Safety belt device |
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申请号 | JP24788185 | 申请日 | 1985-11-05 | 公开(公告)号 | JP2563254B2 | 公开(公告)日 | 1996-12-11 |
申请人 | ゲ−トウエイ・インダストリ−ズ・インコ−ポレ−テツド; | 发明人 | JERARUDO AASAA DOTSUTEI; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 【請求項1】肩ベルト部分と膝ベルト部分とを有する安全ベルトと、 前記安全ベルトに摺動可能に装着され、かつ、バックルに連結されるための舌板を有する、チップ組立体と、 前記安全ベルトが前記バックルから解放されると、前記安全ベルトを引き込むように前記安全ベルトを巻き戻し、かつ、前記安全ベルトの一部を引っ張って前記安全ベルトの一部が全体として垂直に位置するように、前記安全ベルトの一端に連結されて前記安全ベルトに張力を付与する、安全ベルト引き込み装置と、 前記舌板が下方に垂下した状態にあり、かつ、前記安全ベルトが全体として垂直に位置するとき、前記チップ組立体が前記安全ベルトに沿って自由に下方へ摺動できるように、前記チップ組立体に移動可能に装着された、制動スライド手段とを有する、安全ベルト装置において、 前記制動スライド手段は第1のベルト挟持縁部を有し、 前記舌板が前記バックルに連結されると、前記安全ベルト引き込み装置からの張力を受けた前記安全ベルトの前記膝ベルト部分によってベルト挟持位置に移動し、 前記チップ組立体は、前記ベルト挟持位置に移動した前記制動スライド手段の前記第1のベルト挟持縁部との間に前記安全ベルトを挟持する、第2のベルト挟持縁部を有し、 前記制動スライド手段は、前記膝ベルト部分と係合して前記制動スライド手段の前記第1のベルト挟持縁部を前記ベルト挟持位置に付勢する、撓み部分を有し、前記舌板が前記バックルに連結された状態で前記安全ベルトの前記膝ベルト部分から前記制動スライド手段に所定の負荷がかかると、前記撓み部分が前記膝ベルト部分によって撓むことによって、前記第1のベルト挟持縁部によって負荷された挟持力が減少し、前記安全ベルトを摺動可能にするように構成したことを特徴とする、 安全ベルト装置。 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の安全ベルト装置において、前記第2のベルト挟持縁部は所定の平面内に配置され、前記撓み部分は、前記所定の負荷によって前記平面内で又は前記平面を越えて撓むように構成されたビームを有する、前記安全ベルト装置。 |
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说明书全文 | 【発明の詳細な説明】 本発明は、留め金に対して着脱自在に連結される舌部もしくはチップを備え、かつ、シートベルト上を摺動するチップ組立体を備えた、シートベルト装置の改良に関する。 以下、本発明は、シートベルト引き込み装置がベルトの一端に接続され、車のドアに隣接した位置のフロアー上かルーフ軌条内の何れかに配置されて、接続されたベルト端部に対して引張力を及ぼすようにした、好ましい実施態様に関して説明される。 チップ組立体はベルト上に支持され、車の乗客が握ってシートベルトの留め金とロック係合するようにはめこむようにした舌板を備えている。 シートベルトの留め金は乗客がすわるシート内に、シートに沿って配置されるのが普通である。 ベルトの他端は、通常、アンカーに連結される。 シートベルトを装着したとき、チップ組立体からアンカーへ至るベルトの距離は、乗員のひざの上に延在する膝ベルト部分を形成することになる。 また、チップ組立体から上部方向へ延びる他方のベルト部分は、乗員の胸と肩を横切って乗員の肩よりも上部位置に配置されたハンガーもしくはシートベルト引き込み装置に延在する肩係合部分を形成する。 摺動可能に取り付けられたチップ組立体が膝ベルト上で自由に摺動することができるときには、乗員が動く間に余分のベルトが肩部分から膝部分へ通過することを許す傾向を有する。 このような乗員の動きは、一定時間後には、シートベルトの膝部分が乗員の膝の上でたるむ結果をもたらすことになる。 このような事態が発生すると、いわゆる「サブマリーン」運動によって、乗員が膝部分から下方にすべる可能性が生じる。 したがって、このような事態は好ましくない。 シートベルトの係合部の長さを適度な緊張状態を生じる長さとし、チップ組立体を解放した後、再びチップ組立体を締結しなければ、シートベルトの膝係合部の長さを延ばすことができないようにすることが望ましい。 こうすれば、万一、事故が生じたときに乗員をシートにしっかりと保持することができるからである。 しかし、乗員がシートに着席したまま自由に前方に動くことができるように、ベルトの帯びひもの肩あて部の長さを少し緩くするが、乗員がシートベルト装置によって保護される範囲に保持されるようにすることも、一般に好まれる。 シートベルトの引き込みが自動的に行われる時、チップ組立体が摺動しないように固定されていると、チップ組立体はルーフ軌条よりも上方の比較的高位置まで移動する。 しかし、乗員がチップ組立体を容易につかむためには、チップ組立体はシートの近傍の比較的低位置にあることが望ましい。 したがって、シートベルトが引き込まれたとき、チップ組立体は所望位置までシートベルトの垂直部分を自由に滑り落ちることができることが望ましい。 シートベルトは、緊急時でない通常の作動状態でシートベルトの緩い肩部分がシートベルトの膝ベルト部分に滑り込まないように、適度なきつさに保持されることが望ましい。 しかし、緊急時には、シートベルトの肩ベルト部分の緩みの一部を膝ベルト部分に移動させることが望ましい。 このようなシートベルトの移動によって乗員の胸と頭が前方へ移動し、回転する程度は、シートベルトが肩ベルト部分から膝ベルト部分に移動しない場合に比較して少なくなる。 したがって、本発明の目的は、シートベルトが引き込まれたときにはシートベルトが自由に滑り落ちることができ、通常の使用状態ではシートベルトをグリップして、シートベルトが肩ベルト部分から膝ベルト部分に移動することを防止し、シートベルトに大きな負荷がかかった場合や緊急時には、シートベルトの肩ベルト部分の一部を膝ベルト部分に移動させて、乗員の肩部を拘束するシートベルトをより緊張させるように構成した、摺動可能なチップ組立体を提供することにある。 本発明の全体的な目的は、新規で改良されたシートベルト装置を提供することにあり、このシートベルト装置は、シートベルト装置に所定の荷重が印加されたとき、 上述の目的を達成するため、本発明の安全ベルト装置は次のような構成を採る。 すなわち、肩ベルト部分と膝ベルト部分とを有する安全ベルトと、前記安全ベルトに摺動可能に装着され、かつ、バックルに連結されるための舌板を有する、チップ組立体と、前記安全ベルトが前記バックルから解放されると、前記安全ベルトを引き込むように前記安全ベルトを巻き戻し、かつ、前記安全ベルトの一部を引っ張って前記安全ベルトの一部が全体として垂直に位置するように、前記安全ベルトの一端に連結されて前記安全ベルトに張力を付与する、安全ベルト引き込み装置と、前記舌板が下方に垂下した状態にあり、かつ、前記安全ベルトが全体として垂直に位置するとき、前記チップ組立体が前記安全ベルトに沿って自由に下方へ摺動できるように、前記チップ組立体に移動可能に装着された、制動スライド手段とを有する、安全ベルト装置において、前記制動スライド手段は第1のベルト挟持縁部を有し、前記舌板が前記バックルに連結されると、前記安全ベルト引き込み装置からの張力を受けた前記安全ベルトの前記膝ベルト部分によってベルト挟持位置に移動し、前記チップ組立体は、前記ベルト挟持位置に移動した前記制動スライド手段の前記第1のベルト挟持縁部との間に前記安全ベルトを挟持する、第2のベルト挟持縁部を有し、前記制動スライド手段は、前記膝ベルト部分と係合して前記制動スライド手段の前記第1 また、本発明の安全ベルト装置において、前記第2のベルト挟持縁部を所定の平面内に配置し、前記撓み部分が、前記所定の負荷によって前記平面内で又は前記平面を越えて撓むように構成されたビームを有するように構成することもできる。 上述した本発明の目的をも含めて、それ以外の目的や利点は、添付図面を参照して行われる、以下の実施例の説明から明らかになる。 本発明は、乗客が着席するためのシート10を備えた車内に取付けたシートベルト装置12に具体化されている。 図示のシートベルト装置12の正規の使用法としては、 チップ組立体28をバックル30に係止させた状態では、 図示のシートベルト装置12の通常の使用状態、すなわち非常時の使用状態においては、乗員の膝を横切って膝ベルト部分42がしっかり固定される一方、肩ベルト部分 しかしながら、非常時においては状況が異なり、膝ベルト部分42が荷重を受けた後に、肩ベルト部分44の幾分かが膝ベルト部分42に移行することができるのが望ましい。 車が相当減速した時、乗員の身体はシート上を前方に滑るから、乗員の肩と頭部が腰のまわりに旋回する以前に相当な力で膝ベルト部分42が引っ張られることになる。 この時、肩ベルト部分44の若干のゆるみが膝ベルト部分42内へ移行する。 これにより、乗員の尻部が前方へ移動する量を若干増加させる一方、肩と頭部がより強くシートに拘束される。 チップ組立体28は、ブレーム50、及び作用部分を構成する制動スライド60のみで、廉価に構成される。 フレーム50はスチールのような金属材料を打抜き加工して得られる、単一の剛性部材によって構成することができる。 さて、次に、本発明をより詳細に説明する。 チップ組立体28は、その前方端部にロック開口38を有する狭い舌部34を有し、更に、大きな幅の後端に隣接して形成されたベルト収納スロットの一部を構成する開口 舌部34の配置とその重さは、ベルト走行帯18が垂直方向に延在し、チップ組立体28もしくはフレーム50内のスロットとスライド60内の開口63が第3図のように整合してチップ組立体28を通る垂直ベルト通路を形成するとき、チップ組立体28が第3図に示した角度で下方向へ垂下するように決定される。 このように、チップ組立体28 更に別の面から見ると、本発明のチップ組立体28は、 次に、本発明を更に詳しく説明する。 チップ組立体28は、その前端部にロック用開口38と狭い舌部34とを備え、更に大きな幅の後端部に隣接して形成されたベルト収納スロットを画成する開口52′を備えた、細長く、全体として平面状の舌板もしくはフレーム本体101を有する。 開口52′の横側部を迂回するように形成された一対の打抜かれたリブ101bが、フレーム本体 ライナ100は単一片として成形され、フレーム本体101 ベルト15がスロット52を通って差込まれる前に、制動スライド60がフレーム50に取付けられる。 第4図と第5 本発明を別の面から見ると、案内手段140がベルト15 ベルト15が後方壁の前面に沿って摺動しやすくするための選択手段としては、スライド60の後壁が、ベルト15 チップ組立体28を組立てるには、まず、フレーム50と制動スライド60とを嵌合させ、戻止め74を通路53aにスナップ式に嵌入する位置におく。 戻止め74の後部の面取りした面152は、舌34の前端上で(更に、ロック用開口3 制動スライド60の底壁68は非常に短く、第2図の通り、チップ組立体28が係止されたときにベルト15に当接するように横断方向に延在する前方縁部72と、後部横断縁部71との間で、ほぼ棒形状に構成されている。 底壁68 ここでベルト15を挿入してチップ組立体28が組み立て終ると、ベルト15はフレームスロット52を通過すると共に、制動スライド60ないのスロット63も通過する。 第3 チップ組立体28を留め金30と係合させるには、乗員は単にチップ組立体28をつかんで横方向にスライドさせ、 ライナ100の後部106は、制動スライド60の上壁66を突出させるほどの厚さであるため、ライナ100の後部106とベルト15とは、フレーム50上における制動スライド60の後方への運動を制限する。 図示のチップ組立体28は、フレーム本体101がスチールのような耐久性の構造材料で構成され、制動スライド ベルト15を自由にすべり落ちることのできるチップ組立体28の利点は、また、シートベルト引込装置26がけん引すべき重量が減ることである。 このため、シートベルト引込装置26に軽い時計型巻返しばねを使用することができる。 軽い時計型巻返しばねの使用は、エンドユーザに次の二つの利点を提供することになる。 すなわち、ベルト15 本発明によれば、車が急減速して所定の引張荷重、例えば100ポンドの引張荷重を膝ベルト部分42に生じさせたとき、肩ベルト部分44が、膝ベルト部分内へ若干量だけ移動することが可能になる。 この作用は、制動スライド60の前縁部72を制動力が減少する方向へ変形させることによって行われる。 具体的には、スライド60の挟持縁部70の上部とフレームライナ 150ポンド荷重の場合には、第8図、第9図に示されているように、ビーム200の中心部201は、ライナ100の挟持縁部58′に対して少なくとも平行になるほど十分に変形した。 このため、制動スライド60を上方に引張る力が相当減少し、肩ベルト部分44が挟持縁部58′,70間を摺動した。 以上望ましい実施態様について述べたが、かかる開示事項によって本発明は限定されるものではなく、本発明の精神と範囲内における変更と代替的構成はすべて包含される。 例えば、ライナ100を除去して、ベルト15が金属フレーム50の上方へ回転した後方壁上を摺動するように構成することもできる。 同様に、ベルト案内軌条は、 第1図は、チップ組立体を備えたベルトを示すシートベルト装置の概略表面図、 第2図は、係合状態にある第1図のチップ組立体の拡大断面図、 第3図は、第2図に類似した図であるが、係止されていない状態にあるチップ組立体を描いた断面図、 第4図は、チップ組立体を構成するフレームと制動スライドとを含む構成部品を示し、各構成部品の組立直前の分解状態の斜視図、 第5図は、第4図の制動スライドの拡大平面図、 第6図は、第2図と、第3図に示した配置を逆にした第4図の制動スライドの端面図で、シートベルトの断面を示したもの、 第7図は、第4図注のスロットライナを形成するプラスチックインサートの斜視図、 第8図は、ビーム中心部の変形状態を示すチップ組立体の要部断面図、 第9図は、ビーム中心部の変形状態を示す制動スライドの平面図である。 10……シート、12……シートベルト、26……シートベルト引込装置、22……回転ループ、28……チップ組立体、 |