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Tracking system for optical storage medium

阅读:179发布:2020-06-25

专利汇可以提供Tracking system for optical storage medium专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a simple and reliable circuit which generates a tracking signal which shows the arrangement of laser beams from sensor signals from four sensors which receive beams reflected by a disc by a method wherein a phase difference between the sensor signals are used instead of the amplitudes of the sensor signals. SOLUTION: A tracking signal circuit 16 transforms sensor signals A-D into binary signals by limiter circuits 20 and data slicers or zero-crossing detectors 21 and corrects errors in an optical system and various electric circuits by adjustable delay circuits 23. An adder 25 adds the output signals A and C from the two adjustable delay circuits 23 to each other while an adder 27 adds the output signals B and D from the two adjustable delay circuits 23 to each other. The outputs of the adders 25 and 27 are applied to a phase detector 29 which generates a tracking signal T which indicates the arrangement of laser beams. With this constitution, in order to determine the phase difference between the signals A+C and B+D of the optical sensors, only one phase detector 29 is necessary.,下面是Tracking system for optical storage medium专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 −ディスクにより反射されたビームを受信するセンサ(A,B,C,D)と、 −センサ信号から2値信号を生成するための手段(2
    0,21)と、2値信号を操作するための可調整端遅延回路(23,23')とを具備している各センサ信号用の一つの処理チャンネルと、 −端遅延回路の出力信号比較するための位相検出器(2
    9)とを有することを特徴とする光ディスクのトラッキングシステム。
  • 【請求項2】 −ディスクにより反射されたビームを受信する四つのセンサ(A,B,C,D)からなるマトリックス(14)と、 −センサ信号から2値信号を生成するための手段(2
    0,21)と、2値信号を操作するための可調整端遅延回路(23,23')とを具備している各センサ信号用の一つの処理チャンネルと、 −マトリックスの対角線センサに対応する各対チャンネル用の一つの加算器(25,27)と、 −加算器の出力を比較するための位相検出器(29)とを有することを特徴とする光ディスクのトラッキングシステム。
  • 【請求項3】 2値信号を生成するための手段は、制限器(20)を有し、その出力は、2値信号を出力するデータスライサ(21)への入力である、請求項1又は2
    に記載のトラッキングシステム。
  • 【請求項4】 各端遅延回路が、 −対応する2値信号が第1論理状態にスイッチする時に、容量Cを定電流(I)で充電するための手段(S
    1,50−53); −2値信号が第2論理状態にスイッチする時に、該定電流(I)で容量を放電するための手段(S1,50−5
    3); −容量の両端に発生する電圧(Vc)が、高閾値(2V
    r)、或いは低閾値(−2Vr)となり、そして引き続き2値的にスイッチする時、瞬間的に容量の充電と放電を停止するための手段(S2,55);そして −容量の両端電圧が、第1と第2閾値の間の第3閾値(0)を通過する時、出力信号(Vout )状態スイッチに接続される第1比較器(60)を有する請求項1から3の何れかに記載のトラッキングシステム。
  • 【請求項5】 充電、放電、及び停止のための該手段が、 −第1電源端子(GND)に結合されている第1と第2
    の等値定電流源(52,53); −容量の第1,或いは第2端子に第1電流源(52)を選択的に結合するための2値信号によって制御される第1スイッチ(S1); −高閾値(2Vr)に達した時に第1状態に、低閾値(−2Vr)に達した時に第2状態にセットするフリップフロップ(55); −容量の第1,或いは第2端子に第2電流源(53)を選択的に結合するためのフリップフロップによって制御される第2スイッチ(S2);そして −第1,第2電流源のそれらに対して等しい値を持っている第3,第4の定電流源(50,51)で、夫々は第2電源端子(Vcc)と該容量の対応する端子に結合されている、請求項4に記載のトラッキングシステム。
  • 【請求項6】 可調整遅延回路(23)が、 −容量の第1端子電圧と第1参照電圧(Vr)を受信して、フリップフロップを第1状態にセットするための第2比較器(57);そして −容量の第2端子電圧と該第1参照電圧(Vr)を受信して、フリップフロップを第2状態にセットするための第3比較器(58)を有する、請求項5に記載のトラッキングシステム。
  • 【請求項7】 位相検出器(29)が遅れ位相を表示する時には、ディスクトラックに直角な一方向にビームを変位させ、位相検出器が進み位相を表示する時は、反対方向に変位させるためのサーボ制御システムを有することを特徴とする請求項1から6のひとつに記載のトラッキングシステム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は光学的記憶媒体、例えば、読み出し中のトラック上にレーザビームの正しい配列を保証するレーザディスク、のトラッキングシステムに関わるものである。 より特定的には、本発明はフォトセンサの信号処理用の回路に係わるものである。

    【0002】

    【従来の技術】図1はレーザディスクに用いられる通常のトラッキングシステムの機能を示す。 レーザビームL
    は半透明プレート12により、光ディスク10の表面に直に当てられる。 サーボ機構13はディスクの所要トラックに追従する様にレーザビームLを変位させる。 ディスク10によって反射されるレーザビームは、光センサ14によって感応される。 回路16は、光センサ14
    にレーザビームの位置を表示するトラッキング信号Tを発生するために、光センサ14に生ずる信号を処理する。

    【0003】トラッキング信号Tは、トラッキング信号を所要の値に収斂させる様にサーボ機構13を制御するサーボ制御回路用として準備される。

    【0004】図2は、例えば、レーザディスク、コンパクトディスク(CD)、ディジタルビデオディスク(D
    VD)の様な、光学的蓄積媒体として用いられる光センサ14の構成を、より詳細に示し、そして、レーザビームが正しく配列されている場合に、その様な光センサによって発生する信号を明示している。

    【0005】光センサ14は四つの独立したセンサ領域A,B,CとDからなる正方マトリックスである。

    【0006】レーザビームが正しく配列されていると、
    センサ14の中央にスポットを生ずる。 レーザディスクの面は鏡層を持っており、窪みはディスクにディジタル情報を蓄積するために用いられる。 窪みの深さに依存して、レーザからの光は、光センサに対して焦点内、或いは焦点外に反射される。 焦点内反射はセンサに鮮明な点(スポット)を生ずる。 簡潔には、レーザディスク上のディジタル情報は、センサにスポット/非スポット信号を生ずるものであるとえる。

    【0007】図2の左部は、レーザビームが非反射領域から反射領域へ通過している様子を機能的に示している。 そこでは、円Sは光で漸進的に満たされる。 円Sの非照射部分は点線で示されている。 センサ対A/BとC
    /Dとの間のインターフェースIは読み出しトラックに対して並列であると仮定される。 従って、センサ14に到着する成長スポットはインターフェースIに沿って動く頭端Eを持っており、漸進的に円S内をセンサ14で走査する(図2の左から右へ)。 図2の右側においては、レーザビームはディスクの反射領域から非反射領域へ通過する。 依って、後端EがインターフェースIに沿って、円Sを走査する様にスポットは漸進的に消滅して行く。

    【0008】レーザビームが正しく配列されている時には、センサ領域AとDは常に同量の光を受信する。 スポットが図2の左に現れる様に開始する時には、センサ領域AとDによって発生される信号AとBは、端Eがセンサ14の中央に達するまで漸進的に立ち上がる。 従って、センサ領域BとCによって発生される信号BとC
    が、漸進的に立ち上がり始める間、信号AとDは一定の最大値に留まっている。 スポットが満たされる時、即ち、端Eが円Sの右限界に達する時に信号BとCは、その最大値に到達する。

    【0009】図2の右側において、スポットが消滅し始めるとき、信号AとDは端Eがセンサ14の中央に達するまで漸進的に減少する。 この点において、スポットが完全に消滅するまで信号BとCは漸進的に減少し始める。 波形A+CとB+Dは後述する。

    【0010】図3において、レーザビームが不正に配列され、そしてセンサ14の非中央にスポットSを生ずる。 そのスポットは配列誤差に依存して、上方、或いは下方に変位する。

    【0011】図3の例では、スポットは下方にシフトされる。 この場合、センサ領域Dによって受光される光強度は、領域Aによって受光される光強度よりも早く、増加、或いは減少し始める。 しかるに領域Cによって受光される強度は、領域Bによって受光される強度よりも遅く増加、或いは減少し始める。 これは信号Dに対する信号Aの波形によって図解される。 更に、信号AとBの最大振幅は、信号CとDのそれよりも低い。 と云うのは、
    センサ領域AとBは、領域CとDよりも常に少ない光を受信しているからである。

    【0012】上述の説明は機能的であり、そして現実を幾らか簡略化して述べていることが理解される。

    【0013】レーザビームの誤配列は、センサ信号の振幅差と位相変位の双方に現れる。

    【0014】

    【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、センサ信号からレーザビームの配列を示すトラッキング信号を生成するための、簡単で、信頼性のある回路を提供することである。

    【0015】

    【課題を解決するための手段】その様なトラッキング信号回路は、センサ信号の振幅ではなく位相差を用いる。

    【0016】本発明は、より明確には、ディスクによって反射されるビームを受信する四つのセンサからなるマトリックスを有する光ディスク用のトラッキングシステムに着眼している。 その一つは、各センサ信号に対する処理チャンネル、センサ信号から2値信号を生成する包含手段、そして2値信号を操作する端調整遅延回路、その一つは、マトリックスの直交センサに対応するチャンネルの各対用の加算器、そして加算器の出を比較する位相検出器である。

    【0017】本発明の一具体例によれば、2値信号を生成する手段としてはリミッタ(振幅制限回路)を有しており、データスライサへの入力としての出力信号として2値信号を出力する。

    【0018】本発明の一具体例としては、各端遅延回路は対応する2値信号が第1論理状態にスイッチする時に、一定の電流をキャパシタに充電する手段、2値信号が第2論理状態にスイッチする時に、該一定電流でキャパシタを放電する手段、キャパシタの両端に発生する電圧が、高閾値、或いは低閾値、そして2値信号の従続スイッチングを行う瞬間の間、キャパシタの充、放電を停止する手段、そしてキャパシタに発生する電圧が第1閾値と第2閾値との間の第3閾値に達する時、出力信号の状態をスイッチするために接続された第一比較器とを有している。

    【0019】本発明の一具体例によれば、充電、放電、
    及び停止のための該手段は、第一給電端末に結合されている第1、第2の等定電流源;キャパシタの第1、第2
    端末に対して選択的に結合される第一電流源用として、
    2値信号によって制御される第一スイッチ;高閾値に達した時に第一状態に、低閾値に達した時に第二状態にセットするためのフリップフロップ;キャパシタの第1、
    或いは第2端末に選択的に結合される第二電流源用のフリップフロップによって制御される第二スイッチ;第一、第二電流源の、それらと等しい値を持っている第三、第四の定電流源、各々は該キャパシタの夫々の端末に結合する第二給電端末を有している。

    【0020】本発明の一具体例によれば、可調整遅延回路は、キャパシタの第一端末における電圧と第一参照電圧を受信し、フリップフロップを第一状態にセットするための第二比較器;キャパシタの第二端末の電圧と該第一参照電圧を受信し、フリップフロップを第二状態にセットするための第三比較器とを有している。

    【0021】本発明の一実施例によれば、そのシステムは、位相検出器が位相遅延を表示している時には、ディスクトラックの直角方向にビームを変位し、そして位相検出器が位相進みを表示している時には、反対方向にビームを変位するためのサーボ制御システムを有している。

    【0022】本発明の前述の、そして、その他の目的、
    特徴、特色や長所は、図示された、そして、その参照図面のみに限定するものではないが、実施例について、以下の詳細な説明から明らかになる。

    【0023】

    【発明の実施の形態】前述の様に、センサ14によって用意されるセンサ信号A,B,CとDを処理するための本発明による回路は、トラッキング信号を生成するために、これら信号間の位相差を用いている。 この方法は、
    規制ループにおいて、初期には簡単なディジタル回路を使用することになるであろう。 ディジタル回路は信頼性がアナログ回路に比して処理に少依存であり、そして、
    通常、小占有面積となるので好ましいものである。

    【0024】四つのセンサ信号間で測定される位相差は、殊に小さく、そして四信号の一つにおける任意の位相オフセット誤差は、結果的なトラッキング信号に本質的な誤差を生ずることになる。 その様な不要な位相オフセットは、DVD装置の様な高転送率で動作する装置においては重要な問題となる。

    【0025】これらの位相オフセットを訂正する方法は、センサ信号路の夫々に可調整遅延回路を挿入する事である。 従って、最大位相遅延を持っている信号用遅延回路は、最小値まで調整されるが、最大位相進みを持っている信号用遅延回路は最高値まで調整される。 システムの校正中、トラッキングループは開かれている。 レーザディスクは中心の回りを正確に回転しない。 この場合、レーザはトラックの上限から下限までに及び、そしてセンサからの出力信号の振幅は変化する。 平均化技術を用いて、すべて同じ平均値を与える様に遅延を調整する。

    【0026】問題は、遅延回路の選択と、処理回路が高周波で動作し、最小表面を占有する様な、各信号路に包含される素子の選択にある。 高周波における動作は、D
    VD装置では特に重要である。 この選択は本発明の一側面である。

    【0027】図4は、本発明によるトラッキング信号回路16の一実施例を示す。 夫々のセンサ信号A,B,C
    とDはセンサ信号を2値信号に変換するための回路2
    0,21に対して準備される。 回路20は、その信号の傾斜が垂直になり、その振幅が回路の電源電圧に達する様に、対応するセンサ信号の振幅を拡大するリミッタ(振幅制限回路)である。 実際に、図2、3に示す様に、センサ信号の傾斜は漸増的である。 付言すると、その傾斜は簡単のために直線として示されている。 現実には、直線ではなく、利用するには難点がある。

    【0028】回路21はデータスライサ、或いはゼロクロッシング(零交差)検出器である。 可調整遅延回路はデータスライサ21の後に置かれる。 かくして、可調整遅延回路は2値信号で動作する。 従って、センサ信号の振幅差は利用されないので、振幅情報の変化を取り出さないアナログ遅延回路の使用は不必要である。

    【0029】本発明用の速い遅延回路は、速いアナログ遅延回路よりは設計容易である。 それは、信号の形ではなく、遅延信号端のみを必要とするからである。 特に進歩した端遅延回路の一例を後述する。

    【0030】殊に、以下に述べる様な、準線形端遅延回路の利点は、バイアス電流、参照レベル、或いはキャパシタ(容量)値を変える事によって、システムの動作周波数に容易に適応できる事である。

    【0031】転送率を増すために、殊にデータ蓄積媒体として、例えばコンピュータに接続されたディスクを用いる場合には、そこでは最大可能データ転送率を増加するには、ディスクの回転速度を増すことが望まれる。 アナログシステムの群遅延は、正しい動作のためには、全動作周波数範囲に跨って一様でなければならない。 アナログ遅延線をもったシステムの動作周波数の増加は、一様な群遅延を保証されたアナログ回路のより高帯域幅化を意味する。 より大きな帯域幅に対する需要の充足は極めて困難であり、より多くの電力を消費する事になるであろう。

    【0032】多標準システムにおいては、アナログ遅延線は最高動作周波数用として設計されねばならない。 稼動周波数の変化はバイアス電流を変えることによって行う。 異なる標準間の動作周波数の大きな相異により、低動作周波数用の遅延線を採用することは困難となる:即ち、バイアス電流のみが変化され、そして、それは低周波数では非常に小さくなり、誤りに対して非常に敏感になるからである。

    【0033】加算器25は、二つの可調整遅延回路23
    の出力信号AとCを加算する。 その間、加算器27は、
    二つの可調整遅延回路23の出力信号BとDを加算する。 実際には、加算器25と27は都合よく論理和ゲイトである。 加算器25と27の出力は、レーザビームの配列を表示するトラッキング信号Tを発生する位相検出器に印加される。

    【0034】加算器25と27によって、夫々発生する信号A+CとB+Dは図2と3に示されている。 図2において、信号A+CとB+Dは同相であり、レーザビームの配列が正しいことを示している。 これらの信号は、
    信号AとDが半立ち上がりとなるや、否や、直ちに立ち上がり、信号BとCが半立ち下がりとなると、立ち下がる。

    【0035】図3に示されている様に、レーザビームの誤配列により、信号A+Cは信号B+Dより僅かに進み位相となる。 信号A+Cは、信号Aが半立ち上がりの時に立ち上がり、信号Cが半立ち下がりの時に立ち下がる。 信号B+Dは、信号Dが半立ち上がり時に立ち上がり、信号Bが半立ち下がり時に立ち下がる。

    【0036】図3の例において、信号A+Cの進み位相は、センサ14においてスポットが余りにも低いことを示している。 若し、スポットが十分高ければ、これは信号B+Dの進み位相を示している。

    【0037】遅延線は光学的システムや種々の電気回路における誤りを訂正するために用いられる。 誤りは原理的にはランダムに分布するので、四つの遅延線は全て必要とされる。

    【0038】制限器20は、一入力として対応するセンサ信号を受け、他の入力として参照電圧を受ける高利得比較器を有している。 この参照信号は、例えば抵抗と容量ネットワークにより、センサ信号の平均値に調整されている。 この様な制限器の出力信号は、可調整遅延回路23によって利用出来る2値信号を構成するために、十分な先鋭端を持っている。

    【0039】データスライサ21は、より先鋭端を得るためのものである。 それは、例えば、一入力と一定の参照電圧が印加される他の入力とを持っている制限器20
    の出力信号を受信する比較器を有している。 参照電圧は回路に供給される二つの電圧間の半値である。

    【0040】図5は2値信号で動作する可調整端遅延回路の有益な実施例を示している。 それは、二つの定電流源50と51を有しており、夫々は容量Cの端子と電源電圧Vccに結合されている。 定電流源52は対地GND
    に接続されている端子と、スイッチS1を通して容量C
    の2端子の一つに選択的に接続される他の端子を持っている。 スイッチS1は、遅延Vinに印加される入力信号によって制御される。 定電流源53は、52の様に、対地GNDに接続され、そしてスイッチ52を通して容量Cの、いずれか一方の端子に接続される。 スイッチS2
    はフリップフロップ55、例えばRSフリップフロップ、の出力によって制御される。 電流源50と51は同一の定電流Iを分配し、電流源52と53は、この同一電流Iを吸収する。

    【0041】容量Cの第1端子は、その出力が、フリップフロップ55のセット入力Sに接続されている比較器57の非反転入力に接続される。 比較器57の反転入力としては、一定の参照電圧Vrを受信する。 同様に、容量Cの第2端子は、比較器58の非反転入力に接続される。 比較器58の出力は、フリップフロップ55のリセット入力Rに接続される。 比較器58の反転入力としては、比較器57と同じ参照電圧Vrを受信する。

    【0042】遅延信号Vout は、反転入力が容量Cの第1端子に接続され、非反転入力が容量Cの第2端子に接続されている比較器60で用意される。

    【0043】容量Cの両端子は高インピーダンス素子にのみ接続されるので、それらの共通モードは浮動する。
    これを避けるため、容量Cを、点線で示されている2個の直列接続されたC'で置き換えることが好ましい。 これらの容量C'間の接続節点は固定共通モード電圧Vc
    m、これは供給電圧の一つ、に結合されている。 その様な接続は回路の動作原理を変えるものではない。

    【0044】図6には、入力信号Vin、容量Cの電流I
    c、容量Cの両端に発生する電圧Vc、及び出力信号V
    out 、を示している。

    【0045】電圧Vcと電流Icの極性は図5に指示されている。 即ち、Icは容量Cに右から左に流れる時に正極であり、Vcは比較器60の非反転入力と反転入力間の電圧である。

    【0046】初期には、入力信号Vinは低く、容量Cの電流Icは零である。 それは、電圧Vcが一定であり、
    ここでは、例えば、低閾値−2Vrに等しいことを意味している。

    【0047】信号Vout は低い。 それは、スイッチS1
    が2の位置にあり、スイッチS2が1の位置にあるものと仮定されている。 フリップフロップ15はセット状態にある。

    【0048】この初期状態においては、電源50によって供給される電流はスイッチS2を通って、全部、電源53に流入する。 ところが一方、電源51によって供給される電流は、スイッチS1を通って電源52に全部流入する。 容量Cに流れ込む電流はない。

    【0049】信号Vinが高くなる時、スイッチS1は指示位置1にあると仮定される。 従って、電源50によって供給される電流は、電源52と53に直接流入する。
    ところで、電源51によって供給される電流Iは容量C
    を通して電源52と53に流入する。

    【0050】容量Cの電流は、かくして、正値Iに切り替わる。 結果として、この容量の両端に発生する電圧V
    cは、その初期値−2Vr から出発して直線的に増加する。 電圧Vcが増加を始めるや、否や直ちに比較器57
    の出力は低くなる。

    【0051】容量Cの電圧Vcが零になる時、比較器6
    0はスイッチし、それにより信号Vout は高くなる。 信号Vout の立ち上がり端は、信号Vinの立ち上がり端から、τ=2Vr ・C/Iだけ遅れる。

    【0052】比較器58の非反転入力の電圧がVrとなる時、容量Cの電圧Vcの値は2Vrとなる。 比較器5
    8の出力は高くなり、そしてフリップフロップ55をリセットする。 それからスイッチS2が2の位置にあれば、電源51の電流が電源53に直接流入する。 ところが一方、電源50の電流は、スイッチS1を通して、
    尚、電源52に流入している。 容量Cに流入する電流はなく、そこでは、電圧Vcは一定となっている。

    【0053】信号Vinが再び低くなると、S1は2の位置に切り戻される。 そこでは、電源51の電流は電源5
    2と53に直接配分されるが、電源50の電流は容量C
    を通して電源52と53に分流される。 従って、一定負電流−Iは、容量Cを通して流れ、そこでは、電圧Vc
    は値2Vrから直線的に減少する。 電圧Vcが減少し始めると、直ちに比較器58の出力は低くなる。

    【0054】電圧Vcが再び零になると、比較器60は切り替わり、信号Vout は低くなる。

    【0055】最後に、比較器57の非反転入力に対する電圧が値、Vrになる時、電圧Vcは値、−2Vrとなり、比較器57の出力は高くなって、フリップフロップ55をセットする。 スイッチS2は1の位置に切り戻され、そして、その回路は初期状態に帰る。

    【0056】電圧Vcが−2Vrと2Vr間の半値になると、比較器60は切り替わり、そして電圧Vcの立ち上がりと、立ち下がりの傾斜を決定する充、放電、電流±Iが同じであり、信号Vinの立ち上がり端、立ち下がり端に対して、同一遅延τが得られ、それは好ましいものである、と云うことが銘記されよう。

    【0057】上述の遅延τの表現で示された様に、この遅延は電圧Vrに比例し、値Iに反比例する。 かくして、VrとIは遅延を調整するために用いられる。 Vr
    の使用は、それを比例的に調整できるので好ましいものである。 遅延は又、値Cにも依存するが、この値の調整は、より複雑である。

    【0058】図6の右部分は、限定動作状態を示す。 電圧Vcの立ち上がり端と、−2Vrから2Vrに増加する信号Vinの次の立ち下がり端との間に、完全な時間幅をとる値になるまで電流Iは減少される。 これは、最大遅延設定に対応するものである。 実際に、充放電電流が更に減少されると、この例において、電圧Vcは、それが再び減少を開始するまえに、2Vrにはならないであろう。 換言すれば、4Vr・C/Iは、入力信号Vinの二つの連続した端を分ける最小時間間隔よりも、小さく成る筈である。

    【0059】最大取得遅延(図6の右側にみられる)
    は、この時間間隔の半分である。 より大きな遅延を得るためには、比較器60は、高閾値が閾値2Vrより僅かに下がり、低閾値が閾値−2Vrより僅かに上がる様な、ヒステリシス周期を持つと良い。 そうすると、最大遅延は4Vr・C/Iに近くなる。 ヒステリシス周期は、入力信号の正確な、しかし遅延したコピーを得るために対称的でなければならない。 尚、より大きな遅延が必要とされる場合には、数個の遅延回路を縦続接続する。

    【0060】既知の方式と、本発明による新しい方式との間の主要相異は、開発されるエレクトロニクスシステムの構成法にある。 主要点は、センサA,B,C,Dよりの四つの信号は制限器と遅延線によって別々に取扱われる事である。 二つの加算器は単一の位相検出器用に二つの入力信号を発生するために用いられる。 センサからの信号は直接制限される。 これは、適切な情報が、その振幅ではなく信号の位相に現されるからである。 準線形遅延線は制限器の後に導入される。 この様な方式はアナログ遅延線では不可能である。 アナログ遅延線では、群遅延が主パラメータとなる。 若し、群遅延が信号帯域を変えるならば、信号の零交叉は、トラッキングにオフセット(ずれ)を生ずる様に影響される。 準線形遅延線では、振幅と結果としての群遅延は如何なる役割も果たさない。

    【0061】ディスクの速度変化はアナログ遅延線の帯域幅の変化を齎す。 これは群遅延が安定である拡張された範囲の理解を意味する。 光学的記録媒体の高速化のためには、高広帯域幅が要求される。 準線形遅延線においては、速度の変化は、バイアス電流、或いは参照電圧を変化させることにより容易に行うことが出来る。 遅延線は、光学的や電気的システムにおいて誤りを訂正するために用いられる。 信号A,C及びB,Dは位相検出器の直前で加算される。 検出器の信号A+CとB+D間の位相差を決定するためには、単一の位相検出器のみが必要とされる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】レーザディスクのトラッキングシステムの機能図である。

    【図2】図1に示したシステムで用いられる特定センサの機能図であり、レーザビームが正しく配列されている時に生ずる信号を図示したものである。

    【図3】レーザビームが正しく配列されていない時に、
    図2のセンサによって生ずる信号の機能的表示である。

    【図4】センサによって分配される信号処理のための本発明による回路の一実施例の機能図である。

    【図5】図4の回路において利用される可調整遅延回路の進んだ実施例である。

    【図6】図5の遅延回路の動作を示すための過時間信号を示す。

    【符号の説明】

    10 光ディスク 12 半透明プレート 13 サーボ機構 14 光センサ 16 処理回路

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