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哺乳動物における腟弛緩症又は腟乾燥症を治療するのに用いられる医薬の製造における塩と糖との混合物の使用

阅读:828发布:2024-01-17

专利汇可以提供哺乳動物における腟弛緩症又は腟乾燥症を治療するのに用いられる医薬の製造における塩と糖との混合物の使用专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且本発明は、哺乳動物における腟弛緩症又は腟乾燥症を治療するのに用いられる医薬の製造における塩と糖との混合物の使用に関する。本発明において記載されるように、様々な試験、例えば、ニュージーランド白ウサギを用いることによる腟平滑筋収縮性試験(実験例1);ペリノメーターを用いることによるボランティアにおける腟収縮性に対する効果(実験例2);及びボランティアにおける腟乾燥症に対する効果(実験例3)を介して、本発明の組合せは、腟組織の収縮性及び腟乾燥症に対する改善効果を示した。したがって、本発明の組合せは腟弛緩症又は腟乾燥症を治療又は予防することにおいて有用であることができる。【選択図】図3,下面是哺乳動物における腟弛緩症又は腟乾燥症を治療するのに用いられる医薬の製造における塩と糖との混合物の使用专利的具体信息内容。

哺乳動物における腟弛緩症又は腟乾燥症を治療又は予防するのに用いられる医薬の製造における塩と糖との組合せの使用。前記塩が、溶融塩等の加工塩、又は海塩、岩塩等の未精製塩である、請求項1に記載の使用。前記塩が、200℃〜2000℃の範囲の温度で2時間〜7日間の範囲の期間、未精製塩を溶融させることによって調製される溶融塩である、請求項2に記載の使用。前記糖が単糖又は二糖である、請求項1に記載の使用。前記糖がグルコースである、請求項4に記載の使用。前記塩と糖との組合せが、1:1〜30(重量比)の混合比の塩と糖との組合せである、請求項1に記載の使用。有効成分として塩と糖との組合せを、腟弛緩症又は腟乾燥症を治療又は予防するのに有効な量にて、医薬上許容される担体とともに含む外用組成物。洗浄液、ジェル、ゼリー、フォーム、クリーム、軟膏、ローション、バーム、パッチ、ペースト、噴霧溶液、エアロゾル等の局所製剤、又は腟錠、腟カプセル、腟フィルム、腟スポンジ、タンポン、パッド等の挿入製剤である、請求項7に記載の組成物。腟錠組成物又は洗浄液組成物である、請求項8に記載の組成物。哺乳動物における腟弛緩症又は腟乾燥症を治療又は予防する方法であって、該哺乳動物に有効量の塩と糖との組合せを、その医薬上許容される担体とともに投与することを含む、方法。

有効成分として塩と糖との組合せを、膣弛緩症又は膣乾燥症を治療又は予防するのに有効な量にて含む外用組成物。前記塩が、加工塩又は未精製塩である、請求項1に記載の外用組成物。前記加工塩が、200℃〜2000℃の範囲の温度で2時間〜7日間の範囲の期間、未精製塩を溶融させることによって調製される溶融塩である、請求項2に記載の外用組成物。前記塩と糖との組合せが、1:1〜1:30(重量比)の混合比の塩と糖との組合せである、請求項1に記載の外用組成物。洗浄液、ジェル、ゼリー、フォーム、クリーム、軟膏、ローション、バーム、パッチ、ペースト、噴霧溶液、及びエアロゾルからなる群から選択される局所製剤、又は腟錠、腟カプセル、腟フィルム、腟スポンジ、タンポン、及びパッドからなる群から選択される挿入製剤である、請求項1に記載の外用組成物。腟錠組成物又は洗浄液組成物である、請求項5に記載の外用組成物。

说明书全文

本発明は、哺乳動物における腟弛緩症(lax vegina syndrome)又は腟乾燥症(colpoxerosis disease)を治療するのに用いられる医薬の製造における塩と糖との混合物の使用に関する。

腟弛緩症は、腟腔及び腟口領域に位置する筋肉が緩み、腟粘液の分泌が減少し、かつ腟筋膜が弛緩することを特徴とする腟症候群と規定され、腟弛緩症はしばしば、加齢及び出産の後に起こり、直腸、子宮及び膀胱等に対して不利益な影響をもたらす可能性があり、また悪化することにより、重篤な問題、例えば、便の漏れ、早産、死産等を起こす可能性がある。

前記疾患の代表的現象は以下:(1)性交の際の空気音(wind sound)、(2)オルガズムを感じる頻度の減少、(3)緩んだ腟の筋肉によりもたらされる性的興奮の減少等であり、これらは骨盤の筋肉を強めるための骨盤筋強化体操としてよく知られているケーゲル体操(Kegel exercise)等の様々な非外科的治療、又はそのような問題を取り除くための腟壁形成手術等の外科手術によって解決される可能性があるが、緩んだ筋肉を外科手術によって取り除いたとしても、筋肉が強化されることはなく、満足感は限られている。

女性の腟粘液は性的に興奮している期間中に以下のようにして増加する:血流量が腟被膜(vaginal tunic)に向かって増加し、それにより血漿が粘膜下(submucus)毛細血管から滲出する。腟乾燥症(colpoxerosis)は、閉経の前又は後の、エストロゲンホルモンのレベルの低下によって起こり、かつ、性的に興奮した期間であるにもかかわらず、腟液がわずかしか分泌せず、かつ白帯下が減少することを特徴とし、夫婦間の性生活における様々な問題、例えば、腟炎(vaginitis)、外陰部又は腟の掻痒、性交疼痛症、腟痙、性交後出血、排尿障害、血尿(hematturia)、オルガズムの最中又は後の子宮収縮によって起こる激痛、下腹部痛、月経困難症の頻発、腟疾患(vaginitidis)を引き起こす。

腟弛緩症又は腟乾燥症を、効果的かつ安全に治療する有効な治療法を開発することがいまだに求められている。

したがって、腟弛緩症又は腟乾燥症を治療する、安全な長期治療活性を示す新規な治療用組成物の開発が求められている。

しかしながら、それらの開示が引用することにより本明細書の一部をなすものとする上記引用文献のいずれにおいても、塩と糖との組合せの腟弛緩症又は腟乾燥症に対する治療効果はなんら報告も開示もされていない。

塩と糖との組合せの腟弛緩症又は腟乾燥症に対する阻害効果を調べるために、本発明の発明者らは、様々な実験、例えば、ニュージーランド白ウサギ(New Zealand White Rabbit)を用いることによる腟平滑筋収縮性試験(実験例1);ペリノメーター(perinometer)を用いることによるボランティアにおける腟収縮性に対する効果の実験(実験例2);及び、ボランティアにおける腟乾燥症に対する効果の実験(実験例3)を行い、塩と糖との組合せが、試験において腟組織の収縮性及び腟乾燥症に対する改善効果を示すということを確認することにより、最終的に本発明を完成した。

本発明のこれら及びその他の目的は、以下に提供される本発明の詳細な開示から明らかとなるであろう。

本発明は、腟弛緩症又は腟乾燥症の予防及び治療用の、有効成分として塩と糖とを含む皮膚外用組成物、並びにその使用に関する。

哺乳動物における腟弛緩症又は腟乾燥症を治療するのに用いられる医薬の製造における、塩と糖との混合物の使用である。

したがって、本発明の別の目的は、腟弛緩症又は腟乾燥症を治療又は予防するのに有効な量にて、有効成分として塩と糖との組合せを、医薬上許容される担体とともに含む外用組成物を提供することである。

本発明の別の目的は、哺乳動物における腟弛緩症又は腟乾燥症を治療又は予防するのに用いられる医薬の製造における塩と糖との組合せの使用を提供することである。

本発明の他の目的は、哺乳動物における腟弛緩症又は腟乾燥症を治療又は予防する方法であって、有効量の塩と糖との組合せをその医薬上許容される担体とともに該哺乳動物に投与することを含む、方法を提供することである。

本発明の1つの実施の形態において、本発明は、腟弛緩症又は腟乾燥症を治療又は予防するのに有効な量にて、有効成分として塩と糖との組合せを、医薬上許容される担体とともに含む外用組成物を提供する。

さらに、本発明は、哺乳動物における腟弛緩症又は腟乾燥症を治療又は予防するのに用いられる医薬の製造における塩と糖との組合せの使用を提供する。

さらに、本発明は、哺乳動物における腟弛緩症又は腟乾燥症を治療又は予防する方法であって、有効量の塩と糖との組合せをその医薬上許容される担体とともに該哺乳動物に投与することを含む、方法を提供する。

本明細書において定義する「塩」という用語は、溶融塩等の加工塩、又は海塩、岩塩等の未精製塩を含み、好ましくは塩化ナトリウム等の精製塩、又は竹塩等の溶融塩であり、より好ましくは未精製塩を200℃〜2000℃の範囲の温度、好ましくは800℃〜1200℃の範囲の温度で、2時間〜7日間の範囲の期間、好ましくは12時間〜48時間、溶融させることにより調製される溶融塩である。

本明細書において定義する「糖」という用語は、糖類化合物を含み、好ましくはグルコース、フルクトース、マンノース、ガラクトース等の単糖、又はラクトース、マルトース、砂糖等の二糖であり、より好ましくはグルコースであり、より好ましくは結晶グルコースである。

本明細書において定義する「塩と糖との組合せ」という用語は、1:1〜30(重量比(w/w))、好ましくは1:1〜10(重量比)、より好ましくは1:1〜5(重量比)、もっとも好ましくは1:1〜3(重量比)の混合比の、塩と糖との組合せを含む。

本発明の組成物は、他の抗生物質、色素、香料等を、組成物の総重量に対して、上記組成物の約0.1重量%〜20重量%の量で更に含有することができる。

以下、本発明を詳細に説明する。

塩と糖との組合せを含む本発明の組成物は、詳細には以下の手順によって調製することができる。

例えば、本発明の洗浄用組合せは、以下によって調製することができる:海塩、岩塩等の未精製塩を、200℃〜2000℃の範囲の温度、好ましくは800℃〜1200℃の範囲の温度で、2時間〜7日間の範囲の期間、好ましくは12時間〜48時間、溶融させて第1工程にて溶融塩を得て;溶融塩と、糖化合物、好ましくはグルコース、フルクトース、マンノース、ガラクトース等の単糖、又はラクトース、マルトース、砂糖等の二糖、より好ましくはグルコース、より好ましくは結晶グルコースとを、1:1〜30(重量比)、好ましくは1:1〜10(重量比)、より好ましくは1:1〜5(重量比)、もっとも好ましくは1:1〜3(重量比)の混合比で混合して、本発明の組合せを得て;その組合せを、適量の、蒸留、緩衝液、又は等張液中に、必要であれば、適量の、他の抗生物質、色素、香料等の他の添加剤とともに溶解させて本発明の洗浄組成物を得る。

したがって、本発明の別の実施の形態において、本発明は、以下の工程を含む本発明の洗浄用組合せを調製する方法を提供する:溶融塩等の加工塩、又は海塩、岩塩等の未精製塩を、200℃〜2000℃の範囲の温度、好ましくは800℃〜1200℃の範囲の温度で、2時間〜7日間の範囲の期間、好ましくは12時間〜48時間、溶融させて、第1工程にて溶融塩を得ること;溶融塩と、糖化合物、好ましくはグルコース、フルクトース、マンノース、ガラクトース等の単糖、又はラクトース、マルトース、砂糖等の二糖、より好ましくはグルコース、より好ましくは結晶グルコースとを、1:1〜30(重量比)、好ましくは1:1〜10(重量比)、より好ましくは1:1〜5(重量比)、もっとも好ましくは1:1〜3(重量比)の混合比で混合して本発明の組合せを得ること;及びその組合せを、適量の、蒸留水、緩衝液、又は等張液中に、必要であれば、適量の、他の抗生物質、色素、香料等の他の添加剤とともに溶解させて、本発明の洗浄組成物を得ること。

上記の方法により調製される塩と糖との組合せを含む本発明の組成物は、様々な実験、例えば、ニュージーランド白ウサギを用いることによる腟平滑筋収縮性試験(実験例1);ペリノメーターを用いることによるボランティアにおける腟収縮性に対する効果(実験例2);及びボランティアにおける腟乾燥症に対する効果(実験例3)を介して、腟組織の収縮性及び腟乾燥症に対する強な改善効果を示すことが判明した。

したがって、腟弛緩症又は腟乾燥症を治療又は予防する、上記の方法によって調製される塩と糖との組合せを、医薬上許容される担体とともに含む、本発明の皮膚外用組成物である。

さらに、本発明は、哺乳動物における腟弛緩症又は腟乾燥症を治療又は予防するのに用いられる医薬の製造における上記の方法によって調製される塩と糖との組合せの使用を提供する。

さらに、本発明は、哺乳動物における腟弛緩症又は腟乾燥症を治療又は予防する方法であって、該哺乳動物に、上記の方法によって調製される有効量の塩と糖との組合せを、その医薬上許容される担体とともに投与することを含む、方法を提供する。

本明細書において定義する「予防する」という用語は、上記のような疾患に罹患しやすい哺乳動物における上記のような疾患の阻害を意味し、本明細書において使用される「治療する」という用語は、(a)疾患若しくは病気の進展の阻害;(b)疾患若しくは病気の軽減;又は(c)疾患若しくは病気の排除を意味する。

本発明の組成物は、使用方法に従って従来の担体、補助剤又は希釈剤を更に含むことができる。該担体は、使用法及び適用法に従って適切な物質として使用するのが好ましいが、限定されるものではない。適切な希釈剤は、教科書、Remington's Pharmaceutical Science (Mack Publishing co, Easton PA)に列挙されている。

以下に記載する、以下の製剤化方法及び賦形剤は、単に例示的なものであり、本発明をいかなるようにも限定するものではない。

本発明による組成物は、医薬上許容される担体、補助剤又は希釈剤、例えば、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、エリスリトール、マルチトール、デンプン、アカシアゴム(acacia rubber)、アルギン酸塩(alginate)、ゼラチン、リン酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、セルロース、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、水、ヒドロキシ安息香酸メチル、ヒドロキシ安息香酸プロピル、タルク、ステアリン酸マグネシウム及びミネラルオイルを含有する、本発明の皮膚外用組成物として提供することができる。製剤は、充填剤、抗凝集剤(anti-agglutinating agents)、潤滑剤、湿潤剤、着香剤、乳化剤、保存料等を更に含むものとすることができる。本発明の組成物は、当該技術分野において知られているあらゆる手順を用いることにより、患者への本発明の組成物の投与の後に、有効成分の迅速放出、持続性放出又は遅延放出を提供するように製剤化することができる。

例えば、本発明の組成物は、蒸留水、pH緩衝液、油、プロピレングリコール又は当該技術分野において一般的に使用されている他の溶媒に溶解することができる。担体の好適な例としては、生理食塩水、ポリエチレングリコール、エタノール、植物油、ミリスチン酸イソプロピル等が挙げられるが、これらに限定されない。局所投与には、本発明の化合物は、軟膏及びクリームの形態に製剤化することができる。

本発明の皮膚外用組成物は、あらゆる形態、例えば、洗浄液、ジェル、ゼリー、フォーム、クリーム、軟膏、ローション、バーム、パッチ、ペースト、噴霧溶液、エアロゾル等の局所製剤、又は腟錠、腟カプセル、腟フィルム、腟スポンジ、タンポン、パッド等の挿入製剤、好ましくは腟錠組成物又は洗浄液組成物に調製することができる。

したがって、本発明は、腟疾患を治療又は予防する、塩と糖との組合せを、医薬上許容される担体とともに含む、洗浄液溶液又は腟錠組成物を提供する。

医薬剤形における本発明の組成物は、それらの医薬上許容される塩の形態で使用することができ、また単独で使用することもでき、又は抗菌化合物若しくは当該技術分野において知られた植物、動物若しくは鉱物に由来する抽出物等のその他の医薬として活性な化合物と適切に共同させて、また、その他の医薬として活性な化合物と組み合わせて使用することもできる。

本発明の抽出物の望ましい用量は、対象の状態及び体重、重症度、薬物形態、投与経路及び期間に応じて変動し、当業者が選択することができる。しかしながら、望ましい効果を得るためには、本発明の組合せを0.001mg/kg体重/日〜1000mg/kg体重/日、好ましくは0.01mg/kg体重/日〜100mg/kg体重/日の範囲の量で投与することが概して推奨される。用量は1日あたり1回投与することもできるし、1日あたり数回に分割して投与することもできる。組成物に関しては、本発明の組合せは、組成物の総重量に対して、0.01重量%〜99.99重量%、好ましくは0.1重量%〜99重量%、より好ましくは1重量%〜20重量%、もっとも好ましくは5重量%〜10重量%存在すべきである。

本発明の組成物は、様々な経路を介して哺乳動物(ラット、マウス、家畜又はヒト)等の対象動物に投与することができる。あらゆる投与様式が考えられ、例えば、投与は、外用、局所、経口、直腸により行うことができ、又は静脈内、筋肉内、皮下、皮内、髄腔内、硬膜外若しくは脳室内注射により行うことができ、外用若しくは局所により行うのが好ましい。

本発明の趣旨又は範囲から逸脱することなく、様々な改変及び変動を、本発明の組成物、使用及び製剤においてなすことができることが当業者に明らかであろう。

本発明に記載するように、様々な試験、例えば、ニュージーランド白ウサギを用いることによる腟平滑筋収縮性試験(実験例1);ペリノメーターを用いることによるボランティアにおける腟収縮性に対する効果(実験例2);及びボランティアにおける腟乾燥症に対する効果(実験例3)を介して、本発明の組合せは、腟組織の収縮性及び腟乾燥症に対する改善効果を示した。したがって、本発明の組合せは腟弛緩症又は腟乾燥症を治療又は予防することにおいて有用であることができる。

本発明の上記及びその他の目的、特徴並びにその他の利点は、添付の図面と合わせて以下の詳細な説明からより明白に理解されるであろう。

輪型腟組織と短冊型腟組織との間の各静止張力の比較を示す。

輪型腟組織及び短冊型腟組織におけるK+クレブスの添加に応答しての収縮性の強度を示す。

試験サンプルの用量に応じた収縮性の強度を示す。

本発明の趣旨又は範囲から逸脱することなく、様々な改変及び変動を、本発明の組成物、使用及び製剤においてなすことができることが当業者に明らかであろう。

本発明を以下の実施例によってより具体的に説明する。しかしながら、本発明はいかなるようにもこれら実施例に限定されるものではないということが理解されるべきである。

以下の参考例、実施例及び実験例は、本発明の範囲を限定することなく、本発明を更に例証する意図のものである。

[発明の形態] 実施例1. 本発明の組合せの調製。 1−1. 加工塩の準備 900mgの海塩(新安、韓国、www.nhshinansalt.com)を、加熱器(MS−E104、TOPS Co. Ltd.)を用いることにより850℃〜1000℃で24時間溶融させて、400mgの加工塩を得た。

1−2. 精製塩の準備 400mgの精製塩(NaCl、F.W.58.44)を従来から利用可能な会社(SPPO−91701、Duksan company、www.duksan.co.kr)から調達した。

1−3. グルコースの準備 800mgのグルコース(結晶グルコース)を従来から利用可能な会社(Samyang genex Corp.、www.genex.co.kr)から調達した。

1−4. 組合せ(1)の調製 上記の工程において準備した400mgの加工塩と800mgのグルコースとを、一緒にして十分に混合して、1200mgの本発明の組合せ(以下「SG1」と称する)を得た。

1−5. 組合せ(2)の調製 上記の工程において準備した400mgの精製塩と800mgのグルコースとを、一緒にして十分に混合して、1200mgの本発明の組合せ(以下「SG4」と称する)を得た。

組合せを冷蔵庫中において−75℃で保持し、使用前に蒸留水に溶解することによって以下の実験に用いた。

実施例2. 本発明の腟錠組成物(SG2)の調製 実施例1において調製した、400mgの加工塩と800mgのグルコースとを含む組合せを、2mgのステアリン酸マグネシウムと混合して、打錠(entableting)装置(KT2000、Kumsungkigong)を用いることにより、本発明の腟錠組成物組合せ(以下「SG2」と称する)へと製剤化した。

実施例3. 本発明の腟錠組成物(SG5)の調製 実施例1において調製した、400mgの精製塩と800mgのグルコースとを含む組合せを、2mgのステアリン酸マグネシウムと混合して、打錠装置(KT2000、Kumsungkigong)を用いることにより、本発明の腟錠組成物組合せ(以下「SG5」と称する)へと製剤化した。

実施例4. 本発明の腟洗浄溶液組成物の調製 実施例1において調製した400mgの精製塩と800mgのグルコースとを含む組合せ(SG4)を含む腟洗浄溶液組成物を、表1に示す以下の成分を一緒にして48時間撹拌しながら混合することにより調製した(以下「SG3」と称する)。

実験例1. 腟平滑筋収縮性試験 実施例において調製した本発明の組合せ(SG3)の、ニュージーランド白ウサギにおける腟平滑筋収縮性に対する効果を試験するために、文献(S-J Oh, et al., (2003), Histological and functional aspects of different regions of the rabbit vagina, International Journal of impotence research, 15, pp142-150; N. N. Kim et al., (2004), Effects of ovariectomy and steroid hormones on vaginal smooth muscle contractility, International Journal of Impotence Research, 16, 43-50; A. Giraldi et al., (2001), Joint Award Winning Paper D Jean Francois Ginestie Prize Effects of diabetes on neurotransmission in rat vaginal smooth muscle, International Journal of impotence Research, 13, pp58-66)に開示されている手順に従って器官浴を用いることによって、試験を行った。

1−1. 予備試験 本試験(principal test)に先立って、先の文献を考慮してウサギ腟を搬送した後、試験のタイプを決定するために予備試験を行った。

予備試験によって、短冊型ウサギ腟の形態でのK+(80mM)−クレブス溶液の添加に応答した腟平滑筋収縮性は、輪型ウサギ腟の形態でのK+(80mM)−クレブス溶液の添加に応答した腟平滑筋収縮性よりも強いことが示され、さらに短冊型ウサギ腟の形態でのフェニレフリンの体積上昇による腟平滑筋収縮性も、輪型ウサギ腟の形態でのフェニレフリンの体積上昇による腟平滑筋収縮性よりも強いことが示されるということが確認された。

結果的に、短冊型ウサギ腟は輪型ウサギ腟よりも実験を試験するためにより適していることが確認された。

1−2. 実験動物 10匹のウサギ(ニュージーランド白ウサギ、Saeron Bio Inc.、Korea、約2.5kg〜3.0kg、1週齢)を、健康状態を調べながら3日間かけて環境に順化させた後、実験に用いた。

すべてのウサギに順化期間中に赤色油性ペンで(左介に)印を付け、試験期間中は黒色油性ペンで(右耳介に)印を付けた。飼育ケージは、試験番号、試験対象、試験期間及び動物番号等を記録した個別の識別カードで印を付けた。

試験動物を飼育しておき、試験を、KAMSI(Korea animal medical science Institute、Korea)の動物飼育室中で、温度(23℃±3℃)、相対湿度(55%±15%)、換気回数(10回/時〜20回/時)、光サイクル(light cylcle)(08:00に点灯及び20:00に消灯)及び照明強度(150ルクス〜300ルクス)を維持した条件下で行った。飼育条件は恒常的かつ定期的に点検した。動物は餌(KSN140203、Cargill Adri Purina Inc.、Korea)と滅菌水とを自由に摂取できるようにしておいた。動物は順化、隔離、投与及び観察期間の間、1つのケージあたり1匹のウサギにてステンレス鋼飼育箱(幅405mm×長さ605mm×高さ365mm)中で飼育しておいた。

1−3. サンプル処理(器官浴法) 本発明の組成物を文献に開示されている器官浴法に従って以下のようにしてウサギ腟組織に投与した: 粘膜(mucose membrane)を除去しておいた筋肉に囲まれたウサギ腟の短冊(1.5mm×10mm)を、混合ガス(95%O2及び5%CO2ガス)で飽和されたクレブス溶液(119mMのNaCl、4.7mMのKCl、1.1mMのMgSO4、1.2mMのKH2PO4、1.5mMのCaCl2、25mMのNaHCO3、10mMのD−グルコース、G1009、Biosesang Corp.、Korea)に37℃で浸漬した。短冊(trip)の末端を固定し、他方の末端をトランスデューサー(モデルFT03;Grass instruments、Quincy、MA、USA)に接続して、20mLのチャンバー(FT03、GRASS Technologies)中でgrassフィジオグラフ(AD instruments、USA)を用いて短冊の等尺性張力を記録した。

1−4. 手順 異なる条件を用いる様々な予備試験により、以下の手順を確立した。ウサギ腟の短冊をクレブス溶液中、1.2gの静止張力で30分間〜60分間安定化した後、短冊をK+クレブス溶液(43.7mMのNaCl、80mMのKCl、11mMのMgSO4、1.2mMのKH2PO4、1.5mMのCaCl2、18mMのNaHCO3、10mMのD−グルコース、Biosesang Corp.、Korea)中で15分間2回収縮させ、溶液で3回洗浄して安定化させ、その収縮性を求めるための比較試験を行った。

腟収縮性の強度を、組織重量あたりのK+クレブス溶液によって起こる収縮性を比較することによって判定し、用量依存的な腟収縮性の強度をK+収縮性の各強度を100%に設定することにより表した。

1−5. 静止張力の判定 2種類のウサギ腟、即ち、輪型(3mm)及び短冊型(1.5mm×10mm)のウサギ腟を調製し、腟がもっとも安定であり、かつ、安定化の後のK+クレブス溶液の添加に対する収縮性応答がもっとも明白であった、腟の静止張力を選択した。

図1及び表2にみることができるように、輪型の収縮性は、その静止張力を2.0gに設定した場合にK+クレブス溶液中で0.51gであったのに対し、その静止張力を1.5gに設定した場合は0.54gへと上昇した。したがって、輪型の試験張力は上記の試験結果と腟組織の安定性とを考慮して1.5gに決定した。

短冊型の収縮性は、その静止張力を2.0gに設定した場合、K+クレブス溶液中で0.31gであり、重篤な痙攣が起こったのに対し、その静止張力を1.2gに設定した場合、収縮性は0.42gに上昇した。したがって、短冊型の試験張力は上記の試験結果と腟組織の安定性とを考慮して1.2gに決定した。

1−6. 試験結果 結果として、短冊型腟組織は、短冊型腟組織よりもK+(80mM)−クレブスに対してより強い収縮性応答を示したので(図2を参照されたい)、短冊型腟組織を、実験における使用のために選択することを確認した。

本発明の組成物(30mg/ml〜300mg/ml)により処理された試験群における収縮性強度は、試験サンプルにより処理されなかった対照群と比較して、用量依存的に上昇することが確認された(対照に対して*p<0.05、図3を参照されたい)。

したがって、本発明の組成物は、30mg/ml〜300mg/mlで腟組織の収縮性に対して強力な改善効果を示すことが確認された(P<0.001)。

実験例1. 短期臨床試験(1) 実施例において調製した腟錠組成物(SG2)を、韓国に住む20歳〜50歳の範囲の、腟弛緩症に罹患している35名の患者と65名の正常女性とからなる100名のボランティアの腟内に1日1回、5日間投与し、本発明の組成物の腟収縮性に対する効果をペリノメーター(peritro9300、Laborie Medical Technologies Canada ULC)を用いることによって調査し、求めた。

腟圧を求めるためのペリノメーター(peritro9300、Laborie Medical Technologies Canada ULC)は、圧力の変化により変動してサイズが変化し、即ち、0cmH2Oでは長さ8cmで直径26mmであり、100cmH2Oでは長さ8cmで直径30.5mmとなる。コンドームで包囲した装置をボランティアの腟に、装置の先端が腟の7cmの深さに達する程度まで挿入した。ボランティアの身体は開脚させることによりリラックスさせ、腟筋肉を弛緩させた。装置を作動させた後、計測器の目盛を正確にゼロに合わせ、値が100cmH2Oに達する程度まで空気を挿入することにより、プローブを膨張させた。再度計測器の目盛を正確にゼロに合わせ、注意深く腰又は骨盤が動かないようにさせたボランティアの腟を、強制的に強く収縮させ、5秒間持続させて、腟筋肉の収縮性を求めた。ボランティアには、反復する判定の後少なくとも1分間休息をとることを許可し、1名のボランティアにつき3回判定することにより収縮性の平均値を算出した。

結果として、表4においてみることができるように、本発明の組成物により処理された腟筋肉の内圧は約38%(3日後)及び約52%(5日後)まで著しく(remarkedly)上昇することが確認された。

実験例2. 短期臨床試験(2) 実施例において調製した腟挿入錠組成物(SG5)を、韓国に住む20歳〜50歳の範囲の、腟乾燥症に罹患している35名の患者と、65名の正常女性とからなる100名のボランティアに、1日2回、3日間外用投与し、腟乾燥に対する効果を、(A)本発明の組成物による処理前及び(B)処理後に判定した。調査結果を処理後の腟乾燥に応じて5段階、即ち、(1)白帯下の量の大きな減少、(2)白帯下の量のわずかな減少、(3)白帯下の量に変化なし、(4)白帯下の量のわずかな増加、(2)白帯下の量の大きな増加に分類した。

結果として、白帯下の量は、本発明の組成物による処理後に83%を超えるボランティアにおいて増加していたことが確認された。

したがって、表5においてみることができるように、本発明の組成物は腟乾燥症の治療に有用であることが確認された。

したがって、本発明の組成物は腟弛緩症又は腟乾燥症の治療において有用であることができることが判明した。

本発明を以上のように記載したが、本発明は様々に変動させることができることが明らかであろう。かかる変動は本発明の趣旨と範囲とを逸脱するものとみなすべきではなく、かかる改変のすべては、当業者に明白であろうように、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれるべきことが意図される。

本発明は、哺乳動物における腟弛緩症又は腟乾燥症を治療するのに用いられる医薬の製造における塩と糖との混合物の使用に関する。本発明に記載するように、様々な試験、例えば、ニュージーランド白ウサギを用いることによる腟平滑筋収縮性試験(実験例1);ペリノメーターを用いることによるボランティアにおける腟収縮性に対する効果(実験例2);及びボランティアにおける腟乾燥症に対する効果(実験例3)、を介して、本発明の組合せは、腟組織の収縮性及び腟乾燥症に対する改善効果を示した。したがって、本発明の組合せは腟弛緩症又は腟乾燥症の治療又は予防において有用であることができる。

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