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Luminaire

阅读:330发布:2024-02-25

专利汇可以提供Luminaire专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To change a light emitting color of an afterglow according to the elapsed time after lights-out, and enable utilization and development for refuge and guidance or the like at power failure time by coating a luminaire main body part irradiated by the light from a light source with plural phosphors which have long afterglow performance and are different in an afterglow characteristic.
SOLUTION: An upward projecting recessed part 1b is formed in the lengthwise direction of the inside surface side of an upper surface part 1a of a luminaire main body 1, and the recessed part 1b is coated with a mixed phosphor 2 formed by mixing plural phosphors which have long afterglow performance and are different in an afterglow characteristic. For example, a compound on which a general equation is expressed by MAl
2 O
4 (M is a light accumulating phosphor using a compound composed of a metallic element selected from a group composed of calcium, strontium and barium as a mother crystal) is used as the phosphor 2 having long afterglow performance. After it is coated with the mixed phosphor 2, a covering member 3 such as an acrylic resin and a silicone resin is formed in layers on it. Straight tube type plural fluorescent lamps 4 are arranged inside the luminaire main body 1, and afterglow performance is imparted for may hours after lights-out, can contribute to the guiding light.
COPYRIGHT: (C)1998,JPO,下面是Luminaire专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 器具本体と、器具本体に対して所定の位置関係を有するように配置した光源とを具備し、前記光源からの光が照射される器具本体部分に、長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を被着したことを特徴とする照明器具。
  • 【請求項2】 前記器具本体部分に、長残光性を有し、
    かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混合して又はそれぞれの蛍光体を層状に積層して被着したことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  • 【請求項3】 前記器具本体部分に、長残光性を有し、
    かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混合状態で又はそれぞれの蛍光体を別々でスクリ−ン印刷により被着したことを特徴とする請求項1又は2記載の照明器具。
  • 【請求項4】 前記長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体の器具本体部分への被着面積が50c
    2以上であることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  • 【請求項5】 器具本体と、器具本体に対して所定の位置関係を有するように配置した光源とを具備し、前記光源からの光が照射される器具本体部分に、ベ−ス部材の一方の面に長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混合して被着してなるシ−ト構体を貼着したことを特徴とする照明器具。
  • 【請求項6】 前記シ−ト構体におけるベ−ス部材の他方の面に接着層を形成し、器具本体部分に接着したことを特徴とする請求項5記載の照明器具。
  • 【請求項7】 器具本体と、器具本体に対して所定の位置関係を有するように配置した蛍光ランプと、器具本体に装着した樹脂製の飾り板とを具備し、前記飾り板に長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混入したことを特徴とする照明器具。
  • 【請求項8】 器具本体と、器具本体に対して所定の位置関係を有するように配置した光源と、パネル,ル−バ−,カバ−,セ−ド,グロ−ブよりなる群から選択された少なくとも1つを含む制光部材とを具備し、前記制光部材に長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混入ないし被着したことを特徴とする照明器具。
  • 【請求項9】 前記光源は、蛍光ランプ,電球,HID
    ランプよりなる群から選択された少なくとも1つ以上であることを特徴とする請求項1又は8記載の照明器具。
  • 【請求項10】 前記制光部材のうち、透光性を有する制光部材への長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体よりなる混合蛍光体の混入量は、制光部材重量の50%以下に設定したことを特徴とする請求項8記載の照明器具。
  • 【請求項11】 前記制光部材のうち、非透光性の制光部材への長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体よりなる混合蛍光体の被着面積が50cm 2以上であることを特徴とする請求項8記載の照明器具。
  • 【請求項12】 前記制光部材部分に、長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混合してなる混合蛍光体をスクリ−ン印刷により被着したことを特徴とする請求項8記載の照明器具。
  • 【請求項13】 器具本体と、器具本体に対して所定の位置関係を有するように配置した光源と、パネル,ル−
    バ−,カバ−,セ−ド,グロ−ブよりなる群から選択された少なくとも1つを含む制光部材とを具備し、前記光源からの光が照射される制光部材部分に、ベ−ス部材の一方の面に長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混合して被着してなるシ−ト構体を貼着したことを特徴とする照明器具。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】この発明は照明器具に関し、
    特に蛍光ランプの消灯後、例えば10分以上を経過しても物の識別が可能な残光を呈する照明器具の改良に関する。

    【0002】

    【従来の技術】一般に、照明器具は、例えば樋状の器具本体に、それに対して所定の位置関係を有するように蛍光ランプを配置すると共に、蛍光ランプの下方側に樹脂製の乳白色のパネルやカバ−などを配置して構成されている。

    【0003】この照明器具は種々の用途に使用されているが、例えばFL40タイプの蛍光ランプを用いる多くの照明器具は工事用器具として事務所はもとより大型店舗,劇場,浴場,地下街などのように広い分野で使用されている。

    【0004】ところで、このような照明器具が多く使用されている大型店舗,劇場,地下街などには多くの人が集まることから、火災,地震などの災害によって万一停電したりすると、パニック状態となって不測の事故が起こることが予測される。

    【0005】従って、消防法,建築基準法では、一定以上のスペ−スを有し、かつ人が多く集まるなどの条件を満たす大型店舗,劇場,地下街などには一般照明器具の他に、誘導灯,非常灯などの設置を義務付けている。

    【0006】これらの誘導灯,非常灯は、例えば正常時は蛍光ランプを商用電源によって点灯させ、非常時(停電時)は内蔵バッテリ−を電源として蛍光ランプないし電球などを照度が1(Lx)以上でかつ20〜30分以上点灯するように構成されている。

    【0007】このために、非常時に、万一、商用電源が停電して一般照明器具などが消灯したとしても、床面の照度は最低でも1(Lx)以上が確保されるために、安全かつ迅速な避難が可能となるものである。

    【0008】しかしながら、これらの誘導灯,非常灯は、高価であることもあって、一般照明器具に比較すると、その設置数は少ない。 例えば通路誘導灯のように壁面の下方に配置される場合には、混雑していると、壁面に近い人と遠い人では通路誘導灯の視認性に有意差が生じて避難の迅速性にも影響が現われるものである。

    【0009】一方、このような誘導灯,非常灯の設置義務のない一般家庭などでは、災害によって停電した場合、真っ暗な中で円滑かつ迅速に避難することは容易ではなく、子供や老人の避難が遅れる可能性がある。

    【0010】

    【発明が解決しようとする課題】従って、本出願人は、
    先に、ガラスバルブの内面に1種又は2種以上の蛍光体よりなる発光層を有し、この発光層に長残光性を有する蛍光体を少なくとも1cm 2当たり0.2mg以上混入した蛍光ランプを提案した(特願平7−204369号参照)。

    【0011】この提案によれば、この蛍光ランプを一般の照明用蛍光ランプと同様に使用することによって、この蛍光ランプの消灯後500秒を経過しても、物の識別が可能な0.05Lx程度の照度(ランプから10mm
    離れた点の照度)が得られ、停電時における誘導灯的な機能や常夜灯的な機能を奏するものである。

    【0012】しかしながら、非常時に蛍光ランプが照明器具から脱落したり、或いは衝撃を受けたりして破損・
    散乱すると、蛍光ランプの長残光特性に基づく誘導灯的な機能が損なわれるという問題がある。

    【0013】しかも、この蛍光ランプの正常時における明るさは、一般の照明用蛍光ランプと同等程度の明るさが得られないために、所定の床面照度を満たすには照明器具の設置数を増加させなければならず、経済的な負担が増加するという問題もある。

    【0014】それ故に、本発明の目的は、比較的に簡単な構成によって仮にガラスバルブが破損しても所定の長残光性が得られ、実用上何ら遜色のない程度の明るさが得られる他に、誘導灯ないし常夜灯以外への利用展開が可能な照明器具を提供することにある。

    【0015】

    【課題を解決するための手段】従って、本発明は、上述の目的を達成するために、器具本体と、器具本体に対して所定の位置関係を有するように配置した光源とを具備し、前記光源からの光が照射される器具本体部分に、長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を被着したことを特徴とし、本発明の第2の発明は、前記器具本体部分に、長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混合して又はそれぞれの蛍光体を層状に積層して被着したことを特徴とし、第3の発明は、前記器具本体部分に、長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混合状態で又はそれぞれの蛍光体を別々でスクリ−ン印刷により被着したことを特徴とし、さらに第4の発明は、前記長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体の器具本体部分への被着面積が5
    0cm 2以上であることを特徴とする。

    【0016】又、本発明の第5の発明は、器具本体と、
    器具本体に対して所定の位置関係を有するように配置した光源とを具備し、前記光源からの光が照射される器具本体部分に、ベ−ス部材の一方の面に長残光性を有し、
    かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混合して被着してなるシ−ト構体を貼着したことを特徴とし、第6の発明は、前記シ−ト構体におけるベ−ス部材の他方の面に接着層を形成し、器具本体部分に接着したことを特徴とする。

    【0017】又、本発明の第7の発明は、器具本体と、
    器具本体に対して所定の位置関係を有するように配置した蛍光ランプと、器具本体に装着した樹脂製の飾り板とを具備し、前記飾り板に長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混入したことを特徴とする。

    【0018】又、本発明の第8の発明は、器具本体と、
    器具本体に対して所定の位置関係を有するように配置した光源と、パネル,ル−バ−,カバ−,セ−ド,グロ−
    ブよりなる群から選択された少なくとも1つを含む制光部材とを具備し、前記制光部材に長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混入ないし被着したことを特徴とし、第9の発明は、前記光源は、蛍光ランプ,電球,HIDランプよりなる群から選択された少なくとも1つ以上であることを特徴とし、第10の発明は、前記制光部材のうち、透光性を有する制光部材への長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体よりなる混合蛍光体の混入量は、制光部材重量の50%以下に設定したことを特徴とし、第11の発明は、前記制光部材のうち、非透光性の制光部材への長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体よりなる混合蛍光体の被着面積が50cm 2以上であることを特徴とし、さらに第12の発明は、前記制光部材部分に、長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混合してなる混合蛍光体をスクリ−ン印刷により被着したことを特徴とする。

    【0019】さらには、本発明の第13の発明は、器具本体と、器具本体に対して所定の位置関係を有するように配置した光源と、パネル,ル−バ−,カバ−,セ−
    ド,グロ−ブよりなる群から選択された少なくとも1つを含む制光部材とを具備し、前記光源からの光が照射される制光部材部分に、ベ−ス部材の一方の面に長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混合して被着してなるシ−ト構体を貼着したことを特徴とする。

    【0020】

    【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施例について図1〜図2を参照して説明する。 同図において、1
    は天井面Aに埋め込まれた埋込形器具の器具本体であって、例えば断面がコ字形に形成されており、その内面側は光反射面に構成されている。 この器具本体1の上面部1aにおける内面側の長手方向には上方に向けて突出する凹部1bが形成されており、凹部1bの面積は50c
    2以上に設定されている。 この凹部1bには、長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混合してなる混合蛍光体2が被着されており、その上に透光性を有するアクリル樹脂,シリコン樹脂などの被覆部材3
    が積層して形成されている。

    【0021】上述の長残光性を有する蛍光体2としては、例えば一般式がMAl 24で表される化合物で、
    Mはカルシウム,ストロンチウム,バリウムからなる群から選択された1つ以上の金属元素からなる化合物を母結晶にした蓄光性蛍光体であり、付活剤としてはユ−ロピウム(Eu)が用いられる他、共付活剤としてジスプロシウム(Dy),ネオジム(Nd)などが使用される。 これらの蛍光体には、残光特性の異なるものが見受けられる。 例えば490nmに発光ピ−クを有するユ−
    ロピウム,ジスプロシウム付活アルミン酸ストロンチウム蛍光体(Sr 4 Al 1425 :Eu/Dy)と、520
    nmに発光ピ−クを有するユ−ロピウム付活アルミン酸ストロンチウム蛍光体(SrAl 24 :Eu)とは、
    粉体状態において、図2に示すような残光輝度特性を呈する。 前者は発光色が青緑色(ブル−グリ−ン)であり、後者は発光色が緑色(グリ−ン)であり、図中、B
    G及びGで示している。 これらの蛍光体(以下、前者をBG蛍光体、後者をG蛍光体という)は、消灯直後に、
    急激な残光輝度の減衰を呈するが、10分程度経過した後は緩やかに減衰する減衰特性を有している。 そして、
    消灯後、10分経過頃まではG蛍光体の方がBG蛍光体より残光輝度が大きいが、10分経過後はBG蛍光体の方がG蛍光体より残光輝度が大きくなるという逆転現象が生じている。

    【0022】これらの蛍光体の輝度特性は、BG蛍光体とG蛍光体との混合比率,被着面積,平均粒径などによって影響を受けるものであるが、例えばこれらの蛍光体の平均粒径は2〜12μmに設定されているが、12μ
    m以上に設定することもでき、大きな粒径を選択することにより、残光輝度を高めることができる。

    【0023】又、器具本体1の内部には光源として直管形の複数本の蛍光ランプ4が、器具本体に対して所定の位置関係を有するように配置されている。 尚、光源としては、蛍光ランプの他、電球,HIDランプも使用できる。 ここで、HIDランプとは、 igh nten
    sity ischarge(高輝度放電)ランプの略称で、高圧ナトリウムランプ,メタルハライドランプ,銀ランプを総称したものである。

    【0024】この構成の照明器具において、幅20mm
    ×長さ900mm×深さ2mmの凹部1bに、BG蛍光体とG蛍光体とを重量比で1:1で混合してなる混合蛍光体2をスクリ−ン印刷,吹き付け,刷毛塗りなどにより被着すると共に、その上を透明なポリエチレンテレフタレ−ト(PET)樹脂(3)にて被覆し、2本のFL
    40蛍光ランプを連続して2時間点灯した後、消灯したところ、消灯後300秒の残光照度(ランプから10m
    m離れた点の照度)は0.2(Lx)であった。 又、2
    4時間後においても、物の識別が可能な0.05(L
    x)程度の照度が得られた。 しかしながら、凹部1bの面積は50cm 2程度あれば、標識として認識可能な照度が得られる。

    【0025】特に、この照明器具は、消灯してから10
    分程度まではグリ−ンが強い発光を呈しているが、10
    分経過後からはブル−グリ−ンが優勢な発光色を呈し、
    標識としての機能のみならず、消灯空間に照明の色調が変化する幻想的な空間を演出することができる。 従って、青色,緑色などの他に、赤色などの発光色を呈する蛍光体などと組み合わせることによって、さらに多様な演出が可能となる。

    【0026】又、非常時に、万一、蛍光ランプ4が破損したとしても、器具本体1の上面部1aおいて、蛍光体2が残光(発光)を呈しているために、避難時の標識などとして利用できる。

    【0027】さらには、この照明器具における蛍光ランプ4には長残光性を有する蛍光体が全く使用されていないために、所定の明るさを得ることができ、器具の設置数を増加する必要がない。

    【0028】図3は本発明の第2の実施例を示すものであって、器具本体1の上面部1aにおける内面側の平坦部分にはBG蛍光体とG蛍光体とを重量比で1:1で混合してなる混合蛍光体2がシルクスクリ−ンを利用して被着面積が50cm 2以上となるようにスクリ−ン印刷されている。 尚、混合蛍光体2はスクリ−ン印刷の他、
    吹き付け,静電塗装,刷毛塗り,浸漬塗布などによって被着することもできる。 特に、吹き付けを行う場合には、例えばメラミン樹脂,アクリル樹脂,エポキシ樹脂などに混合蛍光体2を例えば1:1で混入したものが利用されるが、混入割合は適宜に変更できる。 又、混合蛍光体2の表面は被覆部材3にて被覆することもできる。

    【0029】図4は本発明の第3の実施例を示すものであって、基本的には図3に示す実施例と同じである。 異なる点は、BG蛍光体を器具本体1の上面部1aにおける内面側の平坦部分にスクリ−ン印刷して第1の蛍光体層2aを形成し、この第1の蛍光体層2aの上にG蛍光体をスクリ−ン印刷して第2の蛍光体層2bを積層・形成したことである。 尚、被着方法は、スクリ−ン印刷の他、吹き付け,刷毛塗りなども採用し得る。 又、混合蛍光体2の表面は図3に示すように被覆部材3にて被覆することもできる。

    【0030】図5〜図6は本発明の第4の実施例を示すものであって、基本的には図3に示す実施例と同じである。 異なる点は、混合蛍光体2を備えたシ−ト構体5を器具本体1の上面部1aにおける内面側の平坦部分に貼着したことである。 このシ−ト構体5は、例えば光反射性を有するベ−ス部材6と、このベ−ス部材6の一方の面に被着された混合蛍光体2と、ベ−ス部材6の他方の面に被着された接着層7とから構成されている。 尚、混合蛍光体2の表面は被覆部材3にて覆うことが、又、接着層7の表面に離型紙を配置することが望ましい。

    【0031】図7は本発明の第5の実施例を示すものであって、器具本体1の上面部1aには係止用の開口部1
    cが形成されており、この開口部1cには面積が50
    cm 2以上に設定されたアクリル樹脂よりなる飾り板8
    が、本体部8aより延びる係止爪8b,8bを利用して装着されている。 この飾り板8には長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体2が、アクリル樹脂重量の50%を限度に混入・分散されている。 尚、この実施例は、図1の照明器具における混合蛍光体2の被着構造に代えて適用することができるし、アクリル樹脂に代えてポリカ−ボネイト(PC)樹脂,スチロ−ル樹脂,
    ABS樹脂なども利用できる。

    【0032】この実施例によれば、ランプ消灯時に、飾り板8の本体部8aが残光を呈するために、避難時の標識などとして利用できる。 特に、家庭用照明器具に適用すれば、通常、常夜灯用として搭載されている5W程度の豆球を省略でき、器具のコストを低減できるのみならず、省電効果も得られる。

    【0033】図8は本発明の第6の実施例を示すものであって、天井面Aに埋め込まれた器具本体1の下方開口部には樹脂製の透光性を有するパネル9が配置されている。 このパネル9には、例えば透明のアクリル樹脂,P
    C樹脂,スチロ−ル樹脂,ABS樹脂などが用いられており、長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体2が樹脂重量の50%を限度に混入・分散されている。 これの混入量は、パネル9の光透過性,外観状態の観点から20%程度以下、特に10%以下が望ましい。
    特に、乳白色などのように着色処理されている場合には、さらに混入量を減少させることが好ましい。

    【0034】特に、長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体2をアクリル樹脂パネル9に、樹脂重量の20%混入し、2本のFL40蛍光ランプを連続して1時間点灯した後、消灯したところ、消灯後300秒の残光照度は0.27(Lx)であった。 又、10時間後においても、0.07(Lx)程度の照度が得られた。 従って、消防法や建築基準法で誘導灯,非常灯の設置が義務付けられている場所の一般照明器具に適用すれば、災害などで万一停電しても、物を識別可能な明るさの残光が得られ、円滑かつ迅速な避難が可能となる。

    【0035】又、この照明器具は、消灯後、時間の経過と共にパネル9の残光色が変化するために、消灯空間に照明の色調が変化する幻想的な空間を演出することができる。 従って、青色,緑色などの他に、赤色などの発光色を呈する蛍光体などと組み合わせることによって、さらに多様な演出が可能となる。

    【0036】図9〜図10は本発明の第7の実施例を示すものであって、天井面Aに埋め込まれた器具本体1の下方開口部には複数のル−バ−板10aを一定の間隔に並設してなるル−バ−10が配置されている。 特に、ル−バ−板10aの表面には長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体を混合してなる混合蛍光体2が被着されている。 尚、この混合蛍光体2の表面を、図1
    に示すような被覆部材3にて被覆することもできる。 この実施例によれば、上記実施例と同様な効果が得られる。

    【0037】図11は本発明の第8の実施例を示すものであって、天井面Aaにはほぼ平板状の器具本体1Aが固定されており、それの端部にはL形に屈曲された支持部1dが形成されている。 この器具本体1Aには一対又は複数対のソケット11が支持されており、それぞれの間に1本又は複数本の蛍光ランプ(光源)4が装着されている。 この器具本体1Aは例えば箱形で透光性を有するカバ−12にて覆われており、端部において化粧ネジ13を支持部1dに螺入することによって固定されている。 そして、カバ−12には長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体2が、カバ−重量の50%を限度として混入・分散されている。 尚、複数の蛍光体2
    の混入量は、カバ−12の光透過性,外観状態の観点から20%程度以下、特に10%以下が望ましい。

    【0038】この実施例によれば、この照明器具は主として一般家庭において使用される関係で、蛍光ランプ4
    の消灯後、常夜灯として利用される。 このために、従来、この種器具に付設されていた5W程度の豆球を完全に省略でき、器具コストの低減のみならず、電力の節電も可能となる。 又、非常時には、避難用の標識,誘導光としても利用できる。

    【0039】又、この照明器具は、消灯後、時間の経過と共にカバ−12の残光色が変化するために、消灯空間に照明の色調が変化する幻想的な空間を演出することができる。 従って、青色,緑色などの他に、赤色などの発光色を呈する蛍光体などと組み合わせることによって、
    さらに多様な演出が可能となる。

    【0040】図12は本発明の第9の実施例を示すものであって、フランジ部を有する一対の椀状の本体を衝合してなる器具本体1Bの下面側には複数のランプホルダ−14が固定されており、環形蛍光ランプ4Aが装着されている。 一方、器具本体1Bの上面側からは吊下げ用のコ−ド15が導出されており、図示しない天井面の接続器に接続・結合されている。 又、器具本体1Bのフランジ部には上下部分に開口部を有するスチロ−ル,アクリルなどの樹脂材よりなるセ−ド16が載置されている。 このセ−ド16には長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体2が、カバ−重量の50%を限度として混入・分散されている。 尚、この蛍光体2の混入量は、セ−ド16の光透過性,外観状態の観点から20
    %程度以下、特に10%以下が望ましいが、使用する環形蛍光ランプ4Aの数量が2本以上の場合にはその数,
    ランプのワットサイズによってさらに減量したり、或いは50%を限度に増量したりすることもできる。

    【0041】この実施例によれば、この照明器具は一般家庭において使用されるものであり、環形蛍光ランプ4
    Aの消灯後は、常夜灯として利用される。 このために、
    従来、この種器具に付設されていた5W程度の豆球を完全に省略でき、器具コストの低減のみならず、電力の節電も可能となる。 又、非常時には、避難用の標識,誘導光としても利用できる。

    【0042】又、図7に示す飾り板8を本実施例の器具本体1Bの下面に適用すれば、器具にアクセントを付けることができ、器具デザインに多様性を持たせることができる。

    【0043】特に、この照明器具は、消灯後、時間の経過と共にセ−ド16の残光色が変化するために、消灯空間に照明の色調が変化する幻想的な空間を演出することができる。 従って、青色,緑色などの他に、赤色などの発光色を呈する蛍光体などと組み合わせることによって、さらに多様な演出が可能となる。

    【0044】図13は本発明の第10の実施例を示すものであって、基本的には図12に示す実施例と同じである。 異なる点は、セ−ド16の内面上部にシ−ト構体5
    を貼着し、セ−ド16への複数の蛍光体の混入を省略したことである。

    【0045】図14は本発明の第11の実施例を示すものであって、天井面Aaには耐熱性のソケット(器具本体)11Aが固定されており、電球(光源)17が装着されている。 そして、電球17は例えばスチロ−ル,アクリルなどの樹脂材よりなるグロ−ブ18にて覆われている。 このグロ−ブ18には長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体2が、グロ−ブ重量の50%
    を限度に混入・分散されている。 尚、蛍光体2の混入量は、グロ−ブ18の光透過性,外観状態の観点から20
    %程度以下、特に10%以下が望ましい。

    【0046】尚、本発明は、何ら上記実施例にのみ制約されることなく、例えば光源は直管形蛍光ランプ,環形蛍光ランプ,コンパクト蛍光ランプ,電球形蛍光ランプなどの他、HIDランプも適用できる。 長残光性を有する蛍光体は、上記実施例に記載したものの他、ユ−ロピウム,ネオジム,イットリウム付活アルミン酸カルシウム蛍光体(CaAl 24 :Eu/Nd/Y),ユ−ロピウム,ネオジム付活アルミン酸バリウム蛍光体(Ba
    Al 24 :Eu/Nd)などのように長残光特性を有し、かつ残光特性の異なるものはすべて使用できる。
    又、これらの蛍光体を混合する場合には、それぞれの混合割合は粒径,発光域,消灯時の残光色調の変化態様などによって適宜に設定できる。 さらに、制光部材は上記実施例に記載以外の素材を使用することもできる。

    【0047】

    【実施例】次に、本発明者は、図12に示す照明器具において、環形蛍光ランプとしてFCL32を使用し、セ−ドとして透明アクリル樹脂に490nmに発光ピ−クを有するユ−ロピウム,ジスプロシウム付活アルミン酸ストロンチウム蛍光体(Sr 4 Al 1425 :Eu/D
    y)と、520nmに発光ピ−クを有するユ−ロピウム付活アルミン酸ストロンチウム蛍光体(SrAl
    24 :Eu)とを重量比で1:1で混合してなる混合蛍光体を、樹脂重量の8%を混入・分散させた。 そして、この器具を通常の使用状態で1時間点灯させ、消灯後における照度の変化推移を測定したところ、図15に示す結果が得られた。 尚、照度は、セ−ド側面から10
    mm側方に離隔したところに照度計を配置して測定した。

    【0048】この結果から明らかなように、消灯後30
    0秒における残光照度は、0.2(Lx)であり、物の識別が十分にできるレベルであることがわかる。 尚、物の識別が可能な照度は、ほぼ0.05(Lx)であることが実験的に確認されているところ、この器具では、消灯後、10時間経過しても、0.05(Lx)以上の照度を維持していた。

    【0049】又、消灯後、ほぼ7分程度まではグリ−ンの強い残光を呈しており、14分を過ぎた頃からブル−
    グリ−ンの残光が強くなった。 ほぼ10分程度で残光の色調が逆転することが認められた。

    【0050】

    【発明の効果】以上のように、本発明によれば、光源からの放射光が照射される部分に、長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体が存在しているために、
    ランプ消灯後、長時間に亘って物の識別が可能な照度ないし標識として認識可能な照度が得られ、非常時などの誘導光として或いは常夜灯の光として有効に利用できる。

    【0051】又、仮に光源例えば蛍光ランプのガラスバルブが破損し飛散したとしても、長残光性を有し、かつ残光特性の異なる複数の蛍光体は、蛍光ランプ以外の部分に存在するように配置されているために、破損した状態でも物を識別できる程度の照度ないし標識として認識できる程度の照度が得られる。 このために、非常時などの誘導に寄与できる。

    【0052】しかも、光源例えば蛍光ランプの発光層には長残光性を有する蛍光体が混入されていないために、
    蛍光ランプ本来の明るさを維持できる。 従って、照明器具の設置数を増加することはなく、経済的な負担増を皆無にできる。

    【0053】特に、複数の蛍光体には長残光性を有し、
    かつ残光特性の異なるものが使用されているために、消灯後、その経過時間に応じて残光の発光色が変化し、消灯空間に照明の色調が変化する幻想的な空間を演出することができる。 従って、停電時の避難誘導など以外の分野などにも応用展開が可能となる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の第1の実施例を示す要部断面図。

    【図2】異なる残光特性を有する蛍光体の残光輝度の減衰特性図。

    【図3】本発明の第2の実施例を示す要部断面図。

    【図4】本発明の第3の実施例を示す要部拡大断面図。

    【図5】本発明の第4の実施例を示す要部断面図。

    【図6】図5に示すシ−ト構体の拡大断面図。

    【図7】本発明の第5の実施例を示す要部拡大断面図。

    【図8】本発明の第6の実施例を示す要部断面図。

    【図9】本発明の第7の実施例を示す要部断面図。

    【図10】図9の要部拡大断面図。

    【図11】本発明の第8の実施例を示す要部断面図。

    【図12】本発明の第9の実施例を示す要部断面図。

    【図13】本発明の第10の実施例を示す要部断面図。

    【図14】本発明の第11の実施例を示す要部断面図。

    【図15】消灯後の経過時間に対する残光照度を示す図。

    【符号の説明】

    1,1A,1B,(11A) 器具本体 1b 凹部(制光部材) 2,2a,2b 長残光性を有する蛍光体 4 直管形蛍光ランプ(光源) 4A 環形形蛍光ランプ(光源) 5 シ−ト構体 6 ベ−ス部材 7 接着層 8 飾り板 9 パネル(制光部材) 10 ル−バ−(制光部材) 12 カバ−(制光部材) 16 セ−ド(制光部材) 17 電球(光源) 18 グロ−ブ(制光部材)

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