無人走行車による台車の牽引方法および牽引装置 |
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申请号 | JP2009516290 | 申请日 | 2008-05-23 | 公开(公告)号 | JPWO2008146728A1 | 公开(公告)日 | 2010-08-19 |
申请人 | 矢崎化工株式会社; | 发明人 | 一範 大石; 一範 大石; | ||||
摘要 | 工場内や倉庫内において各種の物品を無人で運搬させる無人走行車による台車の牽引方法と、同方法の実施に使用する牽引装置を提供する。台車(2)は、前輪を自由車、後輪は固定車で構成し、前側隅部に被連結具(2a)を設け、誘導路(3)に沿って無人走行車(1)と並走し得る配置及び向きに台車(2)を待機させ、無人走行車(1)に前記台車(2)の被連結具(2a)へ連結する牽引装置(20)を設けること、牽引の必要に応じて、待機する台車(2)の被連結具(2a)を無人走行車(1)の牽引装置(20)へ連結させ、その連結姿勢のまま無人走行車(1)にて牽引させること、無人走行車(1)が牽引して並走する台車(2)の到着 位置 に、牽引装置(20)を自動的に連結解除させる到着位置設定具(11)を設置して牽引装置を自動的に連結解除させ、その位置に前記台車(2)を残して、無人走行車(1)は目的位置まで前進走行させる。 | ||||||
权利要求 | 路面に敷設した誘導路に沿って自動走行する無人走行車を牽引車とし、被牽引車である台車を牽引させる方法であって、 台車は、前輪を自由車、後輪は固定車で構成し、前側隅部に被連結具を設け、前記誘導路に沿って無人走行車と並走し得る配置及び向きに台車を待機させ、無人走行車に前記台車の被連結具へ連結する牽引装置を設けること、 牽引の必要に応じて、待機する台車の被連結具を無人走行車の牽引装置へ連結させ、その連結姿勢のまま無人走行車にて牽引させること、 無人走行車が牽引して並走する台車の到着位置に、牽引装置を自動的に連結解除させる到着位置設定具を設置して牽引装置を自動的に連結解除させ、その位置に前記台車を残して、無人走行車は目的位置まで前進走行させることを特徴とする、無人走行車による台車の牽引方法。 到着位置に先行の台車が存在するときは、最後尾位置の台車の構成要素を到着位置設定具に利用して牽引装置を自動的に連結解除させ、その次順位置へ牽引してきた台車を残して、無人走行車は目的位置まで前進走行させることを特徴とする、請求項1に記載した無人走行車による台車の牽引方法。 無人走行車の牽引装置は、ベースプレート上に、該ベースプレートが平行四辺形リンクを構成するリンクメンバの一つとなる配置で二つの梃子リンクがそれぞれの一端部をベースプレートの内側辺寄り位置にピン連結されており、前記二つの梃子リンクの他端部に平行四辺形リンクを構成する4番目のリンクメンバがピン連結されていること、 前記4番目のリンクメンバは、前記ベースプレートの外側辺寄りに位置するように二つの梃子リンクとピン連結されており、該リンクメンバにおいて無人走行車の走行方向後側に位置する梃子リンクとのピン連結位置よりも外側へせり出した部位に、台車の前側隅部に設けられた支柱等の被連結具を受け入れる大きさ、形状の凹部が形成され、該第4のリンクメンバとピン連結された前記後側の梃子リンクにおける前記ピン連結位置から延長された部分が前記凹部の入口側を塞ぎ同凹部に受け入れた支柱等の被連結具が離脱することを防ぐ拘束部に形成されていること、 前記第4のリンクメンバと、無人走行車の走行方向前側に位置する梃子リンクとのピン連結位置に、同第4のリンクメンバよりも外側へせり出す形状の解除レバー駆動用カム板の基端部がピン連結されており、同解除レバー駆動用カム板の基端側における前記ピン連結位置よりも無人走行車の走行方向後側位置に解除レバーと繋ぐ中継リンクの一端がピン連結され、同中継リンクの他端が解除レバーとピン連結されており、同解除レバーは無人走行車の走行方向前側の梃子リンクへピン止めされ、この解除レバーと連動する関係に梃子リンクへピン止めされたスナッチロックとで、ベースプレートのロックピンを拘束し又は解放する構成とされており、 前記無人走行車の走行方向前側に位置する梃子リンクとベースプレートとの間に前記平行四辺形リンクの折り畳み動作を助勢する引っ張りバネが連結されていること、をそれぞれ特徴とする、無人走行車による台車の牽引装置。 上記牽引装置は、ベースプレートの外側縁辺が無人走行車の車台における走行方向に平行な一側縁辺に沿って略平行な配置とされ、解除レバー駆動用カム板が前記一側縁辺よりも外側へせり出す配置で、しかも前記4番目のリンクメンバにおける前記台車の支柱等の被連結具を受け入れる凹部が無人走行車の走行方向後向きに開口する配置で無人走行車の車台に固定して設置されていることを特徴とする、請求項3に記載した無人走行車による台車の牽引装置。 |
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说明书全文 | この発明は、工場内や倉庫内において各種の物品を無人で運搬させる無人走行車による台車の牽引方法と、同方法の実施に使用する牽引装置の技術分野に属する。 従来、誘導信号発生用として路面に敷設した磁気テープ等による誘導路に沿って無人で自動走行する無人走行車は、例えば本出願人が提案した下記の特許文献1或いは特許文献2に開示されており、既に各方面で広く実施されている。 また、無人走行車を牽引車(牽引動力車)とし、被牽引車である台車(無動力車)を牽引させ、台車に積載した物品の運搬を行う方法も既に、下記の特許文献3、4,5に提案したものが知られ実施されている。 ここでは特許文献3に開示された牽引方法を、図1の例で簡単に説明する。 上記の特許文献3、4、5に開示された牽引方法および牽引装置は、いずれも駆動用モータを具備し、同モータの動力により連結具を被連結具へ自動連結させ、牽引終了後には無人走行車の走行に支障ない位置まで連結具を退避させる構成である。 したがって、連結具の動作機構は複雑となり、加工および組み立て、並びにメンテナンスが面倒であるほか、自動制御装置とモータの電源装置を設備する面倒さがある。 本発明の目的は、電気的要素を使用せずに台車の到着位置で自動的に連結を解除でき、また、連結を解除すると牽引装置は無人走行車の車台の内側へ退避する折り畳み状態となり、台車の到着位置に先行の台車が待機している場合でも、無人走行車の前進走行に支障は一切無く、先行台車の横を無難に安全にすり抜けることができること、そして、台車の被連結具への手作業による連結をワンタッチ的に簡単に行える手動式の牽引装置と、前記手動式の牽引装置を具備した無人走行車による台車の牽引方法を提供することである。 上述した従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る無人走行車による台車の牽引方法は、 請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した無人走行車による台車の牽引方法において、 請求項3に記載した発明に係る無人走行車の牽引装置は、無人走行車による台車の牽引装置20であって、 請求項4に記載した発明は、請求項3に記載した無人走行車による台車の牽引装置において、 請求項1,2の発明に係る無人走行車による台車の牽引方法によれば、台車2が目的の位置に到着すると、到着位置設定具11により牽引装置20は自動的に解除されるので、台車2はその位置に残るが、無人走行車1はそのまま前進走行して、更なる台車の牽引に供される。 無人走行車1に台車2の被連結具2aへ連結する牽引装置20を設置し、牽引の必要に応じて、待機する台車2の被連結具2aを無人走行車1の牽引装置へ手作業で連結させ、その連結姿勢のまま無人走行車1にて牽引させる。 無人走行車1が牽引して並走する台車2の到着位置に、牽引装置20を自動的に連結解除させる到着位置設定具11を設置して、牽引装置20の解除レバー駆動用カム板31を衝突させ、その衝突力で牽引装置20を自動的に連結解除させ、その位置に前記台車2を残し、無人走行車1はそのまま目的位置へ前進走行させる。 請求項1,2の発明に係る無人走行車による台車の牽引方法を、図1及び図2に基づいて説明する。 図2の場合は、1本の誘導路4の両端部に、無人走行車1をUターンさせる閉ループ12を設けると共に、右側端部近傍に台車2の供給場所D1が設定され、左側端部近傍に同台車2の到着場所D2が設定されている。 到着場所D2の先頭位置に到着位置設定具11が設置されている。 この位置より後方に、無人走行車1から切り離された台車2が停車し待機する。 本実施例の場合は、供給場所D1において台車2を無人走行車1の牽引装置へ連結して牽引させ、到着場所D2で台車2を切り離した無人走行車1は、左端の閉ループ12をUターンして右端に戻り、その閉ループ13をUターンして再び供給場所D1へ戻り、台車2の牽引を繰り返す構成である。 次に、請求項3,4の発明に係る無人走行車の牽引装置を図3〜図5の実施例に基づいて説明する。 上記4番目のリンクメンバ28は、上記ベースプレート21の外側縁辺(図3では下辺)寄りへ位置するように、二つの梃子リンク22,23とピン26,27で連結されている。 該リンクメンバ28において、無人走行車1の走行方向(図3では左方)の後側(つまり右側)に位置する梃子リンク23とのピン連結位置27よりも外側(つまり、図3では下方側)へせり出した部位に、台車2の前側隅部に設けられた支柱又はこれに代用させるべく別異に設けた突起の如き被連結具2aを受け入れるのに適した大きさ、形状の凹部29が、無人走行車1の走行方向後ろ向き(図3では右向き)に開口するように形成されている。 そして、該第4のリンクメンバ28とピン27で連結された右側の梃子リンク23には、前記ピン連結位置27から延長された部分が前記凹部29の入口側を塞ぎ同凹部29に受け入れた前記被連結具2aが離脱することを防ぐ拘束部30に形成されている。 上記4番目のリンクメンバ28と、無人走行車1の走行方向前側(図3では左側)に位置する梃子リンク22とのピン連結位置26に、同リンクメンバ28よりも外側へ平面視が直角三角形状にせり出す解除レバー駆動用カム板31の基端部左側が、図示例ではピン26を共通に使用して連結されている。 図示例の場合、リンクメンバ28は、前記解除レバー駆動用カム板31がより大きくせり出して機能的であるように(図3を参照)、左端側が最小幅で、右端側が最大幅となる平面視楔形状に形成されている。 そして、前記解除レバー駆動用カム板31の基端部における前記ピン連結位置26よりも無人走行車1の走行方向後側位置に、解除レバー32と繋ぐ中継リンク33の一端がピン34で連結され、同中継リンク33の他端が解除レバー32とピン35で連結されている。 図4がわかりやすいように、解除レバー32には、その回転中心であるピン36を中心とする円弧状山部36cの両側に、谷状に窪んだロックピン拘束部36aとスナッチロック拘束部36bが形成され、この解除レバー32はピン36を中心に設置した捻りバネ40により、常時右回り方向への回転力が付与され、常に同じ位置へ戻る力を作用させている。 このとき、無人走行車1の走行方向の後方側に位置する梃子リンク23と第4リンクメンバ28との関係では、凹部29の入口を塞いでいた拘束部30が梃子リンク23の左回り方向の回転にともない、凹部29の入口を開放するところとなり、台車2の被連結部2aは凹部29を離脱して連結解除の実効をあらしめる。 そして、当該牽引装置20は、上記引っ張りバネ41の作用力により、力的平衡を保つ位置まで平行四辺形リンクの折り畳み動作を続行して図4の折り畳み状態と成るに至る。 なぜなら、上記無人走行車1による台車2の牽引装置20は、ベースプレート21の外側縁辺が無人走行車1の車台における走行方向に平行な一側縁辺に沿って略平行な配置とされ(外へは突き出されない)、解除レバー駆動用カム板31のみが前記一側縁辺よりも外側へせり出す配置で、しかも4番目のリンクメンバ28における台車2の被連結具2aを受け入れる凹部29が無人走行車1の走行方向後向きに開口する配置で無人走行車1の車台に固定して設置されているからである。 上記図4のように折り畳まれた無人走行車1の牽引装置20で、次なる台車2を牽引させるに際しては、台車牽引位置に一端停車した無人走行車1の牽引装置20に対して、牽引させるべき台車2の被連結具2aを作業員の手作業として接近させ、走行方向後向きに開口する凹部29へ押し込むと共に、梃子リンク23を強制的に図中右回り方向へ回転させてゆく。 すると、拘束部30が凹部29の入口を塞ぐ姿勢となって行き、更に連動する梃子リンク22においては、解除レバー32とスナッチロック37とがベースプレート21上の定位置にあるロックピン28へ噛みついて行き、ついには図3のロック状態に復元するのである。 以上に本発明を図示した実施例とともに説明したが、もとより本発明は実施例に限定されるものではない。 例えば上記実施ではベースプレート21を用意し、もって独立の装置として取扱える汎用性を持たせているが、ベースプレートの代りに無人搬送車のフレームを台に利用して構成することも可能である。 その他、本発明の目的と要旨を逸脱しない範囲で、当業者が必要に応じて行う設計変更や応用変形を包含するものであることを念のため申し添える。 1 無人走行車 2 台車 3 誘導路 20 牽引装置 11 到着位置設定具 2a 被連結具 21 ベースプレート 22、23 梃子リンク 28 リンクメンバ 27 ピン連結位置 29 凹部 30 拘束部 31 解除レバー駆動用カム板 26 ピン連結位置 32 解除レバー 33 中継リンク 40 スナッチロック 38 ロックピン 41 引っ張りバネ |