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汚泥の削減方法、排処理設備、水棲甲殻類の養殖方法及び養殖設備、並びに炭素源の変換方法

阅读:1030发布:2020-07-24

专利汇可以提供汚泥の削減方法、排処理設備、水棲甲殻類の養殖方法及び養殖設備、並びに炭素源の変換方法专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且【課題】簡便で容易に汚泥を削減でき、しかも汚泥を有効活用できる汚泥の削減方法、排 水 処理設備、水棲甲殻類の養殖方法及び養殖設備、並びに炭素源の変換方法の提供。 【解決手段】被処理水を活性汚泥により 生物 処理して生物処理水とする曝気槽30と、前記活性汚泥及び生物処理水を含む汚泥含有処理水を膜処理する膜分離槽40とを備えた排水処理設備1であって、前記排水処理設備1中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせる、汚泥の削減方法と排水処理設備1、前記排水処理設備1中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせる、水棲甲殻類の養殖方法及び養殖設備、並びに汚泥の炭素源を蛋白源に変換する炭素源の変換方法。 【選択図】図1,下面是汚泥の削減方法、排処理設備、水棲甲殻類の養殖方法及び養殖設備、並びに炭素源の変換方法专利的具体信息内容。

処理設備中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせる、汚泥の削減方法。被処理水を活性汚泥により生物処理して生物処理水とする曝気槽と、前記活性汚泥及び生物処理水を含む汚泥含有処理水を膜処理する膜分離槽とを備えた排水処理設備であって、 前記排水処理設備中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせる、排水処理設備。前記曝気槽及び膜分離槽の少なくとも1つに前記水棲甲殻類が存在する、請求項2に記載の排水処理設備。前記膜分離槽から排出された汚泥含有処理水を貯留する汚泥貯留槽をさらに備え、前記曝気槽、膜分離槽及び汚泥貯留槽の少なくとも1つに前記水棲甲殻類が存在する、請求項2に記載の排水処理設備。前記曝気槽と膜分離槽との間に、前記汚泥含有処理水を固液分離する沈殿槽をさらに備え、前記曝気槽、沈殿槽、膜分離槽及び汚泥貯留槽の少なくとも1つに前記水棲甲殻類が存在する、請求項4に記載の排水処理設備。前記水棲甲殻類を飼育する飼育槽をさらに備え、前記排水処理設備中の汚泥を前記飼育槽に供給する、請求項2に記載の排水処理設備。排水処理設備中の汚泥を水棲甲殻類の餌食として用いる、水棲甲殻類の養殖方法。被処理水を活性汚泥により生物処理して生物処理水とする曝気槽と、前記活性汚泥及び生物処理水を含む汚泥含有処理水を膜処理する膜分離槽とを備えた水棲甲殻類の養殖設備であって、 前記養殖設備中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせる、水棲甲殻類の養殖設備。排水処理設備中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせて、汚泥の炭素源を蛋白源に変換する、炭素源の変換方法。

说明书全文

本発明は、汚泥の削減方法、排処理設備、水棲甲殻類の養殖方法及び養殖設備、並びに炭素源の変換方法に関する。

工業排水や生活排水は、排水中に含まれる有機物等を取り除く処理が施されてから、工業用水として再利用されるか、もしくは河川等に放流される。工業排水等の処理方法としては、例えば活性汚泥法が挙げられる。活性汚泥法は、曝気して好気的な生物に有機物等を分解させる方法である。 活性汚泥法を利用した排水処理においては、排水中の有機物の分解処理に伴う汚泥が発生する。汚泥の一部は返送汚泥として排水処理に用いられるが、排水の大部分は余剰汚泥として脱水・乾燥され、脱水ケーキ等の産業廃棄物として処分される。汚泥の発生量が増えると余剰汚泥の処分費用も増えるため、汚泥を削減することが求められている。

例えば特許文献1には、余剰汚泥に凝集剤を添加して濃縮する工程と、濃縮された余剰汚泥を破砕して可溶化する工程と、可溶化された余剰汚泥に凝結剤と凝集剤を添加して余剰汚泥フロックを形成する工程と、余剰汚泥フロックから余剰水を分離する工程と、脱水された余剰汚泥を乾燥した後に炭化する工程とを有する汚泥減容炭化方法が開示されている。 特許文献2には、下水汚泥をペレット状に圧縮成型して固形燃料にする、下水汚泥の固形燃料化方法が開示されている。

特開2008−80252号公報

特開2015−44919号公報

しかしながら、特許文献1、2に記載の方法では、汚泥を最終的に燃料等としてリサイクルできるが、リサイクルするためには工程数が増えるばかりか装置が大がかりとなる。そのため、より簡便で容易に汚泥を有効活用しつつ削減する方法が求められている。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、簡便で容易に汚泥を削減でき、しかも汚泥を有効活用できる汚泥の削減方法、排水処理設備、水棲甲殻類の養殖方法及び養殖設備、並びに炭素源の変換方法を提供することを課題とする。

本発明は以下の態様を有する。 [1] 排水処理設備中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせる、汚泥の削減方法。 [2] 被処理水を活性汚泥により生物処理して生物処理水とする曝気槽と、前記活性汚泥及び生物処理水を含む汚泥含有処理水を膜処理する膜分離槽とを備えた排水処理設備であって、前記排水処理設備中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせる、排水処理設備。 [3] 前記曝気槽及び膜分離槽の少なくとも1つに前記水棲甲殻類が存在する、[2]に記載の排水処理設備。 [4] 前記膜分離槽から排出された汚泥含有処理水を貯留する汚泥貯留槽をさらに備え、前記曝気槽、膜分離槽及び汚泥貯留槽の少なくとも1つに前記水棲甲殻類が存在する、[2]に記載の排水処理設備。 [5] 前記曝気槽と膜分離槽との間に、前記汚泥含有処理水を固液分離する沈殿槽をさらに備え、前記曝気槽、沈殿槽、膜分離槽及び汚泥貯留槽の少なくとも1つに前記水棲甲殻類が存在する、[4]に記載の排水処理設備。 [6] 前記水棲甲殻類を飼育する飼育槽をさらに備え、前記排水処理設備中の汚泥を前記飼育槽に供給する、[2]に記載の排水処理設備。 [7] 排水処理設備中の汚泥を水棲甲殻類の餌食として用いる、水棲甲殻類の養殖方法。 [8] 被処理水を活性汚泥により生物処理して生物処理水とする曝気槽と、前記活性汚泥及び生物処理水を含む汚泥含有処理水を膜処理する膜分離槽とを備えた水棲甲殻類の養殖設備であって、前記養殖設備中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせる、水棲甲殻類の養殖設備。 [9] 排水処理設備中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせて、汚泥の炭素源を蛋白源に変換する、炭素源の変換方法。

本発明によれば、簡便で容易に汚泥を削減でき、しかも汚泥を有効活用できる汚泥の削減方法、排水処理設備、水棲甲殻類の養殖方法及び養殖設備、並びに炭素源の変換方法を提供できる。

本発明の第一の態様の排水処理設備の一例を示す概略図である。

本発明の第二の態様の排水処理設備の一例を示す概略図である。

以下、図面を参照して本発明を詳しく説明する。 なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。 また、図2において、図1と同じ構成要素には同じ符号を付して、その説明を省略する。

本発明において、「水棲甲殻類」とは、水中又は水辺に生息する甲殻類を意味する。 水棲甲殻類としては、十脚目(エビ目)が挙げられ、具体的にはエビ(ザリガニ科目、ヤドカリ科目を含む)、短尾科目(カニ科目)が挙げられる。これらの中でも、本発明に特に好適な水棲甲殻類はザリガニ科目であり、より好ましくはアメリカザリガニである。

[排水処理設備] <第一の態様> 図1に本発明の第一の態様の排水処理設備の一例を示す。 図1に示す排水処理設備1は、上流側から順に、排水を貯留する原水槽10と、排水の流量を調整する流量調整槽20と、排水を活性汚泥により生物処理して生物処理水とする曝気槽30と、活性汚泥及び生物処理水を含む汚泥含有処理水を膜処理する膜分離槽40と、膜分離槽40から排出された汚泥含有処理水を貯留する汚泥貯留槽50と、膜処理された汚泥含有処理水を貯留する処理水槽60とを備える。 なお、本発明において生物処理前の排水を「原水」又は「被処理水」ともいい、生物処理後の排水を「生物処理水」ともいい、膜処理後の汚泥含有処理水(具体的には、濾過膜を透過した生物処理水)を「透過水」ともいう。 本発明の処理対象となる排水は、工場、事業所等から排出される工業排水、生活排水などである。

原水槽10は、被処理水を一旦貯留するための槽である。 原水槽10には、第一の供給流路11と第二の供給流路12とが接続されている。第一の供給流路11は、被処理水を原水槽10に流入(供給)させるための流路である。第二の供給流路12は、原水槽10から排出された被処理水を流量調整槽20に流入させるための流路である。

流量調整槽20は、曝気槽30に流入させる被処理水の流量を調整するための槽である。 流量調整槽20には、第三の供給流路21と第四の供給流路22と第五の供給流路23が接続されている。第三の供給流路21は、原水槽10から排出された被処理水をスクリーン24に流入させるための流路である。第四の供給流路22は、スクリーン24から排出された被処理水を曝気槽30に流入させるための流路である。第五の供給流路23は、スクリーン24から排出された被処理水を膜分離槽40に流入させるための流路である。 スクリーン24は、被処理水に含まれているゴミなどの比較的大きな固形物を除去するものである。

曝気槽30は、曝気と曝気停止とを繰り返して、活性汚泥の作用により被処理水を生物処理し、生物処理水とするための槽である。 曝気槽30には、第六の供給流路31が接続されている。第六の供給流路31は、曝気槽30から排出された汚泥含有処理水を膜分離槽40に流入させるための流路である。

曝気槽30は、槽内を間欠曝気して槽内を好気条件に維持するための第一の散気装置32を備える。 第一の散気装置32は、空気を曝気槽30内に散気する散気管32aと、散気管32aに空気を供給する導入管32bと、空気を送気するブロア32cとを備えている。 散気管32aとしては、ブロア32cから供給される空気を上方へ吐出できるものであれば特に限定されないが、例えば、穴あきの単管やメンブレンタイプのものが挙げられる。

膜分離槽40は、曝気槽30から排出された汚泥含有処理水を膜処理(膜濾過)して、生物処理水と活性汚泥とを膜分離(固液分離)するための槽である。 膜分離槽40には、第七の供給流路41と第一の返送流路42が接続されている。第七の供給流路41は、膜分離槽40から排出された汚泥含有処理水を汚泥貯留槽50に流入させるための流路である。第一の返送流路42は、膜分離槽40からオーバーフローした汚泥含有処理水を曝気槽30に返送する流路である。

膜分離槽40は、濾過膜を備える膜モジュール43と、膜モジュール43の下方に設置された、槽内を曝気するための第二の散気装置44とを備える。 膜モジュール43は、膜分離槽40内に配置されている。膜モジュール43は濾過膜を備え、この濾過膜により汚泥含有処理水が生物処理水と活性汚泥とに固液分離(膜処理)される。 濾過膜としては、濾過能を有するものであれば特に限定されないが、例えば、中空糸膜、平膜、チューブラ膜、モノリス型膜などが挙げられる。これらの中でも、容積充填率が高いことから、中空糸膜が好ましい。

濾過膜として中空糸膜を用いる場合、その材質としては、例えば、セルロース、ポリオレフィン、ポリスルホン、ポリフッ化ビニリデンフロライド(PVDF)、ポリ四フッ化エチレン(PTFE)などが挙げられる。これらの中でも、中空糸膜の材質としては、耐薬品性やpH変化に強い点から、PVDF、PTFEが好ましい。 濾過膜としてモノリス型膜を用いる場合は、セラミック製の膜を用いることが好ましい。 濾過膜に形成される微細孔の平均孔径としては、一般に限外濾過膜と呼ばれる膜で0.001〜0.1μm程度であり、一般に精密濾過膜と呼ばれる膜で0.1〜1μm程度である。本発明においては平均孔径が上記範囲内である濾過膜を用いることが好ましい。

膜モジュール43には、第八の供給流路45が接続されている。第八の供給流路45は、濾過膜を透過した生物処理水(透過水)を膜分離槽40から排出し、処理水槽60に流入させるための流路である。 第八の供給流路45には、ポンプ45aが設置されている。これにより、膜モジュール43の濾過膜を透過した透過水を膜分離槽40から排出できるようになっている。

第二の散気装置44は、膜モジュール43の濾過膜を洗浄するものであり、膜分離槽40内かつ膜モジュール43の下方に設置されている。 第二の散気装置44は、空気を膜分離槽40内に散気する散気管44aと、散気管44aに空気を供給する導入管44bと、空気を送気するブロア44cとを備えている。 散気管44aとしては、ブロア44cから供給される空気を上方へ吐出できるものであれば特に限定されないが、例えば、穴あきの単管やメンブレンタイプのものが挙げられる。

汚泥貯留槽50は、膜分離槽40から排出された汚泥含有処理水を貯留するための槽である。 汚泥貯留槽50には、第二の返送流路51が接続されている。第二の返送流路51は、汚泥貯留槽50から排出された汚泥含有処理水の一部を流量調整槽20に返送する流路である。

汚泥貯留槽50は、槽内を曝気するための第三の散気装置52を備える。 第三の散気装置52は、空気を汚泥貯留槽50内に散気する散気管52aと、散気管52aに空気を供給する導入管52bと、空気を送気するブロア52cとを備えている。 散気管52aとしては、ブロア52cから供給される空気を上方へ吐出できるものであれば特に限定されないが、例えば、穴あきの単管やメンブレンタイプのものが挙げられる。

処理水槽60は、膜処理された汚泥含有処理水(透過水)を貯留するための槽である。 また、図1中、符号13、25、33はそれぞれポンプである。

本発明の第一の態様の排水処理設備1では、排水処理設備1中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせる。排水処理設備1中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせる方法としては特に制限されないが、曝気槽30、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させておくことが好ましい。水棲甲殻類は蓋のついた網や籠に入れておき、これを曝気槽30、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つの槽内に沈めておくことが好ましい。

原水槽10や流量調整槽20にも水棲甲殻類を存在させておいてもよいが、水棲甲殻類の餌食となるのは、排水中に含まれる有機物が微生物により分解された分解物である。よって、水棲甲殻類の餌食となる前記分解物を含んだ汚泥が充分に存在する曝気槽30、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させておくことが好ましい。 なお、微生物が増殖するスピードの方が、水棲甲殻類が汚泥を食べるスピードよりも速いので、槽内の汚泥がなくなる恐れはない。

図1に示す排水処理設備1を用いた排水の処理方法では、まず、工場や事業所等から排出された排水(被処理水)を第一の供給流路11を介して原水槽10に流入させ、一旦、貯留する。次いで、原水槽10から排出された被処理水を第二の供給流路12を介して流量調整槽20に流入させる。次いで、流量調整槽20にて被処理水の流量を調整しつつ、流量調整槽20から排出された被処理水を第三の供給流路21を介してスクリーン24に流入させる。スクリーン24にて、被処理水に含まれているゴミなどの比較的大きな固形物を除去した後、スクリーン24から排出された被処理水を第四の供給流路22を介して曝気槽30に流入させる。また、スクリーン24から排出された被処理水の一部を第五の供給流路23を介して膜分離槽40に流入させてもよい。

曝気槽30内の第一の散気装置32を作動させ、槽内を間欠曝気して槽内を好気条件に維持し、被処理水を活性汚泥により生物処理する(活性汚泥処理工程)。すると、被処理水中の有機物等が分解される。 次いで、生物処理された排水(生物処理水)を活性汚泥と共に汚泥含有処理水として第六の供給流路31を介して膜分離槽40に流入させる。ポンプ45aを作動させ、膜モジュール43内を減圧にすることによって汚泥含有処理水を膜処理し、活性汚泥と生物処理水とに固液分離する(膜分離工程)。この際、第二の散気装置44から空気を膜モジュール43に供給することによって、膜モジュール43の濾過膜の表面をエアスクラビングにより洗浄しながら、効率よく固液分離を行うことができる。

また、膜分離槽40からオーバーフローした汚泥含有処理水を第一の返送流路42を介して曝気槽30に返送する(汚泥返送工程)。 さらに、膜分離槽40内の汚泥含有処理水を引き抜いて第七の供給流路41を介して汚泥貯留槽50に流入させる。この際、汚泥貯留槽50内の第三の散気装置52を作動させ、槽内を好気条件に維持することが好ましい。汚泥貯留槽50内の汚泥含有処理水の一部は、第二の返送流路51を介して流量調整槽20に返送される。 濾過膜を透過した生物処理水は、透過水として膜分離槽40から第八の供給流路45を介して処理水槽60に供給され、貯留される。 排水処理設備1中の汚泥は、曝気槽30、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つに存在させた水棲甲殻類の餌食となる。

以上説明した本発明の第一の態様の排水処理設備1では、排水処理設備1中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせるので、汚泥を水棲甲殻類の餌食として有効活用しつつ、削減できる。しかも、本発明では既存の排水処理設備の例えば曝気槽30、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させておくだけで、水棲甲殻類が餌食として汚泥を食べるので、本発明であれば、簡便で容易に汚泥を削減できる。 汚泥を食べた水棲甲殻類は、食材として出荷される。

また、第一の態様の排水処理設備1を用いた排水の処理方法では、曝気槽30、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させておくので、排水処理設備1中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせることができ、排水を処理しつつ、汚泥を削減できる。

第一の態様の排水処理設備1は、図1に示すものに限定されず、例えば曝気槽30と膜分離槽40との間に、汚泥含有処理水を固液分離する沈殿槽(図示略)を有していてもよい。沈殿槽は、曝気槽30から移送された汚泥含有処理水を、重沈降によって汚泥と上澄み液とに固液分離できるものであればよく、特に限定はされない。 第一の態様の排水処理設備1が沈殿槽を有する場合、曝気槽30、沈殿槽、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させておくことが好ましい。

また、排水処理設備1は、汚泥貯留槽50を有さなくてもよい。排水処理設備1が汚泥貯留槽50を有さない場合、曝気槽30及び膜分離槽40の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させておくことが好ましい。 排水処理設備1が汚泥貯留槽50を有さず、曝気槽30と膜分離槽40との間に沈殿槽を有する場合、曝気槽30、沈殿槽及び膜分離槽40の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させておくことが好ましい。

第一の態様の排水処理設備1は、そのまま水棲甲殻類の養殖設備として使用できる。

<第二の態様> 図2に本発明の第二の態様の排水処理設備の一例を示す。 図2に示す排水処理設備2は、上流側から順に、排水を貯留する原水槽10と、排水の流量を調整する流量調整槽20と、排水を活性汚泥により生物処理して生物処理水とする曝気槽30と、活性汚泥及び生物処理水を含む汚泥含有処理水を膜処理する膜分離槽40と、膜分離槽40から排出された汚泥含有処理水を貯留する汚泥貯留槽50と、膜処理された汚泥含有処理水を貯留する処理水槽60と、水棲甲殻類を飼育する飼育槽70とを備える。

図2に示す排水処理設備2は、飼育槽70をさらに備えることと、汚泥貯留槽50に第九の供給流路53がさらに接続されていること以外は、図1に示す排水処理設備1と同じである。 飼育槽70は、水棲甲殻類を飼育するための蓋付きの槽であり(蓋は図示略)、飼育槽70に水棲甲殻類が存在する。飼育槽70は、槽内を曝気するための散気装置(図示略)を備えていることが好ましい。 第九の供給流路53は、汚泥貯留槽50から排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に流入(供給)させるための流路である。 また、図2中、符号54はポンプである。

図2に示す排水処理設備2を用いた排水の処理方法は、汚泥貯留槽50から排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に流入させること以外は、図1に示す排水処理設備1を用いた排水の処理方法と同様である。

本発明の第二の態様の排水処理設備2では、汚泥貯留槽50から排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給して、排水処理設備1中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせる。 よって、本発明であれば、汚泥を水棲甲殻類の餌食として有効活用しつつ、削減できる。しかも、本発明では既存の排水処理設備に飼育槽70を設置し、汚泥貯留槽50と飼育槽70とを第九の供給流路53で連結し、汚泥貯留槽50から排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給させるという簡便な方法で、水棲甲殻類が餌食として汚泥を食べるので、本発明であれば、簡便で容易に汚泥を削減できる。 また、本発明の第二の態様の排水処理設備2であれば、水棲甲殻類を飼育する飼育槽を別途設置するので、運転トラブル等が発生した場合、排水処理設備2の運転を一次停止して設備内を検査しやすい。図1に示す第一の態様の排水処理設備1の場合は、曝気槽30、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させるので、設備内を検査する際に、槽から水棲甲殻類を引き上げる手間がかかる。 汚泥を食べた水棲甲殻類は、食材として出荷される。

また、第二の態様の排水処理設備2を用いた排水の処理方法では、汚泥貯留槽50から排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に流入させるので、排水処理設備1中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせることができ、排水を処理しつつ、汚泥を削減できる。

第二の態様の排水処理設備2は、図2に示すものに限定されない。図2に示す排水処理設備2では、汚泥貯留槽50から排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給しているが、曝気槽30、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つから排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給してもよい。

また、例えば曝気槽30と膜分離槽40との間に、汚泥含有処理水を固液分離する沈殿槽(図示略)を有していてもよい。 第二の態様の排水処理設備2が沈殿槽を有する場合、曝気槽30、沈殿槽、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つから排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給することが好ましい。

また、排水処理設備2は、汚泥貯留槽50を有さなくてもよい。排水処理設備2が汚泥貯留槽50を有さない場合、曝気槽30及び膜分離槽40の少なくとも1つから排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給することが好ましい。 排水処理設備2が汚泥貯留槽50を有さず、曝気槽30と膜分離槽40との間に沈殿槽を有する場合、曝気槽30、沈殿槽及び膜分離槽40の少なくとも1つから排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給することが好ましい。

飼育槽70が散気装置(図示略)を備えていない場合は、飼育槽70へ流入させる汚泥含有処理水の量を減らして、水棲甲殻類が鰓呼吸できる程度に飼育槽70内の水を浅くすることが好ましい。

第二の態様の排水処理設備2は、そのまま水棲甲殻類の養殖設備として使用できる。

[汚泥の削減方法] 本発明の汚泥の削減方法は、排水処理設備中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせることで、排水処理設備中の汚泥を削減する方法である。 排水処理設備としては、上述した本発明の第一の態様又は第二の態様の排水処理設備が挙げられる。

排水処理設備中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせる方法としては特に制限されない。例えば図1に示す排水処理設備1中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせる場合は、曝気槽30、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させておくことが好ましい。そうすることで、槽内の汚泥を水棲甲殻類が食べるので、排水処理設備中の汚泥を削減できる。 また、図1に示す排水処理設備1において、曝気槽30と膜分離槽40との間に沈殿槽(図示略)が設置されている場合、曝気槽30、沈殿槽、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させておくことが好ましい。 また、図1に示す排水処理設備1は汚泥貯留槽50を有さなくてもよく、排水処理設備1が汚泥貯留槽50を有さない場合、曝気槽30及び膜分離槽40の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させておくことが好ましい。 図1に示す排水処理設備1が汚泥貯留槽50を有さず、曝気槽30と膜分離槽40との間に沈殿槽を有する場合、曝気槽30、沈殿槽及び膜分離槽40の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させておくことが好ましい。

図2に示す排水処理設備2中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせる場合は、飼育槽70に水棲甲殻類を存在させ、汚泥貯留槽50から排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に流入させることが好ましい。そうすることで、飼育槽70に流入された汚泥を水棲甲殻類が食べるので、排水処理設備中の汚泥を削減できる。 また、図2に示す排水処理設備2では、汚泥貯留槽50から排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給しているが、曝気槽30、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つから排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給してもよい。 また、図2に示す排水処理設備2において、曝気槽30と膜分離槽40との間に沈殿槽(図示略)が設置されている場合、曝気槽30、沈殿槽、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つから排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給することが好ましい。 また、図2に示す排水処理設備2は汚泥貯留槽50を有さなくてもよく、排水処理設備2が汚泥貯留槽50を有さない場合、曝気槽30及び膜分離槽40の少なくとも1つから排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給することが好ましい。 図2に示す排水処理設備2が汚泥貯留槽50を有さず、曝気槽30と膜分離槽40との間に沈殿槽を有する場合、曝気槽30、沈殿槽及び膜分離槽40の少なくとも1つから排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給することが好ましい。

以上説明した本発明の汚泥の削減方法では、排水処理設備中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせるので、排水を処理しつつ、簡便で容易に排水処理設備中の汚泥を削減できる。 汚泥を食べた水棲甲殻類は、食材として出荷される。

[水棲甲殻類の養殖設備及び養殖方法] 本発明の水棲甲殻類の養殖方法は、排水処理設備中の汚泥を水棲甲殻類の餌食として用い、水棲甲殻類に食べさせることで、水棲甲殻類を養殖する方法である。排水処理設備としては、上述した本発明の第一の態様又は第二の態様の排水処理設備が挙げられる。なお、上述した第一の態様及び第二の態様以外に、標準活性汚泥を用いて本発明を実施してもよい。 また、本発明の水棲甲殻類の養殖設備は、被処理水を活性汚泥により生物処理して生物処理水とする曝気槽と、前記活性汚泥及び生物処理水を含む汚泥含有処理水を膜処理する膜分離槽とを備えるものであり、養殖設備中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせることで、水棲甲殻類を養殖する。水棲甲殻類の養殖設備としては、上述した本発明の第一の態様又は第二の態様の排水処理設備をそのまま使用することができる。

図1に示す排水処理設備1中の汚泥を水棲甲殻類の餌食として用いる場合、及び排水処理設備1を水棲甲殻類の養殖設備として用いる場合、曝気槽30、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させておくことが好ましい。そうすることで、槽内の汚泥が水棲甲殻類の餌食となり、水棲甲殻類を養殖できる。 また、図1に示す排水処理設備1において、曝気槽30と膜分離槽40との間に沈殿槽(図示略)が設置されている場合、曝気槽30、沈殿槽、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させておくことが好ましい。 また、図1に示す排水処理設備1は汚泥貯留槽50を有さなくてもよく、排水処理設備1が汚泥貯留槽50を有さない場合、曝気槽30及び膜分離槽40の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させておくことが好ましい。 図1に示す排水処理設備1が汚泥貯留槽50を有さず、曝気槽30と膜分離槽40との間に沈殿槽を有する場合、曝気槽30、沈殿槽及び膜分離槽40の少なくとも1つに水棲甲殻類を存在させておくことが好ましい。

図2に示す排水処理設備2中の汚泥を水棲甲殻類の餌食として用いる場合、及び排水処理設備2を水棲甲殻類の養殖設備として用いる場合、飼育槽70に水棲甲殻類を存在させ、汚泥貯留槽50から排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に流入させることが好ましい。そうすることで、飼育槽70に流入された汚泥が水棲甲殻類の餌食となり、水棲甲殻類を養殖できる。 また、図2に示す排水処理設備2では、汚泥貯留槽50から排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給しているが、曝気槽30、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つから排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給してもよい。 また、図2に示す排水処理設備2において、曝気槽30と膜分離槽40との間に沈殿槽(図示略)が設置されている場合、曝気槽30、沈殿槽、膜分離槽40及び汚泥貯留槽50の少なくとも1つから排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給することが好ましい。 また、図2に示す排水処理設備2は汚泥貯留槽50を有さなくてもよく、排水処理設備2が汚泥貯留槽50を有さない場合、曝気槽30及び膜分離槽40の少なくとも1つから排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給することが好ましい。 図2に示す排水処理設備2が汚泥貯留槽50を有さず、曝気槽30と膜分離槽40との間に沈殿槽を有する場合、曝気槽30、沈殿槽及び膜分離槽40の少なくとも1つから排出された汚泥含有処理水を飼育槽70に供給することが好ましい。

以上説明した本発明の水棲甲殻類の養殖設備及び養殖方法では、排水処理設備中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせるので、排水を処理しつつ、簡便で容易に排水処理設備中の汚泥を削減しながら、水棲甲殻類を養殖できる。 汚泥を食べた水棲甲殻類は、食材として出荷される。

[炭素源の変換方法] 本発明の炭素源の変換方法は、排水処理設備中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせて、汚泥の炭素源を蛋白源に変換する方法である。排水処理設備としては、上述した本発明の第一の態様又は第二の態様の排水処理設備が挙げられる。排水処理設備中の汚泥を水棲甲殻類に食べさせる方法は、上述した本発明の水棲甲殻類の養殖方法等と同様である。 本発明の炭素源の変換方法によれば、従来、産業廃棄物として処分される汚泥(余剰汚泥)を水棲甲殻類に食べさせる。汚泥を食べた水棲甲殻類は、食材として出荷される。よって、本発明によれば、産業廃棄物として処分される汚泥の炭素源を、水棲甲殻類という高品質の蛋白源に変換でき、汚泥を有効活用できる。

1 排水処理設備 2 排水処理設備 10 原水槽 20 流量調整槽 30 曝気槽 40 膜分離槽 50 汚泥貯留槽 53 第九の供給流路 60 処理水槽 70 飼育槽

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