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細胞による取り込み測定のための、標識用試薬としての、キノンでマスクされたプローブ

阅读:184发布:2024-02-10

专利汇可以提供細胞による取り込み測定のための、標識用試薬としての、キノンでマスクされたプローブ专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且標識用試薬、及び細胞による取り込み測定のための当該試薬の使用方法が提供される。当該標識用試薬は、キノンでマスクされたプローブであり、蛍光団及び/または発光団を含む。【選択図】図1,下面是細胞による取り込み測定のための、標識用試薬としての、キノンでマスクされたプローブ专利的具体信息内容。

  • 次式(I)で示される化合物、またはその塩。
    (I)
    (式中、
    Aは、レポーター部分であり;
    14は、H、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、カルボキシアルキル、またはアミドアルキルであり;
    9及びR 10は、アルキルから独立に選択され;
    11 、R 12 、及びR 13は、H、アルキル、アルコキシ、ブロモ、クロロ、もしくはアミノから独立に選択されるか、またはR 11及びR 12は、融合されたフェニル環を形成でき;
    Xは、Oであり;
    Lは、−(CH 2m C(R 172 (CH 2n −Y−C(O)−であり;
    17は、独立にH、アルキルであるか、または両R 17は、一緒になって3〜7個の炭素を有するアルキル環を形成でき;
    mは、0〜2の整数であり;
    nは、0〜2の整数であり;
    Yは、OまたはNR 15であり;
    15は、H、アルキル、ヒドロキシアルキル、アジドアルキル、シアノアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、−アルキル−N(R 23 )C(O)R 24 、−アルキル−SO 325 、−アルキル−SO 2 N(R 26 )(R 27 )、−アルキル−COR 28 、−アルキル−CO 229 、−アルキル−OC(O)R 29 、−アルキル−OC(O)N(R 30 )(R 31 )、−アルキル−アミド、またはポリアルコキシアルキルであり、ここで、前記ポリアルコキシアルキル及び−アルキル−アミドは、非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されており;ならびにR 23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 27 、R 28 、R 29 、R 30 、及びR 31は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキ� ��からそれぞれ独立に選択される。 )
  • 15が、ポリアルコキシアルキルであって、ここで、前記ポリアルコキシアルキルは、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −ハロアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −ヒドロキシアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アミノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキルアミノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) xジ(アルキル)アミノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アジドアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −シアノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルケニル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキニル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −N(R 23 )C(O)R 24 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −SO 325 � �−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−SO 2 N(R 26 )(R 27 )、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−COR 28 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−OC(O)R 29 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−OC(O)N(R 30 )(R 31 )、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−CO 229 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−CON(R 32 )(R 33 )、及び−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−(CO)−NR 34 −(CR abp −NR 35 (CO)−Tからなる群から選択され、ここで、
    23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 27 、R 28 、R 29 、R 30 、及びR 31は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからそれぞれ独立に選択され;
    xは、1〜20から選択される整数であり;
    32及びR 33は、水素、アルキル、カルボキシ、ペプチド、薬物、生物学的に活性な部分、及び色素からそれぞれ独立に選択され;
    34及びR 35は、水素、及びアルキルからそれぞれ独立に選択され;
    a及びR bは、水素、アルキル、及びカルボキシからそれぞれ独立に選択され;
    pは、0〜6であり;ならびにTは、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択される、請求項1に記載の化合物。
  • 15が、ポリアルコキシアルキルであって、ここで、前記ポリアルコキシアルキルは、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−CON(R 32 )(R 33 )、または−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−(CO)−NR 34 −(CR abp −NR 35 (CO)−Tであり;
    xは、1〜20から選択される整数であり;
    32及びR 33は、水素、アルキル、カルボキシ、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせからそれぞれ独立に選択され;
    34及びR 35は、水素、及びアルキルからそれぞれ独立に選択され;
    a及びR bは、水素、アルキル、及びカルボキシからそれぞれ独立に選択され;
    pは、0〜6であり;ならびにTは、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択される、請求項1に記載の化合物。
  • 15が、
    であって、
    式中、
    Tは、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択され;ならびにxは、1〜20から選択される整数である、請求項1に記載の化合物。
  • 15が、−アルキル−アミドであって、ここで、前記−アルキル−アミドは、−アルキル−CON(R 32 )(R 33 )または−アルキル−(CO)−NR 34 −(CR abp −NR 35 (CO)−Tであり、ここで、
    32及びR 33は、水素、アルキル、カルボキシ、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクル、アルケン、ポリオール、アルケニルポリオール、ペプチド、薬物、薬物の誘導体、生物学的に活性な部分、及び色素からそれぞれ独立に選択され;
    34及びR 35は、水素、及びアルキルからそれぞれ独立に選択され;
    a及びR bは、水素、アルキル、及びカルボキシからそれぞれ独立に選択され;
    pは、0〜6であり;ならびに Tは、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択される、請求項1に記載の化合物。
  • 15が、
    であって;
    式中、
    Tは、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択され;ならびにxは、0〜20である、請求項1に記載の化合物。
  • 15が、ポリアルコキシアルキルであって、ここで、前記ポリアルコキシアルキルは、非置換であるか、またはアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジ(アルキル)アミノアルキル、アジドアルキル、シアノアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルケニル、アルキニル、−N(R 23 )C(O)R 24 、−SO 325 、−SO 2 N(R 26 )(R 27 )、−COR 28 、−CO 229 、及び−CON(R 30 )(R 31 )からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており、ここで、R 23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 27 、R 28 、R 29 、R 30 、及びR 31は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリ� �ル、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからそれぞれ独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
  • 15が、
    であって、
    式中、
    40は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、前記アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルは、非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されており;ならびにxは、1〜20から選択される整数である、請求項1に記載の化合物。
  • 40が、水素である、請求項8に記載の化合物。
  • 40が、N、O、及びSからなる群から独立に選択される1、2、または3個のヘテロ原子を有する5または6員ヘテロシクリルである、請求項8に記載の化合物。
  • 40が、
    である、請求項8に記載の化合物。
  • xが、2、3、または4である、請求項8に記載の化合物。
  • 式(I−vi)を有するか、またはその塩である、請求項8に記載の化合物。
    (I−vi)
  • 15が、

    であり;及びxが、それぞれ独立に0〜20である、請求項1に記載の化合物。













  • またはそれらの塩からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  • Tが、タンパク質、ポリペプチド、オリゴヌクレオチド、タンパク質−オリゴヌクレオチド結合体、脂質、治療用薬物、小分子、蛍光分子、ポリマー連結ナノ粒子、界面活性剤、または糖である、請求項2〜6のいずれか1項に記載の化合物。
  • Tが、タンパク質である、請求項16に記載の化合物。
  • 前記タンパク質が、抗体である、請求項17に記載の化合物。
  • Tが、ポリペプチドである、請求項16に記載の化合物。
  • 前記ポリペプチドが、ポリペプチド毒物である、請求項19に記載の化合物。
  • Tが、治療用薬物である、請求項16に記載の化合物。
  • 前記化合物が、PBI−5651、PBI−5658、PBI−5666、PBI−5648、PBI−5655、PBI−5662、PBI−5657、PBI−5665、PBI−5667、PBI−5650、PBI−5654、PBI−5661、PBI−5827、PBI−5828、PBI−5829、PBI−5647、PBI−5668、PBI−5659、PBI−5663、PBI−5652、PBI−5669、PBI−5625、PBI−5649、PBI−5653、PBI−5656、PBI−5660、PBI−5664、PBI−5830、PBI−5831、または
    である、請求項21に記載の化合物。
  • Tが、蛍光分子である、請求項16に記載の化合物。
  • 前記蛍光分子が、FAMジアミンである、請求項23に記載の化合物。
  • 前記化合物が、PBI−5683、PBI−5826、PBI−5682、PBI−5684、PBI−5824、またはPBI−5825である、請求項24に記載の化合物。
  • Tが、ポリマー連結ナノ粒子または界面活性剤である、請求項16に記載の化合物。
  • 前記ナノ粒子が、金ナノ粒子である、請求項26に記載の化合物。
  • 前記化合物が、PBI−5907、PBI−5908、PBI−5909、PBI−5910、PBI−5911、またはPBI−5912である、請求項27に記載の化合物。
  • 前記レポーター部分が、生物発光レポーター部分または蛍光レポーター部分を含む、請求項1に記載の化合物。
  • 前記生物発光レポーター部分が、ルシフェラーゼの基質を含む、請求項29に記載の化合物。
  • 前記基質が、ルシフェリン、ルシフェリン誘導体もしくはルシフェリンアナログ、ルシフェリン前駆体もしくはルシフェリン前駆体のアナログ、セレンテラジン、またはセレンテラジン誘導体もしくはセレンテラジンアナログを含む、請求項30に記載の化合物。
  • 前記基質が、フリマジン、セレンテラジンH,H、またはルシフェリンである、請求項30に記載の化合物。
  • 前記ルシフェラーゼが、甲虫ルシフェラーゼ、レニラルシフェラーゼ、オプロフォラスルシフェラーゼ、またはそれらの変異型である、請求項30に記載の化合物。
  • 前記レポーター部分が、蛍光レポーター部分を含む、請求項29に記載の化合物。
  • 前記蛍光レポーター部分が、蛍光団を含む、請求項34に記載の化合物。
  • 前記蛍光団が、クマリン、R110、フルオロセイン、DDAO、レゾルフィン、クレシルバイオレット、シリルキサンテン、またはカルボピロニンである、請求項35に記載の化合物。
  • 細胞による物質の取り込みの評価方法であって、以下の工程、
    a)試料を、標識された物質とを接触させる工程であって、前記標識された物質が、i)物質及び請求項1〜36のいずれか1項に記載の化合物、またはii)請求項1〜36のいずれか1項に記載の化合物を含み、前記試料が、細胞を含む工程と、
    b)光放出を検出する工程であって、それによって、光放出の検出が、細胞による前記物質の取り込みを示す工程と、
    を含むことを特徴とする評価方法。
  • 細胞による前記物質の取り込みが、前記化合物の還元及び遊離レポーター部分の生成をもたらす、請求項37に記載の方法。
  • 前記レポーター部分が、蛍光レポーター部分を含む、請求項38に記載の方法。
  • 光放出の検出が、前記試料の光への暴露と、前記試料における蛍光レベルの検出とを含み、対照試料の蛍光または蛍光波長と比較した、蛍光における増加または蛍光波長における変化が、細胞による前記物質の取り込みを示す、請求項39に記載の方法。
  • 前記対照試料が、標識された物質と接触していない試料である、請求項40に記載の方法。
  • 蛍光が、前記細胞内で検出される、請求項40に記載の方法。
  • 蛍光が、前記細胞外で検出される、請求項40に記載の方法。
  • 前記レポーター部分が、生物発光レポーター部分を含む、請求項38に記載の方法。
  • 前記生物発光レポーター部分が、ルシフェラーゼの基質を含む、請求項44に記載の方法。
  • 前記細胞が、ルシフェラーゼを含む、請求項45に記載の方法。
  • 前記細胞が、ルシフェラーゼを発現する、請求項46に記載の方法。
  • 光放出の検出が、前記遊離レポーター部分を利用して、前記ルシフェラーゼによって生成される発光の検出を含む、請求項46に記載の方法。
  • 前記試料と、ルシフェラーゼとの接触をさらに含み、ここで、光放出の検出が、前記遊離レポーター部分を利用して、前記ルシフェラーゼによって生成される発光の検出を含む、請求項45に記載の方法。
  • 前記光放出が、前記細胞内または前記細胞外で検出される、請求項48または49に記載の方法。
  • 細胞による物質の取り込みの評価方法であって、以下の工程、
    (a)試料を、標識された物質とを接触させる工程であって、前記標識された物質が、i)物質及び請求項1〜15、29、もしくは34〜36のいずれか1項に記載の化合物、またはii)請求項1〜15、29、もしくは34〜36のいずれか1項に記載の化合物を含み、前記試料が、細胞を含み、細胞による前記物質の取り込みが、前記化合物の還元及び遊離蛍光レポーター部分の生成をもたらす工程と、
    (b)前記試料を光へ暴露して、蛍光を発生させる工程と、
    (c)前記試料における蛍光を検出する工程と、
    (d)前記試料の蛍光または蛍光波長を、対照試料の蛍光と比較する工程であって、前記対照試料の蛍光または蛍光波長と比較した蛍光における増加または蛍光波長における変化が、細胞による前記物質の取り込みを示す工程と、
    を含むことを特徴とする評価方法。
  • 前記蛍光レポーター部分が、蛍光団を含む、請求項51に記載の方法。
  • 前記蛍光団が、クマリン、R110、フルオロセイン、DDAO、レゾルフィン、クレシルバイオレット、シリルキサンテン、またはカルボピロニンである、請求項52に記載の方法。
  • 前記蛍光レベルが、前記細胞内で検出される、請求項51に記載の方法。
  • 前記蛍光レベルが、前記試料において検出される、請求項51に記載の方法。
  • 前記対照試料が、標識された物質のみを含む試料媒体、標識された物質及び細胞を含むが、実験処理は実施していない試料、または標識された物質と接触していない試料である、請求項51に記載の方法。
  • 細胞による物質の取り込みの評価方法であって、以下の工程、
    a)試料を、標識された物質と接触させる工程であって、前記標識された物質が、i)物質及び請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物、またはii)請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物を含み、前記試料が、細胞を含み、前記細胞が、ルシフェラーゼを含み、細胞による前記物質の取り込みが、前記化合物の還元及び遊離生物発光レポーター部分の生成をもたらす工程と、
    b)前記試料における発光を検出する工程と、
    c)前記試料の発光を、対照試料の発光と比較する工程であって、前記試料の発光が、前記対照試料の発光と比較して変化している場合、細胞による前記物質の取り込みが示される工程と、
    を含むことを特徴とする評価方法。
  • 前記発光レベルが、前記遊離生物発光レポーター部分を利用して、ルシフェラーゼによって生成される、請求項57に記載の方法。
  • 前記生物発光レポーター部分が、ルシフェラーゼの基質を含む、請求項58に記載の方法。
  • 前記基質が、ルシフェリン、ルシフェリン誘導体、セレンテラジン、またはセレンテラジン誘導体を含む、請求項59に記載の方法。
  • 前記基質が、フリマジン、セレンテラジンH,H、ルシフェリン、またはルシフェリン前駆体である、請求項60に記載の方法。
  • 前記ルシフェラーゼが、甲虫ルシフェラーゼ、レニラルシフェラーゼ、オプロフォラスルシフェラーゼ、またはそれらの変異型である、請求項60に記載の方法。
  • 前記発光が、前記細胞内で検出されるか、または細胞媒体において前記細胞外で検出される、請求項57に記載の方法。
  • 前記対照試料が、標識された物質と接触していない試料である、請求項57に記載の方法。
  • 細胞による物質の取り込みの評価方法であって、以下の工程、
    a)試料を、標識された物質と接触させる工程であって、前記標識された物質が、i)物質及び請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物、またはii)請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物を含み、前記試料が、細胞及び細胞媒体を含み、細胞による前記物質の取り込みが、前記化合物の還元及び遊離生物発光レポーター部分の生成をもたらす工程と、
    b)前記試料を、ルシフェラーゼと接触させる工程と、
    c)前記試料における発光を検出する工程と、
    d)前記試料の発光を、対照試料における発光と比較する工程であって、前記試料における発光が、前記対照試料の発光と比較して変化している場合、細胞による前記物質の取り込みが示される工程と、
    を含むことを特徴とする評価方法。
  • 前記発光レベルが、前記遊離生物発光レポーター部分を利用して、前記ルシフェラーゼによって生成される、請求項65に記載の方法。
  • 前記生物発光レポーター部分が、ルシフェラーゼの基質を含む、請求項66に記載の方法。
  • 前記基質が、ルシフェリン、ルシフェリン誘導体、セレンテラジン、またはセレンテラジン誘導体を含む、請求項67に記載の方法。
  • 前記基質が、フリマジン、セレンテラジンH,H、ルシフェリン、またはルシフェリン前駆体である、請求項68に記載の方法。
  • 前記ルシフェラーゼが、甲虫ルシフェラーゼ、レニラルシフェラーゼ、オプロフォラスルシフェラーゼ、またはそれらの変異型である、請求項68に記載の方法。
  • 前記発光が、前記細胞において検出されるか、または前記細胞媒体において検出される、請求項65に記載の方法。
  • 前記対照試料が、標識された物質は含むが、細胞は含まない試料媒体、標識された物質及び細胞は含むが、実験処理は実施していない試料、または標識された物質と接触していない試料である、請求項65に記載の方法。
  • 前記物質が、生体物質である、請求項37〜72のいずれか1項に記載の方法。
  • 前記生体物質が、タンパク質、ポリペプチド、オリゴヌクレオチド、タンパク質−オリゴヌクレオチド結合体、脂質、治療用薬物、小分子、蛍光分子、ナノ粒子、及び糖からなる群から選択される、請求項73に記載の方法。
  • 前記タンパク質が、抗体またはリポタンパク質である、請求項74に記載の方法。
  • 前記物質が、非生体物質である、請求項37〜72のいずれか1項に記載の方法。
  • 前記非生体物質が、ポリマー連結ナノ粒子または界面活性剤である、請求項76に記載の方法。
  • 前記細胞が、真核細胞または原核細胞である、請求項37〜77のいずれか1項に記載の方法。
  • 前記細胞が、動物において存在する、請求項78に記載の方法。
  • 前記細胞が、培養媒体で成長している、請求項78に記載の方法。
  • i)物質及び請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物、またはii)請求項1〜36のいずれか1項に記載の化合物から得られる標識された物質。
  • 前記物質が、生体物質である、請求項81に記載の標識された物質。
  • 前記生体物質が、タンパク質、ポリペプチド、オリゴヌクレオチド、タンパク質−オリゴヌクレオチド結合体、脂質、治療用薬物、小分子、蛍光分子、ナノ粒子、及び糖からなる群から選択される、請求項82に記載の標識された物質。
  • 前記タンパク質が、抗体またはリポタンパク質である、請求項83に記載の標識された物質。
  • 前記ポリペプチドが、ポリペプチド毒物である、請求項83に記載の標識された物質。
  • 前記蛍光分子が、FAMジアミンである、請求項83に記載の標識された物質。
  • 前記レポーター部分が、生物発光レポーター部分または蛍光レポーター部分を含む、請求項81に記載の標識された物質。
  • 前記物質が、非生体物質である、請求項81に記載のいずれか1つの標識された物質。
  • 前記非生体物質が、ポリマー連結ナノ粒子または界面活性剤である、請求項88に記載の標識された物質。
  • 前記ナノ粒子が、金ナノ粒子である、請求項89に記載の標識された物質。
  • 前記生物発光レポーター部分が、ルシフェラーゼの基質を含む、請求項87に記載の標識された物質。
  • 前記基質が、ルシフェリン、ルシフェリン誘導体、セレンテラジン、またはセレンテラジン誘導体を含む、請求項91に記載の標識された物質。
  • 前記基質が、フリマジン、セレンテラジンH,H、ルシフェリン、またはルシフェリン前駆体である、請求項92に記載の標識された物質。
  • 前記ルシフェラーゼが、甲虫ルシフェラーゼ、レニラルシフェラーゼ、オプロフォラスルシフェラーゼ、またはそれらの変異型である、請求項93に記載の標識された物質。
  • 前記レポーター部分が、蛍光レポーター部分を含む、請求項87に記載の標識された物質。
  • 前記蛍光レポーター部分が、蛍光団を含む、請求項95に記載の標識された物質。
  • 前記蛍光団が、クマリン、ローダミン、R110、フルオロセイン、DDAO、レゾルフィン、またはクレシルバイオレットである、請求項96に記載の標識された物質。
  • 請求項1〜36のいずれか1項に記載の化合物、物質、またはそれらのいずれかの組み合わせを含む、キット。
  • 物質及び請求項1〜36のいずれか1項に記載の化合物を含む標識された物質を含む、キット。
  • 前記物質が、生体物質である、請求項98または99に記載のキット。
  • 前記生体物質が、タンパク質、ポリペプチド、オリゴヌクレオチド、タンパク質−オリゴヌクレオチド結合体、脂質、治療用薬物、小分子、蛍光分子、ナノ粒子、及び糖からなる群から選択される、前記100に記載のキット。
  • 前記タンパク質が、抗体またはリポタンパク質である、請求項101に記載のキット。
  • 前記物質が、非生体物質である、請求項98または99に記載のキット。
  • 前記非生体物質が、ポリマー連結ナノ粒子または界面活性剤である、請求項103に記載のキット。
  • 前記ナノ粒子が、金ナノ粒子である、請求項104に記載のキット。
  • 前記化合物が、ルシフェラーゼの基質である、請求項98または99に記載のキット。
  • 検出試薬をさらに含む、請求項106に記載のキット。
  • 前記検出試薬が、ルシフェラーゼ酵素を含む、請求項107に記載のキット。
  • 说明书全文

    関連出願の相互参照 本出願は、2014年1月29日出願の米国仮特許出願第61/933,122号の優先権を主張し、参照により、その全体が本明細書に組み込まれる。

    本開示は、一般に、化合物、組成物、ならびに当該化合物及び組成物の標識用試薬としての使用方法に関する。 より具体的には、本開示は、細胞による取り込み測定のための、標識用試薬としての、キノンでマスクされたプローブに関する。

    生体試料(例えば、細胞、組織、及び臓器)における関心生体分子及び関心小分子の取り込みを定量化することは、薬物送達、治療処置の有効性、薬物動態のプロファイリング、薬物−薬物相互作用、及び薬物毒性にとって重要な部分となりつつあるが、脂肪酸及びグルコース、ならびに通常の生理学的機能を維持するための、コレステロールの恒常性維持などの細胞の代謝状態にとっての重要な指標にもなる。 細胞及び組織における取り込みの定量化を目的とした蛍光標識または同位体標識された関心分子などのさまざまな技術は既に存在するが、取り込み測定を、高処理形式において、単純であり、信頼でき、そして再現可能なものとするために、新しい取り込み技術が依然として必要である。

    いくつかの態様では、式(I)の化合物、またはその塩が開示され、

    (I)


    式中、


    Aは、レポーター部分であり;


    14は、H、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、カルボキシアルキル、またはアミドアルキルであり;


    9及びR

    10は、アルキルから独立に選択され;


    11 、R

    12 、及びR

    13は、H、アルキル、アルコキシ、ブロモ、クロロ、もしくはアミノから独立に選択されるか、またはR

    11及びR

    12は、融合されたフェニル環を形成でき;


    Xは、Oであり;


    Lは、−(CH

    2

    m C(R

    17

    2 (CH

    2

    n −Y−C(O)−であり;


    17は、独立にH、アルキルであるか、または両R

    17は、一緒になって3〜7個の炭素を有するアルキル環を形成でき;


    mは、0〜2の整数であり;


    nは、0〜2の整数であり;


    Yは、OまたはNR

    15であり;


    15は、H、アルキル、ヒドロキシアルキル、アジドアルキル、シアノアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、−アルキル−N(R

    23 )C(O)R

    24 、−アルキル−SO

    3

    25 、−アルキル−SO

    2 N(R

    26 )(R

    27 )、−アルキル−COR

    28 、−アルキル−CO

    2

    29 、−アルキル−OC(O)R

    29 、−アルキル−OC(O)N(R

    30 )(R

    31 )、−アルキル−CON(R

    30 )(R

    31 )、またはポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該ポリアルコキシアルキルは、非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されており;ならびにR

    23 、R

    24 、R

    25 、R

    26 、R

    27 、R

    28 、R

    29 、R

    30 、及びR

    31は、素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルか� �それぞれ独立に選択される。

    ある実施形態では、R 15は、ポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該ポリアルコキシアルキルは、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −ハロアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −ヒドロキシアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アミノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキルアミノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) xジ(アルキル)アミノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アジドアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −シアノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルケニル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキニル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −N(R 23 )C(O)R 24 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −SO 325 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−SO 2 N(R 26 )(R 27 )、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−COR 28 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−OC(O)R 29 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−OC(O)N(R 30 )R 31 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−CO 229 、及び−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−CON(R 30 )(R 31 )であり、ここで、R 23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 27 、R 28 、R 29 、R 30 、及びR 31は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからそれぞれ独立に選択され;ならびにxは、1〜20から選択される整数である。

    ある実施形態では、R 15は、ポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該ポリアルコキシアルキルは、非置換であるか、またはアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジ(アルキル)アミノアルキル、アジドアルキル、シアノアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルケニル、アルキニル、−N(R 23 )C(O)R 24 、−SO 325 、−SO 2 N(R 26 )(R 27 )、−COR 28 、−CO 229 、及び−CON(R 30 )(R 31 )からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており、ここで、R 23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 27 、R 28 、R 29 、R 30 、及びR 31は、水素、アルキル、アリ� �ル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからそれぞれ独立に選択される。

    ある実施形態では、R 15は、

    であり、


    式中、


    40は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルは、非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されており;ならびにxは、1〜20から選択される整数である。

    ある実施形態では、R 40は、水素である。

    ある実施形態では、R 40は、N、O、及びSからなる群から独立に選択される1、2、または3個のヘテロ原子を有する、5または6員ヘテロシクリルである。

    ある実施形態では、R 40は、

    である。

    ある実施形態では、xは、2、3、または4である。

    ある実施形態では、式(I)の化合物は、式(I−vi)を有するか、またはその塩であり、

    (I−vi)



    式中、


    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、R

    40 、x、及びAは、上で定義したとおりである。

    いくつかの態様では、式(I)の化合物、またはその塩が開示され、
    式(I)の化合物、またはその塩は、

    (I)


    式中、


    Aは、レポーター部分であり;


    14は、H、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、カルボキシアルキル、またはアミドアルキルであり;


    9及びR

    10は、アルキルから独立に選択され;


    11 、R

    12 、及びR

    13は、H、アルキル、アルコキシ、ブロモ、クロロ、もしくはアミノから独立に選択されるか、またはR

    11及びR

    12は、融合されたフェニル環を形成でき;


    Xは、Oであり;


    Lは、−(CH

    2

    m C(R

    17

    2 (CH

    2

    n −Y−C(O)−であり;


    17は、独立にH、アルキルであるか、または両R

    17は、一緒になって3〜7個の炭素を有するアルキル環を形成でき;


    mは、0〜2の整数であり;


    nは、0〜2の整数であり;


    Yは、OまたはNR

    15であり;


    15は、H、アルキル、ヒドロキシアルキル、アジドアルキル、シアノアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、−アルキル−N(R

    23 )C(O)R

    24 、−アルキル−SO

    3

    25 、−アルキル−SO

    2 N(R

    26 )(R

    27 )、−アルキル−COR

    28 、−アルキル−CO

    2

    29 、−アルキル−OC(O)R

    29 、−アルキル−OC(O)N(R

    30 )(R

    31 )、−アルキル−アミド、またはポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該ポリアルコキシアルキル及び−アルキル−アミドは、非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されており;ならびにR

    23 、R

    24 、R

    25 、R

    26 、R

    27 、R

    28 、R

    29 、R

    30 、及びR

    31は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキ� ��からそれぞれ独立に選択される。

    ある実施形態では、本発明の化合物は、











    またはそれらの塩からなる群から選択される。

    ある実施形態では、レポーター部分は、生物発光または蛍光レポーター部分である。 ある実施形態では、生物発光レポーター部分は、ルシフェリン、ルシフェリン誘導体もしくはルシフェリンアナログ、またはルシフェリン前駆体のアナログ、セレンテラジン、またはセレンテラジン誘導体もしくはセレンテラジンアナログである。

    別の態様では、細胞による物質の取り込みの評価方法が開示され、当該方法は、a)細胞を含む試料と、標識された物質との接触であり、ここで、当該標識された物質は、物質及び式(I)の化合物から得られる接触と、b)光放出の検出であり、それによって、光放出の検出が、細胞による当該物質の取り込みを示す検出と、を含む。

    ある実施形態では、化合物は、プロ基質(prosubstrate)であるか、またはルシフェラーゼと反応しない別のプロ基質前駆体(pre−prosubstrate)である。

    ある実施形態では、光放出は、蛍光または発光である。

    ある実施形態では、光放出は、発光であり、細胞は、ルシフェラーゼを含む。

    ある実施形態では、光放出は、細胞内、細胞外において検出され、例えば、細胞媒体において、または例えば血液、尿などの体液などといった、生体液において検出される。

    ある実施形態では、ルシフェラーゼと反応しない化合物が、細胞において、蛍光を発する。

    ある実施形態では、物質は、生体物質または非生体物質である。

    ある実施形態では、物質は、タンパク質、核酸、脂質、糖、治療用薬物、小分子、ナノ粒子、抗体、及びそれらのいずれかの組み合わせからなる群から選択される。

    ある実施形態では、タンパク質は、抗体またはリポタンパク質である。

    ある実施形態では、細胞は、真核細胞である。

    ある実施形態では、細胞は、原核細胞である。

    ある実施形態では、細胞は、動物において存在する。

    ある実施形態では、細胞は、培養媒体において成長している。

    ある実施形態では、細胞は、生きた細胞である。

    ある実施形態では、細胞は、ルシフェラーゼ酵素を発現している。

    別の態様では、物質、及び式(I)による化合物から得られる標識された物質が開示される。

    ある実施形態では、化合物は、細胞においてルシフェラーゼの基質であるか、またはルシフェラーゼと反応しない別の基質である。

    別の態様では、式(I)の化合物、物質、物質及び式(I)による化合物から得られる標識された物質、またはそれらのいずれかの組み合わせを含むキットが開示される。

    ある実施形態では、化合物は、ルシフェラーゼのプロ基質である。

    ある実施形態では、キットは、検出試薬をさらに含む。 検出試薬は、ルシフェラーゼ酵素を含んでいてもよい。

    化合物、組成物、方法、及びプロセスが、本明細書でさらに説明される。

    図1は、PBI−5651を使用したトランスポーターアッセイを示す。

    図2は、PBI−5648を使用したトランスポーターアッセイを示す。

    図3は、PBI−5657を使用したトランスポーターアッセイを示す。

    図4は、PBI−5658を使用したトランスポーターアッセイを示す。

    図5は、PBI−5665を使用したトランスポーターアッセイを示す。

    図6は、PBI−5666を使用したトランスポーターアッセイを示す。

    図7は、PBI−5824を使用したトランスポーターアッセイを示す。

    図8は、PBI−5684を使用したトランスポーターアッセイを示す。

    図9は、PBI−5825を使用したトランスポーターアッセイを示す。

    図10は、PBI−5683を使用したトランスポーターアッセイを示す。

    図11は、PBI−5826を使用したトランスポーターアッセイを示す。

    図12は、PBI−5682を使用したトランスポーターアッセイを示す。

    図13は、PBI−5651をさまざまな量で使用したトランスポーターアッセイを示す。

    図14は、モノクローナル抗体(mAb)キノン−ルシフェリン結合体(conjugate)の例を示す。

    図15は、標識された固体−液体ナノ粒子(SLN)の例を示す。

    図16は、標識されたポリ(アミドアミン)(PAMAM)デンドリマーの例を示す。

    図17は、P−糖タンパク質発現のアンチセンス阻害のための、標識されたオリゴヌクレオチド及びペプチド−オリゴヌクレオチド結合体(conjugate)の例を示す。

    本明細書では、キノンでマスクされたプローブが開示され、当該プローブは、蛍光団及び/または発光団を含む。 当該化合物は、細胞による取り込み測定のための標識用試薬として使用できる。 こうした標識用試薬は、ペプチド、限定はされないが、抗体もしくは低密度リポタンパク質(LDL)を含むタンパク質、ヌクレオチド、糖、脂質、トランスポーター向けの特定の基質、または限定はされないが、薬物担体を含むナノ粒子及びミクロソームなどの、さまざまな関心標的を標識するために、幅広く使用できる。 標識用試薬は、界面活性剤を標識するために使用してもよい。 細胞による標識された関心標的の取り込みに際して、キノンは、細胞内の還元電位によって還元され、蛍光団または発光団を遊離することができる。 蛍光または発光の強度は、細胞によって取り込まれた関心標的の量と相関し得る。 標識された物質(agent)もまた開示される。

    開示の標識用試薬及び標識された物質(agent)は、現在の技術を上回る数々の利点を有する。 すなわち、それらは、イメージングまたはプレートを使用する検出のいずれかを可能にし、細胞外の還元体(例えば、遊離のチオール、DTT、GSH)に対して低感度であり、細胞を固定する必要がなく、そして、従来の同位体や蛍光を使用する方法とは異なり、洗浄手順を必要としない。
    1. 用語の定義

    別段の定義がない限り、本明細書に記載のすべての技術及び科学用語は、当業者が一般に理解する意味と同一の意味を有する。 定義を含め、相反する場合は、本明細書が優先する。 好ましい方法及び材料が、以下に説明されるが、本発明を実施または試験する際は、本明細書で説明されるものと類似または同等の方法及び材料を使用できる。 すべての出版物、特許出願、特許、及び本明細書でふれるその他の参考文献は、参照によりそれらの全体が組み込まれる。 本明細書で開示される、材料、方法、及び実施例は、例示のみを目的とし、限定を意図するものではない。

    用語「含む(comprise(s))」、「含む(include(s))」、「有する(having)」、「有する(has)」、「できる(can)」、「含む(contain(s))」、及びそれらの異なる型は、本明細書では、追加の行為または構造の可能性を排除しない非限定の、移行句、用語、または単語を意図する。 本開示は、明示の有無を問わず、本明細書で示される実施形態または要素「を含む(comprising)」、「からなる(consisting of)」、及び「から実質的になる(consisting essentially of)」その他の実施形態もまた企図する。

    本明細書では、用語「適した置換基」は、化学的に許容可能な官能基を意図し、例えば、本発明の化合物の活性を打ち消すことのない部分である。 適した置換基の例には、限定はされないが、ハロ基、パーフルオロアルキル基、パーフルオロアルコキシ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ヒドロキシ基、ハロ基、オキソ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルコキシ基、ニトロ基、アジドアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基、アリールオキシ基またはヘテロアリールオキシ基、アラルキル基またはヘテロアラルキル基、アラルコキシ基またはヘテロアラルコキシ基、HO−(C=O)−基、ヘテロシリック(heterocylic)基、シクロアルキル基、アミノ基、アルキルアミノ基及びジアルキルアミノ基、カルバモイル基、アルキルカルボニル基、アルキルカルボニルオキシ基、アルコキシカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルア� ��ノカルボニル基、アリールカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ならびに同様のものが含まれる。 当該置換基は、追加の置換基で置換され得る。

    本明細書では、用語「アルケニル」は、2〜10個の炭素を含むと共に、2個の水素の除去により形成される炭素−炭素二重結合を少なくとも1つ含む、直鎖または分岐の炭化水素鎖を意味する。 アルケニルの代表的な例には、限定はされないが、エテニル、2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、3−ブテニル、4−ペンテニル、5−ヘキセニル、2−ヘプテニル、2−メチル−1−ヘプテニル、及び3−デセニルが含まれる。 本発明のアルケニル基は、非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されており、好ましくは1〜3個の適した上で定義した置換基で置換されている。

    本明細書では、用語「アルコキシ」は、酸素原子を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるアルキル基を意味する。 アルコキシの代表的な例には、限定はされないが、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、2−プロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、及びへキシルオキシが含まれる。

    本明細書では、用語「アルコキシアルコキシ」は、別の本明細書で定義されるアルコキシ基を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるアルコキシ基を意味する。 アルコキシアルコキシの代表的な例には、限定はされないが、tert−ブトキシメトキシ、2−エトキシエトキシ、2−メトキシエトキシ、及びメトキシメトキシが含まれる。

    本明細書では、用語「アルコキシアルキル」は、本明細書で定義されるアルキル基を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるアルコキシ基を意味する。 アルコキシアルキルの代表的な例には、限定はされないが、tert−ブトキシメチル、2−エトキシエチル、2−メトキシエチル、及びメトキシメチルが含まれる。

    本明細書では、用語「アルコキシカルボニル」は、本明細書で定義されるカルボニル基を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるアルコキシ基を意味する。 アルコキシカルボニルの代表的な例には、限定はされないが、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、及びtert−ブトキシカルボニルが含まれる。

    本明細書では、用語「アルキル」は、直鎖または分岐の炭化水素ラジカルを意味し、当該炭化水素ラジカルは、好ましくは、1〜30個の炭素原子、1〜10個の炭素原子、1〜6個の炭素原子、または1〜4個の炭素原子を有する。 用語「C 1 −C 6 −アルキル」は、直鎖または分岐配列で1、2、3、4、5、または6個の炭素を有するアルキル基を含むと定義される。 例えば、「C 1 −C 6 −アルキル」には、具体的には、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、t−ブチル、i−ブチル、ペンチル、及びへキシルが含まれる。 本発明のアルキル基は、非置換でもよく、または1個もしく複数の適した置換基で置換されていてもよく、好ましくは、1〜3個の適した本明細書で定義される置換基で置換されていてもよい。

    本明細書では、用語「アルキルアミノ」は、本明細書で定義されるアミノ基を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるアルキル基を意味する。 アルキルアミノの代表的な例には、限定はされないが、メチルアミノ、エチルアミノ、及びsec−ブチルアミノが含まれる。

    本明細書では、用語「アルキルアミノアルキル」は、本明細書で定義されるアミノアルキル基を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるアルキル基を意味する。 アルキルアミノアルキル基の代表的な例には、限定はされないが、メチルアミノエチル及びメチルアミノ−2−プロピルが含まれる。

    本明細書では、用語「アルキルカルボニル」は、本明細書で定義されるカルボニル基を介して親分子部分に結合したアルキル基を意味する。 アルキルカルボニルの代表的な例には、限定はされないが、アセチル、1−オキソプロピル、2,2−ジメチル−1−オキソプロピル、1−オキソブチル、及び1−オキソペンチルが含まれる。

    本明細書では、用語「アルキルカルボニルアルコキシ」は、本明細書で定義されるアルコキシ基を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるアルキルカルボニル基を意味する。 アルキルカルボニルアルコキシの代表的な例には、限定はされないが、3−オキソペンチルオキシ、3−オキソブトキシ、及び2−オキソプロポキシが含まれる。

    本明細書では、用語「アルキルカルボニルアルコキシアルキル」は、アルキル基を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるアルキルカルボニルアルコキシ基を意味する。

    本明細書では、用語「アルキルカルボニルオキシ」は、酸素原子を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるアルキルカルボニル基を意味する。 アルキルカルボニルオキシの代表的な例には、限定はされないが、アセチルオキシ、エチルカルボニルオキシ、及びtert−ブチルカルボニルオキシが含まれる。

    本明細書では、用語「アルキニル」は、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個の炭素を有すると共に、1個または複数の炭素−炭素三重結合を有する直鎖または分岐の炭化水素ラジカルを意味する。 本発明のアルキニル基には、限定はされないが、エチニル、プロピニル、及びブチニルが含まれる。 本発明のアルキニル基は、非置換でもよく、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されていてもよく、好ましくは、1〜3個の適した上で定義した置換基で置換されていてもよい。

    本明細書では、用語「アミドアルキル」は、本明細書で定義されるアルキル基を介して親分子部分に結合したアミド基を意味する。 アミドアルキルという用語には、−CH 2 CONH 2 、−CH 2 CH 2 CONH 2 、−CH 2 CH 2 CH 2 CONH 2 、及び同様のものが含まれる。

    本明細書では、用語「アミノ」は、−NH 2基を意味する。

    本明細書では、用語「アミノ酸」は、天然及び非天然アミノ酸の両方を意味する。 保護された天然及び非天然アミノ酸もまた含まれる。

    本明細書では、用語「アミノアルキル」は、本明細書で定義されるアルキル基を介して親分子部分に結合した、少なくとも1個の本明細書で定義されるアミノ基を意味する。 アミノアルキルの代表的な例には、限定はされないが、アミノメチル、2−アミノエチル、及び2−アミノプロピルが含まれる。

    本明細書では、用語「アリール」は、単環式、二環式、または三環式芳香族ラジカルを意味する。 アリール基の代表的な例には、限定はされないが、フェニル、ジヒドロインデニル、インデニル、ナフチル、ジヒドロナフタレニル、及びテトラヒドロナフタレニルが含まれる。 本発明のアリール基は、1個または複数の適した置換基で、任意選択で置換されていてもよく、好ましくは1〜5個の適した上で定義した置換基で、任意選択で置換されていてもよい。

    本明細書では、用語「アリールアルキル」は、本明細書で定義されるアルキル基を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるアリール基を意味する。 アリールアルキルの代表的な例には、限定はされないが、フェニルメチル及びフェニルエチルが含まれる。

    本明細書では、用語「アリールカルボニル」は、本明細書で定義されるカルボニル基を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるアリール基を意味する。

    本明細書では、用語「アジド」は、−N=N + =N - (−N 3 )基を意味する。

    本明細書では、用語「アジドアルキル(azidealkyl)」または「アジドアルキル(azidoalkyl)」は、本明細書で定義されるアルキル基を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるアジド基を意味する。 アジドアルキルの代表的な例には、限定はされないが、アジドメチル及びアジドエチルが含まれる。

    本明細書では、用語「生物発光」または「発光」は、酵素と、光を生成する基質との反応の結果として生成する光を意味し得る。 そのような酵素(生物発光酵素)の例には、フォティナス・ピラリス(Photinus pyralis)またはフォティナス・ペンシルバニカ(Photuris pennsylvanica)などのホタルルシフェラーゼ、コメツキムシルシフェラーゼ、レニラ(Renilla)ルシフェラーゼ、ウミホタルルシフェラーゼ、オプロフォラス・グラシリロストリス(Oplophorous gracilirostris)などのオプロフォラス(Oplophorus)ルシフェラーゼ、アエクオリン(Aequorin)発光タンパク質、オベリン発光タンパク質、及び同様のものが含まれる。

    本明細書では、用語「誘導体」は、いくつかの化学的または物理的プロセスによって類似の化合物から得られる化合物を意味し得る。 誘導体は、類似の化学構造の化合物である。 誘導体は、構造的なアナログであってよい。

    本明細書では、用語「レポーター部分」は、適した条件下で検出可能なシグナルを直接的または間接的に生成する部分を意味し得る。 例示のレポーター部分には、限定はされないが、蛍光団、発光分子、色素、放射性標識体、及びルシフェラーゼなどの酵素の基質が含まれる。 いくつかの実施形態では、例えば、レポーター部分が酵素の基質であるとき、レポーター部分は、検出可能なシグナルを間接的に生成してもよい。 基質と、酵素との反応が起き、そして、蛍光または発光などの検出可能なシグナルが生成する。 本明細書では、用語「生物発光レポーター部分」は、ルシフェラーゼの基質である部分を意味し得る。 例えば、生物発光レポーター部分は、ルシフェリン、ルシフェリン前駆体、アミノルシフェリン、キノリル−ルシフェリン、ナフチルルシフェリン、フルオロルシフェリン、クロロルシフェリンなどのルシフェリン誘導体、ルシフェリン誘導体の前駆体、セレンテラジン、またはセレンテラジン誘導体もしくはフリマジン(furimazine)などのセレンテラジンアナログであってよい。 生成した発光シグナルは、発光測定器を使用して検出してもよい。 本明細書では、用語「蛍光レポーター部分」は、蛍光を発する部分を意味し得る。 例えば、蛍光レポーター部分は、クマリン、R110、フルオロセイン(fluoroscein)、DDAO、レゾルフィン、クレシルバイオレット、シリルキサンテン、またはカルボピロニン(carbopyronine) などの蛍光団であってよい。 蛍光は、蛍光光度計を使用して検出してもよい。

    本明細書では、(アルキルカルボニル、アルキル−(C=O)−、またはアルコキシカルボニルなどの語句において使用される)用語「カルボニル」または「(C=O)」は、アルキル基またはアミノ基(すなわち、アミド基)などの第二の部分への>C=O部分の結合を意味する。 アルコキシカルボニルアミノ(すなわち、アルコキシ(C=O)−NH−)は、アルキルカルバメート基を意味する。 カルボニル基は、本明細書では、(C=O)と等価に定義される。 アルキルカルボニルアミノは、アセトアミドなどの基を意味する。

    本明細書では、用語「カルボキシ」は、−C(O)−OH基を意味する。

    本明細書では、用語「カルボキシアルコキシアルキル」は、−アルキル−O−アルキル−CO 2 Hを意味する。

    本明細書では、用語「カルボキシアルキル」は、本明細書で定義されるアルキル基を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるカルボキシ基を意味する。

    本明細書では、用語「シクロアルキル」は、単環式、二環式、または三環式の炭素環式ラジカル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロへキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[3.2.1]オクタニル及びビシクロ[5.2.0]ノナニルなど)を意味し、任意選択で1個または2個の二重結合を含む。 本発明のシクロアルキル基は、非置換でもよく、または1個もしく複数の適した置換基で置換されていてもよく、好ましくは、1〜5個の適した上で定義した置換基で置換されていてもよい。

    本明細書では、用語「ジ(アルキル)アミノ」は、本明細書で定義されるアミノ基を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるアルキル基から独立に選択される2個のアルキル基を意味する。 ジ(アルキル)アミノの代表的な例には、限定はされないが、N,N−ジメチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、及びN−イソプロピル−N−メチルアミノが含まれる。

    本明細書では、用語「ジ(アルキル)アミノアルキル」は、本明細書で定義されるアルキル基を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるジ(アルキル)アミノ基を意味する。 ジ(アルキル)アミノアルキルの代表的な例には、限定はされないが、N,N−ジメチルアミノエチル及びN,N−メチル(2−プロピル)アミノエチルが含まれる。

    本明細書では、用語「ハロゲン」または「ハロ」は、フルオロラジカル、クロロラジカル、ブロモラジカル、またはヨードラジカルを意味する。

    本明細書では、用語「ハロアルコキシ」は、1、2、3、または4個のハロゲン原子によって置換されている、本明細書で定義されるアルコキシ基を意味する。 ハロアルコキシの代表的な例には、限定はされないが、クロロメトキシ、2−フルオロエトキシ、トリフルオロメトキシ、及びペンタフルオロエトキシが含まれる。

    本明細書では、用語「ハロアルキル」は、1、2、3、または4個のハロゲン原子によって置換されている、本明細書で定義されるアルキル基を意味する。 ハロアルキルの代表的な例には、限定はされないが、クロロメチル、2−フルオロエチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2−クロロ−3−フルオロペンチル、及び4,4,4−トリフルオロブチルが含まれる。

    本明細書では、用語「ヘテロアリール」は、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリールを意味する。 単環式ヘテロアリールは、5または6員環である。 5員環は、2個の二重結合を含む。 5員環は、OもしくはSから選択される1個のヘテロ原子を含んでいてもよく、または1、2、3、もしくは4個の窒素原子及び任意選択で1個の酸素原子もしくは硫黄原子を含んでいてもよい。 6員環は、3個の二重結合及び1、2、3、または4個の窒素原子を含む。 単環式ヘテロアリールの代表的な例には、限定はされないが、フラニル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、1,3−オキサゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピロリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、1,3−チアゾリル、チエニル、トリアゾリル、及びトリアジニルが含まれる。 二環式ヘテロアリールには、フェニルに融合した単環式ヘテロアリール、または単環式シクロアルキルに融合した単環式ヘテロアリール、または単環式シクロアルケニルに融合した単環式ヘテロアリール、または単環式ヘテロアリールに融合した単環式ヘテロアリール、単環式ヘテロシクリルに融合した単環式ヘテロアリールが含まれる。 二環式ヘテロアリール基の代表的な例には、限定はされないが、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、6,7−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、インダゾリル、インドリル、イソインドリル、イソキノリニル、ナフチリジニル、ピリドイミダゾリル、キナゾリニル、キノリニル、チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル、チアゾロ[5,4−d]ピリミジン−2−イル、及び5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−イルが含まれる。 本発明のヘテロアリール基は、非置換でもよく、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されていてもよく、好ましくは、1〜5個の適した上で定義した置換基で置換されていてもよい。

    本明細書では、用語「ヘテロシクル(heterocycle)」または「ヘテロシクリル(heterocyclyl)」は、単環式ヘテロシクル、二環式ヘテロシクル、または三環式ヘテロシクルを意味する。 単環式ヘテロシクルは、酸素、窒素、リン、及び硫黄からなる群から独立に選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む、3、4、5、6、7、または8員環である。 3または4員環は、二重結合を含まないか、または1個の二重結合を含み、酸素、窒素、リン、及び硫黄からなる群から選択される1個のヘテロ原子を含む。 5員環は、二重結合を含まないか、または1個の二重結合を含み、酸素、窒素、リン、及び硫黄からなる群から選択される1、2、または3個のヘテロ原子を含む。 6員環は、二重結合を含まないか、または1もしくは2個の二重結合を含み、酸素、窒素、リン、及び硫黄からなる群から選択される1、2、または3個のヘテロ原子を含む。 7及び8員環は、二重結合を含まないか、または1、2、もしくは3個の二重結合を含み、酸素、窒素、リン、及び硫黄からなる群から選択される1、2、または3個のヘテロ原子を含む。 単環式ヘテロシクルの代表的な例には、限定はされないが、アゼチジニル、アゼパニル、アジリジニル、ジアゼパニル、1,3−ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジチオラニル、1,3−ジチアニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、イソチアゾリニル、イソチアゾリジニル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、オキサジアゾリニル、オキサジアゾリニジニル、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、ホスフィナン(phosphinane)、ピペラジニル、ピペリジニル、ピラニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、ピロリニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロピリミジニル、テトラヒドロチエニル、チアジアゾリニ� ��、チアジアゾリジニル、チアゾリニル、チアゾリジニル、チオモルホリニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル(チオモルホリンスルホン)、チオピラニル、トリチアニル、及び2,5−ジオキソ−ピロリジニルが含まれる。 二環式ヘテロシクルは、フェニル基に融合した単環式ヘテロシクル、あるいは単環式シクロアルキルに融合した単環式ヘテロシクル、あるいは単環式シクロアルケニルに融合した単環式ヘテロシクル、あるいは単環式ヘテロシクルに融合した単環式ヘテロシクル、あるいは環の2個の非隣接原子が1、2、3、もしくは4個の炭素原子のアルキレン架橋によって連結されているか、または2、3、もしくは4個の炭素原子のアルケニレン架橋によって連結されている架橋された単環式ヘテロシクル環系である。 二環式ヘテロシクルの代表的な例には、限定はされないが、ベンゾピラニル、ベンゾチオピラニル、クロマニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、2,3−ジヒドロベンゾチエニル、アザビシクロ[2.2.1]ヘプチル(2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イルを含む)、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、イソインドリニル、オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロリル、オクタヒドロピロロピリジニル、9−ホスファビシクロ[3.3.1]ノナン、8−ホスファビシクロ[3.2.1]オクタン、及びテトラヒドロイソキノリニルが含まれる。 三環式ヘテロシクルは、フェニル基に融合した二環式ヘテロシクル、あるいは単環式シクロアルキルに融合した二環式ヘテロシクル、あるいは単環式シクロアルケニルに融合した二環式ヘテロシクル、あるいは単環式ヘテロシクルに融合した二環式ヘテロシクル、あるいは二環式の環の2個の非隣接原子が、1、2、3、もしくは4個の炭素原子のアルキレン架橋によって連結されているか、または2、3、もしくは4個の炭素原子のアルケニレン架橋によって連結されている二環式ヘテロシクルによって例示される。 三環式ヘテロシクルの例には、限定はされないが、オクタヒドロ−2,5−エポキシペンタレン、ヘキサヒドロ−2H−2,5−メタノシクロペンタ[b]フラン、ヘキサヒドロ−1H−1,4−メタノシクロペンタ[c]フラン、アザ−アダマンタン(1−アザトリシクロ[3.3.1.1 3,7 ]デカン)、オキサ−アダマンタン(2−オキサトリシクロ[3.3.1.1 3,7 ]デカン)、及び2,4,6−トリオキサ−8−ホスファトリシクロ[3.3.1.13,7]デカンが含まれる。 本発明のヘテロ環式基は、非置換でもよく、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されていてもよく、好ましくは、1〜3個の適した上で定義した置換基で置換されていてもよい。 本発明のヘテロ環式基は、環に結合している1個もしくは複数のオキソ基(=O)またはチオキソ(=S)基を含んでいてもよい。

    本明細書では、用語「ヒドロキシ」は、−OH基を意味する。

    本明細書では、用語「ヒドロキシアルコキシ」は、少なくとも1個のヒドロキシ基によって置換されている、本明細書で定義されるアルコキシ基を意味する。 ヒドロキシアルコキシの代表的な例には、限定はされないが、ヒドロキシエトキシ、及び2−ヒドロキシプロポキシが含まれる。

    本明細書では、用語「ヒドロキシアルキル」は、少なくとも1個のヒドロキシ基によって置換されている、本明細書で定義されるアルキル基を意味する。 ヒドロキシアルキルの代表的な例には、限定はされないが、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキシペンチル、4−ヒドロキシブチル、2−エチル−4−ヒドロキシヘプチル、3,4−ジヒドロキシブチル、及び5−ヒドロキシペンチルが含まれる。

    本明細書では、用語「ヒドロキシカルボニル」は、本明細書で定義されるカルボニル基を介して親分子部分に結合した、本明細書で定義されるヒドロキシ基を意味する。

    用語「リンカー」は、基質部分を親分子部分に連結する2〜50個の原子の鎖を意味し得る。 リンカーは、1個または複数のヘテロ原子を含んでいてもよい。 リンカーは、オキソ基、アミノ基、アルキル基、ハロゲン、及びニトロ基で置換されていてもよい。 リンカーは、アリール基を含んでいてもよい。 リンカーは、「トレースレス(traceless」リンカー、または「自己崩壊性(self−immolative)」リンカーであってよい。用語「トレースレスリンカー」または「自己崩壊性リンカー」は、基質部分が開裂してリンカーから脱離すると、リンカーが自発的に開裂して親分子部分からの脱離につながるリンカーを意味する。

    用語「低級シクロアルキル(lower cycloalkyl)」は、3〜6個の炭素原子を有する炭化水素化合物から水素原子を除去して得られる一価の部分を意味する。 飽和低級シクロアルキル基の例には、限定はされないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、及びシクロへキシルなどの基が含まれる。 1個または複数の炭素−炭素二重結合を有する不飽和の低級シクロアルキル基の例には、限定はされないが、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、及びシクロヘキセニルなどの基が含まれる。

    本明細書で互換的に使用される用語「発光酵素」、「生物発光酵素」、または「ルシフェラーゼ」は、生物発光において使用される酸化的酵素のクラスを意味し、基質が存在するとき、当該酵素は、光を生成及び放出する。 ルシフェラーゼは、ルシフェラーゼの基質に作用する、天然に存在するルシフェラーゼ、組み換えのルシフェラーゼ、または変異体のルシフェラーゼであってよい。 ルシフェラーゼの基質は、ルシフェリン、ルシフェリン誘導体もしくはルシフェリンアナログ、ルシフェリン前駆体の誘導体もしくはルシフェリン前駆体のアナログ、セレンテラジン、またはセレンテラジン誘導体もしくはセレンテラジンアナログであってよい。 発光酵素が、天然に存在するものであれば、生物から当業者によって容易に得ることができる。 発光酵素が、天然に存在するものであるか、または例えば、天然に存在する発光酵素のルシフェラーゼ−セレンテラジン反応もしくはセレンテラジン−ルシフェリン反応における活性を保持しているものといった、組み換え酵素もしくは変異体酵素であるのなら、発光酵素をコードする核酸を発現するように形質転換された細菌、酵母、哺乳細胞、昆虫細胞、植物細胞、または同様のものを培養して容易に得ることができる。 さらに、組み換え酵素または変異体酵素は、ルシフェラーゼをコードする核酸を使用して、試験管内において、細胞が存在しない系から得ることができる。 適した発光酵素には、Oplophoroidea(例えば、オプロフォラス由来のルシフェラーゼ)、甲虫ルシフェラーゼ(例えば、Photinus pyralis、Photuris pennsylvanicaなど)、刺胞動物(例えば、レニラルシフェラーゼ)、Aristeidae、Solenoceridae、Luciferidae、Sergestidae、Pasipheidae及びThalassocarididae十脚類ファミリーなどの海洋生物由来などの、生物発光十脚類由来のルシフェラーゼ、Gaussia princepsルシフェラーゼなどのGaussiaルシフェラーゼ、Metridia longaルシフェラーゼ及びMetridia pacificaルシフェラーゼなどのMe� �ridiaルシフェラーゼ、Vargula hilgendorfiiルシフェラーゼなどのVargulaルシフェラーゼ、Pleuromamma xiphiasルシフェラーゼなどの、カイアシ類のルシフェラーゼ、ならびにAequorinなどの発光タンパク質、ならびにそれらの変異型(variant)、組み換え体、及び変異体(mutant)が含まれる。

    「発光反応混合物」は、発光酵素が、光シグナル、すなわち、発光を生成することを可能にする材料を含む。 混合物は、ルシフェラーゼ酵素またはルシフェラーゼなどの酵素も含んでいてもよい。 発光シグナルの生成に必要となる材料、ならびに特定濃度及び/または量は、使用するルシフェラーゼ酵素及び実施するアッセイの型によって異なるであろう。 溶液に対して他の材料が添加されることもよくあるであろう。 溶液に対して添加されることが多いであろうその他の材料には、反応を適したpHに保つための緩衝剤、酵素活性の維持に役立つPRIONEXまたはウシ血清アルブミン(BSA)、還元剤、界面活性剤などの添加剤が含まれる。

    本明細書では、用語「メチレンジオキシ」は、メチレンジオキシの酸素原子が、2個の隣接する炭素原子を介して親分子部分に結合している−OCH 2 O−基を意味する。

    本明細書では、用語「天然アミノ酸」は、タンパク質においてみられる一般的な、天然に存在するL−アミノ酸のいずれか1個を意味し、グリシン(Gly)、アラニン(Ala)、バリン(Val)、ロイシン(Leu)、イソロイシン(Ile)、リジン(Lys)、アルギニン(Arg)、ヒスチジン(His)、プロリン(Pro)、セリン(Ser)、スレオニン(Thr)、フェニルアラニン(Phe)、チロシン(Tyr)、トリプトファン(Trp)、アスパラギン酸(Asp)、グルタミン酸(Glu)、アスパラギン(Asn)、グルタミン(Glu)、システイン(Cys)及びメチオニン(Met)が含まれる。

    本明細書では、用語「非天然アミノ酸」は、上で説明した天然アミノ酸ではないすべてのアミノ酸を意味する。 そのようなアミノ酸は、上で説明した20個の天然に存在するアミノ酸のいずれかのD異性体も含む。 非天然アミノ酸には、ホモセリン、オルニチン、ノルロイシン、及びチロキシンも含まれる。 さらなる非天然アミノ酸は、当業者であれば熟知している。 非天然アミノ酸は、DまたはL異性体であってよい。 非天然アミノ酸は、αアミノ酸またはβアミノ酸でもよい。 非天然アミノ酸は、リン酸化セリン、リン酸化スレオニン、もしくはリン酸化チロシン、アシル化リジン、またはアルキル化リジンもしくはアルキル化アルギニンなどの翻訳後修飾されたアミノ酸でもよい。 翻訳後修飾されたアミノ酸の型は、多く知られている。

    本明細書では、用語「保護されたアミノ酸」は、保護された官能基をさらに含む、上で説明したアミノ酸側鎖を意味する。 保護基は、当該技術分野でよく知られており、合成手順中にアミノ、ヒドロキシ、チオ、またはカルボキシなどの官能基を望ましくない反応から保護することを意図するものである。 保護基は、合成後に化学反応によって除去してよい。 保護されたアミノ酸側鎖の例には、セリンから得られるベンジルオキシメチル、チロシンから得られる(4−メトキシフェニル)メチル、及びグルタミン酸から得られるプロパン酸tert−ブチルが含まれる。

    本明細書では、用語「アミノ酸側鎖」は、アミノ酸のα炭素に結合している基を意味する。 アミノ酸側鎖は、アミノ酸を特徴づけている部分であり、対応するアミノ酸からNH 2 CHC(O)OH部分を排除することで得られる。 例えば、アラニンのアミノ酸側鎖は、メチルであり、フェニルアラニンのアミノ酸側鎖は、フェニルメチルである。 アミノ酸側鎖は、天然アミノ酸の側鎖または非天然アミノ酸の側鎖であってよい。 いくつかの実施形態では、アミノ酸鎖は、保護されたアミノ酸側鎖であってよい。

    本明細書では、用語「アミノ保護基(amino protecting group)」は、保護基が結合している窒素原子に対して起きる化学反応を阻止する部分を意味する。 アミノ保護基は、化学反応で除去もしなくてはならない。 そのような基は、当該技術分野でよく知られており、Protecting Groups in Organic Synthesis,T. W. Greene and P. G. M. Wuts,3 rd edition,John Wiley & Sons,1999にて詳細に説明されているものを含み、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる。 適したアミノ保護基には、限定はされないが、カルボベンジルオキシ(−NHCO−OCH 265または−NH−Cbz)、t−ブチルオキシカルボニル(−NHCO−OC(CH 33または−NH−Boc)、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル(−NH−Fmoc)、2,2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル(−NH−Troc)、及びアリルオキシカルボニル(−NH−Alloc)が含まれる。 (上記のそれぞれの場合において、−NH−は、保護されているアミノ基由来の窒素を意味する)。

    本明細書では、用語「アミノブロック基(amino blocking group)」は、ブロック基が結合している窒素原子に対して起きる化学反応を阻止する部分を意味する。 アミノ保護基とは対照的に、アミノブロック基は、化学反応により除去することを意図していない。 そのような基には、例えば、アセチル(−NHCO−CH 3 )及びスクシニル(−NH−CO−CH 2 −CH 2 −COO - )などのアシル基が含まれる。 (上記のそれぞれの場合において、−NH−は、ブロックされているアミノ基由来の窒素を意味する)。

    本明細書では、用語「アミノルシフェリン」は、(4S)−2−(6−アミノ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸、またはこの分子の置換されているアナログを意味する。

    本明細書では、用語「窒素保護基」は、合成手順中にアミノ基を望ましくない反応から保護することを意図する基を意味する。 代表的な窒素保護基には、アセチル、ベンゾイル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、ホルミル、フェニルスルホニル、tert−ブトキシカルボニル(Boc)、tert−ブチルアセチル、トリフルオロアセチル、及びトリフェニルメチル(トリチル)が含まれる。

    本明細書では、用語「オキソ」は、結合相手が炭素原子である、二重結合酸素(=O)ラジカルを意味する。 そのようなラジカルは、カルボニル基であるとも考えることができる。

    用語「ペプチド」または「ポリペプチド」は、少なくとも2個のアミノ酸の配列を意味する。 いくつかの実施形態では、ペプチドは、80個以下のアミノ酸、または35個以下のアミノ酸、または10個以下のアミノ酸を含んでいてよい。

    用語「糖類」は、糖または他の炭水化物を意味し、特に単純糖を意味する。 糖類は、α−及びβ−アノマーの両方を含む。 糖類は、C 6 −ポリヒドロキシ化合物であり得、典型的には、C 6 −ペンタヒドロキシであり、環式グリカールであることが多い。 糖類は、既知の単純糖及びその誘導体、ならびに2個以上の単糖残基を有する多糖も含む。 糖類は、ヒドロキシル基に付加している保護基も含み得る。 糖類のヒドロキシル基は、1個または複数のアセトアミド、ハロ、またはアミノ基で置き換えることができる。 さらに、1個または複数の炭素原子は、酸化される可能性があり、例えば、酸化されてケト基またはカルボニル基になり得る。 適した糖類には、ガラクトース、グルコース、グルクロン酸、及びノイラミン酸が含まれる。

    本明細書では、用語「スルホニル」は、>S(O) 2基を意味する。

    多成分置換基に付加される接頭語は、続いて最初にくる成分に対してのみ適用される。 例えば、用語「シクロアルキルアルキル」は、アルキル及びシクロアルキルという2個の成分を含む。 したがって、C 1 −C 6 −シクロアルキルアルキルに付加するC 1 −C 6 −接頭語は、シクロアルキルアルキルのアルキル成分が1〜6個の炭素原子を含むことを意味し、C 1 −C 6 −接頭語は、シクロアルキル成分を説明しない。 さらに、例えば、用語「ハロ−C 1 −C 6 −アルキル」は、ハロメチル、ハロエチル、ハロプロピル、ハロブチル、ハロペンチル、及びハロへキシルを意味する。 さらに、例えば、ハロアルコキシアルキルに付加する接頭語「ハロ」は、アルコキシアルキル置換基のアルコキシ成分のみが、1個または複数のハロゲンラジカルで置換されていることを示す。 ハロゲン置換がアルキル成分に対してのみ起き得るのであれば、置換基は、代わりに「アルコキシハロアルキル」として説明されることになる。

    置換基が、少なくとも1個の、1個または複数の水素原子に結合した炭素原子または窒素原子を含む場合、「置換可能」である。 したがって、例えば、水素、ハロゲン、及びシアノは、本定義には入らない。 さらに、硫黄原子は、そのような原子を含むヘテロシクリルにおいて、1個または2個のオキソ置換基で置換可能である。

    置換基が「置換されている」と説明される場合、置換基の炭素または窒素上の水素ラジカルが非水素ラジカルで置き換えられている。 したがって、例えば、置換されているアルキル置換基は、アルキル置換基上の水素ラジカルが少なくとも1個の非水素ラジカルで置き換えられているアルキル置換基である。 例えば、モノフルオロアルキルは、1個のフルオロラジカルで置換されているアルキルであり、ジフルオロアルキルは、2個のフルオロラジカルで置換されているアルキルである。 置換基上に複数の置換基が存在する場合、非水素ラジカルは、(別段の記載がない限り)それぞれ同一でも、異なっていてもよいことを認識されるべきである。

    置換基が、「非置換」として示されるか、または「置換されている」もしくは「任意選択で置換されている」として示されないとき、当該置換基は、全く置換基を有しないことを意味する。 置換基が「任意選択で置換されている」と説明される場合、当該置換基は、(1)置換されてない、または(2)置換されているのいずれかであってよい。 置換基が、最大で特定数の非水素ラジカルで、任意選択で置換されていると説明される場合、その置換基は、以下の(1)または(2)のいずれかであってよい。 (1)置換されてない。 (2)非水素ラジカルのその特定数を最大として置換されているか、または当該置換基上の置換可能位置の最大数を最大として置換されているかの、どちらか少ない方である。 したがって、例えば、置換基が、最大3個の非水素ラジカルで、任意選択で置換されているヘテロアリールであると説明されるのであれば、3個未満の置換可能位置を有する何らかのヘテロアリールが、当該ヘテロアリールが有する置換可能位置と同一数を最大数とする数の非水素ラジカルによって任意選択で置換されていることになる。 例えば、テトラゾリル(1個のみ置換可能位置を有する)であれば、最大で1個の非水素ラジカルで、任意選択で置換されていることになる。 さらに、例えば、アミノ窒素が、最大で2個の非水素ラジカルで、任意選択で置換されていると説明されるのであれば、1級アミノ窒素は、最大で2個の非水素ラジカルで、任意選択で置換されていることになり、一方、2級アミノ窒素は、最大で1個のみの水素ラジカルで、任意選択で置換されていることになる。

    置換基が、群から「独立に選択される」として説明される場合、置換基は、その他とは独立してそれぞれ選択される。 したがって、置換基は、その他の置換基と同一でも、異なっていてもよい。
    2. 標識用試薬

    標識用試薬であり得る化合物が開示される。 ある実施形態では、式(I)の化合物は、標識用試薬である。 標識用試薬は、細胞による取り込み測定に使用できる。

    標識用試薬である式(I)の化合物、またはその塩が開示され、

    (I)、


    式中、


    Aは、レポーター部分であり;


    14は、H、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、カルボキシアルキル、またはアミドアルキルであり;


    9及びR

    10は、アルキルから独立に選択され;


    11 、R

    12 、及びR

    13は、H、アルキル、アルコキシ、ブロモ、クロロ、もしくはアミノから独立に選択されるか、またはR

    11及びR

    12は、融合されたフェニル環を形成でき;


    Xは、Oであり;


    Lは、−(CH

    2

    m C(R

    17

    2 (CH

    2

    n −Y−C(O)−であり;


    17は、独立にH、アルキルであるか、または両R

    17は、一緒になって3〜7個の炭素を有するアルキル環を形成でき;


    mは、0〜2の整数であり;


    nは、0〜2の整数であり;


    Yは、OまたはNR

    15であり;


    15は、H、アルキル、ヒドロキシアルキル、アジドアルキル、シアノアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、−アルキル−N(R

    23 )C(O)R

    24 、−アルキル−SO

    3

    25 、−アルキル−SO

    2 N(R

    26 )(R

    27 )、−アルキル−COR

    28 、−アルキル−CO

    2

    29 、−アルキル−OC(O)R

    29 、−アルキル−OC(O)N(R

    30 )(R

    31 )、−アルキル−CON(R

    30 )(R

    31 )、またはポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該ポリアルコキシアルキルは、非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されており;ならびにR

    23 、R

    24 、R

    25 、R

    26 、R

    27 、R

    28 、R

    29 、R

    30 、及びR

    31は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルか� �それぞれ独立に選択される。

    ある実施形態では、R 14は、H、C 1 −C 30 −アルキル、ヒドロキシ−C 1 −C 30 −アルキル、C 1 −C 30 −アルコキシ、カルボキシ−C 1 −C 30 −アルキル、またはアミド−C 1 −C 30 −アルキルであり;R 9及びR 10は、C 1 −C 4 −アルキルから独立に選択され;R 11 、R 12 、及びR 13は、H、C 1 −C 4 −アルキル、C 1 −C 4 −アルコキシ、ブロモ、クロロ、またはアミノから独立に選択されるか、またはR 11及びR 12は、融合されたフェニル環を形成でき;XはOであり;Lは、−(CH 2m C(R 172 (CH 2n −Y−C(O)−であり;R 17は、独立にH、C 1 −C 4 −アルキルであるか、または両R 17は、一緒になって3〜7個の炭素を有するアルキル環を形成でき;mは、0〜2の整数であり;nは、0〜2 の整数であり;Yは、OまたはNR 15であり;R 15はH、C 1 −C 30 −アルキル、ヒドロキシ−C 1 −C 30 −アルキル、アジド−C 1 −C 30 −アルキル、シアノ−C 1 −C 30 −アルキル、ハロ−C 1 −C 30 −アルキル、C 2 −C 30 −アルケニル、C 2 −C 30 −アルキニル、−C 1 −C 30 −アルキル−N(R 23 )C(O)R 24 、−C 1 −C 30 −アルキル−SO 325 、−C 1 −C 30 −アルキル−SO 2 N(R 26 )(R 27 )、−C 1 −C 30 −アルキル−COR 28 、−C 1 −C 30 −アルキル−CO 229 、−C 1 −C 30 −アルキル−OC(O)R 29 、−C 1 −C 30 −アルキル−OC(O)N(R 30 )(R 31 )、−C 1 −C 30 −アルキル−CON(R 30 )(R 31 )、またはポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該ポリアルコ� ��シアルキルは、非置換または1個もしくは複数の適した置換基で置換されており;ならびにR 23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 27 、R 28 、R 29 、R 30 、及びR 31は、水素、C 1 −C 4 −アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからそれぞれ独立に選択される。

    ある実施形態では、R 14は、H、C 1 −C 6 −アルキル、ヒドロキシ−C 1 −C 6 −アルキル、C 1 −C 6 −アルコキシ、−C 1 −C 6 −アルキル−CO 2 H、または−C 1 −C 6 −アルキル−アミドである。

    ある実施形態では、R 14は、メチルである。

    ある実施形態では、R 14は、カルボキシアルキルである。 ある実施形態では、R 14は、−C 2 −C 30 −アルキル−CO 2 Hである。 ある実施形態では、R 14は、−CH 2 CO 2 H、−(CH 22 CO 2 H、−(CH 23 CO 2 H、−(CH 24 CO 2 H、−(CH 25 CO 2 H、−(CH 26 CO 2 H、−(CH 27 CO 2 H、−(CH 28 CO 2 H、−(CH 29 CO 2 H、−(CH 210 CO 2 H、−(CH 211 CO 2 H、−(CH 212 CO 2 H、−(CH 213 CO 2 H、−(CH 214 CO 2 H、−(CH 215 CO 2 H、−(CH 216 CO 2 H、−(CH 217 CO 2 H、−(CH 218 CO 2 H、−(CH 219 CO 2 H、−(CH 220 CO 2 H、−(CH 221 CO 2 H、−(CH 222 CO 2 H、−(CH 223 CO 2 H、−(CH 224 CO 2 H、−(CH 225 CO 2 H、−(CH 226 CO 2 H、−(CH 2 � � 27 CO 2 H、−(CH 228 CO 2 H、−(CH 229 CO 2 H、または−(CH 230 CO 2 Hである。 ある実施形態では、R 14は、−(CH 215 CO 2 Hである。

    いくつかの実施形態では、R 9 、R 10 、R 11 、R 12 、R 13 、及びR 14はそれぞれメチルである。

    ある実施形態では、可変性のLにおいて、mは1であり、R 17はそれぞれ水素であり、及びnは0である。 ある実施形態では、可変性のLにおいて、mは1であり、R 17はそれぞれ水素であり、nは0であり、及びYはNR 15である。 ある実施形態では、Lは、−CH 2 CH 2 −NR 15 −C(O)−である。

    ある実施形態では、Aは、生物発光レポーター部分である。 ある実施形態では、Aは、ルシフェリン、ルシフェリン誘導体もしくはルシフェリンアナログ、ルシフェリン前駆体もしくはルシフェリン前駆体のアナログ、セレンテラジン、またはセレンテラジン誘導体またはセレンテラジンアナログである。 いくつかの実施形態では、Aは、ルシフェリン、プロルシフェリン(pro−luciferin)、アミノルシフェリン、キノリル−ルシフェリン、ナフチルルシフェリン、クロロルシフェリン、セレンテラジン、フリマジン、セレンテラジン−n、セレンテラジン−f、セレンテラジン−h、セレンテラジン−hcp、セレンテラジン−cp、セレンテラジン−c、セレンテラジン−e、セレンテラジン−fcp、ビス−デオキシセレンテラジン(「セレンテラジン−hh」)、セレンテラジン−i、セレンテラジン−icp、セレンテラジン−v、及び2−メチルセレンテラジンであり、さらには、WO2003/040100、米国特許出願公開番号20080248511、及び米国特許出願公開番号US20120117667� ��て開示されているものであり、それらの開示は、参照によって本明細書に組み込まれる。

    ある実施形態では、Aは、蛍光レポーター部分である。 ある実施形態では、Aは、クマリン、R110、フルオロセイン、DDAO、レゾルフィン、クレシルバイオレット、シリルキサンテン、またはカルボピロニンである。 いくつかの実施形態では、Aは、ローダミン123、ローダミンX、Alexa色素(例えば、Alexa Fluor−350、−430、−488、及び660)、DyLight594、、スルホローダミンB、スルホローダミン101、スルホローダミン101の塩化スルホニル誘導体(Texas Red)、フルオレセイン(fluorescein)、6−カルボキシフルオレセイン(6−FAM)、5−カルボキシフルオレセイン(5−Fam)、5−もしくは6−カルボキシ−4,7,2',7'−テトラクロロフルオレセイン(TET)、5−もしくは6−カルボキシ−4'5'2'4'5'7'ヘキサクロロフルオレセイン(HEX)、5'もしくは6'−カルボキシ−4',5'−ジクロロ−2,'7'−ジメトキシフルオレセイン(JO E)、6−JOE、5−カルボキシ−2',4',5',7'−テトラクロロフルオレセイン(ZOE)ロドール、フルオレセインイソチオシアネート、クマリン、7−アミノ−4−メチルクマリン、アミノクマリン、ヒドロキシクマリン、、シリルキサンテン、またはカルボピロニンである。 ある実施形態では、Aは、二環式アリールまたは二環式ヘテロアリールであり、それらは、それぞれ独立に非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で独立に置換されている。 ある実施形態では、Aは、二環式アリールまたは二環式ヘテロアリールであり、それらは、それぞれ独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジ(アルキル)アミノアルキル、シアノアルキル、アルコキシ、ハロアルキル、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジ(アルキル)アミノ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、及びシクロアルキルアルキルからなる群から独立に選択される、1、2、3、4、もしくは5個の置換基で独立に置換されており、ここで、当該アリール、ヘテロアリール、ヘ� ��ロシクリル、シクロアルキル、アリールアルキルのアリール、ヘテロアリールアルキルのヘテロアリール、ヘテロシクリルアルキルのヘテロシクリル、及びシクロアルキルアルキルのシクロアルキルは、それぞれ独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジ(アルキル)アミノアルキル、シアノアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、及びジ(アルキル)アミノから独立に選択される1、2、もしくは3個の置換基で独立に置換されている。

    ある実施形態では、Aは、ルシフェリン、ルシフェリン誘導体もしくはルシフェリンアナログ(例えば、ルシフェリンエステル)、ルシフェリン前駆体、ルシフェリン前駆体の誘導体もしくはルシフェリン前駆体のアナログ、シアノベンゾチアゾール、セレンテラジン、セレンテラジン誘導体(例えば、フリマジン)もしくはセレンテラジンアナログ、または蛍光団である。

    ある実施形態では、Aは、

    からなる群から選択され;


    式中、R

    1は、H、C

    1 −C

    4 −アルキル、ヒドロキシ−C

    1 −C

    4 −アルキル、C

    3 −C

    7 −シクロアルキル、アリール、ベンジルもしくは置換されているベンジル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、または−(CH

    2

    q −P(Ph)

    3であり、ここで、qは、1、2、3、4、5、及び6から選択される整数であり;R

    2は、−CH

    2 −アリール、または−CH

    2 −ヘテロアリールであり;R

    4は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり;R

    5は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり;R

    7は、アリール(例えば、フェニル)、置換されているアリール(例えば、4−ヒドロキシフェニル)、−CH

    2 −アリール、または−CH

    2 −ヘテロアリールであり;ならびにR

    8は、−CH

    2 −アリ� �ルまたは−CH

    2 −ヘテロアリールである。 ある実施形態では、−CH

    2 −アリールは、ベンジルである。 ある実施形態では、−CH

    2 −ヘテロアリールは、フリルメチルである。

    ある実施形態では、Aは、

    からなる群から選択され;


    式中、R

    1は、C

    1 −C

    4 −アルキル、ヒドロキシ−C

    1 −C

    4 −アルキル、C

    3 −C

    7 −シクロアルキル、アリール、ベンジルもしくは置換されているベンジル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、または−(CH

    2

    q −P(Ph)

    3であり、ここで、qは、1、2、3、4、5、及び6から選択される整数である。

    ある実施形態では、R 15は、H、C 1 −C 6 −アルキル、ヒドロキシ−C 1 −C 6 −アルキル、C 1 −C 6 −アルコキシ、カルボキシ−C 1 −C 6 −アルキル、アミド−C 1 −C 6 −アルキル、またはポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該ポリアルコキシアルキルは、非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されている。

    ある実施形態では、R 15は、1、2、3、4、5、または6個の繰り返しアルコキシ単位を有するポリアルコキシアルキルである。

    ある実施形態では、R 15は、ポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該ポリアルコキシアルキルは、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −C 1 −C 6 −アルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −C 2 −C 6 −ハロアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −ヒドロキシ−C 2 −C 6 −アルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アミノ−C 2 −C 6 −アルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −C 2 −C 6 −アルキルアミノ−C 2 −C 6 −アルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) xジ(C 1 −C 6 −アルキル)アミノ−C 2 −C 6 −アルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アジド−C 2 −C 6 −アルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −シアノ−C 1 −C 6 −アルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −C 2 −C 6 −アルケニル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −C 2 −C 4 −アルキニル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −N(R 23 )C(O)R 24 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −SO 325 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −C 2 −C 6 −アルキル−SO 2 N(R 26 )(R 27 )、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −C 2 −C 6 −アルキル−COR 28 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −C 2 −C 6 −アルキル−OC(O)R 29 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −C 2 −C 6 −アルキル−OC(O)N(R 30 )R 31 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −C 2 −C 6 −アルキル−CO 229 、または−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −C 2 −C 6 −アルキル−CON(R 30 )(R 31 )であり、ここで、R 23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 2 7 、R 28 、R 29 、R 30 、及びR 31は、水素、C 1 −C 4 −アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからそれぞれ独立に選択され;ならびにxは、1〜20から選択される整数である。

    ある実施形態では、R 15は、ポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該ポリアルコキシアルキルは、非置換であるか、またはC 1 −C 6 −アルキル、C 1 −C 6 −アルコキシ−C 1 −C 6 −アルキル、ハロ−C 1 −C 6 −アルキル、ハロ−C 1 −C 6 −アルコキシ−C 1 −C 6 −アルキル、ヒドロキシ−C 1 −C 6 −アルキル、アミノ−C 1 −C 6 −アルキル、C 1 −C 6 −アルキルアミノ−C 1 −C 6 −アルキル、ジ(C 1 −C 6 −アルキル)アミノ−C 1 −C 6 −アルキル、アジド−C 1 −C 6 −アルキル、シアノ−C 1 −C 6 −アルキル、C 1 −C 6 −アルコキシ、ハロ−C 1 −C 6 −アルコキシ、C 1 −C 6 −アルコキシ−C 1 −C 6 −アルコキシ、C 2 −C 6 −アルケニル、C 2 −C 6 −アルキニル、−N(R 23 )C(O)R 24 、−SO 325 、−SO 2 N(R 26 )(R 27 )、−COR 28 、−CO 229 、及び−CON(R 30 )(R 31 )からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており、ここで、R 23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 27 、R 28 、R 29 、R 30 、及びR 31は、水素、C 1 −C 4 −アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからそれぞれ独立に選択される。

    ある実施形態では、R 15は、式

    を有する置換されているポリアルコキシアルキルであり、


    式中、


    40は、水素、C

    1 −C

    4 −アルキル、C

    2 −C

    4 −アルケニル、C

    2 −C

    4 −アルキニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルは、それぞれ独立に非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で独立に置換されており;ならびに xは、1〜20から選択される整数である。

    ある実施形態では、R 40は、水素である。

    ある実施形態では、R 40は、N、O、及びSからなる群から独立に選択される1、2、または3個のヘテロ原子を有する、5または6員ヘテロシクリルであり、ここで、当該ヘテロシクリルは、非置換であるか、またはアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジ(アルキル)アミノアルキル、シアノアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジ(アルキル)アミノから独立に選択される1、2、もしくは3個の置換基で置換されている。 ある実施形態では、R 40は、

    である。

    ある実施形態では、−OR 40は、脱離基として定義される。

    ある実施形態では、xは、2、3、または4である。

    ある実施形態では、R 15は、−CH 2 CO 2 H、−(CH 22 CO 2 H、−(CH 23 CO 2 H、−(CH 24 CO 2 H、−(CH 25 CO 2 H、−(CH 26 CO 2 H、−(CH 27 CO 2 H、−(CH 28 CO 2 H、−(CH 29 CO 2 H、−(CH 210 CO 2 H、−(CH 211 CO 2 H、−(CH 212 CO 2 H、−(CH 213 CO 2 H、−(CH 214 CO 2 H、−(CH 215 CO 2 H、−(CH 216 CO 2 H、−(CH 217 CO 2 H、−(CH 218 CO 2 H、−(CH 219 CO 2 H、−(CH 220 CO 2 H、−(CH 221 CO 2 H、−(CH 222 CO 2 H、−(CH 223 CO 2 H、−(CH 224 CO 2 H、−(CH 225 CO 2 H、−(CH 226 CO 2 H、−(CH 2 � � 27 CO 2 H、−(CH 228 CO 2 H、−(CH 229 CO 2 H、及び−(CH 230 CO 2 Hからなる群から選択されるカルボキシアルキルである。 ある実施形態では、R 15は、−(CH 216 CO 2 Hである。

    ある実施形態では、R 15は、

    であり;及び xはそれぞれ独立に0〜20である。 ある実施形態では、xは、それぞれ独立に0、1、2、3、または4である。

    ある実施形態では、式(I)の化合物は、式(I−i)を有するか、またはその塩であり、

    (I−i)、


    式中、R

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、R

    15 、R

    17 、m、n、及びAは、上で定義したとおりである。 ある実施形態では、Aは、


    からなる群から選択され、


    式中、R

    200は、フェニル、4−ヒドロキシフェニル、またはフリルであり;及びR

    215は、水素またはヒドロキシである。

    ある実施形態では、式(I)の化合物は、式(I−ii)を有するか、またはその塩であり、

    (I−ii)、


    式中、R

    200は、フェニル、4−ヒドロキシフェニル、またはフリルであり;R

    215は、水素またはヒドロキシであり;ならびにR

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、及びR

    15は、上で定義したとおりである。

    ある実施形態は、式(I)の化合物は、式(I−iv)を有するか、またはその塩であり、

    (I−iv)、


    式中、R

    200は、フェニル、4−ヒドロキシフェニル、またはフリルであり;R

    215は、水素またはヒドロキシであり;ならびにR

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、R

    40 、及びxは、上で定義したとおりである。

    ある実施形態では、式(I)の化合物は、式(I−iii)を有するか、またはその塩であり、

    (I−iii)、


    式中、R

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、及びR

    15は、上で定義したとおりである。

    ある実施形態では、本発明の化合物は、式(I−v)を有するか、またはその塩であり、

    (I−v)、


    式中、R

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、R

    40 、及びxは、上で定義したとおりである。

    ある実施形態においては、式(I)の化合物は、式(I−vi)を有するか、またはその塩であり、

    (I−vi)、


    式中、R

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、R

    40 、x、及びAは、上で定義したとおりである。 ある実施形態では、Aは、



    からなる群から選択され、


    式中、R

    200は、フェニル、4−ヒドロキシフェニル、またはフリルであり;及びR

    215は、水素またはヒドロキシである。

    ある実施形態では、式(I)の化合物は、式(I−vii)を有するか、またはその塩であり、

    (I−vii)、


    式中、zは1〜30から選択される整数であり;ならびにR

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、及びAは、上で定義したとおりである。 特定実施形態では、zは、16である。

    ある実施形態では、式(I)の化合物は、式(I−viii)を有するか、またはその塩であり、

    (I−viii)、


    式中、y及びzは、1〜30からそれぞれ独立に選択される整数であり;ならびにR

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、及びAは、上で定義したとおりである。 ある実施形態では、yは、15であり、zは16である。

    ある実施形態では、式(I)の化合物は、

    5463:16−(((8−ベンジル−2−(フラン−2−イルメチル)−6−フェニルイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)オキシ)カルボニル)−19,22−ジメチル−20−オキソ−22−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)−4,7,10,13−テトラオキサ−16,19−ジアザトリコサン−1−酸;


    5470:13−(((2,8−ジベンジル−6−フェニルイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)オキシ)カルボニル)−16,19−ジメチル−17−オキソ−19−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)−4,7,10−トリオキサ−13,16−ジアザイコサン−1−酸;


    5471:10−(((2,8−ジベンジル−6−フェニルイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)オキシ)カルボニル)−13,16−ジメチル−14−オキソ−16−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)−4,7−ジオキサ−10,13−ジアザヘプタデカン−1−酸;


    5508:2,5−ジオキソピロリジン−1−イル 10−(((2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキシ)カルボニル)−13,16−ジメチル−14−オキソ−16−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)−4,7−ジオキサ−10,13−ジアザヘプタデカン−1−オエート;


    (S)−2−(6−(((2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)(2−(2−(3−((2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)オキシ)−3−オキソプロポキシ)エトキシ)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    17−((((2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキシ)カルボニル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)アミノ)ヘプタデカン酸;


    5915:2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル (2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)(2−(2−(3−((2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)エチル)アミノ)−3−オキソプロポキシ)エトキシ)エチル)カルバメート;


    5916:2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル (2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)(15−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−12−オキソ−3,6,9−トリオキサ−13−アザペンタデシル)カルバメート;


    5917:2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル (2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)(4−((2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)エチル)アミノ)−4−オキソブチル)カルバメート;及び


    5918:2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル (2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)(6−((2−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)エチル)アミノ)−6−オキソへキシル)カルバメート;またはそれらの塩からなる群から選択される。


    3. 物質(agent)

    開示の化合物は、細胞、組織、または臓器によって取り込まれた物質の検出を可能にする標識として使用してもよい。 物質は、さまざまなものの組成物を含んでいてもよい。 開示の化合物は、限定はされないが、ポリペプチドなどの生体物質または生体分子、ポリペプチドを基礎とする(polypeptide-based)毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、DNA及びRNAなどの核酸を含むポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、界面活性剤、及び酵素基質、ならびにそれらのいずれかの組み合わせ含む、広範囲の分子を標識するために使用できる。 開示の化合物は、限定はされないが、抗体、ナノボディ(nanobody)、ハプテン、小分子、薬物、薬物化合物、金属キレート剤などのイオン複合体形成物質(ion−complexing agent)、微粒子、合成または天然ポリマー、細胞、ウイルス、FAMジアミンなどの他の蛍光分子または蛍光表面、及びそれらのいずれかの組み合わせを含む、生物学的な分子を標識するためにも使用できる。 薬物または薬物の誘導体は、ウルソデオキシコール酸(UDCA)、ケノデオキシコール酸(CDCA)、及びリトコール酸(LCA)、デオキシコール酸(DCA)などの胆汁酸、ロスバスタチンなどのスタチン、またはエストラジオールグルクロニドなどのエストラジオールであってよい。 物質は、抗体であってよい。 得られる標識された物質は、結合体またはトレーサーと表現されてもよい。

    ポリペプチドは、抗体、センチリン(centyrin)(Centyrex)などの抗体様部分、またはリポタンパク質であってよい。 抗体は、多特異性抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体(完全または部分的ヒト化)、限定はされないが、トリ(例えば、アヒルまたはガチョウ)、サメ、クジラ、及び非霊長類(例えば、ウシ、ブタ、ラクダ、ラマ、ウマ、ヤギ、ウサギ、ヒツジ、ハムスター、モルモット、ネコ、イヌ、ラット、マウスなど)または非ヒト霊長類(例えば、サル、チンパンジーなど)を含む哺乳動物などの動物抗体、組み換え抗体、キメラ抗体、単鎖Fv(「scFv」)、単鎖抗体、単一ドメイン抗体、Fab断片、F(ab')断片、F(ab')2断片、ジスルフィドで連結されたFv(「sdFv」)及び抗イディオタイプ(「抗Id」)抗体、二重ドメイン(dual−domain)抗体、二重可変ドメイン(dual variable domain) (DVD)抗体、または三重可変ドメイン(triple variable domain)(TVD)抗体(二重可変ドメイン免疫グロブリン、ならびに上記のいずれかの機能的に活性のあるエピトープ結合断片であってよい。具体的には、抗体は、免疫グロブリン分子及び免疫グロブリン分子の免疫学的に活性のある断片、すなわち、分析物結合サイトを含む分子を含む。免疫グロブリン分子は、何らかの型(例えば、IgG、IgE、IgM、IgD、IgA、及びIgY)、クラス(例えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1、及びIgA2)、またはサブクラスであってよい。抗体は、Trastuzumab(Herceptin)、Abciximab(ReoPro)、Adalimumab(Humi� �a)、Alemtuzumab(Campath)、Basiliximab(Simulect)、Belimumab(Benlysta)、Bevacizumab(Avastin)、Brentuximab vedotin(Adcetris)、Canakinumab(Ilaris)、Cetuximab(Erbitux)、Certolizumab pegol(Cimzia)、Daclizumab(Zenapax)、Denosumab(Prolia、Xgeva)、Eculizumab(Soliris)、Efalizumab(Raptiva)、Gemtuzumab(Mylotarg)、Golimumab(Simponi)、Ibritumomab tiuxetan(Zevalin )、Infliximab(Remicade)、Ipilimumab(MDX−101、Yervoy)、Muromonab−CD3(Orthoclone OKT3)、Natalizumab(Tysabri)、Ofatumumab(Arzerra)、Omalizumab(Xolair)、Palivizumab(Synagis)、Panitumumab(Vectibix)、Ranibizumab(Lucentis)、Rituximab(Rituxan、Mabthera)、Tocilizumab(またはAtlizumab)(Actemra及びRoActemra)、ならびにTositumomab(Bexxar)などの治療用抗体であってよい。 抗体のさらなる例を表1にも示す。

    表1

    Ch:キメラ、Hz:ヒト化、Hu:完全ヒト、GPNMB:糖タンパク質NMB、PSMA:前立腺特異的膜抗原

    ポリペプチドは、ニシンCCK−8、すなわち、DYMGWMDF(配列識別番号1)などのコレシストキニン(CCK)であってよい。

    リポタンパク質は、高密度リポタンパク質(HDL)、低密度リポタンパク質(LDL)、中間密度リポタンパク質、酸化LDL、超低密度リポタンパク質(VLDL)、カイロミクロン、カイロミクロンレムナント、及び非天然リポタンパク質であってよい。

    さらに、化合物は、限定はされないが、固体支持体/表面、[60]フラーレン、コア−シェルナノ粒子、リポソーム、デンドリマー、及び金ナノ粒子などのナノ粒子、ならびに界面活性剤を含む、非生体物質を標識するために使用してもよい。 界面活性剤は、薬物送達効率を試験するために任意選択で使用され得るリポソーム及び/または固体−液体ナノ粒子(SLN)に内包されていてもよい。 界面活性剤は、Lipofectamine(登録商標)2000またはFugene6などの、遺伝子導入試薬であってよい。
    a. 物質の標識方法

    開示の化合物は、物質を標識するために使用してもよい。 いくつかの態様では、化合物は、ヌクレオシド、ヌクレオチド、またはポリヌクレオチドと結合していてもよい。 本発明の化合物は、ホスホラミダイト、活性化されたエステル、または反応性白金錯体(reactive platinum complex)を介するなど、当業者に知られる何らかの方法で、ヌクレオシド、ヌクレオチド、またはポリヌクレオチドと結合していてもよい。 ある実施形態では、標識用化合物は、NHSエステル、ペンタフルオロベンゼンエステル、酸無水物、塩化アセチルなどの活性化されたカルボン酸を使用して物質に結合してもよく、またはカルボン酸及びアミンの直接的なカップリング反応、またはクリックケミストリー、またはマレイミド、または活性化されたカーボネート、またはホスホラミダイトを使用して物質に結合してもよい。

    例えば、スキーム1に示すように、標識用試薬は、dUアリルアミンホスホラミダイトに結合でき、さらに従来のホスホラミダイトケミストリーによって、関心オリゴマーにさらに取り込まれることができる。 あるいは、dUアリルアミン修飾された関心オリゴマーは、活性化されたエステルを介して、ポスト標識により、標識用試薬で標識できる。 こうした標識されたオリゴが関心プライマーであった場合、PCRを介して関心配列を増幅するためにも使用できる。
    スキーム1

    ある実施形態では、標識された物質は、式(II)を有するか、またはその塩であってよく、

    (II)、


    式中、リンカーは、親化合物部分を物質に共有結合する結合または炭素鎖であり、ここで、炭素鎖は、1個もしくは複数の窒素原子、酸素原子、カルボニル基、(置換されている)芳香族環、またはペプチド結合で、任意選択で遮断されており;物質は、関心標的であり;ならびにR

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、R

    17 、及びAは、上で定義したとおりである。

    ある実施形態では、式(II)の標識された物質は、式(II−i)を有するか、またはその塩であってよく、

    (II−i)、


    式中、リンカー、物質、R

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、R

    17 、及びAは、上で定義したとおりである。

    ある実施形態では、式(II)の標識された物質は、式(II−ii)を有しているか、またはその塩であってよく、

    (II−ii)、


    式中、物質、R

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、x、及びAは、上で定義したとおりである。

    ある実施形態では、式(II)の標識された物質は、式(II−iii)を有していてよく、

    (II−iii)、


    式中、R

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、及びAは、上で定義したとおりである。

    ある実施形態では、標識された物質は、式(III)を有していてよく、

    (II−iv)、


    式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、及び式(a)の基からそれぞれ独立に選択され、


    (a)、


    式中、R

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、z、及びAは、上で定義したとおりであり;ここで、少なくとも1個のR基は、式(a)である。

    ある実施形態では、上式中の物質は、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、DNA及びRNAなどの核酸を含むポリヌクレオチド、脂質、炭水化物、ならびに酵素基質、またはそれらのいずれかの組み合わせからなる群から選択される。 ある実施形態では、物質はペプチド、抗体、リポタンパク質、タンパク質、ヌクレオチド、糖、脂肪酸、界面活性剤、または脂質である。 ある実施形態では、物質は抗体である。 ある実施形態では、上式中の物質は、治療用薬物、小分子、及びナノ粒子、またはそれらのいずれかの組み合わせからなる群から選択される。

    他の態様では、開示の標識用試薬は、アミノ酸、アミノ酸アナログ、またはポリペプチドと結合していてもよい。 他の態様では、開示の標識用試薬は、薬物または薬物化合物などの小分子と結合していてもよい。 いくつかの態様では、結合された小分子は、蛍光トレーサーとして使用してもよい。
    4. 標識された物質

    ある実施形態では、本開示の化合物は、標識された物質である。 当該標識された物質は、式(I)の化合物、またはその塩であり、

    (I)


    式中、


    Aは、レポーター部分であり;


    14は、H、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、カルボキシアルキル、またはアミドアルキルであり;


    9及びR

    10は、アルキルから独立に選択され;


    11 、R

    12 、及びR

    13は、H、アルキル、アルコキシ、ブロモ、クロロ、もしくはアミノから独立に選択されるか、またはR

    11及びR

    12は、融合されたフェニル環を形成でき;


    Xは、Oであり;


    Lは、−(CH

    2

    m C(R

    17

    2 (CH

    2

    n −Y−C(O)−であり;


    17は、独立にH、アルキルであるか、または両R

    17は、一緒になって3〜7個の炭素を有するアルキル環を形成でき;


    mは、0〜2の整数であり;


    nは、0〜2の整数であり;


    Yは、OまたはNR

    15であり;


    15は、H、アルキル、ヒドロキシアルキル、アジドアルキル、シアノアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、−アルキル−N(R

    23 )C(O)R

    24 、−アルキル−SO

    3

    25 、−アルキル−SO

    2 N(R

    26 )(R

    27 )、−アルキル−COR

    28 、−アルキル−CO

    2

    29 、−アルキル−OC(O)R

    29 、−アルキル−OC(O)N(R

    30 )(R

    31 )、−アルキル−アミド、またはポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該ポリアルコキシアルキル及び−アルキル−アミドは、非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されており;ならびにR

    23 、R

    24 、R

    25 、R

    26 、R

    27 、R

    28 、R

    29 、R

    30 、及びR

    31は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキ� ��からそれぞれ独立に選択される。

    ある実施形態では、標識されている物質は、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択される。

    ある実施形態では、YはNR 15である。

    ある実施形態では、R 15は、物質を含む。

    ある実施形態では、R 15は、H、アルキル、ヒドロキシアルキル、アジドアルキル、シアノアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、−アルキル−N(R 23 )C(O)R 24 、−アルキル−SO 325 、−アルキル−SO 2 N(R 26 )(R 27 )、−アルキル−COR 28 、−アルキル−CO 229 、−アルキル−OC(O)R 29 、−アルキル−OC(O)N(R 30 )(R 31 )、−アルキル−アミド、またはポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該ポリアルコキシアルキル及び−アルキル−アミドは、非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されており;ならびに、R 23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 27 、R 28 、R 29 、R 30 、及びR 31は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリ� ��、及びシクロアルキルからそれぞれ独立に選択される。

    ある実施形態では、R 15は、ポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該ポリアルコキシアルキルは、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −ハロアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −ヒドロキシアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アミノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキルアミノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) xジ(アルキル)アミノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アジドアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −シアノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルケニル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキニル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −N(R 23 )C(O)R 24 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −SO 325 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−SO 2 N(R 26 )(R 27 )、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−COR 28 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−OC(O)R 29 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−OC(O)N(R 30 )(R 31 )、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−CO 229 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−CON(R 32 )(R 33 )、及び−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−(CO)−NR 34 −(CR abp −NR 35 (CO)−Tからなる群から選択され、ここで、
    23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 27 、R 28 、R 29 、R 30 、及びR 31は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからそれぞれ独立に選択され;
    xは、1〜20から選択される整数であり;
    32及びR 33は、水素、アルキル、カルボキシ、ペプチド、薬物、生物学的に活性な部分、及び色素からそれぞれ独立に選択され;
    34及びR 35は、水素、及びアルキルからそれぞれ独立に選択され;
    a及びR bは、水素、アルキル、及びカルボキシからそれぞれ独立に選択され;
    pは、0〜6であり;ならびにTは、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択される。

    ある実施形態では、R 15は、ポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該ポリアルコキシアルキルは、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−CON(R 32 )(R 33 )、または−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−(CO)−NR 34 −(CR abp −NR 35 (CO)−Tであり;
    xは、1〜20から選択される整数であり;
    32及びR 33は、水素、アルキル、カルボキシ、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせからそれぞれ独立に選択され;
    34及びR 35は、水素、及びアルキルからそれぞれ独立に選択され;
    a及びR bは、水素、アルキル、及びカルボキシからそれぞれ独立に選択され;
    pは、0〜6であり;ならびにTは、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択される。

    ある実施形態では、R 15は、

    であり;


    式中、


    Tは、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択され;ならびにxは、1〜20から選択される整数である。

    ある実施形態では、xは、1〜10、1〜8、1〜6、1〜5、1〜4、1〜3、または1〜2である。 ある実施形態では、xは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19または20である。

    ある実施形態では、R 15は、−アルキル−アミドであり、ここで、当該−アルキル−アミドは、−アルキル−CON(R 32 )(R 33 )または−アルキル−(CO)−NR 34 −(CR abp −NR 35 (CO)−Tであり、ここで、
    32及びR 33は、水素、アルキル、カルボキシ、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクル、アルケン、ポリオール、アルケニルポリオール、ペプチド、薬物、薬物の誘導体、生物学的に活性な部分、及び色素からそれぞれ独立に選択され;
    34及びR 35は、水素、及びアルキルからそれぞれ独立に選択され;
    a及びR bは、水素、アルキル、及びカルボキシからそれぞれ独立に選択され;
    pは、0〜6であり;ならびに Tは、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択される。

    ある実施形態では、R 15は、

    であり;


    式中、


    Tは、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択され;ならびにxは、0〜20である。

    ある実施形態では、xは、0〜10、0〜8、0〜6、0〜5、0〜4、0〜3、または0〜2である。 ある実施形態では、xは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20である。

    ある実施形態では、R 15は、

    であり;


    式中、xは、1〜20であり、Tは、抗体である。

    ある実施形態では、Tがモノクローナル抗体であるとき、抗体の例には、表1に示すものが含まれる。

    ある実施形態では、R 15は、

    であり;


    式中、Tは、C

    60フラーレンを含む。 例えば、Tは、


    であってよい。

    ある実施形態では、R 15は、−アルキル−Tであり、ここで、Tは、固体−液体ナノ粒子(SLN)である。 SLNは、室温で固相を呈する脂質、及び乳化のためのサーファクタントを主に含み、その平均径は、コロイド薬物送達用途に向けて、50nm〜1000nmの範囲にわたる。 SLNにおいて利用される固体脂質には、脂肪酸、トリグリセリド、ステロイド、及びワックスが含まれる。 サーファクタントのいくつかの型は、脂質の分散を安定化する乳化剤として一般に使用される。

    ある実施形態では、R 15は、

    であり;


    式中、Tは、−NH−PEG

    3000 −金ナノ粒子、PAMAMデンドリマー、オリゴヌクレオチド、またはペプチド−オリゴヌクレオチド結合体である。 オリゴヌクレオチドまたはペプチド−オリゴヌクレオチド結合体は、表2に示すいずれかであってよい。


    表2


    いくつかの実施形態では、R 14は、H、C 1 −C 30 −アルキル、ヒドロキシ−C 1 −C 30 −アルキル、C 1 −C 30 −アルコキシ、カルボキシ−C 1 −C 30 −アルキル、またはアミド−C 1 −C 30 −アルキルであり;R 9及びR 10は、C 1 −C 4 −アルキルから独立に選択され;R 11 、R 12 、及びR 13は、H、C 1 −C 4 −アルキル、C 1 −C 4 −アルコキシ、ブロモ、クロロ、もしくアミノから独立に選択されるか、またはR 11及びR 12は、融合されたフェニル環を形成でき;Xは、Oであり;Lは、−(CH 2m C(R 172 (CH 2n −Y−C(O)−であり;R 17は、独立にH、C 1 −C 4 −アルキルであるか、または両R 17は、一緒になって3〜7個の炭素を有するアルキル環を形成でき;mは、0〜2の整数であり;nは 、0〜2の整数であり;Yは、OまたはNR 15であり;R 15は、H、C 1 −C 30 −アルキル、ヒドロキシ−C 1 −C 30 −アルキル、アジド−C 1 −C 30 −アルキル、シアノ−C 1 −C 30 −アルキル、ハロ−C 1 −C 30 −アルキル、C 2 −C 30 −アルケニル、C 2 −C 30 −アルキニル、−C 1 −C 30 −アルキル−N(R 23 )C(O)R 24 、−C 1 −C 30 −アルキル−SO 325 、−C 1 −C 30 −アルキル−SO 2 N(R 26 )(R 27 )、−C 1 −C 30 −アルキル−COR 28 、−C 1 −C 30 −アルキル−CO 229 、−C 1 −C 30 −アルキル−OC(O)R 29 、−C 1 −C 30 −アルキル−OC(O)N(R 30 )(R 31 )、−C 1 −C 30 −アルキル−CON(R 30 )(R 31 )、またはポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該� ��リアルコキシアルキルは、非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されており;ならびにR 23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 27 、R 28 、R 29 、R 30 、及びR 31は、水素、C 1 −C 4 −アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからそれぞれ独立に選択される。

    ある実施形態では、R 14は、H、C 1 −C 6 −アルキル、ヒドロキシ−C 1 −C 6 −アルキル、C 1 −C 6 −アルコキシ、−C 1 −C 6 −アルキル−CO 2 H、または−C 1 −C 6 −アルキル−アミドである。

    ある実施形態では、R 14は、メチルである。

    ある実施形態では、R 14は、カルボキシアルキルである。 ある実施形態では、R 14は、−C 2 −C 30 −アルキル−CO 2 Hである。 ある実施形態では、R 14は、−CH 2 CO 2 H、−(CH 22 CO 2 H、−(CH 23 CO 2 H、−(CH 24 CO 2 H、−(CH 25 CO 2 H、−(CH 26 CO 2 H、−(CH 27 CO 2 H、−(CH 28 CO 2 H、−(CH 29 CO 2 H、−(CH 210 CO 2 H、−(CH 211 CO 2 H、−(CH 212 CO 2 H、−(CH 213 CO 2 H、−(CH 214 CO 2 H、−(CH 215 CO 2 H、−(CH 216 CO 2 H、−(CH 217 CO 2 H、−(CH 218 CO 2 H、−(CH 219 CO 2 H、−(CH 220 CO 2 H、−(CH 221 CO 2 H、−(CH 222 CO 2 H、−(CH 223 CO 2 H、−(CH 224 CO 2 H、−(CH 225 CO 2 H、−(CH 226 CO 2 H、−(CH 2 � � 27 CO 2 H、−(CH 228 CO 2 H、−(CH 229 CO 2 H、または−(CH 230 CO 2 Hである。 ある実施形態では、R 14は、−(CH 215 CO 2 Hである。

    ある実施形態では、R 9 、R 10 、R 11 、R 12 、R 13 、及びR 14は、それぞれメチルである。

    ある実施形態では、可変性のLにおいて、mは、1であり、R 17は、それぞれ水素であり、nは、0である。 ある実施形態では、可変性のLにおいて、mは、1であり、R 17は、それぞれ水素であり、nは、0であり、Yは、NR 15である。 ある実施形態では、Lは、−CH 2 CH 2 −NR 15 −C(O)−である。

    ある実施形態では、Aは、生物発光レポーター部分である。 ある実施形態では、Aは、ルシフェリン、ルシフェリン誘導体もしくはルシフェリンアナログ、ルシフェリン前駆体もしくはルシフェリン前駆体のアナログ、セレンテラジン、またはセレンテラジン誘導体もしくはセレンテラジンアナログである。 いくつかの実施形態では、Aは、ルシフェリン、プロルシフェリン、アミノルシフェリン、キノリルルシフェリン、ナフチルルシフェリン、クロロルシフェリン、セレンテラジン、フリマジン、セレンテラジン−n、セレンテラジン−f、セレンテラジン−h、セレンテラジン−hcp、セレンテラジン−cp、セレンテラジン−c、セレンテラジン−e、セレンテラジン−fcp、ビス−デオキシセレンテラジン(「セレンテラジン−hh」)、セレンテラジン−i、セレンテラジン−icp、セレンテラジン−v、及び2−メチルセレンテラジン、さらには、WO2003/040100、米国特許出願公開番号20080248511、及び米国特許出願公開番号US20120117667にて開示されているものであり、それらの� ��示は、参照によって本明細書に組み込まれる。

    ある実施形態では、Aは、蛍光レポーター部分である。 ある実施形態では、Aは、クマリン、R110、フルオロセイン、DDAO、レゾルフィン、クレシルバイオレット、シリルキサンテン、またはカルボピロニンである。 いくつかの実施形態では、Aは、ローダミン123、ローダミンX、Alexa色素(例えば、Alexa Fluor−350、−430、−488、及び660)、DyLight594、、スルホローダミンB、スルホローダミン101、スルホローダミン101の塩化スルホニル誘導体(Texas Red)、フルオレセイン、6−カルボキシフルオレセイン(6−FAM)、5−カルボキシフルオレセイン(5−Fam)、5−もしくは6−カルボキシ−4,7,2',7'−テトラクロロフルオレセイン(TET)、5−もしくは6−カルボキシ−4'5'2'4'5'7'ヘキサクロロフルオレセイン(HEX)、5'もしくは6'−カルボキシ−4',5'−ジクロロ−2,'7'−ジメトキシフルオレセイン(JOE)、6−JOE、5−カル ボキシ−2',4',5',7'−テトラクロロフルオレセイン(ZOE)ロドール、フルオレセインイソチオシアネート、クマリン、7−アミノ−4−メチルクマリン、アミノクマリン、ヒドロキシクマリン、、シリルキサンテン、またはカルボピロニンである。 ある実施形態では、Aは、二環式アリールまたは二環式ヘテロアリールであり、それらは、それぞれ独立に非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で独立に置換されている。 ある実施形態では、Aは、二環式アリールまたは二環式ヘテロアリールであり、それらは、それぞれ独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジ(アルキル)アミノアルキル、シアノアルキル、アルコキシ、ハロアルキル、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジ(アルキル)アミノ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、及びシクロアルキルアルキルからなる群から独立に選択される、1、2、3、4、もしくは5個の置換基で独立に置換されており、ここで、当該アリール、ヘテロアリール、ヘ� ��ロシクリル、シクロアルキル、アリールアルキルのアリール、ヘテロアリールアルキルのヘテロアリール、ヘテロシクリルアルキルのヘテロシクリル、及びシクロアルキルアルキルのシクロアルキルは、それぞれ独立に非置換であるか、またはアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジ(アルキル)アミノアルキル、シアノアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、及びジ(アルキル)アミノから独立に選択される1、2、もしくは3個の置換基で独立に置換されている。

    ある実施形態では、Aは、ルシフェリン、ルシフェリン誘導体もしくはルシフェリンアナログ(例えば、ルシフェリンエステル)、ルシフェリン前駆体、ルシフェリン前駆体の誘導体もしくはルシフェリン誘導体のアナログ、シアノベンゾチアゾール、セレンテラジン、セレンテラジン誘導体もしくはセレンテラジンアナログ、または蛍光団である。

    ある実施形態では、Aは、

    からなる群から選択され;


    式中、R

    1は、H、C

    1 −C

    4 −アルキル、ヒドロキシ−C

    1 −C

    4 −アルキル、C

    3 −C

    7 −シクロアルキル、アリール、ベンジルもしくは置換されているベンジル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、または−(CH

    2

    q −P(Ph)

    3であり、ここで、qは、1、2、3、4、5、及び6から選択される整数であり;R

    2は、−CH

    2 −アリールまたは−CH

    2 −ヘテロアリールであり;R

    4は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり;R

    5は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり;R

    7は、アリール(例えば、フェニル)、置換されているアリール(例えば、4−ヒドロキシフェニル)、−CH

    2 −アリール、または−CH

    2 −ヘテロアリールであり;ならびにR

    8は、−CH

    2 −アリー� �または−CH

    2 −ヘテロアリールである。 ある実施形態では、−CH

    2 −アリールは、ベンジルである。 ある実施形態では、−CH

    2 −ヘテロアリールは、フリルメチルである。

    ある実施形態では、Aは、


    からなる群から選択され;


    式中、R

    1は、C

    1 −C

    4 −アルキル、ヒドロキシ−C

    1 −C

    4 −アルキル、C

    3 −C

    7 −シクロアルキル、アリール、ベンジルもしくは置換されているベンジル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、または−(CH

    2

    q −P(Ph)

    3であり、ここで、qは、1、2、3、4、5、または6から選択される整数である。

    ある実施形態では、式(I)の化合物は、式(I−i)を有するか、またはその塩であり、

    (I−i)、


    式中、R

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、R

    15 、R

    17 、m、n、及びAは、上で定義したとおりである。 ある実施形態では、Aは、


    からなる群から選択され、


    式中、R

    200は、フェニル、4−ヒドロキシフェニル、またはフリルであり;及びR

    215は、水素またはヒドロキシである。

    ある実施形態では、式(I)の化合物は、式(I−ii)を有するか、その塩であり、

    (I−ii)、


    式中、R

    200は、フェニル、4−ヒドロキシフェニル、またはフリルであり;R

    215は、水素またはヒドロキシであり;及びR

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、及びR

    15は、上で定義したとおりである。

    ある実施形態では、式(I)の化合物は、式(I−iv)を有するか、またはその塩であり、

    (I−iii)、


    式中、R

    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、及びR

    15は、上で定義したとおりである。

    ある実施形態では、式(I)の化合物は、

    5651:2−(6−((((20R)−15−カルボキシ−20−((3R,5S,7S,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3,7−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−9,17−ジオキソ−3,6−ジオキサ−10,16−ジアザヘニコシル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5657:2−(6−(((4−((5−カルボキシ−5−((R)−4−((3R,5S,7R,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3,7−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ペンチル)アミノ)−4−オキソブチル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5658:2−(6−(((4−((5−カルボキシ−5−((R)−4−((3R,5S,7S,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3,7−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ペンチル)アミノ)−4−オキソブチル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5665:2−(6−(((4−((5−カルボキシ−5−((R)−4−((3R,5S,7R,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3,7−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ペンチル)アミノ)−4−オキソブチル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5666:2−(6−(((4−((5−カルボキシ−5−((R)−4−((3R,5S,7S,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3,7−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ペンチル)アミノ)−4−オキソブチル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5683:2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル (6−((2−(3',6'−ジヒドロキシ−3−オキソ−3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,9'−キサンテン]−5−イルカルボキシアミド)エチル)アミノ)−6−オキソへキシル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバメート;


    5826:2−(6−(((1−(3',6'−ジヒドロキシ−3−オキソ−3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,9'−キサンテン]−5−イル)−1,6−ジオキソ−9,12−ジオキサ−2,5−ジアザテトラデカン−14−イル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5682:2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル (1−(3',6'−ジヒドロキシ−3−オキソ−3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,9'−キサンテン]−5−イル)−1,6−ジオキソ−9,12−ジオキサ−2,5−ジアザテトラデカン−14−イル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバメート;


    5647:8−(((2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキシ)カルボニル)−23−((R)−4−((3R,5R,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3−ヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)−2,5−ジメチル−4,17−ジオキソ−2−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)−11,14−ジオキサ−5,8,18−トリアザテトラコサン−24−酸;


    5668:2−(6−((((20R)−15−カルボキシ−20−((3R,5R,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3−ヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−9,17−ジオキソ−3,6−ジオキサ−10,16−ジアザヘニコシル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5625:8−(((2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキシ)カルボニル)−23−((R)−4−((3R,5R,8R,9S,10S,12S,13R,14S,17R)−3,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)−2,5−ジメチル−4,17−ジオキソ−2−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)−11,14−ジオキサ−5,8,18−トリアザテトラコサン−24−酸;


    5649:2−(6−((((20R)−15−カルボキシ−20−((3R,5R,8R,9S,10S,12S,13R,14S,17R)−3,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−9,17−ジオキソ−3,6−ジオキサ−10,16−ジアザヘニコシル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5659:6−(6−((((2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキシ)カルボニル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)アミノ)ヘキサンアミド)−2−((R)−4−((3R,5R,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3−ヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ヘキサン酸;


    5663:2−(6−(((6−((5−カルボキシ−5−((R)−4−((3R,5R,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3−ヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ペンチル)アミノ)−6−オキソへキシル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5652:6−(4−((((2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキシ)カルボニル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)アミノ)ブタンアミド)−2−((R)−4−((3R,5R,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3−ヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ヘキサン酸;



    5669:2−(6−(((4−((5−カルボキシ−5−((R)−4−((3R,5R,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3−ヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ペンチル)アミノ)−4−オキソブチル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5653:6−(4−((((2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキシ)カルボニル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)アミノ)ブタンアミド)−2−((R)−4−((3R,5R,8R,9S,10S,12S,13R,14S,17R)−3,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ヘキサン酸;


    5656:2−(6−(((4−((5−カルボキシ−5−((R)−4−((3R,5R,8R,9S,10S,12S,13R,14S,17R)−3,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ペンチル)アミノ)−4−オキソブチル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5660:6−(6−((((2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキシ)カルボニル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)アミノ)ヘキサンアミド)−2−((R)−4−((3R,5R,8R,9S,10S,12S,13R,14S,17R)−3,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ヘキサン酸;


    5664:2−(6−(((6−((5−カルボキシ−5−((R)−4−((3R,5R,8R,9S,10S,12S,13R,14S,17R)−3,12−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ペンチル)アミノ)−6−オキソへキシル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5667:8−(((2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキシ)カルボニル)−23−((R)−4−((3R,5S,7R,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3,7−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)−2,5−ジメチル−4,17−ジオキソ−2−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)−11,14−ジオキサ−5,8,18−トリアザテトラコサン−24−酸;


    5650:2−(6−((((20R)−15−カルボキシ−20−((3R,5S,7R,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3,7−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−9,17−ジオキソ−3,6−ジオキサ−10,16−ジアザヘニコシル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5648:8−(((2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキシ)カルボニル)−23−((R)−4−((3R,5S,7S,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3,7−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)−2,5−ジメチル−4,17−ジオキソ−2−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)−11,14−ジオキサ−5,8,18−トリアザテトラコサン−24−酸;


    5654:6−(4−((((2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキシ)カルボニル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)アミノ)ブタンアミド)−2−((R)−4−((3R,5S,7R,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3,7−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ヘキサン酸;



    5655:6−(4−((((2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキシ)カルボニル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)アミノ)ブタンアミド)−2−((R)−4−((3R,5S,7S,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3,7−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ヘキサン酸;


    5661:6−(6−((((2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキシ)カルボニル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)アミノ)ヘキサンアミド)−2−((R)−4−((3R,5S,7R,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3,7−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ヘキサン酸;


    5662:6−(6−((((2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキシ)カルボニル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)アミノ)ヘキサンアミド)−2−((R)−4−((3R,5S,7S,8R,9S,10S,13R,14S,17R)−3,7−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)ペンタンアミド)ヘキサン酸;


    5684:2−シアノベンゾ[d]チアゾール−6−イル (4−((2−(3',6'−ジヒドロキシ−3−オキソ−3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,9'−キサンテン]−5−カルボキシアミド)エチル)アミノ)−4−オキソブチル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバメート;


    5824:2−(6−(((4−((2−(3−カルボキシ−4−(3,6−ジヒドロキシ−9H−キサンテン−9−イル)ベンズアミド)エチル)アミノ)−4−オキソブチル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)チアゾール−4−カルボン酸;


    5825:2−(6−(((6−((2−(3',6'−ジヒドロキシ−3−オキソ−3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,9'−キサンテン]−5−イルカルボキシアミド)エチル)アミノ)−6−オキソへキシル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5830:2−(6−(((2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)((16R,18S,E)−20−(4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−(N−メチルメチルスルホンアミド)ピリミジン−5−イル)−16,18−ジヒドロキシ−9,14−ジオキソ−3,6−ジオキサ−10,13−ジアザイコス−19−エン−1−イル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5831:2−(6−(((2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)((19R,21S,E)−23−(4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−(N−メチルメチルスルホンアミド)ピリミジン−5−イル)−19,21−ジヒドロキシ−12,17−ジオキソ−3,6,9−トリオキサ−13,16−ジアザトリコサ−22−エン−1−イル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5827:2−(6−((((S)−18−((3S,5R,7S,8S,9R,10R,13S,14R,17S)−3,7−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−9,15−ジオキソ−3,6−ジオキサ−10,14−ジアザノナデシル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5828:2−(6−((((S)−21−((3S,5R,7S,8S,9R,10R,13S,14R,17S)−3,7−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−12,18−ジオキソ−3,6,9−トリオキサ−13,17−ジアザドコシル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5829:2−(6−((((S)−24−((3S,5R,7S,8S,9R,10R,13S,14R,17S)−3,7−ジヒドロキシ−10,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−15,21−ジオキソ−3,6,9,12−テトラオキサ−16,20−ジアザペンタコシル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;


    5832:(3R,6R,9R,15R,18R,21R)−9−((1H−インドール−3−イル)メチル)−3−(((R)−1−アミノ−1−オキソ−3−フェニルプロパン−2−イル)カルバモイル)−21−(10−(((2−(4−カルボキシ−4,5−ジヒドロチアゾール−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)オキシ)カルボニル)−13,16−ジメチル−14−オキソ−16−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)−4,7−ジオキサ−10,13−ジアザヘプタデカンアミド)−18−(4−ヒドロキシベンジル)−6,15−ビス(2−(メチルチオ)エチル)−5,8,11,14,17,20−ヘキサオキソ−4,7,10,13,16,19−� ��キサアザトリコサン−1,23−二酸;


    2−(6−(((2−(2−(3−((3−(((8R,9S,13S,14S,17S)−17−(((3S,4R,6R)−6−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−イル)オキシ)プロピル)アミノ)−3−オキソプロポキシ)エトキシ)エチル)(2−(N,3−ジメチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタンアミド)エチル)カルバモイル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−4,5−ジヒドロチアゾール−4−カルボン酸;



    またはそれらの塩からなる群から選択される。

    ある実施形態では、標識された物質は、標識された抗体であってよい。 標識された抗体は、標識されたモノクローナル抗体(mAb)であってよい(図14参照)。 標識された抗体は、PBI−5508で標識されたHerceptinであってよい。

    ある実施形態では、標識された物質は、標識された治療用薬物であってよい。 標識された治療用薬物は、標識された胆汁酸であってよい。 標識された胆汁酸は、PBI−5651、PBI−5658、PBI−5666、PBI−5648、PBI−5655、もしくはPBI−5662などの標識されたUDCA、PBI−5657、PBI−5665、PBI−5667、PBI−5650、PBI−5654、PBI−5661、PBI−5827、PBI−5828、もしくはPBI−5829などの標識されたCDCA、PBI−5647、PBI−5668、PBI−5659、PBI−5663、PBI−5652、もしくはPBI−5669などの標識されたLCA、またはPBI−5625、PBI−5649、PBI−5653、PBI−5656、PBI−5660、もしくはPBI−5664などの標識されたDCAであってよい。 標識された薬物は、標識されたスタチンであってよい。 標識されたスタチンは、PBI−5830またはPBI−5831などの標識されたロスバスタチンであってよい。 標識された薬物は、標識されたエストラジオールであってよい。 標識されたエストラジオールは、

    などの、標識されたエストラジオールグルクロニドであってよい。

    ある実施形態では、標識された物質は、固体−液体ナノ粒子であってよい。 例えば、標識された物質は、標識された金ナノ粒子(図15参照)であってよい。 標識された金ナノ粒子は、PBI−5907、PBI−5908、PBI−5909、PBI−5910、PBI−5911、またはPBI−5912であってよい。

    ある実施形態では、標識された物質は、標識されたペプチドであってよい。 ペプチドは、CCK−8などのコレシストキニン(CCK)であってよい。 標識されたペプチドは、PBI−5832であってよい。

    ある実施形態では、標識された物質は、標識された蛍光分子であってよい。 標識された蛍光分子は、PBI−5683、PBI−5826、PBI−5682、PBI−5684、PBI−5824、またはPBI−5825などの標識されたFAMジアミンであってよい。

    ある実施形態では、標識された物質は、標識されたPAMAMデンドリマー(図16参照)であってよい。 ある実施形態では、標識された物質は、標識されたオリゴヌクレオチドまたは標識されたペプチド−オリゴヌクレオチド結合体であってよい。 例えば、標識された物質は、P−糖タンパク質発現のアンチセンス阻害のための、標識されたオリゴヌクレオチドまたは標識されたペプチド−オリゴヌクレオチド結合体であってよい(図17参照)。
    5. 方法

    本発明の化合物は、細胞による取り込みに関するさまざまな用途に向けて、物質を共有結合で標識するための効果的なツールを提供する。 標識された物質は、生体試料(例えば、細胞、組織、及び臓器)における関心生体分子の取り込みの定量化すること、薬物送達の有効性、治療処置の有効性を監視すること、薬物動態、薬物−薬物相互作用及び薬物毒性をプロファイリングすること、脂肪酸やグルコースなどの細胞内の代謝状態を監視すること、及びコレステロールの恒常性維持を検出することを可能にする。

    細胞による取り込みの測定は、以下において重要な部分であることが多い。 科学的な研究開発、薬物のデザイン、探索及び最適化、系統発生的分類、個人の遺伝子型判定、親子鑑定及び法医学的な鑑定、環境試験、診断、予後診断、及び/または病状の処置。
    a. 細胞による取り込みの評価方法

    いくつかの態様では、細胞による物質の取り込みの評価方法が提供される。 当該方法は、細胞を含む試料と上で詳細に説明した標識された物質との接触と、光放出を検出し、それによって、光放出の検出が、細胞による当該物質の取り込みを示す検出と、を含んでいてもよい。 当該物質が細胞に取り込まれることで、当該化合物の還元及び遊離レポーター部分の生成をもたらす。
    (1)蛍光レポーター部分

    いくつかの実施形態では、レポーター部分は、蛍光レポーター部分を含んでいてもよい。 蛍光レポーター部分は、蛍光団を含んでいてもよい。 試料を光波長に暴露し、遊離レポーター部分が生成する蛍光を検出することで、光放出を検出する。 対照試料の蛍光または蛍光波長と比較して、蛍光における増加または蛍光波長における変化があれば、細胞によって物質が取り込まれたことを示す。 対照試料は、細胞を含まない試料媒体単独、細胞を含むが、実験処理は実施していない試料、または標識された物質と接触していない試料であってよい。 蛍光は、細胞内または細胞外で検出されてよい。 開示のキノン標識用部分の還元不能なアナログを対照標識として使用してもよい。
    (2)生物発光レポーター部分

    いくつかの態様では、レポーター部分は、生物発光レポーター部分を含んでいてもよい。 生物発光レポーター部分は、ルシフェラーゼのプロ基質を含んでいてもよい。 いくつかの実施形態では、細胞は、ルシフェラーゼを含んでいる。 ルシフェラーゼは、細胞において発現していてもよい。 光放出は、遊離レポーター部分を利用して、ルシフェラーゼによって生成する発光を検出することによって検出される。 何らかの光放出を検出することで、細胞による物質の取り込みを示してよい。 あるいは、試料の発光は、対照試料の発光と比較してよく、試料の発光が対照試料の発光より強い場合、細胞による物質の取り込みを示す。 対照試料は、標識された物質と接触してない試料であってよい。 発光は、細胞内または細胞外で検出されてよい。

    いくつかの実施形態では、細胞はルシフェラーゼを含んでいないか、または発現しておらず、ルシフェラーゼは、試料に添加される。 光放出は、遊離レポーター部分をを利用して、ルシフェラーゼによって生成される発光を検出することによって検出され、遊離したレポーター部分は、細胞外へ出てもよく、または細胞可溶化物に存在していてもよい。 何らかの光放出を検出することで、細胞による物質の取り込みを示してよい。 あるいは、試料の発光は、対照試料の発光と比較してよく、試料の発光が対照試料の発光より強い場合、細胞による物質の取り込みを示す。 対照試料は、細胞を含まない試料媒体単独、細胞を含むが、実験処理は実施していない試料、または標識された物質と接触していない試料であってよい。 発光は、細胞内または細胞外で検出されてよい。 開示のキノン標識用部分の還元不能なアナログを対照標識として使用してもよい。
    (3)試料

    標識された物質は、生体成分を含む試料と共に使用してよい。 試料は、試験管内または生体内で、細胞、組織、または臓器を含んでいてもよい。 化合物は、使用する濃度内で生きた細胞及び他の生体成分に対して一般に無毒である。

    細胞には、例えば、酵母細胞、トリの細胞、植物細胞、昆虫細胞、または限定はされないが、ヒト、サル、マウス、イヌ、ウシ、ウマ、ネコ、ヒツジ、ヤギもしくはブタの細胞を含む哺乳動物の細胞といった真核細胞、あるいは原核細胞、あるいは2つ以上の異なる臓器由来の細胞、あるいは細胞可溶化物、あるいはそれらの上清が含まれる。 細胞は、組み換え技術を介して遺伝学的に改変されていなくてよく(非組み換え細胞)、あるいは組み換えDNAで一過性にトランスフェクトされ、及び/もしくはそのゲノムが組み換えDNAと共に安定的に複製される組み換え細胞であってよく、またはそのゲノムが、プロモーター、イントロンもしくはオープンリーディングフレームの阻害などのように、遺伝子を阻害するように改変された組み換え細胞であってよく、または、1つのDNA断片が別のもので置換されるように改変された組み換え細胞であってよい。 組み換えDNAまたは置換DNA断片は、本発明の方法によって検出される分子をコードしていてよく、検出される分子のレベルもしくは活性を変える部分をコードしていてよく、及び/または当該分子のレベルもしくは活性を変える分子もしくは部分と関連していない遺伝子産物をコードしていてよい。 細胞は、ルシフェラーゼを発現していても、していなくてもよい。
    (4)接触

    標識された物質は、当該化合物と、関心試料成分との接触を容易にする方法で試料と混合されてよい。 典型的には、標識された物質または標識された物質を含む溶液は、単に試料に添加される。

    指定の標識された物質の細胞による取り込みレベルは、エレクトロポレーション、ショック処理、または高濃度の細胞外ATPなどの細胞膜透過処理を実施して、または実施せずに監視できる。 あるいは、指定の標識された物質は、加圧マイクロインジェクション、スクレープ負荷、パッチクランプ法、または食作用などによって物理的に細胞へ挿入して監視できる。

    追加の検出試薬は、当業者に一般に知られる方法により、特定の細胞成分、細胞内物質、または細胞の状態が存在することで、検出可能な応答を典型的には生成する。 追加の検出試薬が、対象となる標識された物質のそれとは異なる分光特性を有するか、またはそのような分光特性を有する生成物を生成するときは、多色を使用することが可能である。 このことは、追加の検出試薬が、色素または色素結合体であり、標識された物質のそれとは区別して検出可能な分光特性を有している場合に、特に有用である。

    ある実施形態では、開示の標識用試薬及び標識された物質を使用するとき、洗浄手順は、不要である。
    (5)光の検出

    標識された物質は、検出可能な光学応答または光出が得られるように選択された条件下で、標識された物質と、細胞を含む関心試料とを上で説明したように混合することで、一般に利用される。 典型的には、試料の特定の特性は、光学応答と、標準または予想される応答とを比較して決定される。 試料は、光学応答を誘発するように選択された波長で照射されてよい。 あるいは、試料からの光放出は、ルシフェラーゼ及び生物発光レポーター部分によって生成する光出力(発光)を測定できる読み取り装置で測定されてよく、例えば、発光測定器または光電子増倍管を使用して検出されてよい。 光学応答または光出力は、継時的に測定されてもよく、例えば、同一の反応容器で、秒、分、時間などの期間で継時的に測定されてもよい。

    検出可能な光学応答は、観察または機器でのいずれかによって検出可能な光学シグナルの変化または生成を意味する。 典型的には、検出可能な応答は、蛍光または発光における変化であり、例えば、強度、蛍光もしくは発光の励起波長もしくは放出波長の波長分布、蛍光もしくは発光の寿命、蛍光もしくは発光の分極、またはそれらの組み合わせなどにおける変化である。 シグナルの程度及び/または位置を、標準または予想される応答と比較することで、試料が所与の性質を有しているかどうか、及びどの程度有しているかが示される。

    標識された物質との接触後または接触中の任意の時間に、試料は、検出可能な光学応答が得られるように選択された光波長で照射され、光学応答を検出するための手段で観察される。 本発明の化合物を照射するのに有用な機器には、限定はされないが、携帯型紫外線ランプ、水銀アークランプ、キセノンランプ、レーザー、及びレーザーダイオードが含まれる。 こうした照射源は、レーザースキャナー、蛍光マイクロプレートリーダー、標準もしくは小型蛍光光度計、またはクロマトグラフィーの検出器に任意選択で統合されている。

    光学応答または光出力は、目視検査または以下の装置のいずれかを使用することによって、任意選択で検出されてよい。 CCDカメラ、ビデオカメラ、写真フィルム、レーザー走査装置、蛍光光度計、光ダイオード、光量子計、落射蛍光顕微鏡、走査顕微鏡、フローサイトメーター、蛍光マイクロプレートリーダー、または光電子増倍管などのシグナルを増幅するための手段。 試料がフローサイトメーターを使用して試験されるときは、試料の試験は、蛍光応答に応じた試料部分の選別を任意選択で含む。
    6. キット

    本発明の1つの態様は、上で説明した本発明の化合物のいずれかを使用して、さまざまなアッセイの実施を容易にするキットをつくることである。 本発明のキットは、標識用試薬、物質、標識された物質、またはそれらのいずれかの組み合わせを含んでいてよい。 キットは、1つまたは複数の緩衝物質を任意選択でさらに含み、当該緩衝物質は、典型的には、水溶液として存在する。 本発明のキットは、遊離の標識された試薬を検出するための、検出試薬などの成分を、少なくとも1つ任意選択でさらに含む。 検出試薬は、上で説明したルシフェラーゼ、ならびに/または緩衝剤、塩、酵素、D−システインなどの酵素の補因子、及び同様の緩衝剤などの検出アッセイを実施する上で必要になる他の試薬を含んでいてよい。 例えば、検出試薬は、Luciferin Detection Reagent(Promega Corporation)を含んでいてよい。 本発明のキットは、得られる標識された物質を精製するための精製媒体、発光及び/もしくは蛍光標準物質、酵素、酵素阻害剤、有機溶媒、関心タンパク質もしくは関心標的に融合したルシフェラーゼタンパク質を含む融合タンパク質などの融合タンパク質の発現用コンストラクト、融合タンパク質、または本発明のアッセイ実施用の説明書を任意選択でさらに含んでいてよい。 他の実施形態では、キットは、遺伝子改変された細胞、または関心タンパク質もしくは関心標的に融合したルシフェラーゼタンパク質を含む融合などの遺伝子融合用のベクターを含んでいてもよい。 使用のための説明書を任意選択で含んでいてよい。

    7. 実施例 前述の内容は、次の実施例を参照することによりさらに理解できるが、次の実施例は、例示を目的とするものであり、本発明の範囲を限定する意図はない。
    実施例1

    N−[(PEG) 4 −COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレンジアミンの合成 N−t−BuOOC−(PEG) 4 −アミン(0.557g、1.73mmol)を20mlのメタノール中に含む溶液に(N−メチル)−N−Bocアセトアルデヒド(0.3g、1.73mmol)を添加した。 混合物を室温で3時間撹拌した。 NaBH 4 (0.196g、5.2mmol)を混合物に0℃で添加し、得られた混合物を0℃で1時間撹拌してから、室温で1時間撹拌した。 水を5ml添加して反応を停止した。 溶媒を除去後、水を5ml添加し、混合物を塩化メチレンで3回抽出した。 統合した有機層をNa 2 SO 4で脱水し、生成物をヘプタン/酢酸エチル、次いで塩化メチレン/メタノールを使用したフラッシュシリカクロマトグラフィーによって精製し、収率64.5%(0.535g)で得た。 1 H NMR(300MHz、CD 2 Cl 2 )δ ppm:3.5−3.8(m,18H,CH 2 )、3.45(br,2H,CH 2 )、2.98(br,2H,CH 2 )、2.83(s,3H,NCH 3 )、2.46(t,2H,COCH 2 )、1.42(s,18H,CH 3 );MS−ESI(m/e):479.6[M+H]。

    N−[(PEG) 4 COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレン−ジアミンフリマジンカルバメートの合成 フリマジン(0.20g、0.526mmol)及びビス(ペンタフルオロフェニル)ジカーボネート(0.276g、0.630mmol)を10mlの脱水THF中に含む混合物にTEA(0.106mg、1.05mmol)を室温、アルゴン雰囲気下で添加した。 混合物を2〜3分撹拌し、N−[(PEG) 4 COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレンジアミン(0.553mg、1.16mmol)を添加した。 得られた混合物を室温で30分撹拌した。 化合物をヘプタン/酢酸エチルを溶離液として使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物を25.8%(0.12g)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):886.6[M+H]。

    N−[(PEG) 4 COOH]−(N'−メチル)−エチレンジアミンフリマジンカルバメートの合成 N−[(PEG) 4 COO−t−Bu]−N'−Boc−N−メチル−エチレンジアミンフリマジンカルバメート(0.12g、0.136mmol)及びトリイソプロピルシラン(50ul)を10mlの塩化メチレン及びTFA(体積比で1:1)に溶解し、混合物を室温で2時間撹拌した。 溶媒を除去後、残留物を高減圧下で一晩乾燥し、生成物を次の手順でそのまま使用した。

    番号5463の合成 3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸(107mg、0.428mmol)及びイソブチルクロロホルメート(58.4mg、0.427mmol)を10mlの脱水THF中に含む溶液にN−メチルモルホリン(86.5mg、0.855mmol)を0℃で添加した。 得られた混合物を0℃で30分撹拌してから、N'−メチル−N−[(PEG) 4 COOH]エチレン−ジアミン]フリマジンカルバメートを含む5mlのCH 2 Cl 2を添加し、得られた混合物を1時間撹拌した。 化合物は、ヘプタン及び酢酸エチルを溶離液として使用したフラッシュシリカカラムクロマトグラフィーでそのまま精製し、生成物を76.6%(105mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):962.5[M+H]。
    実施例2

    N−[(PEG) 3 −COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレン−ジアミンの合成 t−Bu−(PEG) 3 −アミン(1.01g、3.64mmol)を20mlのメタノール中に含む溶液に(N−メチル)−N−Bocアセトアルデヒド(0.63g、3.64mmol)を添加した。 混合物を室温で3時間撹拌した。 混合物にNaBH 4 (0.412g、10.9mmol)を0℃で添加し、得られた混合物を0℃で1時間撹拌してから室温で1時間撹拌した。 水を5ml添加して反応を停止した。 溶媒を除去後、水を5ml添加し、混合物を塩化メチレンで3回抽出した。 統合した有機層をNa 2 SO 4で脱水し、生成物をヘプタン/酢酸エチル、次いで塩化メチレン/メタノールを使用したフラッシュシリカクロマトグラフィーによって精製し、72%(1.14g)の収率で得た。 1 H NMR(300MHz、CD 2 Cl 2 )δ ppm:3.68(t,2H,OCH 2 )、3.56−3.60(br,10H,CH 2 )、3.53(t,2H,OCH 2 )、3.29(t,2H,CH2)、2.85(s,3H,NCH 3 )、2.7−2.8(m,4H,NCH2)、2.47(t,2H,COCH 2 )、1.44(s,18H,CH 3 );MS−ESI(m/e):435.5[M+H]。

    N−[(PEG) 3 COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレン−ジアミンセレンテラジン−H,H−カルバメートの合成 セレンテラジンH,H(0.60g、1.54mmol)及びビス(ペンタ−フルオロフェニル)ジカーボネート(0.74g、1.69mmol)を30mlの脱水THF中に含む混合物にTEA(0.311g、3.07mmol)を室温、アルゴン雰囲気下で添加した。 混合物を2〜3分撹拌し、N−[(PEG) 3 COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチルエチレンジアミン(1.34g、3.07mmol)を添加した。 得られた混合物を室温で30分間撹拌した。 化合物をヘプタン/酢酸エチルを溶離液として使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物を収率70.3%(0.92g)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):852.7[M+H]。

    N−(PEG) 3 COOH−N'−メチル−エチレンジアミンセレンテラジンH,H−カルバメートの合成 N−[(PEG) 3 COO−t−Bu]−N'−Boc−N−メチル−エチレンジアミンセレンテラジンH,H−カルバメート(0.92g、0.136mmol)及びトリイソプロピルシラン(100ul)を30mlの塩化メチレン及びTFA(体積比で1:1)に溶解し、混合物を室温で2時間撹拌した。 溶媒を除去後、残留物を高減圧下で一晩乾燥し、生成物を、次の手順でそのまま使用した。

    番号5470の合成 3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸(810mg、3.24mmol)及びイソブチルクロロホルメート(442mg、3.24mmol)を30mlの脱水THF中に含む溶液にN−メチルモルホリン(655mg、6.48mmol)を0℃で添加した。 得られた混合物を0℃で30分撹拌し、N'−メチル−N−[(PEG) 3 COOH]エチレンジアミンセレンテラジンH,H−カルバメート(0.92g)を含む10mlのCH 2 Cl 2を添加し、得られた混合物を1時間撹拌した。 化合物は、ヘプタン及び酢酸エチルを溶離液として使用したフラッシュシリカカラムクロマトグラフィーでそのまま精製し、生成物を61%(611mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):928.7[M+H];HPLC 254nmにおいて98.2%。
    実施例3

    N−[(PEG) 2 −COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレンジアミンの合成 N−(PEG) 2 COO−t−Bu−アミン(1.08g、4.62mmol)を50mlのメタノール中に含む溶液に(N−メチル)−N−Bocアセトアルデヒド(0.8g、4.62mmol)を添加した。 混合物を室温で3時間撹拌した。 混合物にNaBH 4 (0.524、13.9mmol)を0℃で添加し、得られた混合物を0℃で1時間撹拌してから、室温で1時間撹拌した。 水を5ml添加して反応を停止した。 溶媒を除去後、水を5ml添加してから、混合物を塩化メチレンで3回抽出した。 統合した有機層をNa 2 SO 4で脱水し、生成物をヘプタン/酢酸エチル、次いで塩化メチレン/メタノールを使用したフラッシュシリカクロマトグラフィーによって精製し、77.6%(1.40g)の収率で得た。 1 H NMR(300MHz、CD 2 Cl 2 )δ ppm:3.67(t,2H,OCH 2 )、3.56−3.60(br,6H,OCH 2 )、3.29(t,2H,CH 2 )、2.85(s,3H,NCH 3 )、2.7−2.8(m,4H,NCH2)、2.46(t,2H,COCH 2 )、1.45(s,18H,CH 3 );MS−ESI(m/e):391.4[M+H]。

    N−[(PEG) 2 COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレン−ジアミンセレンテラジン−H,H−カルバメートの合成 セレンテラジンH,H(0.60g、1.54mmol)及びビス(ペンタ−フルオロフェニル)ジカーボネート(0.74g、1.69mmol)を30mlの脱水THF中に含む混合物にTEA(0.311g、3.07mmol)を室温、アルゴン雰囲気下で添加した。 混合物を2〜3分撹拌し、N−[(PEG) 2 COOtBu]−N'−BOC−N'−メチルエチレンジアミン(1.20g、3.07mmol)を添加した。 得られた混合物を室温で30分撹拌した。 化合物をヘプタン/酢酸エチルを溶離液として使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物を72.8%(0.92g)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):808.7[M+H]。

    N−[(PEG) 2 COOH]−N'−メチル−エチレンジアミンセレンテラジンH,H−カルバメートの合成 N−[(PEG) 2 COO−t−Bu]−N'−Boc−N−メチル−エチレンジアミンセレンテラジンH,H−カルバメート(0.92g、0.136mmol)及びトリイソプロピルシラン(100ul)を30mlの塩化メチレン及びTFA(体積比で1:1)に溶解し、混合物を室温で2時間撹拌した。 溶媒を除去後、残留物を高減圧下で一晩乾燥し、生成物を次の手順でそのまま使用した。

    番号5471の合成 3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸(855mg、3.42mmol)及びイソブチルクロロホルメート(466mg、3.42mmol)を40mlの脱水THF中に含む溶液にN−メチルモルホリン(691mg、6.83mmol)を0℃で添加した。 得られた混合物を0℃で30分間撹拌し、N'−メチル−N[(PEG) 2 COOH]エチレン−ジアミン]セレンテラジンH,H−カルバメート(0.92g)を含む10mlのCH 2 Cl 2を添加した。 得られた混合物を1時間撹拌した。 化合物は、ヘプタン及び酢酸エチルを溶離液として使用したフラッシュシリカカラムクロマトグラフィーでそのまま精製し、生成物を68.5%(690mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):884.7[M+H];HPLC 254nmにおいて92.2%。
    実施例4

    N−[(PEG) 2 COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレン−ジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメートの合成 6−ヒドロキシル−2−シアノベンゾチアゾール(1.0g、5.68mmol)及びビス(ペンタ−フルオロフェニル)ジカーボネート(2.68g、1.69mmol)を100mlの脱水THF中に含む混合物にTEA(2.22g、5.68mmol)を室温で添加した。 混合物を10分間撹拌し、N−[(PEG)2COOtBu]−N'−BOC−N'−メチルエチレンジアミン(2.22g、5.68mmol)を添加した。 得られた混合物を室温で30分間撹拌した。 化合物をヘプタン/酢酸エチルを溶離液として使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物を100%(3.4g)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):593.3[M+H]。

    N−[(PEG) 2 COOH]−N'−メチル−エチレンジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメートの合成 N−t−BuOOC−(PEG) 2 −N'−Boc−N−メチル−エチレンジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメート(2.0g)及びトリイソプロピルシラン(100ul)を60mlの塩化メチレン及びTFA(体積比で1:1)に溶解し、混合物を室温で4時間撹拌した。 溶媒を除去後、残留物を高減圧下で一晩乾燥し、生成物を次の手順でそのまま使用した。

    N−[(PEG) 2 COOH]−N'−メチル−N'−[3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸アミド]−エチレンジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメートの合成 3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸(1.27g、5.07mmol)及びイソブチルクロロホルメート(691mg、5.07mmol)を50mlの脱水THF中に含む溶液にN−メチルモルホリン(932mg、9.21mmol)を0℃で添加した。 得られた混合物を0℃で30分間撹拌してから、N'−メチル−N[(PEG)2COOH]エチレンジアミン]−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメート(1.07g、4.61mmol)を含む15mlのCH 2 Cl 2を添加し、得られた混合物を1時間撹拌した。 化合物をヘプタン及び酢酸エチルを溶離液として使用したフラッシュシリカカラムクロマトグラフィーでそのまま精製してから、0.1%のギ酸/アセトニトリルを溶離液として使用したHPLCによってさらに精製した。 MS−ESI(m/e):668.7[M+H];HPLC 330nmにおいて92.6%。

    番号5508の合成 N−[(PEG) 2 COOH]−N'−メチル−N'−[3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸アミド]−エチレンジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメート(210mg、0.314mmol)及びTSTU(473mg、1.57mmol)を20mlのアセトニトリル及び塩化メチレン(1:1)中に含む溶液にDIPEA(325mg、2.51mmol)を室温で添加した。 混合物を30分撹拌した。 塩化メチレンを120ml添加し、得られた混合物をクエン酸(30%)溶液で3回、水で2回洗浄した。 有機層をNa 2 SO 4で脱水した。 化合物をヘプタン及び酢酸エチルで精製し、87.3%(210mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):593.3[M+H];HPLC 330nmにおいて92.6%。 MS−ESI(m/e):766.3[M+H];HPLC 254nmにおいて98.2%。
    実施例5



    方法3:UDCA−lysCOOHの合成 リジン(2.44g、7.20mmol)及びUDCA(1.13g、2.88mmol)の混合物に120mLの塩化メチレン及び4−ジメチルアミノピリジン(1.06g、8.64mmol)を添加した。 最後にN,N'−ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.78g、8.64mmol)を添加し、室温で数日間撹拌した。 その後、反応混合物をろ過してから、溶媒を除去した。 その後、生成物をヘプタン/酢酸エチル勾配を使用したフラッシュシリカカラムクロマトグラフィーによって精製し、収率90%(1.76g)で保護されたリジンを有する中間体を得た。 その後、40mLの塩化メチレン及び10%のトリイソプロピルシラン(TIPS)を含む30mLのTFAの混合物に本化合物を溶解し、混合物を室温で5時間撹拌した。 溶媒をトルエンで共蒸発させ、生成物を塩化メチレン/メタノールの勾配を使用したフラッシュシリカカラムクロマトグラフィーによって精製し、UDCA−lysCOOHを67%(901mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):521.5[M+H]。

    N−[(PEG) 2 −COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレンジアミンの合成 N−(PEG) 2 COO−t−Bu−アミン(3.16g、13.54mmol)を100mlのメタノール中に含む溶液に(N−メチル)−N−Bocアセトアルデヒド(2.35g、13.54mmol)を添加した。 混合物を室温で3時間撹拌した。 混合物にNaBH 4 (1.54g、40.63mmol)を0℃で添加し、得られた混合物を0℃で1時間撹拌してから、室温で1時間撹拌した。 水を15ml添加して反応を停止した。 溶媒を除去後、水を15ml添加し、混合物を塩化メチレンで3回抽出した。 統合した有機層をNa 2 SO 4で脱水し、生成物をヘプタン/酢酸エチル、次いで塩化メチレン/メタノールを使用したフラッシュシリカクロマトグラフィーによって精製し、67%(3.56g)の収率で得た。

    N−[(PEG) 2 COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレン−ジアミン6−ヒドロキシベンゾ[d]チアゾール−2−カルボニトリル−カルバメートの合成 2−シアノ−6−ヒドロキシベンゾチアゾール(0.803g、4.56mmol)及びビス(ペンタフルオロフェニル)カーボネート(1.98g、5.02mmol)を40mlの脱水THF中に含む混合物にTEA(0.293g、2.89mmol)を室温、窒素雰囲気下で添加した。 混合物を1時間撹拌してから、N−t−ブチルCOO(PEG)3−N'−BOC−N'−メチルエチレンジアミン(3.56g、9.12mmol)を含む18mLの脱水THFを添加した。 得られた混合物を室温で30分にわたって撹拌した後、溶媒を除去した。 生成物の混合物を塩化メチレンに溶解し、飽和K 2 CO 3溶液で3回、水で1回洗浄した後、有機層をNa 2 SO 4で脱水した。 化合物をヘプタン/酢酸エチルを溶離液として使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物を70%(1.90g)の収率で得た。

    N−[(PEG) 2 COO−t−Bu]−N'−メチル−エチレン−ジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメートの合成 N−[(PEG) 2 COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレン−ジアミン6−ヒドロキシベンゾ[d]チアゾール−2−カルボニトリル−カルバメート(1.90g、3.21mmol)を30mLのCH 2 Cl 2に氷上で溶解した後、チオアニソールを26mL(30%)添加した。 TFA(30mL)を10〜15分にわたって氷上で徐々に添加した。 その後、混合物を氷上で20分間撹拌した後、室温で5時間撹拌した。 反応後、溶媒を除去してから、生成物をヘプタン/酢酸エチルの勾配、次いで塩化メチレン/メタノールを使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、57%(0.797g)の収率で得た。

    N−[(PEG) 2 COOH]−N'−メチル−N'−[3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸アミド]−エチレンジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメートの合成 3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸(1.37g、5.48mmol)及びイソブチルクロロホルメート(719uL、5.48mmol)を40mlの脱水THF中に含む溶液にN−メチルモルホリン(1.53mL、10.96mmol)を0℃で添加した。 得られた混合物を0℃で1時間撹拌し、N−[(PEG) 2 COO−t−Bu]−N'−メチル−エチレン−ジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメート(0.797g、1.83mmol)を含む20mlの脱水THFを添加し、得られた混合物を2時間撹拌した。 その後、反応混合物を酢酸で酸性化してから、乾燥した後、塩化メチレンに溶解し、水で2回洗浄した。 有機層をNa 2 SO4で脱水した後、溶媒を除去した。 化合物は、ヘプタン及び酢酸エチルを溶離液として使用し、次いで100%のTHFを使用した、フラッシュシリカカラムでそのまま精製し、生成物を48.8%(0.596g)の収率で得た。

    N−[(PEG) 2 COOH]−N'−メチル−N'−[3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸アミド]−エチレンジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメートNHSエステルの合成 N−[(PEG) 2 COOH]−N'−メチル−N'−[3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸アミド]−エチレンジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメート(0.315g、0.471mmol)を70mLのアセトニトリル中に含む溶液にTSTUを709mg(2.36mmol)、DIPEAを660uL添加した後、室温で1時間撹拌した。 生成物の混合物を大容量の塩化メチレンで希釈し、生成物の混合物を30%のクエン酸溶液で2回洗浄した後、水で1回洗浄した。 有機層をNa 2 SO 4で脱水した後、ろ過してから溶媒を除去した。 その後、生成物をヘプタン/酢酸エチルの勾配を使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物を109%(394mg)の収率で得た。

    方法1:番号5648の合成 NHSエステル(100mg、0.130mmol)を2mLのDMFに溶解し、方法3によって合成したUDCA−lysCOOH(約136mg、0.261mmol)を添加した後、45uLのDIPEA及び3mLを超える量のDMFを添加した。 室温で1時間撹拌して反応を続けた後、酢酸で酸性化してから乾燥した。 生成物は、ヘプタン/酢酸エチルの勾配、次いで切り替えて塩化メチレン/メタノールを使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物を40%(61mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1172.09[M+H]。

    方法2:番号5651の合成 12mgのd−システイン(0.077mmol)を1mLの水に溶解し、TEAでpHを8〜8.5に調整した後、30mg(0.025mmol)の番号5648を含む1mLのメタノールを添加し、室温で1時間撹拌した。 生成物を酢酸で酸性化した後、塩化メチレンへ抽出した。 溶媒を除去し、生成物をヘプタン/THFの勾配、次いで塩化メチレン/メタノールを使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物を70%(22.8mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1276.93[M+H]。
    実施例6

    番号5667の合成 方法1を使用して、実施例9のNHSエステルと、CDCA−lysCOOH(方法3により合成)とをカップリングし、生成物を25%(19mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1172.10[M+H]。

    番号5650の合成 方法2を使用し、番号5667のルシフェリン型を合成し、生成物を55%(8.40mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1275.77[M+H]。
    実施例7

    番号5647の合成 方法1を微修正して使用した。 NHSエステル(100mg、0.130mmol)を1mLのDMFに溶解した。 LCA−lysCOOH(方法3により合成)(約131mg、0.261mmol)を、50%のTFAを含む15μLのDMFに溶解した後、4mLのDMFで希釈した。 DIPEAを23uL使用してpHを5〜6まで上昇させた後、当該溶液を上で溶解させたNHSエステルに添加してから、DIPEAを55uL添加した。 室温で一晩撹拌して反応を続けた後、酢酸で酸性化してから、乾燥した。 生成物を酢酸エチルへ抽出した後、ヘプタン/酢酸エチルの勾配、次いで塩化メチレン/メタノールを使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物を45%(68mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1155.94[M+H]。

    番号5668の合成 方法2を使用して、番号5647のルシフェリン型を合成し、生成物を50%(16.20mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1260.27[M+H]。
    実施例8

    番号5625の合成 方法1を使用して、DCA−lysCOOH(方法3により合成)をNHSエステルにカップリングし、生成物を15%(26.8mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1169.9[M−H]。

    番号5649の合成 方法2を使用して番号5625のルシフェリン型を合成し、生成物を69%(12mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1176.79[M+H]。
    実施例9


    4−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)ブタン酸の合成 γ−アミノブタン酸(2.90g、28.14mmol)を15%のNaOH水溶液(100mL)及びジオキサン(100mL)に溶解した。 混合物を0℃まで冷却後、激しく撹拌しながら、ベンジルクロロホルメート(8mL、56.27mmol)を添加した。 混合物を室温で3日間撹拌した。 溶媒を除去し、生成物の混合物を少量の水に溶解し、酢酸で酸性化した。 その後、生成物を塩化メチレンへ抽出(100mLで3回)し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水してから、ろ過した後、乾燥した。 生成物をヘプタン/酢酸エチルの勾配を使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物を51%(3.44g)の収率で得た。

    tert−ブチル4−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)ブタノエートの合成 4−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)ブタン酸(3.44g、14.50mmol)を含む100mLの塩化メチレンに無水t−ブタノール(4.2mL、43.50mmol)を添加した後、DMAP(1.77g、14.50mmol)及びDCC(8.97g、43.50mmol)を添加した。 反応混合物を室温で2日間撹拌した後、DCUの沈殿をろ過してから、溶媒を除去した。 生成物をヘプタン/酢酸エチルを使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、49%(2.09g)の収率で得た。

    tert−ブチル4−アミノブタノエートの合成 tert−ブチル4−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)ブタノエート(2.09g、7.12mmol)及び10%のPd/C(75.8mg、0.712mmol)を100mLのメタノール中に含む混合物を水素雰囲気下、室温で5時間撹拌した。 その後、混合物をろ過してから、溶媒を除去し、生成物を93%(1.06g)の収率で得た。

    N−[(CH 23 −COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレンジアミンの合成 tert−ブチル4−アミノブタノエート(1.06g、6.66mmol)を50mlのメタノール中に含む溶液に(N−メチル)−N−BOCアセトアルデヒド(1.15g、6.66mmol)を添加した。 混合物を室温で3時間撹拌した。 混合物にNaBH 4 (0.755g、19.97mmol)を0℃で添加し、得られた混合物を0℃で1時間撹拌してから、室温で1時間撹拌した。 水を5ml添加して反応を停止した。 溶媒を除去後、水を5ml添加し、混合物を塩化メチレンで3回抽出した。 統合した有機層をNa 2 SO 4で脱水してから、溶媒を除去した。 生成物をヘプタン/酢酸エチル、次いで塩化メチレン/メタノールを使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、収率105%(2.23g)で得た。

    N−[(CH 23 COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレン−ジアミン6−ヒドロキシベンゾ[d]チアゾール−2−カルボニトリル−カルバメートの合成 2−シアノ−6−ヒドロキシベンゾチアゾール(0.587g、3.33mmol)及びビス(ペンタフルオロフェニル)カーボネート(1.44g、3.66mmol)を30mlの脱水THF中に含む混合物にTEA(930μL、6.66mmol)を窒素雰囲気下、室温で添加した。 混合物を30分間撹拌してから、N−[(CH 23 −COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレンジアミン(2.11g、6.66mmol)を含む20mLの脱水THFを添加した。 得られた混合物を室温で2時間撹拌した。 その後、反応混合物を乾燥し、生成物の混合物を塩化メチレンに溶解し、飽和K 2 CO 3溶液で3回、水で1回洗浄した後、Na 2 SO 4で脱水した。 溶媒を除去し、化合物をヘプタン/酢酸エチルを溶離液として使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物を86%(1.5g)の収率で得た。

    N−[(CH 23 COO−t−Bu]−N'−メチル−エチレン−ジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメートの合成 N−[(CH 23 COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレン−ジアミン6−ヒドロキシベンゾ[d]チアゾール−2−カルボニトリル−カルバメートを氷上で15mLの塩化メチレンに溶解した。 チオアニソール(8mL、21%)を添加した後、15mLのTFAを氷上で10〜15分間にわたって徐々に添加した。 混合物を氷上で30分撹拌した後、室温で4時間撹拌した。 その後、TFAをトルエンで共蒸発させ、ヘプタン/酢酸エチル、次いで生成物の溶出に塩化メチレン/メタノールを使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって生成物を精製し、73%(0.765g)の収率で生成物を得た。

    N−[(CH 23 COOH]−N'−メチル−N'−[3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸アミド]−エチレンジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメートの合成 3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸(1.59g、6.33mmol)及びイソブチルクロロホルメート(831uL、6.33mmol)を40mlの脱水THFに含む溶液にN−メチルモルホリン(1.76mL、12.67mmol)を0℃で添加した。 得られた混合物を0℃で1時間撹拌した後、N−[(CH 23 COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレン−ジアミン6−ヒドロキシベンゾ[d]チアゾール−2−カルボニトリル−カルバメートを含む10mlの脱水THFを添加した。 得られた混合物を2時間撹拌した後、酢酸で酸性化してから、乾燥した。 その後、生成物をヘプタン/酢酸エチルの勾配、次いで塩化メチレン/メタノールを使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物を142%(1.79g)の収率で得た。

    N−[(CH 23 COOH]−N'−メチル−N'−[3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸アミド]−エチレンジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメートNHSエステル(C4 NHSエステル)の合成 N−[(CH 23 COOH]−N'−メチル−N'−[3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸アミド]−エチレンジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメート(1.26g、2.12mmol)にTSTU(2.3g、7.64mmol)を添加した後、アセトニトリルを70mL添加した。 DIPEA(2.95mL、16.95mmol)を添加し、混合物を室温で1時間撹拌した。 その後、生成物の混合物を大容量の塩化メチレンで希釈してから、30%のクエン酸溶液で2回洗浄した後、水で1回洗浄した。 有機層をNa 2 SO 4で脱水してからろ過してから、溶媒を除去した。 生成物をヘプタン/酢酸エチルを使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、70%(1.03g)の収率で得た。

    番号5654の合成 方法1を使用して、C4 NHSエステルをCDCA−lysineCOOHにカップリングし、生成物を41%(65mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1098.49[M+H]。

    番号5657の合成 方法2を使用して、番号5654のルシフェリン型を調製し、40%(17.3mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1203.37[M+H]。

    番号5655の合成 方法1を使用してC4 NHSエステルをUDCA−lysineCOOHにカップリングし、49%(78mg)の収率で生成物を得た。 MS−ESI(m/e):1098.40[M+H]。

    番号5658の合成 方法2を使用して、番号5655のルシフェリン型を調製し、69%(28mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1203.14[M+H]。

    番号5652の合成 方法1を使用して、C4 NHSエステルをLCA−lysineCOOHにカップリングし、生成物を78%(172mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1079.71[M−H]。

    番号5669の合成 方法2を使用して、番号5652のルシフェリン型を調製し、24%(6.5mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1086.30[M+H]。

    番号5653の合成 方法1を使用して、C4 NHSエステルをDCA−lysineCOOHにカップリングし、生成物を71%(112mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1095.59[M−H]。

    番号5656の合成 方法2を使用して、番号5653のルシフェリン型を調製し、99%を超える収率(84mg)で得た。 MS−ESI(m/e):1202.34[M+H]。
    実施例10


    6−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)ヘキサン酸の合成 6−アミノヘキサン酸(4.61g、35.17mmol)を15%のNaOH水溶液(100mL)及びジオキサン(100mL)の混合物に溶解した。 混合物を0℃まで冷却後、激しく撹拌しながらベンジルクロロホルメート(10mL、70.34mmol)を添加した。 その後、混合物を室温で2日間撹拌した。 溶媒を除去してから、生成物の混合物を水に溶解し、酢酸で酸性化してから生成物を塩化メチレンへ抽出した。 有機層をNa2SO4で脱水し、ろ過してから溶媒を除去した。 生成物をヘプタン/酢酸エチルの勾配を使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、81%(7.62g)で得た。

    tert−ブチル6−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)ヘキサノエートの合成 6−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)ヘキサン酸(7.62g、28.72mmol)を200mLの塩化メチレンに溶解し、無水t−ブタノール(8.2mL、86.16mmol)を添加した後、DMAP(3.51g、28.72mmol)を添加した。 DCC(17.78g、86.16mmol)を添加し、混合物を室温で2日間撹拌した。 混合物をろ過した後、乾燥し、生成物をヘプタン/酢酸エチルを使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、63%(5.86g)の収率で得た。

    tert−ブチル6−アミノヘキサノエートの合成 tert−ブチル6−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)ヘキサノエート(5.86g、18.23mmol)及び10%のPd/C(194mg、1.82mmol)の混合物にメタノールを250mL添加した。 混合物を水素雰囲気下、室温で5時間撹拌した後、ろ過してから溶媒を除去し、生成物を131%(4.48g)の収率で得た。

    N−[(CH 25 −COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレンジアミンの合成 tert−ブチル6−アミノヘキサノエート(3.41g、18.21mmol)を80mLのメタノール中に含む溶液に(N−メチル)−N−BOCアセトアルデヒド(3.15g、18.21mmol)を添加した。 混合物を室温で3時間撹拌した。 混合物にNaBH 4 (2.07g、54.62mmol)を0℃で添加し、得られた混合物を0℃で1時間撹拌してから、室温で1時間撹拌した。 水を10mL添加して反応を停止した。 溶媒を除去後、水を30mL添加してから混合物を塩化メチレンで3回抽出した。 統合した有機層をNa 2 SO 4で脱水してから乾燥した。 生成物をヘプタン/酢酸エチル、次いで塩化メチレン/メタノールを使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製した。

    N−[(CH 25 COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレン−ジアミン6−ヒドロキシベンゾ[d]チアゾール−2−カルボニトリル−カルバメートの合成 2−シアノ−6−ヒドロキシベンゾチアゾール(0.366g、2.08mmol)及びビス(ペンタフルオロフェニル)カーボネート(0.902g、2.29mmol)を20mlの脱水THF中に含む混合物にTEA(580uL、4.16mmol)を窒素雰囲気下、室温で添加した。 混合物を30分撹拌し、N−[(CH 25 −COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレンジアミン(1.43g、4.16mmol)を含む10mLのTHFを添加した。 得られた混合物を室温で30分にわたって撹拌した。 溶媒を除去した後、生成物の混合物を塩化メチレンに溶解し、飽和K 2 CO 3溶液で3回、水で1回洗浄した。 有機層をNa 2 SO 4で脱水してから、溶媒を除去した。 化合物をヘプタン/酢酸エチルを溶離液として使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物を77%(0.875g)の収率で得た。

    N−[(CH 25 COO−t−Bu]−N'−メチル−エチレン−ジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメートの合成 N−[(CH 25 COO−t−Bu]−N'−Boc−N'−メチル−エチレン−ジアミン6−ヒドロキシベンゾ[d]チアゾール−2−カルボニトリル−カルバメートを氷上で10mLの塩化メチレンに溶解し、チオアニソールを5mL(20%)添加した。 氷上でTFAを10mL徐々に添加した後、反応混合物を氷上で30分撹拌してから室温で5時間撹拌した。 その後、溶媒をトルエンで共蒸発してから生成物をヘプタン/酢酸エチル、次いで塩化メチレン/メタノールを使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物を94%(0.589mg)の収率で得た。

    N−[(CH 25 COOH]−N'−メチル−N'−[3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸アミド]−エチレンジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメートの合成 3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸(1.13g、4.53mmol)及びイソブチルクロロホルメート(594uL、4.53mmol)を35mlの脱水THF中に含む溶液にN−メチルモルホリン(1.26mL、9.05mmol)を0℃で添加した。 得られた混合物を0℃で1時間撹拌した後、N−[(CH 25 COO−t−Bu]−N'−メチル−エチレン−ジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメートを含む5mlの脱水THFを添加し、得られた混合物を室温で2時間撹拌した。 生成物の混合物を酢酸で酸性化した後、乾燥させた。 生成物をヘプタン/酢酸エチル、次いで塩化メチレン/メタノールを使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、87%(0.817g)の収率で得た。

    N−[(CH 25 COOH]−N'−メチル−N'−[3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸アミド]−エチレンジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメートNHSエステル(C6 NHSエステル)の合成 TSTU(2.76g、9.16mmol)及びN−[(CH 25 COOH]−N'−メチル−N'−[3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸アミド]−エチレンジアミン−2−シアノベンゾチアゾール−6−カルバメート(0.815g、1.31mmol)の混合物にアセトニトリルを60mL添加した。 DIPEA(1.82mL、10.47mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。 生成物の混合物を大容量の塩化メチレンで希釈した。 その後、30%のクエン酸溶液で2回洗浄した後、水で1回洗浄し、Na 2 SO 4で脱水してから、ろ過後に溶媒を除去した。 生成物をヘプタン/酢酸エチルを使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、76%(0.717g)の収率で得た。

    番号5661の合成 方法1を使用して、C6 NHSエステルと、CDCA−lysCOOHとをカップリングし、生成物である番号5661を71%(111mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1126.48[M+H]。

    番号5665の合成 方法2を使用して、番号5661のルシフェリン型を調製し、38%(21mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1230.57[M+H]。

    番号5662の合成 方法1を使用して、C6 NHSエステルと、UDCA−lysCOOHとをカップリングし、生成物である番号5661を78%(122mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1126.48[M+H]。

    番号5666の合成 方法2を使用して、番号5662のルシフェリン型を調製し、20%(16mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1230.57[M+H]。

    番号5660の合成 方法1を使用して、C6 NHSエステルと、DCA−lysCOOHとをカップリングし、生成物である番号5661を38%(59mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1126.67[M+H]。

    番号5664の合成 方法2を使用して、番号5660のルシフェリン型を調製し、98%(27mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1230.62[M+H]。

    番号5659の合成 方法1を使用して、C6 NHSエステルと、LCA−lysCOOHとをカップリングし、生成物である番号5661を33%(51mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1109.55[M+H]。

    番号5663の合成 方法2を使用して、番号5659のルシフェリン型を調製し、36%(12mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1212.30[M−H]。
    実施例11

    FAMジアミンの合成 ジエチルアミン(317mg、5.28mmol)を7mLのDMFに溶解した後、500mgのFAM NHSエステルを溶解した7mLのDMFを滴下して添加し、室温で30分撹拌した。 その後、溶媒を除去し、生成物の混合物をメタノール及び水に再溶解した後、0.1%のギ酸及びメタノール、ならびにC18カラムを使用した逆相HPLCによって精製し、FAMジアミンを77%(342mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):442.9[M+H]。

    番号5682の合成 上で説明した方法1を使用して、PEG2 NHSエステルと、FAMジアミンとをカップリングした。 生成物は、0.1%のギ酸及びアセトニトリル、ならびにC18カラムを使用した逆相HPLCによって精製し、番号5682を47%(15mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1069.81[M+H]。

    番号5826の合成 上で説明した方法2を使用して、番号5682のルシフェリン型を調製した。 その後、生成物は、0.1%のギ酸及びアセトニトリル、ならびにC18カラムを使用した逆相HPLCによって精製し、番号5826を89%(42mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1175.20[M+H]。

    番号5684の合成 上で説明した方法1を使用して、C4 NHSエステルと、FAMジアミンをカップリングした。 生成物は、0.1%のギ酸及びアセトニトリル、ならびにC18カラムを使用した逆相HPLCによって精製し、番号5682を46%(41mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):995.98[M+H]。

    番号5824の合成 上で説明した方法2を使用して、番号5684のルシフェリン型を調製した。 その後、生成物は、0.1%のギ酸及びアセトニトリル、ならびにC18カラムを使用した逆相HPLCによって精製し、番号5824を、99%を超える収率(67mg)で得た。 MS−ESI(m/e):1099.37[M+H]。

    番号5683の合成 上で説明した方法1を使用して、C6 NHSエステルと、FAMジアミンとをカップリングした。 生成物は、0.1%のギ酸及びアセトニトリル、ならびにC18カラムを使用した逆相HPLCによって精製し、番号5682を78%(19mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1024.38[M+H]。

    番号5825の合成 上で説明した方法2を使用して、番号5683のルシフェリン型を調製した。 その後、生成物は、0.1%のギ酸及びアセトニトリル、ならびにC18カラムを使用した逆相HPLCによって精製し、番号5825を67%(36mg)の収率で得た。 MS−ESI(m/e):1128.98[M+H]。
    実施例12


    番号5907、番号5909、及び番号5910の合成:
    Peg300でコートされ、遊離アミン基で官能化された20nmの金ナノ粒子(GNP)(OD=50)1mLは、Cytodyagnostics Incから購入した。 小型エッペンドルフチューブにGNP溶液を10μl入れ、N−[(PEG) 2 COOH]−N'−メチル−N'−[3−メチル−3−(2,4,5−トリメチル−3,6−ジオキソシクロヘキサ−1,4−ジエン−1−イル)ブタン酸アミド]−エチレンジアミン−2−シクロベンゾチアゾール−6−カルバメートNHSエステルを1mg溶解した10μLのDMFを添加した。 PBS緩衝液及びDMFをそれぞれ500μLずつ添加した後、短時間超音波処理し、室温で4時間、振とう器で振とうした。 反応後、PBST(0.05%のTween80を含むPBS緩衝液)を1mL添加し、14,000rpmで30分遠心分離した。 上清を除去し、メタノールを350μL添加した。 ペレットを再懸濁した後、再度遠心沈降させた。 メタノール洗浄を2回繰り返し実施してから、ペレットをDMFで3回同様に洗浄した。

    番号5908、番号5911、及び番号5912の合成:
    1mgのd−システインを350μLのPBS緩衝液に溶解し、番号5907、番号5909、または番号5910で修飾されたGNPを含むエッペンドルフチューブにそれぞれ添加した。 メタノールを350μL添加した後、溶液を室温で3時間、振とう器で振とうした。 反応後、内容物を14,000rpmで30分遠心分離し、上清の大部分を除去した。 ペレットを水及びメタノールを1:1で含む混合物で3回洗浄した後、DMFで三回洗浄した。
    実施例13

    番号5915の合成 約100mg(392μmol、2当量)のマレイミドTFA塩を、2mLのDMFと、150mg(196μmol、1当量)の各NHSエステルを溶解した1mLのDMFと共にバイアルに入れた。 DIPEAを70μl(392μmol、2当量)添加した後、室温で1時間にわたって撹拌した。 反応混合物を乾燥した後、塩化メチレン/メタノールの勾配を使用したフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製した。 MS−ESI(m/e):791.9[M+H]。

    番号5916、番号5917、及び番号5918は、対応するNHSエステルを使用して同様の方法で合成した。



    実施例14

    SLNは、図15に示されるスキームを介してキノンプローブに結合させてもよい。
    実施例15
    抗体の標識化

    本発明の化合物を使用した抗体の標識化を示すため、モノクローナル抗体であるHerceptinをPBI−5508(実施例4)で標識した。 凍結乾燥されたHerceptinをpH8.6の0.1Mの炭酸水素ナトリウムに10mg/mlで溶解した後、同一の緩衝液で、1mg/mlまで希釈し、100μlとした。 100%DMSOを使用してプロルシフェリンであるPBI−5508の50mMの保存溶液を調製した。 抗体の標識化に向け、3.3μlのPBI−5508(3.3nmol)を100μlの希釈したHerceptin(0.66nmol)に添加し、PBI−5508がモルで5倍過剰となるようにした。 その後、試料をホイルで覆い、60分間チューブ回転器で回転させながら室温でインキュベートした。 遊離のPBI−5508を除去するため、ラベル化反応液100μlを平衡化したG−25 Sequencing MicroSpin Column(Amersham、200μl樹脂)に負荷し、3000rpmで30秒遠心して溶出させた。 標識されたHerceptinは、通過液に含まれていた。 標識化効率は、Herceptin−PBI−5508分子の280nm及び320nmにおける吸光度を測定する吸光度測定法によって決定した。 標識化の程度は、1個のHerceptin抗体分子あたり2.3個のPBI−5508分子であった。
    実施例16

    白色の384ウェル低用量アッセイプレートに、5μlのHerceptin:PBI−5508(実施例15)、または対照として5μlのpH8.6の0.1M炭酸水素ナトリウム緩衝液を3連で、さまざまな濃度で分注した。 Luciferin Detection Reagent(Promega、V859/865)を含む5μlの溶液、還元酵素(Promega、NAD(P)H−Gloキットの推奨濃度)、50μMのNADH、及び10mMのD−システインをアッセイウェルに添加した。 室温で45分間インキュベートして反応させ、発光(相対発光量、RLU)をTecan M1000Proで測定した。

    表3の結果からHerceptin:PBI−5508分子は、ジアホラーゼの基質であることが明らかとなった。
    表3

    実施例17

    SKBR3細胞を含むMcCoy培地20μlを10,000細胞/ウェルで384ウェルアッセイプレートに分注した。 他のウェルには対照として培地のみを分注した。 培地及び細胞を5%CO 2雰囲気下、37℃で2時間インキュベートした。 500mMのスクロース(最終濃度)を含み、または含まず、最終濃度15ng/μl、最終体積20μlとなるようにHerceptin:PBI−5508を添加した。 5%CO 2雰囲気下、37℃で6時間インキュベートして反応させた。 その後、10mMのD−システインを含む40μlのLuciferin Detection Reagent(Promega、V865/859)をすべてのウェルに添加した。 室温で20分間インキュベートして反応させてから、発光(RLU)をTecan M1000Proで測定した。

    表4の結果からHerceptin:PBI−5508は、内部移行後、細胞内で還元されていることが明らかとなった。 スクロースは、エンドソームからの分子の放出を増加させるために使用した。
    表4

    実施例18

    本明細書で説明されるさまざまな化合物を使用した取り込みトランスポーターアッセイを実証するため、本開示の実施例の開発の間に、実験を実施した。

    メタノールで各化合物の10mMの保存溶液を調製した。 Corning TransportoCells OATP1B1 * 1a、OATP1B3、及び対照細胞を、細胞に基づく取り込みトランスポーターアッセイの細胞モデルとして使用した。 細胞は、製造者の推奨事項に従って培養した。 簡潔には、液体窒素で貯蔵された細胞を解凍し、ウシ胎児血清(FBS)、MEM非必須アミノ酸、及びブタン酸ナトリウムを添加したDulbecco's Modified Eagle's培地で培養した。 その後、Corning96ウェルpoly−D−Lysine white/clearプレートに細胞を含む100μlの培地を分注し、100,000細胞/ウェルとして、5%CO 2雰囲気下、37℃で24時間インキュベートした。

    化合物の内の1つを10μMで含むハンクス平衡塩溶液100μlをすべての細胞に添加することによって取り込みトランスポーターアッセイ実施し、37℃で30分間インキュベートした。 PBI−5651、PBI−5657、PBI−5658、PBI−5665、PBI−5666、PBI−5824、PBI−5825、及びPBI−5826で処理した細胞には、同量のLuciferin Detection Reagent(Promega)を添加した。 PBI−5648、PBI−5682、PBI−5683、及びPBI−5684で処理した細胞には、D−システイン(Promega)を含む同量のLuciferin Detection Reagent(Promega)を添加した。 室温(20〜25℃)で20分インキュベートした後、発光をGloMax(登録商標)発光測定器で検出した。

    図1〜12は、本発明の化合物を使用したTransportoCells OATP1B1 * 1a及びOATP1B3由来の発光(RLU)が、TransportoCells対照細胞及び細胞無しの対照を上回って増加したことを示している。
    実施例19

    PBI−5651をさまざまな濃度で使用した取り込みトランスポーターアッセイを実証するため、本発明の実施例の開発の間に、実験を実施した。

    メタノールで10mMのPBI−5651の保存溶液を調製した。 Corning TransportoCells OATP1B1 * 1a、OATP1B3、及び対照細胞を、細胞に基づく取り込みトランスポーターアッセイの細胞モデルとして使用した。 細胞は、製造者の推奨事項に従って培養した。 簡潔には、液体窒素で貯蔵された細胞を解凍し、ウシ胎児血清(FBS)、MEM非必須アミノ酸、及びブタン酸ナトリウムを添加したDulbecco's Modified Eagle's培地で培養した。 その後、Corning96ウェルpoly−D−Lysine white/clearプレートに細胞を含む100μlの培地を分注し、100,000細胞/ウェルとして、5%CO 2雰囲気下、37℃で24時間インキュベートした。

    PBI−5651をさまざまな濃度(図13参照)で含むハンクス平衡塩溶液100μlをすべての細胞に添加することによって取り込みトランスポーターアッセイ実施し、37℃で30分インキュベートした。 同量のLuciferin Detection Reagent(Promega)を細胞に添加した。 室温(20〜25℃)で20分インキュベートした後、発光をGloMax(登録商標)発光測定器で検出した。

    図13は、TransportoCells OATP1B1 * 1a及びOATP1B3由来の発光(RLU)の動的応答を示すものである。

    絶対的な用語または近似の用語のいずれかにおける何らかの所与の範囲は、両方を含むことを意図し、本明細書で使用される何らかの定義は、明確化を意図とし、限定を意図するものではない。 本発明の幅広い範囲を示す数値範囲及びパラメーターが近似であるかに関わらず、特定の実施例で示される数値は、可能な限り正確に報告される。 しかしながら、いずれの数値もそれぞれの試験測定においてみられる標準偏差から必然的に生じる一定の誤差を本質的に含む。 さらに、本明細書で開示されるすべての範囲は、その中に含まれる何らかの及びすべての部分範囲(すべての小数値及び全体値を含む)を含むと理解されることになる。

    さらに、本発明は、本明細書で説明されるさまざまな実施形態のいくつかまたはすべての、何らかの及びすべての可能な組み合わせを含む。 本出願で引用される何らかの及びすべての特許、特許出願、学術論文、及びその他の文献、ならびにその中で引用される何らかの文献は、それらの全体が参照によって本明細書に組み込まれる。

    完全性の理由から、本開示のさまざまな態様を次に示す番号付きの条項において定める。

    条項1
    式(I)の化合物、またはその塩であって、

    (I)


    式中、


    Aは、レポーター部分であり;


    14は、H、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、カルボキシアルキル、またはアミドアルキルであり;


    9及びR

    10は、アルキルから独立に選択され;


    11 、R

    12 、及びR

    13は、H、アルキル、アルコキシ、ブロモ、クロロ、もしくはアミノから独立に選択されるか、またはR

    11及びR

    12は、融合されたフェニル環を形成でき;


    Xは、Oであり;


    Lは、−(CH

    2

    m C(R

    17

    2 (CH

    2

    n −Y−C(O)−であり;


    17は、独立にH、アルキルであるか、または両R

    17は、一緒になって3〜7個の炭素を有するアルキル環を形成でき;


    mは、0〜2の整数であり;


    nは、0〜2の整数であり;


    Yは、OまたはNR

    15であり;


    15は、H、アルキル、ヒドロキシアルキル、アジドアルキル、シアノアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、−アルキル−N(R

    23 )C(O)R

    24 、−アルキル−SO

    3

    25 、−アルキル−SO

    2 N(R

    26 )(R

    27 )、−アルキル−COR

    28 、−アルキル−CO

    2

    29 、−アルキル−OC(O)R

    29 、−アルキル−OC(O)N(R

    30 )(R

    31 )、−アルキル−CON(R

    30 )(R

    31 )、またはポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該ポリアルコキシアルキルは、非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されており;ならびにR

    23 、R

    24 、R

    25 、R

    26 、R

    27 、R

    28 、R

    29 、R

    30 、及びR

    31は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルか� �それぞれ独立に選択される、式(I)の化合物、またはその塩。

    条項2
    15が、ポリアルコキシアルキルであって、ここで、当該ポリアルコキシアルキルは、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −ハロアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −ヒドロキシアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アミノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキルアミノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) xジ(アルキル)アミノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アジドアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −シアノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルケニル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキニル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −N(R 23 )C(O)R 24 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −SO 325 � �−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−SO 2 N(R 26 )(R 27 )、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−COR 28 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−OC(O)R 29 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−OC(O)N(R 30 )R 31 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−CO 229 、及び−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−CON(R 30 )(R 31 )であり、ここで、R 23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 27 、R 28 、R 29 、R 30 、及びR 31は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからそれぞれ独立に選択され;ならびにxは、1〜20から選択される整数である、請求項1に記載の化合物。

    条項3
    15が、ポリアルコキシアルキルであって、ここで、当該ポリアルコキシアルキルは、非置換であるか、またはアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジ(アルキル)アミノアルキル、アジドアルキル、シアノアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルケニル、アルキニル、−N(R 23 )C(O)R 24 、−SO 325 、−SO 2 N(R 26 )(R 27 )、−COR 28 、−CO 229 、及び−CON(R 30 )(R 31 )からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており、ここで、R 23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 27 、R 28 、R 29 、R 30 、及びR 31は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリ� �ル、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからそれぞれ独立に選択される、条項1に記載の化合物。

    条項4
    15が、

    であって、


    式中、


    40は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルは、非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されており;ならびにxは、1〜20から選択される整数である、条項1に記載の化合物。

    条項5
    40が、水素である、条項4に記載の化合物。

    条項6
    40が、N、O、及びSからなる群から独立に選択される1、2、または3個のヘテロ原子を有する5または6員ヘテロシクリルである、条項4に記載の化合物。

    条項7
    40が、

    である、条項4に記載の化合物。

    条項8
    xが、2、3、または4である、条項4に記載の化合物。

    条項9
    式(I−vi)を有するか、またはその塩であって、

    (I−vi)


    式中、


    9 、R

    10 、R

    11 、R

    12 、R

    13 、R

    14 、R

    40 、x、及びAが、上で定義したとおりである、条項4に記載の化合物。

    条項10


    またはそれらの塩からなる群から選択される、条項1に記載の化合物。

    条項11
    当該レポーター部分が、生物発光レポーター部分または蛍光レポーター部分を含む、条項1に記載の化合物。

    条項12
    当該生物発光レポーター部分が、ルシフェラーゼの基質を含む、条項11に記載の化合物。

    条項13
    当該基質が、ルシフェリン、ルシフェリン誘導体もしくはルシフェリンアナログ、ルシフェリン前駆体もしくはルシフェリン前駆体のアナログ、セレンテラジン、またはセレンテラジン誘導体もしくはセレンテラジンアナログを含む、条項12に記載の化合物。

    条項14
    当該基質が、フリマジン、セレンテラジンH,H、またはルシフェリンである、条項12に記載の化合物。

    条項15
    当該ルシフェラーゼが、甲虫ルシフェラーゼ、レニラルシフェラーゼ、オプロフォラスルシフェラーゼ、またはそれらの変異型である、条項12に記載の化合物。

    条項16
    当該レポーター部分が、蛍光レポーター部分を含む、条項11に記載の化合物。

    条項17
    当該蛍光レポーター部分が、蛍光団を含む、条項16に記載の化合物。

    条項18
    当該蛍光団が、クマリン、R110、フルオロセイン、DDAO、レゾルフィン、クレシルバイオレット、シリルキサンテン、またはカルボピロニンである、条項17に記載の化合物。

    条項19
    細胞による物質の取り込みの評価方法であって、当該方法が、
    a)試料と、標識された物質との接触であり、ここで、当該標識された物質は、物質及び条項1〜18のいずれか1項に記載の化合物を含み、ここで、当該試料は、細胞を含む、接触と、
    b)光放出の検出であり、それによって、光放出の検出が、細胞による当該物質の取り込みを示す、検出と、
    を含む、評価方法。

    条項20
    細胞による当該物質の取り込みが、当該化合物の還元及び当該レポーター部分の遊離をもたらし、それによって遊離レポーター部分が生成する、条項19に記載の方法。

    条項21
    当該レポーター部分が、蛍光レポーター部分を含む、条項20に記載の方法。

    条項22
    光放出の検出が、蛍光の生成のための、当該試料の光波長への暴露と、当該試料の蛍光レベルの検出を含む光放出の検出とを含み、ここで、対照試料の蛍光レベルと比較した蛍光レベルにおける増加または蛍光波長における変化が、細胞による当該物質の取り込みを示す、条項21に記載の方法。

    条項23
    当該対照試料が、標識された物質と接触していない試料である、条項22に記載の方法。

    条項24
    当該蛍光レベルが、当該細胞内で検出される、条項22に記載の方法。

    条項25
    当該蛍光レベルが、当該細胞外で検出される、条項22に記載の方法。

    条項26
    当該レポーター部分が、生物発光レポーター部分を含む、条項20に記載の方法。

    条項27
    当該生物発光レポーター部分が、ルシフェラーゼの基質を含む、条項26に記載の方法。

    条項28
    当該細胞が、ルシフェラーゼを含む、条項27に記載の方法。

    条項29
    当該細胞が、当該ルシフェラーゼを発現している、条項28に記載の方法。

    条項30
    光放出の検出が、当該ルシフェラーゼ及び当該遊離レポーター部分によって生成される発光レベルの検出を含む、条項28に記載の方法。

    条項31
    当該試料と、ルシフェラーゼとの接触をさらに含み、ここで、光放出の検出が、当該ルシフェラーゼ及び当該遊離レポーター部分によって生成される発光レベルの検出を含む、条項27に記載の方法。

    条項32
    当該光放出が、当該細胞内で検出されるか、または当該細胞外で検出される、条項30または31に記載の方法。

    条項33
    細胞による物質の取り込みの評価方法であって、当該方法が、
    (a)試料と、標識された物質との接触であり、ここで、当該標識された物質は、物質及び条項1〜11のいずれか1項に記載の化合物を含み、ここで、当該試料は、細胞を含み、ここで、細胞による当該物質の取り込みが、当該化合物の還元及び当該レポーター部分の遊離をもたらし、それによって、遊離レポーター部分が生成する接触と、
    (b)蛍光の生成のための、当該試料の光波長への暴露と、
    (c)当該試料の蛍光レベルの検出と、
    (d)当該試料の蛍光レベルと、対照試料の蛍光レベルとの比較であり、ここで、当該対照試料の蛍光レベルと比較した蛍光レベルにおける増加または蛍光波長における変化が、細胞による当該物質の取り込みを示す比較と、
    を含む、評価方法。

    条項34
    当該レポーター部分が、蛍光レポーター部分を含む、条項33に記載の方法。

    条項35
    当該蛍光レポーター部分が、蛍光団を含む、条項34に記載の方法。

    条項36
    当該蛍光団が、クマリン、R110、フルオロセイン、DDAO、レゾルフィン、クレシルバイオレット、シリルキサンテン、またはカルボピロニンである、条項35に記載の方法。

    条項37
    当該蛍光レベルが、当該細胞内で検出される、条項33に記載の方法。

    条項38
    当該蛍光レベルが、当該試料において検出される、条項33に記載の方法。

    条項39
    当該対照試料が、標識された物質を含むが、細胞は含まない試料媒体、標識された物質及び細胞は含むが、実験処理は実施していない試料、または標識された物質と接触していない試料である、条項33に記載の方法。

    条項40
    細胞による物質の取り込みの評価方法であって、当該方法が、
    a)試料と、標識された物質との接触であり、ここで、当該標識された物質は、物質及び条項1〜11のいずれか1項に記載の化合物を含み、ここで、当該試料は、細胞を含み、ここで、当該細胞は、ルシフェラーゼ含み、ここで、細胞による当該物質の取り込みが、当該化合物の還元及び当該レポーター部分の遊離をもたらし、それによって、遊離レポーター部分が生成する接触と、
    b)当該試料の発光レベルの検出と、
    c)当該試料の発光レベルと、対照試料の発光レベルとの比較であり、ここで、当該試料の発光レベルが、当該対照試料の発光レベルより高い、または低い場合、細胞による当該物質の取り込みが示される比較と、
    を含む、評価方法。

    条項41
    当該発光レベルが、当該ルシフェラーゼ及び当該遊離レポーター部分によって生成される、条項40に記載の方法。

    条項42
    当該発光が、当該細胞内で検出されるか、または当該細胞媒体において、当該細胞外で検出される、条項40に記載の方法。

    条項43
    当該対照試料が、標識された物質と接触していない試料である、条項40に記載の方法。

    条項44
    細胞による物質の取り込みの評価方法であって、当該方法が、
    a)試料と、標識された物質との接触であり、ここで、当該標識された物質は、物質及び条項1〜11のいずれか1項に記載の化合物を含み、ここで、当該試料は細胞及び細胞媒体を含み、ここで、細胞による当該物質の取り込みが、当該化合物の還元及び当該レポーター部分の遊離をもたらし、それによって、遊離レポーター部分が生成する接触と、
    b)当該試料と、ルシフェラーゼとの接触と、
    c)当該試料の発光レベルの検出と、
    d)当該試料の発光レベルと、対照試料の発光レベルとの比較であり、ここで、当該試料の発光レベルが、当該対照試料の発光レベルより高い、または低い場合、細胞による当該物質の取り込みが示される比較と、
    を含む、評価方法。

    条項45
    当該発光レベルが、当該ルシフェラーゼ及び当該遊離レポーター部分によって生成される、条項44に記載の方法。

    条項46
    当該発光が、当該細胞において検出されるか、または当該細胞媒体において検出される、条項44に記載の方法。

    条項47
    当該対照試料が、標識された物質を含むが、細胞は含まない試料媒体、標識された物質及び細胞は含むが、実験処理は実施していない試料、または標識された物質と接触していない試料である、条項44に記載の方法。

    条項48
    当該物質が、生体物質である、条項19〜47のいずれか1項に記載の方法。

    条項49
    当該生体物質が、タンパク質、核酸、脂質、及び糖からなる群から選択される、条項48に記載の方法。

    条項50
    当該タンパク質が、抗体またはリポタンパク質である、条項49に記載の方法。

    条項51
    当該抗体が、Herceptinである、条項50に記載の方法。

    条項52
    当該物質が、非生体物質である、条項19〜47のいずれか1項に記載の方法。

    条項53
    当該非生体物質が、治療用薬物、小分子、及びナノ粒子、またはそれらのいずれかの組み合わせからなる群から選択される、条項52に記載の方法。

    条項54
    当該細胞が、真核細胞または原核細胞である、条項19〜53のいずれか1項に記載の方法。

    条項55
    当該細胞が、動物において存在する、条項54に記載の方法。

    条項56
    当該細胞が、培養媒体において成長している、条項54に記載の方法。

    条項57
    条項1〜10のいずれか1項に記載の物質及び化合物から得られる、標識された物質。

    条項58
    当該物質が、生体物質である、条項57に記載の標識された物質。

    条項59
    当該生体物質が、タンパク質、核酸、脂質、及び糖からなる群から選択される、条項58に記載の標識された物質。

    条項60
    当該タンパク質が、抗体またはリポタンパク質である、条項59に記載の標識された物質。

    条項61
    当該抗体が、Herceptinである、条項60に記載の標識された物質。

    条項62
    当該レポーター部分が、生物発光レポーター部分または蛍光レポーター部分を含む、条項57に記載の標識された物質。

    条項63
    当該物質が、非生体物質である、条項57に記載のいずれか1つの標識された物質。

    条項64
    当該非生体物質が、治療用薬物、小分子、ナノ粒子、またはそれらのいずれかの組み合わせからなる群から選択される、条項63に記載の標識された物質。

    条項65
    当該生物発光レポーター部分が、ルシフェラーゼの基質を含む、条項62に記載の標識された物質。

    条項66
    当該基質が、ルシフェリン、ルシフェリン誘導体、セレンテラジン、またはセレンテラジン誘導体を含む、条項65に記載の標識された物質。

    条項67
    当該基質が、フリマジン、セレンテラジンH,H、ルシフェリン、またはルシフェリン前駆体である、条項66に記載の標識された物質。

    条項68
    当該ルシフェラーゼが、甲虫ルシフェラーゼ、レニラルシフェラーゼ、またはオプロフォラスルシフェラーゼである、条項66に記載の標識された物質。

    条項69
    当該レポーター部分が、蛍光レポーター部分を含む、条項62に記載の標識された物質。

    条項70
    当該蛍光レポーター部分が、蛍光団を含む、条項69に記載の標識された物質。

    条項71
    当該蛍光団が、クマリン、ローダミン、R110、フルオロセイン、DDAO、レゾルフィン、またはクレシルバイオレットである、条項70に記載の標識された物質。

    条項72
    条項1〜18のいずれか1項に記載の化合物、物質、またはそれらのいずれかの組み合わせを含む、キット。

    条項73
    物質及び条項1〜18のいずれか1項に記載の化合物を含む標識された物質を含む、キット。

    条項74
    当該物質が生体物質である、条項72または73に記載のキット。

    条項75
    当該生体物質が、タンパク質、核酸、脂質、及び糖からなる群から選択される、条項74に記載のキット。

    条項76
    当該タンパク質が、抗体またはリポタンパク質である、条項75に記載のキット。

    条項77
    当該物質が、非生体物質である、条項72または73に記載のキット。

    条項78
    当該非生体物質が、治療用薬物、小分子、及びナノ粒子、またはそれらのいずれかの組み合わせからなる群から選択される、条項77に記載のキット。

    条項79
    当該化合物が、ルシフェラーゼの基質である、条項72または73に記載のキット。

    条項80
    検出試薬をさらに含む、条項79に記載のキット。

    条項81
    当該検出試薬が、ルシフェラーゼ酵素を含む、条項80に記載のキット。

    条項82
    式(I)の化合物、またはその塩であって、

    (I)


    式中、


    Aは、レポーター部分であり;


    14は、H、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、カルボキシアルキル、またはアミドアルキルであり;


    9及びR

    10は、アルキルから独立に選択され;


    11 、R

    12 、及びR

    13は、H、アルキル、アルコキシ、ブロモ、クロロ、もしくはアミノから独立に選択されるか、またはR

    11及びR

    12は、融合されたフェニル環を形成でき;


    Xは、Oであり;


    Lは、−(CH

    2

    m C(R

    17

    2 (CH

    2

    n −Y−C(O)−であり;


    17は、独立にH、アルキルであるか、または両R

    17は、一緒になって3〜7個の炭素を有するアルキル環を形成でき;


    mは、0〜2の整数であり;


    nは、0〜2の整数であり;


    Yは、OまたはNR

    15であり;


    15は、H、アルキル、ヒドロキシアルキル、アジドアルキル、シアノアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、−アルキル−N(R

    23 )C(O)R

    24 、−アルキル−SO

    3

    25 、−アルキル−SO

    2 N(R

    26 )(R

    27 )、−アルキル−COR

    28 、−アルキル−CO

    2

    29 、−アルキル−OC(O)R

    29 、−アルキル−OC(O)N(R

    30 )(R

    31 )、−アルキル−アミド、またはポリアルコキシアルキルであり、ここで、当該ポリアルコキシアルキル及び−アルキル−アミドは、非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されており;ならびにR

    23 、R

    24 、R

    25 、R

    26 、R

    27 、R

    28 、R

    29 、R

    30 、及びR

    31は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキ� ��からそれぞれ独立に選択される、式(I)の化合物、またはその塩。

    条項83
    15が、ポリアルコキシアルキルであって、ここで、当該ポリアルコキシアルキルは、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −ハロアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −ヒドロキシアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アミノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキルアミノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) xジ(アルキル)アミノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アジドアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −シアノアルキル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルケニル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキニル、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −N(R 23 )C(O)R 24 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −SO 325 � �−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−SO 2 N(R 26 )(R 27 )、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−COR 28 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−OC(O)R 29 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ)x−アルキル−OC(O)N(R 30 )(R 31 )、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−CO 229 、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−CON(R 32 )(R 33 )、及び−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−(CO)−NR 34 −(CR abp −NR 35 (CO)−Tからなる群から選択され、ここで、
    23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 27 、R 28 、R 29 、R 30 、及びR 31は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからそれぞれ独立に選択され;
    xは、1〜20から選択される整数であり;
    32及びR 33は、水素、アルキル、カルボキシ、ペプチド、薬物、生物学的に活性な部分、及び色素からそれぞれ独立に選択され;
    34及びR 35は、水素、及びアルキルからそれぞれ独立に選択され;
    a及びR bは、水素、アルキル、及びカルボキシからそれぞれ独立に選択され;
    pは、0〜6であり;ならびにTは、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択される、条項82に記載の化合物。

    条項84
    15が、ポリアルコキシアルキルであって、ここで、当該ポリアルコキシアルキルは、−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−CON(R 32 )(R 33 )、または−(C 2 −C 6 −アルコキシ) x −アルキル−(CO)−NR 34 −(CR abp −NR 35 (CO)−Tであり;
    xは、1〜20から選択される整数であり;
    32及びR 33は、水素、アルキル、カルボキシ、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせからそれぞれ独立に選択され;
    34及びR 35は、水素、及びアルキルからそれぞれ独立に選択され;
    a及びR bは、水素、アルキル、及びカルボキシからそれぞれ独立に選択され;
    pは、0〜6であり;ならびにTは、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択される、条項82に記載の化合物。

    条項85
    15が、

    であって、


    式中、


    Tは、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択され;ならびにxは、1〜20から選択される整数である、条項82に記載の化合物。

    条項86
    15が、−アルキル−アミドであって、ここで、当該−アルキル−アミドは、−アルキル−CON(R 32 )(R 33 )または−アルキル−(CO)−NR 34 −(CR abp −NR 35 (CO)−Tであり、ここで、
    32及びR 33は、水素、アルキル、カルボキシ、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクル、アルケン、ポリオール、アルケニルポリオール、ペプチド、薬物、薬物の誘導体、生物学的に活性な部分、及び色素からそれぞれ独立に選択され;
    34及びR 35は、水素、及びアルキルからそれぞれ独立に選択され;
    a及びR bは、水素、アルキル、及びカルボキシからそれぞれ独立に選択され;
    pは、0〜6であり;ならびに Tは、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択される、条項82に記載の化合物。

    条項87
    15が、

    であって;


    式中、


    Tは、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクル、ヒドロキシアルキル、タンパク質、ポリペプチド、ポリペプチドを基礎とする毒物、アミノ酸、ヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、糖、炭水化物、酵素基質、薬物、薬物の誘導体、ポリマー連結ナノ粒子、抗体、界面活性剤、及び色素、またはそれらの組み合わせから選択され;ならびにxは、0〜20である、条項82に記載の化合物。

    条項88
    15が、ポリアルコキシアルキルであって、ここで、当該ポリアルコキシアルキルは、非置換であるか、またはアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジ(アルキル)アミノアルキル、アジドアルキル、シアノアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルケニル、アルキニル、−N(R 23 )C(O)R 24 、−SO 325 、−SO 2 N(R 26 )(R 27 )、−COR 28 、−CO 229 、及び−CON(R 30 )(R 31 )からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており、ここで、R 23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 27 、R 28 、R 29 、R 30 、及びR 31は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリ� �ル、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからそれぞれ独立に選択される、条項82に記載の化合物。

    条項89
    15が、

    であって、


    式中、


    40は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルからなる群から選択され、ここで、当該アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルは、非置換であるか、または1個もしくは複数の適した置換基で置換されており;ならびにxは、1〜20から選択される整数である、条項82に記載の化合物。

    条項90
    40が、水素である、条項89に記載の化合物。

    条項91
    40が、N、O、及びSからなる群から独立に選択される1、2、または3個のヘテロ原子を有する5または6員ヘテロシクリルである、条項89に記載の化合物。

    条項92
    40が、

    である、条項89に記載の化合物。

    条項93
    xが、2、3、または4である、条項89に記載の化合物。

    条項94
    式(I−vi)を有するか、またはその塩である、条項89に記載の化合物。

    (I−vi)

    条項95
    15が、



    であり;及びxは、それぞれ独立に0〜20である、条項82に記載の化合物。

    条項96












































    またはそれらの塩からなる群から選択される、条項82に記載の化合物。

    条項97
    Tが、タンパク質、ポリペプチド、オリゴヌクレオチド、タンパク質−オリゴヌクレオチド結合体、脂質、治療用薬物、小分子、蛍光分子、ポリマー連結ナノ粒子、界面活性剤、または糖である、条項83〜87のいずれか1項に記載の化合物。

    条項98
    Tが、タンパク質である、条項97に記載の化合物。

    条項99
    当該タンパク質が、抗体である、条項98に記載の化合物。

    条項100
    Tが、ポリペプチドである、条項97に記載の化合物。

    条項101
    当該ポリペプチドが、ポリペプチド毒物である、条項100に記載の化合物。

    条項102
    Tが、治療用薬物である、条項97に記載の化合物。

    条項103
    当該化合物が、PBI−5651、PBI−5658、PBI−5666、PBI−5648、PBI−5655、PBI−5662、PBI−5657、PBI−5665、PBI−5667、PBI−5650、PBI−5654、PBI−5661、PBI−5827、PBI−5828、PBI−5829、PBI−5647、PBI−5668、PBI−5659、PBI−5663、PBI−5652、PBI−5669、PBI−5625、PBI−5649、PBI−5653、PBI−5656、PBI−5660、PBI−5664、PBI−5830、PBI−5831、または

    である、条項102に記載の化合物。

    条項104
    Tが、蛍光分子である、条項97に記載の化合物。

    条項105
    当該蛍光分子が、FAMジアミンである、条項104に記載の化合物。

    条項106
    当該化合物が、PBI−5683、PBI−5826、PBI−5682、PBI−5684、PBI−5824、またはPBI−5825である、条項105に記載の化合物。

    条項107
    Tが、ポリマー連結ナノ粒子または界面活性剤である、条項97に記載の化合物。

    条項108
    当該ナノ粒子が、金ナノ粒子である、条項107に記載の化合物。

    条項109
    当該化合物が、PBI−5907、PBI−5908、PBI−5909、PBI−5910、PBI−5911、またはPBI−5912である、条項108に記載の化合物。

    条項110
    当該レポーター部分が、生物発光レポーター部分または蛍光レポーター部分を含む、条項82に記載の化合物。

    条項111
    当該生物発光レポーター部分が、ルシフェラーゼの基質を含む、条項110に記載の化合物。

    条項112
    当該基質がルシフェリン、ルシフェリン誘導体もしくはルシフェリンアナログ、ルシフェリン前駆体もしくはルシフェリン前駆体のアナログ、セレンテラジン、またはセレンテラジン誘導体もしくはセレンテラジンアナログである、条項111に記載の化合物。

    条項113
    当該基質が、フリマジン、セレンテラジンH,H、またはルシフェリンである、条項111に記載の化合物。

    条項114
    当該ルシフェラーゼが、甲虫ルシフェラーゼ、レニラルシフェラーゼ、オプロフォラスルシフェラーゼ、またはそれらの変異型である、条項111に記載の化合物。

    条項115
    当該レポーター部分が、蛍光レポーター部分を含む、条項110に記載の化合物。

    条項116
    当該蛍光レポーター部分が、蛍光団を含む、条項115に記載の化合物。

    条項117
    当該蛍光団が、クマリン、R110、フルオロセイン、DDAO、レゾルフィン、クレシルバイオレット、シリルキサンテン、またはカルボピロニンである、条項116に記載の化合物。

    条項118
    細胞による物質の取り込みの評価方法であって、当該方法が、
    a)試料と、標識された物質との接触であり、ここで、当該標識された物質は、i)物質及び条項82〜117のいずれか1項に記載の化合物、またはii)条項82〜117のいずれか1項に記載の化合物を含み、ここで、当該試料は、細胞を含む、接触と、
    b)光放出の検出であり、それによって、光放出の検出が、細胞による当該物質の取り込みを示す、検出と、
    を含む、評価方法。

    条項119
    細胞による当該物質の取り込みが、当該化合物の還元及び遊離レポーター部分の生成をもたらす、条項118に記載の方法。

    条項120
    当該レポーター部分が、蛍光レポーター部分を含む、条項119に記載の方法。

    条項121
    光放出の検出が、当該試料の光波長への暴露と、当該試料における蛍光レベルの検出とを含み、ここで、対照試料の蛍光または蛍光波長と比較した、蛍光における増加または蛍光波長における変化が、細胞による当該物質の取り込みを示す、条項120に記載の方法。

    条項122
    当該対照試料が、標識された物質と接触していない試料である、条項121に記載の方法。

    条項123
    蛍光が、当該細胞内で検出される、条項121に記載の方法。

    条項124
    蛍光が、当該細胞外で検出される、条項121に記載の方法。

    条項125
    当該レポーター部分が、生物発光レポーター部分を含む、条項119に記載の方法。

    条項126
    当該生物発光レポーター部分が、ルシフェラーゼの基質を含む、条項125に記載の化合物。

    条項127
    当該細胞が、ルシフェラーゼを含む、条項126に記載の方法。

    条項128
    当該細胞が、当該ルシフェラーゼを発現している、条項127に記載の方法。

    条項129
    光放出の検出が、当該遊離レポーター部分を利用して、当該ルシフェラーゼによって生成される発光の検出を含む、条項127に記載の方法。

    条項130
    当該試料と、ルシフェラーゼとの接触をさらに含み、ここで、光放出の検出が、当該遊離レポーター部分を利用して、ルシフェラーゼによって生成される発光の検出を含む、条項126に記載の方法。

    条項131
    当該光放出が、当該細胞内または当該細胞外で検出される、条項129または130に記載の方法。

    条項132
    細胞による物質の取り込みの評価方法であって、当該方法が、
    (a)試料と、標識された物質との接触であり、ここで、当該標識された物質は、i)物質及び条項82〜96、110、もしくは115〜117のいずれか1項に記載の化合物、またはii)条項82〜96、110、もしくは115〜117のいずれか1項に記載の化合物を含み、ここで、当該試料は、細胞を含み、ここで、細胞による当該物質の取り込みは、当該化合物の還元及び遊離蛍光レポーター部分の生成をもたらす接触と、
    (b)蛍光の発生のための、当該試料の光波長への暴露と、
    (c)当該試料における蛍光の検出と、
    (d)当該試料の蛍光または蛍光波長と、対照試料の蛍光との比較であり、ここで、当該対照試料の蛍光または蛍光波長と比較した蛍光における増加または蛍光波長における変化が、細胞による当該物質の取り込みを示す比較と、
    を含む、評価方法。

    条項133
    当該蛍光レポーター部分が、蛍光団を含む、条項132に記載の方法。

    条項134
    当該蛍光団が、クマリン、R110、フルオロセイン、DDAO、レゾルフィン、クレシルバイオレット、シリルキサンテン、またはカルボピロニンである、条項133に記載の方法。

    条項135
    当該蛍光レベルが、当該細胞内で検出される、条項132に記載の方法。

    条項136
    当該蛍光レベルが、当該試料において検出される、条項132に記載の方法。

    条項137
    当該対照試料が、標識された物質のみを含む試料媒体、標識された物質及び細胞を含むが、実験処理は実施していない試料、または標識された物質と接触していない試料である、条項132に記載の方法。

    条項137
    細胞による物質の取り込みの評価方法であって、当該方法が、
    (a)試料と、標識された物質との接触であり、ここで、当該標識された物質は、i)物質及び条項82〜96のいずれか1項に記載の化合物、またはii)条項82〜96のいずれか1項に記載の化合物を含み、ここで、当該試料は、細胞を含み、ここで、当該細胞は、ルシフェラーゼを含み、ここで、細胞による当該物質の取り込みは、当該化合物の還元及び遊離生物発光レポーター部分の生成をもたらす接触と、
    (b)当該試料における発光の検出と、
    (c)当該試料の発光と、対照試料の発光との比較であり、ここで、当該試料の発光が、当該対照試料の発光と比較して変化している場合、細胞による当該物質の取り込みが示される比較と、
    を含む、評価方法。

    条項149
    当該発光レベルが、遊離の生物発光レポーター部分を利用して、当該ルシフェラーゼによって生成される、条項138に記載の方法。

    条項140
    当該生物発光レポーター部分が、ルシフェラーゼの基質を含む、条項139に記載の方法。

    条項141
    当該基質が、ルシフェリン、ルシフェリン誘導体、セレンテラジン、またはセレンテラジン誘導体を含む、条項140に記載の方法。

    条項142
    当該基質が、フリマジン、セレンテラジンH,H、ルシフェリン、またはルシフェリン前駆体である、条項141に記載の方法。

    条項143
    当該ルシフェラーゼが、甲虫ルシフェラーゼ、レニラルシフェラーゼ、オプロフォラスルシフェラーゼ、またはそれらの変異型である、条項141に記載の方法。

    条項14482
    当該発光が、当該細胞内で検出されるか、または当該細胞媒体において、当該細胞外で検出される、条項138に記載の方法。

    条項145
    当該対照試料が、標識された物質と接触していない試料である、条項138に記載の方法。

    条項146
    細胞による物質の取り込みの評価方法であって、当該方法が、

    (a)試料と、標識された物質との接触であり、ここで、当該標識された物質は、i)物質及び条項82〜96のいずれか1項に記載の化合物、またはii)条項82〜96のいずれか1項に記載の化合物を含み、ここで、当該試料は、細胞及び細胞媒体を含み、ここで、細胞による当該物質の取り込みは、当該化合物の還元及び遊離生物発光レポーター部分の生成をもたらす接触と、
    (b)当該試料と、ルシフェラーゼとの接触と、
    (c)当該試料における発光の検出と、
    (d)当該試料の発光と、対照試料における発光との比較であり、ここで、当該試料における発光が、当該対照試料の発光と比較して変化している場合、細胞による当該物質の取り込みが示される比較と、
    を含む、評価方法。

    条項147
    当該発光レベルが、遊離生物発光レポーター部分を利用して、当該ルシフェラーゼによって生成される、条項146に記載の方法。

    条項148
    当該生物発光レポーター部分が、ルシフェラーゼの基質を含む、条項147に記載の方法。

    条項149
    当該基質が、ルシフェリン、ルシフェリン誘導体、セレンテラジン、またはセレンテラジン誘導体を含む、条項148に記載の方法。

    条項150
    当該基質が、フリマジン、セレンテラジンH,H、ルシフェリン、またはルシフェリン前駆体である、条項149に記載の方法。

    条項151
    当該ルシフェラーゼが、甲虫ルシフェラーゼ、レニラルシフェラーゼ、オプロフォラスルシフェラーゼ、またはそれらの変異型である、条項149に記載の方法。

    条項152
    当該発光が、当該細胞において検出されるか、または細胞媒体において検出される、条項146の方法。

    条項153
    当該対照試料が、標識された物質を含むが、細胞は含まない試料媒体、標識された物質及び細胞は含むが、実験処理は実施していない試料、または標識された物質と接触していない試料である、条項146に記載の方法。

    条項154
    当該物質が、生体物質である、条項118〜153のいずれか1項に記載の方法。

    条項155
    当該生体物質が、タンパク質、ポリペプチド、オリゴヌクレオチド、タンパク質−オリゴヌクレオチド結合体、脂質、治療用薬物、小分子、蛍光分子、及び糖からなる群から選択される、条項154に記載の方法。

    条項156
    当該タンパク質が、抗体またはリポタンパク質である、条項155に記載の方法。

    条項157
    当該物質が、非生体物質である、条項118〜153のいずれか1項に記載の方法。

    条項158
    当該非生体物質が、ポリマー連結ナノ粒子または界面活性剤である、条項157に記載の方法。

    条項159
    当該細胞が、真核細胞または原核細胞である、条項118〜158のいずれか1項に記載の方法。

    条項160
    当該細胞が、動物において存在する、条項159に記載の方法。

    条項161
    当該細胞が、培養媒体において成長している、条項159に記載の方法。

    条項162
    i)物質及び条項82〜96のいずれか1項に記載の化合物、またはii)条項82〜117のいずれか1項に記載の化合物から得られる標識された物質。

    条項163
    当該物質が、生体物質である、条項162に記載の標識された物質。

    条項164
    当該生体物質が、タンパク質、ポリペプチド、オリゴヌクレオチド、タンパク質−オリゴヌクレオチド結合体、脂質、治療用薬物、小分子、蛍光分子、及び糖からなる群から選択される、条項163に記載の標識された物質。

    条項165
    当該タンパク質が、抗体またはリポタンパク質である、条項164に記載の標識された物質。

    条項166
    当該ポリペプチドが、ポリペプチド毒物である、条項164に記載の標識された物質。

    条項167
    当該蛍光分子が、FAMジアミンである、条項164に記載の標識された物質。

    条項168
    当該レポーター部分が、生物発光レポーター部分または蛍光レポーター部分を含む、条項162に記載の標識された物質。

    条項169
    当該物質が、非生体物質である、条項162に記載のいずれか1つの標識された物質。

    条項170
    当該非生体物質が、ポリマー連結ナノ粒子または界面活性剤である、条項169に記載の標識された物質。

    条項171
    当該ナノ粒子が、金ナノ粒子である、条項170に記載の標識された物質。

    条項172
    当該生物発光レポーター部分が、ルシフェラーゼの基質を含む、条項168に記載の標識された物質。

    条項173
    当該基質が、ルシフェリン、ルシフェリン誘導体、セレンテラジン、またはセレンテラジン誘導体を含む、条項172に記載の標識された物質。

    条項174
    当該基質が、フリマジン、セレンテラジンH,H、ルシフェリン、またはルシフェリン前駆体である、条項173に記載の標識された物質。

    条項175
    当該ルシフェラーゼが、甲虫ルシフェラーゼ、レニラルシフェラーゼ、オプロフォラスルシフェラーゼ、またはそれらの変異型である、条項174に記載の標識された物質。

    条項176
    当該レポーター部分が、蛍光レポーター部分を含む、条項168に記載の標識された物質。

    条項177
    当該蛍光レポーター部分が、蛍光団を含む、条項176に記載の標識された物質。

    条項178
    当該蛍光団が、クマリン、ローダミン、R110、フルオロセイン、DDAO、レゾルフィン、またはクレシルバイオレットである、条項177に記載の標識された物質。

    条項179
    条項82〜117のいずれか1項に記載の化合物、物質、またはそれらのいずれかの組み合わせを含む、キット。

    条項180
    物質及び条項82〜117のいずれか1項に記載の化合物を含む標識された物質を含む、キット。

    条項181
    当該物質が、生体物質である、条項179または180に記載のキット。

    条項182
    当該生体物質が、タンパク質、ポリペプチド、オリゴヌクレオチド、タンパク質−オリゴヌクレオチド結合体、脂質、治療用薬物、小分子、蛍光分子、及び糖からなる群から選択される、条項181に記載のキット。

    条項183
    当該タンパク質が、抗体またはリポタンパク質である、条項182に記載のキット。

    条項184
    当該物質が、非生体物質である、条項179または180に記載のキット。

    条項185
    当該非生体物質が、ポリマー連結ナノ粒子または界面活性剤である、条項184に記載のキット。

    条項186
    当該ナノ粒子が、金ナノ粒子である、条項185に記載のキット。

    条項187
    当該化合物が、ルシフェラーゼの基質である、条項179または180に記載のキット。

    条項188
    検出試薬をさらに含む、条項187に記載のキット。

    条項189
    当該検出試薬が、ルシフェラーゼ酵素を含む、条項188に記載のキット。

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