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Method of manufacturing semiconductor pressure sensor chip

阅读:1021发布:2020-10-23

专利汇可以提供Method of manufacturing semiconductor pressure sensor chip专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method of manufacturing a semiconductor pressure sensor chip, by which a highly precise semiconductor pressure sensor chip can be manufactured.
SOLUTION: This is a method of manufacturing a semiconductor pressure sensor chip that has a diaphragm, a piezo resistor 3 and a wiring layer on a silicon substrate 1 and a protection film 2 formed on the wiring layer. In this method, after a Si oxide film 4 is formed on a first main surface of the silcon substrate 1, a first impurity diffusion layer 8 for the piezo resistor is formed. Then, a second impurity diffusion layer 9 for the wiring layer and the protection film 2 are formed. This method has a step of removing the whole surface of the Si oxide film 4 from the first main surface after forming the first impurity diffusion layer 8 and before forming the protection film 2. This method also has a step of forming the protection film 2 at the same time as diffusing for forming the second impurity diffusion layer 9 or after this diffusion.
COPYRIGHT: (C)2001,JPO,下面是Method of manufacturing semiconductor pressure sensor chip专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 シリコン基板に、圧力によって変位する薄肉構造のダイヤフラムと、このダイヤフラムのたわみ量を検出するためのピエゾ抵抗と配線層を有し、且つ前記ピエゾ抵抗と前記配線層の上に保護膜を形成している半導体圧力センサチップを、シリコン基板の第1主面にSi酸化膜を形成した後、このSi酸化膜の一部を取り除いて前記ピエゾ抵抗用の第1不純物拡散層を形成し、
    その後、前記配線層用の第2不純物拡散層及び前記保護膜を形成して製造する半導体圧力センサチップの製造方法において、第1の不純物拡散層を形成した後であって、前記保護膜を形成する前に、第1主面のSi酸化膜を全面除去する工程を備え、且つ、第2不純物拡散層を形成するための拡散と同時に又はこの拡散の後に、前記保護膜を形成する工程を備えていることを特徴とする半導体圧力センサチップの製造方法。
  • 【請求項2】 第1不純物拡散層を形成した後、第2不純物拡散層を形成するための不純物注入を行い、その後に、第1主面のSi酸化膜を全面除去する工程を備え、
    且つ、この工程の後に、第2不純物拡散層を形成するための拡散と保護膜となるSi酸化膜の形成を同時に行う加熱工程を備えている請求項1記載の半導体圧力センサチップの製造方法。
  • 【請求項3】 第1不純物拡散層を形成した後に、第1
    主面のSi酸化膜を全面除去する工程を備え、且つ、この工程の後に、シリコン基板の第1主面に開口部を備えるレジスト膜を形成し、次いで、第2不純物拡散層を形成するための不純物注入を行い、その後に、前記レジスト膜を全面除去し、その後に、第2不純物拡散層を形成するための拡散と保護膜となるSi酸化膜の形成を同時に行う加熱工程を備えている請求項1記載の半導体圧力センサチップの製造方法。
  • 【請求項4】 第1不純物拡散層及び第2不純物拡散層を形成した後に、第1主面のSi酸化膜を全面除去する工程を備え、且つ、この工程の後に、シリコン基板の第1主面に保護膜を堆積して形成する工程を備えている請求項1記載の半導体圧力センサチップの製造方法。
  • 【請求項5】 堆積して形成する保護膜をSi酸化膜としている請求項4記載の半導体圧力センサチップの製造方法。
  • 【請求項6】 堆積して形成する保護膜をSi窒化膜としている請求項4記載の半導体圧力センサチップの製造方法。
  • 【請求項7】 堆積して形成する保護膜が、Si酸化膜とSi窒化膜を積層した複合膜である請求項4記載の半導体圧力センサチップの製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、半導体圧センサに組み込まれる半導体圧力センサチップの製造方法に関する。 詳しくは、シリコン基板に、圧力によって変位する薄肉構造のダイヤフラムと、このダイヤフラムのたわみ量を検出するためのピエゾ抵抗と配線層を有し、且つ前記ピエゾ抵抗と前記配線層の上に保護膜を形成している半導体圧力センサチップの製造方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】半導体圧力センサに組み込まれる半導体圧力センサチップの一例の概略断面図を図7に示す。 図7に示すように、シリコン基板1に、圧力によって変位する薄肉構造のダイヤフラム5と、このダイヤフラム5
    のたわみ量を検出するためのピエゾ抵抗3と、このピエゾ抵抗3と電極6とを電気的に接続する配線層(図示せず)を有し、且つ前記ピエゾ抵抗3と前記配線層の上に保護膜2を形成している半導体圧力センサチップ10が知られている。

    【0003】上記の半導体圧力センサチップ10の従来の製造方法について、図6に基づいて説明する。 なお、
    図6は、図7においてピエゾ抵抗3を形成している部分の工程毎の断面状態を、拡大して模式的に示している工程図であり、(a)〜(d)は部分断面図である。

    【0004】シリコン基板1のピエゾ抵抗を形成する面(第1主面と呼ぶ)に、熱酸化によってSi酸化膜4を形成した後、フォトリソグラフィー工程及びエッチング工程により、Si酸化膜4の所定位置に開口部を形成し、不純物注入(イオン注入)を行う(a)。 なお、図6(a)中の×印は注入した不純物を示している(以下同じ)。 次に加熱を施してピエゾ抵抗となる第1不純物拡散層8を形成するが、このときの加熱によって前記開口部に新たにSi酸化膜4が形成され、またもとからあるSi酸化膜4は成長してその厚みが増大する(b)。
    次にフォトリソグラフィー工程及びエッチング工程により、Si酸化膜4の所定位置に開口部を新たに形成し、
    不純物注入を高濃度に行う(c)。 次に加熱を施してピエゾ抵抗と電極とを電気的に接続するための配線層となる第2不純物拡散層9(高濃度不純物拡散層)を形成するが、このときの加熱によって前記開口部にSi酸化膜4が形成され、またもとからあるSi酸化膜4は成長してその厚みが増大する(d)。 そして最終的に形成されたSi酸化膜4が、第1不純物拡散層8及び第2不純物拡散層9の表面に形成されて、保護膜2として機能することになる。 そして、さらに電極形成やダイヤフラムの形成を行って図7に示すような半導体圧力センサチップ10が製造される。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の従来の製造方法では、第1主面のSi酸化膜は、部分的なエッチングと、拡散工程での全面への成長を繰り返すことで、最終的に保護膜となったときには、図6(d)
    で示されるように凹凸の大きい保護膜となっている。 このように、保護膜となる最終のSi酸化膜の厚みに部分的な違いが生じているため、この厚みの違いによる応力ひずみが発生し、ピエゾ抵抗の温度特性の悪化を招く原因となり、その結果半導体圧力センサチップの精度低下という問題が生じることがあった。

    【0006】本発明は、上記問題点を改善するために成されたもので、その目的とする所は、ピエゾ抵抗の温度特性を優れたものとできるように、厚みの均一性に優れ、応力ひずみの発生の少ない保護膜が形成でき、従って、高精度な半導体圧力センサチップを製造することが可能となる、半導体圧力センサチップの製造方法を提供することにある。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の半導体圧力センサチップの製造方法は、シリコン基板に、圧力によって変位する薄肉構造のダイヤフラムと、このダイヤフラムのたわみ量を検出するためのピエゾ抵抗と配線層を有し、且つ前記ピエゾ抵抗と前記配線層の上に保護膜を形成している半導体圧力センサチップを、シリコン基板の第1主面にSi
    酸化膜を形成した後、このSi酸化膜の一部を取り除いて前記ピエゾ抵抗用の第1不純物拡散層を形成し、その後、前記配線層用の第2不純物拡散層及び前記保護膜を形成して製造する半導体圧力センサチップの製造方法において、第1不純物拡散層を形成した後であって、前記保護膜を形成する前に、第1主面のSi酸化膜を全面除去する工程を備え、且つ、第2不純物拡散層を形成するための拡散と同時に又はこの拡散の後に、前記保護膜を形成する工程を備えていることを特徴とするものである。

    【0008】請求項2に係る発明は、第1不純物拡散層を形成した後、第2不純物拡散層を形成するための不純物注入を行い、その後に、第1主面のSi酸化膜を全面除去する工程を備え、且つ、この工程の後に、第2不純物拡散層を形成するための拡散と保護膜となるSi酸化膜の形成を同時に行う加熱工程を備えている請求項1記載の半導体圧力センサチップの製造方法である。

    【0009】請求項3に係る発明は、第1不純物拡散層を形成した後に、第1主面のSi酸化膜を全面除去する工程を備え、且つ、この工程の後に、シリコン基板の第1主面に開口部を備えるレジスト膜を形成し、次いで、
    第2不純物拡散層を形成するための不純物注入を行い、
    その後に、前記レジスト膜を全面除去し、その後に、第2不純物拡散層を形成するための拡散と保護膜となるS
    i酸化膜の形成を同時に行う加熱工程を備えている請求項1記載の半導体圧力センサチップの製造方法である。

    【0010】請求項4に係る発明は、第1不純物拡散層及び第2不純物拡散層を形成した後に、第1主面のSi
    酸化膜を全面除去する工程を備え、且つ、この工程の後に、シリコン基板の第1主面に保護膜を堆積して形成する工程を備えている請求項1記載の半導体圧力センサチップの製造方法である。

    【0011】請求項5に係る発明は、堆積して形成する保護膜をSi酸化膜としている請求項4記載の半導体圧力センサチップの製造方法である。

    【0012】請求項6に係る発明は、堆積して形成する保護膜をSi窒化膜としている請求項4記載の半導体圧力センサチップの製造方法である。

    【0013】請求項7に係る発明は、堆積して形成する保護膜が、Si酸化膜とSi窒化膜を積層した複合膜である請求項4記載の半導体圧力センサチップの製造方法である。

    【0014】本発明(請求項1〜請求項7の発明)では、第1不純物拡散層を形成した後であって、保護膜を形成する前に、第1主面のSi酸化膜を全面除去する工程を備え、且つ、第2不純物拡散層を形成するための拡散と同時に又はこの拡散の後に、前記保護膜を形成する工程を備えている。 従来の場合、最終的に保護膜となるSi酸化膜は、全面への成長と部分的なエッチングを繰り返すことで、図6(d)に示すように凹凸の大きい保護膜2となっていたのに対し、本発明の場合、保護膜は部分的なエッチングを施す工程を経由することなく形成するので、厚みの均一性が優れていて、応力ひずみの発生の少ない保護膜となる。

    【0015】さらに、請求項4〜請求項7の発明では、
    保護膜を堆積して形成するので、保護膜の厚みの均一性がさらに向上できる。 また、請求項6の発明では堆積して形成する保護膜をSi窒化膜としているので、分等に対する保護機能が優れる保護膜となり、半導体圧力センサチップの信頼性をさらに向上できる。 また、請求項7の発明では、Si酸化膜とSi窒化膜とは、互いに相手の膜が発生する応力を打ち消すように作用するので、
    堆積して形成するSi酸化膜とSi窒化膜を積層した複合膜をより応力の発生しにくい膜として形成することが可能となる。

    【0016】

    【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。

    【0017】図1は、請求項1及び請求項2の発明に対応する一実施形態を示している工程図であり、図7においてピエゾ抵抗3を形成している部分の工程毎の断面状態を、拡大して模式的に示していて、(a)〜(e)は部分断面図である。

    【0018】この図1に示す実施形態では、シリコン基板1のピエゾ抵抗を形成する面(第1主面)に、熱酸化によってSi酸化膜4を形成した後、フォトリソグラフィー工程及びエッチング工程により、Si酸化膜4の所定位置に開口部を形成し、不純物注入(イオン注入)を行う(a)。 次に加熱を施してピエゾ抵抗となる第1不純物拡散層8を形成するが、このときの加熱によって前記開口部にSi酸化膜4が形成され、またもとからあるSi酸化膜4は成長してその厚みが増大する(b)。 次にフォトリソグラフィー工程及びエッチング工程により、Si酸化膜4の所定位置に開口部を新たに形成し、
    不純物注入を高濃度に行う(c)。 次にシリコン基板1
    の第1主面のSi酸化膜4をエッチングして全て除去する(d)。 その後、熱酸化・拡散のための加熱を施してピエゾ抵抗と電極とを電気的に接続するための配線層となる第2不純物拡散層9(高濃度不純物拡散層)を形成する(e)。 このときの加熱によって第1主面に新たなSi酸化膜14が保護膜2として形成される。 そして、
    図示しないが、さらに電極形成やダイヤフラムの形成を行って図7に示すような半導体圧力センサチップ10を製造する。

    【0019】この実施形態では、保護膜2となる新たなSi酸化膜14を、部分的なエッチングを施す工程を経由することなく形成するので、厚みの均一性が優れていて、応力ひずみの発生の少ない保護膜2を形成することができる。 従って、この実施形態の製造方法によれば、
    ピエゾ抵抗の温度特性が優れる、高精度な半導体圧力センサチップを製造することが可能となる。

    【0020】次に、図2は、請求項1及び請求項3の発明に対応する一実施形態を示している工程図であり、図7においてピエゾ抵抗3を形成している部分の工程毎の断面状態を、拡大して模式的に示していて、(a)〜
    (e)は部分断面図である。

    【0021】この図2に示す実施形態では、シリコン基板1のピエゾ抵抗を形成する面(第1主面)に、熱酸化によってSi酸化膜4を形成した後、フォトリソグラフィー工程及びエッチング工程により、Si酸化膜4の所定位置に開口部を形成し、不純物注入(イオン注入)を行う(a)。 次に加熱を施してピエゾ抵抗となる第1不純物拡散層8を形成するが、このときの加熱によって前記開口部にSi酸化膜4が形成され、またもとからあるSi酸化膜4は成長してその厚みが増大する(b)。 次にシリコン基板1の第1主面にあるSi酸化膜4をエッチングにより全面除去する(c)。 次に、シリコン基板1の第1主面に、感光性樹脂を用いて感光性樹脂膜を形成した後、フォトリソグラフィー工程により、所定位置に開口部を備えたレジスト膜11を形成し、不純物注入(イオン注入)を高濃度に行う(d)。 次に、レジスト膜11を全面除去し、その後、熱酸化・拡散のための加熱を施してピエゾ抵抗と電極とを電気的に接続するための配線層となる第2不純物拡散層9(高濃度不純物拡散層)を形成する(e)。 このときの加熱によって第1主面に新たなSi酸化膜14が保護膜2として形成される。 そして、図示しないが、さらに電極形成やダイヤフラムの形成を行って図7に示すような半導体圧力センサチップ10を製造する。

    【0022】この実施形態では、保護膜2となる新たなSi酸化膜14を、部分的なエッチングを施す工程を経由することなく形成するので、厚みの均一性が優れていて、応力ひずみの発生の少ない保護膜2を形成することができる。 従って、この実施形態の製造方法によれば、
    ピエゾ抵抗の温度特性が優れる、高精度な半導体圧力センサチップを製造することが可能となる。

    【0023】次に、図3は、請求項1、請求項4及び請求項5の発明に対応する一実施形態を示している工程図であり、図7においてピエゾ抵抗3を形成している部分の工程毎の断面状態を、拡大して模式的に示していて、
    (a)〜(f)は部分断面図である。

    【0024】この図3に示す実施形態では、シリコン基板1のピエゾ抵抗を形成する面(第1主面)に、熱酸化によってSi酸化膜4を形成した後、フォトリソグラフィー工程及びエッチング工程により、Si酸化膜4の所定位置に開口部を形成し、不純物注入(イオン注入)を行う(a)。 次に加熱を施してピエゾ抵抗となる第1不純物拡散層8を形成するが、このときの加熱によって前記開口部にSi酸化膜4が形成され、またもとからあるSi酸化膜4は成長してその厚みが増大する(b)。 次にフォトリソグラフィー工程及びエッチング工程により、Si酸化膜4の所定位置に開口部を新たに形成し、
    不純物注入を高濃度に行う(c)。 次に、熱酸化・拡散のための加熱を施してピエゾ抵抗と電極とを電気的に接続するための配線層となる第2不純物拡散層9(高濃度不純物拡散層)を形成する(d)。 このときの加熱によって前記開口部にSi酸化膜4が形成され、またもとからあるSi酸化膜4は成長してその厚みが増大する(d)。 次にシリコン基板1の第1主面のSi酸化膜4
    をエッチングして全て除去する(e)。 次にシリコン基板1の第1主面に、保護膜2として、新たなSi酸化膜14を堆積して形成する(f)。 そして、図示しないが、さらに電極形成やダイヤフラムの形成を行って図7
    に示すような半導体圧力センサチップ10を製造する。

    【0025】この実施形態では、保護膜2となる新たなSi酸化膜14は、例えば常圧CVD法や、塗布法で形成することができ、熱酸化によるSi酸化膜に比べ、厚みの均一性が優れていて、応力ひずみの発生の少ない保護膜2を形成することができる。 従って、この実施形態の製造方法によれば、ピエゾ抵抗の温度特性が優れる、
    高精度な半導体圧力センサチップを製造することが可能となる。

    【0026】次に、図4は、請求項1、請求項4及び請求項6の発明に対応する一実施形態を示している工程図であり、図7においてピエゾ抵抗3を形成している部分の工程毎の断面状態を、拡大して模式的に示していて、
    (a)〜(f)は部分断面図である。

    【0027】この図4に示す実施形態の、(a)〜
    (e)の工程については、上記の図3に示す実施形態における(a)〜(e)の工程と同様の工程であり説明を省略する。 図4(e)の工程(図3(e)の工程と同じ)を終えた後、シリコン基板1の第1主面に、保護膜2として、Si窒化膜15を堆積して形成する(f)。
    そして、図示しないが、さらに電極形成やダイヤフラムの形成を行って図7に示すような半導体圧力センサチップ10を製造する。

    【0028】この実施形態では、保護膜2となるSi窒化膜15は、例えばプラズマCVD法等により形成することができ、熱酸化によるSi酸化膜に比べ、厚みの均一性が優れていて、応力ひずみの発生の少ない保護膜2
    を形成することができる。 従って、この実施形態の製造方法によれば、ピエゾ抵抗の温度特性が優れる、高精度な半導体圧力センサチップを製造することが可能となる。 また、保護膜をSi窒化膜としているので、水分等に対する保護機能が優れる保護膜となり、半導体圧力センサチップの信頼性をさらに向上できる。

    【0029】次に、図5は、請求項1、請求項4及び請求項7の発明に対応する一実施形態を示している工程図であり、図7においてピエゾ抵抗3を形成している部分の工程毎の断面状態を、拡大して模式的に示していて、
    (a)〜(f)は部分断面図である。

    【0030】この図5に示す実施形態の、(a)〜
    (e)の工程については、上記の図3に示す実施形態における(a)〜(e)の工程と同様の工程であり説明を省略する。 図5(e)の工程(図3(e)の工程と同じ)を終えた後、シリコン基板1の第1主面に、保護膜2として、新たなSi酸化膜14及びSi窒化膜15を順次堆積して形成する(f)。 そして、図示しないが、
    さらに電極形成やダイヤフラムの形成を行って図7に示すような半導体圧力センサチップ10を製造する。

    【0031】この実施形態における、新たなSi酸化膜14は、例えば常圧CVD法や、塗布法で形成することができ、また、Si窒化膜は例えばプラズマCVD法等により形成することができる。 これら、Si酸化膜14
    及びSi窒化膜15は、熱酸化によるSi酸化膜に比べ、均一な膜厚のものを形成することができる。 従って、この実施形態の製造方法によれば、ピエゾ抵抗の温度特性が優れる、高精度な半導体圧力センサチップを製造することが可能となる。 この実施形態で形成する、S
    i酸化膜とSi窒化膜とは、互いに相手の膜が発生する応力を打ち消すように作用するので、堆積して形成するSi酸化膜とSi窒化膜を積層した複合膜は、より応力の発生しにくい保護膜として形成することが可能であり、ピエゾ抵抗の温度特性がより優れたものとなる。

    【0032】なお、Si酸化膜14とSi窒化膜15を堆積する順序には、特に制限はないが、Si窒化膜15
    を最表層にすることが、Si窒化膜15の方が水分等に対する保護機能が優れるので好ましい。

    【0033】

    【発明の効果】請求項1〜請求項7に係る発明の半導体圧力センサチップの製造方法では、第1の不純物拡散層を形成した後であって、保護膜を形成する前に、第1主面のSi酸化膜を全面除去する工程を備え、且つ、第2
    不純物拡散層を形成するための拡散と同時に又はこの拡散の後に、前記保護膜を形成する工程を備えていて、保護膜を部分的なエッチングを施す工程を経由することなく形成することができるる。 従って、請求項1〜請求項7に係る発明の半導体圧力センサチップの製造方法によれば、厚みの均一性に優れ、応力ひずみの発生の少ない保護膜が形成でき、従って、ピエゾ抵抗の温度特性が優れる、高精度な半導体圧力センサチップを製造することが可能となる。

    【0034】さらに、請求項4〜請求項7の発明では、
    保護膜を堆積して形成するので、保護膜の厚みの均一性がさらに向上でき、より高精度な半導体圧力センサチップを製造することが可能となる。

    【0035】また、請求項6の発明では堆積して形成する保護膜をSi窒化膜としているので、水分等に対する保護機能が優れる保護膜となり、半導体圧力センサチップの信頼性をさらに向上できる。

    【0036】また、請求項7の発明では、Si酸化膜とSi窒化膜とは、互いに相手の膜が発生する応力を打ち消すように作用するので、堆積して形成するSi酸化膜とSi窒化膜を積層した複合膜をより応力の発生しにくい膜として形成することが可能となり、形成するピエゾ抵抗の温度特性がより優れたものとすることができ、半導体圧力センサチップの信頼性をさらに向上することが可能となる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】請求項1及び請求項2の発明に対応する一実施形態を示している工程図であり、(a)〜(e)は部分断面図である。

    【図2】請求項1及び請求項3の発明に対応する一実施形態を示している工程図であり、(a)〜(e)は部分断面図である。

    【図3】請求項1、請求項4及び請求項5の発明に対応する一実施形態を示している工程図であり、(a)〜
    (f)は部分断面図である。

    【図4】請求項1、請求項4及び請求項6の発明に対応する一実施形態を示している工程図であり、(a)〜
    (f)は部分断面図である。

    【図5】請求項1、請求項4及び請求項7の発明に対応する一実施形態を示している工程図であり、(a)〜
    (f)は部分断面図である。

    【図6】従来の製造方法の一例を示している工程図であり、(a)〜(d)は部分断面図である。

    【図7】半導体圧力センサに組み込まれる半導体圧力センサチップの一例を示す断面図である。

    【符号の説明】

    1 シリコン基板 2 保護膜 3 ピエゾ抵抗 4、14 Si酸化膜 6 電極 8 第1不純物拡散層 9 第2不純物拡散層 10 半導体チップ 11 レジスト膜 15 Si窒化膜

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 誠 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西條 隆司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 宮島 久和 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 青木 亮 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC02 DD05 EE14 FF01 FF11 FF38 GG01 GG15 4M112 AA01 BA01 CA13 CA14 DA02 DA10 DA11 DA12 DA15 EA06 EA07 FA05

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