Method for forming a vertical hollow needle in a semiconductor substrate

申请号 JP2001549726 申请日 2001-01-02 公开(公告)号 JP2003519014A 公开(公告)日 2003-06-17
申请人 ザ・リージェンツ・オブ・ザ・ユニバーシティー・オブ・カリフォルニア; 发明人 ストーバー、ボリス; リープマン、ドリアン;
摘要 (57)【要約】 非等方的エッチングにより半導体 基板 の裏側にチャンネルを形成するステップを含む針形成方法を提供する。 次に半導体基板の表側を等方的にエッチングしてチャンネルを囲む垂直な軸方向面を形成する。 製造された針は半導体材料から形成された細長体を有する。 細長体は、第1端と第2端の間に 位置 する軸方向面を含む。 軸方向面は第1端と第2端の間にチャンネルを形成する。 1実施形態において、第1端は、単一の周線尖端を備える傾斜先端を有する。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 半導体基板の裏側を非等方的にエッチングしてチャンネルを形成するステップと、 前記半導体基板の表側を等方的にエッチングして前記チャンネルを囲む垂直な軸方向面を形成するステップとを、 含んでなる針の形成方法。 【請求項2】 請求項1の方法であって、前記非等方的にエッチングするステップは、前記半導体基板の前記裏側を深反応性イオンエッチングするステップを含んでなる方法。 【請求項3】 請求項1の方法であって、前記非等方的にエッチングするステップは、ファンネル部を備えるチャンネルを形成するステップを含んでなる方法。 【請求項4】 請求項1の方法であって、前記等方的にエッチングするステップは、比較的険しい垂直な軸方向面を形成するための初期の非等方的なエッチングを行なうステップを含んでなる方法。 【請求項5】 請求項1の方法であって、前記非等方的にエッチングするステップは、前記半導体基板の前記表側を深反応性イオンエッチングするステップを含んでなる方法。 【請求項6】 請求項1の方法であって、前記非等方的にエッチングするステップは前記半導体基板の第1センタラインで第1マスクによって行われ、前記等方的にエッチングするステップは前記半導体基板の第2センタラインで第2マスクによって行われ、前記第1センタラインは前記第2センタラインから所定距離ずれている、方法。 【請求項7】 請求項1の方法であって、前記等方的にエッチングするステップの前に、前記チャンネル内に酸化物を堆積させるステップをさらに含んでなる方法。 【請求項8】 請求項1の方法によって形成された針。 【請求項9】 針のマトリックスを形成する方法であって、 半導体基板の裏側を非等方的にエッチングして複数個のチャンネルを形成するステップと、 前記半導体基板の表側を等方的にエッチングして前記複数個のチャンネルをそれぞれ囲む垂直な軸方向面を形成するステップとを、 含んでなる針のマトリックス形成方法。 【請求項10】 請求項9の方法であって、個々の針に分離するために前記半導体基板をカットするステップをさらに含んでなる方法。 【請求項11】 請求項10の方法によって形成された針。 【請求項12】 請求項9の方法であって、前記針のマトリックスを鋳型として用いる、方法。 【請求項13】 請求項9の方法であって、前記非等方的にエッチングするステップは非等方的な深反応性イオンエッチングのステップを含んでなる方法。 【請求項14】 請求項9の方法であって、前記等方的にエッチングするステップは等方的な深反応性イオンエッチングのステップを含んでなる方法。 【請求項15】 半導体材料からなる細長体であって、第1端と第2端との間に位置する軸方向面を含み、前記軸方向面は前記第1端と、前記第2端との間にチャンネルを形成し、前記第1端は単一の周線端部尖端を備える傾斜先端を含む細長体を含んでなる針。 【請求項16】 請求項15の針であって、前記軸方向面はファンネル部を備えるチャンネルを形成する、針。 【請求項17】 請求項15の針であって、前記半導体材料は単結晶シリコンである、針。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【技術分野】 本発明は、一般的に、針の形成に関する。 本発明は、特に、半導体基板内に垂直な中空針を形成する技術に関する。 【0002】 【背景技術】 針は伝統的にステンレススチールで作られてきた。 近年、半導体から針を作る技術が開示された。 半導体基板内に針を作るいくつかの技術において、半導体基板の平面内に針は形成されている。 例えば、アルバート・ピー・ピサノと、カイル・エス・レボイツにより発明された米国特許第5928207号(発明の名称「等方的にエッチングされた先端を備える微小針及びそういった装置を製造する方法」)の技術は等方性エッチングを用いて半導体基板の水平面内に微小針を形成する。 この特許(本出願の譲受人に譲渡されている)は、参照のためにここに組み入れられる。 【0003】 半導体基板で針を作る別の技術がネイル・エイチ・タルボット、クリストファ・ジー・ケラー、アルバート・ピー・ピサノにより、1998年3月18日出願の米国特許出願第09/044398号(発明の名称「2体型内の等堆積を介して針を作る装置及び方法」)に開示されている。 この技術は、2体の型によって形成される水平向きのチャンバ内での等角堆積を介して針を形成している。 【0004】 カイル・エス・レボイツと、アルバート・ピー・ピサノはまた、表皮を剥がし、それにより経皮薬の浸透を高めるために用いる「剥がし器」を形成する等方的にエッチングされた先端のマトリックス(マトリックス配列されたもの)を開発した。 この技術は、1998年6月29日出願の米国特許出願第09/1069
    91号(発明の名称「等方的にエッチングされた先端を備える経皮プローブ及びそのような装置を製作する方法」)に説明されている。 この特許出願(本願の譲受人に譲渡されている)もまた、参照のためにここに組み入れられる。 この特許出願に開示された構造体は等方性エッチングのみを使用して形成されている。 この構造体は貫通孔を有していない。 さらに、この構造体マトリックスは、剥がし器を形成する単一の構造体として使用されるため、個々の針に切断されていない。 【0005】 1つの関連した経皮薬浸透装置がエス・ヘンリ他によりジャーナル・オブ・ファーマスーティカル・サイエンス(Journal of Pharmaceutical Sciences)第8
    7巻,No. 8,922−925頁「微細加工された微小針:経皮薬浸透に関する革新的アプローチ」に開示されている。 この刊行物は、経皮薬浸透に用いることができる中実針の配列を開示している。 この技術を改良したものが、1999年に日本の仙台での講演の集録「Trandsducers '99 Conference Proceedings, 10
    98-1101頁」のヴィ・デー・マクアリスタ他著による「3次元中空微細針及び微細管アレイ」に説明されている。 この刊行物に記載された針のアレイは内部チャンネルを有する。 著者は、開示されたアレイが薬浸透又は制御された微細燃焼にどのように応用されるかを説明している。 【0006】 半導体ベースの針の製造に関する最近の進展にもかかわらず、針の成形技術の改良が望まれている。 例えば、種々の縦スロープを備える針の壁を形成する技術が望まれている。 種々の形状の針先端を形成する技術を提供することもまた望まれている。 【0007】 【発明の開示】 針を形成する方法は非等方的に半導体基板の裏側にチャンネルをエッチングするステップを含む。 次ぎに、半導体基板の表側を等方的にエッチングしてチャンネルを囲む垂直な軸方向面を形成する。 【0008】 【発明の実施形態】 発明をより理解するために、添付の図面に関連する以下の説明を参照しなければならない。 【0009】 図1は、本発明の実施形態にしたがってなされる処理ステップ20を示す。 図1に示す処理の第1ステップはウェーハを準備すること(ステップ22)である。 例えば、出発物質は、両面が研磨された500ないし550μm厚の<100
    >シリコンウェーハである。 ウェーハは標準技術を用いてクリーニングされる。
    次ぎに、ウェーハは、例えば、水平式大気圧反応器を1100℃で用いて酸化され、ウェーハの表側と裏側に約2.0μm厚の酸化物層が形成される。 図2aは、表側酸化物層26と、裏側酸化物層28を備えるウェーハ24を示す。 【0010】 図1に示す次の処理ステップはウェーハの裏側をパターン形成するもの(ステップ30)である。 ウェーハの裏側は、針内にチャンネルの裏側開口の外形を形成するようにフォトリソグラフィを使用してパターン形成される。 例えば、ホトレジストは1.3μm厚のシプレイ(Shilpley)S3813波長多重ポジ型レジスト層とすることができ、該レジスト層は露光現像された後に約30分間焼成硬化される。 酸化物層28の裏側は次に、例えば、CF /CHF を用いてプラズマエッチングされる。 その結果、図2bに示す構造となる。 図2bは、内部にチャンネル孔が形成されている裏側酸化物層28とホトレジスト層30を示す。 【0011】 半導体基板の裏側を次にエッチングしてチャンネルを形成する(ステップ32
    )ことである。 非等方的な深反応性イオンエッチング(DRIE=Deep Reactive
    Ion Etching)を用いてまっすぐな壁を有する孔を形成する。 処理は、表側酸化物層26において、あるいは、表側酸化物層26の少し手前(例えば、10μm
    手前)において停止される。 この結果、図2cの構造となる。 図2cは半導体基板24内に形成されたチャンネル36を示す。 チャンネル36は半導体基板24
    内に垂直に形成されていることが観察される。 【0012】 代替的なチャンネル形成操作において、ファンネル(漏斗形状)部を備えるチャンネルが形成される。 フアンネル部は,DRIEのエッチング時間に比べてパッシベーションタイム(不活性化時間)を徐々に増加させることによって形成される。 この結果、エッチングが半導体基板24内に進むにつれてチャンネル寸法が小さくなる。 図3は、この技術にしたがって形成されたファンネル部38を備えるチャンネル36を示す。 こういったファンネル部38を形成する他の技術も当業者に知られている。 例えば、小径孔におけるエッチングレートが大径孔におけるエッチングレートよりもずっと小さいということを利用することができる。
    したがって、徐々に小径となる一連の開口をチャンネル回りに設けることができる。 非等方的なDRIEは、小径開口におけるよりも大径開口における方がよりエッチングを進めることができる。 非等方的なDRIEは、段階的にエッチングされる層間の遷移を滑らかにするため、したがって、傾斜ファンネル部を生じさせるために使用される。 【0013】 ステップ32の裏側エッチングに関連する最終操作は、後に続く処理ステップのときにチャンネルを保護するために、チャンネル壁に酸化物層を成長させることである。 図2dはチャンネル36の壁を覆うチャンネル酸化物層42を示す。 【0014】 図1に示す次の処理ステップはフォトリソグラフィによる表側のパターン形成(ステップ40)である。 表側パターンは、針を上から見たときに、針の外周を形成する。 例として、ホトレジストは1.3μm厚のシプレイ(Shilpley)S3813
    波長多重ポジ型レジスト層とすることができ、該レジスト層は露光現像された後に約30分間焼成硬化される。 酸化物層は次に、例えば、CF /CHF を用いてプラズマエッチングされる。 その結果、図2eに示す構造となる。 図2eは、エッチングされた酸化物層26と表側ホトレジスト層43を示す。 【0015】 次の処理ステップは半導体基板の表側をエッチングして垂直針を形成する(ステップ44)ことである。 針は、エッチングされた酸化物層26と表側ホトレジスト層43によって形成されたパターンを等方的にエッチングすることによって創成される。 このホトレジスト/酸化物マスクの等方的な深反応性イオンエッチング(DRIE)を約200μmの深さまで行なう。 この等方的エッチングは、
    細い円形先端から幅の広い円形ベースまで傾斜する滑らかな側壁を形成する。 【0016】 針の形状を変えるために、等方的なDRIEを非等方的なエッチングと共に進めることができる。 この場合、針の上部シャフトは非常に険しくなる。 換言すれば、ベースと先端との間の一様なスロープは先端への比較的険しい遷移に置き換えられる。 このように、等方的エッチングステップは、針の比較的険しい垂直な軸方向面を形成するための初期非等方的処理ステップを含むことができる。 【0017】 この処理ポイントにおける結果の装置を図2fに示す。 図2fは等方的にエッチングされて半導体基板24内に形成された側壁46を示す。 図2fの構造はチャンネル先端50(図2g)を有し、該先端は水平面内のその周囲において一様である。 本発明に従い、テーパ付きのチャンネル端を形成することもまた可能である。 具体的に言えば、本発明に従い単一の周線尖端を備える傾斜先端を形成することができる。 そのような先端を図3に示す。 【0018】 この構造は、半導体基板の裏側上のチャンネルマスクのセンタラインを半導体基板の表側上の針マスクのセンタラインからずらすことによって形成される。 図3は、針マスクセンタライン49から距離Δだけずれたチャンネルマスクセンタライン51を示す。 このずれにより非対称のエッチングが生じ、この非対称エッチングは図3に示すように単一の周線尖端54を備える傾斜先端を生じさせる。 【0019】 図1に示す次の処理ステップはウェーハを剥ぎ取りすること(ステップ58)
    である。 このことは、例えば、5:1BHFを用いて、酸化物を除去することを必要とする。 ウェーハは次にリンスされ乾燥されて図2gの構造となる。 【0020】 ウェーハは次にカットされる(ステップ60)。 図4は、製作された一連の針70と関連する一連のチャンネル孔50を含む半導体基板24の上面を示す。 図4はまた、ウェーハ24が個々の針70を形成するように切断されるための切断線となる水平スクライブライン62と、垂直スクライブライン64を示す。 針7
    0は、表側チャンネル孔50と裏側チャンネル孔52の間に形成されるチャンネル36を含む。 チャンネル36は、それを囲む垂直な軸方向面53によって形成される。 垂直な軸方向面53は、針70を形成するためにエッチングされた水平基板の両側面に対して垂直である。 等方的エッチングは先端50と比較的幅広の垂直ベースとの間に滑らかな傾斜側壁46を形成することが観察される。 【0021】 多くの従来技術の装置において、針は基板の水平面に形成される。 したがって、例えば、基板の上面は、基板内に水平方向に形成された針の軸形状を示す。 このような構成は、基板内に形成される針の数を制限する。 本発明においては対照的に、図4に示すように基板の上面は針70の先端50を示すだけであり、1つの基板に比較的高密度に針を配列することができる。 【0022】 図1に関連して開示した例示的なプロセスにより、垂直高さが約200μm、
    チャンネル径が約25μmの針を作ることができた。 本発明に従い、もちろん他のサイズの針も作ることができる。 【0023】 開示された針は、多様な生物医学的な応用に有利に使用できる。 先端が尖った針は皮膚のような材質を容易に貫くことができる。 中空針の内部チャンネルは、
    ガスや液体を注射することに使用でき、また、集積装置を用いて解析されるようなガスや液体を抜き出すために使用できる。 さらに、本発明の装置は計器装備に用いることができ、さらには、電磁波を内部チャンネルに案内するガイドとして使用することもできる。 製作された構造はまた造型用の型として用いることができる。 【0024】 上記説明は発明を説明することを目的とし、発明の全体的な理解を与えるために特定の名称を用いた。 しかしながら、当業者であれば、発明を実施するために特定の詳細は必要でないことは明らかである。 例えば、良く知られた回路及び装置は、発明の趣旨から不必要に逸脱することを避けるために、ブロック線図の形で示される。 したがって、本発明の特定の実施形態に関する上記説明は図示及び説明のためのものであり、発明をその実施形態に限定するものではない。 上記実施形態に関して変形や変更をなすことが可能であることは明らかである。 実施形態は発明の原理及び実施例を最もよく説明するために選択され説明されたものであり、当業者が本発明や特定の使用に適する種々の変更を備える種々の実施形態を利用できるようにするものである。 発明の範囲は本明細書の特許請求の範囲と、それに同等なものによって定められることを意図するものである。 【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施形態に従い実行される処理ステップを示す図である。 【図2】 図2a−2hは本発明の実施形態に従い垂直な中空針を製造するプロセスを示す断面図である。 【図3】 本発明の実施形態に従い製造されるファンネル部を備える垂直な中空針の拡大断面図である。 【図4】 本発明の実施形態に従い半導体基板内に形成される複数の垂直な中空針の平面図である。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 リープマン、ドリアン アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94549、ラーフェイト、グリーン・バレ ー・コート 3 Fターム(参考) 4C066 AA10 BB01 CC01 DD01 DD06 EE11 FF03 KK02 PP01 4C167 AA71 BB02 BB07 BB23 BB31 BB40 CC01 CC05 GG16 4M106 BA01 DD03

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