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Auxiliary apparatus for cutting of horn and castrating of animals

阅读:955发布:2020-07-14

专利汇可以提供Auxiliary apparatus for cutting of horn and castrating of animals专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To enable the treatment of horn removing and castrating treatments of the animals, etc., by about two operators with a high efficiency in a short time and save the treatment cost by pushing animals such as a calf into a housing frame unit, regulating the movement of the body front part or a neck or head part. CONSTITUTION:This apparatus is equipped with the first regulating means 14, having a housing frame unit 12 capable of housing animals and regulating the movement of at least the trunk part to the body front part of the animals in a state thereof housed in the housing frame unit 12 and the second regulating means 16 for regulating the movement of the neck to the head part. The side in the body front part of the animals housed in the housing frame unit 12 is pressed and engaged with the first regulating means 14 and the movement can be regulated while pressing and engaging the neck and nasal parts of the animals with the second regulating means 16 without requiring the need for directly pressing the neck and head parts of the animals by an operator. Thereby, the horn removing and castrating treatments can efficiently be performed.,下面是Auxiliary apparatus for cutting of horn and castrating of animals专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 動物類を収容し得る収容枠体を有し、 この収容枠体には、動物類をこの収容枠体内に収容した状態で少なくともその胴部から体前部にかけての動きを規制する第1規制手段と、 首頭部にかけての動きを規制する第2規制手段と、が設けられて成る動物類の角切り、去勢補助装置。
  • 【請求項2】 前記第1規制手段は、収容した動物類を収容枠体の一の胴側部側に押し付ける押し付け機構から成る請求項1記載の動物類の角切り、去勢補助装置。
  • 【請求項3】 前記押し付け機構は、収容枠体の下端部に枢着された正面視略L形状の操作杆と、この操作杆を押し付け方向に移動させる際にその復帰をロック係止する復帰ロック装置と、から成る請求項2記載の動物類の角切り、去勢補助装置。
  • 【請求項4】 前記第2規制手段は、少なくとも前記動物類の第1規制の状態で首部を押え込む首押さえ部を備えて成る請求項1、2、3のいずれかに記載の動物類の角切り、去勢補助装置。
  • 【請求項5】 前記第2規制手段は、少なくとも前記動物類の第1規制の状態で首部を押え込む首押さえ部と、
    鼻部を押え込む鼻押さえ部と、を備えて成る請求項1ないし4のいずれかに記載の動物類の角切り、去勢補助装置。
  • 【請求項6】 前記収容枠体は、動物類の収容時にその頭部側が配置される前壁及び左右側壁を備えた略直方体状に形成され、この前壁部分に前記第1、第2規制手段が設けられると共に、動物類の尻部側が配置される側は開口されて成る請求項1ないし5のいずれかに記載の動物類の角切り、去勢補助装置。
  • 【請求項7】 前記前壁は開閉自在に形成されて成る請求項6記載の動物類の角切り、去勢補助装置。
  • 【請求項8】 前記収容枠体のいずれかの側壁は、前壁との接続隅部を枢軸として水平方向に開閉可能に形成されて成る請求項2ないし7のいずれかに記載の動物類の角切り、去勢補助装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、子、鹿、その他の動物類の切り、去勢補助装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来、肉牛や乳牛を飼育する場合には、
    生後数カ月の子牛を1つのパドックに7ないし8頭程度を放しながら飼育している。 これらの子牛は、生後1ケ月で角が目立ちはじめ、3ないし4ケ月で体重は150
    ないし200Kgとなり、角も高さ2ないし3cmで親指程度に成長する。 このままの状態ではパドック内に放した子牛は、互いに勢争いしながら角で相手を突き合い、弱者は片隅へ追い込まれて餌も十分食べられずに発育不良となり、また、角で突かれた部分に血液のしみができて肉質が低下する。 従って、3ないし4ケ月で角が親指程度に成長した時点で、パドック内の片隅に子牛を捕縛したり、或はパドック内の片隅に設けた開閉柵に子牛を追込んで胴側部を係止し、パドックの柵から突き出させた首部や頭部を作業者が押え込みながら加熱した筒状の焼き鏝を角に当て込んで神経を焼切り、角が再生しない様に除角処理することにより、子牛を均一に肥育させ、肉質等の低下を防止しているものである。

    【0003】

    【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、前記子牛の除角処理を行なう場合には、子牛の首部や頭部の押え込み、角を焼き鏝で処理するための補助者等を含めて5、6人の作業者が必要であり、40頭程度の子牛の除角処理に略1日を要し、処理経費も割高となり易い等の問題があった。

    【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、収容枠体内に子牛のような動物類を押え込んで体前部や首頭部の動きを規制することにより、子牛の除角処理並びに去勢処理等を少ない作業者で、短時間で高能率に処理でき、処理経費も節約できることを特徴とする動物類の角切り、去勢補助装置を提供することにある。

    【0005】

    【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、動物類を収容し得る収容枠体12を有し、この収容枠体12には、動物類をこの収容枠体12
    内に収容した状態で少なくともその胴部から体前部にかけての動きを規制する第1規制手段14と、首頭部にかけての動きを規制する第2規制手段16とが設けられて成る動物類の角切り、去勢補助装置10から構成される。

    【0006】また、前記第1規制手段14は、収容した動物類を収容枠体12の一の胴側部側に押し付ける押し付け機構18から成ることとしてもよい。

    【0007】また、前記押し付け機構18は、収容枠体12の下端部に枢着された正面視略L形状の操作杆20
    と、この操作杆20を押し付け方向に移動させる際にその復帰をロック係止する復帰ロック装置22とから成ることとしてもよい。

    【0008】また、前記第2規制手段16は、少なくとも前記動物類の第1規制の状態で首部を押え込む首押さえ部40を備えて成ることとしてもよい。

    【0009】また、前記第2規制手段16は、少なくとも前記動物類の第1規制の状態で首部を押え込む首押さえ部40と、鼻部を押え込む鼻押さえ部90とを備えて成ることとしてもよい。

    【0010】また、前記収容枠体12は、動物類の収容時にその頭部側が配置される前壁132及び左右側壁1
    34、136を備えた略直方体状に形成され、この前壁132部分に前記第1、第2規制手段14、16が設けられると共に、動物類の尻部側が配置される側は開口1
    38されて成ることとしてもよい。

    【0011】また、前記前壁132は開閉自在に形成されて成ることとしてもよい。

    【0012】また、前記収容枠体12のいずれかの側壁134、136は、前壁132との接続隅部を枢軸として平方向に開閉可能に形成されて成ることとしてもよい。

    【0013】

    【作用】本発明の実施例に係る角切り、去勢補助装置を用いて子牛のような動物類の除角処理、去勢処理等を施術する場合には、収容枠体内に子牛の様な動物類を引き込み、収容枠体内に設けた第1規制手段の押し付け機構で子牛の胴部から体前部を押圧規制し、更に第2規制手段の首押さえ部及び鼻押さえ部で子牛の首部から頭部を押圧規制して収容枠体内に収容した子牛の動きを確実に規制できることとなり、作業者が子牛の首部や頭部を押え込む必要がなく、子牛の除角処理や去勢処理等を短時間で高能率に処理できて処理経費も節約できることとなる。

    【0014】

    【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例を説明する。 図1ないし図6には、本発明の実施例に係る動物類の角切り、去勢補助装置(以下、角切り、去勢補助装置と略する)10が示されている。 図より明らかな様に、角切り、去勢補助装置10は、動物類を収容できるように一端が開口された箱型状の収容枠体12を有し、この収容枠体12の他端側の近傍位置には、前記収容枠体12内に子牛のような動物類を収容した状態で少くとも動物類の胴部から体前部にかけての動きを規制する第1規制手段14と、動物類の首部から頭部にかけての動きを規制する第2規制手段16と、が設けられている。

    【0015】これにより、例えば、子牛の角を除角処理するために収容枠体12内に子牛を収容しながら第1規制手段14で胴部から体前部にかけての側面を押圧係止すると共に第2規制手段16で首部や頭部を押圧係止させて子牛の足部や頭部の動きを規制する。 この動きを規制補助した状態で、作業者は子牛の首部や頭部を押え込む必要がなく、加熱した焼き鏝を把持して子牛の角に当て込みながら、作業者2人程度で短時間で高能率に除角処理できる。 また去勢処理も同時にできることとなる。

    【0016】収容枠体12は動物類を収容し得る収容空間を形成したものであれば、形状は平面視円形、多角形その他の任意形状としてもよいが、少なくとも動物類の両側面側に立設した側壁を備えかつ、追い込んで同枠体内に収容する入口をいずれかの側面側に備えたものとして構成される。 前記第1規制手段14は、収容した動物類を収容枠体12内の端部位置において一つの胴側部側に押し付ける押し付け機構18から成る。 この押し付け機構18は、例えば、図1、図8に示すように、収容枠体12内の下端部に枢着され収容枠体12の胴側部側の上方へと突出された正面視略L形状の操作杆20と、前記操作杆20を動物類の押し付け方向に移動させる際にその復帰移動をロック係止する復帰ロック装置22と、
    を備えている。

    【0017】前記操作杆20は、金属、硬質合成樹脂等を素材とした管体や棒体より成る。 また、前記操作杆2
    0と対向して収容枠体12内の他方胴側部側には受杆2
    4が斜め下方へ向け配設されている。 前記操作杆20の復帰ロック装置22は、図9にも示すように、収容枠体12の上方に操作杆20の移動方向に向け架設され同操作杆20の復帰移動のみをロックするラック刃26が下面に刻設されたラック杆28と、前記操作杆20の管状の上端部内に嵌挿され、操作杆20内に嵌挿固定された付勢バネ30で上方へと付勢されつつ操作杆20の上端より突出されたストッパ32とを備えている。 この操作杆20の上端部並びにストッパ32には、左右側面へ向け相互に連通した縦長孔34、36が開孔され、この縦長孔34、36内に前記ラック杆28が嵌合されている。 更に、ストッパ32の縦長孔36の下部内面には爪38が上方へ突設されて前記ラック杆28のラック刃2
    6に係合されている。

    【0018】これにより、前記操作杆20の上端より突出したストッパ32を押圧して縦長孔36内の爪38をラック杆28のラック刃26より脱係させ、この状態で操作杆20を収容枠体12の一の胴側部側に押し付けて収容枠体12内の動物類の体前部側面を押圧する。 この押し付け位置でストッパ32の上端の押圧を解除すると、付勢バネ30の弾力でストッパ32が上方へとスライドして縦長孔36内の爪38が前記ラック刃26に係着し、操作杆20の復帰移動がロックされる。 この操作杆20と前記受杆24とで動物類の体前部を強圧に挟着して動きを規制できることとなる。

    【0019】また、前記第2規制手段16は、少なくとも動物類を前記第1規制手段14で第1規制した状態で首部を押さえ込む首押さえ部40から成る。 図1、図3、図4に示す様に、前記首押さえ部40は、第1規制手段14が設けられた前記収容枠体12の左右胴側部側の端部に突設された側面視台形状の左右受枠42、44
    と、この左右受枠42、44の上面に交差する様に開閉自在に装架され動物類の首部上面を押圧する首押さえ板46と、首部下面を受着するため左右受枠42、44の基部側に横設された首受杆48と、を備えている。

    【0020】前記首押さえ板46は、金属板、硬質合成樹脂板等を素材として下面にはゴムシートの様な保護シート50が付設され、更に、同首押さえ板46は、上方へ湾曲された湾曲部52の両端に縁板54、54が水平に突設されている。 前記首押さえ板46は、その湾曲部50が左右受枠42、44の端部斜下方へ向けて傾斜するように一方の縁板54が右受枠44上面に設けた枢着部56に枢着され、他方の縁板54に突設状に固定された棒ハンドル58が、左受枠42上面に設けたロック部60に着脱自在にロックされている。

    【0021】図10、図12、図13に示す様に、前記ロック部60は、左受枠40の上面両端寄り位置に突設されたガイド軸62、62と、このガイド軸62、62
    の内面側で左受枠40に突設された内部ガイド軸64
    と、ラック軸66と、を備え、前記内部ガイド軸64とラック軸66とを内部に嵌合させた操作枠68の両端の案内筒70、70が前記ガイド軸62、62に上下移動可能に嵌合されている。 前記ラック軸66には、一方のガイド軸62との対向面側にラック刃72が刻設され、
    またラック軸66の上端には、前記ラック刃72の上方へ向け斜に切欠された傾斜面74が設けられている。

    【0022】前記操作枠68内には、前記ラック刃72
    に係着して操作枠68の上方への移動をロックする爪7
    6がピン78で枢着され、この爪76の上端部と操作枠68とに爪76をラック刃72へ付勢する付勢スプリング80が張設されている。 また、前記操作枠68内に嵌合した内部ガイド軸64と、ラック軸66との間隙において、前記操作枠68内に嵌合されたフック板82の下端部がピン84で枢着されている。 前記内部ガイド軸6
    4と対向したフック板82の一端側には、前記首押さえ板46の棒ハンドル58を着脱係止する係止口86が切開されると共に同フック板82の他端側はラック軸66
    に当接され、更にフック板82の上端から収容枠体12
    へ向けフック板82の係止口86を上方へと回動させるための付勢スプリング88が張設されている。

    【0023】これにより、首押さえ板46の湾曲部52
    を子牛の首部に当接して押圧しながら端部の棒ハンドル58をロック部60のフック板82の係止口86に嵌合させ、そのままの状態で棒ハンドル58を下方へ押圧すると、操作枠68がガイド軸62、62に沿って下降する。 同時にラック軸66の上端の傾斜面74に接摺していたフック板82はラック軸66に接摺動して内部ガイド軸64側へと回動し、斜上方へ向いていた係止口86
    は略水平方向へと回動して棒ハンドル58は離脱不能に係止される。 棒ハンドル58の押圧を停止すると、爪7
    6がラック軸66のラック刃72に係着して操作枠68
    の上昇がロックされる。

    【0024】また、爪76をラック刃72から脱係し、
    フック板82に係着した棒ハンドル58を上方へ引き上げると、操作枠68が上昇し、ラック軸66の上端でフック板82がラック軸66の上端の傾斜面74へと回動して係止口86より棒ハンドル58を脱係できる。 これにより、収容枠体12内に収容した動物類の体前部を第1規制手段14の操作杆20で押圧し、更に、首部の上面を第2規制手段16の首押さえ板46で押圧しながら首部から頭部の動きを規制しつつ除角処理や去勢処理を能率的にできることとなる。

    【0025】前記第2規制手段16の首押さえ部40で首部を押圧係止して首部から頭部の動きを規制できるが、鼻部側がやや不安定となる。 従って、前記第2規制手段16は、少なくとも前記動物類の体前部を第1規制手段14で第1規制した状態で首部を押さえ込む首押さえ部40と、鼻部を押さえ込む鼻押さえ部90と、を備えることが好ましい。 前記首押さえ部40と鼻押さえ部90とを併設することによって収容枠体12内に収容した動物類の首部から頭部の動きを確実に規制できることとなる。

    【0026】この第2規制手段14の首押さえ部40
    は、前述した構成と同一であるためその説明を省略する。 前記鼻押さえ部90は、図1、図3、図4に示す様に、前記首押さえ部40の左右受枠42、44内から斜下方へ突出され、かつ斜下方の端部へ向け縮幅された樋形状の顎受体92と、この顎受体92の上面に交差方向に開閉自在に装架された鼻押さえ板94と、を備えている。 前記左右受枠42、44内には、各々縦支持軸9
    6、96が固定され、この縦支持軸96、96に嵌合された調整カラー98、98に前記顎受体92の斜上端部下面に枢支された上支持軸100の両端が連設されている。 また、左右受枠42、44の下方位置で収容枠体1
    2側に枢着された左右伸縮軸102、102の端部に前記顎受体92の斜下端部の下面に枢支された下支持軸1
    04の両端部が各々枢着されている。 これにより、調整カラー98、98の高さや左右伸縮軸102、102の長さを調整して顎受体92の傾斜角度や高さを自由に調整できる。

    【0027】前記鼻押さえ板94は、前記首押さえ板4
    6と同一素材で類似した小形状の湾曲部106、この湾曲部106の両端に突設された縁板108、108、一方の縁板108に突設固定された棒ハンドル110等を備えている。 前記樋形状の顎受体92の一方側板の上端には、側板方向に沿って摺動調整し得る枢着部112が設けられ、この枢着部112に一方の縁板108が枢着されている。

    【0028】図14、図15、図16に示す様に、前記顎受体92の他方側板の端部には、鼻押さえ板94の棒ハンドル110を着脱自在にロックするロック部114
    が設けられている。 前記ロック部114は、顎受体92
    の他方側板の上端部を一部切開して架設されたガイドレール116に摺動自在に嵌合された摺動子118の上面に設けられている。 このロック部114は、前記首押さえ部40のロック部60と同一構成で小形状に形成されている。 従って、その詳細な説明を一部省略するが、前記摺動子118の上面に設けたガイド軸で上下移動する操作枠120、この操作枠120に枢着されたフック板122、操作枠120をラック軸124にロックする爪126等を備えている。

    【0029】前記鼻押さえ板94は、顎受体92の両側板に設けた枢着部112と、摺動子118の上面のロック部114との位置を顎受体92内に挿入した動物の鼻部の位置に合わせて摺動調整し、その後で棒ハンドル1
    10を把持して湾曲部106を鼻部に嵌合押圧させて棒ハンドル110をロック部114のフック板122に係着させ、そのまま棒ハンドル110を押圧して操作枠1
    20を爪126でラック軸124にロックする。 また、
    爪126をラック軸124より離脱させて棒ハンドル1
    10を操作枠129と共に上昇させ、フック板122より棒ハンドル110を開放できる。 これにより、顎受体92内に挿入した動物類の鼻部を鼻押さえ板94で押圧係止しながら首押さえ部40の首押さえ板46とで収容枠体12内に収容した動物類の首部から頭部の動きを確実に規制できる。

    【0030】前記第2規制手段16の首押さえ部40や鼻押さえ部90は湾曲部を有した押え板の形状に限ることなく、首部から頭部を押圧係止する係止カバー体等を用いてもよく、要は動物類の首頭部を規制できる規制体であればよい。

    【0031】図2ないし図5に示す様に、前記収容枠体12は、金属材、木質材、硬質合成樹脂材等を素材とし、一端から他端に向け細長く形成された底盤128
    と、図2において底盤128の下側に位置した前端に立設された門形枠130の外面に開閉自在に装着され、動物類の収容時にその頭部側が配置される前壁枠132
    と、前記門形枠130の両端に連設され底盤128の左右側端に立設された左右側壁134、136と、を備えた略直方体状に形成されている。

    【0032】本発明の実施例において、前記収容枠体1
    2の前壁枠132に前記第1、第2規制手段14、16
    が設けられ、動物類の尻部側が配置される左右側壁13
    4、136の後端側は開口138されている。 これにより、収容枠体12の後端側の開口138から動物類を収容枠体12内へ引き込み、前壁枠132に設けた第1規制手段14で動物類の体前部を押圧係止し、更に第2規制手段16で首部から頭部にかけて係止しながら動物類の動きを確実に規制補助して除角処理や去勢処理を施術し、終了後に第1、第2規制手段14、16を首部や頭部から開放させて前壁枠132を開口させ、動物類は門形枠130方向へスムーズに通過移動できる。

    【0033】図4、図5に示す様に、前記左側壁134
    は、前記門形枠130の左側端から底盤128の左側端の全幅に掛けて立設された格子枠140と、この格子枠140の内面側に張設された側板142とより成る。 図3、図5に示す様に、前記右側壁136は、前記門形枠130の右側端の背面に固定された枢軸144と、この枢軸144に水平方向へ回動できるように枢着され前記底盤128の右側端に沿って配置された格子枠146
    と、この格子枠146の内面に張設された側板148
    と、より成る。 前記右側壁136は左側壁134に比べ短く形成されると共に格子枠146の端部寄りの外面上下位置に固定されたガイドにストップ軸150が嵌挿され、このストップ軸150の下端をロックする受部15
    2が底盤128の側端に固定されている。

    【0034】前記ストップ軸150の下端を受部152
    から開放し、右側壁136を図5に示す様に回動することにより、収容枠体12内への子牛の引き込み収容を容易にできる。 また、長さの短い右側壁136側で、収容枠体12内に収容した子牛の尻部をスムーズに検診できて睾丸の去勢も容易にできる。 なお、前記右側壁136
    に替えて左側壁134を門形枠130に水平方向へ回動ができるように枢着してもよい。

    【0035】図7、図8に示す様に、前記前壁枠132
    は、左右支柱154、156の上端縁部に上部連杆15
    8が連設され、下端に下部連杆160が連接された縦形枠体より成る。 この前壁枠132の左支柱154が、前記収容枠体12の門形枠130の左支持枠の前面に設けた複数の蝶番162に枢着され、門形枠130の右支持枠に設けたガイド管164、164に挿脱自在に嵌挿されたロック軸166に係嵌し得るロック管168が前壁枠132の右支柱156の側面に固定されている。

    【0036】前記前壁枠132には、前記第1規制手段14のラック杆28と首受杆48とが左右支柱154、
    156の上端と下端寄り位置にそれぞれ連設されている。 また、第1規制手段14の正面視L形状の操作杆2
    0の下端が右支柱156の下端部内面側に枢着されて前記首受杆48に設けた縦孔を貫通してラック杆28へと係合突設されている。 更に、操作杆20と対向した受杆24が右支柱156の内面側に配置されている。 これにより、首受杆48の上方位置で動物類の体前部の両側面を操作杆20と受杆24とで挟着しながら動きを規制できる。

    【0037】また、前記前壁枠132の左右支柱15
    4、156には、首受杆48と略同じ高さ位置で左右受枠42、44が突設され、この左右受枠42、44に前記第2規制手段16の首押さえ部40や鼻押さえ部90
    が設置されている。 この首押さえ部40や鼻押さえ部9
    0は、前述した構成と同一であるため、その詳細な説明は省略が、前壁枠132に設けた首押さえ部40の首押さえ板46や、鼻押さえ部90の鼻押さえ板94及び顎受体92等で首頭部を的確に規制できることとなる。

    【0038】本発明の実施例に係る角切り、去勢補助装置10を用いて子牛のような動物類の除角処理、去勢処理等を施術する場合には、収容枠体12の門形枠130
    の前面に、第1、第2規制手段14、16が装備された前壁枠132を閉着してロック軸166でロック管16
    8をロックする。 次に、収容枠体12の右側壁136のストップ軸150を底盤128の受部152より脱係して枢軸144を中心として、図5に示す様に水平方向へと回動させる。 この状態で子牛Aを収容枠体12内に引き込み、子牛Aの頭部から首部Bを前壁枠132内より外部へと突き出させ、右側壁136を底盤128の側面へ回動してストップ軸150の下端を受部152にロックさせる。

    【0039】そこで、前壁枠132に設けている第1規制手段14の操作杆20を子牛Aの側面へと押圧して復帰ロック装置22でロックし、子牛の体前部の動きを操作杆20で規制する。 また、前壁枠132の前面下部位置に突出状に装置されている第2規制手段16の首押さえ部40の首押さえ板46を、子牛の首部B上面へ回動当接させて押圧し、同首押さえ板46に突出固定した棒ハンドル58をロック部60でロックする。 更に、第2
    規制手段16の鼻押さえ部90の鼻押さえ板94の位置を調整した後で顎受体92に顎部を載着している鼻部C
    の上面へ鼻押さえ板94を回動当接して押圧し、鼻押さえ板94に突出固定した棒ハンドル110をロック部1
    14にロックする。

    【0040】これにより、図17、図18に示す様に、
    収容枠体12内で規制された子牛Aは動きが確実にできなくなり、作業者は加熱した筒状の焼き鏝を子牛Aの角に当て込み、神経を焼き切って再生不能に除角処理し、
    また、子牛の尻部の睾丸の去勢処理も同時に施術する。
    この施術終了後には、第1、第2規制手段14、16
    の、操作杆20、首押さえ板46、鼻押さえ板94の各ロックを開放し、前壁枠132もロックを開放して回動開口させて子牛をそそのまま前方へと移動通過させ、次の子牛の除角処理や去勢処理を施術する。 従って、除角処理や去勢処理の施術中に、作業者は子牛の首部や頭部を押え込む必要がなく、作業者2人程度で高能率に処理でき、40頭程度の子牛の除角処理を2時間程度で終了でき、従来に比べ処理経費も大幅に節約できることとなる。 なお、本装置は子牛の他に、鹿、山羊、羊その他の角を有する動物の角の除角処理をも能率的にできる。

    【0041】本発明の第1規制手段としての前記押し付け機構18は、操作杆20に限ることなく、図19に示す様に、収容枠体12内の一方の胴側部側から他方の胴側部側へ向け押し付け可能に軸支された押圧盤170を用いてもよい。 すなわち、例えば、収容枠体12の右側壁を左側壁134へガイド等によりスライド可能とし、
    この右側壁となる押圧盤170に押圧プランジャ169
    を取り付けて油圧またはモータ等の駆動部172により押圧駆動させる様にした構造としても良い。

    【0042】

    【発明の効果】以上、説明した様に請求項1に係る動物類の角切り、去勢補助装置によれば、動物類を収容し得る収容枠体を有し、この収容枠体には、動物類をこの収容枠体内に収容した状態で少なくともその胴部から体前部にかけての動きを規制する第1規制手段と、首頭部にかけての動きを規制する第2規制手段と、が設けられて成ることにより、動物類の首部や頭部を押え込む必要がなく、収容枠体に設けた第1、第2規制手段で動物類の体前部や首頭部の動きを規制でき、動物類の除角処理並びに去勢処理等を短時間で高能率に処理でき、処理経費も大幅に節約できることとなる。

    【0043】また、請求項2によれば、前記第1規制手段は、収容した動物類を収容枠体の一の胴側部側に押し付ける押し付け機構から成ることにより、収容枠体内に収容した動物類の胴部から体前部を的確に押圧して動きを規制できる。

    【0044】また、請求項3によれば、前記押し付け機構は、収容枠体の下端部に枢着された正面視略L形状の操作杆と、この操作杆を押し付け方向に移動させる際にその復帰をロック係止する復帰ロック装置とから成ることにより、収容枠体内の動物類の胴部や体前部の押圧を容易にできて押圧状態をロックできる。

    【0045】また、請求項4により、前記第2規制手段は、少なくとも前記動物類の第1規制の状態で首部を押え込む首押さえ部を備えて成ることにより、動物類の体前部及び首部の動きを規制して動物類の除角処理並びに去勢処理等を短時間で高能率に処理できる。

    【0046】また、請求項5により、前記第2規制手段は、少なくとも前記動物類の第1規制の状態で首部を押え込む首押さえ部と、鼻部を押え込む鼻押さえ部とを備えて成ることにより、動物類の体前部から首部並びに鼻部を押圧して動物類の動きを規制でき、動物類の除角処理並びに去勢処理等を的確に処理できる。

    【0047】また、請求項6により、前記収容枠体は、
    動物類の収容時にその頭部側が配置される前壁及び左右側壁を備えた略直方体状に形成され、この前壁部分に前記第1、第2規制手段が設けられると共に、動物類の尻部側が配置される側は開口されて成ることにより、収容枠体の開口から収容枠体内へ動物類を容易に引き込みでき、その状態で動物類の体前部や首頭部等の動きを第1、第2規制手段で規制できる。

    【0048】また、請求項7により、前記前壁は開閉自在に形成されて成ることにより、収容枠体内での各種処理を終了した後で前壁を開口させて動物類を通過移動でき、短時間で容易に入れ替えできる。

    【0049】また、請求項8により、前記収容枠体のいずれかの側壁は、前壁との接続隅部を枢軸として水平方向に開閉可能に形成されて成ることにより、収容枠体内への動物類の収容が容易となる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の実施例に係る動物類の角切り、去勢補助装置の正面図である。

    【図2】動物類の角切り、去勢補助装置の平面図である。

    【図3】動物類の角切り、去勢補助装置の右側面図である。

    【図4】動物類の角切り、去勢補助装置の左側面図である。

    【図5】動物類の角切り、去勢補助装置の前壁や右側壁を回動した状態を示した平面図である。

    【図6】動物類の角切り、去勢補助装置の背面図である。

    【図7】図4のA−A線断面図である。

    【図8】前壁枠の正面図である。

    【図9】第1規制手段の操作杆の復帰ロック装置を示した拡大断面図である。

    【図10】第2規制手段の首押さえ部の拡大左側面である。

    【図11】図10のB−B線矢視図である。

    【図12】図10の首押さえ部のロック部に首押さえ板を係着させた拡大側面図である。

    【図13】首押さえ板をロック部より脱係させた首押さえ部の拡大側面図である。

    【図14】第2規制手段の鼻押さえ部の拡大側面図である。

    【図15】鼻押さえ板をロック部より脱係させた鼻押さえ部の拡大側面図である。

    【図16】図14のC−C線矢視図である。

    【図17】収容枠体内に子牛を収容して第1、第2規制手段で動きを規制させた収容枠体の正面図である。

    【図18】第2規制手段で子牛の首部や鼻部を規制した状態を示した一部拡大側面図である。

    【図19】他の実施例の角切り、去勢補助装置の説明図である。

    【符号の説明】

    10 動物類の角切り、去勢補助装置 12 収容枠体 14 第1規制手段 16 第2規制手段 18 押し付け機構 20 操作杆 22 復帰ロック装置 40 首押さえ部 46 首押さえ板 90 鼻押さえ部 94 鼻押さえ板 132 前壁 134 左側壁 136 右側壁 138 開口

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