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Electric lock for door

阅读:399发布:2024-02-21

专利汇可以提供Electric lock for door专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an electric lock for a door, an increase of cost of which is minimized and burglarproofness of which is improved and which can be unlocked mechanically as required during a time up to installation.
SOLUTION: The electric lock for the door is constituted so that the operating member 100 of the electric lock for the door can be removed to the projection 65 of an emergency cam after the confirmation of specified operation. The operating member 100 is composed of a wire, thread or a rope capable of being cut. A hole 101 for operating the operating member 100 is formed to the peripheral wall of the door 8, the rear wall of the door 8 opposed to a vending machine body, a change port formed to the front wall of the door or a good extracting port.
COPYRIGHT: (C)2000,JPO,下面是Electric lock for door专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 電気的な遠隔操作がなされることにより、本体を閉塞する扉の開扉が可能となる電気的解錠手段と、前記扉の外部から非電気的に操作される操作部材を取り付け、前記電気的解錠手段とは別に前記扉の開扉が可能となる機械的解錠手段と、を備えた扉用電気錠であって、 前記操作部材を前記機械的解錠手段に対して取り外し可能に構成したことを特徴とする扉用電気錠。
  • 【請求項2】 請求項1に記載の扉用電気錠において、 前記操作部材は切断することが可能なワイヤ、糸、又は綱であることを特徴とする扉用電気錠。
  • 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の扉用電気錠において、 前記扉の周壁若しくは前記本体に対向する後壁、又は前記扉の前壁に設けられる釣銭口若しくは商品取り出し口に前記操作部材を操作するための孔を形成したことを特徴とする扉用電気錠。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動販売機の扉の開閉を規制するとともに、遠隔操作が可能な扉用電気錠に関する。

    【0002】

    【従来の技術】例えば、自動販売機の扉の表面(前壁)
    には、一般の利用客が商品の購入をするために投入する硬貨投入口や商品に対する複数の選択ボタンが設けられている。 また、扉の表面には、管理者用の扉用錠も設けられている。 扉用錠は、一般的にシリンダ錠が使用されており、そのシリンダ錠の後端部には、施錠タングが固着されている。 施錠タングは、連結ロッドを介し、扉の上端及び下端に設けられてその上端及び下端から出没する上下のロック部材に繋がれている。 シリンダ錠が施錠されている時には、上下のロック部材が扉の上端及び下端から突出して自動販売機本体に係合しており、開扉は不能となっている。

    【0003】このような状態において、管理者がシリンダ錠の鍵孔に挿入したキーによって施錠タングを解錠方向に回動させれば、上下のロック部材は扉の上端及び下端に没入するようになる。 従って、開扉が可能になり、
    管理者は商品の補充等をすることができるようになる。

    【0004】ところで、上下のロック部材を出没させるには、非常に大きなをキーに掛ける必要があるため、
    一般的に扉用錠には、解錠によって操作が可能となるハンドルが設けられている。

    【0005】尚、自動販売機は、道路に面した店先などに配置されることから、上記ハンドルが通行人の邪魔になったり、いたずらされたりしないような策を講じなければならない。 従って、このことから、通常は扉の表面に没入し、管理者が解錠をしたときには扉の表面から突出して扉の開閉操作を可能とした引き出し型のハンドルを有する扉用錠が主に使用されている(実開昭63−1
    2274号公報、実開平3−21185号公報等を参照)。

    【0006】しかし、人通りのなくなった夜間を狙って上記ハンドルに設けられたシリンダ錠を不正解錠、若しくは破壊するような犯罪を受ける恐れもあるため、管理者の投入した暗証番号によって解錠がなされる扉用電気錠が使用される場合もある(特開平2−144691号公報等を参照)。

    【0007】本願出願人は以上の技術を踏まえ、管理者の投入した暗証番号によって解錠がなされるとともに、
    その解錠によってハンドルが突出し開扉が可能な扉用電気錠を提案している(特開平8−218693号公報参照(特願平7−29138号平成7年2月17日出願))。 その本願出願人による扉用電気錠は、扉用電気錠が故障した場合を想定しており、機械的に非常解錠をすることができる非常解錠機構(機械的解錠手段)を有している。

    【0008】上記非常解錠機構を説明すると、扉用電気錠には、ハンドルの突出を阻止する一対のラッチをハンドル突出可能位置に移動させることが可能な非常解錠用のスライドプレートが設けられている。 非常解錠用のスライドプレートは、扉用電気錠に設けられた回動円板を回動させることで駆動されるようになっている。 一方、
    自動販売機の扉には、非常解錠用のシリンダ錠が扉用電気錠から離れた位置に設けられており、そのシリンダ錠のロータには、ロータとともに回動する施錠タングが設けられている。 施錠タングは棒状の連結ロッドを介して回動円板に繋がれている。 従って、管理者が非常解錠用のシリンダ錠を操作することで回動円板が回動しスライドプレートが駆動されることになるから、仮に扉用電気錠が故障しても機械的に非常解錠することができるようになっている。

    【0009】

    【発明が解決しようとする課題】ところで、本願出願人による上記扉用電気錠を一例とし、その扉用電気錠を扉に取り付けた後に、例えば自動販売機の設置までの間のような電源のないところで解錠しなければならない場合には、上記シリンダ錠を介して上記非常解錠機構が操作され解錠することができることになるから、非常に有用である。

    【0010】しかし、扉用電気錠そのものではなく、非常解錠用のシリンダ錠を狙って不正解錠等がなされる恐れがあるので、防盗性の面から改善すべき余地があると言える。

    【0011】尚、通常使用において扉用電気錠が故障してしまうことは殆どなく、自動販売機を設置した後に上記シリンダ錠を操作して非常解錠する可能性は非常に低い。 また、上記シリンダ錠等を設けることでコストに当然影響を来してしまうことになる。

    【0012】本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、最小限のコストアップに止められ、防盗性が高く、設置までの間は必要に応じて機械的に解錠することができる扉用電気錠を提供することを課題とする。

    【0013】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明の扉用電気錠は、電気的な遠隔操作がなされることにより、本体を閉塞する扉の開扉が可能となる電気的解錠手段と、前記扉の外部から非電気的に操作される操作部材を取り付け、前記電気的解錠手段とは別に前記扉の開扉が可能となる機械的解錠手段と、を備えた扉用電気錠であって、前記操作部材を前記機械的解錠手段に対して取り外し可能に構成したことを特徴としている。

    【0014】請求項2記載の本発明の扉用電気錠は、請求項1に記載の扉用電気錠において、前記操作部材は切断することが可能なワイヤ、糸、又は綱であることを特徴としている。

    【0015】請求項3記載の本発明の扉用電気錠は、請求項1又は請求項2に記載の扉用電気錠において、前記扉の周壁若しくは前記本体に対向する後壁、又は前記扉の前壁に設けられる釣銭口若しくは商品取り出し口に前記操作部材を操作するための孔を形成したことを特徴としている。

    【0016】請求項1に記載された本発明によれば、例えば設置までの間のような電源のないところで解錠する際には、操作部材を操作することで機械的に解錠がなされ、設置後は電気的な遠隔操作により電気的に解錠がなされる。 また、操作部材を取り外せば、扉の表面に犯罪を受け易い部位が存在しなくなる。

    【0017】請求項2に記載された本発明によれば、解錠はワイヤ、糸、又は綱のうちのいずれかを扉の外部から引っ張れば容易に解錠することができる。 また、低コストで機械的に解錠することができ、扉内でのスペース確保も問題にはならない。 さらには、取り付け、取り外しが容易であり、扉内で切断してしまえば外部からの操作を不能にすることができる。 尚、操作部材の取り外しには、操作部材を切断する行為も含まれるものとする。
    また、操作部材を引っ張った状態で切断した後に、機械的解錠手段が元の位置に復帰するような構成とすれば、
    扉の外部からの切断でもその切断した操作部材を扉の内部に収納することができるため、切断位置は扉の内外を問わないものとする。

    【0018】請求項3に記載された本発明によれば、孔は扉の正面から目立たない位置に配置されることになり、美観が損なわれてしまうことはない。 また、操作部材がワイヤ、糸、又は綱であれば、非常に小さな孔で対応することができることから、その極小の孔を狙って犯罪がなされることはない。

    【0019】

    【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。 図1は本発明の扉用電気錠の一実施の形態を示す正面図である。 また、図2は図1のA
    −A線断面図、図3は図2のB−B線断面図、図4は図2のC−C線断面図である。 さらに、図5はラッチ単体の図面、図6はスライダ単体の図面である。

    【0020】図1において、扉用電気錠は、電気的な遠隔操作がなされることにより、自動販売機本体を閉塞する扉8の開扉が可能となる電気的解錠手段を有するとともに、扉8の外部から非電気的に操作される操作部材1
    00を取り付け、電気的解錠手段とは別に扉8の開扉が可能となる機械的解錠手段を有する扉用電気錠であって、操作部材100が機械的解錠手段に対して取り外し可能に構成されている。

    【0021】操作部材100は、切断することが可能なワイヤ、糸、又は綱から成り、扉8に設けられた孔10
    1から外部へ引き出されている。 操作部材100の一端は、上記機械的解錠手段を構成する後述のエマージェンシーカム55(図14参照)に設けられた突起65に結びつけられており(取り付け取り外しが容易であるが、
    これに限られない。 適宜の取り付け手段により着脱自在に固定、又は完全に固着されている)、他端には操作リング102が取り付けられている。

    【0022】従って、例えば自動販売機を設置するまでの間のような、電源のないところで扉用電気錠を解錠する際には、操作部材100を矢線方向に操作することで機械的に解錠することができる。 また、設置後、通電して扉用電気錠の作動確認が済めば、操作部材100を取り外したり、扉8の後壁側から操作部材100を切断して外部からの操作を不能にすることができる(操作部材100を引っ張った状態で切断した後に、上記機械的解錠手段が元の位置に復帰するような構成とすれば、扉8
    の外部からの切断でもその切断した操作部材100を扉8の内部に収納することができるため、切断位置は扉8
    の内外を問わないものとする)。 これにより、扉8の表面には、犯罪を受け易い部位が存在しなくなる。 そして、その後は電気的な遠隔操作により電気的に解錠がなされる。

    【0023】尚、本形態において、上記電気的解錠手段は、後述するモータユニット6、アンテナ13、モーターカム54を備えており、上記機械的解錠手段は、後述するエマージェンシーカム55を有している。

    【0024】また、上記孔101は、扉8の周壁、若しくは、上記自動販売機本体に対向する扉8の後壁、又は、扉8の前壁に設けられる釣銭口、若しくは、商品取り出し口に穿設されている(防盗性や美観に難はあるが扉8の前壁に形成してもよい)。

    【0025】図2において、扉用電気錠の構成を説明すると、その扉用電気錠は、金属製のケース1と、そのケース1内に設けられる回動ブッシュ2と、同じくハンドル3と、ハンドル3をケース1の表面に向けて付勢するスプリング4と、ハンドル3の突出の規制を行う一対のラッチ5、5(図3及び図4参照)と、減速器を備えたモータ等から成るモータユニット6と、そのモータユニット6に設けられるモーターカム54と、モーターカム54を介して駆動されるスライダ7と、エマージェンシーカム55とを備えており、自動販売機の扉8の表面(前壁)に取り付けられている。

    【0026】上記ケース1の表面には、長手方向に延びる浅底のレバー格納凹部9が形成されており、そのレバー格納凹部9の一側(図2において右側)には、上記長手方向に対し直交方向に延在するハンドル挿入孔10が穿設されている。 また、レバー格納凹部9の略中央には、モータユニット6に対するユニット収容室11が形成されており、そのユニット収容室11は、ケース1と一体に形成されたカバー12でレバー格納凹部9と区画されている。 さらに、レバー格納凹部9の他側(図2において左側)には、扉用電気錠を遠隔操作する際の受信部となるアンテナ13のためのアンテナ収容室14が形成されている。

    【0027】ハンドル挿入孔10には、一対のラッチ5、5(図3及び図4参照)が係合する係合凹部15、
    15(図3及び図4参照)が形成されている。 係合凹部15、15(図3及び図4参照)は、ケース1の裏面から表面に向けて切り欠かれており、その切り欠き範囲は、上記ハンドル3の没入位置で一対のラッチ5、5
    (図3及び図4参照)が係合するように調整されている。 また、係合凹部15(図3参照)の幅は、ラッチ5
    (図3参照)の幅よりも若干広く形成されている。

    【0028】アンテナ13は、アンテナ本体16とそのアンテナ本体16を包被する合成樹脂製のカバー17とから構成されており、カバー17の一部をレバー格納凹部9から露出させるようにアンテナ収容室14に収納されている。 尚、アンテナ本体16とモータユニット6の図示しない制御部との電気的接続については図示を省略している。

    【0029】一方、ケース1の裏面には、金属プレート状のカバー18(図1参照)が締め付け固定されている。 そのカバー18(図1参照)には、円弧状の長孔1
    9(図1参照)が穿設されている。

    【0030】上記回動ブッシュ2は、周壁21と後壁2
    2とから成り、略カップ状に形成されている。 また、回動ブッシュ2は、ハンドル挿入孔10に回動可能、軸方向移動不能に嵌挿されている。

    【0031】周壁21には、軸方向に延在するラッチ用開口23、23(図3及び図4参照)とスライダ用開口24(図3参照)とが形成されている。 ラッチ用開口2
    3、23は、係合凹部15、15に対向して形成されている(図3参照)。 スライダ用開口24は、ラッチ用開口23に対して90°回転した位置に配設されており、
    レバー格納凹部9まで切り欠き形成されている(図4参照)。 尚、図4に示される引用符号25、25は、一対のラッチ5、5に対するストッパ部分である。

    【0032】後壁22外面には、二つの突起26、26
    が設けられており、その突起26、26に嵌合する施錠カム27が取り付けられている。 また、後壁22の内面には、上記スプリング4の一端が係合する環状段部28
    が形成されている。

    【0033】施錠カム27は、突起26、26に対応する孔(不図示)と二つのカム部29、29(図1参照)
    とを有しており、施錠カム27が回動すると連結ロッド(不図示)を介して扉8の上下端に設けられて突出するロック部材(不図示)を出没させることができるようになっている。

    【0034】上記ハンドル3は、回動ブッシュ2の軸方向に対して移動可能に挿入される軸部30と、その軸部30の前端部から直交方向に延在するレバー部31とから成り、軸部30が回動ブッシュ2の後壁22に向けて移動する、ハンドル3の没入時には、レバー部31がレバー格納凹部9に収納されるようになっている。

    【0035】軸部30の後端部には、ハンドル3の没入時に係合凹部15、15(図3及び図4参照)に対向するラッチ挿入孔32、32(図3参照)と、スライダ用開口24(図3参照)に対向するスライダ挿入孔33とが形成されている。 軸部30の後端部には、上記スプリング4の他端が係合する環状凹部34が形成されている。

    【0036】尚、軸部30は、図4に示される如く、中空に形成されており、前端部にはガードキャップ35が固着されている。 ガードキャップ35は、レバー部31
    (図2参照)よりも外方に突出する略円板状の保護部3
    6と固定軸37とから構成されており、固定軸37には環状溝38が形成されている。 環状溝38には、軸部3
    0に穿設されたねじ孔に螺合する固定ねじ39、39が係合するようになっている。 ガードキャップ35は、ハンドル3よりも十分に堅い金属で形成されており、そのガードキャップ35を設けることで、ハンドル3がドリル等の工具で破壊されてしまうのを防止することができる。

    【0037】図2に戻り、レバー部31は、先端部が略U字状に切り欠かれた切り欠き凹部40を有しており、
    その切り欠き凹部40を介してアンテナ13を臨むことができるようになっている。

    【0038】上記スプリング4は、図2に示される如く、圧縮型の円錐スプリングであって、長径となる一端が回動ブッシュ2の環状段部28に係合し、また、短径となる他端がハンドル3の環状凹部34に係合するようになっている。

    【0039】上記一対のラッチ5、5は、図3及び図4
    に示される如く、ラッチ挿入孔32、32に挿入され、
    引張バネ41によりバネ付勢された状態で対向配置されている。 ラッチ5をもう少し詳しく説明すると、図5
    (a)〜(c)に示される如く、ラッチ5はストッパ4
    2とバネ軸43とから成り、ストッパ42には、上記スライダ7(図6参照)に接触するとともに後述する窪み51に係入する略三形状の突出部44と、ラッチ挿入孔32(図3及び図4参照)を摺動する袴部45、45
    とが形成されている。 バネ軸43は、ストッパ42の略中央に固着されている。 バネ軸43の溝46は、引張バネ41(図3及び図4参照)の端部が係合するようになっている。

    【0040】上記スライダ7は、図2及び図3に示される如く、スライダ挿入孔33に挿入されており、また、
    圧縮バネ47により上記モータユニット6に向けてバネ付勢されている。 スライダ7をもう少し詳しく説明すると、図6(a)〜(c)に示される如く、スライダ7は略棒状に形成されており、薄肉となっている一端は、後述するモーターカム54を考慮してその側面の一部が弧状に形成されている。 また、その一部に対して逆側となる側面には、後述するクロー56が係合する凹部48が形成されている。 上記一端に対する他端には、圧縮バネ47(図2及び図3参照)が嵌挿される凹部49が形成されている。 一方、スライダ7の中間には、引張バネ4
    1(図3及び図4参照)に対する逃がし部50が形成されている。 また、同じく中間には、突出部44(図5参照)が係入する略三角形状の窪み51、51が形成されている。 引用符号52、52は、スライダ用開口24
    (図3参照)に当接する段部を示している。

    【0041】尚、窪み51、51の位置を規制解除位置と定義する。 また、圧縮バネ47の付勢力は、引張バネ41の付勢力よりも大きく設定することが好ましい。 即ち、圧縮バネ47の付勢力によって、ラッチ5、5の窪み51、51に対する係入離脱を可能とすることが好ましい。

    【0042】図2に戻り、上記モータユニット6は、アンテナ13を介して解錠信号を受信すると、図示しない制御部がモーターを作動させ、扉用電気錠の解錠を行うようになっている。 上記制御部はタイマー(不図示)を有しており、解錠がなされて所定時間を経ると元の状態に戻るような制御プログラムが組み込まれている。

    【0043】モータユニット6の図示しない減速器に設けられた出力軸53の先端には、モーターカム54が固着されており、また、モーターカム54よりもカバー1
    8側には、エマージェンシーカム55が遊嵌されている。 さらに、上記軸方向におけるモーターカム54及びエマージェンシーカム55の位置には、クロー56(図3参照)が配設されている。 引用符号57は、堅い金属から成るガードプレートを示しており、モータユニット6に対する破壊行為を防止するための部材である。

    【0044】尚、上記モータユニット6に代えてソレノイドを用いることも当然に可能である。 その際には、スライダ7の移動方向とソレノイドのプランジャーの移動方向とが一致するように配置し直す必要があるが、これについては図示及び説明を省略する。

    【0045】モーターカム54は、出力軸53の回動に追従するようになっており、図3に示される如く、クロー56に当接する当接部58と、クロー56を回動させる際にスライダ7の位置が変わらないようにするための第一弧部59と、スライダ7を駆動するための第二弧部60とを備えて構成されている。 第一弧部59は、出力軸53からの距離が等しく形成されており、第二弧部6
    0は、出力軸53からの距離が次第に長くなるように形成されている。

    【0046】エマージェンシーカム55は、出力軸53
    の回動に追従せず遊嵌されており、図14に示される如く、バネ61によりバネ付勢されて常に元の位置に復帰することができるようになっている。 形状としては、モーターカム54(図3参照)の外観形状に一致し、同じ機能となる当接部62と第一弧部63と第二弧部64とを備えて構成されている。 第二弧部64には、カバー1
    8(図1参照)の長孔19(図1参照)を摺動する突起65が設けられており、その突起65には、上述の如く、操作部材100(図1参照)が取り付けられている。

    【0047】クロー56は、図3に示される如く、一端にスライダ7の凹部48(図6参照)に係合する爪部6
    8が形成されており、その爪部68の近傍には、モーターカム54の当接部58、及びエマージェンシーカム5
    5(図14参照)の当接部62(図14参照)が当接する平面部69が形成されている。 また、上記一端に対する他端は、モータユニット6に枢着されており、バネ7
    0によってモーターカム54側に付勢されている。 尚、
    クロー56は、扉用電気錠に何らかの衝撃が加わった際に、スライダ7が解錠方向へ移動してしまうのを規制する部材である(防盗性が向上する)。

    【0048】上記構成において、扉用電気錠の作用について説明する(先ず電気的な解錠を説明し、その後機械的な解錠を説明する)。

    【0049】施錠時には、図2に示される如く、ハンドル3がケース1内に没入している。 また、図3に示される如く、モーターカム54が初期位置にあり、スライダ7は、圧縮バネ47により付勢されてスライダ用開口2
    4からその一端が突出し、モーターカム54に当接している。 さらに、クロー56の爪部68は、スライダ7の凹部48(図6参照)に係合し、スライダ7の移動を規制している。 そして、この状態において、スライダ7の上記一端が突出していることから、ラッチ5、5は、内方へ移動することができず、係合凹部15、15に係合した状態となっている。

    【0050】尚、ハンドル3と回動ブッシュ2の間には、図4に示される如くの間隙Dが存在し、ハンドル3
    を没入方向へ、その間隙D分だけ押し込むことができるようになっている。

    【0051】次に、解錠時にあっては、図示しないリモートコントロールスイッチなどにより遠隔操作され、アンテナ13(図2参照)を介して解錠信号を受信すると、図示しない制御部がモーターを作動させ、扉用電気錠の解錠を開始する。

    【0052】即ち、モーターの作動により、図7に示される如く、先ずモーターカム54が矢線方向に回動すると、クロー56がモーターカム54の当接部58に押されて回動し、スライダ7とクロー56の係合が解除される。 この時、スライダ7は、モーターカム54の第一弧部59に当接しているので、駆動されない状態にある。

    【0053】そして、モーターカム54が矢線方向に更に回動し、図8に示される位置にまで回動すると、スライダ7はモーターカム54の第二弧部60によりその一端がスライダ用開口24まで押し込まれる。 また、ラッチ5の突出部44が移動することにより描く軌跡上にスライダ7の規制解除位置が一致する。 尚この時、ラッチ5、5には、スプリング4(図2参照)の付勢力が間接的に掛かっているので、ラッチ5、5は離脱方向へ移動することはない。

    【0054】このような状態から、図9に示される如く、ハンドル3を矢線P方向に前記間隙D(図4参照)
    分だけ押し込むと、ラッチ5、5と係合凹部15、15
    とがスプリング4の付勢力の作用する方向において非接触状態となる。 即ち、ラッチ5、5にスプリング4の付勢力が掛からなくなる。

    【0055】そして、図10及び図11に示される如く、ラッチ5、5が互いに引き寄せられて係合凹部1
    5、15から離脱する。 即ち、ラッチ5の突出部44がスライダ7の窪み51(図11参照)に入り込むのでラッチ5が係合凹部15から離脱する。

    【0056】これにより、図12及び図13に示される如く、ハンドル3がケース1の表面から突出し、扉8の開扉が可能となる。

    【0057】尚、この時、上記図示しない制御部は、所定時間の経過によりモーターカム54とクロー56を図2に示した初期位置へ復帰させるよう制御信号を生成する。

    【0058】続いて、閉扉して施錠する際には、上述の如く、モーターカム54とクロー56が既に初期位置に復帰していることから、ハンドル3を没入するだけで施錠が完了する(図3等を参照)。

    【0059】即ち、ハンドル3をケース1内に没入すると、スライダ7は圧縮バネ47の付勢力により付勢され、モーターカム54側へ移動する。 すると、クロー5
    6はその先端形状によりバネ70の付勢力に抗して若干回動する。 クロー56が復帰すると、爪部68と凹部4
    8(図6参照)とが係合する。 一方、スライダ7の移動に伴い、ラッチ5、5が互いに離間する方向へ移動(上述の如く、圧縮バネ47の付勢力が引張バネ41の付勢力よりも大きいため)し係合凹部15、15に係入する。 以上により、施錠が完了する。

    【0060】続いてさらに、自動販売機設置前の電源がない場合の解錠や、非常解錠する場合について説明する。

    【0061】図1において、管理者が操作リング102
    を持ち、矢線方向へ操作部材100を引っ張ると解錠がなされる。 即ち、図14に示される如く、初期位置にあるエマージェンシーカム55が図15に示される位置にまで回動させられると、上述した解錠時の作用と同様にスライダ7が駆動され解錠が可能になる。

    【0062】その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。

    【0063】

    【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、電気的な遠隔操作がなされることにより、本体を閉塞する扉の開扉が可能となる電気的解錠手段と、扉の外部から非電気的に操作される操作部材を取り付け、電気的解錠手段とは別に扉の開扉が可能となる機械的解錠手段と、を備えた扉用電気錠であって、
    操作部材を機械的解錠手段に対して取り外し可能に構成している。 これにより、例えば設置までの間のような電源のないところで解錠する際には、操作部材を操作することで機械的に解錠がなされ、設置後は電気的な遠隔操作により電気的に解錠がなされる。 そして、通電して扉用電気錠の作動確認が済めば、操作部材を取り外したり、扉の外部から操作部材を操作不能にすることができる。 その結果、扉の表面には、犯罪を受け易い部位が存在しなくなる。 従って、防盗性が高く、設置までの間は必要に応じて機械的に解錠がなされる扉用電気錠を提供することができるという効果を奏する。

    【0064】請求項2に記載された本発明によれば、操作部材は切断することが可能なワイヤ、糸、又は綱であることから、解錠はこれらのうちのいずれかを扉の外部から引っ張ればよい。 従って、容易に解錠することができる。 また、低コストで機械的に解錠することができ、
    扉内でのスペース確保も問題にはならない。 さらには、
    取り付け、取り外しが容易であり、扉内で切断してしまえば外部からの操作を不能にすることができる。

    【0065】請求項3に記載された本発明によれば、扉の周壁若しくは本体に対向する後壁、又は扉の前壁に設けられる釣銭口若しくは商品取り出し口に操作部材を操作するための孔を形成していることから、その孔は扉の正面から目立たない位置に配置されることになり、美観が損なわれてしまうことはない。 また、操作部材がワイヤ、糸、又は綱であれば、非常に小さな孔で対応することができることから、その極小の孔を狙って犯罪がなされることはない。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明による扉用電気錠の一実施の形態を示す正面図である。

    【図2】図1のA−A線断面図である。

    【図3】図2のB−B線断面図である。

    【図4】図2のC−C線断面図である。

    【図5】ラッチ単体の図面であり、(a)は平面図、
    (b)は正面図、(c)は左側面図である。

    【図6】スライダ単体の図面であり、(a)は平面図、
    (b)は正面図、(c)は底面図である。

    【図7】解錠が開始された直後の状態を上記B−B線断面方向から見た断面図である。

    【図8】図7の状態からモーターカムがさらに回動してスライダを駆動した状態を上記B−B線断面方向から見た断面図である。

    【図9】図8の状態においてハンドルを没入方向へ押し込んだ状態を上記C−C線断面方向から見た断面図である。

    【図10】図9の状態からラッチが係合凹部から離脱した状態を上記C−C線断面方向から見た断面図である。

    【図11】図10の状態を上記B−B線断面方向から見た断面図である。

    【図12】図10の状態からハンドルがケース表面から突出した状態を上記C−C線断面方向から見た断面図である。

    【図13】図12の状態を上記B−B線断面方向から見た断面図である。

    【図14】施錠時におけるエマージェンシーカムの配置を示す上記B−B線断面方向の断面図である。

    【図15】図14の状態からエマージェンシーカムが解錠方向に回動した状態の上記B−B線断面方向の断面図である。

    【符号の説明】

    1 ケース 2 回動ブッシュ 3 ハンドル 4 スプリング 5 ラッチ 6 モータユニット 7 スライダ 8 扉 9 レバー格納凹部 10 ハンドル挿入孔 11 ユニット収容室 12 カバー 13 アンテナ 14 アンテナ収容室 15 係合凹部 16 アンテナ本体 17 カバー 18 カバー 19 長孔 20 保護カバー 21 周壁 22 後壁 23 ラッチ用開口 24 スライダ用開口 25 ストッパ部分 26 突起 27 施錠カム 28 環状段部 29 カム部 30 軸部 31 レバー部 32 ラッチ挿入孔 33 スライダ挿入孔 34 環状凹部 35 ガードキャップ 36 保護部 37 固定軸 38 環状溝 39 固定ねじ 40 切り欠き凹部 41 引張バネ 42 ストッパ 43 バネ軸 44 突出部 45 袴部 46 溝 47 圧縮バネ 48 凹部 49 凹部 50 逃がし部 51 窪み 52 段部 53 出力軸 54 モーターカム 55 エマージェンシーカム 56 クロー 57 ガードプレート 58 当接部 59 第一弧部 60 第二弧部 61 バネ 62 当接部 63 第一弧部 64 第二弧部 65 突起 66 ワイヤ 67 一端 68 爪部 69 平面部 70 バネ 71 シリンダ錠 72 釣銭口 100 操作部材 101 孔 102 操作リング

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