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Water-base high-gloss ink composition

阅读:880发布:2024-02-19

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【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 パール顔料および金属粉顔料を含有する水性高光沢インキ組成物において、前記パール顔料と金属粉顔料との重量比率が、パール顔料1に対して金属粉顔料0.01〜0.6であり、パール顔料と金属粉顔料との合計が水性高光沢インキ組成物全量に対して3.0
    〜40重量%であることを特徴とする水性高光沢インキ組成物。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、マーキングペン、
    筆ペン等の筆記具に充填して使用する性高光沢インキ組成物に関する。

    【0002】

    【従来の技術】近年、自然環境保護運動や人体に対する安全性意識の高まりとともに、筆記具用インキ分野においても、トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、メチルエチルケトン、メチル−イソ−ブチルケトン等のケトン系溶剤といった非水系有機溶剤を用いた油性インキ組成物から、
    水−水溶性有機溶剤を用いた水性インキ組成物への代替えが進んでいる。

    【0003】従来、水性インキ組成物において光沢のある筆跡を得るためのインキには、光沢付与顔料としてパール顔料や金属粉顔料が用いられている。 パール顔料を使用した水性インキとしては、昼光蛍光性顔料、酸化チタン及び酸化チタンでコーティングされたマイカ片からなるパール顔料から選ばれる隠蔽性付与顔料、アルカリ可溶性水溶性樹脂、ロジンエステルエマルジョンとを必須成分とするマーキングペン用水性蛍光顔料インキが特公平5−45633号公報に開示されている。

    【0004】また、平均粒子径5〜100μmのパール顔料をインキ全量に対して5〜50重量%と、インキ全量に対して5〜30重量%の分散剤兼固着剤と、着色剤としてインキ全量に対して0〜20重量%の染料又は顔料を含有することを特徴とするメタリック調及びパール調水性インキ組成物が特開平5−117569号公報に開示されている。

    【0005】金属粉顔料を使用した水性インキとしては、アルミニウム粉顔料、両性化合物、樹脂エマルション及び水を必須成分とする水性メタリックカラーインキが特公平7−35491号公報に開示されている。

    【0006】また、真鍮粉および/又は銅粉よりなる金属粉顔料と分散剤と水と特定構造を持つ芳香族アミンあるいはその誘導体とより少なくともなる水性金属顔料インキが特開平1−301772号公報に開示されている。

    【0007】

    【発明が解決しようとする課題】マーキングペン、筆ペン等の筆記具に充填して使用されるインキ組成物において、その筆跡が高光沢な筆跡となる水性インキ組成物を得ることである。 本発明でいう「高光沢な筆跡」とは、
    鏡面光沢度が高く、目視で筆跡にキラキラ感があり、筆跡を透して紙面の模様や汚れや他の筆跡などが透けて見えない筆跡のことである。 パール顔料のみを使用したインキの筆跡は、鏡面光沢度が高く、目視で筆跡にキラキラ感があるが、筆跡を正面から見ると筆跡を透して紙面の模様や汚れや他の筆跡が見えるため、高光沢な筆跡ではない。 また、金属粉顔料のみを使用したインキの筆跡は、鏡面光沢度が高く、筆跡を正面から見ても筆跡を透して紙面の模様や汚れや他の筆跡等が透けて見えることはないが、筆跡にキラキラ感がなく、パール顔料使用インキの筆跡のような立体感がなく、平坦な感じを与える筆跡で高光沢な筆跡ではない。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明は、パール顔料および金属粉顔料を含有する水性高光沢インキ組成物において、前記パール顔料と金属粉顔料との重量比率が、パール顔料1に対して金属粉顔料0.01〜0.6であり、パール顔料と金属粉顔料との合計が水性高光沢インキ組成物全量に対して3.0〜40重量%であることを特徴とする水性高光沢インキ組成物を要旨とするものである。

    【0009】以下、本発明を詳細に説明する。 本発明に使用されるパール顔料及び金属粉顔料の大きさは粒子径が100μm以下のものが望ましい。 粒子径が100μ
    mより大きいと、マーキングペンや筆ペンの繊維状やスポンジ状のペン先で、インキが詰まってしまい筆記できなくなる場合があるためである。

    【0010】パール顔料には、屈折率の低い天然マイカや、合成マイカの表面を屈折率の高い金属酸化物で被覆したものや、魚鱗箔、塩基性炭酸塩、オキシ塩化ビスマスがあるが、一般には天然マイカや合成マイカを金属酸化物でコーティングしたものを指す。 パール顔料における光沢は、金属酸化物層と、マイカ層と、パール顔料の周りの媒体との各境界において、各層の屈折率の違いで入射光が鏡面反射することによって得られる。 パール顔料におけるパール調の光沢は、パール顔料1個内の各境界面が平行なため反射光が合わされて、真珠の炭酸カルシウム層と蛋白質層の交互に積層された面からの反射光と同じ規則的な多重反射をすることによって得られる。
    パール顔料における色調は、主に、コーティングされた金属酸化物の種類に依存する。 例えば、金属酸化物に酸化チタンや酸化アルミニウムを使用したものは白銀色の光沢が得られる。 また、酸化チタンの代わりに酸化鉄を、又は、酸化チタン層と酸化鉄層とを設けることにより、酸化鉄層による一部波長領域の吸収により金色、赤色、銅色の光沢が得られる。 またこのほか、酸化クロムやチタン酸コバルトをコーティングした緑色の光沢が得られるパール顔料がある。 パール顔料の場合、屈折率の異なる平行な面での規則的な多重反射によって光沢が出るため、粒子径が5μmより小さいと光沢が弱くなる。
    従って、その粒子径は5μ以上が好ましい。 市販されているパール顔料としては、Iriodin100(粒子径10〜60μm、銀色)、同103(同10〜50μ
    m、銀色)、同300(同10〜60μm、金色)、同302(同5〜20μm、金色)、同323(同5〜2
    0μm、金色)、同504(同10〜60μm、赤色)、同524(同5〜20μm、赤色)、同502
    (同10〜60μm、銅色)、同520(同5〜20μ
    m、銅色)、同GP(同10〜40μm、緑色)(以上、メルクジャパン(株)製)や、ULTIMICA
    SB−100(同5〜30μm、銀色)、同SD−10
    0(同10〜60μm、銀色)、同SE−100(同1
    5〜100μm、銀色)、同RYB−100(同5〜3
    0μm、金色)、同RYD−100(同10〜60μ
    m、金色)、同RYE−100(同15〜100μm、
    金色)(以上、日本光研工業(株)製)や、TAYCA
    PEARL TP−500(同10〜70μm、銀色)、同TPX−720(同7〜45μm、銀色)、同SP−800(同10〜90μm、銀色)(以上、テイカ(株)製)がある。 パール顔料は、単独でも2種以上併用しても使用できる。 この他、パール顔料には、被覆に使われる金属酸化物が酸化チタンの場合、酸化チタン層の膜厚により入射光の内の一部の波長領域の光が反射し、補色に当たる波長領域の光が透過して着色された筆跡を与えろことができるものもある。

    【0011】金属粉顔料としてはアルミニウム粉、真鍮粉、ステンレス鋼粉、錫粉、亜鉛粉、ブロンズ粉、ニッケル粉、銅粉、金粉、銀粉等やこれらの混合粉やこれらの金属の合金粉がある。 また、金属における反射においては、鏡面反射率が波長によって大きく変化するため、
    正反射光が着色して見える。 これが各金属特有の金属光沢を与えるため、金属粉顔料を使用した場合、その金属特有の光沢を持った筆跡となる。 即ち、金属粉顔料によって得られる色は金色、銀色、銅色および赤色にほぼ限られる。 一般には銀色用にアルミニウム粉顔料が使用され、金色、銅色及び赤色用には銅粉及び銅合金粉顔料が使用される。

    【0012】アルミニウム粉顔料は、スタンプ・ミルでアルミニウム片を減摩剤、例えばステアリン酸と共に粉砕するスタンプ法や、ドラム中に噴霧法によって得られたアルミニウム粉と滑剤と適当な液体を鋼球とともに装入し、粉砕するボールミル法により得られるものであり、鱗片状のものが好ましい。 市販されているアルミニウム粉顔料としては、スーパーファインNo. 2200
    0、同No. 18000、ファインNo. 900、同8
    00(以上、大和金属粉工業(株)製)、AA12、A
    A8、No. 900、No. 1800(以上、福田金属箔粉工業(株)製)、アルミ粉1000、同2700
    (以上、中塚金属箔粉工業(株)製)などがある。 また、アルミニウムペーストはアルミニウム粉を高沸点の石油系溶剤(ミネラルスピリット)とステアリン酸等の減摩剤とを入れたボールミルの中で、粉砕、研磨し、非常に薄い鱗片状のアルミニウム微粒子にしてあるため、
    発火、爆発の危険が少なく、貯蔵安定性も良く、使用上取り扱いやすくなっている。 市販されているアルミニウムペーストとしては、スーパーファインNo. 2200
    0WN、同No. 1800WN(以上、大和金属粉工業(株)製)、WB0230、WXM0630(以上、東洋アルミニウム(株)製)などがある。

    【0013】市販されている銅及び銅合金粉顔料としては、PaleGold E5(粒子径:15〜100μ
    m、金色)、同2L5(粒子径:10〜70μm、金色)、RichGold L7(粒子径:15〜90μ
    m、金色)、同3L7(粒子径:5〜60μm、金色)、ECopper(粒子径:15〜100μm、銅色)(以上、福田金属箔粉工業(株)製)などがある。
    上記、金属粉顔料は単独でも2種以上併用しても使用できる。

    【0014】パール顔料および金属粉顔料は、その使用比率は、重量で、パール顔料:金属粉顔料が、1:0.
    01〜0.6であり、その使用量は、パール顔料と金属粉顔料との合計が水性高光沢インキ組成物全量に対して3.0〜40重量%であることが必要である。 金属顔料の使用比率が0.6より多いと、全体がキラキラと輝いて見え、立体感のある高光沢な筆跡が得られず、0.0
    1より少ないと、筆跡を正面から見たとき紙面の模様や汚れや他の筆跡が透して透けて見えてしまう。 また、水性高光沢インキ組成物中のパール顔料と金属粉顔料との合計が3.0重量%より少ないと、筆跡の光沢が低く、
    40重量%より多いとインキの液体としての流動性が悪くなり、マーキングペンや筆ペンとしてのスムーズな筆記ができなくなる。

    【0015】水性高光沢インキ組成物は、上記パール顔料および金属粉顔料以外に、樹脂及び溶剤を少なくとも必要とする。 樹脂は、パール顔料や金属粉顔料などといった、水性高光沢インキ組成物中の固形物を紙などの被筆記面に定着させるために使用するもので、具体的には水溶性ロジン、スチレン−アクリル系共重合体、その他各種の樹脂エマルジョンや水溶性樹脂などが挙げられる。 スチレン−アクリル系共重合物のエマルジョンの具体例としてはジョンクリル352、同537、同77
    5、同790、同1535(以上、ジョンソンポリマー(株)製)などがある。

    【0016】水は主溶剤として使用する。

    【0017】水溶性有機溶剤はペン先でのインキ乾燥防止、低温時のインキの凍結防止などの目的で使用する。
    具体的には、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、
    ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、チオジエチレングリコール、グリセリン等のグリコール類や、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、2−ピロリドン、トリエタノールアミン等を単独或いは混合して使用することができる。 上記成分以外に、尿素、エチレン尿素、チオ尿素などの湿潤剤や潤滑剤、ベンゾチアゾリン系、オマジン系などの防腐剤、ベンゾトリアゾール等の防錆剤、アニオン系、非イオン系の界面活性剤、粘度調整剤などの種々の添加剤が使用できる。

    【0018】本発明のインキを製造するに際しては、従来知られている種々の方法が採用できる。 例えば上記各成分を配合し、ターボミキサーやヘンシェルミキサー等の撹拌機により撹拌混合したり、ボールミル等の分散機により混合摩砕したりすることによって容易に得られる。

    【0019】ところで、金属粉は水と反応して光沢が失われる。 このため金属粉顔料は、脂肪酸やリン酸及びこれらの塩等で表面処理されているが、水性インキの場合、長期にわたり水中に浸漬されるため前記表面処理だけで十分とは言えない。 このため、アルミニウム粉顔料においては、パーフルオロアルキルリン酸エステル及び/またはパーフルオロアルキルトリメチルアンモニウム塩を併用することが特開平6−192610号公報に開示され、N−脂肪酸アシル−L−グルタミン酸塩を添加することが特開平8−209053号公報に開示されている。 真鍮粉及び/または銅粉顔料においては、芳香族アミンやその誘導体を添加する方法が特開平1−301
    772号公報に開示されている。 アルミニウム粉または真鍮粉にプラズマ処理を施す方法は特開昭59−138
    280号公報に開示されている。 本発明の水性高光沢インキ組成物においても上記公報に記載された発明を採用することによって、使用する金属粉顔料が水と反応して金属粉顔料の光沢が失われることを防ぐことができる。

    【0020】また、金属粉顔料はその金属特有の色をもった光沢をしているため、金色や銅色や光沢のある赤色の筆跡を得る場合は、金色及び/または銅色及び/または赤色のパール顔料と銀色の金属粉顔料との組合わせか、銀色パール顔料と金色及び/または銅色及び/または赤色の金属粉顔料の組合せで得ることができる。 銀色の筆跡を得る場合は銀色のパール顔料と銀色の金属粉顔料の組合せで得ることができる。 この他の色の光沢筆跡を得ようとする場合、酸化クロムやチタン酸コバルトをマイカにコーティングした緑色パール顔料と、銀色金属粉顔料との組合せで光沢のある緑色の筆跡を得ることができる。 更に、他の方法として、銀色パール顔料と銀色金属粉顔料と着色剤とを組み合わせて得ることもできる。 銀色金属粉顔料としてはアルミニウム粉顔料が適してる。

    【0021】この時使用される着色剤としては、従来公知の酸性染料、塩基性染料、直接染料といった水溶性染料や顔料を使用することができる。 酸性染料としては、
    C. I. アシッドブルー1、塩基性染料としては、C.
    I. ベーシックブルー7、直接染料としては、C. I.
    ダイレクトブルー86、C. I. ダイレクトグリーン6、C. I. ダイレクトオレンジ8等が挙げられる。 顔料としては橙色顔料のC. I. 12055、C. I. 1
    2075、C. I. 12125、C. I. 12305、
    C. I. 21165、褐色顔料のC. I. 12480、
    C. I. 12071、紫色顔料のC. I. 42535、
    C. I. 60010、青色顔料のC. I. 74100、
    C. I. 74160、C. I. 74180、緑色顔料のC. I. 74260等が挙げられる。 顔料を用いる場合、市販の水分散タイプの顔料は取り扱い性や生産性が高まるので好ましく用いられる。 水分散タイプの具体例としては、EM YELLOWSCARLET 2Y、
    EM YELLOW PINK 2B、EM YELL
    OW GREEN G、EM YELLOW BLUE
    2G(以上、東洋インキ(株)製)などが挙げられる。 これら着色剤とパール顔料の重量比率はパール顔料1に対して着色剤0.1以下が好ましい。 また、予め着色剤によって着色されたアルミニウム粉顔料が着色アルミニウム粉顔料として市販されているので、これを使用することもできる。

    【0022】

    【作用】 パール顔料と金属粉顔料を併用した場合、何故高光沢な筆跡が得られるかは以下のためと考えられる。 光沢とは「色の見えの印象の一種」といわれる心理的な量である。 マーキングペン、筆ペン等の筆跡における光沢とは、鏡面光沢度、筆跡のキラキラ感、筆跡を透して紙面の模様や汚れや他の筆跡などが透けて見えないことが視覚により総合的に評価されて知覚されるものと考えられる。 物体に光があたったとき、入射光に対して鏡面反射する方向(以降、正反射の方向)に反射する光の率を鏡面反射率といい、鏡面反射率を比視感度により物体を見たときの物体の光沢としたものが鏡面光沢度である。 普通の紙面に光があった場合、紙表面には紙繊維による小さな凹凸があるため反射光があらゆる方向に向かう拡散反射を行う。 このため普通の紙面には光沢がない。 鱗片状で、粒子径5μm以上のパール顔料と金属粉顔料とは紙面の小さな凹凸に影響されず紙面に並行に並ぶため、紙表面に比べ光をより多く鏡面反射する。 このため、パール顔料や金属粉顔料の筆跡は鏡面光沢度が高い。 パール顔料は入射された光の一部を鏡面反射し、残りを透過する。 パール顔料の鏡面反射率は入射光の入射により異なり、入射角が小さいと鏡面反射率は極端に小さくなる。 このため、パール顔料の筆跡は正面から見ると、パール顔料を透過した光が紙面で拡散反射した光を見るため、紙面の模様や汚れや他の筆跡が透けて見えてしまうものである。 しかし、紙の向きが少し変化すると、入射光の入射角の変化により、パール顔料の鏡面反射率が変化して反射光の強さが変わる。 これと、パール顔料の多層構造による規則的な多重反射によるパール調との相乗効果でパール顔料の筆跡には筆跡内での反射光のバラツキが見る角度のわずかな変化で変わるキラキラ感がある。 金属粉顔料は入射された光を透過しないため、金属粉顔料の筆跡は正面から見ても、紙面の模様や汚れや他の筆跡が透けて見えない。 しかし、金属粉顔料の鏡面反射率は入射光の入射角によらずほぼ一定のため、金属粉顔料の筆跡はキラキラ感がなく、平坦な感じになる。

    【0023】パール顔料と金属粉顔料とを併用すると、
    パール顔料を透過した光は金属粉顔料により鏡面反射されるため紙面に届かず、筆跡を透して紙面の模様や汚れや他の筆跡等が透けて見える事がない。 また、パール顔料、金属粉顔料ともに鏡面反射率が高いため筆跡の鏡面光沢度が高く、パール顔料のパール調により筆跡にキラキラ感がある。 パール顔料と金属粉顔料とを併用した筆跡では、金属粉顔料によって鏡面反射された反射光、パール顔料によって鏡面反射された反射光、および、パール顔料を透過した後金属粉顔料により鏡面反射された反射光があると考えられる。 パール顔料と金属粉顔料とはランダムに混ざりあっているので、パール顔料と金属粉顔料との重量比率がパール顔料1に対して金属粉顔料が0.01より少ないと、パール顔料を透過した光を鏡面反射する金属粉顔料の量が少なすぎて、筆跡を透して紙面の模様や汚れや他の筆跡等が透けて見えるてしまう。
    また、パール顔料と金属粉顔料との重量比率がパール顔料1に対して金属粉顔料が0.6より多いと、金属粉顔料で鏡面反射される光が多すぎて、パール顔料によるパール調の効果がなくなり、筆跡にキラキラ感がなくなる。

    【0024】

    【実施例】 実施例1 パール顔料(MC−306、日本光研工業(株)製、粒子径10〜60μm、 金色) 15.0重量部 アルミニウムペースト(WXM0630、東洋アルミニウム(株)製) 1.0重量部 樹脂(ジョンクリル1535、スチレン−アクリル酸共重合物、ジョンソンポ リマー(株)製) 10.0重量部 エチレングリコール 7.5重量部 キサンタンガム 0.1重量部 水 65.2重量部 界面活性剤(マリアリムAKM−0531、高分子型陰イオン分散剤、日本油 脂(株)製) 1.0重量部 防腐剤(プロクセルGXL、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、IC Iジャパン(株)製) 0.2重量部 上記成分をプロペラ撹拌機で30分撹拌混合し、光沢を有する金色インキを得た。

    【0025】 実施例2 パール顔料(TP−500、テイカ(株)製、粒子径10〜70μm、銀色) 5.0重量部 アルミニウムペースト(WB0230、東洋アルミニウム(株)製) 2.0重量部 プロピレングリコール 10.0重量部 樹脂(ジョンクリル775、ジョンソンポリマー(株)製)15.0重量部 グァーガム 0.5重量部 水 66.75重量部 染料(食用青色1号、ダイワ化成(株)製) 0.05重量部 界面活性剤(Schwego Fluor 8036、炭化フッ素高分子化合 物、ドイツ国、SCHWEGMANN製) 0.5重量部 防腐剤(プロクセルGXL、前述) 0.2重量部 上記成分をプロペラ撹拌機で30分撹拌混合し、光沢を有する青色インキを得た。

    【0026】 実施例3 パール顔料(TP−650、テイカ(株)製、粒子径5〜40μm、銀色) 30.0重量部 アルミニウムペースト (WXM0630、前述) 5.0重量部 グリセリン 5.0重量部 PVP K−120 0.5重量部 水 58.3重量部 防腐剤 (プロクセルGXL、前述) 0.2重量部 界面活性剤(Schwego Wett 8075、アニオン系界面活性剤、 ドイツ国、SCHWEGMANN製) 1.0重量部 上記成分をプロペラ撹拌機で30分撹拌混合し、光沢を有する銀色インキを得た。

    【0027】 実施例4 パール顔料(PC−413、日本光研工業(株)製、粒子径10〜60μm、 緑色) 20.0重量部 アルミニウムペースト(WXM0630、前述) 1.0重量部 1,3−ブチレングリコール 7.5重量部 キサンタンガム 0.1重量部 水 70.2重量部 防腐剤(プロクセルGXL、前述) 0.2重量部 界面活性剤(マリアリムAKM−0531、前述) 1.0重量部 上記成分をプロペラ撹拌機で30分撹拌混合し、光沢を有する緑色インキを得た。

    【0028】 比較例1 パール顔料(MC−306、前述) 15.0重量部 アルミニウムペースト(WXM0630、前述) 0.1重量部 防腐剤(プロクセルGXL、前述) 0.2重量部 エチレングリコール 7.5重量部 キサンタンガム 0.1重量部 界面活性剤(マリアリムAKM−0531、前述) 1.0重量部 樹脂(ジョンクリル1535、前述) 10.0重量部 水 66.1重量部 上記成分をプロペラ撹拌機で30分撹拌混合し、光沢を有する金色インキを得た。

    【0029】 比較例2 パール顔料(TP−500、前述) 5.0重量部 アルミニウムペースト(WB0230、前述) 3.5重量部 プロピレングリコール 10.0重量部 界面活性剤(Schwego Fluor 8036、前述)0.5重量部 グァーガム 0.5重量部 水 65.25重量部 染料(食用青色1号、前述) 0.05重量部 防腐剤(プロクセルGXL、前述) 0.2重量部 樹脂(ジョンクリル775、前述) 15.0重量部 上記成分をプロペラ撹拌機で30分撹拌混合し、光沢を有する青色インキを得た。

    【0030】 比較例3 パール顔料(TP−650、前述) 35.0重量部 アルミニウムペースト (WXM0630、前述) 10.0重量部 グリセリン 5.0重量部 PVP K−120 0.5重量部 水 48.3重量部 防腐剤 (プロクセルGXL、前述) 0.2重量部 界面活性剤(Schwego Wett 8075、前述) 1.0重量部 上記成分をプロペラ撹拌機で30分撹拌混合し、光沢を有する銀色インキを得た。

    【0031】 比較例4 パール顔料(TP−650、前述) 2.0重量部 アルミニウムペースト (WXM0630、前述) 0.5重量部 1,3−ブチレングリコール 7.5重量部 キサンタンガム 0.1重量部 水 88.7重量部 防腐剤 (プロクセルGXL、前述) 0.2重量部 界面活性剤 (マリアリムAKM−0531、前述) 1.0重量部 上記成分をプロペラ撹拌機で30分撹拌混合し、光沢を有する銀色インキを得た。

    【0032】 比較例5 着色アルミニウムペースト(フレンドカラーF500GR−W、昭和アルミパ ウダー(株)製、緑色) 20.0重量部 ポリエチレングリコール#100 8.0重量部 水 70.8重量部 防腐剤 (プロクセルGXL、前述) 0.2重量部 界面活性剤 (ナイミーンL−201、日本油脂(株)製) 1.0重量部 上記成分をプロペラ撹拌機で30分撹拌混合し、光沢を有する緑色インキを得た。

    【0033】以上、実施例1〜4、比較例1〜5で得た水性高光沢インキ組成物を、気孔率70%のポリエステル繊維製のペン先を備えたマーキングペンに充填し、上質紙に筆記線幅が3mmで筆跡が重ならず透き間があかないように3cm×3cmの面を筆記した。 本紙権に使用したこの上質紙は、白色重量部と黒色重量部とからなり、この境界重量部が筆記した面の中心にくるようにした。 この筆記した試料片を目視で評価すると共に鏡面光沢度を測定した。 鏡面光沢度の測定法方は、JIS Z
    8741−1983の通りとし、60度鏡面光沢度を測定した。 測定機器は変角光沢計VGS−300A(日本電色工業(株)製)を使用した。 試験結果を表1に示す。

    【0034】

    【表1】

    本試験に使用した上質紙の鏡面光沢度はGs(60゜)


    5%であった。

    【0035】

    【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明にかかわる水性インキはパール顔料単独や金属粉顔料単独の筆跡に比べ、高光沢な筆跡が得られる優れたインキである。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 裕志 埼玉県草加市吉町4−1−8 ぺんてる株 式会社草加工場内

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