アクセル応答方法、装置、プログラムおよび記録媒体

申请号 JP2017508734 申请日 2015-08-31 公开(公告)号 JP6309690B2 公开(公告)日 2018-04-11
申请人 シャオミ・インコーポレイテッド; 发明人 タン ミンヨン; リュウ ファイージュン; チェン タオ;
摘要
权利要求

車両の現在の積載荷重情報を取得するステップと、 前記現在の積載荷重情報によって前記車両のアクセル応答を設定するステップと、を含み、 前記車両の現在の積載荷重情報を取得するステップは、 タイヤ変形を含む車両のタイヤ情報を取得するステップと、 現在のタイヤ変形および無積載タイヤ変形によって前記車両の現在の積載荷重情報を算出するステップと、を含み、 前記タイヤ変形は、タイヤの画像情報に基づいて取得される、ことを特徴とするアクセル応答方法。前記積載荷重情報によって前記車両のアクセル応答を設定するステップは、 前記車両の無積載車重情報および無積載アクセル応答を取得するステップと、 前記現在の積載荷重情報および前記無積載車重情報によって前記車両の現在の総重量情報を得るステップと、 前記無積載アクセル応答および前記車両の現在の総重量情報によって前記車両の現在のアクセル応答を設定するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のアクセル応答方法。車両の現在の積載荷重情報を取得する取得モジュールと、 前記現在の積載荷重情報によって前記車両のアクセル応答を設定する設定モジュールと、を含み、 前記取得モジュールは、 タイヤ変形を含む車両のタイヤ情報を取得する第1の取得サブモジュールと、 現在のタイヤ変形および無積載タイヤ変形によって前記車両の現在の積載荷重情報を算出する積載荷重算出サブモジュールと、を含み、 前記タイヤ変形は、タイヤの画像情報に基づいて取得される、ことを特徴とするアクセル応答装置。前記設定モジュールは、 前記車両の無積載車重情報および無積載アクセル応答を取得する第2の取得サブモジュールと、 前記現在の積載荷重情報および前記無積載車重情報によって前記車両の現在の総重量情報を得る総重量算出サブモジュールと、 前記無積載アクセル応答および前記車両の現在の総重量情報によって前記車両の現在のアクセル応答を設定する応答設定サブモジュールと、を含むことを特徴とする請求項3に記載のアクセル応答装置。コントローラと、 前記コントローラにより実行可能の命令を記憶するための記憶装置と、を備え、 前記コントローラは、 タイヤ変形を含む車両のタイヤ情報を取得し、 現在のタイヤ変形および無積載タイヤ変形によって車両の現在の積載荷重情報を算出し、 前記現在の積載荷重情報によって前記車両のアクセル応答を設定し、 前記タイヤ変形は、タイヤの画像情報に基づいて取得される、ことを特徴とするアクセル応答装置。プロセッサに実行されることにより、請求項1に記載のアクセル応答方法を実現することを特徴とするプログラム。請求項6に記載のプログラムが記録された記録媒体。

说明书全文

本発明は、車両分野に関し、特にアクセル応答方法装置、プログラムおよび記録媒体に関する。

車両のアクセルは、車両の加速度を制御するためのものである。

エンジンの性能は変わらないので、車両の積載荷重に変化があるとき、アクセル応答が変化する。車両が無積載荷重の状態で運転されるときは、アクセル応答が素早く、車両が積載荷重の大きい状態で運転されるときは、アクセル応答が鈍くなる。

本発明の実施例は、アクセル応答方法装置、プログラムおよび記録媒体を提供し、技術手段は下記の通りである。

本発明の第1の態様に係るアクセル応答方法は、 車両の現在の積載荷重情報を取得するステップと、 現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定するステップと、を含む。

1つの実施例において、車両の現在の積載荷重情報を取得するステップは、 タイヤ圧およびタイヤ変形の少なくとも一方を含む車両のタイヤ情報を取得するステップと、 タイヤ情報によって車両の現在の積載荷重情報を算出するステップと、を含む。

1つの実施例において、タイヤ情報によって車両の現在の積載荷重情報を算出するステップは、 タイヤ情報にタイヤ圧が含まれる場合、現在のタイヤ圧および無積載タイヤ圧によって車両の現在の積載荷重情報を算出するステップを含む。

1つの実施例において、タイヤ情報によって車両の現在の積載荷重情報を算出するステップは、 タイヤ情報にタイヤ変形が含まれる場合、現在のタイヤ変形および無積載タイヤ変形によって車両の現在の積載荷重情報を算出するステップを含む。

1つの実施例において、積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定するステップは、 車両の無積載車重情報および無積載アクセル応答を取得するステップと、 現在の積載荷重情報および無積載車重情報によって車両の現在の総重量情報を得るステップと、 無積載アクセル応答および車両の現在の総重量情報によって車両の現在のアクセル応答を設定するステップと、を含む。

本発明の第2の態様に係るアクセル応答装置は、 車両の現在の積載荷重情報を取得する取得モジュールと、 現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定する設定モジュールと、を含む。

1つの実施例において、取得モジュールは、 タイヤ圧およびタイヤ変形の少なくとも一方を含む車両のタイヤ情報を取得する第1の取得サブモジュールと、 タイヤ情報によって車両の現在の積載荷重情報を算出する積載荷重算出サブモジュールと、を含む。

1つの実施例において、積載荷重算出サブモジュールは、タイヤ情報にタイヤ圧が含まれる場合、現在のタイヤ圧および無積載タイヤ圧によって車両の現在の積載荷重情報を算出する。

1つの実施例において、積載荷重算出サブモジュールは、タイヤ情報にタイヤ変形が含まれる場合、現在のタイヤ変形および無積載タイヤ変形によって車両の現在の積載荷重情報を算出する。

1つの実施例において、設定モジュールは、 車両の無積載車重情報および無積載アクセル応答を取得する第2の取得サブモジュールと、 現在の積載荷重情報および無積載車重情報によって車両の現在の総重量情報を得る総重量算出サブモジュールと、 無積載アクセル応答および車両の現在の総重量情報によって車両の現在のアクセル応答を設定する応答設定サブモジュールと、を含む。

本発明の第3の態様に係るアクセル応答装置は、 コントローラと、 コントローラにより実行可能の命令を記憶するための記憶装置と、を備え、 コントローラは、 車両の現在の積載荷重情報を取得し、 現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定する。

本発明の第4の態様に係るプログラムは、 プロセッサに実行されることにより、前記アクセル応答方法を実現する。

本発明の第5の態様に係る記録媒体は、 前記プログラムが記録される。

本発明に提供された技術案は、以下のような有益な効果を有する。

車両の現在の積載荷重情報を取得し、現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定することで、アクセル応答が車両の積載荷重の変化に伴って変化する問題を解決した。従って、現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定して、アクセル応答が積載荷重の変化に伴って変化しないように、または、ほぼ同じになるように変化することができる。

なお、以上の一般的説明や以下の詳細な説明は例示的であって解釈的なものであり、本発明を制限するものではない。 以下の図面は、明細書に組み入れられて本明細書の一部を構成し、本発明に該当する実施例を例示するとともに、明細書とともに本発明の原理を解釈するために用いられる。

本発明の一実施例に係るアクセル応答方法の実施環境の構成を示す概略図である。

本発明の一実施例に係るアクセル応答方法のフローチャートである。

本発明の他の一実施例アクセル応答方法のフローチャートである。

本発明の他の一実施例アクセル応答方法のフローチャートである。

本発明の他の一実施例アクセル応答方法のフローチャートである。

本発明の一実施例に係るアクセル応答装置のブロック図である。

本発明の他の一実施例アクセル応答装置のブロック図である。

本発明の一実施例に係るアクセル応答装置のブロック図である。

上記の図面によって本発明の明確な実施例が示されるが、以下、より詳細に説明する。これらの図面および説明は、いずれかの方式で本発明の範囲を制限するためのものではなく、特定の実施例を参考することによって当業者に本発明の概念を説明するためのものである。

以下、例示的な実施例を詳細に説明し、その例示は図面に表される。以下の説明が図面に関わる場合、別途の説明がない限り、異なる図面における同じ符号は同じまたは類似する要素を表す。以下の例示的な実施例に記載される実施形態は、本発明に該当する全ての実施形態を代表するわけではない。逆に、これらの例示的な実施例は、特許請求の範囲に詳しく記載された本発明の幾つかの方面に該当する装置および方法の例に過ぎない。

図1は、本発明の一実施例に係るアクセル応答方法の実施環境の構成を示す概略図である。該実施環境は、電子アクセル制御システム100を備える車両である。該車両は電動車、または普通の車両であってもよく、二輪、三輪、または四輪以上の車両であってよい。該電子アクセル制御システム100は、コントローラ110と、記憶装置120と、タイヤ圧検出ユニット130と、カメラユニット140と、アクセルポジションセンサー150と、エンジンコントローラ160と、を含む。

コントローラ110はMCU(Micro Control Unit、マイクロコントローラユニット)であってよい。コントローラ110は、それぞれ記憶装置120と、タイヤ圧検出ユニット130と、カメラユニット140と、アクセルポジションセンサー150と、エンジンパワーコントローラ160と電気的に接続する。

タイヤ圧検出ユニット130は車両のタイヤ圧情報の取得に用いられ、タイヤ圧情報をコントローラ110に伝送する。

カメラユニット140は車両のタイヤ画像の取得に用いられ、タイヤ画像をコントローラ110に伝送する。通常、該カメラユニットは車両タイヤの横上方に配置される。

アクセルポジションセンサー150は圧センサ、または変位センサであってもよく、アクセルの位置状態の取得に用いられ、アクセルの位置状態をコントローラ110に伝送する。通常、天然ガス車両のアクセルは機械装置であり、電気車両のアクセルはスライドポテンショメータである。

エンジンコントローラ160はガソリン車両における電動スロットル、または電気車両における電子調速機であってよい。エンジンパワーコントローラ160は車両のエンジンの出力トルクの制御に用いられる。

なお、上記電子アクセル制御システム100はタイヤ圧検出ユニット130およびカメラユニット140のうちの一方だけを備えてもよいが、説明の便宜上、図1では、電子アクセル制御システム100がタイヤ圧検出ユニット130およびカメラユニット140の両方を備えることを例として説明する。

図2Aは、本発明の一実施例に係るアクセル応答方法のフローチャートである。本実施例は、該アクセル応答方法を図1に示された実施環境に用いる例を挙げて説明する。該方法は、以下のようなステップを含む。

ステップ201:車両の現在の積載荷重情報を取得する。

現在の積載荷重情報とは、車両に現在載せられた荷物の重量である。

ステップ202:現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定する。

アクセル応答とは、アクセルに所定の変位が発生するとき、車両がエンジンから出力したトルクにより提供される加速度である。

以上によれば、本実施例が提供するアクセル応答方法は、車両の現在の積載荷重情報を取得し、現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定することで、アクセル応答が車両の積載荷重の変化に伴って変化する問題を解決した。従って、現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定して、アクセル応答が積載荷重の変化に伴って変化しないように、または、ほぼ同じになるように変化する効果が得られる。

なお、図2Bに示すように、ステップ201を、タイヤ圧および/またはタイヤ変形を含む車両のタイヤ情報を取得するステップ201Aと、タイヤ情報によって車両の現在の積載荷重情報を算出するステップ201Bと、により置換してもよい。

以下、2つの異なる実施例によってそれぞれ説明する。

図3は、本発明の他の一実施例に係るアクセル応答方法のフローチャートである。本実施例は該アクセル応答方法を図1に示されたコントローラに用いる例を挙げて説明する。該方法は、以下のようなステップを含む。即ち、 ステップ301:タイヤ圧を含む車両のタイヤ情報を取得する。

コントローラは、車両のタイヤ情報を取得する。コントローラは、タイヤ圧検出ユニットによって車両のタイヤ圧を取得することが望ましい。

ステップ302:タイヤ情報にタイヤ圧が含まれる場合、現在のタイヤ圧および無積載タイヤ圧によって車両の現在の積載荷重情報を算出する。

車両は積載荷重が変化する状態にあるとき、タイヤ圧が変化する。

タイヤ情報にタイヤ圧が含まれる場合、コントローラは現在のタイヤ圧および無積載タイヤ圧によって車両の現在の積載荷重情報を算出する。無積載タイヤ圧は車両が無積載荷重状態にあるときのタイヤ圧である。

1つの実施形態として、タイヤ圧差値と積載荷重の差値−積載荷重の対応関係が予め記憶装置に記憶され、該差値−積載荷重の対応関係が正の相関関係に該当する曲線であってもよい。即ち、タイヤ圧差値が大きいほど、積載荷重が大きく、タイヤ圧差値が小さいほど、積載荷重が小さい。

コントローラは、現在のタイヤ圧から無積載タイヤ圧を差し引いてタイヤ圧差値を得る。そして、タイヤ圧差値と差値−積載荷重の対応関係によって現在の積載荷重情報を得る。

ステップ303:車両の無積載車重情報および無積載アクセル応答を取得する。

コントローラは車両の無積載車重情報および無積載アクセル応答を更に取得する必要がある。

無積載車重情報は予め記憶装置に記憶され、必要なとき、コントローラにより読み取られる。

または、コントローラは車両の機種情報を取得し、機種情報によってインターネットまたは機種−無積載荷重車重の対応関係から車両の無積載車重情報を取得する。

無積載アクセル応答は、無積載荷重時のアクセル変位とエンジン出力トルクの対応関係であってもよく、予め記憶装置に記憶されてもよい。

ステップ304:現在の積載荷重情報および無積載車重情報によって車両の現在の総重量情報を得る。

コントローラは現在の積載荷重情報と無積載車重情報を加算して車両の現在の総重量情報を得る。

ステップ305:無積載アクセル応答および車両の現在の総重量情報によって車両の現在のアクセル応答を設定する。

コントローラは、無積載アクセル応答および車両の現在の総重量情報によって車両の現在のアクセル応答を設定し、同じアクセル変位である場合、無積載アクセル応答に対応する車両の加速度と現在のアクセル応答に対応する車両の加速度を等しくする。

無積載車重情報をW1とし、現在の積載荷重情報をW2とする場合、現在の総重量情報がW1+W2となる。アクセル変位をdとし、無積載アクセル応答のエンジン出力トルクをT1とし、現在のアクセル応答のエンジン出力トルクをT2とする場合、下記式がほぼ満たされる。なお、T1及びT2は、それぞれdを独立変数とする関数である。

T1/W2=T2/(W1+W2)

コントローラは上記形態によってアクセル変位領域の全体における現在のアクセル応答を設定してもよく、上記形態によってアクセル変位領域の全体における一部の領域だけに対して設定してもよいが、本発明の実施例は限定しない。

以上によれば、本実施例が提供するアクセル応答方法は、車両のタイヤ圧を取得することによって現在の積載荷重情報を算出し、現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定することで、アクセル応答が車両の積載荷重の変化に伴って変化する問題を解決した。従って、現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定して、車両のアクセル応答が積載荷重の変化に伴って変化しないように、または、ほぼ同じになるように変化する効果が得られる。

また、本実施例が提供するアクセル応答方法は、同じアクセル変位である場合、無積載アクセル応答に対応する車両の加速度と現在のアクセル応答に対応する車両の加速度を等しくすることで、車両が異なる積載荷重でも同じ加速度を維持し、運転者は積載荷重が重いときでもアクセルの遅延を感じない。

図4は、本発明の他の一実施例アクセル応答方法のフローチャートである。本実施例は該アクセル応答方法を図1に示されたコントローラに用いる例を挙げて説明する。該方法は、以下のようなステップを含む。即ち、 ステップ401:タイヤ変形を含む車両のタイヤ情報を取得する。

コントローラは、車両のタイヤ情報を取得する。コントローラはカメラユニットによって車両のタイヤ画像情報を取得し、該画像情報によってタイヤ変形を取得することが望ましい。

ステップ402:タイヤ情報にタイヤ変形が含まれる場合、現在のタイヤ変形および無積載タイヤ変形によって車両の現在の積載荷重情報を算出する。

車両が異なる積載荷重状態にあるとき、タイヤの変形が変化する。

タイヤ情報にタイヤ変形が含まれる場合、コントローラは現在のタイヤ変形および無積載タイヤ変形によって車両の現在の積載荷重情報を算出する。無積載タイヤ変形は車両が無積載荷重状態にあるときの変形である。

1つの実施形態として、タイヤ変形差値と積載荷重の差値−積載荷重の対応関係が予め記憶装置に記憶され、該差値−積載荷重の対応関係は正の相関関係に該当する曲線であってもよい。即ち、タイヤ変形差値が大きいほど、積載荷重が大きく、タイヤ変形差値が小さいほど、積載荷重が小さい。

コントローラは現在のタイヤ変形から無積載タイヤ変形を差し引いてタイヤ変形差値を得る。そして、タイヤ変形差値と差値−積載荷重の対応関係によって現在の積載荷重情報を得る。

ステップ403:車両の無積載車重情報および無積載アクセル応答を取得する。

コントローラは、車両の無積載車重情報および無積載アクセル応答を更に取得する必要がある。

無積載車重情報を予め記憶装置に記憶し、必要なとき、コントローラにより読み取られる。

または、コントローラは車両の機種情報を取得し、機種情報によってインターネットまたは機種−無積載荷重車重の対応関係から車両の無積載車重情報を取得する。

無積載アクセル応答は無積載荷重時のアクセル変位とエンジン出力トルクの対応関係であってもよく、予め記憶装置に記憶してもよい。

ステップ404:現在の積載荷重情報および無積載車重情報によって車両の現在の総重量情報を得る。

コントローラは現在の積載荷重情報と無積載車重情報を加算して車両の現在の総重量情報を得る。

ステップ405:無積載アクセル応答および車両の現在の総重量情報によって車両の現在のアクセル応答を設定する。

コントローラは無積載アクセル応答および車両の現在の総重量情報によって車両の現在のアクセル応答を設定することで、同じアクセル変位の場合、無積載アクセル応答に対応する車両の加速度と現在のアクセル応答に対応する車両の加速度を等しくする。

無積載車重情報をW1とし、現在の積載荷重情報をW2とする場合、現在の総重量情報がW1+W2になる。アクセル変位をdとし、無積載アクセル応答のエンジン出力トルクをT1とし、現在のアクセル応答のエンジン出力トルクをT2とする場合、下記式がほぼ満たされる。なお、T1及びT2は、それぞれdを独立変数とする関数である。

T1/W2=T2/(W1+W2)

コントローラは上記形態によってアクセル変位領域の全体における現在のアクセル応答を設定してもよく、上記形態によってアクセル変位領域の全体における一部の領域だけに対して設定してもよく、本発明の実施例は限定しない。

以上によれば、本実施例が提供するアクセル応答方法は、車両のタイヤ圧を取得することによって現在の積載荷重情報を算出し、現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定することで、アクセル応答が車両の積載荷重の変化に伴って変化する問題を解決した。従って、現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定して、アクセル応答が積載荷重の変化に伴って変化しないように、または、ほぼ同じになるように変化する効果が得られる。

また、本実施例が提供するアクセル応答方法は、同じアクセル変位の場合、無積載アクセル応答に対応する車両の加速度と現在のアクセル応答に対応する車両の加速度を等しくすることで、車両が異なる積載荷重でも同じ加速度を維持し、運転者は積載荷重が重いときでもアクセルの遅延を感じない。

なお、コントローラはタイヤ圧およびタイヤ変形の両方によって現在の積載荷重情報を算出してもよい。例えば、タイヤ圧によって第1の現在の積載荷重情報を算出し、また、タイヤ変形によって第2の現在の積載荷重情報を算出し、第1の現在の積載荷重情報と第2の現在の積載荷重情報を加重平均して現在の積載荷重情報を得る。これについて、本発明の実施例は具体的に限定しない。

以下は本発明の装置の実施例であり、本発明の方法の実施例の実施に用いることができる。本発明の装置の実施例に説明しなかった細かいところについて本発明の方法の実施例を参照してもよい。

図5は、本発明の実施例に係るアクセル応答装置のブロック図である。該アクセル応答装置はソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアおよびハードウェアの組合わせによって電子アクセル制御システムにおけるコントローラの一部または全部を構成できる。該アクセル応答装置は、 車両の現在の積載荷重情報を取得する取得モジュール520と、 現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定する設定モジュール540と、を備えてもよい。

以上によれば、本実施例が提供するアクセル応答装置は、車両のタイヤ圧を取得することによって現在の積載荷重情報を算出し、現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定することで、アクセル応答が車両の積載荷重の変化に伴って変化する問題を解決した。従って、現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定して、アクセル応答が積載荷重の変化に伴って変化しないように、または、ほぼ同じになるように変化する効果が得られる。

図6は、本発明の実施例に係るアクセル応答装置のブロック図である。該アクセル応答装置はソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組合わせによって電子アクセル制御システムにおけるコントローラの一部または全部を構成できる。該アクセル応答装置は、 車両の現在の積載荷重情報を取得する取得モジュール520と、 現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定する設定モジュール540と、を備えてもよい。

取得モジュール520は、 タイヤ圧およびタイヤ変形の少なくとも一方を含む車両のタイヤ情報を取得する第1の取得サブモジュール522と、 タイヤ情報によって車両の現在の積載荷重情報を算出する積載荷重算出サブモジュール524と、を含むことが望ましい。

1つの実施形態として、積載荷重算出サブモジュール524は、タイヤ情報にタイヤ圧が含まれる場合、現在のタイヤ圧および無積載タイヤ圧によって車両の現在の積載荷重情報を算出するように構成される。

他の1つの実施形態として、積載荷重算出サブモジュール524は、タイヤ情報にタイヤ変形が含まれる場合、現在のタイヤ変形および無積載タイヤ変形によって車両の現在の積載荷重情報を算出するように構成される。

また、設定モジュール540は、 車両の無積載車重情報および無積載アクセル応答を取得する第2の取得サブモジュール542と、 現在の積載荷重情報および無積載車重情報によって車両の現在の総重量情報を得る総重量算出サブモジュール544と、 無積載アクセル応答および車両の現在の総重量情報によって車両の現在のアクセル応答を設定する応答設定サブモジュール546と、を含むことが望ましい。

以上によれば、本実施例が提供するアクセル応答装置は、車両のタイヤ圧を取得することによって現在の積載荷重情報を算出し、現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定することで、アクセル応答が車両の積載荷重の変化に伴って変化する問題を解決した。従って、現在の積載荷重情報によって車両のアクセル応答を設定して、アクセル応答が積載荷重の変化に伴って変化しないように、または、ほぼ同じになるように変化する効果が得られる。

また、本実施例が提供するアクセル応答装置は、同じアクセル変位の場合、無積載アクセル応答に対応する車両の加速度と現在のアクセル応答に対応する車両の加速度を等しくすることで、車両が異なる積載荷重でも同じ加速度を維持し、運転者は積載荷重が重いときでもアクセルの遅延を感じない。

上記実施例における装置の各モジュールが操作を実行する具体的形態は、該方法に係る実施例において詳細に説明したので、ここで詳しく説明しない。

図7は、本発明の実施例に係るアクセル応答装置のブロック図である。該アクセル応答装置は、コントローラ720と、コントローラ720により実行可能な命令を記憶する記憶装置740と、を備えてもよい。

通常、コントローラ720は装置700の全体の操作を制御する。コントローラ720は、上記方法の全部または一部のステップを実行するように、命令を実行する1つ、または複数の処理コアを備えてもよい。また、コントローラ720は、他のユニットとのインタラクションが便利になるように、1つ、または複数のモジュールを備えてもよい。例えば、コントローラ720は、タイヤ圧検出ユニットとのインタラクションが便利になるように、タイヤ圧検出モジュールを備えてもよい。

記憶装置740は、装置700での操作をサポートするように、各タイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータは、例えば、装置700において操作されるいずれのアプリケーションまたは方法の命令を含む。記憶装置740は、いずれタイプの揮発性または非揮発性記憶装置、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、ROM(Read-Only Memory)、磁気記憶装置、フラッシュ記憶装置、ディスク、またはCDであってもよく、またはこれらの組み合わせで実現することができる。

コントローラ720は上記方法の実施例に記載されたアクセル応答方法を実行するように構成される。

一実施形態では、コマンドを含む非一時性コンピュータ可読記憶媒体、例えば、コマンドを含む記憶装置740を提供する。上記コマンドは、装置700のコントローラ720によって実行され、前記方法を実行する。例えば、上記非一時性コンピュータ可読記憶媒体はROM、RAM(Random Access Memory)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、及び光データ記憶装置などであってもよい。

また、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、前記記憶媒体における命令が装置700のコントローラによって実行されるとき、装置700が上記方法の実施例に記載のアクセル応答方法を実行できるようにする。

当業者は明細書を考慮し、ここで開示された発明を実践して、本発明の他の実施案を容易に想到できる。本発明は、何れの変形、用途及び対応的な変化を含むことにその旨がある。これらの変形、用途または対応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明の開示されていない本分野の公知常識または慣用の技術手段を含む。明細書および実施例は例示的なものに過ぎず、本発明の範囲および精神は添付された特許請求の範囲によって定義される。

なお、本発明は上記記載及び図面に示された構成に限らず、その範囲から逸脱しない前提で色々な修正や変更を行ってもよい。本発明の範囲は添付された特許請求の範囲に制限される。

本願発明は、出願番号がCN201510148074.4であって、出願日が2015年3月31日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を本願に援用する。

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