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Reproduction circuit of optical storage device

阅读:246发布:2021-11-12

专利汇可以提供Reproduction circuit of optical storage device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To eliminate the effects of sags in preformat region signals to enhance the traceability to the amplitude changes of data region signals and to drastically improve the slice setting margin. SOLUTION: After being converted to two difference signals, the signals in the preformat region/data region are filtered by a filter section 10 and inputted into a cross converter 15 through coupling condensers C1 , C2 and a peak ramp diode 12 to be compared. Coupling condensers C1 , C2 are parallelly connected with capacity adjusting condensers C3 , C4 through analogue switches Q1 , Q2 and on-off control is made in correspondence with the preformat region/ data region by the switching signals supplied from the high-order control section to switch the capacity adjusting coupling condensers C3 , C4 and cause the capacity of the coupling condensers to be settable at an appropriate value.,下面是Reproduction circuit of optical storage device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】凹凸のピットによりID情報等が記録されたプリフォーマット領域、及びデータが記録されるデータ領域とした媒体から再生時に得られるプリフォーマット領域の信号、及びデータ領域の信号をそれぞれ2つの差動信号に変換する信号変換手段と、 前記信号変換手段により変換された差動信号をそれぞれ交流結合用のカップリングコンデンサを介して入力し、
    前記入力した差動信号の比較処理を行う比較手段を備え、ピーククランプ方式によりリードデータの検出を行う光学的記憶装置の再生回路において、 前記カップリングコンデンサに、それぞれスイッチを介して容量調整用のカップリングコンデンサを並列接続したことを特徴とする光学的記憶装置の再生回路。
  • 【請求項2】前記スイッチは、上位制御部からの切り替え信号により前記プリフォーマット領域、及びデータ領域に対応してオン、オフ制御され、前記容量調整用のカップリングコンデンサの切り替えを行うことを特徴とした請求項1記載の光学的記憶装置の再生回路。
  • 【請求項3】前記スイッチは、上位制御部からの切り替え信号によりプリフォーマット領域に対応してオンに制御された場合、前記カップリングコンデンサに容量調整用のカップリングコンデンサを並列接続し、 データ領域に対応してオフに制御された場合、前記カップリングコンデンサと容量調整用のカップリングコンデンサとを切り離すことにより、プリフォーマット領域とデータ領域に対応して、それぞれカップリングコンデンサの容量を適正な値に調整可能にしたことを特徴とする請求項2記載の光学的記憶装置の再生回路。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、凹凸のピットによりID情報等が記録されたプリフォーマット領域、及びデータが記録されるデータ領域からなるセクタを最小記録単位とした光磁気ディスクや相変化型ディスク等を使用する光学的記憶装置の再生回路に関する。 特に本発明は、リードデータの検出方式の1つであるピーククランプ方式を採用した光学的記憶装置の再生回路に関する。

    【0002】

    【従来の技術】以下、図4〜図6に基づいて光磁気ディスク装置に適用した従来例を説明する。 なお、以下の説明では光磁気ディスクを単に「媒体」とも記す。

    【0003】§1:光磁気ディスク装置の一般的な説明 光磁気ディスク装置の媒体である光磁気ディスクは、数千〜数万論理トラックから構成され、各トラックは最小記録単位であるセクタよりなる。 記録されるデータは1
    セクタ単位で媒体上に記録される。 この場合、例えば、
    25セクタで1論理トラックが構成される。

    【0004】前記セクタは更に細かく区分されており、
    セクタの先頭を検出するためのセクタマーク(SM)
    と、その後のトラック、セクタ番号が記録されているI
    D領域(IDentification)があり、更に、同期信号やエラー訂正コードを含んだデータ記録領域がある。

    【0005】ここで、前記セクタマーク(SM)/ID
    領域は予め凹凸(Prepit)として記録されたプリフォーマット領域(以下「ID部」と記す)であり、前記データ記録領域は、データが光磁気的に書き換え可能な領域(以下「MO部」と記す)である。

    【0006】§2:従来の光磁気ディスク装置における再生回路の説明・・・図4参照 図4は従来のデータ再生回路のブロック図である。 従来、ピーククランプ方式によりリードデータを検出する光磁気ディスク装置の再生回路は図示のように構成されていた。

    【0007】すなわち、前記再生回路には光検出器(フォトディティクタ)2、3、ヘッドアンプ4、5、リードLSI8、マルチプレクサ(MPX)9、フィルタ部10、ピット検出器13、ピーククランプダイオード1
    2、抵抗R、カップリングコンデンサ(交流結合用のコンデンサ)C等が設けてある。 また、リードLSI8には、AGCアンプ6、7等が設けてある。 前記各部の機能等は次の通りである。

    【0008】(1) :光検出器2、3は光磁気ディスク(媒体)1からの反射光を検出して電気信号に変換するものである。 この場合、光検出器2は媒体上のMO部からの反射光を検出し、光検出器3は媒体上のID部からの反射光を検出するものである。

    【0009】(2) :ヘッドアンプ4、5は光検出器2、
    3の出信号を増幅しMO部信号(差動信号)、及びI
    D部信号(差動信号)に変換するものである。 この場合、前記MO部信号、及びID部信号はカップリングコンデンサCを介してリードLSI8に送られる。

    【0010】(3) :リードLSI8は、ヘッドアンプ4、5からのMO部信号、ID部信号を入力すると共に、外部からのリファレンスクロックと、ピット検出器13からのピットデータを入力して、リードデータとリードクロックを作成するものである。

    【0011】またリードLSI8には、AGCアンプ6、7が設けてあり、ヘッドアンプ4、5の出力であるMO部信号、及びID部信号を振幅一定の信号に変換する。 そして、このリードLSI8からは、図示のMO
    部AGC出力と、のID部AGC出力とをそれぞれカップリングコンデンサCを介してマルチプレクサ9へ出力する。

    【0012】(4) :マルチプレクサ(MPX)9は、上位制御部からのID部/MO部切り替え信号により、リードLSI8から送られた2系統の信号(のMO部A
    GC出力と、のID部AGC出力)を切り替えて出力するものである。

    【0013】(5) :フィルタ部10は、マルチプレクサ9から送られた信号のフィルタ処理、微分処理等を行うものである。 この場合、フィルタ部10からは図示のノーマル信号と、図示の微分信号をピット検出器13
    へ出力する。 また、前記のノーマル信号はカップリングコンデンサC1、C2、及びピーククランプダイオード12を介してピット検出器13へ送り、前記の微分信号はカップリングコンデンサCを介してピット検出器13へ送る。

    【0014】(6) :ピーククランプダイオード12は、
    前記フィルタ部10から出力されるノーマル信号(差動信号)の波形のピークを一定の値にクランプするものである。

    【0015】(7) :ピット検出器13は、フィルタ部1
    0から送られたのノーマル信号、及びの微分信号を入力し、ピットデータ(媒体上の各記録領域に対応した信号)を作成し、リードLSI8へ送るものである。

    【0016】(8) :カップリングコンデンサC、C1、
    C2は各ラインの直流成分を阻止し、交流成分のみを通過させるもの(交流結合用のコンデンサ)である。 なお、前記カップリングコンデンサの容量と回路上の抵抗成分とでハイパスフィルタとして機能する。

    【0017】§3:再生回路の動作説明・・・図4参照 以下、前記再生回路の動作を説明する。 媒体1にはプリフォーマット領域(ID部)と書き換え可能領域(MO
    部)からなるセクタが最小記録単位として記録されているものとする。 この媒体1より光学ヘッドの光検出器2
    でユーザーデータ等のMO部からの反射光を検出し、光検出器3でアドレスデータ等のID部からの反射光を検出してそれぞれ電気信号に変換する。

    【0018】そして、前記光検出器2、3から出力される信号はヘッドアンプ4、5により増幅され、それぞれ2つの差動信号に変換される。 この場合、ヘッドアンプ4からはMO部信号を出力し、ヘッドアンプ5からはI
    D部信号を出力する。 そして、前記MO部信号、及びI
    D部信号はそれぞれカップリングコンデンサCを介してリードLSI8へ送られる。

    【0019】リードLSI8では、ヘッドアンプ4から出力されたMO部信号はAGCアンプ6により振幅一定の信号に変換した後、のMO部AGC出力として、カップリングコンデンサCを介してマルチプレクサ9へ送られる。 また、ヘッドアンプ5から出力されたID部信号はAGCアンプ7により振幅一定の信号に変換した後、のID部AGC出力として、カップリングコンデンサCを介してマルチプレクサ9へ送られる。

    【0020】マルチプレクサ9では、上位制御部からのID部/MO部切り替え信号により、リードLSI8から送られた前記2系統の信号(MO部信号/ID部信号)を切り替える。 すなわち、ID部/MO部切り替え信号がMO部を選択する信号ならば、前記のMO部A
    GC出力を選択し、ID部/MO部切り替え信号がID
    部を選択する信号ならば、前記のID部AGC出力を選択しフィルタ部10へ送る。

    【0021】その後、フィルタ部10ではマルチプレクサ9から送られた信号のフィルタ処理、微分処理等を行い、のノーマル信号(2つの差動信号)をカップリングコンデンサC1、C2及びピーククランプダイオード12を介してピット検出器13へ送る。

    【0022】また、フィルタ部10では、前記のノーマル信号からクロスコンパレータにより、クロスコンパレータ出力を得て、このクロスコンパレータ出力を微分し、の微分信号をカップリングコンデンサCを介してピット検出器13へ送る。

    【0023】ピット検出器13では、前記フィルタ部1
    0から送られた信号を基にピット検出処理(媒体上のピット位置に対応した信号の検出処理)を行い、検出したピットデータを前記リードLSI8へ送る。

    【0024】リードLSI8では外部からのリファレンスクロックと、前記ピット検出器13から送られたピットデータを基に、リードデータとリードクロックを作成し、データ復調系回路(図示省略)へ送る。 データ復調系回路では、前記リードデータとリードクロックを基にデータの復調を行う。

    【0025】§4:ピット検出器とその入力側ラインの詳細な構成の説明・・・図5参照 図5は図4の一部詳細図である。 以下、図5に基づいてピット検出器とその入力側ラインの構成を詳細に説明する。 図示のようにピット検出器13には、クロスコンパレータ15、ゼロクロスコンパレータ16、フリップフロップ回路(FF)17等が設けてある。 なお、Rは抵抗、V1、V2は直流電源(V1>V2)、a、b、
    c、dは入力端子、eは出力端子である。

    【0026】前記クロスコンパレータ15は、フィルタ部10から送られたのノーマル信号(2つの差動信号)を入力して比較処理を行い、クロスコンパレータ出力をフリップフロップ回路17へ送るものである。 この場合、前記クロスコンパレータ15の入力端子a側のラインは抵抗Rを介して直流電源(バイアス電源)V1に接続され、入力端子b側のラインは抵抗Rを介して直流電源V2に接続されている(但し、V1>V2)。

    【0027】また、フィルタ部10からののノーマル信号は2つのラインに別れ、それぞれカップリングコンデンサC1、C2を介して入力端子a、bに接続されると共に、前記入力端子a側のラインと入力端子b側のラインにはピーククランプダイオード12が図示極性(入力端子a側がアノード、b側がカソード)で接続され前記直流電源V1、V2により直流バイアスが印加されている。

    【0028】すなわち、直流電源V1→入力端子a→ピーククランプダイオード12→入力端子b→直流電源V
    2の経路で電流が流れ、ピーククランプダイオード12
    には直流バイアスが印加される。

    【0029】一方、ゼロクロスコンパレータ16は、カップリングコンデンサCを介してフィルタ部10から送られたの微分信号を入力してゼロクロス検出を行い、
    ゼロクロス信号をフリップフロップ回路17へ出力するものである。 この場合、入力端子c側、及びd側のラインはそれぞれ抵抗Rを介してGND(接地電位)に接続されている。 なお、この場合にも、フィルタ部10からは2本のラインで差動信号が送られ、各信号ともゼロクロス検出を行う。

    【0030】フリップフロップ回路17は、クロスコンパレータ15から送られたのクロスコンパレータ出力をD入力端子に入力し、前記ゼロクロスコンパレータ1
    6から送られたのゼロクロス出力をCK(クロック)
    入力端子に入力している。 また、フリップフロップ回路17の一方の出力Qからはピットデータが出力するが、
    他方の出力は、遅延素子Tを介してリセット端子RST
    に入力している。

    【0031】すなわち、フリップフロップ回路17の一方の端子Qから出力されるのピットデータの幅を一定にするため、前記Qの信号レベルがハイレベルになってから一定時間経過後、前記遅延素子Tからの出力によりフリップフロップ回路17をリセットしている。

    【0032】前記フリップフロップ回路17の一方の出力端子Qから出力されたのピットデータは、ピット検出器13の出力端子eからリードLSI8へ送られる。 §5:ピット検出器の動作説明・・・図6参照 図6はピット検出器の説明図であり、A図は各部の信号波形図、B図は入力信号の周波数帯域説明図である。 なお、A図において、〜は図5の〜で示した各ラインの信号であり、はノーマル信号、は微分信号、
    はクロスコンパレータ出力、はゼロクロスコンパレータ出力、はピットデータを示す。 また、B図において、横軸は信号の周波数、縦軸は信号レベルを示す。

    【0033】今、入力端子a側のラインの信号を−
    1、入力端子b側のラインの信号を−2とする。 この場合、−1の信号はノーマル信号(N極)、−2はノーマル信号(P極)である。

    【0034】先ず、クロスコンパレータ15の+入力端子には、−1のノーマル信号(N極)が入力端子aを介して入力し、−入力端子には−2のノーマル信号(P極)が入力端子bを介して入力する。 この場合、ピーククランプダイオード12があるため、入力端子a側とb側のラインでは直流バイアス電圧がピーククランプタイオード12の順方向電圧降下Vd分だけずれている。 すなわち、入力端子a側の方がVdだけ高い電位になっている。

    【0035】クロスコンパレータ15では、前記−1
    と−2の信号を比較処理を行うことにより、のクロスコンパレータ出力をフリップフロップ回路17へ送る。 一方、ゼロクロスコンパレータ16には、の微分信号(の信号を微分した信号と等価な信号)が入力し、前記微分信号のゼロクロス点を検出してのゼロクロスコンパレータ出力をフリップフロップ回路17へ送る。

    【0036】フリップフロップ回路17では、前記のクロスコンパレータ出力とのゼロクロスコンパレータ出力を入力してそのQ出力からのピットデータを出力する。 こののピットデータは出力端子eを介してリードLSI8へ送られる。

    【0037】前記のようにしてピットデータが検出されるが、この場合、ID部信号とMO部信号は図6のB図のような関係になっている。 すなわち、ID部信号はM
    O部信号より低い周波数帯域の信号であり、ID部信号の高域成分とMO部信号の低域成分とがオーバーラップしている。 この場合、ID部信号は最長パターンを含み、周波数の低い成分が存在している。 また、MO部信号は周波数の高い成分であるが、振幅変動が大きい性質がある。

    【0038】ところで、カップリングコンデンサC1、
    C2の容量と回路上の抵抗成分とで構成されるハイパスフィルタでは、カットオフ周波数がカップリングコンデンサC1、C2の容量に反比例している。 従って、カップリングコンデンサC1、C2の容量が小さいとカットオフ周波数が高くなり、前記ID部の低域成分が減衰されサグが発生して波形が乱れることがある。

    【0039】一方、カップリングコンデンサC1、C2
    の容量を大きくすれば、前記カットオフ周波数は低くなりID部信号、及びMO部信号は減衰されないが、この場合には、容量が大きいことにより信号の振幅変化に対する追随性が悪くなる。

    【0040】

    【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のものにおいては、次のような課題があった。 (1) :ピーククランプ方式によりリードデータを検出する再生回路では、ピーククランプダイオードがあるためピット検出器のクロスコンパレータに入力する差動信号はピーククランプダイオードの順方向降下電圧分だけずれた信号となる。 そして、クロスコンパレータ出力はピーククランプダイオードの順方向降下電圧をスライス値とする出力になる。

    【0041】このように、クロスコンパレータ出力のスライス値がピーククランプダイオードで一義的に決められてしまうため、差動入力信号の振幅変化に対して不利な構成となっている。

    【0042】すなわち、前記のノーマル信号に振幅変化があると(波形の山が高くなったり、低くなったりすると)その振幅変化に追随できず、のクロスコンパレータ出力がなくなることもある。 その結果、のピットデータがなくなり、正常なリードデータの検出ができなくなることもある。

    【0043】(2) :前記クロスコンパレータの差動入力信号の振幅変化に対する追随性を改善する方法として、
    カップリングコンデンサの容量の最適化がある。 追随性を重視する場合はカップリングコンデンサの容量を小さくすれば良いが、容量を小さくすると、周波数の低い信号(ID部信号の低域成分)ほどサグが発生するようになり、最適なクロスコンパレータ出力が得られなくなる。 その結果、リードデータの検出もできなくなる。

    【0044】(3) :前記クロスコンパレータの差動入力信号が伝送されるラインに挿入されたカップリングコンデンサはハイパスフィルタとして機能する。 ところで、
    前記クロスコンパレータの差動入力信号にはID部信号とMO部信号とがあり、これらの信号は互いに周波数帯域がずれている。 すなわち、ID部信号よりMO部信号の方が高い周波数帯域にある。

    【0045】このため、カップリングコンデンサの容量を小さくすると前記ハイパスフィルタのカットオフ周波数が高くなり、その結果、ID部信号の低域成分の信号波形が減衰して崩れ、サグの発生となり正常にリードデータの検出ができなくなる。 また、カップリングコンデンサの容量を大きくすると振幅変化の大きいMO部信号に追随できなくなり正常なリードデータの検出ができなくなる。

    【0046】本発明は、このような従来の課題を解決し、カップリングコンデンサの容量をプリフォーマット領域/データ領域に対応させて切り替えることにより、
    最長パターンを含むプリフォーマット領域信号でのサグの影響を解消し、かつデータ領域信号の振幅変化に対する追随性を高め、ピーククランプ検出方式による再生回路のスライス設定マージンを大幅に向上させることを目的とする。

    【0047】

    【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明図である。 本発明は前記の目的を達成するため、次のように構成した。 (1) :光磁気ディスク装置の再生回路において、媒体上の書き換え可能領域(MO部)、及びプリフォーマット領域(ID部)から読み出したMO部信号、及びID部信号を入力し、AGCアンプを通過させることで振幅一定の信号に変換し、のMO部AGC出力とのID部AGC出力を作成するリードLSI8と、上位制御部からのID部/MO部切り替え信号によりリードLSI8
    の出力信号を切り替えるマルチプレクサ9と、マルチプレクサ9の出力信号を入力して、のノーマル信号、及びの微分信号を出力するフィルタ部10と、フィルタ部10から出力された信号を基にピーククランプ方式によりピットデータを検出するピット検出器13を備えると共に、前記ピット検出器13には、フィルタ部10から出力されるのノーマル信号(差動信号)の比較を行うクロスコンパレータ15を設けた。

    【0048】そして、前記フィルタ部10からピット検出器13へ送られるのノーマル信号(2つの差動信号)の各ラインには、それぞれカップリングコンデンサC1、C2、ピーククランプダイオード12を設けると共に、前記カップリングコンデンサC1、C2にはそれぞれアナログスイッチQ1、Q2を介して容量調整用のカップリングコンデンサC3、C4を並列接続した。 また、前記光磁気ディスク装置の再生回路を次のように構成した。

    【0049】(2) :凹凸のピットによりID情報等が記録されたプリフォーマット領域、及びデータが記録されるデータ領域とした媒体から再生時に得られるプリフォーマット領域の信号、及びデータ領域の信号をそれぞれ2つの差動信号に変換する信号変換手段と、前記信号変換手段により変換された差動信号をそれぞれ交流結合用のカップリングコンデンサC1、C2を介して入力し、
    入力した差動信号の比較処理を行う比較手段(クロスコンパレータ15)を備え、ピーククランプ方式によりリードデータの検出を行う光学的記憶装置の再生回路において、前記カップリングコンデンサC1、C2に、それぞれスイッチを介して容量調整用のカップリングコンデンサC3、C4を並列接続した。

    【0050】(3) :前記(2) の光学的記憶装置の再生回路において、スイッチは、上位制御部からの切り替え信号により前記プリフォーマット領域、及びデータ領域に対応してオン、オフ制御され、前記容量調整用のカップリングコンデンサC3、C4の切り替えを行うように構成した。

    【0051】(4) :前記(3) の光学的記憶装置の再生回路において、スイッチは、上位制御部からの切り替え信号により、プリフォーマット領域に対応してオンに制御された場合、前記カップリングコンデンサC1、C2に容量調整用のカップリングコンデンサC3、C4を並列接続し、データ領域に対応してオフに制御された場合、
    前記カップリングコンデンサC1、C2と容量調整用のカップリングコンデンサC3、C4とを切り離すことにより、プリフォーマット領域とデータ領域に対応して、
    それぞれカップリングコンデンサの容量を適正な値に設定可能にした。

    【0052】(作用)前記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づいて説明する。 リードLSI8にMO部信号、及びID部信号が入力すると、リードLSI8では、AGCアンプによりMO部信号を振幅一定の信号に変換した後、のMO部AGC出力として、カップリングコンデンサCを介してマルチプレクサ9へ送る。 また、AGCアンプにより前記ID部信号を振幅一定の信号に変換した後、のID部AGC出力として、カップリングコンデンサCを介してマルチプレクサ9へ送る。

    【0053】マルチプレクサ9では、上位制御部からのID部/MO部切り替え信号により、リードLSI8から送られた前記2系統の信号を切り替える。 その後、フィルタ部10ではマルチプレクサ9から出力された信号(MO部信号、またはID部信号)のフィルタ処理を行い、のノーマル信号をカップリングコンデンサC、及びピーククランプダイオード12を介してピット検出器13へ送る。

    【0054】また、フィルタ部10では、前記マルチプレクサ9から送られた信号のフィルタ処理を行い、微分処理を行って、の微分信号をカップリングコンデンサCを介してビット検出器13へ送る。

    【0055】ピット検出器13では、前記フィルタ部1
    0から送られた信号を基に、ピット検出処理を行い、検出したピットデータを前記リードLSI8へ送る。 以上の処理により、リードLSI8からは、リードデータとリードクロックが作成され、これらのデータはデータ復調系の回路へ送られ、データ復調に使用される。

    【0056】前記の動作において、上位制御部からのI
    D部/MO部切り替え信号によりアナログスイッチQ
    1、Q2がID部、及びMO部に対応して切り替えられ、カップリングコンデンサC3、C4の切り替え制御が行われる。

    【0057】この場合、アナログスイッチQ1、Q2
    は、上位制御部からの切り替え信号により、前記プリフォーマット領域(ID部)に対応してオンに制御された場合、カップリングコンデンサC1、C2にそれぞれ容量調整用のカップリングコンデンサC3、C4を並列接続し、書き換え可能領域(MO部)に対応してオフに制御された場合、カップリングコンデンサC1、C2と容量調整用のカップリングコンデンサC3、C4とを切り離すことにより、プリフォーマット領域(ID部)と書き換え可能領域(MO部)に対応して、それぞれカップリングコンデンサの容量を適正な値に設定する。

    【0058】すなわち、ID部ではカップリングコンデンサの容量を大きくすることでID部信号の低域成分を含めて全周波数帯域の信号成分を通過させてサグの発生を防止し、MO部ではカップリングコンデンサの容量を小さくすることで、信号の振幅追随性を改善する。

    【0059】以上のように、カップリングコンデンサの容量をID部/MO部に対応させて切り替えることにより、最長パターンを含むID部信号でのサグの影響を解消し、かつMO部信号の振幅変化に対する追随性を高め、ピーククランプ検出方式による再生回路のスライス設定マージンを大幅に向上させることができる。

    【0060】

    【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 なお、以下に説明する例は、ピーククランプ方式によりリードデータの検出を行う光磁気ディスク装置の再生回路の例である。

    【0061】§1:再生回路の構成の説明・・・図2参照 図2はデータ再生回路のブロック図である。 図示のように、再生回路には、光検出器(フォトディティクタ)
    2、3、ヘッドアンプ4、5、リードLSI8、マルチプレクサ(MPX)9、フィルタ部10、カップリングコンデンサC、C1、C2、容量調整用のカップリングコンデンサC3、C4、アナログスイッチQ1、Q2、
    ピーククランプダイオード12、ピット検出器13、抵抗R等が設けてある。 また、前記リードLSI8にはA
    GCアンプ6、7等が設けてある。

    【0062】この場合、フィルタ部10からののノーマル信号は2つのラインに別れ、それぞれカップリングコンデンサC1、C2を介してピット検出器13に送られる。 そして、前記カップリングコンデンサC1にはアナログスイッチQ1を介して容量調整用のカップリングコンデンサC3を並列接続し、カップリングコンデンサC2にはアナログスイッチQ2を介して容量調整用のカップリングコンデンサC4を並列接続している。

    【0063】なお、−1はノーマル信号(N極)、
    −2はノーマル信号(P極)である。 前記各部の機能等は次の通りである。 (1) :光検出器2、3は光磁気ディスク(媒体)1からの反射光を検出して電気信号に変換するものである。 この場合、光検出器2は媒体上のMO部からの反射光を検出し、光検出器3は媒体上のID部からの反射光を検出するものである。

    【0064】(2) :ヘッドアンプ4、5は光検出器2、
    3の出力信号を増幅し、MO部信号(差動信号)、及びID部信号(差動信号)に変換するものである。 この場合、前記MO部信号、及びID部信号はカップリングコンデンサCを介してリードLSI8に送られる。

    【0065】(3) :リードLSI8は、ヘッドアンプ4、5からのMO部信号、ID部信号を入力すると共に、外部からのリファレンスクロックと、ピット検出器13からのピットデータを入力してリードデータとリードクロックを作成するものである。

    【0066】またリードLSI8には、AGCアンプ6、7が設けてあり、ヘッドアンプ4、5の出力であるMO部信号、及びID部信号を振幅一定の信号に変換する。 そして、このリードLSI8からは、図示のMO
    部AGC出力と、のID部AGC出力とを、それぞれカップリングコンデンサCを介してマルチプレクサ9へ送る。

    【0067】(4) :マルチプレクサ(MPX)9は、上位制御部からのID部/MO部切り替え信号により、リードLSI8から送られた2系統の信号(のMO部A
    GC出力と、のID部AGC出力)を切り替えるものである。

    【0068】(5) :フィルタ部10は、マルチプレクサ9から送られた信号のフィルタ処理、微分処理等を行うものである。 この場合、フィルタ部10からは図示のノーマル信号をピット検出器13へ出力すると共に、図示の微分信号をピット検出器13へ出力する。

    【0069】この場合、前記のノーマル信号はカップリングコンデンサC1、C2、容量調整用のカップリングコンデンサC3、C4、及びピーククランプダイオード12を介してピット検出器13へ送り、前記の微分信号はカップリングコンデンサCを介してピット検出器13へ送る。

    【0070】(6) :ピーククランプダイオード12は、
    前記フィルタ部10から出力されるのノーマル信号(差動信号)の波形のピーク(振幅)を一定の値にクランプするものである。

    【0071】(7) :ピット検出器13は、フィルタ部1
    0から送られたのノーマル信号、及びの微分信号を入力し、ピットデータ(媒体上の各記録領域に対応した信号)を作成し、リードLSI8へ送るものである。

    【0072】(8) :カップリングコンデンサC、C1、
    C2は各ラインの直流成分を阻止し、交流成分のみを通過させるもの(交流結合用のコンデンサ)である。 また、容量調整用のカップリングコンデンサC3、C4
    は、媒体上のID部とMO部に対応して前記カップリングコンデンサC1、C2の容量を調整するものである。
    なお、前記カップリングコンデンサの容量と回路上の抵抗成分とでハイパスフィルタとして機能する。

    【0073】(9) :アナログスイッチQ1、Q2は、上位制御部からのID部/MO部切り替え信号により、容量調整用のカップリングコンデンサC3、C4の切り替えを行うものである。 この場合、アナログスイッチQ1
    ではカップリングコンデンサC1とC3の切り替えを行い、アナログスイッチQ2ではカップリングコンデンサC2とC4の切り替えを行う。

    【0074】なお、上位制御部からMO部が指示された時は、アナログスイッチQ1、Q2をオフに切り替え、
    ID部が指示された時はアナログスイッチQ1、Q2をオンに切り替える。

    【0075】§2:ピット検出器とその入力側ラインの詳細な構成の説明・・・図3参照 図3は図2の一部詳細図である。 以下、図3に基づいてピット検出器とその入力側ラインの構成を詳細に説明する。

    【0076】図示のようにピット検出器13には、クロスコンパレータ15、ゼロクロスコンパレータ16、フリップフロップ回路(FF)17等が設けてある。 なお、Rは抵抗、V1、V2は直流電源(V1>V2)、
    a、b、c、dは入力端子、eは出力端子である。

    【0077】前記クロスコンパレータ15は、フィルタ部10から送られたのノーマル信号(−1、−2
    の2つの差動信号)を入力して比較処理を行い、クロスコンパレータ出力をフリップフロップ回路17へ出力するものである。 この場合、ピット検出器13の入力端子a側のラインは抵抗Rを介して直流電源(バイアス電源)V1に接続され、入力端子b側のラインは抵抗Rを介して直流電源V2に接続されている(但し、V1>V
    2)。

    【0078】また、フィルタ部10からののノーマル信号は2つのラインに別れ、それぞれカップリングコンデンサC1、C2を介して入力端子a、bに接続されている。 そして、前記カップリングコンデンサC1にはアナログスイッチQ1を介して容量調整用のカップリングコンデンサC3を並列接続し、カップリングコンデンサC2にはアナログスイッチQ2を介して容量調整用のカップリングコンデンサC4を並列接続している。

    【0079】また、入力端子a側のラインと入力端子b
    側のラインにはピーククランプダイオード12が図示極性(入力端子a側がアノード、b側がカソード)で接続され前記直流電源V1、V2により直流バイアスが印加されている。 すなわち、直流電源V1→入力端子a→ピーククランプダイオード12→入力端子b→直流電源V
    2の経路で電流が流れ、ピーククランプダイオード12
    には直流バイアスが印加される。

    【0080】一方、ゼロクロスコンパレータ16は、カップリングコンデンサCを介してフィルタ部10から送られたの微分信号を入力してゼロクロス検出を行い、
    ゼロクロス信号をフリップフロップ回路17へ出力するものである。

    【0081】この場合、入力端子c側、及びd側のラインはそれぞれ抵抗Rを介してGND(接地電位)に接続されている。 なお、この場合にも、フィルタ部10からは2本のラインで差動信号が送られ、各信号ともゼロクロス検出を行う。

    【0082】フリップフロップ回路17は、クロスコンパレータ15から送られたのクロスコンパレータ出力をD入力端子に入力し、前記ゼロクロスコンパレータ1
    6から送られたのゼロクロス出力をCK(クロック)
    入力端子に入力している。 また、フリップフロップ回路17の一方の出力Qからはピットデータが出力するが、
    他方の出力は、遅延素子Tを介してリセット端子RST
    に入力している。

    【0083】すなわち、フリップフロップ回路17の一方の端子Qから出力されるのピットデータの幅を一定にするため、前記Qの信号レベルがハイレベルになってから一定時間経過後、前記遅延素子Tからの出力によりフリップフロップ回路17をリセットしている。 前記フリップフロップ回路17の一方の出力端子Qから出力されたのピットデータは、ピット検出器13の出力端子eからリードLSI8へ送られる。

    【0084】前記のように、クロスコンパレータ15の入力信号ラインのカップリングコンデンサを切り替えてID部、及びMO部に対応したカップリングコンデンサの容量を設定できるように構成している。 これは、入力信号の振幅追随性と最長パターンでのサグ発生の問題を解決するためである。

    【0085】ところで、MO部信号は振幅変動が大きいので、振幅追随性が重要である。 一方、ID部信号は最長パターンを含むのでサグ発生の対策が重要である。 このようなことから、ID部とMO部でカップリングコンデンサを切り替えて、ID部、及びMO部に対応したカップリングコンデンサの容量を設定すれば、前記のように入力信号の振幅追随性と最長パターンでのサグ発生の問題を解決することが可能になる。

    【0086】一例としてカップリングコンデンサの容量は次のように選定する。 例えば、ID部の最長パターンの周波数は約1.9MH Zであり、ピークシフト、及びサグ防止の観点から、AC結合部でのカットオフ周波数fcは前記信号の1/20とすると、fc=95KH Z
    以下となる。

    【0087】一方、MO部の最短パターンは約11MH
    Zであり、最短パターンに対して追随性を1/10とすると、時定数は1μsとなる。 ここで、クロスコンパレータ15の入力インピーダンスは固定(例えば、10K
    Ω)なので、前記条件より、ID部に対するカップリングコンデンサの容量C idは、C id =400μF程度で、
    MO部に対するカップリングコンデンサの容量C moは、
    mo =100pF程度が最適な値である。

    【0088】前記の理由により、ID部信号ではアナログスイッチQ1、Q2をオンにしてカップリングコンデンサC1に容量調整用のカップリングコンデンサC3を並列接続し、カップリングコンデンサC2に容量調整用のカップリングコンデンサC4を並列接続する。 また、
    MO部信号ではアナログスイッチQ1、Q2をオフにして、容量調整用のカップリングコンデンサC3、C4をカップリングコンデンサC1、C2から切り離すようにして、前記の容量調整をする。

    【0089】§3:再生回路の動作説明・・・図2、図3参照 以下、図2、図3を参照しながら再生回路の動作を説明する。 媒体1にはプリフォーマット領域(ID部)と書き換え可能領域(MO部)からなるセクタが最小記録単位として記録されているものとする。 この媒体1より光学ヘッドの光検出器2でユーザーデータ等のMO部からの反射光を検出し、光検出器3でアドレスデータ等のI
    D部からの反射光を検出してそれぞれ電気信号に変換する。

    【0090】そして、前記光検出器2、3から出力される信号はヘッドアンプ4、5により増幅され、それぞれ2つの差動信号に変換される。 この場合、ヘッドアンプ4からはMO部信号を出力し、ヘッドアンプ5からはI
    D部信号を出力する。 そして、前記MO部信号、及びI
    D部信号は、それぞれカップリングコンデンサCを介してリードLSI8へ送られる。

    【0091】リードLSI8では、ヘッドアンプ4から出力されたMO部信号をAGCアンプ6により振幅一定の信号に変換した後、のMO部AGC出力として、カップリングコンデンサCを介してマルチプレクサ9へ送る。 また、ヘッドアンプ5から出力されたID部信号はAGCアンプ7により振幅一定の信号に変換した後、
    のID部AGC出力として、カップリングコンデンサC
    を介してマルチプレクサ9へ送る。

    【0092】マルチプレクサ9では、上位制御部からのID部/MO部切り替え信号により、リードLSI8から送られた前記2系統の信号(MO部信号/ID部信号)を切り替える。 すなわち、ID部/MO部切り替え信号がMO部を選択する信号ならば、前記のMO部A
    GC出力信号を選択し、ID部/MO部切り替え信号がID部を選択する信号ならば、前記のID部AGC出力信号を選択しフィルタ部10へ送る。

    【0093】その後、フィルタ部10ではマルチプレクサ9から送られた信号のフィルタ処理、微分処理等を行い、のノーマル信号、すなわち、−1のノーマル信号(N極)、及び−2のノーマル信号(P極)をカップリングコンデンサC1、C2及びピーククランプダイオード12を介してピット検出器13へ送る。

    【0094】また、フィルタ部10では、前記のノーマル信号からクロスコンパレータ15により、クロスコンパレータ出力を得て、このクロスコンパレータ出力を微分し、の微分信号をカップリングコンデンサCを介してピット検出器13へ送る。

    【0095】ピット検出器13では、前記フィルタ部1
    0から送られた信号を基にピット検出処理(媒体上のピット位置に対応した信号の検出処理)を行い、検出したピットデータを前記リードLSI8へ送る。

    【0096】リードLSI8では外部からのリファレンスクロックと、前記ピット検出器13から送られたピットデータを基に、リードデータとリードクロックを作成し、データ復調系回路(図示省略)へ送る。 データ復調系回路では、前記リードデータとリードクロックを基にデータの復調を行う。

    【0097】前記の動作において、上位制御部からのI
    D部/MO部切り替え信号によりアナログスイッチQ
    1、Q2がID部、及びMO部に対応して切り替えられ、容量調整用のカップリングコンデンサC3、C4の切り替え制御が行われる。

    【0098】この場合、アナログスイッチQ1、Q2
    は、上位制御部からの切り替え信号によりプリフォーマット領域(ID部)に対応してオンに制御される。 この場合、カップリングコンデンサC1、C2にそれぞれ容量調整用のカップリングコンデンサC3、C4を並列接続し、カップリングコンデンサの容量を大きくしてID
    部信号に対応した適正容量に設定する。

    【0099】また、アナログスイッチQ1、Q2は書き換え可能領域(MO部)に対応してオフに制御され、カップリングコンデンサC1、C2と容量調整用のカップリングコンデンサC3、C4とを切り離す。 この場合、
    ラインに接続されたカップリングコンデンサはC1、C
    2のみとなりカップリングコンデンサの容量を小さくしてMO部信号に対応した適正容量に設定する。

    【0100】以上のように、カップリングコンデンサの容量をID部/MO部に対応させて切り替えることにより、最長パターンを含むID部信号でのサグの影響を解消し、かつMO部信号の振幅変化に対する追随性を高め、ピーククランプ検出方式による再生回路のスライス設定マージンを大幅に向上させることが可能になる。

    【0101】なお、本発明は前記の光磁気ディスク装置に限らず、相変化型の光学的記憶装着にも同様に適用可能である。

    【0102】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次のような効果がある。 (1) :カップリングコンデンサの容量をID部/MO部に対応させて切り替えることにより、最長パターンを含むID部信号でのサグの影響を解消し、かつMO部信号の振幅変化に対する追随性を高め、ピーククランプ検出方式による再生回路のスライス設定マージンを大幅に向上させることが可能になる。

    【0103】前記効果の外、各請求項に対応して次のような効果がある。 (2) :請求項1では、媒体から再生時に得られるプリフォーマット領域信号、及びデータ領域信号を増幅してそれぞれ2つの差動信号に変換する信号変換手段と、差動信号をそれぞれ交流結合用のカップリングコンデンサを介して入力し、入力した差動信号の比較処理を行う比較手段を備え、ピーククランプ方式によりリードデータの検出を行う光学的記憶装置の再生回路において、カップリングコンデンサに、それぞれスイッチを介して容量調整用のカップリングコンデンサを並列接続している。

    【0104】従って、最長パターンでのサグの影響を解消し、かつデータの追随性を高めることが可能である。
    このため、ピーククランプ検出方式におけるスライスレベル設定マージンの大幅な向上が可能になる。

    【0105】(3) :請求項2では、スイッチは、上位制御部からの切り替え信号によりプリフォーマット領域/
    データ領域に対応してオン、オフ制御され、容量調整用のカップリングコンデンサの切り替えを行うようにした。

    【0106】従って、簡単な制御によりプリフォーマット領域/データ領域に対応して常に適切なカップリングコンデンサの容量が得られる。 (4) :請求項3では、スイッチは、上位制御部からの切り替え信号により、プリフォーマット領域に対応してオンに制御された場合、カップリングコンデンサに容量調整用のカップリングコンデンサを並列接続し、データ領域に対応してオフに制御された場合、カップリングコンデンサと容量調整用のカップリングコンデンサとを切り離すことにより、プリフォーマット領域とデータ領域に対応して、それぞれカップリングコンデンサの容量を適正な値に設定可能にした。

    【0107】従って、スイッチは、上位制御部からの切り替え信号によりプリフォーマット領域に対応してオンに制御され、カップリングコンデンサにそれぞれ容量調整用のカップリングコンデンサを並列接続し、カップリングコンデンサの容量を大きくしてプリフォーマット領域の信号に対応した適正容量に設定できる。

    【0108】また、スイッチはデータ部に対応してオフに制御され、カップリングコンデンサと容量調整用のカップリングコンデンサとを切り離す。 この場合、ラインに接続されたカップリングコンデンサのみとなりカップリングコンデンサの容量を小さくしてデータ部信号に対応した適正容量に設定することができる。

    【0109】以上のように、カップリングコンデンサの容量をプリフォーマット領域/データ領域に対応させて切り替えることにより、最長パターンを含むプリフォーマット領域の信号でのサグの影響を解消し、かつデータ領域の信号の振幅変化に対する追随性を高め、ピーククランプ検出方式による再生回路のスライス設定マージンを大幅に向上させることが可能になる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の原理説明図である。

    【図2】実施例におけるデータ再生回路のブロック図である。

    【図3】図2の一部詳細図である。

    【図4】従来のデータ再生回路のブロック図である。

    【図5】図4の一部詳細図である。

    【図6】ピット検出器の説明図である。

    【符号の説明】

    1 光磁気ディスク(媒体) 2、3 光検出器(フォトディティクタ) 4、5 ヘッドアンプ 6、7 AGCアンプ 8 リードLSI 9 マルチプレクサ 10 フィルタ部 12 ピーククランプダイオード 13 ピット検出器 15 クロスコンパレータ 16 ゼロクロスコンパレータ 17 フリップフロップ回路

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