Manufacture of lock part for belt control device in seat belt system of vehicle

申请号 JP2817798 申请日 1998-02-10 公开(公告)号 JPH10226310A 公开(公告)日 1998-08-25
申请人 Trw Occupant Restraint Syst Gmbh; ティーアールダブリュ オキュパント リストレイント システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング; 发明人 FRANZ WIER;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To manufacture a lock part without a sharp edge causing weakening of a belt strap at a low cost by bending one wire of a designated length in a desired shape, and pressing the bent wire to designated dimensions.
SOLUTION: A belt control device comprises a holding part 10 and a lock part 12, wherein the holding part 10 includes a piercing opening 14 for a belt strap (webbing), and a stop area 16 which is adjacent to the edge of the opening 14 and inclined at an angle of about 15° to the face of the opening. On the other hand, the lock part 12 has a support part 18 and a camber plate part 20, and a clamp area 22 is provided on the side of the camber plate 20 directed to the holding part 10. At this time, the lock part 12 is formed by bending one wire obtained by cutting a continuously fed wire to a designated length by a cutting tool in a desired shape, then bending two axial ends to the middle part at an angle of about 90° by a bending tool, and pressing the same to designated dimensions in such a manner that a clamp area 22 comprising an orthogonal indent is provided in the middle part area.
COPYRIGHT: (C)1998,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 車輌のシートベルトシステムのベルト調節装置用ロック部(12)の製作方法であって、 所定の長さの1本の線(100)を作ること、 この線を所望の形状に曲げること、およびこの曲げた線を所定の寸法にプレスすること、の諸工程を含む方法。
  • 【請求項2】 請求項1に記載の方法に於いて、連続的に供給する線(102)を所定の長さに切断することによって、上記1本の線を作ることを特徴とする方法。
  • 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の方法に於いて、上記線(100)を所望の形状に曲げる際に、
    その二つの軸端(105)を、これらの軸端を連結する上記線(100)の中間部に関して実質的に90°に曲げることを特徴とする方法。
  • 【請求項4】 請求項3に記載の方法に於いて、上記線(100)の二つの軸端(105)を同じ平面内で曲げることを特徴とする方法。
  • 【請求項5】 請求項3に記載の方法に於いて、上記曲げた線を所定の寸法にプレスすることによって、その二つの軸端の各々にくぼみ(25)を作ることを特徴とする方法。
  • 【請求項6】 請求項1から請求項5までの何れか一つに記載の方法に於いて、上記曲げた線を所定の寸法にプレスすることによって、その中間部を実質的に丸い断面形状から、片側を平らにした断面形状にプレスすることを特徴とする方法。
  • 【請求項7】 請求項4および請求項6に記載の方法に於いて、上記平らな片側のある平面が、上記線(10
    0)の上記軸端(105)のある平面と鋭角をなすことを特徴とする方法。
  • 【請求項8】 請求項6に記載の方法に於いて、摩擦増進構造(22)を上記平らな部分にプレスすることを特徴とする方法。
  • 【請求項9】 請求項8に記載の方法に於いて、網目(22)を上記平らな部分に刻み付けることを特徴とする方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、車輌のシートベルトシステムのベルト調節装置用ロック部の製作方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】そのようなベルト調節装置によって、例えば、取付け部とこのベルト調節装置の間で利用可能なウェビング即ち帯ひもの長さを個々の要求に適合させることができる。 一方で、このベルト調節装置は、このベルト調節装置と取付け部の間に伸びる、帯ひもの負荷側の部分の長さを簡単な方法で調節できることを要し、他方で、調節を望まず且つこの帯ひもを引張り応にさらしたとき、このベルト調節装置は、帯ひもの自由端がベルト調節装置から引出されないように帯ひもを確実に固定することを要する。 そのようなベルト調節装置は、通常、例えばベルトバックルに挿入可能な差込舌金である保持部とロック部とから成る。 このロック部は、帯ひもによって包囲され、引張り応力が適当な方向でこの帯ひもに働くとき、このロック部が帯ひもを後者と保持部の間でクランプする。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】通常、このロック部は、金属薄板から打抜いて製造する。 それによる問題は、この打抜き加工のためにロック部に鋭利な縁が現れることである。 これらの鋭利な縁は、負荷が掛ったとき、それらがロック部のまさに帯ひもを折曲げる縁であるので、この帯ひもを弱める結果となる。 これが、打抜きによって作ったロック部に、鋭利な縁を滑らかにするように仕上げ工程をかけるか、または別の縁保護装置、
    例えば、この鋭利な縁を覆うように、適所に押込んだ曲げた板金部品、を付けなければならない理由である。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】本発明は、帯ひもを弱める結果となり得るような鋭利な縁がないロック部を、コスト効果よく製作できる、ロック部の製作方法を提供する。 本発明によれば、車輌のシートベルトシステムのベルト調節装置用ロック部の製作方法が少なくとも以下の諸工程を含む。 即ち、所定の長さの1本の線を作ること。 次に、この線を所望の形状に曲げること。 最後に、
    この曲げた線を所定の寸法にプレスすること。 この方法は、一連の利点を生ずる。 まず第1に、本発明による方法は、材料を浪費することなくロック部を作るので、甚だコスト効果がよい。 この1本の線の長さは、前記諸工程の後に所望のロック部を正確に実現するように決める。 無駄が何もない。 更に、1本の線を所定の寸法にプレスすることによって、このロック部の各部分を負荷に適合した材料厚さにできる。 更に詳しくは、この線の軸端の断面が、この線の軸端を連結する線の中間部のそれと違ってもよい。 最初の線の断面が一定であっても、これを達成できる。 その上、本発明による方法によって、
    ロック部の寸法決定を考慮に入れられる、材料の冷間加工が達成可能である。 線の再成形中に生ずるこの冷間加工は、最初の強度に対して100%までの強度の増加を可能にし、これが、ロック部の全体の強度が同じであっても、かなり小さな寸法にできる理由であり、これもコスト低減に貢献する。 冷間加工が可能であるために、金属薄板から打抜くロック部の場合に通常必要である熱処理が不必要になる。 本発明による方法から生ずる顕著な利点は、帯ひもを弱めることに繋がることのある、鋭利な縁がロック部に現れないことである。 このロック部は、丸い断面の1本の線から生産する。 この丸い断面は、本発明の方法に従って用意される機械加工工程によって、場合によっては変形されてもよいが、丸い外部輪郭は基本的にはそのままである。 これが、本発明による方法で作ったロック部が仕上げ工程も縁保護のための追加の部品も要らない理由である。

    【0005】さて、以下に、添付の図面に示す好適実施例を参照して、本発明を説明する。

    【0006】

    【発明の実施の形態】図1および図2はベルト調節装置を示しており、そのロック部を本発明による方法によって作ることができる。 このロック部を図3から図6に更に詳しく示す。 図1では、このベルト調節装置を、例えば、取付け部とこのベルト調節装置との間に伸びるベルトウェビング若しくは帯ひもの一部の負荷側の長さの調節が可能な第1状態で示す。 図2では、この帯ひもをクランプした第2状態でベルト調節装置を示す。

    【0007】このベルト調節装置には、保持部10とロック部12とがある。 保持部10は、帯ひも若しくはウェビング用貫通開口14、およびこの貫通開口14の縁に隣接し、貫通開口14の面に対して約15゜の度で傾斜する停止領域16を有する。

    【0008】ロック部12には、支持部分18およびそらせ板部若しくはディフレクターウェブ20があり、その板部の保持部10に向いた側にクランプ領域22が形成されている。 支持部分18とクランプ領域22とは、
    互いの方に向けて傾斜した平面内に延び、それらの間が鋭角をなす。 停止領域16とクランプ領域22の両方の表面は、溝付き、好ましくは網目状、又は斜交若しくは直交状の刻み付きとされる。

    【0009】車輌のシートベルトシステムのウェビング若しくは帯ひも24は貫通開口14を通り、そらせ板部20の周りを通り、貫通開口14を通って戻る。 帯ひも24の自由端26は、貫通開口14の接触面領域側の縁と帯ひも24の負荷側の部分28との間が貫通開口14
    を通る。

    【0010】ベルト調節装置の図1に示す状態では、帯ひも24が、接触領域16またはクランプ領域22と接触することなくそらせ板部20を包囲する。 その結果、
    取付け部とベルト調節装置との間の帯ひもの余分な長さを除くために、帯ひもの負荷側の部分28の長さを、例えば、帯ひも24の自由端26を引張ることによって、
    著しく簡単にそれぞれの場合の要求に合わせて調節することができる。

    【0011】図2は、帯ひも26を確実にこのベルト調節装置に固定した第2状態でベルト調節装置を示す。 帯ひも24の負荷側の部分28に加えられ、ベルト調節装置に対して適当な方向に作用する引張り応力によって、
    ロック部12のクランプ領域22を保持部10の停止領域16に対向して位置させるように、このロック部12
    をベルト調節装置に関して移動させる。 引張り応力が帯ひも24の負荷側の部分28に作用する場合、帯ひも2
    4とそらせ板部20との間の巻付き摩擦がクランプ領域22に対して接触領域16の方向に負荷を掛ける結果となり、その結果、帯ひも24が接触領域16とクランプ領域22との間に確実にクランプされる。

    【0012】次に、図7から図10を参照して、ロック部12を製作するための、本発明による方法を説明する。 ロック部12は、所定長の1本の線100から生産する。 この1本の線は、連続的に送給される線を、概略的に示す突切りバイト若しくは切断工具104で、所定の長さに切断することによって得る。 線100の長さは、材料形成の規則に従って、かつ達成すべきロック部12の寸法の関数として、選択する。

    【0013】次に、この線100を所望の形状に曲げ、
    それによって特にこの線の二つの軸端105を、それらを連結する中間部に対して、概略的に示す曲げ工具10
    7によって、ほぼ90°に曲げる。 この工程の後に、線100は、図9に示す形状を有する。 後に軸端105によって作る完成したロック部12の支持部分18は、同じ平面にあることが必要なので(図3および図5参照)、線100のこれらの両軸端105は、曲げられた後には同様に同じ平面に位置する。

    【0014】所望の形状に曲げてから、この線を所定の寸法にプレスする。 このプレスにより、特に曲げられた後に丸い断面形状を保つ、線100の両軸端105を接続する中間部(図10参照)を所望の形状にすることが必要である。 即ち、この中間部の片側を平らにし、かつ網目状、又は斜交若しくは直交状の刻みを付けて、ロック部12のクランプ領域22を作る。 更に、この中間部の平らにした側と反対の側を、長いわん曲形に形成するとよい。 ロック部12の中間部の好適断面形状の一つは、図6に示すようなものである。 この中間部を形成する際には、中間部の丸い断面の形状をわずかに変えるだけなので、帯ひもを弱める結果となりがちな鋭利な縁は、この中間部によって形成され帯ひも24を曲げるのに主として貢献するそらせ板部20の部分には生じない(図6で部分AおよびB)。 この中間部を形成するために使うプレス工具106、108(図10参照)は、この中間部のプレスした部分と残りの部分の間に滑らかな移行部を得るように形作られている。

    【0015】この中間部に加えて、ロック部12の支持部分18になる線100の軸端も、所定の寸法にプレスするとよい。 このようにして、支持部分18の寸法を現存の負荷に適合させることができる。 更に詳しくは、そらせ板部20の厚さに比べて支持部分18の厚さを薄くすることができる。 それと同時にくぼみ25(図4参照)を作ることもできる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】ベルト調節装置の第1状態での概略断面図で、
    このベルト調節装置のロック部を本発明の方法に従って作ることができる。

    【図2】ベルト調節装置が第2状態にある、図1の拡大部分図である。

    【図3】図1および図2のロック部を透視図で示す。

    【図4】図3に示すロック部の平面図である。

    【図5】図4に示すロック部の側面図である。

    【図6】図4に示すロック部の断面図である。

    【図7】本発明による方法の第1工程の概略図である。

    【図8】本発明による方法の第2工程の概略図である。

    【図9】図8に示す方法の工程で作ったロック部の概略図である。

    【図10】本発明による方法の第3工程の概略図である。

    【符号の説明】

    12 ロック部 22 摩擦増進構造 25 くぼみ 100 1本の線 102 連続的に供給する線 105 軸端

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