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Catalyst for purification of exhaust gas

阅读:49发布:2021-07-04

专利汇可以提供Catalyst for purification of exhaust gas专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To enhance the efficiency of removal of NOx , HC and CO in exhaust gas. SOLUTION: This catalyst for removal of HC, CO and NOx in exhaust gas in an atmosphere contg. excess oxygen contains a 1st catalyst 1 contg. at least one of Pt and Rh and an NOx storage material and a 2nd catalyst 2 contg. Pd. Since Pd and at least one of Pt and Rh are separately carried, activities peculiar to the noble metals are exhibited and high rates of removal of HC, CO and NOx can be maintained.,下面是Catalyst for purification of exhaust gas专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 酸素過剰雰囲気下の排ガス中の炭化水素、一酸化炭素及び窒素酸化物を浄化する排ガス浄化用触媒であって、 第1多孔質担体と該第1多孔質担体に担持された白金及びロジウムの少なくとも1種及びNO x吸蔵材とを含んでなる第1触媒と、 第2多孔質担体と該第2多孔質担体に担持されたパラジウムとを含んでなる第2触媒と、を含んで構成されたことを特徴とする排ガス浄化用触媒。
  • 【請求項2】 前記NOx 吸蔵材は、アルカリ金属、アルカリ土類金属及び希土類元素の中から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1記載の排ガス浄化用触媒。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関などから排出される排ガスを浄化する排ガス浄化用触媒に関し、
    さらに詳しくは、酸素過剰の排ガス、すなわち排ガス中に含まれる一酸化炭素(CO)、素(H 2 )及び炭化水素(HC)等の還元性成分を完全に酸化するのに必要な酸素量より過剰の酸素を含む排ガス中の、窒素酸化物(NO x )を効率良く還元浄化できる排ガス浄化用触媒に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来より、自動車の排ガス浄化用触媒として、CO及びHCの酸化とNO xの還元とを同時に行って排ガスを浄化する三元触媒が用いられている。 このような三元触媒としては、例えばコーディエライトなどからなる耐熱性基材にγ−アルミナからなる多孔質担体層を形成し、その多孔質担体層に白金(Pt)、ロジウム(Rh)などの触媒貴金属を担持させたものが広く知られている。 また、酸素吸蔵能をもつセリア(セリウム酸化物)を併用し、低温活性を高めた三元触媒も知られている。

    【0003】一方、近年、地球環境保護の観点から、自動車などの内燃機関から排出される排ガス中の二酸化炭素(CO 2 )が問題とされ、その解決策として酸素過剰雰囲気において希薄燃焼させるいわゆるリーンバーンが有望視されている。 このリーンバーンにおいては、燃費が向上するために燃料の使用が低減され、その燃焼排ガスであるCO 2の発生を抑制することができる。

    【0004】これに対し、従来の三元触媒は、空燃比が理論空燃比(ストイキ)において排ガス中のCO,H
    C,NO xを同時に酸化・還元し、浄化するものであって、前記三元触媒はリーンバーン時の排ガスの酸素過剰雰囲気下においてはNO xの還元除去に対して充分な浄化性能を示さない。 このため、酸素過剰雰囲気下においてもNO xを浄化しうる触媒及び浄化システムの開発が望まれている。

    【0005】そこで本願出願人は、先にアルカリ土類金属とPtをアルミナなどの多孔質担体に担持した排ガス浄化用触媒(特開平5−317652号公報)や、ランタンとPtを多孔質担体に担持した排ガス浄化用触媒(特開平5−168860号公報)、あるいはアルカリ金属とPtを多孔質担体に担持した排ガス浄化用触媒(特開平6ー31139号公報等)を提案している。

    【0006】これらの排ガス浄化用触媒によれば、リーン側ではNO xがアルカリ土類金属やランタンあるいはアルカリ金属などのNO x吸蔵材に吸蔵される。 そしてリーンバーンエンジンにおいて定期的にストイキ又はリッチ雰囲気の混合気を供給するように制御することにより、ストイキ又はリッチ側では吸蔵されたNO xが放出され、それがHCやCOなどの還元性成分と反応して浄化されるため、NO xの浄化性能に優れている。

    【0007】

    【発明が解決しようとする課題】ところで上記のNO x
    吸蔵材は、Ptなどの触媒貴金属にとっては好ましいものではなく、その存在によりかえって酸化触媒能が低下する場合がある。 そのため耐久後において、ストイキ又はリッチ側でのHC及びCOの浄化能が低下することがあった。

    【0008】一方、触媒貴金属の種類によって触媒活性が異なることが知られ、Ptはリーン雰囲気においてN
    xを酸化しNO x吸蔵材に吸蔵させる能に優れている。 またPt及びRhはNO xをHCなどの還元性成分と反応させる能力に優れている。 一方、PdはHCやC
    Oなどの酸化活性に優れるという特性をもっている。 そこで種々の車両運転条件においてNO x 、HC、COを十分に除去するために、Pt、Rh及びPdを併用することが想起され、Pdの担持量を増量することによりストイキ又はリッチ側でのHC及びCOの浄化能が向上することが明らかとなった。 ところがその反面、Pd担持量を増量するとNO xの浄化能が低下することも明らかとなった。

    【0009】このようにPdによりNO xの浄化能が低下する理由は、酸化雰囲気ではPt又はRhの表面にP
    dが濃縮され、またPtとPdの合金化も生じて、Pt
    のリーン側におけるNOを酸化してNO x吸蔵材に吸蔵させる能力と、Pt及びRhのストイキ又はリッチ側におけるNO xをHCなどの還元性成分と反応させる能力が低下するからと考えられている。

    【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、触媒貴金属やNO x吸蔵材のそれぞれの機能が十分に果たされる構成とすることにより、排ガス中のNO x 、HC及びCOを一層効率よく浄化できる排ガス浄化用触媒の提供を目的とする。

    【0011】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発明の排ガス浄化用触媒の特徴は、酸素過剰雰囲気下の排ガス中の炭化水素、一酸化炭素及び窒素酸化物を浄化する排ガス浄化用触媒であって、第1多孔質担体と第1多孔質担体に担持された白金及びロジウムの少なくとも1
    種及びNO x吸蔵材とを含んでなる第1触媒と、第2多孔質担体と第2多孔質担体に担持されたパラジウムとを含んでなる第2触媒と、から構成されたことにある。

    【0012】またNO x吸蔵材は、アルカリ金属、アルカリ土類金属及び希土類元素の中から選ぶことが望ましい。

    【0013】

    【発明の実施の形態】本発明の排ガス浄化用触媒では、
    第1触媒にPt及びRhの少なくとも一方(以下、Pt
    /Rhという)が担持され、第2触媒にはPdが担持されている。 したがってPt/RhとPdとは分離担持されているので、Pt/Rhの触媒活性がPdにより阻害されるのが防止される。 これによりPt/RhとPdとは、以下に示すように雰囲気条件の違いによりそれぞれの触媒活性が最大に発現され、NO xとHC及びCOの浄化能に優れる。 [リーン時] (a)第1触媒上 NO x :Pt/Rhの酸化活性により酸化されてN
    x吸蔵材に吸蔵される。 また一部はHCと反応して還元浄化される。

    【0014】HC・CO:低温域ではさほど活発ではないが、Pt/Rhの酸化活性により酸化浄化される。 (b)第2触媒上 NO x :変化なし。 但し第2触媒にもNO x吸蔵材が含まれていれば、その量は第1触媒に比べて少ないもののPdの酸化活性により酸化されてNO x吸蔵材に吸蔵される。

    【0015】HC・CO:Pdの酸化活性により低温域から活発に酸化浄化される。 [ストイキ・リッチ時] (a)第1触媒上 NO x :Ptの還元活性により還元されてN 2に浄化される。 HC・CO:NO xの還元に消費されて浄化される。 (b)第2触媒上 NO x :さほど活発ではないが、Pdの還元活性により還元浄化される。

    【0016】HC・CO:NO xの還元に消費されて浄化される。 第1及び第2多孔質担体の材質は特に限定されず、アルミナ、シリカ、シリカ・アルミナ、チタニアなどから選択して用いることができる。 中でも耐熱性及び貴金属分散性に優れたアルミナを用いるのが特に好ましい。 第1
    及び第2多孔質担体は、コーディエライトやメタル製のハニカム担体基材やペレット担体基材に上記の材質をコートして形成してもよいし、上記材質から形成されたハニカム担体基材やペレット担体基材とすることもできる。 また、第1多孔質担体と第2多孔質担体とは同一材質であってもよいし、異材質であってもよい。

    【0017】第1触媒には、少なくともPt及びRhの一方又は両方が担持され、他にPd,Au,Agの1種又は複数種が担持された構成とすることもできる。 その担持量は、いずれの貴金属でも、第1多孔質担体100
    gに対して0.05〜40gが好ましく、0.1〜20
    gが特に好ましい。 第2触媒には少なくともPdが担持され、他にPt,Rh,Au,Agの1種又は複数種が担持された構成とすることもできる。 Pdの望ましい担持量は、第2多孔質担体100gに対して0.2〜40
    gが好ましく、1〜20gが特に好ましい。

    【0018】触媒貴金属の担持量をこれ以上増加させても活性は向上せず、その有効利用が図れない。 また触媒貴金属の担持量がこれより少ないと、実用上十分な活性が得られない。 なお、Pt/Rh及びPdを各多孔質担体に担持させるには、その塩化物や硝酸塩等を用いて、
    含浸法、噴霧法、スラリー混合法などを利用して従来と同様に担持させることができる。

    【0019】第1触媒に含まれるNO x吸蔵材としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属及び希土類元素から選ばれる少なくとも一種を用いることができる。 アルカリ金属としてはリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、フランシウムが挙げられる。 また、アルカリ土類金属とは周期表2A族元素をいい、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムが挙げられる。 また希土類元素としては、
    スカンジウム、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジムなどが例示される。

    【0020】NO x吸蔵材の含有量は、第1多孔質担体100gに対して0.05〜1.0モルの範囲が望ましい。 含有量が0.05モルより少ないとNO x吸蔵能力が小さくNO x浄化性能が低下し、1.0モルを超えて含有しても、NO x吸蔵能力が飽和すると同時にHCのエミッションが増加するなどの不具合が生じる。 PdによるNOの酸化も期待されるので、第2触媒にもNO x
    吸蔵材を含むことが望ましい。 このNO x吸蔵材としては上記に例示したものを用いることができ、その含有量は第2多孔質担体100gに対して0.05〜1.0モルの範囲が望ましい。 含有量が0.05モルより少ないとNO x吸蔵能力が小さくNO x浄化性能が低下し、
    1.0モルを超えて含有しても、NO x吸蔵能力が飽和すると同時にHCのエミッションが増加するなどの不具合が生じる。

    【0021】第1触媒と第2触媒との容積比は特に制限されないが、触媒貴金属及びNO x吸蔵材の担持量との兼ね合いから、第1触媒の容積が第2触媒の容積より大きいことが望ましく、さらに望ましくは第1触媒容積:
    第2触媒容積=6:4〜9:1の範囲がよい。 また、第1触媒と第2触媒の排ガス流路内の配置順序も特に制限されないが、例えば排ガスの流れに対して第1触媒を第2触媒の上流に配置してもよいし、この逆でもよい。 さらに、第1触媒と第2触媒を多段に組み合わせてもよい。 また、第1触媒と第2触媒を一体化して構成してもよいし、間隔を隔てて配置してもよい。 また第1触媒と第1触媒を混合して使用することもできる。

    【0022】

    【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明をさらに具体的に説明する。 なお、以下にいう「部」は全て「重量部」を意味する。 (実施例1)実施例1の排ガス浄化用触媒の模式的な構成説明図を図1に示す。 この排ガス浄化用触媒は、ハニカム形状の第1触媒1と第2触媒2とからなり、第1触媒1にはPt10とRh11が担持され、NO x吸蔵材としてのBa12が担持されている。 また第2触媒2にはPd20とBa21が担持されている。

    【0023】以下、この排ガス浄化用触媒の製造方法を説明し、構成の詳細な説明に代える。 アルミナ粉末10
    0部と、酸化セリウム粉末30部、濃度40重量%の硝酸アルミニウム水溶液65部、及び水80部を混合し、
    コーティング用スラリーを調製した。

    【0024】コーディエライト質のハニカム状モノリス担体基材(直径30mm、長さ50mm)をこのスラリーに浸漬し、引き上げて余分なスラリーを吹き払った後、乾燥し600℃で1時間焼成してコート層を形成し多孔質担体を調製した。 コート層は、モノリス担体基材1リットル当たりアルミナが100gとなるように形成されている。 またセリウム(Ce)の担持量は、モノリス担体基材1リットル当たり0.25molである。

    【0025】この多孔質担体を長さ40mm及び10m
    mとなるように二つに切断し、長さ40mmの方を第1
    担体とし、長さ10mmの方を第2担体とした。 第1担体及び第2担体の直径はいずれも30mmであり、両者の体積比は8:2である。 次に、第1担体を所定濃度のジニトロジアンミン白金水溶液に浸漬し、引き上げて余分な水分を吹き払った後、250℃で乾燥してPtを担持した。 次いで所定濃度の硝酸ロジウム水溶液に浸漬し、引き上げて余分な水分を吹き払った後、250℃で乾燥してRhを担持した。 Pt及びRhの担持量は、それぞれ2.0g/L、0.1g/Lである。

    【0026】一方、第2担体については、所定濃度の塩化パラジウム水溶液に浸漬し、引き上げて余分な水分を吹き払った後、250℃で乾燥してPdを担持した。 P
    dの担持量は4.0g/Lである。 そして触媒貴金属が担持された第1担体及び第2担体を所定濃度の酢酸バリウム水溶液にそれぞれ浸漬し、引き上げて余分な水分を吹き払った後250℃で乾燥し、300℃で1時間焼成して、それぞれBaを担持して第1触媒1及び第2触媒2を調製した。 Baの担持量は、第1触媒1及び第2触媒2ともに0.3mol/Lである。 (実施例2)酢酸バリウム水溶液の代わりに硝酸ストロンチウムを用いたこと以外は実施例1と同様である。 なお、Srの担持量は、第1触媒及び第2触媒ともに0.
    3mol/Lである。 (実施例3)酢酸バリウム水溶液の代わりに硝酸カルシウムを用いたこと以外は実施例1と同様である。 なお、
    Caの担持量は、第1触媒及び第2触媒ともに0.3m
    ol/Lである。 (実施例4)酢酸バリウム水溶液の代わりに硝酸マグネシウムを用いたこと以外は実施例1と同様である。 なお、Mgの担持量は、第1触媒及び第2触媒ともに0.
    3mol/Lである。 (実施例5)酢酸バリウム水溶液の代わりに硝酸セシウムを用いたこと以外は実施例1と同様である。 なお、C
    sの担持量は、第1触媒及び第2触媒ともに0.3mo
    l/Lである。 (実施例6)酢酸バリウム水溶液の代わりに硝酸カリウムを用いたこと以外は実施例1と同様である。 なお、K
    の担持量は、第1触媒及び第2触媒ともに0.6mol
    /Lである。 (実施例7)酢酸バリウム水溶液の代わりに硝酸リチウムを用いたこと以外は実施例1と同様である。 なお、L
    iの担持量は、第1触媒及び第2触媒ともに0.3mo
    l/Lである。 (実施例8)酢酸バリウム水溶液の代わりに硝酸ランタンを用いたこと以外は実施例1と同様である。 なお、L
    aの担持量は、第1触媒及び第2触媒ともに0.3mo
    l/Lである。 (実施例9)下流側担体のPdの担持量を8.0g/L
    としたこと以外は実施例1と同様にして第1触媒及び第2触媒を調製した。 (実施例10)上流側担体のPtの担持量を1.2g/
    Lとしたこと以外は実施例1と同様にして第1触媒及び第2触媒を調製した。 (実施例11)上流側担体にRhを担持しなかったこと以外は実施例1と同様にして第1触媒及び第2触媒を調製した。 (実施例12)上流側担体にPtを担持せず、Rhの担持量を1.2g/Lとしたこと以外は実施例1と同様にして第1触媒及び第2触媒を調製した。 (実施例13)多孔質担体を45mmと5mmに切断し、第1担体と第2担体の体積比が9:1となるようにしたこと以外は実施例1と同様にして第1触媒及び第2
    触媒を調製した。 (実施例14)多孔質担体を30mmと20mmに切断し、第1担体と第2担体の体積比が6:4となるようにしたこと以外は実施例1と同様にして第1触媒及び第2
    触媒を調製した。 (実施例15)Baの担持後、第1担体及び第2担体を所定濃度の硝酸リチウム水溶液にそれぞれ浸漬し、引き上げて余分な水分を吹き払った後250℃で乾燥し、3
    00℃で1時間焼成して、それぞれLiを担持して第1
    触媒及び第2触媒を調製した。 Liの担持量は、第1触媒及び第2触媒ともに0.1mol/Lである。 (実施例16)酢酸バリウム水溶液の代わりに硝酸セシウムを用いたこと以外は実施例1と同様にして、それぞれCsを担持した。 Csの担持量は、第1担体及び第2
    担体ともに0.3mol/Lである。

    【0027】Csの担持後、第1担体及び第2担体を所定濃度の硝酸リチウム水溶液にそれぞれ浸漬し、引き上げて余分な水分を吹き払った後250℃で乾燥し、30
    0℃で1時間焼成して、それぞれLiを担持して第1触媒及び第2触媒を調製した。 Liの担持量は、第1触媒及び第2触媒ともに0.1mol/Lである。 (実施例17)酢酸バリウム水溶液の代わりに酢酸カリウムを用いたこと以外は実施例1と同様にして、それぞれKを担持した。 Kの担持量は、第1担体及び第2担体ともに0.3mol/Lである。

    【0028】Kの担持後、上流側担体及び下流側担体を所定濃度の硝酸リチウム水溶液にそれぞれ浸漬し、引き上げて余分な水分を吹き払った後250℃で乾燥し、3
    00℃で1時間焼成して、それぞれLiを担持して第1
    触媒及び第2触媒を調製した。 Liの担持量は、第1触媒及び第2触媒ともに0.1mol/Lである。 (比較例1)多孔質担体を切断することなく用い、全体にPt、Rh、Pd及びBaを実施例1と同様に担持した。 (比較例2)多孔質担体を切断することなく用い、全体にPt、Rh及びPdを実施例1と同様に担持した。 そして酢酸バリウム水溶液の代わりに硝酸セシウムを用いたこと以外は実施例1と同様にしてCsを担持した。 C
    sの担持量は0.3mol/Lである。 (比較例3)多孔質担体を切断することなく用い、Pd
    を担持しなかったこと以外は実施例1と同様にして、全体にPt、Rh及びBaを担持した。 (比較例4)多孔質担体を切断することなく用い、Pd
    を担持しなかったこと以外は実施例1と同様にして、全体にPt及びRhを実施例1と同様に担持した。 そして酢酸バリウム水溶液の代わりに硝酸セシウムを用いたこと以外は実施例1と同様にしてCsを担持した。 Csの担持量は0.3mol/Lである。 (比較例5)多孔質担体を切断することなく用い、Pt
    及びRhを担持しなかったこと以外は実施例1と同様にして、全体にPd及びBaを担持した。 (比較例6)多孔質担体を切断することなく用い、Pt
    及びRhを担持しなかったこと以外は実施例1と同様にして、全体にPdを実施例1と同様に担持した。 そして酢酸バリウム水溶液の代わりに硝酸セシウムを用いたこと以外は実施例1と同様にしてCsを担持した。 Csの担持量は0.3mol/Lである。 (評価試験)得られたそれぞれの排ガス浄化用触媒について、モデルガスによる評価試験を行った。 モデルガスとしては、表1に示す組成の3種類の耐久用モデルガスと2種類の評価用モデルガスを用いた。

    【0029】

    【表1】

    そして実施例及び比較例の各排ガス浄化用触媒について、第1触媒及び第2触媒をそれぞれモデルガス流路の上流側及び下流側に互いに接触した状態で配置した。 そして入りガス温度500℃にてA/F=22相当の耐久用モデルガスで4分間処理し、A/F=14.1相当の耐久用モデルガスで1分間処理する処理を10時間交互に繰り返し行い、次いで入りガス温度800℃にてA/


    F=14.6相当の耐久用モデルガスで5時間処理する耐久試験を行った。 ガス流量は1リットル/minである。

    【0030】耐久試験後の各排ガス浄化用触媒について、第1触媒及び第2触媒をそれぞれモデルガス流路の上流側及び下流側に互いに接触した状態で配置した。 そして入りガス温度350℃にてA/F=22相当の評価用モデルガスとA/F=14.5の評価用モデルガスを2分間隔で切り換えながら流し、その時のNO x ,HC
    及びCOの浄化率を測定した。 結果を表2及び表3に示す。

    【0031】

    【表2】

    【0032】

    【表3】

    【0033】表3より、比較例3,4の排ガス浄化用触媒では、Pdを担持しないために耐久後のHC及びCO
    の浄化率が低い。 また比較例5,6の排ガス浄化用触媒では、Pt及びRhを担持しないために耐久後のNO x
    浄化率が低い。 しかし、比較例1,2の排ガス浄化用触媒のようにPt、Rh及びPdを担持しても、耐久後のHC及びCOの浄化率は高いものの、耐久後のNO x浄化率の向上はほんの僅かでPt及びRhの本来の触媒活性が得られていないことがわかる。

    【0034】一方、各実施例の排ガス浄化用触媒では、
    NO x浄化率は57%以上と高く、かつHC及びCOの浄化率も90%以上と高く、Pt、Rh及びPdのそれぞれの本来の触媒活性が十分発揮されていることがわかる。 つまり実施例と比較例のこの顕著な差異は、実施例において多孔質担体を分割し、Pt及びRhとPdとを分離して担持したことに起因することが明らかである。

    【0035】なお、本実施例では第1触媒を上流側に配置し、第2触媒を下流側に配置したが、この順序を逆にしてもほぼ同様の作用効果が奏される。 また第2触媒にNO x吸蔵材を含ませない場合にも、効果は若干低下するものの同様の作用効果が奏される。

    【0036】

    【発明の効果】すなわち本発明の排ガス浄化用触媒によれば、Pt、Rh及びPdの本来の触媒活性が発揮されるため、リーンバンーエンジンの排気系に用いられた場合における耐久後にも高いHC、CO及びNO xの浄化活性が維持される。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施例の排ガス浄化用触媒の構成を示す模式的説明図である。

    【符号の説明】

    1:第1触媒 2:第2触媒 10:Pt 11:Rh
    20:Pd

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/36 104A B01J 23/56 301A (72)発明者 高橋 直樹 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 三好 直人 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

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