专利汇可以提供Starting device for discharge lamp lighting, and discharge lamp lighting device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To achieve stable pulse characteristics and high reliability, capable of instantaneous starting or restarting of a discharge lamp without using a discharge gap element at primary side of a pulse transformer. SOLUTION: The starting device for discharge lamp lighting comprises a direct current power source E1, a transformer T11 to the primary side of which, electric power is supplied from the direct current power source E1, a switch S1 mounted to a path supplying electric power from the direct current power source E1 to the primary side of the transformer T11, a transformer T21 of which, the primary side is connected to the secondary side of the transformer T11 in parallel, and to the secondary side which, a discharge lamp La is connected, and a charging/discharging capacitor C serially connected to the secondary side of the transformer T11.,下面是Starting device for discharge lamp lighting, and discharge lamp lighting device专利的具体信息内容。
【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、高輝度放電灯(H
IDランプ)などの放電灯に高電圧パルスを印加して、
放電灯を瞬時に始動または再始動させるための放電灯点灯用始動装置および放電灯点灯装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】高輝度放電灯を点灯させるためにイグナイタと呼ばれる高電圧を発生する始動装置が用いられているが、近年、車載用などの産業用途の始動装置には、
高輝度放電灯の瞬時始動または瞬時再始動のために10
kV〜数十kVにおよぶ高電圧を出力するものがある。 【0003】図28に、300V程度の電圧を入力して20kV程度の高電圧を出力する放電灯点灯用始動装置(イグナイタ)搭載の放電灯点灯装置の従来構成を示す。 【0004】この図に示す放電灯点灯装置は、放電灯点灯用始動装置1PAと、直流電源Eを入力とする安定器2
と、この安定器2の両出力端子間に放電灯点灯用始動装置1PAを介して接続される放電灯(高輝度放電灯)La
とを備えている。 【0005】放電灯点灯用始動装置1PAは、出力300
V程度の直流電源E1と、電源スイッチPSと、充電抵抗R0と、これら電源スイッチPSおよび充電抵抗R0
を直列に介して直流電源E1の両端間に接続される充放電用のキャパシタC0と、このキャパシタC0と並列に1次側の1次巻線n1が接続され、直流電源E1から電力が1次側に供給されるトランスT1と、このトランスT1の1次側への直流電源E1からの電力供給経路上におけるキャパシタC0の後段に介設されるスイッチ(双方向2端子サイリスタ)S1と、整流用のダイオードD
1と、このダイオードD1を介してトランスT1の2次側の2次巻線n2の両端間に接続される充放電キャパシタC1と、放電ギャップ素子(スパークギャップ素子)
Gと、この放電ギャップ素子Gを介して充放電キャパシタC1の両端間に1次側の1次巻線n211が接続されるトランスT21とにより構成されている。 【0006】上記構成の放電灯点灯用始動装置1PAにおいて、電源スイッチPSをオンにすると、直流電源E1
から充電抵抗R0を介してキャパシタC0に充電電流が流れて、キャパシタC0の両端電圧が上昇していく。 【0007】この後、キャパシタC0からオフ状態にあるスイッチS1に印加する電圧がそのブレークダウン電圧に達すると、スイッチS1がオンになってキャパシタC0が放電し、キャパシタC0側からトランスT1の1
次巻線n1に電流が流れて、トランスT1の2次巻線n
2に起電力が誘起する。 そして、その起電力によりダイオードD1を介して充放電キャパシタC1に電流が流れ、充放電キャパシタC1がダイオードD1で規制される極性で充電される。 これにより、充放電キャパシタC
1の電圧が上昇する。 【0008】この後、充放電キャパシタC1から放電ギャップ素子Gに印加する電圧が放電ギャップ素子Gの放電開始電圧に達すると、充放電キャパシタC1がC1→
1次巻線n211→放電ギャップ素子G→C1の経路で放電し、過渡的に大きな電流が1次巻線n211に流れて、トランスT21の2次側に約20kVの高電圧パルスが発生する。 そして、その高電圧パルスが放電灯La
に印加することにより、放電灯Laが瞬時に始動または再始動することになり、放電灯Laが始動または再始動(点灯)すると、安定器2の出力を受けて放電灯Laの点灯を維持することになる。 【0009】なお、特開平8−315631号公報には、ソケット部およびイグナイタ回路ブロック収納部を一体に有するケースを備えた車両用前照灯が開示されている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図28
に示した従来構成では、放電ギャップ素子に起因してパルス特性が不安定となり、信頼性が低下するという問題があった。 すなわち、放電ギャップ素子は放電開始電圧のばらつきが大きく、例えば繰返し動作時において、1
発目の放電開始電圧に比し、2発目の放電開始電圧が2
0%低下し、3発目以降の放電開始電圧も±15%を超えるばらつきとなって、2発目以降の放電開始電圧が下がる場合があるので、始動の点で確実性がない。 また、
放電ギャップ素子の寿命は10万発程度と短く、寿命末期では放電開始電圧が高くなり(初期値の30%アップ)経時変化が著しい。 【0011】また、1回の放電過程において、トランスT21の2次側に高圧のパルス電圧が有効に出力されるのは、放電ギャップ素子Gの導通直後の短時間であるが、放電ギャップ素子Gが一旦導通すると、上述のC1
→1次巻線n211→放電ギャップ素子G→C1の経路に大電流が流れてしまうため、充放電キャパシタC1の容量を大きくする必要である。 【0012】さらに、図28に示した従来構成では、ダイオードD1および放電ギャップ素子の搭載で部品点数が多く、装置が大型になる。 【0013】本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、いわゆるパルストランスの1次側に放電ギャップ素子を用いることなく、安定したパルス特性と高い信頼性を有し、放電灯を瞬時に始動または再始動することができる放電灯点灯用始動装置および放電灯点灯装置を提供することを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するための請求項1記載の発明の放電灯点灯用始動装置は、電源と、この電源から電力が1次側に供給される第1トランスと、この第1トランスの1次側への前記電源からの電力供給経路上に介設されるスイッチと、前記第1トランスの2次側と1次側が並列に接続されるとともに放電灯が2次側に接続される第2トランスと、前記第1トランスの2次側に直列に介設される充放電キャパシタとを備えることを特徴とする。 【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の放電灯点灯用始動装置において、前記第1トランスおよび第2トランスのうち少なくとも第1トランスは可飽和特性を有していることを特徴とする。 【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の放電灯点灯用始動装置において、前記第2トランスの1次側と並列に接続されるダイオードを備えることを特徴とする。 【0017】請求項4記載の発明は、請求項2記載の放電灯点灯用始動装置において、前記充放電キャパシタの充電期間中、前記第2トランスが前記第1トランスよりも早く飽和することを特徴とする。 【0018】請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の放電灯点灯用始動装置において、前記スイッチは、サイリスタ、双方向性2端子サイリスタもしくはIGBTなどの半導体スイッチまたは放電ギャップ素子であることを特徴とする。 【0019】請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の放電灯点灯用始動装置において、前記第1トランスおよび第2トランスのうち少なくとも一方は、絶縁を介して重なった状態で巻かれた一対の導体線によりなる2次巻線を2次側に有し、その一対の導体線の少なくとも一部は、平角線であり、縦巻きになっていることを特徴とする。 【0020】請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の放電灯点灯用始動装置において、前記第1トランスまたは第2トランスは、閉磁路コアと、この閉磁路コアの磁路を軸として2つの部材を回転自在に接合してなる筒状のボビンとを含み、このボビンの周方向にギアが形成されていることを特徴とする。 【0021】請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の放電灯点灯用始動装置において、前記第2トランスの2次側における出力パルスの基本波の各周波数をωとし、前記第2トランスの1次側からみた励磁インダクタンスをL 0Bとし、前記第2トランスの1次側に対する2次側の巻数比をnとし、そして前記第2トランスの2次側の寄生容量をCpとしたとき、ω・L 0B
≫1/(ω・n 2・Cp)の関係を満足することを特徴とする。 【0022】請求項9記載の発明は、請求項1から8のいずれかに記載の放電灯点灯用始動装置において、前記第1トランスおよび第2トランスのうち少なくとも一方は、閉磁路構成の磁気コアを有することを特徴とする。 【0023】請求項10記載の発明の放電灯点灯装置は、ソケットと、これに装着される放電灯と、前記ソケットに接続され前記放電灯を点灯する点灯装置とを備える放電灯点灯装置であって、前記点灯装置に1次側が接続される昇圧用の第1トランスと、2次側に前記放電灯が接続される第2トランスと、前記第2トランスの1次側と放電手段を介して閉ループを形成し、前記第1トランスの2次側の出力で充電されるキャパシタとを前記ソケットに内蔵し、前記放電手段は、当該放電手段に印加する電圧の値が所定値以上になると飽和する磁気スイッチ機能を有することを特徴とする。 【0024】請求項11記載の発明は、請求項10記載の放電灯点灯装置において、前記第1トランスが前記放電手段を兼ねることを特徴とする。 【0025】請求項12記載の発明は、請求項11記載の放電灯点灯装置において、前記放電手段は磁気コアを有し、この磁気コアのキュリー温度は200℃以上であることを特徴とする。 【0026】 【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は放電灯点灯装置の構成図、図2,図3は同放電灯点灯装置中の放電灯点灯用始動装置の動作説明図であり、これらの図を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。 【0027】図1に示す放電灯点灯装置は、放電灯点灯用始動装置(イグナイタ)1と、直流電源Eを入力とする安定器2と、この安定器2の両出力端子間に放電灯点灯用始動装置1を介して接続される放電灯(高輝度放電灯)Laとを備えている。 【0028】放電灯点灯用始動装置1は、直流電源E1
と、電源スイッチPSと、充電抵抗R0と、これら電源スイッチPSおよび充電抵抗R0を直列に介して直流電源E1の両端間に接続される充放電用のキャパシタC0
と、このキャパシタC0と並列に1次側の1次巻線n1
11が接続され、直流電源E1から電力が1次側に供給されるトランスT11と、このトランスT11の1次側への直流電源E1からの電力供給経路上におけるキャパシタC0の後段に介設されるスイッチS1と、トランスT11の2次側の2次巻線n112と1次側の1次巻線n211が並列に接続されるとともに、上述の放電灯L
aおよび安定器2の出力が2次側の2次巻線n212間に接続されるトランスT21と、トランスT11の2次側に直列に介設される充放電キャパシタCとを備えている。 【0029】図1の例では、充放電キャパシタCは、トランスT11の2次巻線n112とトランスT21の1
次巻線n211との間に直列に介設されている。 なお、
スイッチS1は双方向性2端子サイリスタなどの半導体スイッチであり、トランスT11は可飽和特性を有している。 【0030】このような構成の放電灯点灯用始動装置1
は、いわゆるパルストランスと呼ばれるトランスT21
の1次側に放電ギャップ素子を使用しない点、トランスT11が可飽和特性を有する点、および充放電キャパシタCがトランスT11の2次巻線n112とトランスT
21の1次巻線n211との間に直列に介設される点で、従来のイグナイタに対し構成および動作が大きく相違する。 【0031】ここで、放電灯点灯用始動装置1の動作について説明する。 図2(a)に示すように、電源スイッチPSをオンにすると(図3のt10)、直流電源E1
から充電抵抗R0を介して充電電流I R0がキャパシタC
0に流れる。 これにより、キャパシタC0が充電されて、キャパシタC0の両端電圧V C0が上昇していく(図3のV C0 )。 【0032】この後、キャパシタC0からオフ状態にあるスイッチS1に印加する電圧がスイッチS1のブレークダウン電圧に達すると(図3のt11)、スイッチS
1がオンになり、図2(b)に示すように、キャパシタC0側からトランスT11の1次巻線n111に電流I
S1が流れる(図3のI S1 )。 この電流I S1は過渡的に大きくなるが、トランスT11の磁気コアが飽和するまでのレベルである間は(図2(c)に示すT11の磁気コアのBH動作点参照)、トランスT11の1次2次間の結合により、トランスT11の2次巻線n112の両端に起電力が誘起する。 これにより、図3の“I C ”,
“V C ”に示すように、充放電キャパシタCおよびトランスT21の1次巻線n211に電流I Cが流れるとともに、充放電キャパシタCが図2(b)に示す向き(C
の左端が正極となる向き)で充電され、その電圧V Cが上昇する。 【0033】続いて、電流I S1が過渡的に大きくなる過程でトランスT11の磁気コアが飽和すると(図3のt
13)、トランスT11の1次2次間の結合が失われ、
かつトランスT11の2次巻線n112のインピーダンスが極めて小さくなる(図2(e)のBH動作点参照)。 つまり、2次巻線n112が磁気スイッチとして機能するのである。 これにより、充放電キャパシタCが放電し、図2(d)および図3の“I C ”,“V PT ”に示すように、過渡的に大きな電流I Cが図2(b)時とは逆向きに流れ、その電流I Cにより、トランスT21
の2次側に高電圧パルスV PTが発生する。 【0034】以上、第1実施形態によれば、トランスT
11の非飽和時に充電したキャパシタCを、非飽和から飽和に至るときにトランスT11の磁気スイッチ機能により放電させ、トランスT21の2次側に高電圧パルスを発生させることができる。 また、非飽和から飽和に至るときにトランスT11を磁気スイッチとして機能させる電圧は、トランスT11の諸元でほぼ決定まるので、
放電ギャップ素子のようなパルスの不安定さや、バラツキがほとんどない。 さらに、トランスの寿命は半永久的であり、繰返しパルスの発生に対する経時変化および劣化が少ない。 つまり、トランスT21の1次側に放電ギャップ素子を用いることなく、安定したパルス特性と高い信頼性を得ることができるのである。 【0035】また、トランスT11の磁気スイッチ機能によるパルス電流は急峻で幅が狭いため、従来と同等のパルス電圧を得るのに、充放電キャパシタCは小さな容量で済む。 【0036】さらに、トランスT11が昇圧機能に加えて磁気スイッチ機能を有するので、部品点数を削減し、
装置の小型化を図ることができる。 【0037】(第2実施形態)図4は放電灯点灯装置の構成図、図5,図6は同放電灯点灯装置中の放電灯点灯用始動装置の動作説明図であり、この図を参照しながら本発明の第2実施形態について説明する。 【0038】図4に示す放電灯点灯装置は、放電灯点灯用始動装置1Aと、交流電源ACを入力とする安定器2
Aと、この安定器2Aの両出力端子間に放電灯点灯用始動装置1Aを介して接続される放電灯Laとを備えている。 【0039】放電灯点灯用始動装置1Aは、直流電源E
1と、電源スイッチPSと、充電抵抗R0と、キャパシタC0と、トランスT11,T21と、充放電キャパシタCとを第1実施形態の放電灯点灯用始動装置1と同様に備えているほか、放電灯点灯用始動装置1との相違点として、トランスT11の1次側への直流電源E1からの電力供給経路上におけるキャパシタC0の後段に介設されるサイリスタなどのスイッチS2と、例えばキャパシタC0の両端電圧が所定電圧に達した時点または電源スイッチPSのオン時点から所定時間が経過した時点などで、スイッチS2にトリガをかけてオフからオンに切り換える制御部11と、トランスT21の1次側の1次巻線n211と並列に接続されるダイオードDとを備えている。 【0040】次に第2実施形態の特徴となる放電灯点灯用始動装置1Aの動作について説明する。 図5(a)に示すように、電源スイッチPSをオンにすると(図6のt20)、直流電源E1から充電抵抗R0を介して充電電流I R0がキャパシタC0に流れる。 これにより、キャパシタC0が充電されて、キャパシタC0の両端電圧V
C0が上昇していく(図6のV C0 )。 【0041】この後、スイッチS2が制御部11のトリガによりオンになると(図6のt21)、図5(b)に示すように、キャパシタC0側からトランスT11の1
次巻線n111に電流I S2が流れる(図6のI S2 )。 この電流I S2は過渡的に大きくなるが、トランスT11の磁気コアが飽和するまでのレベルである間は、トランスT11の1次2次間の結合により、トランスT11の2
次巻線n112の両端に起電力が誘起する。 これにより、図6の“I C ”,“V C ”に示すように、充放電キャパシタCおよびダイオードDに電流I Cが流れ、充放電キャパシタCが図6(b)に示す向き(Cの左端が正極となる向き)で充電され、その電圧V Cが上昇する。 【0042】続いて、電流I S2が過渡的に大きくなる過程でトランスT11の磁気コアが飽和すると(図2のt
22)、トランスT11の1次2次間の結合が失われ、
かつトランスT11の2次巻線n112のインピーダンスが極めて小さくなる。 これにより、充放電キャパシタCが放電し、図5(c)および図6の“I C ”,
“V PT ”に示すように、過渡的に大きな電流I Cが図5
(b)時とは逆向きに流れるとともに、その電流I CによりトランスT21の2次側に高電圧パルスV PTが発生する。 【0043】以上、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られるほか、充放電キャパシタCを充電する電流I CをダイオードDでバイパスするので、
充放電キャパシタCの電圧を急速に上昇させることができ、トランスT11を磁気スイッチとして機能させる電圧が高くなり、出力の高電圧パルスV PTの昇圧に有効に作用し、出力電圧の高電圧化が可能になる。 第1実施形態では、トランスT21の1次側のインダクタンスが大きい場合、充放電キャパシタCの充電時の電圧上昇が穏やかとなり、その電圧を十分高くすることができないことになるが、第2実施形態によれば、トランスT21の1次側のインダクタンスの大小に関わらず、充放電キャパシタCの電圧を十分高くすることができる。 【0044】(第3実施形態)図7は放電灯点灯装置の構成図、図8,図9は同放電灯点灯装置中の放電灯点灯用始動装置の動作説明図であり、この図を参照しながら本発明の第3実施形態について説明する。 【0045】図7に示す放電灯点灯装置は、放電灯点灯用始動装置1Bと、直流電源Eを入力とする安定器2
と、この安定器2の両出力端子間に放電灯点灯用始動装置1Bを介して接続される放電灯Laとを備えている。 【0046】放電灯点灯用始動装置1Bは、直流電源E
1と、電源スイッチPSと、充電抵抗R0と、キャパシタC0と、スイッチS1と、トランスT11と、充放電キャパシタCとを第1実施形態の放電灯点灯用始動装置1と同様に備えているほか、放電灯点灯用始動装置1との相違点として、トランスT11の2次巻線n112と1次側の1次巻線n221が並列に接続されるとともに、上述の放電灯Laおよび安定器2の出力が2次側の2次巻線n222間に接続されるトランスT22を備えている。 このトランスT22は、第3実施形態の特徴として可飽和特性を有し、充放電キャパシタCの充電期間中、トランスT11よりも早く飽和するようにその諸元が設計される。 【0047】次に第3実施形態の特徴となる放電灯点灯用始動装置1Bの動作について説明する。 図8(a)に示すように、電源スイッチPSをオンにすると(図9のt30)、直流電源E1から充電抵抗R0を介して充電電流I R0がキャパシタC0に流れる。 これにより、キャパシタC0が充電されて、キャパシタC0の両端電圧V
C0が上昇していく(図9のV C0 )。 【0048】この後、キャパシタC0からオフ状態にあるスイッチS1に印加する電圧がスイッチS1のブレークダウン電圧に達すると(図9のt31)、スイッチS
1がオンになり、図8(b)に示すように、キャパシタC0側からトランスT11の1次巻線n111に電流I
S1が流れる(図9のI S1 )。 この電流I S1は過渡的に大きくなるが、トランスT11の磁気コアが飽和するまでのレベルである間は(図8(c)に示す磁気コアのBH
動作点参照)、トランスT11の1次2次間の結合により、トランスT11の2次巻線n112の両端に起電力が誘起する。 これにより、図9の“I C ”,“V C ”に示すように、充放電キャパシタCおよびトランスT22
の1次巻線n221に電流I Cが流れるとともに、充放電キャパシタCが図8(b)に示す向き(Cの左端が正極となる向き)で充電され、その電圧V Cが上昇する。 【0049】この後、図8(e)に示すように、トランスT22が電流I Cにより励磁されてトランスT11よりも先に飽和すると(図9のt32)、トランスT22
の1次側のインピーダンスが極めて小さくなる(図8
(g)に示す磁気コアのBH動作点参照)。 このため、
充放電キャパシタCが急速に充電される。 【0050】この後、図8(h)に示すように、トランスT11の磁気コアがトランスT22に続いて飽和すると(図9のt33)、トランスT11の1次2次間の結合が失われ、かつトランスT11の2次巻線n112のインピーダンスが極めて小さくなる(図8(i)のBH
動作点参照)。 これにより、充放電キャパシタCが放電し、図9の“I C ”,“V PT ”に示すように、過渡的に大きな電流I Cが図8(e)時とは逆向きに流れるとともに、その電流I CによりトランスT21の2次側に高電圧パルスV PTが発生する。 ここで、図8(j)に示すように、トランスT22の動作点が正の飽和域から負の飽和域に至る全期間において、2次側に電圧を誘起することができ、磁気コアの磁束を有効に利用することができる。 【0051】次に、第3実施形態に係る実機による動作波形図を図10に示す。 この図において、V C 、V PTおよびI Cの各目盛りは、それぞれ1kV/div、5k
V/divおよび5A/divであり、時間軸については250ns/divである。 【0052】上記動作波形図が得られた実機の各構成部品について詳述すると、充放電キャパシタCの容量は5
00pFであり、スイッチS1のブレークダウン電圧は220Vであった。 そして、トランスT11については、断面積が30mm 2で閉磁路のフェライトコアを使用し、1次,2次巻線はそれぞれ10,100ターンであった。 トランスT22については、断面積が30mm
2で閉磁路のフェライトコアを使用し、1次,2次巻線はそれぞれ4,40ターンであった。 【0053】このような構成により、トランスT22の2次側において、パルス幅が200ns程度でピークが15kV程度のパルス電圧V PTが得られた。 【0054】ここで、第1実施形態の構成で上記と同程度の電圧V PTを得ようとすると、T21について、1
次,2次巻線をそれぞれ4,40ターンとした場合、断面積が65mm 2のフェライトコアを使用する必要があり、本実施例よりもコアサイズが大きくなり、トランスT21が大きなものとなる。 【0055】また、従来方式で上記と同程度の電圧V PT
を得ようとすると、1次,2次巻線をそれぞれ4,40
ターンとした場合、断面積が65mm 2のフェライトコアを使用する必要があるほか、トランス間のキャパシタの容量を4.7nFにする必要がある。 【0056】以上、第3実施形態によれば、第2実施形態のように別部品のダイオードDを具備することなく、
充放電キャパシタCの充電期間中に飽和する可飽和のトランスT22により、充放電キャパシタCを急速充電することができるので、第2実施形態と同様の効果を奏することができる。 【0057】(第4実施形態)図11は放電灯点灯装置の構成図、図12は同放電灯点灯装置中の放電灯点灯用始動装置の動作説明図であり、この図を参照しながら本発明の第4実施形態について説明する。 【0058】図11に示す放電灯点灯装置は、放電灯点灯用始動装置1Cと、交流電源ACを入力とする安定器2Aと、この安定器2Aの両出力端子間に放電灯点灯用始動装置1Cを介して接続される放電灯Laとを備えている。 【0059】放電灯点灯用始動装置1Cは、直流電源E
1と、電源スイッチPSと、充電抵抗R0と、キャパシタC0と、トランスT11,T22と、充放電キャパシタCとを第3実施形態の放電灯点灯用始動装置1Bと同様に備えているほか、放電灯点灯用始動装置1Bとの相違点として、トランスT11の1次側への直流電源E1
からの電力供給経路上におけるキャパシタC0の後段に介設される放電ギャップ素子Gを備えている。 【0060】ここで、放電ギャップ素子は前述のように、ブレークダウン電圧が不安定でばらつきが大きいという欠点を有するので、ブレークダウン時のキャパシタC0の電圧V C0が図12に示す実線および波線の“V C0 ”のようにばらつく。 【0061】放電ギャップ素子Gがブレークダウンすると(t41)、キャパシタC0側からトランスT11の1次巻線n111に電流I Gが流れる。 この電流I Gは過渡的に大きくなり、トランスT11の磁気コアが飽和するまでその2次側に接続された充放電キャパシタCの電圧V Cが上昇する。 トランスT11が飽和するまでの磁束量は一定であるため、図12の“V C ”に示すように、電圧V C0がより高くばらついたものほどより早く飽和する。 これにより、波線の“V C ”のピークと実線の“V C ”のピークとの比は、ブレークダウン時のばらつきによる波線の“V C0 ”のピークと実線の“V C0 ”のピークとの比よりも小さくなる。 つまり、磁束量は電圧の時間積分に相当するため、後者の比がトランスT11により緩和されるのである。 。 【0062】さらに、トランスT22が飽和するまでの磁束量も一定であるので、図12の“V PT ”に示すように、波線の“V PT ”のピークと実線の“V PT ”のピークとの比は、波線の“V C ”のピークと実線の“V C ”のピークとの比よりも小さくなる。 すなわち、放電ギャップ素子のブレークダウン電圧のばらつきに起因する出力電圧のばらつきを、可飽和のトランスT11,T22を用いることにより緩和することができるのである。 【0063】以上、第4実施形態によれば、放電ギャップ素子GをトランスT11の1次側に使用することにより、第3実施形態と同様の効果を保持しつつ、定格の大きなスイッチングが可能となる。 特にこの構成は、半導体スイッチの耐量が足りない場合に有効である。 【0064】(第5実施形態)図13は放電灯点灯用始動装置の構成図、図14は同放電灯点灯用始動装置中のトランスの構成図、図15は同トランスの等価回路導出の説明図であり、これらの図を参照しながら本発明の第5実施形態について説明する。 【0065】第5実施形態の放電灯点灯用始動装置1D
は、第3実施形態の放電灯点灯用始動装置1Bとの相違点として、図13に示すように、第3実施形態のトランスT11および充放電キャパシタCと等価的に同様なトランスT12を備えている。 なお、トランスT12の2
次巻線n122の各線端W1a,W1b,W2a,W2
bは、図14,図15中のそれらとそれぞれ対応している。 【0066】上記第1〜第4実施形態によれば、従来と比べて、充放電キャパシタCの容量を小さくすることができる。 第5実施形態では、その点に着目して充放電キャパシタCをトランスT12の寄生容量で等価的に置き換え、電子部品を削減する構成がとられる。 【0067】すなわち、図14(a)に示すように、幅が1.2mm、厚みが80μmの平角(銅)線に20μ
mの厚みの絶縁(皮膜)を施した一対の線材W1,W2
を用意し、これらを図14(b)に示すように互いに平行に重ねてそれらの間に寄生容量を形成するようにし、
そして、図14(c),(d)に示すように、Mn−Z
nフェライトコアT120に20ターン巻き回して、一対の線材W1,W2をトランスT12の2次巻線n12
2とするのである。 このとき、図14(c)に示すように、線材W1,W2の幅の広い方向が巻方向軸と略垂直になるようにする(縦巻またはエッジワイズ巻)。 なお、トランスT12の1次巻線n121は従来と同様である。 【0068】このような構造のトランスT12によれば、図15(a)に示すように、2次巻線n122を構成する一対の線材W1,W2の各線端W1a,W2bに電圧Vを印加したとき、一対の線材W1,W2間に寄生容量が存在するから、W1a,W2b間が交流的に導通し、W1a,W2b間の電位は、図15(b)に示すようにW1aからの距離xに応じて変化するものとなる。
したがって、トランスT12の2次巻線n122は、巻数20ターンに応じたインダクタンス成分と、一対の線材W1,W2間の寄生容量とにより、図15(c)に示す等価回路の構成となり、この変形の図15(d)に示すLC直列回路と等価の構成となる。 【0069】トランスT12についての上記諸元による試作機では、2次巻線n122のインダクタンスは5m
H程度であり、寄生容量による充放電キャパシタCの容量は500pF程度であった。 【0070】以上、第5実施形態によれば、良好なパルス特性を得ることができるほか、電子部品を削減することができる。 【0071】なお、第5実施形態は、一対の線材の巻き回しと結線に特徴があり、通常の丸線またはリッツ線などでも寄生容量は存在するから、線材は平角線に限らない。 【0072】(第6実施形態)図16は放電灯点灯用始動装置の構成図、図17は同放電灯点灯用始動装置中のトランスの構成図であり、これらの図を参照しながら本発明の第6実施形態について説明する。 【0073】第6実施形態の放電灯点灯用始動装置1E
は、第2実施形態の放電灯点灯用始動装置1Aとの相違点として、図16に示すように、ダイオードDを具備せず、第2実施形態のトランスT21および充放電キャパシタCと等価的に同様なトランスT23を備えている。
なお、トランスT23の1次巻線n231の各線端W3
a,W3b,W4a,W4bは、図17中のそれらとそれぞれ対応している。 【0074】第6実施形態では、図17(a)に示すように、幅が20mm、厚みが50μmの箔状の一対の線材W3,W4を用意し、これらを、間に図示しない絶縁シートを挟んで互いに平行に重ねてそれらの間に寄生容量を形成するようにし、図17(b),(c)に示すように、コアT230に所定回数巻き回し、一対の線材W
3,W4をトランスT23の1次巻線n231とする。
なお、トランスT23の2次巻線n232は従来と同様である。 【0075】この構造でも、トランスT23の1次巻線n231は、一対の線材W3,W4の巻数に応じたインダクタンス成分と、一対の線材W3,W4間の寄生容量とにより、LC直列回路と等価の構成となるから、トランスT23の1次巻線n231の寄生容量で、充放電キャパシタCを形成することができ、電子部品を削減することができる。 【0076】なお、第5実施形態の特徴と第6実施形態の特徴とを組み合わせて、双方のトランスの寄生容量により充放電キャパシタCを形成する構成でもよい。 【0077】(第7実施形態)図18はトランスの断面図、図19は同トランスの閉磁路コアおよびボビンを示す分解斜視図、図20は同閉磁路コアおよびボビンを示す図、図21は同トランスの2次巻線の斜視図であり、
これらの図を参照しながら本発明の第7実施形態について説明する。 【0078】図18に示すトランスT24は、可飽和のトランスであり、磁気コアの非線形な特性を生かすべく、図19に示すように空隙のない一体となったロ字状の閉磁路コア(フェライトコア)T240を備え、この一片の部分は円柱状に形成されている。 【0079】磁路となるその一片の部分には、図19,
図20に示すように、2つの部材B1,B2を接合してなる筒状のボビンT241が回転自在に取り付けられる。 筒状のボビンT241を構成する部材B1,B2の一端には、円状のフランジを形成する突片B11,B2
1が一体に形成されている一方、他端には、周縁がギア状になったフランジを形成する突片B12,B22が一体に形成されている。 また、部材B1,B2の外側面における突片B12,B22寄りには、それぞれ円状のフランジを形成する突片B13,B23が一体に形成されている。 【0080】そして、ボビンT241における突片B1
2,B22によるフランジと突片B13,B23によるフランジとの間には、断面円状の通常の線材(丸線)を巻き回して1次巻線n241が設けられる。 一方、突片B13,B23によるフランジと突片B11,B21によるフランジとの間には、図21に示すように平角状の線材(例えば絶縁膜で被覆された平角銅線)を縦巻に一層巻き回して2次巻線n242が設けられる。 【0081】ここで、一般に閉磁路コアの場合、その閉磁路コアに線材を巻き回して巻線を設ける作業が困難であり、生産性に難点があった。 また、一般の丸線のみを使用する構成では、デッドスペースが大きく、特に高電圧パルスを発生する用途では十分な絶縁のため層間テープなどの部材を必要とするので、トランスの寸法が大型になる問題があった。 【0082】これに対して、第7実施形態では、ロ字状の閉磁路コアT240の磁路に筒状のボビンT241を回転自在に取り付け、そのボビンT241の一のフランジの周縁をギア状に形成してあるので、そのギアにモータなどで回転する図示しないギアを歯合すれば、ボビンT241が回転することになるから、その回転するボビンT241に線材が巻き取られるようにすることで、簡単に巻線をボビンT241に設けることができる。 【0083】本実施形態のトランスT24の閉磁路コアT240およびボビンT241を、上記実施形態の充放電キャパシタCの前段または後段に設けられるトランスに適用すれば、巻線を設けるための作業性が著しく向上する。 【0084】また、本実施形態のトランスT24のように、平角状の線材を縦巻に一層巻き回して高電圧発生用の2次巻線n242を設ければ、層間テープが必要なくかつデッドスペースの極めて少ないトランスを構成することができる。 【0085】なお、1次巻線が2次巻線と層状に巻線される場合や1次巻線に平角線を用いる場合でも、巻線を設けるための作業性は著しく向上する。 【0086】(第8実施形態)図22は放電灯点灯用始動装置の一部を示す回路図およびその等価回路図であり、この図を参照しながら本発明の第8実施形態について説明する。 【0087】第8実施形態の放電灯点灯用始動装置は、
第3実施形態の構成において、トランスT22の2次側における出力パルスの基本波の各周波数をωとし、トランスT22の1次側からみた励磁インダクタンスをL 0B
とし、トランスT22の1次側に対する2次側の巻数比(2次/1次)をnとし、そしてトランスT22の2次側の寄生容量をCpとしたとき、 ω・L 0B ≫1/(ω・n 2・Cp) の関係を満足するように構成される。 【0088】図22(a)におけるトランスT22の2
次側の寄生容量Cpは、トランスT22の1次側に変換すると図22(b)に示すようになる。 図22(b)において、L lBはインダクタンス、L 2ASはトランス11
が飽和したときの2次側のインダクタンスである。 【0089】励磁インダクタンスL 0Bが大きい場合(上式の関係を満足する場合)、充放電キャパシタCの電荷を有効に出力に反映させることができ、概略、出力パルスの基本波周波数ωは、CとL 2AS 、L lBおよびn 2 C
pからなる直列LC共振回路で決定される。 すなわち、
同等のパルスを得るためには、上式の関係を満足するとき、充放電キャパシタCの容量値は小さくて済むことが実験で確認された。 【0090】また、上式の関係を満足させ、部品サイズを小型化するには、開磁路コアを使用するよりも閉磁路コアを使用すること、高い透磁率を有するコア材(フェライト、珪素鋼鈑、アモルファス、パーマロイ、極微細結晶合金)を使用することが有効であった。 【0091】さらに、上式の関係を満足させ、寄生容量Cpを低減するためには、トランスT22の2次巻線n
222を一層で巻くこと、2次巻線n222の線と線との間を空けて疎巻とすることが有効であった。 【0092】この構成によれば、必要な出力パルスを得ることができるとともに、充放電キャパシタCの容量を著しく低減することができる。 【0093】(第9実施形態)図23は放電灯点灯装置の構成図、図24は同放電灯点灯装置の動作説明図、図25は同放電灯点灯装置に関連する従来技術(例えば、
米国特許6191538号など)の説明図である。 【0094】まず、図25を用いて、第9実施形態の放電灯点灯装置に関連する従来技術について説明する。 【0095】近年、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ、水銀灯などの高輝度放電灯の産業用途への展開が活発になってきており、例えば液晶プロジェクタ用、車載ヘッドライト用、トンネル灯などに展開されている。 このような分野では放電灯の瞬時再始動が必須の機能であり、さらに液晶プロジェクタ用、車載ヘッドライト用においては装置の小型化も強く望まれ、大きな技術課題となっている。 【0096】放電灯を始動するための高電圧を発生させるイグナイタを、放電灯を灯具に固定する放電灯ソケットに内蔵させる試みが指向されている。 これは装置の小型化のみでなく、放電灯とイグナイタとの接続距離を短くでき、高圧パルスの減衰抑制やノイズ抑制に効果が期待されるためである。 【0097】図25(a)の放電灯点灯装置は、放電灯点灯用始動装置1PBと、直流電源Eを入力とする点灯装置2Aと、この点灯装置2Aの出力端子間に放電灯点灯用始動装置1PBを介して接続される放電灯(高輝度放電灯)Laとを備えている。 【0098】点灯装置2AにはJ1〜J3の出力端子が設けられ、これら出力端子J1〜J3に、瞬時再始動機能を有する放電灯点灯用始動装置1PBが接続される。 この放電灯点灯用始動装置1PBは、放電灯Laが装着されたソケット10PBを備え、図25(b)に示すように、
少なくともキャパシタC1、放電ギャップ素子Gおよびトランス(パルストランス)T21により構成されるイグナイタ11PBをソケット10PBに内蔵している。 【0099】なお、出力端子J1には放電灯Laの一方の端子が接続され、出力端子J2には、トランスT21
の2次巻線n212を介して放電灯Laの他方の端子が接続されている。 また、出力端子J2,J3間にはキャパシタC1が接続され、このキャパシタC1の両端間には、トランスT21の1次巻線n211および放電ギャップ素子Gが直列の状態で接続されている。 【0100】点灯装置2Aは、例えば、インバータを含み、始動時において出力端子J2,J3間にキャパシタC1を充電するための電圧を印加するほか、出力端子J
1,J2間に放電灯Laを点灯するための矩形波電圧を印加する。 【0101】このような構成の放電灯点灯装置において、出力端子J2,J3間にキャパシタC1を充電するための電圧が印加して、キャパシタC1から放電ギャップ素子Gに印加する電圧がそのブレークダウン電圧に達すると、放電ギャップ素子Gがオンになり、キャパシタC1からトランスT21の1次巻線n211に大電流が流れる。 これにより、トランスT21の2次側に放電灯Laを瞬時再始動することができる高電圧パルスが発生する。 この高電圧パルスが印加して放電灯Laが始動した後は、点灯装置2Aの出力端子J1,J2から放電灯Laに上記矩形波電圧が印加し、放電灯Laがその矩形波電圧により点灯を維持することになる。 【0102】しかし、上記構成の放電灯点灯装置は、放電ギャップ素子Gを使用するので、安定したパルス特性と高い信頼性を得ることができないほか、放電灯Laを固定するソケット10PBが放電灯Laの点灯時にその発熱の影響を直接受けるため、ソケット10PBの内部が非常に高温となり、上記特性を含む各種特性がさらに悪化するという課題があった。 例えば、30〜40W程度の放電灯の場合、ソケット10PBの内部温度は最大で20
0℃程度まで上昇する。 このため、ソケット10PBに内蔵された放電ギャップ素子Gにより、高温度環境で各種特性が著しく変化し、許容される性能を維持できる寿命が短くなっていた。 【0103】そこで、ソケットにイグナイタを内蔵する場合でも、寿命に影響を与えることなく、安定な高電圧パルスを発生させるべく、図23に示すように、放電灯点灯用始動装置1Fと、点灯装置2Bと、この点灯装置2Bの出力端子間に放電灯点灯用始動装置1Fを介して接続される放電灯(高輝度放電灯)Laとにより放電灯点灯装置を構成した。 【0104】点灯装置2BにはJ1〜J3の出力端子が設けられ、これら出力端子J1〜J3に、瞬時再始動機能を有する放電灯点灯用始動装置1Fが接続される。 この放電灯点灯用始動装置1Fは、放電灯Laが装着されるソケット10Fを備え、イグナイタ11Fをソケット10Fに内蔵している。 【0105】イグナイタ11Fは、点灯装置2Bの出力端子J2,J3間に1次側の1次巻線n1が接続される昇圧用のトランスT1と、2次側の2次巻線n212に放電灯Laが接続されるトランスT21と、このトランスT21の1次側の1次巻線n211と放電手段を介して閉ループを形成し、トランスT1の2次側の出力で充電されるキャパシタC1とにより構成されている。 そして第9実施形態では、上記放電手段として、印加する電圧の値が所定値以上になると飽和する磁気スイッチMS
が上記閉ループに直列に介設されている。 【0106】磁気スイッチMSは、可飽和型のチョークであり、磁気コアの角型比が高く飽和前には非常に大きい数十mHのインダクタンスLmをもち、飽和すると急激に数十μHの小さいインダクタンスLsとなるものである。 【0107】なお、出力端子J1には放電灯Laの一方の端子が接続され、出力端子J2には、トランスT21
の2次巻線n212を介して放電灯Laの他方の端子が接続されている。 キャパシタC1は、トランスT1の2
次巻線n2と並列に接続されている。 【0108】点灯装置2Bは、電源20、スイッチ素子SWおよび図示しないインバータなどを含み、例えば始動時においてスイッチ素子SWをオンにして出力端子J
2,J3間に電源20の電圧を印加するほか、出力端子J1,J2間に放電灯Laを点灯するための矩形波電圧を印加する。 【0109】このような構成の放電灯点灯装置では、図24に示すように、スイッチ素子SWがオンになると(t50)、電源20の電圧がトランスT1の1次巻線n1に印加して、トランスT1の2次巻線n2に起電力が誘起する。 この起電力によりキャパシタC1が高速に充電されて、その両端電圧V C1が上昇する。 ここで、トランスT1は昇圧機能およびキャパシタC1の充電速度を調整する機能をもっている。 【0110】キャパシタC1の両端電圧V C1は、トランスT21の1次巻線n211を介して磁気スイッチMS
に印加するが、このとき、磁気スイッチMSは、非飽和状態であり、高インダクタンスLmの高インピーダンスの状態にある。 このため、キャパシタC1からトランスT21の1次巻線n211への放電は起こらず、磁気スイッチMSの両端電圧V MSは、キャパシタC1の両端電圧V C1とほぼ同レベルとなって上昇する。 【0111】この後、磁気スイッチMSの電圧V MSの時間積分値がその磁気スイッチMSの磁束量φに達すると、磁気スイッチMSが飽和して、磁気スイッチMSのインピーダンスが、インダクタンスLmの高インピーダンスからインダクタンスLsの低インピーダンスの状態に変化する(t51)。 これにより、キャパシタC1が放電して、キャパシタC1から飽和した磁気スイッチM
Sを介してトランスT21の1次巻線n211に放電電流I MSが流れ、トランスT21の2次巻線n212に高圧のパルス電圧V PTが発生して放電灯Laに印加する。 【0112】この結果、放電灯Laが点灯すると、点灯装置2Bの出力端子J1,J2から放電灯Laに矩形波電圧が印加するので、放電灯Laがその矩形波電圧により点灯を維持することになる。 【0113】以上、第9実施形態によれば、トランスT
21の1次側に放電ギャップ素子Gを用いることなく、
安定したパルス特性と高い信頼性を得ることができるほか、上記特性を含む各種特性がさらに悪化することもない。 すなわち、トランスT1および磁気スイッチMS
は、ともに磁気コアおよび巻線からなる磁性部品であるが、磁気コアのキュリー温度が200℃以上のものを用いることにより、ソッケト10F内部の温度が200℃
程度でも安定した動作が可能となり、急激な寿命劣化もない。 また、放電ギャップ素子Gを用いる場合、ブレークダウン電圧のバラッキが10〜20%程度と大きく、
出力の高圧パルスが10〜20%程度もばらつくのに対し、第9実施形態によれば、磁気部品の特性ばらつきが数%程度であり、温度変化が少なく、安定した高電圧パルスが得られる。 【0114】(第10実施形態)図26は放電灯点灯装置の構成図、図27は同放電灯点灯装置の動作説明図であり、これらの図を参照しながら本発明の第10実施形態について説明する。 【0115】図26に示す放電灯点灯装置は、放電灯点灯用始動装置1Gと、点灯装置2Bと、この点灯装置2
Bの出力端子間に放電灯点灯用始動装置1Gを介して接続される放電灯(高輝度放電灯)Laとを備えている。 【0116】放電灯点灯用始動装置1Gは、放電灯La
が装着されるソケット10Gを備え、イグナイタ11G
をソケット10Gに内蔵している。 【0117】イグナイタ11Gは、点灯装置2Bの出力端子J2,J3間に1次側の1次巻線n111が接続される昇圧用のトランスT11と、2次側の2次巻線n2
12に放電灯Laが接続されるトランスT21と、このトランスT21の1次側の1次巻線n211と放電手段を介して閉ループを形成し、トランスT11の2次側の出力で充電されるキャパシタC1とにより構成されている。 そして第10実施形態では、トランスT11に可飽和型のトランスが使用される。 つまり、トランスT11
は、磁気コアの角型比が高く、2次側において、飽和前には非常に大きい数十mHのインダクタンスLmをもち、飽和すると急激に数十μHの小さいインダクタンスLsとなるものであり、上記放電手段として、印加する電圧の値が所定値以上になると飽和する磁気スイッチ機能を有しているのである。 【0118】このような構成の放電灯点灯装置では、図27に示すように、スイッチ素子SWがオンになると(t60)、電源20の電圧がトランスT11の1次巻線n111に印加して、トランスT11の2次巻線n1
12に起電力が誘起する。 この起電力により、キャパシタC1が高速に充電されて、キャパシタC1の両端電圧V C1が上昇する。 【0119】この後、トランスT11の2次側電圧の時間積分値がトランスT11の磁束量φに達すると、トランスT11が飽和して、トランスT11の2次側のインピーダンスが、インダクタンスLmの高インピーダンスからインダクタンスLsの低インピーダンスの状態に変化して(t61)、キャパシタC1が放電する。 これにより、キャパシタC1から飽和したトランスT11の2
次側を介してトランスT21の1次巻線n211に放電電流I MSが流れて、トランスT21の2次巻線n212
に高圧のパルス電圧V PTが発生する。 【0120】そして、そのパルス電圧V PTが放電灯La
に印加することにより、放電灯Laが点灯すると、点灯装置2Bの出力端子J1,J2から放電灯Laに矩形波電圧が印加し、放電灯Laがその矩形波電圧により点灯を維持することになる。 【0121】以上、第10実施形態によれば、トランスT21の1次側に放電ギャップ素子Gを用いることなく、安定したパルス特性と高い信頼性を得ることができるほか、上記特性を含む各種特性がさらに悪化することもない。 すなわち、トランスT11は、磁気コアおよび巻線からなる磁性部品であり、磁気コアのキュリー温度が200℃以上のものを用いることにより、ソッケト1
0G内部の温度が200℃程度でも安定した動作が可能となり、急激な寿命劣化もない。 また、磁気部品の特性ばらつきが数%程度であり、温度変化が少なく、安定した高電圧パルスが得られる。 さらに、第9実施形態よりも部品を削減でき,小型化、コスト削減に効果がある。 【0122】 【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項1記載の発明の放電灯点灯用始動装置は、電源と、この電源から電力が1次側に供給される第1トランスと、この第1トランスの1次側への前記電源からの電力供給経路上に介設されるスイッチと、前記第1トランスの2次側と1次側が並列に接続されるとともに放電灯が2次側に接続される第2トランスと、前記第1トランスの2次側に直列に介設される充放電キャパシタとを備えるので、放電ギャップ素子を用いることなく、安定したパルス特性と高い信頼性を得ることが可能になり、放電灯を瞬時に再始動することができる。 【0123】請求項2記載の発明は、請求項1記載の放電灯点灯用始動装置において、前記第1トランスおよび第2トランスのうち少なくとも第1トランスは可飽和特性を有しているので、飽和により少なくとも第1トランスが磁気スイッチとして機能して充放電キャパシタが放電し、第2トランスの1次側に電流が流れて第2トランスの2次側に高電圧が発生するようになるから、放電灯を瞬時に再始動することができ、しかも上記磁気スイッチの機能は放電ギャップ素子の動作よりも安定であり、
その寿命も半永久的であるから、安定したパルス特性と高い信頼性が得られる。 【0124】請求項3記載の発明は、請求項2記載の放電灯点灯用始動装置において、前記第2トランスの1次側と並列に接続されるダイオードを備えるので、充放電キャパシタを充電する電流がダイオードでバイパスされることにより、充放電キャパシタの電圧が急速に上昇し、この結果、第1トランスを磁気スイッチとして機能させる電圧が高くなって出力の昇圧に有効に作用するから、出力電圧の高電圧化が可能になる。 【0125】請求項4記載の発明は、請求項2記載の放電灯点灯用始動装置において、前記充放電キャパシタの充電期間中、前記第2トランスが前記第1トランスよりも早く飽和するので、第2トランスの1次側のインピーダンスが極めて小さくなることにより、充放電キャパシタの電圧が急速に上昇するようになり、出力電圧の高電圧化に寄与する。 【0126】請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の放電灯点灯用始動装置において、前記スイッチは、サイリスタ、双方向性2端子サイリスタもしくはIGBTなどの半導体スイッチまたは放電ギャップ素子であり、この構成でも安定したパルス特性と高い信頼性を得ることが可能になり、放電灯を瞬時に再始動することができる。 【0127】請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の放電灯点灯用始動装置において、前記第1トランスおよび第2トランスのうち少なくとも一方は、絶縁を介して重なった状態で巻かれた一対の導体線によりなる2次巻線を2次側に有し、その一対の導体線の少なくとも一部は、平角線であり、縦巻きになっているので、その一対の導体線間に生じる寄生容量を充放電キャパシタとすることができ、コスト低減および小型化が可能になる。 【0128】請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の放電灯点灯用始動装置において、前記第1トランスまたは第2トランスは、閉磁路コアと、この閉磁路コアの磁路を軸として2つの部材を回転自在に接合してなる筒状のボビンとを含み、このボビンの周方向にギアが形成されているので、そのギアに例えばモータなどで回転するギアを歯合すれば、ボビンが回転することになるから、その回転するボビンに線材が巻き取られるようにすることで、簡単に巻線をボビンに設けることができる。 【0129】請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の放電灯点灯用始動装置において、前記第2トランスの2次側における出力パルスの基本波の各周波数をωとし、前記第2トランスの1次側からみた励磁インダクタンスをL 0Bとし、前記第2トランスの1次側に対する2次側の巻数比をnとし、そして前記第2トランスの2次側の寄生容量をCpとしたとき、ω・L 0B
≫1/(ω・n 2・Cp)の関係を満足するので、必要な出力パルスを得ることができるとともに、充放電キャパシタの容量を著しく低減することができる。 【0130】請求項9記載の発明は、請求項1から8のいずれかに記載の放電灯点灯用始動装置において、前記第1トランスおよび第2トランスのうち少なくとも一方は、閉磁路構成の磁気コアを有するので、部品サイズを小型化することができる。 【0131】請求項10記載の発明の放電灯点灯装置は、ソケットと、これに装着される放電灯と、前記ソケットに接続され前記放電灯を点灯する点灯装置とを備える放電灯点灯装置であって、前記点灯装置に1次側が接続される昇圧用の第1トランスと、2次側に前記放電灯が接続される第2トランスと、前記第2トランスの1次側と放電手段を介して閉ループを形成し、前記第1トランスの2次側の出力で充電されるキャパシタとを前記ソケットに内蔵し、前記放電手段は、当該放電手段に印加する電圧の値が所定値以上になると飽和する磁気スイッチ機能を有するので、放電ギャップ素子を用いることなく、安定したパルス特性と高い信頼性を有し、放電灯を瞬時に再始動することができる。 【0132】請求項11記載の発明は、請求項10記載の放電灯点灯装置において、前記第1トランスが前記放電手段を兼ねるので、コスト削減および小型化が可能になる。 【0133】請求項12記載の発明は、請求項11記載の放電灯点灯装置において、前記放電手段は磁気コアを有し、この磁気コアのキュリー温度は200℃以上であるので、安定した動作が可能となり、急激な寿命劣化もなく、磁気部品の特性ばらつきが数%程度であり、温度変化が少なく、安定した高電圧パルスが得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る第1実施形態の放電灯点灯装置の構成図である。 【図2】同放電灯点灯装置中の放電灯点灯用始動装置の動作説明図である。 【図3】同放電灯点灯装置中の放電灯点灯用始動装置の動作説明図である。 【図4】本発明に係る第2実施形態の放電灯点灯装置の構成図である。 【図5】同放電灯点灯装置中の放電灯点灯用始動装置の動作説明図である。 【図6】同放電灯点灯装置中の放電灯点灯用始動装置の動作説明図である。 【図7】本発明に係る第3実施形態の放電灯点灯装置の構成図である。 【図8】同放電灯点灯装置中の放電灯点灯用始動装置の動作説明図である。 【図9】同放電灯点灯装置中の放電灯点灯用始動装置の動作説明図である。 【図10】第3実施形態に係る実機による動作波形図である。 【図11】本発明に係る第4実施形態の放電灯点灯装置の構成図である。 【図12】同放電灯点灯装置中の放電灯点灯用始動装置の動作説明図である。 【図13】本発明に係る第5実施形態の放電灯点灯用始動装置の構成図である。 【図14】同放電灯点灯用始動装置中のトランスの構成図である。 【図15】同トランスの等価回路導出の説明図である。 【図16】本発明に係る第6実施形態の放電灯点灯用始動装置の構成図である。 【図17】同放電灯点灯用始動装置中のトランスの構成図である。 【図18】本発明に係る第7実施形態で使用されるトランスの断面図である。 【図19】同トランスの閉磁路コアおよびボビンを示す分解斜視図である。 【図20】同閉磁路コアおよびボビンを示す図である。 【図21】同トランスの2次巻線の斜視図である。 【図22】本発明に係る第8実施形態の放電灯点灯用始動装置の一部を示す回路図およびその等価回路図である。 【図23】本発明に係る第9実施形態の放電灯点灯装置の構成図である。 【図24】同放電灯点灯装置の動作説明図である。 【図25】同放電灯点灯装置に関連する従来技術の説明図である。 【図26】本発明に係る第10実施形態の放電灯点灯装置の構成図である。 【図27】同放電灯点灯装置の動作説明図である。 【図28】300Vの電圧を入力して20kVの高電圧を出力する放電灯点灯用始動装置搭載の放電灯点灯装置の従来構成を示す図である。 【符号の説明】 1,1A,1B,1C,1D,1E 放電灯点灯用始動装置2 安定器La 放電灯E1 直流電源PS 電源スイッチR0 充電抵抗C0 キャパシタS1 スイッチT11,T12 トランスT21,T22,T23,T24 トランスC 充放電キャパシタD ダイオード
フロントページの続き Fターム(参考) 3K083 AA02 AA07 AA46 AA92 BC06 BC13 BC14 BC19 BC33 BC34 BC37 BE32 CA33 EA09
标题 | 发布/更新时间 | 阅读量 |
---|---|---|
一种用于功率MOSFET器件的变掺杂半导体材料片及其制造方法 | 2020-05-08 | 742 |
一种天线单元及MIMO天线和终端 | 2020-05-11 | 722 |
一种食用又能美容护肤奶粉 | 2020-05-08 | 367 |
一种紧凑型高隔离双频双极化滤波天线 | 2020-05-08 | 651 |
一种蛇菰属植物种子萌发的方法 | 2020-05-08 | 877 |
一种燃料电池系统 | 2020-05-08 | 866 |
スクシンイミド活性化されたニトロキシル化合物およびタンパク質のニトロキシル化のためのその使用のための方法 | 2020-05-08 | 693 |
半導体装置 | 2020-05-08 | 262 |
毒素遺伝子及びその使用方法 | 2020-05-11 | 932 |
ロバストなAM−PMひずみ自己抑制技術を備えた超小型のマルチバンド送信器 | 2020-05-11 | 328 |
高效检索全球专利专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。
我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。
专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。