105にとって有用であるか判断する。例えば、ジオフェンス305、310、315、320を、近隣の4つの店のうちの混んでいない2つの店の周囲に配置するが、混んでいる店の周囲にはジオフェンス305、310、315、320を配置しないなどである。

好ましい実施形態におけるように、アプリケーション530、535は、ジオフェンス305、310、315、320を登録し、スリープ状態に入り、第1のプッシュ通知を待つ。

図8は、本発明の代替的な実施形態において、IBM ASPNプラットフォームにより提供されるジオフェンス・エッジ・デバイス510の機能を示す。この機能は、ASPNプラットフォームの上の仮想マシン内で実行される。代替的な実施形態において、これはストリームを用いて実装される。

上述した好ましい実施形態におけるように、クライアント側アプリケーション530は、サーバ側アプリケーション535と連携して、ジオフェンスを作成及び/又は識別する。クライアント側アプリケーション530は、プッシュ通知を、サーバ側アプリケーション535から受信するか、又は直接ジオフェンス・コア520から受信する。

ユーザ105のユーザ・ドメインと電話会社(telco)のドメインとの間にインターフェースが提供される。アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)が、API管理コンポーネント805を通じて提供される。API管理コンポーネント805の例は、IBM Cast Iron(登録商標)である。API管理コンポーネント805は、ジオフェンシング850及びコンテキスト850のAPIを明らかにすることを可能にする。

加入者情報840が、加入者コンテキスト・コンポーネント550に提供される。加入者コンテキスト・コンポーネント550は、既知のデータ分析機能を用いて、加入者に関するコンテキストをサービスに提供する。これにより、ユーザ・プリファレンス630のリスト及びカテゴリ635のリストを動的に更新することが可能になり、その結果、関連するジオフェンスの組が、アプリケーション530、535が受信したデータ分析に、リアルタイムに基づくようになる。パートナからのジオフェンシング・アプリケーションをイネーブルにするために、オペレータは、何らかの加入者情報をパートナに明らかにする必要がある。

モバイル・アプリケーション530、535は、APIを利用し、それが大体どこにあるかを判断する。

ソーシャル及び他のコンテキストを使用し、データをマッピングして、アプリケーションは、このデバイスのユーザについての、近隣の興味のあるジオフェンスを判断する。アプリケーションは、これらのジオフェンスを配置し、スリープ状態に入る。

ジオフェンスがアクティブであることをネットワークが検出した場合、アプリケーションは第1のプッシュ通知を受信し、それを起動させる。次いで、アプリケーションは、ユーザに警告し、例えば電子クーポン及び他の販売促進を提供することにより、ユーザと対話する。

IBM Enterprise Marketing Managementの提供物(offering)のような企業コンテキスト・コンポーネント830は、企業が価格、販売促進、及び商品構成を最適化することを可能にする。企業コンテキスト・コンポーネント830は、システム800の残りの部分にインターフェース接続し835、企業及びサーバ側アプリケーションに対しジオフェンシングAPIアクセスを提供する。ジオフェンスAPIは、サービス側アプリケーションからも利用可能である。例えば、企業は、ユーザの組のためにジオフェンスを配置し、ジオフェンスがトリガされると、ユーザの組にSMSメッセージを送信する。ジオフェンスAPIは、エッジにおいて、高精度のロケーションAPIにインターフェース接続する。

ジオフェンス・コア520は、コア・ネットワーク無線情報コンポーネント826、コア・ベースのロケーションAPI 824、及びジオフェンス・コア・コンポーネント822を含む。コア・ネットワーク無線情報コンポーネント826は、コア520の機能のために、粗い粒子のネットワーク無線情報を提供する。コア・ベースのロケーションAPI 824の好ましい実施形態においては、位置情報は粒子がより粗く、更新の頻度はより少ない。ユーザ105は、そのセルID又は経路指定領域(セルの群)のいずれかに配置することができる。ジオフェンス・コア・コンポーネント822は、ジオフェンス要求を受け入れ、これらを、ジオフェンスによりカバーされている位置にサービス提供しているセルへ経路指定する。

ジオフェンス・エッジ510は、エッジ・ネットワーク無線情報コンポーネント816、高精度エッジ・ロケーションAPI 814、及びジオフェンス・エッジ・コンポーネント812を含む。エッジ・ネットワーク無線情報コンポーネント816は、ネットワーク制御プレーンから、ネットワーク測定報告(NMR)のようなネットワーク無線情報を抽出する。高精度エッジ・ロケーション・コンポーネントAPI 814は、エッジ・ネットワーク無線情報コンポーネント816により与えられた情報を用いて、ユーザの高精度の位置を計算する。この情報を用いると、全てのユーザについて、位置情報を毎秒ベースでリアルタイムに明らかにすることが可能である。これは、ネットワークの位置であり(GPSではなく)、通常は数十メートルの精度であるが、数メートルの精度であることもある。

ジオフェンス・エッジ・コンポーネント812は、ASPN環境の上の仮想マシン内で実行される。ジオフェンス・エッジ・コンポーネント812は、ストリームを用いて実装される可能性が高い。ジオフェンス・エッジ・コンポーネント812は、コアにより配置された微細な粒子の(狭い領域の)位置フェンスに対する要求を受け入れる。ジオフェンス・エッジ・コンポーネント812は、エッジにおける高精度ロケーションAPI 814にインターフェース接続する。ジオフェンス・エッジ・コンポーネント812は、デバイス115の位置をリアルタイムに監視し、デバイスがいずれかのアクティブなジオフェンスの境界を越えたかどうかを判断する。ジオフェンス・エッジ・コンポーネント812は、以前に非アクティブであったジオフェンスがアクティブになったことを検出した場合、イベントをコアに送信する。同様に、ジオフェンス・エッジ・コンポーネント812は、以前にアクティブであったジオフェンスが非アクティブになったことを検出した場合、イベントをコアに送信する。

ジオフェンスAPIは、サービス側アプリケーションからも利用可能である。例えば、企業は、ユーザの組のためのジオフェンスを配置し、ジオフェンスがトリガされると、SMSメッセージをユーザの組に送信する。

好ましい実施形態において、ジオフェンスAPI呼び出しは、以下を含む。 ・ジオフェンス(位置、形状、サイズ、デバイス/ユーザ)を配置する。 ・新しいジオフェンスを適切なセル内に配置する。 ・タイマーで又はユーザが領域を出たときに終了するように、ジオフェンスを設定することができる。 ・デバイスから呼び出し、このデバイスのためのジオフェンスを配置することができる。 ・呼び出し元がユーザ/デバイスを追跡する許可を得ている場合、インターネットから呼び出すことができる。 ・フェンスがトリガされると、メッセージング技術によりイベントが配信される。 ・局所性(locality)(デバイス/ユーザ)を得る。 ・ユーザの、おおよその粗い粒子の位置を戻す。 ・デバイスから呼び出し、デバイス自身の位置を取得することができる。 ・呼び出し元がユーザ/デバイスを追跡する許可を得ている場合、インターネットから呼び出すことができる。

本発明の態様は、本発明の実施形態による方法、装置(システム)及びコンピュータ・プログラム製品のフローチャート図及び/又はブロック図を参照して以下で説明される。フローチャート図及び/又はブロック図の各ブロック、並びにフローチャート図及び/又はブロック図内のブロックの組み合わせは、コンピュータ・プログラム命令によって実装できることが理解されるであろう。これらのコンピュータ・プログラム命令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサに与えてマシンを製造し、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサにより実行される命令が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実装するための手段を生成するようにすることができる。

当業者により理解されるように、本発明の態様は、システム、方法、コンピュータ・プログラム製品又はコンピュータ・プログラムとして具体化することができる。

従って、本発明の態様は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む)、又はソフトウェアの態様とハードウェアの態様とを組み合わせた実施形態の形をとることができ、これらは全て本明細書では一般的に「回路」、「モジュール」又は「システム」と呼ぶことができる。さらに、本発明の態様は、具体化されたコンピュータ可読プログラム・コードを内部に有する1つ又は複数のコンピュータ可読媒体内に具体化されたコンピュータ・プログラム製品の形をとることができる。

1つ又は複数のコンピュータ可読媒体の任意の組み合わせを利用することができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読ストレージ媒体とすることができる。コンピュータ可読ストレージ媒体は、例えば、これらに限定されるものではないが、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線、若しくは半導体のシステム、装置、若しくはデバイス、又は上記のものの任意の組み合わせとすることができる。コンピュータ可読ストレージ媒体のより具体的な例(非網羅的なリスト)には、以下のもの、すなわち、1つ又は複数の配線を有する電気的接続、ポータブル・コンピュータ・ディスケット、ハード・ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュ・メモリ)、光ファイバ、ポータブル・コンパクト・ディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又は上記のものの任意の適切な組み合わせを含む。本文書の文脈においては、コンピュータ可読ストレージ媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスによって、又はそれらとの関連で使用するためのプログラムを収容又は格納することができる任意の有形媒体とすることができる。

コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読プログラム・コードが、例えばベースバンド内に又は搬送波の一部として内部に具体化された伝搬データ信号を含むことができる。このような伝搬信号は、これらに限定されるものではないが、電磁気、光、又はそれらの任意の適切な組み合わせを含む種々の形態のいずれかを取ることができる。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読ストレージ媒体ではなく、かつ、命令実行システム、装置若しくはデバイスによって、又はこれらとの関連で使用するためのプログラムを通信し、伝搬し、又は搬送することができる、任意のコンピュータ可読媒体とすることができる。

コンピュータ可読媒体上に具体化されたプログラム・コードは、これらに限定されるものではないが、無線、有線、光ファイバ・ケーブル、RF等、又は上記のもののいずれかの適切な組み合わせを含む、いずれかの適切な媒体を用いて伝送することができる。

本発明の態様の動作を実行するためのコンピュータ・プログラム・コードは、Java(登録商標)、Smalltalk、C++等のようなオブジェクト指向型プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続き型プログラミング言語を含む、1つ又は複数のプログラミング言語のいずれかの組み合わせで記述することができる。プログラム・コードは、完全にユーザのコンピュータ上で実行される場合もあり、一部がユーザのコンピュータ上で、独立したソフトウェア・パッケージとして実行される場合もあり、一部がユーザのコンピュータ上で実行され、一部が遠隔コンピュータ上で実行される場合もあり、又は完全に遠隔コンピュータ若しくはサーバ上で実行される場合もある。後者のシナリオにおいては、遠隔コンピュータは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)若しくは広域ネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを通じてユーザのコンピュータに接続される場合もあり、又は、外部コンピュータへの接続がなされる場合もある(例えば、インターネット・サービス・プロバイダを用いるインターネットを通じて)。Java並びに全てのJavaベースの商標及びロゴは、Oracle及び/又はその子会社の商標又は登録商標である。

本発明の態様は、本発明の実施形態による方法、装置(システム)及びコンピュータ・プログラム製品のフローチャート図及び/又はブロック図を参照して以下で説明される。フローチャート図及び/又はブロック図の各ブロック、並びにフローチャート図及び/又はブロック図内のブロックの組み合わせは、コンピュータ・プログラム命令によって実装することができることが理解されるであろう。これらのコンピュータ・プログラム命令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサに与えてマシンを製造し、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサにより実行される命令が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実装するための手段を生成するようにすることができる。

これらのコンピュータ・プログラム命令を、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置、又は他のデバイスに特定の方式で機能させるように指示することができるコンピュータ可読媒体内に格納し、それにより、そのコンピュータ可読媒体内に格納された命令が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実装する命令を含む製品を製造するようにすることもできる。

コンピュータ・プログラム命令を、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置、又は他のデバイス上にロードして、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置、又は他のデバイス上で、コンピュータ実装プロセスを生成するための一連の動作ステップを実施させて、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能装置上で実行される命令が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実装するためのプロセスを提供するようにすることもできる。

図面内のフローチャート及びブロック図は、本発明の種々の実施形態による、システム、方法及びコンピュータ・プログラム製品の可能な実装の、アーキテクチャ、機能及び動作を示す。この点に関して、フローチャート又はブロック図内の各ブロックは、指定された論理機能を実装するための1つ又は複数の実行可能な命令を含む、モジュール、セグメント又はコードの一部を表すことができる。幾つかの代替的な実装において、ブロック内に記載された機能は、図面内に記された順序とは異なる順序で行われる場合があることにも留意すべきである。例えば、連続して図示された2つのブロックが、実際には実質的に同時に実行されることもあり、又はこれらのブロックは、関与する機能に応じて、ときには逆順で実行されることもある。ブロック図及び/又はフローチャート図の各ブロック、並びにブロック図及び/又はフローチャート図内のブロックの組み合わせは、指定された機能又は動作を実行する専用ハードウェア・ベースのシステム、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実装することができることにも留意されたい。

誤解を避けるために、本説明及び特許請求の範囲の全体を通じて本明細書で用いられる場合、「含んでいる(comprising)」という用語は、「のみから成る」を意味すると解釈されるべきではない。

IBM、WebSphere及びCast Ironは、世界中の多数の管轄領域において登録されているインターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションの商標である。

Bluetoothは、世界中の多数の管轄領域において登録されているBluetooth SIG Inc.,の商標又は登録商標である。

100:電話システム 105:ユーザ 110:有線ネットワーク 112:無線ネットワーク 114:ネットワーク 115:電話 116:ピア・ツー・ピア接続 118:携帯情報端末(PDA) 120:オペレーティング・システム(OS) 130、135、530、535:アプリケーション(app) 140:サーバ 155、555、560、565:無線塔 160:衛星 162:全地球測位システム 200:マップ 205:建物のブロック 212、214、216、218:道路 300:ユーザ・マップ 305、310、315、320:ジオフェンス 400:方法 500:ジオフェンス・システム 510:ジオフェンス・エッジ・デバイス 520:ジオフェンス・コア 550:加入者コンテキスト・コンポーネント 630:ユーザ・プリファレンス 700:セル・カバー範囲 710、712:第1のセル 720、722:第2のセル 730:第3のセル 800:システム 805:API管理コンポーネント 812:ジオフェンス・エッジ・コンポーネント 814:高精度エッジ・ロケーションAPI 816:エッジ・ネットワーク無線情報コンポーネント 822:ジオフェンス・コア・コンポーネント 824:コア・ベース・ロケーションAPI 826:コア・ネットワーク無線情報コンポーネント 830:企業コンテキスト・コンポーネント 840:加入者情報

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