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A method and apparatus for the complex production of hydrogen and carbon dioxide

阅读:1017发布:2020-06-26

专利汇可以提供A method and apparatus for the complex production of hydrogen and carbon dioxide专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且The invention concerns a method for combined production of hydrogen and carbon dioxide from a mixture of hydrocarbons wherein the residual PSA is treated to produce a carbon dioxide-enriched fluid, and wherein: the residual PSA is compressed to a pressure such that the partial pressure of the CO 2 contained ranges between about 15 and 40 bar; the residue is subjected to one or more condensation/separation steps with production of CO 2 -rich condensate(s) and a purge of noncondensable gas; the purge of noncondensable gas is preferably treated to produce a H 2 -rich permeate which is recycled to the PSA, and a residue which is recycled to syngas generation, Preferably, the condensate(s) are purified by cryogenic distillation to produce food grade CO 2 . The invention also concerns an installation for implementing the method.,下面是A method and apparatus for the complex production of hydrogen and carbon dioxide专利的具体信息内容。

  • 炭化水素の混合物からの水素および二酸化炭素の複合製造のための方法であって、少なくとも、
    −前記炭化水素混合物から少なくとも二酸化炭素、水素、一酸化炭素、メタンおよび水蒸気を含む合成ガスを発生させる工程(a)と、
    −(a)から生じた合成ガスを冷却し、利用可能な廃熱の回収を伴う工程(b)と、
    −(b)から生じた冷却合成ガスの全部または一部を水蒸気について逆変換し、合成ガスが含有する一酸化炭素のほとんどを酸化して二酸化炭素にし、対応する水素の生産を伴う工程(c)と、
    −種々のボイラー給水および/または脱イオン水回路との熱交換によって、工程(c)
    から生じた混合物を冷却し、水蒸気の凝縮を伴う工程(d)と、
    −圧力スイング吸着(PSA)装置内で、(d)から生じた冷却混合物を精製し、少なくとも98%に等しい純度を持つ水素エンリッチ流および 0.1〜0.3MPa (1〜3bar)絶対圧の圧力で二酸化炭素を含み「PSAオフガス」と呼ばれるオフガスを得る工程(e)とを含み、
    ならびに前記PSAオフガスを処理し二酸化炭素エンリッチ流体を得る工程であって、
    少なくとも、
    −PSAオフガスを改質圧力よりも高い圧力まで圧縮し、PSAオフガス中のCO 分圧を 1.5〜4.0MPa (15〜40bar)にする工程(f)と、
    −PSAオフガス中の水分を除去することによって圧縮されたPSAオフガスを乾燥し、乾燥ガスを得る工程(g)と、
    −1つ以上の連続する凝縮/分離の工程(hn)( ただし、nは2以上の整数、以下同じ )であって、以下のように ・各々の工程(hn)自体は、
    −前の工程で発生したガス中に存在するCO の全部または一部を凝縮する工程と、
    次の、
    −非凝縮化合物を含む気相からの分離により生じたCO リッチ凝縮物を分離する工程とを含み、
    ・かつ、
    −室温〜−56℃の温度tn(任意のnに対してtn−1より低いtn)で、工程(hn)を実施し、
    −工程(hn-1)から生じる気相を工程(hn)に供給し、最後の工程(hn)から生じる気相は非凝縮パージを構成する工程と、
    −非凝縮パージを使用する工程 であって、
    この非凝縮パージを使用する工程自体は、少なくとも、
    非凝縮パージを透過装置内で処理し、工程(a)の圧力より高い圧力で利用可能なメタンおよび一酸化炭素リッチのパージ廃棄物、ならびに工程(e)のPSA装置の操作圧力よりも高い圧力で水素および任意で二酸化炭素でエンリッチされた透過物を製造する工程を含む
    ことを特徴とする方法。
  • 請求項1に記載の方法であって、前記透過物の全部または一部を工程(e)のPSA精製装置の入口に再循環することを特徴とする方法。
  • 請求項 1又は2に記載の方法であって、パージ廃棄物を炭化水素混合物の部分的な代用物として工程(a)に再循環する、および/または非断熱改質器の燃焼チャンバーにおいてあるいは自己熱交換改質器または部分酸化の場合には原料予熱炉において燃料として使用することを特徴とする方法。
  • 請求項1 又は2に記載の方法であって、工程(hn)から生じた凝縮物の全部または一部を膨張の後に気化し、冷却を回収して、 0.5〜4.0MPa (5〜40bar)の圧力下でCO ガスを製造することを特徴とする方法。
  • 食品グレードのCO を得るための、請求項1 又は2に記載の方法であって、さらに少なくとも、
    −最初の工程(hn)に先立って、 CO よりも重い不純物を除去する工程と、
    −工程(hn)の少なくとも一部に対して、対応する凝縮物中に存在する CO よりも軽い不純物を除去して食品グレードのCO を得る工程(i)を含み、この工程は少なくとも、
    ・凝縮物を膨張させて、 0.5〜4.0MPa (5〜40bar)の圧力にする工程(i1)と、
    ・膨張した凝縮物を蒸留して、精製した食品グレードのCO からなる液相、および前記軽い不純物を含む気相を得る工程(i2)とを含むことを特徴とする方法。
  • 請求項5に記載の方法であって、工程(i2)から生じた気相の全部または一部を圧縮工程(f)に再投入し、
    前記再投入を、エゼクターを経て達成し、圧縮工程(f)にさらに貢献することを特徴とする方法。
  • 請求項1ないし6の1つに記載の方法であって、工程(hn)の最後は少なくとも以下の中間工程、
    −40℃より低い温度で、工程(hn-1)から生じた気相中に存在するCO の全部または一部を凝縮する工程と、
    −非凝縮化合物を含み、非凝縮パージを構成する気相から得られたCO リッチ凝縮物を分離する工程と、
    −非凝縮パージおよび 0.5〜3.5MPa (5〜35bar)の圧力に膨張させた液体凝縮物を凝縮と向流で加熱し、冷却を回収してプロセス流体を冷却する工程と、
    −気化したCO リッチ相を圧縮工程(f)に再投入する工程とを含むことを特徴とする方法。
  • 請求項1ないし の1つに記載の方法であって、全部または部分的に、工程(hn)の最後の分離から生じる凝縮相およびその後の気化相を供給される、および/または工程(i2)から生じる気相を供給される、および/または液体CO 貯蔵装置の不可避の気化から生じるCO ガスを供給されるバッファータンクから生じる、PSAオフガスよりCO リッチな気相を、工程(f)に投入する工程を含むことを特徴とする方法。
  • 炭化水素の混合物からの水素および二酸化炭素の複合製造のための方法であって、少なくとも、
    −前記炭化水素混合物から少なくとも二酸化炭素、水素、一酸化炭素、メタンおよび水蒸気を含む合成ガスを発生させる工程(a)と、
    −(a)から生じた合成ガスを冷却し、利用可能な廃熱の回収を伴う工程(b)と、
    −(b)から生じた冷却合成ガスの全部または一部を水蒸気について逆変換し、合成ガスが含有する一酸化炭素のほとんどを酸化して二酸化炭素にし、対応する水素の生産を伴う工程(c)と、
    −種々のボイラー給水および/または脱イオン水回路との熱交換によって、工程(c)から生じた混合物を冷却し、水蒸気の凝縮を伴う工程(d)と、
    −水分を除去することによって(d)から生じた冷却混合物を乾燥し、乾燥ガス混合物を得る工程(g')と、
    −(g')から生じた乾燥混合物を圧力スイング吸着(PSA)装置において精製し、少なくとも98%に等しい純度をもつ炭化水素エンリッチ流、および 0.1〜0.3MPa (1〜3bar)絶対圧の圧力で、二酸化炭素を含み「乾燥PSAオフガス」と呼ばれるオフガスを得る工程(e')とを含み、
    ならびに前記乾燥PSAオフガスを処理し二酸化炭素エンリッチ流体を得る工程であって、少なくとも、
    −乾燥PSAオフガスを改質圧力よりも高い圧力まで圧縮し、PSAオフガス中のCO 分圧を 1.5〜4.0MPa (15〜40bar)にする工程(f')と、
    −1つ以上の連続する凝縮/分離の工程(hn)( ただし、nは2以上の整数、以下同じ )であって、以下のように ・各々の工程(hn)自体は、
    −前の工程で発生したガス中に存在するCO の全部または一部を凝縮する工程と、
    次の、
    −非凝縮化合物を含む気相からの分離により生じたCO リッチ凝縮物を分離する工程とを含み、
    ・かつ、
    −室温〜−56℃の温度tn(任意のnに対してtn−1より低いtn)で、工程(hn)を実施し、
    −工程(hn-1)から生じる気相を工程(hn)に供給し、最後の工程(hn)から生じる気相は非凝縮パージを構成する工程と、
    −非凝縮パージを使用する工程 であって、
    この非凝縮パージを使用する工程自体は、少なくとも、
    非凝縮パージを透過装置内で処理し、工程(a)の圧力より高い圧力で利用可能なメタンおよび一酸化炭素リッチのパージ廃棄物、ならびに工程(e)のPSA装置の操作圧力よりも高い圧力で水素および任意で二酸化炭素でエンリッチされた透過物を製造する工程を含むことを特徴とする方法。
  • 炭化水素の混合物からの水素および二酸化炭素の複合製造のための装置であって、少なくとも、
    −少なくとも二酸化炭素、水素、一酸化炭素、メタンおよび水蒸気を含む合成ガスを発生するためのモジュールと、
    −利用可能な廃熱を回収する手段を有する、合成ガスを冷却するための第1のモジュールと、
    −合成ガスの全部または一部を水蒸気について逆変換するためのモジュールと、
    −種々のボイラー給水および/または脱イオン水回路との熱交換によって、水蒸気の凝縮を伴って、変換後の混合物を冷却するための第2のモジュールと、
    −少なくとも98%に等しい純度に精製された水素、および二酸化炭素を含む「PSAオフガス」と呼ばれるオフガスの製造のための第2の冷却モジュールから生じた冷却混合物を精製するための圧力スイング吸着(PSA)装置と、
    PSAオフガスを改質圧力よりも高い圧力に圧縮し、存在するCO の分圧を 1.5〜4.0MPa (15〜40bar)にするのに適した、圧縮のためのモジュールと、
    −存在する水分を除去することによって圧縮したPSAオフガスを乾燥し、乾燥ガスを得るためのモジュールとを含み、
    −請求項1に記載した、凝縮/分離の連続する工程(hn)を実施するための手段であって( ただし、nは2以上の整数、以下同じ )、
    ・最後を除く各々の工程(hn)のために、
    −前の工程から生じたガスを供給され、CO リッチ凝縮物を回収し、非凝縮物を含む気相を回収するための手段を備えた凝縮/分離モジュールと、
    −工程(hn-1)から生じた気相を次の工程の凝縮/分離モジュールの原料に輸送する手段とを含み、
    ・ならびに、最後の凝縮/分離工程のために、
    −前の工程から生じたガスを供給され、CO リッチ凝縮物を回収し、非凝縮物を含む気相を回収するための手段を備えた凝縮/分離モジュールと、
    −最後の工程の凝縮/分離モジュールから生じた気相を本方法に再循環するか、またはそれを外部に輸送する手段とを備え、
    さらに、非凝縮パージの処理のための、少なくとも、
    −非凝縮パージを供給され、メタンおよび一酸化炭素リッチのパージ廃棄物と水素エンリッチ透過物を製造するための透過装置と、
    −透過物の少なくとも一部をPSA装置の入口に再循環するための手段と、
    −炭化水素混合物の部分的な代替物として、および/または燃料としてパージ廃棄物を合成ガス発生モジュールに再循環する手段とを含むことを特徴とする装置。
  • 食品グレードの二酸化炭素を得るための請求項 10に記載の装置であって、さらに少なくとも、
    −第1の凝縮モジュールの上流の CO よりも重い不純物を除去するためのモジュールと、
    −少なくとも工程(hn)の一部のための ・凝縮物膨張手段と、
    ・膨張させた凝縮物を蒸留して、蒸留カラムの底部で精製された食品グレードのCO からなる液相を、カラムの頂部で CO よりも軽い不純物を含む気相を得る手段とを含むことを特徴とする装置。
  • 最後の工程(hn)を実施するための請求項 10又は11に記載の装置であって、
    −40℃より低い温度で、工程(hn-1)から生じる気相に含まれるCO の全部または一部を凝縮する手段と、
    −非凝縮化合物を含み、非凝縮パージを構成する気相から得られるCO リッチ凝縮物を分離する手段と、
    −凝縮への向流による通過によって非凝縮パージと 0.5〜3.5MPa (5〜35bar)の圧力に膨張された液体凝縮物との間で熱輸送し、かつ膨張された凝縮物と非凝縮パージとの熱交換により冷却を回収するための熱交換器と、
    −蒸発したCO リッチ相を圧縮器に再循環する手段とを含むことを特徴とする装置。
  • 说明书全文

    【発明の開示】
    【0001】
    本発明は炭化素源からの水素および二酸化炭素の複合製造方法に関する。 より具体的には、本発明は炭化水素から得られる合成ガスおよび特に天然ガス、プロパン、ブタン、ナフサ、液化石油ガス、これらの単独または混合物から得られる合成ガスからの水素および二酸化炭素の複合製造方法に関する。
    【0002】
    現在、食品用途で使用される二酸化炭素(またはCO )は、一般に豊富な原料、特に深い地層から掘削によって抽出された天然CO または水素製造装置で炭化水素の水蒸気改質によって同時製造されたCO から生じる。
    【0003】
    ごく普通に用いられる原料は、低温で利用可能な、アンモニア合成装置のN +3H 原料の調製に組み込まれる脱炭酸装置から生じるCO リッチな流出液(乾燥ベースで98体積%)である。
    【0004】
    この純粋でない、水分飽和CO を今度は約35barに加圧し、その後に接触分解および/またはCO より重い成分の吸収により精製し、それから低温法で部分的に凝縮し、CO より軽い成分を蒸留によって精製し、液体の形態で貯蔵し、最終的に液体または気体の形態で輸送する。
    【0005】
    典型的に、脱炭酸装置は15〜40barの圧下、室温またはそれより低い温度で、低圧かつ高温で再生可能な溶媒(アミン、炭酸カリウム、メタノール水溶液、他のような)とともにスクラビング工程を用いる。
    【0006】
    しかしながら、炭化水素原料が安価な発展途上国または地域へのアンモニアプラントの非局在化は、欧州およびアメリカの確実に強い需要がある諸国で、これらの通常のCO 原料の消失の原因となる。
    【0007】
    同時に、後者の諸国において、精製産業は自動車燃料脱硫のための水素(H )の成長需要をもつ。 これは、蒸気炭化水素改質により生み出され、特に再生圧力スイング吸着(またはPSA)法での吸着によって精製される大規模な水素プラントの建設の原因となる。
    【0008】
    PSA精製装置の水素回収収率は90%に近く、PSAオフガス(またはPSAパージガス)は典型的に2barより低い圧力で利用でき、残留する10%の水素および合成ガスに含まれる全ての不純物(最初の炭化水素原料組成に依存してCH 、CO、CO 、N )を含む。 その利用のために、このオフガスは適宜水蒸気改質炉のバーナーに燃料として送られる。
    【0009】
    しかしながら、前記バーナーの十分な制御のために、一定量の燃料、典型的に対応する総燃料要求量の10〜15%を送出することが必要である。
    【0010】
    同時に、水蒸気改質工程になされた向上は、PSAオフガスの発熱量を増大させと同時にバーナーの燃料要求を減少させた。 特に、水蒸気/炭素すなわちS/C比の減少に言及することができ、これは工程の要求燃料を減少させ、および生産されるCH およびCOの量、したがってPSAオフガスの発熱量を増大させた。 低圧でこのPSAオフガスを適用の需要は、したがって水蒸気改質の最適化の限定要因となる。
    【0011】
    水蒸気改質は水素製造に最も普通に使用される技術であるが、自己熱交換改質、接触または非接触酸化を含む、他の合成ガス発生技術も用いられ、後者は特に廃棄物酸化と関連して使用されている。
    【0012】
    したがって以下は同時に観察される。
    【0013】
    −使用者の国で産業の需要に見合った二酸化炭素原料の不足。 このCO は、意図する使用に適切な形態、特に精製された食品グレードのCO の形態で利用できなければならない。
    【0014】
    −特に、改質からの合成ガス発生の最適化の限定を与えるPSA収率に付随する水素精製装置の収率の限定。
    【0015】
    当業者はPSAによる精製水素および脱炭酸装置(たとえば、アミンスクラビングによる)からの二酸化炭素の濃縮流を共同で製造する方法を知っている。 濃縮CO 流をそれから圧縮し精製する。 PSAオフガスは圧縮せずに燃料として、または圧縮して上流工程への再循環によって利用する。 この解決策の実行は2つの圧縮器の使用を要求し、1つはCO を製造するためのもの、2つめは改質のための再循環の前にオフガスを圧縮するためのものである。 脱炭酸のおよびPSA装置の、これらの圧縮器のコストは、この解決策を経済的に受け入れ難くさせる。
    【0016】
    それゆえに、PSAから生じるオフガスを含む可燃性ガスの利用を保証する一方、PSAにより精製された水素を製造し、および二酸化炭素を製造するための経済的に実行可能な方法に対する要求がある。
    特許文献1(US2003/0191196)は、PSAを用いて、水素を製造する為の合成ガスの製造及び処理プロセスを開示している。 しかし、これはPSAオフガスの処理工程を開示していない。
    特許文献2(WO99/35455)は、オフガスの圧縮、乾燥、凝縮/分離工程を用いて、プロセスの最終工程で、CO リッチな合成ガスから液体CO の流れを得る方法で、CO の流れとH リッチな流れを得ることを開示している。 このプロセスで得られたH リッチな流れは、H の製造の為のプロセス中に部分的にこのプロセスにリサイクルされる。 そして、更なる処理をすることなしに、部分的に雰囲気中に排出されている。
    【先行技術文献】
    【特許文献】
    【特許文献1】
    米国公開特許公報US2003/0191196
    【特許文献2】
    国際公開公報WO99/35455
    【0017】
    本発明の解決策は、1つの圧縮器を精製するCO の圧縮および再循環するオフガスのその他の成分の圧縮の両方に使うことからなる。 PSAオフガスの利用のこの経済的解決策は本方法に統合され、種々の選択肢に以下の利点をもつ。
    【0018】
    −局所で使用するもしくは貯蔵するため、または遠隔での貯蔵もしくは使用のために輸送するための、特に食品グレードの、しかし任意により低い純度のCO である、CO の製造。
    【0019】
    −改質燃料を供給するが、部分的に以下に利用されるパージガスの製造。
    【0020】
    ・改質のための原料ガス、および/または ・PSA原料ガス。
    【0021】
    これが、発明の主題が少なくとも以下を含む炭化水素の混合物からの水素および二酸化炭素の複合製造のための方法である理由である。
    【0022】
    −前記炭化水素混合物から少なくとも二酸化炭素、水素、一酸化炭素、メタンおよび水蒸気を含む合成ガスを発生させる工程(a)と、
    −(a)から生じた合成ガスを冷却し、利用可能な廃熱の回収を伴う工程(b)と、
    −(b)から生じた冷却合成ガスの全部または一部を水蒸気について逆変換し、合成ガスが含有する一酸化炭素のほとんどを酸化して二酸化炭素にし、対応する水素の生産を伴う工程(c)と、
    −種々のボイラー給水および/または脱イオン水回路との熱交換によって、工程(c)から生じた混合物を冷却し、水蒸気の凝縮を伴う工程(d)と、
    −圧力スイング吸着(PSA)装置内で、(d)から生じた冷却混合物を精製し、少なくとも98%に等しい純度を持つ水素エンリッチ流および約1〜3bar絶対圧の圧力で二酸化炭素を含み「PSAオフガス」と呼ばれるオフガスを得る工程(e)とを含み、
    ならびに前記PSAオフガスを処理し二酸化炭素エンリッチ流体を得る工程であって、少なくとも、
    −PSAオフガスを改質圧力よりも高い圧力まで圧縮し、PSAオフガス中のCO 分圧を約15〜40barにする工程(f)と、
    −PSAオフガス中の水分を除去することによって圧縮されたPSAオフガスを乾燥し、乾燥ガスを得る工程(g)と、
    −1つ以上の連続する凝縮/分離の工程(hn)であって、以下のように ・各々の工程(hn)自体は、
    −前の工程で発生したガス中に存在するCO の全部または一部を凝縮する工程と、次の、
    −非凝縮化合物を含む気相からの分離により生じたCO リッチ凝縮物を分離する工程とを含み、
    ・かつ、
    −室温〜−56℃の温度tn(任意のnに対してtn−1より低いtn)で、工程(hn)を実施し、
    −工程(hn-1)から生じる気相を工程(hn)に供給し、最後の工程(hn)から生じる気相は非凝縮パージを構成する工程と、
    −非凝縮パージを使用する工程とを含む。
    【0023】
    脱炭酸の工程は無いが、逆変換工程があると、PSAオフガスは約45%の量の、改質および逆変換から生じるCO を含む(正確なCO 含有量は自ずと最初の炭化水素混合物の組成に依存する)。 PSAオフガス(その圧力は典型的に2barより低い)から出発すると、この方法は工程(f)の圧縮のおかげで、40〜80barの全圧で、15〜40barのCO 分圧に相当し、低温精製に適合するガスを得る可能性を提供する。 これらの圧力によって、無理に追加の圧縮に頼らずとも、この方法の残りにおいて、流体を使用可能にする。
    【0024】
    最初の凝縮/分離装置に供給する気体の平均CO 含有量に依存して、凝縮/分離を−10℃〜室温の温度で実施できる。 分離によって製造した気相はCO が乏しいので、次の分離はより低い温度を要求する。 したがって、連続する分離をCO の三重点に近い−56℃の温度まで適用して,低い温度で実施する。 この方法は1〜5回の凝縮/分離の連続する工程(hn)を実施することができる。 好ましくは、2つまたは3つの連続する工程(hn)を使用する。
    【0025】
    本方法に再循環する、または他の方法に輸送する前に、非凝縮パージに追加の処理を施してもよい。 工程(hn)の完了時に得られるこのパージは、本質的に、水素、メタン、一酸化炭素、PSAオフガスから生じ凝縮物中に回収されない二酸化炭素部分、および窒素を含むガスの形態にある。 これらの非凝縮物は改質炉のためのおよび予備加熱の間に燃料としてだけでなく、上記をみるに、本発明の方法または他の方法において、合成ガスを生成する原料ガス、および/またはPSA原料ガスとして利用することができる。 この目的で、これらは以下で説明する本発明の種々の有利な実施形態による追加の処理を受けてもよい。
    【0026】
    各々のCO リッチな凝縮物は、適切な追加の処理のおかげで、現場またはその近くでガスの形態で使用または隔離することができる。 それはガスまたは液体の形態での使用または隔離のために輸送してもよい。 CO リッチな凝縮物は特に、非常に高度に有利に、適切な精製のおかげで、食品産業において使用されるであろう。
    【0027】
    好ましくは、工程(a)は接触もしくは非接触部分酸化の工程または水蒸気もしくは自己熱交換改質工程である。
    【0028】
    第1の特定の実施形態によれば、製造したCO を現場またはその近くで使用しない場合、工程(hn)から生じた凝縮物の全部または一部を膨張の後に気化し、冷却を回収して、5〜40barの圧力下でCO ガスを製造する。 回収した冷却は冷却装置に加えてプロセス流体を冷却するために都合よく使われる。 CO をそれから圧縮して、ガスパイプラインによって使用および/または隔離サイトへ輸送してもよい。
    【0029】
    やはり製造したCO を現場またはその近くで使用しない場合であるが、他の実施形態によれば、工程(hn)から生じた凝縮物の全部または一部を液体の形態で製造し、この形態で使用および/または隔離サイトへ輸送する。
    【0030】
    当業者が純粋な二酸化炭素を製造する必要がないときは、当業者はしたがって含まれている水分の除去を与え、その後に連続する分離によって多かれ少なかれCO の大部分、ならびに重いC 2+不純物(すなわち2つ以上の炭素原子を含む有機分子)およびPSAオフガス中に存在するメタンの一部も回収する。
    【0031】
    しかしながら、本方法は、水素の製造を最適化し食品グレードの二酸化炭素を共同で製造するために使用すると、特に都合がよい。
    【0032】
    そのときには、本方法は前記工程に加えて少なくとも以下の工程を含む。
    【0033】
    −最初の工程(hn)に先立って、重い不純物を除去する工程と、
    −工程(hn)の少なくとも一部に対して、対応する凝縮物中に存在する軽い不純物を除去して食品グレードのCO を得る工程(i)を含み、この工程は少なくとも、
    ・凝縮物を膨張させて、約5〜40bar、好ましくは10〜30barの圧力にする工程(i1)と、
    ・膨張した凝縮物を蒸留して、精製した食品グレードのCO からなる液相、および前記軽い不純物を含む気相を得る工程(i2)を含む。
    【0034】
    本発明の文脈において、重い不純物は炭化水素およびCO より低い蒸気圧を持つ他の不純物を意味する。 重い不純物の除去は通常、精製する流体を吸着体の層および/または触媒の層を通すことによって行われる。
    【0035】
    低温精製によって得られる軽い不純物を除去するこの工程(i)の間、凝縮物はそれが含有する軽い不純物、特に工程(hn)に伴う軽い不純物を奪われる。
    【0036】
    本方法のこの選択肢は、それによって非凝縮パージ中のPSAオフガスの軽い成分の回収と共に、水素および食品グレードのCO を共同で製造するのに適している。
    【0037】
    好ましくは、工程(i2)から生じた気相の全部または一部を、圧縮工程(f)に再投入する。
    【0038】
    有利には、前記再投入を、エゼクターを経て行い、圧縮工程(f)にさらに貢献する。 事実、エゼクターの原理は高圧ガスの駆動力を使用し、低圧ガスの圧力を増大する。 本発明の文脈において、高圧ガスは工程(i2)から生じた気相であるが、より低い圧力のガスは通常PSAオフガスである。 しかしながら、PSAオフガスが工程(i2)から生じた気相(例えば、最初の圧縮を受けた後)よりも高い圧力であるならば、このような場合、システムの駆動力を供給するのはPSAオフガスであることも考えられる。 十分な圧力をもつ他のプロセスガスも使用できる。
    【0039】
    エゼクターの貢献があろうと無かろうと、一部の圧縮はあらゆるタイプの圧縮器、すなわちスクリュー式、ピストン式および好ましくは遠心式で与えることができる。
    【0040】
    好ましくは、工程(hn)の最後は少なくとも以下の中間工程、
    −40℃より低い温度で、工程(hn-1)から生じた気相中に存在するCO の全部または一部を凝縮する工程と、
    −非凝縮化合物を含み、非凝縮パージを構成する気相から得られたCO リッチ凝縮物を分離する工程と、
    −非凝縮パージおよび5〜35barの圧力に膨張させた液体凝縮物を凝縮と向流で加熱し、冷却を回収してプロセス流体を冷却する工程と、
    −気化したCO リッチ相を圧縮工程(f)に再投入する工程とを含む。
    【0041】
    本発明のさらなる主な利点は非凝縮パージの最適化された利用にある。
    【0042】
    非凝縮パージは、全部または一部で、追加の処理無しに、本方法の外で、特に燃料として、または本発明の方法外の方法における原料として用いることができる。
    【0043】
    非凝縮パージは、全部または一部で、本方法外または本方法内で低圧における使用に先立って、本方法において膨張させて冷却を生じることもできる。
    【0044】
    非凝縮パージの全部または一部を、追加の処理無しに、本方法に再投入してもよい。
    【0045】
    それを有利には合成ガス発生工程に再投入し、燃料として使用する。
    【0046】
    非凝縮パージの圧力が十分である場合、すなわち工程(a)の圧力より高い場合、非凝縮パージを全部または一部で追加の処理無しに合成ガス発生工程に再投入して、燃料および/または原料ガスとして使用することができる。 存在する水素は、その後、変換無しで改質器を通る。
    【0047】
    このパージはPSA原料ガスを補うために使用することもできる。
    【0048】
    しかしながら一般に、非凝縮パージは好ましくはその用途を最適化するために設計された追加の処理工程を受ける。 特に、非凝縮パージを透過装置内で処理して、工程(a)の圧力より高い圧力で利用可能なメタンおよび一酸化炭素リッチのパージ廃棄物、ならびに工程(e)のPSA装置の操作圧力よりも高い圧力で水素および任意に二酸化炭素でエンリッチされた透過物を製造する。
    【0049】
    特定の実施形態によれば、前記透過物の全部または一部を工程(e)のPSA精製装置の入口に再循環する。 それを、全部または一部で、特に透過物の圧力が工程(e)のPSA装置のそれよりも低い場合、本方法外のPSA装置に送ってもよい。
    【0050】
    有利には、PSA精製装置に再循環した前記透過物を2つの部分に分離し、その1つを工程(g)の乾燥剤の再生に使用し、その後これらの部分を合わせて、全部の再循環透過物を工程(e)のPSA精製装置の入口に送る。
    【0051】
    透過物をPSA装置の入口に再循環することは全体の水素回収収率の向上に役立つ。 したがって、このH 回収収率(通常のPSA装置の操作の場合には最大約90%)は、本発明の文脈においては、95%以上に上がるであろう。 さらに、PSA装置からのオフガスから回収したこの水素リッチ部分をその入口へ再循環することは、本方法の他の部分に再循環するか除去するオフガスの量を相応して減らす。
    【0052】
    好ましくは、パージ廃棄物を炭化水素混合物の部分的な代用物として工程(a)に再循環する、および/または非断熱改質器の燃焼チャンバーにおいてあるいは自己熱交換改質器または部分酸化の場合には原料予熱炉において燃料として使用する。
    【0053】
    本質的にメタンおよび一酸化炭素を含んでいるので、工程(a)の炭化水素混合物のための部分的な代替物として使われるパージ廃棄物は、反応剤(メタン)を部分的に、および生成物(合成ガス)を部分的に代替し、それによって改質反応:
    CH +H O→CO+3H
    の収率を向上させる。
    【0054】
    さらに、非断熱改質の場合に、改質原料としてのこの部分的な廃棄物再循環は燃焼チャンバーのバーナーに送られる廃棄物の量の削減に役立つ。
    【0055】
    本方法はさらに、改質工程(a)に先立って炭化水素混合物を予備改質する工程を含んでもよい。 本方法は改質または予備改質工程に先立って、改質または予備改質される炭化水素混合物の脱硫の工程を含んでも良い。
    【0056】
    特に有利な選択肢によれば、本方法はその処理工程の上流のPSAオフガスの組成の安定化を与え、その結果、PSAオフガスは長時間にわたって安定で、特にPSA装置の普通の操作と関連したよく知られた組成変化に依存が少ないCO 含有量を有する。
    【0057】
    したがって、PSAオフガスの組成を、例えば前記PSAオフガスの最大CO 含有量に見合った高い値に安定化させるために、本方法は有利には、全部または部分的に、工程(hn)の最後の分離から生じる凝縮相およびその後の気化相を供給される、および/または例えば工程(i2)から生じる気相を供給される、および/または液体CO 貯蔵装置の不可避の気化から生じるCO ガス(またはこの用途に適切で、現場で利用可能な他の原料)を供給されるバッファータンクから生じる、PSAオフガスよりCO リッチな気相を、圧縮工程(f)に投入する工程を含む。 これらの種々の気相は約5bar以上の圧力で利用可能である。
    【0058】
    同様に、例えばPSAオフガスの最小CO 含有量に対応する低い値に、CO 含有量を安定化することができる。 その場合、本方法は有利には、特にPSA装置に送られる透過物を供給されるバッファータンクから生じる、PSAオフガスよりもCO ガスに乏しい気相を圧縮工程に投入する工程を含む。 前記透過物は約15〜35bar、好ましくは約25barの圧力下でガスの形態にある。
    【0059】
    PSAオフガスの組成を中程度に安定化させるため、本方法は、要求に応じて、上述したように前記CO リッチ気相を供給されるバッファータンクから生じるCO リッチ気相、または上述したように前記CO プア気相を供給されるバッファータンクから生じたCO プア気相を工程(f)に投入する工程を含んでもよい。
    【0060】
    圧縮工程(f)において、PSAオフガスの入口圧力より高い圧力でガス流体を供給されるこれらのバッファータンクは、原料圧縮器の中間段階の1つでの適切な再注入によって前記工程における原料の組成を安定化するのに役立つ。
    【0061】
    本発明の1つの選択肢によれば、本発明は少なくとも以下を含む炭化水素の混合物からの水素および二酸化炭素の複合製造のための方法に関する。
    【0062】
    −前記炭化水素混合物から少なくとも二酸化炭素、水素、一酸化炭素、メタンおよび水蒸気を含む合成ガスを発生させる工程(a)と、
    −(a)から生じた合成ガスを冷却し、利用可能な廃熱の回収を伴う工程(b)と、
    −(b)から生じた冷却合成ガスの全部または一部を水蒸気について逆変換し、合成ガスが含有する一酸化炭素のほとんどを酸化して二酸化炭素にし、対応する水素の生産を伴う工程(c)と、
    −種々のボイラー給水および/または脱イオン水回路との熱交換によって、工程(c)から生じた混合物を冷却し、水蒸気の凝縮を伴う工程(d)と、
    −水分を除去することによって(d)から生じた冷却混合物を乾燥し、乾燥ガス混合物を得る工程(g')と、
    −(g')から生じた乾燥混合物を圧力スイング吸着(PSA)装置において精製し、少なくとも98%に等しい純度をもつ炭化水素エンリッチ流、および約1〜3bar絶対圧の圧力で、二酸化炭素を含み「乾燥PSAオフガス」と呼ばれるオフガスを得る工程(e')とを含み、
    ならびに前記乾燥PSAオフガスを処理し二酸化炭素エンリッチ流体を得る工程であって、少なくとも、
    −乾燥PSAオフガスを改質圧力よりも高い圧力まで圧縮し、PSAオフガス中のCO 分圧を約15〜40barにする工程(f')と、
    −1つ以上の連続する凝縮/分離の工程(hn)であって、以下のように ・各々の工程(hn)自体は、
    −前の工程で発生したガス中に存在するCO の全部または一部を凝縮する工程と、次の、
    −非凝縮化合物を含む気相からの分離により生じたCO リッチ凝縮物を分離する工程とを含み、
    ・かつ、
    −室温〜−56℃の温度tn(任意のnに対してtn−1より低いtn)で、工程(hn)を実施し、
    −工程(hn-1)から生じる気相を工程(hn)に供給し、最後の工程(hn)から生じる気相は非凝縮パージを構成する工程と、
    −非凝縮パージを使用する工程とを含む。
    【0063】
    ガス乾燥工程(g')は工程(f')の圧縮工程の中間段階に位置してもよい。
    【0064】
    水分をPSAオフガスから除去する場合、先に開示した好ましい実施形態は、圧縮工程の後、または当業者に明らかな手法で、本方法のこれらの選択肢に同様に当てはまることは明らかである。 それゆえに、これらの好ましい実施形態の説明は、説明を妨げることを避けるために再び始めることはしない。 この第2の選択肢に適用されるこれらの好ましい実施形態は、それでも本発明の不可欠な部分を構成するものとみなすべきである。
    【0065】
    本発明の第2の態様によれば、本発明は少なくとも以下を含む炭化水素の混合物からの水素および二酸化炭素の複合製造のための装置に関する。
    【0066】
    −炭化水素混合物から、少なくとも二酸化炭素、水素、一酸化炭素、メタンおよび水蒸気を含む合成ガスを発生するためのモジュールと、
    −利用可能な廃熱を回収する手段を有する、合成ガスを冷却するための第1のモジュールと、
    −合成ガスの全部または一部を水蒸気について逆変換するためのモジュールと、
    −種々のボイラー給水および/または脱イオン水回路との熱交換によって、水蒸気の凝縮を伴って、変換後の混合物を冷却するための第2のモジュールと、
    −少なくとも98%に等しい純度に精製された水素、および二酸化炭素を含む「PSAオフガス」と呼ばれるオフガスの製造のための第2の冷却モジュールから生じた冷却混合物を精製するための圧力スイング吸着(PSA)装置と、
    PSAオフガスを改質圧力よりも高い圧力に圧縮し、存在するCO の分圧を約15〜40barにするのに適した、圧縮のためのモジュールと、
    −存在する水分を除去することによって圧縮したPSAオフガスを乾燥し、乾燥ガスを得るためのモジュールとを含み、
    −請求項1に記載した、凝縮/分離の連続する工程(hn)を実施するための手段であって、
    ・最後を除く各々の工程(hn)のために、
    −前の工程から生じたガスを供給され、CO リッチ凝縮物を回収し、非凝縮物を含む気相を回収するための手段を備えた凝縮/分離モジュールと、
    −工程(hn-1)から生じた気相を次の工程の凝縮/分離モジュールの原料に輸送する手段とを含み、
    ・ならびに、最後の凝縮/分離工程のために、
    −前の工程から生じたガスを供給され、CO リッチ凝縮物を回収し、非凝縮物を含む気相を回収するための手段を備えた凝縮/分離モジュールと、
    −最後の工程の凝縮/分離モジュールから生じた気相を本方法に再循環するか、またはそれを外部に輸送する手段とを含む。
    【0067】
    特に、食品グレードの二酸化炭素を製造するために設計された装置は、さらに少なくとも、
    −第1の凝縮モジュールの上流の重い不純物を除去するためのモジュールと、
    −少なくとも工程(hn)の一部のための ・凝縮物膨張手段と、
    ・膨張させた凝縮物を蒸留して、蒸留カラムの底部で精製された食品グレードのCO からなる液相を、カラムの頂部で軽い不純物を含む気相を得る手段とを含む。
    【0068】
    特定の実施形態によれば、装置は最後の工程(hn)を実施するために、
    −40℃より低い温度で、工程(hn-1)から生じる気相に含まれるCO の全部または一部を凝縮する手段と、
    −非凝縮化合物を含み、非凝縮パージを構成する気相から得られるCO リッチ凝縮物を分離する手段と、
    −凝縮への向流による通過によって非凝縮パージと5〜35barの圧力に膨張された液体凝縮物との間で熱輸送し、かつ膨張された凝縮物と非凝縮パージとの熱交換により冷却を回収するための熱交換器と、
    −蒸発したCO リッチ相を圧縮器に再循環する手段とを含む。
    【0069】
    好ましい実施形態によれば、装置は非凝縮パージの処理のために、少なくとも、
    −非凝縮パージを供給され、メタンおよび一酸化炭素リッチのパージ廃棄物と水素エンリッチ透過物を製造するための透過装置と、
    −透過物の少なくとも一部をPSA装置の入口に再循環するための手段と、
    −炭化水素混合物の部分的な代替物として、および/または燃料としてパージ廃棄物を合成ガス発生モジュールに再循環する手段とを含む。
    【0070】
    次に、以下の図面および例を参照して、本発明を説明する。
    【0071】
    図面は本発明方法の特定の実施形態を説明する。
    【0072】
    本発明はこれらの実施形態に限定されないことを理解すべきである。 当業者は特に以下のことを考慮することができる。
    【0073】
    −これらの実施形態に説明された処理と再循環技術の組み合わせ、
    −先に述べたような、他の合成ガス製造技術、
    −先に述べたようなパージの他の使用。
    【0074】
    図1および図2は、水素および、各々食品グレード二酸化炭素および隔離される二酸化炭素製造のための、本発明の好ましい実施形態を説明する機能的な図を示す。
    【0075】
    図3は食品グレードのCO を得るために水素製造装置からのPSAオフガス中に存在するCO の液化および精製のための、本発明による装置を模式的に示す。
    【0076】
    図1は食品グレードの二酸化炭素(および水素)の製造のための、本発明による装置の機能的な図を記述する。 水素製造の装置の部分は、CO の製造をもたらす装置の部分と別個の場合には示していない。
    【0077】
    本方法に供給される原料は、炭化水素の混合物−ここでは天然ガス(NG)−すなわち炭化水素流1からなり、脱硫モジュール2に供給する。
    【0078】
    脱硫された原料3を、それから断熱改質器4に送る。 断熱改質された混合物5、すなわち本質的にメタン、水素、一酸化炭素、二酸化炭素および水を含む混合物は、本方法の工程(a)を経由して本質的に水素、一酸化炭素、二酸化炭素、メタンおよび水蒸気を含む合成ガス7を製造する改質モジュール6に供給する。
    【0079】
    合成ガスを本方法の工程(b)による8のボイラー給水との熱交換によって冷却し、それから冷却したガス9を、COをH およびCO に変換する逆変換モジュール内で本方法の工程(c)にしたがって処理する。 モジュール10を離れたガス混合物11を、本方法の工程(d)にしたがってモジュール12内で種々のボイラー給水および/または脱イオン水循環との熱交換によって混合物中に存在する水蒸気の凝縮物とともに冷却する。
    【0080】
    冷却した混合物13をそれから本方法の工程(e)にしたがって、PSAタイプの水素精製装置14中で処理し、少なくとも98%に等しい純度をもつ水素エンリッチガス流および−PSAオフガスと呼ばれる−二酸化炭素を含むオフガス15を得る。 PSAオフガス15は約1〜3bar絶対圧の圧力で利用可能で、本質的に改質および逆変換工程の間に同時製造された全てのCO を含む。 典型的に、図1の場合、本方法に供給される炭化水素混合物1は天然ガスで、PSAオフガスの平均の組成はCO :45%、CO:12%、H :23%、CH :17%、H O:1%、N :2%に近い。 PSA装置のサイクルに関連した組成変化を考慮すると、CO 含有量は42〜48%で、H 含有量は20〜26%で変化し、他の成分の含有量は多かれ少なかれ一定に留まる。
    【0081】
    PSAオフガス15をそれから本方法の工程(f)にしたがって圧縮モジュール16内で圧縮し、PSAオフガス17を得る。 約60barまで圧縮すると、約27barのCO 分圧を与える。
    【0082】
    圧縮したPSAオフガス17を、モジュール18内で再生吸着の連続によって最初にその重い不純物を取り去り、たとえば、精製した圧縮オフガス19を製造し、それから本発明の工程(g)にしたがって乾燥し、乾燥モジュール20中で圧縮オフガス21を得て、その重い不純物を取り去り、乾燥する。
    【0083】
    オフガス21をそれから冷却し、分離モジュール22内で液化によって分離し、本質的に液化CO を含む凝縮物23および非凝縮CO 部分および非凝縮物と呼ばれるより軽い化合物を含む発明の工程(hn)にしたがってガス混合物24を得る。 図1の場合にはこの分離を2工程で達成する。
    【0084】
    オフガス21を低温精製から生じる冷流体の向流フローおよび関連する外部の冷却装置との熱交換によって冷却する。 凝縮物23は本質的にCO を含むが、食品グレードCO を得るために、凝縮物23を蒸留によって精製し、液相中で蒸気にして運ばれた軽い不純物を取り去る。 この目的のために、凝縮物23を蒸留カラム25に供給する前に23barまで膨張させる。 食品グレードCO からなる液相26をカラムの底部、および気相27をカラムの頂部から回収する。 高い比率のCO を含むこの気相27を圧縮モジュール16に再循環する。
    【0085】
    上記で思い起こしたように、モジュール22内で達成される分離を2工程で行う。 最初の分離は−28℃(CO 分圧に依存し、それ自体は全圧および流れ21中のCO 比率に依存する)の温度で得られる。 この温度で第2の分離工程から生じる流体と向流で流れている最初の分離から生じるガス混合物を熱交換器(図示せず)内で約−50℃の温度まで冷却する。 この方法で、他の凝縮物およびガス混合物24を第2の(および最後の)分離器の出口で分離する。 第2の分離器から約−50℃の温度で生じた凝縮物を熱交換器内でガス流28を形成するために気化する。 それからガス流27に組み入れ圧縮モジュール16に再循環する。
    【0086】
    分離から得られたガス混合物24は原料1の軽い不純物を含み、熱交換器内で室温まで加熱し、58barの圧力下で利用可能な非凝縮パージを構成する。 パージの組成はおよそ、CO :21%、CO:18%、H :36%、CH :24%、N :1%である。
    【0087】
    非凝縮パージ24はそれから高圧(約56bar)で利用可能なメタンおよびCOでエンリッチされたパージ廃棄物30、および約25barの圧力でH エンリッチされた透過物31を製造する透過モジュール29内で処理する。
    【0088】
    水素リッチ透過物31を水素精製装置14の入口に再循環する。 透過物の一部31aをあらかじめ乾燥剤の再生のために乾燥装置20に転用し、それから非転用部分に再投入し、PSA装置14の原料に再循環する。
    【0089】
    パージ廃棄物30を改質に再循環するので、部分31aをそこで改質器6を供給する断熱改質混合物5に加え、その一部30bを改質バーナー内で燃料として使用する。
    【0090】
    混合物30aおよび31の再循環は改質の燃料として送られるオフガス30bの量の減少、および構成する成分のより良い利用に役立つ。 したがって、炭化水素エンリッチ透過物31を水素精製装置14の入口に再循環し、与えられた最初の原料1にとって、水素の製造量、それゆえ装置の総H 回収収率を増大する。 混合物30aは一定量の既改質ガスを改質原料5に供給する。
    【0091】
    図2は本発明にしたがって隔離される二酸化炭素(および水素)の製造装置の模式図を記述する。 水素製造に関連した装置の部分はCO 製造に関連した装置の部分と別個である限りにおいては示さない。
    【0092】
    示されている装置は、図1のものと、PSAオフガスの成分の分離において異なっているだけである。
    【0093】
    圧縮したPSAオフガス17の製造をもたらす工程は図1におけるものと同一である。
    【0094】
    圧縮したPSAオフガス17をそれから本発明の工程(g)にしたがって乾燥モジュール20内で圧縮し、乾燥したオフガス21を得るために乾燥する。 二酸化炭素は純粋では使わないという事実によって、それゆえに精製は無用である。
    【0095】
    食品グレードのCO を得るためには、オフガス21をそれから分離モジュール22内での液化によって分離するために冷却し、本質的に液体CO を含む凝縮物23および一部の非凝縮CO およびより軽いまたは凝縮しない化合物も含むガス混合物24を、本発明の工程(h)によって分離する。
    【0096】
    オフガス21を冷却流体の向流フロー、および関連した外部の冷却装置との熱交換によって冷却する。 凝縮物23は本質的にCO を含み、精製の必要はない。
    【0097】
    図2に示すような分離は一工程の分離である(流体28の欠如によって証明されている)。 本方法は加圧CO ガスの形成において、パイプラインによる貯蔵地点への輸送のためのCO の製造を意図する。 次に、2つの選択肢(示されていない)を凝縮物の処理のために記述する。
    【0098】
    最初の選択肢においては、凝縮物23を約10barの圧力まで膨張させ、それから室温まで熱交換ライン内で再気化および過熱する。 この気化によって本方法に供給された冷却のおかげで、装置は限定された外部冷却入力で操作することができる。 なぜならバッテリー限界においてCO ガスは約10bar下で利用可能だからである。
    【0099】
    第2の選択肢においては、凝縮物23を気化し、約58barの圧力下で室温まで加熱する。 低い温度を維持するために、装置は大きな冷却装置の使用を要求し、バッテリー限界においてCO ガスは約58bar下で利用可能である。
    【0100】
    本方法の1つの選択肢は液化CO を隔離の意図でも製造するであろう。 この場合で、CO は船によって貯蔵地点に運ぶことができる。 この選択肢は沖合地下貯蔵に適切である。
    【0101】
    非凝縮パージ24の処理は図1に記述された食品グレードCO の製造の場合と同一である。
    【0102】
    図3は、食品グレードの液化CO を上述したように本発明の方法の1つの選択肢を実施することによってPSAオフガスを処理する、水素および食品グレードのCO の複合製造ための装置の一部を模式的に示す。
    【0103】
    装置の上流部分(示されていない)は天然ガスを供給され、PSA装置はPSAオフガスから約98%の純度をもつ水素流を分離する。 このオフガスは水蒸気改質および逆変換によって同時製造した全てのCO を含む。
    【0104】
    図3に示す装置の一部は食品グレード液化CO を製造することを意図しているものである。 この目的のために、PSAオフガス100を多段階原料圧縮器101内で約60barの圧力まで圧縮する。 このように圧縮されたガスを、分離器102内で凝縮水から分離し、それから乾燥および103の連続する再生吸着によって重い不純物を取り去る。 このように得られた流体104は、約59barの圧力においてガスの形態にあり、乾燥しており、これらの重い不純物は取り去られ、ならびに約30℃の温度にある。 それからこの温度で熱交換器105内の低温精製から生じた流体への向流フロー中、関連する外部の冷却サイクル106によって約0℃の温度に冷却される。 それからCO 蒸留カラム108のリボイラー107中の部分液化の間の熱の受け渡しによって冷却する。 それからこの温度で熱交換器109内の低温精製から生じる流体への向流フロー中、および関連する外部の冷却サイクル110によって約−29℃の温度に冷却する。 これは−29℃ならびに約58barで流体111を製造する。 この温度で、CO のほとんどが液化する。 その後、凝縮物113が非凝縮相114から分離される第1の分離器112に流体111を送る。 凝縮物113を、膨張弁により23barの圧力まで膨張させ、蒸留カラム118に供給する。
    【0105】
    精製された液体CO 115をカラム118の底部で回収し、気化を制限するために設計された116での洗浄の後に、液体CO タンク117に貯蔵し、それから顧客に運ぶことができる。
    【0106】
    −29℃の温度で分離器112から生じた非凝縮相114をこの温度で第2の分離器118から生じる流体にむけた向流フロー中で、−51℃まで再度冷却する(これらの熱交換は熱交換ライン119に貢献する)。 分離器118からの液相はCO リッチであり、膨張され、ならびに12barの圧力および−55℃の温度で流体120を構成する。 熱交換ライン119を通過することによる−33℃までの加熱の間の再気化によって、それを約23barの圧力および約−30℃の温度で蒸留カラム108の上部から生じる気相121、およびガス流123を構成する気化ガス122(「フラッシュ」ガスと呼ばれる)と混合する。 熱交換ライン109およびそれから105を通した連続した通過によって室温まで加熱することによって、その後このCO リッチガス流を実質的に液化装置の入口に再循環する(より正確には原料圧縮器101の中間段階で)。 部分123bをCO リッチ気相とともにバッファータンク129に供給するために主流から引き込む。
    【0107】
    分離器118から生じた原料100の軽い不純物を含む気相124を、熱交換ライン119、109、105中で室温まで加熱し、約56barの圧力下で利用可能な非凝縮パージを構成する。
    【0108】
    熱交換器(熱交換ライン119、109、105)および分離器112および118およびそれらの間の接続ラインを、冷却の損失を減らすために好ましくは冷却ボックス内に設置する。 以下の装置の全部または一部およびそれらの関連する接続ラインもまたこの冷却ボックスに組み入れる。
    【0109】
    −冷却サイクル106,110、
    −リボイラー107、
    −蒸留カラム108、
    −サブクーラー116、
    −タンク117。
    【0110】
    非凝縮パージ124を、原料126aとしておよび燃料126bとして改質に供給する意図でパージオフガス126を運ぶ透過装置125内で処理する。 透過装置125から生じた透過物127は実質的にPSA入口に再循環され、バッファータンク108にCO の乏しい気相を供給するために主流から引き込まれた部分127bにする。 バッファータンク128および129を、必要ならば、多かれ少なかれCO リッチ流を圧縮器101に運び、処理された流体の組成を安定させる。 必要ならば、流れ113の一部を膨張の前に130を経由して取り出し、流れ123の圧力まで膨張させ、それによって発生した追加の冷気を熱交換ライン119に与えてもよい。
    【0111】
    以下の表は、図3による本発明の例示的な実施形態のために、図3に参照される種々の流体の組成、圧力および温度を示す。
    【表1】

    【0112】


    したがって、本発明方法の利点は、特に、


    −改質または部分酸化および変換によって発生した水素の回収収率の増大。 したがって、PSA装置で通常は最大90%の水素総回収収率が、本発明方法によって約95%以上に上がる(発明の文脈において、水素回収収率は、製造した水素/発生した水素を意味する)。


    【0113】


    −高い水蒸気消費を有するこの目的に専用のスクラビング装置への投資をすることなしの、H

    製造装置で同時製造されたCO

    の約80%までの回収。


    【0114】


    −パージの全部または一部の原料の形態における再循環および合成ガス発生工程に送る可燃ガスの量の削減、それによる有効かつより少ない燃料消費の改質技術の用途の提供。


    【0115】


    本発明の利点のうち、PSAオフガスを約1.3barの圧力から約40〜80barの全圧に圧縮する単独の圧縮工程で、全体の精製/低温分離法に十分であることも認められるべきである。 これは実際PSAオフガスを少なくとも工程(a)のそれに等しい圧力に圧縮し、CO

    分圧を15barより高くするのに役立つ。 その結果、この圧力は合成ガス発生の再循環および二酸化炭素の低温分離の両方を可能にする。


    【0116】


    本発明方法の選択肢は、高圧または低圧、乾燥または湿潤であろうと、十分な二酸化炭素含有量、典型的に乾燥ベースで約15%以上(特にオフガス、排煙に言及することができる)をもつ種々のタイプのガス流を処理するのに使用できる。 この場合、乾燥および凝縮/分離の圧縮工程(15〜40barのCO

    分圧まで)は、処理されるガスに適合しなければならない。


    【図面の簡単な説明】


    【0117】


    【図1】図1は本発明の好ましい実施形態を説明する機能的な図を示す。


    【図2】図2は本発明の好ましい実施形態を説明する機能的な図を示す。


    【図3】図3は本発明による装置を模式的に示す。

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