Common and shared doorway equipment to emergency |
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申请号 | JP21404586 | 申请日 | 1986-09-12 | 公开(公告)号 | JPH0725304B2 | 公开(公告)日 | 1995-03-22 |
申请人 | 川崎重工業株式会社; | 发明人 | 幹生 一木; 篤 濱本; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 【請求項1】プラグイン型の扉と、 該扉の開閉方向に移動可能なスライダと、該スライダに対して直角方向に進退可能に設けられ、先端が上記扉の下端部のヒンジに枢着される縦棒とにより構成されるスライド装置と、 上記扉の開閉方向に平行な横ガイドと、該横ガイドに直角に交叉し車両胴体に開口する縦ガイドと、上記縦ガイドの開口及び上記横ガイドの何れかを閉鎖する分岐片と、一端が上記扉の上端部に固着され他端には上記横ガイド及び縦ガイドを転動可能なローラを有するアームとにより構成されるガイド装置と、 常用位置と緊急位置に回動可能に設けられ、索により上記分岐片に接続され、緊急位置に回動したときに上記分岐片を上記横ガイドの閉鎖方向に駆動する選択ハンドルと、 上記扉に折り畳み可能に設けられ、支索を介して胴体に連結される支持装置と、一端が上記扉に取り付けられ他側がドラムに巻かれる緩衝索と、上記扉の上端部の支点に一端を枢着され上記支持装置及び緩衝索に係合する延長板と、該緩衝索を繰り出す緩衝装置とを備えた2段式スロープ通路と、 から成ることを特徴とする常用と緊急用に兼用可能な出入口装置。 【請求項2】上記扉の重心が、上記下端部のヒンジを通過する鉛直線よりも胴体側にあることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の常用と緊急用に兼用可能な出入口装置。 【請求項3】上記緩衝装置は、摩擦により緩衝索の繰り出し速度を一定値以下に抑える制動装置を備えていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の常用と緊急用に兼用可能な出入口装置。 【請求項4】上記スライド装置には、前進位置及び後退位置の縦棒に係合する方向にばねにより付勢されるロック機構と、上記選択ハンドルを常用位置に操作したときに上記ロック機構を付勢反対方向に引張する索を設けたロック解除機構とを設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の常用と緊急用に兼用可能な出入口装置。 |
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说明书全文 | 【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、常時使用する出入口を緊急用にも利用することのできる出入口装置に関する。 (従来技術と問題点) 出入口には、常用するものと緊急用に使用するものとがあり、一般には、これらが別個に設けられる場合と両機能を兼備するよう構成される場合がある。 而して、前者の例としてバスや電車の出入口があるが、 また、一部の電車の先端部には前倒し式の非常口扉を設けたものであるが、設置される場所に制約がある。 一方、人にとっては常用する出入口が緊急時の脱出口となる方が慣れの問題から好ましく、また製造価格面も有利なため、同じ出入口で常用と緊急用とを兼用することが望ましい。 また、後者の例では特開昭61−110563号公報に示されるような技術がある。 しかし、この方法では、常用或いは緊急用に使用する出入口の開口部の大きさに差が生じるものであって、常用を広くとれば緊急用の開口部が小さくなり、緊急用を広くとれば常用の開口部が小さくなるという問題がある。 また、踏板の大きさ自体が出入口の大きさの制約を受けるという問題もあり、常用と緊急用との要求を十分に満足するものではなかった。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、同じ出入口を常用と緊急用に併用することができ、しかも踏板の大きさで出入口装置全体の大きさが制約されることのない出入口装置を提供するもので、 本発明の常用と緊急用に兼用可能な出入口装置は、 プラグイン型の扉と、 該扉の開閉方向に移動可能なスライダと、該スライダに対して直角方向に進退可能に設けられ、先端が上記扉の下端部のヒンジに枢着される縦棒とにより構成されるスライド装置と、 上記扉の開閉方向に平行な横ガイドと、該横ガイドに直角に交叉し車両胴体に開口する縦ガイドと、上記縦ガイドの開口及び上記横ガイドの何れかを閉鎖する分岐片と、一端が上記扉の上端部に固着され他端には上記横ガイド及び縦ガイドを転動可能なローラを有するアームとにより構成されるガイド装置と、 常用位置と緊急位置に回動可能に設けられ、索により上記分岐片に接続され、緊急位置に回動したときに上記分岐片を上記横ガイドの閉鎖方向に駆動する選択ハンドルと、 上記扉に折り畳み可能に設けられ、支索を介して胴体に連結される支持装置と、一端が上記扉に取り付けられ他側がドラムに巻かれる緩衝索と、上記扉の上端部の支点に一端を枢着され上記支持装置及び緩衝索に係合する延長板と、該緩衝索を繰り出す緩衝装置とを備えた2段式スロープ通路と、 によって構成される。 なお、上記扉の重心が、上記下端部のヒンジを通過する鉛直線よりも胴体側にあるようにするとよい。 上記緩衝装置に、摩擦により緩衝索の繰り出し速度を一定値以下に抑える制動装置を設けることができる。 また、上記スライド装置には、前進位置及び後退位置の縦棒に係合する方向にばねにより付勢されるロック機構と、上記選択ハンドルを常用位置に操作したときに上記ロック機構を付勢反対方向に引張する索を設けたロック解除機構とを設けることができる。 (作 用) 常時は選択ハンドルが常用位置にあるので、扉のアームの他端に設けられたローラは、縦ガイドに沿って移動した後に、縦ガイドから横ガイドに沿ってスライドする。 従って、扉は胴体から突出した後に、扉が開かれる。 同時にガイド装置は扉の倒れを防止するように動作するので、扉を外側に押しながら横方向に押すことによって、扉を常用状態で開くことができる。 緊急用に扉を開くときは、扉ロック装置を外せば、常用時と同様に扉はスライド装置により縦にスライドする。 ここで選択ハンドルが緊急位置にあれば、スライド装置は横方向のスライドロックが作用したままで、ガイド装置は扉の倒れを許容している。 次に扉を外側に強く押すと、緩衝装置の緩衝作用を受けながら緩衝索が繰出され、扉が徐々に展開し、支持装置で扉が支持されて展開を完了する。 第2の発明においては、上記扉の展開後、延長板を再度展開する操作を行い、第2の支持装置で延長板を支持して展開を完了する。 (実施例) 本発明の実施例を図面を参照して説明する。 第1図〜第11図は第1及び第2の各発明の実施例を示し、第1図は扉を閉じた状態、第2図は扉を開いた状態の要部側面図を示す。 第1図,第2図において、扉1は胴体5に対して外部より押込むか、内部より引込むことにより閉じられる、いわゆるプラグイン形のものであり、該扉1の裏側、即ち内側には延長板2がヒンジ10により取付けられている。 扉1の下端部はヒンジ11によりスライド装置3の縦棒31 一方、胴体5の上部にはガイド装置4が設けられ、扉1 扉1を胴体5に固定する扉ロック機構については後述するが、前記のスライド装置3、ガイド装置4によって扉1を胴体5に対して開閉させる。 次に、スライド装置3とガイド装置4について説明する。 スライド装置3を第3図の平面図、第4図の側面図に示す。 扉1の下端部のヒンジ11を支持する縦棒31はスライダ32 第3図に示すように、縦棒31の一端には押込みロック機構34の爪34aがバネ34bの圧縮力により常時押圧係合している。 実施例の扉1は胴体5に対して若干内側に傾斜して設けられている(扉1の重心がヒンジ11の中心線より胴体5 この結果、爪34aが縦棒31の端部に係合して、第3図のA部に示すように扉1の逆行を阻止する。 なお、バネ34 このとき、後述の選択ハンドルが常用側に操作されていると、索62の引張りによりスライドロック機構36の爪36 この状態で扉1の上部を外側に押しつつ横方向に押せば、スライダ32は横棒33上をスライドして扉1は胴体5 実施例では、縦棒31、横棒33を各2個としたが、その数は限定されない。 また、前記のように、扉1の重心をヒンジ11の中心線より胴体5側にあるようにしたが、それは選択ハンドルが緊急側にあるとき、扉ロック機構を解錠しても直ちに扉1が外側に倒れることがなく、常用時の取扱いに問題が生じないからである。 次に、ガイド装置4を第5図の平面図、第6図の側面図に示す。 扉1の上部に設けたアーム6のローラ6aを案内する縦ガイド41及び横ガイド42と分岐片43から成る。 分岐片43は常用と緊急用に案内区分するもので、後述の選択ハンドルの操作で作動する。 分岐片43が第5図の実線位置にあれば、ローラ6aは縦ガイド41を通り、やがて縦ガイド41から外れ、扉1は鎖線1の位置にあり倒れる状態となる。 一方、分岐片43が第5図の鎖線位置にあると、ローラ6a また、第6図において、1′は前記のように扉ロック装置を解錠した際に扉1の下部が外側に動いた状態を示し、このときアーム6は鎖線のようになり、ローラ6aはストッパー44から外れるので扉1を外側に押倒すことができる。 次に、一連のロック機構について説明する。 第7図において、扉ロック機構50は、ロックハンドル5 前記した選択ハンドル60は、扉1を常用とするか緊急用とするかを選択するもので、通常は図の実線に示す緊急用にセットされている。 この選択ハンドル60を常用へ操作することにより索61,6 押込みロック機構34と解錠装置35の腕35aは索63で結ばれ、扉1が押込まれるとき、アーム6の先端のローラ6a 第7図において、扉1を常用で開く場合、選択ハンドル したがって、扉1の上部を外側に押しても分岐片43で止まり、扉1を横方向に押せばアーム6のローラ6aは横ガイド42をスライドして扉1は常用の状態で開く。 扉1を閉じる場合は、以上と全く逆の順序で行えばよい。 なお、扉1を閉じる際、誤って選択ハンドル60が緊急位置にあっても、スライドロック機構36は選択ハンドル60 一方、緊急用に扉1を開く場合には、前記と同様に、扉ロック機構50を解錠すると扉1の下部が外側に押出され、縦棒31は押込みロック機構34の爪34aにより逆戻りしないようにロックされる。 選択ハンドル60は通常緊急用にセットされるので、下記の作動が円滑に行われる。 次に、扉1を強く外側に押すと、ローラ6aは縦ガイド41 第8図は出入口装置を緊急用に展開した状態を示す。 扉1を押すと扉1はヒンジ11を支点として外側に倒れ、 このとき、扉1が急激に倒れたり、第1支索7b等がはね返って乗客らに被害が生じないように、胴体5の天井に設けた緩衝装置13から繰出される緩衝索12が扉1の上端部の支点1aに取付けられており、緩やかに倒れるように作用する。 扉1が倒れた段階では、延長板2は鎖線2′に示す姿勢をとる。 それは、延長板2の左右適所に設けた棒2aに第1支棒7a この状態から操作する者がさらに延長板2を2″,2のように外側に展開すると、棒2aが2a″,2aのように緩衝索12を下から持上げるように係合して緩衝索12を繰出して延長板2を緩やかに展開する。 そして、実線で示す展開が完了した状態(延長板2の上端部が地面Gに接するか、或いは僅かに浮いた状態) 前記補助棒7cは第1支棒7aを定性的に保持するもので、 以上のように構成された2段式スロープ通路により、展開が完了した扉1及び延長板2の上面に乗客が乗っても極めて安定的に出入口装置を支持することができる。 第9図は出入口装置の展開平面図で、緩衝装置13は緩衝器13a、ドラム13b、巻取器13c及びプーリー13dから成り、緩衝索12が繰出されるときは緩衝器13aが作用するが、緩衝器13aは公知の摩擦作用を利用した繰出し速度を一定値以下に抑える制動装置が最適で、巻取り時には作用しないものがよい。 なお、第1,2の各支持装置7,8は扉1及び延長板2の左右両側に設けたものを示したが、扉1、延長板2の剛性が十分であれば、何れか片側のみに設けてもよい。 展開した出入口装置を格納する場合は、巻取器13cを駆動して緩衝索12をドラム13bに巻取っていく。 まず、棒2aが引寄せられ、延長板2が第8図の鎖線2′ さらに巻取りが進むと、扉1が上昇し、その上部が胴体5に押込まれる。 このとき第1支棒7aと補助棒7cも折畳まれ、棒2aが扉1側に押付けるように作用する。 この状態で延長板2を扉1に固定するため、係合部材2b この固定金具2cは係合部材2bもしくは延長板2に少し強い力が作用すれば容易に外れるので、緊急時の取扱いにも問題はない。 格納時、ガイド装置4の分岐片43は第5図の実線の位置にあり、ローラ6aは縦ガイド41を進み扉は第6図の鎖線1′に示す状態に納まる。 このときアーム6は押込みロック機構34の解錠装置35の腕35aを押し、索63が引張られる。 索63は第7図に示すように押込みロック機構34に結ばれており、爪34aを解錠した状態に保つ。 そこで、扉1の適所に設けた取手で下部を内側に引寄せれば、縦棒31がスライダ32の中を滑り、扉1を胴体5に押込むことができる。 押込まれた扉1は第6図の実線に示すように胴体5に納まり、扉ロック機構50により施錠すると扉1が完全に閉じられる。 第10図は扉1を閉じた背面図を示し、第1支棒7a、第2 第11図は常用時に扉1を開いた背面図を示し、右側の第1支索7bはアーム6によってたぐり上げられ、出入に支障がない。 緩衝索12も同様、常用時に過不足のないように所定の寸法に設定されている。 また、左側の第1支索7bは扉1と胴体5の間で自然垂下してる。 次に、付帯機構について説明する。 第1図,第2図,第8図,第9図において、踏板9は扉1が開いた場合、常用、緊急用にかかわりなくセットされるもので、バネ6bの作用によって常時セット方向に引張られている。 扉1を閉じるため胴体5に押込みと、踏板9の裏面に形成した断面弧状の突起9aが扉1に押されて踏板9がはね上がるよう構成されている。 踏板9は垂降或いは脱出の際に、扉1と胴体5との隙間をできるだけ小さくするためのもので、その大きさ、形状は任意に設定される。 扉1はプラグイン形であるため、扉1と胴体5とはゴム等でシールする必要があり、第2,第4,第6,第7,第8の各図に胴体5側に設けたシール材5bでシールしている状態を示す。 スライド装置3以外は全て胴体5の内側に装備することができ、また扉ロック機構50のロックハンドル53を扉1 なお、第3図の実施例において、押込みロック機構34をスライダ32と共に移動するように構成しているが、これは常用開扉時に扉1が胴体5と接触するのを防ぐためのもので、扉1と延長板2との合成重心がヒンジ11の中心線より十分に胴体側にあるときは、押込みロック機構34 (効 果) 本発明は次の効果を有する。 (a) 従来技術では成し得なかった常用と緊急用の出入口が、その各々の要求を阻害することなく、一つの装置で実現することができる。 (b) 外部からの操作を一切要せず、かつ脱出時の人の動きを阻止することなく、緊急用の出入口装置をセットすることができる。 (c) 外部及び内部から常用の出入口としての扉を開閉することができる。 (d) 常用、緊急用ともほぼ同程度の出入口開口部の大きさを確保することができる。 (e) 緊急用のスロープの大きさが出入口開口部の大きさに制約されることがない。 (f) 緊急時の扉及び延長板展開時の衝撃を緩和することができ、耐久性がよい。 図面は本発明の実施例を示し、第1図は閉扉状態の要部側面図、第2図は開扉状態の要部側面図、第3図はスライド装置の平面図、第4図はスライド装置の側面図、第5図はガイド装置の平面図、第6図はガイド装置の側面図、第7図はロック機構の関連説明図、第8図は出入口装置の展開側面図、第9図は出入口装置の展開平面図、 |