Lower transport device suspended with the L-shaped hanger

申请号 JP29214687 申请日 1987-11-20 公开(公告)号 JPH0684205B2 公开(公告)日 1994-10-26
申请人 株式会社椿本チエイン; 发明人 MURAI MASAZUMI;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】オーバーヘッドコンベヤに該コンベヤの移動方向に対して前後方向に揺動自在に前後揺動吊持ピンで吊持した吊具にL形ハンガーを左右方向揺動自在に左右揺動吊垂ピンで吊垂して、該L形ハンガーの載荷部をオーバーヘッドコンベヤの一側方に位置させ、前記吊具の左右揺動吊垂ピンの取付け位置と略々同一高さ位置に、該吊垂点の前記一側方への変位を規制する上側位置規制用レールに案内される上側ガイドローラを設け、該L形ハンガーの垂直部の下端位置にL形ハンガーの反載荷部側への揺動を規制する下側位置規制用レールに案内される下側ガイドローラを設けた、L形ハンガーを有する吊下げ搬送装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、生産ライン、例えば自動車組立てラインにおける車体等の搬送物の搬送に好適なオーバーヘッドコンベヤに関する。

    従来の技術 従来、L形ハンガーを有する吊下げ搬送装置として、例えば、第5図に示すものがある。

    この構造は、オーバーヘッドコンベヤCに進行方向の前後方向にのみ揺動自在に吊垂したL形ハンガーHの載荷部SがコンベヤCの側方に位置していて、異物飛散防止カバー板Pが垂設されており、載荷部S上の搬送物Aによる横方向への回転モーメントがL形ハンガーHに作用するため、該ハンガーの垂直部hにブラケットBにより補強して取付けたガイドローラGを位置規制用レールR
    の下面に押圧して、該ハンガーHの傾動を防止していた。

    発明が解決しようとする問題点 上述した従来技術においては、ハンガーHに作用する回転モーメントによる該ハンガーHの側方への傾動を防止するガイドローラGが、該ハンガーHの垂直部hの上部に取付けられているので、傾動中心よりガイドローラG
    までの距離が短いため、ガイドローラ取付杆Fに加わる曲げモーメントは、搬送物の重量が大きいほど過大となり、ブラケットB等の補強部材による補強手段の付加を不可欠の構造としていたので、ハンガーHの重量も大となり、更に、ガイドローラGのレールRに対する押圧反が垂直下方に作用するため、オーバーヘッドコンベヤCを吊持するレールRに負荷される荷重が該押圧反力分だけ増大することになる。 したがって、オーバーヘッドコンベヤCの吊持荷重も増大し、オーバーヘッドコンベヤCの構成部品の強度も過大となるおそれがあり、更に、コンベヤCの駆動力も大きくなるという問題点を有していた。

    問題点を解決するための手段及び作用 本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するため、
    オーバーヘッドコンベヤに該コンベヤの移動方向に対して前後方向に揺動自在に前後揺動吊持ピンで吊持した吊具にL形ハンガーを左右方向揺動自在に左右揺動吊垂ピンで吊垂して、該L形ハンガーの載荷部をオーバーヘッドコンベヤの一側方に位置させ、前記吊具の左右揺動吊垂ピンの取付位置と略々同一高さ位置に該吊垂点の前記一側方への変位を規制する上側位置規制用レールに案内される上側ガイドローラを設け、該L形ハンガーの垂直部の下端位置にL形ハンガーの反載荷部側への揺動を規制する下側位置規制用レールに案内される下側ガイドローラを設け、L形ハンガーの載荷時の側方への傾動モーメントによるコンベヤチェーンへの負荷を前記上側ガイドローラおよび下側ガイドローラによって抑止したものである。

    実施例 第1図は本発明の実施例の側面図、第2図は液槽中で車体を浸漬搬送する第1図の正面図であって、パワーレール1に案内されて走行する駆動チェーン2で牽引され、
    フリーレール3に案内されて走行する先頭トロリー4、
    前トロリー5、後トロリー6及び後尾トロリー7を有する複動式オーバーヘッドコンベヤ8には、1対のL字状部材9,9と、このL字状部材9,9の上下端を接続する1対の平部材10,10で構成されたL形ハンガー11が前後左右に揺動自在に吊設され、L形ハンガー11の載荷部11a
    はオーバーヘッドコンベヤ8の一側方に位置して搬送物である車体12を載荷している。 そして、L形ハンガー11
    は前、後トロリー5,6にオーバーヘッドコンベヤ8の移動方向に対して前後方向に揺動自在に前後揺動吊持ピン
    13,13で吊持した吊具30,30(以下C型金具という)に、
    左右方向揺動自在に左右揺動吊垂ピン14,14で吊垂している。 L形ハンガー11は、前後揺動吊持ピン13によってオーバーヘッドコンベヤ8の移送方向の前後に揺動自在になり、また、左右揺動吊垂ピンによってオーバーヘッドコンベヤ8の移送方向と直交する左右方向に揺動自在になる。 したがって、ハンガー11が空荷で移動するときは後述する下側位置規制用レールと下側ガイドローラとは係合しないので、ハンガーが左右揺動吊垂ピン14を中心に傾動し載荷部11aの一側方への突出量を減少することができる(第3図)。 なお、一方のC形金具30に取付けたられた集電子15は、前処理電着槽16に車体12を第2
    図の如く浸漬した際に、液槽16の断面L字状の鋼製の柱
    17に設けた給電レール18と摺接するものである。

    L形ハンガー11の下側の水平部材10の中間部には、前処理電着時液内に車体12を浸漬するとき、液面下に没する下側ガイドローラ19が1つ取付けられており、下側ガイドローラ19は、車体12の搬送区間において敷設された下側位置規制用レール20に案内されて、L形ハンガー11の傾動を阻止するものである。 このレール20はガイドローラ19の水平方向のみ規制しているので、高さ方向の取付け誤差を許容できるものである。

    前記C型金具30,30の下端には上側ガイドローラ21,21が前記左右揺動吊垂ピン14,14と略同一高さに夫々1つ、
    計2つ設けてある。 この上側ガイドローラ21,21は、L
    形ハンガー11が前記搬送物12の重量によって下側ガイドローラ19が前記下側位置規制用レール20に当接する位置を中心に第2図において右回転するのを規制するために、前記位置規制用レール20を敷設した区間と略同一区間壁面22に敷設した上向きU字状の上側位置規制用レール23の内側に当接している。 また、上側位置規制用レール23は集電子15が給電レール18を摺動する際に生じる塵埃を受ける役目もしている。

    前記C型金具30の開口には、異物落下防止部材31の受板
    31aが装入され、該受板31aは、オーバーヘッドコンベヤ8の取付け枠体32に吊設した飛散防止直立板31bで支持されている。 なお、飛散防止直立板31bと対向する壁面2
    2は、パワーレール1、フリーレール3、給電レール18
    等のメンテナンス性をよくするため、断面L字状の鋼柱
    17のみで壁が無い。

    次に動作を説明する。

    L形ハンガー11は、前処理電着槽16以外の区間を空荷で移動する時は、この区間には上側、下側位置規制用レール23,20が敷設されていないため、第3図のように自重により左右揺動吊垂ピン14を中心にして左側に傾動する。 そして、車体12を載荷して前処理電着槽16中を移動するときは、上側、下側ガイドローラ21,19が上側,下側位置規制用レール23,20に案内され、載荷部11aを水平状態にして移動する。

    以上の実施例によると、下側ガイドローラ19をL形ハンガー11の垂直部11bの下端位置に取りつけたので、フリーレール3が高さ方向で変動し、これに伴い、下側ガイドローラ19が高さ方向で変動しても、下側位置規制用レール20の高さを充分に取れるので、下側位置規制用レール20から下側ガイドローラ19の外れることがなく、L形ハンガー9の移動が確実になる。 また、従来、ガイドローラの取付け位置によって生じていたフリーレール3に作用する荷重を軽減することができるとともに、L形ハンガー11の構造が簡素化される。 さらに、載荷部11aに搬送物12をリフターで積下しする際のリフターのアームの上下動の移動時に、下側ガイドローラ19が特願昭62-2
    44066号(特開平1-92112号公報)の明細書に開示されているように載荷部11aの下面に取付けられていると、該ローラ19の位置規制用レールがリフターアームの昇降を妨げて搬送物の積み下しが不能になるが、本発明のように、L形ハンガーの垂直部下端位置に下側ガイドローラ
    19を取付けると、該ローラ19の下側位置規制用レール20
    はリフターアームの昇降を妨げることがないので、搬送物の積下し工程を容易に行うことができる。

    しかも、下側ガイドローラ19を実施例のように1個にすると、L形ハンガー11が前処理電着槽16に進入、脱出するとき、水平状態と斜行状態の姿勢を容易に変えることができるとともに、下側ガイドローラ19の軌跡が単純であるので、下側位置規制用レール20の高さ寸法を決めることが容易である。

    また、上側ガイドローラ21と上側位置規制用レール23を設けたので、左右揺動吊垂ピン14の位置が安定し、前処理電着槽16内でのL形ハンガー11の移動が円滑になる。

    さらに、上側ガイドローラ21が2個、下側ガイドローラ
    19が1個であると、L形ハンガー11が上側,下側位置規制用レールに対し、3点支持となり、安定した移動が得られる。

    また、従来のL形ハンガーは、左右方向に揺動できず、
    レールRが搬送物を載荷していないハンガー戻しラインでも必要があり、ラインの分岐、集合ができなかったが、以上の実施例においては、L形ハンガー11を左右揺動吊垂ピン14の部分で左右方向に揺動できるようにしたので、ハンガー戻しラインで位置規制用レールが不要となり、ハンガー戻しラインでの分岐、集合が容易になる。

    さらに、上側,下側ガイドローラ21,19と、上側,下側位置規制用レール23,20と、左右揺動吊垂ピン14の構成により、下側位置規制用レール20を第4図に示すように前処理電着槽16内に蛇行して敷設すると、L形ハンガー
    11は揺動しながら移動するので、車体12のルーフ(屋根)の内側に溜まった空気を追い出すことができ、前処理電着槽を確実に行なえることもできる。

    なお、異物落下防止部材31は、受板31aでオーバーヘッドコンベヤから発生する油、摩耗粉、塵埃等の異物の落下を受け止め、飛散防止直立板31bで前記異物の側方への飛散落下を阻止し、前処理電着槽16内への混入及び車体12への付着を防止するものであるが、第4図に示すようにC型金具30の開口部に前処理電着槽16の上部を覆う屋根40の側部41を差し込み、C型金具30の背部に前記屋根40の一部をなす逆勾配の屋根42を設けることにより、
    前記異物落下防止部材31と同様の効果をもたらすことができる。 この場合、集電子15と、給電レール18の取り付け位置は屋根40の上方になる。 又、この構造であると、
    屋根40,42より上部は壁面22がなく鋼柱17だけでもよいので、オーバーヘッドコンベヤ8のメンテナンスが容易になる。

    発明の効果 本発明は、L形ハンガーをオーバーヘッドコンベヤにコンベヤの移動方向に対して左右に揺動自在に吊垂したので、被搬送物を載荷しない区間ではハンガーは自重で傾動し、オーバーヘッドコンベヤのトロリーに左右方向への偏荷重を作用させないから、位置規制用レールが不要になり、オーバーヘッドコンベヤの分岐、合流が自由にレイアウトすることができ、また、下側ガイドローラをL形ハンガー垂直部の下端に設けたので、該ガイドローラを案内する下側位置規制用レールがL形ハンガーの載荷部下方に配設されていないから、該載荷部に対する搬送物の積み下ろしの際に、リフターのアームの昇降が下側位置規制用レールによって邪魔されることがなく載荷部に対して自由に昇降することができ、搬送物の積み下ろしを支障なく容易に行うことが可能となり、しかも、
    載荷時におけるL形ハンガーの側方への傾動を、下側位置規制用レールと、下側ガイドローラにより阻止し、下側位置規制用レールに対する下側ガイドローラの押圧反力の作用方向を側方に指向させたので、ガイドローラの取付位置によって生じるオーバーヘッドコンベヤに作用する荷重が軽減され、ガイドローラ及びガイドローラを案内する位置規制用レールの構造並びにオーバーヘッドコンベヤの各構成部品の強度アップも最小限に押えることができ、ハンガーの軽量化及びオーバーヘッドコンベヤの駆動消費動力の節減を図ることができる。

    さらに、L形ハンガーの吊点近傍を、上側ガイドローラと、上側位置規制用レールにより案内したので、オーバーヘッドコンベヤにL形ハンガーの垂直部上端が吊垂されている点の位置が、載荷時においても傾動モーメントにより移動することなく安定するので、傾動モーメント荷重に対する押圧反力に伴う負荷荷重の増大は軽減され、L形ハンガーに搬送物を載置して傾動モーメントが生じてもオーバーヘッドコンベヤに過大荷重が負荷されるおそれはない。

    【図面の簡単な説明】

    第1図乃至第4図は本発明の実施例を示し、第1図は要部側面図、第2図は液槽中における第1図の右側面図、
    第3図は空荷状態のL形ハンガーの図、第4図は本発明他の実施例で第2図に該当する図、第5図は従来例を示す正面図である。 8…オーバーヘッドコンベヤ 11…L形ハンガー、11a…載荷部 11b…垂直部、12…車体(搬送物) 14…左右揺動吊垂ピン(吊垂点) 19…下側ガイドローラ 20…下側位置規制用レール 21…上側ガイドローラ 23…上側位置規制用レール

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