Car body conveyor system

申请号 JP22817989 申请日 1989-08-31 公开(公告)号 JP2815188B2 公开(公告)日 1998-10-27
申请人 マツダ株式会社; 发明人 真司 片山;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】コンベヤビーム手段に沿って移送されるフレームによって構成されたハンガ手段と、車体を搬送するラインの両側において上記フレームに回動自在にかつ間隔を置いて設けられた複数組のハンガアームとを有し、該ハンガアームの上端での回動により、各組のハンガアームの下端がハンガ手段によって支持される車体に対して離反又は接近するようにした車体コンベヤ装置において、 上記ラインの一側のハンガ手段におけるハンガアームの下端に設けられ、車体の上記ライン一側におけるサイドシルに係合しかつ該サイドシルを車体搬送方向に対して横方向定位置に固定して保持する第1のサイドシル保持手段と、 上記第1のサイドシル保持手段が設けられた側のハンガアームの回動を阻止するクランプ手段と、 上記ラインの他側のハンガ手段におけるハンガアームの下端に設けられ、少なくとも車体搬送方向に対して横方向に延びる水平面を有しかつ該水平面により車体の上記ライン他側におけるサイドシルを車体搬送方向に対して横方向に移動可能に支持する第2のサイドシル保持手段とを備えてなる車体コンベヤ装置。
  • 【請求項2】前記第1のサイドシル保持手段は、車体のサイドシルが車体搬送方向に対して横方向へ移動しないように該サイドシルを受け入れるV形溝を有するサイドシル支持部材を備えてなり、 前記第2のサイドシル保持手段は、前記水平面と、該水平面のライン外側端部に上方に延びるように設けられた突出部とを有するサイドシル支持部材を備えてなる請求項(1)記載の車体コンベヤ装置。
  • 【請求項3】ラインの内側へと面している前記突出部の側面はラインの下方内側へと角度がつけられている請求項(2)記載の車体コンベヤ装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車体コンベヤ装置に関するものであり、特に、ロボットなどによる操作用にあらかじめ決められた一定の位置に車体をコンベヤ装置上で保持する車体サイドシル保持具に関する。

    (従来の技術) 車体コンベヤ装置は長年に渡って知られているが、その典型的なものは、米国特許第3,926,125号明細書に開示されている。 この装置は、トロリーにコンベヤビーム手段に沿って移送される車体支持フレームを備えている。 このハンガフレームは、ハンガフレームの両側からぶら下り間隔をおいて配置された2組のハンガアームを有し、これらのハンガアームは車体が搬送されるラインから外側に向かって回動可能となっている。

    このようなコンベヤ装置において車体を支持するための典型的な手段は、米国特許第4,464,998号明細書に開示されている。 これは、車体の下端が載置される内側に伸びる物品支持部材からなる。 しかし、この手段では、
    車体の下端が単に平らな表面に置かれているだけであるので、物品支持部材上で車体を正確な位置に置く手段は何等用意されておらず、車体は、コンベヤ装置に沿って搬送される際に作用するによって自由に移動することになってしまう。

    この問題もすでに認識されており、特公昭59−27979
    号公報には、この問題に対する解決策が提案されている。 この公報では、ハンガアームの下端から内側に向かって間隔をおいて配置された一連のV形ノッチをそれぞれ有する物品支持部材が具備されている。 そして、車体の下端に沿って設けられるサイドシルが、コンベヤ装置が移動するラインの両側にあるハンガのV形ノッチと係合して、車体はコンベヤラインに対する横の動きに対し保持されることになる。

    (発明が解決しようとする課題) この構成では、車体の位置決めに関し幾分改善は見られるものの、ハンガアームとハンガフレームに、通常の使用の際それらに作用する応力のためにわずかに歪みが生じる。 そのため、支持部材の位置が微かに変化し、車体の両側のサイドシル間の距離も車体毎に微かに違ってくる。 その結果、車体の一方のサイドシルはV形ノッチの底部と係合するが、他方のサイドシルはノッチのV溝から上の方へずれ上がってしまうことになる。 そうなると、車体が幾らか傾くことになるが、それも常に車体の同じ側に起こるわけでもない。 つまり、ある車体はコンベヤラインの一方へ少し傾き、次の車体は逆方向へ傾くことになる。

    多くの場合において、このように車体の位置決めに正確さが欠けていても大した問題とはならないが、ロボットなどが車体を操作する場合、車体の位置決めが不正確であると、ロボットを車体と適当な位置で係合させるようにロボットを位置決めし機能させることが大変難しくなる。

    本発明の目的は、ハンガフレームに対し常に一定の位置に車体を位置せしめるように、コンベヤ装置に沿って車体を運ぶ手段をハンガフレーム上に設けることにある。

    さらに、本発明の目的として、低コストで従来のハンガフレームに容易に組み込めるような上記手段を提供することがあげられる。

    (課題を解決するための手段) これらの目的を達成するため、請求項(1)の発明では、コンベヤビーム手段に沿って移送されるフレームによって構成されたハンガ手段と、車体を搬送するラインの両側において上記フレームに回動自在にかつ間隔を置いて設けられた複数組のハンガアームとを有し、該ハンガアームの上端での回動により、各組のハンガアームの下端がハンガ手段によって支持される車体に対して離反又は接近するようにした車体コンベヤ装置を前提とする。

    そして、上記ラインの一側のハンガ手段におけるハンガアームの下端に設けられ、車体の上記ライン一側におけるサイドシルに係合しかつ該サイドシルを車体搬送方向に対して横方向定位置に固定して保持する第1のサイドシル保持手段と、上記第1のサイドシル保持手段が設けられた側のハンガアームの回動を阻止するクランプ手段と、上記ラインの他側のハンガ手段におけるハンガアームの下端に設けられ、少なくとも車体搬送方向に対して横方向に延びる平面を有しかつ該水平面により車体の上記ライン他側におけるサイドシルを車体搬送方向に対して横方向に移動可能に支持する第2のサイドシル保持手段とを包含してなるものとする。

    また、請求項(2)の発明では、上記請求項(1)記載の車体コンベヤ装置において、前記第1のサイドシル保持手段は、車体のサイドシルが車体搬送方向に対して横方向へ移動しないように該サイドシルを受け入れるV
    形溝を有するサイドシル支持部材を備えてなり、前記第2のサイドシル保持手段は、前記水平面と、該水平面のライン外側端部に上方に延びるように設けられた突出部とを有するサイドシル支持部材を備えてなるものとする。 好ましくは、請求項(3)の発明の如くラインの内側へと面している前記突出部の側面はラインの下方内側へと度がつけられているものとする。

    (作用) これにより、請求項(1)の発明では、第1のサイドシル保持手段により、車体の一方のサイドシルがコンベヤ装置の搬送方向に対して横方向の一定の位置に保持される一方、第2のサイドシル保持手段により、車体の他方のサイドシルが車体搬送方向に対して横方向に自由に移動できるように水平面で支持される。 また、第1のサイドシル保持手段が設けられた側のハンガアームをクランプ手段でクランプすることができるので、上記一方のサイドシルの定位置保持をより正確かつ確実に行うことができる。

    そして、請求項(2)の発明では、上記一方のサイドシルの定位置への保持がサイドシル支持部材のV形溝で行われる一方、他方のサイドシルの一定以上の自由な移動は突出部によって規制される。 この場合、請求項(3)の発明のように突出部の側面を下方内側へと角度づけると、上記一定以上の自由な移動の規制を車体と干渉することなく行うことができる。

    (発明の効果) 従って、請求項(1)〜(3)の発明によれば、車体の一方のサイドシルを横方向の定位置に固定保持する一方、他方のサイドシルを横方向に自由に移動するよう支持して、車体をハンガフレームに対して常に一定の位置に正確に位置せしめて保持できるので、該車体を操作するロボットなどの制御を容易なものとすることができる。 しかも、既存のハンガフレームに対しても容易にかつ低コストでもって組込むことができる利点も有する。

    (実施例) 図面を参照しながら本発明の実施例を説明すると、本発明の車体コンベヤ装置は、対向する開口部を持つ一対のU形ビームであるコンベヤビーム手段10によって構成される。 このコンベヤビーム手段10は、対向したコンベヤビーム手段10のフランジに沿って転動する車輪12を有するコンベヤトロリー11を支持する。 コンベヤビーム手段10の長手方向に沿って間隔を置いて一組のトロリー11
    が配されており、各々のトロリー11からハンガサポート
    13が垂れ下り、両ハンガサポート13はハンガフレーム部材14によって連結されている。 ハンガフレーム部材14には横ビーム15が間隔を置いて設けられ、これら横ビーム
    15には左右2組のハンガアームピボット16が設けられており、この左右各組のハンガアームピボット16にコンベヤビーム手段10の長手方向に延びるハンガアームシャフト18が回転自在に枢支されている。 そして、この各ハンガアームシャフト18から1組のハンガアーム17が垂れ下っている。 前側のハンガアーム17と後側のハンガアーム
    17は、各ハンガアームシャフト18に取り付けられており、この前後のハンガアーム17間に1組の突張り材19が延びており、上記ハンガアーム17と共にハンガアームフレームを形成している。 このようなハンガアームフレームがコンベヤが動くラインの両側にそれぞれ設置されている。 ラインの両側にそれぞれ配されたハンガアーム17
    の下端は、互いに対向しており、1組のハンガアーム端を形成する。 そして、この1組のハンガアーム端は、ハンガアームフレームがハンガアームシャフト18を軸にして回動するため、互いに離れるように移動したり近づいたりする。 ハンガアーム17の下端には内側に向かって延びる車体支持部材17aが回動自在に設けられている。

    ハンガアーム17を回動させる手段として、ハンガアーム作動用の単一もしくは複数のアーム20が設けられている。 これらは各ハンガアームシャフト18に結合され、ハンガアームカム21と係合するように横方向に突出している。 ハンガアームカム21は、コンベヤの移動する方向に沿いハンガアーム17を互いに外側へ回動させるに望ましい箇所に配置されている。 第2図において実線で示されるように、ハンガアーム17が互いに近づく位置にあるときには、第1図において一点鎖線で示される車体24の下端に位置する車体下端のサイドシル23は、サイドシル保持手段によって構成される車体サイドシル保持具により支えられている。

    車体サイドシル保持手段が第3図と第4図に示されている。 第3図において、第1のサイドシル保持手段は、
    各車体サイドシル23の内側に位置する直立部材25と、第2図に示されるようにコンベヤラインの一側、つまり右側の各ハンガアーム17の下端から内側に延びる支持部材
    17a上に設けられたベース部材26とから構成される。 ベース部材26は、僅かに平らな底部27aを持つV形のノッチもしくは溝27を有する。 第2図に示されるように、車体サイドシル23が溝27と係合するとき、車体サイドシル
    23は保持手段に対して定位置にある。 そして、保持手段は支持部材17aに堅固に取り付けられているので、サイドシル23つまり車体はコンベヤのハンガアームフレーム全体の構造に対して定位置にあることになる。 車体サイドシル23は、V形溝27の平らな底部27aと係合することにより、横への動きに対して保持される。

    クランプ手段40がコンベヤラインの一側に沿って配置されており、V形溝27を持つベース部材26を支持するハンガアーム17が回動しないようにする。 クランプ手段40
    はV形クランピング部材41から成り、V形クランピング部材41は各々、クランピング部材41が各ハンガアーム17
    の回動を阻止するように各ハンガアーム17と係合する位置へ適宜なリンケージを介して、油圧作動手段42によって移動可能となっている。 このようにして、第1のサイドシル保持手段は、クランプ手段40によって望みの横方向の位置に堅固に固定される。

    ラインの他側におけるハンガアーム17の支持部材17a
    上には第2のサイドシル保持手段が配置されている。 第2のサイドシル保持手段は、各車体サイドシル23の内側に位置する直立部材28と、ベース部材29とからなる。 コンベヤの中心から外側に向かって突出するベース部材29
    の端部には、突出部30が設けられている。 突出部30のコンベヤラインに面する側面31はコンベヤに向かって下向き内側へ傾斜するよう角度が付けられており、車体24と干渉することなくサイドシル23の一定以上の自由な移動を規制するようにしている。

    第2図に示されているように、車体の右側に位置するサイドシル23はハンガアームフレームに対して横の動きに対し堅固に固定されているが、車体の左側のサイドシル23は、ベース部材29の平らな上面上に単に置かれているだけであり、サイドシル間の長さと2つの保持手段の距離によって、この平らな面に沿ってどこへでも移動できる。

    もし、ある車体が先の車体に比べて僅かに大きい場合、車体左側にあるサイドシル23が、先の車体よりも僅かに左方向へ位置する。 さらに、もしハンガアームフレームに何等かの理由で僅かに歪みが生じた場合、車体左側のサイドシル23はベース部材29の平らな表面に沿ってどこへでも位置することができるので、歪みに対しても調節が可能となる。 サイドシル23の底部端は両方とも同じ高さであり、つまり1つがV形溝27の底部27aで、もう1つがベース部材29の上面で、双方ともが同じ高さにあるので、車体が傾くことはない。 さらに、車体の右側のサイドシル23は常にコンベヤの同じ側のハンガアーム
    17から同じ距離にあるので、車体は常にコンベヤ装置に沿ったハンガアームフレームに対して正確に位置する。
    このようにして、車体を操作するロボットなどが各車体に対し正確に同じ位置で作業を行うように、各車体に対しまったく同じ位置に移動するよう制御することが可能である。

    ハンガアーム17の下端にこの簡単な構造のサイドシル保持手段を備えることにより、先行技術による装置において車体が一直線に配置されなかったり傾いたりする問題が解決された。 また同時に、本保持手段は先行技術による保持手段を取り外し、本発明による保持手段と取り替えることで、従来のコンベヤラインに簡単に取り付けることができる。 ゆえに、本発明は、従来のコンベヤラインの構造を多額の費用を用いて大幅に変える必要がないため、従来のコンベヤラインに幅広く利用できる可能性がある。

    【図面の簡単な説明】

    図面は本発明の実施例を示し、第1図は車体コンベヤ装置の部分的側面図、第2図は同正面図、第3図はコンベヤが移動するラインの一側のハンガに設けられたサイドシル保持手段の拡大正面図、第4図はラインの他側のハンガに設けられたサイドシル保持手段の拡大正面図である。 10……コンベヤビーム手段、17……ハンガアーム、23…
    …車体サイドシル、24……車体、26……ベース部材、27
    ……V形溝、29……ベース部材、30……突出部、31……
    側面、40……クランプ手段。

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