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Wind power generation apparatus

阅读:789发布:2024-01-01

专利汇可以提供Wind power generation apparatus专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To allow heat generation equipment and the like installed on the inside of a rotor head to be satisfactorily cooled and prevented from being corroded, damaged, etc., by a simple structure.SOLUTION: A cooling structure A is characterized such that in a wind power generation apparatus 1A in which a rotor head 6 which rotates by receiving outside wind with windmill blades 9, drives an electric generator 11 installed on the inside of a nacelle 5, to generate electric power, and heat generation equipment (for example, a rotor hub 14) is provided on the inside of the rotor head 6, the heat generation equipment 14 has a structure which is hermetically sealed from the outside, a rotor head cooling air passage 23 is formed which extends from the periphery of the heat generation equipment 14 to the inside of each windmill blade 9, a cooling air introduction portion 24 through which cooling air is introduced, and exhaust ports 25 through which the cooling air is discharged to the outside, are provided in the rotor head cooling air passage 23, and the exhaust ports 25 are formed in the windmill blades 9.,下面是Wind power generation apparatus专利的具体信息内容。

  • 風車翼に外風を受けて回転するロータヘッドが、タワー先端に支持されたナセルの内部に設置された発電機を駆動して発電を行う風力発電装置において、
    前記ロータヘッドは、前記風車翼をピッチ方向に回動自在に支持するロータハブと、前記ロータハブを覆うハブカバーとを備え、
    前記風車翼は、前記ロータハブと前記ハブカバーとの間の内部空間と風車翼の内部空間とを連通するように設けられた連通口と、風車翼の内部空間と外部とを連通する排気口とを備え、
    さらに、前記連通口と前記排気口とを連通させるロータヘッド冷却通気路と、前記ロータヘッド冷却通気路に外気を流入させる冷却空気導入部とを備えることを特徴とする風力発電装置。
  • 前記ロータヘッド冷却通気路に冷却空気を送気する送気手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
  • 前記ロータハブの外表面に、該ロータハブの熱が前記ロータヘッド冷却通気路を流れる冷却空気に放熱されることを補助する放熱補助手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の風力発電装置。
  • 前記排気口を、前記風車翼の、風向きに対して風下側に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の風力発電装置。
  • 前記排気口を、前記風車翼の根本付近に形成したことを特徴とする請求項4に記載の風力発電装置。
  • 前記ロータヘッド冷却通気路は、前記ナセル内部の冷却を行うナセル内部通気路に連通し、該ナセル内部通気路を通った冷却空気が前記ロータヘッド冷却通気路を抜けて外部に排気されるようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の風力発電装置。
  • 前記ロータヘッド冷却通気路は、前記ナセル内部の冷却を行うナセル内部通気路と、前記ナセルが上端部に設置されるタワーの内部の冷却を行うタワー内部通気路とに連通し、前記タワー内部通気路と前記ナセル内部通気路を通った冷却空気が前記ロータヘッド冷却通気路を抜けて外部に排気されるようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の風力発電装置。
  • 说明书全文

    本発明は、運転時における機器の発熱を、外気の導入により冷却するようにした風発電装置に関するものである。

    標準的な風力発電装置は、風車翼を備えたロータヘッドが風力を受けて回転し、この回転を増速機により増速する等して発電機を駆動し、発電を行う装置である。 ロータヘッドは、地面等に立設されたタワーの上に設置されてヨー旋回可能なナセルの端部に取り付けられ、略平な横方向の回転軸線周りに回転可能となるように支持されている。

    ナセルの内部には発電機を始めとする発熱機器が設置され、タワーの内部にはコンバータや変圧器といった発熱機器が設置されているため、安定した運転を継続するためには、これらの電気機器を適切に冷却する必要があり、外風を冷却空気としてタワーやナセルの内部に取り入れるようにした風力発電装置がある。

    また、ロータヘッドには、風車翼のピッチを風量に見合う最適な角度に調整するためのピッチ駆動装置が内蔵されているが、このピッチ駆動装置も、その作動時に発熱するために適切な冷却が望まれる。 従来では、例えば特許文献1に開示されているように、ロータヘッドの内部を2重壁構造にし、その内側の壁部の内部に発熱機器を設置するとともに、ロータヘッドの外部の外気を、内側の壁部の内部に導入して発熱機器を冷却し、この冷却に供された空気を、風車翼の内部を経て外部に排気するようにした風力発電装置がある。

    米国特許出願公開第2009/0060748号明細書

    しかしながら、特許文献1の風力発電装置の構成では、ロータヘッドの内部に設置された発熱機器に外気が直接触れる構造であるため、外気に含まれる水分や塩分、塵埃等の異物によってロータヘッド内部の機器類の腐食、汚損等が生じやすく、機械的、電気的に好ましくなかった。 これを改善するには、外気の導入部に異物除去用のフィルタを設ける必要があるが、フィルタの設置によって圧損が発生し、充分な量の外気を取り入れることができなくなってしまう。

    本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、簡素な構成により、ロータヘッドの内部に設置された発熱機器類を良好に冷却するとともに、これらの機器類を腐食、汚損等から保護することのできる風力発電装置を提供することを目的とする。

    本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
    即ち、本発明に係る風力発電装置は、風車翼に外風を受けて回転するロータヘッドが、タワー先端に支持されたナセルの内部に設置された発電機を駆動して発電を行う風力発電装置において、前記ロータヘッドは、前記風車翼をピッチ方向に回動自在に支持するロータハブと、前記ロータハブを覆うハブカバーとを備え、前記風車翼は、前記ロータハブと前記ハブカバーとの間の内部空間と風車翼の内部空間とを連通するように設けられた連通口と、風車翼の内部空間と外部とを連通する排気口とを備え、さらに、前記連通口と前記排気口とを連通させるロータヘッド冷却通気路と、前記ロータヘッド冷却通気路に外気を流入させる冷却空気導入部とを備えることを特徴とする。

    このような風力発電装置によれば、風車翼が回転することによって排気口に負圧が作用し、この負圧によりロータヘッド冷却通気路内の空気が吸引されて排気口から排気される。 これにより、冷却空気導入部からロータヘッド冷却通気路内に新たに冷却空気が導入され、ロータハブの内部に設置された発熱機器が冷却される。 冷却に供された空気は風車翼の排気口から外部に排気される。 このような簡素な構成により、発熱機器(ロータハブ)を密閉構造としながら良好に冷却することができ、発熱機器を外気に直接触れさせないようにして、腐食、汚損等から保護することができる。

    また、本発明に係る風力発電装置は、前記ロータヘッド冷却通気路に冷却空気を送気する送気手段を設けたことを特徴とする。 この送気手段を設けたことにより、ロータヘッド冷却通気路を流れる冷却空気の流量と流速を増大させて発熱機器の冷却効率を高めることができる。

    さらに、本発明に係る風力発電装置は、前記ロータハブの外表面に、該ロータハブの熱が前記ロータヘッド冷却通気路を流れる冷却空気に放熱されることを補助する放熱補助手段を設けたことを特徴とする。 これにより、発熱機器の熱を積極的に冷却空気に放熱させて冷却効率を高めることができる。

    そして、本発明に係る風力発電装置は、前記排気口を、前記風車翼の、風向きに対して風下側に形成したことを特徴とする。 これにより、排気口に作用する負圧を大きくしてロータヘッド冷却通気路を流れる冷却空気の流量と流速を増大させ、発熱機器の冷却効率を高めることができる。

    また、本発明に係る風力発電装置は、前記排気口を、前記風車翼の根本付近に形成したことを特徴とする。 これにより、ロータヘッド冷却通気路の全長を短くして圧力損失を回避し、冷却空気の流速および流量を大きくして冷却効率を高めることができる。

    さらに、本発明に係る風力発電装置は、前記ロータヘッド冷却通気路が、前記ナセル内部の冷却を行うナセル内部通気路に連通し、該ナセル内部通気路を通った冷却空気が前記ロータヘッド冷却通気路を抜けて外部に排気されるようにしたことを特徴とする。 本構成によれば、ナセル内部とロータヘッド内部とを総合的に冷却することができ、風力発電装置全体の冷却構造を簡素化することができる。

    また、本発明に係る風力発電装置は、前記ロータヘッド冷却通気路が、前記ナセル内部の冷却を行うナセル内部通気路と、前記ナセルが上端部に設置されるタワーの内部の冷却を行うタワー内部通気路とに連通し、前記タワー内部通気路と前記ナセル内部通気路を通った冷却空気が前記ロータヘッド冷却通気路を抜けて外部に排気されるようにしたことを特徴とする。 本構成によれば、タワー内部とナセル内部とロータヘッド内部とを総合的に冷却することができ、風力発電装置全体の冷却構造を簡素化することができる。

    以上のように、本発明に係る風力発電装置によれば、簡素な構成により、ロータヘッドの内部に設置された発熱機器類を良好に冷却するとともに、これらの機器類を腐食、汚損等から保護することができる。

    本発明の各実施形態を適用可能な風力発電装置の一例を示す側面図である。

    本発明の第1実施形態に係る風力発電装置の概略的な縦断面図である。

    本発明の第2実施形態に係る風力発電装置の概略的な縦断面図である。

    図3のIV-IV線に沿う縦断面図である。

    本発明の第3実施形態に係る風力発電装置の概略的な縦断面図である。

    本発明の第4実施形態に係る風力発電装置の概略的な縦断面図である。

    本発明の第5実施形態に係る風車翼の概略的な縦断面図である。

    本発明の第6実施形態に係る風車翼の概略的な縦断面図である。

    以下、本発明に係る風力発電装置の実施形態について図面に基づいて説明する。
    図1は、後に説明する各実施形態における冷却構造A〜Fを適用可能な風力発電装置の一例を示す側面図である。 この風力発電装置1は、地表面2に設置された鉄筋コンクリート製の基礎3上に立設されるタワー4と、このタワー4の上端部に設置されるナセル5と、略水平な横方向の回転軸線周りに回転可能に支持されてナセル5の前端部側に設けられるロータヘッド6とを有している。 本例では、ロータヘッド6がナセル5の前端部側に設けられる所謂アップウィンド型の風車について説明するが、ロータヘッド6がナセル5の後端部側に設けられるダウンウィンド型の風車にも適用できることは、当業者には明らかであろう。

    タワー4は、鋼管製のモノポール式であり、その横断面形状が略円形である。 タワー4の下端部には例えば鋼板製のベースプレート7が固定され、このベースプレート7が多数のアンカーボルト8で基礎3に締結固定されている。 ロータヘッド6には、放射方向に延びる複数枚(例えば3枚)の風車翼9が取り付けられており、ナセル5の内部には発電機11が収容設置され、ロータヘッド6の回転軸12が発電機11の主軸に増速機13(図2参照)を介して連結されている。 このため、風車翼9に当たった外風の風力が、ロータヘッド6と回転軸12を回転させる回転力に変換され、発電機11が駆動されて発電が行われる。

    ナセル5は、風車翼9と共に、タワー4の上端において水平方向に旋回することができ、図示しない駆動装置と制御装置により、常に風上方向に指向して効率良く発電できるように制御される。 ナセル5の内部空間S1内には、発電機11を始めとし、図示しない主軸受や増速機など各種の発熱機器が設置されている。 また、ロータヘッド6の内部にはロータハブ14(図2参照)が設けられ、このロータハブ14には風車翼9のピッチ角を風量に見合う最適な角度に調整するための、油圧や電動の公知のピッチ駆動装置や制御盤等が内蔵されている。 このピッチ駆動装置や制御盤等も、その作動時に発熱する発熱機器である。 さらに、タワー4の内部空間S2内にも各種の電気機器15が設置されている。 これらの電気機器15としては、コンバータや変圧器といった発熱性のあるものが例示される。

    ナセル5の内部空間S1およびタワー4の内部空間S2は密室状であるため、以下に述べる各実施形態における冷却構造A〜Gにより、内部空間S1,S2およびロータヘッド6内に設置された発熱機器11,14,15の熱を冷却するようになっている。

    (第1実施形態)
    図2は、本発明の第1実施形態に係る風力発電装置1Aの概略的な縦断面図である。 この風力発電装置1Aは冷却構造Aを備えている。 この冷却構造Aにおいて、ナセル5を構成する壁体17は、例えば外壁17aと、この外壁17aの内側に間隔を介して設けられた内壁17bとを備えた二重壁構造となっており、外壁17aと内壁17bとの間の空間がナセル内部通気路18となっている。 このナセル内部通気路18には外気が冷却空気として流通する。 なお、ここでは壁体17が全面的に二重壁構造となっているが、一部だけを二重構造にしてもよい。

    ナセル内部通気路18は、ナセル5の内部空間S1に対して完全に隔離されており、内部空間S1に設置される発熱機器である発電機11がナセル内部通気路18に隣接させて設けられている。 具体的には、発電機11が、ナセル内部通気路18を構成している内壁17bの底面と後面に密着するように設けられている。

    ナセル内部通気路18は、ナセル5の前方から吹き付ける外風を導入する外風導入口21を有している。 この外風導入口21は、例えばナセル5の前面の、ロータヘッド6の直下と、場合によってはロータヘッド6の左右側方の位置において、前方に向かって開くように設けられている。 この外風導入口21の開口面積は、ナセル内部通気路18の縦断面積よりも大きく設定されており、側面視でナセル内部通気路18は外風導入口21から下流側に進むにしたがって次第に通路面積が狭くなっている。

    一方、ロータヘッド6は、前述のロータハブ14と、このロータハブ14を覆うハブカバー14aとを有して構成されており、ロータハブ14が風車翼9を支持している。 ロータハブ14は外部に対して密閉されたカプセル構造であり、このロータハブ14の内部に設けられた図示しないピッチ駆動装置が外気から遮断されている。 そして、ロータハブ14の周囲から風車翼9の内部にかけてロータヘッド冷却通気路23が形成されている。 このロータヘッド冷却通気路23は、ロータハブ14とハブカバー14aとの間の内部空間23aと、風車翼の内部空間23bとが繋がったものであり、両方の内部空間23a,23bは、例えば風車翼9の基端部に形成された連通口23cを介して互いに連通している。 また、ロータヘッド6の内部空間23aが、ナセル5の前面に開設された開口部状の冷却空気導入部24を経てナセル内部通気路18に連通している。

    ロータヘッド冷却通気路23内には、後述するように冷却空気導入部24から冷却空気が流入する。 そして、風車翼9の先端付近に排気口25が設けられており、ここからロータヘッド冷却通気路23内の冷却空気が外部に排気される。 また、冷却空気導入部24には送風ファン27が設置されている。 この送風ファン27は、ロータヘッド冷却通気路23に冷却空気を送気する送気手段として機能するものである。 なお、ナセル内部通気路18と外風導入口21も、ロータヘッド冷却通気路23に冷却空気を送気する送気手段の一種である。 場合によっては、ナセル5の内部空間S1内に循環ファン28等の送風機器を設置してもよい。

    以上のように構成された冷却構造Aは、次のように作用する。
    風力発電装置1Aに外風が吹き付けた場合、この外風の風向が検知されてナセル5がその前面を風上に向けるように自動制御される。 このため、ナセル5の前面に開口している外風導入口21からナセル内部通気路18の内部に矢印で示すように外風が冷却空気として導入される。 この冷却空気は、ナセル内部通気路18の通路面積が外風導入口21から下流側に進むにつれて狭くなっているため加速しながらナセル内部通気路18内を流れ、その際に内壁17bに密着して設けられた発熱機器である発電機11を冷却する。

    このようにナセル内部通気路18内を通過した冷却空気は、冷却空気導入部24を経てロータヘッド冷却通気路23に送気される。 この時、冷却空気導入部24に設けられた送風ファン27が冷却空気の送気を促進させる。 ロータヘッド冷却通気路23に送気された冷却空気は、ロータハブ14の周囲を通過してロータハブ14を介してピッチ駆動装置や制御盤を冷却し、最終的に風車翼9の内部を通って排気口25から外部に排出される。

    排気口25は風車翼9に形成されているため、風車翼9が回転することによって排気口25に負圧が作用し、ロータヘッド冷却通気路23内の空気が排気口25から吸い出される。 この吸引作用と、送風ファン27による送気作用とにより、ナセル内部通気路18およびロータヘッド冷却通気路23を流れる冷却空気の流量と流速が増大し、発電機11やロータハブ14を効率良く冷却することができる。 なお、送風ファン27の回転速度、あるいはON,OFF状態は、例えば冷却空気の温度に応じて自動制御される。 また、風車翼9の回転により排気口25に作用する負圧が充分に大きい場合は、必ずしも送風ファン27を設けなくてもよい。

    この冷却構造Aによれば、簡素な構造により、発電機11とロータハブ14を完全に密閉構造としながら良好に冷却することができ、これらの発熱機器11,14を外気に直接触れさせないようにして、外気に含まれる水分や塩分、塵埃等の異物による腐食、汚損等から効果的に保護することができる。

    また、ロータヘッド冷却通気路23はナセル内部通気路18に連通し、ナセル内部通気路18を通った冷却空気がロータヘッド冷却通気路23を抜けて外部に排気される構成であるため、ナセル5の内部とロータヘッド6の内部を総合的に冷却することができ、風力発電装置1A全体の冷却構造を簡素化することができる。 なお、ナセル5の内部空間S1内に設けた循環ファン28によって内部空間S1内の空気を循環させることにより、発電機11等の熱を内壁17bに広く伝達して熱交換率を高め、冷却性能を向上させることができる。

    (第2実施形態)
    図3は、本発明の第2実施形態に係る風力発電装置1Bの概略的な縦断面図である。 この風力発電装置1Bは冷却構造Bを備えている。 この冷却構造Bにおいて、前述の第1実施形態における冷却構造Aと異なる点は、ロータハブ14の外表面に、ロータハブ14の発する熱がロータヘッド冷却通気路23を流れる冷却空気に放熱されることを補助する放熱補助手段が設けられている点のみであり、他の部分は同一の構成である。 ここでは、放熱補助手段の一例として、銅のパイプの内部に代替フロン等の作動液が封入された公知の構造のヒートパイプ31が用いられており、このヒートパイプ31は例えばロータハブ14のケーシングを貫通するように、ケーシングの周面と前面に配設されている。

    あるいは、図4に示すように、ロータハブ14の周面と前面に放熱補助手段として放熱フィン32(またはリブ)を設け、ロータハブ14の表面積を増大することも考えられる。 ロータハブ14の周面に設ける放熱フィン32は、その長手方向が前後方向に沿うように形成するのが好ましいが、例えば放熱フィン32をロータハブ14の周囲に螺旋状に設けて、ロータハブ14の回転により冷却空気導入部24から冷却空気が吸引されるように構成してもよい。

    この冷却構造Bにおいて、ナセル5前面の外風導入口21から冷却空気として導入された外風は、第1実施形態における冷却構造Aと同様に、ナセル内部通気路18とロータヘッド冷却通気路23を通って、発電機11やロータハブ14等の発熱機器が発する熱を冷却した後、排気口25から外部に排出される。 その際、ヒートパイプ31の熱移送作用、または放熱フィン32の放熱作用により、ロータハブ14が発する熱がロータヘッド冷却通気路23内を流れる冷却空気に積極的に移送されるため、より効率良くロータハブ14を冷却することができる。

    (第3実施形態)
    図5は、本発明の第3実施形態に係る風力発電装置1Cの概略的な縦断面図である。 この風力発電装置1Cは冷却構造Cを備えている。 この冷却構造Cにおいて、第1実施形態の冷却構造Aと異なる点は、ロータヘッド6の内部に設けられたロータヘッド冷却通気路23がナセル5の内部空間S1とは隔絶されている点である。 ロータヘッド6の内部空間23aと、風車翼9の内部空間23bとが、風車翼9の基端部に形成された連通口23cを介して互いに連通してロータヘッド冷却通気路23が構成されている点と、風車翼9の先端付近に排気口25が設けられている点は冷却構造Aと同様である。

    さらに、ロータヘッド6とナセル5の前面との間に、外気を風車内部通気路23内に取り入れるための、間隙状もしくは切欠き状の冷却空気導入部35が設けられる。 その内側に複数の送風ファン36を設置しても良い。 この送風ファン36は、風車内部通気路23に冷却空気を送気する送気手段である。 送風ファン36は、ナセル5側に固定してもロータヘッド6側に固定してもよい。

    この冷却構造Cにおいて、風車翼9が回転することによって排気口25に負圧が作用し、風車内部通気路23内の冷却空気が排気口25から吸い出されるとともに、外気が冷却空気導入部35から風車内部通気路23内に冷却空気として吸引される。 送風ファン36が作動すると、外気が冷却空気導入部35から送気される作用がさらに強められる。 このように風車内部通気路23の内部を流れる冷却空気により、ロータハブ14が冷却され、冷却に供された空気は排気口25から外部に排気される。

    この冷却構造Cでは、風車翼9の回転時に排気口25に作用する負圧による吸引作用と、送風ファン36による送気作用とによって、風車内部通気路23を流れる冷却空気の流量と流速を増大させることができ、ロータハブ14を効率良く冷却することができる。 ロータハブ14を密閉構造にして内部に外気が進入しないようにし、ロータハブ14の内部に設置されるピッチ駆動装置や制御盤を腐食や汚損等から保護できるという利点は冷却構造A,Bと同様である。 なお、風車翼9の回転により排気口25に作用する負圧が充分に大きい場合は、送風ファン36の設置数を少なくしたり、送風ファン36を省いたりすることが考えられる。 しかし、送風ファン36設けることにより、風車翼9が回転していない時でもロータハブ14を冷却することができる。

    (第4実施形態)
    図6は、本発明の第4実施形態に係る風力発電装置1Dの概略的な縦断面図である。 この風力発電装置1Dは冷却構造Dを備えている。 この風力発電装置1D(冷却構造D)において、タワー4を構成する壁体41は、外壁41aと、この外壁41aの内側に間隔を介して設けられた内壁41bとを備えた二重壁構造となっており、内壁41bの内側が内側空間S2とされ、外壁41aと内壁41bとの間の空間がタワー内部通気路42とされている。

    タワー内部通気路42は内部空間S2に対して隔離されており、内部空間S2に設置されているコンバータ15aや変圧器15bといった発熱性のある電気機器がタワー内部通気路42(内壁41b)に隣接している。 なお、ここでは壁体41が全面的に二重壁構造となっているが、一部だけを二重構造にしてタワー内部通気路42を部分的に設け、これにコンバータ15a、変圧器15bを隣接させてもよい。

    そして、例えば地表面2に近い外壁41aの周面に1箇所、あるいは複数箇所の外風導入口43が設けられ、ここからタワー内部通気路42内に外気が冷却空気として導入されるようになっている。 一方、ナセル5の内部には、先の実施形態1,2の冷却構造A,Bと同様なナセル内部通気路18が形成されている。 しかし、このナセル内部通気路18には冷却構造A,Bのような外風導入口21が設けられておらず、ナセル内部通気路18は連通部44を介してタワー内部通気路42に連通している。 なお、ナセル内部通気路18が冷却空気導入部24を介してロータヘッド冷却通気路23に連通し、冷却空気導入部24に送風ファン27が設けられている構成等は冷却構造A,Bと同様である。

    以上のように構成された冷却構造Dは、次のように作用する。
    風力発電装置1Dに外風が吹き付けた場合、この外風が矢印で示すように外風導入口43からタワー内部通気路42内に冷却空気として導入され、タワー内部通気路42内を流通する際に、内壁41bに密着してタワー内部通気路42に隣接している発熱性のあるコンバータ15a、変圧器15bを冷却する。 その後、冷却空気はタワー内部通気路42内を上昇し、連通部44を経てナセル内部通気路18に流入し、以後は前述の冷却構造A,Bと同様に、ナセル5の内壁17bに密着して設けられた発熱機器である発電機11を冷却し、次に送風ファン27に吸引されながら冷却空気導入部24を経てロータヘッド冷却通気路23に流れてロータハブ14を冷却し、最後に風車翼9の内部を通って排気口25から外部に排出される。

    なお、場合によっては、タワー内部通気路42内に循環ファン47を設置し、タワー内部通気路42内を流れる冷却空気を積極的にナセル内部通気路18側およびロータヘッド冷却通気路23側に送り、冷却空気導入部24に設けられた送風ファン27と共働させて冷却空気量を増やし、冷却性能を向上させることができる。

    この冷却構造Dによれば、ロータヘッド6内に設けられた発熱機器であるロータハブ14(ピッチ駆動装置や制御盤)のみならず、タワー4内に設けられた発熱機器(コンバータ15a、変圧器15b)と、ナセル5内に設けられた発熱機器(発電機11)も効果的に冷却することができ、しかもタワー4の内部空間S2を密閉することができるため、コンバータ15a、変圧器15bを始めとするタワー内部機器を外気に触れさせないようにして、腐食、汚損等から保護することができる。 本構成によれば、タワー4内部とナセル5内部とロータヘッド6内部とを総合的に冷却することができ、風力発電装置1D全体の冷却構造を簡素化することができる。

    (第5実施形態)
    図7は、本発明の第5実施形態に係る風車翼9の概略的な縦断面図である。 この風車翼9は、第1〜第4実施形態の風力発電装置1A〜1Dに適用することができ、冷却構造Eを備えている。 この冷却構造Eでは、風車翼9の内部に形成されたロータヘッド冷却通気路23(23b)の排気口が、風車翼9の、風向きに対して風下側に形成されている。 つまり、例えば風車翼9の後縁位置に排気口25aを設ける、あるいは側面位置に排気口25bを設ける。 要するに、風車翼9に当たる風によって負圧が作用する場所に排気口25a,25bを設けるのが好ましい。

    この冷却構造Eによれば、ロータヘッド冷却通気路23の排気口25a,25bに高い負圧が作用するため、ナセル内部通気路18、ロータヘッド冷却通気路23、タワー内部通気路42等を流れる冷却空気の流速を速めるとともに流量を増大させ、冷却効率を高めることができる。

    (第6実施形態)
    図8は、本発明の第6実施形態に係る風車翼9の概略的な縦断面図である。 この風車翼9は、第1〜第4実施形態の風力発電装置1A〜1Dに適用することができ、冷却構造Fを備えている。 この冷却構造Fでは、風車翼9の内部に形成されたロータヘッド冷却通気路23(23b)の排気口25cが、風車翼9の根本付近に形成されている。 具体的には、風車翼9の根本から遠くとも0.5m位の範囲に排気口25cを形成する。 しかし極端に根元に近づけて排気口25cを設けるのは風車翼9の強度上、好ましくない。 なお、ここでも排気口25cは風向きに対して風下側に形成するのが望ましい。 また、風車翼9の後縁位置に排気口25cを設ける代わりに、風車翼9の側面位置に排気口25dを設けてもよい。

    この冷却構造Fによれば、風車翼9の内部におけるロータヘッド冷却通気路23の全長を短くして圧力損失を回避し、冷却空気の流速および流量を大きくして冷却効率を高めることができる。

    なお、本発明は、上述した第1〜第6実施形態の態様のみに限定されないことは言うまでもない。 例えば、第1〜第6実施形態の構成を適宜組み合わせるといった変更を加えることが考えられる。

    1,1A〜1D 風力発電装置4 タワー5 ナセル6 ロータヘッド9 風車翼11 発電機14 ロータハブ(発熱機器)
    14a ハブカバー18 ナセル内部通気路23 ロータヘッド冷却通気路23a,23b 内部空間23c 連通口24,35 冷却空気導入部25 排気口27,36 送風ファン(送気手段)
    31 ヒートパイプ(放熱補助手段)
    32 放熱フィン(放熱補助手段)
    42 タワー内部通気路A〜F 冷却構造

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