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Advertisement display using hologram

阅读:839发布:2024-02-23

专利汇可以提供Advertisement display using hologram专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain an advertisement display which makes it possible to obtain a wide visual angle, reduces a floor space with simple constitution, suppresses unsharpness and distortion and makes it possible to obtain a distinct expression effect by forming the advertisement display which is disposed on the surface to be observed of a showcase and is a diffusive hologram recorded with at least either of characters and designs.
SOLUTION: The hologram advertisement display 10a is formed by recording the hologram with, for example, merchandise names, etc., and is disposed on the internal wall surface of the back of a merchandise sample 2 disposed within a transparent panel 3. The natural light and the light emitted from illumination 20 disposed within a vending machine 1 is made incident on the hologram advertisement display 10a. If an observer 100 exists in the direction of the diffracted light L1 thereof, the observer is able to visually recognize the recorded advertisement contents. The hologram advertisement display 10a of a diffusion type makes the recorded contents glittering and visible in a prescribed visual field angle and, therefore, the display provides the way of viewing different from that of the conventional advantageously display and is capable of affording a novel impression to the observer.
COPYRIGHT: (C)2000,JPO,下面是Advertisement display using hologram专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】展示用ケースに設置される広告表示体であって、展示用ケースの被観察面に備えられ、文字および図柄の少なくともいずれかが記録された拡散性のホログラムであることを特徴とする広告表示体。
  • 【請求項2】前記拡散性のホログラムには複数の文字および図柄の少なくともいずれかに対して異なる視野角及び回折方向が予め設定されている請求項1に記載の広告表示体。
  • 【請求項3】前記拡散性のホログラムが塗料または印刷による表示体と組み合わされている請求項1または2に記載の広告表示体。
  • 【請求項4】前記展示用ケースにホログラム再生用の光源が配設されている請求項1,2または3に記載の広告表示体。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、拡散性のホログラムを用いた広告表示体に関するものであり、特に透視板(透明パネル)を有する自動販売機やショーケースなどに用いられるホログラムを用いた広告表示体に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来より、清涼飲料、アルコール飲料水、タバコ類、あるいは米穀類などの多種商品を、コインや紙幣の投入により自動的に消費者に提供する自動販売機が広く利用されている。 また、清涼飲料水やアルコール飲料水を販売する店舗においては商品のビンや缶を陳列するケースや、それと同時に冷却する冷蔵庫タイプのショーケースなどが用いられている。 一般にこれらの自動販売機やショーケースはカバーや扉を兼ねた透明パネルを有し、商品やそのサンプルを外部から視認することができる。

    【0003】これらの自動販売機やショーケースには、
    宣伝効果を高めかつ商品価値を強調するために、商品名、製造会社名、イメージ画、各種の文字や図形などを大きく表示した広告表示体が付されている。 これらの広告表示体は、自動販売機の本体部や透明パネルの前面や側面に塗料等を用いてカラフルな色彩で字、図形、記号もしくは絵などを描写したり、または、照明手段を用いて夜間でも視認可能としたものである。

    【0004】この照明手段は、ケースの前面に、文字や図形等が付された光透過性板材を貼り付け、その裏面側に直線状の蛍光灯などの照明源を配し、この照明源からの光により文字や図形等を浮かび上がらせるものである。 しかし、このような照明表示手段では、光透過性板材を透過する光の強度が弱いため、文字、図形などの表示効果が不十分で、消費者に対するメッセージ効果およびインパクト効果が弱いという問題があった。

    【0005】そこで、特開平5−314358号公報では、文字、図形もしくは記号またはこれらの結合に対応した形状のネオン管を、ケースの前面および側面の少なくとも一方に装着し、前記ネオン管を発光させることによって、特に夜間における照明効果を高め、消費者に対し強な商品イメージを与えるようにした自動販売機を提案している。 また、特開平8−16903号公報ではケース表面に設けた文字、図形、記号もしくは絵の光表示部や照明を、光ファイバ伝達光の発光により形成した光ファイバ表示付き自動販売機を提案している。

    【0006】さらには、特開平7−88247号公報では、ゲーム機などにおいて鏡面的に使用されるホログラムを備え、宣伝広告や、入賞時などの表示に使用する装置が記載されている。

    【0007】

    【発明が解決しようとする課題】上記の特開平5−31
    4358号、特開平8−16903号公報に記載の方法はネオン管や光ファイバから発せられる光により、確かに商品の宣伝効果やイメージが高められる。 ところが、
    前者のネオン管の場合、多数のネオン管を配置することから、使用電力が増加し、省電力化に反すること、ネオン管の耐久寿命が劣り、保守管理作業が繁雑化すること、ネオン管の発熱量が大きいため、安全性や空調管理、冷却効率にも支障を与えること、更にはネオン管の屈曲によるデザイン表現に限界があり、複雑なデザインの文字、図形、記号もしくは絵の光表示が表示できないことなどの多くの問題を依然として包含していた。

    【0008】後者の光ファイバの場合、大きな広告表示体を形成するためには、非常に多数の光ファイバを必要とし、それらの端部が所定の文字や図形となるように配置したり、多数の光ファイバをシート上に配列したのち、その端面を加工して所定の形状に漏れ光が発生するようにするなど、複雑な工程が必要というという問題点があった。

    【0009】また、一般には光源とファイバの光結合効率は小さく、光源から発した光を効率よくファイバへ導くことができないため、光量の大きな光源が必要となり、結局光源の消費電力が大きくなるという問題点があった。 この光源として蛍光灯を使用すると低消費電力ではあるが線状光源であるため、ファイバーとの光結合効率は低い。 一方、フィラメントの小さいハロゲンランプなどを光源とすると、比較的光結合効率が高いが、ランプの寿命が短いため保守管理作業が繁雑化するという問題点もあった。 更には、多数のファイバを束ねて光源から表示部へ導かねばならないため、全体として大きな体積を占め、商品を収納するスペースを圧迫するという問題点もあった。

    【0010】特開平7−88247号公報に記載の装置では、反射性機能膜としてホログラムを利用しているが、この鏡面的なホログラムでは、その度選択性に起因する可視範囲の狭さの問題がある。 光源からホログラムに照射された光線は、内部に記録された回折格子面で鏡面反射的に回折され、ブラッグ条件によって一義的に定まる特定の方向にのみ進む。 そのため、観察者の瞳の範囲に回折される光のみしか視認できないこととなる。
    したがって、光源がハロゲンランプのように小さい場合は、たとえ表示全体に照射光が当たっていても、表示すべき像の一部しか見えず、全体を見るためには面状光源が必要となるという問題がある。

    【0011】しかも、像を記録したホログラムを用いる場合、露光時の光波と再生時に光波とがほぼ等しいことが望ましく、波面が理想からずれると、表示像がボケたり歪んでしまうという問題もある。 そこで、点光源からの発散光や平行光などが必要であるが、それらを作り出すには高価な光学部品や広い空間スペースが必要となり、自動販売機やショーケースでは、このような空間は設けられないことが多い。

    【0012】本発明の目的は、前述の問題点を解決することにあり、広い視認角度を得られ、かつ簡便な構成で設置スペースを小さくし、しかもボケや歪みを抑えてハッキリとした表現効果が得られるホログラムを用いた広告表示体を提供することにある。

    【0013】

    【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明は、表示用ケースに設置される広告表示体であって、展示用ケースの被観察面に備えられ、文字および図柄の少なくともいずれかが記録された拡散性のホログラムである広告表示体を提供する。 また、前記拡散性のホログラムには複数の文字および図柄の少なくともいずれかに対して異なる視野角及び回折方向が予め設定されている上記の広告表示体を提供する。 また、前記拡散性のホログラムが塗料または印刷による表示体と組み合わされている上記の広告表示体を提供する。 また、前記展示用ケースにホログラム再生用の光源が配設されている上記の広告表示体を提供する。

    【0014】すなわち、拡散性のホログラムを用いて広告表示体とすることにより、通常のホログラムを使用した場合のホログラム特有の表示効果を得られると共に、
    拡散性により広い視認角度を得て、観察者の視認性を高められる。 そして、回折方向とその視野角を文字や図柄によって変えることで、観察者の位置により視認できる文字や図柄を変えられる。 このような拡散性のホログラムと塗料や印刷による表示体との組み合わせ方としては、塗料や印刷による表示体の上面にホログラムを配置し、それぞれが表示している文字や図柄に関連性を持たせ、ホログラムの視認状態と非視認状態とが換わることで、特別な視覚効果を与えられる。 さらに、拡散性のホログラムによれば、視野角を広くとれるのでホログラム再生用の光源は自然光であっても可能であるが、別に光源を設け、夜間の表示に備えられる。

    【0015】

    【発明の実施の形態】以下に自動販売機を例にして、図を用いて本発明を詳細に説明する。 図1は本発明の第1
    の実施の形態であるホログラム広告表示体を配した自動販売機の模式図である。 また、図2は図1の自動販売機の要部断面図である。 自動販売機1は透明パネル3を有し、内部に陳列した商品サンプル2が外部から見えるようになっている。 本発明では従来の印刷などによる広告表示体に替えて、反射型のホログラム広告表示体10
    a、10bあるいは10cを配している。

    【0016】ホログラム広告表示体10aは、ホログラムに例えば商品名などを記録したものであり、透明パネル3内に備えられた商品サンプル2の背後の内部壁面に備えられている。 そして、自然光や、自動販売機1の内部に備えられた照明20から発した光がホログラム広告表示体10aに入射し、その回折光L 1の方向に観察者100がいると記録された広告内容を視認できる。 拡散型のホログラム広告表示体は、文字、記号、図形または、絵などの2次元パターン、あるいは3次元物体などの記録された内容が、所定の視野角内で光って見えるため、従来の印刷などによる広告表示体とは異なる見え方をして、観察者に斬新な印象を与えることができる。 また、視野角に観察者が入った時点で比較的急に見え始めるので、観察者を引きつける効果もある。

    【0017】ここで特に、ホログラムとしては2次元パターンを記録した拡散型のホログラムが好ましく利用できる。 通常のホログラムでは再生用の光波と露光時の光波とがほぼ等しいことが望ましく、たとえば点光源からの発散光や平行光などが必要となる。 ところが、拡散性のホログラムでは再生光に関する制限が緩和される。 自動販売機で多用される蛍光灯などの線状光源や、曇天時の自然拡散光でも再生され、記録された2次元パターンを視認することができる。

    【0018】しかも、照明20は自動販売機内部照明用の照明をそのままホログラム広告表示体の再生用の照明として兼用することができる。 したがって、上述の従来技術のようにネオン管やファイバー用の専用の光源を必要としないため、消費電力が少ないという利点を有している。 もちろん、必要に応じてホログラム広告表示体専用の光源を設けてもよい。 また、ホログラム広告表示体は薄いフィルム状なので、従来のネオン管や光ファイバーなどのように体積を取らず、商品スペースを圧迫することがないため、自動販売機内部の空間を有効に使うことができる。 特に、近年は、設置時に歩道などへのはみ出しを防ぐため、自動販売機の薄型化が求められているので、ホログラムの利用は有効である。 また、ホログラム広告表示体の取り付けは、フィルムを貼るか、別のパネルに貼ったものを取り付けるだけなので、従来のネオン管やファイバーなどに比べ単純であり、自動販売機全体の構成をシンプルにできる。

    【0019】次に、図1に示すように、ホログラム広告表示体10bは透明パネル3下方で自動販売機1の本体の前面1aに配されており、例えば製造会社名やロゴマークなどを表示する。 ホログラム広告表示体10cは、
    図2に示すように、透明パネル3の表面に配されており、例えば商品名やイメージ画などを表示する。 これら反射型のホログラム広告表示体10b、10cは、ホログラム再生用の専用照明を自動販売機内部に備えず、太陽や街灯あるいは自動販売機とは別体の外部光源30により照明するものである。 たとえば、図2のように太陽光が、ホログラム広告表示体10cにより回折光L 2となり、観察者100に記録された広告内容として視認されるものである。 このように外部照明を利用すれば、自動販売機としては余分な電力消費が無く、かつランプの保守管理なども不要なメインテナンスフリーの広告表示体を実現できる。 表示の内容については上述の例だけでなく、様々な表示を行うことができる。 また、ホログラム広告表示体の取り付け位置も上述の例に限定されず、
    自動販売機1側面に配置してもよい。

    【0020】上述の説明ではホログラムの種類として反射型のホログラムを例示したが、透過型ホログラムを用いることもできる。 その場合は裏面から光照明する。 例えば、図2に示したホログラム広告表示体10cを透過型ホログラムで置き換えた場合、内部の照明20からの光で裏面側から照明することにより記録した表示を再生することができる。 また、エッジリッド型ホログラムも利用できる。 その場合は、透明パネル3などに貼り、透明パネル3の端面部から照明光を入射させれば、内部を伝播した光によってホログラムを再生することができる。 また、種類の異なるホログラムを1枚のホログラムに多重露光したり、あるいは種類の異なる複数のホログラムを積層したものを用いれば、1つのホログラム広告表示体に複数の機能を持たせることができる。

    【0021】また、ホログラムでは作製時に入射角と回折角を設定することができるので、軸外しのホログラムを用いれば、表面反射光あるいは直接透過光と回折光とを分離でき、再生される広告内容は光源の光と重ならずに視認性よく観察することができる。 図3は、本発明に係わる第2の実施の形態であるホログラム広告表示体を備えた自動販売機の断面図である。 透明パネル3表面に、いわゆる軸外しの反射型ホログラムと軸外しの透過型ホログラムを積層したホログラム広告表示体10dが備えられる。 透明パネル3の内側には商品サンプル2が収容され、さらに、透明パネル3の内側に配置された照明20からの光を照射するとホログラム広告表示体10
    dの内の透過型ホログラムにより光は透過的に回折光L
    3となり、観察者100は記録された広告内容を観察することができる。 また、太陽などの外部光源30からの光は表面側に照射され、ホログラム広告表示体10dの内の反射型ホログラムにより反射的に回折光L 4となり、観察者100は記録された広告内容を観察することができる。

    【0022】この時、ホログラムとして軸外しのホログラムを用いているため、照明20からの直接透過光21
    や外部光源からの光の表面反射光31は、観察者100
    へ向かう回折光とは分離される。 したがって、観察者1
    00は照明20や外部光源30の像に煩わされることなく、ホログラムに記録された広告内容のみを観察できる。 また、日中は照明20を点灯せず外部照明のみにより表示し、夜間は照明20のみにより表示するように機能を分けてもよい。 この場合は日中に照明を使用しなくてもよいため省エネルギー効果がある。 また、複数の異なる広告内容を記録し、用いる光源により別々の内容が表示されるようにできる。

    【0023】また、ホログラムは回折光の方向を前述のように作製時に設定することができるため、表示の見え方を様々に工夫することができ、観察者に見え方の不思議感や斬新な印象を与え、メッセージ効果およびインパクト効果の高いホログラム広告表示体を実現できる。 図4は本発明に係わる更に第3の実施の形態であるホログラム広告表示体を備えた自動販売機の斜視図である。 この中では、3つの異なる方向に回折するホログラムにそれぞれ異なる広告内容を記録したホログラムを積層してなるホログラム広告表示体10eの例を示す。 このホログラム広告表示体10eは、商品サンプル2の上方に配置され、1つの照射光源からの光(図示せず)に対して、自動販売機1の左側から見ると表示内容11L、正面では表示内容11C、右側からは表示内容11Rが観察できるように回折する設定である。 また図示しないが、正面からの距離によって異なる広告内容が観察できるような構成でもよい。 例えば、遠方では商品名や製造会社名を表示し、近づくと「いらっしゃいませ」などの表示が見えるようにしてもよい。

    【0024】図5は本発明に係わる更に第4の実施の形態であるホログラム広告表示体を備えた自動販売機の側面図である。 ここで、ホログラム広告表示体と、従来の印刷や塗料などによる広告表示体と組み合わせると新しい視覚効果を生むため、広告表示体として効果的である。 例えば、図5のように、自動販売機1の本体部の前面下部に設けられた従来型の印刷広告表示体40の上に、ホログラム広告表示体10fを積層する。 印刷広告表示体40として製造会社名や商品名などを表示し、ホログラム広告表示体10fとして、印刷広告表示体40
    と同一の表示またはその内容を引き立てるように組み合わされるグラフィックなパターンなどを表示するとよい。 外部光源30からこれらのホログラム広告表示体1
    0fと印刷広告表示体40に光が照射されると、印刷広告表示体40である従来の印刷による表示に加え、ホログラム広告表示体10fでの回折による光る表示が加わって、観察者100には新しい視覚効果を与えることができる。 また、ホログラムの観察範囲を制限すれば、前述のように特定の範囲でホログラムの表示が急に見えるようになるのでアイキャッチ効果を向上できる。

    【0025】なお、上記それぞれの実施の形態において、ホログラムの波長選択性を利用し、カラフルな表示をすることができる。 見る方向により色を変えたりすることもできる。 また、ホログラムの種類としては、回折効率が高く波長選択性の強いリップマン型などの体積位相型ホログラムが好ましいが、その他のホログラムも利用できる。 エンボス型のホログラムを用いれば金属反射膜の光沢を活かした表現が可能となる。 また、レインボー型ホログラムを用いれば見る位置により色の変わるカラフルな広告表示体が得られる。

    【0026】本発明で用いるホログラムに広告内容を記録する方法は、一般的な拡散性のホログラム作成方法を利用できる。 2次元パターンを記録する場合は、特定のパターン(商品名、ロゴマークや絵柄)の遮光マスクを通した拡散光を物体光として露光したり、あるいはレーザ露光の前に非可干渉性の光で不要部分を予め感光させ感度を失わせてから、拡散させたレーザ光を物体光として露光することにより、特定パターンのホログラムを作製することができる。 レーザ光を拡散させる方法としては、すりガラスなどの透過型拡散体を透過させる方法や、再帰性反射シートなどの反射拡散体で反射させる方法を例示できる。 また、そうして露光したホログラムをマスターホログラムとして利用しレプリカホログラムを作製する。 大型あるいは長尺のホログラム作製する場合、ホログラム全面にレーザ光を広げるとレーザ光パワーが小さくなりホログラムを完全に露光することが困難となるので、ホログラムに対しレーザービームをスキャンするか、レーザビームを固定し長尺のフィルム状のホログラム感光材料を動かして露光してもよい。

    【0027】以下に、拡散性のホログラムをマスターホログラムとして利用しレプリカホログラムを作製する工程を説明する。 図6は本発明で用いるレプリカホログラム作製時の露光系を示す概念図、図7は図6の集光レンズ及び回転ミラーの光学系を示す要部拡大図である。 レーザ装置40から発したレーザ光41をミラー42により適宜導いた後、スペーシャルフィルター43により球面波とし、コリメートレンズ44で平行光化したのち集光レンズ45により、ステップモータ駆動の回転ミラー46の回転中心に集光する。

    【0028】図7に示すように、集光レンズ45は焦点距離fa(例えば、600mm)、fb(例えば、75
    mm)の2つのシリンドリカルレンズ45a,45bよりなる。 これにより集光された光は回転ミラーにより反射され縦横(Lb,La)比8:1に伸びた線状の発散光48となり、ホログラム感光材料50(図6参照)に照射される。 ホログラム感光材料50を透過した光48
    はその背後に配置された拡散性のマスターホログラム4
    9により反射回折され、逆方向に進み再びホログラム感光材料50に照射される。 拡散性のマスターホログラムには商品名などの2次元パターンを記録したものを用いる。 これら照射光と反射光とが干渉することにより反射型のホログラムが記録できる。 回転ミラー46を回転軸47の周りに回転させることにより、線状の発散光48
    をホログラム感光材料上をスキャンし、ホログラム全面を露光することができる。 ホログラムのサイズとしては、200×500mmや、これよりも小型もしくは大型のサイズも作製可能である。 このホログラム作製光源としては、Arイオンレーザ、Krイオンレーザ、色素レーザ、半導体レーザ励起の固体第2高調波レーザなどを使用できる。

    【0029】ホログラム材料としてはフォトポリマー、
    重クロム酸ゼラチン、銀塩系材料、フォトレジストなどが利用できる。 耐久性が高く量産性に優れるフォトポリマーが好ましく使用できる。 また、透明性の高い材料を用いれば、内部の商品サンプルなどとホログラムによる広告表示を同時に見ることができる。 ホログラム広告表示体の形態は、フィルム状のホログラムを自動販売機や商品陳列ケースの本体部や透明パネルなどに貼り付ける形態を例示できる。 あるいはホログラムの保護の点に鑑み透明基板2枚の間に挟み込んで封止してもよい。 例えば、2枚のガラスの間にポリビニルブチラールなどの中間膜を介して貼り合わせたいわゆる合わせガラス構造としてもよい。 透明基板や透明パネルは材質は、ガラスを用いれば高い透明性と耐久性が得られる。 また、アクリルやポリカーボネートなど樹脂基板を用いれば軽量化が実現できる。 基板とホログラムを貼り付ける接着剤や粘着剤は、必要な強度で接着し長期信頼性を確保できるものが好ましい。 透明性が高く散乱性の少ないものが、光の損失が少ないため特に好ましい。

    【0030】ホログラム再生用の光源としては、ハロゲンランプなどのランプ類を例示できる。 これは点光源に近いため、奥行きのある3次元物体を記録したホログラムの再生に適している。 また、蛍光灯などの線状光源もまた好ましく利用できる。 これは、横長のホログラムの再生に適しており、消費電力が小さいという利点もある。 その他の光源として発光ダイオードや半導体レーザなど様々な光源を例示できる。

    【0031】以上の説明は自動販売機を例に記したが、
    商品陳列ケースなどでも同様の効果が得られる。 例えば、商品陳列と冷蔵を兼ねた商品陳列ケースは、透明ガラスを備えて内部の商品を透視することができ、また開閉により商品の取り出しが可能な前面扉を有する。 断熱効果を高めるため2重構造となっていたり、結露による曇りを取るためガラス板に透明導電膜を形成したものもある。 これらのガラス面に上述のホログラム広告表示体を配することもできる。

    【0032】

    【発明の効果】本発明によれば、拡散性のホログラムを用いて広告表示体とすることにより、2次元パターンや3次元像を記録したホログラムを再生して、従来にない斬新な見え方の広告表示体を実現することができ、その拡散性により広い視認角度を得て、観察者の視認性を高められる。 また、回折方向とその視野角を文字や図柄によって変えることで、観察者の位置により視認できる文字や図柄を変えることができ、1つのホログラム広告表示体に複数の機能を持たせることができる。 そして、このような拡散性のホログラムと塗料や印刷による表示体とを組み合わせることで、従来の印刷による表示に加え、ホログラムによる光る表示が加わって、新しい視覚効果を生み、ホログラムの観察範囲を制限すれば、特定の範囲でホログラムの表示が急に見えるようになるのでアイキャッチ効果を向上できる。 さらに、外部光源や内部照明用光源を利用すれば、ホログラム専用の再生光源を必要としないため、消費電力を低減することができる。 また、薄型であるためスペースを取らずコンパクトな広告表示体を実現できる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の第1の実施の形態であるホログラム広告表示体を配した自動販売機の模式図である。

    【図2】図1の自動販売機の要部断面図である。

    【図3】本発明に係わる第2の実施の形態であるホログラム広告表示体を備えた自動販売機の断面図である。

    【図4】本発明に係わる更に第3の実施の形態であるホログラム広告表示体を備えた自動販売機の斜視図である。

    【図5】本発明に係わる更に第4の実施の形態であるホログラム広告表示体を備えた自動販売機の側面図である。

    【図6】本発明で用いるレプリカホログラム作製時の露光系を示す概念図である。

    【図7】図6の集光レンズ及び回転ミラーの光学系を示す要部拡大図である

    【符号の説明】

    1:自動販売機 2:商品サンプル 3:透明パネル 10a,10b,10c,10d,10e:ホログラム広告表示体 11L,11C,11R:再生された広告内容の像 20:照明 21:直接透過光 30:外部光源 31:表面反射光 100:観察者 La,Lb:線状発散光

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